JP2725315B2 - カメラのズーミング制御装置 - Google Patents

カメラのズーミング制御装置

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JP2725315B2 JP63268702A JP26870288A JP2725315B2 JP 2725315 B2 JP2725315 B2 JP 2725315B2 JP 63268702 A JP63268702 A JP 63268702A JP 26870288 A JP26870288 A JP 26870288A JP 2725315 B2 JP2725315 B2 JP 2725315B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、カメラのズーミング制御装置に関する。
B.従来の技術 従来から定倍率撮影(オートフレーミング撮影)が可
能なカメラが知られている。この定倍率撮影とは、被写
体までの距離(被写体距離)に拘らず被写体が常に同じ
大きさ(同じ撮影倍率)で撮影されるものである。すな
わちこの種のカメラは、レリーズ釦の半押し操作に伴い
測距装置等により検出された被写体距離に基づいて、被
写体が予め設定された撮影倍率で撮影されるような撮影
レンズの焦点距離を演算し、この演算された焦点距離に
撮影レンズを駆動し、その後、全押し操作に伴って撮影
を行う。これにより、所定の撮影倍率を設定しておけば
レリーズ釦の操作だけで、被写体距離に拘らず例えば被
写体(人物)の上半身が画面内に収まるような、いわゆ
るウェストショットサイズの写真が得られる。
C.発明が解決しようとする課題 ところで、電子閃光装置のガイドナンバーは撮影レン
ズの開放F値と被写体距離との積で決まる。したがっ
て、一定のガイドナンバーの電子閃光装置の場合、この
ガイドナンバーと撮影レンズの開放F値とから閃光撮影
可能な被写体距離(閃光到達距離)を求めることができ
る。
このような一定ガイドナンバーの電子閃光装置を使用
して例えば上述の定倍率撮影を行う際、被写体距離が遠
く撮影レンズが望遠側に駆動されると、撮影レンズの開
放F値が大きくなるため上述の閃光到達距離が短くな
る。そしてこの閃光到達距離が被写体距離よりも小さく
なると、電子閃光装置の照射光が被写体まで十分に届か
ず露出アンダーの写真が撮影されてしまう。
本発明の技術的課題は、露出アンダーの写真が撮影さ
れることを防止したカメラのズーミング制御装置を提供
することにある。
D.課題を解決するための手段 クレーム対応図である第1図(a)により説明する
と、請求項1の発明に係るカメラのズーミング制御装置
は、ズームレンズ101と、被写体までの距離に対応する
被写体距離を検出する被写体距離検出手段102と、所定
ガイドナンバーの電子閃光装置103と、ズームレンズ101
の各焦点距離に応じて変化する開放F値を出力する開放
F値出力手段104と、電子閃光装置103を使用する閃光撮
影時、少なくともズームレンズ101の任意の焦点距離に
おける開放F値および電子閃光装置103のガイドナンバ
ーに基づいて閃光到達距離を演算する演算手段105と、
検出された被写体距離が演算された閃光到達距離よりも
大きい場合には、閃光到達距離が被写体距離以下になる
ような開放F値を持つ焦点距離を設定し、この焦点距離
となるようにズームレンズ101を駆動するレンズ駆動制
御手段106とを具備し、これにより上記技術的課題を解
決する。
クレーム対応図である第1図(b)により説明する
と、請求項2の発明は、上述のズームレンズ101と、被
写体距離検出手段102と、この被写体距離検出手段102に
より検出された被写体距離に基づいて、被写体がこの被
写体距離に拘らず予め設定された撮影倍率で撮影される
ような第1の焦点距離を設定し、この第1の焦点距離と
なるようにズームレンズ101を駆動するレンズ駆動制御
手段206とを備えたカメラのズーミング制御装置に適用
される。
そして、所定ガイドナンバーの電子閃光装置103と、
ズームレンズ101の各焦点距離に応じて変化する開放F
値を出力する開放F値出力手段104と、電子閃光装置103
を使用する閃光撮影時、少なくともズームレンズ101の
第1の焦点距離における開放F値および電子閃光装置10
3のガイドナンバーに基づいて閃光到達距離を演算する
演算手段205とを備えるとともに、レンズ駆動制御手段2
06を次のように構成することにより上記技術的課題が解
決される。すなわち、第1の焦点距離設定時に検出され
た被写体距離が演算された閃光到達距離よりも大きい場
合には、この閃光到達距離が被写体距離以下になるよう
な開放F値を持つ第2の焦点距離を設定し、この第2の
焦点距離となるようにズームレンズ101を駆動する。
E.作用 (1)請求項1の発明 演算手段105は、電子閃光装置103を使用する閃光撮影
時、少なくともズームレンズ101の任意の焦点距離にお
ける開放F値および電子閃光装置103のガイドナンバー
に基づいて閃光到達距離を演算する。レンズ駆動制御手
段106は、被写体距離検出手段101により検出された被写
体距離が上記演算手段105により演算された閃光到達距
離よりも大きい場合には、閃光到達距離が被写体距離以
下になるような開放F値を持つ焦点距離を設定し、この
焦点距離となるようにズームレンズ101を駆動する。こ
れにより露出アンダーの写真が撮影されることが防止さ
れる。
(2)請求項2の発明 演算手段205は、少なくともズームレンズ101の第1の
焦点距離における開放F値および電子閃光装置103のガ
イドナンバーに基づいて閃光到達距離を演算する。レン
ズ駆動制御手段206は、第1の焦点距離設定時に検出さ
れた被写体距離が上記演算手段205により演算された閃
光到達距離よりも大きい場合には、この閃光到達距離が
被写体距離以下になるような開放F値を持つ第2の焦点
距離を設定し、この第2の焦点距離となるようにズーム
レンズ101を駆動する。これにより定倍率撮影時にも露
出アンダーの写真が撮影されることが防止される。
F.実施例 第2図および第3図に基づいて本発明の一実施例を説
明する。
全体構成を示す第2図において、CPU1には、測距回路
2および測光回路3が接続されている。測距回路2は、
被写体までの距離に応じた距離情報(被写体距離)を検
出してCPU1に出力し、測光回路3は、被写体の輝度に関
する輝度情報を検出してCPU1に出力する。
またCPU1には、モータ駆動回路4,表示回路5,電子閃光
装置30の発光制御回路31,露出制御回路7およびスイッ
チSW1,SW2が接続され、モータ駆動回路4には、ズーミ
ングモータ11,フォーカシングモータ12およびフィルム
巻き上げモータ13がそれぞれ接続されている。このモー
タ駆動回路4は、CPU1からのズーミング信号に応答して
モータ11により不図示の撮影レンズ(ズームレンズ)LE
を所定の焦点距離に駆動する。ここで、本実施例の撮影
レンズLEは、35mm(ワイド端)〜80mm(テレ端)まで焦
点距離が可変とされている。モータ駆動回路4はまた、
CPU1からのフォーカシング信号に応答してモータ12によ
り撮影レンズLEを所定のフォーカシング位置に駆動する
とともに、巻き上げ信号に応答してモータ13によりフィ
ルムを1駒巻き上げる。
表示回路5には、ファインダ内の表示用LED21,22が接
続され、後述するようにCPU1からの表示信号に応答して
LED21,22を点灯せしめ、種々の表示を行う。露出制御回
路7は、CPU1からの指令により絞りやシャッタ等の露出
制御装置を駆動して撮影を行う。
発光制御回路31は、CPU1からの充電開始信号に応答し
て不図示の発光用メインコンデンサの充電を開始せしめ
るとともに、発光開始信号に応答して発光管32を発光せ
しめる。CPU1は、上述の測光回路3からの輝度情報等に
基づいて電子閃光装置30の使用が必要か否かを判定し、
必要と判定した場合には充電開始信号を出力するととも
に、撮影に伴って発光開始信号を出力する。
スイッチSW1,SW2は、図示せぬレリーズ釦の操作に連
動してオンするスイッチであり、レリーズ釦の半押し操
作でスイッチSW1がオンし、全押し操作でスイッチSW2が
オンする。CPU1は、スイッチSW1のオンに伴って上述の
測距回路2や測光回路3等を作動せしめ、スイッチSW2
のオンに伴ってモータ駆動回路4および露出制御回路7
を介してフォーカシングおよび撮影を行う。
さらにCPU1には、図示せぬオートフレーミングモード
設定釦の操作に連動してオンするスイッチSW3が接続さ
れ、CPU1は、このスイッチSW3のオンに伴ってオートフ
レーミングモードを設定する。オートフレーミングモー
ドとは、測距回路2により検出された被写体距離に拘ら
ず被写体が常に所定の撮影倍率で撮影されるオートフレ
ーミング撮影(定倍率撮影)を行うモードであり、この
撮影倍率は、上述のオートフレーミングモード設定釦の
操作によりCPU1内で設定される。すなわち、CPU1内に
は、被写体(人物)の上半身が画面内に収まる、いわゆ
るウェストショットサイズおよび被写体の全身が画面内
に収まるフルショットサイズにそれぞれ対応する撮影倍
率が予め格納されている。そして上述のオートフレーミ
ングモード設定釦が1回押圧操作されるとオートフレー
ミングモードが設定されるとともにウェストショットサ
イズに対応する撮影倍率が設定され、さらに1回押圧さ
れるとフルショットサイズに対応する撮影倍率が設定さ
れる。この状態でさらにオートフレーミングモード設定
釦が1回押圧されるとオートフレーミングモードが解除
される。
CPU1は、オートフレーミングモード設定時、レリーズ
釦の半押し操作に伴い、設定された撮影倍率Mおよび測
距回路2からの被写体距離dに基づいて撮影レンズLEの
焦点距離(第1の焦点距離)fを演算し、この焦点距離
となるように撮影レンズLEを駆動する。すなわち、撮影
倍率Mは、 により演算されるので、(1)式に撮影倍率Mおよび被
写体距離dを代入することにより設定された撮影倍率M
が得られるような焦点距離fを求めることができる。
また、CPU1は、このオートフレーミングモード設定時
に電子閃光装置30の発光が必要な場合、電子閃光装置30
のガイドナンバーGNと、撮影レンズLEの開放F値とから
閃光到達距離d1を演算する。すなわち、一般に電子閃光
装置の発光量を表わすガイドナンバーGNは、 GN=FNO×d …(2) で与えられる。ここでFNOは撮影レンズLEの明るさを示
す開放F値であり、ズームレンズの場合、この開放F値
FNOは焦点距離に応じて変化する。すなわち焦点距離が
遠くなる程開放F値FNOは暗くなる。
上述の電子閃光装置30は、ガイドナンバーGNが一定値
に設定されており、したがってこのガイドナンバーGNと
撮影レンズLEの任意の焦点距離fにおける開放F値FNO
とを(2)式に代入することにより閃光到達距離d1を求
めることができる。この閃光到達距離d1は、閃光撮影可
能な被写体距離を示し、上述した被写体距離dが閃光到
達距離d1よりも大きい場合には、閃光撮影を行ってもそ
の閃光が十分に被写体まで到達せず露出アンダーとな
る。
そこでCPU1は、オートフレーミングモード設定時、被
写体距離dが閃光到達距離d1よりも大きい場合には、後
述するように撮影レンズLEの焦点距離を変更する。
なお、上述の(2)式で示すガイドナンバーGNは、フ
ィルム感度をISO100とした場合の値であり、これ以外の
感度のフィルムを使用する場合には、(2)式で示すガ
イドナンバーGNに所定の係数を乗ずることにより換算す
る必要がある。
以上の実施例の構成において、測距回路2が被写体距
離検出手段102を、CPU1が開放F値出力手段104,演算手
段105,205を、CPU1およびモータ駆動回路4がレンズ駆
動制御手段106,206をそれぞれ構成する。
次に、第3図のフローチャートに基づいてCPU1による
オートフレーミング撮影の手順について説明する。
このプログラムは、通常撮影モード時にスイッチSW3
が1回オンされ、ウェストショットサイズによるオート
フレーミングモードが設定された場合の処理を示し、ま
ずステップS1で半押しスイッチSW1がオンか否かを判定
する。ステップS1がオフであればオンされるまで待ち、
オンされるとステップS2で測距回路2から被写体距離d
を読み込むとともに、測光回路3から輝度情報を読み込
む。次いでステップS3において、読み込んだ輝度情報に
基づいて電子閃光装置の発光が必要か否かを判定する。
ステップS3が否定されるとステップS5に進み、肯定され
るとステップS4で発光制御回路に充電開始信号を出力し
て充電を開始せしめてからステップS5に進む。
ステップ5では、読み込んだ被写体距離dが5mを超え
るか否かを判定する。ここで、この被写体距離dが5mを
超える場合には、撮影レンズLEをテレ端(焦点距離f=
80mm)に駆動してもウェストショットサイズが得られず
これよりも小さな被写体サイズとなってしまう。したが
って、ステップS5が肯定された場合には、ステップS6で
撮影レンズLEの駆動先の焦点距離を80mmに設定するとと
もに、ステップS7で表示回路5に表示信号を出力してLE
D21を点灯させ、ウェストショットサイズが得られない
旨の表示を行ってステップS13に進む。
ステップS5が否定されるとステップS8に進み、被写体
距離dが1m未満であるか否かを判定する。ここで、被写
体距離dが1m未満の場合には、撮影レンズLEをワイド端
(焦点距離f=35mm)に駆動してもウェストショットサ
イズが得られずこれよりも大きな被写体サイズとなって
しまう。したがって、ステップS8が肯定された場合に
は、ステップS9で撮影レンズLEの駆動先の焦点距離fを
35mm(ワイド端)に設定するとともに、ステップS10で
上述と同様にLED21を点灯させ、ウェストショットサイ
ズが得られない旨の表示を行ってステップS13に進む。
ステップS8が否定されると、ステップS11に進み、オ
ートフレーミング演算を行う。すなわち、ステップS2で
読み込んだ被写体距離dと設定されたウェストショット
サイズに応じた撮影倍率Mとに基づいて上述の(1)式
により撮影レンズLEの焦点距離f(第1の焦点距離)を
演算し、次いでステップS12において演算された焦点距
離を撮影レンズLEの駆動先焦点距離として設定してステ
ップS13に進む。
ステップS13では、電子閃光装置30を使用する閃光撮
影か否かを判定し、否定されるとステップS19に進み、
肯定されるとステップS14に進む。ステップS14では電子
閃光装置のガイドナンバーGNとステップS12で設定され
た焦点距離fに応じた開放F値FNOとから上述の(2)
式に基づいて閃光到達距離d1を演算する。次いでステッ
プS15において、ステップS2で読み込んだ被写体距離d
と閃光到達距離d1とを比較する。d≦d1であればステッ
プS19に進み、d>d1であればステップS16に進む。ステ
ップS16では、(2)式に基づいて、d=d1となるよう
な撮影レンズLEの開放F値FNOを演算し、この開放F値F
NOを持つ焦点距離f(第2の焦点距離)を撮影レンズLE
の駆動先焦点距離として設定する。
次いでステップS17に進み、被写体距離d0と予め設定
された基準距離d0とを比較し、d≦d0であればステップ
S18に進み、d>d0の場合には、撮影倍率が当初設定さ
れたウェストショットサイズに応じた撮影倍率よりも大
幅に小さくなるのでステップS24に進み、LED21,22を消
灯せしめて処理を終了させる。すなわちこの場合には撮
影が禁止される。
ステップS18では、表示回路5を介してLED22を点灯さ
せ、撮影レンズLEの焦点距離fを再設定した(ステップ
S16)旨の表示を行い、次いでステップS19に進む。ステ
ップS19では、ステップS6,S9,S12,S16のいずれかで設定
された焦点距離fに撮影レンズLEを駆動すべくモータ駆
動回路4にズーミング信号を出力する。これによりモー
タ駆動回路4は、モータ11により撮影レンズLEを所定の
焦点距離fに駆動する。
次いでステップS20で全押しスイッチSW2がオンか否か
を判定し、否定判定されるとステップS21に進む。ステ
ップS21では、半押しスイッチSW1がオンか否かを判定
し、肯定されるとステップS20に戻り、否定されるとス
テップS24に進む。ステップS20が肯定されるとステップ
S22に進み、露出制御回路7を介して絞りやシャッタ等
の露出制御装置を駆動して撮影を行い、このとき必要に
応じて電子閃光装置を発光せしめる。その後、ステップ
S23でモータ駆動回路4に巻き上げ信号を出力しモータ1
3によりフィルムを1駒巻き上げるとともに、ステップS
24でLED21,22を消灯させて処理を終了させる。
以上の手順をより具体的に説明する。
ステップS2で例えば被写体距離d=4mが得られ、ステ
ップS11でのオートフレーミング演算の結果、撮影レン
ズLEを駆動すべき焦点距離(第1の焦点距離)f=70mm
が得られたとする。また、このカメラの撮影レンズLE
は、焦点距離f=70mmで開放F値がFNO=7であり、電
子閃光装置のガイドナンバーGN=20であるとする。した
がって、GN=20,FNO=7を(2)式に代入することによ
りステップS14で閃光到達距離d=2.86mが得られる。こ
のとき、被写体距離はd=4mであるので、仮りにこの焦
点距離f=70mmで撮影を行った場合には光量不足により
露出アンダーの写真が撮影されてしまう。
上述の処理手順によれば、このような場合にはステッ
プS15が肯定されるので、ステップS16で(2)式にG=
20,d=2.86を代入してFNO=5を得、FNO=5となるよう
な第2の焦点距離(例えばf=50mm)を新たに設定す
る。そしてステップS19でこの焦点距離fに撮影レンズL
Eを駆動する。これにより、撮影倍率は当所設定された
ウェストショットサイズよりも小さくなるが、露出アン
ダーの写真が撮影されることが防止される。
なお以上では、オートフレーミング撮影の場合につい
て説明したが、オートフレーミングモードを持たない通
常のズームカメラにも本発明を適用できる。すなわち、
任意の焦点距離で閃光撮影を行うにあたり、この焦点距
離に対応する撮影レンズの開放F値と電子閃光装置のガ
イドナンバーとから閃光到達距離を演算し、被写体距離
が閃光到達距離よりも大きい場合には、閃光到達距離が
被写体距離以下になるような開放F値を持つ焦点距離を
設定し、この焦点距離となるようにズームレンズを駆動
して撮影を行うようにすればよい。
G.発明の効果 本発明によれば、閃光撮影時、被写体距離が閃光到達
距離よりも大きい場合には、閃光到達距離が被写体距離
以下になるような開放F値を持つ焦点距離を設定し、こ
の焦点距離となるようにズームレンズを駆動するように
したので、露出アンダーの写真が撮影されることが防止
できる。
請求項2の発明によれば、オートフレーミング撮影
(定倍率撮影)時、第1の焦点距離が設定されたときに
検出された被写体距離がこの第1の焦点距離に応じた開
放F値に基づく閃光到達距離よりも大きい場合には、閃
光到達距離が被写体距離以下になるような開放F値を持
つ第2の焦点距離を設定し、この第2の焦点距離となる
ようにズームレンズを駆動するようにしたので、オート
フレーミング撮影時においても露出アンダーの写真が撮
影されることが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はクレーム対応図である。 第2図および第3図は本発明の一実施例を示し、第2図
は本発明に係るカメラのズーミング制御装置のブロック
図、第3図は処理手順を示すフローチャートである。 1:CPU、2:測距回路 4:モータ駆動回路 101:ズームレンズ 102:被写体距離検出手段 103:電子閃光装置 104:開放F値出力手段 105,205:演算手段 106,206:レンズ駆動制御手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズームレンズと、 被写体までの距離に対応する被写体距離を検出する被写
    体距離検出手段と、 所定ガイドナンバーの電子閃光装置と、 前記ズームレンズの各焦点距離に応じて変化する開放F
    値を出力する開放F値出力手段と、 前記電子閃光装置を使用する閃光撮影時、少なくとも前
    記ズームレンズの任意の焦点距離における開放F値およ
    び前記電子閃光装置のガイドナンバーに基づいて閃光到
    達距離を演算する演算手段と、 前記検出された被写体距離が前記演算された閃光到達距
    離よりも大きい場合には、該閃光到達距離が該被写体距
    離以下になるような前記開放F値を持つ焦点距離を設定
    し、該焦点距離となるように前記ズームレンズを駆動す
    るレンズ駆動制御手段とを具備することを特徴とするカ
    メラのズーミング制御装置。
  2. 【請求項2】ズームレンズと、 被写体までの距離に対応する被写体距離を検出する被写
    体距離検出手段と、 前記検出された被写体距離に基づいて、前記被写体が該
    被写体距離に拘らず予め設定された撮影倍率で撮影され
    るような第1の焦点距離を設定し、該第1の焦点距離と
    なるように前記ズームレンズを駆動するレンズ駆動制御
    手段とを備えたカメラのズーミング制御装置において、 所定ガイドナンバーの電子閃光装置と、 前記ズームレンズの各焦点距離に応じて変化する開放F
    値を出力する開放F値出力手段と、 前記電子閃光装置を使用する閃光撮影時、少なくとも前
    記ズームレンズの前記第1の焦点距離における開放F値
    および前記電子閃光装置のガイドナンバーに基づいて閃
    光到達距離を演算する演算手段とを備え、 前記レンズ駆動制御手段は、前記第1の焦点距離設定時
    に検出された前記被写体距離が前記演算された閃光到達
    距離よりも大きい場合には、該閃光到達距離が該被写体
    距離以下になるような開放F値を持つ第2の焦点距離を
    設定し、該第2の焦点距離となるように前記ズームレン
    ズを駆動することを特徴とするカメラのズーミング制御
    装置。
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