JP2001147475A - 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ - Google Patents
銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラInfo
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- JP2001147475A JP2001147475A JP33162299A JP33162299A JP2001147475A JP 2001147475 A JP2001147475 A JP 2001147475A JP 33162299 A JP33162299 A JP 33162299A JP 33162299 A JP33162299 A JP 33162299A JP 2001147475 A JP2001147475 A JP 2001147475A
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Landscapes
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Cameras In General (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】銀塩撮影機能の他に電子撮像機能を内在させて
も、本体自体の大きさが極力小さくなるような銀塩撮影
及び電子撮像兼用カメラを提供する。 【解決手段】本発明は、銀塩フィルムに被写体像を露光
すると共に、被写体像を光電変換し記録する、銀塩撮影
及び電子撮像兼用カメラにおいて、ストロボ反射傘1
8,発光管19等からなるストロボ発光系と、撮像用レ
ンズ2,11,13,14及びICチップ15とからな
る撮像ユニットとを有し、上記撮像ユニットは上記スト
ロボ発光系の上部又は下部に配置されることを特徴とす
る。
も、本体自体の大きさが極力小さくなるような銀塩撮影
及び電子撮像兼用カメラを提供する。 【解決手段】本発明は、銀塩フィルムに被写体像を露光
すると共に、被写体像を光電変換し記録する、銀塩撮影
及び電子撮像兼用カメラにおいて、ストロボ反射傘1
8,発光管19等からなるストロボ発光系と、撮像用レ
ンズ2,11,13,14及びICチップ15とからな
る撮像ユニットとを有し、上記撮像ユニットは上記スト
ロボ発光系の上部又は下部に配置されることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を電気信
号に変換するための電子撮像素子を有する電子撮像装置
や、電子撮像装置と被写体像を銀塩フィルムに写し込む
銀塩撮影装置の両方の機能を有する、銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラに関する。
号に変換するための電子撮像素子を有する電子撮像装置
や、電子撮像装置と被写体像を銀塩フィルムに写し込む
銀塩撮影装置の両方の機能を有する、銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子撮像機能と銀塩撮影機能
の両方の機能を有する銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ
に関する種々の技術が開示されている。
の両方の機能を有する銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ
に関する種々の技術が開示されている。
【0003】その一例として、特開平10−10805
4号公報では、被写体像を電気信号に変換する為の電子
撮像装置と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮
影装置との両方を具備し、銀塩撮影に同期して電子撮像
を行い、撮像した電子画像をモニタ画面上に表示するよ
うにした銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラに関する技術
が開示されている。そして、特に、同技術では、撮像素
子がポップアップするストロボ発光ユニットに内蔵され
ており、当該撮像素子と発光管との配置関係が左右方向
になっている。
4号公報では、被写体像を電気信号に変換する為の電子
撮像装置と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮
影装置との両方を具備し、銀塩撮影に同期して電子撮像
を行い、撮像した電子画像をモニタ画面上に表示するよ
うにした銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラに関する技術
が開示されている。そして、特に、同技術では、撮像素
子がポップアップするストロボ発光ユニットに内蔵され
ており、当該撮像素子と発光管との配置関係が左右方向
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術のように、発光管と撮像素子を左右方向に配置す
ると、ポップアップユニットの横幅が広くなり、ポップ
アップユニットをカメラ本体に収納する都合上、ポップ
アップユニット収納不の横幅が増えてカメラ自体が大き
なものとなってしまう。
行技術のように、発光管と撮像素子を左右方向に配置す
ると、ポップアップユニットの横幅が広くなり、ポップ
アップユニットをカメラ本体に収納する都合上、ポップ
アップユニット収納不の横幅が増えてカメラ自体が大き
なものとなってしまう。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、銀塩撮影機能の他に電子
撮像機能を内在させても、本体自体の大きさが極力小さ
くなるような銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラを提供す
ることができる。
で、その目的とするところは、銀塩撮影機能の他に電子
撮像機能を内在させても、本体自体の大きさが極力小さ
くなるような銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラを提供す
ることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様では、銀塩フィルムに被写体像
を露光すると共に、被写体像を光電変換し記録する、銀
塩撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、ストロボ発光
手段と、電子撮像素子を含む撮像ユニットと、を有し、
上記撮像ユニットは上記ストロボ発光手段の上部及び下
部のいずれかに配置されることを特徴とする銀塩撮影及
び電子撮像兼用カメラが提供される。
に、本発明の第1の態様では、銀塩フィルムに被写体像
を露光すると共に、被写体像を光電変換し記録する、銀
塩撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、ストロボ発光
手段と、電子撮像素子を含む撮像ユニットと、を有し、
上記撮像ユニットは上記ストロボ発光手段の上部及び下
部のいずれかに配置されることを特徴とする銀塩撮影及
び電子撮像兼用カメラが提供される。
【0007】第2の態様では、上記第1の態様におい
て、上記撮像ユニットは、撮像素子、及び撮像素子に被
写体像を形成するための撮像光学系が少なくとも含まれ
ることを特徴とする銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラが
提供される。
て、上記撮像ユニットは、撮像素子、及び撮像素子に被
写体像を形成するための撮像光学系が少なくとも含まれ
ることを特徴とする銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラが
提供される。
【0008】第3の態様では、上記第1の態様におい
て、上記ストロボ発光手段は、ポップアップすることを
特徴とする銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラが提供され
る。
て、上記ストロボ発光手段は、ポップアップすることを
特徴とする銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラが提供され
る。
【0009】第4の態様では、上記第1の態様におい
て、上記ストロボ発光手段には、発光管及び反射傘が少
なくとも含まれることを特徴とする銀塩撮影及び電子撮
像兼用カメラが提供される。
て、上記ストロボ発光手段には、発光管及び反射傘が少
なくとも含まれることを特徴とする銀塩撮影及び電子撮
像兼用カメラが提供される。
【0010】上記第1乃至第4の態様によれば以下の作
用が奏される。
用が奏される。
【0011】即ち、本発明の第1の態様では、撮像ユニ
ットが上記ストロボ発光手段の上部及び下部のいずれか
に配置される。第2の態様では、上記撮像ユニットに、
撮像素子、及び撮像素子に被写体像を形成するための撮
像光学系が少なくとも含まれる。第3の態様では、上記
ストロボ発光手段は、ポップアップ自在となる。第4の
態様では、上記ストロボ発光手段には、発光管及び反射
傘が少なくとも含まれている。
ットが上記ストロボ発光手段の上部及び下部のいずれか
に配置される。第2の態様では、上記撮像ユニットに、
撮像素子、及び撮像素子に被写体像を形成するための撮
像光学系が少なくとも含まれる。第3の態様では、上記
ストロボ発光手段は、ポップアップ自在となる。第4の
態様では、上記ストロボ発光手段には、発光管及び反射
傘が少なくとも含まれている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【0013】先ず、図1には本発明の一実施の形態に係
る銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラの正面上部の斜視図
を示して説明する。
る銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラの正面上部の斜視図
を示して説明する。
【0014】この図1に示されるように、ポップアップ
ユニット1の所定位置には、不図示の電子撮像素子に被
写体像を形成する為の撮像光学系2の一部が配設されて
いる。さらに、当該撮像光学系2に近接した位置には、
ストロボ光を透過させるパネル3が配設されている。こ
れら撮像光学系2とパネル3は、上記ポップアップユニ
ット1のポップアップ動作に連動するように、一体化さ
れている。
ユニット1の所定位置には、不図示の電子撮像素子に被
写体像を形成する為の撮像光学系2の一部が配設されて
いる。さらに、当該撮像光学系2に近接した位置には、
ストロボ光を透過させるパネル3が配設されている。こ
れら撮像光学系2とパネル3は、上記ポップアップユニ
ット1のポップアップ動作に連動するように、一体化さ
れている。
【0015】さらに、カメラの所定位置には、パワース
イッチ4が配設されている。このパワースイッチ4のオ
ン動作に連動して、上記ポップアップユニット1が図示
の如く機械的にポップアップされるような構成となって
いる。この他、カメラには、撮影モードを選択する操作
部材5と、不図示の銀塩撮影装置又は電子撮像装置の動
作開始を指示するレリーズスイッチ6が配設されてい
る。
イッチ4が配設されている。このパワースイッチ4のオ
ン動作に連動して、上記ポップアップユニット1が図示
の如く機械的にポップアップされるような構成となって
いる。この他、カメラには、撮影モードを選択する操作
部材5と、不図示の銀塩撮影装置又は電子撮像装置の動
作開始を指示するレリーズスイッチ6が配設されてい
る。
【0016】次に図2は実施の形態に係る銀塩撮影及び
電子撮像兼用カメラの背面図の斜視図である。ここで
は、ポップアップユニット1は収納されている。
電子撮像兼用カメラの背面図の斜視図である。ここで
は、ポップアップユニット1は収納されている。
【0017】図2に示されるように、カメラの背面に
は、不図示の撮影レンズを透過した被写体光に基づいて
被写体像を観察するための光学式のファインダの接眼窓
7が配設されている。さらに、当該接眼窓7の下方に
は、不図示の電子撮像素子から取り込まれた電子画像を
表示するためのモニタ部8が配設されている。
は、不図示の撮影レンズを透過した被写体光に基づいて
被写体像を観察するための光学式のファインダの接眼窓
7が配設されている。さらに、当該接眼窓7の下方に
は、不図示の電子撮像素子から取り込まれた電子画像を
表示するためのモニタ部8が配設されている。
【0018】また、当該モニタ部8の右側には、カメラ
に装填されたフィルムの種類を確認可能とする確認窓9
が配設されている。さらに、カメラの背面の右上部に
は、不図示のズームレンズの焦点距離を手動で変更する
ためのズームアップ・ダウン操作ボタン10が配設され
ている。
に装填されたフィルムの種類を確認可能とする確認窓9
が配設されている。さらに、カメラの背面の右上部に
は、不図示のズームレンズの焦点距離を手動で変更する
ためのズームアップ・ダウン操作ボタン10が配設され
ている。
【0019】次に図3は上記ポップアップユニット1の
縦方向の断面図である。
縦方向の断面図である。
【0020】図3に示されるように、負レンズ2,14
と正レンズ11,13とからなる撮像用レンズは、鏡枠
16によりその光軸が一致するように保持されている。
さらに、この正レンズ11,13の間には、絞り機構1
2が構成されている。
と正レンズ11,13とからなる撮像用レンズは、鏡枠
16によりその光軸が一致するように保持されている。
さらに、この正レンズ11,13の間には、絞り機構1
2が構成されている。
【0021】さらに、上記鏡枠16内の、撮像用レンズ
(2,11,13,14)の後方には、ICチップ15
が配設されている。このICチップ15は、電子撮像素
子であるCMOSイメージャを含むCMOSプロセスで
形成されている。そして、上記ICチップ15は、フレ
キシブル基板17に配設されている。
(2,11,13,14)の後方には、ICチップ15
が配設されている。このICチップ15は、電子撮像素
子であるCMOSイメージャを含むCMOSプロセスで
形成されている。そして、上記ICチップ15は、フレ
キシブル基板17に配設されている。
【0022】さらに、上記鏡枠16の上方には、ストロ
ボ反射傘18が配設されており、当該ストロボ反射傘1
8の内部には発光管19が配設されている。このストロ
ボ反射傘18は、上記発光管19から発せられた光を被
写体方向に照射する役割を担っている。上記発光管19
には、トリガトランス20が接続されており、これによ
り発光管19のキセノンガスが励起され、発光がなされ
る。
ボ反射傘18が配設されており、当該ストロボ反射傘1
8の内部には発光管19が配設されている。このストロ
ボ反射傘18は、上記発光管19から発せられた光を被
写体方向に照射する役割を担っている。上記発光管19
には、トリガトランス20が接続されており、これによ
り発光管19のキセノンガスが励起され、発光がなされ
る。
【0023】以上より、撮像素子及び撮像光学系をスト
ロボ反射傘18の下部に配置したので、ポップアップユ
ニット1の横幅が広くならず、ポップアップユニット1
をカメラ本体に収納した状態でもカメラ本体自体の横幅
が広くならない。
ロボ反射傘18の下部に配置したので、ポップアップユ
ニット1の横幅が広くならず、ポップアップユニット1
をカメラ本体に収納した状態でもカメラ本体自体の横幅
が広くならない。
【0024】つまり、ポップアップユニット1の上下方
向の寸法が増えても、撮影レンズ方向に収納されるた
め、カメラ正面から見て大きさを感じない。
向の寸法が増えても、撮影レンズ方向に収納されるた
め、カメラ正面から見て大きさを感じない。
【0025】尚、この実施の形態では、ポップアップ状
態において、ストロボ反射傘18の下部に撮像素子を含
む撮像光学系が配置されているが、ストロボ反射傘18
の上部に撮像素子を含む撮像光学系が配置されてもよい
ことは勿論である。
態において、ストロボ反射傘18の下部に撮像素子を含
む撮像光学系が配置されているが、ストロボ反射傘18
の上部に撮像素子を含む撮像光学系が配置されてもよい
ことは勿論である。
【0026】次に図4は本発明の一実施の形態に係る銀
塩撮影及び電子撮像兼用カメラの構成を更に詳細に示し
たブロック図である。
塩撮影及び電子撮像兼用カメラの構成を更に詳細に示し
たブロック図である。
【0027】先ず、銀塩撮影装置に関する部分について
説明する。
説明する。
【0028】被写体を結像させるための撮影レンズは、
正レンズ21と負レンズ23で構成されている。そし
て、この撮影レンズ(21,23)中に、絞り駆動回路
35により駆動制御される絞り機構22が配置されてい
る。
正レンズ21と負レンズ23で構成されている。そし
て、この撮影レンズ(21,23)中に、絞り駆動回路
35により駆動制御される絞り機構22が配置されてい
る。
【0029】さらに、上記撮影レンズ(21,23)の
光路上で、且つ負レンズ23の後方には、その略中央部
分がハーフミラー状となっている可動ミラー24が設け
られている。そして、この可動ミラー24の中央背面部
分には、サブミラー25が、下方に被写体光を反射する
ように所定の角度をもって配設されている。
光路上で、且つ負レンズ23の後方には、その略中央部
分がハーフミラー状となっている可動ミラー24が設け
られている。そして、この可動ミラー24の中央背面部
分には、サブミラー25が、下方に被写体光を反射する
ように所定の角度をもって配設されている。
【0030】上記サブミラー25の反射光軸上であっ
て、図面垂直方向には、2つの光学系からなる、2像分
離のためのセパレータ光学系29が配置されている。
て、図面垂直方向には、2つの光学系からなる、2像分
離のためのセパレータ光学系29が配置されている。
【0031】このセパレータ光学系29による被写体像
の結像位置には、ラインセンサ駆動回路37により駆動
制御されるラインセンサ30が配置されている。上記サ
ブミラー25、セパレータ光学系29、ラインセンサ3
0等によって、公知の位相差法による焦点検出系が構成
されている。
の結像位置には、ラインセンサ駆動回路37により駆動
制御されるラインセンサ30が配置されている。上記サ
ブミラー25、セパレータ光学系29、ラインセンサ3
0等によって、公知の位相差法による焦点検出系が構成
されている。
【0032】かかる構成の下、CPU41は、上記ライ
ンセンサ駆動回路37を介して得た信号に基づいて、2
像の間隔を求めて、合焦位置に駆動する為の撮影レンズ
(21,23)の駆動量データを演算する。この駆動量
データは、後段のズーム・ピント駆動回路34に送られ
る。そして、ズーム・ピント駆動回路34において、上
記撮影レンズ(21,23)の焦点位置が変更される。
ンセンサ駆動回路37を介して得た信号に基づいて、2
像の間隔を求めて、合焦位置に駆動する為の撮影レンズ
(21,23)の駆動量データを演算する。この駆動量
データは、後段のズーム・ピント駆動回路34に送られ
る。そして、ズーム・ピント駆動回路34において、上
記撮影レンズ(21,23)の焦点位置が変更される。
【0033】尚、このズーム・ピント駆動回路34に
は、不図示の電磁モータ、超音波モータ等の駆動源や、
これらの駆動源を制御する為のドライバ回路、レンズの
位置を検出する為のエンコーダ装置等が含まれているこ
とは勿論である。
は、不図示の電磁モータ、超音波モータ等の駆動源や、
これらの駆動源を制御する為のドライバ回路、レンズの
位置を検出する為のエンコーダ装置等が含まれているこ
とは勿論である。
【0034】一方、上記可動ミラー24の反射光路上に
は、焦点板31、ペンタプリズム32、及びファインダ
接眼光学系33が配置されている。
は、焦点板31、ペンタプリズム32、及びファインダ
接眼光学系33が配置されている。
【0035】本実施の形態では、カメラ操作者が、LC
Dモニタ8を見ながら撮影を行うよりも、光学ファイン
ダを覗きながら撮影を行った方が、カメラのホールディ
ング性能が向上し、手ぶれ等の発生を防ぎ易い事に鑑み
て、被写体モニタ用として後述のLCDモニタ8に加え
て上記光学ファインダ系を設けている。
Dモニタ8を見ながら撮影を行うよりも、光学ファイン
ダを覗きながら撮影を行った方が、カメラのホールディ
ング性能が向上し、手ぶれ等の発生を防ぎ易い事に鑑み
て、被写体モニタ用として後述のLCDモニタ8に加え
て上記光学ファインダ系を設けている。
【0036】上述の可動ミラー24は、ミラー駆動回路
36によって駆動され、シャッタ26は、シャッタ駆動
回路38によって駆動される。上記可動ミラー34がク
イックリターン方式で上昇し、上記シャッタ26が開放
状態となると、銀塩フィルム27上に被写体像が形成さ
れ、露光がなされる。
36によって駆動され、シャッタ26は、シャッタ駆動
回路38によって駆動される。上記可動ミラー34がク
イックリターン方式で上昇し、上記シャッタ26が開放
状態となると、銀塩フィルム27上に被写体像が形成さ
れ、露光がなされる。
【0037】尚、CPU41は、後述の信号処理回路4
5から出力される被写体輝度値、不図示のフィルム感度
検出回路によって検出されたフィルム感度、不図示のプ
ログラム線図に基づいて、適正露光の得られる絞り機構
22の絞り値、及びシャッタ速度を演算する。上記シャ
ッタ26は、このCPU41により演算されたシャッタ
速度で駆動制御されることになる。
5から出力される被写体輝度値、不図示のフィルム感度
検出回路によって検出されたフィルム感度、不図示のプ
ログラム線図に基づいて、適正露光の得られる絞り機構
22の絞り値、及びシャッタ速度を演算する。上記シャ
ッタ26は、このCPU41により演算されたシャッタ
速度で駆動制御されることになる。
【0038】ところで、銀塩フィルム27上には、磁気
記録層が形成されており、この磁気記録層と接するよう
に磁気ヘッド28が配置されている。この磁気ヘッド2
8は、種々の情報を上記磁気記録層に磁気記録し、磁気
ヘッド駆動回路40の出力により駆動される。また、カ
メラ本体内には、フィルム駆動回路39が設けられてお
り、1駒の撮影が終了すると上記フィルム27の巻き上
げ動作を行う。上記磁気ヘッド28による磁気記録は、
この巻き上げ動作中に実行される。
記録層が形成されており、この磁気記録層と接するよう
に磁気ヘッド28が配置されている。この磁気ヘッド2
8は、種々の情報を上記磁気記録層に磁気記録し、磁気
ヘッド駆動回路40の出力により駆動される。また、カ
メラ本体内には、フィルム駆動回路39が設けられてお
り、1駒の撮影が終了すると上記フィルム27の巻き上
げ動作を行う。上記磁気ヘッド28による磁気記録は、
この巻き上げ動作中に実行される。
【0039】以上の他、スイッチ入力部42は、レリー
ズスイッチ6の半押し操作に連動してオンする第1レリ
ーズスイッチと、レリーズスイッチ6の深押しに連動し
てオンする第2レリーズスイッチをはじめ、パワースイ
ッチ4、撮影モードを切り換えるモード切り換えスイッ
チ等の操作部材5、不図示のメカ機構動作の検出スイッ
チ等、各種スイッチ、部材からなる。また、EEPRO
M43は、工場においてカメラ個々のばらつきを抑えて
出荷するために、カメラ毎に調整値を格納するために用
いられる不揮発性メモリである。
ズスイッチ6の半押し操作に連動してオンする第1レリ
ーズスイッチと、レリーズスイッチ6の深押しに連動し
てオンする第2レリーズスイッチをはじめ、パワースイ
ッチ4、撮影モードを切り換えるモード切り換えスイッ
チ等の操作部材5、不図示のメカ機構動作の検出スイッ
チ等、各種スイッチ、部材からなる。また、EEPRO
M43は、工場においてカメラ個々のばらつきを抑えて
出荷するために、カメラ毎に調整値を格納するために用
いられる不揮発性メモリである。
【0040】次に、電子撮像装置に係る部分について説
明する。
明する。
【0041】被写体像をICチップ15のCMOSイメ
ージャ上に結像させるための撮像用レンズとして、正レ
ンズ11,13と負レンズ2,14が配設されており、
この撮像用レンズ(2,11,13,14)中に、固定
の絞り機構12が配置されている。これらは、前述の如
くポップアップユニット1に内蔵されている。
ージャ上に結像させるための撮像用レンズとして、正レ
ンズ11,13と負レンズ2,14が配設されており、
この撮像用レンズ(2,11,13,14)中に、固定
の絞り機構12が配置されている。これらは、前述の如
くポップアップユニット1に内蔵されている。
【0042】上記撮像用レンズ(2,11,13,1
4)によりCMOSイメージャ上に結像された被写体像
は、アナログ映像信号に変換され、さらにICチップ1
5上に形成された制御回路(詳細は後述する)によっ
て、デジタル・イメージ・データに変換されて、信号処
理回路45へと出力される。
4)によりCMOSイメージャ上に結像された被写体像
は、アナログ映像信号に変換され、さらにICチップ1
5上に形成された制御回路(詳細は後述する)によっ
て、デジタル・イメージ・データに変換されて、信号処
理回路45へと出力される。
【0043】この信号処理回路45は、内部にRISC
プロセッサ、カラープロセッサ、JPEGコアを有して
おり、ICチップ15の制御回路から得られたデジタル
映像信号の圧縮・伸張処理、ホワイトバランス処理、エ
ッジ強調処理、文字情報との合成処理、LCDモニタ8
に出力される、輝度信号、色差信号を含むコンポジット
信号への変換処理等を行う。
プロセッサ、カラープロセッサ、JPEGコアを有して
おり、ICチップ15の制御回路から得られたデジタル
映像信号の圧縮・伸張処理、ホワイトバランス処理、エ
ッジ強調処理、文字情報との合成処理、LCDモニタ8
に出力される、輝度信号、色差信号を含むコンポジット
信号への変換処理等を行う。
【0044】EPROM47には、上記信号処理回路4
5に含まれるプロセッサで処理されるプログラムが格納
されている。SRAM48(スタティックRAM)、D
RAM(ダイナミックRAM)49は、画像処理前の画
像や、画像処理中の画像を一時的に記憶するメモリであ
る。さらに、フラッシュメモリ50は、最終的に確定さ
れた画像を記憶する為の不揮発性のメモリであり、カメ
ラの電源がオフされても記憶内容は保存されている。
5に含まれるプロセッサで処理されるプログラムが格納
されている。SRAM48(スタティックRAM)、D
RAM(ダイナミックRAM)49は、画像処理前の画
像や、画像処理中の画像を一時的に記憶するメモリであ
る。さらに、フラッシュメモリ50は、最終的に確定さ
れた画像を記憶する為の不揮発性のメモリであり、カメ
ラの電源がオフされても記憶内容は保存されている。
【0045】また、上位撮像用レンズ(2,11,1
3,14)の撮像画角は、撮影用レンズ(21,23)
の最も短焦点、即ち所謂ワイド端の撮像画角と略同一に
なっており、撮影用レンズ(21,23)の焦点距離が
ズーム・ピント駆動回路34によって変更された場合
は、上記信号処理回路45によって電子画像を拡大・縮
小(以下、電子ズームと称する)することで、LCDモ
ニタ8に表示される電子画像と銀塩フィルム27に記録
される潜像の画角を略一致させている。
3,14)の撮像画角は、撮影用レンズ(21,23)
の最も短焦点、即ち所謂ワイド端の撮像画角と略同一に
なっており、撮影用レンズ(21,23)の焦点距離が
ズーム・ピント駆動回路34によって変更された場合
は、上記信号処理回路45によって電子画像を拡大・縮
小(以下、電子ズームと称する)することで、LCDモ
ニタ8に表示される電子画像と銀塩フィルム27に記録
される潜像の画角を略一致させている。
【0046】次にストロボ発光装置について説明する。
【0047】ストロボ発光装置では、少なくともトリガ
トランス20を含むトリガ回路44から出力されるトリ
ガ信号によって発光管19内に封止されているキセノン
ガスが励起されて発光し、その光は、反射傘18で反射
され、さらにパネル3を通過して被写体に照射される。
上記トリガ回路44、発光管19、反射傘18、フレネ
ルレンズ3は、ポップアップユニット1に内蔵されてい
る。
トランス20を含むトリガ回路44から出力されるトリ
ガ信号によって発光管19内に封止されているキセノン
ガスが励起されて発光し、その光は、反射傘18で反射
され、さらにパネル3を通過して被写体に照射される。
上記トリガ回路44、発光管19、反射傘18、フレネ
ルレンズ3は、ポップアップユニット1に内蔵されてい
る。
【0048】尚、ストロボの発光画角は、撮影用レンズ
(21,23)の最も短焦点、即ち所謂ワイド端の撮像
画角と略同一になっている。
(21,23)の最も短焦点、即ち所謂ワイド端の撮像
画角と略同一になっている。
【0049】上記ストロボ制御回路46は、不図示のス
トロボ用メインコンデンサの充電処理及びトリガ回路4
4への発光指示を行うものである。
トロボ用メインコンデンサの充電処理及びトリガ回路4
4への発光指示を行うものである。
【0050】以上説明したストロボ回路46、ズームピ
ント駆動回路34、絞り駆動回路35、ミラー駆動回路
36、ラインセンサ駆動回路37、シャッタ駆動回路3
8、フィルム駆動回路39、磁気ヘッド駆動回路40、
EEPROM43、スイッチ入力部42、CPU41
は、データバス52を介してデータ通信自在に接続され
ている。各駆動回路の動作は、CPU41により統括制
御される。
ント駆動回路34、絞り駆動回路35、ミラー駆動回路
36、ラインセンサ駆動回路37、シャッタ駆動回路3
8、フィルム駆動回路39、磁気ヘッド駆動回路40、
EEPROM43、スイッチ入力部42、CPU41
は、データバス52を介してデータ通信自在に接続され
ている。各駆動回路の動作は、CPU41により統括制
御される。
【0051】さらに、信号処理回路45、EPROM4
7、SRAM48、DRAM49、フラッシュメモリ5
0は、データバス51を介して相互に通信自在に接続さ
れている。これらの回路の動作は、信号処理回路45に
より統括制御される。
7、SRAM48、DRAM49、フラッシュメモリ5
0は、データバス51を介して相互に通信自在に接続さ
れている。これらの回路の動作は、信号処理回路45に
より統括制御される。
【0052】CPU41と信号処理回路45は、通信ラ
イン53を介して相互に通信自在に接続されており、イ
メージ信号の取り込みタイミングや電子撮像と銀塩撮影
のタイミングを合わせる等といった動作を行う。
イン53を介して相互に通信自在に接続されており、イ
メージ信号の取り込みタイミングや電子撮像と銀塩撮影
のタイミングを合わせる等といった動作を行う。
【0053】次に、図5はICチップ15上に形成され
たCMOSイメージャ、制御回路、及びフレキシブル基
板17上に実装されるコンデンサ等の構成を示してい
る。
たCMOSイメージャ、制御回路、及びフレキシブル基
板17上に実装されるコンデンサ等の構成を示してい
る。
【0054】この図7に示されるように、ICチップ1
5には、CMOSイメージャ54、タイミング・ジェネ
レータ55、オート・ゲイン・コントロール(以下、A
GCと称する)回路56、デジタル/アナログ(以下、
D/Aと称する)変換回路57、アナログ/デジタル
(以下、A/Dと称する)変換回路58が含まれる。こ
のような構成において、CMOSイメージャ54では、
結像された被写体像が電気信号(画素信号)に変換され
る。この画素信号は、タイミング・ジェネレータ55に
て生成される読み出しタイミングに基づいて、CMOS
イメージャ54より読み出され、AGC回路56へと出
力される。そして、AGC回路56では、所定の増幅率
により各画素信号が増幅される。
5には、CMOSイメージャ54、タイミング・ジェネ
レータ55、オート・ゲイン・コントロール(以下、A
GCと称する)回路56、デジタル/アナログ(以下、
D/Aと称する)変換回路57、アナログ/デジタル
(以下、A/Dと称する)変換回路58が含まれる。こ
のような構成において、CMOSイメージャ54では、
結像された被写体像が電気信号(画素信号)に変換され
る。この画素信号は、タイミング・ジェネレータ55に
て生成される読み出しタイミングに基づいて、CMOS
イメージャ54より読み出され、AGC回路56へと出
力される。そして、AGC回路56では、所定の増幅率
により各画素信号が増幅される。
【0055】このとき、D/A変換回路57では、基準
電圧が発生され、AGC回路56に送られる。A/D変
換回路58では、上記AGC回路56から出力される信
号がデジタル・イメージ・データに変換される。
電圧が発生され、AGC回路56に送られる。A/D変
換回路58では、上記AGC回路56から出力される信
号がデジタル・イメージ・データに変換される。
【0056】以下、図6のフローチャートを参照して、
実施の形態に係る電子撮像及び銀塩撮影兼用カメラのメ
インシーケンスの流れを説明する。
実施の形態に係る電子撮像及び銀塩撮影兼用カメラのメ
インシーケンスの流れを説明する。
【0057】カメラに電源(電池)が装填されると、パ
ワーオンリセットによりCPU41が動作を開始し、本
メインシーケンスがコールされることになる。このと
き、信号処理回路45は、CPU41からの指示待ち状
態となる。
ワーオンリセットによりCPU41が動作を開始し、本
メインシーケンスがコールされることになる。このと
き、信号処理回路45は、CPU41からの指示待ち状
態となる。
【0058】さて、本メインルーチンに入ると、先ず、
CPU41は、カメラのパワースイッチ4がオンしてい
るかどうかを判断する(ステップS1)。ここで、パワ
ースイッチ4がオフしている場合にはステップS2以下
の処理が実行される。
CPU41は、カメラのパワースイッチ4がオンしてい
るかどうかを判断する(ステップS1)。ここで、パワ
ースイッチ4がオフしている場合にはステップS2以下
の処理が実行される。
【0059】即ち、先ずCPU41は、LCDモニタ8
に表示オフの指示を行う(ステップS2)。次いで、所
定のスタンバイ処理1を実行する(ステップS3)。
に表示オフの指示を行う(ステップS2)。次いで、所
定のスタンバイ処理1を実行する(ステップS3)。
【0060】この「スタンバイ処理1」は、所謂CPU
41の作動を停止する前に、停止後にCPU41が再び
作動を開始するための条件設定を行うものである。この
スタンバイ処理1では、パワースイッチ4のオンで作動
を再開するように設定され、CPU41の作動が停止さ
れる。本スタンバイが解除された場合は、サブルーチン
「メインシーケンス」の先頭から処理が再開される。
41の作動を停止する前に、停止後にCPU41が再び
作動を開始するための条件設定を行うものである。この
スタンバイ処理1では、パワースイッチ4のオンで作動
を再開するように設定され、CPU41の作動が停止さ
れる。本スタンバイが解除された場合は、サブルーチン
「メインシーケンス」の先頭から処理が再開される。
【0061】上記ステップS1にて、パワースイッチ4
がオンされている場合には、CPU41は、ズーム・ピ
ント駆動回路34を制御して、撮影レンズ(21,2
3)を不図示の沈胴位置からワイド位置に繰り出す(ス
テップS4)。そして、CPU41は、ストロボ回路4
6に含まれる、不図示のメインコンデンサに充電を行う
(ステップS5)。次いで、CPU41は、内蔵された
タイマ1のカウントを開始する(ステップS6)。この
タイマ1は、所定時間毎にカウントアップされるカウン
タである。そのカウンタ値が0クリア(リセット)され
た後、カウントが開始される。次いで、CPU41は、
レリーズスイッチ6が半押しされることで第1レリーズ
スイッチがオンしたかどうかを判断する(ステップS
7)。
がオンされている場合には、CPU41は、ズーム・ピ
ント駆動回路34を制御して、撮影レンズ(21,2
3)を不図示の沈胴位置からワイド位置に繰り出す(ス
テップS4)。そして、CPU41は、ストロボ回路4
6に含まれる、不図示のメインコンデンサに充電を行う
(ステップS5)。次いで、CPU41は、内蔵された
タイマ1のカウントを開始する(ステップS6)。この
タイマ1は、所定時間毎にカウントアップされるカウン
タである。そのカウンタ値が0クリア(リセット)され
た後、カウントが開始される。次いで、CPU41は、
レリーズスイッチ6が半押しされることで第1レリーズ
スイッチがオンしたかどうかを判断する(ステップS
7)。
【0062】上記ステップS7にて、第1レリーズスイ
ッチがオンしている場合は、CPU41は、ICチップ
15のCMOSイメージャ54からイメージ信号を取り
込むように、通信ライン53を介して指示し、当該イメ
ージ信号に基づいて撮像画面内の平均輝度を算出する。
測光値は平均輝度ではなく、各画素の電気信号を重み付
けして中央重点測光値にしてもよい(ステップS8)。
ッチがオンしている場合は、CPU41は、ICチップ
15のCMOSイメージャ54からイメージ信号を取り
込むように、通信ライン53を介して指示し、当該イメ
ージ信号に基づいて撮像画面内の平均輝度を算出する。
測光値は平均輝度ではなく、各画素の電気信号を重み付
けして中央重点測光値にしてもよい(ステップS8)。
【0063】続いて、CPU41は、ラインセンサ駆動
回路37を介して入力された信号に基づいて、2像の間
隔を求め、合焦位置に駆動するための撮影レンズ(2
1,23)の駆動量データを演算する。この駆動量は、
ズーム・ピント駆動回路34に転送され、当該ズーム・
ピント駆動回路34の駆動力により上記撮影レンズ(2
1,23)の焦点位置が変更される(ステップS9)。
回路37を介して入力された信号に基づいて、2像の間
隔を求め、合焦位置に駆動するための撮影レンズ(2
1,23)の駆動量データを演算する。この駆動量は、
ズーム・ピント駆動回路34に転送され、当該ズーム・
ピント駆動回路34の駆動力により上記撮影レンズ(2
1,23)の焦点位置が変更される(ステップS9)。
【0064】次いで、CPU41は、上記ステップS8
で得られた被写体輝度値と、不図示のプログラム線図等
と、不図示のフィルム感度検出回路によって検出された
フィルム感度に基づいて、公知の技術によって適正露光
の得られる絞り機構22の絞り値及びシャッタ速度を演
算する(ステップS10)。
で得られた被写体輝度値と、不図示のプログラム線図等
と、不図示のフィルム感度検出回路によって検出された
フィルム感度に基づいて、公知の技術によって適正露光
の得られる絞り機構22の絞り値及びシャッタ速度を演
算する(ステップS10)。
【0065】そして、CPU41は、詳細は後述するサ
ブルーチン「撮影シーケンス」をコールして、CMOS
イメージャ54による撮像及びフィルム27への露光を
行った後、上記ステップS5に戻る(ステップS1
1)。
ブルーチン「撮影シーケンス」をコールして、CMOS
イメージャ54による撮像及びフィルム27への露光を
行った後、上記ステップS5に戻る(ステップS1
1)。
【0066】一方、上記ステップS7にて、レリーズス
イッチ6の第1レリーズスイッチがオフしている場合に
は、CPU41は、ズームアップ・ダウンに係る操作部
材5がオンしているかどうかを判断する(ステップS1
2)。ここで、ズームアップ・ダウンの指示がなされて
いない場合には、ステップS14に移行し、指示されて
いる場合には、ズーム操作に応じて、撮影レンズ(2
1,23)の焦点距離を変更した後、ステップS14に
移行する(ステップS13)。
イッチ6の第1レリーズスイッチがオフしている場合に
は、CPU41は、ズームアップ・ダウンに係る操作部
材5がオンしているかどうかを判断する(ステップS1
2)。ここで、ズームアップ・ダウンの指示がなされて
いない場合には、ステップS14に移行し、指示されて
いる場合には、ズーム操作に応じて、撮影レンズ(2
1,23)の焦点距離を変更した後、ステップS14に
移行する(ステップS13)。
【0067】次いで、CPU41は、操作部材5の操作
により撮影モードが指示されているか否かを判断する
(ステップS14)。ここで、撮影モードが指示されて
いない場合には、ステップS16へ移行し、指示されて
いる場合には、CPU41は、当該撮影モードの操作指
示に応じて、所望とする撮影モードに変更した後に、ス
テップS16へ移行する(ステップS15)。
により撮影モードが指示されているか否かを判断する
(ステップS14)。ここで、撮影モードが指示されて
いない場合には、ステップS16へ移行し、指示されて
いる場合には、CPU41は、当該撮影モードの操作指
示に応じて、所望とする撮影モードに変更した後に、ス
テップS16へ移行する(ステップS15)。
【0068】続いて、CPU41は、カメラのパワース
イッチ4がオンしているかどうかを判断する(ステップ
S16)。ここで、パワースイッチ4がオフされている
場合は、上記ステップS2以降の処理に進み、オンされ
ている場合には、ステップS17に移行する。
イッチ4がオンしているかどうかを判断する(ステップ
S16)。ここで、パワースイッチ4がオフされている
場合は、上記ステップS2以降の処理に進み、オンされ
ている場合には、ステップS17に移行する。
【0069】ステップS17では、CPU41は、タイ
マ1のカウントを開始して所定時間が経過してタイマ1
がオーバーフローしたか否かを判断する。ここで、オー
バーフローしていない場合には上記ステップS7に戻
り、オーバーフローしている場合には、ステップS18
以降の処理を実行する。これは、所定時間経過してもパ
ワースイッチ4等の操作スイッチが操作されていない場
合は、省エネのためにCPU41をスタンバイ状態にす
るためである。
マ1のカウントを開始して所定時間が経過してタイマ1
がオーバーフローしたか否かを判断する。ここで、オー
バーフローしていない場合には上記ステップS7に戻
り、オーバーフローしている場合には、ステップS18
以降の処理を実行する。これは、所定時間経過してもパ
ワースイッチ4等の操作スイッチが操作されていない場
合は、省エネのためにCPU41をスタンバイ状態にす
るためである。
【0070】次いで、CPU41は、信号処理回路45
にLCDモニタ8を表示オフするように指示をなし(ス
テップS18)、所定のスタンバイ処理2を実行する
(ステップS19)。ここで、この「スタンバイ処理
2」は、上記ステップS3と同様に、CPU41の作動
を停止する前に、停止後にCPU41が再び作動を開始
するための条件設定を行うものであり、操作ボタンに連
動するスイッチの変化によって作動を開始するように設
定される。
にLCDモニタ8を表示オフするように指示をなし(ス
テップS18)、所定のスタンバイ処理2を実行する
(ステップS19)。ここで、この「スタンバイ処理
2」は、上記ステップS3と同様に、CPU41の作動
を停止する前に、停止後にCPU41が再び作動を開始
するための条件設定を行うものであり、操作ボタンに連
動するスイッチの変化によって作動を開始するように設
定される。
【0071】そして、CPU41の作動が停止され、こ
のスタンバイが解除された場合は、ステップS5から動
作を再開する。
のスタンバイが解除された場合は、ステップS5から動
作を再開する。
【0072】次に、図7のフローチャートを参照して、
上記図6のステップS11で実行されるサブルーチン
「撮影シーケンス」を詳細に説明する。
上記図6のステップS11で実行されるサブルーチン
「撮影シーケンス」を詳細に説明する。
【0073】先ず、CPU41は、信号処理回路45に
LCDモニタ8を表示オフするように指示をなし(ステ
ップS20)、レリーズスイッチ6の全押しに連動して
オンする第2レリーズスイッチの状態をチェックする。
LCDモニタ8を表示オフするように指示をなし(ステ
ップS20)、レリーズスイッチ6の全押しに連動して
オンする第2レリーズスイッチの状態をチェックする。
【0074】ここで、第2レリーズスイッチがオンされ
ていなければ、第1レリーズスイッチの状態を確認し
(ステップS22)、当該第1レリーズスイッチがオフ
されていればメインルーチンにリターンし、オンされて
いれば上記ステップS21に戻り、上記動作を繰り返す
ことになる。
ていなければ、第1レリーズスイッチの状態を確認し
(ステップS22)、当該第1レリーズスイッチがオフ
されていればメインルーチンにリターンし、オンされて
いれば上記ステップS21に戻り、上記動作を繰り返す
ことになる。
【0075】一方、当該第2レリーズスイッチがオンし
ていれば、絞り駆動回路35の出力によって、絞り22
が設定された絞り値に絞り込まれる。このときの絞り値
は、メインルーチンにおいて、予め被写体輝度、フィル
ム感度、プログラム線図等に基づいて公知の技術によっ
て決定される(ステップS23)。
ていれば、絞り駆動回路35の出力によって、絞り22
が設定された絞り値に絞り込まれる。このときの絞り値
は、メインルーチンにおいて、予め被写体輝度、フィル
ム感度、プログラム線図等に基づいて公知の技術によっ
て決定される(ステップS23)。
【0076】続いて、CPU41は、ミラー駆動回路3
6の出力により可動ミラー24を撮影光路外に退避し
(ステップS24)、信号処理回路45に撮像指示をな
し(ステップS25)、シャッタ駆動回路38の出力に
よりシャッタ26が駆動されて設定されたシャッタスピ
ード値になるように制御する(ステップS26)。この
シャッタスピード値は、絞り値と同様にメインルーチン
において予め決定されている。次いで、CPU41は、
撮像が終了し、信号処理回路45による一連の画像処理
が終了したか否かを判断する(ステップS27)。
6の出力により可動ミラー24を撮影光路外に退避し
(ステップS24)、信号処理回路45に撮像指示をな
し(ステップS25)、シャッタ駆動回路38の出力に
よりシャッタ26が駆動されて設定されたシャッタスピ
ード値になるように制御する(ステップS26)。この
シャッタスピード値は、絞り値と同様にメインルーチン
において予め決定されている。次いで、CPU41は、
撮像が終了し、信号処理回路45による一連の画像処理
が終了したか否かを判断する(ステップS27)。
【0077】一連の画像処理は、CMOSイメージャ5
4から得られたイメージ信号をデジタル・イメージ・デ
ータに変換し、そのデジタル・イメージ・データを圧
縮、拡大、縮小、文字合成処理することを意味する。
4から得られたイメージ信号をデジタル・イメージ・デ
ータに変換し、そのデジタル・イメージ・データを圧
縮、拡大、縮小、文字合成処理することを意味する。
【0078】これらの終了コマンドが、通信ライン53
を介して信号処理回路45から転送されてきたら、ステ
ップS28以降の処理が実行される。
を介して信号処理回路45から転送されてきたら、ステ
ップS28以降の処理が実行される。
【0079】すなわち、上記ステップS24のミラーア
ップで退避された可動ミラー24を撮影光路中の正規の
位置に復帰させ(ステップS28)、上記ステップS2
3の絞り込みで絞り込み状態となった絞り機構22を開
放状態に復帰させ(ステップS29)、フィルム駆動回
路39の出力によって、フィルム27を1駒分だけ巻き
上げる(ステップS30)。その際、磁気ヘッド28に
よって、フィルム27の磁気記録層に所定のデータが磁
気記録される。尚、この磁気記録自体は公知の技術であ
るので、ここでは詳細な説明は省略する。
ップで退避された可動ミラー24を撮影光路中の正規の
位置に復帰させ(ステップS28)、上記ステップS2
3の絞り込みで絞り込み状態となった絞り機構22を開
放状態に復帰させ(ステップS29)、フィルム駆動回
路39の出力によって、フィルム27を1駒分だけ巻き
上げる(ステップS30)。その際、磁気ヘッド28に
よって、フィルム27の磁気記録層に所定のデータが磁
気記録される。尚、この磁気記録自体は公知の技術であ
るので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0080】次いで、CPU41は、信号処理回路45
に表示動作を指示する(ステップS31)。これによ
り、LCDモニタ8に撮像された画像が表示される。そ
して、CPU41は、圧縮されたデジタルイメージデー
タがフラッシュメモリ50に記憶し(ステップS3
2)、メインルーチンにリターンする。以上説明したよ
うに、本発明は、被写体像を電気信号に変換するための
電子撮像素子を有する電子撮像装置(ICチップ15に
相当)と、被写体像を銀塩フィルム27に写し込む銀塩
撮影装置の両方の機能を有する銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラにおいて、撮像素子を含む撮像光学系(2,1
1,13,14,15)をストロボ反射傘18の上部又
は下部に配置したので、ポップアップユニット1の横幅
が広くならず、ポップアップユニット1をカメラ本体に
収納した状態でもカメラ本体自体の横幅が広くならな
い。つまり、ポップアップユニット1の上下方向の寸法
が増えても、撮影用レンズ(21,23)方向に収納さ
れるため、カメラ正面から見て大きく見えないといった
効果が奏される。
に表示動作を指示する(ステップS31)。これによ
り、LCDモニタ8に撮像された画像が表示される。そ
して、CPU41は、圧縮されたデジタルイメージデー
タがフラッシュメモリ50に記憶し(ステップS3
2)、メインルーチンにリターンする。以上説明したよ
うに、本発明は、被写体像を電気信号に変換するための
電子撮像素子を有する電子撮像装置(ICチップ15に
相当)と、被写体像を銀塩フィルム27に写し込む銀塩
撮影装置の両方の機能を有する銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラにおいて、撮像素子を含む撮像光学系(2,1
1,13,14,15)をストロボ反射傘18の上部又
は下部に配置したので、ポップアップユニット1の横幅
が広くならず、ポップアップユニット1をカメラ本体に
収納した状態でもカメラ本体自体の横幅が広くならな
い。つまり、ポップアップユニット1の上下方向の寸法
が増えても、撮影用レンズ(21,23)方向に収納さ
れるため、カメラ正面から見て大きく見えないといった
効果が奏される。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
銀塩撮影機能の他に電子撮像機能を内在させても、本体
自体の大きさが極力小さくなるような銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラを提供することができる。
銀塩撮影機能の他に電子撮像機能を内在させても、本体
自体の大きさが極力小さくなるような銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラを提供することができる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラの正面上部の斜視図である。
撮像兼用カメラの正面上部の斜視図である。
【図2】実施の形態に係る銀塩撮影及び電子撮像兼用カ
メラの背面図の斜視図である。
メラの背面図の斜視図である。
【図3】ポップアップユニット1の縦方向の断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の一実施の形態に係る銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラの構成を更に詳細に示したブロック図で
ある。
撮像兼用カメラの構成を更に詳細に示したブロック図で
ある。
【図5】ICチップ15上に形成されたCMOSイメー
ジャ、制御回路、及びフレキシブル基板17上に実装さ
れるコンデンサ等の構成を示す図である。
ジャ、制御回路、及びフレキシブル基板17上に実装さ
れるコンデンサ等の構成を示す図である。
【図6】実施の形態に係る電子撮像及び銀塩撮影兼用カ
メラのメインシーケンスの流れを説明するフローチャー
トである。
メラのメインシーケンスの流れを説明するフローチャー
トである。
【図7】図6のステップS11で実行されるサブルーチ
ン「撮影シーケンス」を詳細に説明するフローチャート
である。
ン「撮影シーケンス」を詳細に説明するフローチャート
である。
1 ポップアップユニット 2 撮像光学系 3 パネル 4 パワースイッチ 5 操作部材 6 レリーズスイッチ 7 接眼窓 8 モニタ 9 確認窓 10 ズームアップ・ダウン操作ボタン 11 撮像用レンズ 12 絞り 13 撮像用レンズ 14 撮像用レンズ 15 ICチップ 16 鏡枠 17 フレキシブル基板 18 ストロボ反射傘 19 発光管 20 トリガトランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 F 5/238 5/238 Z (72)発明者 伊藤 順一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H053 CA42 2H054 AA01 BB04 BB05 BB07 2H100 BB05 BB07 CC05 CC07 2H104 AA18 5C022 AA13 AB15 AC77 AC78
Claims (4)
- 【請求項1】 銀塩フィルムに被写体像を露光すると共
に、被写体像を光電変換し記録する、銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラにおいて、 ストロボ発光手段と、 電子撮像素子を含む撮像ユニットと、を有し、 上記撮像ユニットは上記ストロボ発光手段の上部及び下
部のいずれかに配置されることを特徴とする銀塩撮影及
び電子撮像兼用カメラ。 - 【請求項2】 上記撮像ユニットは、撮像素子、及び撮
像素子に被写体像を形成するための撮像光学系が少なく
とも含まれることを特徴とする請求項1に記載の銀塩撮
影及び電子撮像兼用カメラ。 - 【請求項3】 上記ストロボ発光手段は、ポップアップ
することを特徴とする請求項1に記載の銀塩撮影及び電
子撮像兼用カメラ。 - 【請求項4】 上記ストロボ発光手段には、発光管及び
反射傘が少なくとも含まれることを特徴とする請求項1
に記載の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33162299A JP2001147475A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33162299A JP2001147475A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001147475A true JP2001147475A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=18245723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33162299A Withdrawn JP2001147475A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001147475A (ja) |
-
1999
- 1999-11-22 JP JP33162299A patent/JP2001147475A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070206 |