JP3333015B2 - ブレ防止カメラ - Google Patents
ブレ防止カメラInfo
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Shutters For Cameras (AREA)
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Description
ブレ量の許容値を設定可能なブレ防止カメラに関する。
に相当する分だけテイキングレンズを駆動する防振技術
は従来より知られている。しかしながら、このような防
振技術は、コスト高になるとともに、カメラ自体の構成
も大きくなるので、コンパクトカメラ等では、ブレの小
さいタイミングを検知してシャッタを開にする簡易的な
防振技術を使用することが多い。例えば特開平3−09
2830は、カメラの角速度が一定値以下の時にシャッ
タ動作を可能とする技術を開示している。
ブレ量を検知し、その検出値に基づいて露光中のブレ量
を予測し、その予測値が許容できるブレ量以下であれば
露光を許可する技術を開示している。
たブレ防止カメラにおいては、シャッタ動作を許可する
許容値をむやみに厳しくしておくと、シャッタ動作がな
かなか許可されず撮影者に不都合を与えるので、許容値
は出来るだけ大きく設定することが望ましい。
可能なカメラにおいて、上記の許容値をノーマルサイズ
モードで撮影画像に影響しないブレの値に設定したとす
ると、トリミングサイズモードにおいて充分なブレ防止
効果を得ることは難しくなる。これはトリミングサイズ
モードでは、撮影画面の一部分を引きのばしてプリント
するため、トリミングサイズのブレ許容レベルはノーマ
ルサイズのそれよりも通常小さくなるためである。
あわせて設定すると、ノーマルサイズでの撮影時にシャ
ッタがおりにくくなり、撮影者に不都合を与える場合が
多くなる。これらの問題は単に画面サイズが切換可能な
カメラにとどまらず、動体撮影モードと静体撮影モード
を有するカメラなどにも適用される。
に着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、撮影モードに応じてブレ量許容値を決定することが
可能なブレ防止カメラを提供することにある。
めに、本発明に係るブレ防止カメラは、ノーマル画面サ
イズにて撮影を行うノーマル撮影モードと、上記ノーマ
ル画面サイズよりも小さいトリミング画面サイズにて撮
影を行うトリミング撮影モードのいずれかを選択する撮
影モード選択手段と、カメラに生じるブレ状態を検出す
るブレ検出手段と、上記ブレ検出手段の出力に基づき、
ブレ量を演算するブレ量演算手段と、上記撮影モード選
択手段によって選択された撮影モードに対応するブレ状
態の許容値を設定するブレ状態許容値設定手段と、上記
ブレ量演算手段により演算されたブレ量と上記ブレ状態
許容値設定手段により設定されている許容値とを比較
し、この比較結果に基づいてカメラの露光動作を許可す
る露光開始許可手段とを具備する。
よって、ノーマル画面サイズにて撮影を行うノーマル撮
影モードと、上記ノーマル画面サイズよりも小さいトリ
ミング画面サイズにて撮影を行うトリミング撮影モード
のいずれかを選択する。次に、カメラに生じるブレ状態
を検出して、検出されたブレ状態に基づいてブレ量を演
算するとともに、上記撮影モード選択手段によって選択
された撮影モードに対応するブレ状態の許容値をブレ状
態許容値設定手段により設定する。次に、露光開始許可
手段によって、上記演算されたブレ量と上記ブレ状態許
容値設定手段により設定されている許容値とを比較し、
この比較結果に基づいてカメラの露光動作を許可する。
照して説明する。図5は、本実施例に係るブレ防止カメ
ラの基本概念を示す図である。このブレ防止カメラは、
撮影者の手ブレなどによるブレを検知するブレ検知部1
と、ブレ検知部1からのブレ信号をもとにカメラのブレ
量を演算するブレ量演算部2と、カメラの撮影モードを
選択する撮影モード選択部3と、上記ブレ量演算部2か
らの演算結果にもとづいて、シャッタの開口を許可する
シャッタ許可判定部4と、上記撮影モード選択部3の結
果にもとづいて、シャッタ許可判定部4における判定許
容値を制御するブレ量許容値制御手段5とを備えてい
る。
ラに発生しているブレ量を演算し、更に撮影モードを考
慮に入れて、ブレが撮影画像に影響しない許容範囲のブ
レに対しては、シャッタの開口を許可するようになって
いる。
について更に説明する。図1は上記したブレ防止装置を
マイクロコンピュータ(CPU)を用いて実現した具体
的構成図であり、ここでは本実施例に関係するもののみ
示している。
ントロールを実行する。R1 ,R2は2段レリーズスイ
ッチでR1 がファーストレリーズスイッチ、R2 がセカ
ンドレリーズスイッチである。ブレセンサー部101
は、CPU111の要求によりブレ変位を出力するもの
であり、例えば本出願人による特願平4−149673
に開示されている発光ダイオードとフォトダイオードを
組み合わせたものや、加速度センサ、CCDセンサなど
を使用することができる。測光部102は被写体の明る
さを測定するセンサである。
距離fを検出するものであり、絶対位置エンコーダや、
P.I.などのパルスをカウントして相対的に位置を演
算する手段を使用することができる。
TTL位相差方式のCCDセンサ、レンズシャッタでは
アクティブAF方式の赤外投光PSD受光のものを使用
することができる。DX読み取り部105は、図示しな
いカメラ本体のパトローネ室におけるDX接片である。
PCV110は、警告音を発生するセラミック発振子で
ある。
d(112)、レンズ駆動モータMl(113)、ミラ
ーアップモータMm(114)が接続されている。な
お、これは一眼レフカメラの場合で、レンズシャッタの
場合はMd112,Mm114は省略できる。プランジ
ャやモータなどで制御されるシャッタ107は、シャッ
タ駆動部108により駆動される。
モードかトリミング撮影モードかを選択するものであ
る。図2は、本実施例におけるCPU111の動作を示
すフローチャートである。このフローチャートはコンパ
クトカメラの例を示している。まず、R2 がオンになる
とこのフローチャートがスタートする。次に、DX、ズ
ーム位置、測光値を読み込み露出演算を行う(ステップ
S1〜S4)。ここで、ステップS4での露出演算でシ
ャッタ速度が演算されるので、ズームの焦点距離の逆数
1/fよりシャッタ速度が遅い場合、PCV110で警
告音を出し撮影者に注意をうながす(ステップS5,S
6)。この警告は、撮影者にブレが生じないように注意
して撮影することを知らせるためのものである。もちろ
んPCV110でなくファインダー内のLEDなどで警
告してもよいことは言うまでもない。AFシーケンスに
おいて、AF測距部104より測距値を読み込み、AF
演算によりレンズ繰出し量を決定する(ステップS9,
S10)。
していれば撮影シーケンスに移る。R2 がオンしていな
い場合はR1 がオフするまで、上記サイクルを繰り返す
(ステップS12,S13)。撮影シーケンスではレン
ズ駆動後(ステップS11)、「ブレ量評価」サブルー
チンでブレ量測定、及びシャッタ許可の判定が行われる
(ステップS17)。後で詳しく説明するが、ここでは
シャッタ許可の判定がOKになった時サブルーチンが終
了する。
タ107が駆動される(ステップS18)。その後フィ
ルム巻上げを行ってレリーズシーケンスを終る(ステッ
プS19)。
サブルーチンの例を2種類説明する。図3は、図5に沿
った「ブレ量評価」サブルーチンの第1実施例である。
まず撮影モードに関するデータを読み込み(ステップS
21)、次にブレデータを読み込む(ステップS2
2)。ブレデータは、少なくともシャッタースピード分
のブレデータを記憶している。例えば、シャッタースピ
ードが1/32であれば、現在より1/32秒前までの
ブレデータが例えば1ms毎に記憶されている。次のブ
レ量演算では、現在のブレデータより、シャッタースピ
ード分過去のブレデータを引算して絶対値をとるなどし
て、現在発生しているブレ量を演算する(ステップS2
3)。
の位置情報や角度情報に相当するものである。カメラの
速度情報や加速度情報に対応するブレデータであれば、
ブレ量の演算法は異なってくることは言うまでもない。
正する(ステップS24)。これは焦点距離が長いほど
カメラのブレに対し、フィルム面のブレ量が大きく影響
するからである。補正の方法は、単にブレ量が焦点距離
f2 に相当するとすればf/f2 を掛ければよい。ま
た、TTLAFセンサなどをブレセンサとして使用する
場合は、すでに焦点距離情報も含まれているブレ量とな
るので、ズーム値補正は必要ない。
影モードか、トリミング撮影モードかを判断する(ステ
ップS25)。ノーマル撮影モードの時は、上記演算に
より求めたブレ量がノーマル撮影画面における許容値以
下かどうかを判断し、以下ならリターン、すなわちシャ
ッタ開動作に移る(ステップS26)。
算により求めたブレ量がトリミング撮影画面における許
容値以下かどうかを判断し、以下ならリターンする(ス
テップS27)。
測定し、ステップS21以降を繰り返す。図4はブレ量
評価サブルーチンの第2実施例である。この例において
図3と異なる所は、ブレ量を撮影モードによって補正
し、更にブレ評価値を演算し、そのブレ評価値が定まっ
た許容値以下であるかどうかを判断していることのみで
ある(ステップS28、S29)。
ば、ステップS29における許容値がノーマル撮影モー
ドの許容値に相当するとすれば、トリミング撮影モード
の時には、ブレ量にk(k<1)をかければよい。
としては、トリミング撮影モードに限るものではない。
例えば動体撮影モードと静体撮影モードを有するカメラ
において、ブレ量許容値をそれぞれ変化させてもよい。
また、手ブレ防止優先モードとシャッター優先モードを
有するカメラにおいて、ブレ量許容値をそれぞれ変化さ
せたり、ブレ許容レベルをマニュアルで設定できる撮影
モードを有するカメラにおいてブレ量許容値を設定され
た許容レベルに変化させたり、ストロボ発光モードに応
じてブレ量許容値を変化させたり、夜景モード選択時に
ブレ量許容値を変化させることも可能である。
ば、露光を許可するブレの許容値を撮影モードに応じて
変化できるようにしたので、ブレを防止し、かつシャッ
タータイムラグの短いカメラを提供することができる。
実現した具体例を示す図である。
ャートである。
す図である。
す図である。
す図である。
択部、4…シャッタ許可判定部、5…ブレ量許容値制御
手段。
Claims (1)
- 【請求項1】 ノーマル画面サイズにて撮影を行うノー
マル撮影モードと、上記ノーマル画面サイズよりも小さ
いトリミング画面サイズにて撮影を行うトリミング撮影
モードのいずれかを選択する撮影モード選択手段と、 カメラに生じるブレ状態を検出するブレ検出手段と、 上記ブレ検出手段の出力に基づき、ブレ量を演算するブ
レ量演算手段と、 上記撮影モード選択手段によって選択された撮影モード
に対応するブレ状態の許容値を設定するブレ状態許容値
設定手段と、 上記ブレ量演算手段により演算されたブレ量と上記ブレ
状態許容値設定手段により設定されている許容値とを比
較し、この比較結果に基づいてカメラの露光動作を許可
する露光開始許可手段と、 を具備したことを特徴とするブレ防止カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25700093A JP3333015B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | ブレ防止カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25700093A JP3333015B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | ブレ防止カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07110506A JPH07110506A (ja) | 1995-04-25 |
JP3333015B2 true JP3333015B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=17300333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25700093A Expired - Fee Related JP3333015B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | ブレ防止カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3333015B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP25700093A patent/JP3333015B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07110506A (ja) | 1995-04-25 |
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