JP2002268127A - 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ - Google Patents
銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラInfo
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- JP2002268127A JP2002268127A JP2001067417A JP2001067417A JP2002268127A JP 2002268127 A JP2002268127 A JP 2002268127A JP 2001067417 A JP2001067417 A JP 2001067417A JP 2001067417 A JP2001067417 A JP 2001067417A JP 2002268127 A JP2002268127 A JP 2002268127A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カメラの情報表示を撮影者にとって見易く且
つ理解し易くオンスクリーン表示することのできる表示
手段を備えた銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラを提供す
る。 【解決手段】 本発明の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメ
ラにおいて、該カメラの撮影シーケンスを制御するメイ
ンCPU58は、LCDモニタ71に表示する撮像画像
にパノラマ補正マスク,パララックス補正マスク,構図
線,フィルム駒数表示,デート情報等のカメラの情報表
示を重ねるようにオンスクリーン表示制御する。このと
き、メインCPU58はパノラマ補正用マスクを表示す
る場合はパララックス補正マスクの表示を禁止し、パノ
ラマ補正マスクを表示する場合は構図線の表示を禁止
し、構図線を表示する場合にはパララックス補正マスク
の表示を禁止し、さらに、パノラマ補正用マスクを表示
する場合にはフィルム駒数表示とデート表示を重畳して
オンスクリーン表示させる。これにより、カメラの情報
表示を撮影者にとって見易く且つ理解し易くオンスクリ
ーン表示すること画家能となる。
つ理解し易くオンスクリーン表示することのできる表示
手段を備えた銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラを提供す
る。 【解決手段】 本発明の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメ
ラにおいて、該カメラの撮影シーケンスを制御するメイ
ンCPU58は、LCDモニタ71に表示する撮像画像
にパノラマ補正マスク,パララックス補正マスク,構図
線,フィルム駒数表示,デート情報等のカメラの情報表
示を重ねるようにオンスクリーン表示制御する。このと
き、メインCPU58はパノラマ補正用マスクを表示す
る場合はパララックス補正マスクの表示を禁止し、パノ
ラマ補正マスクを表示する場合は構図線の表示を禁止
し、構図線を表示する場合にはパララックス補正マスク
の表示を禁止し、さらに、パノラマ補正用マスクを表示
する場合にはフィルム駒数表示とデート表示を重畳して
オンスクリーン表示させる。これにより、カメラの情報
表示を撮影者にとって見易く且つ理解し易くオンスクリ
ーン表示すること画家能となる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を電気信
号に変換するための電子撮像素子を有する電子撮像装置
と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置の
両方の機能を有する、銀塩撮影及び電子撮像兼用のカメ
ラの改良に関する。
号に変換するための電子撮像素子を有する電子撮像装置
と、被写体像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置の
両方の機能を有する、銀塩撮影及び電子撮像兼用のカメ
ラの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体像を電気信号に変換す
るための電子撮像素子を有する電子撮像装置と、被写体
像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置の両方の機能
を有し、銀塩撮影に同期して電子撮像を行い、撮像した
電子画像をモニタ表示するようにした銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラが種々提案されており、例えば特開平1
−114169号公報に記載のカメラや本件出願人によ
り提案された特開平10−10854号公報に記載のカ
メラがある。
るための電子撮像素子を有する電子撮像装置と、被写体
像を銀塩フィルムに写し込む銀塩撮影装置の両方の機能
を有し、銀塩撮影に同期して電子撮像を行い、撮像した
電子画像をモニタ表示するようにした銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラが種々提案されており、例えば特開平1
−114169号公報に記載のカメラや本件出願人によ
り提案された特開平10−10854号公報に記載のカ
メラがある。
【0003】この種のカメラは、一般に、銀塩フィルム
に被写体像を露光すると同時に前記電子撮像素子によっ
て光電変換された電子画像信号をメモリに記憶し、この
記憶された電子画像信号を基に被写体像をモニタ表示す
ることにより、従来の銀塩カメラでは不可能であった、
撮影時での出来上がりの予測を可能にしている。つま
り、フィルムに撮影した画像が撮影者の意図通りに写し
込まれているかを現像せずとも、撮影時にそのモニタ表
示によって出来上がりを予測することができるので、撮
影者にとって便利な機能であり、信頼性の点で有効であ
る。
に被写体像を露光すると同時に前記電子撮像素子によっ
て光電変換された電子画像信号をメモリに記憶し、この
記憶された電子画像信号を基に被写体像をモニタ表示す
ることにより、従来の銀塩カメラでは不可能であった、
撮影時での出来上がりの予測を可能にしている。つま
り、フィルムに撮影した画像が撮影者の意図通りに写し
込まれているかを現像せずとも、撮影時にそのモニタ表
示によって出来上がりを予測することができるので、撮
影者にとって便利な機能であり、信頼性の点で有効であ
る。
【0004】また、電子画像信号を予め搭載されたメモ
リ、あるいはカメラに対して着脱自在なメモリーカード
等の不揮発性記憶媒体に記憶することにより、外部の機
器、例えばプリンタやプリントやパーソナルコンピュー
タにメモリカードを接続して、前記画像データのカラー
プリントアウトや画像編集といったことも行うことがで
きるので、使用範囲が広く、またデジタルメディアには
必要な機器であることから、今後の需要が期待されてい
る。
リ、あるいはカメラに対して着脱自在なメモリーカード
等の不揮発性記憶媒体に記憶することにより、外部の機
器、例えばプリンタやプリントやパーソナルコンピュー
タにメモリカードを接続して、前記画像データのカラー
プリントアウトや画像編集といったことも行うことがで
きるので、使用範囲が広く、またデジタルメディアには
必要な機器であることから、今後の需要が期待されてい
る。
【0005】ところで、この種のカメラに搭載されてい
る撮影モードやファインダ光学系を考慮すると、パノラ
マ撮影モード等の撮影モードを有しているものや、2眼
式あるいは1眼レフ式で構成される場合が考えられる。
る撮影モードやファインダ光学系を考慮すると、パノラ
マ撮影モード等の撮影モードを有しているものや、2眼
式あるいは1眼レフ式で構成される場合が考えられる。
【0006】パノラマ撮影モードを有するカメラは一般
的に知られており、この種のカメラにおいては、パノラ
マ撮影モードに設定されると、ファインダー視野の上下
がブラック・アウトしたり、あるいは線が入るように制
御することが多く、このような機能を利用することで、
パノラマ撮影をより効果的に行えるようにしている。
的に知られており、この種のカメラにおいては、パノラ
マ撮影モードに設定されると、ファインダー視野の上下
がブラック・アウトしたり、あるいは線が入るように制
御することが多く、このような機能を利用することで、
パノラマ撮影をより効果的に行えるようにしている。
【0007】また、2眼式のカメラにおいては、近距離
撮影時にパララックスが発生することも一般的に知られ
ており、この種のカメラは、予めファインダー視野にパ
ララックス補正用の線が書かれていることが多い。つま
り、このようなパララックス補正用の線を利用すること
により、近距離撮影時に生じる虞れのあるパララックス
を補正することで、近距離撮影時でのファインダー視野
からの被写体像を正常に再現して、効果的に近距離撮影
を行えるようにしている。
撮影時にパララックスが発生することも一般的に知られ
ており、この種のカメラは、予めファインダー視野にパ
ララックス補正用の線が書かれていることが多い。つま
り、このようなパララックス補正用の線を利用すること
により、近距離撮影時に生じる虞れのあるパララックス
を補正することで、近距離撮影時でのファインダー視野
からの被写体像を正常に再現して、効果的に近距離撮影
を行えるようにしている。
【0008】また、一眼レフのカメラにおいては、スク
リーン・マットに構図線がけがきされており、撮影時の
構図設定にこのような構図線を利用することで、構図設
定を行うには便利なものである。このような構図線は一
般的に、3分割法や黄金分割などが知られている。ま
た、従来技術においては、前記構図線を電子モニタ装置
に表示することを特徴とするカメラは、上述した特開平
10−10854号公報に記載の提案によって開示され
ている。
リーン・マットに構図線がけがきされており、撮影時の
構図設定にこのような構図線を利用することで、構図設
定を行うには便利なものである。このような構図線は一
般的に、3分割法や黄金分割などが知られている。ま
た、従来技術においては、前記構図線を電子モニタ装置
に表示することを特徴とするカメラは、上述した特開平
10−10854号公報に記載の提案によって開示され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たパノラマ補正マスク,パララックス補正マスクや構図
線は撮影時に極めて便利であり、カメラの撮影性能向上
化には特に有効な手段ではあるが、これらすべてが混在
されて表示されると、非常に見にくくなることが予想さ
れる。このため、従来より、見安く、且つ撮影者にとっ
て理解し易いカメラの情報表示が望まれているが、上記
従来の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラでは、このよう
なカメラの情報表示については言及されてはおらず、解
決がなされていないのが現状である。
たパノラマ補正マスク,パララックス補正マスクや構図
線は撮影時に極めて便利であり、カメラの撮影性能向上
化には特に有効な手段ではあるが、これらすべてが混在
されて表示されると、非常に見にくくなることが予想さ
れる。このため、従来より、見安く、且つ撮影者にとっ
て理解し易いカメラの情報表示が望まれているが、上記
従来の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラでは、このよう
なカメラの情報表示については言及されてはおらず、解
決がなされていないのが現状である。
【0010】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、カメラの情報表示を撮影者にとって見易く
且つ理解し易くオンスクリーン表示することのできる表
示手段を備えた銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラの提供
を目的とする。
れたもので、カメラの情報表示を撮影者にとって見易く
且つ理解し易くオンスクリーン表示することのできる表
示手段を備えた銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラの提供
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の銀塩撮
影及び電子撮像兼用カメラは、被写体像を光電変換し記
録する電子撮像装置と、被写体像を銀塩フィルムに記録
する銀塩撮影装置を兼用したカメラにおいて、撮像され
た電子画像を表示するためのモニタ手段と、前記電子画
像にパノラマ補正マスクまたはパララックス補正マスク
を重畳して前記モニタ手段に表示するためのオンスクリ
ーン表示手段とを有し、前記オンスクリーン表示手段に
よって前記パノラマ補正マスクを表示する際は、前記パ
ララックス補正マスクの表示を禁止することを特徴とす
るものである。
影及び電子撮像兼用カメラは、被写体像を光電変換し記
録する電子撮像装置と、被写体像を銀塩フィルムに記録
する銀塩撮影装置を兼用したカメラにおいて、撮像され
た電子画像を表示するためのモニタ手段と、前記電子画
像にパノラマ補正マスクまたはパララックス補正マスク
を重畳して前記モニタ手段に表示するためのオンスクリ
ーン表示手段とを有し、前記オンスクリーン表示手段に
よって前記パノラマ補正マスクを表示する際は、前記パ
ララックス補正マスクの表示を禁止することを特徴とす
るものである。
【0012】請求項1の発明によれば、上記構成の銀塩
撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、前記オンスクリ
ーン表示手段によって前記パノラマ補正マスクを表示す
る際は、前記パララックス補正マスクの表示を禁止する
ことにより、パノラマ補正用マスクを撮影者にとって見
易く且つ理解し易くオンスクリーン表示することが可能
となる。
撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、前記オンスクリ
ーン表示手段によって前記パノラマ補正マスクを表示す
る際は、前記パララックス補正マスクの表示を禁止する
ことにより、パノラマ補正用マスクを撮影者にとって見
易く且つ理解し易くオンスクリーン表示することが可能
となる。
【0013】請求項2の発明の銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラは、被写体像を光電変換し記録する電子撮像装
置と、被写体像を銀塩フィルムに記録する銀塩撮影装置
を兼用したカメラにおいて、撮像された電子画像を表示
するためのモニタ手段と、前記電子画像にパノラマ補正
マスクまたは構図線を重畳して前記モニタ手段に表示す
るためのオンスクリーン表示手段とを有し、前記オンス
クリーン表示手段によって前記パノラマ補正マスクを表
示する際は、前記構図線の表示を禁止することを特徴と
するものである。
用カメラは、被写体像を光電変換し記録する電子撮像装
置と、被写体像を銀塩フィルムに記録する銀塩撮影装置
を兼用したカメラにおいて、撮像された電子画像を表示
するためのモニタ手段と、前記電子画像にパノラマ補正
マスクまたは構図線を重畳して前記モニタ手段に表示す
るためのオンスクリーン表示手段とを有し、前記オンス
クリーン表示手段によって前記パノラマ補正マスクを表
示する際は、前記構図線の表示を禁止することを特徴と
するものである。
【0014】請求項2の発明によれば、上記構成の銀塩
撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、前記オンスクリ
ーン表示手段によって前記パノラマ補正マスクを表示す
る際は、前記構図線の表示を禁止することにより、パノ
ラマ補正用マスクを撮影者にとって見易く且つ理解し易
くオンスクリーン表示することが可能となる。
撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、前記オンスクリ
ーン表示手段によって前記パノラマ補正マスクを表示す
る際は、前記構図線の表示を禁止することにより、パノ
ラマ補正用マスクを撮影者にとって見易く且つ理解し易
くオンスクリーン表示することが可能となる。
【0015】請求項3の発明の銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラは、被写体像を光電変換し記録する電子撮像装
置と、被写体像を銀塩フィルムに記録する銀塩撮影装置
を兼用したカメラにおいて、撮像された電子画像を表示
するためのモニタ手段と、前記電子画像に構図線または
パララックス補正マスクを重畳して前記モニタ手段に表
示するためのオンスクリーン表示手段とを有し、前記オ
ンスクリーン表示手段によって構図線を表示する際は、
前記パララックス補正マスクの表示を禁止することを特
徴とするものである。
用カメラは、被写体像を光電変換し記録する電子撮像装
置と、被写体像を銀塩フィルムに記録する銀塩撮影装置
を兼用したカメラにおいて、撮像された電子画像を表示
するためのモニタ手段と、前記電子画像に構図線または
パララックス補正マスクを重畳して前記モニタ手段に表
示するためのオンスクリーン表示手段とを有し、前記オ
ンスクリーン表示手段によって構図線を表示する際は、
前記パララックス補正マスクの表示を禁止することを特
徴とするものである。
【0016】請求項3の発明によれば、上記構成の銀塩
撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、前記オンスクリ
ーン表示手段によって構図線を表示する際は、前記パラ
ラックス補正マスクの表示を禁止することにより、電子
画像の構図設定を行う構図線を撮影者にとって見易く且
つ理解し易くオンスクリーン表示することが可能とな
る。
撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、前記オンスクリ
ーン表示手段によって構図線を表示する際は、前記パラ
ラックス補正マスクの表示を禁止することにより、電子
画像の構図設定を行う構図線を撮影者にとって見易く且
つ理解し易くオンスクリーン表示することが可能とな
る。
【0017】請求項4の発明の銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラは、被写体像を光電変換し記録する電子撮像装
置と、被写体像を銀塩フィルムに記録する銀塩撮影装置
を兼用したカメラにおいて、撮像された電子画像を表示
するためのモニタ手段と、前記電子画像にパノラマ補正
マスクまたはフィルム駒数表示とデート表示との少なく
とも一方を重畳して前記モニタ手段に表示するためのオ
ンスクリーン表示手段とを有し、前記オンスクリーン表
示手段によって前記パノラマ補正マスクを表示する際
は、前記フィルム駒数表示とデート表示との少なくとも
一方を重畳して表示することを特徴とするものである。
用カメラは、被写体像を光電変換し記録する電子撮像装
置と、被写体像を銀塩フィルムに記録する銀塩撮影装置
を兼用したカメラにおいて、撮像された電子画像を表示
するためのモニタ手段と、前記電子画像にパノラマ補正
マスクまたはフィルム駒数表示とデート表示との少なく
とも一方を重畳して前記モニタ手段に表示するためのオ
ンスクリーン表示手段とを有し、前記オンスクリーン表
示手段によって前記パノラマ補正マスクを表示する際
は、前記フィルム駒数表示とデート表示との少なくとも
一方を重畳して表示することを特徴とするものである。
【0018】請求項4の発明によれば、上記構成の銀塩
撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、前記オンスクリ
ーン表示手段によって前記パノラマ補正マスクを表示す
る際は、前記フィルム駒数表示とデート表示との少なく
とも一方を重畳して表示することにより、パノラマ補正
マスク及び前記フィルム駒数表示とデート表示との少な
くとも一方を撮影者にとって見易く且つ理解し易くオン
スクリーン表示することが可能となる。
撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、前記オンスクリ
ーン表示手段によって前記パノラマ補正マスクを表示す
る際は、前記フィルム駒数表示とデート表示との少なく
とも一方を重畳して表示することにより、パノラマ補正
マスク及び前記フィルム駒数表示とデート表示との少な
くとも一方を撮影者にとって見易く且つ理解し易くオン
スクリーン表示することが可能となる。
【0019】請求項5の発明の銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラは、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記
載の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、前記パ
ノラマ補正マスク及び前記パララックス補正マスクは、
オンスクリーン表示される前記電子画像を透かして見る
ことのできる半透過マスク表示であることを特徴とする
ものである。
用カメラは、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記
載の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラにおいて、前記パ
ノラマ補正マスク及び前記パララックス補正マスクは、
オンスクリーン表示される前記電子画像を透かして見る
ことのできる半透過マスク表示であることを特徴とする
ものである。
【0020】請求項5の発明によれば、請求項1乃至請
求項4のいずれか1つに記載の銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラにおいて、前記パノラマ補正マスク及び前記パ
ララックス補正マスクは、オンスクリーン表示される前
記電子画像を透かして見ることのできる半透過マスク表
示であることにより、撮影者が前記パノラマ補正マスク
及び前記パララックス補正マスクとともに電子画像を確
実に見ることが可能となるので、使い勝手を向上させる
効果も得られる。
求項4のいずれか1つに記載の銀塩撮影及び電子撮像兼
用カメラにおいて、前記パノラマ補正マスク及び前記パ
ララックス補正マスクは、オンスクリーン表示される前
記電子画像を透かして見ることのできる半透過マスク表
示であることにより、撮影者が前記パノラマ補正マスク
及び前記パララックス補正マスクとともに電子画像を確
実に見ることが可能となるので、使い勝手を向上させる
効果も得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。 (構成)図1及び図2は本発明に係る銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラの一実施の形態を示し、図1は該カメラ
を正面側から見た場合の外観構成を示す斜視図、図2は
該カメラを背面側から見た場合の外観構成を示す斜視図
である。なお、本実施の形態では、本発明を銀塩撮影及
び電子撮像兼用カメラに適用した場合について説明する
ものとする。
参照して説明する。 (構成)図1及び図2は本発明に係る銀塩撮影及び電子
撮像兼用カメラの一実施の形態を示し、図1は該カメラ
を正面側から見た場合の外観構成を示す斜視図、図2は
該カメラを背面側から見た場合の外観構成を示す斜視図
である。なお、本実施の形態では、本発明を銀塩撮影及
び電子撮像兼用カメラに適用した場合について説明する
ものとする。
【0022】図1に示すように、本実施の形態のカメラ
の前面側には、撮影レンズ1,レンズ鏡胴2が配置され
ている。この撮影レンズ1は、該カメラ内に装填された
フィルムに被写体を結像させるための撮影レンズであ
り、後述する凸レンズ30に相当するものである。ま
た、レンズ鏡胴2は、この撮影レンズ1を保持するもの
で、ズーム駆動時などの光学系調整時に該撮影レンズ1
をカメラ本体に対して自在に伸縮可能に構成されてい
る。
の前面側には、撮影レンズ1,レンズ鏡胴2が配置され
ている。この撮影レンズ1は、該カメラ内に装填された
フィルムに被写体を結像させるための撮影レンズであ
り、後述する凸レンズ30に相当するものである。ま
た、レンズ鏡胴2は、この撮影レンズ1を保持するもの
で、ズーム駆動時などの光学系調整時に該撮影レンズ1
をカメラ本体に対して自在に伸縮可能に構成されてい
る。
【0023】また、前記レンズ鏡胴2の上部には、レン
ズ3,対物レンズ4及びオート・フォーカス・モジュー
ル5が配置されている。
ズ3,対物レンズ4及びオート・フォーカス・モジュー
ル5が配置されている。
【0024】レンズ3は、カメラ内部に搭載されたCM
OSイメージャに被写体を結像させるためのレンズであ
り、後述する凹レンズ42に相当するものである。
OSイメージャに被写体を結像させるためのレンズであ
り、後述する凹レンズ42に相当するものである。
【0025】対物レンズ4は、ファインダ光学系を構成
する対物レンズであり、つまりファインダ窓とて配置さ
れている。
する対物レンズであり、つまりファインダ窓とて配置さ
れている。
【0026】オート・フォーカス・モジュール5は、前
記撮影レンズ1のピント調節を行う時に、被写体までの
距離を測定するためのものである。このオート・フォー
カス・モジュール5に対向する位置のカメラ内部には図
示しない測距手段が配されており、該測距手段により被
写体距離を検出する。
記撮影レンズ1のピント調節を行う時に、被写体までの
距離を測定するためのものである。このオート・フォー
カス・モジュール5に対向する位置のカメラ内部には図
示しない測距手段が配されており、該測距手段により被
写体距離を検出する。
【0027】また、カメラの前面の左側上部(図中向か
って右側上部)には、ストロボ発光パネル6が配置され
ており、ストロボ発光時には該ストロボ発光パネル6を
介して照射光が照射される。
って右側上部)には、ストロボ発光パネル6が配置され
ており、ストロボ発光時には該ストロボ発光パネル6を
介して照射光が照射される。
【0028】また、カメラの上面には、レリーズボタン
7,マニュアルズームボタン8,LCDパネル9,モー
ドボタン10,ストロボ用モードボタン11,DSP用
モードボタン12及び撮影モードボタン13が所定位置
に配置されている。
7,マニュアルズームボタン8,LCDパネル9,モー
ドボタン10,ストロボ用モードボタン11,DSP用
モードボタン12及び撮影モードボタン13が所定位置
に配置されている。
【0029】レリーズボタン7は、これを押下すること
によって撮影動作を実行するための2段式のスイッチ手
段である。
によって撮影動作を実行するための2段式のスイッチ手
段である。
【0030】マニュアルズームボタン8は、ユーザ操作
によって前記撮影レンズ1の焦点距離を変更するための
ズーム選択スイッチ手段である。またこのマニュアル・
ズーム・ボタン8は、過去に撮像された電子画像を閲覧
するための画像スクロールボタンと兼用されたものとな
っている。
によって前記撮影レンズ1の焦点距離を変更するための
ズーム選択スイッチ手段である。またこのマニュアル・
ズーム・ボタン8は、過去に撮像された電子画像を閲覧
するための画像スクロールボタンと兼用されたものとな
っている。
【0031】また、LCDパネル9は、例えば小型のL
CDで構成されたもので、フィルム撮影済み駒数、各種
モード、データ情報などの撮影情報を表示する。
CDで構成されたもので、フィルム撮影済み駒数、各種
モード、データ情報などの撮影情報を表示する。
【0032】モードボタン10は、ユーザ操作によって
セルフ・モード/リモコンモードを設定するためのスイ
ッチ手段であり、ボタンを押圧する毎に、モード解除→
セルフ・モード→リモコン・モード→モード解除となる
ように各モードを順次切り換えることが可能である。
セルフ・モード/リモコンモードを設定するためのスイ
ッチ手段であり、ボタンを押圧する毎に、モード解除→
セルフ・モード→リモコン・モード→モード解除となる
ように各モードを順次切り換えることが可能である。
【0033】ストロボ用モードボタン11は、ユーザ操
作によってストロボ・モードを設定するためのスイッチ
手段であり、該ストロボ用モードボタン11を押圧する
毎に、低輝度自動発光モード→赤目発光モード→発光オ
フ・モード→強制発光モード→夜景モード→低輝度自動
発光モードとなる所定の順序で各モードが順次切り換え
ることが可能である。
作によってストロボ・モードを設定するためのスイッチ
手段であり、該ストロボ用モードボタン11を押圧する
毎に、低輝度自動発光モード→赤目発光モード→発光オ
フ・モード→強制発光モード→夜景モード→低輝度自動
発光モードとなる所定の順序で各モードが順次切り換え
ることが可能である。
【0034】DSP用モードボタン12は、ユーザ操作
によってDSPモードに設定するためのスイッチ手段で
あり、該DSP用モードボタン12を押圧すると、過去
に撮影された電子画像を後述のモニタ装置16に表示す
るように制御される。これにより、過去に撮影された電
子画像の閲覧が可能となる。また、再度、該DSP用モ
ードボタン12を押圧するとDSPモードが解除される
ようになっている。
によってDSPモードに設定するためのスイッチ手段で
あり、該DSP用モードボタン12を押圧すると、過去
に撮影された電子画像を後述のモニタ装置16に表示す
るように制御される。これにより、過去に撮影された電
子画像の閲覧が可能となる。また、再度、該DSP用モ
ードボタン12を押圧するとDSPモードが解除される
ようになっている。
【0035】撮影モードボタン13は、ユーザ操作によ
って撮影モードを選択設定するためのスイッチ手段であ
って、該撮影モードボタン13を押圧する毎にハイブリ
ッド撮影モード→構図線モード→フィルム・モード→ハ
イブリッド撮影モードとなるように所定の順序でこれら
の撮影モードが順次切り換えることが可能である。
って撮影モードを選択設定するためのスイッチ手段であ
って、該撮影モードボタン13を押圧する毎にハイブリ
ッド撮影モード→構図線モード→フィルム・モード→ハ
イブリッド撮影モードとなるように所定の順序でこれら
の撮影モードが順次切り換えることが可能である。
【0036】なお、上述したハイブリッド・モードと
は、電子撮像と銀塩撮影を略等しいタイミングで行いモ
ニタ装置16(図2参照)に撮像された電子画像を表示
するモードである。構図線モードとは、ハイブリッド・
モードと同様に電子撮像と銀塩撮影を略等しいタイミン
グで行うモードであるが、モニタ装置16に電子画像を
表示する時に、電子画像に構図線(例えば3分割法や黄
金分割法などが一般的に知られている)を重畳させて表
示するモードである。また、フィルム・モードとは、電
子撮像に関わる回路をオフして銀塩撮影のみを行うモー
ドである。つまり、該フィルム・モードを実行すること
により、電子撮像に関わる回路をオフするため、ハイブ
リッド・モードや構図線モードに比して電池のエネルギ
ーを節約することができ、結果フィルムの撮影可能本数
が増加するという効果がある。
は、電子撮像と銀塩撮影を略等しいタイミングで行いモ
ニタ装置16(図2参照)に撮像された電子画像を表示
するモードである。構図線モードとは、ハイブリッド・
モードと同様に電子撮像と銀塩撮影を略等しいタイミン
グで行うモードであるが、モニタ装置16に電子画像を
表示する時に、電子画像に構図線(例えば3分割法や黄
金分割法などが一般的に知られている)を重畳させて表
示するモードである。また、フィルム・モードとは、電
子撮像に関わる回路をオフして銀塩撮影のみを行うモー
ドである。つまり、該フィルム・モードを実行すること
により、電子撮像に関わる回路をオフするため、ハイブ
リッド・モードや構図線モードに比して電池のエネルギ
ーを節約することができ、結果フィルムの撮影可能本数
が増加するという効果がある。
【0037】また、カメラの前面には、バリア14がカ
メラ本体の水平方向左右に摺動可能に配設されている。
このバリア14は、カメラの撮影時には、図1に示すよ
うに左側に摺動させることによって、該カメラ内の電源
スイッチ(図示せず)と連動して該カメラの電源をオン
することができるようになっている。また、バリア14
は、カメラの携帯時や保管時等の非撮影時には、図1に
おいて右側に摺動させることによって、上記同様に前記
電源スイッチと連動して該カメラの電源をオフすること
ができるとともに、カメラ1の前面側に配置された撮影
レンズ1,レンズ鏡胴2,レンズ3,対物レンズ4,オ
ート・フォーカス・モジュール5及びストロボ発光パネ
ル6等の構成部品をカバーし、これらを保護するように
なっている。
メラ本体の水平方向左右に摺動可能に配設されている。
このバリア14は、カメラの撮影時には、図1に示すよ
うに左側に摺動させることによって、該カメラ内の電源
スイッチ(図示せず)と連動して該カメラの電源をオン
することができるようになっている。また、バリア14
は、カメラの携帯時や保管時等の非撮影時には、図1に
おいて右側に摺動させることによって、上記同様に前記
電源スイッチと連動して該カメラの電源をオフすること
ができるとともに、カメラ1の前面側に配置された撮影
レンズ1,レンズ鏡胴2,レンズ3,対物レンズ4,オ
ート・フォーカス・モジュール5及びストロボ発光パネ
ル6等の構成部品をカバーし、これらを保護するように
なっている。
【0038】また、本実施の形態のカメラでは、バリア
14を閉から開にすると、沈胴状態にあったレンズ鏡胴
2がワイド端(最も短焦点となる撮影位置)にセット・
アップされるようになっている。
14を閉から開にすると、沈胴状態にあったレンズ鏡胴
2がワイド端(最も短焦点となる撮影位置)にセット・
アップされるようになっている。
【0039】一方、カメラ1の背面側には、図2に示す
ように、接眼窓15,モニタ装置16,フィルム確認窓
17,パノラマ撮影モード切換え用レバー19,デート
情報設定用ボタン20及びデート情報設定用ボタン21
が配設されている。また、カメラの背面側には裏蓋18
が回動軸18aによって開閉自在に取付取り付けられて
いる。
ように、接眼窓15,モニタ装置16,フィルム確認窓
17,パノラマ撮影モード切換え用レバー19,デート
情報設定用ボタン20及びデート情報設定用ボタン21
が配設されている。また、カメラの背面側には裏蓋18
が回動軸18aによって開閉自在に取付取り付けられて
いる。
【0040】接眼窓15は、光学ファインダーの覗き窓
であり、ユーザはこの接眼窓15を覗くことによって撮
影する被写体を目視することができる。
であり、ユーザはこの接眼窓15を覗くことによって撮
影する被写体を目視することができる。
【0041】モニタ装置16は、カメラ本体の中央部分
よりに配置され、電子画像や構図線を表示するための表
示手段である。
よりに配置され、電子画像や構図線を表示するための表
示手段である。
【0042】フィルム確認窓17は、前記裏蓋18の所
定位置に配置されカメラ本体内部にフィルムが装填され
ているか否かを確認するためのものである。ユーザはこ
のフィルム窓17を目視することによってフィルムの装
填の有無を確認することができる。
定位置に配置されカメラ本体内部にフィルムが装填され
ているか否かを確認するためのものである。ユーザはこ
のフィルム窓17を目視することによってフィルムの装
填の有無を確認することができる。
【0043】パノラマ撮影モード切換え用レバー19
は、撮影モードをパノラマ撮影モードに切り替える場合
に操作するスイッチ手段である。
は、撮影モードをパノラマ撮影モードに切り替える場合
に操作するスイッチ手段である。
【0044】また、2つのデート情報設定用ボタン2
0,21は、日付等のデート情報を詳細に設定するため
のスイッチ手段であり、ユーザはこれらのデート情報設
定用ボタン20,21を適宜操作することにより、フィ
ルムに写し込むデート情報の詳細な設定が可能である。
0,21は、日付等のデート情報を詳細に設定するため
のスイッチ手段であり、ユーザはこれらのデート情報設
定用ボタン20,21を適宜操作することにより、フィ
ルムに写し込むデート情報の詳細な設定が可能である。
【0045】次に、本実施の形態のカメラに搭載された
電気回路の構成を図3を参照しながら詳細に説明する。
電気回路の構成を図3を参照しながら詳細に説明する。
【0046】図3は本実施の形態のカメラに搭載された
電気回路の概略構成を示すブロック図である。
電気回路の概略構成を示すブロック図である。
【0047】まず、銀塩撮影装置に関わる部分について
説明する。
説明する。
【0048】本実施の形態のカメラにおいて、被写体像
を結像させるための撮影レンズ1は、正レンズ30と負
レンズ32で構成され、この撮影レンズ中にセクター3
1が配置されるように構成される。
を結像させるための撮影レンズ1は、正レンズ30と負
レンズ32で構成され、この撮影レンズ中にセクター3
1が配置されるように構成される。
【0049】このセクター31は、シャッタ駆動機構部
36(図1中では図示せず)を介してプランジャー37
によって駆動制御されることになる。例えば、セクター
31が開いた状態となると、銀塩フィルム33上に被写
体像が形成され露光される。なお、この場合、シャッタ
速度は、測光センサー65から出力される被写体輝度
値、図示しないフィルム感度検出回路によって検出され
たフィルム感度、図示しないプログラム線図に基づい
て、メインCPU58によって演算されることによって
求められ、セクター31はこの演算されたシャッタ速度
になるように駆動制御されるようになっている。
36(図1中では図示せず)を介してプランジャー37
によって駆動制御されることになる。例えば、セクター
31が開いた状態となると、銀塩フィルム33上に被写
体像が形成され露光される。なお、この場合、シャッタ
速度は、測光センサー65から出力される被写体輝度
値、図示しないフィルム感度検出回路によって検出され
たフィルム感度、図示しないプログラム線図に基づい
て、メインCPU58によって演算されることによって
求められ、セクター31はこの演算されたシャッタ速度
になるように駆動制御されるようになっている。
【0050】ズーム・給送駆動機構部38は、不図示の
メカ切換え機構を含み、モーター39の駆動力をズーム
とフィルム給送に切換えることができるように構成され
ている。また、ズーム・給送駆動機構部38は、図示は
しないがフィルムの給送量を検出するためのエンコーダ
と、モーター39の駆動量を検出するエンコーダと、撮
影レンズ30、31の焦点距離を検出するためのエンコ
ーダで構成されている。これらのエンコーダから出力さ
れる信号はIFIC64を介してメインCPU58へと
入力されるようになっている。
メカ切換え機構を含み、モーター39の駆動力をズーム
とフィルム給送に切換えることができるように構成され
ている。また、ズーム・給送駆動機構部38は、図示は
しないがフィルムの給送量を検出するためのエンコーダ
と、モーター39の駆動量を検出するエンコーダと、撮
影レンズ30、31の焦点距離を検出するためのエンコ
ーダで構成されている。これらのエンコーダから出力さ
れる信号はIFIC64を介してメインCPU58へと
入力されるようになっている。
【0051】露光されたフィルムは、フィルムの給送量
を検出するエンコーダの出力に従ってメインCPU58
による制御により、1駒分の巻き上げ動作がなされる。
また、フィルム給送中には、モーター39の駆動量を検
出するエンコーダの出力に応じてメインCPU58がデ
ート写し込み装置40を制御することにより、フィルム
に日付情報が写し込まれることになる。
を検出するエンコーダの出力に従ってメインCPU58
による制御により、1駒分の巻き上げ動作がなされる。
また、フィルム給送中には、モーター39の駆動量を検
出するエンコーダの出力に応じてメインCPU58がデ
ート写し込み装置40を制御することにより、フィルム
に日付情報が写し込まれることになる。
【0052】オート・フォーカス・モジュール41は、
2像分離のためのセパレータ光学系と、被写体像の結像
位置に配置されたラインセンサーによって構成され、公
知の位相差法により焦点検出を行うようになっており、
焦点検出結果をメインCPU58に供給する。これを受
け、メインCPU58は、該オート・フォーカス・モジ
ュール41から出力された信号に基づいて2像の間隔を
求め、合焦位置に駆動するための撮影レンズの駆動量デ
ータを演算する。そして、メインCPU58は、この得
られた駆動量となるようにモーター35を制御すること
により、ピント駆動機構34を介して撮影レンズ30、
32の焦点位置が変更されることになる。このピント駆
動機構34には、レンズの位置を検出するためのエンコ
ーダが含まれて構成されており、該エンコーダから出力
される信号はIFIC64を介してメインCPU58に
入力されるようになっている。
2像分離のためのセパレータ光学系と、被写体像の結像
位置に配置されたラインセンサーによって構成され、公
知の位相差法により焦点検出を行うようになっており、
焦点検出結果をメインCPU58に供給する。これを受
け、メインCPU58は、該オート・フォーカス・モジ
ュール41から出力された信号に基づいて2像の間隔を
求め、合焦位置に駆動するための撮影レンズの駆動量デ
ータを演算する。そして、メインCPU58は、この得
られた駆動量となるようにモーター35を制御すること
により、ピント駆動機構34を介して撮影レンズ30、
32の焦点位置が変更されることになる。このピント駆
動機構34には、レンズの位置を検出するためのエンコ
ーダが含まれて構成されており、該エンコーダから出力
される信号はIFIC64を介してメインCPU58に
入力されるようになっている。
【0053】ドライバ回路67は、2つのモーター3
5,39及びプランジャー37を駆動するための駆動回
路であり、IFIC64を介して接続されるメインCP
U58によって制御されるようになっている。
5,39及びプランジャー37を駆動するための駆動回
路であり、IFIC64を介して接続されるメインCP
U58によって制御されるようになっている。
【0054】IFIC64は、主に測光センサー65,
リモコン受光センサー66,ドライバ回路67,不図示
のエンコーダ及びメインCPU58とのインターフェー
ス機能を司っている。
リモコン受光センサー66,ドライバ回路67,不図示
のエンコーダ及びメインCPU58とのインターフェー
ス機能を司っている。
【0055】メインCPU58に接続されるスイッチ入
力68は、図示はしないがレリーズボタン7の半押し操
作に連動してオンする第1レリーズスイッチ,レリーズ
ボタンの深押し操作に連動してオンする第2レリーズス
イッチ,、バリア14に連動するパワースイッチ,デー
ト情報設定用ボタン20,21,撮影モード切換えボタ
ン10,11,13,DSPモード切換えボタン12,
本発明に関わるパノラマ撮影モード切換えレバー19な
どの操作スイッチ及び不図示のメカ機構動作の検出スイ
ッチなどの複数のスイッチから構成される。
力68は、図示はしないがレリーズボタン7の半押し操
作に連動してオンする第1レリーズスイッチ,レリーズ
ボタンの深押し操作に連動してオンする第2レリーズス
イッチ,、バリア14に連動するパワースイッチ,デー
ト情報設定用ボタン20,21,撮影モード切換えボタ
ン10,11,13,DSPモード切換えボタン12,
本発明に関わるパノラマ撮影モード切換えレバー19な
どの操作スイッチ及び不図示のメカ機構動作の検出スイ
ッチなどの複数のスイッチから構成される。
【0056】また、通常、カメラは工場においてカメラ
個々のバラツキを抑えて出荷することになり、このため
カメラ毎の調整値が必要である。したがって、このよう
なカメラ毎の調整値は、EEPROM59等の不揮発性
メモリに格納されるようになっている。
個々のバラツキを抑えて出荷することになり、このため
カメラ毎の調整値が必要である。したがって、このよう
なカメラ毎の調整値は、EEPROM59等の不揮発性
メモリに格納されるようになっている。
【0057】次に、電子撮像装置に関わる部分について
説明する。
説明する。
【0058】図3において、本実施の携帯のカメラに搭
載された電子撮像装置は、被写体像をICチップ48上
に形成されたCMOSイメージャ上に結像させるための
撮影レンズである正レンズ43,45と負レンズ42,
46で構成され、この撮像レンズ中に固定絞り44,N
Dフィルター47が配置されるように構成している。前
記CMOSイメージャ上に結像された被写体像は、アナ
ログ映像信号に変換され、さらにICチップ15上に形
成された不図示の制御回路によって、デジタル・イメー
ジ・データに変換されて、画像処理部(LSI)57に
出力されるようになっている。
載された電子撮像装置は、被写体像をICチップ48上
に形成されたCMOSイメージャ上に結像させるための
撮影レンズである正レンズ43,45と負レンズ42,
46で構成され、この撮像レンズ中に固定絞り44,N
Dフィルター47が配置されるように構成している。前
記CMOSイメージャ上に結像された被写体像は、アナ
ログ映像信号に変換され、さらにICチップ15上に形
成された不図示の制御回路によって、デジタル・イメー
ジ・データに変換されて、画像処理部(LSI)57に
出力されるようになっている。
【0059】画像処理部57は、内部にRISCプロセ
ッサと種々のハードウエアマクロが内蔵されており、前
記RISCプロセッサがフラッシュメモリ62に書き込
まれたプログラムに従って、前記ハードウエアマクロを
制御している。ハードウエアマクロには、外部メモリコ
ントローラ(外部メモリとしてフラッシュメモリ62,
SDRAM63がある),内部キャッシュメモリ,JP
EG圧縮/伸張コントローラ,各種画像処理機能(ゲイ
ン調節,γ補正,画素補間,RGB/YC変換,輪郭強
調,彩度補正,色調調整等を含む),OSD(オン・ス
クリーン・ディスプレイ)機能,外部インターフェース
回路(USB60,JTAG61),LCDドライバ6
9に出力される表示用信号の形成回路が含まれている。
ッサと種々のハードウエアマクロが内蔵されており、前
記RISCプロセッサがフラッシュメモリ62に書き込
まれたプログラムに従って、前記ハードウエアマクロを
制御している。ハードウエアマクロには、外部メモリコ
ントローラ(外部メモリとしてフラッシュメモリ62,
SDRAM63がある),内部キャッシュメモリ,JP
EG圧縮/伸張コントローラ,各種画像処理機能(ゲイ
ン調節,γ補正,画素補間,RGB/YC変換,輪郭強
調,彩度補正,色調調整等を含む),OSD(オン・ス
クリーン・ディスプレイ)機能,外部インターフェース
回路(USB60,JTAG61),LCDドライバ6
9に出力される表示用信号の形成回路が含まれている。
【0060】SDRAM63は、画像処理前の画像や、
画像処理中の画像を一時的に記憶するメモリである。前
記OSD機能は、このSDRAM63に存在する画像デ
ータを重ね合わせる機能で、詳細は後述する。フラッシ
ュメモリ64は、前記RISCプロセッサが実行するプ
ログラムの格納と、最終的に確定された電子画像を記憶
するための不揮発性のメモリで、カメラの電源がオフさ
れても記憶内容は保存されるようになっている。
画像処理中の画像を一時的に記憶するメモリである。前
記OSD機能は、このSDRAM63に存在する画像デ
ータを重ね合わせる機能で、詳細は後述する。フラッシ
ュメモリ64は、前記RISCプロセッサが実行するプ
ログラムの格納と、最終的に確定された電子画像を記憶
するための不揮発性のメモリで、カメラの電源がオフさ
れても記憶内容は保存されるようになっている。
【0061】NDフィルター47は、ND駆動機構部4
9を介してステッピング・モーター50によって駆動さ
れるようになっている。被写体光量に応じて異なる透過
率を有するNDフィルター47は、切換えることが可能
なように構成されている。ステッピング・モーター50
は、画像処理部57からの出力信号に応じて動作するド
ライバ回路51によってその駆動が制御されるようにな
っている。
9を介してステッピング・モーター50によって駆動さ
れるようになっている。被写体光量に応じて異なる透過
率を有するNDフィルター47は、切換えることが可能
なように構成されている。ステッピング・モーター50
は、画像処理部57からの出力信号に応じて動作するド
ライバ回路51によってその駆動が制御されるようにな
っている。
【0062】画像処理部57から出力された表示用信号
は、LCDドライバ69を介して反射型のLCDモニタ
70に入力される。このLCDモニタ70は、該LCD
モニタ70上に形成された不図示の表示セグメントを入
力された表示用信号に基づき駆動することにより、該表
示信号に基づく表示を行い、視覚化されることになる。
また、画像処理部57から出力されたフロントライト点
灯信号は、LEDドライバ72に入力され、白色LED
73を点灯させる。白色LED73から発光された光
は、導光板71を通して補助照明として機能する。白色
LEDの明るさは、LEDドライバ72の定電流回路に
よって一定に制御されるようになっている。
は、LCDドライバ69を介して反射型のLCDモニタ
70に入力される。このLCDモニタ70は、該LCD
モニタ70上に形成された不図示の表示セグメントを入
力された表示用信号に基づき駆動することにより、該表
示信号に基づく表示を行い、視覚化されることになる。
また、画像処理部57から出力されたフロントライト点
灯信号は、LEDドライバ72に入力され、白色LED
73を点灯させる。白色LED73から発光された光
は、導光板71を通して補助照明として機能する。白色
LEDの明るさは、LEDドライバ72の定電流回路に
よって一定に制御されるようになっている。
【0063】また、撮影レンズの撮像画角は、撮影レン
ズ30,32の最も短焦点(所謂ワイド端)の撮像画角
と略同一になっており、撮影レンズ30、32の焦点距
離がズーム・給送駆動機構部38によって変更された場
合は、前記画像処理部57によって電子画像を拡大・縮
小(電子ズーム)することによってLCDモニタ70に
表示される電子画像と、銀塩フィルム33に記録される
潜像の画角を略一致させるようにしている。
ズ30,32の最も短焦点(所謂ワイド端)の撮像画角
と略同一になっており、撮影レンズ30、32の焦点距
離がズーム・給送駆動機構部38によって変更された場
合は、前記画像処理部57によって電子画像を拡大・縮
小(電子ズーム)することによってLCDモニタ70に
表示される電子画像と、銀塩フィルム33に記録される
潜像の画角を略一致させるようにしている。
【0064】次に、ストロボ発光装置について説明す
る。
る。
【0065】図3において、トリガ回路55から出力さ
れるトリガ信号によって発光管54内に封止されている
キセノンガスが励起されて発光し、その光は反射傘53
で反射され、さらにパネル52を通過して被写体に照射
される。なお、ストロボの発光画角は、撮影レンズ1,
3の最も短焦点(所謂ワイド端)の撮像画角と略同一に
なっている。
れるトリガ信号によって発光管54内に封止されている
キセノンガスが励起されて発光し、その光は反射傘53
で反射され、さらにパネル52を通過して被写体に照射
される。なお、ストロボの発光画角は、撮影レンズ1,
3の最も短焦点(所謂ワイド端)の撮像画角と略同一に
なっている。
【0066】ストロボ制御回路56は、メインCPU5
8の制御信号に従って不図示のストロボ用メインコンデ
ンサの充電処理及びトリガ回路55への発光指示を制御
する。
8の制御信号に従って不図示のストロボ用メインコンデ
ンサの充電処理及びトリガ回路55への発光指示を制御
する。
【0067】LCDパネル74は、カメラの情報表示を
行うための小型の表示装置であり、例えばLCDで構成
されている。表示内容の詳細は後述する。
行うための小型の表示装置であり、例えばLCDで構成
されている。表示内容の詳細は後述する。
【0068】画像処理部57とメインCPU58は、デ
ータバス75によって接続され、お互いに必要なデータ
の授受制御や、CMOSイメージャ48の撮像タイミン
グとフィルム33への露光タイミング合わせ制御を行っ
ている。
ータバス75によって接続され、お互いに必要なデータ
の授受制御や、CMOSイメージャ48の撮像タイミン
グとフィルム33への露光タイミング合わせ制御を行っ
ている。
【0069】ところで、上記構成の本実施の形態のカメ
ラは、カメラの情報表示を撮影者にとって見易く且つ理
解し易くオンスクリーン表示することができるように表
示制御を可能に構成したことが特徴であり、これによ
り、上記課題を解決しようとしている。このような本実
施の形態の特徴となるLCDモニタのオンスクリーン表
示例を図4乃至図8に示す。
ラは、カメラの情報表示を撮影者にとって見易く且つ理
解し易くオンスクリーン表示することができるように表
示制御を可能に構成したことが特徴であり、これによ
り、上記課題を解決しようとしている。このような本実
施の形態の特徴となるLCDモニタのオンスクリーン表
示例を図4乃至図8に示す。
【0070】図4はLCDモニタにパノラマ補正マスク
が表示された状態を示す表示図である。図4に示すよう
に、LCDモニタ70の表示画面には、撮像された原画
像70Aが表示されるが、該表示画面の上下基端側の所
定領域には、原画像70Aに重なるように一対の帯状の
パノラマ補正用マスク80aがオンスクリーン表示され
る。この場合、これらパノラマ補正マスク80aは、半
透過マスクになっているため、該パノラマ補正マスク8
0aに隠れている原画も勿論見ることができる。
が表示された状態を示す表示図である。図4に示すよう
に、LCDモニタ70の表示画面には、撮像された原画
像70Aが表示されるが、該表示画面の上下基端側の所
定領域には、原画像70Aに重なるように一対の帯状の
パノラマ補正用マスク80aがオンスクリーン表示され
る。この場合、これらパノラマ補正マスク80aは、半
透過マスクになっているため、該パノラマ補正マスク8
0aに隠れている原画も勿論見ることができる。
【0071】図5はLCDモニタにパララックス補正マ
スクが表示された状態を示す表示図である。図5に示す
ように、LCDモニタ70の表示画面には、同様に撮像
された原画像70Aが表示されるが、該表示画面の上基
端側及び左右の一方基端側の所定領域には、原画像70
Aに重なるように帯状のパララックス補正用マスク81
aがオンスクリーン表示される。この場合、このパララ
ックス補正マスク81aは、半透過マスクになっている
ため、該パララックス補正マスク81aに隠れている原
画も見ることができる。
スクが表示された状態を示す表示図である。図5に示す
ように、LCDモニタ70の表示画面には、同様に撮像
された原画像70Aが表示されるが、該表示画面の上基
端側及び左右の一方基端側の所定領域には、原画像70
Aに重なるように帯状のパララックス補正用マスク81
aがオンスクリーン表示される。この場合、このパララ
ックス補正マスク81aは、半透過マスクになっている
ため、該パララックス補正マスク81aに隠れている原
画も見ることができる。
【0072】なお、上述のパノラマ補正用マスク80a
やパララックス補正用マスク81a等の半透過マスク
は、横線や、縦線や、点の集まりで構成でき、あるいは
図4及び図5の如く斜め線を網がけ状に構成するように
表示させても勿論可能である。この場合、半透過マスク
の透過度は、自在に変更設定可能とし、予め設定された
透過度で半透過マスクの表示制御を行うように構成して
も良い。これにより、ユーザが所望する透過度で上記補
正用マスクを表示させることができる。
やパララックス補正用マスク81a等の半透過マスク
は、横線や、縦線や、点の集まりで構成でき、あるいは
図4及び図5の如く斜め線を網がけ状に構成するように
表示させても勿論可能である。この場合、半透過マスク
の透過度は、自在に変更設定可能とし、予め設定された
透過度で半透過マスクの表示制御を行うように構成して
も良い。これにより、ユーザが所望する透過度で上記補
正用マスクを表示させることができる。
【0073】図6はLCDモニタにフィルムコマ数及び
デート情報が表示された状態を示す表示図である。図6
に示すように、原画像70Aが表示されたLCDモニタ
70の表示画面の上基端側の一方寄りにはフィルムコマ
数82aが、該表示画面の下基端側の中央部分には日付
等のデート情報82bが原画像70Aに重なるようにオ
ンスクリーン表示される。なお、フィルムコマ数82a
やデート情報82bについても自在に表示位置を変更可
能であり、ユーザの所望する表示位置でオンスクリーン
表示制御を行うように構成しても良い。
デート情報が表示された状態を示す表示図である。図6
に示すように、原画像70Aが表示されたLCDモニタ
70の表示画面の上基端側の一方寄りにはフィルムコマ
数82aが、該表示画面の下基端側の中央部分には日付
等のデート情報82bが原画像70Aに重なるようにオ
ンスクリーン表示される。なお、フィルムコマ数82a
やデート情報82bについても自在に表示位置を変更可
能であり、ユーザの所望する表示位置でオンスクリーン
表示制御を行うように構成しても良い。
【0074】図7はLCDモニタ70に構図線が表示さ
れた上体を示す表示図である。図7に示すように、原画
像70Aが表示されたLCDモニタ70の表示画面に
は、該表示画面の表示領域を均等に分割するように、例
えば縦横2ずつの構図線83がオンスクリーン表示され
る。なお、構図線83についてもユーザの要求に応じて
さらに細かく、あるいは広く表示領域を分割できるよう
に構図線の数を自在に調整可能にオンスクリーン表示制
御を行っても良い。
れた上体を示す表示図である。図7に示すように、原画
像70Aが表示されたLCDモニタ70の表示画面に
は、該表示画面の表示領域を均等に分割するように、例
えば縦横2ずつの構図線83がオンスクリーン表示され
る。なお、構図線83についてもユーザの要求に応じて
さらに細かく、あるいは広く表示領域を分割できるよう
に構図線の数を自在に調整可能にオンスクリーン表示制
御を行っても良い。
【0075】図8はLCDモニタ70にパノラマ補正用
マスク,フィルム駒数,データ情報が表示された状態を
示す表示図である。図8に示すように、本例ではLCD
モニタ70の表示画面の上基端側の一方寄りにはフィル
ムコマ数82aが、該表示画面の下基端側の中央部分に
は日付等のデート情報82bが原画像70Aに重なるよ
うにオンスクリーン表示され、同時に、該表示画面の上
下基端側の所定領域には、それぞれフィルムコマ数82
a及びデート情報82bに重なるように一対の帯状のパ
ノラマ補正用マスク80aがオンスクリーン表示され
る。この場合、これらのパノラマ補正用マスク80aは
半透過マスクになっているため、該パノラマ補正用マス
ク80aに隠れている原画像70A及び、フィルム駒数
82a・デート情報82aを見ることができる。
マスク,フィルム駒数,データ情報が表示された状態を
示す表示図である。図8に示すように、本例ではLCD
モニタ70の表示画面の上基端側の一方寄りにはフィル
ムコマ数82aが、該表示画面の下基端側の中央部分に
は日付等のデート情報82bが原画像70Aに重なるよ
うにオンスクリーン表示され、同時に、該表示画面の上
下基端側の所定領域には、それぞれフィルムコマ数82
a及びデート情報82bに重なるように一対の帯状のパ
ノラマ補正用マスク80aがオンスクリーン表示され
る。この場合、これらのパノラマ補正用マスク80aは
半透過マスクになっているため、該パノラマ補正用マス
ク80aに隠れている原画像70A及び、フィルム駒数
82a・デート情報82aを見ることができる。
【0076】(作用)次に、本実施の形態のカメラの動
作について図9乃至11を参照しながら詳細に説明す
る。
作について図9乃至11を参照しながら詳細に説明す
る。
【0077】図9乃至図11は本実施の形態のカメラの
動作を説明するもので、図9は該カメラのメインCPU
におけるメインシーケンス上のサブルーチンの制御例を
示すフローチャート、図10は図9における「撮影シー
ケンス」のサブルーチンの制御例を示すフローチャー
ト、図11は本実施の形態の特徴となる図10における
「OSD処理」のサブルーチンの制御例を示すフローチ
ャートである。
動作を説明するもので、図9は該カメラのメインCPU
におけるメインシーケンス上のサブルーチンの制御例を
示すフローチャート、図10は図9における「撮影シー
ケンス」のサブルーチンの制御例を示すフローチャー
ト、図11は本実施の形態の特徴となる図10における
「OSD処理」のサブルーチンの制御例を示すフローチ
ャートである。
【0078】いま、図1に示すカメラに電源(電池)が
装填され、あるいはバリア14の開閉によって電源が投
入されたとすると、メインCPU58が動作を開始し、
サブルーチン「メインシーケンス」が実行される。
装填され、あるいはバリア14の開閉によって電源が投
入されたとすると、メインCPU58が動作を開始し、
サブルーチン「メインシーケンス」が実行される。
【0079】つまり、メインCPU58は、処理をステ
ップS1に移行し該処理にて、カメラのパワースイッチ
がオンしているか否かを判断し、オンしているものと判
断した場合にはステップS4以下の処理が実行され、逆
にオフしているものと判断しした場合にステップS2以
下の処理が実行される。
ップS1に移行し該処理にて、カメラのパワースイッチ
がオンしているか否かを判断し、オンしているものと判
断した場合にはステップS4以下の処理が実行され、逆
にオフしているものと判断しした場合にステップS2以
下の処理が実行される。
【0080】パワースイッチがオフしているものと判断
された場合、メインcpu58は、ステップS2の処理
でLCDパネル74をオフし、画像処理部57にLCD
モニタ70の表示をオフするように指示制御する。その
後、ステップS3の処理にてスタンバイ処理1を実行さ
せる。このスタンバイ処理1とは、所謂メインCPU5
8の作動を停止する前に、停止後にメインCPU58が
再び作動を開始するための条件設定を行う処理である。
このスタンバイ処理1では、パワースイッチのオンで作
動開始をするように設定され、その後、メインCPU5
8の作動が停止される。このスタンバイが解除された場
合は、サブルーチン「メインシーケンス」の先頭から処
理が再び実行されるようになっている。
された場合、メインcpu58は、ステップS2の処理
でLCDパネル74をオフし、画像処理部57にLCD
モニタ70の表示をオフするように指示制御する。その
後、ステップS3の処理にてスタンバイ処理1を実行さ
せる。このスタンバイ処理1とは、所謂メインCPU5
8の作動を停止する前に、停止後にメインCPU58が
再び作動を開始するための条件設定を行う処理である。
このスタンバイ処理1では、パワースイッチのオンで作
動開始をするように設定され、その後、メインCPU5
8の作動が停止される。このスタンバイが解除された場
合は、サブルーチン「メインシーケンス」の先頭から処
理が再び実行されるようになっている。
【0081】一方、前記ステップS1の判断処理でパワ
ースイッチがオンしているものと判断された場合、メイ
ンCPU58は、ステップS4の処理で撮影レンズ3
0,32を不図示の沈胴位置からワイド位置に繰り出す
ように駆動制御し、続くステップS5の処理にてLCD
パネル74を点灯させ、処理をステップS6に移行す
る。
ースイッチがオンしているものと判断された場合、メイ
ンCPU58は、ステップS4の処理で撮影レンズ3
0,32を不図示の沈胴位置からワイド位置に繰り出す
ように駆動制御し、続くステップS5の処理にてLCD
パネル74を点灯させ、処理をステップS6に移行す
る。
【0082】ステップS6の処理では、メインCPU5
8は、ストロボ回路56に含まれる不図示のメインコン
デンサに充電を開始するように充電処理を起動させると
同時に、続くステップS7の処理で該メインCPU58
に内蔵されたタイマ1のカウントを開始させる。このタ
イマ1は、所定時間毎にカウントアップされるカウンタ
である。カウンタ値が所定の初期値にセットされて、カ
ウントが開始されるようになっている。
8は、ストロボ回路56に含まれる不図示のメインコン
デンサに充電を開始するように充電処理を起動させると
同時に、続くステップS7の処理で該メインCPU58
に内蔵されたタイマ1のカウントを開始させる。このタ
イマ1は、所定時間毎にカウントアップされるカウンタ
である。カウンタ値が所定の初期値にセットされて、カ
ウントが開始されるようになっている。
【0083】その後、メインCPU58は続くステップ
S8の判断処理で、レリーズスイッチ7押されることに
よって第1レリーズスイッチがオンしたか否かを判断
し、該第1のレリーズスイッチがオフしていものと判断
した場合にはステップS14の処理が実行され、逆にオ
ンしているものと判断した場合にはステップS9以下の
処理が実行される。
S8の判断処理で、レリーズスイッチ7押されることに
よって第1レリーズスイッチがオンしたか否かを判断
し、該第1のレリーズスイッチがオフしていものと判断
した場合にはステップS14の処理が実行され、逆にオ
ンしているものと判断した場合にはステップS9以下の
処理が実行される。
【0084】第1のレリーズスイッチがオフしていもの
と判断した場合、メインCPU58は、ステップS9の
処理で画像処理部57をオンさせ、続くステップS10
の処理で測光センサーSPD65から被写体輝度値を取
り込むように制御する。
と判断した場合、メインCPU58は、ステップS9の
処理で画像処理部57をオンさせ、続くステップS10
の処理で測光センサーSPD65から被写体輝度値を取
り込むように制御する。
【0085】その後、ステップS11の処理でオート・
フォーカス・モジュール41から入力された信号に基づ
いて2像の間隔を求め、合焦位置に駆動するための撮影
レンズの駆動量をデータ演算する。そして、メインCP
U58は、データ演算によって得られた前記駆動量に応
じてモーター39を駆動制御することにより、前記撮影
レンズの各レンズ30,32の焦点位置を変更させ、ピ
ント調節を行う。
フォーカス・モジュール41から入力された信号に基づ
いて2像の間隔を求め、合焦位置に駆動するための撮影
レンズの駆動量をデータ演算する。そして、メインCP
U58は、データ演算によって得られた前記駆動量に応
じてモーター39を駆動制御することにより、前記撮影
レンズの各レンズ30,32の焦点位置を変更させ、ピ
ント調節を行う。
【0086】その後、メインCPU58は、続くステッ
プS12の処理において、前記ステップS10の処理で
得られた被写体輝度値と、撮影モードに応じてプログラ
ム線図等と、図示しないフィルム感度検出回路によって
検出されたフィルム感度に基づいて、公知の技術によっ
て補正露光の得られるシャッタ開口時間を演算処理し、
続くステップS13の処理で「撮影シーケンス」を実行
し、つまり、CMOSイメージャ48による撮像及びフ
ィルム33へ露光を行うように実行させる。
プS12の処理において、前記ステップS10の処理で
得られた被写体輝度値と、撮影モードに応じてプログラ
ム線図等と、図示しないフィルム感度検出回路によって
検出されたフィルム感度に基づいて、公知の技術によっ
て補正露光の得られるシャッタ開口時間を演算処理し、
続くステップS13の処理で「撮影シーケンス」を実行
し、つまり、CMOSイメージャ48による撮像及びフ
ィルム33へ露光を行うように実行させる。
【0087】一方、前記ステップS8の判断処理で第1
のレリーズスイッチがオンしているものと判断した場
合、メインCPU58は、ステップS14の処理でパノ
ラマ撮影モード切換えレバー19(図2参照)がオンし
ているか否かを判断する。この判断処理でオンしている
ものと判断した場合には、ステップS15の処理を実行
し、該処理にてパノラマ撮影モードであることをメイン
CPU58に内蔵されているRAMに記憶させることで
パノラマモードに設定し、処理をステップS16に移行
する。逆に、パノラマ撮影モード切換えレバー19がオ
フしているものと判断した場合にはステップS16の判
断処理を実行させる。
のレリーズスイッチがオンしているものと判断した場
合、メインCPU58は、ステップS14の処理でパノ
ラマ撮影モード切換えレバー19(図2参照)がオンし
ているか否かを判断する。この判断処理でオンしている
ものと判断した場合には、ステップS15の処理を実行
し、該処理にてパノラマ撮影モードであることをメイン
CPU58に内蔵されているRAMに記憶させることで
パノラマモードに設定し、処理をステップS16に移行
する。逆に、パノラマ撮影モード切換えレバー19がオ
フしているものと判断した場合にはステップS16の判
断処理を実行させる。
【0088】ステップS16の判断処理では、その他の
ボタンがオンしているか否かを判断し、その他のボタン
がオンしていものと判断した場合にはステップS17の
処理を実行し、逆にオフしているものと判断した場合に
はステップS18の判断処理を実行する。
ボタンがオンしているか否かを判断し、その他のボタン
がオンしていものと判断した場合にはステップS17の
処理を実行し、逆にオフしているものと判断した場合に
はステップS18の判断処理を実行する。
【0089】その他のボタンがオンしているもの判断し
た場合、メインCPU58は、ステップS17の処理に
て、押下されたボタンに応じて撮影モード切換え処理
(ハイブリッド・モード,構図線モード,フィルム・モ
ード),ストロボ・モード切換え処理(低輝度自動発光
モード,赤目発光モード,発光オフ・モード,強制発光
モード,夜景モード),データ情報設定処理,DSPモ
ード処理を実行するように制御した後に、処理をステッ
プS18に移行する。
た場合、メインCPU58は、ステップS17の処理に
て、押下されたボタンに応じて撮影モード切換え処理
(ハイブリッド・モード,構図線モード,フィルム・モ
ード),ストロボ・モード切換え処理(低輝度自動発光
モード,赤目発光モード,発光オフ・モード,強制発光
モード,夜景モード),データ情報設定処理,DSPモ
ード処理を実行するように制御した後に、処理をステッ
プS18に移行する。
【0090】ステップS18の判断処理では、カメラの
パワースイッチがオンしているか否かを判断し、オンし
ているものと判断した場合には続くステップS19の判
断処理を実行し、オフしているものと判断した場合には
前記ステップS2に処理を戻し、再びステップS2以降
の処理を実行させる。
パワースイッチがオンしているか否かを判断し、オンし
ているものと判断した場合には続くステップS19の判
断処理を実行し、オフしているものと判断した場合には
前記ステップS2に処理を戻し、再びステップS2以降
の処理を実行させる。
【0091】ステップS19の判断処理では、メインC
PU58は、前記タイマ1のカウントが開始されて所定
時間が経過するとタイマ1がオーバーフローするので、
このタイマー1がオーバーフローしたか否かを判断し、
オーバーフローしたものと判断した場合にはステップS
20以下の処理を実行し、逆にオーバーフローしていな
いものと判断した場合には前記ステップS8に処理を戻
し、該ステップS8以下の処理を繰り返し実行させる。
これは、所定時間経過してもパワースイッチなどの操作
スイッチが操作されない場合は、省エネのためにメイン
CPU58をスタンバイ状態にするためである。
PU58は、前記タイマ1のカウントが開始されて所定
時間が経過するとタイマ1がオーバーフローするので、
このタイマー1がオーバーフローしたか否かを判断し、
オーバーフローしたものと判断した場合にはステップS
20以下の処理を実行し、逆にオーバーフローしていな
いものと判断した場合には前記ステップS8に処理を戻
し、該ステップS8以下の処理を繰り返し実行させる。
これは、所定時間経過してもパワースイッチなどの操作
スイッチが操作されない場合は、省エネのためにメイン
CPU58をスタンバイ状態にするためである。
【0092】ステップS20の処理では、メインCPU
58はLCDパネル74が消灯するように制御すると同
時に、画像処理部57にLCDモニタ70をオフするよ
うに指示制御した後、処理を続くステップS21に移行
させる。
58はLCDパネル74が消灯するように制御すると同
時に、画像処理部57にLCDモニタ70をオフするよ
うに指示制御した後、処理を続くステップS21に移行
させる。
【0093】ステップS21の処理では、スタンバイ処
理2を実行させる。スタンバイ処理2とは、前記ステッ
プS3の処理と同様にメインCPU58の作動を停止す
る前に、停止後にメインCPU58が再び作動を開始す
るための条件設定を行う処理である。このスタンバイ処
理2では、操作ボタンに連動するスイッチの変化によっ
て作動開始をするように設定され、その後、メインCP
U58の作動が停止される。スタンバイが解除された場
合には、ステップS5に処理を戻し、該ステップS5移
行の処理が実行されることになる。
理2を実行させる。スタンバイ処理2とは、前記ステッ
プS3の処理と同様にメインCPU58の作動を停止す
る前に、停止後にメインCPU58が再び作動を開始す
るための条件設定を行う処理である。このスタンバイ処
理2では、操作ボタンに連動するスイッチの変化によっ
て作動開始をするように設定され、その後、メインCP
U58の作動が停止される。スタンバイが解除された場
合には、ステップS5に処理を戻し、該ステップS5移
行の処理が実行されることになる。
【0094】次に、上述した図9に示すメインシーケン
ス上で前記ステップS13の「撮影シーケンス」が実行
された場合の制御動作例について図10を参照しながら
詳細に説明する。
ス上で前記ステップS13の「撮影シーケンス」が実行
された場合の制御動作例について図10を参照しながら
詳細に説明する。
【0095】いま、図9に示すメインシーケンス上で前
記ステップS13の「撮影シーケンス」が実行されたも
のとする。すると。メインCPU58は、図10に示す
「撮影シーケンス」のサブルーチンを起動させる。つま
り、ステップS22の処理を実行し、該処理にて画像処
理部57にLCDモニタ70をオフするように指示制御
し、処理を続くステップS23の判断処理に移行する。
記ステップS13の「撮影シーケンス」が実行されたも
のとする。すると。メインCPU58は、図10に示す
「撮影シーケンス」のサブルーチンを起動させる。つま
り、ステップS22の処理を実行し、該処理にて画像処
理部57にLCDモニタ70をオフするように指示制御
し、処理を続くステップS23の判断処理に移行する。
【0096】ステップS23の判断処理では、メインC
PU58はレリーズスイッチの深押しに連動してオンす
る第2レリーズスイッチの状態をチェックし、オンして
いるものと判断した場合には続くステップS25以下の
処理を実行し、逆にオンしていないものと判断した場合
にはステップS24の判断処理で第1レリーズスイッチ
の状態をチェックし、オンしていないものと判断した場
合にはステップS32に処理を移行し、オンしているも
のと判断した場合には再度該ステップS23の判断処理
を繰り返すように制御する。
PU58はレリーズスイッチの深押しに連動してオンす
る第2レリーズスイッチの状態をチェックし、オンして
いるものと判断した場合には続くステップS25以下の
処理を実行し、逆にオンしていないものと判断した場合
にはステップS24の判断処理で第1レリーズスイッチ
の状態をチェックし、オンしていないものと判断した場
合にはステップS32に処理を移行し、オンしているも
のと判断した場合には再度該ステップS23の判断処理
を繰り返すように制御する。
【0097】前記第2レリーズスイッチがオンしている
ものと判断された場合、メインCPU58は、ステップ
S25の処理で画像処理部57に撮像指示を行うように
制御し、続くステップS26の処理でシャッタ駆動機構
部36によってセクター31を駆動させ設定された開口
時間になるように制御する。
ものと判断された場合、メインCPU58は、ステップ
S25の処理で画像処理部57に撮像指示を行うように
制御し、続くステップS26の処理でシャッタ駆動機構
部36によってセクター31を駆動させ設定された開口
時間になるように制御する。
【0098】その後、メインCPU58は、続くステッ
プS27の判断処理において、前記ステップS25で指
示された撮像が終了したか否かを判断し、終了したと判
断した場合にはステップS28以下の処理を実行し、終
了していないものと判断した場合には該ステップS27
の判断処理を繰り返し実行する。
プS27の判断処理において、前記ステップS25で指
示された撮像が終了したか否かを判断し、終了したと判
断した場合にはステップS28以下の処理を実行し、終
了していないものと判断した場合には該ステップS27
の判断処理を繰り返し実行する。
【0099】ステップS28の処理では、メインCPU
58は、ズーム・給送駆動機構部38によってフィルム
3を1駒分巻き上げるように制御する。その際には、デ
ート写し込み装置40によってフィルム33の所定位置
に所定のデータが光学記録されるが、それ自体は公知の
技術なので詳細な説明は省略する。
58は、ズーム・給送駆動機構部38によってフィルム
3を1駒分巻き上げるように制御する。その際には、デ
ート写し込み装置40によってフィルム33の所定位置
に所定のデータが光学記録されるが、それ自体は公知の
技術なので詳細な説明は省略する。
【0100】そして、メインCPU58は、続くステッ
プS29の処理において、前記ステップS11の処理に
より変更された撮影レンズ30,32の焦点位置を元の
位置に復帰するように駆動制御し、その後、本実施の形
態の特徴となるステップS30にて画像処理部57に対
しOSD処理を実行するように指示制御する。このOS
D処理制御における詳細は後述する。
プS29の処理において、前記ステップS11の処理に
より変更された撮影レンズ30,32の焦点位置を元の
位置に復帰するように駆動制御し、その後、本実施の形
態の特徴となるステップS30にて画像処理部57に対
しOSD処理を実行するように指示制御する。このOS
D処理制御における詳細は後述する。
【0101】その後、OSD処理制御がなされた後、メ
インCPU58は、続くステップS31の処理にて圧縮
されたデジタルイメージデータをフラッシュメモリ62
に記憶するように制御し、続くステップS32の処理で
画像処理部7をオフするように制御した後に、メインル
ーチンにリターンさせる。
インCPU58は、続くステップS31の処理にて圧縮
されたデジタルイメージデータをフラッシュメモリ62
に記憶するように制御し、続くステップS32の処理で
画像処理部7をオフするように制御した後に、メインル
ーチンにリターンさせる。
【0102】次に、上述した図10に示す「撮影シーケ
ンス」上で前記ステップS30の「OSD処理」が実行
された場合の制御動作例について図11を参照しながら
詳細に説明する。
ンス」上で前記ステップS30の「OSD処理」が実行
された場合の制御動作例について図11を参照しながら
詳細に説明する。
【0103】いま、図10に示す「撮影シーケンス」上
で前記ステップS30の「OSD処理」が実行されたも
のとする。すると。メインCPU58は、本実施の形態
の特徴となる図11に示す「OSD処理」のサブルーチ
ンを起動させる。なお、このサブルーチン上のこれらの
処理は、画像処理部57に内蔵されているRISCプロ
セッサが、各ハードウエア・マクロやSDRAM63を
利用して行われることになる。
で前記ステップS30の「OSD処理」が実行されたも
のとする。すると。メインCPU58は、本実施の形態
の特徴となる図11に示す「OSD処理」のサブルーチ
ンを起動させる。なお、このサブルーチン上のこれらの
処理は、画像処理部57に内蔵されているRISCプロ
セッサが、各ハードウエア・マクロやSDRAM63を
利用して行われることになる。
【0104】メインCPU58は、該「OSD処理」を
起動すると、ステップS33に処理を移行し、該処理に
てパノラマ撮影モードに設定されているか否かを判断す
る。この場合、パノラマ撮影モードに設定されていると
判断した場合には続くステップS34の処理にてパノラ
マ補正用マスク80a(図4参照)をデジタル・データ
に変換してSDRAM63上に展開させ、処理をステッ
プS39に移行する。一方、パノラマ撮影モードに設定
されてないものと判断した場合には続くステップS35
の判断処理を実行させる。
起動すると、ステップS33に処理を移行し、該処理に
てパノラマ撮影モードに設定されているか否かを判断す
る。この場合、パノラマ撮影モードに設定されていると
判断した場合には続くステップS34の処理にてパノラ
マ補正用マスク80a(図4参照)をデジタル・データ
に変換してSDRAM63上に展開させ、処理をステッ
プS39に移行する。一方、パノラマ撮影モードに設定
されてないものと判断した場合には続くステップS35
の判断処理を実行させる。
【0105】ステップS35の判断処理では、メインC
PU58は、構図線モードに設定されているか否かを判
断し、構図線モードに設定されているものと判断した場
合には場合は続くステップS36の処理を実行し、逆
に、構図線モードが設定されていないものと判断した場
合にはステップS37の判断処理に処理を移行する。
PU58は、構図線モードに設定されているか否かを判
断し、構図線モードに設定されているものと判断した場
合には場合は続くステップS36の処理を実行し、逆
に、構図線モードが設定されていないものと判断した場
合にはステップS37の判断処理に処理を移行する。
【0106】構図線モードに設定されているものと判断
した場合、メインCPU58は、ステップS36の処理
で構図線83(図7参照)をデジタル・データに変換し
てSDRAM63上に展開させた後、処理をステップS
37に移行する。
した場合、メインCPU58は、ステップS36の処理
で構図線83(図7参照)をデジタル・データに変換し
てSDRAM63上に展開させた後、処理をステップS
37に移行する。
【0107】ステップS37の処理では、撮影距離が
0.7m以下であるか否かを判断する。つまり、著しく
パララックスが発生するかどうか判断されることにな
る。この判断処理で、パララックスが発生すると判断し
た場合には続くステップS38の処理を実行し、逆に著
しく発生しないものと判断した場合には処理をステップ
S39に移行し該ステップS39以下の処理を実行する
ように制御する。
0.7m以下であるか否かを判断する。つまり、著しく
パララックスが発生するかどうか判断されることにな
る。この判断処理で、パララックスが発生すると判断し
た場合には続くステップS38の処理を実行し、逆に著
しく発生しないものと判断した場合には処理をステップ
S39に移行し該ステップS39以下の処理を実行する
ように制御する。
【0108】パララックスが発生すると判断した場合、
メインCPU58は、ステップS38の処理でパララッ
クス補正用マスク81a(図5参照)をデジタル・デー
タに変換してSDRAM63上に展開させ、処理をステ
ップS39に移行する。
メインCPU58は、ステップS38の処理でパララッ
クス補正用マスク81a(図5参照)をデジタル・デー
タに変換してSDRAM63上に展開させ、処理をステ
ップS39に移行する。
【0109】そして、メインCPU58は、ステップS
39の処理でフィルム駒数82a及びデート情報82b
(図6参照)をデジタル・データに変換してSDRAM
63上に展開させ、処理を続くステップS40の処理に
移行する。
39の処理でフィルム駒数82a及びデート情報82b
(図6参照)をデジタル・データに変換してSDRAM
63上に展開させ、処理を続くステップS40の処理に
移行する。
【0110】ステップS40の処理では、SDRAM6
3上に展開された原画像のデジタル・イメージ・データ
と前記ステップS33乃至ステップS36の各処理によ
って作成されたデジタルデータとの重畳処理を行い、得
られた合成データに基づく画像をLCDモニタ70に表
示させるように表示制御を行い、続くステップS41の
処理でこのOSD表示の表示状態を2秒間ディレイさせ
た後に、続くステップS42の処理にてLCDモニタ7
0をオフするように制御する。つまり、OSD表示は2
秒間表示されることになる。
3上に展開された原画像のデジタル・イメージ・データ
と前記ステップS33乃至ステップS36の各処理によ
って作成されたデジタルデータとの重畳処理を行い、得
られた合成データに基づく画像をLCDモニタ70に表
示させるように表示制御を行い、続くステップS41の
処理でこのOSD表示の表示状態を2秒間ディレイさせ
た後に、続くステップS42の処理にてLCDモニタ7
0をオフするように制御する。つまり、OSD表示は2
秒間表示されることになる。
【0111】(効果)したがって、本実施の形態によれ
ば、上記のようにOSD表示処理制御によってパノラマ
補正用マスクを表示する場合はパララックス補正マスク
の表示を禁止し、パノラマ補正マスクを表示する場合は
構図線の表示を禁止し、構図線を表示する場合にはパラ
ラックス補正マスクの表示を禁止し、さらに、パノラマ
補正用マスクを表示する場合にはフィルム駒数表示とデ
ート表示を重畳してオンスクリーン表示する表示制御を
可能としたことで、カメラの情報表示を撮影者にとって
見易く且つ理解し易くオンスクリーン表示することので
きる表示手段を備えた銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ
の実現が可能となる。
ば、上記のようにOSD表示処理制御によってパノラマ
補正用マスクを表示する場合はパララックス補正マスク
の表示を禁止し、パノラマ補正マスクを表示する場合は
構図線の表示を禁止し、構図線を表示する場合にはパラ
ラックス補正マスクの表示を禁止し、さらに、パノラマ
補正用マスクを表示する場合にはフィルム駒数表示とデ
ート表示を重畳してオンスクリーン表示する表示制御を
可能としたことで、カメラの情報表示を撮影者にとって
見易く且つ理解し易くオンスクリーン表示することので
きる表示手段を備えた銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ
の実現が可能となる。
【0112】また、上記オンスクリーン表示制御ではパ
ノラマ補正マスクとパララックス補正マスクとを半透過
マスク表示にしたことによって、原画像を省略すること
なく表示することができるので、撮影者にとっては確実
に原画像を確認することができ、使い勝手を向上させる
効果も得られる。
ノラマ補正マスクとパララックス補正マスクとを半透過
マスク表示にしたことによって、原画像を省略すること
なく表示することができるので、撮影者にとっては確実
に原画像を確認することができ、使い勝手を向上させる
効果も得られる。
【0113】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、カ
メラの情報表示を撮影者にとって見易く且つ理解し易く
オンスクリーン表示することのできる表示手段を備えた
銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラの実現が可能となる。
メラの情報表示を撮影者にとって見易く且つ理解し易く
オンスクリーン表示することのできる表示手段を備えた
銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラの実現が可能となる。
【図1】本発明に係る銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ
の一実施の形態を示し、該カメラを正面側から見た場合
の外観構成を示す斜視図。
の一実施の形態を示し、該カメラを正面側から見た場合
の外観構成を示す斜視図。
【図2】図1に示すカメラを背面側から見た場合の外観
構成を示す斜視図。
構成を示す斜視図。
【図3】本実施の形態のカメラに搭載された電気回路の
概略構成を示すブロック図。
概略構成を示すブロック図。
【図4】LCDモニタにパノラマ補正マスクが表示され
た状態を示す表示図。
た状態を示す表示図。
【図5】LCDモニタにパララックス補正マスクが表示
された状態を示す表示図。
された状態を示す表示図。
【図6】LCDモニタにフィルムコマ数及びデート情報
が表示された状態を示す表示図。
が表示された状態を示す表示図。
【図7】LCDモニタ70に構図線が表示された上体を
示す表示図る。
示す表示図る。
【図8】LCDモニタ70にパノラマ補正用マスク,フ
ィルム駒数,データ情報が表示された状態を示す表示
図。
ィルム駒数,データ情報が表示された状態を示す表示
図。
【図9】図3のメインCPUにおけるメインルーチンの
制御動作例を示すフローチャート。
制御動作例を示すフローチャート。
【図10】図9のメインルーチン上の「撮影シーケン
ス」のサブルーチンの制御動作例を示すフローチャー
ト。
ス」のサブルーチンの制御動作例を示すフローチャー
ト。
【図11】図10の「撮影シーケンス」上の「OSD処
理」のサブルーチンの制御動作例を示すフローチャー
ト。
理」のサブルーチンの制御動作例を示すフローチャー
ト。
1…撮影レンズ(凸レンズ30)、 2…レンズ鏡胴、 3…レンズ、 4…対物レンズ、 5…オート・フォーカス・モジュール、 6…ストロボ発光パネル、 7…レリーズボタン、 8…マニュアルズームボタン、 9…LCDパネル、 10…モードボタン、 11…ストロボ用モードボタン、 12…DSP用モードボタン、 13…撮影モードボタン、 14…接眼窓、 15…モニタ装置16、 16…モニタ装置、 17…フィルム確認窓、 18…裏蓋、 19…パノラマ切換用レバー、 57…画像処理部(LSI)、 58…メインCPU、 63…SDRAM、 68…スイッチ、 70…LCDモニタ、 70A…原画像、 80a…パノラマ補正マスク、 81a…バララックス補正マスク、 82a…フィルム駒数、 82b…デート情報82a、 83…構図線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/06 G03B 19/06 H04N 5/225 H04N 5/225 A Fターム(参考) 2H018 AA32 BA06 BE02 2H054 AA01 AA03 BB07 BB11 CD03 2H102 AA45 AA65 AA71 AB34 BA06 BA12 BB08 CA03 CA32 2H104 AA18 5C022 AA13 AC01 AC12 AC13 AC32 AC42 AC54
Claims (5)
- 【請求項1】 被写体像を光電変換し記録する電子撮像
装置と、被写体像を銀塩フィルムに記録する銀塩撮影装
置を兼用したカメラにおいて、 撮像された電子画像を表示するためのモニタ手段と、 前記電子画像にパノラマ補正マスクまたはパララックス
補正マスクを重畳して前記モニタ手段に表示するための
オンスクリーン表示手段とを有し、 前記オンスクリーン表示手段によって前記パノラマ補正
マスクを表示する際は、前記パララックス補正マスクの
表示を禁止することを特徴とする銀塩撮影及び電子撮像
兼用カメラ。 - 【請求項2】 被写体像を光電変換し記録する電子撮像
装置と、被写体像を銀塩フィルムに記録する銀塩撮影装
置を兼用したカメラにおいて、 撮像された電子画像を表示するためのモニタ手段と、 前記電子画像にパノラマ補正マスクまたは構図線を重畳
して前記モニタ手段に表示するためのオンスクリーン表
示手段とを有し、 前記オンスクリーン表示手段によって前記パノラマ補正
マスクを表示する際は、前記構図線の表示を禁止するこ
とを特徴とする銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ。 - 【請求項3】 被写体像を光電変換し記録する電子撮像
装置と、被写体像を銀塩フィルムに記録する銀塩撮影装
置を兼用したカメラにおいて、 撮像された電子画像を表示するためのモニタ手段と、 前記電子画像に構図線またはパララックス補正マスクを
重畳して前記モニタ手段に表示するためのオンスクリー
ン表示手段とを有し、 前記オンスクリーン表示手段によって構図線を表示する
際は、前記パララックス補正マスクの表示を禁止するこ
とを特徴とする銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ。 - 【請求項4】 被写体像を光電変換し記録する電子撮像
装置と、被写体像を銀塩フィルムに記録する銀塩撮影装
置を兼用したカメラにおいて、 撮像された電子画像を表示するためのモニタ手段と、 前記電子画像にパノラマ補正マスクまたはフィルム駒数
表示とデート表示との少なくとも一方を重畳して前記モ
ニタ手段に表示するためのオンスクリーン表示手段とを
有し、 前記オンスクリーン表示手段によって前記パノラマ補正
マスクを表示する際は、前記フィルム駒数表示とデート
表示との少なくとも一方を重畳して表示することを特徴
とする銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ。 - 【請求項5】 前記パノラマ補正マスク及び前記パララ
ックス補正マスクは、オンスクリーン表示される前記電
子画像を透かして見ることのできる半透過マスク表示で
あることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
1つに記載の銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001067417A JP2002268127A (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001067417A JP2002268127A (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002268127A true JP2002268127A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18925771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001067417A Withdrawn JP2002268127A (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002268127A (ja) |
-
2001
- 2001-03-09 JP JP2001067417A patent/JP2002268127A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080513 |