JPH0854558A - 自動焦点カメラ - Google Patents

自動焦点カメラ

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Publication number
JPH0854558A
JPH0854558A JP7145749A JP14574995A JPH0854558A JP H0854558 A JPH0854558 A JP H0854558A JP 7145749 A JP7145749 A JP 7145749A JP 14574995 A JP14574995 A JP 14574995A JP H0854558 A JPH0854558 A JP H0854558A
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JP
Japan
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distance
data
lens
person
determined
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Pending
Application number
JP7145749A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Nakajima
英和 中島
Masayuki Ikemura
正幸 池村
Hiroyuki Okada
浩幸 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/488,916 priority patent/US5737646A/en
Publication of JPH0854558A publication Critical patent/JPH0854558A/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動焦点カメラにおいて、測距不能の時にカ
メラの撮影モードに適した特定の距離データに基づいて
合焦動作するようにしたことで、大きくピントがずれる
ことがなく、目的に合った写真撮影ができるようにし
た。 【構成】 被写体距離の測定が可能であるか否か、又は
測距データが有効であるか否かを判定し(#13)、測
距不能又は測距データが無効であると判定された時は
(#13でNO)、人物撮影の可能性が高いか否かを撮
影モードを基に判別し(#23−1,#23−2,#2
3−3)、人物撮影の可能性が高い撮影モードである場
合に、測距データが所定の距離以上である時は(#24
でYES)、予め決められている所定の距離データに制
限し(#25)、その距離データに基づき撮影レンズを
合焦位置に駆動する(#20)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体距離の測距が可
能であるか否かを判別し、それに応じて撮影レンズの焦
点位置を適宜に設定する自動焦点カメラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、自動焦点カメラにおいて、特にパ
ッシブ測距方式では被写体にコントラストが無い、もし
くは低い(ローコントラスト)時は、被写体距離の測定
が不能になり、あるいは被写体までの距離データに信頼
性がないものとなる。そのような場合に、ピント外れの
写真撮影を未然に防止するために、レリーズ動作を禁止
するか、若しくは、撮影モードに関わらず、或る特定距
離に合焦するように撮影レンズを移動設定していた(例
えば、実公平1−12250号公報参照)。つまり、ロ
ーコントラストと判断された場合、撮影レンズの焦点位
置を、例えば、自然光撮影時には無限遠に、フラッシュ
撮影時には人物を撮影することが多いことから、3.1
mに設定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年で
はカメラの設定可能な撮影モードが増えて、各々撮影目
的も違っているので、上記のようにローコントラスト時
に撮影レンズの焦点を或る特定の距離に一義的に設定す
るものでは、撮影目的に合った写真が撮影できないこと
が多々生じる。本発明は、上述した問題点を解決するた
めになされたものであり、測距不能又は測距データが有
効でない時に、カメラの撮影モードに適した特定の距離
データに基づいて撮影レンズを合焦動作させるようにし
たことで、大きくピントがずれることがなく、夫々の目
的に合った写真撮影ができるようにした自動焦点カメラ
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明の自動焦点カメラは、被写体までの距
離を測定する測距手段と、測距手段による測距が可能で
あるか否かを判別する判別手段と、人物を撮影している
ことを推測する推測手段と、判別手段により測距が可能
であると判別された時は、測距手段による測距データを
選択し、測距不能であると判別され、かつ人物撮影であ
ると推測された時は、第1の所定の距離データを選択
し、測距不能であると判別され、かつ人物撮影であると
推測されなかった時は、第2の所定の距離データを選択
する距離選択手段と、距離選択手段により選択された距
離データに基づき撮影レンズを合焦位置に駆動するレン
ズ駆動手段とを備えたものである。請求項2の発明の自
動焦点カメラは、被写体までの距離を測定する測距手段
と、測距手段による測距が可能であるか否かを判別する
判別手段と、判別手段により測距が可能であると判別さ
れた時は、測距手段による測距データを選択し、測距不
能であると判別された時は、撮影レンズの焦点距離に応
じた所定の距離データを選択する距離選択手段と、距離
選択手段により選択された距離データに基づき撮影レン
ズを合焦位置に駆動するレンズ駆動手段とを備えたもの
である。請求項3の発明の自動焦点カメラは、被写体ま
での距離を測定する測距手段と、測距手段による測距が
可能であるか否かを判別する判別手段と、通常撮影モー
ドと該通常撮影モードよりも近い距離で撮影可能な近接
撮影モードとを選択する撮影モード選択手段と、判別手
段により測距が可能であると判別された時は、測距手段
による測距データを選択し、測距不能であると判別され
た時は、撮影モード選択手段により選択された撮影モー
ドに応じた所定の距離データを選択する距離選択手段
と、距離選択手段により選択された距離データに基づき
撮影レンズを合焦位置に駆動するレンズ駆動手段とを備
えたものである。
【0005】
【作用】上記構成を有する請求項1の自動焦点カメラに
おいては、判別手段は測距手段による被写体距離の測定
が可能であるか否か(測距データが有効であるか否かを
含む)を判別し、推測手段は人物を撮影しているかどう
かを推測する。距離選択手段は、測距結果から測距が可
能であると判別された時は、測距データを選択し、測距
不能であると判別され、かつ人物撮影であると推測され
た時は、第1の所定の距離データを選択し、測距不能で
あると判別され、かつ人物撮影であると推測されなかっ
た時は、第2の所定の距離データを選択する。レンズ駆
動手段はこうして選択された距離データに基づいて撮影
レンズを合焦位置に駆動する。このように動作すること
で、撮影不能になったり、意図した写真撮影ができなく
なることがない。請求項2の自動焦点カメラにおいて
は、判別手段は測距手段による被写体距離の測定が可能
であるか否か(測距データが有効であるか否かを含む)
を判別し、距離選択手段は、測距が可能又は有効である
と判別された時は、測距データを選択し、測距不能であ
ると判別された時は、撮影レンズの焦点距離に応じた所
定の距離データを選択する。レンズ駆動手段はこうして
選択された距離データに基づいて撮影レンズを合焦位置
に駆動する。請求項3の自動焦点カメラにおいては、判
別手段は測距手段による被写体距離の測定が可能である
か否か(測距データが有効であるか否かを含む)を判別
し、撮影モード選択手段は通常撮影モードと近接撮影モ
ードとを選択する。距離選択手段は、測距が可能である
と判別された時は、測距データを選択し、測距不能であ
ると判別された時は、選択されている撮影モードに応じ
た所定の距離データを選択する。レンズ駆動手段は、こ
うして選択された距離データに基づいて撮影レンズを合
焦位置に駆動する。
【0006】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、本実施例によるオートフォ
ーカス装置を有したカメラの構成図である。カメラ本体
1は、三角測距方式を用いたパッシブタイプのオートフ
ォーカス光学系2と、このオートフォーカス光学系2に
より被写体像を検出するイメージセンサ3と、このイメ
ージセンサ3で検出された被写体像に基づき被写体まで
の距離を演算するマイクロプロセッサ等により構成され
る測距演算装置4と、演算された被写体距離に応じて撮
影レンズ5を合焦位置に駆動するレンズ駆動装置6等か
ら構成される。上記オートフォーカス光学系2は、被写
体光を集光する一対の対物レンズ2aと、集光した被写
体光の光束を反射する一対のミラー2b,2cからな
る。なお、図1には図示していないが、カメラはシャッ
タレリーズ機構、フラッシュ装置、露出制御部、フィル
ム給送機構等を有する。
【0007】上記構成のカメラにおいて、オートフォー
カス光学系2により集光された光束は、イメージセンサ
3上に2つの被写体像として結像され、この被写体像の
間隔から測距演算装置4は、下記のような技術を用いて
被写体までの距離を演算する。この演算により求まった
被写体距離に応じて、レンズ駆動装置6は撮影レンズ5
を合焦位置に駆動する。撮影レンズ5を合焦位置に駆動
することにより、撮影レンズ5を通過した被写体光は、
フィルム7上にピントが合った状態で結像されることに
なる。
【0008】図2を参照して、オートフォーカス光学系
2における被写体距離の演算方法を説明する。一対のレ
ンズ2a,2aによって集光された被写体像は、イメ−
ジセンサ3を構成するCCDでなるラインセンサ3a、
3bに投射される。各センサ3a、3bはそれぞれ例え
ば10個及び16個のフォトダイオードのセルa1〜a
10、b1〜b16からなっている。センサ3bにおい
て連続する10個のセルの組を考えると、図のように7
つの組B1、B2・・・・B7がある。これら7組の
内、どの組の像がセンサ3aに形成された像と最も一致
しているかが比較され、ピント状態が検出される。い
ま、例えば、センサ3aの像A1がセンサ3bの組B3
の像と一致しているものとする。この時、セルa1,a
2,…,a10の各出力とセルb3,b4,…,b12
の各出力との間にa1=b3,a2=b4,…,a10
=b12の関係が成立し、 S3=|a1−b3|+|a2−b4|+・・・+|a
10−b12|=0 となる。このS3値は、組B3以外の組の像についての
同様な計算結果よりも小さく、全ての計算結果の中で最
小となる。
【0009】このような最小値を取る組を見い出すため
に、まず、各組の像に対して上記のような計算が行われ
る。次いで、得られた計算結果の中から最小値を見い出
す処理が行われる。このようにして最小値を取る組が見
い出され、センサ3aによって検出される被写体像とセ
ンサ3bによって検出される被写体像との距離が導き出
され、それに基づいて被写体までの距離が演算される。
他方、最小値が検出できない場合には、測距無効と判断
する。実際には、レンズの収差やセンサ間の感度差があ
るため上記の最小値は0にはならず、また、被写体像が
コントラストの低い像であったり、光量が不十分な時に
は、上記最小値が所定値よりも小さくならない場合や検
出できない場合もある。そこで、最小値が検出できない
場合に測距無効と判断するだけでなく、上記最小値が所
定値よりも小さくならない場合にも、ピント検出が可能
であっても信頼性が低いので、測距無効と判断する。上
述の測距のための演算や測距無効判定のための比較は、
前述の測距演算装置4において行われる。また、上記測
距のための演算や測距無効判定に関しては、上述の方法
に限られるものではなく、他にも種々の方法が知られて
いる。その一例として、米国特許第4,636,624
号明細書に記載されているものがあるが、ここではその
詳細説明は省略する。
【0010】図3は上記カメラの制御回路とその周辺装
置のブロック図である。カメラ全体を制御するための制
御回路11は、マイクロプロセッサ等により構成され、
上記測距演算装置4の機能をも含んでいる。この制御回
路11には次のような周辺装置が接続されている。フラ
ッシュ装置12は低輝度撮影時にフラッシュを発光制御
するものである。露出制御部13はフィルムへの露出制
御を行う。測距部(AF)14は被写体距離を測定する
もので、上記オートフォーカス光学系2やイメージセン
サ3を含む。測光部(AE)15は被写体輝度を測定す
るものである。フィルム給送機構16はフィルムの巻上
げ、巻戻しを行うものである。ズーミング駆動部17は
撮影レンズ5をズーミング駆動するものである。フォー
カシング駆動部18は撮影レンズ5を駆動してピント合
わせを行うもので、上記レンズ駆動装置6を含む。
【0011】また、制御回路11には、次の各種スイッ
チが接続されており、スイッチ状態信号が入力され、ス
イッチ状態に応じた所定のカメラ動作が行われる。メイ
ンスイッチSMは、これがON時に制御回路11はカメ
ラ動作を行うものである。レリーズスイッチSREL は、
これがONされるとレリーズ動作を行うものである。ズ
ームインスイッチSZI及びズームアウトSZOは、ズーミ
ング動作を行わせるためのものである。モードスイッチ
SMOD は、カメラが持つ各種撮影モードの切換え・選択
を行うスイッチである。
【0012】上記各種撮影モードとしては、通常撮影モ
ード、セルフタイマを用いて撮影するセルフ撮影モー
ド、ポートレートモード、マクロモード、記念撮影モー
ド、及びスローシンクロモード等がある。セルフ撮影モ
ードでは、レリーズスイッチSREL のONから10秒後
にレリーズ動作する。ポートレートモードでは、測距デ
ータに基づきポートレートに最適な像倍率(1/40)
になるように自動的にズーミングを行う。マクロモード
では、撮影レンズをマクロに切換えることにより、通常
では合焦不可の近距離である、例えば0.4〜0.7m
での撮影を可能とする。記念撮影モードでは、測距エリ
ア中央にウェイトをおいた測距の場合に、該中央に主被
写体が存在しないために生じる、いわゆる中抜け(ピン
ボケ)を防止するために、撮影レンズをワイド端に固定
し、測距値を3m以内に制限する。スローシンクロモー
ドでは、フラッシュ発光かつ背景が暗い時、通常撮影モ
ード時の手振れ限界シャッタスピード(1/焦点距離)
よりも低速までシャッタスピードを許可する。このスロ
ーシンクロモードは通常、夜景をバックにした人物撮影
時に使用される。
【0013】図4は制御回路11が上記各種スイッチの
状態を読み込み、チェックする手順を示すフローチャー
トである。制御回路11は常時、各種スイッチの状態を
読み込んでチェックし(#1)、メインスイッチSMが
OFFの間は(#2でNO)、カメラ動作を行わない。
レリーズスイッチSREL がONされると(#3でYE
S)、レリーズ動作のシーケンスに移る(#6)。ズー
ムインスイッチSZIやズームアウトSZOがONされると
(#4)、撮影レンズ5の焦点距離を変更する(#
7)。モードスイッチSMOD がONされると(#5)、
撮影モードの切換えを行う(#8)。
【0014】図5はレリーズスイッチSREL がONされ
た時のレリーズ動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。レリーズ動作に入ると、まず、制御回路11は測
光部15からの測光データを読み込み(#11)、ま
た、測距部14からの測距データを読み込む(#1
2)。制御回路11はこの読み込んだデータから測距が
可能であって、データが有効なものであるか否かを上述
したような方法により判定する(#13)。測距が可能
で有効なものであると判定された時は(#13でYE
S)、人物撮影の可能性が高い(かつ、比較的像倍率が
低い)か否かを撮影モードを基に判定する。すなわち、
撮影モードが、セルフ撮影モード、記念撮影モード、又
はスローシンクロモードであるか否かを調べ(#23−
1,#23−2,#23−3)、これらいずれかの撮影
モードが選択されていた場合は、人物撮影であると推定
し、測距データが4m以上となっているかを調べ(#2
4)、4m以上であった場合には、いわゆる中抜けを防
止するために測距値を4mに強制的に制限して(#2
5)、フォーカシング(#20)以降の処理に進む。
【0015】#24で測距データが4m以上でなけれ
ば、また、#23−1,#23−2,#23−3におい
て、それらのいずれの撮影モードでもなかった時は、得
られた測距・測光データに基づいてフォーカシング(#
20)、露光(#21)、フィルム巻上げ(#22)の
処理を行う。なお、ポートレートモードも人物撮影であ
るが、このモードは比較的像倍率が高く、また、一人を
撮影する場合が多いことから、中抜けの確率が少ないの
で、このポートレートモードは#23−1,#23−
2,#23−3で行う人物撮影であるか否かの判定処理
の中には含めないこととし、距離制限をしない。
【0016】#13の判定において、被写体がローコン
トラスト等であるため測距不能又は無効と判定された場
合は(#13でNO)、以下に述べるように、カメラに
設定されている撮影モードに応じて予め決められている
所定の距離データを選択・設定し(#14〜#19,#
26〜#33)、これらに基づいて、フォーカシング
(#20)を行う。すなわち、まず、撮影モードが通常
撮影モードであれば(#14でYES)、フラッシュ撮
影かどうかを調べて(#26)、フラッシュ撮影でなけ
れば(#26でNO)、距離データを無限遠に設定し
(#27)、フラッシュ撮影であれば(#26でYE
S)、距離データを5m(これは多くの撮影で頻度の高
い値)に設定する(#28)。撮影モードがセルフ撮影
モードであれば(#15でYES)、このモードでは主
被写体が人物である可能性が高いので、人物撮影時に頻
度の高い距離データである3mに設定する(#29)。
撮影モードがポートレートモードであれば(#16でY
ES)、距離データを2mに設定する(#30)。撮影
モードがマクロモードであれば(#17でYES)、距
離データを0.5mに設定する(#31)。撮影モード
が記念撮影モードであれば(#18でYES)、このモ
ードでも人物撮影の可能性が高いので距離データを3m
に設定する(#32)。撮影モードがスローシンクロモ
ードであれば(#19でYES)、このモードでも人物
撮影の可能性が高いので距離データを3mに設定する
(#33)。
【0017】また、人物撮影の可能性が高いと判定する
方法として、上記のように、撮影モード(セルフ撮影モ
ード、記念撮影モード、又はスローシンクロモード)の
選択状況を調べる他に、次のような方法が挙げられる。
すなわち、多点測距において撮影エリアの中央部に主被
写体が検出された場合、被写体光の色を調べて該中央部
に肌色を検出した場合、照明光がランプ又は蛍光灯の光
であって室内での撮影の場合には、人物撮影の可能性が
高いので、人物撮影であると推測することとする。この
ような推測は、制御回路11にて行えばよい。
【0018】なお、上記フォーカシング(#20)の処
理は、図3のフォーカシング駆動部18により行われ、
露出(#21)の処理は、露出制御部13により行わ
れ、フィルム巻上げ(#22)の処理は、フィルム給送
機構16により行われる。また、請求項に記載の測距手
段は、上記図1又は図3の実施例において、オートフォ
ーカス光学系2及びイメージセンサ3又は測距部14に
より構成され、また、測距有効性判定手段及び距離選択
手段は、測距演算装置4又は制御回路11により構成さ
れ、上記#13,#14〜#19,#27〜#33の処
理に相当する。また、レンズ駆動手段は、レンズ駆動装
置6又はフォーカシング駆動部18により構成される。
【0019】次に、測距不能又は無効と判定された場合
における距離データ設定の変形例について、図6を参照
して説明する。図6はレリーズスイッチSREL がONさ
れた時のレリーズ動作の処理手順の他の例を示すフロー
チャートである。同図において、前述と同番号のステッ
プは同内容であり、#13において、測距不能又は無効
と判定された場合、撮影モードがポートレートモードで
あると想定して、ユーザによってズーミング設定された
焦点距離から、被写体像倍率が1/40になるような距
離を設定し(#40)、この設定値に合焦するように撮
影レンズ5を駆動する(#20)。図7はその場合に用
いられるズーミングによる撮影レンズ5の焦点距離と設
定距離との関係を示す。この関係により、被写体像倍率
が1/40になる。
【0020】ズーミング設定された撮影レンズ5の焦点
距離は、次のようにして得られる。図8は、ズーム動作
される撮影レンズ5の概略構成を示す。撮影レンズ5の
後レンズ21を保持するレンズ筒22は、固定筒23に
ネジ24を介して支持され、ズーミング用のステップモ
ータ25により回転駆動されることにより、前後に移動
可能である。このレンズ筒22の内径には直進キー26
により回り止めされ、前後方向に移動可能なフレーム2
7が設けられ、このフレーム27にキー結合された保持
枠28,29はガイドピン30,31とレンズ筒22の
内径面に形成されたスパイラルカム溝32,33との係
合により互いに独立して前後方向に移動可能に案内され
ている。保持枠28には前レンズ34が保持されてい
る。また、保持枠29の内径には、フォーカス用レンズ
35を保持する内側保持枠36がネジ37を介して支持
され、この内側保持枠36はAF用モータ38により回
転駆動されることにより前後移動する。ユーザがズーミ
ング動作を行った時に、ステップモータ25の駆動量は
ズーミング量に対応しており、制御回路11ではその駆
動量が分かっている。従って、ズーミング設定による撮
影レンズ5の焦点距離情報はステップモータ25の駆動
量から得られる。
【0021】また、リモコンモードを有したカメラにお
いては、リモコン撮影モード設定時に前述のセルフ撮影
モード時と同じ制御とすればよい。また、通常撮影モー
ドでのフラッシュ発光時には、フラッシュのガイドナン
バー(GNo.)、撮影レンズFナンバー、及びフィル
ム感度からフラッシュ到達限界距離を求めて、その距離
に設定してもよく、あるいは、上記により求められた距
離を5m以内に制限するようにしてもよい。これによ
り、フラッシュ撮影で露光不足になるようなことがなく
なる。
【0022】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る自動
焦点カメラによれば、被写体距離の測距が不能(測距デ
ータが無効の場合を含む)であると判定された時には、
人物を撮影していると推測されるか否かに応じて、それ
ぞれ適正な所定の距離データを選択し、この設定値に基
づいて撮影レンズを合焦位置に駆動するようにしている
ので、測距不能又は測距データが無効であることにより
レリーズ動作ができなくなったり、あるいは大きくピン
トがずれるようなことがなく、夫々の撮影目的に合った
写真撮影ができるようになる。請求項2の発明に係る自
動焦点カメラによれば、被写体距離の測距が不能(測距
データが無効の場合を含む)であると判定された時に
は、撮影レンズの焦点距離に応じた所定の距離データを
選択し、この設定値に基づいて撮影レンズを合焦位置に
駆動するようにしているので、上記と同等の効果が得ら
れる。請求項3の発明に係る自動焦点カメラによれば、
被写体距離の測距が不能(測距データが無効の場合を含
む)であると判定された時には、選択された撮影モード
に応じた所定の距離データを選択し、この設定値に基づ
いて撮影レンズを合焦位置に駆動するようにしているの
で、上記と同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動焦点カメラの概略
構成図である。
【図2】被写体距離の演算方法を説明するための図であ
る。
【図3】自動焦点カメラの制御回路とその周辺装置のブ
ロック図である。
【図4】自動焦点カメラの各種スイッチの状態をチェッ
クする処理手順を示すフローチャートである。
【図5】レリーズ動作時の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図6】変形例によるレリーズ動作時の処理手順を示す
フローチャートである。
【図7】変形例での焦点距離と設定距離との関係を示す
図である。
【図8】撮影レンズのズーミング機構を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 オートフォーカス光学系 3 イメージセンサ 4 測距演算装置 5 撮影レンズ 6 レンズ駆動装置 11 制御回路 14 測距部 18 フォーカシング駆動部 SMOD モードスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体までの距離を測定する測距手段
    と、 前記測距手段による測距が可能であるか否かを判別する
    判別手段と、 人物を撮影していることを推測する推測手段と、 前記判別手段により測距が可能であると判別された時
    は、前記測距手段による測距データを選択し、測距不能
    であると判別され、かつ人物撮影であると推測された時
    は、第1の所定の距離データを選択し、測距不能である
    と判別され、かつ人物撮影であると推測されなかった時
    は、第2の所定の距離データを選択する距離選択手段
    と、 前記距離選択手段により選択された距離データに基づき
    撮影レンズを合焦位置に駆動するレンズ駆動手段と、を
    備えたことを特徴とする自動焦点カメラ。
  2. 【請求項2】 被写体までの距離を測定する測距手段
    と、 前記測距手段による測距が可能であるか否かを判別する
    判別手段と、 前記判別手段により測距が可能であると判別された時
    は、前記測距手段による測距データを選択し、測距不能
    であると判別された時は、撮影レンズの焦点距離に応じ
    た所定の距離データを選択する距離選択手段と、 前記距離選択手段により選択された距離データに基づき
    撮影レンズを合焦位置に駆動するレンズ駆動手段と、を
    備えたことを特徴とする自動焦点カメラ。
  3. 【請求項3】 被写体までの距離を測定する測距手段
    と、 前記測距手段による測距が可能であるか否かを判別する
    判別手段と、 通常撮影モードと該通常撮影モードよりも近い距離で撮
    影可能な近接撮影モードとを選択する撮影モード選択手
    段と、 前記判別手段により測距が可能であると判別された時
    は、前記測距手段による測距データを選択し、測距不能
    であると判別された時は、前記撮影モード選択手段によ
    り選択された撮影モードに応じた所定の距離データを選
    択する距離選択手段と、 前記距離選択手段により選択された距離データに基づき
    撮影レンズを合焦位置に駆動するレンズ駆動手段と、を
    備えたことを特徴とする自動焦点カメラ。
JP7145749A 1994-06-10 1995-05-18 自動焦点カメラ Pending JPH0854558A (ja)

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