JPH11282037A - 像振れ補正機能付き装置、一眼レフカメラ用交換レンズ、及び一眼レフカメラシステム - Google Patents

像振れ補正機能付き装置、一眼レフカメラ用交換レンズ、及び一眼レフカメラシステム

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JPH11282037A
JPH11282037A JP10173698A JP10173698A JPH11282037A JP H11282037 A JPH11282037 A JP H11282037A JP 10173698 A JP10173698 A JP 10173698A JP 10173698 A JP10173698 A JP 10173698A JP H11282037 A JPH11282037 A JP H11282037A
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mirror
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JP10173698A
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English (en)
Inventor
Takayuki Uchida
高行 内田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定部材の有無を検知する為の特別な手段を
持つことなく、また高周波の振れを生じる所定の動作時
における該振れ状態を事前に取得して記憶しておく為の
キャリブレーション動作を行うことなく、動作モードと
して所定の動作モードが設定されている場合における像
振れ補正手段の作動による撮影結果への悪影響を無く
す。 【解決手段】 像振れ補正機能付き装置の動作モードを
判別する判別手段と、振れを検出する振れ検出手段と、
所定の動作をした場合に発生する振れを補正する為の補
正データを予め記憶している記憶手段と、該記憶手段に
記憶されている補正データと前記振れ検出手段の検出結
果から像振れを補正する像振れ補正手段と、前記判別手
段にて該装置が特定の動作モードに設定されていると判
別された場合には、前記像振れ補正手段を非作動状態に
する像振れ補正制御手段(#130〜#146)とを有
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振れに起因する像
振れを補正する像振れ補正機能付き装置、像振れ補正機
能を有した一眼レフカメラ用交換レンズ、及び、像振れ
補正機能を有した一眼レフカメラシステムの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影者の手振れ等によるカメ
ラの振れに起因する像振れを補正する為の像振れ補正装
置が種々提案されている。この種の像振れ補正装置とし
ては、カメラ本体の振れ量を検出するセンサ(例えば振
動ジャイロ)を用い、この出力に応じて光軸に対して直
交する垂直な平面内において補正光学系を駆動する事に
より、撮影者の手振れによって発生する像ぶれを防ぐよ
うに構成されている。
【0003】しかしながら、従来この種の像振れ補正装
置に用いられているセンサは、振動ジャイロ等に代表さ
れる様に非常に小型な機械的部品で構成されており、そ
の構造上、一眼レフカメラで発生するミラー駆動時やシ
ャッタ開閉時のショック等の大きな衝撃により、本来の
振れの信号とは異なるエラー信号を発生するという問題
点がある。その結果、エラー信号を基に補正光学系を駆
動する事により、大きな像振れを発生させてしまうとい
う問題点があった。
【0004】例えば、図4はカメラ静置状態(三脚等に
固定している状態)でのレリーズ時のカメラのタイミン
グチャートに沿ったセンサ出力エラーの波形を示したも
のである。
【0005】まず、ミラー通電後の実際のミラーアップ
開始動作に応じて、センサ出力にエラーが発生し、続い
てミラーアップ完了で再び大きなエラーが発生する。所
定時間経過後、今後はシャッタの先幕走行が開始され、
それに応じてエラーが発生し、その先幕走行完了でもエ
ラーが発生する。次に、後幕走行が開始され、その走行
開始と走行完了に同期して再び大きなエラーが発生し、
最後にミラーダウン動作に同期してエラーが発生するよ
うになる。
【0006】又図5は、露光前後に手振れが発生してい
る場合のセンサの出力、つまり実際の振れに相応した出
力と、エラー出力とが合成された状態を簡単な波形で表
した図である。
【0007】同図において、レリーズスイッチが押され
ると、まずミラーアップによる振れ(30Hz前後)が
発生し、次にシャッタの先幕の走行による振れ(100
〜200Hz)が発生し、露光時間後にシャッタの後幕
の走行による振れ(100〜200Hz)が発生する。
そして、最後にミラーダウンによる振れが(30Hz前
後)発生する。これが手持ちであれば、これらの振れに
更に手振れ(0.5 〜15Hz)が加わることになる。
【0008】しかしながら、現在の振動ジャイロ等のセ
ンサは、カメラのミラーアップ、シャッタ走行による高
周波のカメラ振れを正確に検出することができない。こ
れらの高周波のカメラ振れまで補正しないと、振れ補正
の効果が減少してしまうことになる。また、仮に高周波
のカメラ振れを検出できたとしても、100Hz以上の
高周波を補正しようとすると振れ補正系に位相遅れが生
じてしまい、シャッタ等の駆動に伴う振れを正確に補正
することができない。
【0009】上記の様に本来の振れとは異なるエラー信
号が出力されると、振れ補正系はこの出力に応じて駆動
される為、振れ補正装置を動作させると却って振れが増
加する場合があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記欠点を解決するた
めに特開平7−199257号において、カメラまたは
レンズ内に設けられた記憶手段であるROMに、あらか
じめカメラが所定状態にある時、例えば、ミラーアップ
時、又はシャッタ走行時、又はミラーダウン時に発生さ
せる振動波形を記憶させておき、レリーズ時に振れセン
サである振動ジャイロの検出振動波形に対して前記記憶
された振動波形を加味する事で、高精度な像振れ補正を
行う技術が開示されている。
【0011】しかし、ミラー,シャッタの駆動に伴う振
れは、カメラが手持ち支持か三脚支持かによって変わっ
てしまうし、像振れ補正装置が一眼レフ用交換レンズに
内蔵されている場合、取り付けられたカメラによっても
変わってしまうのである。
【0012】また、上記提案には、三脚使用、又は手持
ち撮影といったカメラの使用状態に対応できる様に、カ
メラを使用する状態でレリーズさせ、この際のミラー,
シャッタの駆動時に検出される振れセンサの出力結果で
ある波形を事前に取得して記憶手段に予め記憶するキャ
リブレーションモードについても述べられている。
【0013】しかしながら、上記の特開平7−1992
57号の提案においては、三脚取り付け時の振れに対応
する為には、三脚の有無を判別する三脚検知スイッチを
具備する必要があり、コスト的に高いものになってしま
う。また、構造的にも複雑になり、信頼性を低下させて
いた。
【0014】また、三脚の種類や、使用する三脚の状
態、例えば脚の伸ばし具合などによって、レリーズ時の
カメラの振れ状態は変わってしまう為、振れの状態の変
化に対応するためにはキャリブレーションをやり直す必
要があるが、キャリブレーションを実行した為に貴重な
シャッタチャンスを逃してしまうという新たな問題を生
じてしまう。また、キャリブレーションを実行しないで
撮影を行うと像振れ補正が適切に行われず、撮影結果に
悪影響を与えるといった問題があった。
【0015】(発明の目的)本発明の第1の目的は、固
定部材の有無を検知する為の特別な手段を持つことな
く、また高周波の振れを生じる所定の動作時における該
振れ状態を事前に取得して記憶しておく為のキャリブレ
ーション動作を行うことなく、動作モードとして所定の
動作モードが設定されている場合における像振れ補正手
段の作動による撮影結果への悪影響を無くすことのでき
る像振れ補正機能付き装置を提供しようとするものであ
る。
【0016】本発明の第2の目的は、固定部材の有無を
検知するための特別な手段を持つことなく、またミラー
やシャッタの駆動時に生じる振れ状態を事前に取得して
記憶しておく為のキャリブレーション動作を行うことな
く、動作モードとしてミラーアップモードが設定されて
いる場合における像振れ補正手段の作動による撮影結果
への悪影響を無くすことのできる一眼レフカメラ用交換
レンズ及び一眼レフカメラシステムを提供しようとする
ものである。
【0017】本発明の第3の目的は、上記第1の目的を
達成しつつ、ミラーダウン時には像振れ補正機能を発揮
させた撮影準備動作を行うことのできる一眼レフカメラ
用交換レンズ及び一眼レフカメラシステムを提供しよう
とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜3記載の本発明は、像振れ補正機
能付き装置の動作モードを判別する判別手段と、振れを
検出する振れ検出手段と、所定の動作をした場合に発生
する振れを補正する為の補正データを予め記憶している
記憶手段と、該記憶手段に記憶されている補正データと
前記振れ検出手段の検出結果から像振れを補正する像振
れ補正手段とを有する像振れ補正機能付き装置におい
て、前記判別手段にて該装置が特定の動作モードに設定
されていると判別された場合には、前記像振れ補正手段
を非作動状態にする像振れ補正制御手段を有した像振れ
補正機能付き装置とするものである。
【0019】上記の構成においては、固定部材に固定し
て使用される特定の動作モードが設定されている場合
は、特別な操作や動作を行うことなく、自動的に像振れ
補正手段による振れ補正を行わないようにしている。
【0020】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項4,6及び7記載の本発明は、カメラの動作モー
ドを判別する判別手段と、振れを検出する振れ検出手段
と、所定の動作をした場合に発生する振れを補正する為
の補正データを予め記憶している記憶手段と、該記憶手
段に記憶されている補正データと前記振れ検出手段の検
出結果から像振れを補正する像振れ補正手段とを有する
一眼レフカメラ用交換レンズにおいて、前記判別手段に
てカメラがミラーアップモードに設定されていると判別
された場合には、前記像振れ補正手段を非作動状態にす
る像振れ補正制御手段を有した一眼レフカメラ用交換レ
ンズとするものである。
【0021】同じく上記第2の目的を達成するために、
請求項8,10及び11記載の本発明は、カメラの動作
モードを判別する判別手段と、振れを検出する振れ検出
手段と、所定の動作をした場合に発生する振れを補正す
る為の補正データを予め記憶している記憶手段と、該記
憶手段に記憶されている補正データと前記振れ検出手段
の検出結果から像振れを補正する像振れ補正手段とを有
する一眼レフカメラシステムにおいて、前記判別手段に
てカメラがミラーアップモードに設定されていると判別
された場合には、前記像振れ補正手段を非作動状態にす
る像振れ補正制御手段を有した一眼レフカメラシステム
とするものである。
【0022】上記の各構成においては、三脚等の固定部
材使用が殆どと考えられるミラーアップモードなる動作
モードが設定されている場合は、特別な操作や動作を行
うことなく、自動的に像振れ補正手段による振れ補正を
行わないようにしている。
【0023】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項5〜7記載の本発明は、カメラの動作モードを判
別する判別手段と、振れを検出する振れ検出手段と、ミ
ラーの作動状態を検知するミラー状態検知手段と、所定
の動作をした場合に発生する振れを補正する為の補正デ
ータを予め記憶している記憶手段と、該記憶手段に記憶
されている補正データと前記振れ検出手段の検出結果か
ら像振れを補正する像振れ補正手段とを有する一眼レフ
カメラ用交換レンズにおいて、前記判別手段にてカメラ
がミラーアップモードに設定されていると判別されてお
り、かつ、前記ミラー状態検知手段にてミラーアップが
検知されている間は、前記像振れ補正手段を非作動状態
にする像振れ補正制御手段を有した一眼レフカメラ用交
換レンズとするものである。
【0024】同じく上記第3の目的を達成するために、
請求項9〜11記載の本発明は、カメラの動作モードを
判別する判別手段と、振れを検出する振れ検出手段と、
ミラーの作動状態を検知するミラー状態検知手段と、所
定の動作をした場合に発生する振れを補正する為の補正
データを予め記憶している記憶手段と、該記憶手段に記
憶されている補正データと前記振れ検出手段の検出結果
から像振れを補正する像振れ補正手段とを有する一眼レ
フカメラシステムにおいて、前記判別手段にてカメラが
ミラーアップモードに設定されていると判別されてお
り、かつ、前記ミラー状態検知手段にてミラーアップが
検知されている間は、前記像振れ補正手段を非作動状態
にする像振れ補正制御手段を有した一眼レフカメラシス
テムとするものである。
【0025】上記の各構成においては、三脚等の固定部
材使用が殆どと考えられるミラーアップモードなる動作
モードが設定され、かつ、ミラーアップが検知されてい
る間は、特別な操作や動作を行うことなく、自動的に像
振れ補正手段による像振れ補正を行わないようにし、又
ミラーダウンが検知されている間は、自動的に像振れ補
正手段による像振れ補正を行うようにしている。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の第1の形態
に係る一眼レフカメラシステムの全体構成を示すブロッ
ク図である。
【0027】同図において、CPU1はカメラシステム
全体の制御(振れ補正制御を含む)を司るものである。
カメラ全体の振れを検出するセンサ5の出力は、積分回
路6によって変位に変換された後、A/Dコンバータ2
へ入力され、ここでデジタル値に変換されてCPU1に
取り込まれる。
【0028】CPU1は、レリーズスイッチの第1スト
ロークでONする撮影準備動作開始用のスイッチ3(S
W1)、その第2ストロークでONする撮影動作開始用
のスイッチ4(SW2)やカメラの各種動作モードを設
定する為のスイッチ7(ISSW)、8(SWMRU
P)、9(SWSELF)の状態に応じて、後述する様
なカメラの所定の動作を行う。
【0029】前記スイッチSWMRUPがONされた場
合、カメラの動作モードはミラーアップモード、つま
り、スイッチSW1ONで測光演算を行い、レンズを合
焦状態に設定した後にミラーアップし、その後スイッチ
SW2がONされると露光動作を行う(シャッタの開閉
及びミラーダウン駆動を行う)モードとなる。前記スイ
ッチSWSELFがONされると、カメラはセルフモー
ド、つまり、スイッチSW1のONで測光演算を行い、
レンズを合焦状態に設定し、その後スイッチSW2がO
Nされると所定時間(例えば10秒)が経過した後にミ
ラーアップをし、続いて露光動作を行う(シャッタの開
閉及びミラーダウン駆動を行う)モードとなる。また、
スイッチWMRUP,SWSELFが共にONしていた
場合は、ミラーアップモードを優先する様、本実施の形
態ではなっている。
【0030】波形メモリ回路29には、カメラが所定の
動作、すなわち図4に示したようなミラー駆動,シャッ
タ駆動の各動作をした場合におけるセンサ出力の波形を
A/D変換したものが記憶されている波形メモリMから
なる。この波形メモリMに記憶されている波形データ
は、図6にて後述する一連のカメラシーケンスにおい
て、カメラのミラーアップが開始してからミラーダウン
するまでの波形データが時系列的にアドレス0のM
(0)から順に記憶されている。そして、このメモリM
に記憶されている波形データの時間の分解能は、後述す
る図8で説明するタイマ割り込み処理の時間と同じであ
る。通常、この波形メモリ回路29の中のメモリMに
は、手持ち撮影時に相当する振れセンサ5のエラー信号
波形が記憶されている。
【0031】上記センサ5及び積分回路6の具体的構成
を示したのが、図2である。
【0032】同図において、実際の振動子40は駆動回
路42によって共振駆動されると共に、同期検波回路4
1等により所定の角速度出力が得られるように出力変換
が為される。更にこの出力には通常不必要なDCオフセ
ットが含まれていることから、OPアンプ43、コンデ
ンサ44、抵抗45,46,47で構成されるハイパス
フィルタによってこのDC分が取り除かれ、通常の手振
れ角速度成分のみが、OPアンプ48、コンデンサ6
4、抵抗49,65で構成される積分器によって変位に
変換されるものである。
【0033】一方、図1において、実際の補正光学系2
3の位置変位は補正光学系位置検出回路24によって検
出され、その出力がA/Dコンバータ2を通してCPU
1に取り込まれる。CPU1内部では、上記センサ出力
と補正光学系23の位置出力が常に等しくなる様にフィ
ードバック演算制御が実行され、その結果がD/Aコン
バータ17を介して補正光学系駆動回路25へ加えられ
る。そして、補正光学系駆動回路25から補正光学系駆
動コイル26に電力が供給され、その駆動力によって補
正光学系23が駆動される。
【0034】図3は、前記補正光学系23の具体的構成
を示す図である。
【0035】図3の補正光学系は、レンズを光軸と垂直
なx,y方向に平行シフトすることにより、カメラ撮影
光学系に入射する光路を偏心補正するシフト光学系の構
成を示したものである。ここで、51,53はそれぞれ
実際のx、y軸方向の駆動源となる磁気回路ユニットと
してのヨーク部、52,54はそれぞれのヨーク部と対
になるコイルを示したものである。従って、このコイル
に前述した補正光学系駆動回路25から電力が供給され
る事により、撮影レンズの一部を為すレンズ50が図示
した様なx,y方向に偏心駆動される。また、この中で
62は上記レンズ50を固定する為の支持枠及び支持ア
ームを表すものである。更に、このレンズ50の実際の
動きは、該レンズ50と一体となって移動するIRED
56,57及びシフトレンズ全体を保持する為の鏡筒部
55に取り付けられたPSD58,59との組み合わせ
によって、非接触に検出される。
【0036】また、60はこのシフト系への通電を停止
した際にレンズ50を略光軸中心位置に保持する為のロ
ック部材、61はチャージピン、63はこのシフト系の
倒れ方向を規制する為のあおり止めとしての支持球であ
る。
【0037】次に、本発明の実施の第1の形態における
一眼レフカメラシステムの具体的制御動作について、図
1及び図6,図7のフローチャートを用いて説明を行
う。
【0038】まず、ステップ#100においては、CP
U1はレリーズスイッチの第1ストロークによりスイッ
チSW1がONしたか否かを判定し、ONしている場合
はステップ#101へ進み、実際のシャッタ露出条件を
決定する為の測光演算を行う。具体的には、図1に示し
た様に、補正光学系23、撮影光学系10を通して入射
する複写体面からの入射光がメインミラー11で正反射
された後、サブミラー12及び測光用光学系13を通し
て、測光センサ及び周辺回路で構成される測光回路14
へ入射し、ここで得られる被写体輝度レベルに相当する
測光出力をA/Dコンバータ2を介してCPU1は取り
込み、測光演算を実行する。
【0039】ステップ#102においては、上記と同様
に補正光学系23、撮影光学系10を通して入射する入
射光がメインミラー11、サブミラー12,20、AF
光学系21を通して測距回路(もしくは焦点調節回路)
22に入射し、ここで得られる測距出力をA/Dコンバ
ータ2を介してCPU1は取り込み、所定の測距演算を
実行する。次のステップ#103においては、前記測距
演算の結果が合焦状態であるかどうかの判定を行い、合
焦でない場合はステップ#104へ進み、モータ駆動回
路27を介してフォーカスモータ28に焦点調節信号を
出力して実際にフォーカスレンズを光軸方向に移動させ
る動作を行い、再びステップ#102へ戻る。
【0040】この様にステップ#102〜#104は、
レンズが合焦状態に達するまで繰り返し行われ、その後
ステップ#103で合焦になったことを判定すると、C
PU1はステップ#105へ進む。
【0041】ステップ#105においては、スイッチS
WMRUPとスイッチSWSELFの状態を確認し、カ
メラの動作モードを調べる。もしスイッチSWMRU
P,SWSELFが両方ともOFFであれば、カメラは
通常のレリーズモードであるのでステップ#107へ進
み、一方、スイッチSWMRUPとスイッチSWSEL
F35の少なくともどちらか一方がONしている場合は
通常のレリーズモード以外の動作モードを実行するステ
ップ#106へサブルーチンAへ進む。
【0042】まず、通常のレリーズモードが設定されて
いる場合について説明する。
【0043】上記ステップ#105にて通常のレリーズ
モードが設定されていた場合は前述した様にステップ#
107へ進み、振れ補正を選択する為のスイッチISS
WがONしているかどうかの判定を行い、ONしている
場合はステップ#108へ進み、図8にて後述する一定
周期T毎のタイマ割込み処理の為のタイマをスタートさ
せ、続くステップ#109において、CPU1内部のフ
ラグISONLを「1」にセットし、次いでステップ#
110において、実際のタイマ割込み動作を許可する。
【0044】一方、上記ステップ#107にてスイッチ
ISSWがOFFしていると判定した場合、振れ補正動
作をする必要がない為にステップ#111へ進み、フラ
グISONLを「0」にリセットし、直ちにステップ#
112へ進む。
【0045】次のステップ#112においては、撮影者
が実際のシャッタレリーズを開始する為のスイッチSW
2をONにしているかどうかの判定を行い、ONしてい
る場合はステップ#115へと進むが、OFFしている
場合はステップ#113へ進み、ここで再びスイッチS
W1の状態判定を行い、該スイッチSW1がONしてい
る場合はステップ#112へ戻って上記スイッチSW1
の判定が繰り返し行い、もし該スイッチSW1がOFF
している場合はステップ#114へ進み、上述したタイ
マ割込みを禁止して、再びステップ#100へ戻る。
【0046】次のステップ#115〜#127は、実際
のレリーズシーケンスに関する部分である。
【0047】まず、ステップ#115において、レリー
ズシーケンス状態である事を示すCPU1内部のフラグ
MSTARTを「1」にセットし、続いてステップ#1
16において、ミラー駆動回路18を介してミラー駆動
用モータ19への通電を行い、ミラー11のアップ動作
を開始する。次のステップ#117においては、このミ
ラー11のアップ動作が完了したかどうかの判定を行
い、この動作が完了した事を検知することによりステッ
プ#118へ進み、上記モータ19への通電を停止す
る。そして、次のステップ#119において、シャッタ
駆動回路15を介してシャッタ幕16の先幕部分への通
電を開始して先幕の走行を開始し、次のステップ#12
0において、上記ステップ#101にて算出したAE秒
時に相当する時間だけ待機し、続くステップ#121に
おいて、シャッタ幕16の後幕の走行を開始する。
【0048】ステップ#122においては、前記シャッ
タ幕16の後幕の走行が完了したかどうかの判定を行
い、完了した事を検知するとステップ#123へ進み、
上述したフラグMSTARTを再び「0」にリセット
し、次のステップ#124において、先幕,後幕への通
電を停止する。次にステップ#125において、ミラー
駆動回路18,モータ19を通じてミラーダウンの駆動
を開始し、次のステップ#126において、上記ミラー
ダウンの完了を検知するとステップ#127へ進み、ミ
ラーダウンの駆動を停止し、シャッタレリーズシーケン
スを終了する。そして、次のステップ#128におい
て、不図示のフィルム巻上げ回路によりフィルムの巻き
上げを行う。
【0049】次に、上記ステップ105にて通常のレリ
ーズモード以外が設定されていた場合について、図7の
ステップ#129より説明する。
【0050】ステップ#129においては、振れ補正動
作を行う必要がないので、上記ステップ#111と同様
に、CPU1内部のフラグISONLを「0」にリセッ
トする。そして、次のステップ#130において、カメ
ラの動作モードを判別する。この結果、スイッチSWM
RUPのみONしていれば、カメラの作動モードはミラ
ーアップモードであるのでステップ#136へ移行し、
スイッチSWSELFのみがONしていればカメラの作
動モードはセルフモードであるのでステップ#131へ
移行する。また、スイッチSWMRUPとSWSELF
が両方ともONしている場合はスイッチSWMRUPを
優先し、ミラーアップモードとしてステップ#136へ
移行する。
【0051】まず、動作モードとしてセルフモードが設
定されている場合について、ステップ#131〜#13
5により説明する。
【0052】ステップ#131においては、スイッチS
W2がONされたかどうかを判定し、ONされなければ
ステップ#132へ進み、スイッチSW1がONしてい
るかどうかを判定する。ONしていればステップ#13
1に戻るが、ONしていなければスタートへ戻る。
【0053】上記ステップ#131にてスイッチSW2
がONであった場合はステップ#133へ進み、セルフ
タイマをスタートさせ、続くステップ#134におい
て、セルフタイマが所定の時間(例えば10秒)経過す
るまでこのステップに留まり、その後ステップ#155
を介して前述したステップ#115以降の動作へと進
み、一連のレリーズ動作を行う。
【0054】次に、動作モードとしてミラーアップモー
ドが設定されている場合について、ステップ#136〜
#146により説明する。
【0055】ステップ#136〜#139は、図6のス
テップ#115〜#118と同じであり、ミラーをアッ
プさせる動作部分である。この動作を終了するとステッ
プ#140へ進み、ミラーアップタイマをスタートさ
せ、続くステップ#141において、スイッチSW2が
ONしたかどうか判定する。ONしていればステップ#
142を介して図6のステップ#119へ以降の動作を
実行する。また、スイッチSW2がONしていなければ
ステップ#143へ進み、ミラーアップタイマの時間を
確認する。この結果、ミラーアップタイマの時間が所定
の時間(例えば5分)を超えていなければ再度ステップ
#141へ戻り、以下同様の動作を行う。一方、所定時
間を超えていれば、ステップ#144〜#146におい
て、図6のステップ#125〜#127と同様のミラー
ダウン動作を行い、ステートへと戻る。
【0056】次に、前述したタイマ割込み処理につい
て、図8のフローチャートにより説明する。
【0057】まず、ステップ#150において、図1に
示したセンサ5の出力に対してのA/D変換動作を開始
し、次のステップ#151において、この変換が終了す
るまで待機する。その後ステップ#152へ進み、ここ
でセンサ出力データを適当な形(例えば符号付きのデー
タ)に変換し、その結果をCPU1内部のSレジスタに
設定する。
【0058】次のステップ#153においては、実際の
制御がシッャタレリーズ動作中であることを示すフラグ
MSTARTが「1」にセットされているかどうかの判
定を行い、「0」であった場合はステップ#154へ進
み、波形メモリ回路19内の波形メモリMのアドレスカ
ウンタNの値を「0」にリセットし、ステップ#157
へ進む。従って、シッャタレリーズ動作に移行する迄
は、このアドレスカウンタの値は「0」に初期イニシャ
ライズされたままの状態となる。
【0059】また、フラグMSTARTが「1」にセッ
トされていると判定した場合はステップ#155へ進
み、ここではセンサデータ結果の設定されているSレジ
スタの値から、上述した波形メモリM内のアドレスNで
示される値(N)を減算し、再びSレジスタに格納す
る。次のステップ#156においては、次の波形メモリ
データを示す為に、アドレスカウンタの値を1カウント
アップする。
【0060】従って、この場合はセンサ5から出力され
る手振れ信号とエラー信号との加算値から、先に波形メ
モリM内に記憶されているエラー信号(このエラー信号
は通常再現性がある)分が減算される為、Sレジスタに
は真の手振れ信号が格納されたことになる。
【0061】次にステップ#157において、補正光学
系位置検出回路24からの出力をA/Dコンバータ2で
デジタルデータに変換する動作を開始し、続くステップ
#158において、上記変換動作の終了を検知するとス
テップ#159へ進み、前記データ値をTレジスタに格
納する。次のステップ#160においては、振れ補正動
作を実行するか否かを示すフラグISONLの状態を判
定し、このフラグが「1」にセットされている場合はそ
のままステップ#162へ進むが、リセットされている
場合は振れ補正動作を実行しないものとしてステップ#
161へ進み、ここでSレジスタの値を0Hにリセット
して、前述したセンサデータを無効とする。
【0062】次のステップ#162においては、センサ
データに相当する結果が設定されているSレジスタの値
から、補正光学系23の位置データが格納されているT
レジスタの値を減算し、その結果を再びSレジスタ内に
格納し、続くステップ#163において、補正光学系駆
動フィードバックループのゲインLPHの値を上記Sレ
ジスタの値に乗算する。
【0063】次のステップ#164〜#166は、上記
補正光学系のフィードバックループを達成する為に必要
な位相補償演算を行う部分である。
【0064】まず、ステップ#164においては、上記
センサデータと補正光学系の位置データとの差分を増幅
した値が設定されているSレジスタの値から、比例定数
B1と前回の割込み処理の中で計算された結果の設定さ
れているレジスタの値との乗算値を減算し、Dレジスタ
に格納する。続いてステップ#165においては、上記
Dレジスタと比例定数A0の乗算値に、前回の演算で算
出されたCレジスタと比例定数A1の乗算値どうしを計
算して、最終的な演算結果としてEレジスタに格納す
る。ここで、演算に用いられたA0,A1,B1の各定
数値は、予め設定されている位相補償周波数特性を満た
す為に、通常のS−Z変換(公知の方法なのでここでは
説明省略)によって計算された値となっている。次のス
テップ#166においては、上記ステップ#164にて
算出されたDレジスタの値を、次の割込み処理での演算
制御の為にCレジスタに格納し、位相補償演算は終了す
る。
【0065】ステップ#167においては、上記演算結
果を格納しているEレジスタの値をデータDADATA
としてD/Aコンバータ17へ転送し、補正光学系駆動
回路25を介してこの演算結果に基づき補正光学系23
を駆動することになる。尚、本実施の形態では、制御方
向はヨー若しくはピッチどちらか一方の片軸方向しか説
明していないが、方法については全く同じなのでここで
の説明は省略する。最後に、ステップ#16において、
タイマ割込みフラグをクリアして、該割込み動作を終了
する。
【0066】以上の実施の第1の形態によれば、再現性
があり、センサ5にて正確に検出できないミラー,シャ
ッタ駆動時の振れに関する補正データを予め波形メモリ
回路29に記憶しておき、各動作(ミラーアップ、シャ
ッタ先幕走行、シャッタ後幕走行、ミラーダウンの各動
作)の段階で得られるセンサ5の振れ検出結果に補正デ
ータを加味した結果によって振れ補正を行うようにして
いる為、精度良い振れ補正を行うことができると共に、
三脚使用が殆どと考えられるミラーアップモードの場合
には、自動的に前記振れ補正動作は行わない様にしてい
るので、前記振れ補正動作を行う事による撮影結果への
悪影響を及ぼさないカメラシステムとする事ができる。
【0067】つまり、ミラーアップモード時は、ミラー
やシャッタの駆動時に生じる振れの状態を事前に取得す
る為のキャリブレーション動作を実施しなくても、三脚
使用時の振れ補正動作による撮影結果への悪影響がでな
い様にする事ができ、シャッタチャンスを逃す確率を無
くす事ができる。
【0068】また、ミラーアップモードの場合には、上
記の様に自動的に振れ補正動作を行わないようにしてい
るので、従来の様に三脚の有無を検知するための手段を
具備する必要がなくなり、コスト的にも有利であり、か
つ構造的にもシンプルにできるので、信頼性を損なわな
いものとなる。
【0069】(実施の第2の形態)図9及び図10は本
発明の実施の第2の形態に係る一眼レフカメラシステム
の一連の動作を示すフローチャートである。尚、一眼レ
フカメラシステムの構成は実施の第1の形態と同様であ
るので、その説明は省略する。
【0070】図9において、ステップ#200〜#20
4は、図6のステップ#100〜#104の動作と同様
であるのでその説明は省略する。次のステップ#205
においては、スイッチISSWがONしているかどうか
の判定を行い、ONしている場合はステップ#206に
て実行する一定周期T毎のタイマ割込みの為のタイマを
スタートし、続くステップ#207において、CPU1
内部のフラグISONLを「1」にセットし、次のステ
ップ#208において、実際のタイマ割込み動作を許可
する。そして、次のステップ#209において、スイッ
チSWMRUPとスイッチSWSELFの設定状態を確
認し、カメラの動作モードを決定する。この結果、通常
のレリーズモードであればステップ#212へ進み、こ
のステップ#212〜#228において、図6のステッ
プ#112〜#128と同様の動作を実行する。
【0071】一方、ミラーアップモードの場合は図10
のステップ#229へ移行し、ここでは図7のステップ
#130と同様、スイッチSWMRUPとスイッチSW
SELFの状態より動作モードを判別する。もしセルフ
モードであった場合は、ステップ#230〜#236の
動作を実行する。
【0072】具体的には、ステップ#230において
は、スイッチSW2がONされたかどうかを判定し、O
Nされなければステップ#231へ進んでスイッチSW
1がONしているかどうか判定する。ONしていればス
テップ#230に戻るが、ONしていなければステップ
#250へ進み、フラグISONLを「0」にセット
し、続くステップ#251において、タイマ割り込み禁
止をセットし、スタートへ戻る。
【0073】また、上記ステップ#230にてスイッチ
SW2のONを判定するとステップ#232へ進み、振
れ補正動作を行う必要がないので、図7のステップ#1
11と同様、CPU1内部のフラグISONLを「0」
にリセットし、次のステップ#233において、タイマ
割り込み禁止とする。次のステップ#234において
は、セルフタイマーをスタートさせ、続くステップ#2
35において、セルフタイマが所定の時間秒経過するま
でこのステップに留まる。その後ステップ#236を介
して図9のステップ#215へと移行し、一連のレリー
ズ動作を行う。
【0074】また、ステップ#219にてミラーアップ
モードが設定されていた場合は、ステップ#237〜#
249の動作を実行する。
【0075】ステップ#237〜#240は、図6のス
テップ#115〜#118と同様、ミラーアップを行う
動作部分である。次のステップ#241においては、振
れ補正動作を行う必要がないので図6のステップ#11
1と同様に、CPU1内部のフラグISONLを「0」
にリセットし、次のステップ#242においては、タイ
マ割り込み禁止とする。
【0076】次のステップ#243においては、ミラー
アップタイマをスタートさせ、続くステップ#244に
おいて、スイッチSW2がONしたかどうか判定する。
ONしていればステップ#245を介して図9のステッ
プ#219へ移行する。また、スイッチSW2がONし
ていなければステップ#246へ進み、ミラーアップタ
イマの時間を確認し、ミラーアップタイマの時間を超え
ていなければ再度ステップ#244へ戻るが、ミラーア
ップタイマの時間を超えていればステップ#247〜#
249にてミラーダウンの動作を実行する。これは、図
9のステップ#225〜#227と同様である。
【0077】尚、タイマ割込み処理は上記実施の第1の
形態と同様である。
【0078】以上の実施の第2の形態によれば、上記実
施の第1の形態における効果に加え、更に、ミラーダウ
ン中は振れ補正動作が行われる事になるので、カメラ振
れによるフレーミング等の撮影準備動作への妨げが発生
しないカメラシステムとする事ができる。
【0079】(変形例)上述の各実施例では、光軸に対
し実質的に垂直な面内で補正光学系を動かすことによ
り、振れ補正を行う例を示したが、可変頂角プリズム等
の他の補正手段であっても良い。
【0080】また、本発明を一眼レフカメラシステムに
適用した例を説明したが、交換レンズに適用してもよ
く、更にはビデオカメラ等の他の撮像装置や他の光学機
器であっても、振れ補正の為の信号に出力エラーを発生
させるような所定の動作をするものであれば、同様に適
用することができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定部材の有無を検知する為の特別な手段を持つことな
く、また高周波の振れを生じる所定の動作時における該
振れ状態を事前に取得して記憶しておく為のキャリブレ
ーション動作を行うことなく、動作モードとして所定の
動作モードが設定されている場合における像振れ補正手
段の作動による撮影結果への悪影響を無くすことができ
る像振れ補正機能付き装置を提供できるものである。
【0082】また、本発明によれば、固定部材の有無を
検知するための特別な手段を持つことなく、またミラー
やシャッタの駆動時に生じる振れ状態を事前に取得して
記憶しておく為のキャリブレーション動作を行うことな
く、動作モードとしてミラーアップモードが設定されて
いる場合における像振れ補正手段の作動による撮影結果
への悪影響を無くすことができる一眼レフカメラ用交換
レンズ及び一眼レフカメラシステムを提供できるもので
ある。
【0083】また、本発明によれば、ミラーダウン時に
は像振れ補正機能を発揮させた撮影準備動作を行うこと
ができる一眼レフカメラ用交換レンズ及び一眼レフカメ
ラシステムを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る一眼レフカメ
ラシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の積分回路の構成例を示す回路図である。
【図3】図1の補正光学系の構成例を示す斜視図であ
る。
【図4】図1の一眼レフカメラシステムの主要部分の動
作と振動波形を説明する為のタイミングチャートであ
る。
【図5】図1の一眼レフカメラシステムのレリーズ時の
振れセンサの出力波形を示す図である。
【図6】本発明の実施の第1の形態に係る一眼レフカメ
ラシステムの動作の一部を示すフローチャートである。
【図7】図6の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の実施の第1の形態に係るタイマ割り込
み処理時の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の第2の形態に係る一眼レフカメ
ラシステムの動作の一部を示すフローチャートである。
【図10】図9の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 CPU 2 A/Dコンバータ 5 センサ 6 積分回路 7 スイッチ(ISSW) 8 スイッチ(SWMRUP) 9 スイッチ(SWSELF) 23 補正光学系 24 補正光学系位置検出回路 25 補正光学系駆動回路 26 補正光学系駆動コイル 29 波形メモリ回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像振れ補正機能付き装置の動作モードを
    判別する判別手段と、振れを検出する振れ検出手段と、
    所定の動作をした場合に発生する振れを補正する為の補
    正データを予め記憶している記憶手段と、該記憶手段に
    記憶されている補正データと前記振れ検出手段の検出結
    果から像振れを補正する像振れ補正手段とを有する像振
    れ補正機能付き装置において、 前記判別手段にて該装置が特定の動作モードに設定され
    ていると判別された場合には、前記像振れ補正手段を非
    作動状態にする像振れ補正制御手段を有したことを特徴
    とする像振れ補正機能付き装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の動作とは、該像振れ補正機能
    付き装置の一連の動作の中のうち、その動作を行うこと
    により前記振れ検出手段にて検出不能な高周波の振れを
    生じる動作であることを特徴とする請求項1記載の像振
    れ補正機能付き装置。
  3. 【請求項3】 前記特定の動作モードとは、該像振れ補
    正機能付き装置が固定部材に固定されて使用される動作
    モードであることを特徴とする請求項1記載の像振れ補
    正機能付き装置。
  4. 【請求項4】 カメラの動作モードを判別する判別手段
    と、振れを検出する振れ検出手段と、所定の動作をした
    場合に発生する振れを補正する為の補正データを予め記
    憶している記憶手段と、該記憶手段に記憶されている補
    正データと前記振れ検出手段の検出結果から像振れを補
    正する像振れ補正手段とを有する一眼レフカメラ用交換
    レンズにおいて、 前記判別手段にてカメラがミラーアップモードに設定さ
    れていると判別された場合には、前記像振れ補正手段を
    非作動状態にする像振れ補正制御手段を有したことを特
    徴とする一眼レフカメラ用交換レンズ。
  5. 【請求項5】 カメラの動作モードを判別する判別手段
    と、振れを検出する振れ検出手段と、ミラーの作動状態
    を検知するミラー状態検知手段と、所定の動作をした場
    合に発生する振れを補正する為の補正データを予め記憶
    している記憶手段と、該記憶手段に記憶されている補正
    データと前記振れ検出手段の検出結果から像振れを補正
    する像振れ補正手段とを有する一眼レフカメラ用交換レ
    ンズにおいて、 前記判別手段にてカメラがミラーアップモードに設定さ
    れていると判別されており、かつ、前記ミラー状態検知
    手段にてミラーアップが検知されている間は、前記像振
    れ補正手段を非作動状態にする像振れ補正制御手段を有
    したことを特徴とする一眼レフカメラ用交換レンズ。
  6. 【請求項6】 前記所定の動作とは、ミラーのアップ,
    ダウン動作及びシャッタの開閉動作であることを特徴と
    する請求項4又は5記載の一眼レフカメラ用交換レン
    ズ。
  7. 【請求項7】 前記ミラーアップモードとは、撮影準備
    動作開始スイッチの操作に応答して得られる焦点調節の
    為の信号に基づいたレンズ合焦動作終了後にミラーアッ
    プ動作を行い、撮影動作開始スイッチの操作に応答し
    て、シャッタの開閉及び前記ミラーのダウン動作を行
    う、動作モードであることを特徴とする請求項4又は5
    記載の一眼レフカメラ用交換レンズ。
  8. 【請求項8】 カメラの動作モードを判別する判別手段
    と、振れを検出する振れ検出手段と、所定の動作をした
    場合に発生する振れを補正する為の補正データを予め記
    憶している記憶手段と、該記憶手段に記憶されている補
    正データと前記振れ検出手段の検出結果から像振れを補
    正する像振れ補正手段とを有する一眼レフカメラシステ
    ムにおいて、 前記判別手段にてカメラがミラーアップモードに設定さ
    れていると判別された場合には、前記像振れ補正手段を
    非作動状態にする像振れ補正制御手段を有したことを特
    徴とする一眼レフカメラシステム。
  9. 【請求項9】 カメラの動作モードを判別する判別手段
    と、振れを検出する振れ検出手段と、ミラーの作動状態
    を検知するミラー状態検知手段と、所定の動作をした場
    合に発生する振れを補正する為の補正データを予め記憶
    している記憶手段と、該記憶手段に記憶されている補正
    データと前記振れ検出手段の検出結果から像振れを補正
    する像振れ補正手段とを有する一眼レフカメラシステム
    において、 前記判別手段にてカメラがミラーアップモードに設定さ
    れていると判別されており、かつ、前記ミラー状態検知
    手段にてミラーアップが検知されている間は、前記像振
    れ補正手段を非作動状態にする像振れ補正制御手段を有
    したことを特徴とする一眼レフカメラシステム。
  10. 【請求項10】 前記所定の動作とは、ミラーのアッ
    プ,ダウン動作及びシャッタの開閉動作であることを特
    徴とする請求項8又は9記載の一眼レフカメラシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記ミラーアップモードとは、撮影準
    備動作開始スイッチの操作に応答して得られる焦点調節
    の為の信号に基づいたレンズ合焦動作終了後にミラーア
    ップ動作を行い、撮影動作開始スイッチの操作に応答し
    て、シャッタの開閉及び前記ミラーのダウン動作を行
    う、動作モードであることを特徴とする請求項8又は9
    記載の一眼レフカメラシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002055372A (ja) * 2000-08-08 2002-02-20 Nikon Corp 振れ検出装置及びブレ補正光学機器
JP2007178629A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Canon Inc 撮像装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム
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