JPH095815A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH095815A
JPH095815A JP7151656A JP15165695A JPH095815A JP H095815 A JPH095815 A JP H095815A JP 7151656 A JP7151656 A JP 7151656A JP 15165695 A JP15165695 A JP 15165695A JP H095815 A JPH095815 A JP H095815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release
blink
camera
user
blinking
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7151656A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Matsumura
孝一 松村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH095815A publication Critical patent/JPH095815A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者のまばたき、または視線情報によりカ
メラのレリーズ動作を行うカメラにおける誤検出の防止
とまばたきによるレリーズ動作の使い勝手の向上。 【構成】 使用者のまばたきを検出するまばたき検出手
段と、該使用者のまばたきによりレリーズ動作を行うレ
リーズ手段と、被写体の輝度を測光する測光手段と、該
測光手段により測光された被写体の輝度が所定値より大
きいときには、該レリーズ手段によるレリーズ動作を禁
止する禁止手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は使用者のまばたき、また
は視線を検出し、それを利用してカメラの動作を制御す
るカメラに関する。特に使用者のまばたき、または視線
によりカメラのレリーズ動作を行うカメラに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、まばたきによりカメラの動作シー
ケンス(例えばレリーズ動作)を進めるカメラが特開平
5−40303号公報に開示されている。
【0003】また、本出願人は以前に自然のまばたきと
意識したまばたきを判別し所定機能のスイッチとして利
用するカメラを出願した(特願平6−111736
号)。
【0004】この出願にはあらかじめ所定の複数の機能
の中から1つを選択し、選択された機能に対してまばた
きによる起動を行うことも記載されている。
【0005】一方、使用者の視線位置によりカメラのレ
リーズ動作を行うものとしては、特開平4−15652
6号公報に開示されているようなファインダ内における
所定の第1位置から第2位置へ視線が移動するとカメラ
のレリーズ動作を行うカメラや、複数の測距ポイントを
視線で選択し、選択した測距ポイントから所定方向へ視
線を移動させることでレリーズ動作を行うものなどが提
案されている。
【0006】さらに、測距ポイントを所定時間注視する
とレリーズ動作を行うカメラが特開平5−100148
号公報に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】上記のように撮影
者のまばたきによりレリーズを行う構成とした場合、本
来意図しないときに無意識にまばたきをしてしまい、意
図しないレリーズ動作が行われてしまうという問題点を
生じてしまう。そこで、この対策方法として従来、まば
たきによるレリーズ動作を禁止するモードを設定して、
使用者が事前にモードを選択することにより、誤ったレ
リーズ動作を防止するような構成が提案されている。
【0008】まばたきによるレリーズの撮影時の効果は
レリーズボタンを押さずにレリーズが行えることであ
り、つまり撮影時の手ぶれ防止に大きな効果を有するも
のである。
【0009】しかしながら、前述のように誤動差作防止
のための禁止手段が設けられているには、禁止手段の設
定を切換える必要があり、その切換操作に手間取りシャ
ッターチャンスを逃してしまうという新たな問題を生じ
てしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述のような問題点に鑑
み、本発明は禁止手段を切換えるという動作を使用者が
行うことなくとも、適宜、禁止手段がまばたきによるレ
リーズ動作を禁止することを目的とするものである。
【0011】本願の請求項1に記載した発明のカメラに
よれば、測光手段により測光された被写体の輝度が所定
値より大きいときには、該レリーズ手段によるレリーズ
動作を禁止することによって、手ぶれが発生しにくい高
輝度の被写体を撮影する場合にはまばたきによるレリー
ズ動作を禁止する。
【0012】本願の請求項5に記載した発明のカメラに
よれば、撮影準備動作が開始されていない動作状態で
は、まばたき検出手段の動作を禁止するので、まばたき
によるレリーズ動作は作動せず、意図しない撮影をする
ことがない。
【0013】
【実施例】
(第1の実施例)図1に第1の実施例の全体構成ブロッ
ク図を示す。
【0014】図1において1はシーケンス制御及び演算
を行うシステムコントローラ、2はプログラムやデータ
を記憶しているROM、3はデータを記憶するRAM、
4は被写体の光量を測定する測定回路、5は被写体まで
の距離を測定する測距回路、6はフィルムへの露光を行
うシャッタの駆動回路、7はカメラの作動不作動を切り
換えるメインスイッチでありシステムコントローラ1の
MAINポートに接続される。
【0015】8はフィルムへの露光を指示するレリーズ
スイッチである。レリーズスイッチ8は押し込み量が浅
い、第1ストローク状態でオンする撮影準備スイッチ8
aと更に深い第2ストロークでレリーズ動作を開始する
スイッチ8bの2つのスイッチにより構成される。各々
のスイッチはSW1ないしSW2ポートに接続される。
9は撮影画面サイズ切換スイッチであり同PANポート
に接続される。10はまばたきの受け付け可否を切り換
える切り換えスイッチ、まばたき入力を禁止するオフモ
ードとまばたきによりシャッターレリーズを行えるレリ
ーズモードの2モードがある。
【0016】11は撮影画面内にパノラマ用の遮光枠を
設定するプランジャ(不図示)のドライバ、12a、1
2bは撮影画面の上下を遮光するパノラマ用遮光板、1
3はフィルム、14はシャッタ、15は撮影レンズであ
る。
【0017】16は眼球からの反射光を検出する受光セ
ンサ、17は眼球上の検出エリアを規定する遮光マス
ク、18は受光レンズ、19は眼球上の受光センサ16
の検出エリア、20は演算増幅器、21は抵抗、22は
ADコンバータでありアナログーデジタル変換されたデ
ータはシステムコントローラ1に入力される。23は眼
球照明用のiRED、24はその定電流ドライバであ
る。
【0018】25は所定周期の割り込みを発生させるタ
イマであり、タイマのカウント許可はシステムコントロ
ーラ1よりEN端子で入力され所定カウントが終了する
とそのキャリーによりシステムコントローラ1に所定周
期の割り込み(INTT)が生じるように構成されてい
る。
【0019】26はカメラのファインダ接眼レンズ近傍
に取り付けられたまばたきレリーズが可能な状態を使用
者に知らせる表示LED、27はそのLEDドライバで
ある。
【0020】次に図2はカメラの前面上方から見た外観
斜視図である。
【0021】図1と同一構成部品には同一符号を付け、
説明を省略する。
【0022】図3はカメラの後面下方から見た外観斜視
図である。
【0023】図4はカメラのファインダ接眼部の拡大図
である。
【0024】図4において、まばたき検出用の眼球照明
素子23および反射光検出用受光レンズ18はファイン
ダ接眼レンズ28の下方に設置され、やや仰いだ角度で
眼球反射光を検出する構成である。
【0025】また、まばたきレリーズ可能表示LED2
6は接眼レンズ28の近傍に取り付けられファインダを
覗いた状態でその点灯状態が視界の端で確認できるよう
に構成されている。
【0026】図5はシステムコントローラ1の動作を説
明するためのフローチャートである。
【0027】図6は受光センサ16の受光量タイミング
チャートである。
【0028】図7はまばたきをしていない時の眼球上の
検出エリアの状態を示す図である。
【0029】図8はまばたきをして瞼を閉じたときの状
態を示す図である。
【0030】次に図5のフローチャートと図6のタイミ
ングチャートにより動作に付いて説明する。
【0031】メインスイッチ7がオンされるとシステム
コントローラ1はステップ#101より動作を開始す
る。
【0032】(#101)第1ストロークでオンする撮
影準備スイッチ8aのオン状態かを判別する。オンと判
別されると#102へ進む。
【0033】(#102)測光回路4により被写体輝度
の測定を行う。
【0034】(#103)まばたきに受け付け可否を切
り換えるモードスイッチ10の設定状態を判別する。レ
リーズモードに設定されていれば#105へ、逆にオフ
モードに設定されていれば#104へ進む。
【0035】(#104)被写体輝度値(Ev値)を判
別する。所定輝度値以上なら#134へ、所定輝度値未
満なら#105へ進む。
【0036】(#105)まばたきレリーズ可能表示L
ED26を点滅表示させる。
【0037】(#106)眼球照明用iRED23を点
灯させる。
【0038】(#107)外部タイマ(TEX)25の
カウントを開始させる。
【0039】ここで、外部タイマ(TEX)25の動作
に付いて説明する。
【0040】外部タイマ(TEX)25はシステムコン
トローラ1により動作可能状態(イネーブル状態)に設
定されると所定時間間隔でカウントアップするフリーラ
ンスカウンタである。そのカウントアップ信号はシステ
ムコントローラ1の外部割り込み端子に接続され所定時
間毎に外部割り込みを発生させるように動作する。
【0041】(#108)配列変数SIGをN個定義す
る。
【0042】(#109)平均算出回数カウントタのカ
ウント値(C)の値を1にリセットする。
【0043】(#110)HALT状態とする。
【0044】この状態で所定周期で外部タイマ(TE
X)25がカウントアップするとシステムコントローラ
1にタイマ割り込みが発生し#111以降の動作を開始
する。
【0045】(#111)受光センサ16が受光した受
光量をAD変換する。
【0046】受光センサ16で受光した受光電流(iS
PD)は演算増幅器20と抵抗21により電流/電圧変
換されADコンバータ22に入力される。
【0047】ADコンバータにより所定の分解能で量子
化された電圧値はシステムコントローラ1に入力され
る。ADコンバータはシステムコントローラ1よりハー
ド的にタイミングコントロールされる。
【0048】(#112)配列変数SIG(C)にAD
変換結果を記憶する。
【0049】(#113)過去の所定期間の平均値(S
UMAV)に対する記憶したSIG(C)の変化率を求
め、所定値(R)と比較する。所定割合(R)より変化
率が大きければ#114へ進み、小さければ#130へ
進む。
【0050】(#114)CHINHフラグをチェック
し、まばたき入力禁止期間であるかを確認する。禁止期
間であれば#122へ進む。
【0051】(#115)システムコントローラ1の内
部タイマ(TIX)の動作状態を確認する。動作中なら
#116へ進み。停止中なら#133へ進む。
【0052】(#116)内部タイマ(TIX)のカウ
ント値をチェックする。カウント値が所定値(A)以上
なら#117へ進み。所定値(A)未満なら#122へ
進む。
【0053】(#117)測光回路4により被写体の輝
度を測光する。
【0054】(#118)測光回路5によりカメラから
被写体までの距離を測定する。
【0055】(#119)測光回路4により測定した被
写体輝度と装填されているフィルム13の感度により算
出されたシャッタ14の開放時間分シャッタドライバ6
によりシャッタ14を開放する。露光終了後はフィルム
給送手段(不図示)により1コマ分フィルムを給送す
る。シャッタ14駆動後は#120へ進む。
【0056】(#120)まばたき検出禁止フラグ(C
HINH)をセットする。
【0057】(#121)内部タイマ(TIX)をリセ
ットする。
【0058】(#122)平均算出サンプリングカウン
タ(C)の値を1インクリメントする。
【0059】(#123)レリーズスイッチの第1スト
ロークでオンする撮影準備スイッチ8aの状態を判別す
る。オンなら#124へ、オフなら#126へ進む。
【0060】(#124)レリーズスイッチ8bの状態
を判別する。
【0061】オン状態なら(#117)からのレリーズ
処理を行う。オフ状態なら#125へ進む。
【0062】(#125)平均算出サンプリングカウン
タ(C)の値を判別する。#108で定義済みの配列個
数(N)未満なら#110のHALTへ進み。配列個数
(N)より大きいときは#109でサンプリングカウン
タ(C)をリセットする。
【0063】(#126)まばたきレリーズ受付可能表
示LED26を消灯する。
【0064】(#127)メインスイッチ7の状態を判
別する。オン状態なら#101へ進み、オフ状態なら#
128へ進む。まずオフ状態と判別された場合に付いて
説明する。
【0065】(#128)外部割り込みタイマ(TE
X)のカウントを止める。
【0066】(#129)眼球照明用iRED23をオ
フし処理を終了する。
【0067】(#130)内部タイマ(TIX)をリセ
ットする。
【0068】(#131)まばたき検出禁止フラグ(C
HINH)をリセットする。
【0069】(#132)過去所定期間の平均値(SU
MAV)を計算する。計算は過去のサンプル回数(N
個)の総数をサンプル回数(N)で割って求めることに
より行う。#122へ進む。
【0070】(#134)レリーズスイッチ8bの状態
を判別する。オンされたと判別されたらレリーズ処理を
行い、フィルムの露光を開始する。
【0071】以上、フローチャートに従い説明したが、
ここでまばたき検出方法についてより具体的に説明す
る。
【0072】まず、図7に示すように受光センサ16の
眼球上の検出エリアは受光レンズ18と視野マスク17
により図中19で示される範囲に規定されている。瞼が
開いている状態では検出エリアは眼球の瞳孔部ないし虹
彩部、白目(強膜部)に相当する。これに対して瞼が閉
じられると図8に示す通り上瞼を検出することになる。
図8において29は上瞼である。
【0073】眼球より上瞼は検出系に対して距離が近
く、また本検出系が赤外光で照明を行っているので肌に
よる反射率ばらつきが少ない、かつ眼球上より反射率が
高いことにより瞼が閉じられると反射光量が増加する。
また、無意識のまばたき時における瞼の開閉はシャッタ
のように瞬間的に上下する特徴がある。この上下移動の
速度は人による差は少ないため反射光量変化は所定の周
波数成分を含んだ変化となる。
【0074】そこでまばたき時の光量変化特性を捕らえ
る方法として、過去に所定回数行ったサンプリング検出
のときに検出された光量値とサンプリング検出の回数と
を記憶し(#112)各サンプリング検出時の光量値の
平均(SUMAV)を常に算出する(#132)。そし
て直前に検出された光量値の過去の光量値の平均に対す
る変化割合を算出し(#113)、算出された変化割合
を所定割合(R)と比較し(#113)、所定割合以上
であれば意識したまばたきと判別し、かつその後の変化
状態が所定期間(内部タイマ(TIX)カウント値)継
続した場合にレリーズされる構成である(図6−
(C))。
【0075】また、一回意識したまばたきが検出される
と、その後のまぶたが開かれ受光量が所定値以下になら
ないと次のトリガを行わないようにまばたき検出禁止フ
ラグ(CHINH)を設定し制御する構成である。
【0076】まばたきに伴う光量変化特性は外部タイマ
(TEX)よる割り込み周期と光量値の過去平均算出回
数(N)および過去平均値に対する変化割合(R)によ
り決定する。また、まばたき維持時間は内部タイマ(T
IX)により判別される構成である。光量変化検出特性
は眼球に対するまばたき検出エリア19のサイズと眼球
と検出系の距離、またはまばたき時の瞼の移動スピード
などにより決定される。1回の検出に必要な時間は人の
無意識なまばたきが約100〜150msecで瞼の開
閉が完了することを考慮して、これと意識したまばたき
との識別を行うため、これより長く、例えば200〜3
00msec程度に設定すれば、意識的なまばたきと無
意識なまばたきとを光量値の変化割合から判断できる。
【0077】図6のタイミングチャートにおいて(A)
ないし(B)は無意識のまばたきの場合の光量値特性で
あり、(C)は意識したまばたきをした場合の光量値特
性を示す。
【0078】更には本実施例においては、まばたきによ
りトリガされる機能はレリーズと画面サイズ切換えとの
2種類の機能から選択される構成としたが、この範囲に
とどまらず更に多くの機能から1つを選択する構成とし
てもよい。
【0079】本実施例ではレリーズスイッチ8を別設し
てあるのでまばたきによるレリーズ動作を行わないとき
には、通常のレリーズスイッチでレリーズ動作を行う事
も可能である。
【0080】また、まばたきレリーズ可能表示について
は本実施例ではファインダ接眼レンズ近傍に設置された
LED表示により行う構成としたがこれはファインダ内
に表示体を設置しファインダ視野外ないしファインダ視
野と重ね合わせて表示する構成であっても構わない。
【0081】(第2の実施例)第1の実施例が、まばた
きによる眼球と眼球周囲の反射光量変化をフォトセンサ
により検出する構成であったが、眼球を赤外光で照明す
ると共に、照明された眼球をCCDなどの撮像素子によ
り撮像する事により眼球の注視位置を検出する視線検出
手段を用いても撮影者のまばたきを検出またはファイン
ダ内の撮影者の注視位置によるレリーズを行うことが可
能である。
【0082】図9にその全体ブロック図を示す。
【0083】図9において30はシーケンス制御及び演
算を行うシステムコントローラ、31はプログラムやデ
ータを記憶しているROM、32はデータを記憶するR
AM、33は被写体の光量を測定する測光回路、34は
被写体までの距離を測定する測距回路、35はフィルム
への露光を行うシャッタの駆動回路、36はカメラの動
作/不作動を切り換えるメインスイッチでありシステム
コントローラ28のMAINポートに接続される。
【0084】37はフィルムへの露光を指示するレリー
ズスイッチであり押し込み量が浅い第1ストロークでオ
ンする撮影準備スイッチ37aと第1ストロークよりも
長いストロークの第2ストロークでオンするレリーズス
イッチ38bより構成される。各々SW1、SW2ポー
トに接続される。38は撮影画面サイズ切換スイッチで
あり同PANポートに接続される、39はまばたき受付
け可否を切り換えるモード切り換えスイッチ、40はカ
メラのファインダ接眼レンズ近傍に取り付けられたまば
たきレリーズ受付可能状態を示す表示LED、41はそ
のLEDドライバである。
【0085】42はフィルム、43はシャッタ、44は
撮影レンズである。
【0086】45は眼球照明用のiRED、46はその
定電流ドライバである。
【0087】47は眼球およびその周辺を撮像する撮像
素子、48は撮像回路、49は撮像回路からの撮像デー
タをシステムコントローラ1の指示により演算する演算
回路である。
【0088】次に図10はまばたき検出機能付き一眼レ
フの光学系ブロック図である。図9と同一の構成部材に
は同一の番号を付け、説明を省略する。
【0089】50はクイックリターンミラー、51はペ
ンタプリズム、52はファインダ接眼レンズ、53は接
眼レンズ内に形成された赤外波長光のみ撮像素子45方
向に反射し導くダイクロイックミラー、54は撮像レン
ズ、55は照明iRED用投光レンズ、56は眼球であ
る。
【0090】65はフォーカシングクリーン、66はプ
リズムである。
【0091】図11はファインダ視野を示す図である。
【0092】ファインダ内の所定位置に視線によるレリ
ーズ指標66が設置されている。レリーズ受付可能表示
LED40は指標66を透過照明するように設置される
構成である。
【0093】次に以上の構成により眼球のまばたきを検
出する方法に付いて図12のフローチャートにより説明
する。
【0094】メインスイッチ36がオンされるとシステ
ムコントローラ30はステップ#201より動作を開始
する。
【0095】(#201)第1ストロークでオンする撮
影準備スイッチ37aのオン状態かを判別する。オンと
判別されると#202へ進む。
【0096】(#202)測光回路33により被写体輝
度の測定を行う。
【0097】(#203)まばたき受け付け可否を切り
換えるモードスイッチ39の設定状態を判別する。レリ
ーズモードに設定されていれば#205へ、逆にオフモ
ードに設定されていれば#204へ進む。
【0098】(#204)被写体輝度値(Ev.値)を
判別する。所定輝度値以上ならば#223へ、所定輝度
値未満なら#205へ進む。
【0099】(#205)まばたきレリーズ受付可能表
示LED26を点滅表示させる。
【0100】(#206)眼球照明用iRED45を点
灯させる。
【0101】(#207)撮像素子47を駆動し読み込
まれた画像をRAM30に記憶する。
【0102】(#208)RAM32が記憶した画像を
演算手段49により演算し照明iRED45の角膜正反
射像位置を検出する。検出できれば#209へ、できな
ければ#211へ進む。
【0103】(#209)同様に瞳孔位置を検出する。
できれば#210へ、できなければ#211へ進む。
【0104】(#210)#208ないし#209によ
り検出した角膜正反射位置と瞳孔との相対位置関係によ
り演算された視線位置により対応した処理を行う。
【0105】(#211)注視点位置を判別する。注視
点位置がファインダ内の諸定位置と検出されれば#21
3へ、所定位置以外であれば#221へ進む。
【0106】(#212)撮像素子47による反射光受
光レベルと所定値(Pth)を比較する。反射光レベル
が所定値(Pth)以上であれば#213へ進み、所定
値未満であれば#221へ進む。ここで瞼が閉じられて
いれば所定レベル以上の反射光が検出される。
【0107】(#213)CHINHフラグをチェック
し、まばたきあるいは視線によるレリーズ入力禁止期間
であるかを確認する。
【0108】(#214)システムコントローラ30の
内部タイマ(TIX)の動作状態を確認する。動作中な
ら#215へ進み。停止中なら#223へ進む。
【0109】(#215)内部タイマ(TIX)のカウ
ント値をチェックする。カウント値が所定値(A)以上
ならレリーズ処理を行う。レリーズ処理に付いては第1
の実施例の処理(#117〜#121)と同一であるの
で説明は省略する。所定値(A)未満なら#216へ進
む。
【0110】(#221)内部タイマ(TIX)をリセ
ットする。
【0111】(#222)まばたきないし視線によるレ
リーズ禁止フラグ(CHINH)をリセットし#216
へ進む。
【0112】(#216)レリーズスイッチの第1スト
ロークでオンする撮影スタンバイスイッチ37aの状態
を判別する。オンなら#217へ、オフなら#218へ
進む。
【0113】(#218)レリーズ受付可能表示LED
40を消灯する。
【0114】(#219)メインスイッチ36の状態を
判別する。オン状態なら#201へ進み、オフ状態なら
#220へ進む。
【0115】(#220)眼球照明用iRED45をオ
フし処理を終了する。
【0116】(#217)レリーズスイッチ37bの状
態を判別する。
【0117】オン状態ならレリーズ処理を行う。レリー
ズ処理の詳細については説明を省略する。オフ状態なら
#207へ進む。
【0118】以上、撮像素子により眼球と眼球周囲を撮
像して、視線位置を検出する視線検出手段を利用して角
膜正反射像と瞳孔像の消失時間を計測することにより、
まばたきを検出することができる。
【0119】本実施例では撮像素子の画像データを演算
することにより角膜正反射像ないし瞳孔の存在を検出す
るものであるので、第1の実施例における反射光変化特
性のみによるまばたき検出に対し、眼球以外の物がファ
インダ接眼レンズ28付近で移動し場合に生じる誤検出
防止が可能である。
【0120】さらに、以上の構成によりまばたきだけで
はなくファインダ内に指標を設置し、所定時間以上の指
標位置への注視を検出しカメラのレリーズ動作を行うこ
ともできる。
【0121】また、ファインダ内での注視位置の移動を
検出しカメラのレリーズ動作を行う場合に本実施例を応
用すれば、被写体輝度を判別しその輝度値が所定値以下
である場合に自動的に視線によるレリーズ受付可能とす
る構成を実現可能である。
【0122】(第3実施例)第1ないし第2の実施例で
は被写体輝度値が所定値未満と検出された場合にまばた
きレリーズモードへ移行する構成であったが、一般的に
シャッタスピードが撮影時の焦点距離の逆数より小さけ
れば手ぶれの影響は少ないことが知られている。そこ
で、この所定輝度値を撮影レンズの焦点距離により可変
する構成とした実施例である。
【0123】図13にその全体構成図を示す。
【0124】第1の実施例と同一の構成部材には同一の
番号を付け、説明を省略する。
【0125】図13において、57はズーム変倍撮影光
学ブロック、58は光学ブロック57と一体なラックギ
ア、59はピニオンギア、60はズーム変倍モニタ、6
1はモータドライバ、62はズーム変倍光学ブロックの
焦点距離(f)を検出する焦点距離検出回路である。
【0126】63はズーム(ワイド)スイッチでありシ
ステムコントローラ1のWIDEポートに接続される。
【0127】64はズーム(テレ)スイッチであり同T
ELEポートに接続される。
【0128】次に図14のフローチャートに従い動作を
説明する。
【0129】メインスイッチ7がオンされるとシステム
コントローラ1はステップ#301より動作を開始す
る。
【0130】(#301)第1ストロークでオンする撮
影スタンバイスイッチ8aのオン状態かを判別する。オ
ンと判別されると#302へ進む。
【0131】(#302)測光回路4により被写体輝度
の測定を行う。
【0132】(#303)まばたき受け付け可否切り換
えモードスイッチ10の設定状態を判別する。レリーズ
モードに設定されていれば#307へ、オフモードに設
定されていれば#304へ進む。
【0133】(#304)変倍光学ブロックの焦点距離
(f)をズーム位置検出回路62で検出する。
【0134】(#305)公知のフィルム感度検出手段
(不図示)により検出されたフィルムの感度と既知であ
るレンズのF値より#302で測光された被写体輝度値
により、シャッタスピード(TV値)を演算する。
【0135】(#306)TV値と#304で検出した
レンズ焦点距離(f)の逆数とを比較する。TV値が焦
点距離の逆数(1/f)より大きければ#307へ進
み、TV値が焦点距離の逆数(1/f)以下であれば#
134へ進む。
【0136】(#307)まばたきレリーズ受付可能表
示LED26を点滅表示させる。
【0137】以降の動作については第1の実施例と同一
の処理であるので説明は省略する。
【0138】また、ズーム変倍光学ブロックの焦点距離
の変更方法について簡単に説明する。
【0139】ズームスイッチ63ないし64の状態を検
出し、対応する方向にズームモータ60を駆動する。ズ
ームモータ60が駆動されるとピニオンギア59とラッ
クギア58によりズーム変倍光学ブロック57はその光
軸方向に直線移動することにより撮影倍率を可変させる
ように構成されている。
【0140】以上のように、撮影レンズの焦点距離を検
出し、検出された焦点距離情報と被写体輝度により決定
されるシャッタスピード(TV)値を焦点距離(f)の
逆数と比較し、シャッタスピード(TV)値が焦点距離
(f)の逆数より大きいと判別された場合に自動的にま
ばたきによるレリーズモードとすることにより、指でレ
リーズボタンを押し込む場合に比べて手ぶれの影響を少
なくすることが可能である。
【0141】さらに、レンズの焦点距離(f)によりま
ばたきによるレリーズモードが設定される輝度値を可変
する構成であるので撮影者の手ぶれが起き易い時にのみ
まばたきによるレリーズモードが設定されるため、手ぶ
れの影響が少ないときの無意識のまばたきによる誤動作
を防止できる。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は使用者の
まばたきを検出するまばたき検出手段と、該使用者のま
ばたきによりレリーズ動作を行うレリーズ手段と、被写
体の輝度を測光する測光手段と、該測光手段により測光
された被写体の輝度が所定値より大きいときには、該レ
リーズ手段によるレリーズ動作を禁止する禁止手段とを
有することによって、手ぶれが発生しにくい高輝度の被
写体を撮影する場合にはまばたきによるレリーズ動作を
禁止するので、この場合に無意識なまばたきによる誤作
動を防ぐことができ、手ぶれの発生しやすい低輝度被写
体の撮影時には特別な切換動作を行うことなく、まばた
きによるレリーズ動作が可能になる。したがって、まば
たきによるレリーズ動作の効果である手ぶれ防止効果は
維持できる。
【0143】また、本発明は使用者のまばたきを検出す
るまばたき検出手段と、カメラの撮影準備動作を行う撮
影準備動作手段と、撮影準備動作手段が撮影準備動作が
開始されていない動作状態では、まばたき検出手段の動
作を禁止する禁止手段を有することにより、撮影準備動
作の開始前では、まばたき検出が行われない。つまり、
必要なとき以外はまばたき検出を行わないので、これに
よる誤作動を生じることはないうえに、常時まばたき検
出を行う場合に比べて消費電力を小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の全体構成図。
【図2】カメラの前面斜視図。
【図3】カメラの後面斜視図。
【図4】ファインダ周辺投光および受光手段配置図。
【図5】動作フローチャート。
【図6】まばたき検出時の受光量タイミングチャート。
【図7】まぶた開状態の検出エリアの検出範囲。
【図8】まぶた閉状態の検出エリアの検出範囲。
【図9】第2の実施例の全体構成図。
【図10】光学系構成図。
【図11】ファインダ視野図。
【図12】動作フローチャート。
【図13】第3の実施例全体構成図。
【図14】動作フローチャート。
【符号の説明】
1 シスチムコントローラ 2 ROM 3 RAM 4 測光回路 5 測距回路 6 シャッタドライバ 7 メインスイッチ 8 レリーズスイッチ 9 画面サイズ切り換えスイッチ 10 まばたきトリガモード切り換えスイッチ 11 画面切り換えプランジャドライバ 12a,12b パノラマ遮光板 13 フィルム 14 シャッタ 15 撮影レンズ 16 受光SPD 17 検出エリア遮光マスク 18 受光レンズ 19 検出エリア範囲 20 演算増幅器 21 抵抗 22 ADコンバータ 23 照明用赤外発光ダイオード 24 定電流ドライバ 25 外部タイマ(TEX) 26 ファインダ接眼レンズ 27 まばたき受付可能処理表示LED 28 LEDドライバ 29 まぶた 30 システムコントローラ 31 ROM 32 RAM 33 測光回路 34 測距回路 35 シャッタドライバ 36 メインスイッチ 37 レリーズスイッチ 38 画面サイズ切り換えスイッチ 39 まばたきトリガモード切り換えスイッチ 40 まばたき受付可能表示LED 41 LEDドライバ 42 フィルム 43 シャッタ 44 撮影レンズ 45 照明用赤外発光ダイオード 46 定電流ドライバ 47 撮像素子 48 撮像回路 49 演算手段 50 クイックリターンミラー 51 ペンタプリズム 52 ファインダ接眼レンズ 53 ダイクロイックミラー 54 受光レンズ 55 投光レンズ 56 眼球 57 ズーム変倍レンズブロック 58 ラックギア 59 ピニオンギア 60 ズームモータ 61 モータドライバ 62 焦点距離検出回路 63 ズーム(ワイド)スイッチ 64 ズーム(テレ)スイッチ 65 フォーカシングスクリーン 66 視線レリーズ指標

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者のまばたきを検出するまばたき検
    出手段と、 該使用者のまばたきによりレリーズ動作を行うレリーズ
    手段と、 被写体の輝度を測光する測光手段と、 該測光手段により測光された被写体の輝度が所定値より
    大きいときには、該レリーズ手段によるレリーズ動作を
    禁止する禁止手段とを有するカメラ。
  2. 【請求項2】 使用者のまばたきを検出するまばたき検
    出手段と、 該使用者のまばたきによりレリーズ動作を行うレリーズ
    手段と、 被写体の輝度を測光する測光手段と、 装着されている撮影レンズの現在の焦点距離情報を検出
    する焦点距離情報検出手段と、 測光手段により測光され被写体の輝度が該焦点距離情報
    検出手段により検出された焦点距離情報により決定され
    る所定値より大きいときには、該レリーズ手段によるレ
    リーズ動作を禁止する禁止手段とを有するカメラ。
  3. 【請求項3】 前記まばたき検出手段は使用者の視線を
    検出する視線検出手段の少なくとも一部を使用すること
    を特徴とする請求項1または2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記視線手段は眼球像を受光する受光手
    段を有し、該受光手段を利用して使用者のまばたきを検
    出する請求項3記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 使用者の視線を検出する視線検出手段
    と、 該視線検出手段により検出された使用者の視線情報によ
    りレリーズ動作を行うレリーズ手段と、 被写体の輝度を測光する測光手段と、 測光手段により測光された被写体の輝度が所定値より大
    きいときには該レリーズ手段によるレリーズ動作を禁止
    する禁止手段とを有するカメラ。
  6. 【請求項6】 前記レリーズ手段が作動可能なときには
    その旨を使用者に警告する警告手段を有する請求項1、
    2、3、4または5記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 使用者のまばたきを検出するまばたき検
    出手段と、 カメラの撮影準備動作を行う撮影準備動作手段と、 該撮影準備動作が開始されていない動作状態では、まば
    たき検出手段の動作を禁止する禁止手段を有するカメ
    ラ。
  8. 【請求項8】 前記撮影準備動作手段は測光手段による
    測光動作または測距手段による測距動作である請求項7
    記載のカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7248300B1 (en) 1999-06-03 2007-07-24 Fujifilm Corporation Camera and method of photographing good image
WO2021106513A1 (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 電子機器

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