JPS6332173B2 - - Google Patents

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JPS6332173B2
JPS6332173B2 JP54051527A JP5152779A JPS6332173B2 JP S6332173 B2 JPS6332173 B2 JP S6332173B2 JP 54051527 A JP54051527 A JP 54051527A JP 5152779 A JP5152779 A JP 5152779A JP S6332173 B2 JPS6332173 B2 JP S6332173B2
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JP
Japan
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photometry
aperture
circuit
photometric
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JP54051527A
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JPS55143544A (en
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Takashi Saegusa
Osamu Yoneda
Tooru Fukuhara
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Nikon Corp
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Nippon Kogaku KK
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Publication date
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Priority to DE19803016084 priority patent/DE3016084A1/de
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Priority to US06/396,060 priority patent/US4448506A/en
Publication of JPS6332173B2 publication Critical patent/JPS6332173B2/ja
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカメラの自動露出制御装置に関する。
レンズの絞りを開放絞り口径から最小絞り口径
に向つて絞り込みつつ、その絞り開口を通過した
被写体からの光を光電素子によつて測定し、被写
体の明るさと絞り込み中の絞り口径とが予め設定
されたシヤツタ速度に対応した関係となつたと
き、絞り込み動作を阻止して絞りを自動的に調定
し、もつて自動的に露出を制御する装置は、特公
昭49−23779号公報等により既に知られている。
一方、撮影画面を複数の領域に分割し、その各
測光領域についての各測光出力を処理して、画面
全体の露出を決定するための測光出力を演算する
測光装置(以下、マルチ測光装置という。)も特
開昭52−12828号公報、特開昭53―52419号公報等
により既に公知である。また、本件出願人はこれ
の類似技術として特願昭54−23019号、特願昭54
−23020号、特願昭54−23021号等を出願してい
る。このマルチ測光装置は、被写体各部の輝度差
が比較的小さい一般の被写体はもちろんのこと例
えば逆光下の人物やスポツトライト照明下の人物
等に代表されるような被写体各部の輝度差が大き
い特殊な被写体の撮影に際して、これを自動的に
判別してそれぞれに適合する露出を得られるとい
う利点がある。
そこで、マルチ測光装置を先に述べた自動露出
制御装置とを組合せると非常に便利であるが、以
下のような欠点が生ずる。詳述すると;マルチ測
光装置の演算された測光出力(以下、マルチ測光
出力という。)は、被写体の条件によつては演算
前の各測光出力のいずれとも一致しない場合があ
る。これに対して、例えば前述の組合せを自動露
出制御装置の光電素子をマルチ測光装置の光電素
子の一部あるいは全部と置換して達成した場合
(以下この置換されたマルチ測光装置の光電素子
をモニター用光電素子という。)、絞り込みの阻止
時期はモニター用光電素子によつて絞り込測光を
行うことにより監視されなければならないから、
マルチ測光出力とモニター用光電素子の測光出力
とが絞り込み前において一致していなければ、制
御された絞り開口にその出力差分の制御誤差が生
ずる。例えば、モニター用光電素子が画面の中央
領域の測光を担当するよう設計されている場合に
おいて、マルチ測光装置が画面の隅に存在する主
要被写体に対して露出を調定すべくマルチ測光出
力を発生したとき、自動露出制御装置はモニター
用光電素子の出力から得られる絞りと画面中央の
被写体の明るさとの関係が予め設定されたシヤツ
タ速度に対応したときに絞り込みを阻止するか
ら、画面の隅に存在する主要被写体に対しての絞
り制御は行われない。
以上のことは、マルチ測光用の光電素子とモニ
ター用光電素子とを兼用しない場合にも成立す
る。例えば、モニター用光電素子はフイルム面、
シヤツタ幕面からの反射光を測光し、マルチ測光
用光電素子はカメラの焦点板を通過した光を測光
する場合である。
本発明は、このようにマルチ測光装置の測光出
力とモニター用光電素子の出力との誤差に起因し
た絞り制御失敗を防止したカメラの自動露出制御
装置を提供するものである。
以下、本発明を実施例に即して説明する。
第1図は、測光光学系を示す概略図であり、撮
影レンズ20、絞り21を通つた被写体光は、ミ
ラー22で反射されて焦点板23上に結像され
る。この被写体像はコンデンサレンズ24、ペン
タダハプリズム25、接眼レンズ26を介して観
察される。また、焦点板23上の被写体像はペン
タダハプリズム25のダハ面に貼付したプリズム
27、リレーレンズ28によつて光電素子PDの
受光面上に結像される。この光電素子PDは第2
図に示すような受光面パターンをもつている。つ
まり、基板B上には、画面中央領域を測光する光
電素子PD1、画面右上、下方領域を測光する光電
素子PD2,PD3、及び画面左上、下方領域を測光
する光電素子PD4,PD5がそれぞれ形成されてい
る。そして、光電素子PD1〜PD5はマルチ測光用
に作動し、光電素子PD1は先に述べたモニター用
光電素子としても作動することもできるし、又ミ
ラーのハーフミラー22aを通過したフイルム面
及び/又はシヤツタ幕面fで反射した光を受光す
る光電素子PD100をモニター用とすることもでき
る。
第3図、第4図は自動露出制御装置における絞
り制御装置の機械的構成を示す説明図である。以
下、絞り制御の作動シーケンスを知るために動作
を述べる。尚、撮影に際して絞りを最小絞りまで
絞り込めるような状態にレンズ鏡筒を設定してお
く。第3図の状態からシヤツタ押釦(不図示)を
押圧すると、レリーズ部材7は図中上方に移動し
てレリーズ連動レバー6の一端を突き上げる。こ
のとき、スイツチsw1はレリーズ部材7の移動初
期にオフとなり、絞り制御装置の作動タイミング
がレリーズ動作時と絞り込動作時との間にあるこ
とを検知する。よつてレリーズ連動レバー6は時
計方向へ回動し、他端は面カム4の係止を解除す
る。そのためばね9によつて扇形歯車8は反時計
方向に回動し、これに連動して面カム4は時計方
向へ回動する。一方、絞り制御レバー3は、ばね
2によつて時計方向に付勢されるのでピン3dは
カム面に当接している。従つて扇形歯車8の回転
によつて面カム4は制御レバー3を時計方向に回
転させる。こうして制御レバー3が時計方向に回
転するとばね2の付勢力により絞りレバー1も第
3図示の絞り開放位置から絞り込み方向へ(図中
下方)移動する。またこれと同時にラチエツト歯
車12も扇形歯車3cによつて反時計方向に回動
されることになる。絞りレバー1が絞り込み方向
へ移動し、絞り21が所定絞り開口まで絞り込ま
れると絞り制御回路により、複合電磁石Mgのコ
イルに瞬間的な通電がなされ、電磁石は永久磁石
の磁力を打ち消してアマーチヤ13bの吸引を解
除する。したがつて係止レバー13は付勢力によ
つて時計方向に回動し係止爪13aがラチエツト
歯車12と噛み合いその状態が維持される。また
この噛み合いによつて制御レバー3及び絞りレバ
ー1も停止されることになる。こうして適正露出
を得る為の絞り値に絞りが調整される。一方、扇
形歯車8はその後も反時計方向の回動を続け、そ
の回動終端で露光信号レバー10と係合し、これ
を左方へ移動する。このとき、スイツチsw2はレ
バー10の移動初期にオンされ、絞り制御装置の
作動タイミングが絞り込終了時とシヤツタレリー
ズ時との間にあることを検出する。そして、レバ
ー10の移動終了時に不図示の機構によつてミラ
ーが撮影光路外へ退避し、続いてシヤツタ幕がレ
リーズされ、予め設定したシヤツタ速度に従つて
シヤツタ幕は開閉する。シヤツタ先幕走行信号発
生レバー16はシヤツタ先幕走行開始時に左方へ
移動し、スイツチsw3をオンする。このオンによ
つて露光開始の作動タイミングが検出される。こ
うして露光動作が終了する。この状態が第4図示
の状態である。露光動作が終了するとミラーが下
降して原位置すなわち観察位置に戻りこれに連動
して不図示の機構がミラー連動レバー14を右下
方向へ移動する(第4図二点鎖線図示)。したが
つて復元レバー15は付勢力に抗して反時計方向
に回転することになりピン15aが板ばね13c
を押し上げることにより係止レバー13はその付
勢力に抗して反時計方向に回動する。係止レバー
13が回転してアマーチヤ13bが複合電磁石
Mg上へ復帰すると、再びアマーチヤ13bは複
合電磁石Mgの永久磁石により吸引保持される
(第4図二点鎖線図示)。また復元レバー15の反
時計方向の回転によりピン15bは制御レバー3
を押し上げ、絞りレバー1は絞り開放位置へ復帰
する(第4図二点鎖線図示)。その後、巻上レバ
ー(不図示)を操作しフイルム巻上、シヤツタチ
ヤージ、ミラーチヤージ等の巻上動作を行なうと
チヤージレバー11は右方向へ移動し、付勢力に
抗して扇形歯車8は時計方向へ回転される。この
回転に従い、面カム4は反時計方向に回転し、そ
の最大半径部がレリーズ連動レバー6を乗り越え
ると、レリーズ連動レバー6は面カム4の最小半
径部に落ち込む。したがつてその後面カム4の時
計方向の回転は阻止される。こうして巻上動作が
完了し第3図示の状態となる。
第5図は、本発明の電気回路構成を表わすブロ
ツク図である。尚、以下の説明において、測光装
置はTTL開放測光方式のものとする。
測光回路A1は、前述の光電素子PD1〜PD5を含
む、レリーズ前においては光電素子PD1〜PD5
よつて画面を複数の領域に分割して測光し、レリ
ーズ後はモニター用光電素子PD1によつて絞り込
測光を行う。各光電素子PD1〜PD5の測光出力P1
〜P5は処理回路A2に入力されると共にモニター
用光電素子PD1の測光出力P1は分岐されて後述の
第1、第2の演算回路A3,A5に入力される。こ
の測光出力P1〜P5は、これらをPnで代表して表
わすと、Pn=Bv・n−Avo(但し、Bvは被写体
輝度のアペツクス表示値、Avoはレンズの開放F
値のアペツクス表示値である。)なる出力である。
処理回路A2は各測光出力P1〜P5を所定のプログ
ラムに従つて処理し、結果として被写体条件に最
適の測光出力を演算し、これを出力する(この出
力は前述したマルチ測光出力である。)。ところ
で、処理回路A2がどのような動作によつてマル
チ測光出力を発生するかは前に引用した特開昭52
−12827号公報、同53−52419号公報等に詳述され
ているが、理解のために概説すると;各測光出力
のうち最大値Pmaxと最小値Pminとを検出して、
Pmax−Pminを演算する。そして、Pmax−
Pmin≦δのときには被写体各部の輝度差があま
り大きくない(一般の被写体)と判定し、Pmax
−Pmin≦δのときには被写体各部の輝度差が大
きい(逆光下の人物のように特殊な被写体)と判
定する。その結果、Pmax−Pmin≦δのときに
は各測光出力の平均値Pmeanが出力され、Pmax
−Pmin≧δのときには白バツク(逆光下の人物
のように背景が明るい画面)か、黒バツク(スポ
ツトライト照明下の人物のように背景が暗い画
面)かを決定してPmaxあるいはPminを出力す
る。白バツクか黒バツクかの決定は複数の測光出
力の最大値と最小値との中央値(Pmax+
Pmin)/2と複数の測光出力の平均値Pmeanと
を比較することにより行われる。即ち、中央値が
平均値より大のときには黒バツクとし、逆の場合
には白バツクとする。
以上が処理回路A2の一例であるが、ここで重
要なことは、処理回路が、複数の光電出力を入力
とし、所定のプログラムに従つてこれを処理する
ことによつて、画面に最適の測光出力を演算する
ということである。
情報設定回路A4は、露出因子をカメラボデイ
あるいはレンズ(例えば交換レンズ)から取り入
れ、フイルム感度情報に応じた出力P7=Sv(但
し、Svはフイルム感度のアペツクス表示値)を
第1の演算回路A3に、またレンズの開放F値に
応じた出力P8=Avoを処理回路A2と第1の演算
回路A3とに、それぞれ伝達し、更に、予め設定
されたシヤツタ速度に応じた出力P9…Tv・
Preset(但し、Tvはシヤツタ速度のアペツクス表
示値)を絞り制御回路A6に伝達する。シーケン
ス制御回路A9は第1、2図で述べたスイツチsw1
〜sw3のオン、オフ信号を入力として、自動露出
制御装置の各作動タイミングを判別し、回路A3
A58、の動作をこの作動タイミングに応じて制
御する。
次に動作を説明する。まず、カメラのレリーズ
動作以前においては、測光回路A1からのTTL開
放測光による測光出力P1〜P5を入力とする処理
回路A2は、被写体の条件に最適のマルチ測光出
力P6=Bv・ansを出力している。このとき処理回
路は、測光出力P1〜P5が含んでいる開放F値
Avoの成分を情報設定回路A4からの出力P8によ
つて既に相殺している。続いて、第1の演算回路
A3はP1,P6,P7,P8から Pans・1=P6−P1+P7−P8 =Bv・ans−(Bv・1−Avo)+Sv −Avo=Bv・ans−Bv・1+Sv …(1) を演算し、その出力Pans・1を第2の演算回路
A5に印加する。
次に、レリーズ動作後、スイツチsw1がオフに
なると、シーケンス制御回路A9の制御のもとに
第1の演算回路A3は、スイツチS1オフ時の
Pans・1をホールドし、絞り制御回路A6は作動
開始する。そして、絞り制御機構によつて絞り2
1が絞り込まれると、モニター用光電素子PD1
測光出力は、 P1=Bv・1−Av …(2) (但し、Avは絞り込み途中のF値)となり、
その出力はAvに応じて変化することになる。第
2の演算回路A5は、この出力P1と第1の演算回
路A3によりホールドされている出力Pans・1と
を入力として、 Pans・2=Pans・1+P1 =Bv・ans−Av・n+Sv=Tv・n …(3) (但し、Tv・nは絞り込途中における絞りの
F値Av・nの変化により定まるシヤツタ速度の
アペツクス表示値である。)を演算し、その出力
Pans・2を絞り制御回路A6に印加する。ここで、
この出力Pans・2に着目すると、第1、第2の
演算回路A3,A5により2通りの演算を行つた結
果、出力Pans・2はマルチ測光出力Bv・ansと
絞り込み中の絞り値Avとによつて定まるシヤツ
タ速度を表わすことになる。つまり、モニター用
光電素子の出力P1とマルチ測光出力P6との差が
補正されたことになる。
絞り制御回路A6はTv・nとTv・Presetを比較
し、絞り込みが進んでTv・n=Tv・Presetとな
ると、絞り制御回路A6は先に述べたように複合
電磁石Mgを作動して絞り込みを阻止する。この
ときの絞り21のFナンバーはTv・Preset,
Bv・ans,Svとによつて定まる適正絞り値であ
る。
その後、絞り制御のための作動シーケンスが終
了してスイツチsw2がオンされると、シーケンス
制御回路A9によつてメモリ回路A8は絞り制御後
の第2の演算回路A5の出力Pans・2を記憶する。
そして、シヤツタがレリーズされてsw3がオンす
ると、シーケンス制御回路A9はシヤツタ制御回
路A7を作動させる。シヤツタ制御回路A7はシヤ
ツタ先幕走行による露光開始時からの露光時間を
積分し、その積分出力が出力Pans・2と所定の
関係になるとシヤツタ後幕を走行させる。以上の
作動によつて露光制御動作が完了する。
ところで、以上の構成においてフイルム感度
Svは、第1の演算回路A3に入力したが、これは
第2の演算回路A5に入力してもよいし、また絞
り制御回路に入力してもよい。それは、Tv・
Presetと比較される段階においてTv・nが生じ
ていれば足りるからである。
第6図は本発明のより具体的な実施回路例であ
り、第7図は、各回路の出力波形を示すタイミン
グチヤートである。以下の説明ではまずシヤツタ
優先による露出制御動作をのべる。タイミングパ
ルス発生回路30は、一定周期のクロツクパルス
(第7図a)とリセツトパルス(第7図a′)とを
発生する。リセツトパルスはクロツクパルスの発
生直前に発生する。制御回路29は、回路を絞り
込み制御の作動シーケンスに従つて動作させるよ
うに、所定の回路をシーケンス制御する。回路2
9,30でシーケンス制御回路A9を構成する。
さて、画面の測光領域の分割数に応じてフオト
ダイオードPDの数Nが決まり(ここではN=5
とする。)、それぞれがOPアンプOP1〜OP5に接
続されている。各OPアンプはログダイオードD1
〜D5によつて対数圧縮された各フオトダイオー
ドの測光出力P1・A,P2・A,…P5・A(添字A
はアナログを意味する。)を発生する。この測光
出力は、第7図bにフオトダイオードPD1の出力
P1・Aで代表して示されている。以上は光電変
換系を構成する。尚、このとき、絞りを絞り込
んでも線形性の良好な測光出力に着目すると、こ
れは画面中央部を測光するフオトダイオード(こ
こではPD1とする。)が当てはまる。このフオト
ダイオードPD1はモニター用の光電素子も兼ね
る。続いて、フオトダイオードPD1〜PD5のアナ
ログ測光出力はA/D変換系の各A/D変換器
AD1〜AD5に入力され、デジタル出力P1・D〜
P5・D(添字Dはデジタルを意味する)に変換さ
れる。A/D変換系はタイミングパルス発生回
路30からの一定周期のクロツクパルス(第7図
a)によつて、一定周期毎にA/D変換を繰り返
す。
説明上、P1・A=12・5〔Bv〕で、8ビツトの
A/D変換をすれば、デジタル測光出力P1・D
は2進数1100.1000で表わされるものとする。第
7図Cにはこのデジタル出力が示されている。フ
オトダイオードPD2〜PD5も同様に処理される。
光電変換系,A/D変換系は測光回路A1
構成する。そして、出力P1・A〜P5・A,P1
D〜P5・DはTTL開放測光の場合、レンズの開
放F値情報Avoを含んでいる。
次に、A/D変換された測光出力P1・D〜
P5・Dは処理回路A2に入力される。一方、情報
設定回路A4は、レンズの開放F値情報Avoを、
デジタル化した出力P8・D(例えばAvo=2とす
ると2進数0010.0000で表わされる)を処理回路
A2に印加している。処理回路A2は、第7図aの
第1番目のクロツクパルスで測光出力P1・D〜
P5・Dを一度メモリし、次のクロツクパルスで
所定のプログラムに応じてこれを処理し、デジタ
ル化されたマルチ測光出力P6・D=Bvans・Dを
発生するという動作を繰り返す。このマルチ測光
出力Bvans・D=11.5とすると、2進数1011.1000
で表わされる。これが第7図dに示されている。
補正値算出回路31には、処理回路A2からの
マルチ測光出力Bvans・Dと情報設定回路A4
らの開放F値情報P8・D=Avo・D及びA/D変
換器AD1からモニター用フオトダイオードPD1
デジタル測光出力P1・D=Bv1・D−Avo・Dが
それぞれ入力され、P6・D+P8・D−P1・D=
Bvans・D−Bv1・Dを算出する。前述のように
Avo=2なので、この出力は−3〔Bv〕となり2
進数1101.0000で表わされる(1ビツト目はマイ
ナスを表わす。)。この出力は第7図eに示されて
いる。
この補正値算出回路31の出力は、表示回路3
2によつて、マルチ測光出力とモニター用光電出
力との差として表示されると共に、加算回路33
に入力される。加算回路33は、情報設定回路
A4からのデジタル化されたフイルム感度情報
P7・D=Sv・Dと、この回路31からの出力を
加算して、結果的に上述の(1)式をデジタル加算し
た出力Pans1・Dを発生する。このときフイルム
感度がASA100ならばSv=0であるからこの加算
回路33の出力は補正値算出回路31の出力と同
じである。以上の動作は第7図aの第1と第2番
目のクロツクパルスの周期内において完了する。
そして、第2番目のクロツクパルスが発生する
と、Pans1・Dはホールド回路34によつてホー
ルドされる。今、加算回路33の出力は2進数
1101.0000で表わされているから、ホールド回路
の1,2,4ビツト目に対応するパラレル出力は
1であり他は0である。第7図fにはこのパラレ
ル出力のうち1ビツト目の出力が代表して表わさ
れている。この出力はクロツクパルスの入る直前
のリセツトパルスa′でリセツトされ続くクロツク
パルスで新しい情報によつてセツトされる。
これらのホールド回路の各ビツト出力をA/D
変換器35によつてD/A変換することにより第
7図gに示すようにBvans・A−Bv1・A+Sv・
Aのリアルタイムのアナログ出力を発生する。以
上の回路31,33〜35は第1の演算回路A3
を構成する。今−3〔BV〕をアナログ量で示し
ている。この出力とモニター用フオトダイオード
PD1の出力P1Aがアナログ加算回路36(第2の
演算回路A5)に入力すると、ここで、(3)式の演
算(但し、Av・n=Avo)が行われ、第7図h
に示す出力が得られる。絞り開放状態ではTv・
n=9.5である。ただし測光を開始してから第2
番目のクロツクパルスが発生するまでの区間は補
正値の加わらない状態なので、適正露出値を出力
することは出来ない。そのためレリーズ操作の第
1ストローク等による電源の印加により回路が安
定し、クロツクパルスを2個カウントするまでは
シヤツタレリーズが出来ないようなシーケンス制
御にしておく。以上のステツプで測光までのステ
ツプは完了する。
一方、情報設定回路A4はモードセレクタ(不
図示)がシヤツタ優先モードであることを検出す
ると、予め設定されたシヤツタ速度のデジタル出
力P9・D、フイルム感度のデジタル出力P7・D
及び処理回路A2の出力を入力とする演算回路に
対して、該3つの情報から絞り値を算出し、これ
を表示回路40に印加させ、かつD/A変換器4
1には出力P9・Dを入力させる。そのため、表
示回路40はマルチ測光出力によつて制御される
絞り値を表示し、補正値表示回路32はモニター
用フオトダイオードPD1の出力によつて制御され
る絞り値に対する補正段数を示すことになる。こ
れによつて、画面内における明るさに傾向を把握
できるようになり、従つて撮影者の意図を撮影に
反影することが可能となる。
次にレリーズされると、(第2ストローク)補
正値表示回路32や表示回路への電源の供給を停
止する。そして制御回路29はタイミングパルス
発生回路30のクロツクパルスとリセツトパルス
の発生を停止させる。するとホールド回路34の
出力はメモリされる。次に、レンズの絞りが上述
の絞り制御機構によつて絞り込まれ、モニター用
フオトダイオードPD1の出力は(2)式の如く低下す
る。同様に、アナログ加算回路36の出力もこれ
に応じて低下する。これは、第7図a,hにおい
てレリーズから絞り込係止までのτ1で示された期
間内に生ずる。
シヤツタ速度優先方式の場合、絞り制御回路
A6は、情報設定回路A4から導入された、予め設
定したシヤツタ速度に対応したアナログ出力
TvPreset・Aとアナログ加算回路36の出力と
を比較し、(3)式の関係が成立すると絞り込みを係
止する。実際には機械的な遅れによつて設定した
TV値と若干異なるが、その分測光値が変化する
ので、これは、メモリ回路A8に入力し、ミラー
の上昇の直前に記憶され、その値でシヤツタの開
閉がシヤツタ制御回路A7において制御される。
この実施回路例においては更にプログラム露出
制御も可能である。それは、モードセレクタがプ
ログラムモードを選択していることを検出すると
情報設定回路A4は、表示回路40及びD/A変
換器41に対して露出制御のプログラムに従つた
シヤツタ速度を印加するよう演算回路39を制御
する。この露出制御のプログラムは被写体輝度、
ここでは処理回路A2より得られる出力Bvans・
Dに応じてシヤツタ速度と絞りとの組合せを決定
するためのものであり、ある被写体輝度に対して
はひとつのシヤツタ速度と絞りとの組合せしか得
られない。つまり、手動により予め設定されるシ
ヤツタ速度が輝度によつて自動的に設定されるの
である。そして、表示回路40はプログラムに従
つたシヤツタ速度の表示を行い、絞り制御回路
A6はアナログ加算回路36の出力とD/A変換
器41の出力とが所定の関係になるまで絞りを絞
り込む。その他の動作は前述と同様である。
第8図は、別の実施回路例である。この実施例
においては、モニター用フオトダイオードPD100
がシヤツタ幕面及び/又はフイルム面反射光を受
光するようになつていて、光電変換系のフオト
ダイオードとは別設されている。このフオトダイ
オードPD100はミラーダウン時(観察時)はミラ
ーの中央付近のハーフミラー22aを介してシヤ
ツタ幕面で反射した被写体光を測光し(補正値表
示のために)、ミラーアツプ時(撮影時)には直
接シヤツタ幕面及び/又はフイルム面で反射した
被写体光を測光する。尚、ミラーダウン時とミラ
ーアツプ時におけるハーフミラー22aを介して
測光するか否かによる測光偏差は予め補正量に見
込んでおくことができる。
さて、第8図においては、フオトダイオード
PD100のアナログ測光出力はA/D変換器AD100
によつてデジタル出力に変換されて、補正値算出
回路に入力され、また、該アナログ測光出力はア
ナログ加算回路31に入力される。そして、ミラ
ーダウン時においても、補正値算出回路31は、
補正値を算出し表示回路32はこれを表示する。
尚、この実施例においては、メモリ回路A8は不
要であるがその他の動作は第6図実施回路例と同
じである。
第9図は、更に別の実施回路例を示し、光電変
換系のフオトダイオードPD1の測光出力をA/
D変換器AD1でデジタル化して処理回路A2、補
正値算出回路31に入力して補正値を算出、表示
するように成し、更に、モニター用フオトダイオ
ードとしてはミラーアツプ後にシヤツタ幕面及
び/又はフイルム面反射光を測光するフオトダイ
オードPD101とし、このアナログ測光出力をアナ
ログ加算回路36に出力し、絞り込測光制御時に
おける(3)式のアナログ出力を得るようにしてあ
る。尚、このとき、フオトダイオードPD1の測光
領域とフオトダイオードPD101の測光領域はほぼ
同一としておく必要がある。この実施例において
は、メモリ回路A8は不要である。
以上のような本発明によれば、絞り制御時にお
いて絞りを通過した被写体光をモニターするモニ
ター用光電素子の測光出力とマルチ測光出力とに
差異がある場合における露出制御誤差を防止する
ことができる。またマルチ測光の演算を演算手段
にてデジタル演算を行うことにより達成するの
で、複雑な演算も容易に達成することができる。
さらに絞り込み動作中の絞り値を該絞りを通過す
る光に対応するアナログ値でモニターするので、
高速で変化する絞り径を適切な径で正確に停止さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるカメラの自動露出制御装
置の測光光学系の概略図であり、第2図は第1図
の光電素子PDの拡大平面図であり、第3図及び
第4図は本発明によるカメラの自動露出装置の機
械的構成の説明する図であり、第5図は本発明に
よるカメラの自動露出制御装置の電気回路構成を
示すブロツク図であり、第6図は本発明によるカ
メラの自動露出制御装置の電気回路の一実例を示
す回路図であり、第7図は第6図の電気回路の各
部分における出力波形を示すグラフを示す図であ
り、第8図及び第9図はそれぞれ本発明によるカ
メラの自動露出制御装置の電気回路の別の実施例
を示す回路図である。 主要部分の符号の説明、第1の測光手段…A1
第2の測光手段…PD100,PD1、第1の演算手段
…A3、第2の演算手段…A5、阻止手段…A6、補
正値算出回路…31、ホールド回路…34、加算
回路…33。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 撮影レンズの絞りを透過した光を受け撮影す
    べき被写界を複数の測光領域に分割して測光し、
    各測光領域に対応したアナログ測光出力を得る第
    1の測光手段PD1〜PD5,OP1〜OP5,D1
    〜D5と、 該第1の測光手段より出力される各アナログ測
    光出力をそれぞれデジタル値に変換する第1の
    AD変換手段AD1〜AD5と、 該AD変換手段が出力する複数のデジタル出力
    を用いてデジタル演算を行うことにより、撮影す
    べき被写界の輝度分布状態を判別し該被写界に対
    して適正露光となる制御出力を算出するマルチ測
    光出力発生手段A2と、 撮影レンズの絞りを通過した光を受け、撮影す
    べき被写界の中央部に関してアナログ測光出力を
    得る第2の測光手段PD1,OP1,D1;PD1
    00,OP100,D100;PD101,OP1
    01,D101と、 前記第2の測光手段のアナログ測光出力をデジ
    タル値に変換する第2のAD変換手段AD1と、 前記制御出力と前記第2のAD変換手段の出力
    とから両出力の差に関する出力を得る検出手段3
    1と、 該検出手段の出力をアナログ値に変換するDA
    変換手段35と、 シヤツタレリーズ動作に応答し、絞り込み動作
    開始前に前記DA変換手段の出力を保持する保持
    手段34と、 前記DA変換手段の保持された出力と、絞り込
    み動作開始後に絞りを通過した光を受光する前記
    第2測光手段のアナログ測光出力との合計値が、
    前記マルチ測光出力発生手段から得た制御出力と
    所定の関係になつた時に絞りを停止する制御手段
    A5〜A6と を有することを特徴とするカメラの自動露出制御
    装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載の自動露出制御
    装置において、 前記第2の測光手段は、前記第1の測光手段の
    うち被写界の中央部を測光する中央部測光手段と
    兼用されており、また前記第2のAD変換手段
    は、第1のAD変換手段のうち前記中央部測光手
    段からの出力をAD変換するAD手段と兼用され
    ていることを特徴とするカメラの自動露出制御装
    置。 3 特許請求の範囲第1項に記載の自動露出制御
    装置において、 前記第2の測光手段はフイルム面及び/又はシ
    ヤツタ幕面での反射光を測光することを特徴とす
    るカメラの自動露出制御装置。
JP5152779A 1979-04-27 1979-04-27 Automatic exposure control device of camera Granted JPS55143544A (en)

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JP5152779A JPS55143544A (en) 1979-04-27 1979-04-27 Automatic exposure control device of camera
DE19803016084 DE3016084A1 (de) 1979-04-27 1980-04-25 Belichtungssteuereinrichtung fuer eine kamera
US06/396,060 US4448506A (en) 1979-04-27 1982-07-07 Exposure control device of a camera

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JPS6171631A (ja) * 1984-09-15 1986-04-12 Canon Inc 露光装置

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