JPH05341360A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH05341360A
JPH05341360A JP14922492A JP14922492A JPH05341360A JP H05341360 A JPH05341360 A JP H05341360A JP 14922492 A JP14922492 A JP 14922492A JP 14922492 A JP14922492 A JP 14922492A JP H05341360 A JPH05341360 A JP H05341360A
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JP
Japan
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flash device
vertical position
camera
strobe
vertical
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Application number
JP14922492A
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English (en)
Inventor
Katsunori Nakamura
中村勝則
Toshiro Matsumoto
松本俊郎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来、カメラに装着され、もしくは内蔵され
ている閃光装置はカメラを横がまえに保持して撮影する
ことを想定して設計されており、従って、カメラを縦が
まえに保持して閃光撮影する場合には適していなかった
のでカメラを縦に保持して閃光撮影する場合にはカメラ
とは別体の閃光装置を使用しなければならなかった。本
発明の目的は、カメラを縦に保持して閃光撮影をする時
にも面倒な操作を要せず、また、画面に露光不足をもた
らすことのない、縦位置閃光撮影に適したカメラを提供
することである。 【構成】 本発明のカメラは、縦位置撮影用閃光装置
と、該閃光装置を制御する制御手段と、を有しているこ
とを特徴とする。また、本発明のカメラは、横位置撮影
用の閃光装置も装備できるようになっており、カメラの
撮影姿勢に応じて両閃光装置のいずれか一方を作動させ
るように選択する選択手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラを縦位置に構えて
閃光撮影をする時にも撮影画面周縁部に露光不足を生ず
る恐れのない縦位置閃光撮影に対応したカメラに関し、
カメラの構え方に応じて最適な配光をできるように構成
された閃光機能付きのカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、縦位置で閃光撮影を行なう場合、
カメラの横位置に対応してペンタプリズム上部等に配設
された内蔵閃光装置や、同様に横位置に対応した内蔵閃
光装置の上部または近接した箇所に配設されたアクセサ
リーシューに装着出来る外付け閃光装置を用いるか、あ
るいは、図9及び図10に示すように上記アクセサリー
シューから専用のケーブル21を介してカメラ1とは別
体の三脚24やカメラに固定可能な閃光装置取付台22
に装着された外部閃光装置23に接続して使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
閃光装置は横位置での閃光撮影のみを考慮して構成され
た閃光装置であり、カメラ横位置に対応して配設された
内蔵閃光装置や外付け用閃光装置による縦位置での閃光
撮影においては縦位置画角に対して閃光装置がズレてい
る為撮影する主被写体に影が出てしまい、写真として見
ばえの良くないものになってしまうという問題があっ
た。
【0004】又、この様に影が出ない様にする為にはカ
メラ外周部の横位置閃光撮影用に配設されたアクセサリ
ーシューから専用の接続ケーブルを介して外部閃光装置
に接続し、その閃光装置の位置を変えたり角度や設定を
変えなければならないので操作が非常に面倒であり、主
被写体を見た後にすぐに撮影することはできない。さら
にカメラと別体の三脚に横位置方向で固定された閃光装
置を使用して縦位置での閃光撮影を行なう様な場合、前
述と同様に影が出るばかりでなく、閃光装置の配光が通
常の横方向に対応させている為、縦画面の上下が暗くな
ったり、閃光装置の角度が被写体とズレていた場合には
画面の上部又は画面の下部が暗くなったりしてしまう。
【0005】また、カメラの横位置内蔵閃光装置、もし
くは横位置外付け閃光装置と、カメラ外周部から接続さ
れた外部閃光装置の2個を使用する場合、カメラ姿勢の
縦位置、横位置に対応させて各閃光装置の電源スイッチ
や連動操作部材を設ければならないが、そのように構成
されたカメラは従来はなかった。
【0006】本発明の目的は、カメラを縦構えにしてス
トロボ撮影をするのに好適な構成及び機能を有したカメ
ラを提供することであり、横位置用閃光装置及び縦位置
用閃光装置を撮影状況に応じて選択制御することのでき
る機能を有したカメラを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラは、
カメラを縦構えに保持してストロボ撮影をする時には通
常の横位置(横構えで)ストロボ撮影の場合と同じよう
に何らの面倒な作業をすることなく迅速に撮影態勢に入
ることができ、また、縦位置ストロボ撮影をしても撮影
された写真の上下縁部に露光不足が生じたりすることは
ない。
【0008】本発明のカメラは、横位置用閃光装置のた
めの制御手段とともに縦位置用閃光装置のための制御手
段を内蔵しており、横位置用閃光装置と縦位置用閃光装
置とを装備できるように構成されている。また、本発明
のカメラにはカメラの撮影時の姿勢に応じて該横位置用
閃光装置を作動させるが該縦位置用閃光装置を作動させ
るかを選択する閃光装置選択手段が設けられており、撮
影時におけるカメラの構え方に応じて該両閃光装置のい
ずれか一方を作動させるようになっている。
【0009】
【実施例】以下に図1乃至図7を参照して本発明による
カメラの実施例について説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例のカメラにおい
て、主として電気的な構成を示した概略図である。
【0011】図1において、MPUはカメラ内のすべて
の装置の動作を制御するとともにカメラに装着されるア
クセサリーの動作の制御を行なうマイクロプロセッサー
ユニット、IFICはカメラ内蔵のストロボ装置や外付
けのストロボ装置の回路や不図示のレンズ内の電子回路
及びセンサー類と前記MPUとのインターフェースを行
なうICである。MPUには、レンズを通った光をファ
インダー部で測光する測光回路と、図5に示す横位置用
内蔵閃光装置(以後、閃光装置をストロボと略記す)の
ズーミングを制御するズーミング回路1と、図6に示す
縦位置用内蔵ストロボのズーミングを制御するズーミン
グ回路2と、が接続されている。又、このMPUはカメ
ラの操作や動作に対応した以下の種々のスイッチの状態
の読み取りも行なっている。
【0012】スイッチS1−1及びS1−2はカメラの
横位置用レリーズボタンの押下げに連動するスイッチ
で、該ボタンの第1ストロークの押下げでスイッチS1
−1がONとなってMPUの作動が開始し、測光演算等
が行なわれ、さらに該ボタンを第2ストロークまで押下
げるとスイッチS1−2がONとなり、ミラーUP及び
シャッター制御等のいわゆる露出制御が行なわれる。
【0013】S2−1及びS2−2は、カメラを縦位置
で撮影する際に操作し易い位置に設けた縦位置用レリー
ズボタンの操作に連動するスイッチであり、前述のスイ
ッチS1−1及びS1−2と同様の制御が行なわれる。
S3はカメラの姿勢を検出するスイッチであり、たとえ
ば、横位置でOFF、縦位置でON、となるスイッチで
ある。
【0014】S4とS5はカメラ外周部に設けられたア
クセサリーシューの内部に取付けられたスイッチであ
り、カメラの外部に外付けストロボが取付けられた事を
検出するためのものである。スイッチS4は横位置外付
けストロボが取付けされたことを検知し、スイッチS5
は縦位置外付けストロボが取付けられたことを検知す
る。
【0015】スイッチS6−7及びS6−2はカメラ背
面等に設けられた後述の操作ボタンにより操作されるス
イッチであり、カメラ内2箇所に配置された内蔵ストロ
ボやカメラ外周部の2箇所に配置されたアクセサリーシ
ュー部に取付けられる外付けストロボを選択するストロ
ボ選択スイッチであり、該スイッチS6−1及びS6−
2のON及びOFFの組合せによる2ビットの信号がM
PUに入力されるようになっている。
【0016】これらのスイッチの状態をMPUが監視し
てIFICとの通信を行ない、IFICはカメラに内蔵
されたストロボ回路1やストロボ回路2及び外付け用ス
トロボ1及びストロボ2の制御を行なう。
【0017】ストロボ回路1は横位置内蔵ストロボの制
御回路であり、ストロボ回路2は縦位置内蔵ストロボの
制御回路であり、ストロボ1は横位置外付けストロボ、
ストロボ2は縦位置外付けストロボ、である。
【0018】ストロボ1及びストロボ2はIFICを介
してMPUとの通信が可能であり、カメラ側からの制御
データやストロボ側からの制御データが相互にやりとり
される。
【0019】レンズ内の制御回路も同様にMPUとの相
互通信が可能であり、レンズ内制御回路はMPUから伝
送されてくる制御信号を受け、レンズ内制御回路からは
開放FNOや最大及び最小絞り等のデータがMPUに送
られる。
【0020】調光回路はストロボ回路1やストロボ回路
2を介してカメラ内蔵ストロボの発光光量を制御すると
ともに外付けストロボ1及びストロボ2の発光光量を制
御する回路であり、前記各ストロボの発光量データをI
FICに伝達する。IFICはフィルム感度やレンズの
開放絞り等、MPUから送られてきたデータをストロボ
回路1及び2とストロボ1及び2に伝送する。
【0021】MPUに接続されたズーミング回路1及び
ズーミング回路2はレンズ内制御回路から送られてくる
焦点距離情報やズーミング位置情報に対応してカメラ内
蔵ストロボのズーミングを制御することによりカメラ内
蔵ストロボの発光角度を変える。ズーミング回路1は横
位置用内蔵ストロボのズーミングを制御し、ズーミング
回路2は、縦位置用内蔵ストロボのズーミングを制御す
る。
【0022】図2はカメラ背面に配設されたストロボ選
択ボタンを示したものであり、これらの選択ボタンを押
すことによりスイッチS6−1及びS6−2がON又は
OFFとなる。本例ではAUTO,OFF,V,Hの4
つの選択ボタンが設けられている。
【0023】図3は4個のストロボ選択ボタンとスイッ
チS6−1及びS6−2の動作との関係を示しており、
AUTOボタンが押されるとスイッチS6−1及びS6
−2が共にONとなって、それぞれのスイッチ出力が
「1」となってMPUに入力され、Hボタンが押される
とスイッチS6−1がONとなるがスイッチS6−2は
OFFとなるためMPUには「1,0」が入力される。
また、Vボタンが押された時にはスイッチS6−1はO
FFでスイッチS6−2がONとなるのでMPUには
「0,1」が入力される。
【0024】Hボタンはカメラを水平方向(いわゆる横
位置)に保持(横構えにして)してストロボ撮影を行お
うとする時に撮影者によって操作されるボタンであり、
Vボタンはカメラを垂直方向(いわゆる縦位置)に保持
してストロボ撮影を行おうとする時に撮影者によって操
作されるボタンである。撮影者が横位置あるいは縦位置
を自分では決定せずストロボ撮影をする時にはAUTO
ボタンを押しておくと、撮影者がカメラを構える構え方
をカメラが自動的に検出し、どのストロボを発光させる
かを自動的に決定する。OFFボタンはストロボ撮影を
しない時に押されるボタンである。
【0025】次に、ストロボ選択によりカメラのストロ
ボ制御がどの様なシーケンスで行われるかについて図を
参照しつつ説明する。
【0026】図4はカメラの制御動作の全シーケンス中
でストロボ選択に関するシーケンスを抜き出した図であ
り、このストロボ選択に関するシーケンスはMPUのメ
インプログラムに対するサブルーチンとして構成されて
いる。
【0027】カメラの使用時においてMPUはスイッチ
S1−1あるいはスイッチS2−1がONされるとカメ
ラ内の各スイッチの読み取りを行ない、その途中でこの
サブルーチンに入る事になる。まず、最初に(S10
0)でストロボ選択スイッチS6−1及びS6−2の状
態を読み取り、AUTOボタンが押されていれば(S1
01)でカメラがどの様な姿勢で構えられているかを縦
横検知スイッチS3の状態により検知する。この縦横検
知スイッチS3がONとなっていた場合には図6に示す
様な縦位置姿勢での撮影と判断して次の(S102)へ
移行する。(S102)では上記縦位置撮影に際してカ
メラに外付けストロボが取り付けられているか否かを縦
位置外付けストロボ検知スイッチS5の状態から判断す
る。この結果、縦位置外付けストロボが装着されていな
ければ(S103)の縦位置内蔵ストロボ制御に移行
し、縦位置外付けストロボ(ストロボ2)が装着されて
いれば(S104)の縦位置外付けストロボ制御へ移行
する。
【0028】本実施例では外付けストロボが装着された
場合には内蔵ストロボの作動を禁止している。その理由
は外付けストロボと内蔵ストロボとの衝突を防止するた
めである。一般に外付けストロボ用のアクセサリーシュ
ーを内蔵ストロボの収納部上部に設けているカメラが多
いので、そのようなカメラでは外付けストロボと内蔵ス
トロボとが衝突をしてしまう恐れがあり、そのような衝
突を避けるために本実施例では縦位置内蔵ストロボと縦
位置外付けストロボとの併用は出来ないように構成して
いる。なお、これは横位置内蔵ストロボと横位置外付け
ストロボにおいても同様である。
【0029】次に(S100)においてストロボ選択ス
イッチS6−1及びS6−2に連動する選択ボタンH又
はV(横位置又は縦位置)が押されていると撮影者の任
意ストロボ選択となり、(S105)へ移行し、再度、
ストロボ選択スイッチを読み取り、Hボタンが押されて
いるかVボタンが押されているかを判断し、その結果、
横位置ストロボ選択であれば(S106)で(S10
2)と同様に横位置外付けストロボが装着されているか
否かを横位置外付けストロボ検知スイッチS4にて判断
する。この結果、横位置外付けストロボが装着されてい
なければ(S107)の横位置内蔵ストロボ制御に移行
し、横位置外付けストロボ(ストロボ1)が装着されて
いれば(S108)の横位置外付けストロボ制御へ移項
する。
【0030】(S105)においてVボタンの操作によ
り縦位置ストロボ選択がなされていれば(S102)へ
移行し、前記同様に縦位置外付けストロボの装着の有無
についての判断を行なう。
【0031】また、AUTOボタンが押されており、且
つ、(S101)で縦横検知スイッチS3の状態がOF
Fであった場合には横位置での撮影姿勢であると判断し
て(S106)へ移行し、横位置内蔵ストロボ制御か、
横位置外付けストロボ制御かの判断を行なう。
【0032】一方、(S100)でストロボ選択ボタン
OFFが押されていた場合には(S109)でカメラの
モードチェックに移行する。ここで言うカメラのモード
チェックとは、TV(シャッター優先AE)、AV(絞
り優先AE)、M(マニュアル)、P(プログラム)、
等の撮影者の意思で選択できるモード(以下クリエイテ
ィブモードと称する)か、あるいは撮影者が特定のモー
ドを選択せずにカメラのMPUが自動的に選択するモー
ド(以下全自動モードと称する)かを判定する事であ
る。もし全自動モードであれば(S101)へ移行し、
AUTOボタンが押されている場合と同じシーケンスと
なる。これはこの全自動モードを選択するユーザーが初
心者に多いことと、ストロボ選択ボタンを押し忘れたま
までストロボ撮影を行った時にも露光不足が生じないよ
うにする為である。一方、クリエイティブモードではカ
メラの知識のある撮影者によるものと判断し、(S11
0)の強制任意ストロボ制御へ移行する。
【0033】強制任意ストロボ制御とは、ストロボ選択
スイッチがOFFでも横位置又は縦位置内蔵ストロボを
手動又は不図示のプッシュボタン等で自動的にストロボ
撮影モードに出来、外付けストロボを使用する場合であ
っても横位置縦位置外付けストロボをカメラが制御可能
な状態で装着する事によりストロボ撮影モードになる様
にしておけば、この様に任意に設定したストロボを強制
的にストロボ制御出来るものである。(S110)の強
制任意ストロボ制御から(S102),(S106)へ
の移行は上記のどのストロボが強制的に設定されている
のかを判断する為であり、ストロボ選択スイッチのAU
TO又はHかVの場合との区別は、(S110)で強制
ストロボフラグをセットする事により判別を行なう事が
出来る。その為強制任意ストロボ制御では、横位置スト
ロボと縦位置ストロボとの併用2灯発光が可能となる。
この強制任意ストロボ制御ではストロボ撮影を前提とな
り、TV,AV,P等の制御もストロボ優先のプログラ
ムへシフトされる。この2灯発光における撮影利点とし
ては1灯事に比べ被写体の影が少なくなる事は言うまで
もなく、例えば縦位置撮影において横位置側に発光角度
を変更出来る様なストロボをバウンス光として、縦位置
側のストロボを主被写体への発光とすると、その効果は
大である。
【0034】前述の図4で示した様に、ストロボ選択が
AUTOの場合はカメラ撮影姿勢に対応して自動的に縦
あるいは横のストロボ選択を行ない、ストロボ選択がH
又はVの時は任意にその選択した縦あるいは横のストロ
ボを設定する。
【0035】又、ストロボ選択がOFFの時はカメラの
撮影モードに対応したストロボ選択となる。
【0036】以上のサブルーチン化されたストロボ選択
においてどのストロボ制御が選択されたかを判断しメイ
ンルーチンへ戻る。その後、MPUでの処理としてはレ
ンズからの情報や測光回路からの情報、ISO感度等に
より演算を行なう。このとき、(S103)縦位置内蔵
ストロボ制御、(S104)縦位置外付ストロボ制御、
(S107)横位置内蔵ストロボ制御、(S108)横
位置外付ストロボ制御、が選択されている場合、上記演
算結果により発光条件であったときは不図示のファイン
ダー内表示にて適正ストロボの使用表示を行なうか、あ
るいはモーター制御等で発光位置まで移動す様にした内
蔵ストロボであれば、選択された内蔵ストロボを自動的
に発光位置まで移動させる様にしても良い。
【0037】この様にカメラ撮影姿勢の縦、横に対応し
たストロボを内蔵あるいは外部からストロボ装着出来る
カメラによれば、ストロボ撮影において使い易い操作と
する事が出来る。
【0038】しかしながら図6の様に縦位置撮影で縦位
置のストロボを発光させる場合横位置ストロボと同じレ
ンズの焦点距離やズーム位置に合わせたストロボのズー
ミング位置であると横位置撮影に対応させた配光特性で
ある為、写真になった結果、写真上下が暗くなってしま
う問題が発生する。
【0039】図8はこの問題を解決する為の縦位置スト
ロボ用のズーム位置変換側である。この図でも解る様
に、横位置ストロボの焦点位置はレンズの焦点距離と対
応させている事を示している。縦位置ストロボの場合
は、写真上下の暗くなる部分までもストロボの光量を得
る為に横位置ストロボよりも広画角に変換する。この変
換処理は図4の(S103)縦位置内蔵ストロボ、(S
104)縦位置外付ストロボ、の制御が選択た場合に行
なわれ、縦位置ストロボの配光特性をカバーする作用と
なる。
【0040】縦位置内蔵ストロボの場合はこの補正デー
タをMPU内で変換してズーミング制御を行ない、縦位
置外付ストロボの場合はIFICを介して、補正したデ
ータをMPUから送信しズーミング補正制御を行なう。
【0041】なお、以上に説明した実施例においては、
縦位置閃光撮影用の内蔵閃光装置3及び外付け閃光装置
7の配設箇所をカメラのホールディンググリップ部12
に設けたが、カメラ前面右部、レンズ着脱ボタン11側
に配設してもよい。
【0042】又、カメラの撮影姿勢検知を専用のスイッ
チでは無く、縦位置用レリーズボタン4及び横位置用レ
リーズボタン5のいずれかが操作されたことを検知して
カメラ姿勢を検知するようにしても良い。
【0043】なお、図9の様に外部閃光装置を使用する
場合においても、カメラの撮影姿勢検知により閃光装置
のズーム位置補正を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカメラは
撮影姿勢が縦位置での閃光撮影に対応した縦位置内蔵閃
光装置3又は脱着可能な縦位置外付け閃光装置7を制御
できる制御手段を内蔵しているので、縦位置閃光撮影を
行った時にも横位置閃光撮影と同様に影の無い写真を撮
影することができる。また、本発明のカメラでは撮影機
会到来後、迅速に縦位置撮影を行うことができる。更
に、カメラの撮影姿勢検出手段により縦位置用内蔵閃光
装置、縦位置用外付け閃光装置、横位置用内蔵閃光装
置、横位置用外付け閃光装置を自動的に又は任意に選択
できるので縦位置での閃光撮影のわずらわしさがなく、
シャッターチャンスを逃がさずに縦位置閃光撮影をする
ことができる。
【0045】また、本発明のカメラは閃光装置のズーム
位置補正手段を有しているので、使用閃光装置が縦位置
画面に対して横方向のものであってもズーム位置補正を
行なう事により縦位置画面の上下が暗くなったり撮影し
た主被写体に影が出たりする事を無くす事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカメラにおける電気的構成
の概略図。
【図2】図1の電気的構成を有した該カメラの背面図。
【図3】図2に示したストロボ選択ボタンの操作と該ボ
タンに連動するスイッチの出力との関係を示した図。
【図4】図1の構成においてMPUにおいて行われる制
御動作のフローチャート。
【図5】本実施例のカメラで横位置ストロボ撮影を行う
時のカメラの正面図。
【図6】本実施例のカメラで縦位置ストロボ撮影を行う
時の正面図。
【図7】本発明を適用して構成されたカメラに横位置外
付け閃光装置と縦位置外付け閃光装置とを取付けた状態
の正面図。
【図8】本発明のカメラに設けられた閃光装置ズーム位
置補正手段の機能を示した図。
【図9】従来のカメラによる閃光撮影状態を示した図。
【図10】従来のカメラを用いる縦位置閃光撮影の状態
を示した図。
【符号の説明】 S1−1,S1−2…横位置用レリーズスイッチ S2−1,S2−2…縦位置用レリーズスイッチ S3…姿勢検知スイッチ S4…横位置ストロ
ボ検知スイッチ S5…縦位置ストロボ検知スイッチ S6−1,S6−2…ストロボ選択スイッチ 1…カメラ 2…横位置内蔵スト
ロボ 3…縦位置内蔵ストロボ 4…縦位置レリーズ
ボタン 5…縦位置レリーズボタン 6…レンズ 7…縦位置外付けストロボ 8…横位置外付けス
トロボ 9…縦位置外付けストロボ用アクセサリーシュー 10…横位置外付けトロボ用アクセサリーシュー 11…レンズ着脱ボタン 12…カメラのホー
ルディンググリップ 21…外部ストロボとの接続ケーブル 22…外部ストロボ固定台 23…外部ストロボ 24…三脚

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦位置撮影用閃光装置を内蔵するととも
    に該縦位置撮影用閃光装置を制御する縦位置閃光装置制
    御手段を有していることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 装脱着可能な縦位置撮影用閃光装置を有
    するとともに該縦位置撮影用閃光装置を制御する縦位置
    用閃光装置制御手段を有していることを特徴とするカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 縦位置撮影用閃光装置及び横位置撮影用
    閃光装置を内蔵し、該縦位置撮影用閃光装置を制御する
    縦位置用閃光装置制御手段と、該横位置撮影用閃光装置
    を制御する縦位置用閃光装置制御手段と、撮影姿勢に応
    じて該縦位置撮影用閃光装置と該横位置撮影用閃光装置
    のいずれか一方を作動可能にさせる閃光装置選択手段
    と、を有していることを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 縦位置撮影用閃光装置を内蔵し、装脱着
    可能な横位置撮影用閃光装置を有し、該縦位置撮影用閃
    光装置を制御する縦位置用閃光装置制御手段と、該横位
    置用閃光装置を制御する横位置用閃光装置制御手段と、
    撮影姿勢に応じて該縦位置撮影用閃光装置及び該横位置
    撮影用閃光装置のいずれか一方を作動可能にさせる閃光
    装置選択手段と、を有していることを特徴とするカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 装脱着可能な縦位置撮影用閃光装置と、
    装脱着可能な横位置撮影用閃光装置と、該縦位置撮影用
    閃光装置を制御する縦位置用閃光装置制御手段と、該横
    位置撮影用閃光装置を制御する横位置用閃光装置制御手
    段と、撮影姿勢に応じて該縦位置撮影用閃光装置及び該
    横位置撮影用閃光装置のいずれか一方を作動可能にする
    閃光装置選択手段と、を有しているカメラ。
  6. 【請求項6】 横位置撮影用閃光装置を内蔵し、装脱着
    可能な縦位置撮影用閃光装置を有し、該横位置撮影用閃
    光装置を制御する横位置用閃光装置制御手段と、該縦位
    置用閃光装置を制御する縦位置用閃光装置制御手段と、
    撮影姿勢に応じて該縦位置撮影用閃光装置及び該横位置
    撮影用閃光装置のいずれか一方を作動可能にさせる閃光
    装置選択手段と、を有していることを特徴とするカメ
    ラ。
  7. 【請求項7】 該縦位置撮影用閃光装置がズーム式閃光
    装置であり、該縦位置撮影用閃光装置制御手段がズーム
    制御機能を有しており、該カメラを縦位置にして閃光撮
    影する時には該カメラの撮影光学系の焦点距離やズーム
    位置に対応して該縦位置撮影用閃光装置のズーム位置を
    補正する機能を有していることを特徴とする、請求項1
    ないし6のいずれかのカメラ。
  8. 【請求項8】 該閃光装置選択手段は、カメラ使用者の
    選択操作に応じて該閃光装置を選択する手動選択機能
    と、カメラ使用者の選択操作がなかった場合にカメラ姿
    勢に応じて自動的に該両閃光装置のいずれか一方を選択
    する自動選択機能と、を有していることを特徴とする請
    求項3ないし6のいずれかのカメラ。
JP14922492A 1992-06-09 1992-06-09 カメラ Pending JPH05341360A (ja)

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JP14922492A JPH05341360A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 カメラ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008262141A (ja) * 2007-03-19 2008-10-30 Ricoh Co Ltd ストロボ内蔵カメラ及びカメラ用外付ユニット
US7894720B2 (en) 2006-11-14 2011-02-22 Sony Corporation Shooting system and interface box
JP2018097103A (ja) * 2016-12-12 2018-06-21 株式会社リコー 撮影システム

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