JP2002131805A - カメラの電子ビューファインダ装置 - Google Patents

カメラの電子ビューファインダ装置

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JP2002131805A
JP2002131805A JP2000331167A JP2000331167A JP2002131805A JP 2002131805 A JP2002131805 A JP 2002131805A JP 2000331167 A JP2000331167 A JP 2000331167A JP 2000331167 A JP2000331167 A JP 2000331167A JP 2002131805 A JP2002131805 A JP 2002131805A
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electronic
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Yoji Watanabe
洋二 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で操作性が高いカメラの電子ビューファイ
ンダ装置の提供を目的とする。 【解決手段】電子ビューファインダ装置3は、自由曲面
を有し撮像光学系が一体成形された光学プリズムである
自由曲面プリズム10と、撮像素子12を含む撮像手段
と、この撮像素子12の出力した画像信号の処理する処
理回路と、この処理回路で処理された電子画像を表示す
る表示手段の液晶表示素子11を有している。自由曲面
プリズム10は、偏心して配置された複数の反射面によ
り構成されたパワーを有する光学素子であり、撮像素子
12による撮像光学系と液晶表示素子11に表示された
画像を観察するための観察光学系の両方の機能を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラのファイン
ダの画像を撮像して表示する電子ビューファインダ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平6−266005号公報、
特開平7−287160号公報及び特開2000−21
4511号公報等には、一眼レフカメラのファインダの
接眼部に電子撮像装置を装着し、それによって撮像した
ファインダ内の被写体像を液晶モニタ等の表示装置に表
示することによって、ストロボ発光効果や露出補正効果
が撮影前に確認できるようにしたカメラの電子ビューフ
ァインダ装置が提案されている。
【0003】図6はこのような従来のカメラの電子ビュ
ーファインダ装置を取り付けた一眼レフカメラの一例を
示すブロック図である。
【0004】図6において、一眼レフカメラ200はカ
メラ本体101のレンズマウント部101aに撮影レン
ズ106を含むレンズ鏡筒102を着脱可能な状態で装
着したものである。
【0005】カメラ本体101には、可動ミラー10
7、フォーカルプレーン式のシャッタ108、フォーカ
シングスクリーン109、ペンタプリズム110及び接
眼レンズ111が設けられている。シャッタ108の後
ろ側には、図示しない銀塩フィルムが配置される。
【0006】シャッタ108による銀塩フィルムの露光
時及びその直前直後以外では、可動ミラー107は図示
のミラーダウンの状態となっており、撮影レンズ106
を通過した被写体像光束は可動ミラー107で上方のフ
ォーカシングスクリーン109に反射される。撮影者
は、接眼レンズ111およびペンタプリズム110を介
してフォーカシングスクリーン109上に結像した被写
体像を観察可能である。
【0007】電子ビューファインダ装置103は、液晶
表示装置104と、撮像装置105と、撮像光学系11
2と、撮像素子113とを有して成る。
【0008】ここで、カメラ本体101のファインダ1
01bの接眼部101cに撮像装置105を装着する
と、被写体像は撮像装置105内の撮像光学系112を
介して撮像素子113で撮像される。
【0009】撮像素子113で撮像された電子画像は、
図示しない信号処理回路によって処理された後、ケーブ
ル114を介して液晶表示装置104に転送される。
【0010】液晶表示装置104では、転送された電子
画像を液晶表示素子115上に表示する。
【0011】撮影者がカメラ本体101の銀塩フィルム
による撮影を行う場合には、カメラ本体101のファイ
ンダを覗かずに液晶表示装置114の表示画像を見なが
ら露出補正、シャッタ釦の押圧等の操作を行う。このよ
うな電子ビューファインダ装置を用いることによって、
ストロボ発光効果や露出補正効果を大型の液晶ディスプ
レイにて撮影前に確認できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
カメラの電子ビューファインダ装置では、撮影者がカメ
ラ本体の銀塩フィルムによる撮影を行う場合には、カメ
ラ本体のファインダを覗かずに別体の液晶表示装置の表
示画像を見ながらシャッタ釦の押圧を行うので、カメラ
の構えが不安定になって手ぶれが発生しやすくなる。ま
た、撮像装置と液晶表示装置は別体なので、ビューファ
インダ装置を取り付けた場合のカメラ全体が大型化し、
持ち運びに不便である。
【0013】そこで、本発明は、小型で操作性の良いカ
メラの電子ビューファインダ装置を提供することを目的
としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明による請求項1に記載のカメラの電子ビュー
ファインダ装置は、カメラのファインダに装着可能なカ
メラの電子ビューファインダ装置において、撮像素子を
含む撮像手段と、この撮像手段で撮像された電子画像を
表示する表示手段と、前記カメラのファインダ画像を前
記撮像手段に導くとともに、前記表示手段に表示された
電子画像を前記電子ビューファインダ装置側に設けた接
眼部を介して撮影者の目に導く光学素子とを具備し、前
記光学素子は、自由曲面を有し撮像光学系が一体成形さ
れた光学プリズムであることを特徴とするカメラの電子
ビューファインダ装置。
【0015】この構成によれば、光学素子として自由曲
面を有し撮像光学部が一体成形された光学プリズムを使
用し、この光学プリズムの周辺に撮像素子と表示素子と
を近接して配置することで、小型で操作性の良いカメラ
の電子ビューファインダ装置を提供できる。
【0016】本発明による請求項2に記載のカメラの電
子ビューファインダ装置は、請求項1に記載のカメラの
電子ビューファインダ装置であって、前記カメラの電子
ビューファインダ装置は、前記カメラのファインダの接
眼部に装着された状態において、前記カメラ側から電源
供給を受けて動作することを特徴とする。
【0017】この構成によれば、カメラの電子ビューフ
ァインダ装置にバッテリを設けなくてもよいので、さら
に小型化が可能になる。
【0018】本発明による請求項3に記載のカメラの電
子ビューファインダ装置は、カメラの電子ビューファイ
ンダ装置において、撮像素子を有する撮像手段と、この
撮像手段で撮像した画像信号を処理する画像処理手段
と、この画像処理手段で処理された電子画像データを表
示する表示手段と、前記カメラのファインダ像光線を前
記撮像手段に導く撮像光学系と、前記表示手段より出射
される光線を撮影者の目に導く観察光学系とを一体的に
構成した自由曲面プリズムと、を具備することを特徴と
する。
【0019】この構成によれば、撮像光学系と観察光学
系を自由曲面プリズムで一体的に構成し、この自由曲面
プリズムの近くに撮像素子と表示素子を配置すること
で、小型で操作性の良いカメラの電子ビューファインダ
装置を提供できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (実施の形態)図1及び図2は本発明に係るカメラの電
子ビューファインダの第1の実施の形態を示し、図1は
カメラの電子ビューファインダ装置を取り付けた一眼レ
フカメラを示す構成図、図2は自由曲面プリズムを示す
側面図である。
【0021】図1において、一眼レフカメラ100はカ
メラ本体1の正面に設けられたレンズマウント部1aに
撮影レンズ4を含むレンズ鏡筒2を着脱可能な状態で装
着したものである。
【0022】カメラ本体1には、可動ミラー5、フォー
カルプレーン式のシャッタ21、フォーカシングスクリ
ーン7、ペンタプリズム8及び接眼レンズ9が設けられ
ている。シャッタ21の後ろ側には、図示しない銀塩フ
ィルムが配置される。ペンタプリズム8及び接眼レンズ
9はファインダ1bの光学的構成要素となっている。
【0023】シャッタ21による銀塩フィルムの露光時
及びその直前直後以外では、可動ミラー5は図示のミラ
ーダウンの状態となっており、撮影レンズ4を通過した
被写体像光束は可動ミラー5で図面上の上方に反射さ
れ、フォーカシングスクリーン7上に結像する。撮影者
は、ファインダ1bの接眼レンズ9およびペンタプリズ
ム8を介してフォーカシングスクリーン7上に結像した
被写体像を観察可能である。
【0024】一眼レフカメラ100は、銀塩フィルムに
よる撮影の際に可動ミラー5が回転軸5aを中心にペン
タプリズム8側に回転してミラーアップし、撮影レンズ
4を通過した被写体像光束がシャッタ21により設定さ
れた時間、銀塩フィルムに照射し、銀塩フィルムが露光
する。
【0025】ここで、カメラ本体1のファインダ1bの
接眼部6には、電子ビューファインダ装置3を装着可能
であり、この電子ビューファインダ装置3は、自由曲面
を有し撮像光学系が一体成形された光学プリズムである
自由曲面プリズム10と、撮像素子12を含む撮像手段
と、この撮像素子12の出力した画像信号の処理する処
理回路と、この処理回路で処理された電子画像を表示す
る表示手段の液晶表示素子11とを有している。
【0026】自由曲面プリズム10は、偏心して配置さ
れた複数の反射面により構成されたパワーを有する光学
素子であり、撮像素子12による撮像光学系と液晶表示
素子11に表示された画像を観察するための観察光学系
の両方の機能を有している。即ち、自由曲面プリズム1
0は、カメラ本体1のファインダ1bの接眼部6より得
られる画像を前記撮像手段に導くとともに、前記表示手
段に表示された電子画像を前記電子ビューファインダ装
置3側に設けた接眼部6を介して撮影者の目に導く光学
素子となっている。
【0027】電子ビューファインダ装置3において、接
眼レンズ9を通過した被写体像光束は、自由曲面プリズ
ム10の入射面から入射し、複数の反射面で反射されて
撮像素子12上に結像する。撮像素子12で撮像された
被写体像は、電子画像データに変換され液晶表示素子1
1で表示される。液晶表示素子11の表示画像は、自由
曲面プリズム10内の反射面で反射した後、電子ビュー
ファインダ装置3の接眼部13より撮影者の目に入射す
る。
【0028】したがって、撮影者は一眼レフカメラ10
0の接眼部6を覗いて被写体像を観察するのと同様の感
覚で液晶表示素子11の電子画像を観察できる。しか
も、この電子ビューファインダ装置3においては、撮像
光学系と観察光学系を1つの自由曲面プリズムで兼用し
ているので、電子ビューファインダ装置3の大きさを小
型化できる。
【0029】次に、図2を用いて自由曲面プリズム10
について詳細に説明する。図2において、カメラの接眼
部からのファインダ観察光軸20を通る被写体像光束
は、自由曲面プリズム10の入射部16より入射する。
この入射部16は上述の撮像光学系を形成しており、自
由曲面プリズム10と一体的に形成されている。
【0030】入射部16から入射した被写体像光束は、
反射面15,17で反射され、プリズム面19を出た後
に撮像素子12の撮像面上に結像する。
【0031】撮像素子12で撮像された被写体像信号
は、所定の処理が施されて液晶表示素子11に表示され
る。液晶表示素子11の後方にはバックライト照明部2
2があって、液晶表示素子11の表示面を照明する。
【0032】照明された液晶表示素子11の表示画像光
束は、自由曲面プリズム10の反射面15,14で反射
されることによって、拡大や収差補正等が行われ、出射
面18より観察者の目(眼球)30に向けて出射する。
【0033】図3はカメラ本体1と電子ビューファイン
ダ装置3を示す斜視図であり、図3(a)は取り付け前
の状態を示し、図3(b)は取り付けた状態を示してい
る。図4は電子ビューファインダ装置3をカメラ本体1
側から見た斜視図である。
【0034】図3(a)において、電子ビューファイン
ダ装置3には、上述の自由曲面プリズム10、撮像素子
12、画像処理回路及び液晶表示素子11が内蔵されて
いる。この電子ビューファインダ装置3は、カメラ本体
1の背面方向からカメラ本体1のペンタプリズム部42
から背面部43を覆うように取り付けらる。
【0035】ここで、電子ビューファインダ装置3を取
り付けた場合、カメラ本体1のストロボシュウ(外付け
のストロボ装置を取り付ける部分)44が隠れてしまう
ので、電子ビューファインダ装置3にも同様のストロボ
シュウ48が設けられている。
【0036】また、電子ビューファインダ装置3の側面
には、電子画像表示をオン(ON)/オフ(OFF)す
るための操作部材49が配置され、この部材をON側に
操作すれば電子画像の表示が開始される。
【0037】図3(b)に示すように、この電子ビュー
ファインダ装置3が取り付けられた場合、撮影者は電子
ビューファインダ装置3に設けられた接眼部13を介し
て被写体像を観察することになるが、ここで観察される
像は液晶表示素子11に表示された電子画像である。
【0038】図4において、電子ビューファインダ装置
3側には、図3(a)に示したカメラ本体1のストロボ
シュウ44に嵌合する嵌合部50が設けられており、こ
の嵌合部50には図3(a)に示したストロボシュウ4
4内に設けられた通信コネクタ部45とコネクトする通
信ピン群51が設けられている。この通信ピン51を介
して、カメラ本体1内の制御回路と電子ビューファイン
ダ装置3内の制御回路との間での通信、及び、カメラ本
体1から電子ビューファインダ装置3への電源の供給が
行われる。
【0039】また、カメラ本体1のファインダの接眼部
6に相対する位置には、図2の入射部16に対応する入
射窓52が設けられている。
【0040】図5はカメラ本体と電子ビューファインダ
装置の内部回路を示すブロック図である。
【0041】カメラ本体1側には、カメラ動作を制御す
るカメラ側制御部61と、銀塩フィルムの露光量を決定
する露光量決定部62と、銀塩フィルムの露光動作を実
行する露光部63と、カメラ本体1および電子ビューフ
ァインダ装置3内の各回路に電源を供給する電源部64
が配置されている。
【0042】ここで、露光量決定部62は、被写体の輝
度を測定する測光手段、被写体のデフォーカス状態を測
定する測距手段、銀塩フィルムの感度を検出するISO
情報入力手段を含んでいる。
【0043】また、露光部63は、絞り機構、シャッタ
機構(図1のシャッタ21)、ストロボシュウに外付け
ストロボが装着された場合のストロボ制御信号を出力す
るストロボ制御手段を含んでいる。
【0044】電源部64は、電池およびDC/DCコン
バータを含んでいる。尚、電源部64から各回路への電
源供給ラインの記載は省略している。
【0045】電子ビューファインダ装置3は、撮像動作
を制御する電子ビューファインダ側制御部65と、図3
の操作部材49に連動してON/OFFするスイッチを
含むON/OFF入力部66と、撮像素子を有し、図1
のフォーカシングスクリーン7上の被写体像を撮像する
撮像部68と、液晶表示素子を有し、撮像部68で撮像
された電子画像を表示する表示手段としての液晶表示部
69と、液晶表示部69を後方から照明するバックライ
ト照明部22と、電子ビューファインダ側制御部65か
らの制御信号に応じて撮像部68及び液晶表示部69を
制御する画像処理手段としての撮像制御部67と、電源
部64から供給された電力を各回路に配電する配電部7
1とを含んでいる。尚、配電部71から各回路への電源
供給ラインの記載は省略している。
【0046】撮像部68は、撮像素子12を含む撮像手
段となっている。液晶表示部69は、図2の液晶表示素
子11及びその周辺回路を含んでいる。
【0047】(作用)このように構成されたカメラ本体
および電子ビューファインダ装置の動作を説明する。
【0048】まず、カメラ本体1に電子ビューファイン
ダ装置3を装着すると、配電部71を介して各部位に電
源が供給される。ただし、この時点でON/OFF入力
部66からON信号が入力されていなければ、撮像動作
および表示動作は開始されない。
【0049】撮影者が操作部材49をON側操作する
と、ON/OFF入力部66からON信号が出力され、
それを受けた電子ビューファインダ側制御部65は、初
めにカメラ側制御部61と通信して露光量決定部62で
決定された露光量情報と取得する。
【0050】次に、電子ビューファインダ側制御部65
は、撮像制御部67に上述の露光量情報を送信すると共
に撮像許可信号を出力する。
【0051】撮像制御部67は、撮像許可信号に応じて
撮像部68に撮像動作を開始させる。撮像制御部67
は、撮像動作が終了したら撮像した画像データを取得
し、上述の露光量情報に基づいて表示画像を生成する。
この表示画像は、露光量に応じた表示画像の濃度良性が
施された画像である。したがって、設定された銀塩フィ
ルムの露光量が適正露光量に比べてアンダーであれば画
面が暗くなり、オーバーであれば明るくなるように調整
される。
【0052】撮像制御部67は、撮像の結果、生成され
た電子画像は液晶表示部69に表示される。その際、撮
像制御部67は、バックライト照明部22に点灯指示信
号を出力してバックライト照明を行わせる。
【0053】電子ビューファインダ側制御部65は、O
N/OFF入力部66からOFF信号が出力されるま
で、露光量情報の取得と撮像動作の指示とを定期的(1
秒間に15回程度)に繰り返す。それによって、液晶表
示部69には簡易的な動画像が表示される。その際、撮
影者が絞り設定シャッタースピード設定を変更すると、
表面画像の輝度が変化する。
【0054】(効果)この実施の形態によれば、撮像光
学系と観察光学系を自由曲面プリズム10で一体的に構
成し、自由曲面プリズムの周辺に撮像素子と表示素子を
配置することで、小型の電子ビューファインダ装置を提
供できる。銀塩フィルムによる撮影を行う場合、カメラ
本体1に固定された電子ビューファインダ装置3の接眼
部13を見ながらシャッタ釦の押圧を行うので、カメラ
の構えが安定になり手ぶれが減少でき、操作性のよい電
子ビューファインダ装置を提供できる。また、ビューフ
ァインダ装置3を取り付けた場合のカメラ全体を小型化
でき、持ち運びが容易になる。
【0055】尚、上述の実施形態では、一眼レフカメラ
のファインダ接眼部に電子ビューファインダ装置を装着
する例を示したが、ファインダ交換式の一眼レフカメラ
であれば、通常の光学式ファインダ装置に代えて電子ビ
ューファインダ装置を取り付けても同様のことが実現で
きる。
【0056】また、上述の実施形態では、一眼レフカメ
ラに電子ビューファインダ装置を装着する例を示した
が、一眼レフカメラに限らず、レンズシャッタ式のコン
パクトカメラのように撮影レンズと別に設けた光学系の
ファインダでファインダ像を得るカメラに適用してもよ
い。
【0057】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0058】(1) 一眼レフカメラのファインダに装
着可能なカメラの電子ビューファインダ装置において、
撮像素子を含む撮像手段と、この撮像手段で撮像された
電子画像を表示する表示手段と、前記一眼レフカメラの
ファインダ画像を前記撮像手段に導くとともに、前記表
示手段に表示された電子画像を前記電子ビューファイン
ダ装置側に設けた接眼部を介して撮影者の目に導く光学
素子とを具備し、前記光学素子は、自由曲面を有し撮像
光学系が一体成形された光学プリズムであることを特徴
とするカメラの電子ビューファインダ装置。
【0059】(2) 前記カメラの電子ビューファイン
ダ装置は、前記一眼レフカメラのファインダの接眼部に
装着された状態において、前記一眼レフカメラ側から電
源供給を受けて動作することを特徴とする付記項1に記
載のカメラの電子ビューファインダ装置。
【0060】(3) カメラの電子ビューファインダ装
置において、撮像素子を有する撮像手段と、この撮像手
段で撮像した画像信号を処理する画像処理手段と、この
画像処理手段で処理された電子画像データを表示する表
示手段と、前記カメラのファインダ像光線を前記撮像手
段に導く撮像光学系と、前記表示手段より出射される光
線を撮影者の目に導く観察光学系とを一体的に構成した
自由曲面プリズムと、を具備することを特徴とするカメ
ラの電子ビューファインダ装置。
【0061】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、小型で
操作性の良いカメラの電子ビューファインダ装置を提供
できるので、カメラの構えを安定化して手ぶれを少なく
するとともに、持ち運びが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの電子ビューファインダの
実施の形態を示す構成図。
【図2】図1の自由曲面プリズムを示す側面図。
【図3】図1のカメラ本体と電子ビューファインダ装置
を示す斜視図。
【図4】図1の電子ビューファインダ装置をカメラ本体
側から見た斜視図。
【図5】図1のカメラ本体と電子ビューファインダ装置
の内部回路を示すブロック図。
【図6】従来のカメラの電子ビューファインダ装置を取
り付けた一眼レフカメラを示すブロック図。
【符号の説明】
1…カメラ本体 1b…ファインダ 2…鏡筒 3…電子ビューファインダ装置 4…撮影レンズ 5…可動ミラー 6,13…接眼部 7…フォーカシングスクリーン 8…ペンタプリズム 9…接眼レンズ 10…自由曲面プリズム 11…液晶表示素子 12…撮像素子 100…一眼レフカメラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラのファインダに装着可能なカメラ
    の電子ビューファインダ装置において、 撮像素子を含む撮像手段と、 この撮像手段で撮像された電子画像を表示する表示手段
    と、 前記カメラのファインダ画像を前記撮像手段に導くとと
    もに、前記表示手段に表示された電子画像を前記電子ビ
    ューファインダ装置側に設けた接眼部を介して撮影者の
    目に導く光学素子とを具備し、 前記光学素子は、自由曲面を有し撮像光学系が一体成形
    された光学プリズムであることを特徴とするカメラの電
    子ビューファインダ装置。
  2. 【請求項2】 前記カメラの電子ビューファインダ装置
    は、前記カメラのファインダの接眼部に装着された状態
    において、前記カメラ側から電源供給を受けて動作する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラの電子ビュー
    ファインダ装置。
  3. 【請求項3】 カメラの電子ビューファインダ装置にお
    いて、 撮像素子を有する撮像手段と、 この撮像手段で撮像した画像信号を処理する画像処理手
    段と、 この画像処理手段で処理された電子画像データを表示す
    る表示手段と、 前記カメラのファインダ像光線を前記撮像手段に導く撮
    像光学系と、前記表示手段より出射される光線を撮影者
    の目に導く観察光学系とを一体的に構成した自由曲面プ
    リズムと、 を具備することを特徴とするカメラの電子ビューファイ
    ンダ装置。
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KR101068381B1 (ko) 2003-12-29 2011-09-28 모토로라 모빌리티, 인크. 다방향 이미징 시스템을 위한 시스템 및 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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