JP3045821B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3045821B2
JP3045821B2 JP3190307A JP19030791A JP3045821B2 JP 3045821 B2 JP3045821 B2 JP 3045821B2 JP 3190307 A JP3190307 A JP 3190307A JP 19030791 A JP19030791 A JP 19030791A JP 3045821 B2 JP3045821 B2 JP 3045821B2
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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、特に一般にス
トロボと称される閃光発光手段を備えたカメラに関する
ものである。
【0002】
【従来技術】従来から、写真撮影は、昼間の自然光の下
で行なう撮影、暗中で閃光を被写体に向け発光させて行
なう所謂ストロボ撮影、自然光と閃光を混ぜ合わせて行
なう所謂日中シンクロ撮影など、様々な条件で行なわれ
ている。
【0003】また上記ような条件下で被写体を適正な露
光量で撮影する通常の撮影だけでなく、例えば撮影者が
高度な写真表現を行なう目的で、被写体の露光量を適正
露出よりも少なめに露出させる所謂アンダー補正をした
り、反対に、露出を多めにする所謂オーバー補正を行な
う場合があり、これらの撮影者の意図に沿って露出を補
正できる機能を備えたカメラも種々提案されている。
【0004】このようなカメラの補正機能は、一般的に
は自然光による露光の条件を補正すると同時に、閃光光
量の条件も補正されるのが普通である。例えば自然光に
よる露光をアンダー補正すると同時に、閃光光量が少な
くなるように補正される。
【0005】しかし、上記のような補正は、そもそも通
常条件とは異なる露出条件下で撮影を行なうという撮影
者の意図を実現するためのものであるから、例えば日中
シンクロ撮影において、自然光と閃光を混合させて撮影
を行なうに際して、自然光はアンダーにしながら、閃光
は通常の光量あるいはオーバー光量で撮影するなど、自
然光の光量補正と閃光の光量補正を夫々独立にできれ
ば、より高度な写真表現の実現が可能となるし、撮影者
の意図により幅広く沿うことができる。
【0006】そこで自然光についての光量(露出)補正
と閃光光量の補正とを、夫々任意独立に補正できる機構
を備えたカメラも従来提案されている。
【0007】その一つは、カメラに対して着脱可能な形
式で準備され使用されているストロボに、閃光光量の補
正値の入力操作部を設けた形式のものである。
【0008】また、ストロボ内蔵形式のカメラでは、自
然光量の補正を行なうためのボタンAと、閃光光量の補
正を行なうためのボタンBと、光量の補正値を入力する
ための操作ダイヤル(数値設定ダイヤル)とを設けて、
ボタンAと操作ダイヤルの回転で自然光量の補正を行な
い、他方、閃光光量はボタンBと操作ダイヤルの回転で
補正を行なう方式としたものが知られている。またスト
ロボ内蔵形式のカメラでは、補正量を液晶表示板等で表
示させるために、ボタンA又はBの押下に対応して夫々
の補正内容を表示させるようにした機能を設けたものも
知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、自然光
の光量補正と閃光光量の補正とを、夫々独立に補正可能
としたカメラは既に知られているが、上記のうちでスト
ロボ着脱形式のカメラは、カメラとは別体のストロボに
光量調節のための専用の操作部材を設ける他、必要に応
じて専用の表示器を設けるねばならないため、部品点数
が多く製造にも手間がかかる等の理由で高コストになり
易く、またシステム全体が大きく重くなる欠点がある。
【0010】また上記後者のストロボ内蔵式で光量補正
機能を備えたカメラでは、自然光量補正専用のボタンA
と、閃光光量補正専用のボタンBと、操作ダイヤルと、
の三つの操作手段が必要であり、部品数が多い。また表
示操作の点からすると、表示を選択する際に二つのボタ
ンのいずれかを押下する必要があり、押下をしていない
といずれの表示もできないか、あるいは仮にいずれかの
表示をしてもそれがいずれの表示であるのか撮影者には
分かりにくく、使い勝手が悪いという欠点がある。
【0011】そこで本発明者は、上記のような共通の操
作ダイヤル等を使用して自然光量の補正値と閃光光量の
補正値の設定を行なうことができるだけでなく、いずれ
の選択を行なうかの選択のための手段も、従来のように
複数必要がなく、従って部品点数の少ない光量補正機構
を備えたカメラを開発することを目的として本発明を完
成した。
【0012】また本発明の別の目的は、光量補正の表示
やその表示選択を分かり易くする工夫を施して、操作が
簡易でかつ容易なカメラを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】上記各目的を実
現するために、本願第1の発明では、測光情報に基づき
自然光による露光量を決める露出制御手段と、この露出
制御手段により決められる露光量をマニュアル操作で可
変できるように設けられた第1の補正手段と、被写体に
閃光を投光する閃光発光手段から投光される閃光発光量
制御する手段と、この閃光発光量の制御量をマニュア
ル操作で可変できるように設けられた第2の補正手段と
を備えたカメラにおいて、上記第1の補正手段と第2の
補正手段に対する補正値を与えるために外部から操作可
能に設けられている共通の光量設定操作手段と、押しボ
タン機構と、該押しボタンが非押下の時、光量設定操作
手段により与えられる設定値を第1の補正手段に対応す
るものとし、押下された時の設定値を第2の補正手段に
対応するものとする選択手段とを設けている。これによ
り、日中シンクロ撮影などの撮影に際して高度な写真表
現を実現するために利用される自然光露光量の補正や閃
光光量の補正を行うためのシステムを、部品数の少ない
簡単な機構によって実現している。またこれによってシ
ステム構成をコンパクトにすることが可能となる。ま
た、本願第2の発明では、測光情報に基づき自然光によ
露光量を決める露出制御手段と、この露出制御手段に
より決められる露光量をマニュアル操作で可変できるよ
うに設けられた第1の補正手段と、被写体に閃光を投光
する閃光発光手段から投光される閃光発光量を制御する
手段と、この閃光発光量の制御量をマニュアル操作で可
できるように設けられた第2の補正手段とを備えたカ
メラにおいて、上記第1の補正手段と第2の補正手段
与えられた補正値を表示する共通の表示手段と、この表
示手段により表示する内容を、上記第1の補正手段に対
応するものとするか又は上記第2の補正手段に対応する
ものとするかを選択するための選択手段とを設けるとと
もに、上記表示手段に、第1および第2の補正手段のう
ち上記選択手段により表示が選択された側の補正手段と
は異なる側の補正手段による補正が行われるか否かの表
示を行う表示部を設けている。なお、上記第1および第
2の発明において、上記光量設定操作手段を回転ダイヤ
ルとしてもよい。 また、上記第1の発明において、第1
の補正手段と第2の補正手段に与えられた補正値を表示
する共通の表示手段と、該表示手段により表示する内容
を上記選択手段により第1の補正手段又は第2の補正手
段に対応するものとするとともに表示手段に、第1お
よび第2の補正手段のうち上記選択手段により表示が選
択された側の補正手段とは異なる側の補正手段による補
正が行われるか否かの表示を行う表示部を設けてもよ
い。
【0014】本発明において、光量設定操作手段が操作
されて与えられる設定量が第1の補正手段に対応するも
のとするのか、あるいは第2の補正手段に対応するもの
とするかを選択するための一つの選択手段は、例えば押
しボタン機構を代表的に例示できるが、これ以外に回転
式スイッチ、切換式スイッチ、あるいは双方向に動くレ
バーや双方向を示す1組のプッシュボタンなどの何れで
あってもよい。また光量設定手段として設けた回転操作
ダイヤル自体を押下状態と非押下状態で切換えできる式
のものとして、その押下状態と非押下状態で上記選択を
行なう形式のものとしてもよい。
【0015】また選択手段は、閃光量補正に比べて使用
頻度が一般に高いと考えられる自然光量の補正を優先さ
せるようにした構成を採用することも特に好ましい。例
えば、併用する選択手段の押しボタンを押し続けながら
上記回転操作ダイヤルを回転操作した時にのみ、閃光光
量の補正が行なわれ、その他の場合には自然光量の補正
が行なわれるようにする構成も好ましいものとして例示
できる。回転操作ダイヤルを押下式のものとして選択手
段に兼用させた場合には、押下状態で回転操作を行なっ
た時にのみ閃光光量の補正が行なわれるようにすること
は好ましい構成である。
【0016】また上記の押しボタン等の押下、非押下に
連動して、対応する補正項目の既設定補正値あるいは現
在設定中の補正値を、液晶表示器等の表示手段で表示す
るように設けることは、使用者の使い勝手の面からして
特に好ましい。
【0017】本発明の構成をもつカメラは、自然光量の
補正と閃光光量の補正を行なうための機構を構成する部
品点数が少なく、組み立て工数が少ない。また上記のよ
うに連動した表示器を設けることで、使い勝手のよいカ
メラとなる。
【0018】
【実施例】以下図面に示す実施例に基づいて本発明を具
体的に説明する。
【0019】図1は、本発明を適用して構成したカメラ
の構成を説明するために図示した電気回路ブロック図を
示すものであり、この図1において示された電気回路ブ
ロックを有するカメラは、所謂既知のAE機能を有し、
かつ既知のAF機能を備えたカメラである。上記のAE
機能やAF機能のための機構の基本的な部分は、本出願
前に既でに知られている方法や機構をそのまま採用でき
る。
【0020】上述のように本発明の具体的な例を説明す
るために図1で実施例として例示した電気的な回路ブロ
ックは、本発明が求めている機能を備えたカメラにおい
て行なわれる各部の制御動作をマイクロコンピュータ
(以下「マイコン1」という)によって行なう場合の必
要な構成例を説明している。
【0021】2は、レンズ制御回路であり、本例におけ
る不図示の撮影レンズの絞りをマイコン1からの指令に
基づいて制御する。すなわちこのレンズ制御回路2は、
マイコン1からのLCOM信号を受けている間、DBU
Sを介してシリアル通信を行ない、その通信内容により
不図示のモータを制御して撮影レンズの移動制御や絞り
制御をする。またマイコン1はレンズの焦点距離情報
や、距離情報、その他の各種補正情報などを受け取る。
【0022】3は液晶表示回路であり、シャッタースピ
ード・絞り制御値などの各撮影情報を表示する。すなわ
ち、マイコン1からのDPCOM信号を受けている間、
DBUSを介しシリアル通信を行ない、この通信内容に
より液晶表示を行なう。またこの液晶表示回路3は、光
量補正の状態を表示するがこれについては後述する。4
はスイッチセンス回路であり、上記液晶表示回路3と共
に、常に電源が供給されており、カメラのレリーズボタ
ンのストロークと連動している不図示のスイッチSW
1,SW2や、その他の不図示のカメラの撮影モードを
決めるスイッチ等を常に読み取るように設けられてい
て、スイッチが切り替わると、このスイッチセンス回路
4は、不図示のDC/DCコンバータに信号を送ってこ
のDC/DCコンバータを起動させる。このDC/DC
コンバータは、マイコン1を始めとするその他の回路に
電源を供給する。スイッチセンス回路4は、マイコン1
からのSWCOM信号を受けている間、DBUSを介し
シリアル通信を行ない、マイコン1よりDC/DCコン
バータの命令を受け取ると該DC/DCコンバータの出
力をオフさせる。また、マイコン1は各スイッチ情報を
受け取る。
【0023】5は外部ストロボインターフェイスであ
り、カメラに着脱可能な不図示の外部ストロボとの間で
データをやりとりするように設けられている。例えば、
外部ストロボ側のスイッチで調光補正値を設定されたと
きは、このデータのやりとりで、マイコン1は調光補正
値を受け取ることができる。また外部ストロボが接続さ
れているか否かの情報も、マイコン1に入力されるよう
になっている。
【0024】6はカメラ内蔵ストロボの制御回路であ
り、ストロボの発光と調光(発光のストップを制御する
手段の一部)を制御する。これは既存の回路によって構
成でき、例えば発光のための電荷を蓄えるための回路、
発光部であるキセノン管、トリガー回路、発光を停止さ
せる回路等により構成される。なお本例ではシャッター
ユニットの先幕走行によりオンするX接点が設けられて
いて、このX接点がオンすることで外部ストロボ、また
は内蔵ストロボの閃光が開始されるようにしている。
【0025】7は調光回路であり、フィルム面反射光を
測光して光電変換する回路、その光電変換した信号を積
分する回路、積分された値と所定値とを比較する回路か
らなっている。そしてこの調光回路は、外部ストロボイ
ンターフェイス5からのSTART1信号(又は内蔵ス
トロボ制御回路6からのSTART2信号)により積分
を開始し、積分された値が所定値に達すると、STOP
信号出力して、外部ストロボ(又は内蔵ストロボ)の閃
光を停止するように設けられている。
【0026】8は測光回路であり、自然光下での被写体
の輝度を測光し、マイコン1に送る役目を成すように設
けられている。
【0027】9はシャッター制御回路であり、マイコン
1の制御信号に従って不図示のシャッターユニットの動
作を制御するように設けられている。
【0028】図2は、前述の測光回路8、調光回路7の
ためのセンサ配置を説明する図であり、この図において
21は撮影レンズ、22はメインミラーであり、露光動
作前に自然光下での被写体の輝度を測光する時は図示の
位置にあり、露光動作中は、不図示のメカ機構により跳
ね上がり、25のフィルム面に被写体像を投影させる。
このとき、フィルム面25から乱反射した光は、一部調
光センサ26に入力し、これが図1の調光回路7の測光
センサ入力となる。
【0029】一方、露光動作前のメインミラー22が図
示された位置にあるときは、被写体像は、23のピント
板と呼ばれる拡散板に投影される。この投影された被写
体像は、24のペンタプリズムに反射して測光センサ2
7に入力され、これが図1の測光回路8の測光センサ入
力となる。
【0030】図3は、本実施例のカメラの概略構成を示
したものであり、この図において、28はレリーズボタ
ン、29はシャッタースピードの設定ダイヤル、30は
液晶表示器、31は光量設定操作手段としての光量補正
値設定ダイヤルであり、自然光光量の補正値の設定と閃
光光量の補正値の設定を行なうためのものである。
【0031】なおレリーズボタン28は、これを押下す
ることにより、第1ストロークで不図示のスイッチSW
1がオンされ、上述した測光等ための各回路に電源が供
給され、またこれを更に押込む第2ストロークで、スイ
ッチSW2がオンされ、カメラの露光制御を開始させる
ものである。
【0032】32はファインダーであり、図2で説明し
たペンタプリズム24を通して露光動作前に被写体像を
撮影者の目で確認するためのものである。33は図示し
ない外部ストロボを装着するためのアクセサリーシュー
である。
【0033】34は内蔵ストロボの発光部であり、露光
動作時に被写体に向けて閃光を発光させる。
【0034】35は選択ボタンであり、上記光量補正値
設定ダイヤル31とシャッタースピード設定ダイヤル2
9により設定する補正値の内容を切換えるために用いら
れる。この機能と操作の内容は後述の図6を用いて詳し
く説明する。
【0035】図4は上記した液晶表示回路3における表
示の例を示したものであり,(a)は表示され得る全て
の表示を表示させたものである。図4(a)の符号41
で示した部分は、フィルムがパトローネ内に入っている
かいないかの表示部であり、この図の表示が見える時は
フィルムがパトローネ室に入っていることを示してい
る。
【0036】42は被写体の露光量補正値を表示する表
示部を示し、自然光による露光量補正値と閃光発光によ
る露光量補正値(調光補正値)の表示を兼用している
が、これについては後述する。
【0037】43はフィルム枚数のカウンタ値を表示す
る表示部である。
【0038】44は、絞り制御値を表示する表示部であ
る。
【0039】45は、露光時間(シャッタースピード)
制御値又はフィルムISO感度を表示する表示部であ
り、本例では符号46の部分でISO表示がされている
時には、フィルムISO感度を表示し、ISO表示がな
いときは露光時間制御値を表示するように設けられてい
る。
【0040】47は、上記調光補正値を設定する時に設
定した調光補正値が0でない時(つまり補正値が設定さ
れている時)に表示されるマークを示す。本例では、こ
のマークは「矢印と+/−」の図形によって表示され
る。
【0041】48は測光モードの状態を示す部分であ
り、測光モードの種類と、これに対応する表示形態につ
いては後述する。
【0042】以上の構成をなす本例において行なわれる
光量補正の具体的な操作と、表示器29の表示状態につ
いて説明する。
【0043】今、選択ボタン35が初期状態にあるとす
ると、この時は、補正ダイヤルを回すことで自然光光量
補正値を変化させることができる。この時の液晶表示器
29の表示部42が、例えば図4(b)で示した如く−
0.5段(これは自然光光量補正値が−0.5段に設定
されていることを示す)の表示であるとすると、上記補
正ダイヤル31を回すことによって、例えば−0.5
→ −1段→ −1.5段のように表示及び設定を変化
させることができる。また反対方向に回せば−0.5
→ ±0段 → +0.5段 → +1段のように表示
及び設定を変化させることができる。
【0044】また本例では、図3で示した設定ダイヤル
29を回すことで絞り(AV)値を変化できるように設
けられているという特徴もある。すなわち図4(b)の
表示部44でいま表示されている絞り値を5.6とする
と、設定ダイヤル29を回すことによってこれを例えば
5.6 → 8 → 11のように表示と設定値を変化
させ、反対に回すことによって5.6 → 4 →
2.8のように表示と設定値を変化させることができる
のである。
【0045】なお上記の絞り値を変化させる操作の説明
は、絞り(AV)値優先の自動露出モードである場合と
して説明しているが、例えば不図示の設定手段を操作す
ることでモードをシャッタースピード(TV)値優先の
自動露出モードに切換え可能に設けられているカメラに
あっては、シャッタースピード(TV)値優先の自動露
出モードに切換えた状態で、上記設定ダイヤル29を回
転させることにより例えば第4図(b)の表示部45で
表示されている(TV)125を補正できるようにする
ことも当然可能である。
【0046】次ぎに本例において選択ボタン35が押下
されている状態を説明すると、この場合には、補正ダイ
ヤル31を回すことで閃光光量補正値が変化するように
設けられている。
【0047】図4(c)はこのことを説明する図であ
り、今、図示の表示部42が−1.5段(つまり閃光光
量補正値が−1.5段に設定されている)にあるとし
て、この状態で上記のように選択ボタン35を押下しな
がら補正ダイヤル31を回すと、補正値及びその表示は
例えば−1.5段 → −2.0段、あるいは−1.5
段→ −1.0段に切換えられる。
【0048】なお上記の図(b),(c)からも分かる
ように、本例のカメラにおいては、選択ボタンが非押下
の場合には閃光光量の補正値が不表示となるように制御
回路のシーケンスが構成されている。このためそのまま
では閃光光量補正を行なったのか否かが不明となってし
まい、撮影者にとっては不便である。そこで本例におい
ては、上述したマーク47の「矢印と+/−」の図形表
示を行なって補正値が0(零)でないことを表示するよ
うにしている。したがって本例を説明している図4
(b)は上記マーク47の図形表示が行なわれているの
で、この表示で、数値不表示側の補正値が入力されてい
ることが分かる。
【0049】また本例においては、選択ボタンを押下し
ながら設定ダイヤル29を回すことで測光モードが切換
わるようにしている。図5はこのことを説明するための
図であり、表示部48がその時に選択されている測光モ
ードの状態を示し、図5(a)のマークは評価測光モー
ド、図5(b)のマークは部分測光モード、図5(c)
のマークは平均測光モードを示している。なおここで、
評価測光モードとは画面上を多分割して夫々の測光出力
を所定のアルゴリズムにより演算し、これに基づいて測
光制御を行なうモードをいう。部分測光モードとは、画
面上の真中の部分だけの被写体測光値に基づき測光制御
を行なうモードをいう。更に平均測光モードとは、画面
上を多分割して測光したものを単純に平均した値に基づ
いて測光制御を行なうモードをいう。
【0050】そして本例では、上記した選択ボタンを押
下しながら設定ダイヤル29を回すことで上記測光モー
ドを図4の(a) → (b) → (c) →(a)
又は(a) → (c) → (b) → (a)のよ
うに切換えできるように設けている。
【0051】以上の操作に対応する本例カメラの動作
を、図7を用いて以下に説明する。
【0052】上記レリーズボタンの第1ストローク押下
で電源が各回路に供給されると、図7(a)のフローに
おけるステップ1で測光回路8が被写体の輝度を測光
し、そのデータをマイコン1に送る。ステップ2では、
スイッチセンス回路3から、スイッチや上記二つのダイ
ヤル29,31の状態をマイコン1に伝え、これを受け
たマイコン1は、前述した各種の設定を行なう。ステッ
プ3では、各種設定に応じた表示内容を液晶表示回路3
が液晶表示器32に表示させる。
【0053】カメラに電源が入れられている間、上記の
ステップ1〜3の動作が繰り返して行なわれる。
【0054】以上の動作途中で、図3で説明したレリー
ズボタン28が第2ストロークまで押込まれると、スイ
ッチSW2がオンとなって、マイコン1は図7(b)に
記載したフローの割り込み動作を行なう。すなわち、ま
ずステップ4でレンズ制御回路2が絞り込み動作を行な
う。次ぎにステップで調光値の設定を行なう。これは、
光電変換した信号を積分した値と比較するための所定値
の設定ステップであり、この値を設定することによっ
て、被写体の閃光発光量による露光量の自動補正をする
ことができる。
【0055】ステップ6ではシャッター動作(露光)を
行なう。シャッターの露光時間(シャッタースピード)
は、測光値と各種の撮影条件のための設定値に基づいて
決められた値となる。また閃光発光が行なわれるモード
では、シャッター動作により自動的に外部ストロボ又は
内蔵ストロボが閃光を始め、調光回路7の積分値により
自動的に閃光が終了され、これによって所定の露光量が
得られることになる。図8及び図9は、上記図7のステ
ップ2の設定動作で行なわれる自然光光量の補正と、閃
光光量補正のための補正値設定ルーチンを詳しく説明し
たものである。
【0056】これらの図において、ステップ201,2
02は、補正値設定ダイヤル31の回転量と設定ダイヤ
ル29の回転量を、スイッチセンス回路4が読み取りマ
イコンに入力するステップを示している。次ぎにステッ
プ203では、選択ボタン35が押下されている状態
(オン状態)か、初期状態(非押下のオフ状態)かを判
別し、それぞれ分岐する。
【0057】上のステップ203で選択ボタン35が押
下(オン)されているときは、ステップ204,205
に進み、このステップ204では入力された補正値設定
ダイヤル31の回転量に対応した自然光量補正値の変更
を行ない、その補正値の設定が行なわれる。そしてステ
ップ205では、設定ダイヤル29の回転量に対応して
絞り(AV)値の変更を行ない、その絞り(AV)値の
設定が行なわれる。
【0058】他方、上記ステップ203で選択ボタン3
5が非押下(オフ)のときは、スッテプ206,207
に進み、ステップ206では入力された補正値設定ダイ
ヤル31の回転量に対応して閃光光量補正値の変更を行
ない、その補正値の設定が行なわれる。またステップ2
07では、設定ダイヤル29の回転量に対応して測光モ
ードの変更を行ない設定される。
【0059】上記のステップ205又は207を終了す
ると、分岐されていたフローは合流してステップ208
に進む。
【0060】ステップ208では、アクセサリーシュー
33に外付けストロボが接続されているか否かを判別
し、判別結果により分岐する。なおこのために、図3で
示したアクセサリーシュー33には、外付けストロボが
接続されるとオンとなる不図示のスイッチを用意し、そ
のスイッチの状態をスイッチセンス回路4が読み取り、
この信号をマイコン1に入力して判別するようになって
いる。
【0061】そして、外付けストロボが接続されていな
い場合には、フローはステップ209に進み、ステップ
206で設定した閃光光量設定補正値が0であるか否か
を判別して分岐する。他方、外付けストロボが接続され
ている場合には、ステップ208 → 210に進み、
外付けストロボで設定された閃光光量設定補正値を、外
部ストロボインターフェース5を介してマイコン1に入
力し、それを制御閃光光量補正値に設定する。
【0062】上記において外付けストロボが接続されて
なく、かつステップで設定した閃光光量設定補正値が0
であるときは、ステップ208 → 209 →211
のように進み、上記ステップ204で設定した自然光光
量設定補正値を制御閃光光量補正値に設定する。
【0063】更にまた外付けストロボが接続されてな
く、かつステップで設定した閃光光量設定補正値が0で
ないときは、ステップ208 → 209 → 212
のように進み、ステップ206で設定した自然光光量設
定補正値を制御閃光光量補正値に設定する。
【0064】ステップ210、ステップ211あるいは
ステップ212を終了すると、分岐されて板フローは再
び合流されステップ213に進む。このステップ213
では、上記ステップ204で設定した自然光光量設定補
正値を制御自然光光量補正値に設定する。
【0065】図10は、図7におけるステップ3の表示
動作の一部を説明するためのフローである。
【0066】このフローにおいてまず、ステップ301
で選択ボタン35が押下されている状態(オン状態)
か、初期状態(非押下のオフ状態)かが判別され、その
判別結果により分岐する。
【0067】上記ステップ301で選択ボタン35が押
下(オン)されている場合は、ステップ302に進み、
図4(b)のような表示を行なう。この図で表示されて
いるのは、自然光光量の補正値、測光モード、調光補正
マーク、シャッタースピード(TV値)、フィルムカウ
ンター値である。
【0068】他方、ステップ301で選択ボタン35が
非押下(オフ)である場合は、ステップ303に進み、
図4(c)のような表示を行なう。ここで表示されてい
るのは、閃光光量の補正値、測光モード、調光補正マー
クである。
【0069】なお上記の実施例は、補正値設定手段とし
てダイヤルを用いた例を説明しているが、同補正値設定
手段はこれに限定されるものではなく、例えば双方向に
動くレバーや双方向を示す1組のプッシュボタンなどを
用いてもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明においては、日中シンクロ撮影な
どの撮影に際して高度な写真表現を実現するために利用
される自然光露光量の補正や閃光光量の補正を行なうた
めのシステムが、部品数の少ない簡単な機構によって実
現でき、またこれによってシステム構成がコンパクトに
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のカメラにおける光量補正制御の
ための電気ブロックを示した図。
【図2】同実施例における光量補正制御のために用いら
れるセンサ光学系を示した図。
【図3】同実施例カメラにおける光量補正制御のための
操作機構等を説明する外観図。
【図4】(a),(b),(c)は夫々、同実施例にお
ける液晶表示器の表示状態を説明した図。
【図5】(a),(b),(c)は夫々、液晶表示器の
測光モードの表示状態を説明した図。
【図6】同実施例における補正値設定ダイヤル等によっ
て与えられる制御内容を説明した図表。
【図7】(a),(b)は同実施例カメラの全体動作の
概略を説明するフローチャート。
【図8】同実施例における制御補正値設定ルーチンを説
明するフローチャート。
【図9】図8の続きを説明するフローチャート。
【図10】同実施例カメラにおける表示器の表示動作ル
ーチンを説明するフローチャート。
【符号の説明】
1・・・マイコン、2・・・レンズ制御回路、3・・・
液晶表示回路、4・・・スイッチセンス回路、5・・・
外部ストロボインターフェース、6・・・内蔵ストロボ
制御回路、7・・・調光回路、8・・・測光回路、9・
・・シャッター制御回路、31・・・補正値設定ダイヤ
ル、42・・・補正値表示部、47・・・閃光光量補正
マーク。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測光情報に基づき自然光による露光量を
    決める露出制御手段と、この露出制御手段により決めら
    れる露光量をマニュアル操作で可変できるように設けら
    れた第1の補正手段と、被写体に閃光を投光する閃光発
    光手段から投光される閃光発光量制御する手段と、こ
    の閃光発光量の制御量をマニュアル操作で可変できるよ
    うに設けられた第2の補正手段とを備えたカメラにおい
    て、 記第1の補正手段と第2の補正手段に対する補正値を
    与えるために外部から操作可能に設けられている共通の
    光量設定操作手段と、押しボタン機構と、 該押しボタンが非押下の時、前記光量設定操作手段によ
    り与えられる設定値を前記第1の補正手段に対応するも
    のとし、押下された時の前記設定値を前記第2の補正手
    段に対応するものとする選択手段とを設けた ことを特徴
    とするカメラ。
  2. 【請求項2】 測光情報に基づき自然光による露光量を
    決める露出制御手段と、この露出制御手段により決めら
    れる露光量をマニュアル操作で可変できるように設けら
    れた第1の補正手段と、被写体に閃光を投光する閃光発
    光手段から投光される閃光発光量を制御する手段と、こ
    閃光発光量の制御量をマニュアル操作で可変できるよ
    うに設けられた第2の補正手段とを備えたカメラにおい
    て、 記第1の補正手段と第2の補正手段与えられた補正
    値を表示する共通の表示手段と、この表示手段により表
    示する内容を、記第1の補正手段に対応するものとす
    るか又は記第2の補正手段に対応するものとするかを
    選択するための選択手段とを有するとともに前記表示手段は、前記第1および第2の補正手段のうち
    前記選択手段により表示が選択された側の補正手段とは
    異なる側の補正手段による補正が行われるか否かの表示
    を行う表示部を有する ことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、上記光
    量設定操作手段が回転ダイヤルであることを特徴とする
    カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記第1の補正手段
    と第2の補正 手段に与えられた補正値を表示する共通の
    表示手段と、該表示手段により表示する内容を前記選択
    手段により前記第1の補正手段又は第2の補正手段に対
    応するものとするとともに前記表示手段は、前記第1および第2の補正手段のうち
    前記選択手段により表示が選択された側の補正手段とは
    異なる側の補正手段による補正が行われるか否かの表示
    を行う表示部を有する ことを特徴とするカメラ。
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