JP2789711B2 - ステレオカメラ - Google Patents

ステレオカメラ

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JP2789711B2 JP24257589A JP24257589A JP2789711B2 JP 2789711 B2 JP2789711 B2 JP 2789711B2 JP 24257589 A JP24257589 A JP 24257589A JP 24257589 A JP24257589 A JP 24257589A JP 2789711 B2 JP2789711 B2 JP 2789711B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、2台のカメラを用い、ステレオ撮影を行な
うステレオカメラに関する。
[従来の技術] 左右に併設した2台のカメラを用いてステレオ撮影を
行なうことが知られている。ところが、従来のもので
は、2台のカメラを連携動作を図ることが容易ではな
く、また、ステレオ撮影と通常の撮影とを切換えできる
ようになっていない。
[発明が解決しようとする課題] したがって、従来のステレオ撮影を行う装置では、各
カメラによって、写したい主被写体の測距値が異なった
状態で撮影されたり、異なった測光値で撮影されたりす
ることがある。この場合、出来上がった2枚の写真を一
緒に並べて見ても異なったものとして見え、立体感のあ
るものとは見えず、ステレオ効果が薄まることになる。
また、任意にステレオ撮影と通常の撮影とを使い分ける
ことは困難であった。
本発明は、2台のカメラのステレオ撮影のための連携
動作が容易に行え、ステレオ効果の高い写真を撮影する
ことができ、さらには、ステレオ撮影と通常の撮影とを
随時、使い分けすることができるステレオカメラを提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明は、2台のカメラを備
えたステレオカメラにおいて、各カメラは、レリーズ釦
と、このレリーズ釦の操作に応答して撮影動作を行う撮
影手段と、撮影に関する各種のデータを入出力するデー
タ入出力手段とを有し、かつ上記各データ入出力手段に
接続され、一方のカメラのレリーズ釦の操作に応答し
て、この信号を入力し、他方のカメラのデータ入出力手
段に出力して他方のカメラの撮影手段を作動させる制御
手段を内蔵したアダプターを備えたものである。下記実
施例では、データ入出力手段、制御手段はマイクロコン
ピュータで構成している。
また、アダプターは、2台のカメラを並んで配置し得
るように構成したものとすればよい。
また、ステレオ撮影禁止の有無の選択手段を有したも
のとすればよい。下記実施例では、同手段はモード変更
スイッチSMDで構成している。
また、アダプターは、測光値、測距値または焦点距離
が各カメラで同一となるように制御する手段を有したも
のとすればよい。
[作用] この構成によれば、一方のカメラのレリーズ釦を操作
すると、このカメラが主導権を持ち、これに応答して、
他方のカメラの撮影手段をも作動せしめ、ステレオ撮影
を行なうことができる。また、ステレオ撮影禁止の有無
の選択手段による選択により、ステレオ撮影と通常の撮
影とを切換ることができる。また、測光値、測距値また
は焦点距離が各カメラで同一となるように制御する手段
を有したものにあっては、得られる2枚の写真の露光
値、ピント位置、撮影範囲が同一となる。
[発明の効果] 本発明によれば、2台のカメラと、これらのデータの
入出力を行うアダプターとを用いて簡便、かつ自動的に
ステレオ撮影を行うことができる。
請求項2の発明にあっては、容易に、適切なステレオ
撮影のためのカメラの設定が可能となる。また、請求項
3の発明にあっては、ステレオ撮影禁止の有無の選択手
段の操作により、ステレオ撮影と通常の撮影とを適宜に
切換えて使用することができる。また、請求項4〜6の
発明によれば、ステレオ撮影時に各カメラ毎に測光値あ
るいは測路値あるいは焦点距離を同一として撮影するの
で、同一の露光で、同一の主被写体にピントが合い、同
一の撮影範囲の2枚の写真が得られ、ステレオ撮影の効
果を高めることができる。
[実施例] 第1図(a),(b)は、本発明の一実施例によるス
テレオカメラの正面および背面からみた外観を示す。ス
テレオカメラは2台の並設されたカメラA,Bからなり、
図示の実施例では各カメラの外形が同じものを示してい
るが、必ずしも同じである必要はない。
各カメラA,Bは、レリーズ釦1、ファインダー窓2、
測光用の窓3、測距用の窓10、ズームレンズで構成され
ている撮影レンズ4を備えている。この実施例では、カ
メラAの撮影レンズの焦点距離は35〜70mm、カメラBの
撮影レンズの焦点距離は50〜100mmとしているが、焦点
距離が同じものであってもよい。上記2つのカメラA,B
はアタプター5に固定されており、ステレオ撮影を可能
にしている。
この実施例のように、カメラの焦点距離範囲が異なっ
ていると、ステレオ撮影を行なわないとき、カメラAを
使用して広角撮影を行ない、カメラBを使用して望遠撮
影を行なうというように、カメラを使い分けて使用でき
る。
各カメラA,Bの背面にはワイド側、テレ側にズームす
るためのズームスイッチZW,ZTと、上記アダプター5と
データ交信を行うための電気コネクタ6,7と、コネクタ
6,7と接続される受け部等(不図示)が設けられてい
る。
アダプター5には、ステレオモードと通常モードとを
切換えるスイッチ8と、表示部9等が設けられている。
なお、左側(第1図ではカメラB)のカメラとして、
レリーズボタン、ズームスイッチなどが正面から見て右
側(第1図(a)では右側、第1図(b)では左側)に
配置されたカメラを用いてもよい。このとき、左側のカ
メラを単独に使用する場合、操作がしやすくなるという
利点があり、また、右利きの人でも左利きの人でも楽に
ステレオ撮影を行なうことができる。
第2図は、カメラ全体の回路ブロックを示す。マイク
ロコンピュータ(以下、マイコンという)μC1はカメラ
Aに、マイコンμC2はカメラBに、マイコンμC3はアタ
プター5に、それぞれ内蔵されている。カメラAには、
ピント調節回路LEC、測距回路DM、露出制御回路AE、測
光回路LM、ズームエンコーダZMEN、ズーム用制御回路ZM
CおよびそのモータMが内蔵されている。ファインダー
もズーム可能に構成されており、不図示の機構により撮
影レンズのズーム動作に連動してズームが行われる。ス
イッチS1はレリーズ釦1の第1段の押下でONし、これに
より測光等の撮影準備動作が行われる。スイッチS2はこ
れに続く第2段の押下でONし、これにより露出が行われ
る。
カメラBも同様であるので、説明を省略する。アタプ
ター5のマイコンμC3に接続されているスイッチS
MDは、ステレオモードと通常モードとを切換えるモード
変更スイッチである。
カメラAの動作を第3図〜第10図に示すフローチャー
トを参照して説明する。なお、カメラBも同様であるの
で、説明を省略する。まず、第3図において、スイッチ
S1がONされると、スイッチS1のフロー(第4図)を、ズ
ームのテレ側スイツチSTがONされるとテレ側制御のSTON
のフロー(第8図)を、ズームのワイド側スイッチSW
ONされるとワイド側制御のSWONのフロー(第9図)を実
行する。
第4図はカメラAのレリーズ釦1が操作され、スイッ
チS1がONされたときのフローを示す。これを説明する
と、まず、、端子CSAへの割り込みを禁止する(ステッ
プ#50)。これは、このフローを実行しているときに、
マイコンμC3による割り込みを禁止するためのものであ
る。次いで、端子CSABへの信号が「L」レベルであるか
否かを判定する(#55)。端子CSABが「L」レベルであ
れば、ステレオモードのときに、カメラB側のレリーズ
釦1の操作がカメラAよりも先に操作されている(カメ
ラBが主導権を持っており、ステレオ撮影が行なわれよ
うとしている)と判断して、ステップ#56に進んで、こ
の後のスイッチS1ONの制御を行わない。ステップ#56で
は、スイッチS1がOFFになるのを待ち、OFFになれば、端
子CSAへの割り込みを許可してリターンする(#57)。
#55において、端子CSABが「L」レベルでなければ、
#60へ進み、「データ入出力I」を行う(#60)。
この「データ入出力I」のフローを第5図に示す。こ
れを説明すると、端子CSABが「L」レベルであるか否か
を判定し(#200)、「L」レベルであればワンショッ
トのパルス信号を端子CSABから出力し、「H」レベルで
あれば端子CSABを「L」レベルとし、それぞれをアタプ
ター5のマイコンμC3への割込信号とする(#205,#21
0)。マイコンμC3は、その端子CSABの立下りに応答し
て、後述(第11図)の割込処理を実行する。#205,#21
0から#215に進み、ここでは、アタプター5のマイコン
μC23からのデータ交信のための端子CSAの「L」レベル
への変化を待ち、「L」レベルとなれば、シリアル交信
(SIO)を行って、データを出力する(#220)。このと
き、カメラ側からクロックSCKを出力し、これに同期し
てデータの交信が行われる。次いで、このデータ交信の
終了を検出するために端子CSAが「H」レベルになるの
を待つ(#225)。「H」レベルになれば、次の交信を
行うために端子CSAが「L」レベルになるのを持ち(#2
30)、「L」レベルになれば、シリアル交信(SIO)を
行ってデータを入力する(#235)。次いで、交信の終
了を検出するために端子CSAが「H」レベルになるのを
待つ(#240)。「H」レベルになれば、入力したデー
タに基づきステレオモードであるか否かを判定し(#24
5)、ステレオモードでなければ、端子CSABを「H」レ
ベルにして(#250)、リターンする。ステレオモード
であれば、#250をスキップしてリターンする。
一方のカメラ側がアダプター5へ出力するデータとし
て、最短焦点距離fA min(カメラBの場合、fB mi
n)。最長焦点距離競fA max(カメラBの場合、fB ma
x)、カメラの有無を示すデータ、現在の焦点距離f
A(カメラBの場合、fB)、レリーズスイッチS2のON/
OFF(レリーズ要求の有無)、主導権の有無(スイッ
チS1のON/OFF)、測距データ、測光データがある。
ここで測距データ、測光データを出力するのは、ステレ
オ撮影のときに、主導権を持っていないカメラと主導権
を持っているカメラの各々の測距値と測光値を同じにす
るためである。
このようにする理由は次の通りである。ステレオ撮影
においては,2台のカメラA,Bは、互いに距離を少し隔て
て配置され、両者の撮影範囲、測距範囲および測光範囲
が少し異なる。そのため、主導権を持っていないカメラ
が、主導権を持っているカメラにより撮影される被写体
とは異なった被写体にピントを合わせて撮影したり、異
なった露出値(たとえば、絞り値)で撮影すると、両者
で撮影された写真を一緒に見ても異なったものとして見
え、立体感がなくなり、結果的にステレオ撮影の効果が
薄くなる。そこで、このような事態を避けるために、ス
テレオ撮影時には両カメラA,Bの測距値、測光値を同一
にしているのである。
カメラが入力するデータとして、ステレオ/ズーム
のモード、レリーズの禁止の有無、レリーズ要求の
有無、ステレオモードでの最短焦点距離fs min、ス
テレオモードでの最長焦点距離fs max、ステレオモー
ドでの目標焦点距離fs、測距データ、測光データが
ある。なお、測距データ、測光データは、測距、測光が
行われる前は所定のデータが入力されている。
第4図に戻って説明すると、#60のデータ入出力Iを
終えると、#65に進み、現在の焦点距離fAをズームエン
コーダから読み取る。そして入力したデータからステレ
オモードであるか否かを判定し(#70)、ステレオモー
ドでなければ、すなわち通常モードであれば、#110に
進む。ステレオモードであれば#75に進み、現在の焦点
距離fAが、共通の最短焦点距離fs minより小さいか否か
を判定し、共通の最短焦点距離fs minより小さければ、
テレ方向にズームレンズを制御すべく目標焦点距離fcを
fs minとし(#80)、フラグFMFをセットし(#85)、
上記fs minにレンズをズーム駆動して、ステップ#110
に進む。このズームレンズ駆動の動作を後述する。
#75において、fA≧fs minであれば、#90に進み、現
在の焦点距離fAが共通の最長焦点距離fs maxより大きい
か否かを判定し、大きくなければ、#110に進む。現在
の焦点距離fAが共通の最長焦点距離fs maxより大きけれ
ば、目標焦点距離fcをfs maxとし(#95)、ズームレン
ズをワイド方向にズーミングすべくフラグFMFをリセッ
トし(#100)、ズームレンズの駆動制御を行って(#1
05)、#110に進む。
この#105でのズームレンズの制御を第6図に示し説
明すると、フラグFMFがセットされているか否かを判定
し(#255)、セットされていなければ、レンズをワイ
ド方向にズームすべくズームレンズ制御回路ZMCにその
信号を出力し(#260)、一方、フラグFMFがセットされ
ていれば、レンズをテレ方向にズームすべくズームレン
ズ制御回路ZMCにその信号を出力し(#265)、それぞれ
#270に進む。そしてズームエンコーダZMENから現在の
焦点距離fAを読み取り、現在の焦点距離fAと目標焦点距
離fcとが等しいか否かを判定し(#275)、等しければ
ズーミングを停止させ(#280)、リターンする。等し
くなければ、#255に戻り、fA=fcとなるまでズームレ
ンズの駆動制御を行う。
第7図に上記#280の停止のルーチンを示す。これを
説明すると、まず、モータにブレーキをかけることを示
す信号をズームレンズ制御回路ZMCし出力し(#285)、
10msec待って(#290)、モータをOFFにして(#29
5)、リターンする。
第4図に戻り、#110,#115では測光回路LMから測光
データを入力し、測距回路DMから測距データを入力す
る。そして、#120に進み、ステレオモードか否かを判
定する。ステレオモードであれば、前述の#60と同様に
してデータの入出力「データ入出力I」を行って(#12
5)、#130に進む。ステレオモードでなければ、#125
をスキップして#130に進む。#130では、レリーズスイ
ッチS2がONされたか否かを判定し、ONされていれば、入
力したデータに基づいてレリーズ禁止か否かを判定し
(#135)、レリーズ禁止であれば#165に進み、レリー
ズロックを行なう。レリーズ禁止でなければ、データの
入出力「データ入出力I」を行って、他方のカメラ側に
レリーズ信号を出力する(#140)。そして、上記測距
データに基づいてピント調節を行い(#142)、測光デ
ータに基づいて露出制御を行い(#145)、#165に進
む。
#130において、レリーズスイッチS2がOFFであれば#
150に進み、スイッチS1がONか否かを判定し、OFFであれ
ばステップ#170に進む。スイッチS1がONであれば、レ
リーズ禁止か否かを判定し(#155)、レリーズ禁止で
なければ#130に戻り、レリーズスイッチS2がONされる
のを待つ、#155にてレリーズ禁止であれば、これは他
方のカメラがズーム制御を行っているとして100msecを
待って(#160)、#120に戻り、同様の動作を繰り返
す。このようにして、スイッチS1だけ操作されていると
き、すなわち、撮影者は、まだ撮影を行なうとは決めて
いないときは、直ちにレリーズロックせず、できるだけ
撮影できるよう他方のカメラのズーム制御が終わるのを
待つ。#135でレリーズ禁止であるとき、すなわち、撮
影者が撮影を行なうと決めたが、適正な撮影(ステレオ
撮影)を行なうことができないときは、#165に進み、
レリーズロックする。
#165に進むと、スイッチS1がONであるかどうか判定
し、スイッチS1がOFFであればONになるまで待機し、ス
イッチS1がOFFになると#170へ進む、#170では、ステ
レオ撮影が終了または中断したことを示すため端子CSAB
を「H」にする。そして、#175で割込CSAを許可してリ
ターンする。
次に、ズームスイッチZTが操作され、そのテレ側スイ
ッチがSTがONされたときのフローを第8図に示し説明す
ると、端子CSABが「L」レベルであるか否かを判定し
(#300)、「L」レベルであれば、すなわち、他方の
カメラが主導権を持っているときは、#305に進み、ス
イッチSTがOFFになるのを待ち、OFFになればリターンす
る。「L」レベルでなければ、「データ入出力I」を行
い(#310)、次いで、ステレオモードかどうか調べる
(#315)。上記データに基づき、ステレオモードであ
れば、共通の最長焦点距離fs maxをズーム連動範囲の最
大値F maxとし(この実施例では70mm)(#325)、一
方、ステレオモードでなければ、自らのカメラの最長焦
点距離fA max(この実施例では70mm、カメラBではfB m
ax=100mm)をズーム連動範囲の最大値F maxとし(#32
0)、それぞれ#330に進む。
#330では、レンズをテレ側へズームし、現在の焦点
距離fAを読み取り(#335)、この焦点距離fAがF maxに
なるか、あるいはスイッチSTがOFFになるを待ち(#34
0,#345)、fA=F maxあるいはスイッチSTがOFFいなれ
ば、ズーム停止の制御を行って(#350)、端子CSABを
「H」レベルにして(#355)、リターンする。
第9図は、ズームスイッチZWが操作され、そのワイド
側スイッチSWがONされたときのフローを示す。このフロ
ーは第8図のフローとほぼ同じで、相違するところは、
最長焦点距離fs max,fA maxに代えて最短焦点距離fs mi
n(この実施例では50mm),fA min(この実施例では35m
m、カメラBではfB min=50mm)となり、ズーム連動範
囲の最大値F maxの代わりにズーム連動範囲の最小値F m
inとなり、スイッチSTに代えてSWとなっていることであ
る。
次に、他方のカメラが主導権を持っている場合の割り
込み処理を第10図に示し説明する。この処理は、カメラ
A側が主導権を持っているときはカメラB側の動作に該
当し、第10図はカメラBが主導権を持っている場合を示
している。。この割り込み(CSA INT)があると、ま
ず、データの入出力(データ入出力II)を行う(#42
0)。この#420の処理では第5図の#217からのフロー
を実行する。#217では割り込み(CSA INT)を禁止し、
上述した#220〜#250のフローを実行する。
その後、ステレオモードであるか否かを判定し(#42
2)、ステレオモードでなければ(通常モードであれ
ば)直ちにリターンする。ステレオモードであれば#42
5へ進み、現在の焦点距離fAを読み込む。そして、#460
へ進み、入力したデータより、主導権を持つカメラの焦
点距離fsが現在の焦点距離fAと等しいか否かを判定し、
等しければ#490に進み、レリーズ要求を調べる。#460
で、fs≠fAであれば、fsとfAの大小関係を判定し(#46
5)、fA>fsであれば、レンズをワイド側にズームすべ
くフラグFMFをリセットし(#470)、fA<fsであれば、
レンズをテレ側にズームすべくフラグFMFをセットし
(#475)、それぞれ#480に進み、目標焦点距離fcをfs
とする。そして、#485に進んでズーミングを行なわ
せ、次いで、入力したデータによりレリーズ要求がある
か否かを判定する(#490)。レリーズ要求があれば
(このとき主導権を持つカメラでは撮影が行われてい
る)、入力した測距データの基づきピント調節を行い
(#492)、入力した測光データに基づき露出制御を行
い(#495)、このフローへ割り込み(CSA INT)を許可
して(#500)、リターンする。
以上はカメラの動作の説明であるが、カメラBも同様
である。
次に、アタプター5のマイコンμC3の制御を示すフロ
ーを第11図以降に示し、以下に説明する。マイコンμC3
は既に起動しているものとする。まず、第11図におい
て、モード変更スイッチSMDがONになっているかを判定
し(#700)、ONになっていなければONになるのを待
ち、ONになればステレオモードを示すフラグSTREOFがセ
ットされているか否かを判定し(#705)、セットされ
ていればリセットし(#710)、セットされていなれば
セットし(#715)、それぞれ#720に進む。#720では
スイッチSMDがOFFになるのを待ち、OFFになれば上記フ
ラグSTREOFに基づいて、モードの表示およびそのときの
焦点距離を表示する(#725)。
この表示のフローを第16図に示し説明すると、まず、
ステレオモードを示すフラグSTREOFがセットされている
か否かを判定し(#800)、セットされていればステレ
オモードを示すべく「STEREO」の表示を行い(#80
5)、焦点距離fsの表示を行って(#810)、リターンす
る。この表示例を第17図(a)に示す。#800で、ステ
レオモードを示すフラグSTREOFがセットされていないと
き、「NORMAL」の表示を行って(#815)、焦点距離の
表示を消して(#820)、リターンする。この表示例を
第17図(b)に示す。
マイコンμC3の端子CSABへ「H」から「L」へ変わる
信号が入力されると、マイコンμC3は、第12図に示すCS
AB INTのフローを実行する。まず、データを初期セット
する(#510)。すなわち、ステレオ/ズームをステレ
オモードにセットし、レリーズ禁止データをリセット
し、レリーズデータをリセットする。そして、カメラA
およびBからデータを入力する(#515,#520)。
カメラAからデータを入力するためのフロー「データ
A入力」を第13図に示し説明する。まず端子CSAを
「L」レベルとし(#750)、シリアル交信(SIO)(デ
ータ入力)を行って(#755)、上記端子CSAを「H」レ
ベルとして(#760)、リターンする。カメラBからデ
ータを入力する「データB入力」では端子CSAが端子CSB
となるだけで、その制御は上記と同じなので図面、説明
とも省略する。
この入力データとしては、各カメラの最短焦点距離fA
min,fB min、各カメラの最長焦点距離fA max,fB max、
各カメラの現在の焦点距離fA,fB、スイッチS2の状態、
カメラの有無、主導権の有無(スイッチS1の状態)、測
距データ、測光データ等がある。
第12図に戻って、#522にて、これらの入力したデー
タより両カメラA,Bの共通の焦点距離範囲の最小値fs mi
n、最大値fs maxを求める。このフローを第18図に示し
説明すると、カメラA,Bの最短焦点距離fA min,fB minの
大小を判定し、小さくない方の焦点距離をfs minとし
(#640,#645,#650)、また、カメラA,Bの最長焦点距
離fA max、fB maxの大小を判定し、大きくない方の焦点
距離をfs maxとしてリターンする(#655,#660,#66
5)。
次に、第12図の#525,#530にて、入力したデータか
らカメラA,Bが有るか否かを判定し、両方とも装着され
ている場合は、#535に進み、ステレオモードか否かを
判定する。カメラA,Bの一方が装着されていない場合、
あるいはステレオモードでない場合(STREOF=0)は、
#540に進み、ステレオフラグSTREOFをリセットし、ズ
ームモードに上記ステレオ/ズームのデータをセットし
(#542)、カメラA,Bにそれぞれデータを出力して(#
545)、表示を行い(#550)、リターンする。
ここで、#545のデータ出力のルーチンを第14図、第1
5図に示し説明する。まず、第14図において、データ出
力は、カメラAへデータを出力するための「データA出
力」、カメラBへデータを出力するための「データB出
力」を行ってリターンする(#765、#770)。この「デ
ータA出力」(「データB出力」も同様なので省略)を
第15図に示し説明する、端子CSAを「L」レベルとし、
シリアル交信(SIO)(データ出力)を行って、所定の
データを出力した後、端子CSAを「H」レベルとしリタ
ーンする(#775〜#785)。この出力データとしては、
ステレオ/通常のモード、レリーズ禁止の有無、レリー
ズ要求の有無、ステレオモードでの最短最長焦点距離fs
min,fs max、ステレオモード時の焦点距離fs、主導権
を持つカメラから入力した測距データおよび測光データ
等がある。
第12図に戻り説明を続けると、カメラA,Bとも有り、
ステレオモードであるとき(STREOF=1)、#555に進
み、カメラA側が主導権を持っているか否かを判定し、
カメラAが主導権を持っている場合、ステレオモード時
の焦点距離fsをカメラA側の焦点距離fAとする(#57
0)。なお、この実施例では、カメラAのスイッチS1がO
Nであれば、カメラAが主導権を持っていると判断して
いる。もちろん、主導権を持っいることを示すフラグを
設けても構わない。
次に、カメラB側の現在の焦点距離fBがステレオ撮影
での焦点距離fsと等しいか否かを判定する(#575)。
この結果、fs≠fBであれば、各カメラで撮影される2枚
の画面の画角が異なるとして、レリーズ禁止のデータを
セットし(#580)、#595に進み、データ出力および表
示を行う。fs=fBであれば、#585に進む。
#585では、カメラA側のレリーズスイッチS2がONさ
れているか否かを判定し、ONされていればカメラBのレ
リーズを要求するためのレリーズデータをセットし、
(#590)、#595へ進む。レリーズスイッチS2がONされ
ていなければ、#590をスキップして、#595に進み、デ
ータ出力および表示を行い、リターンする。
一方、#555で、カメラB側が主導権を持っている場
合は、ステレオ撮影での焦点距離fsをfBとし(#61
5)、次に、fs=fBであるか否かを判定する(#620)。
fs=fBであれば、カメラB側のレリーズスイッチ2がON
か否かを判定し(#630)、ONであればレリーズ要求デ
ータをセットし(#635)、#595に進む。レリーズスイ
ッチS2がONでなければ、直ちに#595に進む。また、#6
20において、fA≠fBであれば、レリーズ禁止データをセ
ットして(#625)、#595に進み、データ出力、表示の
後、リターンする。
以上の実施例では、ステレオモードのとき、主導権を
持っている方のカメラの測光値、測距値に基づいて、露
出制御、フォーカシングを行なっていたが、両カメラの
測定値の平均値(単純平均、主導権のあるカメラとない
カメラとで重みを変えた(たとえば、主導権のある方の
重みを大きくする)加重平均など)をアタプタ内マイコ
ンμC3で演算し、演算結果を各カメラに出力して露出制
御、フォーカシングを行なうようにしてもよい。また、
上記の実施例では各カメラに測光、測距装置が備えられ
ていたがアタプタにも測光、測距装置を設け、ステレオ
モードのときはアタプタによる測光値、測距値基づいて
露出制御、フォーカシングを行ない、通常モードのとき
は、各カメラによる測光値、測距値に基づいて露出制
御、フォーカシングを行なうようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の一実施例によるステレ
オカメラの正面斜視図と背面斜視図、第2図は同カメラ
の回路ブロック図、第3図はカメラの各スイッチをON時
の動作を示すフローチャート、第4図はスイッチS1をON
したときのカメラの動作を示すフローチャート、第5図
は同カメラのデータ入出力のフローチャート、第6図は
ズームレンズ制御のフローチャート、第7図はズームレ
ンズ駆動停止のフローチャート、第8図はズームのテレ
側スイッチSTのON時のフローチャート、第9図はズーム
のワイド側スイッチSWのON時のフローチャート、第10図
は他方のカメラが主導権を持っているときの割り込み処
理のフローチャート、第11図はアタプターにおけるモー
ド変更スイッチSMDのON時のフローチャート、第12図は
マイコンμC3の端子CSABへ「L」信号が入力されたとき
のフローチャート、第13図はデータA(B)入力のフロ
ーチャート、第14図はデータ出力のフローチャート、第
15図はデータA(B)出力のフローチャート、第16図は
表示のフローチャート、第17図(a)(b)は表示の例
を示す図、第18図はfs min,fs max決定のフローチャー
トである。 A,B……カメラ、1……レリーズ釦、3……測距用の
窓、4……撮影レンズ、5……アダプター、6,7……コ
ネクタ、10……測距窓、μC1,μC2,μC3……マイクロコ
ンピュータ(データ入出力手段、制御手段)、LEC……
ピント調節回路、DM……測距回路、AE……露出制御回
路、ZMEN……ズームエンコーダ、ZMC……ズーム用制御
回路、SMD……モード変更スイッチ(選択手段)。
フロントページの続き (72)発明者 大塚 博司 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 横山 伸一 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭57−639(JP,A) 実開 平1−135440(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 35/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2台のカメラを備えたステレオカメラにお
    いて、 各カメラは、レリーズ釦と、このレリーズ釦の操作に応
    答して撮影動作を行う撮影手段と、撮影に関する各種の
    データを入出力するデータ入出力手段とを有し、かつ上
    記各データ入出力手段に接続され、一方のカメラのレリ
    ーズ釦の操作に応答して、この信号を入力し、他方のカ
    メラのデータ入出力手段に出力して他方のカメラの撮影
    手段を作動させる制御手段を内蔵したアダプターを備え
    たことを特徴とするステレオカメラ。
  2. 【請求項2】アダプターは、2台のカメラを並んで配置
    し得るように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のステレオカメラ。
  3. 【請求項3】ステレオ撮影禁止の有無の選択手段を有し
    たことを特徴とする請求項2記載のステレオカメラ。
  4. 【請求項4】アダプターは、測光値が各カメラで同一と
    なるように制御する手段を有したことを特徴とする請求
    項3記載のステレオカメラ。
  5. 【請求項5】アダプターは、測距値が各カメラで同一と
    なるように制御する手段を有したことを特徴とする請求
    項3記載のステレオカメラ。
  6. 【請求項6】アダプターは、焦点距離が各カメラで同一
    となるように制御する手段を有したことを特徴とする請
    求項3記載のステレオカメラ。
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