JP3427129B2 - 手振れ補正カメラ - Google Patents

手振れ補正カメラ

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JP3427129B2
JP3427129B2 JP31515093A JP31515093A JP3427129B2 JP 3427129 B2 JP3427129 B2 JP 3427129B2 JP 31515093 A JP31515093 A JP 31515093A JP 31515093 A JP31515093 A JP 31515093A JP 3427129 B2 JP3427129 B2 JP 3427129B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、手振れ補正光学系を光
軸方向と異なる方向にシフトさせてカメラの振動に起因
する像振れを防止するようにした手振れ補正カメラに関
する。 【0002】 【従来の技術】手振れなどに起因するカメラ振れ量を検
出する手振れセンサ(例えば、角加速度センサ)と、こ
の手振れセンサの検出出力に基づいて、撮影レンズを構
成する手振れ補正光学系を光軸と直交する方向に電動駆
動する防振駆動機構とを備え、防振駆動機構の作動によ
り、カメラ振れに起因する撮影画像の振れを防止するよ
うにした手振れ補正カメラが知られている。 【0003】一方、赤目軽減機能を有するカメラが従来
から知られている。この種のカメラでは、レリーズ釦の
全押し操作に伴って例えば赤目軽減用ランプの発光(プ
リ発光)を開始させ、その後、所定時間だけ待機してか
ら電子閃光装置による閃光撮影を行う。これによれば、
上記プリ発光を目視した被写体(人物)の瞳孔が閉じた
状態で閃光撮影が行われるので、撮影された写真上では
赤目が目立たなくなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記手振れ
補正カメラにおける防振駆動機構は、通常、レリーズ釦
の全押し操作に伴って先ず手振れ補正光学系を所定の初
期位置(例えば、手振れ補正光学系の光軸が撮影レンズ
の光軸と一致する位置)に駆動し、その位置から手振れ
センサの出力に応じた位置に駆動して手振れ補正するよ
うにしている。このため全押し操作後、少なくとも防振
光学系を初期位置に駆動する時間だけ撮影を遅らせる必
要がある。一方、被撮影者が上記赤目軽減用のプリ発光
を目視してからその瞳孔径が最小となるまでには、一般
に0.7〜1秒程度の時間を要し、その後に瞳に光が入
ってこないと瞳孔径は徐々に大きくなる。したがって、
満足な赤目軽減効果を得るためには、プリ発光から閃光
撮影までに0.7〜1秒の待機時間をおく必要がある。
また、レリーズ釦の全押し操作に伴って撮影レンズのフ
ォーカシング光学系をリセット位置(繰込み位置)から
所定量だけ繰り出してフォーカシングを行うタイプのカ
メラでは、撮影距離が短いほどフォーカシング光学系の
繰り出し量が多くなり、合焦までの時間が長くなる。 【0005】以上から分るように、上記手振れ補正機能
および赤目軽減機能は、いずれも全押し操作から撮影が
行われるまでの時間を長くする要素を含んでいる。この
ため手振れ補正カメラに赤目軽減機能を持たせた場合に
は、閃光撮影条件成立時に上記プリ発光、フォーカシン
グおよび防振駆動機構の動作のタイミングを工夫しない
と、特に撮影距離が短いとき(フォーカシング光学系の
繰り出し量が多いとき)に撮影開始が大幅に遅れ、折角
のシャッタチャンスをものにできなくなる可能性があ
る。また、赤目軽減用のプリ発光を電子閃光装置とは別
のランプにて行う場合には、電子閃光装置を用いる場合
と比べて発光エネルギーが小さいため、発光時間を長く
とる必要があり、上記問題はより深刻となる。 【0006】本発明の目的は、赤目軽減用のプリ発光、
撮影レンズのフォーカシングおよび防振駆動機構の動作
の順序を工夫して、撮影開始信号の出力から閃光撮影が
行われるまでの時間を最小限に短縮し、かつ満足な手振
れ補正効果および赤目軽減効果が得られるようにした手
振れ補正カメラを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、手振れ等に起
因するカメラ振れ量を検出する手振れ検出手段と、撮影
画像の振れを防止するために、手振れ検出手段の検出出
力に基づいて手振れ補正光学系を光軸とは異なる方向に
駆動する手振れ補正動作を行う防振駆動手段とを備えた
手振れ補正カメラに適用される。そして、電子閃光装置
を本発光させて閃光撮影を行う閃光撮影手段と、赤目現
象を軽減するために、閃光撮影に先立ってプリ発光を行
うプリ発光手段と、閃光撮影条件成立時、撮影開始信号
が出力されると前記プリ発光手段を作動せしめ、該プリ
発光終了後に前記防振駆動手段による前記手振れ補正動
作を開始し、プリ発光手段の作動開始から所定の赤目軽
減待機時間が経過した後に前記閃光撮影手段を作動せし
める制御手段とを具備し、これにより上記問題点を解決
する。 【0008】 【作用】閃光撮影条件成立時、撮影開始信号が出力され
るとプリ発光手段が作動し、プリ発光手段の作動開始か
ら所定の赤目軽減待機時間が経過した後に手振れ補正動
作が開始され、その後に閃光撮影が行われる。 【0009】 【実施例】図1〜図5により本発明の一実施例を説明す
る。図2は本発明に係る手振れ補正カメラの要部の構成
を示す図である。14はカメラ本体に固定された固定鏡
筒であり、この固定鏡筒14の周面には光軸方向の直進
溝14a,14bが形成されている。固定鏡筒14の外
周面にはカム筒13が回転可能に外挿されており、リン
グ15により抜け止めされる。カム筒13の外周面に形
成されたギア部15aには、ギア22,23を介してズ
ームモータM1の回転が伝達され、これによりカム筒1
3が回転する。またカム筒13の周面にはカム溝13
a,13b,13cが形成されている。51Aはズーム
モータM1と一体に回転するスリット円盤、51Bはス
リット円盤51Aの回転量、すなわちズームモータM1
の回転量を検出するフォトインタラプタである。 【0010】固定鏡筒14の内周面先端側にはレンズ基
板7が挿通され、この基板7に手振れ補正装置が保持さ
れている。この手振れ補正装置は、レンズホルダ9に保
持された手振れ補正レンズ(以下、単に補正レンズと呼
ぶ)3と、この補正レンズ3を駆動する駆動機構(防振
駆動手段)とから成り、駆動機構は図2に示すように、
補正レンズ3をX方向に駆動するX方向駆動機構100
xと,Y方向に駆動するY方向駆動機構100yとから
成る。ここで、X方向およびY方向は共に撮影レンズの
光軸と直交する方向である。 【0011】Y方向駆動機構100yは、Y方向モータ
M3と、このモータM3の出力軸と一体に回転するギア
28と、このギア28の回転を減速する減速ギア列27
と、ギア列27に連結されたY方向シフト駆動軸26
と、駆動軸26の回転を直線運動に変換するY方向駆動
腕24とを有している。Y方向シフト駆動軸26は、一
対のフランジ26c,26dにより基板7に回転可能に
軸支され、その上部には減速ギア列27の最終ギアと噛
合するギア26aが連結されるとともに、下部には雄ね
じ部26bが形成されている。Y方向駆動腕24は基板
7に形成された空間に昇降可能にかつ回転不能に保持さ
れており、その上部に形成された雌ねじ部24aに上記
駆動軸26の雄ねじ部26bが螺合される。 【0012】駆動腕24の下端部には挟持部24bが形
成され、4つのスライダボール25a〜25dを介して
挟持部24bによりレンズホルダ9の上部連結部9aが
挟持されている。したがって、駆動腕24の昇降により
レンズホルダ9、すなわち補正レンズ3が図示Y方向に
シフトされる。そのシフト量はモータM3の回転量に依
存する。また、X方向駆動機構100xもY方向駆動機
構100yと同様の構成により、補正レンズ3を図示X
方向にシフトするようになっている。ここで、Y方向駆
動機構100yによってシフトされる補正レンズ3はX
方向に関しては自由であり、またX方向駆動機構100
xによってシフトされる補正レンズ3はY方向に関して
は自由である。したがって、両駆動機構100x,10
0yの動作により補正レンズ3は光軸と直交するあらゆ
る方向にシフト可能とされる。 【0013】ところで、Y方向モータM3の出力軸と一
体に回転する上記ギア28には、複数の孔が同心円上に
穿設された円板29が一体に回転可能に取付けられてい
る。30は、円板29の孔形成部分を挾んで対向する投
光部と受光部とを有する周知のフォトインタラプタであ
り、フォトインタラプタ30が円板29の孔部を検出す
るたびにパルス信号が出力される。したがって、そのパ
ルス数をカウントすることによりモータM3の回転量
(補正レンズ3のシフト量に依存する)が検知できる。
また、X方向モータM4側にも同様の円板29およびフ
ォトインタラプタ30が設けられ、これによりモータM
4の回転量が検知される。なお31,32は、上記レン
ズ枠9をそれぞれY方向駆動機構100y,X方向駆動
機構100x側にそれぞれ付勢するばねである。 【0014】図1において、上述の如く構成された手振
れ補正装置には、レンズシャッタ機構が一体に取付けら
れている。レンズシャッタ機構は、絞り兼用のシャッタ
羽根12と、このシャッタ羽根12を駆動する駆動部6
とが一体化されて成り、駆動部6がビス21により基板
7に螺着される。また駆動部6には、レンズホルダ8を
介してレンズ群2が保持されている。ここで、基板7に
植設されたカムフォロア7cは、上記直進溝14aを貫
通してカム溝13bに係合される。また基板7の先端側
にはレンズ群1を保持するレンズホルダ5が挿通され、
その外周面に植設されたカムフォロア5aが直進溝14
bを貫通してカム溝13aに係合される。 【0015】さらに固定鏡筒14の後部側には、内周面
にヘリコイド10bが形成されたレンズ基板10が挿通
され、その外周面に植設されたカムフォロア10aが直
進溝14aを貫通してカム溝13cに係合されている。
11はフォ−カシングレンズ4を保持するレンズホルダ
であり、その外周面に形成されたヘリコイド11bが上
記レンズ基板10のヘリコイド10bに螺合されてい
る。また、レンズ保持枠11に設けられたギア部11a
にはフォ−カシングモータM2の出力軸と一体のギア1
8が噛合しており、モータM2の回転によりレンズホル
ダ11が回転される。19はフォーカシングモータM2
と一体に回転するスリット円盤、20はスリット円盤1
9の回転量、すなわちフォ−カシングモータM2の回転
量を検出するフォトインタラプタである。ここで、上述
した各レンズ群1〜4により撮影レンズ光学系が構成さ
れる。 【0016】次に、制御系の構成を説明する。上述した
ズームモータM1およびフォ−カシングモータM2は、
ズームモータドライバ42およびフォ−カシングモータ
ドライバ49を介してCPU41にそれぞれ接続され
る。また、手振れ補正装置の駆動機構を構成するY方向
モータM3,X方向モータM4(図2)は、フレキシブ
ルプリント基板(以下、FPC)16を介して手振れ補
正モータドライバ44にそれぞれ接続されるとともに、
レンズシャッタ機構の駆動部6は、FPC16を介して
絞り兼用シャッタモータドライバ43に接続される。各
モータドライバ43,44はCPU41に接続される。 【0017】さらに、X方向およびY方向のフォトイン
タラプタ30の出力は、上記FPC16および手振れ補
正モータ回転量検出回路45を介してCPU41に入力
され、またフォトインタラプタ51A,20の各出力
は、ズームモータ回転量検出回路52,フォ−カシング
モータ回転量検出回路50を介してCPU41にそれぞ
れ入力される。CPU41は、各検出回路45,52,
50の出力からそれぞれ補正レンズ3のシフト位置、フ
ォーカシングレンズ4の駆動位置、撮影レンズの焦点距
離を認識する。 【0018】CPU41にはまた、被写体の輝度を検出
する測光回路46と、被写体までの距離を検出する測距
回路47と、X方向およびY方向の手振れ量を検出する
角速度センサなどの手振れセンサ48と、フィルムIS
O感度を検出する感度検出回路53と、補正レンズ3を
初期位置としてのセンター位置(補正レンズ3の光軸が
撮影レンズの光軸と一致する位置)に駆動するためのセ
ンタリング回路54と、フィルム巻上回路55と、電子
閃光装置56の発光制御回路56Aと、赤目軽減用ラン
プ58の駆動回路57とが接続されている。センタリン
グ回路54は、図2のX方向,Y方向フォトインタラプ
タ30の出力が予め設定された基準値となるように補正
レンズ3を駆動制御し、これにより補正レンズ3を上記
センター位置に駆動する。 【0019】ここで、本実施例のカメラでは、いわゆる
赤目現象を軽減するために閃光撮影に先立って赤目軽減
用ランプ58をプリ発光せしめ、その後に電子閃光装置
56の発光部56Bを本発光させて閃光撮影を行う。 【0020】さらにCPU41には、不図示のレリーズ
釦の半押し操作でオンする半押しスイッチSW1と、レ
リーズ釦の全押し操作でオンする全押しスイッチSW2
と、撮影レンズをズーミングさせるためのズームアップ
スイッチSW3と、ズームダウンスイッチSW4とが接
続されている。 【0021】次に、実施例の動作を説明する。ズームア
ップスイッチSW3またはズームダウンスイッチSW4
がオンされると、CPU41はズームモータドライバ4
2を介してズームモータM1に駆動信号を出力し、モー
タM1を所定方向に回転させる。これによりギア23,
22および15aを介してカム筒13が回転し、カム溝
13a,13b,13cが移動する。カム溝13a〜1
3cの移動に伴って各カムフォロア5a,7c,10a
が直進溝14a,14bに沿って光軸方向に駆動され、
レンズ群1を保持するレンズホルダ5と、レンズ群2,
3を保持する基板7と、レンズ群4を保持するレンズ基
板10とが光軸方向に駆動されてズーミング(ズームア
ップまたはズームダウン)が行われる。 【0022】図3および図4はCPU41による撮影制
御の手順を示すフローチャートである。ステップS1か
らプログラムがスタートすると、ステップS2で半押し
スイッチSW1がオンされるまで待ち、オンされるとス
テップS3において、手振れセンサ48による手振れ検
出を開始するとともに、その検出結果に基づいて、像振
れを防止するための補正レンズ3のシフト量を演算する
(手振れ演算を行う)。ステップS4では測光回路46
を作動させてその検出出力である被写体輝度を入力する
(測光処理を行う)。ステップS5では測距回路47作
動させてその検出出力である被写体距離を入力する(測
距処理を行う)。 【0023】ステップS6では感度検出回路53を作動
させ、その検出結果であるフィルムISO感度を入力す
る。ステップS7では、上記入力された被写体輝度と、
ISO感度とに基づいて周知のAE演算を行い、適正露
出を得るための露出値を求めるとともに、電子閃光装置
56の発光の有無、およびプリ発光の有無を判定し、電
子閃光装置56を発光させる条件であればSB発光モー
ドを設定する。ステップS8では、上記入力された被写
体距離と、ISO感度と、電子閃光装置56のガイドナ
ンバーとに基づいてFM(フラッシュマチック)演算を
行い、閃光撮影時の絞り値を求める。ステップS9で
は、ズームモータ回転量検出回路52の出力を読み込
み、撮影レンズの現在の焦点距離を認識する。 【0024】ステップS10では、SB発光モードが設
定されているか否かを判定し、設定されていなければス
テップS12に進み、設定されていればステップS11
に進む。ステップS11では、電子閃光装置の充電が完
了しているか否かを判定し、完了していなければ処理を
終了させ、完了していればステップS12に進む。 【0025】ステップS12では、手振れセンサ48の
出力が安定するまでに必要な待機時間だけ待機する。ス
テップS13では、手振れセンサ48で検出された手振
れ量が所定量以上か否かを判定し、所定量以上であれ
ば、ステップS14で手振れ報知用の表示素子(不図
示)を点灯させ、所定量未満であればステップS15で
上記表示素子を消灯させる。その後、ステップS16で
レリーズスイッチSW2のオン・オフを判定し、オフで
あればステップS17で半押しスイッチSW1のオン・
オフを判定する。半押しスイッチSW1がオフであれば
処理を終了させ、オンであればステップS13に戻る。 【0026】ステップS16でレリーズスイッチSW2
がオンと判定されると、図4のステップS18で手振れ
報知用の表示素子を消灯させ、ステップS19では、赤
目軽減用のプリ発光を行うか否かを判定する。プリ発光
を行う場合にはステップS20に進み、ランプ駆動回路
57を介して赤目軽減用ランプ58のプリ発光を開始す
る。ステップS21ではフラグFを1にセットし、次い
でステップS22でタイマをスタートさせてステップS
23に進む。このタイマは、赤目軽減待機時間を計時す
るものである。ステップS23では、センタリング回路
54を作動させて補正レンズ3をセンター位置(レンズ
3の光軸が撮影レンズの光軸と一致する位置)に駆動す
る。一方、プリ発光を行わない場合には直接ステップS
23に進む。 【0027】次いでステップS24において、上記被写
体距離に基づいてフォーカシングのためのレンズ駆動量
を演算する。ステップS25では、上記演算されたレン
ズ駆動量だけフォーカシングレンズ4を駆動すべくフォ
ーカシングモータドライバ49を介してフォ−カシング
モータM2を駆動する。モータM2の回転によりギア1
8,11aを介してレンズホルダ11が回転し、これに
伴って上記ヘリコイド10b,11bの作用によりレン
ズホルダ11が光軸方向に駆動される。すなわちフォ−
カシングレンズ4が回転しつつ光軸方向に移動してフォ
−カシングが行われる。フォトインタラプタ20は、フ
ォ−カシングレンズ4の移動量に関する情報を検出し、
フォ−カシングレンズ移動量検出回路50を介してCP
U41に入力する。 【0028】ステップS26では、フラグFが1か否か
を判定し、1でなければステップS28に進み、1であ
ればステップS27において、プリ発光からの経過時
間、すなわちタイマの計時時間が0.7秒に達するまで
待ってからステップS27’に進む。ステップS27’
では、ランプ58を消灯してプリ発光を停止し、次いで
ステップS28では、手振れ補正動作を開始させる。す
なわち、手振れ補正モータドライバ44を介して図2の
Y方向モータM3,X方向モータM4を駆動し、上記手
振れ演算にて求められたシフト量だけ補正レンズ3を光
軸と直交する方向にシフトさせる。ステップS29で
は、補正レンズ3の移動速度が安定するまで所定時間だ
け待機し、その後、ステップS30で絞り兼用シャッタ
モータドライバ43を介して絞り兼用シャッタ12の開
閉を行う。また、SB発光モードと判定されている場合
には、シャッタ12の駆動に同期して電子閃光装置56
の本発光を行う。 【0029】その後、ステップS31では、Y方向モー
タM3,X方向モータM4を停止して手振れ補正動作を
終了させ、次いでステップS32で手振れセンサ48に
よる手振れ検出を終了させる。ステップS33では補正
レンズ3を所定のリセット位置に駆動し、ステップS3
4ではフォーカシングレンズ4をリセット位置に復帰さ
せ、ステップS35でフィルム巻上回路55を介してフ
ィルムを1駒分巻上げてから処理を終了させる。 【0030】以上の図3,図4の手順に基づくカメラ動
作を図5により説明する。図5は閃光撮影時に行われる
各カメラ動作のタイミングと、被撮影者の瞳孔の直径の
時間的変化とを示す図である。閃光撮影条件成立時、レ
リーズ釦が半押し操作されると(撮影準備信号が出力さ
れると)、これに応答して手振れセンサ48による手振
れ検出が開始される。その後に時点T1でレリーズ釦が
全押し操作されると(撮影開始信号が出力されると)、
ランプ58による赤目軽減用のプリ発光が行われる。プ
リ発光開始後の時点T21から被撮影者の瞳孔は徐々に
収縮し始める。その後、時点T3からT4の間で手振れ
補正レンズ3のセンター位置(初期位置)への駆動が行
われ、引続きフォーカシングが行われる。上記プリ発光
から0.7秒経過した時点T5(このとき既にフォーカ
シングは終了している)で手振れ補正動作が開始され、
時点T6でシャッタが開かれ、時点T7で電子閃光装置
56が本発光され、時点T8でシャッタが閉じられる。
しかる後、時点8から時点9の間でフォーカシングレン
ズのリセット位置への復帰が行われ、時点T9からT1
0の間でフィルムの1駒巻上げが行われる。 【0031】以上の動作によれば、プリ発光後に0.7
秒経過してから、すなわち被撮影者の瞳孔径が最も小さ
くなったときに閃光撮影が開始されるので、十分な赤目
軽減効果を得ることができる。また、上記0.7秒の間
に振れ補正レンズ3の初期位置駆動およびフォーカシン
グが行われるので、赤目軽減待機時間を有効に利用する
ことができ、レリーズ釦の全押し操作から閃光撮影まで
の時間を最小限に短くすることができる。 【0032】ところで、撮影者がレリーズ釦を全押し操
作する際には、通常、その押圧力によってカメラ振れが
発生するが、その際のカメラ振れ量が大きいと、たとえ
手振れ補正動作を行っても像振れを防止できないことが
ある。しかしながら本実施例のように、プリ発光から赤
目軽減待機時間だけ待機してから閃光撮影を行うもので
は、この赤目軽減待機時間の間に全押し操作によるカメ
ラ振れを減衰させることができ、その減衰した状態で撮
影を行うことができる。つまり本実施例では、赤目軽減
待機時間をカメラ振れ減衰待機時間としても利用するこ
とができ、これにより閃光撮影時に満足な手振れ補正効
果を得ることができる。 【0033】以上の実施例の構成において、手振れセン
サ48が手振れ検出手段を、X方向およびY方向駆動機
構100x,100yが防振駆動手段を、ランプ58が
プリ発光手段を、CPU41が閃光撮影手段および制御
手段をそれぞれ構成する。 【0034】なお以上では、0.7秒の赤目軽減待機時
間中に振れ補正レンズ3の初期位置駆動を行ってからフ
ォーカシングを行うようにしたが、その順序は逆でもよ
い。また、手振れ補正装置の構成は図2のものに限定さ
れず、また手振れ補正レンズ3の位置も実施例に限定さ
れない。また、プリ発光手段としてランプ58を用いた
が、電子閃光装置で兼用するものでもよい。 【0035】 【発明の効果】本発明によれば、プリ発光手段の作動開
始から所定の赤目軽減待機時間が経過した後に手振れ補
正動作を開始するようにしたので、赤目軽減待機時間を
カメラ振れ減衰待機時間および像振れ補正時間として有
効に利用でき、赤目軽減効果を犠牲にすることなく撮影
開始信号の出力から閃光撮影が行われるまでの時間を最
小限に短縮し、かつ満足な手振れ補正効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る手振れ補正カメラの要
部を示す構成図。 【図2】図1のA−A線断面図。 【図3】実施例の動作を説明するフローチャート。 【図4】図3に続くフローチャート。 【図5】閃光撮影時に行われる各カメラ動作のタイミン
グ、および被撮影者の瞳孔の直径の時間的変化を示す
図。 【符号の説明】 3 手振れ補正レンズ 6 シャッタ駆動部 7 基板 9 レンズホルダ 12 シャッタ羽根 41 CPU 48 手振れセンサ 56 電子閃光装置 58 赤目軽減用ランプ 100x X方向駆動機構 100y Y方向駆動機構 M3 Y方向モータ M4 X方向モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−53178(JP,A) 特開 平4−181931(JP,A) 特開 平4−76525(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 5/00 G03B 7/16 G03B 15/05

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 手振れ等に起因するカメラ振れ量を検出
    する手振れ検出手段と、 撮影画像の振れを防止するために、前記手振れ検出手段
    の検出出力に基づいて手振れ補正光学系を光軸とは異な
    る方向に駆動する手振れ補正動作を行う防振駆動手段と
    を備えた手振れ補正カメラにおいて、 電子閃光装置を本発光させて閃光撮影を行う閃光撮影手
    段と、 赤目現象を軽減するために、前記閃光撮影に先立ってプ
    リ発光を行うプリ発光手段と、 閃光撮影条件成立時、撮影開始信号が出力されると前記
    プリ発光手段を作動せしめ、該プリ発光手段の作動開始
    から所定の赤目軽減待機時間が経過した後に前記防振駆
    動手段による前記手振れ補正動作を開始し、その後に前
    記閃光撮影手段を作動せしめる制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする手振れ補正カメラ。
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