JP2003131283A - カメラ装置 - Google Patents

カメラ装置

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JP2003131283A
JP2003131283A JP2001326561A JP2001326561A JP2003131283A JP 2003131283 A JP2003131283 A JP 2003131283A JP 2001326561 A JP2001326561 A JP 2001326561A JP 2001326561 A JP2001326561 A JP 2001326561A JP 2003131283 A JP2003131283 A JP 2003131283A
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Hidehiro Ogawa
英洋 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、入射光アダプターを用いて撮影可
能なカメラ装置に関し、反射光式の露出制御および入射
光式の露出制御を容易,確実に行うことを目的とする。 【解決手段】 カメラボディのファインダ部に着脱自在
に装着され光を拡散透過させる半球状の入射光アダプタ
ーと、反射光式露出計を用いて測光する反射光式露出計
モードと、ファインダ部に装着された入射光アダプター
を用いて測光する入射光式露出計モードとを切り替え可
能なモード切替手段と、モード切替手段により入射光式
露出計モードが選択されている時に、外部操作入力によ
りファインダ部に装着された入射光アダプターからの光
を測光素子により測光する入射光測光手段と、入射光測
光手段により測光された測光値を記憶する記憶手段と、
記憶手段に記憶された測光値から露出値を演算する演算
手段と、カメラのレリーズ操作により演算手段により演
算された露出値により露出制御を行う露出制御手段とを
有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射光アダプター
を用いて撮影可能なカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、カメラでは、カメラ内に
反射光式露出計が内蔵され、被写体からの反射光を測定
することにより露出値が求められている。しかしなが
ら、このような反射光式露出計では、被写体が黒色ある
いは白色等の場合には、正しい露出値を得ることが困難
になるという問題があった。
【0003】そこで、従来、被写体の近傍に入射光式の
単体露出計を位置させ、この単体露出計で得られた測光
値を用いて露出値を設定することが行われているが、こ
の場合には、カメラに露出値を設定するのに手間がかか
るという問題があった。一方、従来、例えば、実開昭6
0−49432号公報に開示されるように、反射光式露
出計を内蔵するカメラを、入射光式にするために、撮影
レンズの先端に入射光アダプターを装着する方法が考案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、撮影レンズの先端に入射光アダプターを装着す
る必要があるため、入射光アダプターの外形が大きくな
り、また、測光時に、カメラを被写体と反対の向きにす
る必要があるという問題があった。また、撮影レンズの
口径に合わせて複数の入射光アダプターを用意する必要
があるという問題があった。
【0005】さらに、撮影レンズの焦点距離による影響
を受けるという問題があった。すなわち、例えば、望遠
レンズに入射光アダプターを装着した場合には、測光素
子に入射する光束が絞られてしまうため、望遠レンズ
を、主光線が入るような方向に向ける必要がある。本発
明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもの
で、反射光式の露出制御および入射光式の露出制御を容
易,確実に行うことができるカメラ装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のカメラ装置
は、測光素子を備えた反射光式露出計を内蔵し、前記反
射光式露出計による露出制御が可能なカメラ装置におい
て、カメラボディのファインダ部に着脱自在に装着され
光を拡散透過させる半球状の入射光アダプターと、前記
反射光式露出計を用いて測光する反射光式露出計モード
と、前記ファインダ部に装着された入射光アダプターを
用いて測光する入射光式露出計モードとを切り替え可能
なモード切替手段と、前記モード切替手段により前記入
射光式露出計モードが選択されている時に、外部操作入
力により前記ファインダ部に装着された前記入射光アダ
プターからの光を前記測光素子により測光する入射光測
光手段と、前記入射光測光手段により測光された測光値
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された測光
値から露出値を演算する演算手段と、カメラのレリーズ
操作により前記演算手段により演算された露出値により
露出制御を行う露出制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0007】請求項2のカメラ装置は、請求項1記載の
カメラ装置において、前記入射光式露出計モード時に、
ミラーをアップ状態にする制御手段を有することを特徴
とする。請求項3のカメラ装置は、請求項2記載のカメ
ラ装置において、前記制御手段は、前記ミラーのアップ
に同期して撮影レンズの絞りを絞り込むことを特徴とす
る。
【0008】請求項4のカメラ装置は、請求項1ないし
請求項3のいずれか1項記載のカメラ装置において、前
記記憶手段は、前記外部操作入力が行われる毎に測光値
を更新し、前記入射光式露出計モードが解除されるまで
前記更新された測光値を記憶することを特徴とする。請
求項5のカメラ装置は、請求項1ないし請求項4のいず
れか1項記載のカメラ装置において、前記測光素子は、
分割測光可能とされ、前記演算手段は、中央部重点測光
または平均測光により露出値を演算することを特徴とす
る。
【0009】(作用)請求項1のカメラ装置では、通常
撮影時には、カメラに内蔵される反射光式露出計を用い
た反射光式露出計モードにより露出制御が行われる。一
方、被写体が黒色あるいは白色等の場合には、ファイン
ダ部に入射光アダプターを装着して入射光式露出計モー
ドにより露出制御が行われる。
【0010】そして、入射光式露出計モードでは、先
ず、カメラボディのファインダ部に光を拡散透過させる
半球状の入射光アダプターが装着され、モード切換手段
により、入射光アダプターを用いて測光する入射光式露
出計モードが選択される。次に、所定の外部操作入力に
より入射光測光手段が作動し、入射光アダプターからの
光が測光素子により測光される。
【0011】この入射光測光手段により測光された測光
値は記憶手段に記憶され、この測光値に基づいて演算手
段により露出値が演算される。そして、カメラのレリー
ズ操作により露出制御手段が作動し、演算手段により演
算された露出値により露出制御が行われる。請求項2の
カメラ装置では、入射光式露出計モード時に、制御手段
によりミラーがアップ状態にされ、入射光アダプターを
透過した光が測光素子に導かれる。
【0012】請求項3のカメラ装置では、制御手段によ
り、ミラーのアップに同期して撮影レンズの絞りが絞り
込まれ、撮影レンズからの光がシャッター幕側に侵入す
ることが防止される。
【0013】請求項4のカメラ装置では、外部操作入力
が行われる毎に記憶手段に記憶される測光値が更新さ
れ、また、入射光式露出計モードが解除されるまで更新
された測光値が記憶手段に記憶される。請求項5のカメ
ラ装置では、入射光式露出計モードでは、中央部重点測
光または平均測光により露出値が演算される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図1および図2は、本発明のカメラ装置の
一実施形態を示しており、このカメラ装置は、カメラ1
1と入射光アダプター13とを有している。図1は、カ
メラ11の背面図であり、カメラ本体15の右上面に
は、レリーズ釦17が配置されている。
【0015】カメラ本体15の背面の右側上部には、シ
ャッタースピード,絞り値等を設定するためのコマンド
ダイアル19が配置されている。カメラ本体15の背面
の中央上部には、ファインダ部21が配置され、このフ
ァインダ部21には、入射光アダプター13が着脱自在
に配置されている。カメラ本体15の背面の左側上部に
は、反射光式露出計を用いて測光する反射光式露出計モ
ードと、ファインダ部21に装着された入射光アダプタ
ー13を用いて測光する入射光式露出計モードとを切り
替えるモード切替手段であるモード切替スイッチ23が
配置されている。
【0016】また、カメラ本体15の背面のファインダ
部21とコマンドダイアル19との間には、入射光アダ
プター13を用いて測光するための外部操作入力を行う
入射光測光用スイッチ25が配置されている。図2は、
カメラの側面図であり、カメラ本体15の前面には、撮
影レンズ27が配置されている。
【0017】また、カメラ本体15の背面のファインダ
部21には、入射光アダプター13が着脱自在に配置さ
れている。図3は、入射光アダプター13の詳細を示す
もので、この入射光アダプター13は、半球殻状に形成
されている。入射光アダプター13は、光を拡散透過さ
せる乳白色をした半透明状の樹脂からなり、所定の透過
率を有している。
【0018】この実施形態では、ファインダ部21は、
円形状とされ、その外周にゴム,樹脂等からなる円環状
の縁部29が形成されている。そして、この縁部29に
入射光アダプター13の開口部が嵌合されている。図4
は、カメラ11の電子回路の構成を示すブロック図であ
り、この電子回路は、演算装置31,測光装置33,記
憶装置35,露出制御装置37および操作装置39を有
している。
【0019】ここで、演算装置31は、マイクロコンピ
ュータからなりカメラ11の制御や露出演算を行う。測
光装置33は、被写体の輝度、または、入射光アダプタ
ー13からの光を測光し、結果を演算装置31に出力す
る。記憶装置35は、測光値等を記憶する。
【0020】露出制御装置37は、シャッターや絞りを
制御してフィルムに露光する。操作装置39は、シャッ
タースピードの設定等のカメラ11の基本操作を行う。
そして、この操作装置39は、モード切替スイッチ23
および入射光測光用スイッチ25を有している。このカ
メラ11では、通常の反射光式露出計モードで露出値を
得て撮影する場合には、測光装置33により被写体から
の反射光が受光され、その結果が演算装置31によって
演算される。
【0021】そして、その時の撮影モードに応じ、例え
ば、絞り優先オートモードの場合には、設定されている
絞り値によってシャッタースピードが演算され、撮影が
実行される。一方、入射光式露出計モードで露出値を得
て撮影する場合には、先ず、ファインダ部21に入射光
アダプター13が装着される。
【0022】次に、モード切替スイッチ23を操作する
ことにより入射光式露出計モードが選択される。次に、
カメラ11を被写体に向け、この状態で入射光測光用ス
イッチ25を押すことにより、入射光式での測光が行わ
れ、その測光値が記憶装置35に記憶される。
【0023】この記憶された測光値は、入射光測光用ス
イッチ25を押す毎に更新される。そして、実際の撮影
時には、カメラ11のファインダ部21から入射光アダ
プター13を外して、ファインダ部21により被写体を
確認しながら撮影が行われる。レリーズ操作が実行され
ると、記憶装置35に記憶された測光値を基に、選択さ
れている露出モードにおける最適なシャッタースピード
あるいは絞り値が決定され、露出制御装置37により露
光が行われる。
【0024】図5は、通常の反射光式露出計モードで測
光する際の光路図である。この反射光式露出計モードで
の測光時には、撮影レンズ27から入射した光が、ダウ
ン状態にあるミラー41で反射し、フォーカシングスク
リーン43上に結像し、さらにペンタプリズム45で反
射し、接眼レンズ47を介して被写体が確認される。
【0025】そして、一部の光が測光センサ49により
検出され、露出制御に用いられる。図6は、入射光式露
出計モードで測光する際の光路図である。この入射光式
露出計モードでの測光時には、ファインダ部21に入射
光アダプター13が装着される。
【0026】そして、モード切替スイッチ23を操作す
ることにより入射光式露出計モードが選択され、次に、
入射光測光用スイッチ25が押され、ミラー41がアッ
プされる。入射光アダプター13を透過した光は、接眼
レンズ47を通った後、ペンタプリズム45で反射しフ
ォーカシングスクリーン43を通り、アップ状態にある
ミラー41で反射される。
【0027】ミラー41で反射した光は、再度フォーカ
シングスクリーン43およびペンタプリズム45を通り
測光センサ49に導かれる。そして、入射光式露出計モ
ードでの測光が可能となる。なお、この入射光式露出計
モードでは、測光中は、ミラー41がアップされるた
め、撮影レンズ27から入射した光が、シャッター幕5
1に照射される。
【0028】この光が強い場合には、光がシャッター幕
51の隙間から入り込み、フィルムに感光してしまうお
それがある。従って、この実施形態では、ミラー41を
アップするタイミングで撮影レンズ27の絞りを絞り込
むことにより、フィルム面への露光を防止している。測
光が終了すると、測光値は、記憶装置35に記憶され、
自動的にミラー41がダウンし、また、撮影レンズ27
の絞りが開放に制御される。
【0029】これによって、再びファインダ部21で被
写体の確認ができるようになる。そして、レリーズ釦1
7を押すことによって、記憶装置35に記憶された測光
値に基づき露出制御が行われる。上述したカメラ装置で
は、反射光式露出計モードでは、カメラ11に内蔵され
る反射光式露出計を用いた露出制御が行われ、入射光式
露出計モードでは、ファインダ部21に入射光アダプタ
ー13を装着することにより露出制御が自動的に行われ
るため、反射光式の露出制御および入射光式の露出制御
を容易,確実に行うことができる。
【0030】また、上述したカメラ装置では、ファイン
ダ部21に装着する小型の入射光アダプター13のみを
用意することにより入射光式での露出制御が可能となる
ため、単体露出計を持ち歩く必要が無くなり、さらに、
単体露出計の測光値をカメラ11側に設定する手間を省
くことができる。そして、上述したカメラ装置では、カ
メラ11に内蔵されている反射光式露出計を流用して入
射光式露出計を構成したので、コストアップを最小限に
抑えることができる。
【0031】また、上述したカメラ装置では、入射光式
露出計モード時に、ミラー41をアップ状態にしたの
で、入射光アダプター13を透過した光を測光センサ4
9に容易,確実に導くことができる。さらに、上述した
カメラ装置では、ミラー41のアップに同期して撮影レ
ンズ27の絞りを絞り込むようにしたので、撮影レンズ
27からの光がシャッター幕51側に侵入することを有
効に防止することができる。
【0032】また、上述したカメラ装置では、入射光測
光用スイッチ25が押される毎に記憶装置35に記憶さ
れる測光値を更新し、また、入射光式露出計モードが解
除されるまで更新された測光値を記憶装置35に記憶す
るようにしたので、最適な測光値により露出制御を行う
ことができる。そして、上述したカメラ装置では、ファ
インダ部21に入射光アダプター13を装着するように
したので、撮影レンズ27の口径に合わせて複数の入射
光アダプターを用意する必要がなくなり、また、撮影レ
ンズ27の焦点距離による影響をなくすことができる。
【0033】図7は、入射光アダプター13のカメラ1
1への取り付け構造の他の例を示すもので、この例で
は、入射光アダプター13の上部に第1の支持部材53
の下端が連結されている。第1の支持部材53は、ヒン
ジ部55を介して第2の支持部材57の一端に回動自在
に連結されている。
【0034】そして、第2の支持部材57の他端が、カ
メラ本体15の上面に形成される閃光装置用の取付座5
9に係合され、支持されている。この取り付け構造で
は、第2の支持部材57を取付座59に係合し、入射光
アダプター13をファインダ部21側に回動することに
より、ファインダ部21の縁部29に入射光アダプター
13を容易に装着することができる。
【0035】また、入射光アダプター13をファインダ
部21と反対側に回動することにより、ファインダ部2
1から入射光アダプター13を容易に離脱することがで
きる。そして、入射光アダプター13を使用しない時に
も、入射光アダプター13がカメラ本体15の取付座5
9に固定されるため、入射光アダプター13が紛失等す
ることを有効に防止することができる。
【0036】なお、上述した実施形態では、モード切替
スイッチ23により反射光式露出計モードと入射光式露
出計モードとを切り替えた例について説明したが、本発
明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例え
ば、ファインダ部21に入射光アダプター13が装着さ
れたことを検出するスイッチ等の検出手段を設け、検出
手段の検出により自動的に入射光式露出計モードに切り
替わるようにしても良い。
【0037】そして、このような検出手段を設けること
により、モード切替スイッチ23を操作して入射光式露
出計モードを選択する必要がなくなり、操作性をより向
上することができる。また、上述した実施形態では、入
射光測光用スイッチ25を押圧することにより入射光式
露出計モードにおける測光を行った例について説明した
が、本発明はかかる実施形態に限定されるものではな
く、例えば、レリーズ釦17の半押しにより測光を行う
ようにしても良い。
【0038】すなわち、一般に、レリーズ釦17は、軽
く押す半押しによりカメラ11の電子回路が動作を開始
し、測光や焦点検出や表示等を行い、さらに、レリーズ
釦17を押し込むことによって撮影が実行される。そこ
で、入射光式露出計モードの入射光測光用スイッチ25
としてレリーズ釦17を使用する場合には、先ず、入射
光アダプター13をファインダ部21に装着し、レリー
ズ釦17を軽く押し半押しする。
【0039】そして、半押しされている間に測光し、レ
リーズ釦17を離した時に測光値を記憶するようにす
る。次に、入射光アダプター13をファインダ部21か
ら外し、これによりファインダ部21での被写体の確認
が可能になる。そして、レリーズ釦17を押し込むこと
により、記憶されている測光値に基づいて露出が行われ
る。
【0040】ここで、入射光式露出計モードで測光した
測光値は、レリーズ釦17を離した時に記憶されるの
で、レリーズ時に再度レリーズ釦17を押し込んでも記
憶された測光値が変更されてしまうことはない。そし
て、このような構成にすることにより、入射光測光用ス
イッチ25を省略することが可能になり、操作部材の数
を低減することができる。
【0041】なお、上述した実施形態において、入射光
式露出計モードを選択した時には、多分割された測光セ
ンサ49の重み付けは不要であるので、測光モードとし
て多分割測光方式であるマルチパターン測光が選択され
ている時にも、中央部重点測光モードあるいは平均測光
モードに自動的に切り替えられる。すなわち、最近のカ
メラ11では、測光センサ49に多分割されたものが使
用され、複数に分割された測光センサ49の出力に対し
て重み付けを行うことにより、逆光判定や強い点光源の
影響による露出の変動を吸収することが行われている。
【0042】しかしながら、入射光式露出計モードで
は、多分割された測光センサ49の重み付けは不要であ
るので、この場合には、測光モードとして多分割測光方
式であるマルチパターン測光が選択されている時にも、
中央部重点測光モードあるいは平均測光モードに自動的
に切り替えられ露出値が演算される。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のカメラ装
置では、反射光式露出計モードでは、カメラに内蔵され
る反射光式露出計を用いた露出制御が行われ、入射光式
露出計モードでは、ファインダ部に入射光アダプターを
装着することにより露出制御が自動的に行われるため、
反射光式の露出制御および入射光式の露出制御を容易,
確実に行うことができる。
【0044】請求項2のカメラ装置では、入射光式露出
計モード時に、制御手段によりミラーをアップ状態にし
たので、入射光アダプターを透過した光を測光素子に容
易,確実に導くことができる。請求項3のカメラ装置で
は、制御手段により、ミラーのアップに同期して撮影レ
ンズの絞りを絞り込むようにしたので、撮影レンズから
の光がシャッター幕側に侵入することを有効に防止する
ことができる。
【0045】請求項4のカメラ装置では、外部操作入力
が行われる毎に記憶手段に記憶される測光値を更新し、
また、入射光式露出計モードが解除されるまで更新され
た測光値を記憶手段に記憶するようにしたので、最適な
測光値により露出制御を行うことができる。請求項5の
カメラ装置では、入射光式露出計モードでは、中央部重
点測光または平均測光により露出値を演算するようにし
たので、測光モードを自動的に最適なものにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラ装置の一実施形態を示す背面図
である。
【図2】図1のカメラ装置を示す側面図である。
【図3】図1の入射光アダプターおよびファインダ部の
詳細を示す断面図である。
【図4】図1のカメラ装置の回路構成を示すブロック図
である。
【図5】図1のカメラ装置の反射光式露出計モード時の
光路構成を示す説明図である。
【図6】図1のカメラ装置の入射光式露出計モード時の
光路構成を示す説明図である。
【図7】入射光アダプターのカメラ本体への取り付け構
造の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】 13 入射光アダプター 15 カメラ本体 21 ファインダ部 23 モード切替スイッチ 25 入射光測光用スイッチ 31 演算装置 33 測光装置 35 記憶装置 37 露出制御装置 39 操作装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/56 G03B 17/56 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測光素子を備えた反射光式露出計を内蔵
    し、前記反射光式露出計による露出制御が可能なカメラ
    装置において、 カメラボディのファインダ部に着脱自在に装着され光を
    拡散透過させる半球状の入射光アダプターと、 前記反射光式露出計を用いて測光する反射光式露出計モ
    ードと、前記ファインダ部に装着された入射光アダプタ
    ーを用いて測光する入射光式露出計モードとを切り替え
    可能なモード切替手段と、 前記モード切替手段により前記入射光式露出計モードが
    選択されている時に、外部操作入力により前記ファイン
    ダ部に装着された前記入射光アダプターからの光を前記
    測光素子により測光する入射光測光手段と、 前記入射光測光手段により測光された測光値を記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された測光値から露出値を演算する
    演算手段と、 カメラのレリーズ操作により前記演算手段により演算さ
    れた露出値により露出制御を行う露出制御手段と、 を有することを特徴とするカメラ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラ装置において、 前記入射光式露出計モード時に、ミラーをアップ状態に
    する制御手段を有することを特徴とするカメラ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカメラ装置において、 前記制御手段は、前記ミラーのアップに同期して撮影レ
    ンズの絞りを絞り込むことを特徴とするカメラ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    記載のカメラ装置において、 前記記憶手段は、前記外部操作入力が行われる毎に測光
    値を更新し、前記入射光式露出計モードが解除されるま
    で前記更新された測光値を記憶することを特徴とするカ
    メラ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    記載のカメラ装置において、 前記測光素子は、分割測光可能とされ、前記演算手段
    は、中央部重点測光または平均測光により露出値を演算
    することを特徴とするカメラ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006053265A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Pentax Corp デジタルカメラ
JP2015227792A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 コニカミノルタ株式会社 光学特性測定装置およびその制御方法

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