JP3333459B2 - 銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ - Google Patents

銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ

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JP3333459B2 JP31889898A JP31889898A JP3333459B2 JP 3333459 B2 JP3333459 B2 JP 3333459B2 JP 31889898 A JP31889898 A JP 31889898A JP 31889898 A JP31889898 A JP 31889898A JP 3333459 B2 JP3333459 B2 JP 3333459B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を電気信
号に変換するための電子撮像素子を有する電子撮像装置
と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置の
両方の機能を有する、銀塩撮影および電子撮像兼用カメ
ラの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、銀塩フィルムに被写体像を露
光すると同時に、電子撮像素子によって光電変換された
被写体像をメモリに記憶する銀塩撮影および電子撮像兼
用カメラは知られている。例えば、特開平1−1141
69号公報には、シャッタと連動するミラ−によって、
被写体光束の方向を変えて結像した光学系に対応する画
像信号を撮像素子を介して送出することにより、一眼レ
フカメラに確認機能を付与する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】銀塩カメラは、フィル
ムに撮影した画像が、撮影者の意図通りに写し込まれて
いるか、撮影時に判断することは、一般的に不可能であ
る。特開平1−114169号公報には、シャッタと連
動するミラ−によって、被写体光束の方向を変えて結像
した光学系に対応する画像信号を撮像素子を介して送出
することにより、一眼レフカメラに確認機能を付与する
技術が開示されている。しかしながら、前記開示技術
は、ストロボ撮影時の制御についての記載がない。
【0004】
【0005】本発明の目的は、被写体像を電気信号に変
換するための電子撮像素子を有する電子撮像装置と、被
写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置の両方の
機能を有する銀塩撮影および電子撮像兼用カメラにおい
て、簡単な構成によって、安価に、一眼レフカメラに確
認機能を付与し、ストロボを用いて撮影する場合に、フ
ィルムへの撮影と、撮像素子への撮像を時間的に同じタ
イミングで行うことを可能にすることである。
【0006】
【0007】上記課題を解決する手段として、請求項1
に記載の銀塩撮影および電子撮像兼用カメラは、銀塩フ
ィルムの感度と被写体輝度値に基づいて決定されたシャ
ッタ速度に応じてフォーカルプレーンシャッタを開閉さ
せ、それによって被写体像を銀塩フィルムに露光する銀
塩撮影装置と、上記フォーカルプレーンシャッタの先幕
走行開始指示から所定時間後に、上記被写体像を電気信
号に変換するための撮像動作を開始し、上記被写体輝度
値に基づいて予め決定された撮像時間が経過したら上記
撮像動作を終了する電子撮像装置と、上記電気信号を基
に上記被写体像を表示するモニタ手段と、上記フォーカ
ルプレーンシャッタの先幕の走行が完了した後に、上記
被写体に向けて発光するストロボ装置と、を具備し、上
記ストロボ装置による発光を行う際に、上記撮像時間が
経過しても上記ストロボ装置が発光していない場合に
は、上記ストロボ装置の発光後に上記撮像動作を停止さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。図1は、本実施形態のシステム
を示すブロック図である。被写体像を結像させるための
撮影レンズは、正レンズ1と負レンズ3で構成され、こ
の撮影レンズ中に、絞り機構2が配置され、この絞り機
構2は絞り駆動回路12によって駆動制御されている。
負レンズ3の後方には、ハーフミラー4が設けられてお
り、前記ハーフミラー4で反射した被写体光の一部は、
結像レンズ系14を通して撮像素子(エリアセンサとも
言う)15に結像する。前記ハーフミラー4の代わり
に、プリズムや、ビームスプリッタ等を用いてもよい。
【0010】エリアセンサ15はエリアセンサ駆動回路
13によって制御され、結像された被写体像をアナログ
映像信号に変換し、信号処理回路22に出力する。この
信号処理回路22は上記アナログ信号のデジタル信号へ
の変換を含む所定の信号処理を行う。この信号処理回路
22はビデオメモリ21および液晶モニタ(以下、LC
Dモニタと言う)23に接続されると共に、データバス
24を介して不揮発性メモリ26等に接続されている。
【0011】信号処理回路22は、上記処理済の信号を
ビデオメモリ21および不揮発性メモリ26に転送し、
ビデオメモリ21に記憶された電子画像はLCDモニタ
23に表示される。不揮発性メモリ26は、カメラ本体
に対して装着自在であり、電気的に書換えができ、カメ
ラ本体の電源がオフしても電子画像の記憶が保持される
ので、電子画像の記録に用いられる。また、エリアセン
サ15のアナログ信号を利用して、被写体の輝度を計測
し、このアナログ信号は信号処理回路22によってデジ
タル化された後、データバス24を介してCPU27に
送信される。
【0012】さらに、ハーフミラ4の後方には、ほぼ中
央部分がハーフミラとなっている可動ミラー5が設けら
れており、この可動ミラー5の中央背面部分にサブミラ
ー32が、被写体光を下方に反射するように設けられて
いる。このサブミラー32の反射光軸方向であって、図
面垂直方向に2つの光学系からなる、2像分離のための
セパレータ光学系16が配置されている。このセパレー
タ光学系16による被写体像の結像位置にラインセンサ
17が配置され、このラインセンサ17はラインセンサ
駆動回路19に接続されている。
【0013】これらのサブミラー32、セパレータ光学
系16、ラインセンサ17等によって、公知の位相差法
による焦点検出装置が構成されており、CPU27はラ
インセンサ駆動回路19を介して入力した信号に基づい
て、2像の間隔を求め、合焦位置に駆動するための撮影
レンズの駆動量を演算する。上記撮影レンズの各レンズ
1、3には、ピント調節動作用およびズーミング動作用
の駆動源を制御するズーム・ピント駆動回路11が設け
られている。
【0014】そして、このズーム・ピント駆動回路11
は、上記各レンズの移動に応じて信号を発生する不図示
のエンコーダを有し、上記CPU27は、上記演算され
た駆動量とエンコーダ出力とに基づいてピント調節を行
う。上記可動ミラー5の反射光路上には、焦点板29、
ペンタプリズム30およびファインダ接眼光学系31が
配置されている。本発明では、被写体のモニタ用として
LCDモニタ23に加えて前記の光学ファインダを構成
することができるため、カメラ操作者は、LCDモニタ
23を見ながら撮影を行うよりも、光学ファインダを覗
きながら撮影を行うので、カメラのホールディング性能
が向上し、手ぶれを起こしずらい。
【0015】上述の可動ミラー5はミラー駆動回路18
によって駆動され、また、シャッタ6はシャッタ駆動回
路20によって駆動される。可動ミラー5が上昇し、シ
ャッタ6が開放状態となると、銀塩フィルム7上に被写
体像が形成され露光される。なお、信号処理回路22か
ら出力される被写体輝度値、不図示のフィルム感度検出
回路によって検出されたフィルム感度に基づいて、適正
露光の得られる絞り2の絞り値およびシャッタ速度をC
PU27が演算し、シャッタ6は演算されたシャッタ速
度で駆動制御される。
【0016】銀塩フィルム7上には、磁気記録層が形成
されており、この磁気記録層と接するように磁気ヘッド
8が配置されている。この磁気ヘッド8は種々の情報を
磁気記録し、磁気ヘッド駆動回路9の出力によって駆動
される。また、カメラ本体内には、フィルム駆動回路1
0が設けられており、1駒の撮影が終了すると上記フィ
ルム7の巻き上げ動作を行う。
【0017】上記磁気ヘッド8による磁気記録は、この
巻き上げ動作中に実行される。カメラには、被写体照明
用のストロボ回路25が設けられており、被写体輝度が
所定輝度より低いとCPU27が判断した場合に、補助
光として動作する。スイッチ入力28は、不図示の操作
スイッチや、メカ機構動作の検出スイッチなどの複数の
スイッチから構成される。
【0018】以上説明の信号処理回路22、ストロボ回
路25、不揮発性メモリー26、ビデオメモリー21、
磁気ヘッド駆動回路9、フィルム駆動回路10、シャッ
タ駆動回路20、ラインセンサ駆動回路19、ミラー駆
動回路18、絞り駆動回路12、ズーム・ピント駆動回
路11、CPU27はデータバス24によって接続さ
れ、データの授受を行っている。これらの駆動回路の動
作をCPU27が統括して制御している。
【0019】次に、上述の如く構成された本発明の実施
形態の動作を、図1および図2に示すフローチャートを
用いて説明する。撮影動作に入り、不図示の第1レリー
ズが押圧されると(ステップS1)、ステップS2に移
行する。なお、本カメラのレリーズスイッチは2段構成
の押圧ボタンになっており、順に第1レリーズ、第2レ
リーズと呼ぶ。
【0020】次に、ステップS2において、ピント調節
を行う。このピント調節は、ラインセンサ17の出力信
号に基づいて2像の間隔より、撮影レンズの合焦位置ま
での駆動量を演算し、撮影レンズの駆動を行う。この
時、撮影レンズの基準位置(例えば無限遠位置)からの
エンコーダパルス信号数に基づいて、被写体までの絶対
距離も算出する。
【0021】次に、ステップS3では、エリアセンサ1
5からの出力に基づいて、被写体の輝度を計測し、この
計測された測光値と、不図示のフィルム感度検出回路に
よって検出されたフィルム感度に基づいて、銀塩フィル
ムで露光を行う場合、銀塩撮影装置で適正露光を得るた
めのシャッタ速度と絞り値を演算する。また、この時
に、エリアセンサ15により撮像時間も併せて演算する
(ステップS4)。
【0022】次に、エリアセンサ15から電子画像を取
り込む(ステップS5)。次に、信号処理回路22は取
り込んだ画像に対して、所定の信号処理を行い(ステッ
プS6)、デジタルデータ化した電子画像に変換し、ビ
デオメモリ21に記憶を行い(ステップS7)、LCD
モニタ23に表示する(ステップS8)。次に、ステッ
プS9で、第2レリーズスイッチが押されているかどう
かを判断し、押されていない場合は、ステップS5に分
岐して、ステップS5からS9を繰り返す。一方、第2
レリーズスイッチが押されている場合は、ステップS9
以下の銀塩撮影装置の露出シーケンスと電子撮像装置の
撮像シーケンスに移行する。
【0023】まず、ステップS4で算出した絞り値で絞
り機構2の絞り込みを行い(ステップS10)、ミラー
駆動回路18によって可動ミラー5を上方に退避させ
(ステップS11)、ステップS4で算出したシャッタ
速度値になるように、シャッタ駆動回路20によってシ
ャッタ6を制御し、銀塩フィルムに被写体像の露光を行
うと同時にエリアセンサ15から電子画像を取り込む
(ステップS12)。前記露光シーケンスについては、
図3で詳細説明を行う。
【0024】露光と電子画像の取り込みが終了すると、
退避していた可動ミラー5を元の位置に復帰させ(ステ
ップS13)、絞りを初期位置(通常は開放絞り値)に
駆動し(ステップS14)、フィルム駆動回路10によ
って、フィルム7を1駒分巻き上げ、この際、磁気ヘッ
ド8によって情報をフィルム上の磁気記録媒体に磁気記
録する(ステップS15)。ビデオメモリ21に記憶さ
れた画像を読み出してLCDモニタ23に表示し(ステ
ップS16)、前記ビデオメモリ21に記憶されたデー
タを、データバス24を介して、不揮発性メモリに転送
・記憶する(ステップS17)。
【0025】図3の露光シーケンスフローチャートで、
露光シーケンスを詳細に説明する。露光サブルーチンが
コールされると、シャッタの秒時タイマの計時をスター
トする(ステップS18)。次に、ステップS19で、
シャッタ6の先幕の走行を開始し、所定時間経過後(ス
テップS20)、エリアセンサ15の撮像を開始する
(ステップS21)。前記の如く、シャッタ6の先幕の
走行を開始して所定時間経過後に、エリアセンサ15の
撮像を開始することによって、シャッタ6の先幕が、ア
パーチャー内に出現する(フィルム7に露光が始まる)
と同時に、エリアセンサ15の撮像を開始することがで
きる。
【0026】次に、ステップS22でエリアセンサ15
の撮像を停止してよいかどうかを、ステップS4で演算
された撮像時間が経過したかにより判断し、停止してよ
い場合は、ステップS23でストロボ発光要求の有無を
判断し、有りの場合は、ステップS24ですでに発光済
であるかどうか判断し、発光済の場合は、ステップS2
5において、エリアセンサ15の撮像を停止する。次
に、ステップS26で、シャッタ6の先幕がアパーチャ
ー内を通過してシャッタが全開したかどうか判断し、全
開した場合は、ステップS27でストロボ発光の有無を
判断し、有りの場合は、ステップS28ですでに発光済
であるかどうか判断し、発光していない場合は、ステッ
プS29において、ストロボ25を動作させて、ストロ
ボの発光を開始する。
【0027】次に、ステップS30でストロボの発光を
停止してよいかどうかを、被写体距離および絞り値に基
づく、適正発光量に対応した発光時間が経過したかに基
づいて判断し、停止する場合は、ステップS31でスト
ロボの発光動作を停止する。次に、ステップS18の秒
時タイマがオーバーフローしてシャッタ6の後幕の走行
を開始してよいかどうか判断し、走行を開始してよい場
合は、ステップS33以下を実行し、まだ走行を開始し
ない場合は、再度ステップS22の処理に戻る。
【0028】ステップS33で、後幕の走行を開始し、
ステップS34で、まだエリアセンサ15の撮像を停止
していない場合は、強制的に撮像を停止する。次に、エ
リアセンサ15から取り込んだ電子画像に対して、所定
の信号処理を行い(ステップS35)、デジタルデータ
化した電子画像に変換し、ビデオメモリ21に記憶を行
う(ステップS36)。
【0029】以上述べたように、装置の構成が簡単で安
価になる。フィルムに撮影される被写体像とエリアセン
サに撮像される被写体像の被写界深度が略同一になる。
ストロボ使用の有無に関わらず、電子撮像装置で得られ
る電子画像とフィルムに撮影される潜像との間に、時間
的なずれが生じないため、LCDモニタ23に表示され
る被写体とフィルムに露光される潜像が完全に一致す
る。
【0030】なお、この発明の実施態様によれば、以下
のような構成が得られる。 (1)被写体像を電気信号に変換するための電子撮像素
子を有する電子撮像装置と、電子撮像装置から出力され
たイメージ信号を基に表示するモニタ手段と、被写体像
を銀塩フィルムに露光する銀塩撮影装置と、上記電子撮
像素子とフィルムに被写体光を導くための撮影レンズ
と、シャッタの直前に配置された反射型の可動ミラーと
を有し、撮影光束が、撮影レンズと可動ミラーに至る光
路の途中から、撮影光束の一部を上記撮像素子に導くこ
とを特徴とする銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ。
【0031】(2)フィルムへの露光に際して、上記反
射ミラーが上昇して、シャッタの先幕が走行を開始して
から所定時間後に、上記撮像素子の撮像を開始すること
を特徴とする(1)項に記載の銀塩撮影および電子撮像
兼用カメラ。 (3)ストロボ発光手段を有し、上記ストロボ発光手段
は、上記撮像素子が撮影を開始後で、なおかつ、シャッ
タの先幕が走行を完了した後に、動作することを特徴と
する(2)項に記載の銀塩撮影および電子撮像兼用カメ
ラ。
【0032】(4)上記撮影レンズと可動ミラーとの間
に、ハーフミラーを配置し、このハーフミラーによっ
て、上記撮像素子に被写体光を導く(1)項に記載の銀
塩撮影および電子撮像兼用カメラ。 (5)上記カメラは、レリーズ操作部材を有し、このレ
リーズ操作部材の第1段の操作により、上記電子撮像装
置から出力された上記イメージ信号に基づいて上記モニ
タ手段に上記被写体像を表示する(1)項に記載の銀塩
撮影および電子撮像兼用カメラ。
【0033】(6)上記カメラは、レリーズ操作部材を
有し、このレリーズ操作部材の操作による銀塩フィルム
への露光開始から所定時間遅延して(露光開始に同期す
るようにシャッタ部材の動作開始から所定時間遅延し
て)、上記電子撮像素子による電荷蓄積を開始する
(1)項に記載の銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ。 (7)上記電子撮像素子による撮像時間は、被写体像の
測光時に被写体輝度に基づいて予め演算により求める
(1)項に記載の銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ。
【0034】(8)上記カメラは、さらにストロボ装置
と組み合わせて撮影を行う場合には、このストロボ装置
による閃光発光の終了後に上記電子撮像装置による電荷
蓄積を終了する(1)項に記載の銀塩撮影および電子撮
像兼用カメラ。 (9)被写体像を銀塩フィルム上に結像するための撮影
レンズと、上記銀塩フィルム上に、上記被写体像を所定
時間、露光させるためのシャッタと、このシャッタと上
記撮影レンズの間に配置され、上記撮影レンズを通過し
た被写体光を光学式ファインダに導くための反射型の可
動ミラーと、被写体像をイメージ信号に変換するための
電子撮像素子と、上記撮影レンズと上記可動ミラーの間
に配置され、撮影光束の一部を上記撮像素子に分割する
光路分割手段と、を具備したことを特徴とする銀塩撮影
および電子撮像兼用カメラ。
【0035】(10)被写体像を電気信号に変換するた
めの電子撮像素子を有する電子撮像装置と、電子撮像装
置から出力されたイメージ信号を基に表示するモニタ手
段と、上記電子撮像素子と銀塩フィルムに被写体光を導
くための撮影レンズと、上記銀塩フィルムへの上記被写
体像の露光時間を制御するための先幕および後幕から構
成されるフォーカルプレーンシャッタと、を具備し、上
記フォーカルプレーンシャッタの上記先幕の走行開始か
ら所定時間遅延させた後に、上記電子撮像素子による電
荷蓄積を開始させることを特徴とする銀塩撮影および電
子撮像兼用カメラ。
【0036】このように(10)項に記載のカメラで
は、先幕の走行開始を基準として電子撮像素子による電
荷蓄積の開始を制御することができるので、電荷蓄積開
始を決定するための検出用スイッチを不要とすることが
でき、構成が簡単となる。 (11)上記所定時間は、先幕が走行を開始してから露
光用アパーチャに達するまでの時間である(10)項に
記載の銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ。このように
(11)項に記載のカメラでは、銀塩フィルムへの露光
開始と同時に電子撮像素子への電荷蓄積を簡単に行うこ
とができる。
【0037】(12)被写体像を電気信号に変換するた
めの電子撮像素子を有する電子撮像装置と、電子撮像装
置から出力されたイメージ信号を基に表示するモニタ手
段と、被写体像を銀塩フィルムに露光する銀塩撮影装置
と、被写体を照射するためのストロボ装置と、このスト
ロボ装置による上記照射を行う際には、上記電子撮像素
子の電荷蓄積の終了を上記ストロボ装置の照射終了後に
行う電子撮像素子の電荷蓄積制御手段と、を具備したこ
とを特徴とする銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ。
【0038】この(12)項に記載のカメラによれば、
ストロボ撮影が行われた場合に、電子撮像装置によるモ
ニタ表示においてストロボ効果を確認することができ
る。 (13)上記電荷蓄積制御手段は、上記電子撮像素子の
電荷蓄積開始後撮像時間が経過した際に、ストロボ発光
要求が有りながら、発光が終了していない場合には、上
記電荷蓄積動作を続行する(12)項に記載の銀塩撮影
および電子撮像兼用カメラ。 (14)上記カメラは先幕・後幕から構成されるシャッ
タを有し、上記ストロボ装置は、上記先幕が全開し、ス
トロボ発光要求が有る場合に、発光を開始させる(1
2)項に記載の銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ。
【0039】(15)被写体像を銀塩フィルムに露光す
ると共に、電気信号に変換してモニタ表示する一眼レフ
レックスカメラにおいて、上記被写体像を結像させるた
めの撮影レンズから、被写体像を観察するための光学式
ファインダに被写体光を導く可動ミラーに至る光路の途
中から、上記電気信号に変換するための電気撮像素子へ
被写体光の一部を導くようにしたことを特徴とするカメ
ラ。 (16)被写体像を銀塩フィルムに露光すると共に、電
気信号に変換してモニタ表示する一眼レフレックスカメ
ラにおいて、シャッタ先幕の走行開始から所定時間経過
後に上記電気信号に変換する電子撮像素子による撮像動
作を開始することを特徴とするカメラ。
【0040】(17)被写体像を銀塩フィルムに露光す
ると共に、電気信号に変換してモニタ表示する一眼レフ
レックスカメラにおいて、被写体像に照射するストロボ
装置の発光開始を、シャッタ先幕の走行完了後に行うと
共に、上記電子撮像素子の撮像動作を上記ストロボ装置
の発光停止後に行うようにしたことを特徴とするカメ
ラ。
【0041】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明は、被写
体を電気信号に変換するための電子撮像素子を有する電
子撮像装置と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩
撮影装置の両方の機能を有する銀塩撮影および電子撮像
兼用カメラにおいて、コストアップを抑えた簡単な構成
によって、ストロボ装置を用いた撮影においても、電子
撮像装置で得られる電子画像とフィルムに撮影される潜
像との間に、時間的なずれが生じないため、完全な確認
機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すシステムのブロック
図。
【図2】本発明の実施形態を示すシーケンスのフローチ
ャート。
【図3】本発明の実施形態を示す露光シーケンスのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 正レンズ(撮影レンズ) 2 絞り機構 3 負レンズ(撮影レンズ) 4 ハーフミラー 5 可動ミラー 6 シャッタ 7 銀塩フィルム 8 磁気ヘッド 9 磁気ヘッド駆動回路 10 フィルム駆動回路 11 ズーム・ピント駆動回路 12 絞り駆動回路 13 エリアセンサ駆動回路 14 結像レンズ 15 エリアセンサ系 16 セパレータ光学系 17 ラインセンサ 18 ミラー駆動回路 19 ラインセンサ駆動回路 20 シャッタ駆動回路 21 ビデオメモリ 22 信号処理回路 23 LCDモニタ 24 データバス 25 ストロボ回路 26 不揮発性メモリ 27 CPU 28 スイッチ入力 29 焦点板 30 ペンタプリズム 31 ファインダ接眼光学系 32 サブミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 5/781 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 15/04 - 15/05 G03B 17/48 G03B 19/06 H04N 5/225 H04N 5/765 H04N 5/781

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀塩フィルムの感度と被写体輝度値に基
    づいて決定されたシャッタ速度に応じてフォーカルプレ
    ーンシャッタを開閉させ、それによって被写体像を銀塩
    フィルムに露光する銀塩撮影装置と、 上記フォーカルプレーンシャッタの先幕走行開始指示か
    ら所定時間後に、上記被写体像を電気信号に変換するた
    めの撮像動作を開始し、上記被写体輝度値に基づいて予
    め決定された撮像時間が経過したら上記撮像動作を終了
    する電子撮像装置と、 上記電気信号を基に上記被写体像を表示するモニタ手段
    と、 上記フォーカルプレーンシャッタの先幕の走行が完了し
    た後に、上記被写体に向けて発光するストロボ装置と、 を具備し、 上記ストロボ装置による発光を行う際に、上記撮像時間
    が経過しても上記ストロボ装置が発光していない場合に
    は、上記ストロボ装置の発光後に上記撮像動作を停止さ
    せるようにしたことを特徴とする銀塩撮影および電子撮
    像兼用カメラ。
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