JPH0996847A - ブレ補正カメラ - Google Patents
ブレ補正カメラInfo
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- JPH0996847A JPH0996847A JP25307395A JP25307395A JPH0996847A JP H0996847 A JPH0996847 A JP H0996847A JP 25307395 A JP25307395 A JP 25307395A JP 25307395 A JP25307395 A JP 25307395A JP H0996847 A JPH0996847 A JP H0996847A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exposure time
- lens
- blur
- unit
- optical system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 像ブレの可能性の少ない短露光時間には、ブ
レ補正を行なうことなく、電力の消費が大きくなること
を防止する。 【解決手段】 振動により生じる像ブレを補正するブレ
補正レンズ16と、露光時間を設定する露光時間設定部
(S103)と、ブレ補正レンズ16を固定する固定装
置17と、露光時間設定部(S103)により設定され
た露光時間と所定の時間判定レベルとを比較する露光時
間判定部(S105)と、露光時間判定部によって露光
時間設定部により設定された露光時間が前記時間判定レ
ベルよりも短いと判定されたときには、ブレ補正光学系
16を固定するように固定装置17を制御する固定制御
部(S109)とを含む。
レ補正を行なうことなく、電力の消費が大きくなること
を防止する。 【解決手段】 振動により生じる像ブレを補正するブレ
補正レンズ16と、露光時間を設定する露光時間設定部
(S103)と、ブレ補正レンズ16を固定する固定装
置17と、露光時間設定部(S103)により設定され
た露光時間と所定の時間判定レベルとを比較する露光時
間判定部(S105)と、露光時間判定部によって露光
時間設定部により設定された露光時間が前記時間判定レ
ベルよりも短いと判定されたときには、ブレ補正光学系
16を固定するように固定装置17を制御する固定制御
部(S109)とを含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手ブレ等による像
ブレを補正するブレ補正カメラに関するものである。
ブレを補正するブレ補正カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブレ補正カメラとして、
撮影時にカメラが振動することにより生じる像ブレを補
正するために、撮影レンズの一部のレンズ(以下、ブレ
補正レンズ)を光軸と直角方向に移動するものが知られ
ている。従来の像ブレ補正を行う光学系の構造について
は、特開平4−76525の第3図に詳述してある。
撮影時にカメラが振動することにより生じる像ブレを補
正するために、撮影レンズの一部のレンズ(以下、ブレ
補正レンズ)を光軸と直角方向に移動するものが知られ
ている。従来の像ブレ補正を行う光学系の構造について
は、特開平4−76525の第3図に詳述してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】像ブレが起こる原因
は、カメラの露光時間中に、何らかの理由(手ブレ等)
によりカメラが振動し、フィルム面での被写体像の位置
が移動してしまうことである。従って、像ブレは、露光
時間が長くなると発生しやすくなるが、露光時間が十分
に短い場合には、生じることはほとんどなくなる。
は、カメラの露光時間中に、何らかの理由(手ブレ等)
によりカメラが振動し、フィルム面での被写体像の位置
が移動してしまうことである。従って、像ブレは、露光
時間が長くなると発生しやすくなるが、露光時間が十分
に短い場合には、生じることはほとんどなくなる。
【0004】しかし、従来のブレ補正カメラは、どのよ
うな露光時間に設定されている場合であっても、ブレ補
正を行っていた。つまり、露光時間がブレ補正を必要と
しないほど短い時間に設定されているときであっても、
ブレ補正を行ったために、無駄に電力を消費してしま
う、という問題があった。
うな露光時間に設定されている場合であっても、ブレ補
正を行っていた。つまり、露光時間がブレ補正を必要と
しないほど短い時間に設定されているときであっても、
ブレ補正を行ったために、無駄に電力を消費してしま
う、という問題があった。
【0005】また、従来のブレ補正カメラは、4本の可
撓性支持棒によりブレ補正レンズを片持ち支持するよう
な構造(4WS方式)であるために、レンズ駆動部に通
電していないときには、ブレ補正レンズが振動などの外
乱により勝手に動いてしまう可能性がある。つまり、露
光時間中にブレ補正を行わず、レンズ駆動部に通電しな
い状態にしておく場合には、撮影中にブレ補正レンズが
動いてしまい、かえって撮影された像が悪くなってしま
う状況が発生する可能性があった。
撓性支持棒によりブレ補正レンズを片持ち支持するよう
な構造(4WS方式)であるために、レンズ駆動部に通
電していないときには、ブレ補正レンズが振動などの外
乱により勝手に動いてしまう可能性がある。つまり、露
光時間中にブレ補正を行わず、レンズ駆動部に通電しな
い状態にしておく場合には、撮影中にブレ補正レンズが
動いてしまい、かえって撮影された像が悪くなってしま
う状況が発生する可能性があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、振動により生じる像ブレを補正
するブレ補正光学系(16)と、露光時間を設定する露
光時間設定部(S103)と、前記ブレ補正光学系を固
定する固定部(17)と、前記露光時間設定部により設
定された露光時間と所定の時間判定レベルとを比較する
露光時間判定部(S105)と、前記露光時間判定部に
よって前記露光時間設定部により設定された露光時間が
前記時間判定レベルよりも短いと判定されたときには、
前記ブレ補正光学系を固定するように前記固定部を制御
する固定制御部(S109)と、を含むようにしてあ
る。
に、請求項1の発明は、振動により生じる像ブレを補正
するブレ補正光学系(16)と、露光時間を設定する露
光時間設定部(S103)と、前記ブレ補正光学系を固
定する固定部(17)と、前記露光時間設定部により設
定された露光時間と所定の時間判定レベルとを比較する
露光時間判定部(S105)と、前記露光時間判定部に
よって前記露光時間設定部により設定された露光時間が
前記時間判定レベルよりも短いと判定されたときには、
前記ブレ補正光学系を固定するように前記固定部を制御
する固定制御部(S109)と、を含むようにしてあ
る。
【0007】請求項2の発明は、振動により生じる像ブ
レを補正するブレ補正光学系(16)と、露光時間を設
定する露光時間設定部(S103)と、前記ブレ補正光
学系を駆動する駆動部(14)と、前記露光時間設定部
により設定された露光時間と所定の時間判定レベルとを
比較する露光時間判定部(S105)と、前記露光時間
判定部によって前記露光時間設定部により設定された露
光時間が前記時間判定レベルよりも短いと判定されたと
きは、前記ブレ補正光学系を所定の位置に保持するよう
に、前記駆動部を定位置制御する駆動制御部(S10
9’)と、を含むようにしてある。
レを補正するブレ補正光学系(16)と、露光時間を設
定する露光時間設定部(S103)と、前記ブレ補正光
学系を駆動する駆動部(14)と、前記露光時間設定部
により設定された露光時間と所定の時間判定レベルとを
比較する露光時間判定部(S105)と、前記露光時間
判定部によって前記露光時間設定部により設定された露
光時間が前記時間判定レベルよりも短いと判定されたと
きは、前記ブレ補正光学系を所定の位置に保持するよう
に、前記駆動部を定位置制御する駆動制御部(S10
9’)と、を含むようにしてある。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のブレ補正カメラにおいて、前記露光時間判定部
は、撮影レンズの焦点距離に応じて、前記時間判定レベ
ルを変化させること(S207)を特徴とする。
に記載のブレ補正カメラにおいて、前記露光時間判定部
は、撮影レンズの焦点距離に応じて、前記時間判定レベ
ルを変化させること(S207)を特徴とする。
【0009】
(第1実施形態)以下、図面などを参照しながら、本発
明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。図1
は、本発明によるブレ補正カメラの第1実施形態を示す
ブロック図である。このブレ補正カメラは、ボディ10
と、このボディ10に着脱自在のレンズ鏡筒11を組み
合わせた、一眼レフカメラシステムに適用されている。
明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。図1
は、本発明によるブレ補正カメラの第1実施形態を示す
ブロック図である。このブレ補正カメラは、ボディ10
と、このボディ10に着脱自在のレンズ鏡筒11を組み
合わせた、一眼レフカメラシステムに適用されている。
【0010】メインCPU12は、測光・測距制御など
の基本的な撮影制御と、その他にブレ補正制御などを含
めたカメラ全体の制御を行なう中央処理装置である。メ
インCPU12には、半押しスイッチSW1,全押しス
イッチSW2及び測光装置18などの信号が接続されて
いる。メインCPU12は、半押しスイッチSW1,全
押しスイッチSW2の信号に基づいて、測光・測距等の
撮影準備及びシャッタ開閉等の撮影に必要な制御を行
う。また、メインCPU12は、測光装置18の出力な
どから露光時間を設定し、設定から露光時間は、ブレ補
正CPU13に接続される。
の基本的な撮影制御と、その他にブレ補正制御などを含
めたカメラ全体の制御を行なう中央処理装置である。メ
インCPU12には、半押しスイッチSW1,全押しス
イッチSW2及び測光装置18などの信号が接続されて
いる。メインCPU12は、半押しスイッチSW1,全
押しスイッチSW2の信号に基づいて、測光・測距等の
撮影準備及びシャッタ開閉等の撮影に必要な制御を行
う。また、メインCPU12は、測光装置18の出力な
どから露光時間を設定し、設定から露光時間は、ブレ補
正CPU13に接続される。
【0011】ブレ補正CPU13は、メインCPU1
2、角速度センサ15からの信号が入力され、駆動部1
4の駆動制御又は固定装置17の固定制御などを主に行
う中央処理装置である。また、メインCPU12からの
露光時間の情報からブレ補正を行うか否かを判定し、ブ
レ補正を行わないと判定したときには、ロック装置17
に信号を送り、ブレ補正レンズ16をロックする。な
お、このブレ補正CPU13は、ボディ10内にあって
もよいし、レンズ鏡筒12内にあってもよい。
2、角速度センサ15からの信号が入力され、駆動部1
4の駆動制御又は固定装置17の固定制御などを主に行
う中央処理装置である。また、メインCPU12からの
露光時間の情報からブレ補正を行うか否かを判定し、ブ
レ補正を行わないと判定したときには、ロック装置17
に信号を送り、ブレ補正レンズ16をロックする。な
お、このブレ補正CPU13は、ボディ10内にあって
もよいし、レンズ鏡筒12内にあってもよい。
【0012】駆動部14は、ブレ補正レンズ16を駆動
するアクチュエータである。角速度センサ15は、カメ
ラの振動を検出するセンサであり、その出力は、ブレ補
正CPU13に接続されている。ブレ補正レンズ16
は、光軸と直交する方向に動くことによって、像ブレを
補正する光学系である。また、ブレ補正レンズ16に
は、ロック装置17のロックピン17aが挿入されるピ
ン孔が形成されたピン受け部材16aが設けられてい
る。
するアクチュエータである。角速度センサ15は、カメ
ラの振動を検出するセンサであり、その出力は、ブレ補
正CPU13に接続されている。ブレ補正レンズ16
は、光軸と直交する方向に動くことによって、像ブレを
補正する光学系である。また、ブレ補正レンズ16に
は、ロック装置17のロックピン17aが挿入されるピ
ン孔が形成されたピン受け部材16aが設けられてい
る。
【0013】ロック装置17は、ロックピン17aと、
そのロックピン17aを移動するアクチュエータ17b
とからなり、ブレ補正CPU13からのロック信号を受
信したときに、アクチュエータ17bは、ロックピン1
7aを突出させる。ブレ補正レンズ16は、ロックピン
17aがピン受け部材16aの孔に挿入されたときに、
ロックされる。測光装置18は、被写体の光量を測定
し、その結果は、メインCPU12に送信される。電源
19は、各CPU12,13等の制御系や、駆動部14
やロック装置17などの駆動系に電源を供給するための
ものである。
そのロックピン17aを移動するアクチュエータ17b
とからなり、ブレ補正CPU13からのロック信号を受
信したときに、アクチュエータ17bは、ロックピン1
7aを突出させる。ブレ補正レンズ16は、ロックピン
17aがピン受け部材16aの孔に挿入されたときに、
ロックされる。測光装置18は、被写体の光量を測定
し、その結果は、メインCPU12に送信される。電源
19は、各CPU12,13等の制御系や、駆動部14
やロック装置17などの駆動系に電源を供給するための
ものである。
【0014】半押しスイッチSW1は、合焦などの撮影
準備処理の開始を指示するスイッチであり、レリーズボ
タンの半押し操作によって作動する(撮影準備処理開始
スイッチ)。全押しスイッチSW2は、シャッタの開閉
動作などの撮影動作の開始を指示するスイッチであり、
レリーズボタンの全押し操作によって作動する(露光処
理開始スイッチ)。
準備処理の開始を指示するスイッチであり、レリーズボ
タンの半押し操作によって作動する(撮影準備処理開始
スイッチ)。全押しスイッチSW2は、シャッタの開閉
動作などの撮影動作の開始を指示するスイッチであり、
レリーズボタンの全押し操作によって作動する(露光処
理開始スイッチ)。
【0015】図2は、本発明によるブレ補正カメラの第
1実施形態を示すフローチャートである。まず、S10
1において、レリーズボタンの半押しスイッチSW1が
ONか否かを判定する。ONである場合には、S102
に進み、ONでない場合には、半押しスイッチSW1の
検出を続ける。
1実施形態を示すフローチャートである。まず、S10
1において、レリーズボタンの半押しスイッチSW1が
ONか否かを判定する。ONである場合には、S102
に進み、ONでない場合には、半押しスイッチSW1の
検出を続ける。
【0016】S102において、メイン電源ON後に、
被写体の光量を測定する測光を行なう。ついで、S10
3では、S102の測光のデータに基づいて、露光時間
tを設定する。なお、マニュアルモードのように、ユー
ザーが露光時間を設定するモードになっている場合に
は、こちらを優先する。S104において、オートフォ
ーカス(以下、AFという)合焦動作を行う。なお、フ
ォーカシングがマニュアルに設定してある場合には、こ
のステップ104は通過する。
被写体の光量を測定する測光を行なう。ついで、S10
3では、S102の測光のデータに基づいて、露光時間
tを設定する。なお、マニュアルモードのように、ユー
ザーが露光時間を設定するモードになっている場合に
は、こちらを優先する。S104において、オートフォ
ーカス(以下、AFという)合焦動作を行う。なお、フ
ォーカシングがマニュアルに設定してある場合には、こ
のステップ104は通過する。
【0017】S105において、露光時間tが判定レベ
ルtC よりも長いか否かを判定する。ここで、tはS1
03で設定された露光時間、tC は露光時間の判定レベ
ルである。判定レベル以上の場合には、ステップS10
6に進み、判定レベルより短い場合には、S109に進
む。
ルtC よりも長いか否かを判定する。ここで、tはS1
03で設定された露光時間、tC は露光時間の判定レベ
ルである。判定レベル以上の場合には、ステップS10
6に進み、判定レベルより短い場合には、S109に進
む。
【0018】S106では、ブレ補正レンズ16を駆動
させ、ブレ補正を開始する。なお、このステップに入っ
た時点で、ブレ補正レンズ16がロックされていた場合
には、ロックを解除してから、ブレ補正を開始する。
させ、ブレ補正を開始する。なお、このステップに入っ
た時点で、ブレ補正レンズ16がロックされていた場合
には、ロックを解除してから、ブレ補正を開始する。
【0019】S107において、レリーズボタンの全押
しスイッチSW2がONであるか否かを判定する。ON
である場合には、S108に進み、OFFであった場合
には、S101に戻る。S108では、露光開始、終
了、フィルムの巻き上げ等一連の撮影動作を行う。ま
た、ブレ補正が行われている場合には、このステップ1
08の露光終了後にブレ補正を停止する。
しスイッチSW2がONであるか否かを判定する。ON
である場合には、S108に進み、OFFであった場合
には、S101に戻る。S108では、露光開始、終
了、フィルムの巻き上げ等一連の撮影動作を行う。ま
た、ブレ補正が行われている場合には、このステップ1
08の露光終了後にブレ補正を停止する。
【0020】S109において、ロック装置17を作動
させて、ブレ補正レンズ16をロックさせた後に、S1
07に進む。このステップに入った時点でブレ補正レン
ズ16がロックされていた場合には、このステップは通
過する。
させて、ブレ補正レンズ16をロックさせた後に、S1
07に進む。このステップに入った時点でブレ補正レン
ズ16がロックされていた場合には、このステップは通
過する。
【0021】以上説明した第1実施形態のように、露光
時間が短くブレ補正を行う必要がない場合には、ブレ補
正を行わず、ブレ補正レンズ16をロックすることによ
り電力を大幅に節約することができる。また、4WS方
式のように、ブレ補正レンズ16の駆動部14に通電し
ないときには、ブレ補正レンズ16の位置が不安定にな
ってしまう構造では、単に通電をやめるだけでは撮影中
にレンズが動いてしまい、かえって像が悪くなってしま
うという状況も考えられる。しかし、本実施形態のよう
に、ブレ補正レンズ16をロックをすることによりその
ような状況を回避することができる。
時間が短くブレ補正を行う必要がない場合には、ブレ補
正を行わず、ブレ補正レンズ16をロックすることによ
り電力を大幅に節約することができる。また、4WS方
式のように、ブレ補正レンズ16の駆動部14に通電し
ないときには、ブレ補正レンズ16の位置が不安定にな
ってしまう構造では、単に通電をやめるだけでは撮影中
にレンズが動いてしまい、かえって像が悪くなってしま
うという状況も考えられる。しかし、本実施形態のよう
に、ブレ補正レンズ16をロックをすることによりその
ような状況を回避することができる。
【0022】(第2実施形態)図3は、本発明によるブ
レ補正カメラの第2実施形態を示すフローチャートであ
る。なお、以下に説明する各実施形態では、前述した第
1実施形態と同様な機能を果たす部分には、共通の符号
を付して、重複する説明は、適宜省略する。第1実施形
態では、ブレ補正レンズ16を機械的にロックしたが、
電源に余裕がある場合には、第2実施形態を実施するこ
とが有効である。すなわち、第2実施形態は、露光時間
tが判定レベルtC よりも短いと判定されたときに(S
105,YES)、ブレ補正レンズ16を所定位置に保
持しておく、定位置制御を行なうようにしたものである
(S109’)。
レ補正カメラの第2実施形態を示すフローチャートであ
る。なお、以下に説明する各実施形態では、前述した第
1実施形態と同様な機能を果たす部分には、共通の符号
を付して、重複する説明は、適宜省略する。第1実施形
態では、ブレ補正レンズ16を機械的にロックしたが、
電源に余裕がある場合には、第2実施形態を実施するこ
とが有効である。すなわち、第2実施形態は、露光時間
tが判定レベルtC よりも短いと判定されたときに(S
105,YES)、ブレ補正レンズ16を所定位置に保
持しておく、定位置制御を行なうようにしたものである
(S109’)。
【0023】第2実施形態は、駆動部14だけによっ
て、ブレ補正レンズ16を所定の位置に保持しておくこ
とができるので、機械的なロック装置17を必要とせ
ず、部品点数を減らすことができる。また、定位置制御
は、電気的に行われるために、機械的なロック装置17
を用いたときよりも応答を速くすることができる。な
お、ブレ補正レンズ16を保持する位置は、ブレ補正レ
ンズ16の駆動中心位置とするのが一般的であるが、駆
動中心位置ではなく、他のところに保持するようにして
もよい。
て、ブレ補正レンズ16を所定の位置に保持しておくこ
とができるので、機械的なロック装置17を必要とせ
ず、部品点数を減らすことができる。また、定位置制御
は、電気的に行われるために、機械的なロック装置17
を用いたときよりも応答を速くすることができる。な
お、ブレ補正レンズ16を保持する位置は、ブレ補正レ
ンズ16の駆動中心位置とするのが一般的であるが、駆
動中心位置ではなく、他のところに保持するようにして
もよい。
【0024】(第3実施形態)図4は、本発明における
ブレ補正カメラの第3実施形態を示すブロック図であ
る。ブレ補正CPU13’は、ブレ補正レンズ16の駆
動などブレ補正に必要な制御を行う。また、メインCP
U12からの露光時間の情報及びレンズCPU20から
の焦点距離情報に基づいて、ブレ補正を行うか否かを判
定し、ブレ補正を行わないと判定したときは、ロック装
置17を作動させる。
ブレ補正カメラの第3実施形態を示すブロック図であ
る。ブレ補正CPU13’は、ブレ補正レンズ16の駆
動などブレ補正に必要な制御を行う。また、メインCP
U12からの露光時間の情報及びレンズCPU20から
の焦点距離情報に基づいて、ブレ補正を行うか否かを判
定し、ブレ補正を行わないと判定したときは、ロック装
置17を作動させる。
【0025】レンズCPU20は、ズームレンズ21に
より設定された焦点距離の情報をブレ補正CPU13’
に送信する。本実施形態では、ブレ補正CPU13’に
送られる焦点距離情報は、ズームレンズ21の位置に応
じて、変化する。ズームレンズ21は、光軸方向に移動
することによって、撮影レンズの焦点距離を変化させ
る。
より設定された焦点距離の情報をブレ補正CPU13’
に送信する。本実施形態では、ブレ補正CPU13’に
送られる焦点距離情報は、ズームレンズ21の位置に応
じて、変化する。ズームレンズ21は、光軸方向に移動
することによって、撮影レンズの焦点距離を変化させ
る。
【0026】図5は、本発明におけるブレ補正カメラの
第3実施形態を示すフローチャートである。まず、S2
01において、レリーズボタンの半押しスイッチSW1
がONか否かを判定する。ONである場合には、S20
2に進み、ONでない場合には、半押しスイッチSW1
の検出を続ける。S202において、メイン電源ON後
に、被写体の光量を測定する測光を行なう。ついで、S
203では、S202の測光のデータに基づいて、露光
時間tを設定する。なお、マニュアルモードのように、
ユーザーが露光時間を設定するモードになっている場合
には、こちらを優先する。
第3実施形態を示すフローチャートである。まず、S2
01において、レリーズボタンの半押しスイッチSW1
がONか否かを判定する。ONである場合には、S20
2に進み、ONでない場合には、半押しスイッチSW1
の検出を続ける。S202において、メイン電源ON後
に、被写体の光量を測定する測光を行なう。ついで、S
203では、S202の測光のデータに基づいて、露光
時間tを設定する。なお、マニュアルモードのように、
ユーザーが露光時間を設定するモードになっている場合
には、こちらを優先する。
【0027】S204において、AF合焦動作を行う。
なお、フォーカシングがマニュアルに設定してある場合
には、このステップは通過する。S205において、レ
ンズの焦点距離を測定する。S206では、測定された
レンズの焦点距離に応じて、露光時間判定レベルtV を
設定する。ついで、S207では、露光時間tが判定レ
ベルtV よりも長いか否かを判定する。ここで、tはス
テップS203で設定された露光時間、tV はステップ
S206で設定された露光時間の判定レベルである。判
定レベル以上の場合には、ステップS208に進み、判
定レベルよりも短い場合には、S211に進む。
なお、フォーカシングがマニュアルに設定してある場合
には、このステップは通過する。S205において、レ
ンズの焦点距離を測定する。S206では、測定された
レンズの焦点距離に応じて、露光時間判定レベルtV を
設定する。ついで、S207では、露光時間tが判定レ
ベルtV よりも長いか否かを判定する。ここで、tはス
テップS203で設定された露光時間、tV はステップ
S206で設定された露光時間の判定レベルである。判
定レベル以上の場合には、ステップS208に進み、判
定レベルよりも短い場合には、S211に進む。
【0028】S208において、ブレ補正レンズ16を
駆動させ、ブレ補正を開始する。このステップに入った
時点でブレ補正レンズ16がロックされていた場合に
は、ロックを解除してからブレ補正を開始する。
駆動させ、ブレ補正を開始する。このステップに入った
時点でブレ補正レンズ16がロックされていた場合に
は、ロックを解除してからブレ補正を開始する。
【0029】S209において、レリーズボタンの全押
しスイッチSW2がONか否かを判定する。ONである
場合にはS210に進み、OFFであった場合にはS2
01に戻る。S210では、露光開始、終了、フィルム
の巻き上げ等一連の撮影動作を行う。また、ブレ補正が
行われていた場合には、このステップ210でブレ補正
を停止する。
しスイッチSW2がONか否かを判定する。ONである
場合にはS210に進み、OFFであった場合にはS2
01に戻る。S210では、露光開始、終了、フィルム
の巻き上げ等一連の撮影動作を行う。また、ブレ補正が
行われていた場合には、このステップ210でブレ補正
を停止する。
【0030】S211において、ロック装置17を作動
させ、ブレ補正レンズ16をロックした後に、S209
に進む。このステップに入った時点でブレ補正レンズ1
6がロックされていた場合には、このステップは通過す
る。
させ、ブレ補正レンズ16をロックした後に、S209
に進む。このステップに入った時点でブレ補正レンズ1
6がロックされていた場合には、このステップは通過す
る。
【0031】第3実施形態のように、レンズ鏡筒11の
焦点距離に応じて判定露光時間を変えることにより、ど
のような焦点距離の交換レンズが装着されても、効率的
にブレ補正レンズ16のロック動作を行うことができ
る。
焦点距離に応じて判定露光時間を変えることにより、ど
のような焦点距離の交換レンズが装着されても、効率的
にブレ補正レンズ16のロック動作を行うことができ
る。
【0032】判定レベルtV ( 秒)は、レンズの焦点距
離f(mm)としたときに、tV =1/fとするのが一
般的であるが、この式に限らなくてもよい。
離f(mm)としたときに、tV =1/fとするのが一
般的であるが、この式に限らなくてもよい。
【0033】(他の実施形態)以上説明した実施形態に
限定されることなく、種々の変形や変更が可能であっ
て、それらも本発明の均等の範囲に含まれる。図2、図
3および図5の判定式は、それぞれ、t>tC 、 t>t
V としてもよい。第3実施形態においては、ズームレン
ズを使用しているが、それに限らず、単焦点レンズを用
いても、第3実施形態を適用することができる。このと
きは、予め焦点距離を記憶したCPUをレンズに搭載
し、それをブレ補正CPUに送信するようにすればよ
い。また、第2実施形態の定位置制御方式は、第3実施
形態に適用することもできる。
限定されることなく、種々の変形や変更が可能であっ
て、それらも本発明の均等の範囲に含まれる。図2、図
3および図5の判定式は、それぞれ、t>tC 、 t>t
V としてもよい。第3実施形態においては、ズームレン
ズを使用しているが、それに限らず、単焦点レンズを用
いても、第3実施形態を適用することができる。このと
きは、予め焦点距離を記憶したCPUをレンズに搭載
し、それをブレ補正CPUに送信するようにすればよ
い。また、第2実施形態の定位置制御方式は、第3実施
形態に適用することもできる。
【0034】以上説明した実施形態は、すべて一眼レフ
カメラを想定したものであるが、この他に、コンパクト
カメラなどに対しても有効である。
カメラを想定したものであるが、この他に、コンパクト
カメラなどに対しても有効である。
【0035】
【発明の効果】請求項1によれば、露光時間が短くブレ
補正を行う必要がない場合には、ブレ補正を行わず、ブ
レ補正光学系をロックするようにしたので、電力を大幅
に節約することができる。また、ブレ補正光学系の駆動
部に通電しないときには、ブレ補正レンズの位置が不安
定になってしまう構造では、単に通電をやめるだけでは
撮影中にレンズが動いてしまい、かえって像が悪くなっ
てしまうことも防止できる。
補正を行う必要がない場合には、ブレ補正を行わず、ブ
レ補正光学系をロックするようにしたので、電力を大幅
に節約することができる。また、ブレ補正光学系の駆動
部に通電しないときには、ブレ補正レンズの位置が不安
定になってしまう構造では、単に通電をやめるだけでは
撮影中にレンズが動いてしまい、かえって像が悪くなっ
てしまうことも防止できる。
【0036】請求項2によれば、露光時間が短くブレ補
正を行う必要がない場合には、ブレ補正を行わず、ブレ
補正光学系を所定の位置に保持するようにしたので、機
械的なロック部を必要とせず、駆動部だけによって、ブ
レ補正レンズを所定の位置に保持しておくことができ、
部品点数を減らすことができる。また、電気的に制御が
行われるために、機械的なロック部を用いたときよりも
応答が速くなる。
正を行う必要がない場合には、ブレ補正を行わず、ブレ
補正光学系を所定の位置に保持するようにしたので、機
械的なロック部を必要とせず、駆動部だけによって、ブ
レ補正レンズを所定の位置に保持しておくことができ、
部品点数を減らすことができる。また、電気的に制御が
行われるために、機械的なロック部を用いたときよりも
応答が速くなる。
【0037】請求項3によれば、撮影レンズの焦点距離
に応じて判定露光時間を変えるようにしたので、どのよ
うな焦点距離の撮影レンズが装着されても、効率的にブ
レ補正光学系のロック動作を行うことができる。
に応じて判定露光時間を変えるようにしたので、どのよ
うな焦点距離の撮影レンズが装着されても、効率的にブ
レ補正光学系のロック動作を行うことができる。
【図1】本発明によるブレ補正カメラの第1実施形態を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明によるブレ補正カメラの第1実施形態を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図3】本発明によるブレ補正カメラの第2実施形態を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図4】本発明によるブレ補正カメラの第3実施形態を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図5】本発明によるブレ補正カメラの第3実施形態を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
10 ボディ 11 レンズ鏡筒 12 メインCPU 13 ブレ補正CPU 14 駆動部 16 ブレ補正レンズ 17 ロック装置 18 測光装置 19 電源 20 レンズCPU 21 ズームレンズ SW1 半押しスイッチ SW2 全押しスイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 振動により生じる像ブレを補正するブレ
補正光学系と、 露光時間を設定する露光時間設定部と、 前記ブレ補正光学系を固定する固定部と、 前記露光時間設定部により設定された露光時間と所定の
時間判定レベルとを比較する露光時間判定部と、 前記判定部によって前記露光時間設定部により設定され
た露光時間が前記時間判定レベルよりも短いと判定され
たときには、前記ブレ補正光学系を固定するように前記
固定部を制御する固定制御部と、を含むブレ補正カメ
ラ。 - 【請求項2】 振動により生じる像ブレを補正するブレ
補正光学系と、 露光時間を設定する露光時間設定部と、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 前記露光時間設定部により設定された露光時間と所定の
時間判定レベルとを比較する露光時間判定部と、 前記判定部によって前記露光時間設定部により設定され
た露光時間が前記時間判定レベルよりも短いと判定され
たときは、前記ブレ補正光学系を所定の位置に保持する
ように、前記駆動部を定位置制御する駆動制御部と、を
含むブレ補正カメラ。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正
カメラにおいて、 前記判定部は、撮影レンズの焦点距離に応じて、前記時
間判定レベルを変化させることを特徴とするブレ補正カ
メラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25307395A JPH0996847A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | ブレ補正カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25307395A JPH0996847A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | ブレ補正カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0996847A true JPH0996847A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17246121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25307395A Pending JPH0996847A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | ブレ補正カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0996847A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006126620A1 (en) * | 2005-05-23 | 2006-11-30 | Fujifilm Corporation | Image pickup device and method of correcting camera shake of the image pickup device |
JP2008051946A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Nikon Corp | カメラ |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25307395A patent/JPH0996847A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006126620A1 (en) * | 2005-05-23 | 2006-11-30 | Fujifilm Corporation | Image pickup device and method of correcting camera shake of the image pickup device |
JP2006330114A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Fujifilm Holdings Corp | 撮像装置及びその手振れ補正方法 |
JP2008051946A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Nikon Corp | カメラ |
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