JPH075539A - データ写し込み手段を有するぶれ防止カメラ - Google Patents

データ写し込み手段を有するぶれ防止カメラ

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JPH075539A
JPH075539A JP14204993A JP14204993A JPH075539A JP H075539 A JPH075539 A JP H075539A JP 14204993 A JP14204993 A JP 14204993A JP 14204993 A JP14204993 A JP 14204993A JP H075539 A JPH075539 A JP H075539A
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JP
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camera shake
camera
imprinting
amount
exposure
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Withdrawn
Application number
JP14204993A
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English (en)
Inventor
Yuji Imai
右二 今井
Azuma Miyazawa
東 宮沢
Yoshiaki Matsuzawa
良紀 松澤
Hideto Kitazawa
英人 北澤
Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
Toshiro Kikuchi
寿郎 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH075539A publication Critical patent/JPH075539A/ja
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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】手ブレ軽減撮影を行うモードにおいて、撮影が
なされないのにデートのみ写し込まれてしまうといった
不具合を解消すること。 【構成】手ブレ量検出部1はカメラの手ブレ量を検出
し、判定部2は上記手ブレ量検出部1によって得られた
ブレ量が所定値以下になったか否かを判定する。そし
て、手ブレ量が所定値以下になったと判定すると、露出
開始信号を露出制御部4に出力し露出を開始させると共
に、デート写し込み開始信号をデート写し込み開始部5
に出力し、デート写し込み部6によるデートの写し込み
を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカメラなどの撮
像装置に適用される装置に係り、特に撮影時の手ブレの
状態を検出する事が可能であると共にフィルムに撮影デ
ータを写し込むことができるデータ写し込み手段を有す
るぶれ防止カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ等に使用されるぶれ検
出装置に関する技術が種々提案されている。例えば、特
願平4−149674号公報では、1つの発光素子と2
つの受光素子を利用した傾きセンサによりカメラの手ブ
レ状態を検出し、ブレの少ないタイミングで露出を行う
「手振れ検出装置」に関する技術が開示されている。
【0003】そして、この手振れ検出装置では、カメラ
の背面に配置された投光素子が撮影者に向けて投光し、
少なくとも2点からの反射光を受光素子にて受光し、そ
れぞれの点に応じた光電流信号を出力し、この出力され
た光電流の平方根の逆数の差を演算し、その出力を手振
れ信号として検出している。
【0004】一方、デート写し込み機能を有するカメラ
においては、撮影シーケンスの中のできるだけ早いタイ
ミングでデート写し込みを開始する。それは、デート写
し込みにはある一定の時間が必要であるので、撮影シー
ケンスの終りの方でデート写し込みを開始すると、デー
ト写し込み以外の撮影シーケンスが終了してもデート写
し込みが未完了となり、続けて2駒以上撮影する場合に
撮影駒の間に不要な時間が発生してしまうからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
願平4−149674号公報により開示された技術で
は、デート写し込みのタイミングについては何等記載さ
れていない。そして、前述したデート写し込み機能を有
するカメラでは、撮影準備動作に入る前にデート写し込
みを開始する必要があるが、手ブレ軽減モードを有する
カメラでは、撮影者のレベルによって、いつまでたって
もブレが小さくならず露出が行われない事があり、ブレ
が小さくなったと判断し、露出を開始する前にデートの
写し込みを開始するとデートのみが写し込まれ撮影がな
されないといった不具合を生じる場合がある。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、手ブレ軽減撮影を行うモ
ードにおいて、フィルムにデートのみが写し込まれ撮影
がなされないといった不具合を解消することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によるデータ写し込み手段を有
するぶれ防止カメラは、上記カメラの手ブレ量を検出す
る手ブレ量検出手段と、上記手ブレ量検出手段によって
得られた手ブレ量が所定値以下になったか否かを判定
し、所定値以下になったと判定された際に、露出を開始
させる露出開始信号と上記データ写し込み手段を作動さ
せる写し込み開始信号とを出力する判定手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0008】さらに、第2の態様によるデータ写し込み
手段を有するぶれ防止カメラは、通常撮影モードと、手
ブレ量を考慮した撮影を行なうことが可能な手ブレ軽減
撮影モードとを選択するモード選択手段と、上記手ブレ
軽減撮影モードが選択されている際に、カメラの手ブレ
量を検出する手ブレ量検出手段と、上記手ブレ量検出手
段によって得られた手ブレ量が所定値以下になったか否
かを判定し、所定値以下になったと判定された際に、露
出を開始させる露出開始信号と上記データ写し込み手段
を作動させる写し込み開始信号とを出力する判定手段と
を具備することを特徴とする。また、第3の態様による
データ写し込み手段を有するぶれ防止カメラでは、デー
タ写し込み手段を有するぶれ防止カメラ。
【0009】また、第3の態様によるデータ写し込み手
段を有するぶれ防止カメラは、上記カメラの手ブレ量を
検出する手ブレ量検出手段と、上記手ブレ量検出手段に
よって得られた手ブレ量が所定値以下になったか否かを
判定し所定値以下になったと判定されたときに露出を開
始させる露出開始信号と上記データ写し込み手段を作動
させる写し込み開始信号とを出力する判定手段と、上記
手ブレ量検出後、所定の時間が経過しても上記判定手段
より露出開始信号が出力されなかった際に手ブレ警告信
号を出力する手ブレ警告信号出力手段と、上記手ブレ警
告信号出力手段からの手ブレ警告信号に基づいて警告す
る警告手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
【作用】即ち、本発明の第1の態様によるデータ写し込
み手段を有するぶれ防止カメラでは、手ブレ量検出手段
が上記カメラの手ブレ量を検出し、判定手段が上記手ブ
レ量検出手段によって得られた手ブレ量が所定値以下に
なったか否かを判定し、所定値以下になったと判定され
た際に、露出を開始させる露出開始信号と上記データ写
し込み手段を作動させる写し込み開始信号とを出力す
る。
【0011】さらに、第2の態様によるデータ写し込み
手段を有するぶれ防止カメラでは、モード選択手段が通
常撮影モードと手ブレ量を考慮した撮影を行なうことが
可能な手ブレ軽減撮影モードとを選択すると、手ブレ量
検出手段が上記手ブレ軽減撮影モードが選択されている
際にカメラの手ブレ量を検出し、判定手段が上記手ブレ
量検出手段によって得られた手ブレ量が所定値以下にな
ったか否かを判定し、所定値以下になったと判定された
際に露出を開始させる露出開始信号と上記データ写し込
み手段を作動させる写し込み開始信号とを出力する。
【0012】また、第3の態様によるデータ写し込み手
段を有するぶれ防止カメラでは、手ブレ量検出手段が上
記カメラの手ブレ量を検出し、判定手段が上記手ブレ量
検出手段によって得られた手ブレ量が所定値以下になっ
たか否かを判定し所定値以下になったと判定された際に
露出を開始させる露出開始信号と上記データ写し込み手
段を作動させる写し込み開始信号とを出力し、手ブレ警
告信号出力手段が上記手ブレ量検出後、所定の時間が経
過しても上記判定手段より露出開始信号が出力されなか
った際に手ブレ警告信号を出力し、警告手段が上記手ブ
レ警告信号出力手段からの手ブレ警告信号に基づいて警
告する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明のデータ写し込み手段を有す
るぶれ防止カメラの概念図である。図1(a)は第1の
実施例に係るデータ写し込み手段を有するぶれ防止カメ
ラの概念図である。この第1の実施例では、レリーズ許
可部3によりレリーズ開始が検知されると、手ブレ量検
出部1がカメラの手ブレ量を検出し、判定部2が上記手
ブレ量検出部1によって得られた手ブレ量が所定値以下
になったか否かを判定する。そして、手ブレ量が所定値
以下になったと判定すると、露出開始信号を露出制御部
4に出力し露出を開始させると共に、写し込み開始信号
をデート写し込み開始部5に出力しデート写し込み部6
によるデートの写し込みを開始する。
【0014】そして、図1(b)は第2の実施例に係る
データ写し込み手段を有するぶれ防止カメラの概念図で
ある。この第2の実施例では、レリーズ許可部3により
レリーズ開始が検知されると、モード選択部7が「通常
撮影モード」と手ブレ量を考慮した撮影を行なうことが
可能な「手ブレ軽減撮影モード」とを選択し、手ブレ量
検出部1が上記「手ブレ軽減撮影モード」が選択されて
いる際にカメラの手ブレ量を検出する。そして、判定部
2が上記手ブレ量検出部1によって得られた手ブレ量が
所定値以下になったか否かを判定する。この手ブレ量が
所定値以下になったと判定されると、露出制御部4に露
出開始信号を出力し露出を開始させると共に、上記デー
タ写し込み部6に写し込み開始信号を出力しデートの写
し込みを開始させる。
【0015】さらに、図1(c)は第3の実施例に係る
データ写し込み手段を有するぶれ防止カメラの概念図で
ある。この第3の実施例では、レリーズ許可部3により
レリーズ開始が検知されると、手ブレ量検出部1がカメ
ラの手ブレ量を検出し、判定部2が上記手ブレ量検出部
1によって得られたブレ量が所定値以下になったか否か
を判定する。そして、手ブレ量が所定値以下になったと
判定された際に露出制御部4による露出を開始させる露
出開始信号と上記データ写し込み部6を作動させる写し
込み開始信号とを出力し、上記手ブレ量の検出後、タイ
マ部8のカウントによる所定の時間が経過しても上記判
定部1より露出開始信号が出力されなかったときに手ブ
レ警告信号を出力し、警告部9がこの手ブレ警告信号に
基づいて警告を行なう。
【0016】次に図2は本発明のデータ写し込み手段を
有するぶれ防止カメラの外観図である。図2に示すよう
に、カメラ本体101の裏ブタの所定位置には手ブレ検
出のためのセンサモジュール102が配設される。そし
て、このセンサモジュール102は投光素子11と一対
のセンサ12,13によって構成されている。
【0017】次に図3は本発明のデータ写し込み手段を
有するぶれ防止カメラの制御系の構成を示す図である。
図3に於いて、手ブレセンサのヘッドアンプ10は投光
素子11の駆動及びセンサ12,13からの光電流の処
理を行う。即ち、このヘッドアンプ10はセンサ12,
13からの光電流を処理して撮影者の顔面の傾き角を検
出し、その傾き角に関連した電圧を出力する。さらに、
シーケンス制御のためのマイクロコンピュータ(以下、
マイコンと略記する)14は、このヘッドアンプ10か
らの顔面の傾き角に関連した電圧をA/D変換し、この
A/D値の時間変動を求めることにより手ブレ状態を検
出する。そして、AFセンサ15は図示しないテイキン
グレンズを通過した光束より撮影レンズの焦点状態を検
出し、レンズ駆動回路16はAFセンサ15からの出力
に基づいて撮影レンズを駆動しピント合わせを行なう。
【0018】本発明は一眼レフレックスカメラに適用さ
れたものであるので、テイキングレンズ内には絞りを有
しており、この絞りは絞り駆動回路17により所定の絞
り値に設定される。そして、図示しないが通常はテイキ
ングレンズからの光をフィンダ光学系に導き、撮影時に
はミラーアップ駆動回路18がミラーアップすることで
テイキングレンズの光をシャッタ方向に切り換える。ま
た、シャッタにはフォーカルプレーンシャッタを使用し
ており、当該シャッタは先幕と後幕を有しており、それ
ぞれ先幕駆動回路19,後幕駆動回路20により駆動制
御される。
【0019】そして、デート写し込み回路21は、撮影
フィルム上に年月日等の情報を写し込むための回路であ
り、警告部22は詳細については後述するが、撮影者の
手ブレが所定時間内に小さくならない場合にファインダ
内に警告表示を行うものである。そして、ダミーロード
23はバッテリーテェックの時に電池から一定の電流値
を流し出すものである。また、シャッタチャージ回路2
4はシャッタチャージを行うと自動的にミラーアップさ
れたミラーの初期位置(ダウン状態)駆動及び絞り込ま
れた絞りの初期位置駆動を行う回路である。
【0020】さらに、巻上げ駆動回路25は撮影後の1
コマ巻き上げを行い、測光回路26はファインダ内に設
けられテイキングレンズを通過してきた光束を利用して
測光を行う。そして、レリーズスイッチは2段ストロー
クになっており、第1ストロークにより、第1レリーズ
スイッチ27がオンし、第2ストロークにより第2レリ
ーズスイッチ28がオンする。そして、スイッチ29は
通常撮影モードと手ブレ軽減撮影モードを切り換えるた
めの走査部材に連したモードスイッチであり、このスイ
ッチ29がオン状態では「手ブレ軽減撮影モード」とな
り、オフ状態では「通常撮影モード」となる。
【0021】以下、図4のフローチャートを参照して、
本発明のデータ写し込み手段を有するぶれ防止カメラの
動作を説明する。先ずマイコン14は第1レーズスイッ
チ27の状態をモニタし、当該スイッチ27がオンされ
ると、続いてオートフォーカス(AF)を行う(ステッ
プS1,S2)。即ち、ステップS2において、マイコ
ン14はAFセンサ15からの出力信号に基づいて撮影
レンズの焦点ずれ量を演算し、その焦点ずれ量に基づい
てレンズ駆動回路16に信号を送り撮影レンズの駆動を
行う。そして、マイコン14は、この撮影レンズの焦点
ずれ量の検出及び撮影レンズの駆動を数回繰り返すこと
で撮影レンズのピント合わせを行う。
【0022】こうして、AFが終了すると、続いてマイ
コン4は第2レリーズスイッチ28の状態をモニタし、
当該スイッチ28がオン状態ならばステップS5に進
み、オフ状態ならばステップS4に進む(ステップS
3)。そして、ステップS4では再びマイコン14は第
1レリーズスイッチ27の状態をモニタし、当該スイッ
チ27がオンされているときはステップS3に戻り、オ
フされているときはステップS1に戻る(ステップS
4)。そして、ステップS5に進むと、マイコン14は
ダミーロードを一定時間だけオンさせてから電池電圧を
モニタする。続いて、電池の判定を行ない、電池電圧が
一定電圧以上ならば電池の状態は良好を判断してステッ
プS7に進み、電池電圧が一定電圧未満ならば電池の状
態は不可と判断してステップS8に進む(ステップS
6)。
【0023】さらに、ステップS8ではマイコン14は
第1レリーズスイッチ27の状態を再びモニタして、当
該スイッチ27がオフになるまでモニタを繰り返し、オ
フになると上記ステップS1に戻る。そして、ステップ
S7ではマイコン14はモードスイッチ29の読み込み
を行なう。
【0024】続いて、マイコン14は手ブレ軽減撮影モ
ードであるか否かを判定する(ステップS9)。そし
て、手ブレ軽減撮影モードである場合にはステップS1
0に移行し、後述するサブルーチン“手ブレ軽減撮影”
を実行し、通常撮影モードである場合にはステップ11
に移行し、後述するサブルーチン“通常撮影”を実行す
る。こうして、マイコン14は各モードに対応した撮影
を行なった後、シャッタチャージを開始し(ステップS
12)更に、巻き上げを開始する(ステップS13)。
そして、シャッタチャージ及び巻き上げの終了を検知す
ると上記ステップS1に戻り、上記動作を繰り返す(ス
テップS14)。
【0025】次に、図5のフローチャートを参照して、
上記サブルーチン“手ブレ軽減撮影”のシーケンスにつ
いて説明する。本サブルーチンに入ると、先ず測光回路
26により測光を行う(ステップS20)。そして、絞
り駆動回路17に対して信号を送り、絞り駆動を開始さ
せる(ステップS21)。そして、ミラーアップ駆動回
路18に対して信号を送りミラーアップを開始させる
(ステップS22)。続いて、マイコン14は絞り駆動
及びミラーアップ駆動の終了を検知する。この終了の検
知はそれぞれ図示されていないエンコーダの状態を検出
することによって行なう(ステップS23)。
【0026】続いて、マイコン14はディレイタイマの
カウントを開始させる(ステップS24)。このディレ
イタイマの役割については後述することにする。次い
で、マイコン14は手ブレセンサのヘッドアンプ10か
らの出力信号を基にして手ブレ量の演算を行なう(ステ
ップS25)。そして、このステップS25において、
手ブレ量が閾値よりも小さい場合には、デート写し込み
回路21に信号を出力し、デート写し込みを開始し(ス
テップS27)、先幕駆動回路19に対して信号を出力
して先幕を開始させ(ステップS28)、露出タイマを
動作させる(ステップS29)。尚、この露出タイマは
上記ステップS20で行なった測光の結果に基づいて求
められた露出秒時に対応したものである。
【0027】続いて、マイコン14は後幕駆動回路20
に信号を出力して後幕を開始させ(ステップS30)、
手ブレ警告表示をオフさせる(ステップS31)。そし
て、デート写し込みタイマを動作させる(ステップS3
2)。このデート写し込みタイマの動作時間TD は次式
で示される。
【0028】TD =TDATE−TEXP ここで、TDATEは写し込みに要する時間である。また、
EXP は露出に要する時間であり、ステップS28乃至
31のシーケンスに要する時間を意味する。
【0029】こうして、メインルーチンのステップS1
2にリターンする。一方、上記ステップS25におい
て、手ブレ量が閾値より大きいときは露出を行うには不
適切なタイミングであると判断してステップS33に進
む。そして、マイコン14はディレイタイマのカウント
値をテェックし、一定値以上のカウント値になっていれ
ば(ステップS33)、手ブレ警告部22に対して信号
を出力し、手ブレ警告表示を行う(ステップS34)。
【0030】これに対して、上記ステップS33におい
て、ディレイタイマのカウント値が一定値以上のカウン
ト値になっていなければ上記ステップS25に戻る。こ
こで、このディレイタイマの役割はステップS25,S
26,S33で構成される露出待ち状態の時間を制御す
ることにある。即ち、手ブレ状態がいつまでたっても小
さくならない場合にある一定時間以上経過したところで
ファインダ内にある手ブレ警告部22を動作状態にして
撮影者に対して警告を与える。
【0031】さて、上記ステップS34に次いで、ステ
ップS35では、マイコン14は第1レリーズスイッチ
27のモニタを行ない、当該スイッチ27がオンならば
ステップS25に戻り、オフならば次のステップS36
に進む。そして、手ブレ警告表示をオフして(ステップ
S36)、シャッタチャージ駆動回路24に対して信号
を送りシャッタチャージを行なう(ステップS37)。
ここで、前述したようにシャッタチャージと同時にミラ
ーの初期位置駆動及び絞りの初期位置駆動がなされる。
そして、シャッタチャージの終了を検知して、シャッタ
チャージが終了したならば図4のステップS1に戻る
(ステップS38)。
【0032】次に、図6のフローチャートを参照して、
上記サブルーチン“通常撮影”のシーケンスについて説
明する。本サブルーチンのシーケンスに入ると、マイコ
ン14は先ずデート写し込み回路21に対して信号を出
力し、デート写し込みを開始する(ステップS50)。
続いて、測光回路26による測光を行ない(ステップS
51)、絞り駆動、ミラーアップを行なう(ステップS
52,S53)。そして、この絞り駆動、ミラーアップ
の終了を検知すると(ステップS54)、マイコン14
は先幕駆動回路19に信号を送り先幕を開始し(ステッ
プS55)、露出タイマを開始し(ステップS56)、
後幕駆動回路20に信号を送り後幕を開始し(ステップ
S57)、メインルーチンにリターンする。
【0033】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されることなく種々の改
良・変更が可能であることは勿論である。例えば、先に
図5に示したサブルーチン“手ブレ軽減撮影”のシーケ
ンスを図7,図8に示すように変更することもできる。
【0034】図7に示すシーケンスでは、ステップS3
5において第1レリーズスイッチ27が例えオンしてい
てもステップS25に戻らずに、第1レリーズスイッチ
27がオフするまで待ってからステップS36に進むよ
うになっている。つまり、この変更例ではディレイタイ
マがタイムアップした後は露出が禁止されるようになっ
ている。
【0035】そして、図8のシーケンスでは手ブレ警告
部22による動作を省略している。即ち、ディレイタイ
マを無くしてあるので手ブレがいつまでたっても小さく
ならないとしても、第1レリーズスイッチ27がオン状
態ならばステップS25,S26,S35のループを繰
り返すようにしている。
【0036】尚、上記実施例では、一眼レフレックスカ
メラに適用した場合について説明したが、レンズシャッ
タ方式のカメラに適用できることは勿論である。この場
合、単に絞りやシャッタなどの方式が異なるだけであ
る。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
手ブレ軽減撮影を行うモードにおいて、撮影がなされな
いのにフィルムにデートのみ写し込まれてしまうといっ
た従来の課題を解消したデータ写し込み手段を有するぶ
れ防止カメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るデータ写し込み手段を有
するぶれ防止カメラの構成を示す図である。
【図2】本発明のデータ写し込み手段を有するぶれ防止
カメラの外観図である。
【図3】本発明のデータ写し込み手段を有するぶれ防止
カメラの制御系の構成を示す図である。
【図4】本発明のデータ写し込み手段を有するぶれ防止
カメラの動作を示すフローチャートである。
【図5】サブルーチン“手ブレ軽減撮影”のシーケンス
を示すフローチャートである。
【図6】サブルーチン“通常撮影”のシーケンスを示す
フローチャートである。
【図7】サブルーチン“手ブレ軽減撮影”の改良例のシ
ーケンスを示すフローチャートである。
【図8】サブルーチン“手ブレ軽減撮影”の改良例のシ
ーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…手ブレ量検出部、2…判定部、3…レリーズ許可
部、4…露出制御部、5…デート写し込み開始部、6…
デート写し込み部、7…モード選択部、8…タイマ部、
9…警告部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】さらに、第2の態様によるデータ写し込み
手段を有するぶれ防止カメラは、通常撮影モードと、手
ブレ量を考慮した撮影を行なうことが可能な手ブレ軽減
撮影モードとを選択するモード選択手段と、上記手ブレ
軽減撮影モードが選択されている際に、カメラの手ブレ
量を検出する手ブレ量検出手段と、上記手ブレ量検出手
段によって得られた手ブレ量が所定値以下になったか否
かを判定し、所定値以下になったと判定された際に、露
出を開始させる露出開始信号と上記データ写し込み手段
を作動させる写し込み開始信号とを出力する判定手段
と、手ブレ軽減撮影モードが選択されている際は、上記
判定手段の出力に基づいて露出を開始し、通常撮影モー
ドが選択されている際は、レリーズ開始信号に基づいて
露出を開始させる露出制御手段と、手ブレ軽減撮影モー
ドが選択されている際は、上記判定手段の出力に基づい
て撮影データの写し込みを開始し、通常撮影モードが選
択されている際は、レリーズ開始信号に基づいて撮影デ
ータの写し込みを開始させる写込み介し手段とを具備す
ることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】さらに、第2の態様によるデータ写し込み
手段を有するぶれ防止カメラでは、モード選択手段が通
常撮影モードと手ブレ量を考慮した撮影を行なうことが
可能な手ブレ軽減撮影モードとを選択すると、手ブレ量
検出手段が上記手ブレ軽減撮影モードが選択されている
際にカメラの手ブレ量を検出し、判定手段が上記手ブレ
量検出手段によって得られた手ブレ量が所定値以下にな
ったか否かを判定し、所定値以下になったと判定された
際に露出を開始させる露出開始信号と上記データ写し込
み手段を作動させる写し込み開始信号とを出力する。そ
して、露出制御手段は、手ブレ軽減撮影モードが選択さ
れている際は上記判定手段の出力に基づいて露出を開始
し、通常撮影モードが選択されている際はレリーズ開始
信号に基づいて露出を開始させる。さらに、写込み介し
手段は、手ブレ軽減撮影モードが選択されている際は上
記判定手段の出力に基づいて撮影データの写し込みを開
始し、通常撮影モードが選択されている際はレリーズ開
始信号に基づいて撮影データの写し込みを開始させる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】さらに、図1(c)は第3の実施例に係る
データ写し込み手段を有するぶれ防止カメラの概念図で
ある。この第3の実施例では、レリーズ許可部3により
レリーズ開始が検知されると、手ブレ量検出部1がカメ
ラの手ブレ量を検出し、判定部2が上記手ブレ量検出部
1によって得られたブレ量が所定値以下になったか否か
を判定する。そして、手ブレ量が所定値以下になったと
判定された際に露出制御部4による露出を開始させる露
出開始信号と上記データ写し込み部6を作動させる写し
込み開始信号とを出力し、上記手ブレ量の検出を開始
後、タイマ部8のカウントによる所定の時間が経過して
も上記判定部1より露出開始信号が出力されなかったと
きに手ブレ警告信号を出力し、警告部9がこの手ブレ警
告信号に基づいて警告を行なう。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】さらに、巻上げ駆動回路25は撮影後の1
コマ巻き上げを行い、測光回路26はファインダ内に設
けられテイキングレンズを通過してきた光束を利用して
測光を行う。そして、レリーズスイッチは2段ストロー
クになっており、第1ストロークにより、第1レリーズ
スイッチ27がオンし、第2ストロークにより第2レリ
ーズスイッチ28がオンする。そして、スイッチ29は
通常撮影モードと手ブレ軽減撮影モードを切り換えるた
めの操作部材に連したモードスイッチであり、このスイ
ッチ29がオン状態では「手ブレ軽減撮影モード」とな
り、オフ状態では「通常撮影モード」となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】続いて、マイコン14はディレイタイマの
カウントを開始させる(ステップS24)。このディレ
イタイマの役割については後述することにする。次い
で、マイコン14は手ブレセンサのヘッドアンプ10か
らの出力信号を基にして手ブレ量の演算を行なう(ステ
ップS25)。そして、このステップS25において、
手ブレ量が閾値よりも小さい場合には、デート写し込み
回路21に信号を出力し、デート写し込みを開始し(ス
テップS27)、先幕駆動回路19に対して信号を出力
して先幕走行を開始させ(ステップS28)、露出タイ
マを動作させる(ステップS29)。尚、この露出タイ
マは上記ステップS20で行なった測光の結果に基づい
て求められた露出秒時に対応したものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】TD =TDATE−TEXP ここで、TDATEは写し込みに要する時間である。また、
EXP は露出に要する時間であり、ステップS28乃至
31のシーケンスに要する時間を意味する。このディレ
イタイマーTD が無いと後述するステップS13の巻き
上げ開始に伴い、デートの写込みがまだされている状態
で巻き上げが開始されるので、写込みの文字が消され
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】これに対して、上記ステップS33におい
て、ディレイタイマのカウント値が一定値以上のカウン
ト値になっていなければ上記ステップS25に戻る。こ
こで、このディレイタイマの役割はステップS25,S
26,S33で構成される露出待ち状態の時間を制限
ることにある。即ち、手ブレ状態がいつまでたっても小
さくならない場合にある一定時間以上経過したところで
ファインダ内にある手ブレ警告部22を動作状態にして
撮影者に対して警告を与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北澤 英人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 松本 寿之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 菊池 寿郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに撮影データを写し込むデータ
    写し込み手段を有するブレ防止カメラにおいて、 上記カメラの手ブレ量を検出する手ブレ量検出手段と、 上記手ブレ量検出手段によって得られた手ブレ量が所定
    値以下になったか否かを判定し、所定値以下になったと
    判定された際に、露出を開始させる露出開始信号と上記
    データ写し込み手段を作動させる写し込み開始信号とを
    出力する判定手段と、を具備することを特徴とするデー
    タ写し込み手段を有するぶれ防止カメラ。
  2. 【請求項2】 フィルムに撮影データを写し込むデータ
    写し込み手段を有するブレ防止カメラにおいて、 通常撮影モードと、手ブレ量を考慮した撮影を行なうこ
    とが可能な手ブレ軽減撮影モードとを選択するモード選
    択手段と、 上記手ブレ軽減撮影モードが選択されている際にカメラ
    の手ブレ量を検出する手ブレ量検出手段と、 上記手ブレ量検出手段によって得られた手ブレ量が所定
    値以下になったか否かを判定し、所定値以下になったと
    判定された際に、露出を開始させる露出開始信号と上記
    データ写し込み手段を作動させる写し込み開始信号とを
    出力する判定手段と、を具備することを特徴とするデー
    タ写し込み手段を有するぶれ防止カメラ。
  3. 【請求項3】 フィルムに撮影データを写し込むデータ
    写し込み手段を有するぶれ防止カメラにおいて、 上記カメラの手ブレ量を検出する手ブレ量検出手段と、 上記手ブレ量検出手段によって得られた手ブレ量が所定
    値以下になったか否かを判定し所定値以下になったと判
    定された際に露出を開始させる露出開始信号と上記デー
    タ写し込み手段を作動させる写し込み開始信号とを出力
    する判定手段と、 上記手ブレ量検出後、所定の時間が
    経過しても上記判定手段より露出開始信号が出力されな
    かったときに手ブレ警告信号を出力する手ブレ警告信号
    出力手段と、 上記手ブレ警告信号出力手段からの手ブ
    レ警告信号に基づいて警告する警告手段と、を具備する
    ことを特徴とするデータ写し込み手段を有するぶれ防止
    カメラ。
JP14204993A 1993-06-14 1993-06-14 データ写し込み手段を有するぶれ防止カメラ Withdrawn JPH075539A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6060823U (ja) * 1983-10-03 1985-04-27 昭和電線電纜株式会社 可撓導体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6060823U (ja) * 1983-10-03 1985-04-27 昭和電線電纜株式会社 可撓導体
JPH0419683Y2 (ja) * 1983-10-03 1992-05-06

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