JP2545759B2 - カメラの測光装置 - Google Patents

カメラの測光装置

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JP2545759B2 JP6042769A JP4276994A JP2545759B2 JP 2545759 B2 JP2545759 B2 JP 2545759B2 JP 6042769 A JP6042769 A JP 6042769A JP 4276994 A JP4276994 A JP 4276994A JP 2545759 B2 JP2545759 B2 JP 2545759B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮影画面を複数の測光領
域に分割して測光するマルチ測光回路を備えたTTL方
式のカメラにおける測光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複数の測光方式(例えば平均測
光方式、中央重点測光方式、スポット測光方式)を備
え、これらの測光方式を、外部操作可能な切り換え部材
を操作することにより切り換え可能な測光装置が知られ
ている(例えば特開昭57−84441号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような中央重
点測光方式やスポット測光方式はマルチ測光方式に比べ
ると一種独特な測光方式である。このためマルチ測光方
式を備えたカメラを用いる場合に、使用者は、他の測光
方式よりもマルチ測光方式で測光を行なうことが多々あ
る。このように複数の測光方式を備えるカメラにおいて
は、使用者が用いることの多い測光方式(例えばマルチ
測光方式)というものを備えていることが望ましい。ま
た特別の測光方式(例えば中央重点測光方式やスポット
測光方式)を用いて測光を行なう場合以外は、通常、測
光装置としては頻繁に用いる測光方式(例えばマルチ測
光方式)に設定されていることが望ましい。
【0004】しかしながら従来の測光方式切り換え部材
は、いわゆる状態スイッチ(使用者が切り換え部材の設
定位置を変位せしめた後に操作を解除すると、切り換え
部材は変位後の設定位置に存在し続けるスイッチ)であ
るため、撮影者が測光方式を特別な測光方式(例えば中
央重点測光方式やスポット測光方式等)に設定した後
に、頻繁に用いる測光方式(例えばマルチ測光方式)に
設定し直す動作を忘れると、以後ずっと上述したような
特別な測光方式で測光し続ける恐れがあった。
【0005】本発明の目的は、測光方式を特別な測光方
式に切り換える操作を行った後でも、頻繁に用いる測光
方式への設定の直し忘れのない測光装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために本
発明では、複数の測光方法により測光可能な測光手段
(8,A2,A3,A4)と、外部操作可能であり、該操作により初
期位置から移動位置に変位可能であり、該操作が解除さ
れると該移動位置から該初期位置に自動的に復帰する選
択手段(17,SW1)と備え、前記選択手段は、前記初期位置
にある時に、該複数の測光方式の中から第1の測光方式
を選択して前記測光手段を作動せしめ、前記移動位置に
ある時に、該第1の測光方式とは異なる第2の測光方式
を選択して該測光手段を作動せしめるようにカメラの測
光装置を構成した。
【0007】
【作用】外部操作可能であり、該操作に応じて測光方式
を切り換える選択手段を、該操作が解除されると、該操
作により移動した位置から該操作前の初期位置に自動的
に復帰するよう構成したので、測光方式の切り換え操作
を行った後でも、頻繁に用いる測光方式への設定の直し
忘れがない。
【0008】
【実施例】以下、添付の図面に示された本発明の実施例
について詳しく説明する。図1は本発明の実施例に用い
られる光学系の配置図である。対物レンズ1内の絞り2
を通過した光は、フィルム面3に向かうが、その撮影光
路上に設けられた可動ミラー4により反射され、焦点板
5上に被写体像が結像される。この焦点板5からの光
は、コンデンサレンズ6、ペンタプリズム7を介して観
察される。またその一部はさらに結像レンズ8を介して
受光部9に達し、その受光部上に焦点板5上の被写体像
が結像レンズ8によって再結像される。その受光部9
は、図2の如く、フィルム面3に共役な焦点板5上の撮
影画面を複数の測光領域に分割するように5個のフォト
ダイオードSPD1 〜SPD5 にて構成されている。こ
の5個のフォトダイオードSPD1 〜SPD5 はモザイ
ク状に形成され、撮影画面の周辺領域は4個のフォトダ
イオードSPD1 〜SPD4 にて分割して測光され、ま
た中央領域は撮影画面中心に配置された1個のフォトダ
イオードSPD5 によって測光される。
【0009】図3は、本発明の実施例を示すブロック図
である。破線にて囲まれた測光回路A1 は前述の5個の
フォトダイオードSPD1 〜SPD5 を含み、その5個
のフォトダイオードSPD1 〜SPD5 はそれぞれOP
アンプを介して、分割された測光領域の光に対応した光
電出力P1 〜P5 をそれぞれマルチ測光演算回路A2
出力する。
【0010】一方、図1に示す如き、撮影レンズ1の開
放口径を通過した光をその撮影レンズの焦点面またはそ
の共役面にて測光するいわゆるTTL開放測光方式のカ
メラにおいては、受光部9に達する光量は、レンズの開
放絞り径によって制限され、さらに撮影画面周辺部はビ
グネッティングやコサイン四乗則等により減少する。従
って、撮影画面の各測光領域での光電出力P1 〜P
5 は、分割された各測光領域に対応する被写体輝度BV
1 〜BV5 (アペックス値)に対して、レンズの開放絞
り値AV0 分だけ低下し、さらに中央測光領域では極め
て少なく無視しうる程度のビグネッティング等の影響が
撮影画面の周辺部では大きくなるので周辺領域において
はその光量減少分(開放補正量)γだけ出力レベルが低
下する。従って、分割された各領域のTTL開放測光出
力P1 〜P5 は、 P1 =BV1 −AV0 −γ (1) P2 =BV2 −AV0 −γ (2) P3 =BV3 −AV0 −γ (3) P4 =BV4 −AV0 −γ (4) P5 =BV5 −AV0 (5) となる。
【0011】さて、マルチ測光演算回路A2 は、上記の
TTL開放測光出力P1 〜P5 を入力するとともに、第
1情報設定回路A3 から開放F値補正のための情報とし
て開放絞り値情報AV0 等を受け取り、開放補正量γや
開放F値に対する補正がなされる。その補正方法は、特
開昭56−74226号公等の公開特許公報に開示さ
れ、既に公知であるからここではその詳しい説明は省略
する。
【0012】このマルチ測光演算回路A2 は、測光回路
1 からの開放絞り状態での光電出力P1 〜P5 と第1
情報設定回路A3 からの開放絞り値情報AV0 を受け
て、光電出力P1 〜P5 を適当に処理し、下記の適正測
光出力P6 を出力する。 P6 =BVans −AV0 (6) ここでBVans は、開放測光における周辺測光領域に対
する開放補正量γを加味してマルチ測光演算回路A2
て演算した適正輝度値である。なお、測光回路A 1 とマ
ルチ測光演算回路A2 をもってマルチ測光回路が構成さ
れる。また、このマルチ測光演算回路A2 の処理内容に
ついては、特開昭55−114916号や特開昭57−
42026号の公開特許公報に開示されているので、こ
こでの詳しい説明は省略する。
【0013】このマルチ測光演算回路A2 からの適正測
光出力P6 とフォトダイオードSPD5 からの光電出力
(中央測光出力)P5 ’とは、絞り込みスイッチSW1
からの切り替え信号によって制御される切り替え回路A
4 に出力される。この絞り込みスイッチSW1 は、後で
詳述する絞り込み操作手段に連動して作動し、その絞り
込みスイッチSW1 がONのとき、絞りが所定のプリセ
ット絞り値まで絞り込まれると同時に、絞り込まれた絞
り開口を通過した光に対応するフォトダイオードSPD
5 の絞り込み測光出力(光電出力)P5 ’は、切り替え
回路A4 を介して次段の演算回路A8 へ出力される。ま
た、絞り込みスイッチSW1 がOFFのときは、マルチ
測光演算回路A2 からの適正測光出力P6 がその切り替
え回路A 4 を介して演算回路A8 に出力される。
【0014】さらに絞り込みスイッチSW1 がOFFの
ときは、第2情報設定回路A5 から、図示されない絞り
環のプリセット絞り情報P7 が消去回路A6 を介して出
力される。そのプリセット絞り情報P7 は次の式にて示
される。 P7 =AV−AV0 (7) 但し、AVはプリセット絞り値、AV0 は開放絞り値
で、P7 は絞り込み段数に対応する。また、絞り込みス
イッチSW1 がONときは消去回路A6 の作用により、 P7 =0 (8) となり絞り段数に対応する出力P7 は消去される。
【0015】さらにまた、第3情報設定回路A7 から
は、フィルム感度情報P8 が出力される。 P8 =SV (9) ここでSVはフィルム感度のアペックス値である。
【0016】演算回路A8 では、切り替え回路A4 の出
力P5 ’(絞り込み測光におけるSPD5 の光電出力)
またはP6 (マルチ測光演算回路A4 の出力)と第2情
報設定回路A5 の出力P7 、第3情報設定回路A7 の出
力P8 に対して、次のアペックス演算が行われる。 P9 =(P5 ’またはP6 )−P7 +P8 (10) さて、絞り込みスイッチSW1 がOFFで、通常の開放
測光の場合には、切り替え回路A4 の出力は適正測光出
力P6 となる。従って、(10)式は(6)式、(7)
式および(9)式から、 P9 =BVans −AV0 −(AV−AV0 )+SV (11) となり、この(11)式から、 P9 =BVans +SV−AV(≡TVans ) が得られ、マルチ測光時のシャッタ速度(TVans )と
なる。
【0017】また、絞り込みスイッチSW1 がONのと
き、切り替え回路A4 の出力はP5’となり、第2情報
設定回路A5 の出力P7 は消去回路A6 の作用により0
(ゼロ)となる。さらに、絞りはら開放状態(AV0
から絞り込まれた状態(AV)になるので(5)式か
ら、 P5 =BV5 −AV (12) となる。よって、 P9 =(BV5 −AV0 )−0+SV(≡TV5 ) (13) となり、中央部のフォトダイオードSPD5 のみの出
力に基づくシャッタ速度が得られる。
【0018】この演算回路A8 の出力P9 は公知の表示
回路A9 を介してシャッタ速度として表示され、また、
この出力P9 に基づいて公知のシャッタ制御回路A10
介してシャッタ速度が制御される。図4は、本発明の実
施例の要部をなす絞り込みスイッチ部の平面図で、図5
は図4の断面図である。図4において、カメラ本体11
側の図示されないレンズマウント近傍の回転中心C1
中心として回転可能に支持されたカメラ側絞り駆動レバ
ー12は、その折り曲げ先端部12aがレンズ側絞り駆
動レバー13と係合して、通常は引っ張りばね14の付
勢力に抗して、そのレンズ側絞り駆動レバー13を図4
中で実線で示す位置に保持している。この状態では、撮
影レンズ側の絞り2(図1参照)は開放絞りの状態に置
かれている。なお、そのカメラ側絞り駆動レバー12
は、図示されない公知のミラー駆動機構に連動して、可
動ミラー4が上昇するとき図4中で反時計方向へ回動
し、可動ミラー4が下降するとき、引っ張りばね14の
付勢力に抗して時計方向に回動してレンズ側絞り駆動レ
バー13を介して絞り開口を変化させる如く構成されて
いる。
【0019】また一方、カメラ本体11には図4に示す
如くその側壁を貫通する回転軸15が設けられ、回転軸
15の一端には小ねじ16により絞り込み操作レバー1
7が固定され、他端にはスイッチレバー18が一体に固
定されている。このスイッチレバー18は、コイルねじ
りばね19により時計方向に回動しう得るように付勢さ
れている。そのスイッチレバー18の一方の腕に形成さ
れた折り曲げ部18aは、カメラ側絞り駆動レバー12
に突設された係合ピン20と当接し、スイッチレバー1
8がコイルねじりばね19の付勢力に抗して反時計方向
に回転するときに、カメラ側絞り駆動レバー12を回転
中心C1 の周りに反時計方向に回動させるように構成さ
れている。
【0020】また、スイッチレバー18の他方の腕に
は、スイッチ基板21上を摺動する一対のスイッチブラ
シ22a、22bが設けられている。そのスイッチ基板
21上には、スイッチブラシ22aおよび22bの摺動
する軌道上に電気的良導体のスイッチパターン23aお
よび23bが形成されている。一方のスイッチブラシ2
2aは、グランドのパターン23aと常時接触してその
上を摺動し、他方のスイチパターン22bは、スイッチ
レバー18の反時計方向の回動の終期に他方のパターン
23bに接触導通する如く構成されている。この他方の
スイッチパターン23bは図3における切り替え回路A
4 及び消去回路A6 に接続される。なお、スイッチ基板
21、スイッチブラシ22a、22b、およびスイッチ
パターン23a、23bをもって、図3における絞り込
みスイッチSW1 が構成される。
【0021】図4の絞り込みスイッチ部は上記の如く構
成されているので、通常はスイッチレバー18がコイル
ねじりばね19の付勢力により図4中で実線で示す位置
にあり、スイッチブラシ22bはスイッチパターン23
bに接触しない。従って、絞り込みスイッチSW1 はO
FF状態にあり、図3における切り替え回路A4 はフォ
トダイオードSPD5 の測光出力P5 を遮断しマルチ測
光演算回路A2 のマルチ測光出力P6 を演算回路A8
送る。また第2情報設定回路A5 からは、絞り込み段数
に相当する絞りプリセット情報P7 が演算回路A8 に送
られる。そこで、演算回路A8 ではプリセット情報P7
およびフィルム感度情報P8 とマルチ測光出力P5 とか
ら、既に説明した如きマルチ測光時のシャッタ速度が得
られる。
【0022】一方、絞り込み測光の場合には、絞り込み
操作レバー17を回転軸15を中心に反時計方向に回動
すると、回転軸15を介して絞り込み操作レバー17と
一体に結合されたスイッチレバー18がコイルねじりば
ね19の付勢力に抗して反時計方向に回動する。このス
イッチレバー18の反時計方向の回動により、その一方
のの腕の折り曲げ部18aはカメラ側絞り駆動レバー1
2の係合ピン20に当接し、そのカメラ側絞り駆動レバ
ー12を図示されないミラー駆動機構に無関係に反時計
方向に回動する。このカメラ側絞り駆動レバー12の反
時計方向の回動に追従して、引っ張りばね14の付勢力
によりレンズ側絞り駆動レバー13が下降し、絞りは予
め設定された絞り値まで絞られる。また、スイッチレバ
ー18の反時計方向の回動により、絞り込みスイッチS
1 のスイッチブラシ22aおよび22bはスイッチ基
板21上を摺動し、スイッチレバー18の反時計方向の
回動の終期すなわち、カメラ側絞り駆動レバー12、絞
り込み操作レバー17およびスイッチレバー18がそれ
ぞれ図4中で二点鎖線にて示す位置に来たとき、スイッ
チブラシ22bはスイッチパターン23bに接触導通
し、絞り込みスイッチSW1 はON状態となる。従って
絞りは所定絞り値まで絞り込まれると同時(全く同時で
なくてもよい)に絞り込みスイッチSW1 はONとな
る。
【0023】この絞り込みスイッチSW1 がON状態に
なると、図3中で、切り替え回路A 4 はマルチ測光出力
6 を遮断し、受光部9(図2参照)の中央部に配置さ
れたフォトダイオードSPD5 の測光出力P5 ’を演算
回路A8 へ送る。このときの測光出力P5 ’は既に絞り
を所定の絞り値までの絞り込んだ時の光に基づく測光出
力であるから、演算回路A8 において絞り値情報を加算
する必要がない。従って第2情報設定回路A5 から演算
回路A8 へは絞り込み値P7 =0が削除回路A 6 を介し
て入力される。この場合、演算回路A8 においては、フ
ォトダイオードSPD5 の測光出力P5 ’と第3情報設
定回路A7 のフィルム感度値P8 とに基づいてシャッタ
速度値P9 が決定され出力される。すなわち、この絞り
込み操作レバー17を操作して絞り込み測光を行う場合
には、撮影画面の中央部領域を測光するいわゆるスポッ
ト測光または中央重点測光に基づいて露出が決定され
る。
【0024】なお上記実施例においては、マルチ測光回
路に絞り込み測光時、適正露出を得るために必要な補正
値(変化する絞り値と各交換レンズの焦点距離との組み
合わせで与えるため膨大な情報量となる)が与えられて
いないため、第1情報設定回路の情報(開放補正値)の
みを使って絞り込み測光を行った場合、間違った露出を
与えてしまう。そこで補正値のいらない中央重点測光回
路を用いて絞り込み測光をすれば、開放測光時のマルチ
測光まではゆかないものの、開放補正値をそのまま、絞
り込み時マルチ測光に使って得られた露出値よりは適正
な露出値を得ることができる。一方、絞り込みレバーを
操作しなければならない撮影条件というのは、レンズの
被写界深度の確認と、特殊な開放測光ができないレンズ
を装着した場合で、前者の場合、被写界深度確認後開放
状態に戻すことが多く、絞り込んだまま撮影するのは誤
って開放状態に戻すのを忘れてしまうか、特別の場合だ
けである。後者の場合はマルチ測光が不可能で中央重点
測光しかできない。一般撮影の場合、開放測光でのマル
チ測光が大半を占めるわけで、上記絞り込みレバーを操
作して撮影する場合は数少ない。それならばマルチ測光
を絞り込み撮影時に行う場合必要となるところの補正値
を加えて大きな回路とするよりは、補正値がいらなくて
開放測光時の補正値を使った場合のマルチ測光の露出値
よりも適正値となるところの中央重点測光による露出値
を使うようにすることでカメラの大型化、コストアップ
を防ぐことができる。
【0025】なお上記の実施例において、絞り込みスイ
ッチSW1 とは別に絞り込みレバー17とは無関係に操
作し得る切り替えスイッチSW2 を破線にて示す如く付
加し、この切り替えスイッチSW2 がON状態になった
ときに切り替え回路A4 が作動してマルチ測光回路の適
正測光出力P6 の代わりに、中央領域測光回路の測光出
力P5 ’を演算回路A8 に出力するようにすれば、絞り
開放で中央領域測光も可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、測光モード
を選択する第1モード選択手段を有するカメラの測光装
置において、操作手段の操作に連動して測光モードを切
り換える第2モード選択手段を、該操作手段の操作に応
じて、操作手段が操作されたとき一方の測光モードに切
り換え、該操作手段の操作が解除されたとき操作手段の
自己復帰により他方の測光モードに選択するように構成
したので、操作部材の操作に連動して測光モードの切換
え操作を行った後でも、頻繁に用いる測光モードへの設
定の直し忘れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を実施するためのカメラの光学系
の配置図である。
【図2】図2は図1の受光部の平面図である。
【図3】図3は本発明の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】図4は本発明の要部をなすスイッチ部の平面図
である。
【図5】図5は図4のスイッチ部の断面図である。
【主要部分の符号の説明】
1 撮影レンズ 2 絞り A1 測光回路 A2 マルチ測光演算回路 SPD5 中央領域測光回路 A4 切り替え回路 SW1 絞り込みスイッチ 17 絞り込み操作部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影画面の測光領域の範囲が異なる複数の
    小単位測光領域を有し、各々の測光領域が異なる第1お
    よび第2の測光モードにより測光する測光手段と、前記第1および第2の測光モードのうち、いずれかを外
    部操作により選択する第1のモード 選択手段と、前記外部操作により初期位置から移動位置に変位し、該
    操作が解除されると前記移動位置から初期位置へ自己復
    帰する 操作手段と、前記操作手段の変位に連動して、前記第1のモード選択
    手段が選択した測光モードに優先して前記第1および第
    2の測光モードのいずれかを選択する第2のモード選択
    手段 とを備えたことを特徴とするカメラの測光装置。
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JPS5833229A (ja) * 1981-08-20 1983-02-26 Canon Inc カメラ

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