JP2002277943A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002277943A
JP2002277943A JP2001079299A JP2001079299A JP2002277943A JP 2002277943 A JP2002277943 A JP 2002277943A JP 2001079299 A JP2001079299 A JP 2001079299A JP 2001079299 A JP2001079299 A JP 2001079299A JP 2002277943 A JP2002277943 A JP 2002277943A
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camera
flexible
silver halide
substrate
photographing
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JP2001079299A
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English (en)
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Noboru Hara
登 原
Rai Se
磊 施
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】銀塩フィルムに記録する銀塩撮影装置と、電子
撮像素子により電子画像を撮影する電子撮像装置を兼用
したカメラにおいて、電子撮像装置から発生するノイズ
を最小限にする構成のカメラを提供する。 【解決手段】本発明のカメラは、銀塩撮影装置を駆動制
御するための駆動制御回路を実装し、カメラ本体の正面
に配置されたMフレキ80と、電子撮像素子を実装し、
カメラ本体の上面に配置されたDCDCフレキ92と、
電子撮像装置を駆動制御する駆動制御回路を実装し、上
記カメラ本体の下面に配置されたDMフレキ81と、を
有し、上記DCDCフレキ92、DMフレキ81と外装
被覆部材の接地とを同一点としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等の撮像装
置に係り、特に銀塩撮影装置の機能と被写体像を電気信
号に変換するための電子撮像素子を有する電子撮像装置
の機能とを併せ持つシールド方法を適用したカメラに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、被写体像を電子画像信号に変換す
る手段と、この電子画像信号を記録媒体に記録する手段
と、この電子画像信号に係る映像を表示する手段を備え
た電子撮像装置と、被写体像を銀塩フィルムに露光する
銀塩撮影装置とを有し、この銀塩フィルムに対する露光
動作に連動して上記電子撮像装置による撮像動作を実行
するように構成された、銀塩撮像及び電子撮影兼用カメ
ラに関して、種々の技術が提案されている。かかるカメ
ラにおいては、電子撮像装置は大量の電子画像データを
扱う必要のため高周波動作が必要となる。従って、銀塩
撮影装置に比べてノイズの発生量が多く、他の機器に与
える影響も大きくなる。
【0003】一方、特開平4−83238号公報では、
カメラ本体のペンタプリズムの上方に配置されたフレキ
シブル基板上に集積回路ICが接続され、外装部材の上
蓋がABS等のプラスチック母材に鉄系の金属粉を混入
して成形され、導電性を持たせてシールド効果を出した
技術が開示されている。また、外装部材全体を金属で覆
い、シールドするようにした例も広く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラにおいては、
画像処理部の高速クロックによるノイズの影響を受けな
いように、銀塩カメラ処理部とデジタル処理部の接地の
取り方が非常に重要となってくる。
【0005】特に、上述したようにカメラ外装に金属を
使いシールド効果を持たせるような場合には、単に金属
部品で回りを覆うだけでなく、デジタル回路系の基板と
金属外装の接地方法を最適のものとする必要が生じる。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、銀塩フィルムに記録する
銀塩撮影装置と、電子撮像素子により電子画像を撮影す
る電子撮像装置を兼用したカメラにおいて、電子撮像装
置から発生するノイズを最小限にする構成のカメラを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、銀塩フィルムに被写体像を記録する銀塩
撮影装置と、電子撮像素子により被写体像を撮像する電
子撮像装置とを有するカメラにおいて、カメラの機構を
構成するカメラ本体と、上記銀塩撮影装置を駆動制御す
るための駆動制御回路を実装し、上記カメラ本体の正面
に配置された第1基板と、上記電子撮像素子を実装し、
上記カメラ本体の上面に配置された第2基板と、上記電
子撮像装置を駆動制御するための駆動制御回路を実装
し、上記カメラ本体の下面に配置された第3基板と、上
記第2基板と第3基板をそれぞれ被覆するためのカメラ
の外装被覆部材と、を有し、上記第2基板、第3基板と
外装被覆部材の接地とを同一点としたことを特徴とす
る。
【0008】即ち、本発明では、カメラ本体はカメラの
機構を構成し、第1基板は上記銀塩撮影装置を駆動制御
するための駆動制御回路を実装し、上記カメラ本体の正
面に配置され、第2基板は上記電子撮像素子を実装し、
上記カメラ本体の上面に配置され、第3基板は上記電子
撮像装置を駆動制御するための駆動制御回路を実装し、
上記カメラ本体の下面に配置され、カメラの外装被覆部
材は上記第2基板と第3基板をそれぞれ被覆し、特に、
上記第2基板、第3基板と外装被覆部材の接地とが同一
点とされている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、銀塩撮影
装置と電子撮像装置を兼用したカメラの実施の形態につ
いて説明する。
【0010】先ず、図1には実施の形態に係るカメラの
正面斜視図を示し、図2には該カメラの背面斜視図を示
し、該カメラの外観構成を説明する。
【0011】図1において、カメラの正面中央部には、
レンズ鏡筒2により保持された撮影レンズ1が配設され
ている。この撮影レンズ1は、被写体を結像させるため
のものである。そして、この撮影レンズ1の上方には、
左から順に、レンズ3、ファインダ対物系の対物レンズ
4、オートフォーカスモジュール5が配設されている。
レンズ3は、内蔵されたCMOSイメージャに被写体を
結像させるためのレンズであり、オートフォーカスモジ
ュール5は、撮影レンズ1のピント調節を行うときに被
写体までの距離を測定するためのものである。
【0012】さらに、カメラの正面の左部には撮影レン
ズ保護用のバリア14が配設されており、右方にはスト
ロボ発光窓に取り付けられたパネル6が配設されてい
る。この撮影レンズ保護用のバリア14の開閉に連動し
て不図示のパワースイッチがオン/オフ制御されるよう
に構成されている。
【0013】また、このバリア14が閉状態から開状態
とされると、沈胴状態にあったレンズ鏡筒2がワイド端
点となる撮影位置にセット・アップされる。
【0014】一方、カメラの上面には、レリーズボタン
7、マニュアルズームボタン8、LCDパネル9、モー
ドボタン10乃至12、撮影モードボタン13がそれぞ
れ配設されている。上記レリーズボタン7は2段構成に
なっており、その半押しで1stレリーズがオンし、全
押しで2ndレリーズがオンされるように構成されてい
る。上記マニュアルズームボタン8は、撮影レンズ1の
焦点距離を変更するためのものであり、過去に撮像され
た電子画像を閲覧するための画像スクロールボタンと兼
用されている。LCDパネル9は、フィルム撮影済み駒
数、各種モード、デート情報等の撮影情報を表示するた
めのものである。
【0015】モードボタン10は、セルフモード/リモ
コンモードを設定するためのものであり、押圧する毎に
モード解除→セルフモード→リモコンモード→モード解
除と順次切り換わるように構成されている。モードボタ
ン11は、ストロボモードを設定するためのものであ
り、押圧する毎に低輝度自動発光モード→赤目発光モー
ド→発光オフモード→強制発光モード→夜景モード→低
輝度自動発光モードと順次切り換わるように構成されて
いる。
【0016】モードボタン12は、DSP(ディスプレ
イ)モードに設定するためのものであり、押圧すると過
去に撮影された電子画像が後述のモニタ装置16に表示
されて閲覧可能となり、再度押圧するとDSPモードが
解除されるように構成されている。撮影モードボタン1
3は、押圧する毎にハイブリッド撮影モード→フィルム
モード→ハイブリッド撮影モードと切り換わるように構
成されている。このハイブリッド撮影モードは、電子撮
像と銀塩撮影を略等しいタイミングで行いモニタ装置1
6に撮像された電子画像を表示するモードである。フィ
ルムモードは、電子撮像に関わる回路をオフし銀塩撮影
のみを行うモードである。
【0017】以上の他、カメラの外装部材22は、ポリ
カーボネイトやABS等のプラスチックで形成されてい
る。さらに、カメラの上カバー23は、金属にて形成さ
れており、ビスによりカメラ本体に固定される。カメラ
の下カバー24は、同じく金属にて形成され、ビスによ
りカメラ本体に固定される。このビスを外すと下カバー
24を本体より取り外すことができ、後述するデジタル
部の基板が見えるようになる。ここから、銀塩計やデジ
タル部の調整ができる。
【0018】また、図2に示されるように、カメラの背
面部には、光学ファインダの接眼窓15、電子画像や構
図線を表示するためのモニタ装置16、フィルム確認窓
17、裏蓋18、パノラマ撮影モード切換え用レバー1
9、デート情報設定用ボタン20,21が配設されてお
り、一側面には、電池を交換するときに開閉される電池
蓋25が設けられている。
【0019】次に、図3を参照して、実施の形態に係る
カメラの制御系を中心とした構成を説明する。先ず、銀
塩撮影装置に係る部分について詳述する。
【0020】被写体像を結像させるための撮影レンズ
は、正レンズ30と負レンズ32とで構成されており、
この撮影レンズ中に、セクタ31が配置されている。
【0021】このセクタ31は、不図示のシャッタ駆動
機構36を介してプランジャ37によって駆動制御され
ている。セクタ31が開いた状態となると、銀塩フィル
ム33上に被写体像が形成され露光される。尚、測光セ
ンサ65から出力される被写体輝度値、不図示のフィル
ム感度検出回路によって検出されたフィルム感度、不図
示のプログラム線図に基づいて、シャッタ速度をメイン
CPU58が演算し、この演算されたシャッタ速度にな
るようにセクタ31は駆動制御される。
【0022】ズーム・給送駆動機構38は、不図示のメ
カ切換機構を有し、モータ39の駆動力の伝達先をズー
ム側とフィルム給送側に切り換えることができる。
【0023】更に、このズーム・給送駆動機構38に
は、フィルムの給送量を検出するエンコーダと、モータ
39の駆動量を検出するエンコーダと、撮影レンズ3
0,32の焦点距離を検出するエンコーダが含まれる。
これらのエンコーダから出力される信号は、IFIC6
4を介してメインCPU58に入力される。
【0024】露光されたフィルムは、フィルムの給送量
を検出するエンコーダの出力に従って、1駒分の巻き上
げ動作がなされる。また、フィルム給送中には、モータ
39の駆動量を検出するエンコーダの出力に応じて、デ
ート写し込み装置40によって、フィルムに日付情報が
写し込まれる。
【0025】オートフォーカスモジュール41は、2像
分離のためのセパレータ光学系41aと、被写体像の結
像位置に配置されたラインセンサ41bによって構成さ
れ、公知の位相差法により焦点検出が行われる。メイン
CPU58は、オートフォーカスモジュール41から出
力された信号に基づいて2像の間隔を求め、合焦位置に
駆動するための撮影レンズ30,32の駆動量データを
演算する。そして、好適な駆動量となるように、モータ
35が制御され、ピント駆動機構34を介して撮影レン
ズ30,32の焦点位置が変更される。
【0026】ピント駆動機構34には、レンズの位置を
検出するためのエンコーダが含まれており、このエンコ
ーダから出力される信号はIFIC64を介してメイン
CPU58に入力される。ドライバ回路67は、モータ
39,35及びプランジャ37を駆動し、メインCPU
58によりIFIC64を介して制御される。
【0027】このIFIC64は、主に測光センサ6
5、リモコン受光センサ66、ドライバ回路67、不図
示のエンコーダとメインCPU58とのインターフェー
ス機能を司っている。スイッチ入力部68は、レリーズ
ボタン7の半押し操作に連動してオンする1stレリー
ズスイッチとレリーズボタンの深押し操作に連動してオ
ンする2ndレリーズスイッチを有する。更に、スイッ
チ入力部68は、バリア14に連動するパワースイッ
チ、デート情報設定用ボタン20,21、撮影モード切
換ボタン10,11,13、DSPモード切換ボタン1
2、本発明に関わるパノラマ撮影モード切換レバー19
等の操作スイッチ、不図示のメカ機構の動作を検出する
スイッチ等を有する。EEPROM59は、工場におい
てカメラ個々のばらつきを抑えて出荷するために、カメ
ラ毎に調整値を予め格納するための不揮発性メモリであ
る。
【0028】次に、電子撮像装置に関わる部分について
説明する。
【0029】被写体像をICチップ上に形成されたCM
OSイメージャ48上に結像させるための撮像レンズ
は、正レンズ43,45と負レンズ42,46で構成さ
れ、この撮像レンズ中には、固定絞り44、NDフィル
タ47が配置されている。
【0030】CMOSイメージャ48上に結像された被
写体像は、アナログ映像信号に変換され、更にICチッ
プ上に形成された不図示の制御回路によって、デジタル
イメージデータに変換されて、画像処理LSI57に出
力される。
【0031】この画像処理LSI57には、内部にRI
SCプロセッサと種々のハードウエアマクロが内蔵され
ており、このRISCプロセッサがフラッシュメモリ6
2に書き込まれたプログラムに従って、前記ハードウエ
アマクロを制御する。
【0032】ハードウエアマクロには、外部メモリコン
トローラ(外部メモリとしてフラッシュメモリ62、S
DRAM63がある)、内部キャッシュメモリ、JPE
G圧縮/伸張コントローラ、各種画像処理機能(ゲイン
調節、γ補正、画素補間、RGB/YC変換、輪郭強
調、彩度補正、色調調整等を含む)、OSD(オン・ス
クリーン・ディスプレイ)機能、外部インターフェース
回路(USB60、JTAG61)、LCDドライバ6
9に出力される表示用信号の形成回路が含まれる。
【0033】SDRAM63は、画像処理前の画像や画
像処理中の画像を一時的に記憶するメモリである。フラ
ッシュメモリ62は、前記RISCプロセッサが実行す
るプログラムの格納と、最終的に確定された電子画像を
記憶するための不揮発性のメモリで、カメラの電源がオ
フされても記憶内容は保存されている。
【0034】NDフィルタ47は、ND駆動機構49を
介してステッピング・モータ50によって駆動される。
被写体光量に応じて、異なる透過率を有するNDフィル
タ47を切り換えることが可能なように構成されてい
る。
【0035】ステッピング・モータ50は、画像処理L
SI57からの出力信号に応じて動作するドライバ回路
51によって制御される。
【0036】画像処理LSI57から出力された表示用
信号は、LCDドライバ69を介して反射型のLCDモ
ニタ70に入力され、このLCDモニタ70上に形成さ
れた不図示の表示セグメントが駆動され、視覚化され
る。
【0037】また、画像処理LSI57から出力された
フロントライト点灯信号は、LEDドライバ72に入力
され、白色LED73を点灯させる。白色LED73か
ら発光された光は、導光板71を通して補助照明として
機能する。白色LEDの明るさは、LEDドライバ72
の定電流回路によって一定に制御される。
【0038】また、撮像レンズの撮像画角は、撮影レン
ズ30,32の最も短焦点(所謂ワイド端)の撮像画角
と略同一になっている。
【0039】撮影レンズ30,32の焦点距離がズーム
・給送駆動機構38によって変更された場合は、上記画
像処理LSI57によって電子画像を拡大・縮小(電子
ズーム)することによってLCDモニタ70に表示され
る電子画像と、銀塩フィルム33に記録される潜像の画
角とを略一致させる。
【0040】トリガ回路55から出力されるトリガ信号
によって発光管54内に封止されているキセノンガスが
励起されて発光し、その光は反射傘53で反射され、さ
らにパネル52を通過して被写体に照射される。ストロ
ボ制御回路56は、メインCPU58の制御信号に従っ
て、不図示のストロボ用メインコンデンサの充電処理及
びトリガ回路55への発光指示を行う。
【0041】LCDパネル74はカメラの情報表示を行
うための小型の表示装置である。
【0042】画像処理LSI57とCPU58は、デー
タバス75によって接続され、互いに必要なデータの授
受や、CMOSイメージャ48の撮像タイミングとフィ
ルム33への露光タイミング合わせを行っている。
【0043】以下、図4のフローチャートを参照して、
実施の形態に係るカメラのメインシーケンスを説明す
る。カメラに電源(電池)が充填されると、メインCP
U58が動作を開始し、このメインシーケンスに入るこ
とになる。
【0044】先ず、メインCPU58により、カメラの
不図示のパワースイッチがオンしているかどうかが判断
される(ステップS1)。ここで、不図示のパワースイ
ッチがオンしていると判断された場合には、ステップS
4以下の処理が実行され、オフされていると判断された
場合にはステップS2以下の処理が実行される。
【0045】即ち、不図示のパワースイッチがオフされ
ているときには、LCDパネル74をオフし、画像処理
LSI57にLCDモニタ70を表示オフするように指
示がなされる(ステップS2)。そして、スタンバイ処
理1に移行する(ステップS3)。
【0046】このスタンバイ処理1では、所謂メインC
PU58の作動を停止する前に、停止後にメインCPU
58が再び作動を開始するための条件設定を行う。この
スタンバイ処理1では、パワースイッチのオンに同期し
て作動を開始するように設定される。この設定の後、メ
インCPU58の動作が停止される。このスタンバイ処
理1が解除された場合は、ステップS1より再び処理が
実行される。
【0047】一方、上記ステップS1において、不図示
のパワースイッチがオンされている場合には、撮影レン
ズ30,32を不図示の沈胴位置からワイド位置に繰り
出し(ステップS4)、LCDパネル74が点灯される
(ステップS5)。そして、ストロボ回路56に含まれ
る不図示のメインコンデンサに充電が行なわれ(ステッ
プS6)、メインCPU58に内蔵されたタイマ1のカ
ウントが開始される(ステップS7)。このタイマ1
は、所定時間毎にカウントアップされるカウンタであ
り、カウンタ値が所定の初期値にセットされた後、カウ
ントが開始される。
【0048】続いて、レリーズボタン7の半押しによっ
て1stレリーズスイッチがオンしたか否かが判断され
る(ステップS8)。ここで、1stレリーズスイッチ
がオンされている場合には、画像処理LSI57がオン
され(ステップS9)、測光センサSPD65から被写
体輝度値が取り込まれる(ステップS10)。
【0049】そして、オートフォーカスモジュール41
から入力された信号に基づいて、2像の間隔を求め、合
焦位置に駆動するための撮影レンズ30,32の駆動量
データを演算し、この駆動量データに応じてモータ39
が駆動されて、前記撮影レンズ30,32の焦点位置が
変更される(ステップS11)。
【0050】そして、ステップS10で得られた被写体
輝度値と、撮影モードに応じたプログラム線図等と、不
図示のフィルム感度検出回路によって検出されたフィル
ム感度に基づいて、公知の技術によって適正露光の得ら
れるシャッタ開口時間が演算される(ステップS1
2)。そして、サブルーチン「撮影シーケンス」がコー
ルされICチップ上のCMOSイメージャ48による撮
像及びフィルム33へ露光が行われ、上記ステップS5
に戻る(ステップS13)。
【0051】上記ステップS8にて、第1レリーズスイ
ッチがオンされていないと判断された場合には、操作ボ
タン(モードボタン10乃至12、撮影モードボタン1
3を含む)がオンしているか否かが判断される(ステッ
プS16)。
【0052】ここで、操作ボタンがオンしている場合
は、押下されたボタンに応じて各処理が行われる(ステ
ップS17)。次いで、カメラの不図示のパワースイッ
チがオンしているか否かが判断される(ステップS1
8)。
【0053】ここで、パワースイッチがオフしている場
合は、上記ステップS2に進み、パワースイッチがオン
している場合には、タイマ1がオーバーフローしている
か否かが判断される(ステップS19)。このタイマ1
のカウントが開始されて所定時間が経過すると、タイマ
1がオーバーフローするが、ステップS19では、この
タイマ1がオーバーフローしたかどうか判断され、オー
バーフローした場合は、ステップS20以下の処理が実
行され、オーバーフローしていない場合はステップS8
以下の処理が繰り返し実行される。
【0054】続いて、LCDパネル74が消灯され、画
像処理LSI57にLCDモニタ70をオフするように
指示される(ステップS20)。
【0055】そして、スタンバイ処理2が行われる(ス
テップS21)。
【0056】このスタンバイ処理2は、ステップS3と
同様にメインCPU58の作動を停止する前に、停止後
にメインCPU58が再び作動を開始するための条件設
定を行うものである。このスタンバイ処理2では、操作
ボタンに連動するスイッチの変化によって作動開始をす
るように設定される。
【0057】そして、メインCPU58の作動が停止さ
れる。スタンバイが解除された場合は、ステップS5か
ら再び処理が実行される。
【0058】次に図5にはカメラボディーの構成図の一
例を示し説明する。
【0059】図5において、カメラ本体は、スプール室
ユニット26と、パトローネ室ユニット27と、レンズ
鏡筒ユニット30と、ガイドレール28とを有する。
【0060】上記スプール室ユニット26は、撮影済み
のロール状のフィルムを巻き取るスプール軸が回動自在
に配設されるスプール室を形成する。パトローネ室ユニ
ット27は、未撮影のロール状の感光フィルムが巻回さ
れて収納されているフィルムパトローネが装填されてい
るパトローネ室を形成する。ガイドレール28は、上記
レンズ鏡筒ユニット30からの光束が通過可能に設けら
れたアパーチャ開口部とこのアパーチャ開口部に対する
フィルムの位置を規定する。
【0061】即ち、ガイドレール28は、上記スプール
室ユニット26と上記パトローネ室ユニット27とレン
ズ鏡筒ユニット30とを連結する。
【0062】そして、前板29は、レンズ鏡筒ユニット
30とカメラ本体の前面側から各ユニットの連結を補強
するものである。下板31は、カメラ本体の底面側から
各構成ユニットの連結を補強するものである。ファイン
ダユニット33は、レンズ鏡筒ユニットに取り付けられ
る。
【0063】上述した各ユニットは、複数のビス7によ
り締結されている。
【0064】尚、詳細は本出願人による特開平11−2
4146号公報に示されているので、ここでは、これ以
上の説明は省略する。
【0065】次に、図6にはカメラ本体に取り付けられ
る基板の構成を示し説明する。
【0066】図6において、スプール室ユニット26、
パトローネ室ユニット27、レンズ鏡筒ユニット30
は、先に図5にて示したものに対応する。ファインダユ
ニット33には、オートフォーカスモジュール41、フ
ァインダ光学系レンズ4、CMOSイメージャ用結像レ
ンズ3、ND駆動機構49、モータ50が組み込まれて
いる。被写体像は、レンズ3を介して、不図示のファイ
ンダ内のミラーにより90度上方に屈曲され、CMOS
イメージャ48に結像される。このファインダユニット
33は、レンズ鏡筒ユニット30の上側に配置される。
【0067】以下、各基板の構成を詳細に説明する。
【0068】Mフレキシブルプリント基板(以下、フレ
キと略記する)80には、メインCPU58、IFIC
64、EEPROM59、ドライバ回路2(67)、測
光センサ65、リモコンセンサ66が搭載される。DM
フレキ81には、画像処理LSI57、フラッシュメモ
リ62、SDRAM63が搭載される。
【0069】MLフレキ82は、Mフレキ80の配線8
4dとLCDパネル74とを接続するためのものであ
り、これらは熱圧着により接続される。
【0070】Kフレキ83は、レンズ鏡筒ユニット30
に組み込まれた、ピント駆動機構34、モータM2(3
5)、シャッタ駆動機構36、シャッタプランジャ37
に電気信号を供給する為のものである。Kフレキ83に
は、重ね合せ、ビス締めによる圧力を加えることで電気
的信号の接続可能な圧接コネクタ83aを有する。
【0071】また、レンズ鏡筒ユニット30には、鏡枠
のレンズ位置を検出するための反射型センサ84aが付
いたZフレキがある。このZフレキの片側には、半田接
続用のパターン84bが設けられており、Mフレキ80
に接続される。
【0072】Wフレキ84は、ズーム、給送駆動機構3
8が入っているスプール室ユニットに電気信号を伝える
為のものである。切り替えプランジャ85bと、モータ
M3(39)がリード線85c,85dにて接続されて
いる。フィルムの動きを検出するための反射型センサ8
4e、ズーム、給送駆動機構38を制御するための反射
型センサ84fは、それぞれWフレキ84に取り付けら
れる。また、このWフレキ84には、圧接コネクタ84
aが設けられている。
【0073】端子80a,83a,84aは重ね合わさ
れて接続され、これらを介して、Mフレキ80と信号の
やりとりがなされる。
【0074】ST1基板85には、ストロボ回路56の
充電部が搭載されている。メインコンデンサ85aは、
ストロボ回路56により充電される。
【0075】半田接続端子85bは、DXフレキ86と
接続される。
【0076】DXフレキ86には、DX切片86bが接
続されている。このDX切片86bは、フィルムパトロ
ーネのDXコードを読み取るためのものである。DXコ
ードは、圧接コネクタ86cを介してMフレキ80と接
続される。
【0077】電池87は、マイナス切片87aとプラス
切片87bにより、ST1基板85に接続され、これら
を介して各部に電源が供給される。
【0078】AFNDフレキ88には、オートフォーカ
スモジュール41とNDフィルタ制御用反射型センサ8
8aが搭載されている。端子88bは圧接コネクタを通
して端子86c,80bと共にMフレキ80に接続され
る。
【0079】ST2基板89には、ストロボのトリガ回
路が搭載されている。
【0080】BXSWフレキ90において、センサ90
aは、スプール室ユニット26の内部に設けられたモー
タM3(39)の軸に直に取り付けられ、モータの回転
にあわせ回転するスリット84gの動きを検出する。ま
た、裏蓋の開閉を検出するための不図示のスイッチが付
けられ、それぞれの信号は半田コネクタ90bを介して
DCDCフレキ92に接続される。
【0081】Dフレキ91には、デート写し込み装置4
0が搭載される。このDフレキ91は、圧接コネクタ9
1aを介してMフレキ80と接続される。
【0082】DCDCフレキ92は、画像処理IC等に
電圧を昇圧し供給するためのものである。制御信号は、
Mフレキ80の端子80cよりコネクタ92aを介して
伝達される。CMOSフレキ93には、CMOSの画像
センサ48が搭載される。接続端子93aを介してRE
LAYフレキ94と接続され、RELAYフレキ94は
Mフレキ80と接続される。
【0083】RELAYフレキ94は、接続端子94
a,94b、圧接コネクタ94c、USB端子及びJT
AG端子94dを有する。フレキ延長部94eは、裏蓋
に設けられた画像表示用モニタ70に信号を送るための
ものである。
【0084】ストロボキセノン管95においては、Xe
+リード線95a、Xe−リード線95c、トリガリー
ド線95bがST2基板よりDCDCフレキ92を中継
して接続されている。フレキ96には、スイッチ68が
接続され、更には圧接コネクタを通してMフレキ80に
接続される。
【0085】その他、図に示すように大電流が必要な部
分はリード線にて接続される。
【0086】Mフレキ80は、パトローネ室ユニットの
前側、RELAYフレキ94はMフレキ80の前面、S
T2基板はスプール室ユニット上側、DCDC基板はS
T2基板上側、DMフレキはカメラ下面にそれぞれ配置
される。
【0087】次に各基板に接続されるリード線について
説明する。
【0088】電池87から電源リード線LW1,LW2
がST1基板に接続されている。電源ラインは、ST1
基板、DXフレキを経由して、LW3にてMフレキにG
NDが、LW4によりVccが供給される。Mフレキ8
0のLW3の接続ポイントより、GNDラインLW5が
DCDC基板に接続される。Mフレキ80の接続ポイン
トLW4からVccラインLW6がDCDCフレキ92
に接続される。
【0089】更に、ラインVccがDMフレキにLW7
により接続される。DCDCフレキ92で昇圧された電
源はLW13にてDMフレキ81に供給される。同じく
デジタル系のGNDラインがLW12により接続され
る。DCDCフレキ92のデジタルGNDより、LW1
0が配線され、カメラの下カバーをGNDに落とす。
【0090】同じくDCDCフレキ92よりLW11が
配線されることで、上カバーがデジタルGNDに落とさ
れる。デジタル系のGNDはDCDCフレキ92上に集
中され一点アースされる。ST1基板85で充電された
メインコンデンサからは、LW8とLW9が配線され、
ストロボ発光を行うST2基板89に接続される。
【0091】DCDCフレキ92で昇圧された電源は、
リード線LW14、LW15によりCMOSイメージャ
48に供給される。リード線LW15は、デジタルGN
Dに接続される。
【0092】以上のように、デジタル系のGNDは、D
CDCフレキ92上に一点アースをされる。デジタル系
の部品が搭載されたDMフレキ81を金属の下カバーが
シールドし、下カバーはDCDCフレキ92のデジタル
GNDに接続される。
【0093】同じく上カバーはCMOSイメージャ48
をシールドし、DCDCフレキ92のデジタルGNDに
アースされる。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、銀塩フィルムに記録す
る銀塩撮影装置と、電子撮像素子により電子画像を撮影
する電子撮像装置を兼用したカメラにおいて、電子撮像
装置から発生するノイズを最小限にする構成のカメラを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るカメラの正面斜視図である。
【図2】実施の形態に係るカメラの背面斜視図である。
【図3】実施の形態に係るカメラの制御系を中心とした
構成を示す図である。
【図4】実施の形態に係るカメラのメインシーケンスを
示す図である。
【図5】カメラボディーの構成図の一例を示す図であ
る。
【図6】カメラ本体に取り付けられる基板の構成を示す
図である。
【符号の説明】
80 Mフレキ 81 DMフレキ 92 DCDCフレキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H020 MC93 2H054 AA01 BB07 2H100 BB11 CC07 EE03 5C022 AA13 AB37 AC61 AC70 AC77 AC78

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀塩フィルムに被写体像を記録する銀塩
    撮影装置と、電子撮像素子により被写体像を撮像する電
    子撮像装置とを有するカメラにおいて、 カメラの機構を構成するカメラ本体と、 上記銀塩撮影装置を駆動制御するための駆動制御回路を
    実装し、上記カメラ本体の正面に配置された第1基板
    と、 上記電子撮像素子を実装し、上記カメラ本体の上面に配
    置された第2基板と、 上記電子撮像装置を駆動制御する駆動制御回路を実装
    し、上記カメラ本体の下面に配置された第3基板と、 上記第2基板と第3基板をそれぞれ被覆するカメラの外
    装被覆部材と、を有し、上記第2基板、第3基板と外装
    被覆部材の接地とを同一点としたことを特徴とするカメ
    ラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007082039A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Casio Comput Co Ltd 撮像装置および撮像装置における制御プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007082039A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Casio Comput Co Ltd 撮像装置および撮像装置における制御プログラム

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