JPH11231408A - 銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ - Google Patents

銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ

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JPH11231408A
JPH11231408A JP10034463A JP3446398A JPH11231408A JP H11231408 A JPH11231408 A JP H11231408A JP 10034463 A JP10034463 A JP 10034463A JP 3446398 A JP3446398 A JP 3446398A JP H11231408 A JPH11231408 A JP H11231408A
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camera
image
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liquid crystal
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Atsushi Maruyama
淳 丸山
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲光の輝度に関わらず視認性が高く、モニ
タ手段に映し出されている画像を容易に確認することが
できる、消費電流を低減した銀塩撮影および電子撮像兼
用カメラを提供すること。 【解決手段】 被写体像を電気信号に変換するためのエ
リアセンサ19を有する電子撮像装置と、この電子撮像
装置の出力に基づいて画像を表示する反射型のカラー液
晶パネル(LCDモニタ33)と、被写体像を銀塩フィ
ルム15に露光する銀塩撮影装置と、カラー液晶パネル
の周囲光の輝度を測定する受光センサ36と、カラー液
晶パネルの表示面を照明する発光素子37と、受光セン
サ36の出力に応じて発光素子37の点灯/消灯を制御
するCPU43とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を電気信
号に変換するための撮像素子を有する電子撮像装置と、
被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置の両方
の機能を有する、銀塩撮影および電子撮像兼用カメラの
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、銀塩フィルムに被写体像を露
光すると同時に、撮像素子によって光電変換された被写
体像をメモリに記憶する銀塩撮影および電子撮像兼用カ
メラは知られている。例えば、特開平1―114169
号公報には、シャッターと連動するミラーによって被写
体光束の一部を撮像素子上に結像させ、この撮像素子に
より得られた画像をモニタ手段に表示することにより、
一眼レフカメラに確認機能を付与する技術が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような電子撮像装
置と銀塩撮影装置の両方の機能を有するカメラは、通常
の銀塩撮影カメラと比べて電気による駆動部を多数持つ
ため、消費電流をいかに低減するかが大きな課題とな
る。特に、撮影間隔を短縮しようとする場合には、露光
の直後に銀塩フィルムの給送動作とモニタ手段への表示
動作を同時に行うことが考えられるが、その場合には、
モニタ手段による消費電流の低減が重要となる。
【0004】しかし、上記特開平1―114169号公
報には、モニタ手段の具体的な構成については記載がな
い。また、ビデオカメラやデジタルカメラに搭載されて
いるバックライト付きの透過型液晶パネルは、屋外など
周囲光が比較的明るい場所においては視認性が低く、パ
ネルに映し出されている画像を確認するのに苦労する。
これは、上記バックライトの照明光よりも周囲光の方が
明るい場合に生ずる問題で、この問題を解決するために
バックライトの光量を増大する方法もあるが、その分カ
メラの消費電流も増える。
【0005】そこで、本発明の第1の目的は、被写体像
を電気信号に変換するための撮像素子を有する電子撮像
装置と、被写体像を銀塩フィルムに露光する銀塩撮影装
置の両方の機能を有する銀塩撮影および電子撮像兼用カ
メラにおいて、消費電流を低減したカメラを提供するこ
とである。
【0006】また、本発明の第2の目的は、周囲光の輝
度に関わらず視認性が高く、モニタ手段に映し出されて
いる画像を容易に確認することができるカメラを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に記載の銀塩撮影および電子撮像
兼用カメラは、被写体像を電気信号に変換するための撮
像素子を有する電子撮像装置と、上記電子撮像装置の出
力に基づいて画像を表示するモニタ手段と、上記被写体
像を銀塩フィルムに露光する銀塩撮影装置とを有し、上
記モニタ手段は、周囲光を用いて画像を表示する表示パ
ネルであることを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の銀塩撮影および電
子撮像兼用カメラは、請求項1において、上記周囲光の
輝度を測定する輝度測定手段と、上記表示パネルの表示
面を照明する照明手段と、上記輝度測定手段による測定
結果に応じて上記照明手段を動作または不動作にする制
御手段とを有することを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3に記載の銀塩撮影および
電子撮像兼用カメラは、請求項1において、上記モニタ
手段が反射型の液晶パネルであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1には、本発明の第1の実施形態
に係るカメラの斜視図を示す。(a)は正面図、(b)
は背面図である。第1の実施形態は所謂一眼レフカメラ
に本発明を適用したものである。
【0011】図1(a)に示すように、カメラ本体の上
面右側には、カメラの電源をオン・オフするパワースイ
ッチ1が配置され、カメラ本体の上面左側には、被写体
像を銀塩フィルムに露光する銀塩撮影装置、または被写
体像を電気信号に変換するための電子撮像素子を有する
電子撮像装置の動作開始を指示するレリーズボタン2
と、撮影モードを指定する撮影モードボタン3が配置さ
れている。ストロボ発光ユニット4はポップアップした
状態を示し、パワースイッチ1のオン動作に連動して、
ストロボ発光ユニット4が機械的にポップアップする。
ポップアップ時、略正面となる位置に、ストロボ光を透
過させる発光パネル5が設けられている。上記レリーズ
ボタン2は、半押し状態で第1レリーズスイッチがオン
し、更に押し込むと第2レリーズスイッチがオンするよ
うに構成されている。
【0012】一方、図1(b)に示すように、カメラ本
体の背面には、撮影レンズを透過した被写体光に基づい
て被写体像を観察するための光学式ファインダの接眼窓
6と、電子撮像素子から出力される映像信号に基づき被
写体像を表示するモニタ画面7と、ズームレンズの焦点
距離を手動で変更するためのズームアップ・ダウン操作
ボタン8がそれぞれ配置されている。
【0013】カメラ操作者は、パワースイッチ1を操作
することにより、カメラの各機能をパワーオンすると同
時にストロボ発光ユニット4をポップアップする。次
に、カメラ操作者は光学ファインダの接眼窓6を見なが
ら構図を決める。この時、ズームアップ・ダウン操作ボ
タン8の操作によって撮影レンズの焦点距離を任意に変
更することができる。構図が決まり撮影を行うには、レ
リーズボタン2を押圧することによって、後に詳細に説
明する撮影シーケンスを開始させる。この時、被写体像
は銀塩フイルムに露光されるとともに、後述の電子撮像
素子による撮像を行い、電子画像がカメラに取り込ま
れ、この電子映像はモニタ画面7に表示される。カメラ
操作者が、モニタ画面7の映像を確認して、自分の撮影
意図が反映されていないと判断した場合は、再度撮影を
試みることができる。
【0014】図2には、第1の実施形態のカメラの機能
ブロック図を示す。被写体像を結像させるための撮影レ
ンズは、正レンズ9と負レンズ11で構成され、この撮
影レンズ中に絞り機構10が配置され、この絞り機構1
0は絞り駆動回路26によって駆動制御されている。負
レンズ11の後方には、ハーフミラー12が設けられて
おり、前記ハーフミラー12で反射した被写体光の一部
は、結像レンズ系17を通して電子撮像素子であるエリ
アセンサ19に結像する。
【0015】エリアセンサ19は、エリアセンサ駆動回
路27によって制御され、エリアセンサ19上に結像さ
れた被写体像を電気的なアナログ映像信号に変換し、信
号処理回路32に出力する。この信号処理回路32は上
記エリアセンサ駆動回路27に同期信号を出力して制御
すると共に、上記アナログ映像信号のデジタル信号への
変換を含む所定の信号処理を行う。この信号処理回路3
2は揮発性メモリ31、および周囲光を用いて画像を表
示する表示パネルである反射型のカラー液晶モニタ(以
下、LCDモニタという)33から構成されたモニタ手
段に接続されると共に、データバス45を介して不揮発
性メモリ42等に接続されている。このモニタ手段の構
造については、後に詳細に説明する。
【0016】この信号処理回路32は、上記処理済みの
信号を電子画像として揮発性メモリ31および不揮発性
メモリ42に転送し、揮発性メモリ31に記憶された電
子画像はLCDモニタ33に表示される。不揮発性メモ
リ42は、カメラ本体に対して装着自在であり、電気的
に書換えができ、カメラ本体の電源がオフしても電子画
像の記憶が保持されるので、電子画像の長期的な記録に
用いられる。また、エリアセンサ19のアナログ映像信
号は、被写体輝度値を算出するために信号処理回路32
に入力され、デジタル信号に変換された後、データバス
45を介して主制御手段としてのCPU43に転送され
る。
【0017】また、受光センサ36は、LCDモニタ3
3に入射してくる周囲光の輝度(光量)を測定するセン
サであり、この受光センサ36は受光センサ駆動回路3
4によって制御され、測定された輝度データは受光セン
サ駆動回路34を介してCPU43へ転送される。上記
受光センサ駆動回路34および受光センサ36が、周囲
光の輝度を測定する輝度測定手段に相当する。
【0018】発光素子37は、CPU43にデータバス
45で接続された発光素子駆動回路35によって制御さ
れ、その制御信号に応じて発光を行ってLCDモニタ3
3を照明する素子であり、この照明がLCDモニタ33
の表示面全体に略均一に拡散するように、発光素子37
の照射方向には拡散板38が設けられている。上記発光
素子駆動回路35、発光素子37および拡散板38がL
CDモニタ33の表示面を照明する照明手段に相当す
る。
【0019】さらに、ハーフミラー12の後方には、ほ
ぼ中央部分がハーフミラー部となっている可動ミラー1
3が設けられており、この可動ミラー13の中央背面部
分にサブミラー20が下方に被写体光を反射するように
設けられている。このサブミラー20の反射光軸方向で
あって、図面垂直方向に2つの光学系からなる2像分離
のためのセパレータ光学系18が配置されている。この
セパレータ光学系18による被写体像の結像位置にライ
ンセンサ21が配置され、このラインセンサ21はライ
ンセンサ駆動回路29に接続されている。これらのサブ
ミラー20、セパレータ光学系18、ラインセンサ21
等によって、公知の位相差法による焦点検出装置が構成
されており、CPU43はラインセンサ駆動回路29を
介して入力された信号に基づいて2像の間隔を求め、合
焦位置に駆動するための撮影レンズの駆動量を演算す
る。
【0020】撮影レンズの各レンズ9、11は、ピント
調節動作用およびズーミング動作用の駆動モータ25a
およびこの駆動モータ25aを制御するズーム・ピント
駆動回路25により駆動制御される。このズーム・ピン
ト駆動回路25には、上記各レンズ9、11の移動に応
じて信号を発生する図示しないエンコーダが内装されて
おり、上記CPU43はこのエンコーダの出力と上記演
算された駆動量とに基づいてピント調節を行う。
【0021】可動ミラー13の反射光路上には、焦点板
22、ペンタプリズム23およびファインダ接眼光学系
24が配置され、光学ファインダを構成している。本実
施形態に係るカメラは、被写体像のモニタ手段としての
LCDモニタ33に加えて上記の光学ファインダを設け
ているので、カメラ操作者がLCDモニタ33を見なが
らではなく、上記光学ファインダを覗きながら撮影を行
うことができるので、カメラのホールディング性能が向
上し手ぶれを起こしずらい。
【0022】上述の可動ミラー13はミラー駆動回路2
8によって駆動され、また、可動ミラー13の後方に配
置されたシャッタ14はシャッタ駆動回路30によって
駆動される。可動ミラー13が上昇し、シャッタ14が
開放状態となると、銀塩フィルム15上に被写体像が形
成され露光される。なおCPU43は、信号処理回路3
2から出力される被写体輝度値と図示しないフィルム感
度検出回路によって検出されたフィルム感度とに基づい
て、適正露光の得られる絞り機構10の絞り値およびシ
ャッタ速度を演算し、シャッタ14は演算されたシャッ
タ速度で駆動制御される。
【0023】銀塩フィルム15上には磁気記録層が形成
されており、この磁気記録層と接するように磁気ヘッド
16が配置されている。この磁気ヘッド16は種々の情
報を上記磁気記録層に記録することと、銀塩フイルム1
5上に磁気記録された情報を読み出す機能を合わせも
ち、磁気ヘッド駆動回路39によって書き込みと読みだ
しの制御が行われる。
【0024】また、カメラ本体内にはフィルム駆動回路
40が設けられており、給送モータ40aを駆動して、
上記銀塩フイルム15をカメラに装填した時の頭出しの
ための巻き上げ動作、1駒の撮影が終了時に行う巻き上
げ動作、全駒撮影後または不図示の強制巻き戻しボタン
が操作された時の巻戻し動作等に関わるフィルム給送全
体の駆動制御を行う。この給送動作中に上記磁気ヘッド
16による磁気記録が実行される。
【0025】カメラには、被写体照明用のストロボ回路
41が設けられており、被写体輝度値が所定輝度より低
いとCPU43が判断した場合に、撮影時に補助光とし
てストロボを発光させる動作を行う。スイッチ入力44
は、操作スイッチやメカ機構動作の検出スイッチなどの
複数のスイッチから構成され、ここからの信号はCPU
43に入力される。
【0026】以上説明した信号処理回路32、ストロボ
回路41、不揮発性メモリ42、揮発性メモリ31、C
PU43、スイッチ入力44、磁気ヘッド駆動回路3
9、フイルム駆動回路40、シャッタ駆動回路30、ラ
インセンサ駆動回路29、ミラー駆動回路28、絞り駆
動回路26、ズーム・ピント駆動回路25、受光センサ
駆動回路34、発光素子駆動回路35はデータバス45
によって接続され、データの授受を行っている。これら
の駆動回路の動作をCPU43が統括して制御してい
る。
【0027】図3には、周囲光を用いて画像を表示する
表示パネルの例として本実施形態に適用する反射型カラ
ー液晶モニタの表示パネルの断面構造を示す。図3
(a)は液晶層に、2色性染料(ゲスト)を溶媒として
液晶(ホスト)中へ溶解させ、液晶分子配光を電界で制
御することによって染料分子の配光方向を変化させ透過
率を制御するゲスト・ホスト型(GH型)を採用した場
合である。
【0028】この表示パネルは、ガラス基板88に接着
された反射板89と、ガラス基板92に接着されたカラ
ーフィルタ91の間にGH型液晶90が封入されてい
る。この液晶表示パネルに入射してきた光線(図中、矢
印で示す)は、ガラス基板92を透過し、カラーフィル
タ91によりR(赤)・G(緑)・B(青)の3原色に
分解され、分解された3原色の光線はGH型液晶90に
よって透過率が制御され、反射板89に到達した光線は
反射及び散乱される。反射板89で反射してきた光線
は、再度GH型液晶90、カラーフィルタ91及びガラ
ス基板92を透過し、カメラ操作者の目に入り認識され
る。
【0029】図3(b)は液晶層に、電界をかけること
によって90度ねじれて配列している液晶の分子が1方
向にそろうことを利用して入射光の透過率を制御するツ
イスト・ネマチック型(TN型)を採用した場合であ
る。
【0030】この表示パネルは、ガラス基板93に接着
された反射板94及び反射板94に接着された偏光板9
5と、ガラス基板98に接着された偏光板99及びカラ
ーフィルタ97との間にTN型液晶96が封入されてい
る。また、偏光板95と99は偏光方向が互いに直行し
ている。この表示パネルに入射してきた光線(図中、矢
印で示す)は偏光板99とガラス基板98を透過し、カ
ラーフィルタ97によりR(赤)・G(緑)・B(青)
の3原色に分解され、分解された3原色の光線はTN型
液晶96によって透過率が制御され、さらに偏光板95
を透過し、反射板94に到達した光線は反射される。反
射板94で反射してきた光線は再度偏光板95、TN型
液晶層96、カラーフィルター97、ガラス基板98及
び偏光板99を透過し、カメラ操作者の目に入り認識さ
れる。
【0031】図4には、本実施形態に適用する反射型の
カラー液晶モニタ33の構造を示す。(a)は分解斜視
図、(b)は組立時のA−A断面図である。図4(a)
に示すように、カメラ本体内には種々の電子部品が搭載
された回路基板101が機械的に固定され、その上部に
はフレキシブルプリント基板等の接続基板102によっ
て上記回路基板101に対して電気的に接続された図3
に示した表示パネル103が配置されている。この表示
パネル103は、固定枠104によりカメラ本体に固定
されている。上記回路基板101には、所定の条件にお
いて上記表示パネル103の表面を照明するためのフロ
ントライト105(図2の発光素子37と拡散板38が
一体となった素子)と、上記表示パネル103に入射す
る周囲光の輝度を測定するための輝度測定手段としての
受光センサ106(図2の受光センサ36に相当する)
が固定されている。また、上記固定枠104には上記受
光センサ106の受光窓107が設けられ、また図4
(b)に示すように、組立時には固定枠104の下部に
は上記フロントライト105が位置する。
【0032】次に、本実施形態に係るカメラの動作を図
5〜7に示すフローチャートに基づいて説明する。図5
には、モニタ手段の動作を中心としたメインフローチャ
ートを示す。図6には、上記メインフロー中のサブルー
チン「フロントライト処理」のフローチャートを示す。
図7には、サブルーチン「撮影シーケンス」のフローチ
ャートを示す。
【0033】図5において、カメラに電池が装填される
とCPU43はプログラム処理を開始し、ステップS1
のイニシャライズ処理から実行する。このイニシャライ
ズ処理は、例えばCPU43のプログラムカウンタの初
期化や、CPU43に内蔵されているRAMの初期化な
どである。
【0034】ステップS2では、スタンバイ処理を行
い、CPU43は省電力モードになり、プログラムの実
行が停止された状態になる。カメラのレリーズ操作や、
モード変更操作が行われると起動信号が形成され、CP
U43は上記省電力モードから復帰してプログラム処理
を再開する。ステップS3では、正当な起動信号が有る
か否か判断し、正当な起動信号が有る場合には続くステ
ップS4以降の処理を実行する。一方、ステップS3に
おいて、外来ノイズ等の不正な起動信号であると判断し
た場合には、ステップS2にジャンプして再度省電力モ
ードとなる。
【0035】ステップS4では、タイマのカウントを開
始する。これは、所定時間の間カメラ操作が行われない
場合にCPU43を省電力モードにして電池の消耗を防
止するためである。ステップS5では、後述のサブルー
チン「フロントライト処理」を行い、ステップS6で
は、後述のサブルーチン「撮影シーケンス」を含む諸々
の処理を行う。
【0036】次にステップS7では、上記ステップS4
にてスタートしたタイマが所定時間経過したか否かを判
断し、経過したと判断した場合は、ステップS8におい
て、上記ステップS5のサブルーチン「フロントライト
処理」にて点灯したフロントライト105を消灯し、ス
テップS9ではLCDモニタ33の表示をオフした後
に、ステップS2にジャンプしてスタンバイ処理に戻
る。一方、ステップS7においてタイマが所定時間経過
していないと判断した場合は、ステップS5にジャンプ
してステップS5以降の各処理を再度繰り返す。
【0037】図6を用いて、上記ステップS5のサブル
ーチン「フロントライト処理」について説明する。ここ
での処理は、表示パネル103に入射する周囲光の輝度
を受光センサ106により測定し、その測定結果に応じ
てフロントライト105の点灯及び消灯、つまり照明手
段の動作又は不動作の制御を行うものである。
【0038】まず、ステップS10では上記表示パネル
103に入射してくる光の輝度を受光センサ106で測
定し、ステップS11では、その測光値が第1の所定値
(#THL)よりも明るいか暗いか判断する。測定値が
第1の所定値よりも暗いと判断した場合には、ステップ
S12においてフロントライト105を点灯してメイン
ルーチンへリターンする。一方、ステップS11におい
て測光値が第1の所定値(#THL)よりも明るいと判
断した場合には、さらにステップS13では、その測光
値が第2の所定値(#THH)よりも明るいか暗いか判
断する。このステップS13において、測光値が第2の
所定値よりも明るいと判断した場合は、ステップS14
に進み、フロントライト105を消灯してメインルーチ
ンへリターンする。一方、ステップS13において測光
値が第2の所定値よりも暗いと判断した場合は、そのま
まメインルーチンへリターンする。なお、第1の所定値
(#THL)と第2の所定値(#THH)の関係は#T
HH>#THLであり、フロントライト105の点灯及
び消灯の判断に不感帯を設けることにより、外界輝度の
微少変化によるフロントライト105のちらつきを押さ
えている。
【0039】次に、図7を用いて上記ステップS6に含
まれるサブルーチン「撮影シーケンス」について説明す
る。まずステップS18では、レリーズボタン2が押さ
れて第1レリーズスイッチがオンすると、不図示のメイ
ンルーチンから撮影サブルーチンが呼ばれ、ステップS
19以降の処理を実行する。ステップS19及びS20
においてはピント調節を行う。ステップS19ではライ
ンセンサ21の出力信号に基づいて2像の間隔を測定し
て測距を行い、この測距結果に基づいて撮影レンズの合
焦位置までの駆動量を演算し、ステップS20では上記
演算結果に基づいて撮影レンズの駆動を行う。この時、
撮影レンズの基準位置(例えば無限遠位置)からのエン
コーダパルス信号数に基づいて被写体までの絶対距離も
算出する。
【0040】ステップS21では、エリアセンサ19か
らの出力に基づいて被写体の輝度を計測する。ステップ
S22では、上記ステップS21において計測された測
光値と、図示しないフィルム感度検出回路によって検出
されたフィルム感度に基づいて、銀塩フィルム15に対
して露出を行う場合に適正露光を得ることのできるシャ
ッタ速度と絞り値及び、銀塩フィルム15の露光と同時
に行うエリアセンサ19の撮像を行うための撮像時間を
演算する。
【0041】ステップS23では、エリアセンサ19か
らイメージ信号を取り込み、ステップS24では、信号
処理回路32は取り込んだ画像に対して所定の信号処理
を行い、ステップS25ではLCDモニタ33に表示す
る。
【0042】次に、ステップS26にて第2レリーズス
イッチがオンしたか否かを判断し、オンしたらステップ
S27以降の処理を実行する。一方、オンしていないと
判断した場合はステップS23に戻る。ステップS27
では上記ステップS22で算出した絞り値になるように
絞り機構10の絞り込みを行い、ステップS28では、
可動ミラー13を上方に退避させるミラーアップ動作を
行う。そして、ステップS29において、上記ステップ
S22で算出したシャッタ速度値になるようにシャッタ
14を制御して銀塩フィルム15に被写体像の露光を行
うと同時に、ステップS22で演算された撮影時間に基
づいてエリアセンサ19からイメージ信号を取り込む。
このイメージ信号は、信号処理回路32において所定の
信号処理を行いデジタルデータ化した電子画像に変換
し、揮発性メモリ31に記憶する。露光、イメージ信号
の取り込み、信号処理及び記憶が終了すると、次のステ
ップS30において、上記ステップS28で退避してい
た可動ミラー13を元の位置に復帰させるミラーダウン
動作を行う。
【0043】ステップS31では、絞り機構10を初期
位置(通常は開放絞り値)に駆動し、ステップS32で
は、給送モータ40aにより銀塩フイルム15を1駒分
巻き上げ、ステップS33では電子画像をLCDモニタ
33に表示する。次に、ステップS34では上記ステッ
プS29で記憶された信号を不揮発性メモリ42に転送
し記憶して、一連の撮影シーケンスを終了する。
【0044】なお、上記シーケンスでは絞り機構10の
駆動(ステップS31)、銀塩フィルム15の巻き上げ
(ステップS32)およびモニタ表示(ステップS3
3)の各ステップを順次実行するようにしたが、撮影間
隔を短縮しようとする場合には各ステップを同時進行で
実施することが効果的である。この場合でも、モニタ手
段として周囲光を用いて画像を表示する反射型の液晶パ
ネルを用いているので、同時に消費される電流が少なく
てすむ。
【0045】また、モニタ手段として反射型液晶パネル
を使用しているので、バックライト付きの透過型液晶パ
ネルを使用した場合と比較して、屋外など周囲光が比較
的明るい場所においても視認性が高く、パネルに映し出
されている画像を容易に確認することができる。また、
周囲光を検出してその輝度に応じて自動的にフロントラ
イト105の点灯又は消灯を制御するようにしたので、
操作性が良く、周囲光が暗い場合での十分な視認性を確
保できる。さらにまた、周囲光が所定値よりも暗い場合
にのみフロントライト105を点灯するようにしたの
で、消費電流の増加を防止できる。
【0046】一方、反射型液晶パネルを使用することに
よって、従来透過型液晶パネルを裏面から常時照明して
いるバックライトが不要になるため、バッテリー駆動の
カメラの消費電流が低減された被写体確認機能を有する
カメラを提供することができる。 (第2の実施形態)図8には、本発明の実施形態に係る
カメラの斜視図を示す。(a)は正面図、(b)は背面
図である。第2の実施形態は所謂レンズシャッターカメ
ラに本発明を適用したものである。
【0047】図8(a)に示すように、カメラ本体の上
面には2段式のレリーズボタン46、ストロボ発光窓4
7、銀塩撮影装置の撮影レンズ48、ファインダ受光窓
49、銀塩撮影装置の撮影レンズの焦点距離を変更する
ためのズームアップ・ダウンのための操作ボタン50が
配置されている。被写体距離の計測は、所謂赤外アクテ
ィブ方式で行い、赤外光の投光窓51と、投光された赤
外光に起因する被写体からの反射光を受光するための受
光窓52が、カメラ本体の前面に配置されている。
【0048】一方、図8(b)に示すように、カメラ本
体の背面には、光学式ファインダの接眼部53と、電子
撮像素子から出力される映像信号に基づき被写体像を表
示するモニタ画面54と、このモニタ画面54の側部に
設けたフロントライト55(図中、点線で示す)の点灯
及び消灯を指示する操作スイッチ(以下、FLSWとい
う)56がそれぞれ配置されている。
【0049】本カメラは、上記撮影レンズ48の焦点距
離の変更に連動してファインダの画角も変化し、カメラ
操作者は銀塩撮影装置の撮影画角と同一の範囲をファイ
ンダ接眼部53から観察できる。また、後述の電子撮像
装置のエリアセンサは、ファインダ光学系の一部に配置
され、このエリアセンサから取り込んだイメージ信号
は、後述の処理を行なった後に、反射型のカラー液晶モ
ニタ(以下、LCDモニタという)54に、電子映像と
して表示される。
【0050】図9には、第2の実施形態のカメラの機能
ブロック図を示す。被写体像を銀塩フイルム58上に結
像させるための撮影レンズは、正レンズ57aと負レン
ズ57bで構成され、この撮影レンズ中にシャッタ機構
57cが配置され、このシャッタ機構57cはシャッタ
駆動回路74によって駆動制御されている。
【0051】上記撮影レンズの各レンズ57a、57b
は、ピント調節動作用およびズーミング動作用の駆動モ
ータ75aを介してズーム・ピント駆動回路75により
駆動制御される。
【0052】赤外発光素子77から投光レンズ76を介
して投光された赤外光は、被写体で反射して、その反射
光が受光レンズ79を通ってPSD(Position Sensit
iveDevice)80に結像する。これは公知の赤外アクテ
ィブ式の測距システムで、三角測量の原理によって被写
体までの距離を計測するものである。上記赤外発光素子
77は発光素子駆動回路78により制御され、また上記
PSD80からのアナログ出力信号は測距回路81に入
力されてデジタル信号に変換し、距離情報として出力す
る。CPU72はこの距離情報から撮影レンズを合焦位
置に駆動するための駆動量を演算する。
【0053】本カメラでは撮影光学系とは別にファイン
ダ光学系62があり、このファインダ光学系62は駆動
モータ75aにより上記撮影レンズの各レンズ57a、
57bのズーム動作に連動して駆動して画角が変化す
る。ファインダ受光窓49から入射した被写体光の一部
は上記ファインダ光学系62とハーフミラー63を透過
して接眼部光学系64に入射し、カメラ操作者が被写体
像を観察できるようになっている。また上記ハーフミラ
ー63で反射した被写体光の一部は、電子撮像素子とし
ての2次元エリアセンサ65に結像する。
【0054】エリアセンサ65はエリアセンサ駆動回路
66によって制御され、このエリアセンサ65上に結像
された被写体像をアナログ映像信号に変換し、信号処理
回路68に出力する。この信号処理回路68は上記エリ
アセンサ駆動回路66に同期信号を出力して制御すると
共に、上記アナログ信号のデジタル信号への変換を含む
所定の信号処理を行う。この信号処理回路68は揮発性
メモリ67およびLCDモニタ69に接続されると共
に、データバス87を介して不揮発性メモリ71等に接
続されている。
【0055】この信号処理回路68は、上記処理済みの
信号を電子画像として揮発性メモリ67および不揮発性
メモリ71に転送し、揮発性メモリ67に記憶された電
子画像はLCDモニタ69に表示される。また、上記信
号処理回路68で得られたデジタルデータは所定の加工
を施すことによって、露光時の露出演算のための測光値
(被写体輝度値)として利用することができる。
【0056】発光素子85は、CPU72にデータバス
87で接続された発光素子駆動回路84によって制御さ
れ、その制御信号に応じて発光を行いLCDモニタ69
を照明する素子であり、この照明がLCDモニタ69の
表示面全体に略均一に拡散するように、発光素子85の
照射方向には拡散板86が設けられている。上記発光素
子駆動回路84、発光素子85および拡散板86がLC
Dモニタ69の表示面を照明する照明手段に相当する。
【0057】シャッタ駆動回路74の制御によりシャッ
タ機構57cが駆動して開口すると、銀塩フィルム58
上に被写体像が形成され露光される。なおCPU72
は、信号処理回路68から出力される被写体輝度値と図
示しないフィルム感度検出回路によって検出されたフィ
ルム感度に基づいて、適正露光の得られるシャッタ開口
時間を演算し、シャッタ機構57cは演算された開口時
間だけ開口する。
【0058】銀塩フィルム58上には磁気記録層が形成
されており、この磁気記録層と接するように磁気ヘッド
59が配置されている。この磁気ヘッド59は種々の情
報を上記磁気記録層に記録し、磁気ヘッド駆動回路60
の出力によって駆動制御される。
【0059】また、カメラ本体内にはフィルム駆動回路
61が設けられており、給送モータ61aを駆動して、
1駒の撮影が終了時に上記銀塩フィルム58の巻き上げ
動作を行う。上記磁気ヘッド59による磁気記録は、こ
の巻き上げ動作中に実行される。
【0060】被写体照明用のストロボ回路70は、上記
信号処理回路68で得られた被写体輝度値が所定輝度よ
り低いとCPU72が判断した場合に、撮影時に補助光
としてストロボを発光させる動作を行う。スイッチ入力
73は、上記FLSW56やメカ機構動作の検出スイッ
チなどの複数のスイッチから構成される。
【0061】以上説明した信号処理回路68、ストロボ
回路70、不揮発性メモリ71、CPU72、磁気ヘッ
ド駆動回路60、フイルム駆動回路61、シャッター駆
動回路74、ズーム・ピント駆動回路75、発光素子駆
動回路78、測距回路81、発光素子駆動回路84はデ
ータバス87によって接続され、データの授受を行って
いる。これらの駆動回路の動作をCPU72が統括して
制御している。
【0062】上記LCDモニタ69及びその表示パネル
の構造は、第1の実施形態において図3及び図4を用い
て説明したものと基本的には同様である。ただし、本実
施形態に係るカメラでは表示パネルに入射する周囲光の
輝度を測定するための輝度測定手段としての受光センサ
が設けられていない点で相違する。
【0063】次に、本実施形態に係るカメラの動作を説
明する。モニタ手段の動作を中心としたメインフローチ
ャートは上述した図5と同様であるので説明を省略す
る。図10には、サブルーチン「フロントライト処理」
のフローチャートを示す。図11には、サブルーチン
「撮影シーケンス」のフローチャートを示す。
【0064】初めに、図10を用いて上記サブルーチン
「フロントライト処理」について説明する。ここでの処
理は、カメラ操作者が操作スイッチ(FLSW)56を
操作してフロントライト55の点灯及び消灯、つまり照
明手段の動作又は不動作の制御を行うものである。
【0065】まず、ステップS15では、FLSW56
がオンしているか否かを判断する。FLSW56がオン
している場合には、ステップS16においてフロントラ
イト55を点灯してメインルーチンへリターンする。一
方、ステップS15においてFLSW56がオフしてい
る場合にはフロントライト55を消灯してメインルーチ
ンへリターンする。
【0066】次に、図11を用いて上記サブルーチン
「撮影シーケンス」について説明する。まずステップS
35では、レリーズボタン46が押されて第1レリーズ
スイッチがオンすると、不図示のメインルーチンから撮
影サブルーチンが呼ばれ、ステップS36以降の処理を
実行する。ステップS36及びS37においては、ピン
ト調節を行う。ステップS36では測距回路81の出力
信号に基づいて公知の三角測量を行い、この測距結果に
基づいて撮影レンズの合焦位置までの駆動量を演算し、
ステップS37では上記演算結果に基づいて撮影レンズ
の駆動を行う。
【0067】ステップS38では、エリアセンサ65か
らの出力に基づいて被写体の輝度を計測する。ステップ
S38では、上記ステップS37において計測された測
光値と、図示しないフィルム感度検出回路によって検出
されたフィルム感度に基づいて、銀塩フィルム58に対
して露出を行う場合に適正露光を得ることのできるシャ
ッタ開口時間及び、銀塩フィルム58の露光と同時に行
うエリアセンサ65の撮像を行うための撮像時間を演算
する。
【0068】ステップS40では、エリアセンサ65か
らイメージ信号を取り込み、ステップS41では、信号
処理回路68は取り込んだ画像に対して所定の信号処理
を行い、ステップS42ではLCDモニタ69に表示す
る。
【0069】次に、ステップS43にて第2レリーズス
イッチがオンしたか否かを判断し、オンしたらステップ
S44以降の処理を実行する。一方、オンしていないと
判断した場合はステップS40に戻る。ステップS44
では、上記ステップS38で算出したシャッタ開口時間
になるように、シャッタ機構57cを制御し、銀塩フィ
ルム58に被写体像の露光を行うと同時にエリアセンサ
65からイメージ信号を取り込む。このイメージ信号
は、信号処理回路68において所定の信号処理を行い、
デジタルデータ化した電子画像に変換し、揮発性メモリ
67に記憶する。露光、イメージ信号の取り込み、信号
処理及び記憶が終了すると、次のステップS45では、
給送モータ61aにより銀塩フイルム58を1駒分巻き
上げ、ステップS46では電子画像をLCDモニタ69
に表示する。次に、ステップS47では上記ステップS
44で記憶された信号を不揮発性メモリ71に転送し記
憶して、一連の撮影シーケンスを終了する。
【0070】なお、上記シーケンスでは銀塩フィルム5
8の巻き上げ(ステップS45)およびモニタ表示(ス
テップS47)を順次実行するようにしたが、撮影間隔
を短縮しようとする場合には各ステップを同時進行で実
施することが効果的である。この場合でも、モニタ手段
として周囲光を用いて画像を表示する反射型の液晶パネ
ルを用いているので、同時に消費される電流が少なくて
すむ。
【0071】また、カメラ操作者がFLSW56を操作
してフロントライト55の点灯または消灯を制御するの
で、第1の実施形態に係るカメラの表示パネルに入射す
る周囲光の輝度を測定するための輝度測定手段としての
受光センサ106(図2の受光センサ36)や受光セン
サ駆動回路34が不要となるので、機構を簡単にするこ
とができる。
【0072】以上のような形態により実施される本発明
は、その他にも本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変形実施が可能である。以上、本発明の実施形態に基づ
いて説明したが本明細書中には以下の発明が含まれる。
すなわち、 (1) 被写体像を電気信号に変換するための電子撮像
素子を有する電子撮像装置と、電子撮像装置から出力さ
れたイメージ信号を基に表示するモニタ手段と、上記イ
メージ信号を記憶するための記憶手段と、被写体像を銀
塩フィルムに露光する銀塩撮影装置とを有し、上記モニ
タ手段は反射型のカラー液晶パネルであることを特徴と
する銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ。 (2) 上記反射型カラー液晶パネルの表示面に入射す
る外部光の輝度を測定する輝度測定手段と、上記輝度測
定手段の出力と所定値を比較する比較手段と、上記反射
型のカラー液晶パネルの表示面を照明する照明手段とを
有し、上記比較手段の出力によって上記照明手段を作動
または不作動にすることを特徴とする上記(1)のカメ
ラ。 (3) 上記反射型のカラー液晶パネルに含まれる液晶
材は、GH型またはTN型である上記(1)のカメラ。 (4) 被写体像を電気信号に変換するための撮像素子
を有する電子撮像装置と、外部光を用いて上記電子撮像
装置の出力に基づく画像を表示するモニタ手段と、上記
被写体像を銀塩フィルムに露光する銀塩撮影装置と、上
記銀塩フィルムを給送するモータを含むフィルム給送手
段とを有することを特徴とする銀塩撮影および電子撮像
兼用カメラ。 (5) 上記モニタ手段は、上記銀塩フィルムの給送中
に上記電子撮像装置の出力に基づく画像を表示する上記
(4)のカメラ。 (6) 被写体像を電気信号に変換するための電子撮像
素子を有する電子撮像装置と、上記電子撮像装置の出力
に基づいて画像を、外部光を用いて表示するモニタ手段
と、上記被写体像を銀塩フィルムに露光する銀塩撮影装
置と、上記表示パネルの表示面を照明する照明手段と、
上記照明手段を動作または不動作にする手段とを有する
ことを特徴とする銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ。 (7) 上記外部光の輝度を測定する輝度測定手段を有
し、上記照明手段を動作または不動作にする手段は、上
記輝度測定手段による測定結果に応じて動作する上記
(6)のカメラ。 (8) 上記外部光の輝度を測定する輝度測定手段と、
この輝度測定手段により測定された輝度が所定の輝度よ
りも暗いと判断した場合には上記照明手段を動作させ、
上記測定された輝度が所定の輝度よりも明るいと判断し
た場合には上記照明手段を不動作にする制御手段とを有
する上記(6)のカメラ。 (9) 上記外部光の輝度を測定する輝度測定手段と、
この輝度測定手段により測定された輝度が第1の所定輝
度よりも暗いと判断した場合には上記照明手段を動作さ
せ、上記測定された輝度が上記第1の所定輝度よりも明
るい第2の所定輝度よりも明るいと判断した場合には上
記照明手段を不動作にする制御手段とを有する上記
(6)のカメラ。 (10) 上記照明手段を動作または不動作にする手段
は、操作スイッチである上記(6)のカメラ。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、被写体像を電気信号に
変換するための撮像素子を有する電子撮像装置と、被写
体像を銀塩フィルムに露出する銀塩撮影装置の両方の機
能を有する銀塩撮影および電子撮像兼用カメラにおい
て、消費電流を低減したカメラを提供することができ
る。また、周囲光の輝度に関わらず視認性が高く、モニ
タ手段に映し出されている画像を容易に確認することが
できるカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るカメラの斜視
図を示す。
【図2】 上記カメラの機能ブロック図を示す。
【図3】 上記カメラに適用する反射型カラー液晶(L
CD)モニタ33の表示パネルの断面構造を示す。
【図4】 上記カメラに適用する反射型のカラー液晶モ
ニタの構成を示す。
【図5】 上記カメラのモニタ手段の動作を中心とした
メインフローチャートを示す。
【図6】 上記カメラのサブルーチン「フロントライト
処理」のフローチャートを示す。
【図7】 上記カメラのサブルーチン「撮影シーケン
ス」のフローチャートを示す。
【図8】 本発明の第2の実施形態に係るカメラの斜視
図を示す。
【図9】 上記カメラの機能ブロック図を示す。
【図10】 上記カメラのサブルーチン「フロントライ
ト処理」のフローチャートを示す。
【図11】 上記カメラのサブルーチン「撮影シーケン
ス」のフローチャートを示す。
【符号の説明】
15、58 銀塩フィルム 19、65 エリアセンサ 33、69 LCDモニタ 36 受光センサ 37、85 発光素子 43、72 CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を電気信号に変換するための撮
    像素子を有する電子撮像装置と、上記電子撮像装置の出
    力に基づいて画像を表示するモニタ手段と、上記被写体
    像を銀塩フィルムに露光する銀塩撮影装置とを有し、上
    記モニタ手段は、周囲光を用いて画像を表示する表示パ
    ネルであることを特徴とする銀塩撮影および電子撮像兼
    用カメラ。
  2. 【請求項2】 上記周囲光の輝度を測定する輝度測定手
    段と、上記表示パネルの表示面を照明する照明手段と、
    上記輝度測定手段による測定結果に応じて上記照明手段
    を動作または不動作にする制御手段とを有することを特
    徴とする請求項1に記載の銀塩撮影および電子撮像兼用
    カメラ。
  3. 【請求項3】 上記モニタ手段は、反射型の液晶パネル
    であることを特徴とする請求項1に記載の銀塩撮影およ
    び電子撮像兼用カメラ。
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