JPH11258657A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH11258657A
JPH11258657A JP5843798A JP5843798A JPH11258657A JP H11258657 A JPH11258657 A JP H11258657A JP 5843798 A JP5843798 A JP 5843798A JP 5843798 A JP5843798 A JP 5843798A JP H11258657 A JPH11258657 A JP H11258657A
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JP
Japan
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camera
image
display unit
camera body
housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5843798A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Fujita
佳寛 藤田
Hiroshi Omura
紘 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP5843798A priority Critical patent/JPH11258657A/ja
Publication of JPH11258657A publication Critical patent/JPH11258657A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペースを有効に利用してカメラを小型化す
る。 【解決手段】 カメラボディ2の上部には、起立位置と
畳み位置との間で回動される表示ユニット3が取り付け
られている。撮影時には、表示ユニット3が起立位置と
され、この表示ユニット3の前面には撮影レンズ5から
最も離れるようにして配されたプロテクタ26からのス
トロボ光が被写体に向けて照射されるようにされるとと
もに、背面の液晶ディスプレイ25でファインダ画像が
表示される。保管,携行時には、表示ユニット3が前方
に倒されて畳み位置とされ、この表示ユニット3で撮影
レンズ5等を覆い隠すことで撮影レンズ5等を保護す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファインダ画像を
表示する液晶ディスプレイ等の画像表示装置とストロボ
装置を備えたカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラボディに組み込んだCCDイメー
ジセンサ等のイメージセンサで被写体画像を画像信号と
して取り込み、この画像信号を利用して画像表示装置、
例えば液晶ディスプレイにファインダ画像を表示する写
真カメラや、ファインダ画像を表示するとともに画像信
号をデジタル変換してメモリに書き込み記録するデジタ
ルカメラが知られている。これらのカメラでは、従来の
写真カメラのようにファインダ接眼部から片目で覗き込
んでファインダ画像を観察するのと比較して、両眼で楽
にファインダ画像を観察することができるといった利点
がある。ファインダとしての液晶ディスプレイは、その
表示面がカメラボディの後方を向くようにして配され、
この液晶ディスプレイはその背後から蛍光管等により照
明される。
【0003】また、現在市販されている多くの写真カメ
ラやデジタルカメラは、暗い場所でも撮影ができるよう
にストロボ装置が内蔵され、ストロボ装置は、カメラの
前方の被写体に向けてストロボ光を照射するために、通
常、カメラボディの前面にそのストロボ発光部のストロ
ボ発光面が配置されるが、赤目の発生防止するために
は、撮影レンズからできるだけ離れるようにストロボ発
光面、すなわちストロボ発光部をカメラボディに配置す
る必要がある。また、撮影時だけカメラボディの上部か
ら突出させるようにストロボ発光部をポップアップ式と
し、限られた大きさのカメラボディに配置するよりもス
トロボ発光面を撮影レンズから離すことができるように
したカメラがある。
【0004】さらに、レンズの前面を開閉するレンズカ
バーをカメラボディ内に組み込む等して、レンズカバー
で撮影レンズを覆って携行時に撮影レンズを傷つきから
保護するようにしたカメラもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように液晶ディ
スプレイは、ファインダ画像を撮影者に対して表示する
といった目的からその表示面がカメラの後方を向けられ
る必要があり、またストロボ発光面は、カメラの前方の
被写体に向けてストロボ光を照射する必要があるととも
に、赤目防止のための撮影レンズから充分に離す必要が
ある。このようなそれぞれの目的や条件を考慮して、こ
れらをカメラボディに配置すると、カメラボディ内での
デッドスペースが増大してしまい、カメラを小型にし難
くなってしまうといった問題があった。
【0006】逆に、カメラの小型化を優先すると、スト
ロボ発光面と撮影レンズとの距離が充分でなくなり、赤
目が発生しやすくなる。もちろん、上述のようにストロ
ボ発光部をポップアップ式とすれば、ストロボ発光面と
撮影レンズとの距離をある程度離すことができるが、こ
れによる赤目発生の防止効果は充分に得られないととも
に、ポップアップさせるための機構を内蔵する必要があ
るからカメラを小型化するうえで不利である。また、撮
影レンズを保護するためのレンズカバー等をカメラボデ
ィに内蔵させれば、よりカメラの小型化を図りづらくな
る。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、ストロボ装置と画像表示装置を備えな
がら、小型化を図ることができ、また赤目の発生が防止
できるようにしたカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、起伏自在にカメラボディ
に取り付けられ、イメージセンサから得られる撮像信号
によりファインダ画像を表示する画像表示装置が組み込
まれた画像表示装置用の筐体を備え、この筐体にストロ
ボ発光部が組み込まれるとともに、前記筐体が起立され
たときにカメラボディの後方に画像表示装置の表示面が
向き、また前記ストロボ発光部のストロボ発光面がカメ
ラボディの前方を向くようにしたものである。
【0009】請求項2記載の発明では、筐体が起立され
た状態の時にストロボ発光部が筐体内で撮影レンズから
最も離れた位置となるように組み込んだものである。ま
た、請求項3記載の発明では、筐体が畳まれた状態の時
に、この筐体によってカメラボディに組み込まれた撮影
レンズが覆い隠されるようにされ、筐体が撮影レンズを
保護するレンズカバーとなるようにしたものである。さ
らに、請求項4記載の発明では、筐体が起立されたとき
に、電源スイッチがオンとされるようにしたものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を実施し、写真カメラとデ
ジタルカメラの両機能を有したカメラの外観を示す図1
及びこれを概略的に示す図2において、このカメラは、
大別してカメラボディ2と、このカメラボディ2の上部
に回動自在に軸着された表示ユニット3とから構成され
ている。カメラボディ2の中央には、その前部から上部
につながった幅広の溝が形成されており、この溝内でカ
メラの前方に向いた中央パネル4には撮影レンズ5が露
呈されるとともに、ファインダ光学系11のファインダ
対物窓6と、測距用の投光窓7a及び受光窓7bと、測
光窓8とが設けられている。また、カメラボディ2の両
端の上面には、撮影を行うためのレリーズボタン9と、
各種の設定を行うための操作ボタン10が設けられてい
る。
【0011】ファインダ対物窓6及び測距用の投光窓7
aは、パララックスの発生を防ぐためにできるだけ撮影
レンズ5に近い位置に組み込まれている。ファインダ対
物窓6の奥には、ファインダ光学系11,CCDイメー
ジセンサ等のイメージセンサ12,このイメージセンサ
12から得られる撮像信号を処理する処理回路ユニット
13が組み込まれている。イメージセンサ12には、2
0〜40万画素程度の解像力のものが用いられており、
ファインダ光学系11でピント合わせをしなくても、そ
の焦点深度内でほぼ満足できる被写体像の撮像を行うこ
とができる。
【0012】投光窓7aからは、レリーズボタン9を半
押ししたときに測距光が投光され、被写体で反射された
測距光が受光窓7bを介して受光される。これにより、
被写体距離に応じた測距データが測距回路(図示省略)
から出力され、この測距データに対応してフォーカシン
グ機構14が作動して撮影レンズ5を構成しているフォ
ーカスレンズが移動されてピントが自動的に合わせられ
る。
【0013】撮影レンズ5に入射した撮影光は、アパー
チャ15を介してカメラボディ2の背面近くにセットさ
れた写真フイルム18上に写真画面を潜像として形成す
る。この撮影レンズ5には、絞り羽根を兼ねたプログラ
ムシャッタ19が内蔵されており、このプログラムシャ
ッタ19は、測光窓8を介して測光された被写体輝度に
応じた測光データに基づいたシャッタ秒時及び開口径で
レリーズボタン9が全押しされたときに開閉される。
【0014】表示ユニット3は、ユニット基部20と、
このユニット基部20から90°折り曲げられるように
して一体に形成され、後述する液晶ディスプレイ25が
組み込まれる筐体としてのユニット本体部21とからな
る。この表示ユニット3は、ユニット基部20の端部が
軸22によりカメラボディ2の上部の溝内で軸着され、
この軸22を中心にして、図1及び図2に示されるよう
に、撮影のためにユニット本体部21がカメラボディ2
の上部で垂直に起立された起立位置と、この起立位置か
ら図中矢線方向に沿ってカメラの前方に180°回転さ
れ、カメラボディ2の前面に形成された溝内の空間(以
下、この空間を収納部という)23にユニット本体部2
1が収納された畳み位置(図3参照)との間で回動自在
にされている。このようにして、表示ユニット3は、回
動自在とすることでカメラボディ2に起伏自在に取り付
けられている。表示ユニット3は、撮影時には起立位置
とされ、カメラの保管や携行する際には畳み位置とされ
る。
【0015】表示ユニット3を起立位置にした状態にお
いて、カメラの後方に向いたユニット本体部21の背面
パネル21aには、ファインダ画像を表示する画像表示
装置として用いられる液晶ディスプレイ25の表示面が
露呈され、またカメラの前方に向いた前面パネル21b
の上部には、後述するリフレクタやストロボ放電管等を
保護するプロテクタ26が露呈されており、このプロテ
クタ26がストロボ発光面となっている。
【0016】液晶ディスプレイ25は、イメージセンサ
12で撮像された被写体像が表示されることにより、撮
影レンズ19による撮影範囲を確認するためのフィンダ
として用いられる。この液晶ディスプレイ25の奥に
は、液晶ディスプレイ25を背後から照明するための蛍
光管27と、液晶ディスプレイ25を駆動するためのL
CDドライバ28及び蛍光管を駆動する蛍光管ドライバ
29とが組み込まれている。
【0017】また、プロテクタ26の奥には、ストロボ
光を放出するストロボ放電管30と、このストロボ光を
反射するリフレクタ31とが組み込まれており、これら
のプロテクタ26,ストロボ放電管30,リフレクタ3
1でストロボ発光部が構成されている。ストロボ放電管
30は、カメラボディ2内に組み込まれた周知のストロ
ボ回路32によって駆動され、被写体輝度が低い場合に
プログラムシャッタ19の開閉に同期して自動的に発光
する。ストロボ発光部は、表示ユニット3の回転中心
(軸22)から最も離れたユニット本体部21の位置に
組み込まれている。すなわち、ストロボ発光部は、表示
ユニット3を起立位置にした状態で撮影レンズ5から最
も離れたユニット本体部21の位置に組み込まれ、撮影
時にプロテクタ26が撮影レンズ5から最も離れるよう
に前面パネル21b上に配されている。これにより、赤
目の発生防止を効果的にしている。
【0018】表示ユニット3内のLCDドライバ28,
蛍光管ドライバ29及びストロボ放電管30は、例えば
フレキシブル配線基板(図示省略)を用いてカメラボデ
ィ2内の回路と電気的に接続されている。なお、ストロ
ボ回路32を、表示ユニット3の内部に組み込むことも
可能であり、LCDドライバ28,蛍光管ドライバ29
をカメラボディ2内に組み込むようにしてもよい。
【0019】表示ユニット3を起立位置にすると、プロ
テクタ26がカメラの前方に向けられてストロボ光が被
写体に向けて照射されるようにされるとともに、液晶デ
ィスプレイがカメラの後方に向けられ、この液晶ディス
プレイ25でカメラの背面側に位置する撮影者が撮影範
囲を観察できるようになる。
【0020】図3に表示ユニット3を畳み位置にして畳
んだ状態を示す。表示ユニット3を畳み位置にすると、
背面パネル21bがカメラの前方に向けられた状態で収
納部23に表示ユニット3が収納される。このとき、プ
ロテクタ26は、カメラボディ2の中央パネル4に対面
され、中央パネル4に露呈されている撮影レンズ5,フ
ァインダ光学系11,測距用の投光窓7a,受光窓7
b,測光窓8が表示ユニット3の前面パネル21bに対
面した状態となる。このようにして、表示ユニット3が
畳み位置にされた状態では、この表示ユニット3が撮影
レンズ5の傷つき、破損、汚れの付着を防止するレンズ
カバーとなる。なお、このカメラでは、イメージセンサ
12によるデジタルカメラとして機能することに注目す
れば、ファインダ光学系11も撮影レンズであり、表示
ユニット3は、撮影レンズ5と同時に撮影レンズとして
のファインダ光学系11のレンズカバーでもある。もち
ろん、測距用の投光窓7a,受光窓7b及び測光窓8も
表示ユニット3によって保護されるようになっているの
はいうまでもない。
【0021】上記のようにして、液晶ディスプレイ25
が組み込まれる表示ユニット3内にストロボ発光部を内
蔵させて表示ユニット3のスペースを有効利用すること
によって、カメラボディ2内に生じるデッドスペースを
少なくし、カメラの小型化が図れるようにしている。ま
た、表示ユニット3をレンズカバーとすることで、より
小型化を図れるようにしている。
【0022】なお、図示しないが、カメラボディ2に
は、表示ユニット3が起立位置と畳み位置とにそれぞれ
正しくセットされたときに、このセットされた状態を保
持するための機構が設けられており、表示ユニット3が
撮影中に振動等で起立位置から前方に倒れて回動した
り、携行中に畳み位置から回動しないようにされてい
る。もちろん、表示ユニット3が起立位置と畳み位置と
の間の他の位置にセットされないようにバネ等を用いて
付勢しておいてもよい。
【0023】図1及び図2に示されるように、カメラボ
ディ2の上部の溝内には、上下方向にスライド自在にさ
れた検知ピン35が設けられている。この検知ピン35
は、図示しない付勢手段によって上方に向けて付勢され
ており、表示ユニット3が起立位置にされている状態で
は、図に示されるようにカメラボディ2の上面より突出
する。また、表示ユニット3が起立位置から畳み位置に
向けて回動されると、検知ピン35は、その上端がユニ
ット基部20に当接して、押圧されることにより付勢手
段の付勢に抗して下方にスライドされる。
【0024】この検知ピン35の下端には、カメラボデ
ィ2に内蔵されたカメラの電源スイッチ36が連結され
ており、この電源スイッチ36は、検知ピン35の上下
のスライドによりON,OFFされる。電源スイッチ3
6は、表示ユニット3が起立位置のときにONとなり、
カメラの各部に電源供給が行われることで撮影が可能な
状態とされ、表示ユニット3が起立位置から倒れた状態
ではOFFとされて撮影ができないようにされている。
これにより、電源スイッチをONとする操作を簡略化す
るとともに、表示ユニット3が正しく起立位置にされて
いる場合にだけ撮影を可能にし、表示ユニット3が起立
位置から倒れてストロボ光が正しく照射されないで撮影
が行われることを防止している。なお、このような検知
ピン35を用いる他の手法、例えば表示ユニット3が起
立位置にされたときに、表示ユニット3側とカメラボデ
ィ2側とにそれぞれ設けた電気的な接点を接触させるこ
とで、電源スイッチ36がONとなるようにしてもよ
い。
【0025】カメラボディ2の一方の側面には、コネク
タ37と、メモリスロット38とが組み込まれている。
コネクタ37は、図示するようにカバーを開放すること
によって画像データの入出力用端子として利用すること
ができ、このカメラとパーソナルコンピュータ等との電
気的な接続が可能となって、両者間で画像データ等の授
受が可能となる。また、メモリスロット38にメモリカ
ードを挿入することによって、カメラからメモリカード
に画像データを書き込むことができる。
【0026】図3に示すように、カメラボディ2の他方
の側面には、写真フイルムカートリッジ40を収納する
カートリッジ装填室(図示省略)の底蓋41を開閉操作
するための開閉レバー42が設けられている。図に示さ
れるように開閉レバー42を時計方向に回動させると、
ロックが解除されて底蓋41を開くことができ、写真フ
イルムカートリッジ40のカートリッジ装填室への装
填、及びカートリッジ装填室からの取り出しを行うこと
ができる。底蓋41は、これを閉じることによって、開
閉レバー42が反時計方向に回動し、自動的に閉じ位置
にロックされる。
【0027】図4に写真フイルムカートリッジ40を示
す。写真フイルムカートリッジ40は、現在市販されて
いるAdvanced Photo-System のIX240型式のもので
あって、裏面全体に透明な磁気記録層が塗布された写真
フイルム18と、この写真フイルム18を収納するカー
トリッジ44と、カートリッジ44に貼付されたラベル
45とから構成されている。
【0028】この写真フイルムカートリッジ40は、未
使用状態、あるいはカメラから取り出した状態では、写
真フイルム18が全てカートリッジ44内に巻き込まれ
ている。フイルム送出口46は、遮光蓋47で閉じられ
ており、カメラに装填したときにカメラ側の機構によっ
て遮光蓋47が回動されてフイルム送出口46が開かれ
る。カートリッジ装填室内でフイルム送出口46を開い
た後、カートリッジ44のスプール48を回転させるこ
とによって写真フイルム18をカートリッジ44の外部
に送り出すことができる。
【0029】ラベル45には、バーコード50と数字列
51がプリントされている。これらは、それぞれこの写
真フイルムカートリッジ固有のID番号を表し、バーコ
ード50は、ID番号の機械読み取りのために、また数
字列51は目視読み取りのために用いられる。なお、カ
ートリッジ44内部に収納された写真フイルム18に同
一のID番号を表すバーコードと数字列とが潜像として
記録され、フイルム現像によってこれが顕在化する。
【0030】現像所では撮影済みになって回収されたカ
ートリッジ44から写真フイルム18を取り出してフイ
ルム現像処理,プリント処理を行った後、現像済みの写
真フイルム18を再び同じカートリッジ44に収納して
顧客に戻すが、このときに写真フイルム18及びカート
リッジ44に記録されたID番号を照合し一致させる。
したがって、現像処理後にも写真フイルム18のID番
号とカートリッジ44のID番号との一致が保たれる。
【0031】図5に上記カメラの要部の電気的構成を示
す。このカメラの動作は、写真カメラ用コントローラ5
5と、デジタルカメラ用コントローラ56とによって制
御される。写真カメラ用コントローラ55は、ROM5
5aに書き込まれたシーケンスプログラムにしたがい、
写真撮影に必要な一連の動作を制御する。また、デジタ
ルカメラ用コントローラ56は、写真カメラ用コントロ
ーラ55との間で制御信号やデータの交信を行い、やは
りROM55a内のシーケンスプログラムにしたがって
処理回路ユニット13の動作制御を行う。これらは、そ
れぞれ電源スイッチ36がONとなっているときに、電
源回路57から電源供給されて作動する。なお、フイル
ム給送や画像データの処理を行っている間に電源スイッ
チ36がOFFとされても、これらの処理が終了するま
で電源回路57からの電源供給が継続されるようにされ
ている。
【0032】写真カメラ用コントローラ55は、フォー
カシング機構14,ストロボ回路32,露出制御回路5
8,フイルム給送機構59,磁気記録/再生回路60を
制御する。これの動作制御のために、光電式のパーフォ
レーションセンサ(以下、PFセンサ)61からの信
号,レリーズボタン9や操作ボタン10等の操作入力部
62からの信号,被写体距離,被写体輝度に応じた測距
データ,測光データ等が参照される。
【0033】露出制御回路58は測光データに基づいて
プログラムシャッタ19の開閉を制御する。フォーカシ
ング機構14は、測距データに基づいて撮影レンズ5の
ピント合わせを行う。ストロボ回路32は、電源スイッ
チ32がONとなるとストロボ発光用の充電を行い、測
光データに基づいて被写体輝度が低い場合には、プログ
ラムシャッタ19が全開したときにストロボ放電管30
を発光させる。
【0034】フイルム給送機構59は撮影が完了する毎
に写真フイルム18を1コマ分給送する。IX240型
式の写真フイルムカートリッジ40に用いられている写
真フイルム18には、1コマあたり2個のパーフォレー
ションが形成されているから、PFセンサ61によりこ
のパーフォレーションの通過を検知することによって1
コマ給送を検知することができる。1コマ給送ごとに得
られる検知信号を計数することによって、撮影コマ数が
分かる。この撮影コマ数はRAM55bで逐次に更新さ
れ、コマ数カウンタ用の情報として利用され、また後述
する画像データの書き込み時にはコマ番号情報として利
用される。なお、RAM55bは、バックアップ電源に
よってデータ保持が行われるため、電源スイッチ36が
OFFであってもデータ保持することができる。
【0035】磁気記録/再生回路60は、撮影が完了し
た後の1コマ給送の期間中に磁気ヘッド60aに記録信
号を供給し、これにより磁気ヘッド60aは当該撮影コ
マの撮影画面外にデータ書き込みを行う。磁気ヘッド6
0aで書き込まれるデータとしては、シャッタ秒時,ス
トロボ発光の有無などの露出に関するデータや、撮影日
時データなどがある。
【0036】磁気ヘッド60aは再生用にも用いられ、
読み出された二値信号は写真カメラ用コントローラ55
によってデコードされる。写真フイルム18の先頭部分
には、予めこの写真フイルムカートリッジ40に付され
たID番号が磁気記録されている。そして、写真フイル
ムカートリッジ40をカメラに装填した後、第1コマ目
をアパーチャー15にセットすべくフイルム自動給送が
行われるときにID番号の読み取りが行われ、RAM5
5bに書き込まれる。なお、カートリッジ装填室内に光
電式のバーコードリーダを設け、バーコード50からI
D番号の読み取りを行うようにしてもよい。
【0037】処理回路ユニット13は、撮像信号処理回
路65、A/D変換器66,画像データ処理回路67等
から構成されている。イメージセンサ12の駆動は、セ
ンサドライバ68によって行われる。イメージセンサ1
2の電荷蓄積時間は、撮像信号処理回路65からのフィ
ードバックに基づき被写体輝度に応じて自動調節される
が、この制御のために測光データを利用することもでき
る。また、イメージセンサ12から得られる撮像信号の
信号レベルに基づいて被写体輝度に応じた測光データを
算出し、この測光データに応じてプログラムシャタ19
を制御することも可能である。
【0038】イメージセンサ12からの撮像信号は撮像
信号処理回路65に入力される。撮像信号処理回路65
は、オートゲインコントローラなどにより撮像信号を適
切なレベルに増幅した後、R,G,Bの色分離を行う。
色ごとの撮像信号はA/D変換器66でデジタル変換さ
れた後、画像データ処理回路67に入力される。画像デ
ータ処理回路67は、ホワイトバランス調節,γ補正,
マトリクス演算などの信号処理を行って1画面分の画像
データを作る。1画面分の画像データを次々にLCDド
ライバ28に送ることによって、液晶ディスプレイ25
にはファインダ画像が動画として表示されるようにな
る。
【0039】バッファメモリ69は、レリーズボタン9
の操作によって写真撮影が行われた時点での画像データ
を1画面分保存する。こうして保存された画像データ
は、画像データ処理回路67により、入出力制御用のI
/Oポート70を介して予めカメラに内蔵されている内
蔵メモリ71、あるいはメモリスロット38に着脱自在
なメモリカード72に書き込まれる。この画像データの
書き込み時には、写真カメラ用コントローラ55によっ
てRAM55bから写真フイルムカートリッジ40のI
D番号と撮影コマのコマ番号とが読み出される。そし
て、これらの情報はデジタルカメラ用コントローラ56
を介して画像データ処理回路67に送信され、画像デー
タとともに識別コードとして内蔵メモリ71,メモリカ
ード72に書き込まれる。
【0040】IX240型式の写真フイルムカートリッ
ジ40を用いるカメラでは、写真プリントの標準サイズ
がハイビジョンサイズ(89mm×158mm)となっ
ているが、その他にもパノラマサイズ(89mm×25
4mm)あるいはCサイズ(89mm×127mm)で
のプリントサービスも可能となっている。いずれのプリ
ントサイズにするかはユーザーの指定によるが、写真撮
影時に操作ボタン10でその指定を行ったときに、その
指定サイズに応じた範囲を液晶ディスプレイ25に表示
させるようにすれば、プリントされる範囲を予め液晶デ
ィスプレイ25で確認することが可能となる。
【0041】写真カメラ用コントローラ55及びデジタ
ルカメラ用コントローラ56の動作は、写真撮影とは無
関係に、操作ボタン10の操作や、コネクタ37を介し
て接続されたパーソナルコンピュータ等からのキー入力
操作によっても制御することができる。したがって、内
蔵メモリ71とメモリカード72との間で双方向に画像
データの転送を行ったり、また現像済みの写真フイルム
18が装填された場合に限り、適宜のコマ位置にフイル
ム給送を行ったり、任意のコマ位置の磁気記録層に記録
されている情報の読み出しを行ったりすることができ
る。さらには、内蔵メモリ71,メモリカード72から
読み出した画像データによる画像を液晶ディスプレイ2
5に表示させることも可能である。
【0042】次に上記構成の作用について説明する。底
蓋41を開放して写真フイルムカートリッジ40をカメ
ラボディ2内のカートリッジ装填室に装填する。その
後、底41を閉じ位置にロックすると、カメラに内蔵さ
れた遮光蓋開閉機構が作動してカートリッジ44のフイ
ルム送出口46を閉じている遮光蓋47を開放する。引
き続きフイルム給送機構59が作動してカートリッジ4
4のスプール48をフイルム送り出し方向に駆動し、写
真フイルム18をカートリッジ44から送り出す。
【0043】PFセンサ61によって第1コマ目のパー
フォレーションが所定の位置に移動してきたことが検知
されると、フイルム給送機構59の作動が停止され、こ
れにより第1コマ目がアパーチャ15の背後にセットさ
れる。このフイルム初期送り期間中に、磁気ヘッド60
aが写真フイルム18の磁気記録層から情報読み取りを
行う。この読み取り情報の中には、この写真フイルム1
8及びカートリッジ44に対して共通に割り当てられた
ID番号と、写真フイルム18の種類や撮影枚数が含ま
れる。
【0044】磁気記録/再生回路60からの読み取り情
報は写真カメラ用コントローラ55によって解読され、
RAM55bに書き込まれる。写真フイルム18の種類
や撮影枚数に関する情報は、写真カメラの露出制御や撮
影枚数カウンタの上限値設定などに利用することができ
る。また、ID番号は後述するように画像データをメモ
リに記録する際に用いられる。
【0045】撮影を行うと時には、まず表示ユニット3
を畳み位置から起立位置に回動させ、この表示ユニット
3をカメラボディ2の上部で起立させる。これにより、
液晶ディスプレイ25の表示面がカメラの後方、すなわ
ち撮影者に向いて、撮影者が液晶ディスプレイ25に表
示される画像を観察できる状態になる。また、ストロボ
発光部のプロテクタ26は、カメラの前方、すなわち撮
影レンズ5及びファインダ光学系11の撮影(撮像)方
向に向けられる。
【0046】さらに、表示ユニット3をカメラボディ2
の上部で起立させると、ユニット基部20による検知ピ
ン35の押圧が解除されるため、この検知ピン35が付
勢手段の付勢力によってカメラボディ2の上部に突出す
るようにしてスライドされる。これにより、電源スイッ
チ36がONとなって、電源回路57からカメラの各部
に給電が開始される。給電が開始されると、デジタルカ
メラ用コントローラ56からの指令によりセンサドライ
バ68が作動して、ファインダ光学系11を介したイメ
ージセンサ12による被写体像の撮像が開始される。ま
た、蛍光管ドライバ29が作動して蛍光管27が点灯す
る。さらには、ストロボ回路32が作動を開始して、メ
インコンデンサへの充電が行われる。
【0047】イメージセンサ12からの撮像信号は、撮
像信号処理回路65,A/D変換器66を介して画像デ
ータ処理回路67に入力され、画像データが作られる。
この画像データはLCDドライバ28を介して液晶ディ
スプレイ25に供給され、液晶ディスプレイ25には被
写体像が表示される。デジタルカメラ用コントローラ5
6の制御下に、被写体画像の撮像及び表示は逐次に行わ
れるから、ユーザーは液晶ディスプレイ25の表示画像
を観察しながらフレーミングを行うことができる。
【0048】写真撮影のためにレリーズボタン9を操作
すると、その半押しで測距データ及び測光データが写真
カメラ用コントローラ20に入力され、その時点で測距
データに基づいて撮影レンズ5のピント合わせが行われ
る。そして、レリーズボタン9を全押しすると、測光デ
ータに基づいて露出制御回路24によりプログラムシャ
ッタ19が開閉して写真撮影が行われる。また、このと
きに、測光データに基づいて被写体輝度が低いと判定さ
れると、ストロボ回路32によりストロボ放電管30が
発光される。このストロボ放電管30から放出された光
は、リフレクタ31により反射され、プロテクタを介し
て表示ユニット3の外部に照射される。表示ユニット3
が起立された状態にあり、プロテクタ26がカメラの前
方に向いているから、このプロテクタ26からのストロ
ボ光は、その時点で液晶ディスプレイ25で観察されて
いる被写体に照射される。このようにしてストロボ撮影
が行われる。
【0049】また、レリーズボタン9の全押し信号は、
写真カメラ用コントローラ55からデジタルカメラ用コ
ントローラ56にも入力され、これに応答してイメージ
センサ12で撮像された1画面分の画像データがバッフ
ァメモリ69に転送されるが、このときの撮像は、スト
ロボ発光のタイミングと同期して行われるため、ストロ
ボ発光が行われれば、イメージセンサ12での撮像もス
トロボ光を利用したものとなる。
【0050】そして、ストロボ発光が行われても、プロ
テクタ26が撮影レンズ5及びファインダ光学系11か
ら充分に離されているので、人物や動物を撮影及び撮像
しても、赤目が発生することはない。
【0051】プログラムシャッタ19の作動完了後、写
真カメラ用コントローラ55はフイルム給送機構59を
作動させてフイルム1コマ送り処理を行う。このフイル
ム1コマ送りの間には、磁気記録/再生回路60により
磁気ヘッド60aが駆動され、第1コマ目の撮影画面外
にデータ記録を行う。ここで記録される情報は、露出に
関するデータや撮影日時データ、プリントサイズの指定
データなどの他に、コマ番号データが含まれる。なお、
コマ番号データは、RAM55b上で撮影ごとに更新さ
れるコマ数カウントデータに対応する。さらに、操作ボ
タン10に文字データの入力機能を付加しておくことに
よって、ユーザーが希望するメッセージなどをその撮影
コマに対応して磁気記録することも可能である。
【0052】磁気記録/再生装置60によって磁気記録
層へのデータ記録が完了し、またフイルム1コマ給送が
完了すると、デジタルカメラ用コントローラ56は画像
データ処理回路67に画像データの記録指令を入力す
る。これにより、バッファメモリ69に格納されていた
1画面分の画像データがI/Oポート70を経て内蔵メ
モリ71に転送され、そこに書き込まれる。
【0053】画像データの記録処理に際し、写真カメラ
用コントローラ55はデジタルカメラ用コントローラ5
6からの要求によりRAM55bに書き込まれていたI
D番号とコマ番号データとを読み出し、これをデジタル
カメラ用コントローラ56に転送する。このID番号と
コマ番号との組合せは1画面分の画像データの識別コー
ドとして利用され、画像データとともに内蔵メモリ71
に書き込まれる。もちろん、メモリカード72をメモリ
スロット38に装着して、このメモリカード72に画像
データ及びID番号とコマ番号等を書き込むように設定
しておくことができる。
【0054】以下同様にして、液晶ディスプレイ25の
表示画像を観察しながらフレーミングを行い、順次に撮
影を行う。撮影完了後では、内蔵メモリ71あるいはメ
モリカード72に書き込まれた画像データについてはイ
ンデックス画像の再生に利用し、写真フイルム上の写真
画像についてはフイルムスキャナで高品質の画像データ
を取り込むときのマスター画像としていつでも利用する
ことができるようになる。
【0055】他方、撮影を行わない場合には、起立位置
にある表示ユニット3をカメラの前方に倒すようにして
180°回転させる。この操作で、表示ユニット3が起
立位置から畳み位置に向けて回動されると、検知ピン3
5がユニット基部20によって下方にスライドされるた
め、電源スイッチ36がOFFとなって電源回路57に
よる給電が停止される。もちろん、何らかの処理を行っ
ている場合には、この処理が終了してから給電が停止さ
れる。
【0056】この給電の停止により、イメージセンサ1
2の駆動の停止、蛍光管27の消灯等、カメラの各部が
停止される。このようにして、カメラは、表示ユニット
3の操作によって電源スイッチ36がOFFとされて作
動を停止する。
【0057】表示ユニット3は、畳み位置まで回動され
ることにより、カメラボディ2の収納部23に収納され
る。これにより、カメラは、そのカメラボディ2の輪郭
内に表示ユニット3が収納されるため、携行に際して表
示ユニット3が邪魔になることはない。また、中央パネ
ル4上で外部に露呈されていた撮影レンズ5,ファイン
ダ光学系11,測距用の投光窓7a,受光窓7b,測光
窓8が畳み位置にされた表示ユニット3により覆い隠さ
れるので、これらが携行中に外部の鋭利なもの固いもの
等に接触して傷ついたり、破損したりすることがない。
【0058】なお、表示ユニット3を畳み位置にしてい
る状態で、内蔵メモリ71やメモリカード72に記録さ
れている画像データの読み出すことができるようにし
て、撮像した画像を液晶ディスプレイ25で見るような
機能を付加してもよい。この場合に、画像の天地を逆に
して液晶ディスプレイ25に表示するようにすれば、カ
メラの上下を逆にする必要がなくなる。
【0059】上記実施形態では、回転中心を表示ユニッ
トをカメラボディの幅方向に沿った方向として回動させ
ることによってカメラボディから起伏させているが、表
示ユニットを起伏する手法はこれに限られない。例え
ば、カメラボディの上下方向に沿った方向を回転中心と
し、表示ユニットをカメラボディの横方向に開くように
回動させたり、撮影レンズの光軸と平行な方向を回転中
心とし、カメラボディの中央パネルと同一平面上で表示
ユニットを回動させてもよい。また、図6に示すよう
に、表示ユニット3を中央パネル4の前面で上下方向に
スライドさせるようにすることもできる。いずれの場合
においても、ストロボ発光部は、表示ユニットを起立位
置にしたときに、撮影レンズから最も離れるように組み
込めば、赤目の発生を防止する効果的に行うことができ
る。
【0060】また、上記実施形態では、いずれも表示ユ
ニットをレンズカバーとしているが、レンズカバーを必
要としない場合や、別途レンズカバー等を設ける場合に
は、必ずしも畳み位置の表示ユニットで撮影レンズ等を
覆う必要がない。もちろん、このようにしても、ストロ
ボ発光部が表示ユニットに組み込んであるからカメラボ
ディ内のデッドスペースを少なくしてカメラを小型にで
きるが、別途レンズカバーを設ければ、その分部品点数
が増加したり、カメラが多少なりとも大型化してしまう
のはいうまでもない。
【0061】イメージセンサとしては、CCDイメージ
センサの他に、MOS型イメージセンサなど、カメラに
組み込めるものであれば種々のものを用いることができ
る。また、ファインダ画像を表示する画像表示装置にし
ても、フルカラー表示を行う液晶ディスプレイだけでな
く、モノカラーの液晶ディスプレイはもとより、画像信
号を受けて表示動作するものであれば、適宜利用可能で
ある。もちろん、イメージセンサ,画像表示装置も、で
きるだけ小型で薄型のものを用いたほうが、カメラを小
型化する上で有利であることはいうまでもない。
【0062】また、上記実施形態は、写真カメラとデジ
タルカメラの両機能を備えたものについて説明したが、
イメージセンサで撮像した画像を液晶ディスプレイにフ
ァインダ画像として表示するカメラであれば、写真カメ
ラであっても、デジタルカメラであってもよい。また、
撮影レンズやファインダ光学系は、ズーム式のものを用
いてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のカメラに
よれば、イメージセンサから得られる画像信号によりフ
ァインダ画像を表示する画像表示装置を組み込んだ筐体
を起伏自在にカメラボディに取り付け、筐体を起立した
ときにカメラボディの後方に画像表示装置を表示面が向
くようにするとともに、ストロボ発光部のストロボ発光
面がカメラボディの前方を向くようにしてストロボ発光
部を筐体を組み込むようにしたから、画像表示装置とス
トロボ発光部とをカメラボディ内にそれぞれ配置する場
合と比べて、カメラ内のスペースを有効に利用できデッ
ドスペースを少なくすることができるため、カメラを小
型にすることができる。
【0064】また、筐体が起立された状態のときに、こ
の筐体内でストロボ発光部を撮影レンズから最も離れた
位置に組み込むことにより、撮影時には、ストロボ発光
面が撮影レンズから充分に離すことができるので赤目の
発生を効果的に防止できる。さらに、筐体を畳んだ状態
で、この筐体によって撮影レンズが覆い隠すようにした
から、レンズカバーを別途設ける必要がない。また、筐
体が起立されたときに、カメラの電源スイッチがオンと
することにより、操作が極めて簡単であるとともに、間
違いのない撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカメラの外観を表示ユニット
を起立させた状態で示す斜視図である。
【図2】カメラの概略的な構成を示す説明図である。
【図3】表示ユニットを畳んだ状態のカメラの外観を示
す斜視図である。
【図4】写真フイルムカートリッジを示す斜視図であ
る。
【図5】カメラの電気的な構成を示すブロック図であ
る。
【図6】表示ユニットをスライドする例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
2 カメラボディ 3 表示ユニット 5 撮影レンズ 11 ファインダ光学系 12 イメージセンサ 25 液晶ディスプレイ 26 プロテクタ 27 蛍光管 30 ストロボ放電管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に向けてストロボ光を照射するス
    トロボ装置のストロボ発光部と、イメージセンサと、イ
    メージセンサから得られる画像信号によりファインダ画
    像を表示する画像表示装置とを備えたカメラにおいて、 起伏自在にカメラボディに取り付けられ、前記画像表示
    装置が組み込まれた画像表示装置用の筐体を備え、この
    筐体に前記ストロボ発光部が組み込まれるとともに、前
    記筐体が起立されたときにカメラボディの後方に画像表
    示装置の表示面が向き、また前記ストロボ発光部のスト
    ロボ発光面がカメラボディの前方を向くようにされてい
    ることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記ストロボ発光部は、前記筐体が起立
    された状態の時に前記筐体内で前記撮影レンズから最も
    離れた位置に組み込まれていることを特徴とする請求項
    1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記筐体が畳まれた状態の時に、この筐
    体によって前記カメラボディに組み込まれた前記撮影レ
    ンズが覆い隠されるようにされ、前記筐体が前記撮影レ
    ンズを保護するレンズカバーを兼ねていることを特徴と
    する請求項1または2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記筐体が起立されたときに、電源スイ
    ッチがオンとされることを特徴とする1ないし3のいず
    れか1項に記載のカメラ。
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