JPH10221769A - スチルカメラ - Google Patents

スチルカメラ

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Publication number
JPH10221769A
JPH10221769A JP9026292A JP2629297A JPH10221769A JP H10221769 A JPH10221769 A JP H10221769A JP 9026292 A JP9026292 A JP 9026292A JP 2629297 A JP2629297 A JP 2629297A JP H10221769 A JPH10221769 A JP H10221769A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
display monitor
camera body
image
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Application number
JP9026292A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Nishitani
泰浩 西谷
Takaaki Kotani
高秋 小谷
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10221769A publication Critical patent/JPH10221769A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無駄な電力消費を抑え、目を離したまま構図
や画角を決定できる液晶表示モニタを写真フイルムを用
いるスチルカメラに搭載する。 【解決手段】 グリップ部に設けたグリップセンサ8に
より、スチルカメラ1の保持が検知される。グリップ部
を把持して液晶表示モニタ12を起立させて電源スイッ
チがオン状態になると、タイマ回路28が経過時間をカ
ウントするとともに、被写体像の撮像が開始され、液晶
表示モニタ12に被写体像が表示される。タイマ回路2
8のカウント値がT1(例えば10分)に達したときに
は、液晶表示モニタ12への電源供給が停止される。カ
ウント値がT1に達する前にグリップ部の把持を止める
と、タイマ回路28がリセットされ、新たに経過時間の
カウントが開始される。カウント値がT2(例えば10
秒)に達するまでは液晶表示が継続されるが、カウント
値がT2に達すると、液晶表示モニタ12への電源供給
が停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真フイルムを用い
るスチルカメラに関し、更に詳しくは液晶表示モニタを
備えたスチルカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムを用いる従来からのスチル
カメラは、撮影時の構図や画角を決定するために、光学
式のファインダを備えている。この光学式ファインダ
は、一般的に接眼部に目を近づけて覗く構造となってい
るため、被写体と対面するシーンでの撮影では使いやす
い反面、例えばカメラを持ち上げての頭越し撮影や地面
近くからの撮影では、接眼部に目を近づけることができ
ず、役に立たないという欠点を有している。
【0003】一方、最近では、現像処理が不要で撮影し
た画像が即座に観られるとともに画像データがパソコン
で容易に加工できる等の利点から、様々な形態のデジタ
ルスチルカメラが市販されている。このデジタルスチル
カメラの多くのものは、液晶表示モニタを備えている。
この液晶表示モニタは、1.8型(約27mm×約36
mm)程度の画面サイズがあるため、目を離したまま構
図や画角を決定でき、便利である。また、液晶表示モニ
タが回転可能になっているものもあり、このような機種
では種々のアングルで撮影できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、写真フイルム
を用いるスチルカメラに回転可能な液晶表示モニタを設
けることが考えられるが、撮像用のCCDが必要であ
り、また特に液晶表示モニタに用いられているバックラ
イトは消費電力がきわめて大きいという欠点がある。因
みに、普及タイプのデジタルスチルカメラの電池寿命
は、単3形アルカリ電池4本で2時間程度(連続再生
時)であるから、写真フイルムを用いるスチルカメラに
液晶表示モニタを設けた場合、本来のカメラ制御(自動
露出,オートフォーカス等)の他に、CCDと液晶表示
モニタの消費電力が加わってくるので、使用可能時間は
2時間よりかなり短くなることが予想される。このた
め、常に予備電池を携帯しなければならず、面倒である
とともに電池代がかさみ、さらに大事なシャッタチャン
スをも逃しやすくなる等の欠点があり、写真フイルムを
用いるスチルカメラに液晶表示モニタを設けることは、
実用的でないとされてきた。
【0005】なお、特開平4−184484号公報に
は、バックライト照明付き液晶ディスプレイを有するビ
ューファインダのバックライトを、撮影モード(シャッ
タ優先,絞り優先,マニュアル等のモード)の変更時と
撮影待機時とに所定時間点灯し、その他の時間は消灯ま
たは減光することにより、ビューファインダの消費電力
を低減するようにした電子スチルカメラ(=デジタルス
チルカメラ)が記載されている。しかしながら、バック
ライトの点灯時間を設定する起点として、動作状態から
待機状態に切り換えた時点、あるいは撮影モードの変更
スイッチを操作した時点とすると、不都合が生じる。す
なわち、バックライトの点灯時間が短いと、撮影する意
志があるときでも、ビューファインダの照明が消灯して
しまって撮影が中断される。一方、バックライトの点灯
時間が長いと、撮影する意志がないときでも、ビューフ
ァインダの照明が長時間つきっぱなしになって、電源電
池の電力が無駄に消費される。
【0006】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
ので、撮影に支承を与えることなく無駄な電力消費を抑
えることができ、目を離したまま構図や画角を決定でき
る液晶表示モニタを搭載できるようにしたスチルカメラ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のスチルカメラは、写真フイルムをカメラ本
体に装填して使用するスチルカメラにおいて、写真フイ
ルムに撮影される被写体像を撮像するイメージセンサ
と、このイメージセンサからの撮像信号に基づいてファ
インダ画像を表示する液晶表示モニタと、カメラ本体表
面の所定部位に設けられ、カメラ本体の把持を検知する
接触検知センサと、この接触検知センサがカメラ本体の
把持を検知しなくなった時点からの経過時間をカウント
するタイマ回路と、前記接触検知センサがカメラ本体の
把持を検知した時点から液晶表示モニタの画像表示を許
容するとともにタイマ回路のカウント値が所定時間に達
した後に液晶表示モニタへの電源供給を停止するモニタ
制御手段とを備えたものである。
【0008】また、写真フイルムをカメラ本体に装填し
て使用するスチルカメラにおいて、写真フイルムに撮影
される被写体像を撮像するイメージセンサと、このイメ
ージセンサからの撮像信号に基づいてファインダ画像を
表示する液晶表示モニタと、カメラ本体表面の所定部位
に設けられ、カメラ本体の把持を検知する接触検知セン
サと、この接触検知センサがカメラ本体の把持を検知し
た時点またはカメラ本体の把持を検知しなくなった時点
からの経過時間をカウントするタイマ回路と、前記接触
検知センサがカメラ本体の把持を検知した時点から液晶
表示モニタの画像表示を許容するとともにタイマ回路の
カウント値が第1所定時間に達した後に液晶表示モニタ
への電源供給を停止し、タイマ回路のカウント値が第1
所定時間に達する前に接触検知センサがカメラ本体の把
持を検知しなくなった場合には、この時点からのタイマ
回路のカウント値が第2所定時間に達した後に液晶表示
モニタへの電源供給を停止するモニタ制御手段とを備え
たものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2に本発明を用いたス
チルカメラ1の正面側及び背面側の外観を示す。カメラ
本体2の前面にはズーム機能をもった撮影レンズ3が組
み込まれ、さらにファインダ対物窓4、ストロボ発光窓
5,測光窓6が設けられている。ファインダ対物窓4の
両側には投・受光部が組み込まれ、自動的に撮影レンズ
3のピント合わせができるように被写体距離の測定を行
う。
【0010】グリップ部7の前面には、縦方向にほぼ垂
直に2本の導通部材8a,8bからなるグリップセンサ
8が設けられ、グリップ部7を把持したことがカメラが
本体に伝達される。ボディ上面にはシャッタボタン9が
設けられ、その半押し操作で前記測光窓6を通して被写
体輝度の測定が行われ、また前記投・受光部により被写
体までの測距及び得られた測距データに応じて撮影レン
ズ3のピント合わせが行われる。グリップ部7背面にズ
ーム操作レバー10が設けられ、その操作により撮影レ
ンズ3のズーミングとともにファインダ対物窓4の奥に
組み込まれたファインダ光学系のズーミングが行われ
る。
【0011】カメラ本体2の背面側には、光学系ファイ
ンダのファインダ接眼窓11の他に、液晶表示モニタ1
2が組み付けられている。この液晶表示モニタ12に
は、ファインダ接眼窓11から覗いたものと同じファイ
ンダ画像が表示される。このため、ファインダ対物窓4
の奥に設けられたファインダ光学系によるファインダ光
軸はハーフミラーにより分割され、その一方の結像面に
CCDなどを用いたエリア型のイメージセンサを組み込
んである。このイメージセンサがファインダ画像表示の
ための撮像を行う。
【0012】液晶表示モニタ12は、図1に示す畳み込
み位置と図2に示す起立位置(垂直起立位置よりも30
°程度前倒しした位置)との間で適度なフリクションの
もとで回動自在となっている。これにより、液晶表示モ
ニタ12を撮影姿勢に応じた観察しやすい位置にセット
して利用することができる。そして、畳み込み位置の液
晶表示モニタ12に押される位置に液晶表示モニタ12
の電源スイッチ13が設けられ、液晶表示モニタ12を
畳み込み位置にした際に、液晶表示モニタ12への電源
供給が停止されるようになっている。
【0013】液晶表示モニタ12は、カラー液晶表示パ
ネルとその背面から照明光を与える蛍光灯(バックライ
ト)とを内蔵しており、使用時の電力消費が大きいの
で、詳しくは後述するように、非撮影状態であると判断
される場合には、電源の供給が停止されるようになって
いる。カメラ本体2の背面にキー入力部14が設けら
れ、液晶表示モニタ12を起こすことによって操作でき
るように現れる。キー入力部14は、プリントサイズの
指定等に用いられる。
【0014】図1に示すように、グリップ部7側背面の
ドア16を開けることによって、電源電池17の交換が
可能となる。また、ボディ底面にフイルムカートリッジ
18を装填,取り出しするための開閉蓋19が設けられ
ている。
【0015】フイルムカートリッジ18は、アドバンス
トフォトシステムと呼ばれるシステムで用いられている
IX−240型のフイルムカートリッジで、未使用状態
あるいはカメラから取り出した状態では写真フイルム1
8aが全てカートリッジ内に巻き込まれている。フイル
ム出入り口は遮光蓋でカバーされ、カメラに装填したと
きにカメラ側の機構によって遮光蓋が開かれる。カメラ
本体内部で遮光蓋を開放した後、カートリッジ18bの
スプールを回転させることによって、写真フイルム18
aをカートリッジ18b外に送り出すことができる。現
像所では撮影済みになって回収されたフイルムカートリ
ッジ18から写真フイルム18aを取り出してフイルム
現像処理,プリント処理を行った後、現像済みの写真フ
イルム18aを再び同じカートリッジ18bに収納して
顧客に戻す。
【0016】図3に上記スチルカメラの電気的構成の概
略を示す。このスチルカメラの動作は、写真カメラ用コ
ントローラ20とデジタルカメラ用コントローラ22に
よって制御される。これらのコントローラ20,22は
マイクロコンピュータの主要構成要素であるCPUから
なり、写真カメラ用コントローラ20はプログラムRO
M23に書き込まれたシーケンスプログラムにしたが
い、写真撮影に必要な一連の動作を制御する。また、デ
ジタルカメラ用コントローラ22は写真カメラ用コント
ローラ20との間で制御信号やデータの交信を行い、や
はりプログラムROM23内のシーケンスプログラムに
したがってイメージセンサで被写体像を撮像するときの
動作制御を行う。
【0017】写真カメラ用コントローラ20は、露出制
御回路24,レンズ移動機構25,フイルム給送機構2
6,磁気記録/再生回路27,タイマ回路28及び液晶
表示モニタ12のオン/オフの動作を制御する。これら
の動作制御のために、光電式のパーフォレーションセン
サ(以下、PFセンサ)30,外部センサ入力部31か
ら得られる信号が参照され、またシャッタボタン9やキ
ー入力部14などの操作入力部32からの信号及びグリ
ップセンサ8からの把持検知信号が参照される。
【0018】露出制御回路24は外部センサ入力部31
からの測光データに基づいてプログラムシャッタ34の
開閉を制御する。測光データは、測光窓6を通して測定
された被写体輝度に対応した値をもつ。レンズ移動機構
25は、操作入力部32からのズーム操作信号により撮
影レンズ3のズーミングを行い、また外部センサ入力部
31からの測距データに基づいて撮影レンズ3のピント
合わせを行う。測距データは、ファインダ対物窓4の両
側に設けられた投・受光部によって測定された被写体距
離に対応した値をもつ。なお、ズーミングは撮影レンズ
3だけでなく、ファインダ対物窓4の奥に設けられたフ
ァインダ光学系に対しても同様に行われる。
【0019】フイルム給送機構26は撮影が完了するご
とに写真フイルム18aを1コマ分給送する。IX−2
40型のフイルムカートリッジに用いられている写真フ
イルム18aには、1コマあたり2個のパーフォレーシ
ョンが形成されているから、PFセンサ30によりこの
パーフォレーションの通過を検知することによって1コ
マ給送を検知することができる。1コマ給送ごとに得ら
れる検知信号を計数することによって、撮影コマ数が分
かる。
【0020】写真フイルム18aの裏面全体に透明な磁
気記録層が塗布されている。そして、磁気記録/再生回
路27は、撮影が完了した後の1コマ給送の期間中に磁
気ヘッド35に記録信号を供給し、これにより磁気ヘッ
ド35は当該撮影コマの撮影画面外にデータ書き込みを
行う。磁気ヘッド35で書き込まれるデータとしては、
シャッタの開閉時間,ストロボ撮影の有無などの露出に
関するデータや、撮影日時データなどがある。これらの
データは、データROM36との対照により磁気記録用
の二値信号に変換された後に書き込まれる。
【0021】磁気ヘッド35は再生用にも用いられ、読
み出された二値信号はデータROM36との対照により
写真カメラ用コントローラ20によってデコードされ
る。写真フイルム18aの先頭部分には、予めこのフイ
ルムカートリッジ18に付されたIDコードが磁気記録
されている。そして、フイルムカートリッジ18をカメ
ラに装填した後、第1コマ目を露光用アパーチャーにセ
ットすべくフイルム自動給送が行われるときにIDコー
ドの読み取りが行われ、RAM29に書き込まれる。な
お、フイルムカートリッジ18の装填室内に光電式のバ
ーコードリーダーを設け、バーコード10aからIDコ
ードの読み取りを行うようにしてもよい。
【0022】ファインダ光学系38によるファインダ光
軸は、ハーフミラー33により2つに分割され、一方の
結像面にエリア型のイメージセンサ39が設けられてい
る。また、他方のファインダ光軸は反射ミラー37によ
って接眼レンズ43に導かれ、結像面が拡大して見られ
るようになっている。ファインダ光学系38には焦点距
離の短いものが用いられ、またイメージセンサ39には
20〜40万画素程度の解像力のものが用いられている
ため、ファインダー光学系38についてはピント合わせ
をしなくても、その焦点深度内でほぼ満足できる被写体
像の撮像を行うことができる。イメージセンサ39の駆
動は、デジタルカメラ用コントローラ22による制御の
もとでセンサドライバ40によって行われる。
【0023】イメージセンサ39の電荷蓄積時間は、デ
ジタルカメラ用コントローラ22の制御下に、後述の撮
像信号処理回路41,A/Dコンバータ42,画像デー
タ処理回路44を介してフィードバック制御され被写体
輝度に応じて自動調節されるが、この制御のために外部
センサ入力部31からの測光データを利用することもで
きる。
【0024】イメージセンサ39からの撮像信号は撮像
信号処理回路41に入力される。撮像信号処理回路41
は、オートゲインコントローラなどにより撮像信号を適
切なレベルに増幅した後、R,G,Bの色分離を行う。
色ごとの撮像信号はA/Dコンバータ42でデジタル変
換された後、画像データ処理回路44に入力される。画
像データ処理回路は、ホワイトバランス調節,γ補正,
マトリクス演算などの信号処理を行って1画面分の画像
データを作る。1画面分の画像データを次々にLCDド
ライバ45に送ることによって、液晶表示モニタ12に
はファインダ画像が動画として表示されるようになる。
【0025】タイマ回路28は、電源スイッチ13がオ
ン状態でかつグリップセンサ8から把持検知信号が一旦
出力された後に把持検知信号の出力が途絶えた時点から
の経過時間をカウントする。このカウント値が一定値,
例えば10秒に達すると、写真カメラ用コントローラ2
0はデジタルカメラ用コントローラ22に指令信号を送
出し、デジタルカメラ用コントローラ22は液晶表示モ
ニタ12への電源供給を停止する。なお、タイマ回路2
8は、カウント値が一定値に達した場合やカウント中に
グリップセンサ8から把持検知信号が出力された場合に
はリセットされる。
【0026】フォントROM50には、液晶表示モニタ
12に文字やマークなどを表示するときのフォントデー
タが格納されている。そして、例えば液晶表示モニタ1
2に写真フイルム18a上の撮影コマ数を表示しようと
するときには、写真カメラ用コントローラ20がRAM
29からコマ番号を読み出してデジタルカメラ用コント
ローラ22に送信する。デジタルカメラ用コントローラ
22はフォントROM50を対照してコマ番号表示用の
フォントデータを取り込み、これを画像データ処理回路
44に入力する。画像データ処理回路44は、こうして
入力されたフォントデータを画像データとともにLCD
ドライバ45に供給する。これによりファインダー画像
とともにコマ番号が液晶表示モニタ12に表示される。
【0027】同様にして様々な情報を液晶表示モニタ1
2に表示することが可能となる。IX−240型のフイ
ルムカートリッジを用いるカメラでは、写真プリントの
標準サイズがハイビジョンサイズ(89mm×158m
m)となっているが、その他にもパノラマサイズ(89
mm×254mm)あるいはCサイズ(89mm×12
7mm)でのプリントサービスも可能となっている。い
ずれのプリントサイズにするかはユーザーの指定による
が、写真撮影時にキー入力部14でその指定を行ったと
きに、その指定サイズに応じたマスキング用のフォント
データを読み出して液晶表示モニタ12に表示させるよ
うにすれば、プリントされる範囲を予めファインダ画面
上で確認することが可能となる。
【0028】以下、図4のフローチャートにしたがって
上記スチルカメラの作用について説明する。開閉蓋9を
開放してフイルムカートリッジ18をカメラ本体2内の
カートリッジ室に装填する。その後、開閉蓋9を閉じ位
置にロックすると、カメラに内蔵された遮光蓋開閉機構
が作動してカートリッジ18bのフイルム出入り口を閉
じている遮光蓋を開放する。引き続きフイルム給送機構
26が作動してカートリッジ18bのスプールをフイル
ム送り出し方向に駆動し、写真フイルム18aをカート
リッジ18bから送り出す。
【0029】PFセンサ30によって第1コマ目のパー
フォレーションが所定の位置に移動してきたことが検知
されると、フイルム給送機構26の作動が停止して第1
コマ目が露光アパーチャーにセットされる。このフイル
ム初期送り期間中に、磁気ヘッド35が写真フイルム1
8aの磁気記録層から情報読み取りを行う。この読み取
り情報の中には、この写真フイルム18a及びカートリ
ッジ18bに対して共通に割り当てられたIDコード
と、写真フイルム18aの種類や撮影枚数が含まれる。
【0030】磁気記録/再生回路27からの読み取り情
報は写真カメラ用コントローラ20によって解読され、
RAM29に書き込まれる。写真フイルム18aの種類
や撮影枚数に関する情報は、写真カメラの露出制御や撮
影枚数カウンタの上限値設定などに利用することができ
る。
【0031】グリップ部7を把持した状態で液晶表示モ
ニタ12を起立させて電源スイッチ13がオン状態にな
ると、タイマ回路28が作動を開始して経過時間をカウ
ントするとともに、デジタルカメラ用コントローラ22
からの指令によりセンサドライバ40が作動して被写体
像の撮像が開始される。イメージセンサ39からの撮像
信号は、撮像信号処理回路41,A/Dコンバータ42
を介して画像データ処理回路44に入力され、画像デー
タが作られる。この画像データはLCDドライバ45を
介して液晶表示モニタ12に供給され、液晶表示モニタ
12には被写体像が表示される。ユーザーは液晶表示モ
ニタ12の表示画像を観察しながらフレーミングを行う
ことができる。
【0032】電源スイッチ13がオン状態でグリップ部
7を把持した状態でも、タイマ回路28のカウント値が
T1(例えば10分)に達したときには、液晶表示モニ
タ12への電源供給が停止される。また、カウント値が
T1に達する前でも、グリップ部7の把持を止め、グリ
ップセンサ8から把持検知信号が写真カメラ用コントロ
ーラ20に入力されない状態になった場合には、タイマ
回路28がリセットされ、新たに経過時間のカウントが
開始される。このカウント値がT2(例えば10秒)に
達するまでは、液晶表示モニタ12の表示が継続される
が、カウント値がT2に達すると、液晶表示モニタ12
への電源供給が停止される。また、カウント値がT2に
達する前に、グリップセンサ8から把持検知信号が出力
された場合には、タイマ回路28がリセットされ、新た
にカウントが開始される。なお、液晶表示モニタ12へ
の電源供給が停止される際には、イメージセンサ39の
駆動も停止される。
【0033】このように、最も電力消費量が大きい液晶
表示モニタ12の駆動が非撮影時であると見なされる際
には停止されるから、電源電池の消耗が少なくなり、長
時間の撮影が可能となる。
【0034】写真撮影のためにシャッタボタン9を操作
すると、その半押しで撮影レンズ3のピント合わせが行
われ、その時点での測距データが露出制御回路24に入
力される。そしてシャッタボタン9を全押しすると露出
制御回路24によりプログラムシャッタ34が開閉して
写真撮影が行われる。
【0035】プログラムシャッタ34の作動完了後、写
真カメラ用コントローラ20はフイルム給送機構26を
作動させてフイルム1コマ送り処理を行う。このフイル
ム1コマ送りの間には、磁気記録/再生回路27により
磁気ヘッド35が駆動され、撮影コマ位置の撮影画面外
にデータ記録を行う。ここで記録される情報は、露出に
関するデータや撮影日時データ、プリントサイズの指定
データなどの他に、コマ番号データが含まれる。なお、
コマ番号データは、RAM29上で撮影ごとに更新され
るコマ数カウントデータに対応する。さらに、キー入力
部14に文字データの入力機能を付加しておくことによ
って、ユーザーが希望するメッセージなどをその撮影コ
マに対応して磁気記録することも可能である。
【0036】上記の写真撮影が繰り返されることによっ
て、写真フイルム18aが1コマずつ消化される。そし
て、写真フイルム18aの最終コマ位置に撮影が行われ
た後、写真カメラ用コントローラ20はフイルム給送機
構26にフイルム巻き戻し指令を与え、これにより露光
済みの写真フイルム18aがカートリッジ18bに巻き
戻される。巻き戻しが完了すると、カートリッジ18b
のフイルム出入り口が遮光蓋によって閉じられ、開閉蓋
9を開いてフイルムカートリッジ18を取り出すことが
できる。
【0037】以上説明した実施形態では、カウンタ値を
2種類に設定して液晶表示モニタへの電源供給を2段階
に制御したが、グリップ部を把持した状態でも一定時間
が経過すると、強制的に液晶表示モニタへの電源供給を
停止するようにしてもよい。この場合には、例えばシャ
ッタボタンの押下等のなんらかの操作を行っていれば継
続して液晶表示を行い、また一旦液晶表示モニタへの電
源供給が停止されても、グリップ部を把持し直したり、
ズーム操作レバーやキー入力部を操作すると、直ちに液
晶表示モニタへの電源供給が再開されるようにするのが
好ましい。
【0038】また、カメラ本体の把持を検知する接触検
知センサとしてグリップ部にグリップセンサを設けた
が、カメラ本体の把持を検知できれば、グリップ部に限
らず、例えばカメラ本体の側面にセンサを設けるように
してもよい。また、上記実施形態は、アドバンストフォ
トシステムのフイルムカートリッジを用いるスチルカメ
ラであったが、本発明はこれに限定されず、135タイ
プの写真フイルムパトローネを用いるスチルカメラに適
用することができる。
【0039】
【発明の効果】上述のように、カメラ本体の把持を止め
た時点から所定時間が経過した後に液晶表示モニタへの
電源供給を停止するようにしたので、撮影に支承を与え
ることなく、最も電力消費の大きい液晶表示モニタの駆
動時間を短縮することにより消費電力を節約でき、写真
フイルムを用いるスチルカメラに目を離したまま構図や
画角を決定できる液晶表示モニタを搭載できる。
【0040】また、カメラ本体の把持した状態でも第1
所定時間が経過した後には液晶表示モニタへの電源供給
を停止するとともに、第1所定時間が経過する前でもカ
メラ本体の把持を止めた時点から第2所定時間が経過し
た後には液晶表示モニタへの電源供給を停止するように
したので、撮影に支承がないように効率良く液晶表示モ
ニタの消費電力を節約でき、写真フイルムを用いるスチ
ルカメラに目を離したまま構図や画角を決定できる液晶
表示モニタを搭載できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたスチルカメラの正面側外観図で
ある。
【図2】図1に示すスチルカメラの背面側外観図であ
る。
【図3】本発明を用いたスチルカメラの電気的構成の概
略を示すブロック図である。
【図4】撮影処理の流れを表すフローチャートである。
【図5】液晶表示モニタへのファインダ画像表示の流れ
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 スチルカメラ 2 カメラボディ 7 グリップ部 8 グリップセンサ 12 液晶表示モニタ 17 電源電池 20 写真カメラ用コントローラ 22 デジタルカメラ用コントローラ 28 タイマ回路 39 イメージセンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムをカメラ本体に装填して使
    用するスチルカメラにおいて、 写真フイルムに撮影される被写体像を撮像するイメージ
    センサと、このイメージセンサからの撮像信号に基づい
    てファインダ画像を表示する液晶表示モニタと、カメラ
    本体表面の所定部位に設けられ、カメラ本体の把持を検
    知する接触検知センサと、この接触検知センサがカメラ
    本体の把持を検知しなくなった時点からの経過時間をカ
    ウントするタイマ回路と、前記接触検知センサがカメラ
    本体の把持を検知した時点から液晶表示モニタの画像表
    示を許容するとともにタイマ回路のカウント値が所定時
    間に達した後に液晶表示モニタへの電源供給を停止する
    モニタ制御手段とを備えたことを特徴とするスチルカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 写真フイルムをカメラ本体に装填して使
    用するスチルカメラにおいて、 写真フイルムに撮影される被写体像を撮像するイメージ
    センサと、このイメージセンサからの撮像信号に基づい
    てファインダ画像を表示する液晶表示モニタと、カメラ
    本体表面の所定部位に設けられ、カメラ本体の把持を検
    知する接触検知センサと、この接触検知センサがカメラ
    本体の把持を検知した時点またはカメラ本体の把持を検
    知しなくなった時点からの経過時間をカウントするタイ
    マ回路と、前記接触検知センサがカメラ本体の把持を検
    知した時点から液晶表示モニタの画像表示を許容すると
    ともにタイマ回路のカウント値が第1所定時間に達した
    後に液晶表示モニタへの電源供給を停止し、タイマ回路
    のカウント値が第1所定時間に達する前に接触検知セン
    サがカメラ本体の把持を検知しなくなった場合には、こ
    の時点からのタイマ回路のカウント値が第2所定時間に
    達した後に液晶表示モニタへの電源供給を停止するモニ
    タ制御手段とを備えたことを特徴とするスチルカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049636A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Sony Corp 撮像装置、補助機器および撮像システム
JP2009060395A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の表示方法

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