JP2004223890A - 記録ヘッド及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レバーホルダの熱変形を回避でき、かつ、部品コストの削減に好適な記録ヘッド及び記録装置を提供する。
【解決手段】レバーホルダ46は、レバー押さえ面側が樹脂部70で形成され、この樹脂部70を補強する金属の補強板71を有し、この補強板71は、は複数の延長部を有し、この複数の延長部によりこのレバーホルダ46と、各ワイヤレバー47と、フレーム43とを一体的に保持する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録ヘッド及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録装置には、記録ヘッドをプラテンの軸方向に走行させる間に、この記録ヘッドから複数の記録ワイヤを突出させて、インクリボンを介して上記プラテンの前方周面に位置するシートに打ち付け、このシートに画像を記録するドットインパクトプリンタが知られている。
【0003】
図9に示すように、このようなプリンタにおける記録ヘッド1は、複数のコア2を有し、各コア2にコイル3が巻かれたフレーム4と、フレーム4の各コア2に対向するアーマチュア5を有し、先端に記録ワイヤ6を保持したワイヤレバー7と、ワイヤレバー7を押しつけるレバーホルダ8と、レバーホルダ8に当接してワイヤレバー7側に押しつける板ばね9とを備えている(例えば、特許文献1)。
【0004】
ここで、レバーホルダ8は、プラスチック成型品または金属鋳造品が用いられ、各ワイヤレバー7を周方向に配置した部材を押さえることによって、各ワイヤレバー7を一体的に押さえるものである。また、板ばね9は、レバーホルダ8、各ワイヤレバー7、フレーム4などを密着させて一体化させるものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−264370号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図9に示すように、レバーホルダ8は、コア2に近い位置に配置されているため、コイル3に電流を流した際の発熱の影響を受けやすい。このため、レバーホルダ8にプラスチック成型品を用いた場合、レバーホルダ8が熱クリープによって変形し、全てのワイヤレバー7を均等に押さえることができなくなってしまう場合が生じるという問題があった。
【0007】
一方、レバーホルダ8に金属鋳造品を用いた場合、金属鋳造品は寸法精度が低いため鋳造後に二次加工を行う必要があり、部品コストが高くなってしまうという問題があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、レバーホルダの熱変形を回避でき、かつ、部品コストの削減に好適な記録ヘッド及び記録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数のコアを有し、各コアにコイルが巻かれたフレームと、このフレームの各コアに対向するアーマチュアを有し、先端に記録ワイヤを保持した複数のレバーと、各レバーを保持すると共に押さえるレバーホルダとを備える記録ヘッドにおいて、このレバーホルダは、レバー押さえ面側が樹脂で形成され、この樹脂に補強用金属が設けられ、この補強用金属は複数の延長部を有し、この複数の延長部により前記レバーホルダと、各レバーと、前記フレームとを一体的に保持したことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記レバーホルダは、前記樹脂と前記補強用金属とが一体となるように樹脂成型されていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記レバーホルダは、前記補強用金属に前記樹脂が融着されて構成されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の構成において、前記記録ヘッドが2段に重ねられ、前段の記録ヘッドのレバーホルダは、レバー押さえ面側が樹脂で形成され、この樹脂に前記延長部を有しない補強用金属が設けられていることを特徴とする。
【0013】
また、請求項5に記載の発明は、複数の記録ワイヤを備えた記録ヘッドから記録ワイヤを突出させて、記録ヘッドとプラテンとの間に配置されたシートに画像を記録する記録装置において、前記記録ヘッドは、複数のコアを有し、各コアにコイルが巻かれたフレームと、このフレームの各コアに対向するアーマチュアを有し、先端に記録ワイヤを保持した複数のレバーと、各レバーを保持すると共に押さえるレバーホルダとを備え、このレバーホルダは、レバー押さえ面側が樹脂で形成され、この樹脂に補強用金属が設けられ、この補強用金属は複数の延長部を有し、この複数の延長部により前記レバーホルダと、各レバーと、前記フレームとを一体的に保持したことを特徴とする。
【0014】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の構成において、前記レバーホルダは、前記樹脂と前記補強用金属とが一体となるように樹脂成型されていることを特徴とする。
【0015】
また、請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の構成において、前記レバーホルダは、前記補強用金属に前記樹脂が融着されて構成されていることを特徴とする。
【0016】
また、請求項8に記載の発明は、請求項5乃至7のいずれかに記載の構成において、前記記録ヘッドが2段に重ねられ、前段の記録ヘッドのレバーホルダは、レバー押さえ面側が樹脂で形成され、この樹脂に前記延長部を有しない補強用金属が設けられていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
図1は、本実施形態の記録装置の一例としてのドットインパクトプリンタ10のプリンタ本体11を主に示す斜視図であり、図2は、図1のプリンタ本体11を主に示す側断面図である。ドットインパクトプリンタ10は、記録ヘッド18が備える多数の記録ワイヤを、インクリボン31を介して記録用紙(シート)に打ち付けてドットを記録することにより、文字を含む画像を印刷するものである。このドットインパクトプリンタ10にて用いられ得る記録用紙には、単票紙や連続紙などの普通紙の他に、通帳、葉書、封筒などがある。なお、単票紙は単票複写紙であってもよく、連続紙は連続複写紙であってもよい。
【0019】
ドットインパクトプリンタ10は、記録装置本体としてのプリンタ本体11と、プリンタ本体11に着脱自在に装着されたプッシュトラクタユニット12及び排出ユニット13と、同じくプリンタ本体11に着脱自在に装着された給紙装置34(図2に簡略的に示す)と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ覆うアッパケース及びロアケースとを有している。
【0020】
プリンタ本体11は、本体フレームとしてのベースフレーム14と、シート案内フレーム15(図2参照)と、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17と、記録ヘッド18及びキャリッジ19を備える印刷機構部20と、プラテン21、シート案内22及びピンチローラ25(図2参照)を備えたシート搬送機構部23とを有している。
【0021】
図2に示すように、ベースフレーム14とシート案内フレーム15とは平行配置され、ベースフレーム14及びシート案内フレーム15の両端に左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17がそれぞれ立設して固定される。この左サイドフレーム16と右サイドフレーム17の間には、キャリッジガイド軸24及びプラテン21が回転可能に架け渡されている。シート案内22は、左サイドフレーム16と右サイドフレーム17の間に配設されて、シート案内フレーム15に嵌合して固定されている。
【0022】
さらに、左サイドフレーム16と右サイドフレーム17との間には、インクリボンカートリッジ38(図1に二点鎖線で示している)がベースフレーム14に対向して着脱自在に装着されている。このインクリボンカートリッジ38のインクリボン31は、記録ヘッド18とプラテン21との間に引き回される。これによって、記録ヘッド18からの記録ワイヤの突出によりインクリボンのインクをプラテン21上の記録用紙(図2中、符号Sにて示す)に転写することができる。
【0023】
また、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17の後方部、上方部には、プッシュトラクタユニット12及び排出ユニット13を装着するためのトラクタユニット装着部及び排出ユニット装着部が設けられている。
【0024】
プッシュトラクタユニット12は、記録用紙としての連続紙をシート搬送機構部23へ送り出すものである。また、給紙装置34は、記録用紙としての単票紙を1枚ずつシート搬送機構部23へ供給するものである。また、排出ユニット13は、連続紙または単票紙をシート搬送機構部23からプリンタ10の外へ引き出すものである。
【0025】
詳述すると、連続紙は、プッシュトラクタユニット12のトラクタベルト26の回転によりこのトラクタベルト26のピン27の作用で、シート搬送機構部23のシート案内22に案内され、このシート案内22とプラテン21との間のシート搬送経路28を経てプラテン21の前方へ向かって、矢印α方向に給送される。一方、単票紙は、給紙装置34から1枚ずつ(または1綴りずつ)シート案内22に案内され、シート搬送経路28を経てプラテン21の前方へ供給される。これら連続紙または単票紙は、記録ヘッド18によって文字が記録された後、排出ユニット13の排出ローラ29の回転により、矢印β方向に引き出される。
【0026】
一方、キャリッジ19は、キャリッジガイド軸24に摺動自在に挿通されると共に、記録ヘッド18が載置される。キャリッジガイド軸24がプラテン21と平行に配置されることから、キャリッジ19は、プラテン21及びキャリッジガイド軸24の軸方向(長手方向)と一致する主走査方向に往復移動(往復走行)可能に設けられている。具体的には、キャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ(図示せず)の正転または逆転により、タイミングベルト30(図2参照)を介しキャリッジガイド軸24に案内されて主走査方向における図1の左向きまたは右向きに走行される。
【0027】
次に、記録ヘッド18について説明する。図3は、記録ヘッド18の側断面図である。この記録ヘッド18は、ドットインパクト方式の記録ヘッドであり、ヘッド本体40にノーズ41が連接されると共に、ヘッド本体40の外側に放熱器66が配置されている。ここで、図4は、このヘッド本体40を斜め後方から見たときの斜視図であり、図5は、このヘッド本体40を斜め前方から見たときの斜視図である。
【0028】
ヘッド本体40は、ほぼ円板形状のフレーム43の一方側(ノーズ41と反対側)に、ほぼリング形状のヨーク44、サイドヨーク45が順次積層して配設されると共に、レバーホルダ46が配置される。
【0029】
フレーム43は、軟磁性材料(例えばパーメンジュールや1%ケイ素鋼など)から構成され、同心円上に所定間隔を隔てて複数のコア53が放射状に一体に突設される。これらの各コア53にコイル54がボビンを介して組み付けられ、このコア53及びコイル54により電磁石59が構成される。
【0030】
また、ヨーク44及びサイドヨーク45には、周方向に複数形成されたそれぞれの凹部に各1本のワイヤレバー47が収容され、また、これらのワイヤレバー47の基部が支点軸51を基準に回転可能に支持される。各ワイヤレバー47は、先端に記録ワイヤ35が1本づつ装着され、また、スプリングホルダ49に内蔵された復帰スプリング58によってノーズ41と反対の方向へ常時付勢されている。
【0031】
さらに、各ワイヤレバー47には、各コア53に対向する位置にアーマチュア60が設けられる。アーマチュア60は、電磁石59のコイル54に通電がなされて、この電磁石59の周囲に磁気回路63が形成されたとき、コア53が励磁されて発生した吸引力によってコア53に吸引される。これにより、ワイヤレバー47は、支点軸51を中心としてノーズ41方向に回動し、記録ワイヤ35をノーズ41の先端から突出させる。この記録ワイヤ35の突出により、記録ヘッド18は、記録ヘッド18に対向配置されたインクリボン31のインクをプラテン21上の記録用紙Sに転写する。
【0032】
ノーズ41は、記録ワイヤ35の上述の突出動作を含む進退動作を案内するものである。つまり、記録ワイヤ35の進退動作は、ノーズ41内に形成された複数の中間ガイド64及び先端ガイド65により案内される。また、放熱器66は、電磁石59のコイル54への通電によってこのコイル54が発熱するが、この発熱によるヘッド本体40の熱を放散させて、このヘッド本体40を冷却するものである。なお、図3中の符号68は、コイル54への通電を行う電気回路が配置された基板である。
【0033】
レバーホルダ46は、ワイヤレバー47を一体的に押さえるものであり、合成樹脂からなる樹脂部70に補強板(補強用金属)71を設けて構成される。ここで、図6は、レバーホルダ46の側断面図である。なお、補強板71を明確にするため、図3及び図6には補強板71に斜線を引いて示してある。
【0034】
樹脂部70は、ワイヤレバー47側(レバー押さえ面側)に、ワイヤレバー47を押さえるための押さえ面75が形成される。すなわち、この押さえ面75は、ワイヤレバー47を収容するサイドヨーク45の側面に当接し、これによって、ワイヤレバー47の図3左右方向への移動を規制する。
【0035】
さらに、樹脂部70には、スペーサ76を配置する配置面77が形成される。このスペーサ76は、復帰スプリング58によってノーズ41側に回動するワイヤレバー47を受け止めるものであり、ワイヤレバー47の破損を防止すべく、衝撃吸収可能な部材で構成されている。ここで、スペーサ76は、ワイヤレバー47の移動範囲の一方を規制するものである。従って、レバーホルダ46においては、樹脂部70のワイヤレバー47を押さえる押さえ面75と、スペーサ76を配置する配置面77とが重要であり、例えば、押さえ面75と配置面77には、その間に高い平行度と、高い平面度とが要求される。本実施形態では、上記したように、押さえ面75と配置面77とは、樹脂によって形成されているので、樹脂成型だけでこれら面の寸法精度を高く成型することができ、二次加工の必要がない。
【0036】
補強板71は、樹脂部70の強度を補強して樹脂部70の熱クリープによる変形を抑制するためのものであり、鉄、ステンレスなどの金属板を図7に示す形状に切断等して作成される。同図に示すように、補強板71は、円板78と、この円板78の放射方向に延長する延長部79とが一体的に設けられる。ここで、このレバーホルダ46を製作する際は、樹脂型にこの補強板71を入れたまま樹脂成型を行い、これによって、樹脂部70と補強板71とが一体成型される。なお、図6には示していないが、樹脂部70と補強板71との密着性を高めるため、補強板71に樹脂が通る孔や凹凸を設けるようにしてもよい。
【0037】
このようにして作成されたレバーホルダ46は、図3〜図6に示すように、補強板71の延長部79が根本から約90度屈曲され、その先端の孔が、ノーズ41に設けられた突起80に引っ掛けられる。これにより、レバーホルダ46は、補強板71の延長部79の弾性力によってワイヤレバー47をフレーム43側に押しつけ、レバーホルダ46と、ワイヤレバー47と、フレーム43とを密着させて一体的に保持する。すなわち、レバーホルダ46の補強板71は、樹脂部70の補強だけでなく、従来、別に設けられていた板ばね(図9参照)と同様の機能を備えるように構成される。
【0038】
以上説明したように、本実施形態によれば、レバーホルダ46のレバー押さえ面側が樹脂部70で形成され、この樹脂部70を補強する金属の補強板71を有するので、樹脂成型だけでレバー押さえ側の面の寸法精度を高くすることができると共に、樹脂部70が熱クリープによって変形するのを補強板71で抑えることができる。従って、このレバーホルダ46は、プラスチックだけで作成した従来のものに比して、熱クリープによる変形を抑制でき、全てのワイヤレバー47を均等に抑えることができる。また、補強板71については、金属板から容易に作成できるので、レバーホルダを金属鋳造品にしたものに比して、製造コストを低減することができる。
【0039】
さらに、レバーホルダ46の補強板71は、複数の延長部79を有し、この延長部79によってレバーホルダ46と、ワイヤレバー47と、フレーム43とを一体的に保持するので、本実施形態の記録ヘッド18は、従来の記録ヘッドの板ばねを必要としない分だけ部品点数を削減することができる。これによって、レバーホルダ46の熱変形を回避でき、部品コストを削減することができる。
【0040】
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0041】
例えば、図8に示すように、記録ワイヤ35の本数を増やすため、上記の記録ヘッド18とほぼ同様の構造を有するF段(前段)記録ヘッドユニット90及びR段(後段)記録ヘッドユニット91を2段に重ねて1つの記録ヘッドを構成した場合にも本発明は適用可能である。すなわち、この記録ヘッド100においては、R段記録ヘッドユニット91の記録ワイヤ35がF段記録ヘッドユニット90の後方から挿通され、F段記録ヘッドユニット90のノーズ41の中間ガイド64及び先端ガイド65によって案内されている。なお、図8において、F段記録ヘッドユニット90のレバーホルダについては符号92で示し、R段記録ヘッドユニット91のレバーホルダについては符号93で示し、また、上記記録ヘッド18と同様の部品については同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
【0042】
この記録ヘッド100が従来の2段結合の記録ヘッドと異なる点は、R段記録ヘッドユニット91のレバーホルダ93が、上述したレバーホルダ46と同様に形成され、F段記録ヘッドユニット90のレバーホルダ92が、上記した補強板71の延長部79を有しない補強板を有し、そのレバー押さえ面側を樹脂で形成した点である。したがって、R段記録ヘッドユニット91のレバーホルダ93は、レバー押さえ面側が樹脂部70で形成され、この樹脂部70を補強する金属の補強板71を有し、この補強板71の複数の延長部79によって、R段記録ヘッドユニット91及びF段記録ヘッドユニット90のレバーホルダ93、94、ワイヤレバー47及びフレーム43を一体的に保持するようになっている。これにより、レバーホルダ92及び93の熱変形を抑制して、全てのワイヤレバー47を均等に抑えることができ、かつ、部品コストを削減することができる。
【0043】
また、上記実施形態では、レバーホルダ46を、補強板71に樹脂部70を一体成型して製作する場合について述べたが、樹脂成型で樹脂部70だけを成型し、その樹脂部70を補強板71に融着するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、レバーホルダの熱変形を回避でき、かつ、部品コストの削減に好適な記録ヘッド及び記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドットインパクトプリンタのプリンタ本体を主に示す斜視図である。
【図2】同プリンタ本体を主に示す側断面図である。
【図3】同プリンタの記録ヘッドの側断面図である。
【図4】同記録ヘッドのヘッド本体を斜め後方から見たときの斜視図で
【図5】同ヘッド本体を斜め前方から見たときの斜視図である。
【図6】同ヘッド本体のレバーホルダの側断面図である。
【図7】同ヘッド本体のレバーホルダの補強板を示す平面図である。
【図8】同記録ヘッドの変形例を示す側断面図である。
【図9】従来のドットインパクト方式の記録ヘッドの側断面図である。
【符号の説明】
1、18、100 記録ヘッド
2、53 コア
3、54 コイル
4、43 フレーム
5、60 アーマチュア
6、35 記録ワイヤ
7、47 ワイヤレバー
8、46、92、93 レバーホルダ
9 板ばね
10 ドットインパクトプリンタ
11 プリンタ本体
40 ヘッド本体
41 ノーズ
44 ヨーク
45 サイドヨーク
49 スプリングホルダ
70 樹脂部
71 補強板
76 スペーサ
90 F段記録ヘッドユニット
91 R段記録ヘッドユニット

Claims (8)

  1. 複数のコアを有し、各コアにコイルが巻かれたフレームと、このフレームの各コアに対向するアーマチュアを有し、先端に記録ワイヤを保持した複数のレバーと、各レバーを保持すると共に押さえるレバーホルダとを備える記録ヘッドにおいて、
    このレバーホルダは、レバー押さえ面側が樹脂で形成され、この樹脂に補強用金属が設けられ、この補強用金属は複数の延長部を有し、この複数の延長部により前記レバーホルダと、各レバーと、前記フレームとを一体的に保持したことを特徴とする記録ヘッド。
  2. 前記レバーホルダは、前記樹脂と前記補強用金属とが一体となるように樹脂成型されていることを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 前記レバーホルダは、前記補強用金属に前記樹脂が融着されて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド。
  4. 前記記録ヘッドが2段に重ねられ、
    前段の記録ヘッドのレバーホルダは、レバー押さえ面側が樹脂で形成され、この樹脂に前記延長部を有しない補強用金属が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録ヘッド。
  5. 複数の記録ワイヤを備えた記録ヘッドから記録ワイヤを突出させて、記録ヘッドとプラテンとの間に配置されたシートに画像を記録する記録装置において、
    前記記録ヘッドは、
    複数のコアを有し、各コアにコイルが巻かれたフレームと、このフレームの各コアに対向するアーマチュアを有し、先端に記録ワイヤを保持した複数のレバーと、各レバーを保持すると共に押さえるレバーホルダとを備え、
    このレバーホルダは、レバー押さえ面側が樹脂で形成され、この樹脂に補強用金属が設けられ、この補強用金属は複数の延長部を有し、この複数の延長部により前記レバーホルダと、各レバーと、前記フレームとを一体的に保持したことを特徴とする記録装置。
  6. 前記レバーホルダは、前記樹脂と前記補強用金属とが一体となるように樹脂成型されていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記レバーホルダは、前記補強用金属に前記樹脂が融着されて構成されていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  8. 前記記録ヘッドが2段に重ねられ、
    前段の記録ヘッドのレバーホルダは、レバー押さえ面側が樹脂で形成され、この樹脂に前記延長部を有しない補強用金属が設けられていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の記録装置。
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