JP2002341416A - 確認機能付きカメラ - Google Patents
確認機能付きカメラInfo
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- JP2002341416A JP2002341416A JP2001151096A JP2001151096A JP2002341416A JP 2002341416 A JP2002341416 A JP 2002341416A JP 2001151096 A JP2001151096 A JP 2001151096A JP 2001151096 A JP2001151096 A JP 2001151096A JP 2002341416 A JP2002341416 A JP 2002341416A
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- Japan
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- image
- subject
- strobe light
- strobe
- camera
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- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Cameras In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 日中シンクロ撮影において、自然光の状態は
様々でストロボ発光量を適正補正量より一律に1段アン
ダーにしてストロボ発光させても自然な雰囲気の写真に
ならず、撮影者の意図を反映した写真が撮影できない課
題があった。 【解決手段】 ストロボ光を照射するストロボ手段3A
と、被写体像を撮像する撮像手段2Aと、ストロボ光を
照射せずに撮像した第1画像の第1画像記憶部101
と、ストロボ光を照射して撮像した第2画像の第2画像
記憶部102と、第1画像と第2画像とから主被写体像
成分を抽出し、第3画像を生成する第3画像生成部10
3と、第1画像に第3画像を重ねて第4画像を生成する
第4画像生成部104と、第4画像を表示するモニタ8
と、モニタ8の第4画像内の第3画像部分の明るさを調
整するストロボ効果確認スイッチ105により主被写体
と背景の明るさバランスを調節可能とした確認機能付き
カメラ。
様々でストロボ発光量を適正補正量より一律に1段アン
ダーにしてストロボ発光させても自然な雰囲気の写真に
ならず、撮影者の意図を反映した写真が撮影できない課
題があった。 【解決手段】 ストロボ光を照射するストロボ手段3A
と、被写体像を撮像する撮像手段2Aと、ストロボ光を
照射せずに撮像した第1画像の第1画像記憶部101
と、ストロボ光を照射して撮像した第2画像の第2画像
記憶部102と、第1画像と第2画像とから主被写体像
成分を抽出し、第3画像を生成する第3画像生成部10
3と、第1画像に第3画像を重ねて第4画像を生成する
第4画像生成部104と、第4画像を表示するモニタ8
と、モニタ8の第4画像内の第3画像部分の明るさを調
整するストロボ効果確認スイッチ105により主被写体
と背景の明るさバランスを調節可能とした確認機能付き
カメラ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影画像をモニタ
画面上で確認できる電子撮像モニタを有する、いわゆる
確認機能付きカメラの改良に関する。
画面上で確認できる電子撮像モニタを有する、いわゆる
確認機能付きカメラの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩フィルムに被写体露光撮影する際
に、電子撮像とその電子撮像した被写体画像を表示可能
な電子撮像モニタを備えたカメラ、あるいは電子ビュー
ファインダを備えたカメラの所謂確認機能付きカメラが
開発実用化されている。
に、電子撮像とその電子撮像した被写体画像を表示可能
な電子撮像モニタを備えたカメラ、あるいは電子ビュー
ファインダを備えたカメラの所謂確認機能付きカメラが
開発実用化されている。
【0003】この確認機能付きカメラは、被写体撮影動
作に先立って電子撮像機能で撮影した画像をモニタ画面
上に表示し、そのモニタ画面の画像によって、撮影被写
体の構図や銀塩フィルムでの撮影画質を確認できるよう
になっている。
作に先立って電子撮像機能で撮影した画像をモニタ画面
上に表示し、そのモニタ画面の画像によって、撮影被写
体の構図や銀塩フィルムでの撮影画質を確認できるよう
になっている。
【0004】この確認機能付きカメラの具体例として、
例えば、特開昭60−190077号公報に、フィルム
に露光される被写体像を電子撮像素子で撮像し、その撮
像した画像を観察できる電子ビューファインダを備えた
カメラが提案開示されている。
例えば、特開昭60−190077号公報に、フィルム
に露光される被写体像を電子撮像素子で撮像し、その撮
像した画像を観察できる電子ビューファインダを備えた
カメラが提案開示されている。
【0005】この電子ビューファインダを備えたカメラ
は、フィルムの撮影情報に基づき、電子撮像素子の撮像
動作、もしくは、電子ビューファインダの表示状態を制
御することによって、フィルムに露光される被写体像の
明るさ等を電子ビューファインダで事前に確認できるよ
うになっている。
は、フィルムの撮影情報に基づき、電子撮像素子の撮像
動作、もしくは、電子ビューファインダの表示状態を制
御することによって、フィルムに露光される被写体像の
明るさ等を電子ビューファインダで事前に確認できるよ
うになっている。
【0006】ところで、カメラの撮影技法の一つに、日
中シンクロ撮影がある。これは、逆光条件等で主被写体
が暗くなってしまう場合に、ストロボを発光させること
によって、背景と主被写体の両方を適正露光にするもの
である。この日中シンクロ撮影においては、主被写体に
対してストロボ発光量を適正にすると、背景と主被写体
との明るさのバランスが崩れて不自然な写真になってし
まうので、一般的には、主被写体に対するストロボ発光
量は、適正発光量よりも1段ほどアンダー(つまり、ス
トロボ発光量を適正な発光量の50%程度)にすれば良
いと言われている。
中シンクロ撮影がある。これは、逆光条件等で主被写体
が暗くなってしまう場合に、ストロボを発光させること
によって、背景と主被写体の両方を適正露光にするもの
である。この日中シンクロ撮影においては、主被写体に
対してストロボ発光量を適正にすると、背景と主被写体
との明るさのバランスが崩れて不自然な写真になってし
まうので、一般的には、主被写体に対するストロボ発光
量は、適正発光量よりも1段ほどアンダー(つまり、ス
トロボ発光量を適正な発光量の50%程度)にすれば良
いと言われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭60−19
0077号公報に開示されている電子ビューファインダ
を備えたカメラは、ストロボ発光撮影する際の電子撮像
画像の明るさ調整については、何ら記載されていない。
0077号公報に開示されている電子ビューファインダ
を備えたカメラは、ストロボ発光撮影する際の電子撮像
画像の明るさ調整については、何ら記載されていない。
【0008】一方、前記日中シンクロ撮影において、自
然光の状態は様々であり、ストロボ発光量を適正補正量
よりも一律に1段ほどアンダーにしてストロボ発光させ
ると、必ずしも自然な雰囲気の写真になるとは限らない
し、撮影者の意図を反映した写真が撮影できない課題が
あった。
然光の状態は様々であり、ストロボ発光量を適正補正量
よりも一律に1段ほどアンダーにしてストロボ発光させ
ると、必ずしも自然な雰囲気の写真になるとは限らない
し、撮影者の意図を反映した写真が撮影できない課題が
あった。
【0009】本発明は、上記課題に着目し、日中シンク
ロ撮影時のストロボ寄与度合いを事前に確認でき、さら
に、撮影者の意図に応じて発光量を調整できるようにし
た使い易いカメラを提供することを目的とする。
ロ撮影時のストロボ寄与度合いを事前に確認でき、さら
に、撮影者の意図に応じて発光量を調整できるようにし
た使い易いカメラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の確認機能付きカメラは、被写体に向けてストロボ光を
照射するストロボ手段と、被写体像を撮像する撮像手段
と、上記ストロボ光を照射せずに上記撮像手段にて撮像
した画像を第1画像として記憶する第1画像記憶手段
と、上記ストロボ光を照射して上記撮像手段にて撮像し
た画像を第2画像として記憶する第2画像記憶手段と、
上記第1画像と上記第2画像とから主被写体像成分を抽
出し、第3画像を生成する第3画像生成手段と、上記第
1画像に上記第3画像を重ねて第4画像を生成する第4
画像生成手段と、上記第4画像を表示する表示手段と、
上記表示手段に上記第4画像が表示されている状態で、
上記第4画像内の上記第3画像部分の明るさを調整する
調整手段と、上記調整手段による調整量に応じて、銀塩
フィルムの露光動作におけるストロボ発光量を決定する
決定手段と、を具備することを特徴とする。
の確認機能付きカメラは、被写体に向けてストロボ光を
照射するストロボ手段と、被写体像を撮像する撮像手段
と、上記ストロボ光を照射せずに上記撮像手段にて撮像
した画像を第1画像として記憶する第1画像記憶手段
と、上記ストロボ光を照射して上記撮像手段にて撮像し
た画像を第2画像として記憶する第2画像記憶手段と、
上記第1画像と上記第2画像とから主被写体像成分を抽
出し、第3画像を生成する第3画像生成手段と、上記第
1画像に上記第3画像を重ねて第4画像を生成する第4
画像生成手段と、上記第4画像を表示する表示手段と、
上記表示手段に上記第4画像が表示されている状態で、
上記第4画像内の上記第3画像部分の明るさを調整する
調整手段と、上記調整手段による調整量に応じて、銀塩
フィルムの露光動作におけるストロボ発光量を決定する
決定手段と、を具備することを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の確認機能付きカメラは、
被写体に向けてストロボ光を照射するストロボ手段と、
被写体像を撮像する撮像手段と、上記撮像手段に対し、
上記ストロボ光を照射しないで行う第1の撮像動作と、
上記ストロボ光を照射して行う第2の撮像動作とを連続
的に実行させる撮像制御手段と、上記第1の撮像動作と
第2の撮像動作で得られた画像から、主被写体画像と背
景画像を分離する画像処理手段と、上記主被写体画像の
明るさを調整する調整手段と、上記調整手段により明る
さが調整された主被写体画像と上記背景画像を合成して
表示する表示手段と、を具備しており、上記調整手段に
よる調整量に応じて、撮影動作時のストロボ発光量を決
定するようにしたことを特徴とする。
被写体に向けてストロボ光を照射するストロボ手段と、
被写体像を撮像する撮像手段と、上記撮像手段に対し、
上記ストロボ光を照射しないで行う第1の撮像動作と、
上記ストロボ光を照射して行う第2の撮像動作とを連続
的に実行させる撮像制御手段と、上記第1の撮像動作と
第2の撮像動作で得られた画像から、主被写体画像と背
景画像を分離する画像処理手段と、上記主被写体画像の
明るさを調整する調整手段と、上記調整手段により明る
さが調整された主被写体画像と上記背景画像を合成して
表示する表示手段と、を具備しており、上記調整手段に
よる調整量に応じて、撮影動作時のストロボ発光量を決
定するようにしたことを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の確認機能付きカメラは、
被写体に向けて所定量のストロボ光を照射するストロボ
手段と、上記ストロボ光を照射しないで被写体像を撮像
する第1の撮像動作と、上記ストロボ光を照射して撮像
する第2の撮像動作とを連続して実行する撮像動作手段
と、上記第1と第2の撮像動作で得られた2つの画像か
ら、主被写体画像と背景画像を分離する画像処理手段
と、上記主被写体画像と上記背景画像の明るさのバラン
ス状態を変更する調整手段と、上記調整手段によって明
るさのバランス状態が変更された画像を表示する表示手
段と、を具備することを特徴とする。
被写体に向けて所定量のストロボ光を照射するストロボ
手段と、上記ストロボ光を照射しないで被写体像を撮像
する第1の撮像動作と、上記ストロボ光を照射して撮像
する第2の撮像動作とを連続して実行する撮像動作手段
と、上記第1と第2の撮像動作で得られた2つの画像か
ら、主被写体画像と背景画像を分離する画像処理手段
と、上記主被写体画像と上記背景画像の明るさのバラン
ス状態を変更する調整手段と、上記調整手段によって明
るさのバランス状態が変更された画像を表示する表示手
段と、を具備することを特徴とする。
【0013】本発明の確認機能付きカメラにより、日中
シンクロ撮影時に、主被写体画像と背景画像との明るさ
のバランスを調整可能としたことにより、撮影者の意図
する主被写体画像と背景画像の明るさバランスの撮影が
可能となった。
シンクロ撮影時に、主被写体画像と背景画像との明るさ
のバランスを調整可能としたことにより、撮影者の意図
する主被写体画像と背景画像の明るさバランスの撮影が
可能となった。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
確認機能付きカメラの一実施の形態の電気回路を示すブ
ロック図で、図2は本発明に係る確認機能付きカメラの
正面上部に設けられたポップアップユニットがポップア
ップされた状態を示す斜視図で、図3は本発明に係る確
認機能付きカメラのポップアップユニットが収納された
状態の背面外観を示す斜視図で、図4は本発明に係る確
認機能付きカメラのポップアップユニットの構成を示す
断面図である。
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
確認機能付きカメラの一実施の形態の電気回路を示すブ
ロック図で、図2は本発明に係る確認機能付きカメラの
正面上部に設けられたポップアップユニットがポップア
ップされた状態を示す斜視図で、図3は本発明に係る確
認機能付きカメラのポップアップユニットが収納された
状態の背面外観を示す斜視図で、図4は本発明に係る確
認機能付きカメラのポップアップユニットの構成を示す
断面図である。
【0015】本発明の確認機能付きカメラの外観構成に
ついて、図2と図3を用いて説明する。本発明のカメラ
は、カメラ本体の上面中央部分に、ポップアップユニッ
ト1が配置されている。このポップアップユニット1の
前面側には、電子撮像素子に被写体像を形成するための
撮像光学系の部材2と、ストロポ光を透過させる発光パ
ネル3とが配置されている。このポップアップユニット
1は、カメラ本体からポップアップ可能に取り付けられ
ており、後述するパワー操作部材4のオン動作に連動し
て、カメラ本体からポップアップするようになってい
る。
ついて、図2と図3を用いて説明する。本発明のカメラ
は、カメラ本体の上面中央部分に、ポップアップユニッ
ト1が配置されている。このポップアップユニット1の
前面側には、電子撮像素子に被写体像を形成するための
撮像光学系の部材2と、ストロポ光を透過させる発光パ
ネル3とが配置されている。このポップアップユニット
1は、カメラ本体からポップアップ可能に取り付けられ
ており、後述するパワー操作部材4のオン動作に連動し
て、カメラ本体からポップアップするようになってい
る。
【0016】前記カメラ本体の上面の図中右側には、カ
メラ本体に内蔵されている各種電気回路や駆動機構を駆
動させる電源をオン/オフするパワー操作部材4が配置
され、さらに、カメラ本体の上面の図中左側には、銀塩
撮影または電子撮像の動作開始を指示するレリーズボタ
ン6と、撮影モード(フルオートモード、AV優先モー
ド、TV優先モード、日中シンクロモード等のいずれ
か)を設定するために、手動で回転操作される撮影モー
ド設定手段としての撮影モード設定ダイアル5とが配置
されている。
メラ本体に内蔵されている各種電気回路や駆動機構を駆
動させる電源をオン/オフするパワー操作部材4が配置
され、さらに、カメラ本体の上面の図中左側には、銀塩
撮影または電子撮像の動作開始を指示するレリーズボタ
ン6と、撮影モード(フルオートモード、AV優先モー
ド、TV優先モード、日中シンクロモード等のいずれ
か)を設定するために、手動で回転操作される撮影モー
ド設定手段としての撮影モード設定ダイアル5とが配置
されている。
【0017】また、カメラ本体の背面には、銀塩撮影レ
ンズを透過した被写体光に基づいて被写体像を観察する
ための光学式ファインダの接眼窓7と、後述する電子撮
像素子から取り込まれた電子画像を表示するための液晶
素子(以下、LCDと称する)からなるモニタ8と、日
中シンクロ撮影モードが選択された場合に、ストロボ照
射による効果を確認するために操作されるストロボ効果
確認ボタン9と、撮影レンズのズームレンズの焦点距離
を変更するためのズームアップ・ダウン操作ボタン10
とがそれぞれ配置されている。尚、ストロボ効果確認ボ
タン9を操作した際の動作については後述する。
ンズを透過した被写体光に基づいて被写体像を観察する
ための光学式ファインダの接眼窓7と、後述する電子撮
像素子から取り込まれた電子画像を表示するための液晶
素子(以下、LCDと称する)からなるモニタ8と、日
中シンクロ撮影モードが選択された場合に、ストロボ照
射による効果を確認するために操作されるストロボ効果
確認ボタン9と、撮影レンズのズームレンズの焦点距離
を変更するためのズームアップ・ダウン操作ボタン10
とがそれぞれ配置されている。尚、ストロボ効果確認ボ
タン9を操作した際の動作については後述する。
【0018】次に、前記ポップアップユニット1の構成
を図4を参照しながらさらに詳細に説明する。ポップア
ップユニット1は、撮像ユニット2Aとストロボ発光手
段3Aとを内蔵している。前記撮像ユニット2Aは、複
数の撮影レンズ2、11、13、14、絞り12、IC
チップ15、鏡枠16、及びフレシキブル基板17から
構成されている。
を図4を参照しながらさらに詳細に説明する。ポップア
ップユニット1は、撮像ユニット2Aとストロボ発光手
段3Aとを内蔵している。前記撮像ユニット2Aは、複
数の撮影レンズ2、11、13、14、絞り12、IC
チップ15、鏡枠16、及びフレシキブル基板17から
構成されている。
【0019】前記複数の撮影レンズ2、11、13、1
4は、前記鏡枠16によって支持されて、図に示すよう
にポップアップユニット1の内部に配置固定されてい
る。なお、前記撮影レンズ2、14は、負レンズが用い
られ、他の撮影レンズ11、13は、正レンズが用いら
れている。
4は、前記鏡枠16によって支持されて、図に示すよう
にポップアップユニット1の内部に配置固定されてい
る。なお、前記撮影レンズ2、14は、負レンズが用い
られ、他の撮影レンズ11、13は、正レンズが用いら
れている。
【0020】前記ICチッブ15は、例えば電子撮像素
子であるCMOSイメージャを含むCMOSプロセスで
形成されたICチップであり、前記複数の撮影レンズ
2、11、13、14の光路上の後端側に配置されてい
る。このICチップ15は、基板59に電気的に接続さ
れており、前記撮影レンズ2、11、13、14を介し
て被写体像が結像され、且つその被写体像を電気信号に
変換される。前記ICチップ15で変換生成された被写
体像電気信号(以下、電気画像信号と称する)は、電気
的に接続された基板59とフレシキブル基板17に供給
される。
子であるCMOSイメージャを含むCMOSプロセスで
形成されたICチップであり、前記複数の撮影レンズ
2、11、13、14の光路上の後端側に配置されてい
る。このICチップ15は、基板59に電気的に接続さ
れており、前記撮影レンズ2、11、13、14を介し
て被写体像が結像され、且つその被写体像を電気信号に
変換される。前記ICチップ15で変換生成された被写
体像電気信号(以下、電気画像信号と称する)は、電気
的に接続された基板59とフレシキブル基板17に供給
される。
【0021】また、前記鏡枠16には、絞り12が前記
撮影レンズ11,13間に介在するように一体的に設け
られている。
撮影レンズ11,13間に介在するように一体的に設け
られている。
【0022】前記フレシキプル基板17は、基板59を
備え、該基板59を介して前記ICチップ15が実装さ
れたもので、該フレシキブル基板17の延設部分が、ポ
ップアップユニット1内からカメラ本体内に配置され、
基端部分がカメラ本体に内蔵された信号処理する電気回
路に電気的に接続されるようになっている。
備え、該基板59を介して前記ICチップ15が実装さ
れたもので、該フレシキブル基板17の延設部分が、ポ
ップアップユニット1内からカメラ本体内に配置され、
基端部分がカメラ本体に内蔵された信号処理する電気回
路に電気的に接続されるようになっている。
【0023】これにより、前記ICチップ15から出力
された電気画像信号(イメージ信号ともいう)は、カメ
ラ本体内の信号処理を行う電気回路に供給される。
された電気画像信号(イメージ信号ともいう)は、カメ
ラ本体内の信号処理を行う電気回路に供給される。
【0024】一方、前記ストロボ発光手段3Aは、発光
パネル3、ストロボ反射傘18、発光管19、及びトリ
ガトランス20等から構成されている。
パネル3、ストロボ反射傘18、発光管19、及びトリ
ガトランス20等から構成されている。
【0025】前記発光管19は、ストロボ光を発光する
もので、前記トリガトランス20によって該発光管19
に封止されたクセノンガスが励起されることによって発
光される。この発光管19によって発光したストロボ光
は、ストロボ反射傘18によって被写体方向に照射され
るようになっている。
もので、前記トリガトランス20によって該発光管19
に封止されたクセノンガスが励起されることによって発
光される。この発光管19によって発光したストロボ光
は、ストロボ反射傘18によって被写体方向に照射され
るようになっている。
【0026】次に、上記外観構成の本発明のカメラの電
気回路構成を図1を参照しながら詳細に説明する。最初
に、銀塩撮影に関わる部分について説明する。被写体像
を結像させるための撮影レンズは、正レンズ21と負レ
ンズ23で構成され、この撮影レンズ21,23の間
に、絞り機構22が配置されいる。前記撮影レンズの正
レンズ21と負レンズ23は、ズーム・ピント駆動回路
34によって駆動制御され、前記絞り機構22は、絞り
駆動回路35によって駆動制御がなされるようになって
いる。
気回路構成を図1を参照しながら詳細に説明する。最初
に、銀塩撮影に関わる部分について説明する。被写体像
を結像させるための撮影レンズは、正レンズ21と負レ
ンズ23で構成され、この撮影レンズ21,23の間
に、絞り機構22が配置されいる。前記撮影レンズの正
レンズ21と負レンズ23は、ズーム・ピント駆動回路
34によって駆動制御され、前記絞り機構22は、絞り
駆動回路35によって駆動制御がなされるようになって
いる。
【0027】前記正レンズ21と負レンズ23の光軸上
の前記負レンズ23の後方には、略中央部分がハーフミ
ラーとなっている可動ミラー24が設けられている。こ
の可動ミラー24の中央背面部分に、サブミラー25が
図中下方に被写体光を反射するように設けられている。
の前記負レンズ23の後方には、略中央部分がハーフミ
ラーとなっている可動ミラー24が設けられている。こ
の可動ミラー24の中央背面部分に、サブミラー25が
図中下方に被写体光を反射するように設けられている。
【0028】このサブミラー25の反射光軸方向側に
は、図中略垂直方向に2つの光学系からなる2像分離の
ためのセパレータ光学系29が配置されている。このセ
パレータ光学系29による被写体像の結像位置には、ラ
インセンサ30が配置されている。このラインセンサ3
0は、ラインセンサ駆動回路37に接続されている。
は、図中略垂直方向に2つの光学系からなる2像分離の
ためのセパレータ光学系29が配置されている。このセ
パレータ光学系29による被写体像の結像位置には、ラ
インセンサ30が配置されている。このラインセンサ3
0は、ラインセンサ駆動回路37に接続されている。
【0029】前記サブミラー25、セパレータ光学系2
9、及びラインセンサ30等によって、公知の位相差法
による焦点検出装置が構成され、前記ラインセンサ30
は、後述するマイクロプロセッサで構成される制御回路
(CPU)41からの駆動制御の基で、ラインセンサ駆
動回路37からの駆動制御により前記ライセンス30で
生成された2像信号に基づいて、2像の間隔を求め、合
焦位置に撮影レンズの正レンズ21と負レンズ23を駆
動させる駆動量データを演算する。
9、及びラインセンサ30等によって、公知の位相差法
による焦点検出装置が構成され、前記ラインセンサ30
は、後述するマイクロプロセッサで構成される制御回路
(CPU)41からの駆動制御の基で、ラインセンサ駆
動回路37からの駆動制御により前記ライセンス30で
生成された2像信号に基づいて、2像の間隔を求め、合
焦位置に撮影レンズの正レンズ21と負レンズ23を駆
動させる駆動量データを演算する。
【0030】前記ラインセンサ駆動回路37を駆動させ
て演算生成された駆動量データを基に、前記ズーム・ピ
ント駆動回路34を駆動制御して、前記撮影レンズの各
レンズ21、23を合焦位置へと位置変更される。
て演算生成された駆動量データを基に、前記ズーム・ピ
ント駆動回路34を駆動制御して、前記撮影レンズの各
レンズ21、23を合焦位置へと位置変更される。
【0031】このズーム・ピント駆動回路34には、既
知の電磁モータ、超音波モータ等の駆動源や、これらの
駆動源を制御するためのドライバ回路や、レンズの位置
を検出するためのエンコーダ装置等が含まれて構成され
たものである。
知の電磁モータ、超音波モータ等の駆動源や、これらの
駆動源を制御するためのドライバ回路や、レンズの位置
を検出するためのエンコーダ装置等が含まれて構成され
たものである。
【0032】特に、レンズ位置を検出するためのエンコ
ーダは、レンズ位置に応じて被写体距離、および、ズー
ム焦点距離をそれぞれ独立して出力するエンコーダ装置
で、鏡枠の外表面に設けられた金属パターン上を接片ブ
ラシが摺動するタイプの接触式エンコーダである。ま
た、鏡枠の外表面に白黒パターンを配置し、その白黒パ
ターンをフォトリフレクタで検出する非接触式エンコー
ダを用いても良く、鏡枠の基準位置からの駆動量を測定
して絶対位置を検出する、所謂絶対距離エンコーダであ
っても良い。
ーダは、レンズ位置に応じて被写体距離、および、ズー
ム焦点距離をそれぞれ独立して出力するエンコーダ装置
で、鏡枠の外表面に設けられた金属パターン上を接片ブ
ラシが摺動するタイプの接触式エンコーダである。ま
た、鏡枠の外表面に白黒パターンを配置し、その白黒パ
ターンをフォトリフレクタで検出する非接触式エンコー
ダを用いても良く、鏡枠の基準位置からの駆動量を測定
して絶対位置を検出する、所謂絶対距離エンコーダであ
っても良い。
【0033】前記可動ミラー24の反射光路上には、焦
点板31、ペンタプリズム32、及びファインダ接眼光
学系33が配置されて、前記撮影レンズの正レンズ21
と負レンズ23で得られた被写体光は、可動ミラー24
で反射されて、焦点板31に結像される。この焦点板3
1に結像された被写体像を前記ペンタプリズム32とフ
ァインダ接眼光学系33を介して視認される。
点板31、ペンタプリズム32、及びファインダ接眼光
学系33が配置されて、前記撮影レンズの正レンズ21
と負レンズ23で得られた被写体光は、可動ミラー24
で反射されて、焦点板31に結像される。この焦点板3
1に結像された被写体像を前記ペンタプリズム32とフ
ァインダ接眼光学系33を介して視認される。
【0034】なお、前記電子撮像素子から取り込まれた
電子画像を表示するための前記LCDモニタ8(図3参
照)により、被写体像確認が可能であるが、ファインダ
接眼光学系33を設ける理由は、カメラ操作者が、LC
Dモニタ8を見ながら撮影を行うよりも、光学式ファイ
ンダを覗きながら撮影を行った方が、カメラのホールデ
ィング性能が向上し、手ぶれ等の発生を防ぎ易い為であ
る。
電子画像を表示するための前記LCDモニタ8(図3参
照)により、被写体像確認が可能であるが、ファインダ
接眼光学系33を設ける理由は、カメラ操作者が、LC
Dモニタ8を見ながら撮影を行うよりも、光学式ファイ
ンダを覗きながら撮影を行った方が、カメラのホールデ
ィング性能が向上し、手ぶれ等の発生を防ぎ易い為であ
る。
【0035】前記可動ミラー24は、ミラー駆動回路3
6によって、前記撮影レンズの正レンズ21と負レンズ
23の光軸上から退避するようになっている。
6によって、前記撮影レンズの正レンズ21と負レンズ
23の光軸上から退避するようになっている。
【0036】または、前記撮影レンズの正レンズ21と
負レンズ23の光軸後方には、シャッタ26と銀塩フィ
ルム27が配置されるようになっている。
負レンズ23の光軸後方には、シャッタ26と銀塩フィ
ルム27が配置されるようになっている。
【0037】前記シャッタ26は、シャッタ駆動回路3
8によって所定秒時開閉して、前記被写体像を前記銀塩
フィルム27に露光させるものである。つまり、前記可
動ミラー24がミラー駆動回路36の駆動の基で、撮影
レンズの光軸上から退避するために上昇し、シャッタ2
6がシャッタ駆動回路38の駆動制御の基で開放状態と
なると、銀塩フィルム27上に被写体像が形成され露光
される。
8によって所定秒時開閉して、前記被写体像を前記銀塩
フィルム27に露光させるものである。つまり、前記可
動ミラー24がミラー駆動回路36の駆動の基で、撮影
レンズの光軸上から退避するために上昇し、シャッタ2
6がシャッタ駆動回路38の駆動制御の基で開放状態と
なると、銀塩フィルム27上に被写体像が形成され露光
される。
【0038】前記銀塩フィルム27は、被写体像が露光
されると、その露光済銀塩フィルム27の1コマ分を巻
き上げたり、または、銀塩フィルム27の全撮影コマが
撮影露光された際に巻き戻すフィルム駆動回路39によ
って、巻き上げ巻き戻し駆動される。
されると、その露光済銀塩フィルム27の1コマ分を巻
き上げたり、または、銀塩フィルム27の全撮影コマが
撮影露光された際に巻き戻すフィルム駆動回路39によ
って、巻き上げ巻き戻し駆動される。
【0039】また、前記銀塩フィルム27には、磁気記
録層が設けられ、露光済コマの巻き上げ中に撮影日時や
撮影条件等の撮影情報を磁気信号として記録する磁気ヘ
ッド28と磁気ヘッド駆動回路40が設けられている。
録層が設けられ、露光済コマの巻き上げ中に撮影日時や
撮影条件等の撮影情報を磁気信号として記録する磁気ヘ
ッド28と磁気ヘッド駆動回路40が設けられている。
【0040】前記ズーム・ピント駆動回路34、絞り駆
動回路35、ミラー駆動回路36、ラインセンサ駆動回
路37、シャッタ駆動回路38、フィルム駆動回路3
9、及び磁気ヘッド駆動回路40は、マイクロプロセッ
サで構成される制御回路(CPU)41にデータバス5
2で接続されている。
動回路35、ミラー駆動回路36、ラインセンサ駆動回
路37、シャッタ駆動回路38、フィルム駆動回路3
9、及び磁気ヘッド駆動回路40は、マイクロプロセッ
サで構成される制御回路(CPU)41にデータバス5
2で接続されている。
【0041】前記CPU41は、前記ラインセンサ駆動
回路36を駆動制御して、前記ラインセンサ30の2像
間の距離を演算し、その距離データから前記ズーム・ピ
ント駆動回路34を駆動制御して、撮影レンズの正レン
ズ21と負レンズ23の焦点調整を行う。
回路36を駆動制御して、前記ラインセンサ30の2像
間の距離を演算し、その距離データから前記ズーム・ピ
ント駆動回路34を駆動制御して、撮影レンズの正レン
ズ21と負レンズ23の焦点調整を行う。
【0042】また、前記CPU41は、前記レリーズ釦
6がオン操作されると、前記ミラー駆動回路36を駆動
制御して、前記ミラー24を光軸上から退避駆動させる
と共に、前記CPU41は、前記銀塩フィルム27に設
定されているフィルム感度を読み取る図示していないフ
ィルム感度読み取り手段で読み取ったフィルム感度値
と、後述する信号処理回路45で生成した被写体画像信
号から得た輝度値を基に、前記CPU41に事前設定さ
れている図示しないプログラム線図に基づき絞り値とシ
ャッタ秒時を求め、この求めた前記絞り値で絞り駆動回
路35を駆動して絞り機構22を駆動し、前記シャッタ
秒時で前記シャッタ駆動回路38を駆動してシャッタ2
6を駆動させる。
6がオン操作されると、前記ミラー駆動回路36を駆動
制御して、前記ミラー24を光軸上から退避駆動させる
と共に、前記CPU41は、前記銀塩フィルム27に設
定されているフィルム感度を読み取る図示していないフ
ィルム感度読み取り手段で読み取ったフィルム感度値
と、後述する信号処理回路45で生成した被写体画像信
号から得た輝度値を基に、前記CPU41に事前設定さ
れている図示しないプログラム線図に基づき絞り値とシ
ャッタ秒時を求め、この求めた前記絞り値で絞り駆動回
路35を駆動して絞り機構22を駆動し、前記シャッタ
秒時で前記シャッタ駆動回路38を駆動してシャッタ2
6を駆動させる。
【0043】さらに、前記CPU41は、前記銀塩フィ
ルム27の1コマの露光が完了すると、前記フィルム駆
動回路39を駆動させて、露光済コマを巻き上げると共
に、前記磁気ヘッド駆動回路40を駆動させて、前記磁
気ヘッド28を用いて、銀塩フィルム27の磁気記録層
に撮影情報を記録させる。
ルム27の1コマの露光が完了すると、前記フィルム駆
動回路39を駆動させて、露光済コマを巻き上げると共
に、前記磁気ヘッド駆動回路40を駆動させて、前記磁
気ヘッド28を用いて、銀塩フィルム27の磁気記録層
に撮影情報を記録させる。
【0044】前記CPU41には、前記データバス52
を介して、スイッチ入力42と不揮発性メモリであるE
EPROM43が接続されている。
を介して、スイッチ入力42と不揮発性メモリであるE
EPROM43が接続されている。
【0045】前記スイッチ入力42は、レリーズ釦6を
半押し操作に連動してオンする第1レリーズスイッチ、
レリーズ釦6を深押し操作に連動してオンする第2レリ
ーズスイッチ、パワー操作部材4に連動するパワースイ
ッチ、撮影モード設定ダイアル5に連動するモードスイ
ッチ、ストロボ効果確認ボタン9の押操作に応答する確
認スイッチ等の操作スイッチ、前記撮影モード設定ダイ
アルの操作に連動してオンする各種撮影モードスイッ
チ、あるいは、図示しないがメカ機構動作の検出スイッ
チ等の複数のスイッチから構成されている。このスイッ
チ入力42のいずれかのスイッチ操作に基づく操作信号
を生成し、CPU41に供給される。
半押し操作に連動してオンする第1レリーズスイッチ、
レリーズ釦6を深押し操作に連動してオンする第2レリ
ーズスイッチ、パワー操作部材4に連動するパワースイ
ッチ、撮影モード設定ダイアル5に連動するモードスイ
ッチ、ストロボ効果確認ボタン9の押操作に応答する確
認スイッチ等の操作スイッチ、前記撮影モード設定ダイ
アルの操作に連動してオンする各種撮影モードスイッ
チ、あるいは、図示しないがメカ機構動作の検出スイッ
チ等の複数のスイッチから構成されている。このスイッ
チ入力42のいずれかのスイッチ操作に基づく操作信号
を生成し、CPU41に供給される。
【0046】また、EEPROM43は、工場において
カメラ個々のばらつきを抑えて出荷するのに必要なカメ
ラ毎の調整値が格納されるようになっている。
カメラ個々のばらつきを抑えて出荷するのに必要なカメ
ラ毎の調整値が格納されるようになっている。
【0047】次に、電子撮像について説明する。電子撮
像に含まれる撮像ユニット2Aは、前述したように被写
体像をICチッブ15上に形成されたCMOSイメージ
ャ上に結像させるための撮像レンズである正レンズ1
1、13、負レンズ2、14を備え、この撮像レンズ中
に、固定絞り12が配置されている。これらは、前述の
如くポップアップユニット1に内蔵されている。
像に含まれる撮像ユニット2Aは、前述したように被写
体像をICチッブ15上に形成されたCMOSイメージ
ャ上に結像させるための撮像レンズである正レンズ1
1、13、負レンズ2、14を備え、この撮像レンズ中
に、固定絞り12が配置されている。これらは、前述の
如くポップアップユニット1に内蔵されている。
【0048】前記ICチップ15のCMOSイメージャ
上に結像された被写体像は、アナログ映像信号に変換さ
れ、さらにICチップ15上に形成された不図示の制御
回路によって、デジタル映像信号に変換されて、信号処
理回路45の制御の基で前記デジタル映像信号が出力さ
れる。
上に結像された被写体像は、アナログ映像信号に変換さ
れ、さらにICチップ15上に形成された不図示の制御
回路によって、デジタル映像信号に変換されて、信号処
理回路45の制御の基で前記デジタル映像信号が出力さ
れる。
【0049】この信号処理回路45は、内部にRISC
プロセッサ、カラープロセッサ、JPEGコアを含み、
ICチップ15から得られたデジタル映像信号の圧縮・
伸張処理、ホワイト・バランス処理、エッジ強調処理、
後述する電子ズーム処理、電子ズームされた画像と撮影
範囲枠との合成処理、及びLCDモニタ8に出力される
コンポジット信号(輝度信号、色差信号)への変換処理
等を行う。
プロセッサ、カラープロセッサ、JPEGコアを含み、
ICチップ15から得られたデジタル映像信号の圧縮・
伸張処理、ホワイト・バランス処理、エッジ強調処理、
後述する電子ズーム処理、電子ズームされた画像と撮影
範囲枠との合成処理、及びLCDモニタ8に出力される
コンポジット信号(輝度信号、色差信号)への変換処理
等を行う。
【0050】この信号処理回路45は、データバス51
を介して、EPROM47、SRAM(スタティックR
AM)48、DRAM(ダイナミックRAM)49,及
びフラッシュメモリ50が接続されている。
を介して、EPROM47、SRAM(スタティックR
AM)48、DRAM(ダイナミックRAM)49,及
びフラッシュメモリ50が接続されている。
【0051】前記EPROM47は、信号処理回路45
に含まれるプロセッサで処理されるプログラムが格納さ
れている。前記SRAM48とDRAM49は、画像処
理前の画像データや画像処理中の画像データを一時的に
記憶するメモリである。フラッシュメモリ50は、最終
的に確定された画像データを記憶する不揮発性のメモリ
で、カメラの電源がオフされても記憶内容が保存される
ようになっている。
に含まれるプロセッサで処理されるプログラムが格納さ
れている。前記SRAM48とDRAM49は、画像処
理前の画像データや画像処理中の画像データを一時的に
記憶するメモリである。フラッシュメモリ50は、最終
的に確定された画像データを記憶する不揮発性のメモリ
で、カメラの電源がオフされても記憶内容が保存される
ようになっている。
【0052】前記信号処理回路45で生成されたコンポ
ジット信号は、LCDモニタ8に供給されて、被写体撮
像画像として表示させるようになっている。
ジット信号は、LCDモニタ8に供給されて、被写体撮
像画像として表示させるようになっている。
【0053】前記電子撮像の撮影レンズ2、11、1
3、14で生成される撮像レンズの撮像画角が、銀塩撮
影の撮影レンズ21、23の最も短焦点(所謂ワイド
端)の撮像画角と略同一になっており、撮影レンズ2
1、23の焦点距離がズーム・ピント駆動回路34によ
って変更された場合には、前記信号処理回路45によっ
て電子画像を電気的に拡大(電子ズーム)することによっ
て、LCDモニタ8に表示される電子画像と、銀塩フィ
ルム27に記録される潜像の画角を略一致させるように
なっている。
3、14で生成される撮像レンズの撮像画角が、銀塩撮
影の撮影レンズ21、23の最も短焦点(所謂ワイド
端)の撮像画角と略同一になっており、撮影レンズ2
1、23の焦点距離がズーム・ピント駆動回路34によ
って変更された場合には、前記信号処理回路45によっ
て電子画像を電気的に拡大(電子ズーム)することによっ
て、LCDモニタ8に表示される電子画像と、銀塩フィ
ルム27に記録される潜像の画角を略一致させるように
なっている。
【0054】次に、ストロボ発光ユニット3Aについて
説明する。前記ストロボ発光装置3Aは、少なくとも前
記トリガトランス20を含むトリガ回路44から出力さ
れるトリガ信号によって、発光管19内に封止されてい
るキセノンガスが励起されて発光し、その光は、反射傘
18で反射され、さらに発光パネル3を通過して被写体
に照射される。
説明する。前記ストロボ発光装置3Aは、少なくとも前
記トリガトランス20を含むトリガ回路44から出力さ
れるトリガ信号によって、発光管19内に封止されてい
るキセノンガスが励起されて発光し、その光は、反射傘
18で反射され、さらに発光パネル3を通過して被写体
に照射される。
【0055】前記トリガ回路44、発光管19、反射傘
18は、ポップアップユニット1に内蔵されており、発
光パネル3は、前述したように該ポップアップユニット
1の被写体側面に取り付けられている。なお、ストロボ
の発光画角が撮影レンズ21,23の最も短焦点(所謂
ワイド端)の画像画角と略同一になっている。
18は、ポップアップユニット1に内蔵されており、発
光パネル3は、前述したように該ポップアップユニット
1の被写体側面に取り付けられている。なお、ストロボ
の発光画角が撮影レンズ21,23の最も短焦点(所謂
ワイド端)の画像画角と略同一になっている。
【0056】前記トリガ回路44は、前記信号処理回路
45とストロボ回路46に接続されている。前記信号処
理回路45は、トリガ回路44にストロボ発光量を制御
する信号を供給し、前記ストロボ回路46は、前記CP
U41からの制御の基で、図示していないストロボ用メ
インコンデンサの充電処理及びトリガ回路44への発光
指示を制御するものである。
45とストロボ回路46に接続されている。前記信号処
理回路45は、トリガ回路44にストロボ発光量を制御
する信号を供給し、前記ストロボ回路46は、前記CP
U41からの制御の基で、図示していないストロボ用メ
インコンデンサの充電処理及びトリガ回路44への発光
指示を制御するものである。
【0057】また、前記CPU41と前記信号処理回路
45は、通信ライン53で接続されており、映像信号の
取り込みタイミング等の制御信号やデータの送受が通信
ライン53を介して行われるようになっている。
45は、通信ライン53で接続されており、映像信号の
取り込みタイミング等の制御信号やデータの送受が通信
ライン53を介して行われるようになっている。
【0058】このような構成の確認機能付きカメラの前
記CPU41による制御動作を図5に示すメインフロー
チャートを参照しながら詳細に説明する。
記CPU41による制御動作を図5に示すメインフロー
チャートを参照しながら詳細に説明する。
【0059】いま、本発明のカメラのパワー操作部材4
を操作して、前記スイッチ入力42の電源スイッチがオ
ンし、あるいは電池挿入を行い電源をオンしたものとす
ると、前記CPU41が起動されてカメラ動作を開始
し、図5に示すメインシーケンスのルーチンが実行され
る。このとき、図4に示す信号処理回路45は、CPU
41からの指示待ち状態となる。
を操作して、前記スイッチ入力42の電源スイッチがオ
ンし、あるいは電池挿入を行い電源をオンしたものとす
ると、前記CPU41が起動されてカメラ動作を開始
し、図5に示すメインシーケンスのルーチンが実行され
る。このとき、図4に示す信号処理回路45は、CPU
41からの指示待ち状態となる。
【0060】まず、ステップS1でCPU41は、カメ
ラのパワースイッチがオンされたか否かを判別し、オン
しているものと判断した場合には、ステップS4に処理
が移行され、ステップS4の処理以降の処理が実行され
る。一方、パワースイッチがオフであると判断した場合
には、ステップS2に処理を移行し、ステップS2の処
理以降の処理を実行する。
ラのパワースイッチがオンされたか否かを判別し、オン
しているものと判断した場合には、ステップS4に処理
が移行され、ステップS4の処理以降の処理が実行され
る。一方、パワースイッチがオフであると判断した場合
には、ステップS2に処理を移行し、ステップS2の処
理以降の処理を実行する。
【0061】前記パワースイッチがオフの場合、ステッ
プS2でCPU41は、前記信号処理回路45を介して
LCDモニタ8を表示オフ状態に制御させる。このステ
ップS2のLCDモニタ8の表示オフ制御が終了する
と、ステップS3でCPU41は、スタンバイ処理1を
行う。このスタンバイ処理1は、CPU41の作動を停
止する前に、停止後にCPU41が再び作動を開始する
ための条件設定を行う。また、このスタンバイ処理1で
は、パワースイッチのオンで作動開始をするように設定
される待機状態(スタンバイ状態ともいう)となる。ま
た、この待機状態時に、パワースイッチのオン操作が行
われると、待機状態を解除して再びメインシーケンスの
ルーチンを実行させる最初のステッブS1の処理を実行
する。
プS2でCPU41は、前記信号処理回路45を介して
LCDモニタ8を表示オフ状態に制御させる。このステ
ップS2のLCDモニタ8の表示オフ制御が終了する
と、ステップS3でCPU41は、スタンバイ処理1を
行う。このスタンバイ処理1は、CPU41の作動を停
止する前に、停止後にCPU41が再び作動を開始する
ための条件設定を行う。また、このスタンバイ処理1で
は、パワースイッチのオンで作動開始をするように設定
される待機状態(スタンバイ状態ともいう)となる。ま
た、この待機状態時に、パワースイッチのオン操作が行
われると、待機状態を解除して再びメインシーケンスの
ルーチンを実行させる最初のステッブS1の処理を実行
する。
【0062】前記ステップS1で、パワースイッチがオ
ンされたと判定されると、ステップS4でCPI41
は、撮影レンズ21及び23をカメラ本体の沈胴位置
(不図示)から撮影可能なワイド位置に繰り出すように
前記ズーム・ピント駆動回路34を駆動制御すると共
に、前記ポップアップユニット1を図示していないポッ
プアップ駆動手段を用いてポップアップさせるパワーオ
ン処理が実行される。
ンされたと判定されると、ステップS4でCPI41
は、撮影レンズ21及び23をカメラ本体の沈胴位置
(不図示)から撮影可能なワイド位置に繰り出すように
前記ズーム・ピント駆動回路34を駆動制御すると共
に、前記ポップアップユニット1を図示していないポッ
プアップ駆動手段を用いてポップアップさせるパワーオ
ン処理が実行される。
【0063】前記ステップS4のパワーオン処理が終了
すると、ステップS5でCPU1は、前記ストロボ回路
46に含まれる不図示のメインコンデンサに充電電荷を
チェックし、所定の電荷が充電されていないとメインコ
ンデンサの充電を行うように制御する。
すると、ステップS5でCPU1は、前記ストロボ回路
46に含まれる不図示のメインコンデンサに充電電荷を
チェックし、所定の電荷が充電されていないとメインコ
ンデンサの充電を行うように制御する。
【0064】前記ステップS5のストロボ充電動作が終
了すると、ステップS6でCPU41は、CPU41に
内蔵されたタイマ1のカウントを開始させる。このタイ
マ1は、所定時間毎にカウントアップされるカウンタ
で、カウント開始時にはカウンタ値を零クリア(リセッ
ト)されてカウントを開始する。
了すると、ステップS6でCPU41は、CPU41に
内蔵されたタイマ1のカウントを開始させる。このタイ
マ1は、所定時間毎にカウントアップされるカウンタ
で、カウント開始時にはカウンタ値を零クリア(リセッ
ト)されてカウントを開始する。
【0065】前記ステップS6のタイマ1のタイマカウ
ントスターとされると、ステッブS7でCPU41は、
スイッチ入力42からレリーズ釦6が押されることによ
って第1レリーズスイッチがオンされたか否かの判別を
行う。この第1レリーズスイッチがオンされていない、
つまりオフであると判断した場合には、ステップS12
に以降が実行され、第1レリーズスイッチがオンされて
いると判断されると、ステップS8以降が実行される。
ントスターとされると、ステッブS7でCPU41は、
スイッチ入力42からレリーズ釦6が押されることによ
って第1レリーズスイッチがオンされたか否かの判別を
行う。この第1レリーズスイッチがオンされていない、
つまりオフであると判断した場合には、ステップS12
に以降が実行され、第1レリーズスイッチがオンされて
いると判断されると、ステップS8以降が実行される。
【0066】前記ステップS7で第1レリーズスイッチ
がオフであると判断されると、ステップS12でCPU
41は、ズームアップ・ダウンスイッチ10がオンされ
ているか判別し、オンしていると判断した場合には、ス
テッブS13でCPU41は、ズーム・ピント駆動回路
34を駆動制御して、撮影レンズの正レンズ21と負レ
ンズ23をズームアップ・ダウン駆動させる焦点距離の
変更を実行させる。前記ステップS12でズームアップ
・ダウンスイッチがオフであると判断されるか、または
前記ステップS13の焦点距離変更の処理が終了する
と、ステップS14でCPU41は、再度パワースイッ
チがオンされているか判断する。
がオフであると判断されると、ステップS12でCPU
41は、ズームアップ・ダウンスイッチ10がオンされ
ているか判別し、オンしていると判断した場合には、ス
テッブS13でCPU41は、ズーム・ピント駆動回路
34を駆動制御して、撮影レンズの正レンズ21と負レ
ンズ23をズームアップ・ダウン駆動させる焦点距離の
変更を実行させる。前記ステップS12でズームアップ
・ダウンスイッチがオフであると判断されるか、または
前記ステップS13の焦点距離変更の処理が終了する
と、ステップS14でCPU41は、再度パワースイッ
チがオンされているか判断する。
【0067】このステップS14で、パワースイッチが
オフであると判断されると、前記ステップS2の以降が
実行され、パワースイッチがオンであると判断される
と、ステップS15でCPU41は、前記撮影モード設
定ダイヤル5が「日中シンクロモード」に設定されてい
るか判断する。「日中シンクロモード」に設定されてい
ると判断されると、ステップS16でCPU41は、日
中シンクロ確認サブルーチンを実行する。
オフであると判断されると、前記ステップS2の以降が
実行され、パワースイッチがオンであると判断される
と、ステップS15でCPU41は、前記撮影モード設
定ダイヤル5が「日中シンクロモード」に設定されてい
るか判断する。「日中シンクロモード」に設定されてい
ると判断されると、ステップS16でCPU41は、日
中シンクロ確認サブルーチンを実行する。
【0068】この日中シンクロ確認サブルーチンは、日
中シンクロ撮影モードにおいて、日中シンクロ撮影を行
う場合に、背景と主被写体との明るさのバランスを事前
に確認するためのものである。また、背景と主被写体と
の明るさバランスの確認のみならず、日中シンクロモー
ドにて、実際に銀塩フィルムに被写体像を露光する際の
ストロボ発光量も設定可能になっている。なお、この日
中シンクロ確認サブルーチンの詳細は後述する。
中シンクロ撮影モードにおいて、日中シンクロ撮影を行
う場合に、背景と主被写体との明るさのバランスを事前
に確認するためのものである。また、背景と主被写体と
の明るさバランスの確認のみならず、日中シンクロモー
ドにて、実際に銀塩フィルムに被写体像を露光する際の
ストロボ発光量も設定可能になっている。なお、この日
中シンクロ確認サブルーチンの詳細は後述する。
【0069】前記ステップS15で、日中シンクロモー
ド以外の他の撮影モードに設定されていると判断された
り、または、前記ステップS16の日中シンクロ確認サ
ブルーチンが終了すると、ステップS17でCPU41
は、前記ステップS6でタイマー1スタートさせたタイ
マーが所定の時間経過して、オーバーフローしているか
判断する。タイマ1がオーバーフローしていないと判断
されるとステップS7に戻り、ステップS7以降が再実
行される。タイマー1がオーバーフローしていると判断
される、すなわち、パワースイッチがオンされた後、所
定時間内に被写体撮影のための操作が実行されない場合
は、省エネのためにカメラを待機状態(スタンバイ状
態)するための動作をステップS18以降で行う。
ド以外の他の撮影モードに設定されていると判断された
り、または、前記ステップS16の日中シンクロ確認サ
ブルーチンが終了すると、ステップS17でCPU41
は、前記ステップS6でタイマー1スタートさせたタイ
マーが所定の時間経過して、オーバーフローしているか
判断する。タイマ1がオーバーフローしていないと判断
されるとステップS7に戻り、ステップS7以降が再実
行される。タイマー1がオーバーフローしていると判断
される、すなわち、パワースイッチがオンされた後、所
定時間内に被写体撮影のための操作が実行されない場合
は、省エネのためにカメラを待機状態(スタンバイ状
態)するための動作をステップS18以降で行う。
【0070】ステップS18でCPU41は、前記信号
処理回路45を駆動制御して、前記LCDモニタ8の表
示オフ制御を行う。次にステップS19でCPU41
は、スタンバイ処理2を実行する。このスタンバイ処理
2は、前記ステップS3の処理と同様に、CPU41の
作動を停止する前に、停止後にCPU41が再び作動を
開始するための条件設定を行うものである。このスタン
バイ処理2では、操作ボタンに連動するスイッチの変化
によって作動開始を行うように設定され、そして、CP
U41は動作を停止して待機状態(スタンバイ状態とも
いう)となる。また、この待機状態がパワースイッチ4
の操作等によって解除された場合は、CPU41は再び
処理をステップS5に戻し、該ステップS5以降の処理
を実行する。
処理回路45を駆動制御して、前記LCDモニタ8の表
示オフ制御を行う。次にステップS19でCPU41
は、スタンバイ処理2を実行する。このスタンバイ処理
2は、前記ステップS3の処理と同様に、CPU41の
作動を停止する前に、停止後にCPU41が再び作動を
開始するための条件設定を行うものである。このスタン
バイ処理2では、操作ボタンに連動するスイッチの変化
によって作動開始を行うように設定され、そして、CP
U41は動作を停止して待機状態(スタンバイ状態とも
いう)となる。また、この待機状態がパワースイッチ4
の操作等によって解除された場合は、CPU41は再び
処理をステップS5に戻し、該ステップS5以降の処理
を実行する。
【0071】次に、前記ステップS7で第1レリーズボ
タンがオンしていると判断した場合について説明する。
第1レリーズボタンがオンしていると判断した場合は、
ステップS8でCPU41は、測光サブルーチンを実行
する。この測光サブルーチンは、CPU41から通信ラ
イン53を介して、前記信号処理回路45を駆動制御し
て、前記ICチップ15で撮像光電変換された被写体像
の画像信号の取り込み制御を行い。その取り込んだ画像
信号を用いて、撮像画面内の平均輝度を演算する。この
平均輝度の演算値を露光動作時の被写体輝度値として記
憶する。
タンがオンしていると判断した場合について説明する。
第1レリーズボタンがオンしていると判断した場合は、
ステップS8でCPU41は、測光サブルーチンを実行
する。この測光サブルーチンは、CPU41から通信ラ
イン53を介して、前記信号処理回路45を駆動制御し
て、前記ICチップ15で撮像光電変換された被写体像
の画像信号の取り込み制御を行い。その取り込んだ画像
信号を用いて、撮像画面内の平均輝度を演算する。この
平均輝度の演算値を露光動作時の被写体輝度値として記
憶する。
【0072】前記ステップS8の測光サブルーチンが終
了すると、ステップS9でCPU41は、自動フォーカ
ス(AF)サブルーチンを実行する。このAFサブルー
チンは、ラインセンサ駆動回路37を駆動制御して、前
記ラインセンス30で生成された2像の間隔を求め、こ
の2像間の間隔値から前記撮影レンズ21,23を合焦
位置に駆動するための駆動量データを演算する。その演
算された前記駆動量データを基に、前記ズーム・ピント
駆動回路34を駆動制御して、前記撮影レンズの正レン
ズ21と負レンズ23を合焦位置へ駆動させる。
了すると、ステップS9でCPU41は、自動フォーカ
ス(AF)サブルーチンを実行する。このAFサブルー
チンは、ラインセンサ駆動回路37を駆動制御して、前
記ラインセンス30で生成された2像の間隔を求め、こ
の2像間の間隔値から前記撮影レンズ21,23を合焦
位置に駆動するための駆動量データを演算する。その演
算された前記駆動量データを基に、前記ズーム・ピント
駆動回路34を駆動制御して、前記撮影レンズの正レン
ズ21と負レンズ23を合焦位置へ駆動させる。
【0073】前記ステップS9のAFサブルーチンが終
了すると、ステップS10でCPU41は、露出演算サ
ブルーチンを実行する。この露出演算サブルーチンは、
前記ステッブS8で演算した被写体輝度値と、前記撮影
モード設定ダイヤル5で選択設定されている撮影モード
に応じたプログラム線図や各種設定と、図示しないフィ
ルム感度検出回路によって検出されたフィルム感度に基
づいて、公知の技術によって適正露光の得られる絞り2
2の絞り値およびシャッタ26のシャッタ開閉秒時を演
算処理するものである。また、日中シンクロモードが設
定されていれば、日中シンクロ時のストロボ発光量も演
算される。
了すると、ステップS10でCPU41は、露出演算サ
ブルーチンを実行する。この露出演算サブルーチンは、
前記ステッブS8で演算した被写体輝度値と、前記撮影
モード設定ダイヤル5で選択設定されている撮影モード
に応じたプログラム線図や各種設定と、図示しないフィ
ルム感度検出回路によって検出されたフィルム感度に基
づいて、公知の技術によって適正露光の得られる絞り2
2の絞り値およびシャッタ26のシャッタ開閉秒時を演
算処理するものである。また、日中シンクロモードが設
定されていれば、日中シンクロ時のストロボ発光量も演
算される。
【0074】ここで、カメラの撮影モードが日中シンク
ロモードに設定されている場合について、この露出演算
サブルーチンにおいて、どのような処理が行われるかを
順番に説明する。(1)前記ズーム・ピント駆動回路3
4から被写体距離情報を読み込む。この時点では、すで
に前記ステップ9のAFサブルーチンにて主被写体への
合焦動作は終了しているので、現在のレンズ位置がその
まま主彼写体の距離に対応している。(2)前述した絞
り22の絞り値情報と前記(1)の距離情報とに基づい
て、フラッシュマチック演算を行う。尚、フラッシュマ
チック演算とは、撮影時の絞り値と被写体距離から被写
体が適正露光となるストロボ発光量を演算する方法であ
る。及び(3)前記ステップS16の日中シンクロ確認
サブルーチンにおける確認設定に基づき、フラッシュマ
チック演算で求めたストロボ発光量を補正して、日中シ
ンクロ撮影時のストロボ発光量を決定する。
ロモードに設定されている場合について、この露出演算
サブルーチンにおいて、どのような処理が行われるかを
順番に説明する。(1)前記ズーム・ピント駆動回路3
4から被写体距離情報を読み込む。この時点では、すで
に前記ステップ9のAFサブルーチンにて主被写体への
合焦動作は終了しているので、現在のレンズ位置がその
まま主彼写体の距離に対応している。(2)前述した絞
り22の絞り値情報と前記(1)の距離情報とに基づい
て、フラッシュマチック演算を行う。尚、フラッシュマ
チック演算とは、撮影時の絞り値と被写体距離から被写
体が適正露光となるストロボ発光量を演算する方法であ
る。及び(3)前記ステップS16の日中シンクロ確認
サブルーチンにおける確認設定に基づき、フラッシュマ
チック演算で求めたストロボ発光量を補正して、日中シ
ンクロ撮影時のストロボ発光量を決定する。
【0075】このようにして、前記ステップS10の露
出演算サブルーチンが終了すると、ステップS11でC
PU41は、露光シーケンスのサブルーチンを実行す
る。この露光シーケンスのサブルーチンは、第2レリー
ズスイッチがオンした際に、公知の技術により絞り駆動
回路35を駆動制御して絞り機構22を前記ステップS
10で論出演算された絞り値に設定し、かつ、シャッタ
駆動回路38を駆動制御して、前記ステップS10で論
出演算されたシャッタ26の秒時でシャッタ駆動させ
て、銀塩フィルム27への被写体像の露光を実行する。
また、日中シンクロモードが設定されている場合には、
シャッタ26の全開時に前述の発光量にてストロボ回路
46を介して、トリガ回路44を駆動制御して、発光管
19を発光させる。
出演算サブルーチンが終了すると、ステップS11でC
PU41は、露光シーケンスのサブルーチンを実行す
る。この露光シーケンスのサブルーチンは、第2レリー
ズスイッチがオンした際に、公知の技術により絞り駆動
回路35を駆動制御して絞り機構22を前記ステップS
10で論出演算された絞り値に設定し、かつ、シャッタ
駆動回路38を駆動制御して、前記ステップS10で論
出演算されたシャッタ26の秒時でシャッタ駆動させ
て、銀塩フィルム27への被写体像の露光を実行する。
また、日中シンクロモードが設定されている場合には、
シャッタ26の全開時に前述の発光量にてストロボ回路
46を介して、トリガ回路44を駆動制御して、発光管
19を発光させる。
【0076】さらに、露光動作が終了したら、フィルム
駆動回路39を制御して、銀塩フィルム27の一コマ巻
上げ動作を行う。この露光済の1コマ巻き上げの際に、
磁気ヘッド駆動回路40を駆動制御して、撮影情報を磁
気ヘッド28を介して、銀塩フィルム27の磁気記録部
に記録させる。
駆動回路39を制御して、銀塩フィルム27の一コマ巻
上げ動作を行う。この露光済の1コマ巻き上げの際に、
磁気ヘッド駆動回路40を駆動制御して、撮影情報を磁
気ヘッド28を介して、銀塩フィルム27の磁気記録部
に記録させる。
【0077】このステップS11の露光シーケンスのサ
ブルーチンが終了すると、前記ステップS5に戻り、ス
テップS5以降の動作が繰り返される。
ブルーチンが終了すると、前記ステップS5に戻り、ス
テップS5以降の動作が繰り返される。
【0078】次に、前記ステップS16の日中シンクロ
確認のサブルーチンについて、図6〜図8を用いて説明
する。図6は日中シンクロ撮影時の動作フローチャート
で、図7はCPU41と信号処理回路45、およびその
周辺回路の動作を概念的に表した動作ブロック図で、図
8は背景と主被写体との明るさバランスを説明する説明
図である。
確認のサブルーチンについて、図6〜図8を用いて説明
する。図6は日中シンクロ撮影時の動作フローチャート
で、図7はCPU41と信号処理回路45、およびその
周辺回路の動作を概念的に表した動作ブロック図で、図
8は背景と主被写体との明るさバランスを説明する説明
図である。
【0079】最初に図7を用いて前記信号処理回路45
の構成を説明する。前記信号処理回路45は、前記CP
U41と各種制御信号を授受するコントロール部100
と、このコントロール部100と通信ラインで接続され
た第1画像記憶部101、第2画像記憶部102、第3
画像生成部103、及び第4画像生成部104とから構
成されている。前記コントロール部100は、前記IC
チップ15のCMOSイメージャ、ストロボ発光用のト
リガ回路44,及び前記LCDモニタ8を制御する制御
信号を供給する通信ラインが接続されている。
の構成を説明する。前記信号処理回路45は、前記CP
U41と各種制御信号を授受するコントロール部100
と、このコントロール部100と通信ラインで接続され
た第1画像記憶部101、第2画像記憶部102、第3
画像生成部103、及び第4画像生成部104とから構
成されている。前記コントロール部100は、前記IC
チップ15のCMOSイメージャ、ストロボ発光用のト
リガ回路44,及び前記LCDモニタ8を制御する制御
信号を供給する通信ラインが接続されている。
【0080】前記CMOSイメージャ15からの被写体
画像信号は、バスを介して、前記第1画像記憶部101
と第2画像記憶部102に供給されるようになってい
る。
画像信号は、バスを介して、前記第1画像記憶部101
と第2画像記憶部102に供給されるようになってい
る。
【0081】前記第1画像記憶部101の出力は、バス
を介して、第3画像生成部103と第4画像生成部10
4に入力され、前記第2画像記憶部102の出力は、バ
スを介して、前記第3画像生成部103に入力され、前
記第3画像生成部103の出力は、バスを介して、前記
第4画像生成部104に入力され、さらに、前記第4画
像生成部104の出力は、バスを介して、前記LCDモ
ニタ8に入力されるようになっている。
を介して、第3画像生成部103と第4画像生成部10
4に入力され、前記第2画像記憶部102の出力は、バ
スを介して、前記第3画像生成部103に入力され、前
記第3画像生成部103の出力は、バスを介して、前記
第4画像生成部104に入力され、さらに、前記第4画
像生成部104の出力は、バスを介して、前記LCDモ
ニタ8に入力されるようになっている。
【0082】また、前記CPU41には、前記スイッチ
入力42に設けられているスイッチの一部である前記ス
トロボ効果確認釦9(図3参照)と前記レリーズ釦6
(図2参照)の操作によりスイッチオンする確認スイッ
チ105と第1レリーズスイッチ106が接続されてい
る。
入力42に設けられているスイッチの一部である前記ス
トロボ効果確認釦9(図3参照)と前記レリーズ釦6
(図2参照)の操作によりスイッチオンする確認スイッ
チ105と第1レリーズスイッチ106が接続されてい
る。
【0083】前記第1画像記憶部101と第2の画像記
憶部102は、前記コントロール部100からの制御の
基で、CMOSイメージャ15からの被写体画像信号を
記憶する。前記第3の画像生成部103は、前記コント
ロール部100の制御の基で、前記第1と第2画像記憶
部101,102に記憶されている被写体画像信号から
第3の被写体画像信号を生成し、前記第4画像生成部1
04は、前記第1画像記憶部101からの被写体画像信
号と、前記第3画像生成部103で生成された第3被写
体画像信号とを用いて、第4の被写体画像信号を生成す
る。
憶部102は、前記コントロール部100からの制御の
基で、CMOSイメージャ15からの被写体画像信号を
記憶する。前記第3の画像生成部103は、前記コント
ロール部100の制御の基で、前記第1と第2画像記憶
部101,102に記憶されている被写体画像信号から
第3の被写体画像信号を生成し、前記第4画像生成部1
04は、前記第1画像記憶部101からの被写体画像信
号と、前記第3画像生成部103で生成された第3被写
体画像信号とを用いて、第4の被写体画像信号を生成す
る。
【0084】このような構成の信号処理回路45をCP
U41の制御の基で前記日中シンクロ確認のサブルーチ
ンの動作について図6を用いて説明する。
U41の制御の基で前記日中シンクロ確認のサブルーチ
ンの動作について図6を用いて説明する。
【0085】前記ステップS16の日中シンクロ確認に
移行すると、ステップS31でCPU41は、DSカウ
ンタをクリアする(初期値として0を入れる)。このD
Sカウンタとは、日中シンクロ時のストロポ発光量の補
正値を格納するためのカウンタである。
移行すると、ステップS31でCPU41は、DSカウ
ンタをクリアする(初期値として0を入れる)。このD
Sカウンタとは、日中シンクロ時のストロポ発光量の補
正値を格納するためのカウンタである。
【0086】次に、ステップS32でCPU41は、ス
トロボ効果確認釦9が操作されて、それに連動する前記
確認スイッチ105(図7参照)がオンしているかを判
断する。前記確認スイッチ105がオフであると判定さ
れるとそのままリターンする。
トロボ効果確認釦9が操作されて、それに連動する前記
確認スイッチ105(図7参照)がオンしているかを判
断する。前記確認スイッチ105がオフであると判定さ
れるとそのままリターンする。
【0087】一方、前記ステッブS32にて確認スイッ
チ105がオンされていると判定されると、ステッブS
33でCPU41は、AFサブルーチンを実行する。この
AFサブルーチンは、前記ステップS9で説明したAF
サブルーチンと同じであるために、説明は省略する。な
お、このステップS33で、AFサブルーチンを実行す
る理由は、ズーム・ピント駆動回路34を駆動制御し
て、撮影レンズ21,23を被写体に合焦させ、この撮
影レンズ21,23の合焦位置を前記ズーム・ピント駆
動回路34に内蔵されている図示していないエンコーダ
装置を用いて検出して、主被写体までの距離を検出する
ためである。
チ105がオンされていると判定されると、ステッブS
33でCPU41は、AFサブルーチンを実行する。この
AFサブルーチンは、前記ステップS9で説明したAF
サブルーチンと同じであるために、説明は省略する。な
お、このステップS33で、AFサブルーチンを実行す
る理由は、ズーム・ピント駆動回路34を駆動制御し
て、撮影レンズ21,23を被写体に合焦させ、この撮
影レンズ21,23の合焦位置を前記ズーム・ピント駆
動回路34に内蔵されている図示していないエンコーダ
装置を用いて検出して、主被写体までの距離を検出する
ためである。
【0088】次に、ステップS34でCPU41は、ス
トロボ発光量の演算を行う。このストロボ発光量演算
は、前記ズーム・ピント駆動回路34から被写体距離情
報を読み込み、前記撮像レンズ21,23の中の固定絞
り22の開口値とから公知のフラッシュマチック演算に
よって、被写体が適正露光となるストロボ発光量を演算
するものである。
トロボ発光量の演算を行う。このストロボ発光量演算
は、前記ズーム・ピント駆動回路34から被写体距離情
報を読み込み、前記撮像レンズ21,23の中の固定絞
り22の開口値とから公知のフラッシュマチック演算に
よって、被写体が適正露光となるストロボ発光量を演算
するものである。
【0089】前記ステップS34のストロボ発光量演算
が終了すると、ステップS35でCPU41は、前記信
号処理回路45のコントロール部100(図7参照)に
ストロボ発光せずに被写体撮像を行う制御信号を出力す
る。このCPU41からのストロボ発光せずに被写体撮
像の指示によりコントロール部100は、CMOSイメ
ージャ15を駆動制御して被写体撮像動作を実行する。
このCMOSイメージャ45で光電変換された被写体画
像信号を所定のデジタル画像データに変換生成する。こ
のCMOSイメージャ15で生成されたデジタル画像デ
ータは、コントロール部100の制御の基で、前記第1
画像記憶部101に格納記憶させる(以下、第1の撮像
動作と称する)。
が終了すると、ステップS35でCPU41は、前記信
号処理回路45のコントロール部100(図7参照)に
ストロボ発光せずに被写体撮像を行う制御信号を出力す
る。このCPU41からのストロボ発光せずに被写体撮
像の指示によりコントロール部100は、CMOSイメ
ージャ15を駆動制御して被写体撮像動作を実行する。
このCMOSイメージャ45で光電変換された被写体画
像信号を所定のデジタル画像データに変換生成する。こ
のCMOSイメージャ15で生成されたデジタル画像デ
ータは、コントロール部100の制御の基で、前記第1
画像記憶部101に格納記憶させる(以下、第1の撮像
動作と称する)。
【0090】つまり、第1の撮像動作は、ストロボを発
光しないで被写体撮像を可能とする順光時の撮影で、主
被写体および背景がほぼ同じような明るさの自然な写真
撮影となる。しかしながら、被写体が逆光の撮影であれ
ば、図8(a)に示すように、背景に対して主被写体は
暗く潰れた状態となる。
光しないで被写体撮像を可能とする順光時の撮影で、主
被写体および背景がほぼ同じような明るさの自然な写真
撮影となる。しかしながら、被写体が逆光の撮影であれ
ば、図8(a)に示すように、背景に対して主被写体は
暗く潰れた状態となる。
【0091】前記ステップS35のストロボ発光を行わ
ないで被写体撮像する第1の撮像動作が終了すると、ス
テップS36でCPU41は、前記信号処理回路45の
コントロール部100にストロボ発光させて被写体撮像
を行う制御信号を出力する。このCPU41からのスト
ロボ発光させて被写体撮像の指示によりコントロール部
100は、前記CMOSイメージャ15を駆動制御して
被写体撮像動作を実行させると共に、前記トリガ回路4
4を駆動制御して、発光管19のストロボ発光制御を行
う。この発光管19からのストロボ光で照明された被写
体をCMOSイメージャ45で光電変換して生成した被
写体画像信号を所定のデジタル画像データに変換生成す
る。このCMOSイメージャ15で生成されたストロボ
発光デジタル画像データは、コントロール部100の制
御の基で、前記第2画像記憶部102に格納記憶させる
(以下、第2の撮像動作と称する)。
ないで被写体撮像する第1の撮像動作が終了すると、ス
テップS36でCPU41は、前記信号処理回路45の
コントロール部100にストロボ発光させて被写体撮像
を行う制御信号を出力する。このCPU41からのスト
ロボ発光させて被写体撮像の指示によりコントロール部
100は、前記CMOSイメージャ15を駆動制御して
被写体撮像動作を実行させると共に、前記トリガ回路4
4を駆動制御して、発光管19のストロボ発光制御を行
う。この発光管19からのストロボ光で照明された被写
体をCMOSイメージャ45で光電変換して生成した被
写体画像信号を所定のデジタル画像データに変換生成す
る。このCMOSイメージャ15で生成されたストロボ
発光デジタル画像データは、コントロール部100の制
御の基で、前記第2画像記憶部102に格納記憶させる
(以下、第2の撮像動作と称する)。
【0092】つまり、前記コントロール部100は、被
写体撮像と同時に前記ステップS34で演算したストロ
ボ発光量でストロボ発光させるように前記トリガ回路4
4を駆動制御する。したがって、被写体の順光や逆光に
係わらず、図8(b)に示すように、主彼写体および背
景がほぼ同じような明るさの写真撮影が可能となる。
写体撮像と同時に前記ステップS34で演算したストロ
ボ発光量でストロボ発光させるように前記トリガ回路4
4を駆動制御する。したがって、被写体の順光や逆光に
係わらず、図8(b)に示すように、主彼写体および背
景がほぼ同じような明るさの写真撮影が可能となる。
【0093】このステップS36までの処理により、被
写体に対してストロボを発光した場合の画像と、発光し
ない場合の画像とが、連続的に(ほとんど同時に)キャ
プチャされる。
写体に対してストロボを発光した場合の画像と、発光し
ない場合の画像とが、連続的に(ほとんど同時に)キャ
プチャされる。
【0094】次に、CPU41は、ステッブS37に
て、コントロール部100に対して、前記第1画像記憶
部101と第2画像記憶部102に記憶された2つの画
像を処理し、ストロボ光でのみ影響を受けた画像成分を
抽出する(分離する)よう、画像処理指示を行う。この
コントロール部100におけるストロボ光で影響を受け
た画像成分の抽出処理は、次にような処理を遂行する。
て、コントロール部100に対して、前記第1画像記憶
部101と第2画像記憶部102に記憶された2つの画
像を処理し、ストロボ光でのみ影響を受けた画像成分を
抽出する(分離する)よう、画像処理指示を行う。この
コントロール部100におけるストロボ光で影響を受け
た画像成分の抽出処理は、次にような処理を遂行する。
【0095】(1)前記第1の撮像動作と第2の撮像動
作で得た前記第1画像記憶部101と第2画像記憶部1
02に記憶されているそれぞれの画像について、第3画
像生成部103にて画素単位で輝度値を比較する。この
第3画像生成部103で画素単位に比較された輝度値が
所定値以上の差がある画素のみを残した第3画像を生成
する。
作で得た前記第1画像記憶部101と第2画像記憶部1
02に記憶されているそれぞれの画像について、第3画
像生成部103にて画素単位で輝度値を比較する。この
第3画像生成部103で画素単位に比較された輝度値が
所定値以上の差がある画素のみを残した第3画像を生成
する。
【0096】つまり、ストロボ光が照射されて撮像され
た被写体画像である第2画像のみが残り、背景等の自然
光(定常光)のみで撮像された被写体画像が削除された
図8(c)に示す被写体像が得られる。
た被写体画像である第2画像のみが残り、背景等の自然
光(定常光)のみで撮像された被写体画像が削除された
図8(c)に示す被写体像が得られる。
【0097】(2)第1の撮像動作で得た第1画像と、
前記第3の画像生成部103で生成した第3画像とを用
いて、前記第4画像生成部104にて、前記第1画像と
第3画像を重ねた図8(d)に示す第4画像を生成す
る。なお、この第4画像は、データ的に合成されている
わけではなく、いわゆるレイヤー構造の画像形式になっ
ている。したがって、第1画像と第3画像の明るさや色
バランスについては、個別に調整できる。
前記第3の画像生成部103で生成した第3画像とを用
いて、前記第4画像生成部104にて、前記第1画像と
第3画像を重ねた図8(d)に示す第4画像を生成す
る。なお、この第4画像は、データ的に合成されている
わけではなく、いわゆるレイヤー構造の画像形式になっ
ている。したがって、第1画像と第3画像の明るさや色
バランスについては、個別に調整できる。
【0098】前記ステップS37で、前記第1画像と前
記第2画像から第3画像を生成し、かつ、前記第1画像
と前記第3画像を重ね合わせて、第4画像の生成が終了
すると、ステップS38でCPU41は、前記コントロ
ール部100に対し、第4画像をLCDモニタ8に表示
するよう指示する。これを受けてコントロール部100
は、前記第4画像の表示動作を行う。
記第2画像から第3画像を生成し、かつ、前記第1画像
と前記第3画像を重ね合わせて、第4画像の生成が終了
すると、ステップS38でCPU41は、前記コントロ
ール部100に対し、第4画像をLCDモニタ8に表示
するよう指示する。これを受けてコントロール部100
は、前記第4画像の表示動作を行う。
【0099】このLCDモニタ8に表示された被写体画
像を撮影者が見ることで、主被写体と背景との明るさの
バランスが適切であるか否かを判断できる。そして、主
被写体に対するストロボ光量が不適切か判定可能とな
る。
像を撮影者が見ることで、主被写体と背景との明るさの
バランスが適切であるか否かを判断できる。そして、主
被写体に対するストロボ光量が不適切か判定可能とな
る。
【0100】撮影者は、前記LCDモニタ8に表示され
た第4画像から、主被写体に対するストロボ光量が不適
切であると判断すると、撮影者は、ストロボ効果確認釦
9を操作して、主被写体と背景との明るさバランスが適
切となるように設定することができる。この明るさバラ
ンスの適切化の処理動作について、ステップ39以降で
説明する。
た第4画像から、主被写体に対するストロボ光量が不適
切であると判断すると、撮影者は、ストロボ効果確認釦
9を操作して、主被写体と背景との明るさバランスが適
切となるように設定することができる。この明るさバラ
ンスの適切化の処理動作について、ステップ39以降で
説明する。
【0101】ステップS39でCPU41は、前記確認
スイッチ105が再度オンされたか判定し、確認スイッ
チ105がオンされたと判定されると、ステップS40
で、DSカウンタの値が3であるか否かをチェックす
る。初めてステップS39の処理を行う場合、DSカウ
ンタの値は前記ステッブS31でクリアされているので
0のはずであるから、そのままステップS41以降が実
行される。
スイッチ105が再度オンされたか判定し、確認スイッ
チ105がオンされたと判定されると、ステップS40
で、DSカウンタの値が3であるか否かをチェックす
る。初めてステップS39の処理を行う場合、DSカウ
ンタの値は前記ステッブS31でクリアされているので
0のはずであるから、そのままステップS41以降が実
行される。
【0102】このステップS41においては、DSカウ
ンタに1を加算する。つまり、初めてステップS40の
処理を行うのであれば、DSカウンタの値は1になる。
ンタに1を加算する。つまり、初めてステップS40の
処理を行うのであれば、DSカウンタの値は1になる。
【0103】次に、ステップS42にて、CPU41は
コントロール部100に対して背景の明るさに対して主
被写体の明るさを1ステップ分暗くするよう指示する。
この1ステップ分暗くするという処理は、現在の明るさ
に対して約70%の明るさ(EV値に換算すると0.5
EVの露出不足)の画像に変換する処理のことである。
このステップS42の処理が終了したら、再度ステップ
S39に戻る。
コントロール部100に対して背景の明るさに対して主
被写体の明るさを1ステップ分暗くするよう指示する。
この1ステップ分暗くするという処理は、現在の明るさ
に対して約70%の明るさ(EV値に換算すると0.5
EVの露出不足)の画像に変換する処理のことである。
このステップS42の処理が終了したら、再度ステップ
S39に戻る。
【0104】前記ステップS42の主被写体の明るさを
1ステップ暗くした現在の明るさに対して、70%に設
定されると、前記コントロール部100は、その主被写
体を1ステップ暗くした第4画像をLCDモニタ8に再
表示し、再度ステップS38以降が繰り替え返される。
1ステップ暗くした現在の明るさに対して、70%に設
定されると、前記コントロール部100は、その主被写
体を1ステップ暗くした第4画像をLCDモニタ8に再
表示し、再度ステップS38以降が繰り替え返される。
【0105】つまり、主被写体の明るさを1ステップ約
70%に低下させても依然として主被写体と背景との明
るさのバランスが不適な場合には、同様に確認スイッチ
105をオン操作して、主被写体と背景の明るさバラン
スを1ステップずつ変更する。これにより、主被写体の
現在の明るさに対して、1ステップずつ約70%、約5
0%、約35%と低下させていく。この主被写体の明る
さを1ステップ低下させるたびに、前記DSカウンタの
値も1、2、3と加算されていく。
70%に低下させても依然として主被写体と背景との明
るさのバランスが不適な場合には、同様に確認スイッチ
105をオン操作して、主被写体と背景の明るさバラン
スを1ステップずつ変更する。これにより、主被写体の
現在の明るさに対して、1ステップずつ約70%、約5
0%、約35%と低下させていく。この主被写体の明る
さを1ステップ低下させるたびに、前記DSカウンタの
値も1、2、3と加算されていく。
【0106】このようにして、確認スイッチ105の押
操作を繰り返せば、LCDモニタ8に表示された画像の
うち、主被写体の明るさのみが徐々に低下させることが
できる。しかし、背景に対しては、主被写体を4ステッ
ブ以上暗くすること(つまり、明るさを元画像の約25
%にすること)は現実的ではない。したがって、前記ス
テップS40で、DSカウンタの値がすでに3の場合に
は、それ以上の処理は行わず、ステップS43の処理に
進んでDSカウンタの値を再びクリアする。
操作を繰り返せば、LCDモニタ8に表示された画像の
うち、主被写体の明るさのみが徐々に低下させることが
できる。しかし、背景に対しては、主被写体を4ステッ
ブ以上暗くすること(つまり、明るさを元画像の約25
%にすること)は現実的ではない。したがって、前記ス
テップS40で、DSカウンタの値がすでに3の場合に
は、それ以上の処理は行わず、ステップS43の処理に
進んでDSカウンタの値を再びクリアする。
【0107】前記ステップS43でDSカウンタがクリ
アされると、ステップS44で、主被写体の明るさを元
の明るさに戻すように、CPU41からコントロール部
100に指示し、前記ステップS38に戻る。
アされると、ステップS44で、主被写体の明るさを元
の明るさに戻すように、CPU41からコントロール部
100に指示し、前記ステップS38に戻る。
【0108】したがって、LCDモニタ8に表示された
画像は、確認ボタン9の押操作の度に主被写体の明るさ
は100%、約70%、約50%、約35%、100%
の順に循環表示される。
画像は、確認ボタン9の押操作の度に主被写体の明るさ
は100%、約70%、約50%、約35%、100%
の順に循環表示される。
【0109】このLCDモニタ8に表示された被写体画
像から好みの明るさの被写体像である場合、前記ステッ
プS39で、確認スイッチ105がオンされてないとC
PU41が判定すると、ステップS45でCPU41
は、第1レリーズスイッチ106がオンされたか判定
し、第1レリーズスイッチ106がオフであると判定さ
れると、前記ステップS39に戻り、第1レリーズスイ
ッチ106がオンであると判定されると、ステップS4
6でCPU41は、前記コントロール部100に対し
て、前記LCDモニタ8の被写体画像表示をオフする指
示を与える。このLCDモニタ8に被写体画像表示のオ
フが指示されたコントロール部100は、LCDモニタ
8を駆動制御して、被写体画像の表示オフ制御してリタ
ーンする。
像から好みの明るさの被写体像である場合、前記ステッ
プS39で、確認スイッチ105がオンされてないとC
PU41が判定すると、ステップS45でCPU41
は、第1レリーズスイッチ106がオンされたか判定
し、第1レリーズスイッチ106がオフであると判定さ
れると、前記ステップS39に戻り、第1レリーズスイ
ッチ106がオンであると判定されると、ステップS4
6でCPU41は、前記コントロール部100に対し
て、前記LCDモニタ8の被写体画像表示をオフする指
示を与える。このLCDモニタ8に被写体画像表示のオ
フが指示されたコントロール部100は、LCDモニタ
8を駆動制御して、被写体画像の表示オフ制御してリタ
ーンする。
【0110】なお、前記日中シンクロ確認のサブルーチ
ンでの設定は、DSカウンタに記憶されているので、他
の動作時、具体的には露光シーケンスのサブルーチンで
日中シンクロ撮影動作を行う際に参照され、その値に基
づいてストロボ発光光量が調整される。つまり、DSカ
ウンタの値が0であれば補正は行わずに演算値のままと
し、1であればストロボ発光量を演算した発光量の約7
0%とし、2であれば約50%とし、3であれば約35
%にする。
ンでの設定は、DSカウンタに記憶されているので、他
の動作時、具体的には露光シーケンスのサブルーチンで
日中シンクロ撮影動作を行う際に参照され、その値に基
づいてストロボ発光光量が調整される。つまり、DSカ
ウンタの値が0であれば補正は行わずに演算値のままと
し、1であればストロボ発光量を演算した発光量の約7
0%とし、2であれば約50%とし、3であれば約35
%にする。
【0111】以上のように、本発明の確認機能付きカメ
ラは、日中シンクロ撮影モードが選択されている場合に
は、銀塩フィルムヘの露光動作が行われる前にストロボ
を使用しないで撮像した画像と、ストロボを使用して撮
像した画像とを取得し、両画像を合成してLCDモニタ
に表示することによって、擬似的な日中シンクロ撮影画
像をモニタ装置に表示している。そして、手動操作部材
の操作に応じて、主被写体の明るさを背景に対して段階
的にアンダーにするよう調整することで、日中シンクロ
撮影時の主被写体と背景との明るさのマッチング(つま
り、ストロボ光の寄与度合い)を銀塩フィルムヘの露光
動作に先立って確認できるようになっている。さらに、
上記調整操作に基づいて、実際にフィルムに被写体像を
露光する際のストロボ発光光量も調整可能となってい
る。
ラは、日中シンクロ撮影モードが選択されている場合に
は、銀塩フィルムヘの露光動作が行われる前にストロボ
を使用しないで撮像した画像と、ストロボを使用して撮
像した画像とを取得し、両画像を合成してLCDモニタ
に表示することによって、擬似的な日中シンクロ撮影画
像をモニタ装置に表示している。そして、手動操作部材
の操作に応じて、主被写体の明るさを背景に対して段階
的にアンダーにするよう調整することで、日中シンクロ
撮影時の主被写体と背景との明るさのマッチング(つま
り、ストロボ光の寄与度合い)を銀塩フィルムヘの露光
動作に先立って確認できるようになっている。さらに、
上記調整操作に基づいて、実際にフィルムに被写体像を
露光する際のストロボ発光光量も調整可能となってい
る。
【0112】これにより、銀塩フィルムに露光される主
被写体の明るさが背景に対して不自然に成らないように
でき、また、撮影者の意図に応じても設定できる。
被写体の明るさが背景に対して不自然に成らないように
でき、また、撮影者の意図に応じても設定できる。
【0113】また、本発明のカメラは、ストロボ発光が
1度ですむので、発光エネルギーの無駄な消費もなく、
また、主被写体にとっても何度もストロボ光を照射され
て眩しいという問題は生じない。
1度ですむので、発光エネルギーの無駄な消費もなく、
また、主被写体にとっても何度もストロボ光を照射され
て眩しいという問題は生じない。
【0114】なお、上述の主被写体の明るさを背景に対
して段階的にアンダーにするようにしているが、背景に
対して主彼写体の方を明るくなるように設定するように
しても良い。
して段階的にアンダーにするようにしているが、背景に
対して主彼写体の方を明るくなるように設定するように
しても良い。
【0115】さらに、上述の説明では、銀塩フィルムカ
メラを例に説明したが、デジタルカメラやビデオカメラ
にも応用可能である。
メラを例に説明したが、デジタルカメラやビデオカメラ
にも応用可能である。
【0116】[付記]以上詳述した本発明の実施形態に
よれば、以下のごとき構成を得ることができる。
よれば、以下のごとき構成を得ることができる。
【0117】(付記1) 被写体に向けてストロボ光を
照射するストロボ手段と、被写体像を撮像する撮像手段
と、上記ストロボ光を照射せずに上記撮像手段にて撮像
した画像を第1画像として記憶する第1画像記憶手段
と、上記ストロボ光を照射して上記撮像手段にて撮像し
た画像を第2画像として記憶する第2画像記憶手段と、
上記第1画像と上記第2画像とから主被写体像成分を抽
出し、第3画像を生成する第3画像生成手段と、上記第
1画像に上記第3画像を重ねて第4画像を生成する第4
画像生成手段と、上記第4画像を表示する表示手段と、
上記表示手段に上記第4画像が表示されている状態で、
上記第4画像内の上記第3画像部分の明るさを調整する
調整手段と、上記調整手段による調整量に応じて、銀塩
フィルムの露光動作におけるストロボ発光量を決定する
決定手段と、を具備することを特徴とする確認機能付き
カメラ。
照射するストロボ手段と、被写体像を撮像する撮像手段
と、上記ストロボ光を照射せずに上記撮像手段にて撮像
した画像を第1画像として記憶する第1画像記憶手段
と、上記ストロボ光を照射して上記撮像手段にて撮像し
た画像を第2画像として記憶する第2画像記憶手段と、
上記第1画像と上記第2画像とから主被写体像成分を抽
出し、第3画像を生成する第3画像生成手段と、上記第
1画像に上記第3画像を重ねて第4画像を生成する第4
画像生成手段と、上記第4画像を表示する表示手段と、
上記表示手段に上記第4画像が表示されている状態で、
上記第4画像内の上記第3画像部分の明るさを調整する
調整手段と、上記調整手段による調整量に応じて、銀塩
フィルムの露光動作におけるストロボ発光量を決定する
決定手段と、を具備することを特徴とする確認機能付き
カメラ。
【0118】(付記2) 被写体に向けてストロボ光を
照射するストロボ手段と、被写体像を撮像する撮像手段
と、上記撮像手段に対し、上記ストロボ光を照射しない
で行う第1の撮像動作と、上記ストロボ光を照射して行
う第2の撮像動作とを連続的に実行させる撮像制御手段
と、上記第1の撮像動作と第2の撮像動作で得られた画
像から、主被写体画像と背景画像を分離する画像処理手
段と、上記主被写体画像の明るさを調整する調整手段
と、上記調整手段により明るさが調整された主被写体画
像と上記背景画像を合成して表示する表示手段と、を具
備しており、上記調整手段による調整量に応じて、撮影
動作時のストロボ発光量を決定するようにしたことを特
徴とする確認機能付きカメラ。
照射するストロボ手段と、被写体像を撮像する撮像手段
と、上記撮像手段に対し、上記ストロボ光を照射しない
で行う第1の撮像動作と、上記ストロボ光を照射して行
う第2の撮像動作とを連続的に実行させる撮像制御手段
と、上記第1の撮像動作と第2の撮像動作で得られた画
像から、主被写体画像と背景画像を分離する画像処理手
段と、上記主被写体画像の明るさを調整する調整手段
と、上記調整手段により明るさが調整された主被写体画
像と上記背景画像を合成して表示する表示手段と、を具
備しており、上記調整手段による調整量に応じて、撮影
動作時のストロボ発光量を決定するようにしたことを特
徴とする確認機能付きカメラ。
【0119】(付記3)被写体に向けて所定量のストロ
ボ光を照射するストロボ手段と、上記ストロボ光を照射
しないで被写体像を撮像する第1の撮像動作と、上記ス
トロボ光を照射して撮像する第2の撮像動作とを連続し
て実行する撮像動作手段と、上記第1と第2の撮像動作
で得られた2つの画像から、主被写体画像と背景画像を
分離する画像処理手段と、上記主被写体画像と上記背景
画像の明るさのバランス状態を変更する調整手段と、上
記調整手段によって明るさのバランス状態が変更された
画像を表示する表示手段と、を具備することを特徴とす
る確認機能付きカメラ。
ボ光を照射するストロボ手段と、上記ストロボ光を照射
しないで被写体像を撮像する第1の撮像動作と、上記ス
トロボ光を照射して撮像する第2の撮像動作とを連続し
て実行する撮像動作手段と、上記第1と第2の撮像動作
で得られた2つの画像から、主被写体画像と背景画像を
分離する画像処理手段と、上記主被写体画像と上記背景
画像の明るさのバランス状態を変更する調整手段と、上
記調整手段によって明るさのバランス状態が変更された
画像を表示する表示手段と、を具備することを特徴とす
る確認機能付きカメラ。
【0120】(付記4) 上記第1画像と第2画像の撮
像動作は、上記銀塩フィルムの露光動作に先だって実行
されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に
記載の確認機能付きカメラ。
像動作は、上記銀塩フィルムの露光動作に先だって実行
されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に
記載の確認機能付きカメラ。
【0121】(付記5) 上記カメラは手動操作部材を
含み、該手動操作部材の手動操作に応じて、上記第1画
像と第2画像の撮像動作が連続的に行われることを特徴
とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の確認機能付
きカメラ。
含み、該手動操作部材の手動操作に応じて、上記第1画
像と第2画像の撮像動作が連続的に行われることを特徴
とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の確認機能付
きカメラ。
【0122】(付記6)上記カメラは手動操作部材を含
み、該手動操作部材の最初の手動操作に応じて上記第1
画像と第2画像の撮像動作が連続的に行われ、それ以後
の手動操作に応じて上記第3画像の明るさが調整される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の
確認機能付きカメラ。
み、該手動操作部材の最初の手動操作に応じて上記第1
画像と第2画像の撮像動作が連続的に行われ、それ以後
の手動操作に応じて上記第3画像の明るさが調整される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の
確認機能付きカメラ。
【0123】
【発明の効果】本発明の確認機能付きカメラは、日中シ
ンクロ撮影モードが選択された場合には、銀塩フィルム
ヘの露光動作が行われる前にストロボを使用しないで撮
像した画像と、ストロボを使用して撮像した画像とを取
得し、この両画像を合成してLCDモニタに表示するこ
とによって、擬似的な日中シンクロ撮影画像をモニタに
表示することが可能となった。
ンクロ撮影モードが選択された場合には、銀塩フィルム
ヘの露光動作が行われる前にストロボを使用しないで撮
像した画像と、ストロボを使用して撮像した画像とを取
得し、この両画像を合成してLCDモニタに表示するこ
とによって、擬似的な日中シンクロ撮影画像をモニタに
表示することが可能となった。
【0124】このモニタに表示された合成画像を手動操
作部材の操作に応じて、主被写体の明るさを、背景に対
して段階的に調整することで、日中シンクロ撮影時の主
被写体と背景との明るさのマッチング、つまり、ストロ
ボ光の寄与度合いを銀塩フィルムヘの露光動作に先立っ
て確認できるようになった。
作部材の操作に応じて、主被写体の明るさを、背景に対
して段階的に調整することで、日中シンクロ撮影時の主
被写体と背景との明るさのマッチング、つまり、ストロ
ボ光の寄与度合いを銀塩フィルムヘの露光動作に先立っ
て確認できるようになった。
【0125】これにより、上記調整操作に基づいて、実
際にフィルムに被写体像を露光する際のストロボ発光光
量も調整可能となり、銀塩フィルムに露光される主被写
体の明るさが背景に対して不自然に成らないように撮影
者の意図に応じた設定ができる効果を有している。
際にフィルムに被写体像を露光する際のストロボ発光光
量も調整可能となり、銀塩フィルムに露光される主被写
体の明るさが背景に対して不自然に成らないように撮影
者の意図に応じた設定ができる効果を有している。
【0126】また、本発明の確認機能付きカメラは、ス
トロボ発光が1度ですむので、発光エネルギーの無駄な
消費もなく、また、被写体に対して何度もストロボ光を
照射されて眩しさを与えることが回避できる効果を有し
ている。
トロボ発光が1度ですむので、発光エネルギーの無駄な
消費もなく、また、被写体に対して何度もストロボ光を
照射されて眩しさを与えることが回避できる効果を有し
ている。
【図1】本発明に係る確認機能付きカメラの一実施の形
態の電気回路を示すブロック図。
態の電気回路を示すブロック図。
【図2】本発明に係る確認機能付きカメラの正面上部に
設けられたポップアップユニットがポップアップされた
状態を示す斜視図。
設けられたポップアップユニットがポップアップされた
状態を示す斜視図。
【図3】本発明に係る確認機能付きカメラのポップアッ
プユニットが収納された状態の背面外観を示す斜視図。
プユニットが収納された状態の背面外観を示す斜視図。
【図4】本発明に係る確認機能付きカメラのポップアッ
プユニットの構成を示す断面図。
プユニットの構成を示す断面図。
【図5】本発明に係る確認機能付きカメラのメインシー
ケンスを説明するフローチャート。
ケンスを説明するフローチャート。
【図6】 本発明に係るカメラの日中シンクロ撮影時の
動作を説明するフローチャート。
動作を説明するフローチャート。
【図7】 本発明に係るカメラのCPUと信号処理回路
およびその周辺回路の動作を概念的に表したブロック
図。
およびその周辺回路の動作を概念的に表したブロック
図。
【図8】 本発明に係るカメラの撮影する背景と主被写
体との明るさバランスを説明する説明図。
体との明るさバランスを説明する説明図。
1…ポップアップユニット 2A…撮像ユニット 3A…ストロボ発光手段 4…パワー操作部材 5…撮影モード設定ダイアル 6…レリーズ釦 8…LCDモニタ 9…ストロボ効果確認釦 15…ICチップ(CMOSイメージャ) 41…制御回路(CPU) 44…トリガ回路 45…信号処理回路 46…ストロボ回路 100…コントロール部 101…第1画像記憶部 102…第2画像記憶部 103…第3画像生成部 104…第4画像生成部 105…確認スイッチ 106…第1レリーズスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 B Fターム(参考) 2H002 CD11 2H053 DA03 2H054 AA01 2H102 AB11 CA32 5C022 AA13 AB04 AB15 AB19 AC01 AC69
Claims (3)
- 【請求項1】 被写体に向けてストロボ光を照射するス
トロボ手段と、 被写体像を撮像する撮像手段と、 上記ストロボ光を照射せずに上記撮像手段にて撮像した
画像を第1画像として記憶する第1画像記憶手段と、 上記ストロボ光を照射して上記撮像手段にて撮像した画
像を第2画像として記憶する第2画像記憶手段と、 上記第1画像と上記第2画像とから主被写体像成分を抽
出し、第3画像を生成する第3画像生成手段と、 上記第1画像に上記第3画像を重ねて第4画像を生成す
る第4画像生成手段と、 上記第4画像を表示する表示手段と、 上記表示手段に上記第4画像が表示されている状態で、
上記第4画像内の上記第3画像部分の明るさを調整する
調整手段と、 上記調整手段による調整量に応じて、銀塩フィルムの露
光動作におけるストロボ発光量を決定する決定手段と、 を具備することを特徴とする確認機能付きカメラ。 - 【請求項2】 被写体に向けてストロボ光を照射するス
トロボ手段と、 被写体像を撮像する撮像手段と、 上記撮像手段に対し、上記ストロボ光を照射しないで行
う第1の撮像動作と、上記ストロボ光を照射して行う第
2の撮像動作とを連続的に実行させる撮像制御手段と、 上記第1の撮像動作と第2の撮像動作で得られた画像か
ら、主被写体画像と背景画像を分離する画像処理手段
と、 上記主被写体画像の明るさを調整する調整手段と、 上記調整手段により明るさが調整された主被写体画像と
上記背景画像を合成して表示する表示手段と、 を具備しており、上記調整手段による調整量に応じて、
撮影動作時のストロボ発光量を決定するようにしたこと
を特徴とする確認機能付きカメラ。 - 【請求項3】 被写体に向けて所定量のストロボ光を照
射するストロボ手段と、 上記ストロボ光を照射しないで被写体像を撮像する第1
の撮像動作と、上記ストロボ光を照射して撮像する第2
の撮像動作とを連続して実行する撮像動作手段と、 上記第1と第2の撮像動作で得られた2つの画像から、
主被写体画像と背景画像を分離する画像処理手段と、 上記主被写体画像と上記背景画像の明るさのバランス状
態を変更する調整手段と、 上記調整手段によって明るさのバランス状態が変更され
た画像を表示する表示手段と、を具備することを特徴と
する確認機能付きカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001151096A JP2002341416A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | 確認機能付きカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001151096A JP2002341416A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | 確認機能付きカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002341416A true JP2002341416A (ja) | 2002-11-27 |
Family
ID=18996006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001151096A Withdrawn JP2002341416A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | 確認機能付きカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002341416A (ja) |
-
2001
- 2001-05-21 JP JP2001151096A patent/JP2002341416A/ja not_active Withdrawn
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