JP2540597B2 - Aeファインダ - Google Patents

Aeファインダ

Info

Publication number
JP2540597B2
JP2540597B2 JP63129336A JP12933688A JP2540597B2 JP 2540597 B2 JP2540597 B2 JP 2540597B2 JP 63129336 A JP63129336 A JP 63129336A JP 12933688 A JP12933688 A JP 12933688A JP 2540597 B2 JP2540597 B2 JP 2540597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
data
photometric
exposure
flag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63129336A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01297633A (ja
Inventor
道弘 椎名
淳一 岩本
寿 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fujinon Corp
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujinon Corp, Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fujinon Corp
Priority to JP63129336A priority Critical patent/JP2540597B2/ja
Publication of JPH01297633A publication Critical patent/JPH01297633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2540597B2 publication Critical patent/JP2540597B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はファインダ光学系に導かれた被写界光を測光
し、該測光値に基づいて露出制御を行う、中判カメラ等
のカメラ本体に着脱可能に装着されるAEファインダに係
り、特にフラッシュメータ機能を備えたAEファインダに
関する。
〔従来の技術〕
一般に一眼レフカメラには可動のレフレックスミラー
が設けられており、このレフレックスミラーは撮影光束
を焦点板に向けて反射させるファインダ観察位置と、撮
影光路内から退避した撮影位置との間で移動されるよう
になっている。このような一眼レフカメラにおいて自動
露出制御を行うために被写界光を測光するための受光素
子が焦点板以降のファインダ光路内の、例えばアイピー
ス近傍に設けられ、ファインダ自体がカメラ本体から着
脱できるように構成されたものとしてAEファインダがあ
る。
このように受光素子が内蔵されたAEファインダを使用
するときには、レフレックスミラーがファインダ観察位
置にあるときに焦点板からの反射光を前記受光素子によ
って測光し、この受光素子から得られた測光情報を露出
制御に利用することになる。
ところでフラッシュ光を被写体に照射して撮影する場
合にフラッシュ光を光源とした被写界光を測光し、その
測光結果に基づいてシャッタスピード或いは絞り値を決
定する手段としてフラッシュメータがある。
上述した従来のAEファインダにあってはフラッシュメ
ータの機能はなく、またAEファインダが装着される一眼
レフの中判カメラ等のカメラにもフラッシュメータが内
蔵されたものはなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述したように従来のAEファインダにはフラッシュメ
ータの機能を有するものはなく、またAEファインダが装
着されるカメラ本体にもフラッシュメータが内蔵された
ものがなかった。従ってAEファインダを使用するカメラ
ではカメラ本体に別体のフラッシュメータを装着してフ
ラッシュ光による撮影時の測光を行っていた。この為に
フラッシュ光により撮影を行う際には必ずフラッシュメ
ータをカメラ本体に装着しなければならなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、フラッシュメータの機能を備えたAEファインダを提
供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、カメラのファイ
ンダ光学系に導かれた被写界光を測光し、該測光値に基
づいて露出制御を行うAEファインダにおいて、各種の撮
影情報を入力する入力手段と、フラッシュ光を光源とし
た被写界光を測光する測光手段と、前記入力手段及び測
光手段の出力信号を取り込み、入力された撮影情報及び
フラッシュ光を光源とした被写界光の測光結果に基づい
て露出制御を行う制御手段とを有することを特徴として
いる。
〔作用〕
本発明に係るAEファインダではフラッシュ光による撮
影を行うに際し、入力手段によりカメラ本体側より各種
の撮影情報が入力されると共に、測光手段によりフラッ
シュ光を光源とした被写界光が測光される。
前記撮影情報及びフラッシュ光を光源とした被写界光
の測光結果に基づいて露出制御が行われる。
従って、本発明によればAEファインダにフラッシュメ
ータの機能を付加するように構成したのでフラッシュ光
による撮影時においてフラッシュメータが不要になる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第
1図に本発明に係るAEファインダが装着されたカメラの
外観を示す。同図においてカメラ本体1と撮影レンズが
収納されたフロント部2との間には蛇腹3が取り付けら
れており、フォーカシングノブ4を回すことによりフォ
ーカシングレール5を介して撮影レンズ(図示せず)の
光軸方向にフロント部2を移動させることができるよう
になっている。
カメラ本体1にはシャッタ速度を設定するためのシャ
ッタ速度ダイアル6、電源スイッチと兼用の各露出制御
モードを指定するためのモードスイッチ7、フラッシュ
光の発光テストを行う為のシンクロテスト釦8及びシャ
ッタレリーズを行うためのレリーズ釦9等が設けられて
いる。
また、カメラ本体1の上部にはファインダ光学系が内
蔵され且つ該ファインダ光学系に導かれた被写界を測光
する受光素子が内蔵されたAEファインダ10が装着されて
おり、カメラ本体1に着脱可能に構成されている。ま
た、AEファインダ10には露出制御を行う制御回路、露出
に関する各種の表示を行う表示部等からなるAEファイン
ダコントロール回路が内蔵されている。
尚、本実施例ではAEファインダ10はカメラ本体1に着
脱可能に装着されるように構成されているが、これに限
らずカメラ本体1と一体構造としてもよい。
更にカメラ本体1の後部にはロールフイルムが装填さ
れるロールフイルムホルダ11が取り付けられている。ロ
ールフイルムホルダ11の側面にはフイルム感度を設定す
るためのフイルム感度設定ダイアル12、フイルム感度表
示窓13及びフイルム枚数表示部14が設けられている。
次にAEファインダ10に内蔵されているAEファインダコ
ントロール回路20の構成を第2図に示す。同図において
AEファインダコントロール回路20は、露出制御に必要な
後述する各種の演算処理を行う制御回路21と、測光回路
22、23と、ドライバ24と、ドライバ24により駆動される
液晶表示部25と、制御回路21側に接続され、カメラ本体
1側に取り付けられたコネクタ26Bと接続されるコネク
タ26Aとから構成されている。
制御回路21には各種の演算処理を行うCPU210と、プロ
グラム及び固定データが格納されるROM211と、一時的に
データが格納されるデータの書き換えが可能なRAM212
と、コネクタ26B、26Aを介して入力されるカメラ本体1
側から入力される撮影情報を示すアナログ信号及び測光
回路22、23の出力信号をA/D変換するA/Dポート213と、
デジタル信号で示された撮影情報、撮影動作信号が入力
されるI/Oポート214と、電源スイッチを含む露出制御に
関与する各種スイッチ27からの検出信号が入力されるI/
Oポート215と、ドライバ24に表示制御信号を出力するI/
Oポート216とから構成されている。
A/Dポート213に入力される撮影情報としてはカメラ本
体1側から入力されるフイルム感度ISO、絞り値F、開
放絞り値FOと、測光回路22、23から入力される測光値EV
がある。
またカメラ本体1側からI/Oポート214に入力される各
種信号としてはシャッタレリーズが行われる直前に出力
されるレリーズ信号、シャッタが開放され始める時点を
示す露出スタート信号、フラッシュを発光させる為のト
リガー信号であるフラッシュ信号がある。更に制御回路
21内のI/Oポート214を介してカメラ本体1側に出力され
る信号としてはシャッタが閉成される時点を示す露出終
了信号と、表示されたAE値が自動露出制御が可能な範囲
内にあることを示すAE OK信号がある。
更にI/Oポート214には4ビットでシャッタスピード、
バルブ撮影、AUTOモード等の設定データが入力されるよ
うになっている。
I/Oポート215には露出制御に関与するスイッチ類27の
信号が入力されるが、このスイッチ類27には制御回路21
への電源の供給又は遮断を行うメインスイッチSW1、複
数の露出制御モードのうちの一つを指定するためのモー
ドスイッチSW2、露出の補正量を設定するための露出補
正スイッチSW3、演算により求められた露出値(AE値)
を固定するためにAE値のラッチ動作を指示するためのメ
モリスイッチSW4等がある。これらのスイッチには第2
図では単一のスイッチの如く、省略して図示されている
ものがある。例えばモードスイッチSW2はロータリスイ
ッチであり、AEモード、AELモード、FLモードを指定す
るための3つの接点を有している。また露出補正スイッ
チSW3は4ビットのスイッチからなり、露出の補正値を
段階的に設定できるように構成されている。
測光回路22は定常光、即ち通常の被写界光を測光する
受光素子を含む回路であり、測光回路23はフラッシュ光
による被写界を測光する回路である。
次に制御回路21により実行されるプログラムの処理内
容を第3図乃至第11図を参照して説明する。第3図には
露出制御プログラムのメインルーチンの内容が示されて
おり、同図においてプログラムが起動されると、まずメ
インスイッチSW1及びモードスイッチSW2の状態を示す2
ビットのデータがI/Oポート215を介してCPU210に読み込
まれる(ステップ300)。
次いでスイッチSW1、SW2の状態を示す2ビットのデー
タの再読み込みが同様にして行われる(ステップ30
1)。更にステップ300、301で2度読み込まれたスイッ
チSW1、SW2のデータがそれぞれ、一致したか否かが判定
され、これらが一致しない場合にはステップ300に戻る
(ステップ302)。
他方ステップ302で2度、読み込まれたスイッチSW1
SW2のデータがそれぞれ、一致すると判定された場合に
は、これらのスイッチSW1、SW2により指定された動作モ
ードが何であるかが判定される(ステップ303)。ここ
でスイッチSW1の1ビットのデータをD1、スイッチSW2
1ビットのデータをD2としてスイッチSW1、SW2の状態を
(D1、D2)で表すと、(1、1)の場合はOFFモードの
処理に(1、0)の場合にはFLASH光モードの処理に、
更に(0、0)又は(0、1)の場合には定常光モード
の処理に移行する(ステップ304、305、306)。
次にOFFモードの処理内容を第4図に示す。同図にお
いてまず各I/Oポート内のレジスタ類の初期設定がなさ
れ(ステップ400)、次いで3secタイマT1が起動される
(ステップ401)。この3secタイマT1はメインスイッチS
W1をオフにした後、オフ状態が3秒間、継続したか否か
を監視するためのタイマである。
さて3secタイマT1が起動された後、3秒間が経過した
か否かが判定され(ステップ402)、3秒間が経過して
いないと判定された場合にはメインスイッチSW1、モー
ドスイッチSW2の状態が判定される(ステップ403)。
ステップ403でスイッチSW1、SW2の状態が既述したよ
うに(D1、D2)=(1、1)であれば指定された動作モ
ードはOFFモードであるからステップ402に戻り、タイマ
T1が起動されてから3秒間が経過するまでステップ402
→ステップ403→ステップ402の判定を繰り返す。
また、タイマT1起動後、3秒間経過してない段階でス
テップ403でスイッチSW1、SW2の状態が(D1、D2)≠
(1、1)であると判定された場合には新たにメインス
イッチSW1、モードスイッチSW2の状態を示すデータが読
み込まれる(ステップ404)。次いでステップ405ではメ
インスイッチSW1、モードスイッチSW2の状態を示すデー
タ再読み込みが行われる。
更にステップ406ではステップ404、405で2度、読み
込まれたスイッチSW1SW2のデータがそれぞれ、一致した
か否かが判定され、一致しない場合にはステップ402に
戻り、他方一致した場合にはステップ415に移行する。
一方、ステップ402で3secタイマT1が起動された後3
秒間が経過したと判定された場合には制御回路21内のCP
U210はスタンバイモードに移行する(ステップ407)。
ここでスタンバイモードとはCPU210が省エネモードに
入りメインスイッチSW1及びモードススイッチSW2の状態
のみを監視する処理を行うモードである。
次いでメインスイッチSW1、モードスイッチSW2の状態
が判定される(ステップ408)。ステップ408でステップ
SW1、SW2の状態で既述したように(D1、D2)=(1、
1)であれば指定された動作モードはOFFモードである
から、同じ判定を繰り返す。
またステップ408で(D1、D2)≠(1、1)であると
判定された場合には新たにメインスイッチSW1、モード
スイッチSW2の状態を示す2ビットのデータが読み込ま
れる(ステップ409)。次いでステップ410ではメインス
イッチSW1、モードスイッチSW2の状態を示す2ビットの
データの再読み込みが行われる。
更にステップ411ではステップ409、410で2度、読み
込まれたスイッチSW1、SW2の2ビットのデータがそれぞ
れ、一致したか否かが判定され、一致しない場合にはス
テップ408に戻り、他方一致した場合にはステップ412に
移行する。
次にCPU210はスタンバイモードからノーマルモード
(割込みが生じない場合の通常の処理を行う動作モー
ド)に移行する(ステップ412)。
ステップ412でノーマルモードに移行した後、メイン
スイッチSW1、モードスイッチSW2により指定された動作
モードが何であるかが判定される(ステップ413)。ス
イッチSW1、SW2の2ビットのデータから(D1、D2)=
(1、0)であればFLASH光モードの処理に、また
(D1、D2)=(0、0)または(D1、D2)=(0、1)
の場合には定常光モードの処理に移行する(ステップ41
4、415)。
次に定常光モードの処理内容を第5図に示す。同図に
おいて、まず各I/Oポートにおけるレジスタ類の初期設
定が行われ、次いでI/Oポート216よりドライバ24に対し
てリセット動作を解除するための制御信号が出力され、
液晶表示部25では表示動作が開始される(ステップ50
0、501)。更にステップ502ではタイマ割込INT T1の起
動周期を設定する10msecタイマT2が起動され、次のステ
ップ503でタイマ割込INT T1が許可される状態となる。
ステップ504ではフラグFMEMORYがセットされているか
否かが判定される。ここでフラグFMEMORYはAE値がラッ
チされているか否かの状態を示すフラグである。ステッ
プ504でフラグFMEMORYがセットされていると判定された
場合、即ちAE値がラッチされている場合には液晶表示部
25におけるAEL用のLEDが点燈され、またフラグFMEMORY
がリセットされている場合、即ちAE値がラッチされてい
ない場合にはAEL用のLEDが消燈され、ステップ507に移
行する。
ステップ507ではフラグFAUTOがセットされているか否
かが判定される。尚、フラグFAUTOはシャッタスピード
が自動的に設定されたか手動により設定されたかを判定
するためのフラグであり、シャッタスピードはFAUTO
1で自動設定、FAUTO=0で手動設定である。ステップ5
07でフラグFAUTOがセットされている場合にはフラグF
LEVELがセットされているか否かが判定される(ステッ
プ508)。ここでフラグFLEVELは定常光、即ち測光回路2
2よりA/Dポート213を介して得られたフラッシュ光を用
いない場合における通常の被写界光の測光値が自動露出
(AE)制御可能な範囲内にあるか否かを判定するための
フラグである。
ステップ508でフラグFLEVELがセットされている場合
には測光値がAE制御可能な範囲内にあるのでローレベル
のAE OK信号がI/Oポート214、コネクタ26A、26Bを介し
てカメラ本体1側に出力され、ステップ511に移行する
(ステップ509)。
またステップ507でフラグFAUTOがリセットされている
と判定された場合またはステップ508でフラグFLEVEL
リセットされていると判定された場合にはステップ510
に移行し、ステップ510では上記の場合にAE露出制御を
行うことができないのでハイレベルのAE OK信号がI/O
ポート214よりカメラ本体1側に出力され、ステップ511
に移行する。
ステップ511ではメインスイッチSW1、モードスイッチ
SW2の状態から指定された動作モードが何であるかが判
定される。スイッチSW1(=D1)、スイッチSW2(=D2
の2ビットのデータから(D1、D2)=(1、0)であれ
ばFLASH光モードの処理に移行し(ステップ518)、
(D1、D2)=(1、1)であればOFFモードの処理に移
行する(ステップ519)。
他方、(D1、D2)=(0、0)または(D1、D2)=
(0、1)の場合には定常光モードのままであるのでス
テップ512に移行し、フラグFFSTがセットされているか
否かが判定される。ここでフラグFFSTはカメラ本体1に
設けられているレリーズ釦9の操作により起動される外
部割込FSTの割込要求があったか否かを判定するための
フラグであり、割込要求が生じた場合にFFST=1とな
る。ステップ512でフラグFFSTがリセットされている場
合にはステップ504に戻り、セットされている場合には
ステップ513に移行し、カウンタC25の計数値がC25=20
に設定される。カウンタC25は10msec毎にカウントアッ
プし、測光回路22による測光動作を開始するタイミング
を設定するためのカウンタである。外部割込FSTはレリ
ーズ釦9の押圧操作により発生し、この割込要求の発生
時点から250msec経過時点、即ちカウンタC25の計数内容
がC25=25になった時点で測光が開始され、その測光信
号がA/Dポート213によりA/D変換される。従って、ステ
ップ513でカウンタC25がC25=20に設定されたというこ
とはこの時点から50msec経過後に、測光動作が開始され
ることになる。
次にステップ514ではフラグFFSTがリセットされ、次
いでI/Oポート215におけるAEL時のメモリ制御端子の確
定データが格納されているRAM212のメモリエリアM
MEMORYの1ビットのデータが“1"であるか否かが判定さ
れる(ステップ515)。MMEMORY=1である場合にはAEL
(AE値のラッチ動作)が行われていない、換言すればメ
モリスイッチSW4が押されていないから、フラグFMEMORY
はリッセットされ、更にフラグFAEがリセットされてス
イッチ502に戻る(ステップ516、517)。ここでフラグF
AEはAE測光が1回終了したことを確認するためのフラグ
である。
他方、ステップ515でMMEMORY=0であると判定された
場合にはメモリスイッチSW4が押され、AE値がラッチさ
れた状態にあるのでフラグFMEMORY、FAEはリセットされ
ずにステップ502に戻る。
次に10msec毎に起動されタイマ割込みINT T1の処理
内容を第6A図乃至第6F図に示す。これらの図において、
割込要求が発生すると、まずエラー状態の有無を示すデ
ータが格納されるRAM212のメモリエリアMERRORのデータ
が“1"(エラー有)であるか否かが判定される(ステッ
プ600)。MERROR=0、すなわちエラーが無いと判定さ
れた場合には第6B図におけるステップ608に移行する。
一方ステップ600でMERROR=1、すなわちエラーが有
ると判定された場合には液晶表示部25において“EE2"な
る文字が2Hzの周期でブリンク表示される(ステップ60
1、602、603)。次いでフラグFLEVEL、FAE、FUNDER、F
MEMORYがリセットされ、定常光モードのメインルーチン
に戻る。
ステップ600でMERROR=0、すなわちエラーが無い場
合には第6B図のステップ608に進み、割込みマスクが解
除され、次いで既述した10msec毎にカウントアップする
カウンタC25が+1、インクリメントされる(ステップ6
09)。更にステップ610ではRAM212のメモリエリアM
SPEEDにシャッタスピードを示す4ビットのデータがI/O
ポート214から読み込まれ、格納される。
また露出補正値を示すデータがRAM212のメモリエリア
MFCに、メモリスイッチSW4の状態を示すデータがRAM212
のメモリエリアMMEMORYに、メインスイッチSW1及びモー
ドスイッチSW2の状態を示すデータがRAM212のメモリエ
リアMMODEにそれぞれI/Oポート215から読み込まれ、格
納される(ステップ611、612、613)。
ステップ614ではメモリエリアMSPEEDに格納された4
ビットのデータを(d1、d2、d3、d4)で表した場合に
(d1、d2、d3、d4)=(1、1、1、1)であるか否か
の判定がなされる。ステップ614で(d1、d2、d3、d4
=(1、1、1、1)であると判定された場合にはシャ
ッタスピードは自動設定であるのでステップ615でシャ
ッタスピードが自動設定であることを判定するためのフ
ラグFAUTOをセットし、また(d1、d2、d3、d4)≠
(1、1、1、1)であると判定された場合にはステッ
プ616でフラグFAUTOをリセットして第6C図におけるステ
ップ617に移行する。ステップ617ではメモリエアMMODE
に格納されたメインスイッチSW1、モードスイッチSW2
状態を示すデータ(D1、D2)が(D1、D2)=(0、0)
であるか否かが判定される。(D1、D2)=(0、0)で
あれば、AELモードであり、ステップ618でフラグFAE
判定が行われる。
ここでフラグFAEがセットされている場合にはメモリ
エリアMMEMORYに格納されているデータからメモリスイ
ッチSW4が押されたか否かが判定される(ステップ61
9)。MMEMORY=0、即ちメモリスイッチSW4が押されてA
E値がラッチされた場合にステップ620に移行する。
一方、ステップ619でMMEMORY=1、即ちメモリスイッ
チSW4が押されず、AE値がラッチされてない場合にはス
テップ624に進み、フラグFMEMORYの判定が行われる。フ
ラグFMEMORYのセット、リセット状態は2ビットのデー
タ(b1、b2)で特定される。即ち(0、0)でリセット
状態を、(0、1)で1回セットされた状態を、で
(1、0)で2回セットされた状態を、(1、1)で3
回セットされた状態をそれぞれ示している。
ステップ624でフラグFMEMORYがリセット状態にあると
判定された場合、ステップ617で(D1、D2)≠(0、
0)である場合(AEモード)及びステップ618でフラグF
AEがリセットされている場合にはフラグFMEMORYがリセ
ットされる(ステップ626)。
またステップ624でフラグFMEMORYがセット状態にある
と判定された場合にはフラグFMEMORYが1回セットされ
た状態になる(ステップ625)。
ステップ620ではステップ624と同様にフラグFMEMORY
の状態判定が行われる。ここでフラグFMEMORYがリセッ
ト状態にある場合にはフラグFMEMORYが1回、セットさ
れた状態になる(ステップ621)。またフラグFMEMORY
2回もしくは3回セットされた状態にある場合には第6D
図のステップ627に移行する。更にフラグFMEMORYが1
回、セットされた状態にある場合にはカウンタC25の計
数内容がC25=25に設定されて測光が開始されると共
に、フラグFMEMORYは2回、セットされた状態になる
(ステップ622、623)。
このようにフラグFMEMORYの判定が行われた後に割込
み処理INT T1は第6D図のステップ627に移行する。
第6D図においてカウンタC25の計数内容がC25=25であ
るか否かが判定され、C25=25である場合にはカウンタC
25がリセットされ(ステップ628)、ステップ629に移行
する。ステップ629では測光回路22から出力される測光
値EV、カメラ本体1側からコネクタ26B、26Aを介して入
力されるフィルム感度ISO、絞り値F、開放絞り値FOの
各撮影情報を担ったアナログ信号がA/Dポート213でA/D
変換される。
次いで、絞り値FのA/D変換値DATA(F)が適正範囲
内にあるか否かが判定され、A/D変換値DATA(F)が異
常である場合には液晶表示部25に“EEO"の文字が2Hzの
周期でブリング表示される(ステップ630、632、63
3)。
またステップ630でA/D変換値DATA(F)が適正範囲内
にある場合にはA/D変換値DATA(FO)が適正範囲内にあ
るか否かが判定される(ステップ631)。ステップ631で
A/D変換値DATA(FO)が適正範囲内にあれば処理は第6E
図のステップ634に移行し、またA/D変換値DATA(FO)が
異常であれば処理は第6F図のステップ651に移行する。
更にステップ627でカウンタC25の計数内容がC25=25
でないと判定された場合には処理は第6F図のステップ65
3に移行する。
まず第6E図に示す処理について説明すると、ステップ
634でフラグFMEMORYの状態判定が行われる。フラグF
MEMORYがリセット状態にあると判定された場合にはステ
ップ636でA/D変換値DATA(EVO)がRAM212におけるメモ
リエリアに格納される。またフラグFMEMORYが2回、セ
ットされた状態にあると判定された場合にはフラグF
MEMORYは(1、1)すなわちFMEMORY=3にセットされ
(ステップ635)、ステップ636に移行する。
更にフラグFMEMORYが1回又は3回、セットされたと
判定された場合にはステップ637に移行する。ステップ6
37ではステップ636でRAM212の所定のメモリエリアに格
納されたA/D変換値DATA(EV)とこれまで液晶表示部25
に表示されていた測光値EVの表示値DATA(表示EV)との
差分Δが算出される。
ステップ638では差分ΔがLSB(Least Significant Bi
t)単位でどの程度の範囲に属するかが判定される。ス
テップ638でΔ≧±2LSBであると判定された場合にはス
テップ636ではこれまで液晶表示部25に表示されていた
表示値に代わってRAM212の所定のメモリエリアに格納さ
れたA/D変換値DATA(EV)が液晶表示部25に表示され、
ステップ640に移行する。またステップ638でΔ≦±1LSB
であると判定された場合にはそのままステップ640に移
行する。
ステップ640では露出値DATA(AE)が次式により演算
される。
DATA(AE)=DATA(EV)×2−6×α+βγ +δ−24−EC …(1) 上式(1)において、αはISO補正値、βはF値の補
正値、γは開放F値の補正値、δは露出補正値である。
更にステップ641では露出値の表示値DATA(表示AE)
が次式により演算される。
DATA(表示AE)=DATA(表示EV)×2−6×α +βγ+δ−24−EC …(2) ステップ640、641で露出値DATA(AE)、表示値DATA
(表示AE)の演算が行われた後、処理は第6F図のステッ
プ642に移行する。ステップ642では液晶表示部25にこれ
まで表示されていた露出値の表示値がステップ641で演
算されたDATA(表示AE)に基づいて変更される。次いで
ステップ643では開放F値のA/D変換値DATA(FO)がDATA
(FO)≠(0、0)であるか否かが判定される。DATA
(FO)=(0、0)であると判定された場合、すなわち
撮影レンズがソフトレンズで絞り込んだ状態にある場合
にはステップ649で液晶表示部25で現在、表示中のシャ
ッタースピードをブリンク表示させ、ステップ650でフ
ラグFLEVELがリセットされ、ステップ647に移行する。
一方、ステップ643でDATA(FO)≠(0、0)である
と判定された場合、すなわち撮影レンズがノーマルレン
ズであるか又はソフトレンズで絞り込んでいない場合に
はステップ644で表示値DATA(表示AE)がAE制御可能な
範囲内にあるか否かが判定される。ステップ644で表示
値DATA(表示AE)がAE制御可能な範囲内にないと判定さ
れた場合にはステップ649に移行し、前述したのと同様
の処理が行われる。
またステップ644で表示値DATA(表示AE)がAE制御可
能な範囲内にあると判定された場合にはステップ645で
液晶表示部25によりブリンク表示されている表示値のブ
リンク動作が解除され、次いでステップ646でフラグF
LEVELがセットされた後、ステップ647に移行する。ステ
ップ647ではA/D変換値DATA(F)、DATA(FO)に基づい
てDATA(LENS)の演算が行われ、次いでステップ647で
算出されたDATA(LENS)に基づいて液晶表示部25におい
て表示変更が行われる(ステップ648)。ステップ648で
表示変更が行われた後はステップ653に移行する。
さて第6D図のステップ631でA/D変換値DATA(FO)が異
常であると判定された場合には第6F図のステップ651に
移行する。ステップ651、652では液晶表示部25に“EE1"
の文字が2Hzの周期でブリンク表示される。次いでフラ
グFAEがセットされると共に、外部割込INT(FST)が許
可される(ステップ653、654)。
次に第7図にレリーズ釦9の操作により発生する外部
割込INT(FST)の処理内容を示す。同図においてレリー
ズ釦の操作により外部割込INT(FST)の割込要求が発生
すると、まずタイマ割込INT T1の割込が禁止され、次
いで所定時間、例えば10msecだけ待機状態となる(ステ
ップ700、701)。更にステップ702では外部割込INT(FS
T)の割込要求の有無がレリーズ釦9の操作により発生
する割込信号FSTのレベルにより判定される。すなわち
割込信号FSTがローレベル(以下“L"と記す)であれば
タイマ割込INT T1、外部割込INT(FST)の割込要求が
受付可能な状態となり、定常光モードのメインルーチン
に戻る(ステップ710、711)。
他方、ステップ702で割込信号FSTのレベルがハイレベ
ル(以下“H"と記す)である場合には割込はノイズによ
るものではなく、外部割込INT(FST)の割込要求が発生
したものとして露出終了信号FEEのレベルは“L"から
“H"となり、3.3secタイマが起動される(ステップ70
3、704)。次いでステップ705では3.3secタイマがタイ
ムアップしたか否かが判定され、タイムアップしていな
い場合にはステップ706で露出スタート信号FESのレベル
判定が行われる。露出スタート信号FESのレベルが“L"
である場合にはシャッタは閉じた状態にあり、露出が開
始されていないのでステップ705に戻り、同じ判定を繰
り返す。
一方、露出スタート信号FESのレベルが“L"のままで
3.3secタイマがタイムアップした場合には露出終了信号
FEEは“H"から“L"とし、RAM212のメモリエリアMERROR
にエラーが生じたことを示すデータ“1"が格納される
(ステップ712、713)。
他方、ステップ706で露出スタート信号FESのレベルが
“L"から“H"に変化したと判定された場合にはステップ
707で露出時間の補正が行われる。すなわちレンズシャ
ッタを用いたカメラでは有効露出時間は絞り値Fが大き
くなるにつれて大きくなるので有効露出時間が絞り値F
の値に無関係に一定になるように補正する必要がある。
そこでステップ707では演算により求められた露出値DAT
A(AE)に基づくシャッタ速度から補正THOSEIを減算し
た値だけ露出終了時点が遅延させられる。ここで補正値
THOSEIは上記遅延時間が絞り開放時の有効露出時間とな
るように補正するための値であり、ROM211にテーブルと
して格納されている。
更にステップ708で露出終了信号FEEが“L"とされ、次
いで割込信号FSTのレベル判定が行われる(ステップ70
9)。ステップ709では割込信号FSTが“H"から“L"にな
るまで同じ判定を繰り返し、“L"になった時点で外部割
込INT(FST)の処理を終了し、定常光モードのメインル
ーチンに戻る。
上述した外部割込INT(FST)発生時におけるAEファイ
ンダコントロール回路20の各部の動作を第11図のタイミ
ングチャートを参照して説明する。同図においてレリー
ズ釦9の押圧操作により割込信号FSTが時刻t1で“L"か
ら“H"になり、外部割込INT(FST)の割込要求が発生す
る(第11図(a))。この割込要求により割込処理INT
(FST)のタスクが起動される。
一方、測光回路22を介して検出される被写界光の光量
は同図(b)に示すように割込発生時点t1から所定時間
(例えば15msec)経過後にミラーアップが行われ、測光
用の受光素子が設けられているAEファインダの光学系の
光の入射路が遮蔽されるために露光中及びその前後の時
間帯において暗黒レベルになる(第11図(b))。
また露出を開始させる露出スタート信号FESは外部割
込INT(FST)の割込発生時点t1から所定時間T1経過した
時点t4で“L"から“H"になり、シャッタが開放され、露
出が開始される。ここで時間T1は通常約200msecであ
り、T1が3.3sec(もっと短くても可能)以上かかった場
合にはエラー表示を行う処理が行われる(第11図
(c))。
露出を終了させる露出終了信号FEEは割込要求発生時
点t1からノイズチェック等の処理が行われた後、時刻t2
で“L"から“H"になり、露出スタート信号FESのレベル
が“L"から“H"になった時点t4から演算により求められ
且つ補正がなされた露出時間Te経過時点t5で“H"から
“L"に変化し、シャッタが閉成され、露出が終了する
(同図(d))。
また上述した割込信号FSTはレリーズ釦の押圧操作に
よりそのレベルが“L"から“H"になり、露出終了時点t5
からフィルム巻上げ等に要する時間T2(例えば1.2sec)
経過時点t7に“H"から“L"なる。そして連写モード時に
は割込信号FSTが周期的に発生し、その発生周期T3は例
えば150msecに設定され(同図(a))、この間にA/Dポ
ート213により必ず1回、例えば時刻t8で測光回路22か
らの測光信号がA/D変換されるようになっている(同図
(e))。
また、A/D変換されると、その都度、その測定情報に
基づいて演算された撮影データが液晶表示部25に表示さ
れる(同図(f))。
次にフラッシュ光を用いて撮影を行うFLASH光モード
の処理内容を第8図に示す。同図において、まず制御回
路21内の各I/Oポートにおけるレジスタ類の初期設定が
なされ、I/Oポート216よりドライバ24に対してリセット
動作を解除するための制御信号が出力され、液晶表示部
25では表示動作が開始される(ステップ800、801)。
更にステップ802ではタイマ割込INT T2の起動周期を
設定する10msecタイマT3が起動され、次のステップ803
でタイマ割込INT T2が許可される状態となる。
次いでステップ804ではRAM212におけるメモリエリアM
MODEに格納されたメインスイッチSW1、モードスイッチS
W2の状態を示す2ビットのデータ(D1、D2)が何である
かが判定される。ここで(D1、D2)=(1、0)の場合
にはFLASH光モードであることから、ステップ804の判定
を繰り返す。また(D1、D2)=(0、0)または(0、
1)であれば定常光モードの処理に、(D1、D2)=
(1、1)であればOFFモードの処理にそれぞれ移行す
る(ステップ805、806)。
次に第9A図及び第9B図にタイマ割込INT T2の処理内
容を示す。これらの図において割込要求が発生すると、
まずカウンタC25が+1インクリメントされ、次いでシ
ャッタスピードのデータが一時的に格納されるRAM212に
おけるメモリエリアMBSPEEDに格納されたデータとI/Oポ
ート214より入力されるシャッタスピードのデータとが
一致するか否かが判定される(ステップ900、901)。両
者が一致する場合にはシャッタスピードのデータが最終
的に格納されるRAM212におけるメモリエリアMSPEEDの内
容とメモリエリアMBSPEEDの内容とが一致するか否かが
判定される(ステップ902)。ここでメモリエリアM
SPEEDとMBSPEEDの内容が一致する場合にはメモリエリア
MBSPEEDの内容をメモリエリアMSPEEDに格納し(ステッ
プ903)、ステップ904に移行する。
一方、ステップ901でメモリエリアMBSPEEDに格納され
ているシャッタスピードのデータとI/Oポート214のポー
トP54〜P57より入力されるシャッタスピードのデータと
が一致しないと判定された場合にはステップ907でI/Oポ
ート214のポートP54〜P57より入力されたシャッタスピ
ードのデータがメモリエリアMBSPEEDに格納され、ステ
ップ904に移行する。またステップ902でメモリエリアM
SPEEDとメモリエリアMBSPEEDの内容が一致しないと判定
された場合には外部割込INT(ST2)の割込要求が発生し
た際にセットされるフラグFSY2がリセットされ(ステッ
プ906)、処理はステップ903に移行する。
さてステップ904では露出補正スイッチSW3の設定によ
りI/Oポート215のポートP30〜P33から入力される露出補
正量を示すデータが最終的に確定した露出補正量データ
が格納されるメモリエリアMFCに格納され、ステップ905
に移行する。
ステップ905ではI/Oポート215のポートP21、P22から
入力されるメインスイッチSW1、モードスイッチSW2の状
態を示す2ビットのデータが最終的に確定したスイッチ
SW1、SW2の状態を示すデータが格納されるメモリエリア
MMODEに格納され、ステップ908に移行する。
ステップ908ではカウンタC25の計数内容がC25=25に
なったか否かが判定され、C25=25になっていない場合
にはステップ916に移行する。またカウンタC25の計数内
容がC25=25になった場合にはカウンタC25はリセットさ
れ、次いでフラグFSY2の状態判定が行われる(ステップ
909、910)。ステップ910でフラグFSY2がリセットされ
ていると判定された場合には次のステップ911で液晶表
示部25に初期表示がなされ、次いでRAM212のメモリエリ
アMSPEEDに格納されているデータが示すシャッタスピー
ドが適正範囲内にあるか否かが判定される(ステップ91
2)。
ステップ912でシャッタスピードが適正範囲内である
と判定された場合には液晶表示部25においてメモリエリ
アMSPEEDに格納されたシャッタスピードのデータに基づ
いて表示内容が変更され(ステップ913)、ステップ915
に移行する。
一方ステップ912でメモリエリアMSPEEDに格納された
データが示すシャッタスピードが適正範囲内にないか、
又はシャッタスピードが自動設定となっている場合には
液晶表示部25でメモリエリアMSPEEDに格納されたデータ
に基づくシャッタスピード又は自動設定の表示が2Hzの
周期でブリンク表示され(ステップ914)、ステップ915
に移行する。ステップ915では外部割込INT(SY2)の割
込要求の受付が許可され、次いでタイマ割込INT T2
割込要求の受付も許可される状態となる(ステップ91
6)。
ステップ910でフラグFSY2がセッットされていると判
定された場合にはステップ917でフラグFERRORの状態判
定が行われる。このフラグFERRORは開放F値のA/D変換
値DATA(FO)が適正範囲内にあるか否かを判別するため
のフラグである。ステップ917でフラグFERRORがセット
されていると判定された場合、すなわちA/D変換値DATA
(FO)が適正範囲内にない場合には液晶表示部25に“EE
1"なる文字が2Hzの周期でエラーである旨、ブリンク表
示される(ステップ920)。
またステップ917でフラグFERRORがリセットされてい
ると判定された場合にはA/D変換値DATA(FO)がDATA(F
O)=(0、0)であるか否かが判定される(ステップ9
18)。ステップ918でDATA(FO)=(0、0)であると
判定された場合、すなわち撮影レンズがソフトレンズで
絞り込んだ状態にある場合にはステップ919でバー表示
“−−−”が2Hzの周期でブリンク表示され、次いでス
テップ912に移行する。
一方ステップ918でDATA(FO)≠(0、0)であると
判定された場合、すなわち撮影レンズがノーマルレンズ
であるか又はソフトレンズで絞り込んでいない場合には
フィルム感度情報を示すISO値のみがカメラ本体1側か
らA/Dポート213に読み込まれ、A/D変換される(ステッ
プ921)。
次にステップ922ではフラッシュ光モードにおいて被
写界光に基づいて絞り値DATA(FLASH)の演算が次式に
より行われる。
DATA(FLASH)=DATA(積分)+5×α+γ−θ+1A …
(3) 上式(3)においてDATA(積分)は被写界を測光回路
23で測光した際の積分値をA/D変換した値、αはISO補正
値、γは開放F値の補正値、θは露出補正値である。
更にステップ923ではステップ922で算出されたDATA
(FLASH)に基づいて液晶表示部25の表示内容が変更さ
れ、次いでステップ924でRAM212のメモリエリアMSPEED
に格納されているデータが示すシャッタスピードが適正
範囲内にあるか否かが判定される。ステップ924でシャ
ッタスピードが適正範囲内にある場合にはステップ915
に移行する。またステップ924でシャッタスピードが適
正範囲内にないか又はシャッタスピードが自動設定とな
っている場合には液晶表示部25に“15"なる数値が表示
され(ステップ925、926)、ステップ915に移行する。
ここで表示値“15"はシャッタスピードが1/15秒である
ことを意味している。
次に外部割込INT(SY2)の処理内容を第10図に示す。
同図においてシンクロテスト釦8の押圧操作により外部
割込INT(SY2)の割込要求が発生し、タスクが起動され
ると、まず測光回路23により被写界光の測光が行われ、
I/Oポート215から出力される積分開始信号に基づいて測
光信号の積分が開始される(ステップ1000)。即ち、シ
ンクロテスト釦8の操作信号をトリガー信号としてフラ
ッシュ光を光源とした被写界光の測光が開始される。
次いでRAM212のメモリエリアMSPEEDに格納されている
データが示すシャッタスピードに相当する時間だけA/D
変換動作は遅延され、この間にステップ1000における積
分動作が続行される(ステップ1001)。更に測光信号の
積分動作が開始されてからメモリエリアMSPEEDに格納さ
れているデータが示すシャッタスピードに相当する時間
だけ経過した時点で測光信号の積分値及び開放F値がA/
Dポート213に読み込まれ、A/D変換される(ステップ100
2)。次いで測光回路23に対し、I/Oポート215より測光
信号の積分動作を終了させるための積分終了信号が出力
され(ステップ1003)、ステップ1004に移行する。ステ
ップ1004ではA/D変換値DATA(FO)が適正範囲内にある
か否かが判定される。ステップ1004でA/D変換値DATA(F
O)が適正範囲内にない場合にはフラグFERRORがセット
され(ステップ1005)、適正範囲内にある場合にはフラ
グFERRORがリセットされ、処理はステップ1007に移行す
る。ステップ1007ではフラグFSY2がセットされ、次いで
カウンタC25の計数内容がC25=25に設定される(ステッ
プ1008)。
更にステップ1009ではシンクロテスト釦8の操作信号
が入力されるI/Oポート215のポートP24におけるレベル
判定が行われる。ステップ1009でポートP24のレベルが
“H"から“L"に変化するまでステップ1009の判定が繰り
返し行われ、“H"から“L"になった時点でこの割込処理
の実行を終了する。
次に外部割込INT(SY2)の割込要求発生時におけるAE
ファインダコントロール回路20の各部の動作を第12図の
タイミングチャートを参照して説明する。同図におい
て、シンクロテスト釦8の押圧操作により時刻t1におい
てカメラ本体1側からI/Oポート214のポートP24に入力
される割込信号SY2のレベルが“L"から“H"に変化する
と、外部割込INT(SY2)の割込要求が発生し(第12図
(a))、外部割込INT(SY2)の処理が開始される。こ
の処理において第10図のフローでは示されていないがシ
ンクロテスト釦8の押込操作時点からフラッシュが発光
するまでに要する時間T1(例えば40μsec)内に発生し
た割込要求が割込信号SY2によるものか又はノイズによ
るものであるのかがチェックされる。
次に割込要求発生時点から時間T1が経過した時点t2
I/Oポート215より測光回路23に積分開始信号が出力さ
れ、これと同時に測光回路23において測光信号の積分動
作が開始される(第12図(b)、(d))。
更に時刻t2からRAM212のメモリエリアMSPEEDに格納さ
れたデータが示すシャッタスピードに相当する時間T2
過時点t3で測光回路23からの積分出力がA/Dポート213に
取り込まれ、A/D変換が行われる(第12図(c))。次
いでこのA/D変換終了時t4にI/Oポート215より出力され
る積分開始信号のレベルが“H"から“L"になり、割込信
号SY2のレベルが“H"から“L"になった時点t5で外部割
込INT(SY2)の処理は終了する(第12図(d)、
(a))。
更に割込処理が終了した時点t5から所定時間T3経過し
た時刻t6に液晶表示部25において露出値の表示データの
更新が行われる(第12図(e))。
〔発明の効果〕
以上に説明したように本発明ではAEファインダにフラ
ッシュメータの機能を付加するように構成したのでフラ
ッシュ光による撮影時においてフラッシュメータが不要
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るAEファインダが装着されたカメラ
を示す外観図、第2図は本発明に係るAEファインダに内
蔵されたAEファインダコントロール回路の一実施例の構
成を示すブロック図、第3図は制御回路により実行され
る露出制御プログラムのメインルーチンの処理内容を示
すフローチャート、第4図はサブルーチンであるOFFモ
ードの処理内容を示すフローチャート、第5図はサブル
ーチンである定常光モードの処理内容を示すフローチャ
ート、第6A図乃至第6F図はタイマ割込INT T1の処理内
容を示すフローチャート、第7図は外部割込INT(FST)
の処理内容を示すフローチャート、第8図はサブルーチ
ンであるFLASH光モードの処理内容を示すフローチャー
ト、第9A図及び第9B図はタイマ割込INT T2の処理内容
を示すフローチャート、第10図は外部割込INT(SY2)の
処理内容を示すフローチャート、第11図は外部割込INT
(FST)発生時におけるAEファインダコントロール回路2
0の各部の動作状態を示すタイミングチャート、第12図
は外部割込INT(SY2)発生時におけるAEファインダコン
トロール回路20の各部の動作状態を示すタイミングチャ
ートである。 10……AEファインダ、20……AEファインダコントロール
回路、21……制御回路、22、23……測光回路、24……ド
ライバ、25……液晶表示部、26A、26B……コネクタ、27
……各種スイッチ、210……CPU、211……ROM、212……R
AM、213……A/Dポート、214、215、216……I/Oポート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 寿 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士 写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−289925(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッタ速度及び絞り値がマニュアル設定
    されるカメラ本体に着脱可能に設けられ、カメラ装着時
    にカメラのファインダ光学系に導かれた被写界光を測光
    するAEファインダにおいて、 フラッシュ光を用いない通常の被写界光の測光値を得る
    第1の測光手段と、 前記カメラ本体側において設定されたフイルム感度、シ
    ャッタ速度及び露出補正値を含む各種の撮影情報を入力
    する入力手段と、 前記入力手段から入力したシャッタ速度に対応した時間
    だけフラッシュ光を光源とした被写界光を時間的に積分
    して測光値を得る第2の測光手段と、 露出に関する各種の表示を行う表示手段と、 前記入力手段から入力する撮影情報と、前記第1の測光
    手段又は第2の測光手段によって測光された被写界光の
    測光値とを取り込み、少なくとも前記表示手段に露出に
    関する各種の情報を表示させる制御手段と、 を有することを特徴とするAEファインダ。
JP63129336A 1988-05-25 1988-05-25 Aeファインダ Expired - Fee Related JP2540597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63129336A JP2540597B2 (ja) 1988-05-25 1988-05-25 Aeファインダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63129336A JP2540597B2 (ja) 1988-05-25 1988-05-25 Aeファインダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01297633A JPH01297633A (ja) 1989-11-30
JP2540597B2 true JP2540597B2 (ja) 1996-10-02

Family

ID=15007088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63129336A Expired - Fee Related JP2540597B2 (ja) 1988-05-25 1988-05-25 Aeファインダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2540597B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7191695B2 (en) 2004-04-26 2007-03-20 Smc Kabushiki Kaisha Linear actuator

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63119989A (ja) * 1986-11-07 1988-05-24 Masaki Sato スポツト溶接機における火花の遮蔽装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7191695B2 (en) 2004-04-26 2007-03-20 Smc Kabushiki Kaisha Linear actuator

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01297633A (ja) 1989-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2540597B2 (ja) Aeファインダ
JPH0529893B2 (ja)
US5005042A (en) Electric control camera
JP2560079B2 (ja) Aeファインダ
JP2532581B2 (ja) カメラ
JPS62160428A (ja) 閃光用測光装置
JP2532579B2 (ja) Aeファインダ
US5534965A (en) Camera
JPH0830832B2 (ja) Aeファインダ
JP2787223B2 (ja) リモコン装置付カメラ
JPH01284835A (ja) Aeファインダ
JPH0121487B2 (ja)
JP2003131283A (ja) カメラ装置
JPS63262636A (ja) カメラ
US5832321A (en) Camera
JPH11153487A (ja) 測光装置
JPH01302242A (ja) 露出情報表示装置
JPH03213838A (ja) カメラのセルフ撮影方法及び装置
JPS6332173B2 (ja)
JP2899839B2 (ja) 赤外線フイルム用カメラ
JP2526097B2 (ja) スロ―シンクロ撮影可能カメラ
JPH10170977A (ja) カメラ
JPH0664280B2 (ja) カメラの露出制御装置
JPH0334048B2 (ja)
JPH0534771A (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees