JP2005111743A - 記録ヘッド及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レバーホルダの取付性を低下させることなく、レバーホルダの熱変形を抑制することができる記録ヘッド及び記録装置を提供する。
【解決手段】 記録ワイヤ35が取り付けられたワイヤレバー47と、このワイヤレバー47を保持するレバーホルダ48とを備えた記録ヘッドにおいて、レバーホルダ48が、ワイヤレバー47の保持面70を含んで構成される樹脂製の基材62と、この基材62の熱変形を抑える樹脂製の補強材63とで構成される。
【選択図】 図4

Description

レバーホルダを有する記録ヘッド及びこの記録ヘッドを備えた記録装置に関する。
一般に、プラテンに沿って往復駆動されるキャリッジに記録ヘッドが搭載され、記録ヘッドの記録ワイヤの突出動作により、インクリボンを介してプラテン上に搬送されたシートに画像を記録する記録装置が知られている。この種の記録装置の記録ヘッドには、記録ワイヤが取り付けられたワイヤレバーを保持するレバーホルダが備えられている(例えば、特許文献1参照)。
このレバーホルダは、ワイヤレバー保持面の略中心部分がスプリングホルダに当接するようにたわめられた後、固定ばねを介してノーズに固定される。このレバーホルダは、レバーホルダのワイヤレバー保持面側が複雑な形状になってしまうことと、上述したように、レバーホルダをたわめてスプリングホルダに当接させる必要性があるため、成形性がよく柔軟性のよい樹脂(例えば、PAR:ポリアリレート)により構成される。
特開平4−216958号公報
しかしながら、上記記録装置の記録ヘッドでは、当該記録ヘッドの駆動時の発熱によりレバーホルダの周縁部分が、レバーホルダの取付時のたわみ方向に更に反り返る等、レバーホルダが熱変形することがある。このレバーホルダの熱変形によって、記録ヘッドの耐久性が劣化するとともに、ワイヤレバーのストロークが変化して記録ワイヤの挙動が不安定になり、記録品質が低下するという問題がある。
このレバーホルダの熱変形を抑制すべく、レバーホルダを金属で補強した場合、レバーホルダをスプリングホルダに当接させるのに必要なたわみを得ることができず、取付性が低下してしまう。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、レバーホルダの取付性を低下させることなく、レバーホルダの熱変形を抑制することができる記録ヘッド及び記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、記録ワイヤが取り付けられたワイヤレバーと、このワイヤレバーを保持するレバーホルダとを備えた記録ヘッドにおいて、前記レバーホルダが、前記ワイヤレバーの保持面を含んで構成される樹脂製の基材と、この基材の熱変形を抑える樹脂製の補強材とで構成されることを特徴とするものである。
この記録ヘッドにおいて、前記基材と前記補強材とが二色成形により成形されてもよい。
また、上記記録ヘッドにおいて、前記補強材は、前記基材の前記保持面の反対側の面に積層されてもよい。
更に、上記記録ヘッドにおいて、前記補強材は、前記基材よりも加重たわみ温度及び曲げ弾性率が高くてもよい。
また、プラテンに沿って往復駆動されるキャリッジに記録ヘッドが搭載され、前記記録ヘッドの記録ワイヤの突出動作により、インクリボンを介して前記プラテン上に搬送されたシートに画像を記録する記録装置において、前記記録ヘッドが、前記記録ワイヤが取り付けられたワイヤレバーと、このワイヤレバーを保持するレバーホルダとを備え、前記レバーホルダが、前記ワイヤレバーの保持面を含んで構成される樹脂製の基材と、この基材の熱変形を抑える樹脂製の補強材とで構成されることを特徴としている。
この記録装置において、前記基材と前記補強材とが二色成形により成形されてもよい。
また、上記記録装置において、前記補強材は、前記基材の前記保持面の反対側の面に積層されてもよい。
更に、上記記録装置において、前記補強材は、前記基材よりも加重たわみ温度及び曲げ弾性率が高くてもよい。
本発明によれば、レバーホルダが、ワイヤレバーの保持面を含んで構成される樹脂製の基材と、この基材の熱変形を抑える樹脂製の補強材とで構成されるので、レバーホルダの取付性を低下させることなくレバーホルダの熱変形を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態を添付の図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る記録装置の一実施形態が適用されたドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す斜視図である。図2は、図1のプリンタ本体を示す側断面図である。図3は、図1の記録ヘッドを示す斜視図である。
これらの図に示す記録装置としてのプリンタ10は、記録ヘッド18の複数の記録ワイヤ35(図3)を、インクリボン31(図2)を介してシートSに打ち付けてドットを記録することにより、文字を含む画像を印刷するドットインパクトプリンタである。
ここで、シートSは、単票紙や連続紙などの普通紙の他に、通帳や葉書、封筒などである。特に、単票紙は単票複写紙を含み、上記連続紙は連続複写紙を含む。
上記プリンタ10は、図1に示すように、記録装置本体としてのプリンタ本体11と、このプリンタ本体11に着脱自在に装着されたプッシュトラクタユニット12及び排出ユニット13と、同じくプリンタ本体11に着脱自在に装着されたシート供給ガイド34(図2)と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ覆う図示しないアッパケース及びロアケースと、を有して構成される。
上記プリンタ本体11は、本体フレームとしてのベースフレーム14、シート案内フレーム15(図2)、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17と、記録ヘッド18及びキャリッジ19を備えた印刷機構部20と、プラテン21、シート案内22及びピンチローラ25(図2)を備えたシート搬送機構部23と、を有して構成される。
ベースフレーム14及びシート案内フレーム15は、図2に示すようにほぼ平行配置され、これらのベースフレーム14及びシート案内フレーム15の両端に上記左サイドフレーム16、右サイドフレーム17がそれぞれ立設して固定される。これらの左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間に、図1に示すように、キャリッジ軸24が架け渡されて回動可能に枢支され、プラテン21が架け渡されて回転自在に配設されている。シート案内22は、左サイドフレーム16と右サイドフレーム17との間に配設されて、シート案内フレーム15に嵌合して固定されている。また、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17の後方部、上方部それぞれには、前記プッシュトラクタユニット12、排出ユニット13をそれぞれ装着可能な図示しないトラクタユニット装着部、排出ユニット装着部が設けられている。
図2に示すプッシュトラクタユニット12は、シートSとしての連続紙をシート搬送機構部23へ送り出し、シート供給ガイド34は、シートSとしての単票紙を1枚ずつ(単票複写紙の場合には一綴りずつ)シート搬送機構部23へ供給する。また、排出ユニット13は、連続紙または単票紙をシート搬送機構部23からプリンタ10外へ引き出すものである。
つまり、プッシュトラクタユニット12のトラクタベルト26の回転により、このトラクタベルト26のピン27の作用で、連続紙は、シート搬送機構部23のシート案内22に案内され、このシート案内22とプラテン21との間に形成されるシート搬送経路28を経て記録ヘッド18へ向い、矢印α方向に送給される。このプッシュトラクタユニット12の非動作時に、シート供給ガイド34から単票紙が1枚ずつ、シート搬送経路28を経て記録ヘッド18へ供給可能とされる。また、排出ユニット13の排出ローラ29の回転により、後述のごとく、記録ヘッド18により文字等が記録された連続紙または単票紙は、シート搬送機構部23のプラテン21から矢印β方向に引き出される。これにより、連続紙または単票紙は、キャリッジ19の後述の主走査方向に直交する副走査方向に搬送される。
図1に示す前記キャリッジ19は、キャリッジ軸24に摺動自在に挿通されると共に、記録ヘッド18を搭載する。キャリッジ軸24がプラテン21と平行に配置されることから、キャリッジ19は、これらのプラテン21及びキャリッジ軸24の軸方向と一致する主走査方向に移動(走行)可能に設けられる。
図示しないキャリッジ駆動モータの正転または逆転により、キャリッジ19は、タイミングベルト30(図2)を介しキャリッジ軸24に案内されて、主走査方向における図1の左向きまたは右向きにプラテン21に沿って往復移動する。
前記記録ヘッド18は複数の記録ワイヤ35(図3)を備え、これらの記録ワイヤ35の突出方向前方にインクリボン31が位置する。記録ヘッド18は、キャリッジ19と共に主走査方向に走行する間に、記録ワイヤ35を突出動作させてインクリボン31に打ち当て、インクリボン31のインクを、プラテン21上に搬送されるシートS(連続紙または単票紙)に付着させて、このシートSに文字を含む画像を記録する。
記録ヘッド18による記録動作は、キャリッジ19が主走査方向左向きまたは右向きに走行する間に、記録ヘッド18の記録ワイヤ35により一行分の記録がなされ、この一行分の記録がなされる度に、シートSが連続紙の場合には、図2に示すシート搬送機構部23のプラテン21、プッシュトラクタユニット12及び排出ユニット13が、また、シートSが単票紙の場合には、シート搬送機構部23のプラテン21、ピンチローラ25及び排出ユニット13が、それぞれシートSを所定量(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることにより実施される。
尚、図2に示す符号32は、ベースフレーム14とシート案内フレーム15との間に開口して形成されて、プリンタ10の下方からシート搬送機構部23内へシートSを供給するためのボトムシート供給口である。
図4は、図3のIV−IV線に沿う記録ヘッド18の断面図である。
記録ヘッド18は、図4に示すように、ヘッド本体40にノーズ41が連設され、ヘッド本体40の外側には、図3に示すように、放熱器42が配置されて構成される。
ヘッド本体40は、図4に示すように、有底略円筒形状のフレーム43を有し、フレーム43の開口側に、略リング形状のヨーク44、サイドヨーク45が順次積層して配設される。また、フレーム43の内側には、略円筒形状のスプリングホルダ46が配置される。更に、上記ヨーク44及びサイドヨーク45の周方向に複数形成されたそれぞれの凹部にそれぞれ1本のワイヤレバー47が収容される。
これらのワイヤレバー47はレバーホルダ48により保持されて構成される。このレバーホルダ48は、ワイヤレバー47が保持される保持面70と、この保持面70の反対側の面(外面)71とを有している。このレバーホルダ48は、外面71の略中心部分が補強板49を介して固定ばね50(板ばね)によりスプリングホルダ46方向に押圧され、所定量たわみながら当該レバーホルダ48の保持面70の略中心部分がスプリングホルダ46に当接される。この固定ばね50は、レバーホルダ48を押圧するためのばね部50Aと、このばね部50Aに略垂直に連なって延び、先端にノーズ41の爪部41Bに引っ掛けてレバーホルダ48を含むヘッド本体40をノーズ41に固定するための固定部50Cを有する延出部50Bとを備えている。
これらワイヤレバー47の先端部47Aには、記録ワイヤ35が固着されている。図4においては、説明上、2本の記録ワイヤ35のみを示している。各ワイヤレバー47は、それぞれの先端部47A付近が、スプリングホルダ46に内蔵された復帰スプリング51によってレバーホルダ48方向へ常時付勢される。レバーホルダ48のワイヤレバー47側には、ワイヤレバー47が復帰したときに衝撃力を吸収するためのダンパゴム75が配置される。更に、このダンパゴム75のワイヤレバー47側には、ダンパスペーサ76が配置され、ワイヤレバー47の待機位置を調整している。
また、ワイヤレバー47の基端部であるレバー支点部47Bは、支点押えばね52によりフレーム43方向に押圧されている。支点押えばね52は、弾性変形するばね部52Aと、連結部52Bとにより構成され、ばね部52Aは、レバー支点部47Bを押圧し、連結部52Bは、レバーホルダ48の保持面70に当接される。
フレーム43は、軟磁性材料(例えば1%ケイ素鋼)から構成され、環形状の外壁43Aと内壁43Bとの間に底部43Cが形成される。このフレーム43の底部43Cには、略同一円周上に所定間隔を隔てて複数のコア53が一体に形成されている。
これら各コア53には、ボビン54が嵌め込まれる。このボビン54には、コイル線が巻き付けられて電磁コイル55が形成されており、コア53及び電磁コイル55により電磁石56が構成される。
また、電磁石56の電磁コイル55への通電によってこの電磁コイル55が発熱するが、上記放熱器42(図3)は、この発熱によるヘッド本体40の熱を放散させて、このヘッド本体40を冷却するものである。
フレーム43とノーズ41との間には、電子部品が実装された基板57が配置される。また、この基板57とフレーム43との間には、絶縁板58が介在される。この絶縁板58は、フレーム43に対し基板57を絶縁するものである。
上記ノーズ41は、記録ワイヤ35の上述の突出動作を含む進退動作を案内する複数の中間ガイド60及び先端ガイド61を保持するものである。この先端ガイド61は、ノーズ41の先端に設けられ、記録ワイヤ35の先端を案内している。
前記電磁石56の電磁コイル55に通電がなされると、この電磁石56の周囲に磁気回路が形成され、コア53が励磁されて磁気力として吸引力が発生し、ワイヤレバー47のアーマチュア部59がコア53に吸引される。これにより、ワイヤレバー47は、レバー支点部47Bを中心としてノーズ41方向に回動し、記録ワイヤ35をノーズ41の先端に設けた先端ガイド61から突出動作させる。このように、電磁コイル55は通電されることにより、ワイヤレバー47を介して記録ワイヤ35を駆動する。
電磁コイル55の通電が遮断されたときにコア53が消磁されて、上記吸引力が消失する。このとき、ワイヤレバー47は、復帰スプリング51の付勢力(復帰力)により、レバー支点部47Bを中心としてレバーホルダ48方向へ回動し、記録ワイヤ35を元の位置に復帰させる。
ところで、上記記録ヘッド18において、電磁石56の電磁コイル55への通電によって電磁コイル55が発熱し、レバーホルダ48が加熱される。これにより、レバーホルダ48の略中心部分が固定ばね50によりスプリングホルダ46方向に押圧されてたわめられているので、レバーホルダ48の周縁部分は、ワイヤレバー47のたわみ方向に反り返る熱変形が生じやすい。
図5は、レバーホルダ48の切断面を示す斜視図である。
本実施形態では、図4及び図5に示すように、レバーホルダ48が、ワイヤレバー47の保持面70を含んで構成される樹脂製の基材62と、この基材62の熱変形を抑える樹脂製の補強材63とで構成される。
この基材62と補強材63とは、二色成形により一体成形される。具体的に説明すると、まず、不図示の二色射出成形機により、基材62が成形される。次いで、二色射出成形機により基材62における保持面70の反対側の面72に積層するように補強材63が成形される。この補強材63には、レバーホルダ48の外面71が含まれている。
このレバーホルダ48の基材62は、成形性がよく柔軟性のよい樹脂により構成される。この成形性がよく柔軟性がよい基材62の樹脂材料としては、例えば、PAR(ポリアリレート)である。つまり、ワイヤレバー47を保持するために保持面70が複雑な形状となるため、成形性がよくなければならず、また、レバーホルダ48をたわませてスプリングホルダ46に当接させるため、柔軟性がよくなければならないためである。
また、補強材63は、基材62の熱変形を抑えるべく、加重たわみ温度が基材62よりも高く、且つ、レバーホルダ48をたわめてスプリングホルダ46に当接させることができる程度に曲げ弾性率が基材62よりも高い樹脂により構成される。この補強材63は、レバーホルダ48の外面71側であるので、単純な形状(略平板形状)でよく、補強材63における樹脂材料の成形性は、基材62よりも低くてもよい。この補強材63によって、基材62が補強され、基材62の熱変形が抑制される。
図6は、各種樹脂材料におけるASTM−D648規格の試験方法による加重たわみ温度、及びASTM−D790規格の試験方法による曲げ弾性率を示す説明図である。
補強材63の樹脂材料としては、図6を参照して、基材62のPAR樹脂よりも加重たわみ温度及び曲げ弾性率が高いPET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PA(ポリアミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)又はSPS(シンジオタクチックポリスチレン)が好ましい。
ここで、レバーホルダ48を、基材62とこの基材62を補強する補強材63とで構成したのは、仮に、レバーホルダ全体を、加重たわみ温度及び曲げ弾性率が高い樹脂材料で構成した場合、レバーホルダの熱変形を抑制することはできても、レバーホルダをたわめてスプリングホルダに当接させることができず、取付性が低下してしまうからである。また、仮に、レバーホルダ全体を成形性がよく柔軟性がよいPAR樹脂で厚く成形してもレバーホルダが熱変形し始める温度を高くすることはできず、熱変形を抑えることはできないためである。
本実施形態では、レバーホルダ48の基材62が、成形性がよく柔軟性がよい樹脂により構成されているので、レバーホルダ48の保持面70の成形性を保つことができるとともに、レバーホルダ48を、たわませてスプリングホルダ46に当接させることができるので、レバーホルダ48の取付性がよい。そして、この基材62が、樹脂製の補強材63により補強されるので、レバーホルダ48の取付性を低下させることなくレバーホルダ48の熱変形を抑制することができる。従って、記録ヘッド18の耐久性の劣化を抑制することができるとともに、ワイヤレバー47のストロークが変化することはないので、記録ワイヤ35の挙動が安定し、記録品質の低下を抑制することができる。
また、この補強材63は、基材62における保持面70の反対側の面72に単に積層するだけでよく、形状が単純であるので、補強材63の樹脂材料の成形性の良否に関わりなく、容易に成形することができる。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、基材62と補強材63とが二色成形により一体成形される場合について説明したが、基材と補強材とがサンドイッチ成形により一体成形されてもよい。この場合、補強材を基材で挟み込むようにしてレバーホルダが成形されるのが好ましい。
また、上記実施形態では、補強材63は、基材62よりも加重たわみ温度及び曲げ弾性率が高い場合について説明したが、補強材は、基材よりも加重たわみ温度が高い場合であってもよい。つまり、補強材の曲げ弾性率が基材の曲げ弾性率以下である場合であってもよい。この場合、上記実施形態よりも効果は低いものの、加重たわみ温度が基材よりも高いのでレバーホルダの熱変形を抑制することができる。
本発明に係る記録装置の一実施形態が適用されたプリンタのプリンタ本体を示す斜視図である。 図1のプリンタ本体を示す側断面図である。 図1の記録ヘッドを示す斜視図である。 図3のIV−IV線に沿う記録ヘッドの断面図である。 記録ヘッドのレバーホルダの切断面を示す斜視図である。 樹脂材料の加重たわみ温度及び曲げ弾性率を示す説明図である。
符号の説明
10…プリンタ(記録装置)、18…記録ヘッド、35…記録ワイヤ、47…ワイヤレバー、48…レバーホルダ、62…基材、63…補強材、70…保持面。

Claims (8)

  1. 記録ワイヤが取り付けられたワイヤレバーと、このワイヤレバーを保持するレバーホルダとを備えた記録ヘッドにおいて、
    前記レバーホルダが、前記ワイヤレバーの保持面を含んで構成される樹脂製の基材と、この基材の熱変形を抑える樹脂製の補強材とで構成されることを特徴とする記録ヘッド。
  2. 請求項1に記載の記録ヘッドにおいて、
    前記基材と前記補強材とが二色成形により成形されることを特徴とする記録ヘッド。
  3. 請求項1又は2に記載の記録ヘッドにおいて、
    前記補強材は、前記基材の前記保持面の反対側の面に積層されることを特徴とする記録ヘッド。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記録ヘッドにおいて、
    前記補強材は、前記基材よりも加重たわみ温度及び曲げ弾性率が高いことを特徴とする記録ヘッド。
  5. プラテンに沿って往復駆動されるキャリッジに記録ヘッドが搭載され、前記記録ヘッドの記録ワイヤの突出動作により、インクリボンを介して前記プラテン上に搬送されたシートに画像を記録する記録装置において、
    前記記録ヘッドが、前記記録ワイヤが取り付けられたワイヤレバーと、このワイヤレバーを保持するレバーホルダとを備え、
    前記レバーホルダが、前記ワイヤレバーの保持面を含んで構成される樹脂製の基材と、この基材の熱変形を抑える樹脂製の補強材とで構成されることを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、
    前記基材と前記補強材とが二色成形により成形されることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項5又は6に記載の記録装置において、
    前記補強材は、前記基材の前記保持面の反対側の面に積層されることを特徴とする記録装置。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記補強材は、前記基材よりも加重たわみ温度及び曲げ弾性率が高いことを特徴とする記録装置。

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