JP3259491B2 - 手振れ補正カメラ - Google Patents

手振れ補正カメラ

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JP3259491B2
JP3259491B2 JP31514893A JP31514893A JP3259491B2 JP 3259491 B2 JP3259491 B2 JP 3259491B2 JP 31514893 A JP31514893 A JP 31514893A JP 31514893 A JP31514893 A JP 31514893A JP 3259491 B2 JP3259491 B2 JP 3259491B2
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camera shake
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emission
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英典 宮本
辰男 天沼
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手振れ補正光学系を光
軸方向と異なる方向にシフトさせてカメラの振動に起因
する像振れを防止するようにした手振れ補正カメラに関
する。
【0002】
【従来の技術】手振れなどに起因するカメラ振れ量を検
出する手振れセンサ(例えば、角加速度センサ)と、こ
の手振れセンサの検出出力に基づいて、撮影レンズを構
成する手振れ補正光学系を光軸と直交する方向に電動駆
動する防振駆動機構とを備えた手振れ補正カメラが知ら
れている。この種のカメラでは、通常、レリーズ釦の半
押し操作(撮影準備信号の出力)で上記手振れ補正セン
サによる手振れ検出を開始し、レリーズ釦の全押し操作
(撮影開始信号の出力)で防振駆動機構を作動させて撮
影を行うようにしている。この防振駆動機構の作動によ
り、カメラ振れに起因する撮影画像の振れが防止され
る。
【0003】一方、赤目軽減機能を有するカメラが従来
から知られている。この種のカメラでは、レリーズ釦の
全押し操作に伴って例えば赤目軽減用ランプの発光(プ
リ発光)を開始させ、その後、所定時間だけ待機してか
ら電子閃光装置による閃光撮影を行う。これによれば、
上記プリ発光を目視した被写体(人物)の瞳孔が閉じた
状態で閃光撮影が行われるので、撮影された写真上では
赤目が目立たなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な手振れ補正カメラに赤目軽減機能を持たせた場合に
は、レリーズ釦の全押し操作に伴って防振駆動機構の作
動と赤目軽減用のプリ発光とが並行して行われることに
なるため、プリ発光によって流れる過大電流により防振
駆動機構の駆動源(モータ)への電圧変動が大きくな
り、正確に手振れ補正が行えないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、閃光撮影時に赤目軽減用
のプリ発光によって防振駆動機構の動作が影響を受けな
いようにした手振れ補正カメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、手振れ等に起
因するカメラ振れ量を検出する手振れ検出手段と、撮影
画像の振れを防止するために、手振れ検出手段の検出出
力に基づいて手振れ補正光学系を光軸とは異なる方向に
電動駆動する防振駆動手段とを備えた手振れ補正カメラ
に適用される。そして、電子閃光装置を本発光させて閃
光撮影を行う閃光撮影手段と、赤目現象を軽減するため
に、閃光撮影に先立ってプリ発光を行うプリ発光手段
と、プリ発光に先立って手振れ検出手段による手振れ検
出を開始する手振れ検出開始手段と、閃光撮影条件成立
時、撮影開始信号が出力されるとプリ発光手段を作動せ
しめ、その後、所定時間が経過してから防振駆動手段を
作動せしめ、引き続いて閃光撮影手段を作動せしめる制
御手段とを具備し、これにより上記問題点を解決する。
請求項2の発明は、測距手段による測距結果に基づいて
撮影レンズを所定の合焦位置に駆動するフォーカシング
手段を備え、撮影準備信号の出力に応答してフォーカシ
ング手段を作動せしめるようにしたものである。
【0007】
【作用】閃光撮影条件成立時には、撮影準備信号の出力
に伴って手振れ検出手段による手振れ検出が開始され、
その後、撮影開始信号が出力されると赤目軽減用のプリ
発光が行われる。プリ発光から所定時間が経過した後に
防振駆動手段による手振れ補正動作、すなわち上記手振
れ検出手段の検出結果に基づく手振れ補正光学系の駆動
が行われ、引き続いて閃光撮影が行われる。
【0008】
【実施例】図1〜図4により本発明の一実施例を説明す
る。図2は本発明に係る手振れ補正カメラの要部の構成
を示す図である。14はカメラ本体に固定された固定鏡
筒であり、この固定鏡筒14の周面には光軸方向の直進
溝14a,14bが形成されている。固定鏡筒14の外
周面にはカム筒13が回転可能に外挿されており、リン
グ15により抜け止めされる。カム筒13の外周面に形
成されたギア部15aには、ギア22,23を介してズ
ームモータM1の回転が伝達され、これによりカム筒1
3が回転する。またカム筒13の周面にはカム溝13
a,13b,13cが形成されている。51Aはズーム
モータM1と一体に回転するスリット円盤、51Bはス
リット円盤51Aの回転量、すなわちズームモータM1
の回転量を検出するフォトインタラプタである。
【0009】固定鏡筒14の内周面先端側にはレンズ基
板7が挿通され、この基板7に手振れ補正装置が保持さ
れている。この手振れ補正装置は、レンズホルダ9に保
持された手振れ補正レンズ(以下、単に補正レンズと呼
ぶ)3と、この補正レンズ3を駆動する駆動機構(防振
駆動手段)とから成り、駆動機構は図2に示すように、
補正レンズ3をX方向に駆動するX方向駆動機構100
xと,Y方向に駆動するY方向駆動機構100yとから
成る。ここで、X方向およびY方向は共に撮影レンズの
光軸と直交する方向である。
【0010】Y方向駆動機構100yは、Y方向モータ
M3と、このモータM3の出力軸と一体に回転するギア
28と、このギア28の回転を減速する減速ギア列27
と、ギア列27に連結されたY方向シフト駆動軸26
と、駆動軸26の回転を直線運動に変換するY方向駆動
腕24とを有している。Y方向シフト駆動軸26は、一
対のフランジ26c,26dにより基板7に回転可能に
軸支され、その上部には減速ギア列27の最終ギアと噛
合するギア26aが連結されるとともに、下部には雄ね
じ部26bが形成されている。Y方向駆動腕24は基板
7に形成された空間に昇降可能にかつ回転不能に保持さ
れており、その上部に形成された雌ねじ部24aに上記
駆動軸26の雄ねじ部26bが螺合される。
【0011】駆動腕24の下端部には挟持部24bが形
成され、4つのスライダボール25a〜25dを介して
挟持部24bによりレンズホルダ9の上部連結部9aが
挟持されている。したがって、駆動腕24の昇降により
レンズホルダ9、すなわち補正レンズ3が図示Y方向に
シフトされる。そのシフト量はモータM3の回転量に依
存する。また、X方向駆動機構100xもY方向駆動機
構100yと同様の構成により、補正レンズ3を図示X
方向にシフトするようになっている。
【0012】ここで、Y方向駆動機構100yによって
シフトされる補正レンズ3はX方向に関しては自由であ
り、またX方向駆動機構100xによってシフトされる
補正レンズ3はY方向に関しては自由である。したがっ
て、両駆動機構100x,100yの動作により補正レ
ンズ3は光軸と直交するあらゆる方向にシフト可能とさ
れる。
【0013】ところで、Y方向モータM3の出力軸と一
体に回転する上記ギア28には、複数の孔が同心円上に
穿設された円板29が一体に回転可能に取付けられてい
る。30は、円板29の孔形成部分を挾んで対向する投
光部と受光部とを有する周知のフォトインタラプタであ
り、フォトインタラプタ30が円板29の孔部を検出す
るたびにパルス信号が出力される。したがって、そのパ
ルス数をカウントすることによりモータM3の回転量
(補正レンズ3のシフト量に依存する)が検知できる。
また、X方向モータM4側にも同様の円板29およびフ
ォトインタラプタ30が設けられ、これによりモータM
4の回転量が検知される。なお31,32は、上記レン
ズ枠9をそれぞれY方向駆動機構100y,X方向駆動
機構100x側にそれぞれ付勢するばねである。
【0014】図1において、上述の如く構成された手振
れ補正装置には、レンズシャッタ機構が一体に取付けら
れている。レンズシャッタ機構は、絞り兼用のシャッタ
羽根12と、このシャッタ羽根12を駆動する駆動部6
とが一体化されて成り、駆動部6がビス21により基板
7に螺着される。また駆動部6には、レンズホルダ8を
介してレンズ群2が保持されている。ここで、基板7に
植設されたカムフォロア7cは、上記直進溝14aを貫
通してカム溝13bに係合される。また基板7の先端側
にはレンズ群1を保持するレンズホルダ5が挿通され、
その外周面に植設されたカムフォロア5aが直進溝14
bを貫通してカム溝13aに係合される。
【0015】さらに固定鏡筒14の後部側には、内周面
にヘリコイド10bが形成されたレンズ基板10が挿通
され、その外周面に植設されたカムフォロア10aが直
進溝14aを貫通してカム溝13cに係合されている。
11はフォ−カシングレンズ4を保持するレンズホルダ
であり、その外周面に形成されたヘリコイド11bが上
記レンズ基板10のヘリコイド10bに螺合されてい
る。
【0016】また、レンズ保持枠11に設けられたギア
部11aにはフォ−カシングモータM2の出力軸と一体
のギア18が噛合しており、モータM2の回転によりレ
ンズホルダ11が回転される。19はフォーカシングモ
ータM2と一体に回転するスリット円盤、20はスリッ
ト円盤19の回転量、すなわちフォ−カシングモータM
2の回転量を検出するフォトインタラプタである。ここ
で、上述した各レンズ群1〜4により撮影レンズ光学系
が構成される。
【0017】次に、制御系の構成を説明する。上述した
ズームモータM1およびフォ−カシングモータM2は、
ズームモータドライバ42およびフォ−カシングモータ
ドライバ49を介してCPU41にそれぞれ接続され
る。また、手振れ補正装置の駆動機構を構成するY方向
モータM3,X方向モータM4(図2)は、フレキシブ
ルプリント基板(以下、FPC)16を介して手振れ補
正モータドライバ44にそれぞれ接続されるとともに、
レンズシャッタ機構の駆動部6は、FPC16を介して
絞り兼用シャッタモータドライバ43に接続される。各
モータドライバ43,44はCPU41に接続される。
【0018】さらに、X方向およびY方向のフォトイン
タラプタ30の出力は、上記FPC16および手振れ補
正モータ回転量検出回路45を介してCPU41に入力
され、またフォトインタラプタ51A,20の各出力
は、ズームモータ回転量検出回路52,フォ−カシング
モータ回転量検出回路50を介してCPU41にそれぞ
れ入力される。CPU41は、各検出回路45,52,
50の出力からそれぞれ補正レンズ3のシフト位置、フ
ォーカシングレンズ4の駆動位置、撮影レンズの焦点距
離を認識する。
【0019】CPU41にはまた、被写体の輝度を検出
する測光回路46と、被写体までの距離を検出する測距
回路47と、X方向およびY方向の手振れ量を検出する
角速度センサなどの手振れセンサ48と、フィルムIS
O感度を検出する感度検出回路53と、補正レンズ3を
センター位置(補正レンズ3の光軸が撮影レンズの光軸
と一致する位置)に駆動するためのセンタリング回路5
4と、フィルム巻上回路55と、電子閃光装置56の発
光制御回路56Aと、赤目軽減用ランプ58の駆動回路
57とが接続されている。センタリング回路54は、図
2のX方向,Y方向フォトインタラプタ30の出力が予
め設定された基準値となるように補正レンズ3を駆動制
御し、これにより補正レンズ3を上記センター位置に駆
動する。
【0020】ここで、本実施例のカメラでは、いわゆる
赤目現象を軽減するために閃光撮影に先立って赤目軽減
用ランプ58をプリ発光せしめ、その後に電子閃光装置
56の発光部56Bを本発光させて閃光撮影を行う。
【0021】さらにCPU41には、不図示のレリーズ
釦の半押し操作でオンする半押しスイッチSW1と、レ
リーズ釦の全押し操作でオンする全押しスイッチSW2
と、撮影レンズをズーミングさせるためのズームアップ
スイッチSW3と、ズームダウンスイッチSW4とが接
続されている。
【0022】次に、実施例の動作を説明する。ズームア
ップスイッチSW3またはズームダウンスイッチSW4
がオンされると、CPU41はズームモータドライバ4
2を介してズームモータM1に駆動信号を出力し、モー
タM1を所定方向に回転させる。これによりギア23,
22および15aを介してカム筒13が回転し、カム溝
13a,13b,13cが移動する。カム溝13a〜1
3cの移動に伴って各カムフォロア5a,7c,10a
が直進溝14a,14bに沿って光軸方向に駆動され、
レンズ群1を保持するレンズホルダ5と、レンズ群2,
3を保持する基板7と、レンズ群4を保持するレンズ基
板10とが光軸方向に駆動されてズーミング(ズームア
ップまたはズームダウン)が行われる。
【0023】図3および図4はCPU41による撮影制
御の手順を示すフローチャートである。ステップS1か
らプログラムがスタートすると、ステップS2で半押し
スイッチSW1がオンされるまで待ち、オンされるとス
テップS3において、ズームモータ回転量検出回路52
の出力を読み込み、撮影レンズの現在の焦点距離を認識
する。ステップS4では、手振れセンサ48による手振
れ検出を開始するとともに、その検出結果および撮影レ
ンズの焦点距離に基づいて、像振れを防止するための補
正レンズ3のシフト量を演算する(手振れ演算を行
う)。ステップS5では測光回路46を作動させてその
検出出力である被写体輝度を入力する(測光処理を行
う)。ステップS6では測距回路47作動させてその検
出出力である被写体距離を入力する(測距処理を行
う)。
【0024】ステップS7では感度検出回路53を作動
させ、その検出結果であるフィルムISO感度を入力す
る。ステップS8では、上記入力された被写体輝度と、
ISO感度とに基づいて周知のAE演算を行い、適正露
出を得るための露出値を求める。ステップS9では、上
記入力された被写体距離と、ISO感度と、電子閃光装
置56のガイドナンバーとに基づいてFM(フラッシュ
マチック)演算を行い、閃光撮影時の絞り値を求める。
【0025】ステップS10では、上記被写体輝度に基
づいて電子閃光装置発光モード(SB発光モード)の判
定を行う。被写体輝度が所定値以上であればSB発光モ
ードでないと判定してステップS12に進み、被写体輝
度が所定値以上であればSB発光モードと判定してステ
ップS11に進む。ステップS11では、電子閃光装置
56の充電が完了しているか否かを判定し、完了してい
なければ処理を終了させ、完了していればステップS1
2に進む。
【0026】ステップS12では、手振れセンサ48の
検出信号が安定する時間だけ待ち、その後、ステップS
13において、上記被写体距離に基づいてフォーカシン
グのためのレンズ駆動量を演算する。ステップS14で
は、上記演算されたレンズ駆動量だけフォーカシングレ
ンズ4を駆動すべくフォーカシングモータドライバ49
を介してフォ−カシングモータM2を駆動する。モータ
M2の回転によりギア18,11aを介してレンズホル
ダ11が回転し、これに伴って上記ヘリコイド10b,
11bの作用によりレンズホルダ11が光軸方向に駆動
される。すなわちフォ−カシングレンズ4が回転しつつ
光軸方向に移動してフォ−カシングが行われる。フォト
インタラプタ20は、フォ−カシングレンズ4の移動量
に関する情報を検出し、フォ−カシングレンズ移動量検
出回路50を介してCPU41に入力する。
【0027】ステップS15では、手振れセンサ48で
検出された手振れ量が所定量以上か否かを判定し、所定
量以上であれば、ステップS17で手振れ報知用の表示
素子(不図示)を点灯させ、所定量未満であればステッ
プS16で上記表示素子を消灯させる。その後、ステッ
プS18でレリーズスイッチSW2のオン・オフを判定
し、オフであればステップS19で半押しスイッチSW
1のオン・オフを判定する。半押しスイッチSW1がオ
フであれば処理を終了させ、オンであればステップS1
5に戻る。
【0028】ステップS18でレリーズスイッチSW2
がオンと判定されると、図4のステップS20に進み、
赤目軽減用のプリ発光を行うか否かを判定する。上記ス
テップS10でSB発光モードと判定されている場合に
は、プリ発光を行うと判断してステップS22進み、ラ
ンプ駆動回路57を介して赤目軽減用ランプ58のプリ
発光を開始する。ステップS23では1秒間待機し、次
いでステップS24でプリ発光を停止する。一方、SB
発光モードでないと判定されている場合には、プリ発光
を行わないと判断してステップS21に進み、所定時間
だけ待機してからステップS25に進む。
【0029】ステップS25では手振れ報知用の表示素
子を消灯させ、次いでステップS26でセンタリング回
路54を作動させて補正レンズ3をセンター位置(レン
ズ3の光軸が撮影レンズの光軸と一致する位置)に駆動
する。ステップS27では、手振れ補正動作を開始させ
る。すなわち、手振れ補正モータドライバ44を介して
図2のY方向モータM3,X方向モータM4を駆動し、
上記手振れ演算にて求められたシフト量だけ補正レンズ
3を光軸と直交する方向にシフトさせる。ステップS2
8では、補正レンズ3の移動速度が安定するまで所定時
間だけ待機し、その後、ステップS29で絞り兼用シャ
ッタモータドライバ43を介して絞り兼用シャッタ12
の開閉を行う。また、SB発光モードと判定されている
場合には、シャッタ12の駆動に同期して電子閃光装置
56の本発光を行う。
【0030】その後、ステップS30では、Y方向モー
タM3,X方向モータM4を停止して手振れ補正動作を
終了させ、次いでステップS31で手振れセンサ48に
よる手振れ検出を終了させる。ステップS32では補正
レンズ3を所定のリセット位置に駆動し、ステップS3
3ではフォーカシングレンズ4をリセット位置に復帰さ
せ、ステップS34でフィルム巻上回路55を介してフ
ィルムを1駒分巻上げてから処理を終了させる。
【0031】以上の図3,図4の手順によれば、レリー
ズ釦の半押し操作(撮影準備信号の出力)に伴って手振
れセンサ48による手振れ検出、およびその検出結果に
基づく手振れ演算が開始される。そして、閃光撮影条件
成立時には、上記半押し操作に引き続く全押し操作(撮
影開始信号の出力)で先ず赤目軽減用ランプ58のプリ
発光が開始され、1秒経過してから手振れ補正動作、す
なわち上記手振れ検出結果に基づく補レンズ3の駆動が
開始され、引き続いて閃光撮影が行われる。
【0032】このように本実施例では、プリ発光後、所
定時間が経過してから手振れ補正動作が開始されるの
で、手振れ補正動作とプリ発光とが並行して行われるこ
とはない。したがって、プリ発光によって流れる過大電
流による上記Y方向およびX方向モータM3,M4への
電圧変動を防止でき、補正レンズ3を正確に駆動でき
る。
【0033】ところで、撮影者がレリーズ釦を全押しす
る際には、通常、その押圧力によってカメラ振れが発生
するが、上記手振れ補正動作は、当所はレリーズ釦が半
押し操作された時点の手振れ検出結果に基づいて行われ
るため、全押し操作によるカメラ振れは当所の手振れ補
正動作に加味されない。このため、仮に全押し操作直後
に手振れ補正動作を開始した場合には正確な手振れ補正
が行えないという問題がある。しかしながら本実施例で
は、閃光撮影時には全押し操作後、プリ発光の待機時間
(1秒間)が経過してから、すなわち全押し操作による
カメラ振れが減衰してから手振れ補正動作が行われるの
で、当所から正確な手振れ補正が可能となる。つまり、
プリ発光から閃光撮影までの待機時間を有効に利用でき
る。
【0034】さらに、電子閃光装置56を使用しない通
常撮影時にも全押し操作から手振れ補正動作まで所定時
間待機するようにしたので、上述と同様に全押し操作に
よるカメラ振れが減衰してから手振れ補正動作を行うこ
とができ、正確な手振れ補正が可能となる。
【0035】以上の実施例の構成において、手振れセン
サ48が手振れ検出手段を、X方向およびY方向駆動機
構100x,100yが防振駆動手段を、CPU41が
閃光撮影手段および制御手段を、赤目軽減用ランプ58
がプリ発光手段をそれぞれ構成する。
【0036】なお、手振れ補正装置の構成は図2のもの
に限定されず、また手振れ補正レンズ3の位置も実施例
に限定されない。また、プリ発光手段として電子閃光装
置とは別のランプを用いたが、電子閃光装置で兼用して
もよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、閃光撮影条件成立時に
は、撮影開始信号の出力に伴ってプリ発光を行い、所定
時間が経過してから手振れ補正動作を行い、引き続いて
閃光撮影を行うようにしたので、手振れ補正動作と赤目
軽減用のプリ発光とが並行して行われることがなく、プ
リ発光時の過大電流による手振れ補正機構の駆動源への
電圧変動を防止して手振れ補正を正確に行うことが可能
となる。また、撮影開始信号の出力(レリーズ釦の全押
し操作)後、所定時間が経過してから、すなわち全押し
操作により発生した振動が減衰してから手振れ補正動作
が行われるので、全押し前の手振れ検出結果に基づく手
振れ補正動作が正確に行える。すなわち本発明では、赤
目軽減用のプリ発光から閃光撮影が行われる間の待機時
間を有効に利用できるという効果も得られる。特に請求
項2の発明によれば、フォーカシング手段を撮影準備信
号の出力に応答して作動させるようにしたので、撮影開
始信号の出力から撮影までの時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る手振れ補正カメラの要
部を示す構成図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】実施例の動作を説明するフローチャート。
【図4】図3に続くフローチャート。
【符号の説明】
3 手振れ補正レンズ 6 シャッタ駆動部 7 基板 9 レンズホルダ 12 シャッタ羽根 41 CPU 48 手振れセンサ 56 電子閃光装置 58 赤目軽減用ランプ 100x X方向駆動機構 100y Y方向駆動機構 M3 Y方向モータ M4 X方向モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−76525(JP,A) 特開 平3−170919(JP,A) 特開 平7−36091(JP,A) 特開 平6−67273(JP,A) 実開 平3−96628(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 5/00 G03B 15/04 - 15/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手振れ等に起因するカメラ振れ量を検出
    する手振れ検出手段と、 撮影画像の振れを防止するために、前記手振れ検出手段
    の検出出力に基づいて手振れ補正光学系を光軸とは異な
    る方向に電動駆動する防振駆動手段とを備えた手振れ補
    正カメラにおいて、 電子閃光装置を本発光させて閃光撮影を行う閃光撮影手
    段と、 赤目現象を軽減するために、前記閃光撮影に先立ってプ
    リ発光を行うプリ発光手段と、前記プリ発光に先立って前記手振れ検出手段による手振
    れ検出を開始する手振れ検出開始手段と、 閃光撮影条件成立時、撮影開始信号が出力されると前記
    プリ発光手段を作動せしめ、その後、所定時間が経過し
    てから防振駆動手段を作動せしめ、引き続いて前記閃光
    撮影手段を作動せしめる制御手段とを具備することを特
    徴とする手振れ補正カメラ。
  2. 【請求項2】 測距手段による測距結果に基づいて撮影
    レンズを所定の合焦位置に駆動するフォーカシング手段
    を備え、前記制御手段は、前記撮影準備信号の出力に応
    答して前記フォーカシング手段を作動せしめることを特
    徴とする請求項1に記載の手振れ補正カメラ。
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