JP2001215545A - カメラの操作装置 - Google Patents

カメラの操作装置

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JP2001215545A
JP2001215545A JP2000022755A JP2000022755A JP2001215545A JP 2001215545 A JP2001215545 A JP 2001215545A JP 2000022755 A JP2000022755 A JP 2000022755A JP 2000022755 A JP2000022755 A JP 2000022755A JP 2001215545 A JP2001215545 A JP 2001215545A
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camera
shooting mode
aperture
photographing
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JP2000022755A
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English (en)
Inventor
Atsushi Maruyama
淳 丸山
Tatsuo Takanashi
立男 高▲梨▼
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】視覚的に理解し易く、煩雑な操作を必要としな
い、使い勝手のよいカメラの操作装置を提供することが
できる。 【解決手段】本発明は上下方向及び左右方向に延引され
た領域を移動自在な操作ツマミ9を有し、上記領域は、
各モードに対応した操作ツマミ9ための複数の停止位置
を有し、上下方向の操作することで撮影モードが切り換
わり、左右方向に操作することで、前記撮影モードに属
する設定情報の切り換えがなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種モードを切り
換えるための操作部材を備えたカメラの操作装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラは、複数の各種モードを有
しており、選定されたモードに基づいて所定の撮影動作
を行うことがなされている。そして、当該モードを効率
良く切り換えるための種々の技術が開示されている。
【0003】例えば、特開平10−78597号公報で
は、トラックボールの横方向の動きで撮影モードを切り
換え、更に縦方向の動きで撮影モード内の情報を切り換
え、LCDに表示する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術においては、トラックボールの動きでLCDに表
示される撮影モードを切り換えていく為、撮影モードの
全体像を把握しづらいといった欠点があった。さらに、
Av値等の数値を設定する際に、絞りモードに設定した
後、更に絞り値表示にカーソルを移動させた後に数値の
変更操作を行うので、変更操作が少なくとも3段階とな
り、初心者にとっては理解し難く、煩雑な操作を伴う点
が問題となっていた。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、視覚的に理解し易く、煩
雑な操作を必要としない、使い勝手のよいカメラの操作
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様では、第1の方向及び第2の方
向に延引された領域を移動自在な操作部材を有し、上記
領域は、操作部材を停止するため複数の停止位置を有す
ることを特徴とするカメラの操作装置が提供される。
【0007】第2の態様では、上記第1の態様におい
て、上記第1の方向は、撮影モードの切り換え方向であ
り、上記第2の方向は、前記撮影モードに属する設定情
報の切り換え方向であることを特徴とするカメラの操作
装置が提供される。
【0008】第3の態様では、上記第2の態様におい
て、上記第1の方向の撮影モードは、ピクトセレクトモ
ード、絞り優先モード、シャッタスピード優先モードの
うち、少なくとも1つを含むことを特徴とするカメラの
操作装置が提供される。
【0009】第4の態様では、上記第3の態様におい
て、上記ピクトセレクトモードには、標準撮影モード、
夜景撮影モード、風景撮影モード、ポートレート撮影モ
ード、スポーツモードの少なくともいずれかが含まれる
ことを特徴とするカメラの操作装置が提供される。
【0010】第5の態様では、上記第1の態様におい
て、上記複数の停止位置の中には、カメラをパワーオフ
する位置が含まれることを特徴とするカメラの操作装置
が提供される。
【0011】上記第1乃至第5の態様によれば、以下の
作用が奏される。
【0012】本発明の第1の態様では、操作部材が、第
1の方向及び第2の方向に延引された領域を移動しつ
つ、複数の停止位置で停止する。
【0013】第2の態様では、上記第1の態様におい
て、上記操作部材が、上記第1の方向は、撮影モードの
切り換え方向たる第1の方向、前記撮影モードに属する
設定情報の切り換え方向たる第2の方向を移動する。
【0014】第3の態様では、上記第2の態様におい
て、上記第1の方向の撮影モードには、ピクトセレクト
モード、絞り優先モード、シャッタスピード優先モード
のうち、少なくとも1つが含まれている。
【0015】第4の態様では、上記第3の態様におい
て、上記ピクトセレクトモードには、標準撮影モード、
夜景撮影モード、風景撮影モード、ポートレート撮影モ
ード、スポーツモードの少なくともいずれかが含まれて
いる。
【0016】第5の態様では、上記第1の態様におい
て、上記複数の停止位置の中には、カメラをパワーオフ
する位置が含まれている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態に係るカメラの
操作装置が採用されたカメラ全体を背面から見た様子を
示す外観図である。
【0019】この図1に示されるように、カメラ本体1
の上面には、パワースイッチ2、ストロボユニット3、
2段式のレリーズ釦4が配設されている。上記パワース
イッチ2は、カメラを作動状態にするためのものであ
る。上記ストロボユニット3は、必要に応じて収納/ポ
ップアップするよう構成されている。尚、この図1で
は、ストロボユニット3が収納されている状態を示して
いる。上記2段式のレリーズ釦4は、1段目(第1レリ
ーズボタン)の半押しで測光及び測距を行い、測距結果
に基づいて撮影レンズのピント調節を行うよう指示し、
2段目(第2レリーズボタン)の全押しで、フィルムへ
の露光を指示するものである。
【0020】さらに、このカメラ本体1の背面には、ズ
ーム操作釦5、ファインダ接眼部6、外部液晶表示板
7、ガイド溝8、操作ツマミ9が配設されている。上記
ズーム釦5は、撮影レンズの焦点距離の変更を指示する
ものである。上記ファインダ接眼部6は、撮影者に観察
像の観察を可能ならしめる。上記操作ツマミ9は、上記
ガイド溝8の内部を移動自在であり、ガイド溝8の操作
ツマミ停止位置には、対応する撮影モードを示す指標が
示されている。
【0021】以下、上記各モードに対応した指標につい
て詳述する。
【0022】即ち、符号10は、標準撮影モード(オー
トモード)を示す指標である。上記操作ツマミ9が、当
該位置にある場合、プログラム線図として標準プログラ
ムが選択される。このとき、ストロボは、低輝度自動発
光となる。
【0023】符号11は、夜景撮影モードを示す指標で
ある。当該モード時には、標準撮影モードに比べて長秒
時撮影が可能となる。符号12は、風景撮影モードを示
す指標である。上記操作ツマミ9が、当該位置にある場
合には、標準プログラムに比べて被写界深度が深くなる
プログラム線図が選択される。
【0024】符号13は、ポートレート撮影モードを示
す指標である。上記操作ツマミ9が、かかる位置にある
場合には、標準プログラムに比べて被写界深度が浅くな
るプログラム線図が選択されることになる。符号14
は、スポーツ撮影モードを示す指標である。上記操作ツ
マミ9が、当該位置にある場合、標準プログラムに比べ
てシャッタスピードが速くなるプログラム線図が選択さ
れる。
【0025】符号15は、絞り優先モードを示す指標で
ある。このモード時には、カメラ操作者が任意の絞りを
選択して撮影することができる。符号16は、絞り優先
モード時に絞り値のアップを示す指標である。操作ツマ
ミをプラス指標(+)に移動する度に、絞り値が所定の
刻み幅でアップする。符号17は、絞り優先モード時に
絞り値のダウンを示す指標である。上記操作ツマミをマ
イナス指標(−)に移動する度に、絞り値が所定の刻み
幅でダウンする。
【0026】図2は、実施の形態に係るカメラの操作装
置を採用したカメラ全体の構成を図1よりも詳細に示し
たブロック図である。
【0027】図2において、被写体像を結像させるため
の撮影レンズは、正レンズ18と負レンズ20で構成さ
れている。この撮影レンズ中には、絞り機構19が配置
されており、当該絞り機構19は絞り駆動回路32によ
って駆動制御される。
【0028】負レンズ20の後方には、略中央部分がハ
ーフミラーとなっている可動ミラー21が設けられてい
る。この可動ミラー21の中央背面部分には、サブミラ
ー22が、下方に被写体光を反射するように設けられて
いる。
【0029】このサブミラー22の反射光軸方向で図中
垂直方向に、2つの光学系からなる、2像分離のための
セパレータ光学系23が配置されている。このセパレー
タ光学系23による被写体像の結像位置には、ラインセ
ンサ24が配置され、該ラインセンサ24はラインセン
サ駆動回路34により駆動制御される。
【0030】ここで、上記サブミラー22、セパレータ
光学系23、ラインセンサ24等によって、公知の位相
差法による焦点検出装置が構成される。CPU38は、
ラインセンサ駆動回路34を介して入力した信号に基づ
いて、2像の間隔を求め、合焦位置に駆動する為の撮影
レンズの駆動量を演算する。
【0031】上記撮影レンズの各レンズ18,20に
は、ピント調節動作用及びズーミング動作用の駆動源を
制御するズーム・ピント駆動回路31が設けられてい
る。そして、このズーム・ピント駆動回路31は、上記
各レンズの移動に応じて信号を発生する不図示のエンコ
ーダを有している。上記CPU38は、上記演算された
駆動量とエンコーダ出力とに基づいてピント調節を行
う。
【0032】上記可動ミラー21の反射光路上には、焦
点板27、ペンタプリズム28及びファインダ接眼光学
系29が配置されている。
【0033】上述の可動ミラー21は、ミラー駆動回路
33によって駆動される。シャッタ25はシャッタ駆動
回路35によって駆動される。可動ミラー21が上昇
し、シャッタ25が開放状態となると、銀塩フィルム2
6上に被写体像が形成され、露光される。シャッタ25
は、公知のフォーカルプレーンシャッタであり、一眼レ
フの構成をとるカメラには一般的に搭載されているもの
である。概説すると、このフォーカルプレーンシャッタ
は、露光に先立って内蔵されたバネ力をチャージし、当
該バネ力によって先幕と後幕を走行させるものである。
【0034】尚、カメラが「オートモード」、「夜景モ
ード」、「風景モード」、「ポートレートモード」、
「スポーツモード」のいずれかに設定されている場合
は、不図示の測光回路から出力される被写体輝度値、不
図示のフィルム感度検出回路によって検出されたフィル
ム感度に基づいて、適正露光の得られる絞り19の絞り
値及びシャッタ速度をCPU38が演算し、シャッタ2
5は演算されたシャッタ速度で駆動制御されることにな
る。また、カメラが「絞り優先モード」に設定されてい
る場合は、カメラ操作者が設定した絞り値に応じて上記
と同様の演算によってシャッタ速度が演算されることに
なる。
【0035】フィルム26への露光時間は、先幕マグネ
ットで係止された先幕と後幕マグネットで係止された後
幕を、演算されたシャッタ速度に応じて適切なタイミン
グで開放することによって決定される。
【0036】また、カメラ本体内には、フィルム駆動回
路36が設けられており、1駒の撮影が終了すると上記
フィルム26の巻き上げ動作を行う。
【0037】さらに、本実施の形態を適用したカメラに
は、被写体照明用のストロボ回路40が設けられてお
り、被写体輝度が所定輝度より低いとCPU38が判断
した場合に、補助光として動作する。スイッチ入力37
は、不図示の操作スイッチや、メカ機構動作の検出スイ
ッチなどの複数のスイッチから構成される。
【0038】不揮発性メモリ39は、種々の調整デー
タ、カメラの作動状態、後述のシャッター25の異常状
態を記憶するメモリである。この他、符号30は、外部
液晶パネルで、図1の符号7に対応するものである。ま
た、LCD駆動回路41は、CPU38の出力に基づい
て外部液晶パネル30を駆動制御する。
【0039】以上説明のストロボ回路40、不揮発性メ
モリ39、CPU38、フィルム駆動回路36、シャッ
タ駆動回路35、ラインセンサ駆動回路34、ミラー駆
動回路33、絞り駆動回路32、ズーム・ピント駆動回
路31、スイッチ入力37はデータバス41によって接
続され、データの授受を行っている。これらの駆動回路
の動作をCPU38が総括して制御している。
【0040】図3は実施の形態に係るカメラの操作装置
の機械的構造を示している。
【0041】同図において、操作カバー42は、操作ツ
マミ47(図1の符号9に対応)が移動可能な溝43
(図1の符号8に対応)を有するカバーである。
【0042】尚、操作カバー42は、カメラの裏蓋と一
体的に形成してもよい。
【0043】ガイドピン44は、操作ツマミ47の操作
に応じてガイド板48が移動し、その移動は、ガイド溝
49に差し込まれたガイドピン44により規制される。
同様に、ガイド溝50に差し込まれたガイドピン45に
より規制される。ガイド板48が摺動可能なように、ガ
イドピン44の終端は、板グリップ53で係止されてい
る。同様に、ガイドピン45の終端も板グリップ55で
係止される。
【0044】切片54は、ガイド板48に切片固定ピン
52によって固定されている。ガイド板48の移動に伴
って、接点部A,Bはスイッチ基板59上を摺動する。
スイッチ基板59上には、各撮影モードに対応するスイ
ッチパターン60が形成されている。上記切片54は電
気的に導通可能であり、スイッチパターン60上の半円
形のランドのうちいずれか1対を短絡する。更に、各ラ
ンドはスイッチ入力37に接続されており、どのランド
対が短絡しているか判別される。
【0045】そして、CPU38により、操作ツマミ4
7が撮影モードのうちどの撮影モードの位置に停止して
いるか、或いは絞り優先モードのプラスに停止している
かマイナスに停止しているか判別することが可能にな
る。
【0046】この他、リセットレバー56は、リセット
レバー支持ピン46によって支持されている。また、ガ
イド板48の突起51は、操作ツマミ47が溝43のラ
インAに移動した時に、リセットレバー56と結合され
る。
【0047】このリセットレバー56は、板バネ58で
付勢されており、絞り優先モードのプラス位置又はマイ
ナス位置に操作されても、操作ツマミ47をフリーにす
ると、プラス位置とマイナス位置以外のニュートラル位
置(ラインAの真中のスイッチパターン)に自動復帰す
るように構成されている。
【0048】図4及び図5は、上記操作ツマミ47が移
動可能な操作カバー42に設けられた溝43の変形例を
示す図である。
【0049】尚、図4(a)は、図3と同様の構成を示
している。
【0050】これに対して、図4(b)に示されるよう
に、各撮影モードの位置を構成し、カメラ操作者がオー
トモードを頻繁に使用する場合を想定すると、図4
(a)の構成に比べて、オートモードからその他の撮影
モードへ切り換えるための移動量が減り、迅速に撮影モ
ードの切り換えが可能になる。
【0051】さらに、図5の如く構成すれば、操作ツマ
ミ47の操作によって、カメラをパワーオフすることが
できるようになる。このような構成によれば、撮影モー
ドの設定とカメラのパワーオンが連動する為、カメラ操
作が簡単となる。
【0052】以下、図6のフローチャートを参照して、
カメラのメインシーケンスを実行するサブルーチンの処
理の流れを説明する。
【0053】カメラに電源(電池)が装填されると、C
PU38が動作を開始する。
【0054】CPU38は、先ずカメラのパワースイッ
チ2がオンされているか否かを判断する(ステップS
1)。ここで、当該パワースイッチ2がオンされている
場合には、ステップS4以降の処理が実行され、当該パ
ワースイッチ2がオフされている場合には、ステップS
2以降の処理が実行される。
【0055】即ち、ステップS2以降の処理に進む場
合、先ず、LCD駆動回路41に表示オフの指示がなさ
れ(ステップS2)、続いて、所定の「スタンバイ処理
1」が実行される(ステップS3)。この「スタンバイ
処理1」は、所謂CPU38の作動を停止する前に、停
止後にCPU38が再び作動を開始するための条件設定
を行うものである。この「スタンバイ処理1」では、パ
ワースイッチ2のオンで作動開始をするように設定され
る。そして、CPU38の作動が停止される。スタンバ
イ状態が解除された場合は、メインシーケンスのステッ
プS1より再び動作が開始されることになる。
【0056】一方、ステップS4以降の処理に進む場
合、先ず、撮影レンズ18及び20が不図示の沈胴位置
からワイド位置に繰り出される(ステップS4)。
【0057】続いて、ストロボ回路40に含まれる不図
示のメインコンデンサに充電が行なわれる(ステップS
5)。そして、CPU38に内蔵されたタイマ1のカウ
ントが開始される(ステップS6)。かかる「タイマ
1」は、所定時間毎にカウントアップされるカウンタで
あり、カウンタ値が0クリア(リセット)された後、カ
ウントが開始される。続いて、レリーズスイッチが押下
されることによって第1レリーズスイッチがオンしたか
否かが判断される(ステップS7)。ここで、レリーズ
スイッチがオフされている場合にはステップS12の判
断に移り、オンされている場合にはステップS8以降の
処理が実行される。
【0058】即ち、ステップS8以降の処理に進むと、
不図示の測光回路によって被写体の輝度が測定され、被
写体輝度値が算出される(ステップS8)。次いで、ラ
インセンサ駆動回路34を介して入力された信号に基づ
いて、2像の間隔が算出され、合焦位置に駆動するため
の撮影レンズの駆動量データが演算される(ステップS
9)。この駆動量は、ズーム・ピント駆動回路31に転
送され、前記撮影レンズの各レンズ18,20の焦点位
置が変更される。
【0059】そして、上記ステップS8で得られた被写
体輝度値と、不図示のプログラム線図等と、不図示のフ
ィルム感度検出回路によって検出されたフィルム感度に
基づいて、公知の技術によって適正露光の得られる絞り
19の絞り値及びシャッタ速度が演算される(ステップ
S10)。さらに、第2レリーズスイッチがオンしたと
判断された場合、所定の撮影シーケンスが実行される
(ステップS11)。ここでは、上記ステップS10で
得られた絞り値とシャッタ速度でフィルム26が露光さ
れ、フィルム26が1駒分送られることになる。
【0060】一方、ステップS12に移行すると、ズー
ム・アップ又はズーム・ダウンの操作スイッチがオンさ
れているか否かが判断される。ここで、ズーム・アップ
又はズーム・ダウンの操作スイッチがオンされている場
合は、ズーム操作に応じて、撮影レンズ18,20の焦
点距離が変更される(ステップS13)。
【0061】これに対して、上記ズーム・アップ又はズ
ーム・ダウンの操作スイッチがオフされている場合は、
本発明の操作スイッチの読み込みが行われる(ステップ
S14)。ここでは、詳細は図7で後述するサブルーチ
ン「シフトスイッチ読み込み」が実行されることになる
が、同サブルーチンでは、操作ツマミ47の停止位置を
判断して撮影モードを示すフラグをセットしたり、絞り
値やシャッタスピード値等の数値をセットする処理がな
される。
【0062】続いて、カメラのパワースイッチ2がオン
しているか否かが判断される(ステップS15)。ここ
で、当該パワースイッチ2がオンされている場合は、ス
テップS16以降の処理が実行され、当該パワースイッ
チ2がオフされている場合は、前述したステップS2以
降の処理に進むことになる。
【0063】次いで、上記タイマ1のカウントが開始さ
れて所定時間が経過すると、タイマ1がオーバーフロー
するが、当該タイマ1がオーバーフローしたかどうか判
断される(ステップS16)。ここで、当該タイマ1が
オーバーフローした場合には、ステップS17以降の処
理が実行され、オーバーフローしていない場合にはステ
ップS7以降の処理が繰り返し実行される。これは、所
定時間経過してもパワースイッチ2等の操作スイッチが
操作されない場合は、省エネルギー化のためにCPU3
8をスタンバイ状態にするためである。
【0064】続いて、CPU38にLCDモニタ8を表
示オフするように指示がなされる(ステップS17)。
さらに、「スタンバイ処理2」が実行される。この「ス
タンバイ処理2」は、上記ステップS3と同様に、CP
U38の作動を停止する前に、停止後にCPU38が再
び作動を開始するための条件設定を行うものである。
「スタンバイ処理2」では、操作ボタンに連動するスイ
ッチの変化によって作動開始をするように設定される。
そして、CPU38の作動が停止される。スタンバイが
解除された場合は上記ステップS5から再び同様の処理
が実行されることになる。
【0065】図7は、図6のステップS14で実行され
る、サブルーチン「シフトスイッチ読み込み」を説明す
るためのフローチャートである。
【0066】このシーケンスに入ると、先ず操作ツマミ
47の停止位置が変化したかどうか判断される(ステッ
プS19)。ここで、当該操作ツマミ47の停止位置が
変化したと判断された場合はステップS20以降の処理
に移行し、変化していないと判断された場合は図6のメ
インシーケンスにリターンする。
【0067】ステップS20では、ステップS21移行
において、操作ツマミ47の停止位置に対応して各撮影
モードを示すフラグのクリアが行われる。
【0068】続いて、操作ツマミ47が、オートモード
の位置に停止していると判断された場合は(ステップS
21)オートモードフラグF_ATがセットされて(ス
テップS22)、メインシーケンスにリターンする。操
作ツマミ47が、夜景モードの位置に停止していると判
断された場合は(ステップS23)、夜景モードフラグ
F_YKがセットされて(ステップS24)、メインシ
ーケンスにリターンする。操作ツマミ47が、風景モー
ドの位置に停止していると判断された場合は(ステップ
S25)、風景モードフラグF_FKがセットされて
(ステップS26)、メインシーケンスにリターンす
る。
【0069】操作ツマミ47が、ポートレートモードの
位置に停止していると判断された場合は(ステップS2
7)、ポートレートモードフラグF_POTがセットさ
れて(ステップS28)、メインシーケンスにリターン
する。操作ツマミ47が、スポーツモードの位置に停止
していると判断された場合は(ステップS29)、スポ
ーツモードフラグF_SPTがセットされて(ステップ
S30)、メインシーケンスにリターンする。操作ツマ
ミ47が、絞り優先モードのアップの位置に停止してい
ると判断された場合は(ステップS31)、現在の絞り
値を1段分アップして(ステップS32)、メインシー
ケンスにリターンする。操作ツマミ47が上記位置のい
ずれにも停止されていない場合は、現在の絞り値を1段
分ダウンして(ステップS33)、メインシーケンスに
リターンする。
【0070】図8及び図9は、実施の形態に係るカメラ
操作装置の変形例を示す図である。先ず、図8(a)の
例は、操作ツマミが、固有の絞り値を示す停止位置(F
4.5,F5.6,F8.0,F11,F16,F2
2)と、アップ(+)及びダウン(−)操作が可能な停
止位置を移動することができる。従って、カメラ操作者
の好みによって、絞り値の設定方法を選択できる。
【0071】これに対して、図8(b)の例は、図8
(a)の例を更に変形したものであるが、アップ(+)
及びダウン(−)操作が可能な停止位置に入る位置が、
図8(a)と異なっている。基本的な効果は同様であ
る。
【0072】図9(a)の例では、パワーオフ(POW
ER OFF)、撮影モード(ピクト)、絞り優先モー
ドの絞り値アップ(+)、絞り優先モードの絞り値ダウ
ン(−)操作が可能な停止位置を有する。
【0073】図9(b)の例では、パワーオフ(POW
ER OFF)、撮影モード(ピクト)、絞り優先モー
ドの絞り値アップ(+)、絞り優先モードの絞り値ダウ
ン(−)、シャッタースピード優先のシャッタスピード
値アップ(+)、シャッタスピード優先のシャッタスピ
ード値ダウン(−)操作が可能な停止位置を有する。
【0074】これらの例によれば、操作ツマミによっ
て、各種撮影モード及び絞り値、シャッタスピード値を
設定することができる。
【0075】以上説明したように、本発明によれば、ひ
とつの操作ツマミによって各種撮影モードの設定や、各
種数値設定ができるので、視覚的に理解し易く、煩雑な
操作を必要としない、使い勝手のよいカメラの操作装置
を提供可能となる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
視覚的に理解し易く、煩雑な操作を必要としない、使い
勝手のよいカメラの操作装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカメラの操作装置が
採用されたカメラ全体を背面から見た様子を示す外観図
である。
【図2】第1の実施の形態に係るカメラの操作装置を採
用したカメラ全体の構成を図1よりも詳細に示したブロ
ック図である。
【図3】実施の形態に係るカメラの操作装置の機械的構
造を示している。
【図4】操作ツマミ47が移動可能な操作カバー42に
設けられた溝43の変形例を示す図である。
【図5】操作ツマミ47が移動可能な操作カバー42に
設けられた溝43の変形例を示す図である。
【図6】カメラのメインシーケンスを実行するサブルー
チンの処理の流れを説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】図6のステップS14で実行される、サブルー
チン「シフトスイッチ読み込み」を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】実施の形態に係るカメラ操作装置の変形例を示
す図である。
【図9】実施の形態に係るカメラ操作装置の変形例を示
す図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 パワースイッチ 3 ストロボユニット 4 レリーズ釦 5 ズーム操作釦 6 ファインダ接眼部 7 外部液晶表示板7 8 ガイド溝 9 操作ツマミ 10 標準撮影モードを示す指標 11 夜景撮影モードを示す指標 12 風景撮影モードを示す指標 13 ポートレート撮影モードを示す指標 14 スポーツ撮影モードを示す指標 15 絞り優先モードを示す指標 16 絞り値のアップを示す指標 17 絞り値のダウンを示す指標

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向及び第2の方向に延引された
    領域を移動自在な操作部材を有し、上記領域は、操作部
    材ための複数の停止位置を有することを特徴とするカメ
    ラの操作装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の方向は、撮影モードの切り換
    え方向であり、上記第2の方向は、前記撮影モードに属
    する設定情報の切り換え方向であることを特徴とする請
    求項1に記載のカメラの操作装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の方向の撮影モードは、ピクト
    セレクトモード、絞り優先モード、シャッタスピード優
    先モードのうち、少なくとも1つを含むことを特徴とす
    る請求項2に記載のカメラの操作装置。
  4. 【請求項4】 上記ピクトセレクトモードには、標準撮
    影モード、夜景撮影モード、風景撮影モード、ポートレ
    ート撮影モード、スポーツモードの少なくともいずれか
    が含まれることを特徴とする請求項3に記載のカメラの
    操作装置。
  5. 【請求項5】 上記複数の停止位置の中には、カメラを
    パワーオフする位置が含まれることを特徴とする請求項
    1に記載のカメラの操作装置。
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