JP3098625B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3098625B2
JP3098625B2 JP04230230A JP23023092A JP3098625B2 JP 3098625 B2 JP3098625 B2 JP 3098625B2 JP 04230230 A JP04230230 A JP 04230230A JP 23023092 A JP23023092 A JP 23023092A JP 3098625 B2 JP3098625 B2 JP 3098625B2
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政利 山田
義晴 成田
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チノン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体に応じた撮影倍
率を得るためのオートズーム機能を有し、かつ、このオ
ートズーム機能を一時的に禁止させて任意の倍率を得る
ことができるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの自動化が進み、オートズ
ーム機能を有するものも増加してきている。このオート
ズーム機能とは、被写体の大きさ等を判断して撮影レン
ズの焦点距離を変化させ、撮影画角内に占める被写体の
割合を決定する倍率が常に一定範囲となるように自動制
御するものである。
【0003】しかし、このようなオートズーム機能によ
り撮影を行なっている場合であっても、被写体によって
は、あるいは、撮影者の意図する構図によっては、オー
トズーム機能により決定された倍率より大きい、また
は、小さい倍率で撮影した方が望ましい場合もある。
【0004】そこで、オートズーム機能に設定されてい
ても、このオートズーム機能を一時的に禁止し、撮影者
の意図する任意の倍率に操作できるようにした構成が、
たとえば特開平2−298929号、特開平1−296
208号公報または特開平2−201328号公報に記
載されている。
【0005】これらの特開平2−298929号公報、
特開平1−296208号公報または特開平2−201
328号公報に記載の構成は、撮影レンズの焦点距離を
電動により変化させる自動ズーム手段を持っており、オ
ートズームを行なう場合は、オートズームデータをオー
トズームデータ設定手段により設定する。また、手動操
作によりズームを行なう場合は、手動操作のための信号
をズーム開始信号出力手段から電動ズーム手段に与える
ようにしている。そして、このズーム開始信号出力手段
から手動ズーム操作開始信号が出力されることにより、
オートズーム禁止手段によってオートズーム動作を一時
的に禁止するように構成している。
【0006】また、このオートズーム禁止手段による禁
止状態の設定は、1コマ撮影の完了またはズームモード
の再設定により、リセット手段によって解除される。
【0007】すなわち、上記従来例では、オートズーム
モードにおいて、撮影レンズの焦点距離を任意に変更し
たい場合、撮影者は手動ズーム用の望遠または広角スイ
ッチを手動操作する。この操作により、ズーム開始信号
出力手段から出力信号が生じ、オートズーム禁止手段が
作動してオートズーム機能が一時的に禁止され、撮影レ
ンズは、撮影者が操作した望遠または広角スイッチから
の信号により任意の焦点距離まで電動で変化させられ
る。
【0008】したがって、撮影者は、オートズームモー
ドであっても、手動ズームスイッチの望遠あるいは広角
の操作により焦点距離を任意に変更して撮影することが
できる。そして、1コマの撮影が完了した後は、リセッ
ト手段により再びオートズームモードが有効設定され
る。
【0009】このように、オートズーム機能の一時的禁
止状態は、1コマ撮影完了により自動的に解除される
が、1コマの撮影が行なわれないと解除されず、オート
ズーム機能の一時的禁止状態が継続してしまう。すなわ
ち、撮影者が手動ズームスイッチを操作した後に被写体
が変更となったことなどにより、レリーズ操作による写
真撮影を行なわない場合、オートズーム禁止手段による
オートズーム機能の一時的禁止状態が継続してしまう。
このため、次の撮影シーンにおいて、オートズームモー
ドがあるにもかかわらず、オートズームによる撮影を行
なうことができない。この場合、オートズーム撮影を行
なうためには、ズームモード設定スイッチにより、あら
ためてオートズームモードに設定し直す必要があり、操
作性がよくない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、特開平
2−298929号公報、特開平1−296208号公
報または特開平2−201328号公報に記載の構成で
は、一旦設定されたオートズーム機能の一時的禁止状態
は、1コマの撮影が行なわれなければ自動的に解除する
ことができず、操作性のうえで問題を有している。
【0011】本発明の目的は、1コマの撮影を行なわな
くても一定時間が経過すれば自動的にオートズーム機能
が有効となるようにして、操作性を改善したカメラを提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動手段によ
り焦点距離を変化させるズームレンズに対し、手動設定
手段による焦点距離の変化方向の指示と、オートズーム
設定手段による被写体に応じた撮影倍率を得る焦点距離
の設定とを可能としたカメラにおいて、外部からの手動
操作を検知して作動し、前記オートズーム設定手段の動
作を一時的に禁止させるオートズーム禁止手段と、この
オートズーム禁止手段の作動後の時間を計時し、所定時
間の経過により前記オートズーム設定手段に対する禁止
状態を解除する禁止解除手段とを備えたものである。
【0013】
【作用】本発明は、オートズーム禁止手段で、外部から
の手動操作を検知して作動し、オートズーム設定手段の
動作を一時的に禁止させ、禁止解除手段でオートズーム
禁止手段の作動後の時間を計時し、予定時間の経過によ
りオートズーム設定手段に対する禁止状態を解除するの
で、たとえば1コマの撮影を行なわなくても所定時間が
経過すれば自動的にオートズーム機能が有効となり、操
作性が改善される。
【0014】
【実施例】以下、本発明のカメラの一実施例を図面を参
照して説明する。
【0015】図2において、11はカメラ本体であり、こ
のカメラ本体11の内部には、カメラ全体を制御するため
の、図1で示すマイクロコンピュータ(CPU)12が設
けられている。また、カメラ本体11の上面には液晶表示
器(LCD)13およびメインスイッチ14を含む各種の操
作スイッチが設けられている。
【0016】そして、液晶表示器13は、メインスイッチ
14がオン状態となっていることにより動作状態となり、
マイクロコンピュータ12からの出力信号に応じて、各種
モードやフィルムカウンタ、電池容量の有無等を表示す
る。また、メインスイッチ14は、カメラ全体の動作をオ
ン、オフするためのスイッチで、スライド機構によりオ
ン、オフ状態を維持すべく構成されている。
【0017】また、出力信号は、図1で示すように、マ
イクロコンピュータ12に入力され、メインスイッチ14の
オン状態において前述のように液晶表示器13およびマイ
クロコンピュータ12を動作状態にする。また、メインス
イッチ14がオフ状態に操作されると、液晶表示器13の表
示は消え、マイクロコンピュータ12は低消費電力による
スタンバイモードに移行する。このスタンバイモードで
は、各種スイッチが操作されても所定の制御は行なわれ
ない。
【0018】一方、16はレリーズスイッチで、このレリ
ーズスイッチ16は、押圧操作に連動して順次オン動作す
る第1スイッチ16a および第2スイッチ16b からなる2
段構造のものである。ここで、第1スイッチ16a は、レ
リーズスイッチ16の半押し状態でオンとなり、第2スイ
ッチ16b は、レリーズスイッチ16の全押し状態でオンと
なる。そして、これら第1スイッチ16a および第2スイ
ッチ16b の出力信号は、図1で示すように、マイクロコ
ンピュータ12にそれぞれ入力される。
【0019】また、マイクロコンピュータ12は、第1ス
イッチ16a がオン状態となることにより、カメラ本体11
内に設けられた図1で示す測距装置17を動作させ、測距
動作を開始させる。そして、この測距装置17からの出力
信号に基づき、被写体距離およびオートズームのための
焦点距離を算出する。次に、この算出結果に基づき、カ
メラがオートズームモードに設定されていれば、ズーム
駆動装置18を動作させ、図2で示す撮影レンズ19を電動
により所定の焦点距離に変化させ、さらに,フォーカス
駆動装置20を動作させて合焦位置に導く。
【0020】すなわち、マイクロコンピュータ12は、被
写体に応じた撮影倍率を得るための焦点距離の設定を行
なうオートズーム設定手段12a を有する。
【0021】なお、オートズームモードでなく、手動ズ
ームモードに設定されている場合は、合焦動作のみが行
なわれる。
【0022】この後、マイクロコンピュータ12は測光装
置21による測光動作を開始させ、第2スイッチ16b がオ
ン状態となることにより、測光装置21から出力された輝
度信号に基づき露出演算を行ない、演算された結果によ
り、露出制御装置22を動作させ、シャッタおよび絞りの
制御がなされ、撮影動作が完了する。さらに、この後図
示しないフィルム巻き上げモータを動作させ、フィルム
を1コマ巻き上げる。
【0023】また、望遠スイッチ24および広角スイッチ
25は、常時オフで押圧操作によりオン状態となるそれぞ
れ独立した押し釦スイッチで、手動ズーム操作に用いら
れる。すなわち、カメラのモードが手動ズームモードあ
るいはオートズーム一時禁止モードに設定されている場
合、これら望遠スイッチ24および広角スイッチ25を操作
することにより、撮影レンズ19を任意の焦点距離に変化
させることができる。たとえば望遠スイッチ24がオン操
作されている間は、この望遠スイッチ24からの信号を入
力したマイクロコンピュータ12は、ズーム駆動装置18に
より撮影レンズ19の焦点距離を電動で望遠側に変化させ
る。また、広角スイッチ25がオン操作されている間は、
ズーム駆動装置18により撮影レンズ19の焦点距離を電動
で広角側に変化させる。
【0024】すなわち、マイクロコンピュータ12は、望
遠スイッチ24および広角スイッチ25からの信号に基づ
き、焦点距離の変化方向を指示する手動設定手段12b を
有する。
【0025】さらに、27,28,29はそれぞれ第1、第2
および第3のモード設定用スイッチで、常時オフで押圧
操作によりオン状態となるそれぞれ独立した押し釦スイ
ッチである。これら各第1、第2および第3のモード設
定用スイッチ27,28,29の出力信号は、図1で示すよう
にマイクロコンピュータ12にそれぞれ入力される。
【0026】ここで、第1のモード設定用スイッチ27
は、ズームモードを設定するもので、マイクロコンピュ
ータ12は、第1のモード設定用スイッチ27が撮影者の操
作によりオフからオンに変化する毎に、ズームモードが
「オートズームモード」および「手動ズームモード」い
ずれかとなるように、これら2つのモードを交互に設定
する。なお、これらのモードは、液晶表示器13によって
設定毎に順次更新表示される。
【0027】また、第2の設定用モードスイッチ28は、
撮影ドライブモードを設定するもので、マイクロコンピ
ュータ12は、第2の設定用モードスイッチ28が撮影者の
操作によりオフからオンに変化する毎に、撮影ドライブ
モードを、「1枚撮影」、「セルフタイマ撮影」、「連
写」のいずれかが設定されるように、各モードを順次循
環設定する。これらのモードも、液晶表示器13によって
設定毎に順次更新表示される。
【0028】さらに、第3のモード設定用スイッチ29
は、露出プログラムを設定するもので、マイクロコンピ
ュータ12は、第3のモード設定用スイッチ29が撮影者の
操作により、オフからオンに変化する毎に、「標準プロ
グラム」、「シャッタースピード優先プログラム」、
「被写界深度重視プログラム」のいずれかが設定される
ように、各モードを順次繰返し設定する。これらのモー
ドも、液晶表示器13によって設定毎に順次更新表示され
る。
【0029】一方、31はオートズーム一時禁止(AZ
C)スイッチで、このオートズーム一時禁止スイッチ31
は、常時オフで押圧操作によりオン状態となる押し釦ス
イッチであり、このオートズーム一時禁止スイッチ31の
出力信号は図1で示すように、マイクロコンピュータ12
に入力される。そして、このマイクロコンピュータ12
は、ズームモードがオートズームモードに設定されてい
るとき、このオートズーム一時禁止スイッチ31がオン操
作されることにより、オートズーム一時禁止モードとな
り、オートズーム機能を一時的に禁止する。
【0030】すなわち、マイクロコンピュータ12は、外
部からの手動操作を検知して作動し、オートズーム設定
手段12a の動作を一時的に禁止させるオートズーム禁止
手段12c を有する。
【0031】また、メインスイッチ14は、撮影者の操作
によってオフ状態からオン状態に移行することにより、
マイクロコンピュータ12を動作させ、液晶表示器13の動
作を開始させて所定の表示を行なわせるとともに、撮影
レンズ19を所定の位置にセットさせる。以後、このメイ
ンスイッチ14がオン状態の間、マイクロコンピュータ12
は上述した各種のレリーズスイッチ16、望遠スイッチ2
4、広角スイッチ25、第1、第2および第3のモード設
定用スイッチ27,28,29およびオートズーム一時禁止ス
イッチ31の出力信号をそれぞれ受付け、それぞれの機能
を実行する。
【0032】次に、マイクロコンピュータ12が果たす処
理をフローチャートを用いて説明する。図3はメインル
ーチンを示しており、スタート後、まず、初期設定が行
なわれる(ステップ1)。この初期設定では、オートズ
ーム機能を一時的に禁止するためのオートズームモード
一時禁止(AZC)フラグが“0”にリセットされる。
また、計時に用いるインターバルタイマカウンタ(IN
CNTR)も“0”にリセットされる。
【0033】次に、メインスイッチ14のオン、オフ状態
を判断する(ステップ2)。このときメインスイッチ14
がオフ状態からオン状態に移行していると液晶表示器13
がオン制御され(ステップ3)、その時点でのカメラの
状態が表示される。
【0034】次に、レリーズスイッチ16の第1スイッチ
16a がオン操作されているかを判断する(ステップ
4)。オン操作されていれば、第1スイッチ16a のオン
処理のサブルーチン(ステップ30)が実行される。
【0035】反対に、第1スイッチ16a がオン操作され
ていない場合は、ズームモードがオートズームモードか
手動ズームモードかを判断する(ステップ5)。そし
て、オートズームモードの場合は、オートズーム一時禁
止スイッチ31がオン操作されているかを判断する(ステ
ップ6)。このオートズーム一時禁止スイッチ31がオン
操作されている場合は、オートズームモード一時禁止フ
ラグを“1”にセットする(ステップ7)。これに対
し、オートズーム一時禁止スイッチ31がオン操作されて
いない場合は、オートズームモード一時禁止フラグが
“1”にセットされているかを判断する(ステップ
8)。
【0036】そして、オートズームモード一時禁止フラ
グが“1”にセットされていない場合は、次に第1のモ
ード設定用スイッチ27のオン、オフ状態が判断される
(ステップ9)。この第1のモード設定用スイッチ27が
オン操作されていれば、ズームモードを「オートズーム
モード」および「手動ズームモード」のいずれかに設定
すべく、これら「オートズームモード」および「手動ズ
ームモード」を交互に切換える第1のモード設定用スイ
ッチ27のオン処理のサブルーチン(ステップ50)が実行
される。
【0037】これに対し、第1のモード設定用スイッチ
27がオン操作されていなければ、次に第2のモード設定
用スイッチ28のオン、オフ状態が判断される(ステップ
10)。そして、第2のモード設定用スイッチ28がオン操
作されていれば、撮影ドライブモードを「1枚撮影」、
「セルフタイマ撮影」、または、「連写」のいずれかに
設定するべく、各モードを順次循環設定するサブルーチ
ン(ステップ11)が実行される。
【0038】また、第2のモード設定用スイッチ28がオ
ン操作されていなければ、次に、第3のモード設定用ス
イッチ29のオン、オフ状態を判断する(ステップ12)。
そして、第3のモード設定用スイッチ29がオン操作され
ていれば、露出プログラムを「標準プログラム」、「シ
ャッタースピード優先プログラム」、または、「被写界
深度重視プログラム」のいずれかに設定すべく、各モー
ドを順次繰返し設定するサブルーチン(ステップ13)が
実行される。なお、第3のモード設定用スイッチ29がオ
ン操作されていなければ、ステップ1まで戻り、以後処
理を繰返す。
【0039】ここで、ステップ5でズームモードが手動
ズームモードに設定されている場合、または、ステップ
7またはステップ8でオートズームモード一時禁止フラ
グが“1”に設定されている場合は、手動ズーム操作用
の望遠スイッチ24または広角スイッチ25からの信号が受
付けられる。すなわち、撮影者の操作により望遠スイッ
チ24がオン操作されているかを判断し(ステップ14)、
望遠スイッチ24がオン状態の間、撮影レンズ19の焦点距
離を、ズーム駆動装置18により電動で望遠側に変化させ
るサブルーチン(ステップ15)が実行される。また、広
角スイッチ25がオン操作されているかを判断し(ステッ
プ16)、広角スイッチ25がオン状態の間、撮影レンズ19
の焦点距離を、ズーム駆動装置18により電動で広角側に
変化させるサブルーチン(ステップ17)が実行される。
【0040】このように、ズームモードが手動ズームモ
ードの場合、および、オートズームモードであってもオ
ートズーム一時禁止スイッチ31のオン操作によりオート
ズームモード一時禁止フラグが“1”にセットされてい
る場合は、望遠スイッチ24または広角スイッチ25からの
信号が受付けられ、撮影者の操作により撮影レンズ19を
任意の倍率に設定することができる。
【0041】また、計時に用いるインターバルタイマカ
ウンタ(INCNTR)も“0”にリセットされ(ステ
ップ18)、ステップ2に戻る。
【0042】これに対し、オートズームモードに設定さ
れ、オートズームモード一時禁止フラグが“1”にセッ
トされていない場合は、望遠スイッチ24または広角スイ
ッチ25からの信号は受付けない。したがって、撮影者が
これら望遠スイッチ24または広角スイッチ25を操作して
もズーム駆動は行なわれない。
【0043】また、オートズームモードでは、レリーズ
スイッチ16の第1スイッチ16a がオン操作されたことに
より実行される第1スイッチオン処理のサブルーチン
(ステップ30)において、被写体に応じて自動的に倍率
が設定される。この第1スイッチオン処理のサブルーチ
ン(ステップ30)を図4を参照して説明する。
【0044】このサブルーチン(ステップ30)では、ま
ず、この第1スイッチ16a のオン動作が1回目かを判断
し(ステップ31)、1回目であれば図1で示した測距装
置17を動作させて測距を行ない、被写体距離およびオー
トズームのための焦点距離を算出する(ステップ32)。
すなわち、測距装置17として、たとえば撮影画角内の3
ポイント(左・中・右)についてそれぞれ測距を行なう
ものを用いており、被写体距離のほかに、左・中・右の
各ポイントの測距データの組合わせから被写体の大きさ
や位置を判断し、この被写体に応じたズーム値、すなわ
ち撮影レンズ19の焦点距離を得ることができる。
【0045】次に、ズームモードがオートズームモード
かを判断し(ステップ33)、オートズームモードであれ
ばオートズームモード一時禁止フラグが“1”にセット
されているかを判断し(ステップ34)、オートズームモ
ード一時禁止フラグが“1”にセットされていなけれ
ば、すなわち、オートズームモード一時禁止状態となっ
ていなければ、被写体に応じたズーム値に従ってズーム
駆動装置18を作動させ、オートズーム制御を行なう(ス
テップ35)。この動作により撮影レンズ19は被写体に応
じた焦点距離に変化する。
【0046】次に、被写体距離に従ってフォーカス駆動
装置20を作動させ、フォーカス駆動制御を行なう(ステ
ップ36)。この動作により、撮影レンズ19は、設定され
た焦点距離において合焦状態となる。なお、ステップ23
でズームモードが手動ズームモードと判断された場合、
あるいは、ステップ24でオートズームモードであっても
オートズームモード一時禁止フラグが“1”にセットさ
れていると判断した場合は、オートズーム制御は行なわ
ず、望遠スイッチ24または広角スイッチ25により設定さ
れたズーム値の撮影レンズ19に対してフォーカス駆動制
御が行なわれる。
【0047】次に、図1で示した測光装置21を作動させ
て測光を行ない(ステップ37)、さらに、輝度信号に基
づいて露出演算を行なう(ステップ38)。この後、レリ
ーズスイッチ16の第2スイッチ16b のオン、オフ状態を
判断し(ステップ39)、第2スイッチ16b がオン操作さ
れていれば、レリーズシーケンス(ステップ40)に移行
し、一連の露出制御、すなわち、図示しないミラーのア
ップ、絞り制御、シャッタ制御、ミラーのダウン、フィ
ルムの1コマ巻上げが順次実行され、1コマの撮影が完
了する。
【0048】次に、現在の状態がオートズーム一時禁止
モードになっているか、すなわち、オートズームモード
一時禁止フラグが“1”になっているかを判断し(ステ
ップ41)、このオートズームモード一時禁止フラグが
“1”になっていれば、これを“0”にリセットする
(ステップ42)。この動作によりオートズーム一時禁止
モードは解除されるので、液晶表示器13に“オートズー
ム”のマークを表示させ(ステップ43)、戻る。なお、
オートズームモード一時禁止フラグが“1”になってい
なければそのまま戻る。
【0049】上述のように、レリーズスイッチ16がオン
操作されると、サブルーチン(ステップ30)により、1
コマの撮影が完了した後にオートズームモード一時禁止
フラグの状態がチェックされ、“1”であれば必ず
“0”にリセットされ、オートズームモードに復帰す
る。
【0050】次に、オートズーム一時禁止モードを解除
し、オートズームモードに復帰させる別の手段について
説明する。図3のメインルーチンにおいて、メインスイ
ッチ14がオン状態からオフ状態に操作されると、液晶表
示器13は消灯され(ステップ19)、マイクロコンピュー
タ12は低消費電力のスタンバイモード(ステップ20)に
移行する。したがって、これ以降、フローチャートに示
された処理は実行されない。
【0051】この状態において、メインスイッチ14を再
びオン操作すると、マイクロコンピュータ12に割り込み
起動がかかり、フローチャートのスタートから走り始め
る。したがって、初期設定(ステップ1)によりオート
ズームモード一時禁止フラグは確実に“0”にリセット
される。すなわち、メインスイッチ14をオフ操作した後
に再びオン操作すれば、オフ操作前にオートズーム一時
禁止モードが設定されていても、これを確実にリセット
してオートズームモードに復帰させることができる。
【0052】次に、オートズーム一時禁止モードを解除
する別の手段を、図5で示す第1のモード設定スイッチ
オン処理のサブルーチン(ステップ50)により説明す
る。
【0053】まず、オートズーム一時禁止状態におい
て、第1のモード設定用スイッチ27をオン操作すること
により、オートズームモード一時禁止フラグを“0”に
リセットさせるものである。ただし、オートズームモー
ド一時禁止フラグを“0”にリセットしてもオートズー
ムモードには復帰せず、手動ズームモードに移行する。
【0054】このサブルーチン(ステップ50)では、ま
ず、第1のモード設定用スイッチ27のオン操作が1回目
かを判断し(ステップ51)、1回目であれば現在のズー
ムモードがオートズームモードであるかを判断する(ス
テップ52)。現在がオートズームモードであれば、手動
ズームモードを設定し、オートズームモード一時禁止フ
ラグを“0”にリセットし、さらに、今まで液晶表示器
13上に表示されていた「オートズーム」のマークを消灯
させる(ステップ53)。したがって、今までオートズー
ムモードであり、オートズーム一時禁止モードとなって
いても、ステップ43の処理によりオートズームモード一
時禁止フラグは確実に“0”にリセットされる。ただ
し、この場合は、オートズームモード一時禁止フラグを
“0”にリセットしても、オートズームモードに復帰さ
れることはなく、手動モードに移行する。なお、ステッ
プ42で今までがオートズームモードではないと判断され
た場合は、オートズームモードを設定するとともに、液
晶表示器13上に「オートズーム」のマークを点灯させる
(ステップ44)。
【0055】このように、サブルーチン(ステップ40)
では、第1のモード設定用スイッチ27をオン操作する毎
に、オートズームモードおよび手動ズームモードのいず
れかが交互に設定される。
【0056】次に、オートズーム一時禁止モードを解除
し、オートズームモードに復帰させるさらに別の手段に
ついて、図6で示すインターバルタイマ割込処理ルーチ
ンにより説明する。
【0057】この割込は一定時間、たとえば250ms
毎に発生しており、メインルーチンを回っている間、こ
の割込処理ルーチンは周期的に実行される。まず、割込
処理ルーチンであるためレジスタが退避(ステップ61)
された後、インターバルタイマカウンタ(INCNT
R)を+1インクリメントする(ステップ62)。このイ
ンターバルタイマカウンタは、図3で示したメインルー
チンの初期設定(ステップ61)により“0”にリセット
されており、上述のように割込処理がかかる毎に、すな
わち250ms毎に+1インクリメントされる。
【0058】次に、このインターバルタイマカウンタの
カウント値が設定値(たとえば“16”)になっている
かを判断する(ステップ63)。このカウント値が“1
6”になっており、すなわち、16×250ms=4秒
経過しており、さらに、オートズームフラグがオンか否
かを判断し(ステップ64)、オートズームモード一時禁
止フラグが“1”にセットされている場合は、すなわ
ち、オートズーム一時禁止モードになっている場合は、
オートズームモード一時禁止フラグを“0”にリセット
し(ステップ65)、液晶表示器13上の「オートズーム」
マークを点灯させ(ステップ66)、その後レジスタを復
帰させて(ステップ67)、割込処理ルーチンを終わる。
【0059】なお、カウント値が“16”になっても、
ステップ24でオートズームモード一時禁止フラグが
“1”にセットされていないと判断されれば、何の処理
も行なわず、レジスタを復帰させて(ステップ67)、割
込処理ルーチンを終わる。
【0060】ここで、インターバルタイマカウンタは、
メインルーチンの初期設定(ステップ1)によって
“0”にリセットされるが、この他に、全ての押し釦式
操作スイッチ、すなわち、レリーズスイッチ16、望遠ス
イッチ24および広角スイッチ25、第1、第2および第3
のモード設定用スイッチ27,28,29のうち、いずれか1
つがオン操作されることにより“0”にリセットされる
(ステップ16)。言い換えれば、これら全ての操作スイ
ッチがオン操作されなければ、インターバルタイマカウ
ンタは“0”にリセットされることはない。したがっ
て、AZCスイッチ31がオン操作され、オートズームモ
ード一時禁止フラグが“1”にセットされてから、カメ
ラに対して何の操作も行なわれない場合は、インターバ
ルタイマカウンタはリセットされないので、4秒経過
後、オートズームモード一時禁止フラグは“0”にリセ
ットされ、オートズーム一時禁止モードは解除され、オ
ートズームモードに復帰する。
【0061】すなわち、マイクロコンピュータ12は、オ
ートズーム設定手段12a によるオートズーム機能を一時
的に禁止するオートズーム禁止手段12c の作動後の時間
を計時し、予定時間たとえば4秒経過することにより、
このオートズーム設定手段12a に対する禁止状態を解除
する禁止解除手段12d を有する。
【0062】このように構成することにより、撮影者が
オートズームモードにおいて、たとえば任意の倍率を得
るべくオートズーム一時禁止スイッチ31によりオートズ
ーム一時禁止状態にセットしたが、被写体の変更等によ
り写真撮影を行なわなかった場合、次の撮影までの間に
自動的にオートズームモードに復帰しており、従来のよ
うに、再度オートズームモードに設定し直す必要はな
く、即、オートズームモードにより撮影が可能であり、
操作性が向上する。すなわち、一般に、次の撮影までに
は相当の時間があるため、インターバルタイマカウンタ
が設定値である4秒に達して、オートズームモード一時
禁止フラグを“0”にリセットするためである。。
【0063】図6に戻って、ステップ63の判断で、イン
ターバルタイマカウンタのカウント値が設定値“16”
に達していないと判断され、ステップ68でオートズーム
モード一時禁止フラグが“1”にセットされている場合
は、インターバルタイマカウンタの“0”ビットが
“1”かを判断する(ステップ69)。そして、インター
バルタイマカウンタの“0”ビットは、インターバルタ
イマカウンタに+1がインクリメントされる度に、すな
わち、250ms毎に、交互に“1”“0”となる。そ
して、インターバルタイマカウンタが“1”の場合は液
晶表示器13の「オートズーム」表示を消灯させ(ステッ
プ70)、インターバルタイマカウンタが“0”の場合は
同表示を点灯させる(ステップ66)。この結果、オート
ズームモード一時禁止フラグが“1”にセットされたオ
ートズーム一時禁止状態では、液晶表示器13上の「オー
トズーム」マークが250ms周期で点滅表示され、現
在、オートズーム一時禁止状態であることを表示する。
【0064】図7ないし図9は液晶表示器13の表示例を
示しており、図7はオートズームモードの場合で、「オ
ートズーム」マークは静止表示されている。また、図8
は手動ズームモードの場合で、「オートズーム」マーク
は消灯されている。さらに、図9はオートズームモード
一時禁止状態であり、「オートズーム」マーク13a は上
述のように250ms周期でオン、オフが繰り返され、
結果として1秒間に2回の点滅表示となっている。
【0065】上記実施例では、オートズームモードにお
けるオートズーム機能の一時禁止を行なうオートズーム
禁止手段12c として、オートズーム一時禁止スイッチ31
のオン操作を入力条件としているが、このオートズーム
一時禁止スイッチ31を省略し、オートズームモードにお
ける望遠スイッチ24または広角スイッチ25のオン操作に
より、オートズーム機能を一時禁止させるようにしても
よい。
【0066】
【発明の効果】本発明のカメラによれば、禁止解除手段
により、予定時間の経過によりオートズーム設定手段に
対する禁止状態を解除するので、たとえば1コマの撮影
を行なわなくても一定時間が経過すれば自動的にオート
ズーム機能が有効となるようにしたので、オートズーム
一時禁止状態にセットした後、被写体の変更等により写
真撮影を行なわなかった場合、次の撮影までの間に自動
的にオートズームモードに復帰する。したがって、従来
のように、再度オートズームモードに設定し直す必要は
なく、即、オートズームモードにより撮影が可能であ
り、操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの一実施例を示すブロック図で
ある。
【図2】同上外観図である。
【図3】同上マイクロコンピュータのメインルーチンを
示すフローチャートである。
【図4】同上第1スイッチオン処理のサブルーチンを示
すフローチャートである。
【図5】同上第1の設定用スイッチオン処理のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図6】同上インターバルタイマカウンタの割り込み処
理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図7】同上液晶表示器のオートズームモードを示す説
明図である。
【図8】同上液晶表示器の手動ズームモードを示す説明
図である。
【図9】同上オートズーム一時禁止状態の場合を示す説
明図である。
【符号の説明】
11 カメラ本体 12a オートズーム設定手段 12b 手動設定手段 12c オートズーム禁止手段 12d 禁止解除手段 18 ズーム駆動装置 19 撮影レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/105

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動手段により焦点距離を変化させるズ
    ームレンズに対し、手動設定手段による焦点距離の変化
    方向の指示と、オートズーム設定手段による被写体に応
    じた撮影倍率を得る焦点距離の設定とを可能としたカメ
    ラにおいて、 外部からの手動操作を検知して作動し、前記オートズー
    ム設定手段の動作を一時的に禁止させるオートズーム禁
    止手段と、 このオートズーム禁止手段の作動後の時間を計時し、所
    定時間の経過により前記オートズーム設定手段に対する
    禁止状態を解除する禁止解除手段とを備えたことを特徴
    とするカメラ。
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