JP2011061259A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】警告が出ることによってシャッタチャンスを逃してしまったり、失敗写真を撮影してしまったりすることの無い撮像装置を提供する。
【解決手段】ストロボ装置にて発せられたストロボ光が被写体に未到達であるか否か、および、手振れによる像振れを生じる状態であるか否かの少なくとも一方を判定する判定手段と、判定手段によりストロボ光が未到達であることが判定された場合に警告を行う警告手段とを有し、判定手段は、使用されるレンズの判定時における開放F値によらず、使用されるレンズの最も暗い開放F値を基準に判定する(S302)。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮影前にユーザーに対して撮影に関する警告を行う機能を有する撮像装置に関するものである。
ストロボ撮影を行う際に被写体を照射するためのストロボ光の到達距離は、そのストロボ装置の光量を示すGNo(ガイドナンバー)をカメラのレンズの絞り値で割ることで求めることができる。例えば、GNoが58、絞り値がF8に設定されていれば、ストロボ光の到達距離は、58÷8=7.25mとなる。カメラのレンズがズーム機能を有している場合には、一般的に、ズーム倍率を高くするほどレンズの絞り値が大きく(暗く)なり、ストロボ光の到達距離が短くなる。なお、レンズの明るさを示す指標として一般的にF値が用いられており、絞りを開放(全開)にしたときのそのレンズのF値を開放F値という。
また、殆どのカメラでは、被写体の輝度値から適正なシャッタ速度を演算する機能を備えている。そして、その中には、焦点距離f(mm)を用いて、シャッタ速度が1/fよりも低速秒時だと手振れによる像振れが生じるものとしてユーザーに警告を行う機能を備えるものも多く存在する。
また、スポット測光(部分測光)範囲でとらえた被写体に対しプリ発光を行い、適正調光量を撮影前に記憶するFEロックや、オートフォーカスの合焦と同時に、測光を停止して露出(シャッタ速度と絞り値)を固定するAEロックを行う機能は知られている。FEロック時やAEロック時など、本撮影時の発光量や露出量の設定後にズーミングを行うと、ズーミング前まではストロボ光未到達や手振れの警告が出ていなかったにも関わらず、その後のズーミングにより開放F値が大きく(暗く)なる。そして、警告が出てしまう場合があった。
つまり、FEロック時のズームレンズの焦点距離における開放F値では、被写体までストロボ光が届くと判定された場合でも、その後にズームレンズの焦点距離を望遠側にすることによって、開放F値が暗くなる。このことで、被写体までストロボ光が届かないと判定され、警告がなされる場合である。あるいは、合焦時に露出をロックした時のズームレンズの焦点距離では、手振れ判定にかかっていなかったものが、ズームレンズの焦点距離を望遠側にすることによって、手振れ警告表示レベルと判定され、手振れ警告がされる場合である。
特許文献1には、焦点距離に応じて撮像素子からの画像信号の増幅率の設定を変更し、ストロボ撮影可能範囲をほぼ一定に保つというものが提案されている。
特開2003−008989号公報
上記のように、本撮影時の発光量や露出量が設定された後でズーミングが行われると、ズーミングする前まではストロボ光未到達や手振れの警告が出ていなかったにも関わらず、その後のズーミング操作により上記の警告が出てしまう場合があった。この場合、警告を消すために使用者が発光量や露出値を再設定しようとすると、その間にシャッタチャンスを逃してしまうことがあった。あるいは、警告が出る状態に気が付かずにそのまま撮影し、十分な輝度を得られていない写真や手振れの写真、つまり失敗写真を撮影してしまう虞があった。
(発明の目的)
本発明の目的は、警告が出ることによってシャッタチャンスを逃してしまったり、失敗写真を撮影してしまったりすることの無い撮像装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、ストロボ装置にて発せられたストロボ光が被写体に未到達であるか否か、および、手振れによる像振れを生じる状態であるか否かの少なくとも一方を判定する判定手段と、前記判定手段により前記ストロボ光が未到達であることが判定された場合に警告を行う警告手段とを有する撮像装置において、前記判定手段が、使用されるレンズの判定時における開放F値によらず、前記使用されるレンズの最も暗い開放F値を基準に判定することを特徴とするものである。
本発明によれば、警告が出ることによってシャッタチャンスを逃してしまったり、失敗写真を撮影してしまったりすることを無くすことができる。
本発明の一実施例に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 実施例に係る撮像装置の動作を示すフローチャートである。 実施例でのFEロック時の判定動作を示すフローチャートである。 実施例での手振れの判定動作を示すフローチャートである。 実施例での合焦判定動作を示すフローチャートである。 マクロレンズ使用時での判定動作を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の実施例に示す通りである。
図1は本発明の一実施例に係る撮像装置であるところのカメラの概略構成を示すブロック図である。図1において、1はカメラ本体内のマイクロコンピュータ16と通信を行う交換式の撮影レンズ(カメラ本体に一体のものでもよい)であり、ズームレンズを含むものである。撮影レンズ1内にはAF(オートフォーカス)駆動回路1aおよび絞り駆動回路1bが具備されている。AF駆動回路1aは、マイクロコンピュータ16からの駆動信号を基にステッピングモータ等のアクチュエータを駆動してフォーカスレンズのピント合わせを行う。上記駆動信号を生成するためのフォーカス演算に用いられるデフォーカス量は、複数の測距ポイントを持つAFセンサ24の出力を用いて算出される。絞り駆動回路1bは、マイクロコンピュータ16からの駆動信号を基に不図示の絞りを駆動して光学的な絞り値を変化させるものである。
上記マイクロコンピュータ16は、撮影レンズ1との通信により、ズームレンズの現在のズーム位置(焦点距離情報)、現在の距離環位置(被写体距離)の情報を収得することが可能である。また、撮影レンズ1と通信可能であるか否かにより、撮影レンズ1がカメラ本体に装着されているか、未装着状態であるかを判定することができる。
以下、カメラ本体内の構成について説明する。2はクイックリターンミラーであり、露光の際にマイクロコンピュータ16の指示で不図示のアクチュエータによりアップもしくはダウンされる。つまり、撮影光路から退避させられたり、進入させられたりする。このクイックリターンミラー2にはAF光学系に光を導くためのハーフミラー2aが取り付けられており、このサブミラー2aもクイックリターンミラー2のアップもしくはダウンに連動して作動するようになっている。
3はフォーカシングスクリーンであり、撮影者はペンタプリズム4とファインダ光学系を通して該フォーカシングスクリーン3を観察することで、撮影レンズ1を通して映し出された像のピントや構図の確認が可能である。5はフォーカルプレーンシャッタであり、マイクロコンピュータ16からの制御信号により後述の撮像素子6(図1ではCCDと記す)の露光時間を自由に制御できる。フォーカルプレーンシャッタ5は一般的には先幕、後幕から構成され、2枚の幕の間隔で自由な露光時間が制御される。6はCCDやCMOSなどの撮像素子であり、撮影レンズ1によって結像された被写体像を光電変換して電気信号として取り出す。
7はクランプ/CDS回路、8はAGC(自動利得制御)回路であり、これらはA/D変換をする前の基本的なアナログ処理を行うものであり、マイクロコンピュータ16により、クランプレベルやAGC基準レベルの変更も可能である。9は入力されるアナログの撮像素子出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部であり、設定されているISO感度に応じた変換を行う。
10は映像信号処理回路であり、デジタル化された画像データに、フィルタ処理、色変換処理、ガンマー/ニー処理を行い、メモリコントローラ13に出力する。他方、この映像信号処理回路10はD/A変換部が内蔵されており、撮像素子6から入力される映像信号や、メモリコントローラ13から逆に入力される画像データをアナログ信号に変換し、液晶駆動回路11を通して液晶表示部12に出力することも可能である。これらの機能切り換えはマイクロコンピュータ16とのデータ交換により行われ、ホワイトバランス情報をマイクロコンピュータ16に出力可能である。その情報を基にマイクロコンピュータ16はホワイトバランス調整を行う。
マイクロコンピュータ16の指示により、液晶表示部12に出力することなく、メモリコントローラ13を通してバッファーメモリ19に画像データを保存することも可能である。また、映像信号処理回路10はJPEGなどの圧縮処理を行う機能も入っている。連写の場合は、一旦バッファーメモリ19に撮影データを格納し、処理時間がある場合にメモリコントローラ13を通して未処理の画像データを読み出し、映像信号処理回路10で画像処理や圧縮処理を行い、連写スピードを稼ぐ。連写枚数は、バッファーメモリ19の容量に大きく左右される。
また、マイクロコンピュータ16は、撮影前に設定されているISO感度、画像サイズ、画質応じた画像サイズの予測値データをもとに、メモリコントローラ13を通して、メモリ14の容量を確認して比較し、撮影可能残数を演算し、表示部に表示させる。
メモリコントローラ13は、映像信号処理回路10から入力された未処理のデジタル画像データをバッファーメモリ19に格納する。そして、処理済みのデジタル画像をメモリ14に格納したり、逆にバッファーメモリ19やメモリ14から画像データを映像信号処理回路10に出力したりする。また、メモリコントローラ13は、外部インターフェイス15から送られて来る映像をメモリ14に記録したり、メモリ14に記録されている画像を外部インターフェイス15から出力したりすることも可能である。メモリ14は取り外し自由である場合もある。
17は電源であり、各ICや駆動系に必要な電源を供給する。18は操作状態検出回路であり、マイクロコンピュータ16に後述のスイッチの操作状態を伝え、マイクロコンピュータ16はその操作状態変化に応じて各部をコントロールする。20a(SW1)はレリーズ釦の半押し状態でオンするスイッチであり、20b(SW2)はレリーズ釦の全押し状態でオンするスイッチであり、共にオンすることにより撮影準備、撮影が行われる。
上記操作状態検出回路18には、上記レリーズ釦(スイッチSW1,SW2)の他に、ISO設定釦、画像サイズ設定釦、画質設定釦、情報表示釦、AF選択釦、ズーミングを行うためのズーム操作部材が接続されており、各釦(スイッチ)の状態が検出されている。なお、AF選択釦により自動選択AFモードと任意選択AFモードのいずれかを選択可能であり、さらに任意選択AFモード時には任意の測距ポイントを選択することができるものとする。
21は液晶駆動回路であり、マイクロコンピュータ16からの表示内容命令に従って外部液晶表示部22やファインダ内液晶表示部23を駆動する。ファインダ内液晶表示部23には、不図示のLED(赤外発光ダイオード)などのバックライトが配置されており、そのLEDも液晶駆動回路21により駆動される。
24は撮影画面の複数個所で測距を可能にするAFセンサであり、複数の測距ポイントを持つ。マイクロコンピュータ16は、このうちのいずれかの測距ポイントの出力に基づいてデフォーカス量を算出する。そして、このデフォーカス量を基にフォーカスレンズ用の駆動信号を算出し、撮影レンズ1内のAFレンズ駆動回路1aに出力し、ピント合わせを行わせる。25は複数の測光エリアを有するAEセンサであり、ファインダスクリーン3上で測光し、撮影レンズ1を通した被写体の輝度を測定する。26はローパスフィルタであり、赤外カットの機能も持つ。
27はストロボ装置(外付けタイプでも内蔵タイプでもよい)であり、マイクロコンピュータ16と双方向通信により情報のやり取りを行い、マイクロコンピュータ16の発光タイミングの指示にしたがって、設定された発光量でストロボ発光を行う。
次に、マイクロコンピュータ16にて行われる一連の撮影動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
なお、本実施例1では、ストロボ光未到達や手振れの警告を出すか出さないかを判定する場合、ズームレンズの警告の出易い、つまり最も条件の悪い時の開放F値の固有値を用いて判定するものとする。ここで、ズームレンズの警告の出易い固有値とは、テレ端の焦点距離、テレ端の開放F値、ワイド端の開放F値、至近端の開放F値である。なお、本実施例における開放F値とはレンズの絞りを開放(全開)したときのF値を示すものであり、レンズの情報として公表されている開放F値と実行F値に差がある場合には、この実行F値も本実施例の開放F値に含まれるものとする。
図2において、マイクロコンピュータ16は、ステップS200より動作を開始し、先ずステップS201では、電源OFFタイマがタイムアウトしたかどうかの判定を行う。タイムアウトしている場合は電源OFFの処理のために後述のステップS220へ進み、タイムアウトしていない場合はステップS202へ進む。
電源OFFタイマがタイムアウトしていないとしてステップS202へ進むと、マイクロコンピュータ16は、撮影者による操作部材18の操作により入力にされるカメラの撮影モード等の各種の設定を行う。そして、次のステップS203にて、複数の測距ポイントを持つAFセンサ24を用いて撮影レンズ1内のフォーカスレンズの焦点状態を検出し、その結果に基づいて焦点調節を行う。
次のステップS204では、マイクロコンピュータ16は、上記ステップS203での焦点調節により合焦した場合は、その合焦点を基に複数の測光エリアを持つAEセンサ25を用いて被写体の輝度を測定する。そして、適正露出を得るためのシャッタ秒時や絞り値を演算する。一方、合焦点が得られなかった場合は、中央の測光エリアを基準に被写体の輝度を測定し、適正露出を得るためのシャッタ秒時や絞り値を演算する。測距ポイントを基準とした測光演算は多くのものが提案されているが、最も単純なものは、基準の測距ポイントに対応した測光エリアを中心とした重点測光である。また、上記ステップS204でFEロック釦の操作が検出されている場合は、ストロボ装置27をプリ発光させ、その反射光を測光する。そして、ここで後述の図3ないし図6に示すストロボ光未到達判定、合焦判定(非合焦判定)、手振れ判定(手振れに起因する像振れが生じる可能性が高い状態を判定すること)の演算を行う。
次のステップS205では、マイクロコンピュータ16は、上記ステップS202で設定された状態や、各種の設定状態を外部液晶表示部22などに表示する。さらに、上記ステップS202で設定された、ISO感度、画像サイズ、画質に応じた画像サイズの予測値データをもとに、メモリコントローラ13を通して、メモリ14の容量を確認し、比較して撮影可能残数を演算して表示する。さらに、上記ステップS203で検出されたピントの状態(合焦判定結果表示)や上記ステップS204で演算されたシャッタ秒時や絞り値を表示する。さらに、上記ステップS203で判定された有効な測距ポイントを表示する。さらに、手振れであると判定した場合や上記ステップS204でFEロックした場合にストロボ光未到達判定をしてストロボ光が到達しないと判定した場合は、警告表示を出す。
次のステップS206では、マイクロコンピュータ16は、レリーズ釦の半押しがなされてスイッチSW1がオンしているかどうかの判定を行い、スイッチSW1がオンしていなければステップS201へ戻る。また、スイッチSW1がオンしていればステップS207へ進み、電源OFFタイマの更新を行う。
次のステップS208では、マイクロコンピュータ16は、レリーズ釦の全押しがなされてスイッチSW2がオンしているかどうかの判定を行い、スイッチSW2がオンしていなければステップS201へ戻る。また、スイッチSW2がオンしていればステップS209へ進み、画像撮影を可能にするためにクイックリターンミラー2をアップ状態にするとともに、撮影レンズ1に通信し、上記ステップS204で演算された絞り値にレンズの絞りを制御する。
次のステップS210では、マイクロコンピュータ16は、上記ステップS203で演算されたシャッタ時間を基にフォーカルプレーンシャッタ5を制御し、CCD6からの画像をクランプ/CDS7、AGC8、A/D変換部9を介して取り込む。ストロボ撮影の場合は、画像の蓄積に同調して、FEロック動作で演算された発光量でストロボ装置27を制御してストロボ発光を行わせる。そして、次のステップS211にて、クイックリターンミラー2をダウン状態にするとともに、撮影レンズ1に通信し、レンズの絞りを開放状態に制御する。
次のステップS212では、マイクロコンピュータ16は、AGC8に対して設定されたISO値に対するゲイン値を送り、感度調整し、メモリコントロール13に対して画像信号を送り、バッファーメモリ19に画像を一時保管する。そして、次のステップS213にて、映像信号処理回路10の出力であるホワイトバランス情報を基に、適正な色になるように、映像信号処理回路10で用いるRとBのゲインとを演算決定し、制御する。続くステップS214では、バッファーメモリ19に格納された未処理の画像を映像信号処理回路10の負荷が画像処理できるレベルであるときに処理し、圧縮し、メモリ14に格納する動作をスタートさせる。連写等の場合は、バッファーメモリ19に画像が順次格納されるが、画像処理は停止した状態になることもある。
次のステップS215では、マイクロコンピュータ16は、撮影可能枚数(記録枚数)の算出を行う。そして、次のステップS216にて、上記ステップS214で処理された画像信号を液晶駆動回路11に送り、液晶表示部12に表示させる。続くステップS217では、上記ステップS203,S204,S215で決定した各種撮影情報を液晶駆動回路21に送り、外部液晶表示部22に表示させる。同様に、ファインダ内液晶表示部23にも表示させる。
次のステップS218では、マイクロコンピュータ16は、メモリ14に記録可能な領域が存在するかどうかの判定と未処理のバッファーメモリ19上の画像も考慮して、上記判定をもとに、次にレリーズ可能(撮影可能)であるかどうかを調べる。その結果、レリーズ可能であればステップS201へ戻る。また、レリーズ可能でない場合はステップS219へ進み、撮影不可能状態であることの警告表示を行わせる。
また、上記ステップS201にてタイムアウトしていると判定した場合は前述したように電源OFFの処理を行うためにステップS220へ進む。そして、このステップS220では、マイクロコンピュータ16は、液晶駆動回路11により液晶表示部12での表示を消灯すると共に液晶表示部23のバックライトも消灯する。次のステップS221では、上記ステップS214でスタートさせた、画像処理と圧縮とメモリ14への格納処理すべてを終了させ、バッファーメモリ19の撮影画像領域が空になるのを待つ。そして、次のステップS222にて、電源回路17に指示を出し、必要無い電源は落とし、ステップS223で電源OFFの処理を終了する。
次に、図2の上記ステップS204にて実行されるうちの一つである、FEロック時におけるストロボ光未到達判定のための動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
マイクロコンピュータ16は、ステップS300よりFEロック時におけるストロボ光未到達警告の判定動作を開始し、先ずステップS301では、装着されている撮影レンズ1がズームレンズを含むかどうかの判定を行う。ズームレンズを含んでいないと判定した場合は後述のステップS303へ進む。一方、ズームレンズを含むと判定した場合はステップS302へ進む。
ステップS302へ進むと、ズームレンズのテレ端の開放F値を元に、FEロック時のストロボ光未到達警告の判定を行う。つまり、撮影レンズ1の現在の焦点距離にかかわらず、ズームレンズのテレ端の開放F値を用いて、FEロック動作で測光されたプリ発光の反射光をもとに、ストロボ光が被写体に到達するかどうかの判定を行う。テレ端の開放F値はワイド端の開放F値より大きいので、最悪値の開放F値でストロボ光が被写体に到達するかどうかを判定したことになる。そして、次のステップS304にて、このフローを終了する。
また、ステップS301からステップS303へ進むと、レンズの焦点距離の開放F値を用いて、FEロック動作で測光されたプリ発光の反射光をもとに、ストロボ光が被写体に到達するかどうかの判定を行う。そして、次のステップS304にて、このフローを終了する。
上記のように、最悪値、つまり撮影レンズ1の最も暗いF値、つまりテレ端の開放F値を基準にストロボ光未到達判定を行うようにすれば、ズームレンズのズームミングにより警告が変わることが少なくなる。
よって、ズーミングする前まではストロボ光未到達警告が出ていなかったにも関わらず、その後のズーミング操作により上記の警告が出てしまい、シャッタチャンスを逃したり、失敗写真を撮影してしまったりすることが無くなる。
次に、図2の上記ステップS204にて実行されるうちの一つである、手振れ判定のための動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
マイクロコンピュータ16は、ステップS400より手振れ判定を開始し、先ずステップS401では、装着されている撮影レンズ1がズームレンズを含むかどうかの判定を行い、ズームレンズを含むと判定した場合はステップS402へ進む。そして、このステップS402では、手振れ判定後にユーザーがズームレンズをテレ側に駆動する可能性も考慮して、撮影レンズ1の現在の焦点距離にかかわらず、ズームレンズのテレ端の焦点距離と開放F値を用いて、手振れ判定を行う。つまり、焦点距離および開放F値をズームレンズがテレ端に設定されたときの値に設定してシャッタ速度を求め、このシャッタ速度が1/fより低速に設定されてしまう場合には手振れが生じると判定する。そして、次のステップS404にて、このフローを終了する。
また、上記ステップS401にてズームレンズを含んでいないと判定した場合はステップS403へ進み、撮影レンズ1の焦点距離と開放F値を用いて、手振れ判定を行う。そして、次のステップS404にて、このフローを終了する。
上記のように、最悪値、つまりレンズの最もテレ端の焦点距離を基準に手振れ判定を行うようにすれば、ズームレンズのズームミングにより警告が変わることが少なくなる。
よって、ズーミングする前までは手振れ警告が出ていなかったにも関わらず、その後のズーミング操作により上記の警告が出てしまい、シャッタチャンスを逃したり、失敗写真を撮影してしまったりすることが無くなる。
次に、図2の上記ステップS203にて実行されるうちの一つである、合焦判定のための動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
マイクロコンピュータ16は、ステップS500より合焦状態の判定を開始し、先ずステップS501では、装着されている撮影レンズ1がズームレンズを含むかどうかの判定を行い、ズームレンズを含むと判定した場合はステップS502へ進む。そして、このステップS502では、撮影レンズ1の現在の焦点距離にかかわらず、ズームレンズのワイド端の開放F値を用いて、合焦判定を行う。ワイド端は他よりも開放F値が小さく、合焦判定にとって最も厳しい条件となるためである。そして、次のステップS504にて、このフローを終了する。
また、上記ステップS501にてズームレンズを含んでいないと判定した場合はステップS503へ進み、レンズの開放F値を用いて、合焦判定を行う。そして、次のステップS504にて、このフローを終了する。
上記のように、最も厳しい値、つまりズームレンズのワイド端の開放F値を元に合焦判定を行うようにすることで、ズームミングによらず、精度のよい合焦判定を行うことができる。
換言すれば、ズーミングする前までは非合焦警告が出ていなかったにも関わらず、その後のズーミング操作により上記の警告が出てしまい、シャッタチャンスを逃したり、失敗写真を撮影してしまったりすることが無くなる。
次に、図2の上記ステップS204にて実行されるうちの一つである、FEロック時におけるストロボ光未到達判定のための動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
マイクロコンピュータ16は、ステップS600より合焦判定を開始し、先ずステップS601では、装着されている撮影レンズ1がマクロレンズかどうかの判定を行い、マクロレンズであると判定した場合はステップS602へ進む。そして、このステップS602では、撮影レンズ1の至近端の開放F値をもとに、ストロボ光が被写体に到達するかどうかの判定を行う。そして、次のステップS604にて、このフローを終了する。
また、上記ステップS601にてマクロレンズでないと判定した場合はステップS603へ進み、レンズの開放F値を用いて、FEロック動作で測光されたプリ発光の反射光をもとに、ストロボ光が被写体に到達するかどうかの判定を行う。そして、次のステップS604にて、このフローを終了する。
上記のように、最悪値、つまりレンズの最も暗い至近端の開放F値を基準とする判定でストロボ未到達判定を行うようにすれば、レンズの繰り出し量により判定が変わることが少ない。
よって、ズーミングする前まではストロボ光未到達警告が出ていなかったにも関わらず、その後のズーミング操作により上記の警告が出てしまい、シャッタチャンスを逃したり、失敗写真を撮影してしまったりすることが無くなる。
前述したように、従来は、ズーミングする前まではストロボ光未到達や手振れの警告が出ていなかったにも関わらず、その後のズーミング操作により上記の警告が出てしまう場合があった。この場合、警告を消すために使用者が発光量や露出値を再設定しようとすると、その間にシャッタチャンスを逃してしまうことがあった。あるいは、警告が出る状態に気が付かず、そのまま撮影し、十分な輝度を得られていない写真や手振れ写真を撮影してしまう虞があった。
これを改善するために、上記実施例においては、レンズの最も暗いF値を基準に、ストロボ光未到達かどうかの判定をして、警告を出すかどうかを決定している。もしくは、レンズの最もテレ端の焦点距離を基準に手振れ警告を出すか出さないかを決定している。さらには、レンズの最も明るい開放F値を基準にピントの合焦判定をして、警告を出すかどうかを行うようにしている。
よって、シャッタチャンスを逃してしまったり、十分な輝度を得られていない写真や手振れ写真、つまり失敗写真を撮影してしまったりすることの無い撮像装置とすることができる。さらには、F値による感度を変更するなどの動作を行わないので、撮影者が設定した感度とは異なる画質となってしまうといったこともなくなる。
なお、上記実施例では、ズームレンズの状態が最も警告が出やすい状況であるものとみなして、ストロボ光が未到達や像振れの警告の可否を判定していたが、必ずしもこれに限定される必要はない。
例えば、焦点距離の可変量を大きく設計したズームレンズを用いた場合に、ズームレンズをワイド端とした状態でFEロック動作を行った後に、ズームレンズをテレ端まで駆動させるようなことは、現実としては考えにくい。したがって、このような焦点距離の可変量の大きなズームレンズを用いた場合には、警告判定時のズームレンズの焦点距離に応じて、どの焦点距離の開放F値の値を用いて警告判定を行うかを変更するようにしてもよい。
テレ端の開放F値よりも小さな開放F値を用いて警告の可否を判断することで、テレ端の開放F値を用いて判断を行った場合よりも、ズーミング動作後に警告が表示される可能性が高くなる。しかしながら、警告判定時に、警告を出すと判定される可能性は低く抑えることができるため、FEロック動作後に極端にズーミングを行う可能性が低いのであれば、判定に用いる開放F値の制限を緩くすることにより利便性は向上すると考えられる。このように、必ずしもテレ端の開放F値や焦点距離でなくとも、その時点の開放F値よりも所定量だけ暗い開放F値を基準として、あるいは、所定量だけ長い焦点距離を基準として、FEロック動作時における警告の可否を判断するようにしても構わない。
1 撮影レンズ
16 マイクロコンピュータ
18 操作状態検出回路
22 外部液晶表示部
23 ファインダ内液晶表示部
25 AFセンサ
27 ストロボ装置

Claims (6)

  1. ストロボ装置にて発せられたストロボ光が被写体に未到達であるか否か、および、手振れによる像振れを生じる状態であるか否かの少なくとも一方を判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記ストロボ光が未到達であることが判定された場合に警告を行う警告手段とを有する撮像装置において、
    前記判定手段は、使用されるレンズの判定時における開放F値によらず、前記使用されるレンズの最も暗い開放F値を基準に判定することを特徴とする撮像装置。
  2. 手振れによる像振れを生じる状態であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記手振れによる像振れが生じる状態であることが判定された場合に警告を行う警告手段とを有する撮像装置において、
    前記判定手段は、使用されるズームレンズの判定時における焦点距離によらず、前記使用されるズームレンズの最もテレ端の焦点距離を基準に判定することを特徴とする撮像装置。
  3. 前記判定手段は、使用されるズームレンズの判定時における焦点距離によらず、前記使用されるズームレンズの最もテレ端の焦点距離および開放F値を基準に判定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 使用されるズームレンズの合焦状態を判定する合焦判定手段と、
    前記合焦判定手段により非合焦であることが判定された場合に非合焦警告を行う警告手段とを有する撮像装置において、
    前記合焦判定手段は、使用されるズームレンズの判定時における開放F値によらず、前記ズームレンズの最も明るい開放F値を基準に判定することを特徴とする撮像装置。
  5. ストロボ装置にて発せられたストロボ光が被写体に未到達であるか否か、および、手振れによる像振れを生じる状態であるか否かの少なくとも一方を判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記ストロボ光が未到達であることが判定された場合に警告を行う警告手段とを有する撮像装置において、
    前記判定手段は、使用されるレンズの判定時におけるF値よりも暗いF値を基準に判定することを特徴とする撮像装置。
  6. 手振れによる像振れを生じる状態であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記手振れによる像振れが生じる状態であることが判定された場合に警告を行う警告手段とを有する撮像装置において、
    前記判定手段は、使用されるズームレンズの判定時における焦点距離よりも長い焦点距離を基準に判定することを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104020628A (zh) * 2014-05-20 2014-09-03 小米科技有限责任公司 闪光灯的提醒方法及装置

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