JP2002281353A - 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ - Google Patents

銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ

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JP2002281353A
JP2002281353A JP2001072638A JP2001072638A JP2002281353A JP 2002281353 A JP2002281353 A JP 2002281353A JP 2001072638 A JP2001072638 A JP 2001072638A JP 2001072638 A JP2001072638 A JP 2001072638A JP 2002281353 A JP2002281353 A JP 2002281353A
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Atsushi Maruyama
淳 丸山
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラの情報表示を見ることが容易な銀塩撮
影及び電子撮像兼用カメラを提供するにある。 【解決手段】 本発明の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメ
ラにおいて、該カメラの撮影シーケンスを制御するメイ
ンCPU58は、LCDモニタ70が表示状態にある際
は、LCDパネル9に表示されているカメラ情報を撮像
した電子画像に重畳してLCDモニタ70にオンスクリ
ーン表示させる。これにより、カメラ情報は小型のLC
Dパネル9よりもその表示サイズが大きくなるため、撮
影者が年輩者であっても確実に知らしめことができ、カ
メラの情報表示を容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を電気信
号に変換するための電子撮像素子を有する電子撮像装置
と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置の
両方の機能を有する、銀塩撮影及び電子撮像兼用のカメ
ラの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体像を電気信号に変換す
るための電子撮像素子を有する電子撮像装置と、被写体
像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置の両方の機能
を有し、銀塩撮影に同期して電子撮像を行い、撮像した
電子画像をモニタ表示するようにした銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラが種々提案されており、例えば特開平1
−114169号公報に記載のカメラや本件出願人によ
り提案された特開平10−10854号公報に記載のカ
メラがある。
【0003】この種のカメラは、一般に、銀塩フィルム
に被写体像を露光すると同時に前記電子撮像素子によっ
て光電変換された電子画像信号をメモリに記憶し、この
記憶された電子画像信号を基に被写体像をモニタ表示す
ることにより、従来の銀塩カメラでは不可能であった、
撮影時での出来上がりの予測を可能にしている。つま
り、フィルムに撮影した画像が撮影者の意図通りに写し
込まれているかを現像せずとも、撮影時にそのモニタ表
示によって出来上がりを予測することができるので、撮
影者にとって便利な機能であり、信頼性の点で有効であ
る。
【0004】また、電子画像信号を予め搭載されたメモ
リ、あるいはカメラに対して着脱自在なメモリーカード
等の不揮発性記憶媒体に記憶することにより、外部の機
器、例えばプリンタやプリントやパーソナルコンピュー
タにメモリカードを接続して、前記画像データのカラー
プリントアウトや画像編集といったことも行うことがで
きるので、使用範囲が広く、またデジタルメディアには
必要な機器であることから、今後の需要が期待されてい
る。
【0005】ところで、この種のカメラにおいては、フ
ィルムの撮影済み駒数又は撮影可能枚数,フィルム感度
情報,データ情報,撮影モード情報,ストロボモード情
報等のカメラに関わるカメラ情報を撮影者に知らしめる
ために、カメラ本体に取り付けられた小型のLCDパネ
ル上に表示するようにしている。これにより、撮影者は
撮影に必要なカメラ情報をLCDパネルの表示から目視
し認識することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラでは、上記の如く多種
多様なカメラ情報を小型のLCDパネル上に表示してい
るため、撮影者の視認性は極めて低く、特に年配者にと
っては非常に見にくいものとなってしまうことが予想さ
れる。このため、従来より、カメラ情報を容易に見るこ
とのできるカメラの情報表示が望まれているが、上記特
開平1−114169号公報や特開平10−10854
号公報に記載のカメラを含み従来の銀塩撮影及び電子撮
像兼用カメラでは、このようなカメラの情報表示につい
ては言及されてはおらず、解決がなされていないのが現
状である。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、カメラの情報表示を見ることが容易な銀塩
撮影及び電子撮像兼用カメラの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の銀塩撮
影及び電子撮像兼用カメラは、被写体像を光電変換し記
録する電子撮像装置と、被写体像を銀塩フィルムに記録
する銀塩撮影装置を兼用したカメラにおいて、前記カメ
ラに関わる情報表示を行うための情報表示手段と、撮像
された電子画像を表示するためのモニタ手段と、前記モ
ニタ手段が表示状態にある際は、前記情報表示手段に表
示されている情報内容を前記電子画像に重畳して前記モ
ニタ手段に表示するオンスクリーン表示手段と、を具備
したことを特徴とするものである。
【0009】請求項1の発明によれば、上記構成の銀塩
撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、前記オンスクリ
ーン表示手段は、前記モニタ手段が表示状態にある際
は、前記情報表示手段に表示されている情報内容を前記
電子画像に重畳して前記モニタ手段に表示することによ
り、撮影者に対してカメラの情報表示を見易くすること
が可能となる。
【0010】請求項2の発明の銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラは、請求項1に記載の銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラにおいて、前記モニタ手段に表示される情報
は、フィルムの撮影可能枚数情報または撮影済み駒数情
報、フィルム感度情報、データ情報、撮影モード情報、
バッテリー情報のうち少なくとも1つが含まれることを
特徴とするものである。
【0011】請求項2の発明によれば、上記請求項1と
同様の作用及び効果を得られ、前記カメラに関する情報
の内少なくとも1を確実に撮影者に知らしめることがで
きる。
【0012】請求項3の発明の銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラは、請求項1に記載の銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラにおいて、前記モニタ手段に表示される情報
は、前記情報表示手段に表示される文字やアイコンより
も表示サイズが大きいことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明によれば、上記請求項1と
同様の作用及び効果を得られる他に、前記モニタ手段に
表示される情報は、前記情報表示手段に表示される文字
やアイコンよりも表示サイズが大きいことで、撮影者が
例えば年輩者であっても該カメラに関する情報を確実に
撮影者に知らしめることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。 (構成)図1及び図2は本発明に係る銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラの一実施の形態を示し、図1は該カメラ
を正面側から見た場合の外観構成を示す斜視図、図2は
該カメラを背面側から見た場合の外観構成を示す斜視図
である。なお、本実施の形態では、本発明を銀塩撮影及
び電子撮像兼用カメラに適用した場合について説明する
ものとする。
【0015】図1に示すように、本実施の形態のカメラ
の前面側には、撮影レンズ1,レンズ鏡胴2が配置され
ている。この撮影レンズ1は、該カメラ内に装填された
フィルムに被写体を結像させるための撮影レンズであ
り、後述する凸レンズ30に相当するものである。ま
た、レンズ鏡胴2は、この撮影レンズ1を保持するもの
で、ズーム駆動時などの光学系調整時に該撮影レンズ1
をカメラ本体に対して自在に伸縮可能に構成されてい
る。
【0016】また、前記レンズ鏡胴2の上部には、レン
ズ3,対物レンズ4及びオート・フォーカス・モジュー
ル5が配置されている。
【0017】レンズ3は、カメラ内部に搭載されたCM
OSイメージャに被写体を結像させるためのレンズであ
り、後述する凹レンズ42に相当するものである。
【0018】対物レンズ4は、ファインダ光学系を構成
する対物レンズであり、つまりファインダ窓とて配置さ
れている。
【0019】オート・フォーカス・モジュール5は、前
記撮影レンズ1のピント調節を行う時に、被写体までの
距離を測定するためのものである。このオート・フォー
カス・モジュール5に対向する位置のカメラ内部には図
示しない測距手段が配されており、該測距手段により被
写体距離を検出する。
【0020】また、カメラの前面の左側上部(図中向か
って右側上部)には、ストロボ発光パネル6が配置され
ており、ストロボ発光時には該ストロボ発光パネル6を
介して照射光が照射される。
【0021】また、カメラの上面には、レリーズボタン
7,マニュアルズームボタン8,LCDパネル9,モー
ドボタン10,ストロボ用モードボタン11,DSP用
モードボタン12及び撮影モードボタン13が所定位置
に配置されている。
【0022】レリーズボタン7は、これを押下すること
によって撮影動作を実行するための2段式のスイッチ手
段である。
【0023】マニュアルズームボタン8は、ユーザ操作
によって前記撮影レンズ1の焦点距離を変更するための
ズーム選択スイッチ手段である。またこのマニュアル・
ズーム・ボタン8は、過去に撮像された電子画像を閲覧
するための画像スクロールボタンと兼用されたものとな
っている。
【0024】また、LCDパネル9は、例えば小型のL
CDで構成されたもので、フィルム撮影済み駒数、各種
モード、データ情報などの撮影情報を表示する。
【0025】モードボタン10は、ユーザ操作によって
セルフ・モード/リモコンモードを設定するためのスイ
ッチ手段であり、ボタンを押圧する毎に、モード解除→
セルフ・モード→リモコン・モード→モード解除となる
ように各モードを順次切り換えることが可能である。
【0026】ストロボ用モードボタン11は、ユーザ操
作によってストロボ・モードを設定するためのスイッチ
手段であり、該ストロボ用モードボタン11を押圧する
毎に、低輝度自動発光モード→赤目発光モード→発光オ
フ・モード→強制発光モード→夜景モード→低輝度自動
発光モードとなる所定の順序で各モードが順次切り換え
ることが可能である。
【0027】DSP用モードボタン12は、ユーザ操作
によってDSPモードに設定するためのスイッチ手段で
あり、該DSP用モードボタン12を押圧すると、過去
に撮影された電子画像を後述のモニタ装置16に表示す
るように制御される。これにより、過去に撮影された電
子画像の閲覧が可能となる。また、再度、該DSP用モ
ードボタン12を押圧するとDSPモードが解除される
ようになっている。
【0028】撮影モードボタン13は、ユーザ操作によ
って撮影モードを選択設定するためのスイッチ手段であ
って、該撮影モードボタン13を押圧する毎にハイブリ
ッド撮影モード→構図線モード→フィルム・モード→ハ
イブリッド撮影モードとなるように所定の順序でこれら
の撮影モードが順次切り換えることが可能である。
【0029】なお、上述したハイブリッド・モードと
は、電子撮像と銀塩撮影を略等しいタイミングで行いモ
ニタ装置16(図2参照)に撮像された電子画像を表示
するモードである。構図線モードとは、ハイブリッド・
モードと同様に電子撮像と銀塩撮影を略等しいタイミン
グで行うモードであるが、モニタ装置16に電子画像を
表示する時に、電子画像に構図線(例えば3分割法や黄
金分割法などが一般的に知られている)を重畳させて表
示するモードである。また、フィルム・モードとは、電
子撮像に関わる回路をオフして銀塩撮影のみを行うモー
ドである。つまり、該フィルム・モードを実行すること
により、電子撮像に関わる回路をオフするため、ハイブ
リッド・モードや構図線モードに比して電池のエネルギ
ーを節約することができ、結果フィルムの撮影可能本数
が増加するという効果がある。
【0030】また、カメラの前面には、バリア14がカ
メラ本体の水平方向左右に摺動可能に配設されている。
このバリア14は、カメラの撮影時には、図1に示すよ
うに左側に摺動させることによって、該カメラ内の電源
スイッチ(図示せず)と連動して該カメラの電源をオン
することができるようになっている。また、バリア14
は、カメラの携帯時や保管時等の非撮影時には、図1に
おいて右側に摺動させることによって、上記同様に前記
電源スイッチと連動して該カメラの電源をオフすること
ができるとともに、カメラ1の前面側に配置された撮影
レンズ1,レンズ鏡胴2,レンズ3,対物レンズ4,オ
ート・フォーカス・モジュール5及びストロボ発光パネ
ル6等の構成部品をカバーし、これらを保護するように
なっている。
【0031】また、本実施の形態のカメラでは、バリア
14を閉から開にすると、沈胴状態にあったレンズ鏡胴
2がワイド端(最も短焦点となる撮影位置)にセット・
アップされるようになっている。
【0032】一方、カメラ1の背面側には、図2に示す
ように、接眼窓15,モニタ装置16,フィルム確認窓
17,パノラマ撮影モード切換え用レバー19,デート
情報設定用ボタン20及びデート情報設定用ボタン21
が配設されている。また、カメラの背面側には裏蓋18
が回動軸18aによって開閉自在に取付取り付けられて
いる。
【0033】接眼窓15は、光学ファインダーの覗き窓
であり、ユーザはこの接眼窓15を覗くことによって撮
影する被写体を目視することができる。
【0034】モニタ装置16は、カメラ本体の中央部分
よりに配置され、電子画像や構図線を表示するための表
示手段である。
【0035】フィルム確認窓17は、前記裏蓋18の所
定位置に配置されカメラ本体内部にフィルムが装填され
ているか否かを確認するためのものである。ユーザはこ
のフィルム窓17を目視することによってフィルムの装
填の有無を確認することができる。
【0036】パノラマ撮影モード切換え用レバー19
は、撮影モードをパノラマ撮影モードに切り替える場合
に操作するスイッチ手段である。
【0037】また、2つのデート情報設定用ボタン2
0,21は、日付等のデート情報を詳細に設定するため
のスイッチ手段であり、ユーザはこれらのデート情報設
定用ボタン20,21を適宜操作することにより、フィ
ルムに写し込むデート情報の詳細な設定が可能である。
【0038】次に、本実施の形態のカメラに搭載された
電気回路の構成を図3を参照しながら詳細に説明する。
【0039】図3は本実施の形態のカメラに搭載された
電気回路の概略構成を示すブロック図である。
【0040】まず、銀塩撮影装置に関わる部分について
説明する。
【0041】本実施の形態のカメラにおいて、被写体像
を結像させるための撮影レンズ1は、正レンズ30と負
レンズ32で構成され、この撮影レンズ中にセクター3
1が配置されるように構成される。
【0042】このセクター31は、シャッタ駆動機構部
36(図1中では図示せず)を介してプランジャー37
によって駆動制御されることになる。例えば、セクター
31が開いた状態となると、銀塩フィルム33上に被写
体像が形成され露光される。なお、この場合、シャッタ
速度は、測光センサー65から出力される被写体輝度
値、図示しないフィルム感度検出回路によって検出され
たフィルム感度、図示しないプログラム線図に基づい
て、メインCPU58によって演算されることによって
求められ、セクター31はこの演算されたシャッタ速度
になるように駆動制御されるようになっている。
【0043】ズーム・給送駆動機構部38は、不図示の
メカ切換え機構を含み、モーター39の駆動力をズーム
とフィルム給送に切換えることができるように構成され
ている。また、ズーム・給送駆動機構部38は、図示は
しないがフィルムの給送量を検出するためのエンコーダ
と、モーター39の駆動量を検出するエンコーダと、撮
影レンズ30、31の焦点距離を検出するためのエンコ
ーダで構成されている。これらのエンコーダから出力さ
れる信号はIFIC64を介してメインCPU58へと
入力されるようになっている。
【0044】露光されたフィルムは、フィルムの給送量
を検出するエンコーダの出力に従ってメインCPU58
による制御により、1駒分の巻き上げ動作がなされる。
また、フィルム給送中には、モーター39の駆動量を検
出するエンコーダの出力に応じてメインCPU58がデ
ート写し込み装置40を制御することにより、フィルム
に日付情報が写し込まれることになる。
【0045】オート・フォーカス・モジュール41は、
2像分離のためのセパレータ光学系と、被写体像の結像
位置に配置されたラインセンサーによって構成され、公
知の位相差法により焦点検出を行うようになっており、
焦点検出結果をメインCPU58に供給する。これを受
け、メインCPU58は、該オート・フォーカス・モジ
ュール41から出力された信号に基づいて2像の間隔を
求め、合焦位置に駆動するための撮影レンズの駆動量デ
ータを演算する。そして、メインCPU58は、この得
られた駆動量となるようにモーター35を制御すること
により、ピント駆動機構34を介して撮影レンズ30、
32の焦点位置が変更されることになる。このピント駆
動機構34には、レンズの位置を検出するためのエンコ
ーダが含まれて構成されており、該エンコーダから出力
される信号はIFIC64を介してメインCPU58に
入力されるようになっている。
【0046】ドライバ回路67は、2つのモーター3
5,39及びプランジャー37を駆動するための駆動回
路であり、IFIC64を介して接続されるメインCP
U58によって制御されるようになっている。
【0047】IFIC64は、主に測光センサー65,
リモコン受光センサー66,ドライバ回路67,不図示
のエンコーダ及びメインCPU58とのインターフェー
ス機能を司っている。
【0048】メインCPU58に接続されるスイッチ入
力68は、図示はしないがレリーズボタン7の半押し操
作に連動してオンする第1レリーズスイッチ,レリーズ
ボタンの深押し操作に連動してオンする第2レリーズス
イッチ,バリア14に連動するパワースイッチや、本発
明に関わる撮影モードボタン13などの操作スイッチ及
び不図示のメカ機構動作の検出スイッチなどの複数のス
イッチから構成される。
【0049】また、通常、カメラは工場においてカメラ
個々のバラツキを抑えて出荷することになり、このため
カメラ毎の調整値が必要である。したがって、このよう
なカメラ毎の調整値は、EEPROM59等の不揮発性
メモリに格納されるようになっている。
【0050】次に、電子撮像装置に関わる部分について
説明する。
【0051】図3において、本実施の携帯のカメラに搭
載された電子撮像装置は、被写体像をICチップ48上
に形成されたCMOSイメージャ上に結像させるための
撮影レンズである正レンズ43,45と負レンズ42,
46で構成され、この撮像レンズ中に固定絞り44,N
Dフィルター47が配置されるように構成している。前
記CMOSイメージャ上に結像された被写体像は、アナ
ログ映像信号に変換され、さらにICチップ15上に形
成された不図示の制御回路によって、デジタル・イメー
ジ・データに変換されて、画像処理部(LSI)57に
出力されるようになっている。
【0052】画像処理部57は、内部にRISCプロセ
ッサと種々のハードウエアマクロが内蔵されており、前
記RISCプロセッサがフラッシュメモリ62に書き込
まれたプログラムに従って、前記ハードウエアマクロを
制御している。ハードウエアマクロには、外部メモリコ
ントローラ(外部メモリとしてフラッシュメモリ62,
SDRAM63がある),内部キャッシュメモリ,JP
EG圧縮/伸張コントローラ,各種画像処理機能(ゲイ
ン調節,γ補正,画素補間,RGB/YC変換,輪郭強
調,彩度補正,色調調整等を含む),OSD(オン・ス
クリーン・ディスプレイ)機能,外部インターフェース
回路(USB60,JTAG61),LCDドライバ6
9に出力される表示用信号の形成回路が含まれている。
【0053】SDRAM63は、画像処理前の画像や、
画像処理中の画像を一時的に記憶するメモリである。前
記OSD機能は、このSDRAM63に存在する画像デ
ータを重ね合わせる機能で、詳細は後述する。フラッシ
ュメモリ62は、前記RISCプロセッサが実行するプ
ログラムの格納と、最終的に確定された電子画像を記憶
するための不揮発性のメモリで、カメラの電源がオフさ
れても記憶内容は保存されるようになっている。
【0054】NDフィルター47は、ND駆動機構部4
9を介してステッピング・モーター50によって駆動さ
れるようになっている。被写体光量に応じて異なる透過
率を有するNDフィルター47は、切換えることが可能
なように構成されている。ステッピング・モーター50
は、画像処理部57からの出力信号に応じて動作するド
ライバ回路51によってその駆動が制御されるようにな
っている。
【0055】画像処理部57から出力された表示用信号
は、LCDドライバ69を介して反射型のLCDモニタ
70に入力される。このLCDモニタ70は、該LCD
モニタ70上に形成された不図示の表示セグメントを入
力された表示用信号に基づき駆動することにより、該表
示信号に基づく表示を行い、視覚化されることになる。
また、画像処理部57から出力されたフロントライト点
灯信号は、LEDドライバ72に入力され、白色LED
73を点灯させる。白色LED73から発光された光
は、導光板71を通して補助照明として機能する。白色
LEDの明るさは、LEDドライバ72の定電流回路に
よって一定に制御されるようになっている。
【0056】また、撮影レンズの撮像画角は、撮影レン
ズ30,32の最も短焦点(所謂ワイド端)の撮像画角
と略同一になっており、撮影レンズ30、32の焦点距
離がズーム・給送駆動機構部38によって変更された場
合は、前記画像処理部57によって電子画像を拡大・縮
小(電子ズーム)することによってLCDモニタ70に
表示される電子画像と、銀塩フィルム33に記録される
潜像の画角を略一致させるようにしている。
【0057】次に、ストロボ発光装置について説明す
る。
【0058】図3において、トリガ回路55から出力さ
れるトリガ信号によって発光管54内に封止されている
キセノンガスが励起されて発光し、その光は反射傘53
で反射され、さらにパネル52を通過して被写体に照射
される。なお、ストロボの発光画角は、撮影レンズ1,
3の最も短焦点(所謂ワイド端)の撮像画角と略同一に
なっている。
【0059】ストロボ制御回路56は、メインCPU5
8の制御信号に従って不図示のストロボ用メインコンデ
ンサの充電処理及びトリガ回路55への発光指示を制御
する。
【0060】LCDパネル74は、カメラの情報表示を
行うための小型の表示装置であり、例えばLCDで構成
されている。表示内容の詳細は後述する。
【0061】画像処理部57とメインCPU58は、デ
ータバス75によって接続され、お互いに必要なデータ
の授受制御や、CMOSイメージャ48の撮像タイミン
グとフィルム33への露光タイミング合わせ制御を行っ
ている。
【0062】ところで、上記構成の本実施の形態のカメ
ラは、簡単な構成でカメラの情報表示を撮影者に見易く
するために、各種のカメラ情報を小型のLCDパネルで
はなくサイズの大きなLCDモニタにオンスクリーン表
示するように表示制御可能に構成したことが特徴であ
り、これにより、上記課題を解決しようとしている。こ
にのような本実施の形態の特徴となるLCDモニタのオ
ンスクリーン表示例を図4乃至図6を用いて説明する。
【0063】図4は小型LCDパネル74に表示された
各種のカメラ情報の表示内容を示している。図4に示す
ように、カメラ本体の上面に配置された小型化のLCD
パネル9の表示画面上には、各種のカメラ情報80乃至
90が表示される。この場合、LCDパネル9の表示画
面の上部左側から、構図線モード時に点灯する構図線モ
ード点灯表示部80,フィルム・モード時に点灯するフ
ィルム・モード点灯表示部81,DSPモード時に点灯
するDSPモード点灯表示部82,撮影時の日付を示す
デート表示部(この場合、2001年4月1日を示して
いる)83が順次所定位置に配置され、且つそれぞれ所
定の表示サイズで表示されるようになっている。
【0064】また、LCDパネル9の表示画面上の中央
部から下部においては、該表示画面の左側よりフィルム
駒数表示部84,赤目発光モード時に点灯する赤目発光
モード点灯表示部85,リモコン・モード時に点灯する
リモコン・モード点灯表示部86,ストロボ発光オフ・
モード時またはストロボ強制発光モード時に点灯するス
トロボ発光モード点灯表示部87,セルフ・モード時に
点灯するセルフ・モード点灯表示部88,バッテリーの
残量を表示するバッテリー表示部89及び夜景モード時
に点灯する夜景モード点灯表示部90が、順次所定位置
に配置され、且つそれぞれ所定の表示サイズで表示され
るようになっている。
【0065】図5はハイブリッド・モードで撮像された
電子画像(原画像ともいう)をLCDモニタに表示した
状態を示す表示図である。図5に示すように、通常のカ
メラを用いてハイブリッド・モードで撮影し、その撮像
した電子画像をLCDモニタ70に表示すると、図中に
示すように電子画像70AがLCDモニタ79の表示画
面に表示される。
【0066】一方、本実施の形態のカメラでは、前記電
子画像に重ねて任意のカメラ情報を重ねてオンスクリー
ンすることが可能である。このような表示例が図6に示
されている。
【0067】図6は図5に示す電子画像に小型LCDパ
ネル74の表示内容の一部を重畳するようにオンスクリ
ーン表示したLCDモニタの表示例を示す表示図であ
る。図6に示すように、電子画像70Aが表示されたL
CDモニタ70の表示画面には、例えばバッテリー表示
部91,赤目発光モード表示部(ストロボ・モードに応
じて赤目発光モード点灯表示部85,ストロボ発光モー
ド点灯表示部87,夜景モード点灯表示部90のいずれ
かが表示される),フィルム駒数表示部93及びデート
表示部(この場合、2001年4月1日を示している)
94が所定の位置で且つ所定の表示サイズでオンスクリ
ーン表示される。
【0068】なお、本実施の形態では、図6に示すよう
に電子画像70Aにオンスクリーン表示されたカメラ情
報に限定されるものではなく、オンスクリーン表示する
カメラ情報を任意に設定することができ、またオンスク
リーン表示するカメラ情報の表示位置や表示サイズにつ
いても自在に調整することが可能である。
【0069】(作用)次に、本実施の形態のカメラの動
作について図7乃至9を参照しながら詳細に説明する。
【0070】図7乃至図9は本実施の形態のカメラの動
作を説明するもので、図7は該カメラのメインCPUに
おけるメインシーケンス上のサブルーチンの制御例を示
すフローチャート、図8は図7における「撮影シーケン
ス」のサブルーチンの制御例を示すフローチャート、図
9は本実施の形態の特徴となる図8における「OSD処
理」のサブルーチンの制御例を示すフローチャートであ
る。
【0071】いま、図1に示すカメラに電源(電池)が
装填され、あるいはバリア14の開閉によって電源が投
入されたとすると、メインCPU58が動作を開始し、
サブルーチン「メインシーケンス」が実行される。
【0072】つまり、メインCPU58は、処理をステ
ップS1に移行し該処理にて、カメラのパワースイッチ
がオンしているか否かを判断し、オンしているものと判
断した場合にはステップS4以下の処理が実行され、逆
にオフしているものと判断しした場合にステップS2以
下の処理が実行される。
【0073】パワースイッチがオフしているものと判断
された場合、メインcpu58は、ステップS2の処理
でLCDパネル74をオフし、画像処理部57にLCD
モニタ70の表示をオフするように指示制御する。その
後、ステップS3の処理にてスタンバイ処理1を実行さ
せる。このスタンバイ処理1とは、所謂メインCPU5
8の作動を停止する前に、停止後にメインCPU58が
再び作動を開始するための条件設定を行う処理である。
このスタンバイ処理1では、パワースイッチのオンで作
動開始をするように設定され、その後、メインCPU5
8の作動が停止される。このスタンバイが解除された場
合は、サブルーチン「メインシーケンス」の先頭から処
理が再び実行されるようになっている。
【0074】一方、前記ステップS1の判断処理でパワ
ースイッチがオンしているものと判断された場合、メイ
ンCPU58は、ステップS4の処理で撮影レンズ3
0,32を不図示の沈胴位置からワイド位置に繰り出す
ように駆動制御し、続くステップS5の処理にてLCD
パネル74を点灯させ、処理をステップS6に移行す
る。
【0075】ステップS6の処理では、メインCPU5
8は、ストロボ回路56に含まれる不図示のメインコン
デンサに充電を開始するように充電処理を起動させると
同時に、続くステップS7の処理で該メインCPU58
に内蔵されたタイマ1のカウントを開始させる。このタ
イマ1は、所定時間毎にカウントアップされるカウンタ
である。カウンタ値が所定の初期値にセットされて、カ
ウントが開始されるようになっている。
【0076】その後、メインCPU58は続くステップ
S8の判断処理で、レリーズスイッチ7押されることに
よって第1レリーズスイッチがオンしたか否かを判断
し、該第1のレリーズスイッチがオフしていものと判断
した場合にはステップS14の処理が実行され、逆にオ
ンしているものと判断した場合にはステップS9以下の
処理が実行される。
【0077】第1のレリーズスイッチがオフしていもの
と判断した場合、メインCPU58は、ステップS9の
処理で画像処理部57をオンさせ、続くステップS10
の処理で測光センサーSPD65から被写体輝度値を取
り込むように制御する。
【0078】その後、ステップS11の処理でオート・
フォーカス・モジュール41から入力された信号に基づ
いて2像の間隔を求め、合焦位置に駆動するための撮影
レンズの駆動量をデータ演算する。そして、メインCP
U58は、データ演算によって得られた前記駆動量に応
じてモーター39を駆動制御することにより、前記撮影
レンズの各レンズ30,32の焦点位置を変更させ、ピ
ント調節を行う。
【0079】その後、メインCPU58は、続くステッ
プS12の処理において、前記ステップS10の処理で
得られた被写体輝度値と、撮影モードに応じてプログラ
ム線図等と、図示しないフィルム感度検出回路によって
検出されたフィルム感度に基づいて、公知の技術によっ
て補正露光の得られるシャッタ開口時間を演算処理し、
続くステップS13の処理で「撮影シーケンス」を実行
し、つまり、CMOSイメージャ48による撮像及びフ
ィルム33へ露光を行うように実行させる。
【0080】一方、前記ステップS8の判断処理で第1
のレリーズスイッチがオンしているものと判断した場
合、メインCPU58は、ステップS14の処理でカメ
ラのDSP用モードボタン12(図1参照)がオンして
いるか否かを判断する。この判断処理でオンしているも
のと判断した場合には、ステップS15の処理を実行
し、該処理にて画像閲覧処理を実行する。つまり、メイ
ンCPU58は、画像処理部57を起動させて、過去に
撮像された電子画像をフラッシュメモリ62から読み出
すように制御することにより、閲覧することが可能とな
る。なお、この処理は本発明とは直接関わらないので詳
細説明は省略する。
【0081】その後、メインCPU58は、処理をステ
ップS16に移行する。
【0082】また、前記ステップS15の判断処理で、
DSP用モードボタン12がオフしているものと判断し
た場合にはステップS16の判断処理を実行させる。
【0083】ステップS16の判断処理では、その他の
ボタンがオンしているか否かを判断し、その他のボタン
がオンしていものと判断した場合にはステップS17の
処理を実行し、逆にオフしているものと判断した場合に
はステップS18の判断処理を実行する。
【0084】その他のボタンがオンしているもの判断し
た場合、メインCPU58は、ステップS17の処理に
て、押下されたボタンに応じた処理を実行するように制
御した後に、処理をステップS18に移行する。
【0085】ステップS18の判断処理では、カメラの
パワースイッチがオンしているか否かを判断し、オンし
ているものと判断した場合には続くステップS19の判
断処理を実行し、オフしているものと判断した場合には
前記ステップS2に処理を戻し、再びステップS2以降
の処理を実行させる。
【0086】ステップS19の判断処理では、メインC
PU58は、前記タイマ1のカウントが開始されて所定
時間が経過するとタイマ1がオーバーフローするので、
このタイマー1がオーバーフローしたか否かを判断し、
オーバーフローしたものと判断した場合にはステップS
20以下の処理を実行し、逆にオーバーフローしていな
いものと判断した場合には前記ステップS8に処理を戻
し、該ステップS8以下の処理を繰り返し実行させる。
これは、所定時間経過してもパワースイッチなどの操作
スイッチが操作されない場合は、省エネのためにメイン
CPU58をスタンバイ状態にするためである。
【0087】ステップS20の処理では、メインCPU
58はLCDパネル74が消灯するように制御すると同
時に、画像処理部57にLCDモニタ70をオフするよ
うに指示制御した後、処理を続くステップS21に移行
させる。
【0088】ステップS21の処理では、スタンバイ処
理2を実行させる。スタンバイ処理2とは、前記ステッ
プS3の処理と同様にメインCPU58の作動を停止す
る前に、停止後にメインCPU58が再び作動を開始す
るための条件設定を行う処理である。このスタンバイ処
理2では、操作ボタンに連動するスイッチの変化によっ
て作動開始をするように設定され、その後、メインCP
U58の作動が停止される。スタンバイが解除された場
合には、ステップS5に処理を戻し、該ステップS5移
行の処理が実行されることになる。
【0089】次に、上述した図7に示すメインシーケン
ス上で前記ステップS13の「撮影シーケンス」が実行
された場合の制御動作例について図8を参照しながら詳
細に説明する。
【0090】いま、図7に示すメインシーケンス上で前
記ステップS13の「撮影シーケンス」が実行されたも
のとする。すると。メインCPU58は、図8に示す
「撮影シーケンス」のサブルーチンを起動させる。つま
り、ステップS22の処理を実行し、該処理にて画像処
理部57にLCDモニタ70をオフするように指示制御
し、処理を続くステップS23の判断処理に移行する。
【0091】ステップS23の判断処理では、メインC
PU58はレリーズスイッチの深押しに連動してオンす
る第2レリーズスイッチの状態をチェックし、オンして
いるものと判断した場合には続くステップS25以下の
処理を実行し、逆にオンしていないものと判断した場合
にはステップS24の判断処理で第1レリーズスイッチ
の状態をチェックし、オンしていないものと判断した場
合にはステップS32に処理を移行し、オンしているも
のと判断した場合には再度該ステップS23の判断処理
を繰り返すように制御する。
【0092】前記第2レリーズスイッチがオンしている
ものと判断された場合、メインCPU58は、ステップ
S25の処理で画像処理部57に撮像指示を行うように
制御し、続くステップS26の処理でシャッタ駆動機構
部36によってセクター31を駆動させ設定された開口
時間になるように制御する。
【0093】その後、メインCPU58は、続くステッ
プS27の判断処理において、前記ステップS25で指
示された撮像が終了したか否かを判断し、終了したと判
断した場合にはステップS28以下の処理を実行し、終
了していないものと判断した場合には該ステップS27
の判断処理を繰り返し実行する。
【0094】ステップS28の処理では、メインCPU
58は、ズーム・給送駆動機構部38によってフィルム
3を1駒分巻き上げるように制御する。その際には、デ
ート写し込み装置40によってフィルム33の所定位置
に所定のデータが光学記録されるが、それ自体は公知の
技術なので詳細な説明は省略する。
【0095】そして、メインCPU58は、続くステッ
プS29の処理において、前記ステップS11の処理に
より変更された撮影レンズ30,32の焦点位置を元の
位置に復帰するように駆動制御し、その後、本実施の形
態の特徴となるステップS30にて画像処理部57に対
しOSD処理を実行するように指示制御する。このOS
D処理制御における詳細は後述する。
【0096】その後、OSD処理制御がなされた後、メ
インCPU58は、続くステップS31の処理にて圧縮
されたデジタルイメージデータをフラッシュメモリ62
に記憶するように制御し、続くステップS32の処理で
画像処理部7をオフするように制御した後に、メインル
ーチンにリターンさせる。
【0097】次に、上述した図8に示す「撮影シーケン
ス」上で前記ステップS30の「OSD処理」が実行さ
れた場合の制御動作例について図9を参照しながら詳細
に説明する。なお、本制御例では、図6に示すようにL
CDモニタ70に表示される電子画像にバッテリー表示
部91,赤目発光モード表示部92,フィルム駒数表示
部93及びデート表示部94のカメラ情報をオンスクリ
ーン表示した場合について説明する。
【0098】いま、図8に示す「撮影シーケンス」上で
前記ステップS30の「OSD処理」が実行されたもの
とする。すると。メインCPU58は、本実施の形態の
特徴となる図9に示す「OSD処理」のサブルーチンを
起動させる。なお、このサブルーチン上のこれらの処理
は、画像処理部57に内蔵されているRISCプロセッ
サが、各ハードウエア・マクロやSDRAM63を利用
して行われることになる。
【0099】メインCPU58は、該「OSD処理」を
起動すると、ステップS33に処理を移行し、該処理に
てバッテリー表示部91(図6参照)をデジタル・デー
タに変換してSDRAM63上に展開させ、処理をステ
ップS34に移行する。
【0100】ステップS34の処理では、赤目発光モー
ド点灯表示部92(図6参照)をデジタル・データに変
換してSDRAM63上に展開させ、処理をステップS
35に移行する。この場合、この処理では、ストロボ発
光モードが設定されている場合には、ストロボモード表
示であるストロボ発光モード点灯表示部87(図4参
照)をデジタル・データに変換し同様にSDRAM上に
展開するように制御させる。
【0101】次に、メインCPU58は、ステップS3
5の処理でフィルム駒数表示部93(図6参照)をデジ
タル・データに変換してSDRAM63上に展開ささ
せ、処理をステップS36に移行する。
【0102】ステップS36の処理では、デート表示部
94(図6参照)をデジタル・データに変換してSDR
AM63上に展開させ、処理をステップS37に移行す
る。
【0103】そして、メインCPU58は、ステップS
37の処理でSDRAM63上に展開された電子画像7
0A(原画像)のデジタル・イメージ・データと前記ス
テップS33乃至ステップS36の各処理によって作成
されたデジタルデータとの重畳処理を行い、得られた合
成データに基づく画像をLCDモニタ70に表示させる
ように表示制御を行い、続くステップS41の処理でこ
のOSD表示の表示状態を2秒間ディレイさせた後に、
続くステップS42の処理にてLCDモニタ70をオフ
するように制御する。つまり、OSD表示は2秒間表示
されることになる。
【0104】なお、本実施の形態において、LCDモニ
タ70にオンスクリーン表示されるカメラ情報は予め設
定されて小型のLCDパネルに表示されているカメラ情
報がオンスクリーン表示されるようになっているが、こ
の場合、上述したように前記LCDパネルに表示されて
いてもLCDモニタに表示するカメラ情報を撮影者によ
る操作設定によって自在に選択可能であり、またその表
示位置あるいは表示サイズも調整可能である。
【0105】(効果)したがって、本実施の形態によれ
ば、上記のように小型の情報表示用のLCDパネルに表
示されたカメラ情報を電子画像表示用のLCDモニタに
もオンスクリーン表示するように表示制御を行うこと
で、該LCDパネルよりも表示されるカメラ情報の表示
サイズを大きくしたことにより、撮影者が年輩者であっ
てもカメラ情報表示を確実に撮影者にカメラ情報を認識
させることができるので、カメラの情報表示を見ること
が容易な銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラを簡単な構成
で実現することが可能となる。
【0106】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
カメラの情報表示を見ることが容易な銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ
の一実施の形態を示し、該カメラを正面側から見た場合
の外観構成を示す斜視図。
【図2】図1に示すカメラを背面側から見た場合の外観
構成を示す斜視図。
【図3】本実施の形態のカメラに搭載された電気回路の
概略構成を示すブロック図。
【図4】小型LCDパネルに表示された各種のカメラ情
報の表示内容を示す図。
【図5】ハイブリッド・モードで撮像された電子画像を
LCDモニタに表示した状態を示す表示図。
【図6】図5に示す電子画像に小型LCDパネルの表示
内容の一部をオンスクリーン表示したLCDパネルの表
示例を示す表示図。
【図7】図3のメインCPUにおけるメインルーチンの
制御動作例を示すフローチャート。
【図8】図7のメインルーチン上の「撮影シーケンス」
のサブルーチンの制御動作例を示すフローチャート。
【図9】図8の「撮影シーケンス」上の「OSD処理」
のサブルーチンの制御動作例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…撮影レンズ(凸レンズ30)、 2…レンズ鏡胴、 3…レンズ、 4…対物レンズ、 5…オート・フォーカス・モジュール、 6…ストロボ発光パネル、 7…レリーズボタン、 8…マニュアルズームボタン、 9…LCDパネル、 10…モードボタン、 11…ストロボ用モードボタン、 12…DSP用モードボタン、 13…撮影モードボタン、 14…接眼窓、 15…モニタ装置16、 16…モニタ装置、 17…フィルム確認窓、 18…裏蓋、 19…パノラマ切換用レバー、 57…画像処理部(LSI)、 58…メインCPU、 63…SDRAM、 68…スイッチ、 70…LCDモニタ、 70A…原画像、 80…構図線モード点灯表示部、 81…フィルム・モード点灯表示部、 82…DSPモード点灯表示部、 83,94…デート表示部、 84,93…フィルム駒数表示部、 85,92…赤目発光モード点灯表示部, 86…リモコン・モード点灯表示部、 87…ストロボ発光モード点灯表示部、 88…セルフ・モード点灯表示部、 89,91…バッテリー表示部、 90…夜景モード点灯表示部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/02 G03B 19/02 19/06 19/06 // H04N 101:00 H04N 101:00 Fターム(参考) 2H054 AA01 BB07 2H102 AA08 AA66 AA72 AB02 AB34 AB35 CA34 2H104 AA18 5C022 AA13 AB40 AC03 AC13 AC16 AC18 AC32 AC42 AC51 AC69 AC73 AC80

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を光電変換し記録する電子撮像
    装置と、被写体像を銀塩フィルムに記録する銀塩撮影装
    置を兼用したカメラにおいて、 前記カメラに関わる情報表示を行うための情報表示手段
    と、 撮像された電子画像を表示するためのモニタ手段と、 前記モニタ手段が表示状態にある際は、前記情報表示手
    段に表示されている情報内容を前記電子画像に重畳して
    前記モニタ手段に表示するオンスクリーン表示手段と、
    を具備したことを特徴とする銀塩撮影及び電子撮像兼用
    カメラ。
  2. 【請求項2】 前記モニタ手段に表示される情報は、フ
    ィルムの撮影可能枚数情報または撮影済み駒数情報、フ
    ィルム感度情報、データ情報、撮影モード情報、バッテ
    リー情報のうち少なくとも1つが含まれることを特徴と
    する請求項1に記載の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記モニタ手段に表示される情報は、前
    記情報表示手段に表示される文字やアイコンよりも表示
    サイズが大きいことを特徴とする請求項1に記載の銀塩
    撮影及び電子撮像兼用カメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100515959B1 (ko) * 2002-10-29 2005-09-23 삼성테크윈 주식회사 저시력자를 위한 카메라의 제어 방법
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