JPH08339006A - 撮影装置 - Google Patents
撮影装置Info
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- JPH08339006A JPH08339006A JP7144638A JP14463895A JPH08339006A JP H08339006 A JPH08339006 A JP H08339006A JP 7144638 A JP7144638 A JP 7144638A JP 14463895 A JP14463895 A JP 14463895A JP H08339006 A JPH08339006 A JP H08339006A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exposure
- setting member
- photographing
- ski
- mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】スキー場での撮影に適した露出補正を容易に行
うことができるカメラを提供する。また、このようなカ
メラの使用時の誤操作を防止する。また、このようなカ
メラにおいて、スキー場での容易な操作を実現する。 【構成】露出演算回路4は、測光装置の測光結果から露
出を算出する。そして、撮影者がスキーモードスイッチ
6を押下すると、撮影モード切替ダイヤル15は、撮影
者が操作しやすいように所定の高さまで突出する。同時
に、スキー用露出補正回路5は、露出演算回路4が算出
した露出を、スキー場での撮影に適した値となるように
規定の露出補正量だけ補正する。
うことができるカメラを提供する。また、このようなカ
メラの使用時の誤操作を防止する。また、このようなカ
メラにおいて、スキー場での容易な操作を実現する。 【構成】露出演算回路4は、測光装置の測光結果から露
出を算出する。そして、撮影者がスキーモードスイッチ
6を押下すると、撮影モード切替ダイヤル15は、撮影
者が操作しやすいように所定の高さまで突出する。同時
に、スキー用露出補正回路5は、露出演算回路4が算出
した露出を、スキー場での撮影に適した値となるように
規定の露出補正量だけ補正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露出切替スイッチを備
えた撮影装置に関し、特にスキー場での撮影に好敵な撮
影装置に関する。
えた撮影装置に関し、特にスキー場での撮影に好敵な撮
影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラ等の撮影装置の中には、
自動露出機構(AE)を備えたものが多い。このような
撮影装置を使用する場合、被写体に平均して光が当たっ
ていればAEの自動露出で確実に鮮明な映像を撮影する
ことができる。ところが、被写体と背景とに極端に明暗
の差があったり、光を反射する反射物が背景にあったり
すると、強い逆光の影響を受けて、例えば被写体が黒く
つぶれてしまう等、暗部がより暗く撮影されるという欠
点があった。つまり、このような撮影装置は、AEが明
部の輝度を基準として露出補正を行うために、逆光の影
響を受ける状況で露出不足(アンダー)ぎみになる。
自動露出機構(AE)を備えたものが多い。このような
撮影装置を使用する場合、被写体に平均して光が当たっ
ていればAEの自動露出で確実に鮮明な映像を撮影する
ことができる。ところが、被写体と背景とに極端に明暗
の差があったり、光を反射する反射物が背景にあったり
すると、強い逆光の影響を受けて、例えば被写体が黒く
つぶれてしまう等、暗部がより暗く撮影されるという欠
点があった。つまり、このような撮影装置は、AEが明
部の輝度を基準として露出補正を行うために、逆光の影
響を受ける状況で露出不足(アンダー)ぎみになる。
【0003】このような問題を解決するために、撮影装
置には、一般に、撮影者が露出の調整を行うための露出
補正スイッチが搭載されていることが多い。このような
撮影装置によれば、逆光時であっても、撮影者は適正な
露出により撮影を行うことができる。
置には、一般に、撮影者が露出の調整を行うための露出
補正スイッチが搭載されていることが多い。このような
撮影装置によれば、逆光時であっても、撮影者は適正な
露出により撮影を行うことができる。
【0004】これ以外にも、シャッターが開く直前にス
ピードライトから微小な発光(モニター発光)を繰返し
て行い、当該発光による被写体からの反射光を測光し
て、異常に反射率の高い被写体が含まれている場合に
は、撮影画面内のこの部分の素子を調光対象から外す撮
影装置等が知られている。このような撮影装置によれ
ば、反射率の高い被写体が含まれていても適正な調光を
行うことができ、適正な露出による主要被写体の撮影が
可能である。
ピードライトから微小な発光(モニター発光)を繰返し
て行い、当該発光による被写体からの反射光を測光し
て、異常に反射率の高い被写体が含まれている場合に
は、撮影画面内のこの部分の素子を調光対象から外す撮
影装置等が知られている。このような撮影装置によれ
ば、反射率の高い被写体が含まれていても適正な調光を
行うことができ、適正な露出による主要被写体の撮影が
可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、露出補正ス
イッチを搭載した撮影装置を使用して撮影を行う場合、
露出補正に関して詳しい知識がなく、その機能を充分使
いこなすことができないという問題があった。真正面か
ら日光を受けながら撮影している等、明らかに逆光撮影
であると認識できる場合を除いて、どのような場合に露
出補正を行ったらよいのか判断しにくいために、初心者
は、露出補正を行うのをつい忘れてしまうことが多い。
例えば、スキー場で人物撮影を行う場合に、つい露出補
正をし忘れて、背景の雪の反射で人物の顔が黒くつぶれ
てしまうことがよくある。また必要な補正量は光の状況
によって微妙に異なるので、露出補正を忘れずに行って
いても、当該露出補正により意図する露出が得られると
は限らない。
イッチを搭載した撮影装置を使用して撮影を行う場合、
露出補正に関して詳しい知識がなく、その機能を充分使
いこなすことができないという問題があった。真正面か
ら日光を受けながら撮影している等、明らかに逆光撮影
であると認識できる場合を除いて、どのような場合に露
出補正を行ったらよいのか判断しにくいために、初心者
は、露出補正を行うのをつい忘れてしまうことが多い。
例えば、スキー場で人物撮影を行う場合に、つい露出補
正をし忘れて、背景の雪の反射で人物の顔が黒くつぶれ
てしまうことがよくある。また必要な補正量は光の状況
によって微妙に異なるので、露出補正を忘れずに行って
いても、当該露出補正により意図する露出が得られると
は限らない。
【0006】ところで、このような撮影装置は、一般
に、誤操作防止のため操作部材が必要以上に突出しない
ように設計されている。確かに、撮影者が素手で操作す
るのであれば、不便を生じることはない。しかし、スキ
ー場で撮影者が手袋をしたまま操作部材の操作を行う
と、かえってこのように設計されていることが誤操作の
もとになる可能性があった。また、装置外観を一見した
だけでは現在露出補正が行われているかどうか判断しに
くいので、露出補正スイッチの誤操作により実際には露
出補正が行われていなくても、撮影者が、このことに気
付かない場合もある。だからといって操作部材の突出量
を通常より増やせば、今度は素手で操作する際の操作性
に支障をきたすことになる。だから、このような撮影装
置をスキー場で使用する場合には、撮影者は、通常より
も動きづらい状態であるにもかかわらず、いちいち手袋
を外してから撮影を行わなければならなかった。
に、誤操作防止のため操作部材が必要以上に突出しない
ように設計されている。確かに、撮影者が素手で操作す
るのであれば、不便を生じることはない。しかし、スキ
ー場で撮影者が手袋をしたまま操作部材の操作を行う
と、かえってこのように設計されていることが誤操作の
もとになる可能性があった。また、装置外観を一見した
だけでは現在露出補正が行われているかどうか判断しに
くいので、露出補正スイッチの誤操作により実際には露
出補正が行われていなくても、撮影者が、このことに気
付かない場合もある。だからといって操作部材の突出量
を通常より増やせば、今度は素手で操作する際の操作性
に支障をきたすことになる。だから、このような撮影装
置をスキー場で使用する場合には、撮影者は、通常より
も動きづらい状態であるにもかかわらず、いちいち手袋
を外してから撮影を行わなければならなかった。
【0007】一方、スピードライトからの微小な発光を
利用して調光対象領域を決定する撮影装置等には、モニ
ター発光を行うための機構を備えたスピードライトと、
被写体からの反射光を測光するための調光センサ等の特
別な機構が必要であり、このことは高コストの一因にも
なっていた。
利用して調光対象領域を決定する撮影装置等には、モニ
ター発光を行うための機構を備えたスピードライトと、
被写体からの反射光を測光するための調光センサ等の特
別な機構が必要であり、このことは高コストの一因にも
なっていた。
【0008】そこで、本発明は、スキー場での撮影に適
した露出補正を容易に行うことができる撮影装置を安価
に提供することをひとつの目的とする。また、このよう
な撮影装置の使用時の誤操作を防止することをひとつの
目的とする。また、このような撮影装置において、スキ
ー場での容易な操作を実現することを目的とする。
した露出補正を容易に行うことができる撮影装置を安価
に提供することをひとつの目的とする。また、このよう
な撮影装置の使用時の誤操作を防止することをひとつの
目的とする。また、このような撮影装置において、スキ
ー場での容易な操作を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明は、撮影に関する第一の設定を行なう第一の設定部
材と、撮影に関する第二の設定を行なう第二の設定部材
とを備えた撮影装置であって、前記第一の設定部材と前
記第二の設定部材は、各々、前記撮影装置の上面部とほ
ぼ同じ高さである第一の位置と、前記第一の位置から所
定の高さである第二の位置との間で突出可能に配設され
ており、前記第一の設定部材が前記第一の位置の位置に
あるとき前記第二の設定部材を前記第二の位置に突出さ
せ、前記第一の設定部材が前記第二の位置のあるときに
前記第二の設定部材を前記第一の位置へ復帰させる連動
部材を設けたことを特徴とする撮影装置を提供する。
発明は、撮影に関する第一の設定を行なう第一の設定部
材と、撮影に関する第二の設定を行なう第二の設定部材
とを備えた撮影装置であって、前記第一の設定部材と前
記第二の設定部材は、各々、前記撮影装置の上面部とほ
ぼ同じ高さである第一の位置と、前記第一の位置から所
定の高さである第二の位置との間で突出可能に配設され
ており、前記第一の設定部材が前記第一の位置の位置に
あるとき前記第二の設定部材を前記第二の位置に突出さ
せ、前記第一の設定部材が前記第二の位置のあるときに
前記第二の設定部材を前記第一の位置へ復帰させる連動
部材を設けたことを特徴とする撮影装置を提供する。
【0010】
【作用】本発明に係る撮影装置によれば、前記連動部材
は、前記第一の設定部材の位置に応じて、前記第二の設
定部材の位置を変更する。すなわち、前記第一の設定部
材が前記第一の位置の位置にあるときには、前記第二の
設定部材を前記第二の位置に突出させ、前記第一の設定
部材が前記第二の位置のあるときには、前記第二の設定
部材を前記第一の位置へ復帰させる。
は、前記第一の設定部材の位置に応じて、前記第二の設
定部材の位置を変更する。すなわち、前記第一の設定部
材が前記第一の位置の位置にあるときには、前記第二の
設定部材を前記第二の位置に突出させ、前記第一の設定
部材が前記第二の位置のあるときには、前記第二の設定
部材を前記第一の位置へ復帰させる。
【0011】このように、前記第一の設定部材によって
前記第一の設定が正確に行なわれた時にだけ通常の状態
よりも前記第二の設定部材が突出するので、万一、前記
第一の設定部材の操作を誤ったとしても、撮影者が誤操
作に気付かず撮影を続行する可能性が少ない。
前記第一の設定が正確に行なわれた時にだけ通常の状態
よりも前記第二の設定部材が突出するので、万一、前記
第一の設定部材の操作を誤ったとしても、撮影者が誤操
作に気付かず撮影を続行する可能性が少ない。
【0012】このような撮影装置において、前記第一の
設定部材を、スキー場での露出補正の開始と終了の指示
を受け付ける設定部材とし、前記第二の設定部材を、ス
キー場で頻繁に使用することになる設定部材にすれば、
前記第一の設定部材が前記スキー場での露出補正の開始
の指示を受け付けた状態である前記第一の位置にある場
合に前記第二の設定部材が前記第二の位置まで突出する
ので、撮影者は、スキー場で手袋を装着したままでも前
記第二の設定部材をスムーズに操作することができる。
また、前記第一の設定部材が前記スキー場での露出補正
の終了の指示を受け付けた状態である前記第二の位置に
ある場合には、前記第二の設定部材が、通常の状態であ
る前記第一の位置まで復帰するので、素手による操作時
にも、撮影者が違和感を感じたり、撮影者の操作上に支
障を来すことがない。
設定部材を、スキー場での露出補正の開始と終了の指示
を受け付ける設定部材とし、前記第二の設定部材を、ス
キー場で頻繁に使用することになる設定部材にすれば、
前記第一の設定部材が前記スキー場での露出補正の開始
の指示を受け付けた状態である前記第一の位置にある場
合に前記第二の設定部材が前記第二の位置まで突出する
ので、撮影者は、スキー場で手袋を装着したままでも前
記第二の設定部材をスムーズに操作することができる。
また、前記第一の設定部材が前記スキー場での露出補正
の終了の指示を受け付けた状態である前記第二の位置に
ある場合には、前記第二の設定部材が、通常の状態であ
る前記第一の位置まで復帰するので、素手による操作時
にも、撮影者が違和感を感じたり、撮影者の操作上に支
障を来すことがない。
【0013】
【実施例】以下、添付の図面を参照しながら、本発明に
係る一実施例について説明する。
係る一実施例について説明する。
【0014】まず、本発明に係る撮影装置の一態様であ
るカメラの基本的な構成について説明する。なお、ここ
では撮影レンズ20とカメラボディ30が一体となって
いるタイプのカメラを一例として挙げるが、本実施例に
係るカメラは、例えば一眼レフレックスカメラ等のよう
な、カメラボディ30に撮影レンズ20を装着させるタ
イプのものであっても構わない。また、本発明に係る撮
影装置の一態様として実現可能なものとしては、以下の
説明に用いるカメラに限らず、ビデオカメラ等の他の撮
影装置を挙げることもできる。
るカメラの基本的な構成について説明する。なお、ここ
では撮影レンズ20とカメラボディ30が一体となって
いるタイプのカメラを一例として挙げるが、本実施例に
係るカメラは、例えば一眼レフレックスカメラ等のよう
な、カメラボディ30に撮影レンズ20を装着させるタ
イプのものであっても構わない。また、本発明に係る撮
影装置の一態様として実現可能なものとしては、以下の
説明に用いるカメラに限らず、ビデオカメラ等の他の撮
影装置を挙げることもできる。
【0015】図1(a)及び図1(b)は、本実施例に
係るカメラの外観図である。
係るカメラの外観図である。
【0016】図1(a)及び図1(b)において、10
は、レリーズスイッチである。本実施例に係るカメラで
は、このレリーズスイッチ10が半押しされると、被写
体の自動合焦動作や測光動作等が実行され、このレリー
ズスイッチ10が全押しされると、撮影動作が実行され
る。なお、被写体の焦点検出は、焦点検出窓23を用い
て行なわれ、被写体の測光は測光窓22を用いて行なわ
れる。
は、レリーズスイッチである。本実施例に係るカメラで
は、このレリーズスイッチ10が半押しされると、被写
体の自動合焦動作や測光動作等が実行され、このレリー
ズスイッチ10が全押しされると、撮影動作が実行され
る。なお、被写体の焦点検出は、焦点検出窓23を用い
て行なわれ、被写体の測光は測光窓22を用いて行なわ
れる。
【0017】6は、スキー場での撮影時に押下されて使
用されるスキーモードスイッチである。このスキーモー
ドスイッチ6は、使用されていない状態では図1(a)
に示すようにカメラボディ30の上面から所定の位置ま
で突出しており、使用されている状態では図1(b)に
示すようにカメラボディ30の上面とほぼ同じ高さの位
置で停止するようになっている。
用されるスキーモードスイッチである。このスキーモー
ドスイッチ6は、使用されていない状態では図1(a)
に示すようにカメラボディ30の上面から所定の位置ま
で突出しており、使用されている状態では図1(b)に
示すようにカメラボディ30の上面とほぼ同じ高さの位
置で停止するようになっている。
【0018】15は、撮影モードを切り替えるための撮
影モード切替ダイヤルであり、詳細は後述するがスキモ
ードスイッチ6の状態に応じて当該撮影モード切替ダイ
ヤルの高さが変わるようになっている。なお、本実施例
に係るカメラでは、撮影モード切替ダイヤル15の回転
操作により、スポーツモード、クローズアップモード、
ポートレートモード等の複数の撮影モードの内から所望
の撮影モードを選択することができるようになってい
る。なお、撮影モードについての詳細は後述する。
影モード切替ダイヤルであり、詳細は後述するがスキモ
ードスイッチ6の状態に応じて当該撮影モード切替ダイ
ヤルの高さが変わるようになっている。なお、本実施例
に係るカメラでは、撮影モード切替ダイヤル15の回転
操作により、スポーツモード、クローズアップモード、
ポートレートモード等の複数の撮影モードの内から所望
の撮影モードを選択することができるようになってい
る。なお、撮影モードについての詳細は後述する。
【0019】13は、設定した撮影モード等を表示する
表示部である。本実施例では、例えば図1(b)の状
態、すなわちスキーモードスイッチ6が押下されたとき
には、この表示部13に、現在スキーモードが設定され
ていることが表示される。
表示部である。本実施例では、例えば図1(b)の状
態、すなわちスキーモードスイッチ6が押下されたとき
には、この表示部13に、現在スキーモードが設定され
ていることが表示される。
【0020】ファインダー窓24及び閃光発光窓25は
周知のものであるので、ここでは説明を省略する。
周知のものであるので、ここでは説明を省略する。
【0021】図2は、ファインダー内の表示16を示し
た図であり、このファインダー内には、近設撮影時撮影
範囲17、焦点検出範囲18が表示される。また、ファ
インダー内には、現在設定中の撮影モードを表すスキー
モードキャラクター19が表示される。例えばスキーモ
ードスイッチ6が押下された場合には、スキーモードが
設定されていることを表すスキーモードキャラクター1
9が表示される。
た図であり、このファインダー内には、近設撮影時撮影
範囲17、焦点検出範囲18が表示される。また、ファ
インダー内には、現在設定中の撮影モードを表すスキー
モードキャラクター19が表示される。例えばスキーモ
ードスイッチ6が押下された場合には、スキーモードが
設定されていることを表すスキーモードキャラクター1
9が表示される。
【0022】図3は、図1のカメラの構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【0023】CPU1は、本実施例に係るカメラ全体を
制御するものであり、焦点検出素子7と焦点検出回路8
とから構成される焦点検出装置の焦点検出結果に基づい
て、AF駆動回路9を制御する。また、CPU1は、受
光素子2と測光回路3とから構成される測光装置の測光
結果に基づいて露出演算回路4を制御すると共に、スキ
ーモードスイッチ6が押下されているときに、露出量+
2EV補正するように、露出補正回路4を制御する。さ
らに、CPU1は、撮影モード切り換えダイヤル15に
より設定された撮影モードと、測光装置の測光結果に基
づいてシャッタースピードと絞り値とを決定する。ま
た、CPU1は、閃光発光回路11と、閃光発光部12
とを制御する。
制御するものであり、焦点検出素子7と焦点検出回路8
とから構成される焦点検出装置の焦点検出結果に基づい
て、AF駆動回路9を制御する。また、CPU1は、受
光素子2と測光回路3とから構成される測光装置の測光
結果に基づいて露出演算回路4を制御すると共に、スキ
ーモードスイッチ6が押下されているときに、露出量+
2EV補正するように、露出補正回路4を制御する。さ
らに、CPU1は、撮影モード切り換えダイヤル15に
より設定された撮影モードと、測光装置の測光結果に基
づいてシャッタースピードと絞り値とを決定する。ま
た、CPU1は、閃光発光回路11と、閃光発光部12
とを制御する。
【0024】さて、本発明に係るカメラを使用すれば、
露出補正についての知識が乏しい撮影者であっても、ス
キー場での撮影に適した露出補正を容易に行うことがで
きる。また、このとき撮影者は、手袋を外さなくてもス
ムーズに撮影を行うことができる。以下、この詳細につ
いて説明する。
露出補正についての知識が乏しい撮影者であっても、ス
キー場での撮影に適した露出補正を容易に行うことがで
きる。また、このとき撮影者は、手袋を外さなくてもス
ムーズに撮影を行うことができる。以下、この詳細につ
いて説明する。
【0025】まず、スキー場での撮影に適した露出補正
を行うための処理について説明する。
を行うための処理について説明する。
【0026】撮影者がスキーモードスイッチ6を押下す
ると、CPU1は、スキー場に適した撮影を行うことが
できるように、露出演算回路4が算出した露出を既定の
露出補正量だけプラス側に補正する。本実施例では、撮
影者がスキーモードスイッチ6によりスキーモードの設
定を行うと、露出が+2EV補正されるように予め設定
されている。例えば、補正前の露出がEV14、フィル
ム感度がISO 100である場合に、スキーモードス
イッチ6によりスキーモード設定が行われたとする。さ
らに、CPU1は、撮影者が撮影モード切換ダイヤル1
5によりスポーツモードを選択した場合には、シャッタ
ースピードを1/500、撮影レンズの絞りを5.6に
各々設定し、撮影者が撮影モード切換ダイヤル15によ
りクローズアップモードを選択した場合には、シャッタ
ースピードを1/125、撮影レンズの絞りを11にそ
れぞれ設定し、撮影者が撮影モード切換ダイヤル15に
よりポートレートモードを選択した場合には、シャッタ
ースピードを1/250、撮影レンズの絞りを8にそれ
ぞれ設定する。なお、本実施例に係るカメラにおい
て、、必ずしも、撮影モードを上記3種類だけに限定す
る必要はない。例えば、これら以外の別の撮影モードを
設ければ、本実施例に係るカメラにおいて、スキーモー
ドと撮影モードの上述以外の組合せによる自動露出補正
が行なわれるようにすることも可能である。
ると、CPU1は、スキー場に適した撮影を行うことが
できるように、露出演算回路4が算出した露出を既定の
露出補正量だけプラス側に補正する。本実施例では、撮
影者がスキーモードスイッチ6によりスキーモードの設
定を行うと、露出が+2EV補正されるように予め設定
されている。例えば、補正前の露出がEV14、フィル
ム感度がISO 100である場合に、スキーモードス
イッチ6によりスキーモード設定が行われたとする。さ
らに、CPU1は、撮影者が撮影モード切換ダイヤル1
5によりスポーツモードを選択した場合には、シャッタ
ースピードを1/500、撮影レンズの絞りを5.6に
各々設定し、撮影者が撮影モード切換ダイヤル15によ
りクローズアップモードを選択した場合には、シャッタ
ースピードを1/125、撮影レンズの絞りを11にそ
れぞれ設定し、撮影者が撮影モード切換ダイヤル15に
よりポートレートモードを選択した場合には、シャッタ
ースピードを1/250、撮影レンズの絞りを8にそれ
ぞれ設定する。なお、本実施例に係るカメラにおい
て、、必ずしも、撮影モードを上記3種類だけに限定す
る必要はない。例えば、これら以外の別の撮影モードを
設ければ、本実施例に係るカメラにおいて、スキーモー
ドと撮影モードの上述以外の組合せによる自動露出補正
が行なわれるようにすることも可能である。
【0027】このように、本実施例に係るカメラによれ
ば、CPU1が露出を既定の露出補正量だけ補正し、か
つ、選択された撮影モードに応じてシャッタースピード
と撮影レンズの絞りとを適正な値に設定するので、露出
補正についての知識が乏しい撮影者であっても、意図し
た露出による撮影を容易に行うことができる。
ば、CPU1が露出を既定の露出補正量だけ補正し、か
つ、選択された撮影モードに応じてシャッタースピード
と撮影レンズの絞りとを適正な値に設定するので、露出
補正についての知識が乏しい撮影者であっても、意図し
た露出による撮影を容易に行うことができる。
【0028】さて、本実施例に係るカメラによれば、撮
影者は、このような操作を手袋を外さずにスムーズに行
うことができる。以下、この詳細について図4を参照し
ながら説明する。
影者は、このような操作を手袋を外さずにスムーズに行
うことができる。以下、この詳細について図4を参照し
ながら説明する。
【0029】撮影モード切替ダイヤル15は、通常のカ
メラに用いられる手動のフィルム巻き上げレバーやシャ
ッタースピード切替ダイヤルと同様な回転機構(不図
示)によって回転することができるようになっている。
そして、スキーモードスイッチ6と撮影モード切替ダイ
ヤル15は、それぞれ、中央付近に支点を有する軸41
の両端で支持されている。ただし、撮影モード切替ダイ
ヤル15は、回転可能に上下するように前記回転機構
(不図示)と一体となって軸の一端に支持される。ま
た、スキーモードスイッチ6と撮影モード切替ダイヤル
15は、それぞれ、ストッパ42a,42bにより、片
方が突出し、かつ他方が突出していない状態で固定され
るようになっている。そして、スキーモードスイッチ6
と撮影モード切替ダイヤル15は、それぞれ、スキーモ
ードスイッチ6と撮影モード切替ダイヤル15の内の突
出した方の押し下げによって上記の固定状態を解除した
後、固定状態が解除される前の状態と逆の状態になるよ
うに、軸41を動かすバネ機構43a,43bを備え
る。
メラに用いられる手動のフィルム巻き上げレバーやシャ
ッタースピード切替ダイヤルと同様な回転機構(不図
示)によって回転することができるようになっている。
そして、スキーモードスイッチ6と撮影モード切替ダイ
ヤル15は、それぞれ、中央付近に支点を有する軸41
の両端で支持されている。ただし、撮影モード切替ダイ
ヤル15は、回転可能に上下するように前記回転機構
(不図示)と一体となって軸の一端に支持される。ま
た、スキーモードスイッチ6と撮影モード切替ダイヤル
15は、それぞれ、ストッパ42a,42bにより、片
方が突出し、かつ他方が突出していない状態で固定され
るようになっている。そして、スキーモードスイッチ6
と撮影モード切替ダイヤル15は、それぞれ、スキーモ
ードスイッチ6と撮影モード切替ダイヤル15の内の突
出した方の押し下げによって上記の固定状態を解除した
後、固定状態が解除される前の状態と逆の状態になるよ
うに、軸41を動かすバネ機構43a,43bを備え
る。
【0030】このような機構により、図4(a)に示す
状態において、撮影者がスキーモードスイッチ6を押下
してスキーモードの設定を行うと、図4(b)に示すよ
うに撮影モード切替ダイヤル15が所定の位置まで突出
する。その結果、撮影者は手袋を装着したままでも撮影
モード切替ダイヤル15の回転操作が行ないやすくな
る。このとき、万一、手袋を装着していることが原因で
スキーモードスイッチ6の操作を誤ったとしても、図4
(b)に示すように、スキーモード設定時にだけ撮影モ
ード切替ダイヤル15が通常状態よりも突出し、現在ス
キーモード設定中であることが装置外観から一目瞭然と
なるので、撮影者が誤操作に気付かず撮影を続行する可
能性が少ない。また、スキーモード解除時には、撮影モ
ード切替ダイヤル15が前述の機構によって通常の状態
(図4(a)に示した状態)に戻るので、通常状態での
撮影時すなわち撮影者が素手で操作を行う場合にも、違
和感を感じたり操作上の支障を来すことがない。
状態において、撮影者がスキーモードスイッチ6を押下
してスキーモードの設定を行うと、図4(b)に示すよ
うに撮影モード切替ダイヤル15が所定の位置まで突出
する。その結果、撮影者は手袋を装着したままでも撮影
モード切替ダイヤル15の回転操作が行ないやすくな
る。このとき、万一、手袋を装着していることが原因で
スキーモードスイッチ6の操作を誤ったとしても、図4
(b)に示すように、スキーモード設定時にだけ撮影モ
ード切替ダイヤル15が通常状態よりも突出し、現在ス
キーモード設定中であることが装置外観から一目瞭然と
なるので、撮影者が誤操作に気付かず撮影を続行する可
能性が少ない。また、スキーモード解除時には、撮影モ
ード切替ダイヤル15が前述の機構によって通常の状態
(図4(a)に示した状態)に戻るので、通常状態での
撮影時すなわち撮影者が素手で操作を行う場合にも、違
和感を感じたり操作上の支障を来すことがない。
【0031】なお、本実施例では突出する操作部材を撮
影モード切替ダイヤル15としたのは、当該撮影モード
切替ダイヤル15が、手袋を装着していると行いにくい
回転操作を伴うためである。したがって、突出する操作
部材を必ずしもこれにする必要はない。ただし、他の操
作部材を突出させるのであれば、手袋装着時の誤操作防
止という観点から、それはスキー場で頻繁に操作する操
作部材であることが好ましい。
影モード切替ダイヤル15としたのは、当該撮影モード
切替ダイヤル15が、手袋を装着していると行いにくい
回転操作を伴うためである。したがって、突出する操作
部材を必ずしもこれにする必要はない。ただし、他の操
作部材を突出させるのであれば、手袋装着時の誤操作防
止という観点から、それはスキー場で頻繁に操作する操
作部材であることが好ましい。
【0032】さて、このように撮影モード切替ダイヤル
15が所定の位置まで突出していても、所望の撮影モー
ドを指定するために、手袋を装着したままで撮影モード
切替ダイヤル15を回転させるのは煩わしい操作であ
る。そこで、以下、本カメラにおける手袋装着時の操作
性を更に向上させるための方法について、図5を参照し
ながら説明する。ただし、図5に示したカメラを構成す
る各部の内で、図1に示したカメラを構成するものと同
様な部分、すなわち図1と図5において共通の符号を付
した部分についての説明は省略する。
15が所定の位置まで突出していても、所望の撮影モー
ドを指定するために、手袋を装着したままで撮影モード
切替ダイヤル15を回転させるのは煩わしい操作であ
る。そこで、以下、本カメラにおける手袋装着時の操作
性を更に向上させるための方法について、図5を参照し
ながら説明する。ただし、図5に示したカメラを構成す
る各部の内で、図1に示したカメラを構成するものと同
様な部分、すなわち図1と図5において共通の符号を付
した部分についての説明は省略する。
【0033】15aは、撮影モードを切り換えるための
撮影モード切換ダイヤルである。この撮影モード切換ダ
イヤル15aの回転操作により、スポーツモード、クロ
ーズアップモード、ポートレートモード等の複数の撮影
モードから所望の撮影モードが選択できるようになって
いる。CPU1は、この撮影モード切換ダイヤル15a
により設定された撮影モードと測光装置の測光結果とに
基づいて、シャッタースピードとレンズ絞りとを所定の
値にそれぞれ設定する。なお、本実施例では、この撮影
モード切換ダイヤル15aは、カメラボディ30の背面
に配設されている。
撮影モード切換ダイヤルである。この撮影モード切換ダ
イヤル15aの回転操作により、スポーツモード、クロ
ーズアップモード、ポートレートモード等の複数の撮影
モードから所望の撮影モードが選択できるようになって
いる。CPU1は、この撮影モード切換ダイヤル15a
により設定された撮影モードと測光装置の測光結果とに
基づいて、シャッタースピードとレンズ絞りとを所定の
値にそれぞれ設定する。なお、本実施例では、この撮影
モード切換ダイヤル15aは、カメラボディ30の背面
に配設されている。
【0034】6は、スキー場での撮影時に押下されて使
用されるスキーモードスイッチである。本実施例におい
て、スキーモードスイッチ6aは4段の多段スイッチで
あり、撮影者が押下する毎に、所定の高さまで突出する
ようになっている。そして、スキーモードスイッチ6a
の各状態には撮影モードが各々対応付けられており、ス
キーモードスイッチ6aの状態に応じて、CPU1が、
対応する撮影モードの設定を実行するようになってい
る。すなわち、使用されていない状態では、スキーモー
ドスイッチ6aは、図5(a)に示すようにカメラボデ
ィ30の上面とほぼ同じ高さの位置で停止している。こ
の状態から撮影者がスキーモードスイッチ6aを一回押
下すると、スキーモードスイッチ6aは、図5(b)に
示すように、所定の高さまで突出して停止する。これが
スキーモードスイッチ6aの1段目の状態であり、スキ
ーモードにおけるスポーツモードが設定された状態であ
る。この1段目の状態から更に撮影者がスキーモードス
イッチ6aを一回押下すると、スキーモードスイッチ6
aは、1段目の状態より低い所定の高さで停止する。こ
れがスキーモードスイッチ6aの2段目の状態であり、
スキーモードにおけるクローズアップモードが設定され
た状態である。この2段目の状態からから更に撮影者が
スキーモードスイッチ6aを一回押下すると、スキーモ
ードスイッチ6aは、2段目の状態より低い所定の高さ
で停止する。これがスキーモードスイッチ6aの3段目
の状態であり、スキーモードにおけるポートレートモー
ドが設定された状態である。この3段目の状態から撮影
者がスキーモードスイッチ6aを一回押下すると、スキ
ーモードスイッチ6aは、図5(a)に示した状態、す
なわちカメラボディ30の上面部とほぼ同じ高さに戻
る。スキーモードスイッチ6aがこうした状態に戻る
と、スキーモードは解除される。なお、スキーモード設
定時には、CPU1は、切換ダイヤル15で設定した撮
影モードよりもスキーモードスイッチ6aで設定した撮
影モードを優先させて、シャッタースピードと撮影レン
ズの絞りをそれぞれ設定する。
用されるスキーモードスイッチである。本実施例におい
て、スキーモードスイッチ6aは4段の多段スイッチで
あり、撮影者が押下する毎に、所定の高さまで突出する
ようになっている。そして、スキーモードスイッチ6a
の各状態には撮影モードが各々対応付けられており、ス
キーモードスイッチ6aの状態に応じて、CPU1が、
対応する撮影モードの設定を実行するようになってい
る。すなわち、使用されていない状態では、スキーモー
ドスイッチ6aは、図5(a)に示すようにカメラボデ
ィ30の上面とほぼ同じ高さの位置で停止している。こ
の状態から撮影者がスキーモードスイッチ6aを一回押
下すると、スキーモードスイッチ6aは、図5(b)に
示すように、所定の高さまで突出して停止する。これが
スキーモードスイッチ6aの1段目の状態であり、スキ
ーモードにおけるスポーツモードが設定された状態であ
る。この1段目の状態から更に撮影者がスキーモードス
イッチ6aを一回押下すると、スキーモードスイッチ6
aは、1段目の状態より低い所定の高さで停止する。こ
れがスキーモードスイッチ6aの2段目の状態であり、
スキーモードにおけるクローズアップモードが設定され
た状態である。この2段目の状態からから更に撮影者が
スキーモードスイッチ6aを一回押下すると、スキーモ
ードスイッチ6aは、2段目の状態より低い所定の高さ
で停止する。これがスキーモードスイッチ6aの3段目
の状態であり、スキーモードにおけるポートレートモー
ドが設定された状態である。この3段目の状態から撮影
者がスキーモードスイッチ6aを一回押下すると、スキ
ーモードスイッチ6aは、図5(a)に示した状態、す
なわちカメラボディ30の上面部とほぼ同じ高さに戻
る。スキーモードスイッチ6aがこうした状態に戻る
と、スキーモードは解除される。なお、スキーモード設
定時には、CPU1は、切換ダイヤル15で設定した撮
影モードよりもスキーモードスイッチ6aで設定した撮
影モードを優先させて、シャッタースピードと撮影レン
ズの絞りをそれぞれ設定する。
【0035】このようにスキーモードスイッチ6に露出
補正機能と撮影モード切替機能とを兼備させれば、撮影
者は、いちいち操作スイッチを確認しなくても、手袋の
装着が原因で操作スイッチの誤認識をすることがなくな
る。また、このようにスイッチ操作をスキー用の手袋を
装着していても比較的簡単に実行できるものに限ること
によって、撮影者はスキー用の手袋を外さなくても簡単
に操作することができる。また、スキーモードスイッチ
6をOFFにした状態では、操作スイッチがカメラボデ
ィ30の上面から突出していないので、このようなカメ
ラは携帯にも便利である。なお、スキーモードスイッチ
6は多段に操作できるものであれば、必ずしも押しボタ
ンスイッチである必要はない。
補正機能と撮影モード切替機能とを兼備させれば、撮影
者は、いちいち操作スイッチを確認しなくても、手袋の
装着が原因で操作スイッチの誤認識をすることがなくな
る。また、このようにスイッチ操作をスキー用の手袋を
装着していても比較的簡単に実行できるものに限ること
によって、撮影者はスキー用の手袋を外さなくても簡単
に操作することができる。また、スキーモードスイッチ
6をOFFにした状態では、操作スイッチがカメラボデ
ィ30の上面から突出していないので、このようなカメ
ラは携帯にも便利である。なお、スキーモードスイッチ
6は多段に操作できるものであれば、必ずしも押しボタ
ンスイッチである必要はない。
【0036】ここで、撮影者がスキーモードスイッチ6
をONにした場合の処理の流れを図6にまとめておく。
なお、図6に示した処理は、本カメラが給電状態にある
間繰り返し行なわれるものである。以下、図6に示した
処理の各ステップのことをSと略記する。
をONにした場合の処理の流れを図6にまとめておく。
なお、図6に示した処理は、本カメラが給電状態にある
間繰り返し行なわれるものである。以下、図6に示した
処理の各ステップのことをSと略記する。
【0037】まず、CPU1は、S100で、スキーモ
ードが設定されていることと、いづれかの撮影モードが
設定されていることを認識すると、S101で、レリー
ズスイッチ10がONにされたかか否かを判断する。な
お、CPU1は、レリーズスイッチ10がONにされた
と判断する迄、S101を繰り返す。さて、CPU1
は、S101でレリーズスイッチ10がONにされたと
判断すると、S102で、測光回路3を制御して、受光
素子2からの測光値に基づいて被写体の輝度を取得する
と共に、焦点検出回路8を制御して、焦点検出素子8か
ら被写体の焦点検出情報を取得する。そして、S103
で、CPU1は、S102において取得した被写体の焦
点検出情報に基づいて、AF駆動回路9を制御し、撮影
レンズ20を駆動する。そして、S104で、CPU1
は、S102において取得した被写体の輝度から露出を
算出し、この露出を、前述したように所定の露出補正量
(+2EV)だけプラス側に補正する。そして、S10
5で、CPU1は、S104において補正された露出が
規定値以上であれば閃光発光が不必要であると判断し、
規定値以下であれば閃光発光が必要であると判断する。
なお、本実施例では、ISO 100のフィルムを使用
しているので、この規定値をEV9としている。さて、
S105において閃光発光が不必要であると判断した場
合には、S106で、CPU1の指示により、本カメラ
において通常時の撮影動作(公知)が実行される。一
方、S105において閃光発光が必要であると判断した
場合には、S107で、CPU1は、閃光発光回路11
を制御して閃光発光部12を発光させる。それとと共
に、CPU1の指示により、本カメラにおいて閃光発光
時の撮影動作(公知)が実行される。ただし、このとき
CPU1は、閃光発光回路11に、通常よりも長い時
間、閃光発光部12を発光させるように指示する。これ
は、スキー場では、背景に高反射率の雪があることが原
因で、測光装置により測定された被写体の輝度から算出
した露出に基づいて判断すると、発光量が少なく被写体
がアンダーになるためである。
ードが設定されていることと、いづれかの撮影モードが
設定されていることを認識すると、S101で、レリー
ズスイッチ10がONにされたかか否かを判断する。な
お、CPU1は、レリーズスイッチ10がONにされた
と判断する迄、S101を繰り返す。さて、CPU1
は、S101でレリーズスイッチ10がONにされたと
判断すると、S102で、測光回路3を制御して、受光
素子2からの測光値に基づいて被写体の輝度を取得する
と共に、焦点検出回路8を制御して、焦点検出素子8か
ら被写体の焦点検出情報を取得する。そして、S103
で、CPU1は、S102において取得した被写体の焦
点検出情報に基づいて、AF駆動回路9を制御し、撮影
レンズ20を駆動する。そして、S104で、CPU1
は、S102において取得した被写体の輝度から露出を
算出し、この露出を、前述したように所定の露出補正量
(+2EV)だけプラス側に補正する。そして、S10
5で、CPU1は、S104において補正された露出が
規定値以上であれば閃光発光が不必要であると判断し、
規定値以下であれば閃光発光が必要であると判断する。
なお、本実施例では、ISO 100のフィルムを使用
しているので、この規定値をEV9としている。さて、
S105において閃光発光が不必要であると判断した場
合には、S106で、CPU1の指示により、本カメラ
において通常時の撮影動作(公知)が実行される。一
方、S105において閃光発光が必要であると判断した
場合には、S107で、CPU1は、閃光発光回路11
を制御して閃光発光部12を発光させる。それとと共
に、CPU1の指示により、本カメラにおいて閃光発光
時の撮影動作(公知)が実行される。ただし、このとき
CPU1は、閃光発光回路11に、通常よりも長い時
間、閃光発光部12を発光させるように指示する。これ
は、スキー場では、背景に高反射率の雪があることが原
因で、測光装置により測定された被写体の輝度から算出
した露出に基づいて判断すると、発光量が少なく被写体
がアンダーになるためである。
【0038】
【発明の効果】本発明に係るカメラによれば、露出補正
についての知識が乏しい撮影者であっても、容易に、ス
キー場での撮影に適した露出補正を行うことができる。
についての知識が乏しい撮影者であっても、容易に、ス
キー場での撮影に適した露出補正を行うことができる。
【0039】また、手袋装着が原因で操作を誤ったとし
ても、スキーモード設定時にだけ、所定の操作部材が通
常の状態より突出するので、撮影者が誤操作に気付かず
撮影を続行するのを防止することができる。このとき、
スキー場で頻繁に操作する操作部材を突出させるように
すれば、手袋装着による誤操作を防止することができ
る。そしてスキーモード解除時には当該操作部材が通常
の状態に戻るので、素手による操作時にも誤操作が少な
くて済む。
ても、スキーモード設定時にだけ、所定の操作部材が通
常の状態より突出するので、撮影者が誤操作に気付かず
撮影を続行するのを防止することができる。このとき、
スキー場で頻繁に操作する操作部材を突出させるように
すれば、手袋装着による誤操作を防止することができ
る。そしてスキーモード解除時には当該操作部材が通常
の状態に戻るので、素手による操作時にも誤操作が少な
くて済む。
【0040】また、モニター発光を行うための機構を備
えたスピードライトや、被写体からの反射光を測光する
ための調光センサ等の特別な機構が必要ないので、製造
コストの削減を図ることができる。
えたスピードライトや、被写体からの反射光を測光する
ための調光センサ等の特別な機構が必要ないので、製造
コストの削減を図ることができる。
【図1】本発明の実施例に係るカメラの外観図の位置で
あり、(a)は、通常撮影時の外観図であり、(b)
は、スキーモード設定時の外観図である。
あり、(a)は、通常撮影時の外観図であり、(b)
は、スキーモード設定時の外観図である。
【図2】図1のファインダー内の表示状態を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図3】図1のカメラの基本的な構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】図2のスキーモードスイッチと撮影モード切換
スイッチとの連動動作を説明するための図である。
スイッチとの連動動作を説明するための図である。
【図5】本発明の他の実施例に係るカメラの外観図であ
り、(a)は、通常撮影時の外観図であり、(b)は、
スキーモード設定時の外観図である。
り、(a)は、通常撮影時の外観図であり、(b)は、
スキーモード設定時の外観図である。
【図6】本発明に係る処理の流れを示すフローチャート
である。
である。
1…CPU、2…受光素子、3…測光回路、4…露出演
算回路、6…スキーモードスイッチ、7…焦点検出素
子、8…焦点検出回路、9…AF駆動回路、10…レリ
ーズスイッチ、11…閃光発光回路、12…閃光発光素
子、13…表示部、15…撮影モード切替ダイヤル、1
6…ファインダー内の表示、17…近接撮影時撮影範
囲、18…焦点検出範囲、19…スキーモードキャラク
ター、20…撮影レンズ
算回路、6…スキーモードスイッチ、7…焦点検出素
子、8…焦点検出回路、9…AF駆動回路、10…レリ
ーズスイッチ、11…閃光発光回路、12…閃光発光素
子、13…表示部、15…撮影モード切替ダイヤル、1
6…ファインダー内の表示、17…近接撮影時撮影範
囲、18…焦点検出範囲、19…スキーモードキャラク
ター、20…撮影レンズ
Claims (6)
- 【請求項1】撮影に関する第一の設定を行なう第一の設
定部材と、撮影に関する第二の設定を行なう第二の設定
部材とを備えた撮影装置であって、 前記第一の設定部材と前記第二の設定部材は、各々、前
記撮影装置の上面部とほぼ同じ高さである第一の位置
と、前記第一の位置から所定の高さである第二の位置と
の間で突出可能に配設されており、 前記第一の設定部材が前記第一の位置の位置にあるとき
前記第二の設定部材を前記第二の位置に突出させ、前記
第一の設定部材が前記第二の位置のあるときに前記第二
の設定部材を前記第一の位置へ復帰させる連動部材を設
けたことを特徴とする撮影装置。 - 【請求項2】請求項1記載の撮影装置であって、 被写体の露出補正を行なう露出補正回路と、 前記第一の位置にあるときに、前記露出補正回路を制御
して前記被写体が明るくなるように所定の露出補正量を
加算する露出補正を行なう制御装置とを備えていること
を特徴とする撮影装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の撮影装置であっ
て、 前記第二の設定部材は、回転操作を行なうダイヤルスイ
ッチであり、前記回転操作によりシャッター速度と絞り
値との組合せを設定することを特徴とする撮影装置。 - 【請求項4】撮影に関する第一の設定を行なう第一の設
定部材と、被写体の露出補正を行なう露出補正回路とを
備えた撮影装置であって、 前記第一の設定部材は、前記撮影装置の上面部とほぼ同
じ高さである第一の位置と、前記第一の位置から所定の
高さを有する第二の位置との間で突出可能に配設されて
おり、 前記第一の設定部材が前記第二の位置のあるときに、前
記露出補正回路を制御して前記被写体が明るくなるよう
に所定の露出補正量を加算する露出補正を行なうことを
特徴とする撮影装置。 - 【請求項5】請求項4記載の撮影装置であって、 前記第一の設定部材は、前記第一の位置と前記第二の位
置との間の複数の位置とにあるときに、前記露出補正を
行なうことを特徴とする撮影装置。 - 【請求項6】請求項5記載の撮影装置であって、 前記制御装置は、前記第一の設定部材が前記第一の位置
と前記複数の位置とにあるときに、前記第一の設定部材
の位置に応じて撮影条件を変更することを特徴とする撮
影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7144638A JPH08339006A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7144638A JPH08339006A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08339006A true JPH08339006A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15366721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7144638A Pending JPH08339006A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08339006A (ja) |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP7144638A patent/JPH08339006A/ja active Pending
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