JP3004599U - カメラの情報設定装置 - Google Patents

カメラの情報設定装置

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JP3004599U
JP3004599U JP1994006603U JP660394U JP3004599U JP 3004599 U JP3004599 U JP 3004599U JP 1994006603 U JP1994006603 U JP 1994006603U JP 660394 U JP660394 U JP 660394U JP 3004599 U JP3004599 U JP 3004599U
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忠幸 桐ケ谷
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旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 初心者でも露出モードの設定を容易に行う事
の出来る操作性の良いカメラの情報設定装置を提供する
ことである。 【構成】 カメラボディに回動自在に取り付けられたダ
イヤル部材と、このダイヤル部材の回動位置を検出する
検出手段と、この検出手段により、ダイヤル部材が、所
定の回動範囲内に設定された回動位置にあると検出され
た場合に、所定の撮影情報に係わる数値を複数の数値か
ら、ダイヤル部材の回動位置に応じて選択的に設定し、
該所定の回動範囲外に設定された回動位置にあると検出
された場合に、露出制御モードを複数のモードの中か
ら、ダイヤル部材の回動位置に応じて選択的に設定する
制御手段とを具備する事を特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、カメラボディに回動自在に支持されたダイヤル部材を備えたカメ ラの情報設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば露出制御モードを、カメラボディの外表面上に回動自在に取 り付けられた露出補正ダイヤルを回動させることにより変更設定するものが知ら れ、実用に供されている。この従来の露出制御モード選択ダイヤルにおいては、 このダイヤル上に記載された所定の露出制御モードに対応する情報をカメラボデ ィに印された固定指標に合う様に回動させる事により、この固定指標に対向した モードが露出制御モードとして設定される様に構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここで、この様に露出制御モードをダイヤル操作により複数のモードから選択 的に設定する様に構成された従来のカメラにおいては、露出補正値は露出補正釦 を押し込み操作により設定される様に構成されている。この為、撮影の為の操作 部材(設定ダイヤルや設定釦等)が多くなり、撮影者に取って何れの操作部材を 操作すれば良いのか解り難く、操作性が悪いとの問題点がある。
【0004】
【考案の目的】
この考案は、上述した事情に鑑みてなされたもので、この考案の目的は、初心 者でも露出モードの設定を容易に行う事の出来る操作性の良いカメラの情報設定 装置を提供することである。
【0005】 また、この考案の他の目的は、ダイヤル部材や外部表示部材の面積を増加する ことなく、露出補正値を複数の数値から選択することができると共に、露出制御 モードを複数のモードから選択する事の出来るカメラの情報設定装置を提供する 事である。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
上述した課題を解決し、目的を達成する為、この考案に係わるカメラの情報設 定装置は、請求項1の記載によれば、カメラボディに回動自在に取り付けられた ダイヤル部材と、このダイヤル部材の回動位置を検出する検出手段と、この検出 手段により、前記ダイヤル部材が、所定の回動範囲内に設定された回動位置にあ ると検出された場合に、所定の撮影情報に係わる数値を複数の数値から、前記ダ イヤル部材の回動位置に応じて選択的に設定し、該所定の回動範囲外に設定され た回動位置にあると検出された場合に、露出制御モードを複数のモードの中から 、前記ダイヤル部材の回動位置に応じて選択的に設定する制御手段とを具備する 事を特徴としている。
【0007】 また、この考案に係わるカメラの情報設定装置は、請求項2の記載によれば、 カメラボディに回動自在に取り付けられたダイヤル部材と、該ダイヤル部材の外 周に対向する様に前記カメラボディに形成され、前記ダイヤル部材の回動位置を 示す固定指標と、前記ダイヤル部材の所定の回動範囲内に配設され、撮影情報に 係わる複数の数値を夫々規定する角度位置が前記ダイヤル部材の回動位置に応じ て設定された第1の設定領域と、前記ダイヤル部材の前記所定の回動範囲外に配 設され、露出制御モードに係わる複数のモードを夫々規定する角度位置が前記ダ イヤル部材の回動位置に応じて設定された第2の設定領域とを具備し、前記第1 の設定領域が前記固定指標に対向する様に回動された状態で、前記所定の撮影情 報に係わる数値が選択的に設定され、前記第2の設定領域が前記固定指標に対向 する様に回動された状態で、前記露出制御モードが選択的に設定される事を特徴 としている。
【0008】
【実施例の説明】
以下に、この考案に係るカメラの情報設定装置の一実施例の構成を、一眼レフ レックスカメラのカメラボディに適用した場合につき、添付図面を参照して詳細 に説明する。
【0009】 先ず、図1に示す様に、この一眼レフレックスカメラ10のカメラボディ12 には、交換レンズ14が着脱自在に取り付けられている。このカメラボディ12 の上面には、メインスイッチSW1 (図9に示す)に連動するメイン釦(図示せ ず)が取り付けられ、また、図中右前部には、測光スイッチSW2 及びレリーズ スイッチSW3 (共に図9に示す)に連動するシャッタレリーズ釦16が押し込 み自在に配設されている。、また、このシャッタレリーズ釦16の直後方には、 外部表示パネル18が配設されている。また、このカメラボディ12のペンタプ リズム12aの図中右側にはシャッタ速度設定ダイヤル20が、そして、図中左 側にはこの実施例の特徴をなす露出補正ダイヤル22が、夫々、カメラボディ1 2の上面に直交する軸線回りに回動自在に取り付けられている。
【0010】 このシャッタ速度設定ダイヤル20の図中直左側に位置するカメラボディ12 の上面には、このシャッタ速度設定ダイヤル20により現在設定されているシャ ッタ速度を示す第1の固定指標24が描かれている。一方、露出補正ダイヤル2 2の図中直右側に位置するカメラボディ12の上面には、この露出補正ダイヤル 22により現在設定されている露出補正値(または、現在設定されている露出制 御モード)を示す第2の固定指標26が描かれている。
【0011】 また、上述した交換レンズ14の基端部には、絞りリング28が光軸回りに回 動自在に取り付けられている。この絞りリング28の図中直前方に位置する交換 レンズ14の外周面には、この絞りリング28により現在設定されている絞り値 を示す第3の固定指標30が描かれている。
【0012】 上述した外部表示パネル18は、この実施例においては液晶表示パネルから、 種々の撮影情報を表示する様に構成されている。詳細には、この外部表示パネル 18には、図2に全点灯状態で示す様に、現在設定されている露出制御モードを 英字「PICTvAvM」から適宜選択した状態で表示する露出制御モード表示 部18aと、ドライブモードを表示するドライブモード表示部18bと、シャッ タ速度を表示するシャッタ速度表示部18cと、セルフタイマーの設定状態を表 示するセルフタイマー表示部18dと、絞り値を表示する絞り値表示部18eと 、点滅によりフラッシュ撮影が必要な事を、また、点灯によりフラッシュ撮影が 可能な事を示すフラッシュ表示部18fと、フィルムの撮影枚数を表示する撮影 枚数表示部18gと、フィルムの装填状態を示す装填状態表示部18hとが設け られている。
【0013】 また、上述したシャッタ設定ダイヤル20は、外周を16等分された状態で回 動停止位置を規定され、夫々の回動停止位置に応じて設定されるシャッタ速度目 盛りが図示する様に描かれている。尚、シャッタ速度として描かれた英字「A」 は、絞り速度優先のオート露出制御モードを設定する為のオート値を示し、この 英字「A」で示されるオート値が第1の固定指標24に対向する様にシャッタ設 定ダイヤル20が回動される事により、カメラ側で、即ち、後述する制御回路3 2(図9に示す。)において、絞りリング28により現在設定されている絞り値 に合致するシャッタ速度が自動的に設定される。
【0014】 また、上述した絞りリング28は、外周に全部で7つの回動停止位置を規定さ れ、夫々の回動停止位置に応じて設定される絞り値目盛りが図示する様に描かれ ている。尚、絞り値として描かれた英字「A」は、シャッタ速度優先のオート露 出制御モードを設定する為のオート位置を示し、この英字「A」で示されるオー ト値が第3の固定指標30に対向する様に絞りリング28が回動される事により 、制御回路32において、シャッタ速度設定ダイヤル20により現在設定されて いるシャッタ速度に合致する絞り値が自動的に設定される。
【0015】 尚、シャッタ速度設定ダイヤル20においても、また、絞りリング28におい ても英字「A」が設定されている場合には、制御回路32は、所定のプログラム に従って絞り値及びシャッタ速度を演算するプログラム露出制御モードを実行す る様に構成されている。また、シャッタ速度設定ダイヤル20においても、また 、絞りリング28においても英字「A」以外の所定の数値が設定されている場合 には、制御回路32は、所謂マニュアル露出制御モードを実行する様に構成され ている。
【0016】 即ち、詳細は後述するが、制御回路32は、シャッタ速度設定ダイヤル20に おいても、また、絞りリング28においても英字「A」が設定され、プログラム 露出制御モードが規定された場合において、露出補正ダイヤル22が後述する第 2の設定領域B内の角度位置が第2の固定指標26に対向する回動位置にある状 態で、図3に示す様に、外部表示パネル18の露出制御モード表示部18aに英 字「PICT」を点灯表示させ、シャッタ速度設定ダイヤル20においても、ま た、絞りリング28においても英字「A」が設定され、プログラム露出制御モー ドが規定された場合において、露出補正ダイヤル22が後述する第1の設定領域 A内の角度位置が第2の固定指標26に対向する回動位置にある状態で、図4に 示す様に、外部表示パネル18の露出制御モード表示部18aに英字「P」を点 灯表示させ、シャッタ速度設定ダイヤル20において英字「A」が設定され、ま た、絞りリング28において所定の絞り値が設定され、絞り速度優先オート露出 制御モードが規定された場合に、図5に示す様に、外部表示パネル18の露出制 御モード表示部18aに英字「Av」を点灯表示させ、シャッタ速度設定ダイヤ ル20において所定のシャッタ速度が設定され、また、絞りリング28において 英字「A」が設定され、シャッタ速度優先オート露出制御モードが規定された場 合に、図6に示す様に、外部表示パネル18の露出制御モード表示部18aに英 字「Tv」を点灯表示させ、シャッタ速度設定ダイヤル20においても、また、 絞りリング28においても所定のシャッタ速度及び絞り値が夫々設定され、マニ ュアル露出制御モードが規定された場合に、図7に示す様に、外部表示パネル1 8の露出制御モード表示部18aに英字「M」を点灯表示させる様に構成されて いる。
【0017】 ここで、この実施例の特徴をなす点であるが、上述した露出補正ダイヤル22 は、撮影情報としての露出補正値を+2.0〜−2.0の範囲で、0値を含んで 0.5刻みで全部で9段階に渡り変更設定可能に構成されると共に、露出制御モ ードとして、ピクチャー露出モードとして分類される5つの露出制御モードの中 から、所望の露出制御モードを選択できる様に構成されている。即ち、この露出 補正ダイヤル22は、全部で14の回動位置に夫々応じた設定情報を有する様に 構成されており、180度の第1の回動範囲に渡り、上述した9段階の露出補正 値が等角度的(即ち、20度おきに)に規定された第1の設定領域Aと、残りの 180度の第2の回動範囲に渡り、上述した5つの露出制御モードが等角度的に (即ち、36度おきに)規定された第2の設定領域Bとを有している。
【0018】 尚、この露出補正ダイヤル22の第1の設定領域Aが第2の固定指標26に対 向する様に回動される事により、露出補正値が所望の値に設定される。具体的に は、この第1の設定領域A内に規定される計9箇所の角度位置に夫々対応して設 定された数値が、第2の固定指標26に対向する事により、この第2の固定指標 26に対向している数値が露出補正値として制御回路32により自動的に設定さ れる様に構成されている。
【0019】 一方、この露出補正ダイヤル22の第2の設定領域Bが第2の固定指標26に 対向する様に回動される事により、露出制御モードが所望のモードに設定される 。具体的には、この第2の設定領域B内に規定される計5箇所の角度位置に夫々 対応して設定されたモードが、第2の固定指標26に対向する事により、この第 2の固定指標26に対向しているモードが露出制御モードとして制御回路32に より自動的に設定される様に構成されている。
【0020】 この露出補正ダイヤル22は詳細には、図8に示す様に、この露出補正ダイヤ ル22は、カメラボディ12の上面を規定する上飾り部材36に厚さ方向に貫通 して形成された円形状の透孔38に回動自在に挿通されている。この露出補正ダ イヤル22の下面には、ドーナッツ状のクリック板40が取り付けられ、このク リック板40の下面には、同様にドーナッツ状に形成されたコード板42が取り 付けられている。これらクリック板40とコード板42とは、取り付けボルト4 4を介して共締めされた状態で、露出補正ダイヤル22の下面に固定されている 。
【0021】 このクリック板40の上面(即ち、上飾り部材36の下面に対向する面)には 、第1の設定領域A内において全部で9個のクリック溝(図示せず)が等角度的 に(即ち、20度おきに)、また、第2の設定領域B内において5個のクリック 溝(図示せず)が等角度的(即ち、36度おきに)に、夫々形成されている。ま た、上述した透孔38の側方に位置する上飾り部材36の部分には、クリックボ ール受け穴46が、上飾り部材36の下面に開口した状態で、且つ、上述したク リック溝に対向可能な状態で形成されている。このクリックボール受け穴46内 には、クリックボール48が進退自在に収納されており、内蔵されたスプリング 50によって、クリック板40に向けて押し出される様に付勢されている。 この様にして、この露出補正ダイヤル22は、回動される事により、合計で1 4箇所の回動位置で、クリックボール48がクリック溝に入り込んで所謂クリッ ク係止される事になる。従って、この露出補正ダイヤル22を操作する撮影者は 、各々の停止位置をクリック感により確実に認識することが出来ると共に、各々 の停止位置で、露出補正ダイヤル22はクリック係止されてその位置を弾性的に 保持される事になる。
【0022】 ここで、上述した露出補正ダイヤル22には、これの回動位置を第2の固定指 標26に対向する回動位置を、制御回路32により検出位置として検出する為の 検出機構52が設けられている。この検出機構52は、この露出補正ダイヤル2 2の下方に対向した状態で、5本の接触ブラシ54a〜54eを露出補正ダイヤ ル22の径方向に沿って備え、これら5本の接触ブラシ54a〜54eは、カメ ラボディに固着されブラシホルダ56に取り付けられている。
【0023】 また、この検出機構52は、図示していないが、コード板42に同心円状に形 成され、5本の接触ブラシ54a〜54eの先端が夫々接触する5本のコードト ラックを備えている。ここで、最内周位置にあるトラック及び接触ブラシ54e を接地用として用い、残りの4本のコードトラック及び接触ブラシ54a〜54 dにより全部で15の位置を固有に識別する為の4つの検出スイッチSW4 〜S W7 を構成している。これら4つの検出スイッチSW4 〜SW7 は、図9に示す 様に、フレキシブル基板(図示せず)を介して、上述した検出スイッチSW1 〜 SW3 と共に制御回路32を構成するCPU58のスイッチポートP0 〜P6 に 夫々接続されている。
【0024】 ここで、上述したシャッタ速度設定ダイヤル20に関しても、この露出補正ダ イヤル22と同様に構成され、且つ、同様な4つの検出スイッチSW8 〜SW11 を備えた検出機構60を備えており、その説明を省略するが、これら4つの検出 スイッチSW8 〜SW11も図示しないフレキシブル基板を介して、制御回路32 を構成するCPU58のスイッチポートP7 〜P10に夫々接続されている。
【0025】 次に、制御回路32について図9を参照して説明する。 交換レンズ12に内蔵された撮影レンズ(図示せず)からカメラボディ12内 に入射した被写体光束は、図示していないが、大部分がメインミラーによりファ インダ光学系を構成するペンタプリズムに向かって反射され、さらに反射光の一 部が測光用ICの受光素子62に入射する。ここで、カメラボディ12内に入射 した被写体光束のうち、メインミラーのハーフミラー部に入射した被写体光束の 一部は、ここを透過し、メインミラーの後方に設けられたサブミラーで下方に反 射されて測距用CCDセンサユニット(図示せず)に入射する。
【0026】 上述した様に、測光用ICは被写体光束を受光する受光素子62を備えており 、この受光素子62が受光量に応じて発生する電気信号を測光回路64において 対数圧縮し、A/D変換回路66においてA/D変換し、測光信号としてカメラ ボディ12側のCPU58に出力する。このCPU58は、入力された測光信号 およびフィルム感度情報に基づいて所定の演算を実行し、露出用の適正シャッタ 速度および絞り値を算出する。そして、このCPU58は、これらのシャッタ速 度および絞り値に基づいて露出制御回路68および図示しない絞り機構を駆動し て被写体光束をフィルム面上に露光する様に構成されている。更に、このCPU 58は、レリーズに際して、図示しないモータドライブ回路を介して図示しない ミラーモータを駆動して、メインミラーのアップ/ダウン処理を行ない、露光終 了後には図示しない巻上モータを駆動してフィルムを巻上げる様に構成されてい る。また、このCPU58は、上述した外部表示パネル18に接続され、これの 表示内容を制御する様に構成されている。
【0027】 ここで、CPU58は、全体制御を司り、プログラムをメモリしたROM、所 定のデータをメモリするRAMを内蔵した制御部58aと、AF(オートフォー カス)演算、PZ(パワーズーム)演算、AE演算等の演算処理を実行する演算 部58bと、タイマカウンタ58cとを備えてている。この制御部58aには、 通信コントローラ70を介して外部メモリ手段としてのEEPROM72が接続 されている。このEEPROM72には、カメラボディ12特有の各種定数のほ かに、AF(オートフォーカス)演算、AE演算等の演算処理に必要な各種関数 、定数などがメモリされている。
【0028】 また、CPU58は、カメラボディ12の図示しないレンズマウント部に設け られた接続端子群と、交換レンズ14のマウント面に設けられた図示しない接続 端子群との接続を介してレンズ側CPU74と接続され、上述した通信コントロ ーラを介して、このレンズ側CPU74との間でデータ、コマンド等の通信を行 なう様に構成されている。尚、このレンズ側CPU74に、上述した絞りリング 28で設定された絞り値におけるオート値を検出する為の絞りリングスイッチ7 6が接続されている。
【0029】 次に、図10のフローチャートに基づいて、この制御回路32における操作表 示処理の制御手順について説明する。 この操作表示処理は、図示しないPOFFループ、PONループ、レリーズ処 理等において、カメラの操作釦の操作に応じて、外部表示パネル18及びファイ ンダ内の図示しない内部表示パネルの表示の制御を行うスイッチ操作表示ループ において実行されるサブルーチンとして規定されている。
【0030】 先ず、この操作表示処理がコールされると、シャッタ速度設定ダイヤル20の ダイヤル操作に応じて(ステップS10)セットされる4つの検出スイッチSW 4 〜SW7 のオン/オフ状態をスイッチポートP3 〜P6 から読み取り、Tvフ ラグを設定する(ステップS12)。ここで、オート値が選択されている場合に は、Tvフラグに「1」をセットし、所定のシャッタ速度値が選択されている場 合には、Tvフラグを「0」にリセットする。この後、絞りリング28の回動操 作に応じて(ステップS14)セットされる絞りリングスイッチ76のオン/オ フ状態を読み取り、Avフラグを設定する(ステップS16)。ここで、リング スイッチ76がオンしており、オート値が選択されている場合には、Avフラグ に「1」をセットし、リングスイッチ76がオフしており、所定の絞り値が選択 されている場合には、Avフラグを「0」にリセットする。
【0031】 また、露出補正ダイヤル22のダイヤル操作に応じて(ステップS18)セッ トされる4つの検出スイッチSW8 〜SW11のオン/オフ状態をスイッチポート P7 〜P10から読み取り、Xvフラグをセットする(ステップS20)。ここで 、露出補正ダイヤル22の第1の設定領域Aが第2の固定指標26に対向してい る場合には、Xvフラグを「0」にリセットし、第2の設定領域Bが第2の固定 指標26に対向している場合には、Xvフラグに「1」をセットする。そして、 ステップS12,16におけるフラグのセット状態の組み合わせを判断し(ステ ップS22)、このセット状態の組み合わせに応じて、露出制御モードを判別す る。
【0032】 即ち、このステップS22においてTvフラグもAvフラグも共に「1」がセ ットされていると判断される場合には、先ず、上述したXvフラグのセット状態 を判別し(ステップS24)、このXvフラグがセットされていると判断される 場合には、即ち、露出補正ダイヤル22の第2の設定領域Bに設定されたピクチ ャー露出モードの何れかが第2の固定指標26に対向している場合には、その回 動位置に応じてセットされたピクチャーモードを設定した上で(ステップS26 )、外部表示パネル18の露出制御モード表示部18aに、図3に示す様に、英 字「PICT」を表示して(ステップS28)、もとのルーチンにリターンする 。
【0033】 一方、TvフラグもAvフラグも共に「1」がセットされ、Xvフラグがリセ ットされている判断される場合には、即ち、露出補正ダイヤル22の第1の設定 領域Aに設定された露出補正値が所望の値に設定されている場合には、プログラ ム露出制御モードを設定し(ステップS30)、外部表示パネル18の露出制御 モード表示部18aに図4に示す様に、英字「P」を表示して(ステップS32 )、もとのルーチンにリターンする。また、Tvフラグが「0」がリセットされ Avフラグに「1」がセットされている場合には、シャッタ速度優先オート露出 制御モードを設定し(ステップS34)、外部表示パネル18の露出制御モード 表示部18aに図5に示す様に、英字「Tv」を表示して(ステップS36)、 もとのルーチンにリターンする。
【0034】 また、Tvフラグに「1」がセットされAvフラグに「0」がリセットされて いる場合には、絞り速度優先オート露出制御モードを設定し(ステップS38) 、外部表示パネル18の露出制御モード表示部18aに図6に示す様に、英字「 Av」を表示して(ステップS40)、もとのルーチンにリターンする。そして 、Tvフラグ及びAvフラグに共に「0」がリセットされている場合には、マニ ュアル露出制御モードを設定し(ステップS42)、外部表示パネル18の露出 制御モード表示部18aに図7に示す様に、英字「M」を表示して(ステップS 44)、もとのルーチンにリターンする。
【0035】 以上詳述した様に、この実施例においては、露出制御モードを設定する為の専 用の部材が設けられておらず、露出制御モードをピクチャーモードとして分類さ れる5つのモードの中から選択する場合には、露出補正ダイヤル22を回動して 、第2の設定領域B内に設定された何れかのモードを第2の固定指標26に対向 させる事により、露出制御モードがピクチャーモードの中から適宜選択され、一 方、シャッタ速度設定ダイヤル20及び絞りリング28を回動する事により、夫 々の回動位置に応じて、露出制御モードが、プログラム露出制御モード、シャッ タ速度優先オート露出制御モード、絞り優先オート露出制御モード、マニュアル 露出制御モードの4つのモードの中から選択される事になる。この様にして、例 え初心者でも、容易に露出制御モードを設定することができることになり、操作 性が極めて向上する事になる。
【0036】 また、この選択された露出制御モードが、外部表示パネル18に表示されるの で、現在設定されている露出制御モードが何であるのかを、この外部表示パネル 18から明白に理解することができ、初心者でも露出制御モードの設定状態を一 目で把握することができる事になる。
【0037】
【考案の効果】
以上詳述した様に、この考案によれば、初心者でも露出モードの設定を容易に 行う事の出来る操作性の良いカメラの情報設定装置が提供されることになる。 また、この考案によれば、ダイヤル部材や外部表示部材の面積を増加すること なく、露出補正値を複数の数値から選択することができると共に、露出制御モー ドを複数のモードから選択する事の出来るカメラの情報設定装置が提供されるこ とになる。
【提出日】平成6年6月24日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 ここで、上述した露出補正ダイヤル22には、これの回動位置を第2の固定指 標26に対向する回動位置を、制御回路32により検出位置として検出する為の 検出機構52が設けられている。この検出機構52は、この露出補正ダイヤル2 2の下方に対向した状態で、5本の接触ブラシ54a〜54eを露出補正ダイヤ ル22の径方向に沿って備え、これら5本の接触ブラシ54a〜54eは、カメ ラボディに固着されブラシホルダ56に取り付けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるカメラの情報設定装置の一実
施例の構成が適用される一眼レフレックスカメラの上部
構造を示す上面図である。
【図2】図1に示す外部表示パネルの表示態様を全点灯
状態で示す上面図である。
【図3】図2に示す外部表示パネルの表示態様を、ピク
チャーモードが選択可能に設定された状態で示す上面図
である。
【図4】図2に示す外部表示パネルの表示態様を、プロ
グラム露出制御モードが設定された状態で示す上面図で
ある。
【図5】図2に示す外部表示パネルの表示態様を、絞り
優先露出制御モードが設定された状態で示す上面図であ
る。
【図6】図2に示す外部表示パネルの表示態様を、シャ
ッタ速度優先露出制御モードが設定された状態で示す上
面図である。
【図7】図2に示す外部表示パネルの表示態様を、マニ
ュアル露出制御モードが設定された状態で示す上面図で
ある。
【図8】図1に示す露出補正ダイヤルの縦断面形状を示
す断面図である。
【図9】制御回路の構成を示す回路図である。
【図10】制御回路における操作表示処理の制御手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 一眼レフレックスカメラ 12 カメラボディ 14 交換レンズ 18 外部表示パネル 20 シャッタ速度設定ダイヤル 22 露出補正ダイヤル 24 第1の固定指標 26 第2の固定指標 28 絞りリング 30 第3の固定指標 52 検出機構 58 CPU 76 絞りリングスイッチ
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラボディに回動自在に取り付けられた
    ダイヤル部材と、 このダイヤル部材の回動位置を検出する検出手段と、 この検出手段により、前記ダイヤル部材が、所定の回動
    範囲内に設定された回動位置にあると検出された場合
    に、所定の撮影情報に係わる数値を複数の数値から、前
    記ダイヤル部材の回動位置に応じて選択的に設定し、該
    所定の回動範囲外に設定された回動位置にあると検出さ
    れた場合に、露出制御モードを複数のモードの中から、
    前記ダイヤル部材の回動位置に応じて選択的に設定する
    制御手段とを具備する事を特徴とするカメラの情報設定
    装置。
  2. 【請求項2】カメラボディに回動自在に取り付けられた
    ダイヤル部材と、 該ダイヤル部材の外周に対向する様に前記カメラボディ
    に形成され、前記ダイヤル部材の回動位置を示す固定指
    標と、 前記ダイヤル部材の所定の回動範囲内に配設され、撮影
    情報に係わる複数の数値を夫々規定する角度位置が前記
    ダイヤル部材の回動位置に応じて設定された第1の設定
    領域と、 前記ダイヤル部材の前記所定の回動範囲外に配設され、
    露出制御モードに係わる複数のモードを夫々規定する角
    度位置が前記ダイヤル部材の回動位置に応じて設定され
    た第2の設定領域とを具備し、 前記第1の設定領域が前記固定指標に対向する様に回動
    された状態で、前記所定の撮影情報に係わる数値が選択
    的に設定され、前記第2の設定領域が前記固定指標に対
    向する様に回動された状態で、前記露出制御モードが選
    択的に設定される事を特徴とするカメラの情報設定装
    置。
  3. 【請求項3】前記所定の撮影情報は露出補正情報であ
    り、 異なる数値の露出補正値が、前記所定の回動範囲内に、
    前記ダイヤル部材の角度位置に応じて設定されている事
    を特徴とする請求項1または2に記載のカメラの情報設
    定装置。
  4. 【請求項4】前記露出制御モードは、絵により露出制御
    モードが示される複数のピクチャー露出モードとして規
    定され、初心者用撮影モードと、人物撮影モードと、風
    景撮影モードと、動体撮影モードと、近接撮影モードと
    を有する事を特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に
    記載のカメラの情報設定装置。
  5. 【請求項5】前記ダイヤル部材が所定の回動範囲外にあ
    る場合に、前記露出制御モードが選択されている事を示
    す表示情報を表示する表示手段を更に具備る事を特徴と
    する請求項1乃至4の何れか1項に記載のカメラの情報
    設定装置。
  6. 【請求項6】前記表示情報は、「PICT」と英字で表
    示される様に設定されている事を特徴とする請求項5に
    記載のカメラの情報設定装置。
  7. 【請求項7】カメラボディに回転自在に取り付けられ、
    回転角度位置に応じて複数のシャッタ速度値りとオート
    値とからシャッタ速度を選択的に設定する為のシャッタ
    ダイヤルと、 前記カメラボディに着脱自在に取り付けられる撮影レン
    ズに回転自在に取り付けられ、回転角度位置に応じて複
    数の絞り値りとオート値とから絞りを選択的に設定する
    為の絞りリングと、 前記制御手段で規定された露出制御モードを表示する表
    示手段とを更に具備し、 前記制御手段は、前記シャッタダイヤルと絞りリングと
    の設定状態の組み合わせに基づいて露出制御モードを規
    定する事を特徴とする請求項1に記載のカメラの情報設
    定装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、 (1)前記シャッタダイヤルにおいてオート値が選択さ
    れ、前記絞りリングにおいてオート値が選択された状態
    で、且つ、前記ダイヤル部材の所定の回動範囲外にある
    場合に露出制御モードとして前記ダイヤル部材の回動位
    置に応じて露出制御モードを設定するピクチャー露出モ
    ードを規定し、 (2)前記シャッタダイヤルにおいてオート値が選択さ
    れ、前記絞りリングにおいてオート値が選択された状態
    で、且つ、前記ダイヤル部材の所定の回動範囲内にある
    場合に露出制御モードとしてプログラム露出モードを規
    定し、 (3)前記シャッタダイヤルにおいてオート値が選択さ
    れ、前記絞りリングにおいて所定の絞り値が選択された
    状態で、露出制御モードとして絞り速度優先オート露出
    モードを規定し、 (4)前記シャッタダイヤルにおいて所定のシャッタ速
    度が選択され、前記絞りリングにおいてオート値が選択
    された状態で、露出制御モードとしてシャッタ速度優先
    オート露出モードを規定し、 (5)前記シャッタダイヤルにおいて所定のシャッタ速
    度が選択され、前記絞りリングにおいて所定の絞り値が
    選択された状態で、露出制御モードとしてマニュアル露
    出モードを規定する事を特徴とする請求項7に記載のカ
    メラの情報設定装置。
  9. 【請求項9】前記表示手段は、 (1)前記制御手段においてピクチャー露出モードが規
    定された場合に、英字「PICT」を表示し、 (2)前記制御手段においてプログラム露出モードが規
    定された場合に、英字「P」を表示し、 (3)前記制御手段においてシャッタ速度優先オート露
    出モードが規定された場合に、英字「Tv」を表示し、 (4)前記制御手段において絞り優先オート露出モード
    が規定された場合に、英字「Av」を表示し、 (5)前記制御手段においてマニュアル露出モードが規
    定された場合に、英字「M」を表示する事を特徴とする
    請求項8に記載のカメラの情報設定装置。
  10. 【請求項10】前記表示手段は、液晶パネルから構成さ
    れ、前記カメラボディの上面に取り付けられている事を
    特徴とする請求項5または7に記載のカメラの情報設定
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04128300U (ja) * 1991-05-17 1992-11-24 東芝機器株式会社 飲料デイスペンサー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04128300U (ja) * 1991-05-17 1992-11-24 東芝機器株式会社 飲料デイスペンサー

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