JPH07311400A - カメラの情報設定装置 - Google Patents

カメラの情報設定装置

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Publication number
JPH07311400A
JPH07311400A JP6128326A JP12832694A JPH07311400A JP H07311400 A JPH07311400 A JP H07311400A JP 6128326 A JP6128326 A JP 6128326A JP 12832694 A JP12832694 A JP 12832694A JP H07311400 A JPH07311400 A JP H07311400A
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JP
Japan
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camera
setting device
dial member
dial
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Pending
Application number
JP6128326A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayuki Kirigatani
忠幸 桐ケ谷
Hidefumi Kaneko
英文 金子
Masaaki Haga
正明 羽賀
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP6128326A priority Critical patent/JPH07311400A/ja
Publication of JPH07311400A publication Critical patent/JPH07311400A/ja
Priority to US08/866,087 priority patent/US5761554A/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性の良いカメラの情報設定装置を提供す
ることである。 【構成】 カメラボディに回転自在に取り付けられたダ
イヤル部材と、このダイヤル部材の回転位置を検出する
検出手段と、この検出手段により、前記ダイヤル部材
が、所定の回動範囲内に設定された角度位置にあると検
出された場合に、第1の撮影情報に係わる値を設定し、
該所定の回動範囲外に設定された角度位置にあると検出
された場合に、第2の撮影情報を設定可能とする制御手
段とを具備する事を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラボディに回転
自在に支持されたダイヤル部材を備えたカメラの情報設
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば露出補正値を、カメラ
ボディの外表面上に回転自在に取り付けられた露出補正
ダイヤルを回転させることにより変更設定するものは良
く知られ、実用に供されている。この従来の露出補正ダ
イヤルにおいては、このダイヤル上に記載された所定の
数値(露出補正値)をカメラボディに標された固定指標
に合う様に回転させる事により、この固定指標に対向し
た数値が露出補正値として設定される様に構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、シャッタ速度
をシャッタ速度設定ダイヤルにより設定すると共に、絞
り値を絞り設定リングにより設定する様に構成された従
来のカメラにおいて、撮影情報、例えば、ドライブモー
ドや測光モードやISO値を変更する為にモード設定ダ
イヤルを設けようとすると、撮影の為の操作部材(設定
ダイヤルや設定リングや設定釦等)が多くなり、撮影者
に取って何れの操作部材を操作すれば良いのか解り難
く、操作性が悪いとの問題点がある。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上述した事情に鑑みてなさ
れたもので、この発明の目的は、操作性の良いカメラの
情報設定装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上述した課題を解決し、目
的を達成する為、この発明に係わるカメラの情報設定装
置は、請求項1の記載によれば、カメラボディに回転自
在に取り付けられたダイヤル部材と、このダイヤル部材
の回転位置を検出する検出手段と、この検出手段によ
り、前記ダイヤル部材が、所定の回動範囲内に設定され
た角度位置にあると検出された場合に、第1の撮影情報
に係わる値を設定し、該所定の回動範囲外に設定された
角度位置にあると検出された場合に、第2の撮影情報を
設定可能とする制御手段とを具備する事を特徴としてい
る。
【0006】また、この発明に係わるカメラの情報設定
装置は、請求項2の記載によれば、カメラボディに回転
自在に取り付けられたダイヤル部材と、該ダイヤル部材
の外周に対向する様に前記カメラボディに形成され、前
記ダイヤル部材の角度位置を示す固定指標と、前記ダイ
ヤル部材の所定の回動範囲内に配設され、第1の撮影情
報に係わる値を設定する為の第1の設定領域と、前記ダ
イヤル部材の前記所定の回動範囲外に配設され、第2の
撮影情報を設定可能とする為の第2の設定領域とを具備
し、前記第1の設定領域が前記固定指標に対向する様な
角度位置に回動された状態で、前記第1の撮影情報に係
わる値が設定され、前記第2の設定領域が前記固定指標
に対向する様な角度位置に回動された状態で、前記第2
の撮影情報が設定可能とされる事を特徴としている。
【0007】
【実施例の説明】以下に、この発明に係るカメラの情報
設定装置の一実施例の構成を、一眼レフレックスカメラ
のカメラボディに適用した場合につき、添付図面を参照
して詳細に説明する。
【0008】先ず、図1に示す様に、この一眼レフレッ
クスカメラ10のカメラボディ12には、交換レンズ1
4が着脱自在に取り付けられている。このカメラボディ
12の上面には、メイン釦(図示せず)が取り付けら
れ、また、図中右前部には、シッタレリーズ釦16が押
し込み自在に配設されている。また、このシャッタレリ
ーズ釦16の直後方には、変更部材としてアップ/ダウ
ンレバー18が回動自在に配設され、更に、このアップ
/ダウンレバー18の直後方には、外部表示パネル20
が配設されている。また、このカメラボディ12のペン
タプリズム部12aの図中右側にはシャッタ速度設定ダ
イヤル22が、そして、図中左側にはこの実施例の特徴
をなす露出補正ダイヤル24が、夫々、回転自在に取り
付けられている。なお、上述した図示しないメイン釦は
メインスイッチSW1 に、シャッタレリーズ釦16は測
光スイッチSW2 及びレリーズスイッチSW3 に、ま
た、アップ/ダウンレバー18はアップスイッチSW4
及びダウンスイッチSW5 に夫々連動している。
【0009】このシャッタ速度設定ダイヤル22の図中
直左側に位置するカメラボディ12の上面には、このシ
ャッタ速度設定ダイヤル22により現在設定されている
シャッタ速度を示す第1の固定指標26が描かれてい
る。一方、露出補正ダイヤル24の図中直右側に位置す
るカメラボディ12の上面には、この露出補正ダイヤル
24により現在設定されている露出補正値(または、現
在設定されている撮影情報)を示す第2の固定指標28
が描かれている。この第2の固定指標28の図中前方に
は、赤目防止釦30が、また、第2の固定指標28の図
中後方には、セルフタイマー釦32が、夫々押し込み自
在に配設されている。赤目防止釦30は赤目防止モード
を設定する為の赤目スイッチSW6 に、また、セルフタ
イマー釦32はセルフタイマーモードを設定する為のセ
ルフスイッチSW7 に、夫々連動している(各スイッチ
SW1 〜SW7 を図7に示す。)。
【0010】また、上述した交換レンズ14の基端部に
は、絞りリング34が光軸回りに回転自在に取り付けら
れている。この絞りリング34の図中直前方に位置する
交換レンズ14の外周面には、この絞りリング34によ
り現在設定されている絞り値を示す第3の固定指標36
が描かれている。
【0011】上述した外部表示パネル20は、この実施
例においては液晶表示パネルから、種々の撮影情報を表
示する様に構成されている。詳細には、この外部表示パ
ネル20には、図2に全点灯状態で示す様に、後述する
ISO設定状態において点灯される英字「ISO」表示
部20aと、シャッタ速度や絞り値やISO等の数値が
表示される4桁の数値表示部20bと、測光モードを示
す測光パターン表示部20cと、測光結果に基づき、フ
ラッシュの使用が必要である事を報知するフラッシュマ
ーク表示部20dと、上述した赤目防止釦30が押され
て赤目防止モードが設定された事を表示する赤目防止表
示部20eと、後述するドライブモードにおいて、1駒
撮影モードまたは連続撮影モードが設定されている事を
表示する第1のドライブモード表示部20fと、ドライ
ブモードにおいて多重撮影モードが設定されている事を
表示する第2のドライブモード表示部20gと、セルフ
タイマー釦32が押されてセルフタイマーモードが設定
された事を表示するセルフタイマー表示部20hとが設
けられている。
【0012】ここで、この第1のドライブモード表示部
20fは矩形状の枠部と、これの右下に付随する重なり
部とから構成され、1駒撮影モードが設定されている場
合には、この矩形状の枠部のみが表示され、連続撮影モ
ードが設定されている場合には、この枠部に重なり部が
付けられた状態で表示される様に構成されている。ま
た、上述した数値表示部20bの図中前方には、表示さ
れた数値が、ISO設定状態においてアップスイッチS
4 がオンした結果、変更設定された値である事を示す
三角形状のアップマーク表示部20iが設けられ、ま
た、後方には、この数値表示部20bに表示された数値
が、ダウンスイッチSW5 がオンした結果、変更設定さ
れた値である事を示す逆三角形状のダウンマーク表示部
20jが設けられている。
【0013】また、上述したシャッタ設定ダイヤル22
は、外周を16等分された状態で回動停止位置を規定さ
れ、夫々の回動停止位置に応じて設定されるシャッタ速
度が図示する様に描かれている。尚、シャッタ速度とし
て描かれた英字「A」は、絞り優先のオート撮影モード
の設定位置を示し、この英字「A」が第1の固定指標2
6に対向する様にシャッタ設定ダイヤル22が回転され
る事により、カメラ側で、即ち、後述する制御回路38
(図7に示す。)において、絞りリング34により現在
設定されている絞り値に合致するシャッタ速度が自動的
に設定される様に構成されている。尚、この場合の外部
表示パネル20における表示態様は、図3に示す様に設
定されている。この図3に示す状態は、測光モードとし
て中央重点測光モードが設定されており、ドライブモー
ドとして1駒ドライブモードが設定されている状態とし
て描かれている。
【0014】また、上述した絞りリング34は、外周に
全部で7つの回動停止位置を規定され、夫々の回動停止
位置に応じて設定される絞り値が図示する様に描かれて
いる。尚、絞り値として描かれた英字「A」は、シャッ
タ速度優先のオート撮影モードの設定位置を示し、この
英字「A」が第3の固定指標36に対向する様に絞りリ
ング34が回転される事により、制御回路38におい
て、シャッタ速度設定ダイヤル22により現在設定され
ているシャッタ速度に合致する絞り値が自動的に設定さ
れる様に構成されている。尚、この場合の外部表示パネ
ル20における表示態様は、図4に示す様に設定されて
いる。この図4に示す状態は、測光モードとしてスポッ
ト測光モードが設定されており、ドライブモードとして
連続ドライブモードが設定されている状態として描かれ
ている。
【0015】尚、シャッタ速度設定ダイヤル22におい
ても、また、絞りリング34においても英字「A」が設
定されている場合には、制御回路38は、所定のプログ
ラムに従って絞り値及びシャッタ速度を演算するプログ
ラム撮影モードを実行する様に構成されている。尚、こ
の場合の外部表示パネル20における表示態様は、図5
に示す様に設定されている。この図5に示す状態は、測
光モードとして分割測光モードが設定されており、ドラ
イブモードとして多重ドライブモードが設定されている
状態として描かれている。また、シャッタ速度設定ダイ
ヤル22においても、また、絞りリング34においても
英字「A」以外の所定の数値が設定されている場合に
は、制御回路38は、所謂マニュアル撮影モードを実行
する様に構成されている。
【0016】また、上述したアップ/ダウンレバー18
は、詳細は図示していないが、撮影光軸と平行な軸線回
りに回動自在に支持され、これを図中左方に(カメラボ
ディ12を背面から見て反時計方向に)回動する事によ
り、上述したアップスイッチSW4 をオンする様に、ま
た、これを図中右方に(カメラボディ12を背面から見
て時計方向に)回動する事により、上述したダウンスイ
ッチSW5 をオンする様に構成されている。
【0017】ここで、この実施例の特徴をなす点である
が、上述した露出補正ダイヤル24は、撮影情報として
の露出補正値を+3.0〜−3.0の範囲で、0値を含
んで0.5刻みで全部で13段階に渡り変更設定可能に
構成されると共に、撮影情報としてドライブモード情報
と測光モード情報とISO値情報との3つの情報から所
望の情報を選択して、この選択された撮影情報を設定可
能とする様に構成されている。即ち、この露出補正ダイ
ヤル24は、全部で16の回動位置に夫々応じた設定情
報を有する様に構成されており、292.5(=22.
5×13)度の第1の回動範囲に渡り、上述した13段
階の露出補正値が等角度的に規定され、残りの67.5
(=22.5×3)の第2の回動範囲に渡り、3つの撮
影情報が等角度的に規定されている。
【0018】尚、この露出補正ダイヤル24の第1の回
動範囲が第2の固定指標28に対向する様に回動される
事により、露出補正値が所望の値に設定される。具体的
には、この第1の回動範囲内に規定される計13箇所の
角度位置に夫々対応して設定された数値が、第2の固定
指標28に対向する事により、この第2の固定指標28
に対向している数値が露出補正値として制御回路38に
より自動的に設定される様に構成されている。
【0019】一方、この露出補正ダイヤル24の第2の
回動範囲が第2の固定指標28に対向する様に回動され
る事により、この第2の固定指標28に対向したドライ
ブモード設定状態または測光モード設定状態またはIS
O値設定状態が、選択設定される。即ち、第2の固定指
標28に対向している露出補正ダイヤル24の3つの角
度位置に応じて、現在設定可能な撮影情報が制御回路3
8により自動的に選択される事になる。尚、3つの設定
状態の中の何れか1つが選択された状態で、上述したア
ップ/ダウンレバー18を操作する事により、この選択
された設定状態の内容が、所望の値(または、モード)
に変更設定される。
【0020】この露出補正ダイヤル24は詳細には、図
6に示す様に、この露出補正ダイヤル24は、カメラボ
ディ12の上面を規定する上飾り部材42に厚さ方向に
貫通して形成された円形状の透孔44に回転自在に挿通
されている。この露出補正ダイヤル24の下面には、円
板状のクリック板46が取り付けられ、このクリック板
46の下面には、同様に円板状に形成されたコード板4
8が取り付けられている。これらクリック板46とコー
ド板48とは、取り付けボルト50を介して共締めされ
た状態で、露出補正ダイヤル24の下面に固定されてい
る。
【0021】このクリック板46の上面(即ち、上飾り
部材42の下面に対向する面)には、全部で16個のク
リック溝(図示せず)が等角度的に(即ち、22.5度
置きに)形成されている。また、上述した透孔44の側
方に位置する上飾り部材42の部分には、クリックボー
ル受け穴52が、上飾り部材42の下面に開口した状態
で、且つ、上述したクリック溝に対向可能な状態で形成
されている。このクリックボール受け穴52内には、ク
リックボール54が進退自在に収納されており、内蔵さ
れたスプリング56によって、クリック板46に向けて
押し出される様に付勢されている。
【0022】この様にして、この露出補正ダイヤル24
は、回転される事により、22.5度毎に、換言すれ
ば、合計で16箇所の回動位置で、クリックボール54
がクリック溝に入り込んで所謂クリック係止される事に
なる。従って、この露出補正ダイヤル24を操作する撮
影者は、これの22.5度毎の停止位置をクリック感に
より確実に認識することが出来ると共に、各々の停止位
置で、露出補正ダイヤル24はクリック係止されてその
位置を弾性的に保持される事になる。
【0023】ここで、上述した露出補正ダイヤル24に
は、これの回動位置を第2の固定指標28に対向する角
度位置を、制御回路38により検出角度位置として検出
する為の検出機構58が設けられている。この検出機構
58は、この露出補正ダイヤル24の下方に対向した状
態で、5本の接触ブラシ60a〜60eを露出補正ダイ
ヤル24の径方向に沿って備え、これら5本の接触ブラ
シ60a〜60eは、カメラボディに固着されブラシホ
ルダ62に取り付けられている。
【0024】また、この検出機構58は、図示していな
いが、コード板48に同心円状に形成され、5本の接触
ブラシ60a〜60eの先端が夫々接触する5本のコー
ドトラックを備えている。ここで、最内周位置にあるト
ラック及び接触ブラシ60eを接地用として用い、残り
の4本のコードトラック及び接触ブラシ60a〜60d
により全部で16(4ビット)の位置を固有に識別する
為の4つの検出スイッチSW8 〜SW11を構成してい
る。これら4つの検出スイッチSW8 〜SW11は、フレ
キシブル基板Kを介して、図4に示す様に、制御回路3
8を構成するCPU64のスイッチポートP7 〜P10
夫々接続されている。
【0025】ここで、上述したシャッタ速度設定ダイヤ
ル22に関しても、この露出補正ダイヤル24と同様に
構成され、且つ、同様な4つの検出スイッチSW12〜S
15を備えた検出機構66を備えており、その説明を省
略するが、これら4つの検出スイッチSW12〜SW15
フレキシブル基板Kを介して、制御回路38を構成する
CPU64のスイッチポートP11〜P14に夫々接続され
ている。尚、上述したスイッチSW1 〜SW7 は、CP
U64のスイッチポートP0 〜P6 にフレキシブル基板
Kを介して夫々接続されている。
【0026】次に、制御回路38について図7を参照し
て説明する。交換レンズ12に内蔵された撮影レンズ
(図示せず)からカメラボディ12内に入射した被写体
光束は、図示していないが、大部分がメインミラーによ
りファインダ光学系を構成するペンタプリズムに向かっ
て反射され、さらに反射光の一部が測光用ICの受光素
子70に入射する。ここで、カメラボディ12内に入射
した被写体光束のうち、メインミラーのハーフミラー部
に入射した被写体光束の一部は、ここを透過し、メイン
ミラーの後方に設けられたサブミラーで下方に反射され
て測距用CCDセンサユニット(図示せず)に入射す
る。
【0027】上述した様に、測光用ICは被写体光束を
受光する受光素子70を備えており、この受光素子70
が受光量に応じて発生する電気信号を測光回路72にお
いて対数圧縮し、A/D変換回路74においてA/D変
換し、測光信号としてカメラボディ12側のCPU64
に出力する。このCPU64は、入力された測光信号お
よびフィルム感度情報に基づいて所定の演算を実行し、
露出用の適正シャッタ速度および絞り値を算出する。そ
して、このCPU64は、これらのシャッタ速度および
絞り値に基づいて露出制御回路76および図示しない絞
り機構を駆動して被写体光束をフィルム面上に露光する
様に構成されている。更に、このCPU64は、レリー
ズに際して、図示しないモータドライブ回路を介して図
示しないミラーモータを駆動して、メインミラーのアッ
プ/ダウン処理を行ない、露光終了後には図示しない巻
上モータを駆動してフィルムを巻上げる様に構成されて
いる。また、このCPU64は、上述した外部表示パネ
ル20に接続され、これの表示内容を制御する様に構成
されている。
【0028】ここで、CPU64は、全体制御を司り、
プログラムをメモリしたROM、所定のデータをメモリ
するRAMを内蔵した制御部64aと、AF(オートフ
ォーカス)演算、PZ(パワーズーム)演算、AE演算
等の演算処理を実行する演算部64bと、タイマカウン
タ64cとを備えてている。この制御部64aには、通
信コントローラ78を介して外部メモリ手段としてのE
EPROM80が接続されている。このEEPROM8
0には、カメラボディ12特有の各種定数のほかに、A
F(オートフォーカス)演算、AE演算等の演算処理に
必要な各種関数、定数などがメモリされている。
【0029】また、CPU64は、カメラボディ12の
図示しないレンズマウント部に設けられた接続端子群
と、交換レンズ14のマウント面に設けられた図示しな
い接続端子群との接続を介してレンズ側CPU82と接
続され、上述した通信コントローラ80を介して、この
レンズ側CPU82との間でデータ、コマンド等の通信
を行なう様に構成されている。尚、このレンズ側CPU
82に、上述した絞りリング34で設定された絞り値を
検出する為の絞りリングスイッチ84が接続されてい
る。
【0030】次に、図8以下のフローチャートに基づい
て、この制御回路38における操作表示処理の制御手順
について説明する。
【0031】この操作表示処理は、図示しないPOFF
ループ、PONループ、レリーズ処理等において、カメ
ラの操作釦の操作に応じて、外部表示パネル20及びフ
ァインダ内の図示しない内部表示パネルの表示の制御を
行うスイッチ操作表示ループにおいて実行されるサブル
ーチンとして規定されている。
【0032】先ず、この操作表示処理がコールされる
と、図8に示す様に、露出補正ダイヤル24のダイヤル
操作に応じて(ステップS10)セットされる4つの検
出スイッチSW8 〜SW11のオン/オフ状態をスイッチ
ポートP7 〜P10から読み取る(ステップS12)。そ
して、この読み取り結果に応じて、第2の固定指標28
に対向する露出補正ダイヤル24の部位を判断し(ステ
ップS14)、第1の回動範囲にあると判断される場合
には、この第2の固定指標28に対向する角度位置に相
当する露出補正値を設定し(ステップS16)、もとの
ルーチンにリターンする。
【0033】一方、上述した読み取り結果、第2の固定
指標28に対向する露出補正ダイヤル28の部位が、第
2の回動範囲のISO設定状態を規定する回動位置にあ
ると判断される場合には、後述するアップ/ダウンレバ
ー18の操作に応じてISOを所定の値に設定し(ステ
ップS18)、この設定されたISOの値を外部表示パ
ネル20に表示して(ステップS20)、もとのルーチ
ンにリターンする。尚、これらステップS18における
ISO設定の手順及びステップS20におけるISO表
示の手順は、夫々、サブルーチンとして後に詳細に説明
する。
【0034】また、上述した読み取り結果、第2の固定
指標28に対向する露出補正ダイヤル28の部位が、第
2の回動範囲のドライブモード設定状態を規定する回動
位置にあると判断される場合には、後述するアップ/ダ
ウンレバー18の操作に応じてドライブモードを所定の
モードに設定し(ステップS22)、この設定されたド
ライブモードを外部表示パネル20に表示して(ステッ
プS24)、もとのルーチンにリターンする。尚、これ
らステップS22におけるドライブモード設定の手順及
びステップS24におけるドライブモード表示の手順
は、夫々、サブルーチンとして後に詳細に説明する。
【0035】更に、上述した読み取り結果、第2の固定
指標28に対向する露出補正ダイヤル28の部位が、第
2の回動範囲の測光モード設定状態を規定する回動位置
にあると判断される場合には、後述するアップ/ダウン
レバー18の操作に応じて測光モードを所定のモードに
設定し(ステップS26)、この設定された測光モード
を外部表示パネル20に表示して(ステップS28)、
もとのルーチンにリターンする。尚、これらステップS
26における測光モード設定の手順及びステップS28
における測光モード表示の手順は、夫々、サブルーチン
として後に詳細に説明する。
【0036】次に、図9を参照して、アップ/ダウンレ
バー18の操作に基づき割り込み実行されるU/D割り
込み処理を説明する。このU/D割り込み処理は、アッ
プ/ダウンレバー18が回動操作されて、アップスイッ
チSW4 またはダウンスイッチSW5 がオン動作する毎
に起動される様に設定されている。
【0037】具体的には、この割り込み処理が起動され
ると、先ず、UPフラグ及びDOWNフラグが共に
「0」にリセットされ(ステップS30,S32)、ア
ップスイッチSW4 がオンしたかを判断し(ステップS
34)、オンしていると判断される場合には、UPフラ
グに「1」をセットして(ステップS36)、もとのル
ーチンにリターンする。また、上述したステップS34
でアップスイッチSW4 がオフしていると判断される場
合には、次に、ダウンスイッチSW5 がオンしたかを判
断する(ステップS38)。ここで、ダウンスイッチS
5 がオンしていると判断される場合には、DOWNフ
ラグに「1」をセットして(ステップS40)、もとの
ルーチンにリターンする。
【0038】尚、ステップS38でダウンスイッチSW
5 がオフしていると判断される場合、即ち、アップスイ
ッチSW4 もダウンスイッチSW5 もオフしていると判
断される場合には、UPフラグにもDOWNフラグにも
「1」をセットすることなく、もとのルーチンにリター
ンする。
【0039】一方、上述したステップS18におけるI
SO設定の制御手順は、詳細には、図10に示す様に、
先ず、UPフラグがセットされているかを判断し(ステ
ップS50)、UPフラグがセットされていると判断さ
れる場合には、UP処理(増加処理)を実行する。即
ち、Svが最大値として規定される11(この実施例に
おいては、ISO値として6400に相当する値)以上
であるかを判断し(ステップS52)、Svが11以上
であると判断される場合には、これ以上のISO値の増
加を禁止する為、このままの値(即ち、Sv=11)を
維持して、リターンする。一方、ステップS52におい
て、Svが11よりも小さいと判断される場合には、現
在のSvを1/3だけ増加させて(ステップS54)、
リターンする。
【0040】また、上述したステップS50において、
UPフラグがクリアされていると判断される場合には、
DOWNフラグがセットされているかを判断し(ステッ
プS56)、DOWNフラグがセットされていると判断
される場合には、DOWN処理(減少処理)を実行す
る。即ち、Svが最小値として規定される1(この実施
例においては、ISO値として6に相当する値)以下で
あるかを判断し(ステップS58)、Svが1以下ある
と判断される場合には、これ以上のISO値の減少を禁
止する為、このままの値(即ち、Sv=1)を維持し
て、リターンする。一方、ステップS58において、S
vが1よりも大きいと判断される場合には、現在のSv
を1/3だけ減少させて(ステップS60)、リターン
する。
【0041】尚、ステップS56でDOWNフラグがク
リアされていると判断される場合、即ち、UPフラグも
DOWNフラグもクリアされていると判断される場合に
は、Svを増加も減少もすることなく、もとのルーチン
にリターンする。
【0042】この様にして、ISO値が、アップ/ダウ
ンレバー18をアップ方向またはダウン方向に操作する
毎に、順次、増減設定される事になる。
【0043】また、上述したステップS22またはS2
6におけるドライブモード設定または測光モード設定の
制御手順は、共に同様に設定されており、以下、図11
を参照して共通に説明する。この制御手順においては、
UPフラグがセットされているかを判断し(ステップS
70)、UPフラグがセットされていると判断される場
合には、UP処理(増加処理)を実行する。即ち、先
ず、カウンタ値Cが最大値として規定される3以上であ
るかを判断する(ステップS72)。ここで、カウンタ
値Cは、以下の表に示す様に、ドライブモード及び測光
モードにおいて、夫々1乃至3までの数値に応じたモー
ドが規定されている。ここで、カウンタ値Cが3以上で
あると判断される場合には、カウント値を1に戻す為、
現在のカウント値から2を引いて(ステップS74)、
リターンする。一方、ステップS72において、カウン
タ値Cが3よりも小さいと判断される場合には、現在の
カウンタ値Cを1だけ増加させて(ステップS76)、
リターンする。
【0044】
【表】一方、上述したステップS70において、UPフ
ラグがクリアされていると判断される場合には、DOW
Nフラグがセットされているかを判断し(ステップS7
8)、DOWNフラグがセットされていると判断される
場合には、DOWN処理(減少処理)を実行する。即
ち、カウンタ値Cが最小値として規定される1以下であ
るかを判断し(ステップS80)、カウンタ値Cが1以
下あると判断される場合には、カウント値を3に戻す
為、現在のカウント値に2を加えて(ステップS8
2)、リターンする。一方、ステップS80において、
カウンタ値Cが1よりも大きいと判断される場合には、
現在のカウンタ値Cを1だけ減少させて(ステップS8
2)、リターンする。
【0045】尚、ステップS78でDOWNフラグがク
リアされていると判断される場合、即ち、UPフラグも
DOWNフラグもクリアされていると判断される場合に
は、カウンタ値Cを増加も減少もすることなく、もとの
ルーチンにリターンする。
【0046】この様にして、ドライブモード及び測光モ
ードがアップ/ダウンレバー18を操作する毎に、順
次、切替設定される事になる。
【0047】次に、上述したステップS20におけるI
SO表示の制御手順は、図12に示す様に、先ず、UP
フラグがセットされているかを判断し(ステップS9
0)、セットされている場合には、外部表示パネル20
の三角形状のアップマーク表示部20iを点灯させ(ス
テップS92)、UPフラグがクリアされている場合に
は、この三角形状のアップマーク表示部20iを点灯し
ない。次に、DOWNフラグがセットされているかを判
断し(ステップS94)、セットされている場合には、
外部表示パネル20の逆三角形状のダウンマーク表示部
20jを点灯させ(ステップS96)、DOWNフラグ
がクリアされている場合には、この逆三角形状のダウン
マーク表示部20jを点灯しない。
【0048】そして、英字「ISO」表示部20aを点
灯させ(ステップS97)た上で、上述したISO設定
の制御手順において設定されたSvに対応したISO値
を、4桁の数値表示部20bに表示させる(ステップS
98)。
【0049】この様にして、現在ISO設定モードであ
る事を、英字「ISO」を表示部20で点灯する事によ
り表示し、現在設定されているISO値を最大4桁の数
値として表示部20bで表示すると共に、アップスイッ
チSW4 をオンさせてISO値を増加方向に変化させた
場合には、図13にその表示態様の一例を示す様に、増
加処理の結果としてのISO値である事を、アップマー
ク表示部20iを点灯する事により表示し、また、ダウ
ンスイッチSW5 をオンさせてISO値を減少方向に変
化させた場合には、図14にその表示態様の一例を示す
様に、減少処理の結果としてのISO値である事を、ダ
ウンマーク表示部20jを点灯する事により表示して、
一連の表示処理を終了し、もとのルーチンにリターンす
る。
【0050】また、上述したステップS24におけるド
ライブモード表示の制御手順は、図15に示す様に、上
述したドライブモード設定の制御手順で設定したカウン
タ値に対応したドライブモードを、外部表示パネル20
の第1のドライブモード表示部20fまたは第2のドラ
イブモード表示部20gで表示して(ステップS10
0)、もとのルーチンにリターンする。
【0051】即ち、カウンタ値Cとして「1」が設定さ
れ1駒撮影モードが設定されている場合には、第1のド
ライブモード表示部20fにおいて、矩形状の枠部のみ
を点灯させ、カウンタ値Cとして「2」が設定され連続
撮影モードが設定されている場合には、第1のドライブ
モード表示部20fにおいて、矩形状の枠部と、これの
右下に付随する重なり部とを同時に点灯させ、カウンタ
値Cとして「3」が設定され多重撮影モードが設定され
ている場合には、第2のドライブモード表示部20gを
点灯させる。
【0052】一方、上述したステップS28における測
光モード表示の制御手順は、図16に示す様に、上述し
た測光モード設定の制御手順で設定したカウンタ値に対
応した測光モードを、外部表示パネル20の測光パター
ン表示部20cで表示して(ステップS102)、もと
のルーチンにリターンする。
【0053】即ち、カウンタ値Cとして「1」が設定さ
れ分割測光モードが設定されている場合には、測光パタ
ーン表示部20cにおいて、図5に示す様に全てを点灯
させ、カウンタ値Cとして「2」が設定されスポット測
光モードが設定されている場合には、測光パターン表示
部20cにおいて、図4に示す様に、中央の丸部分及び
4隅の角部のみを点灯させ、カウンタ値Cとして「3」
が設定され中央重点測光モードが設定されている場合に
は、測光パターン表示部20cにおいて、図3に示す様
に、中央の丸部分と、これの左右に位置する()状の部
分と、4隅の角部のみを点灯させる様に設定されてい
る。
【0054】以上詳述した様に、この実施例において
は、露出補正ダイヤル24を回動して、これの第1の回
動範囲を第2の固定指標28に対向させた状態におい
て、この範囲内における角度位置に対応した露出補正値
が設定され、また、これの第2の回動範囲を第2の固定
指標28に対向させた状態において、この範囲内におけ
る角度位置に対応した撮影情報、具体的には、ISO
値、ドライブモード、測光モードが設定可能な状態に設
定され、夫々が設定可能な状態において、アップ/ダウ
ンレバー18を操作する事により、夫々の値(モード)
が変更される事になる。
【0055】この様にして、このカメラ10の操作者
(撮影者)は、1個の露出補正ダイヤル24を操作する
事により、露出補正値の設定、ISO値の設定、ドライ
ブモードの設定、測光モードの設定を、選択的に行うこ
とができ、操作性が極めて向上する事になる。
【0056】この発明は、上述した実施例の構成に限定
されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形可能である。尚、以下の説明において、上述した
実施例で説明した部分と同一部分には、同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0057】例えば、上述した実施例においては、露出
補正ダイヤル24の第2の回動範囲が第2の固定指標2
8に対向した状態で設定されたISO値設定状態、ドラ
イブモード設定状態、測光モード設定状態において、夫
々の値(モード)を変更する為に、アップ/ダウンレバ
ー18を設け、このアップ/ダウンレバー18の操作に
基づき、夫々の値(モード)を変更する様に説明した
が、この発明は、この様な構成に限定されることなく、
図17及び図18に第1の変形例として示す様に、アッ
プ/ダウンレバー18を備えることなく、赤目防止釦3
0をアップ釦として機能させ、また、セルフタイマー釦
32をダウン釦として機能させる様に構成しても良い。
【0058】即ち、この第1の変形例においては、釦3
0,32の機能変更を行い、通常は、赤目防止釦及びセ
ルフタイマー釦として機能させておき、露出補正ダイヤ
ル24がこれの第2の回動範囲を第2の固定指標28に
対向させる様に回動した場合にのみ、アップ釦及びダウ
ン釦として夫々機能する様に構成されている。これによ
り、赤目防止釦30に連動するスイッチSW6 が、赤目
防止釦30がアップ釦として機能する場合に、アップス
イッチとして切替設定され、セルフタイマー釦32に連
動するスイッチSW7 が、セルフタイマー釦32がダウ
ン釦として機能する場合に、ダウンスイッチとして切替
設定される事になる。これにより、上述した実施例にお
ける図5に示すU/D割り込み処理のステップS34及
びS38のみが、図18にステップS34′及びS3
8′として示す様に変更される。
【0059】尚、図17に示す様に、第2の固定指標2
8と赤目防止釦30との間には、この赤目防止釦30を
押す事により、例えば、ISO値の設定状態において、
ISO値が増加方向に変化する事を示す増加方向表示部
86が固定表示され、また、第2の固定指標28とセル
フタイマー釦32との間には、このセルフタイマー釦3
2を押す事により、例えば、ISOの設定状態におい
て、ISO値が減少方向に変化することを示す減少方向
表示部88が固定表示されている。
【0060】この様に第1の変形例を構成する事によ
り、アップ/ダウンレバー18及びアップスイッチSW
4 、ダウンスイッチSW5 を省略しても、既に備えられ
ている赤目防止釦30とセルフタイマー釦32とを、ア
ップ釦とダウン釦として夫々兼用する事により、情報の
変更(増減)が事が可能となり、上述した実施例と比較
して低廉化を達成する事が可能となる。
【0061】また、上述した実施例においては、露出補
正ダイヤル24で設定し得る撮影情報として、ISO値
情報、ドライブモード情報、測光モード情報の3種類か
ら選択される様に説明したが、この発明は、この様な構
成に限定されることなく、例えば、図19乃至図22に
第2の変形例として示す様に構成しても良い。
【0062】即ち、この第2の変形例においては、図1
9に示す様に、露出補正ダイヤル24で設定し得る撮影
情報としては、ISO情報のみに設定されている。ま
た、図20に示す様に、露出補正ダイヤル24の中央部
に押し込み自在に取り付けられ、中央スイッチSW16
連動する中央操作釦90と、図19に示す様に、カメラ
ボディ12の背面に押し込み自在に取り付けられ、背面
スイッチSW17に連動する背面操作釦92とを備え、こ
の露出補正ダイヤル24が回動されてISO情報の設定
状態が設定された状態において、中央操作釦90を押し
込む毎に、ISO値が増加方向に変更され、また、背面
操作釦92を押し込みつつ中央操作釦90を押し込む毎
に、ISO値が減少方向に変更される様に構成されてい
る。
【0063】具体的には、上述した実施例における図4
に示された操作表示処理に対応する図21においては、
ステップS22〜S28に対応する処理が省略される。
また、上述した実施例における図5に示されたU/D割
り込み処理に対応する図22においては、図9における
ステップS34〜S40に代わって、中央スイッチSW
16がオンされたかを判別し(ステップS34′)、この
中央スイッチSW16がオフしていれば、ISO値を変更
する意図がないものとして、この制御手順を終了しても
とのルーチンにリターンする。また、中央スイッチSW
16がオンしていれば、次に、背面スイッチSW17がオン
されているかを判別し(ステップSS38′)、背面ス
イッチSW17がオンされていなければ、ISO値を増大
方向に変化させる為にUPフラグに「1」をセットし
(ステップS36′)、背面スイッチSW17がオンされ
ていれば、ISO値を減少方向に変化させる為に、DO
WNフラグに「1」をセットし(ステップS40′)、
この後、この制御手順を終了してもとのルーチンにリタ
ーンする。
【0064】この様に第2の変形例を構成する事によ
り、ISO値の設定をより簡単に、操作性よく行う事の
出来るカメラが提供される事になる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した様に、この発明によれば、
操作性の良いカメラの情報設定装置が提供されることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるカメラの情報設定装置の一実
施例の構成が適用される一眼レフレックスカメラの上部
構造を示す上面図である。
【図2】図1に示す外部表示パネルの表示態様を全点灯
状態で示す上面図である。
【図3】図2に示す外部表示パネルの表示態様を、シャ
ッタ速度優先モード、中央重点測光モード、1駒ドライ
ブモードで示す上面図である。
【図4】図2に示す外部表示パネルの表示態様を、絞り
優先モード、スポット測光モード、連続ドライブモード
で示す上面図である。
【図5】図2に示す外部表示パネルの表示態様を、プロ
グラム撮影モード、分割測光モード、多重ドライブモー
ドで示す上面図である。
【図6】図1に示す露出補正ダイヤルの縦断面形状を示
す断面図である。
【図7】制御回路の構成を示す回路図である。
【図8】制御回路における操作表示処理の制御手順を示
すフローチャートである。
【図9】U/D割り込み処理の制御手順を示すフローチ
ャートである。
【図10】ISO設定の制御手順を示すフローチャート
である。
【図11】ドライブモードまたは測光モードの設定の制
御手順を示すフローチャートである。
【図12】ISO表示の制御手順を示すフローチャート
である。
【図13】外部表示パネルを、ISO値がアップ方向に
変更された状態で示す上面図である。
【図14】外部表示パネルを、ISO値がダウン方向に
変更された状態で示す上面図である。
【図15】ドライブモード表示の制御手順を示すフロー
チャートである。
【図16】測光モード表示の制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図17】この発明に係わるカメラの情報設定装置の第
1の変形例に係わる構成が適用される一眼レフレックス
カメラの上部構造を示す上面図である。
【図18】第1の変形例におけるU/D割り込み処理の
制御手順を示すフローチャートである。
【図19】この発明に係わるカメラの情報設定装置の第
2の変形例に係わる構成が適用される一眼レフレックス
カメラの上部構造を示す上面図である。
【図20】第2の変形例で用いられる露出補正ダイヤル
の構成を示す縦断面図である。
【図21】第2の変形例における操作表示処理の制御手
順を示すフローチャートである。
【図22】第2の変形例におけるU/D割り込み処理の
制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 一眼レフレックスカメラ 12 カメラボディ 14 メイン釦 16 シャッタレリーズ釦 18 アップ/ダウンレバー 20 外部表示パネル 22 シャッタ速度設定ダイヤル 24 露出補正ダイヤル 26 第1の固定指標 28 第2の固定指標 30 赤目防止釦 32 セルフタイマー釦 34 絞りリング 36 第3の固定指標 38 制御回路 42 上飾り部材 44 透孔 46 クリック版 48 コード版 50 取り付けボルト 52 クリックボール穴 54 クリックボール 56 スプリング 58 検出機構 60a〜60e 接触ブラシ 62 ブラシホルダ 64 CPU 66 検出機構 70 受光素子 72 測光回路 74 A/D変換回路 76 露出制御回路 78 通信コントローラ 80 EEPROM 82 レンズ側CPU 84 絞りリングスイッチ 86 増加方向表示部 88 減少方向表示部 90 中央操作釦 92 背面操作釦 K フレキシブル基板

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラボディに回転自在に取り付けられた
    ダイヤル部材と、 このダイヤル部材の回転位置を検出する検出手段と、 この検出手段により、前記ダイヤル部材が、所定の回動
    範囲内に設定された角度位置にあると検出された場合
    に、第1の撮影情報に係わる値を設定し、該所定の回動
    範囲外に設定された角度位置にあると検出された場合
    に、第2の撮影情報を設定可能とする制御手段とを具備
    するカメラの情報設定装置。
  2. 【請求項2】カメラボディに回転自在に取り付けられた
    ダイヤル部材と、 該ダイヤル部材の外周に対向する様に前記カメラボディ
    に形成され、前記ダイヤル部材の角度位置を示す固定指
    標と、 前記ダイヤル部材の所定の回動範囲内に配設され、第1
    の撮影情報に係わる値を設定する為の第1の設定領域
    と、 前記ダイヤル部材の前記所定の回動範囲外に配設され、
    第2の撮影情報を設定可能とする為の第2の設定領域と
    を具備し、 前記第1の設定領域が前記固定指標に対向する様な角度
    位置に回動された状態で、前記第1の撮影情報に係わる
    値が設定され、前記第2の設定領域が前記固定指標に対
    向する様な角度位置に回動された状態で、前記第2の撮
    影情報が設定可能とされる事を特徴とするカメラの情報
    設定装置。
  3. 【請求項3】前記第1の撮影情報は、前記ダイヤル部材
    の前記所定の回動範囲内の複数の角度位置に応じて異な
    る値に設定された複数の露出補正値を有する事を特徴と
    する請求項1または2に記載のカメラの情報設定装置。
  4. 【請求項4】前記第2の撮影情報は、少なくともISO
    情報を有する事を特徴とする請求項1乃至3の何れか1
    項に記載のカメラの情報設定装置。
  5. 【請求項5】前記ダイヤル部材によりISOの設定状態
    が規定された状態で、前記ISOの値を所定の変化方向
    で変更設定する為の第1の操作部材を更に具備する事を
    特徴とする請求項4に記載のカメラの情報設定装置。
  6. 【請求項6】前記第1の操作部材を操作する毎に、前記
    ISOの値は増大方向に変更設定される事を特徴とする
    請求項5に記載のカメラの情報設定装置。
  7. 【請求項7】前記第1の操作部材は、前記ダイヤル部材
    の中央に押し込み自在に配設された操作釦である事を特
    徴とする請求項5または6に記載のカメラの情報設定装
    置。
  8. 【請求項8】前記第1の操作部材を操作した場合の前記
    ISOの値の変化方向を、逆方向に変更する為の第2の
    操作部材を更に具備する事を特徴とする請求項5に記載
    のカメラの情報設定装置。
  9. 【請求項9】前記第2の操作部材を操作しながら前記第
    1の操作部材を操作する毎に、前記ISOの値は減少方
    向に変更設定される事を特徴とする請求項8に記載のカ
    メラの情報設定装置。
  10. 【請求項10】前記第2の撮影情報は、前記ダイヤル部
    材の前記所定の回動範囲外の複数の角度位置に応じて異
    なる複数の撮影情報を有する事を特徴とする請求項1乃
    至3の何れか1項に記載のカメラの情報設定装置。
  11. 【請求項11】前記ダイヤル部材の角度位置に応じて複
    数の第2の撮影情報から選択された撮影情報の内容を変
    更する為の変更部材を更に具備する事を特徴とする請求
    項10に記載のカメラの情報設定装置。
  12. 【請求項12】前記第2の撮影情報は、少なくともドラ
    イブモード情報と測光モード情報とISO値情報とを有
    し、 前記ドライブモード情報と測光モード情報とISO値情
    報との中から1つが、前記ダイヤル部材の前記所定の回
    動範囲外における角度位置に応じて規定される事を特徴
    とする請求項11に記載のカメラの情報設定装置。
  13. 【請求項13】前記撮影情報として前記ドライブモード
    情報が規定された状態で、前記変更部材を操作する毎
    に、1駒撮影モードと連続撮影モードと多重撮影モード
    との中から1つが順次選択される事を特徴とする請求項
    12に記載のカメラの情報設定装置。
  14. 【請求項14】前記撮影情報として前記測光モード情報
    が規定された状態で、前記変更部材を操作する毎に、分
    割測光モードとスポット測光モードと中央重点測光モー
    ドとの中から1つが順次選択される事を特徴とする請求
    項12に記載のカメラの情報設定装置。
  15. 【請求項15】前記撮影情報として前記ISO値情報が
    規定された状態で、前記変更部材を操作する毎に、前記
    ISOの値が変更される事を特徴とする請求項12に記
    載のカメラの情報設定装置。
  16. 【請求項16】前記変更部材はアップ/ダウンレバーを
    備え、 このアップ/ダウンレバーをアップ方向に操作する事に
    より、前記ダイヤル部材の角度位置に応じて選択された
    撮影情報は、所定の変化方向に変更され、ダウン方向に
    操作する事により、前記所定の変更方向とは反対方向に
    変更される事を特徴とする請求項11に記載のカメラの
    情報設定装置。
  17. 【請求項17】前記撮影情報としてISO値情報が規定
    された状態で、前記アップ/ダウンレバーをアップ方向
    に操作する事により、ISOの値は増大方向に変更さ
    れ、ダウン方向に操作する事によりISOの値は減少方
    向に変更される事を特徴とする請求項16に記載のカメ
    ラの情報設定装置。
  18. 【請求項18】前記変更部材は、前記ダイヤル部材の近
    傍に配設された第1及び第2の操作釦から構成され、 この第1の操作釦を操作する事により、前記ダイヤル部
    材の角度位置に応じて選択された撮影情報は、所定の変
    更方向に変更され、第2の操作釦を操作する事により、
    前記所定の変更方向とは反対方向に変更される事を特徴
    とする請求項11に記載のカメラの情報設定装置。
  19. 【請求項19】前記撮影情報としてISO値情報が規定
    された状態で、前記第1の操作釦を操作する事により、
    ISOの値は増大方向に変更され、前記第2の操作釦を
    操作する事によりISOの値は減少方向に変更される事
    を特徴とする請求項18に記載のカメラの情報設定装
    置。
  20. 【請求項20】前記第1及び第2の操作釦は、前記ダイ
    ヤル部材の現在設定されている角度位置を示す固定指標
    を間において、互いに対向した状態でカメラボディの表
    面上に配設されている事を特徴とする請求項18に記載
    のカメラの情報設定装置。
  21. 【請求項21】前記第1の操作釦は、前記ダイヤル部材
    が前記所定の回動範囲内にある場合に、赤目防止釦とし
    ての機能を発揮し、前記ダイヤル部材が前記所定の回動
    範囲外にある場合に、アップ釦としての機能を発揮する
    様に構成され、 前記第2の操作釦は、前記ダイヤル部材が前記所定の回
    動範囲内にある場合に、セルフタイマー設定釦としての
    機能を発揮し、前記ダイヤル部材が前記所定の回動範囲
    外にある場合に、ダウン釦としての機能を発揮する様に
    構成されることを特徴とする請求項20に記載のカメラ
    の情報設定装置。
  22. 【請求項22】前記変更部材は、前記ダイヤル部材の中
    央に自在に配設された第1の操作釦と、カメラボディの
    背面に配設された第2の操作釦とから構成され、 この第1の操作釦を操作する事により、前記ダイヤル部
    材の角度位置に応じて選択された撮影情報は、所定の変
    更方向に変更され、第2の操作釦を操作しつつ前記第1
    の操作釦を操作する事により、前記所定の変更方向とは
    反対方向に変更される事を特徴とする請求項11に記載
    のカメラの情報設定装置。
JP6128326A 1994-05-17 1994-05-18 カメラの情報設定装置 Pending JPH07311400A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000002558A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Asahi Optical Co Ltd 回転エンコーダ

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JP2000002558A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Asahi Optical Co Ltd 回転エンコーダ

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