JP2002072067A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002072067A
JP2002072067A JP2000255711A JP2000255711A JP2002072067A JP 2002072067 A JP2002072067 A JP 2002072067A JP 2000255711 A JP2000255711 A JP 2000255711A JP 2000255711 A JP2000255711 A JP 2000255711A JP 2002072067 A JP2002072067 A JP 2002072067A
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JP
Japan
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mode
focus
area
setting
camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000255711A
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English (en)
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Masaharu Hara
正治 原
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動化の機能を初心者が有効に活用でき、か
つ、撮影者の撮影意図が的確に反映される操作性に優れ
たカメラの提供。 【解決手段】 マニュアルフォーカスモードからオート
フォーカスモードに設定変更の際に、記憶部24に記憶
されているオートフォーカスモード時のエリア設定とデ
フォルト値とが一致する場合には、設定変更時のオート
フォーカスモードにおけるエリア設定がデフォルト値に
設定され、記憶部24に記憶されているオートフォーカ
スモード時のエリア設定とデフォルト値とが一致しない
場合には、設定変更時のマニュアルフォーカスモードに
おけるエリア設定がオートフォーカスモードでも継続さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートフォーカス
モードおよびマニュアルフォーカスモードを有し、撮影
画面内の複数のフォーカスエリアを測距して焦点調節を
行うカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラは様々な自動化が図られて
おり、例えば、初心者にも簡単に撮影ができるととも
に、撮影条件を様々に工夫する中級者以上でも満足でき
るように、オートフォーカスモード(AFモード)とマ
ニュアルフォーカスモード(MFモード)とを備えてい
るものが多い。さらに、露出制御に関しても、絞り値と
シャッタースピードとを自由に組み合わせることができ
るマニュアル露出モードに加えて、自動的に露出制御が
行われるモード(全自動モード、絞り優先自動モード、
シャッタ優先自動モード、クローズアップモードなど)
を備えている。
【0003】また、焦点調節に関して、撮影画面上に複
数のフォーカスエリアを設けて、いずれか1つのフォー
カスエリアの測距情報に基づいて撮影レンズの合焦動作
を行うようにしたものがある。AFモード時では、通
常、上述した露出制御モードの内、一般的な撮影に使用
される全自動モード、絞り優先自動モード、シャッタ優
先自動モード、マニュアル露出モードにおいて、複数有
るフォーカスエリアの内の最も近くにある被写体を捉え
ているフォーカスエリアの測距情報を用いてAFが行わ
れるように設定されている。このデフォルト設定は、最
至近距離エリアモードと呼ばれる。また、クローズアッ
プモードでは、主要被写体と一致する確率の高い中央部
のフォーカスエリアの測距情報を用いてAFが行われ
る。
【0004】一方、MFモードの際にも、これらのフォ
ーカスエリアを利用してピント合わせを行うことができ
る(フォーカスエイド機能と呼ばれる)。この場合、ピ
ント合わせに用いるフォーカスエリアを設定すると、そ
のフォーカスエリア内の被写体にピントが合ったときに
ファインダ内にピント表示が示される。撮影者は、この
ピント表示を利用することにより、画面中央以外のエリ
アにもピントを合わせることが容易にできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、AFモード
時でも、ピント合わせに用いるフォーカスエリアを任意
に選んで設定できるカメラがある。しかし、従来のカメ
ラでは、AFモード時にデフォルト設定と異なるフォー
カスエリア設定にした場合でも、一旦MFモードとした
後に再びAFモードとすると、MFモードからAFモー
ドに変更した際にフォーカスエリアの設定はデフォルト
設定となってしまう。
【0006】そのため、例えば、特定の撮影意図によ
り、露出モードを絞り優先自動モードに設定するととも
にフォーカスエリアを特定のエリアに設定した場合で
も、MFモードからAFモードに変更した際にデフォル
ト設定(例えば、最至近距離エリアモード)に戻ってし
まい、撮影者によって特定のフォーカスエリアが選択さ
れたという撮影意図が反映されなくなるという問題があ
った。
【0007】本発明の目的は、自動化の機能を初心者が
有効に活用でき、かつ、撮影者の撮影意図が的確に反映
される操作性に優れたカメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明の実施の形態を示す
図2に対応付けて説明する。 (1)請求項1の発明によるカメラは、撮影画面内の複
数のフォーカスエリア21a〜21e内の被写体の情報
に基づいて撮影レンズ28を合焦させる焦点調節手段2
1,22,23と、オートフォーカスモードおよびマニ
ュアルフォーカスモードのいずれか一方を有効とするフ
ォーカスモード設定手段26と、複数のフォーカスエリ
ア21a〜21eのなかの少なくとも1つの被写体情報
により焦点調節を行うためにいずれか1つのフォーカス
エリアを選択する第1の方式と、複数のフォーカスエリ
ア21a〜21eから得られる複数の被写体情報を所定
のアルゴリズムで処理して焦点調節を行う第2の方式と
を切り換える切換手段23と、オートフォーカスモード
時に切換手段23により切り換えられた第1の方式のフ
ォーカスエリアまたは第2の方式を記憶する記憶手段2
4とを備え、フォーカスモード設定手段26によりマニ
ュアルフォーカスモードからオートフォーカスモードに
設定変更したとき、記憶手段24に記憶されている第1
の方式のフォーカスエリアまたは第2の方式に基づいて
焦点調節を行うことにより上述の目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにお
いて、露出条件の異なる複数の露出モードを有し、露出
モード毎に第1の方式のフォーカスエリアおよび第2の
方式の内のいずれか1つをオートフォーカスモード時の
初期設定としたものである。 (3)請求項3の発明によるカメラは、撮影画面内の複
数のフォーカスエリア21a〜21e内の被写体の情報
に基づいて撮影レンズ28を合焦させる焦点調節手段2
1,22,23と、オートフォーカスモードおよびマニ
ュアルフォーカスモードのいずれか一方を有効とするフ
ォーカスモード設定手段26と、複数のフォーカスエリ
ア21a〜21eのなかの少なくとも1つの被写体情報
により焦点調節を行うためにいずれか1つのフォーカス
エリアを選択する第1の方式と、複数のフォーカスエリ
ア21a〜21eから得られる複数の被写体情報を所定
のアルゴリズムで処理して焦点調節を行う第2の方式と
を切り換える切換手段23と、オートフォーカスモード
時に切換手段23により切り換えられた第1の方式のフ
ォーカスエリアまたは第2の方式を記憶する記憶手段2
4と、露出条件の異なる複数の露出モード毎に第1の方
式のフォーカスエリアおよび第2の方式の内のいずれか
1つを、オートフォーカスモード時の初期設定として決
定する決定手段23とを備え、フォーカスモード設定手
段26によりマニュアルフォーカスモードからオートフ
ォーカスモードに設定変更したとき、記憶手段24に記
憶されている第1の方式のフォーカスエリアまたは第2
の方式がオートフォーカスモード時の露出モードに対応
する初期設定と一致した場合には、その初期設定に基づ
いて焦点調節を行い、記憶手段24に記憶されている第
1の方式のフォーカスエリアまたは第2の方式がオート
フォーカスモード時の露出モードに対応する初期設定と
一致しない場合には、設定変更時のマニュアルフォーカ
スモードにおいて選択されているフォーカスエリア内の
被写体情報に基づいて焦点調節を行うことにより上述の
目的を達成する。 (4)請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記
載のカメラにおいて、オートフォーカスモード時の切換
手段23による切り換えが複数回あるときには、記憶手
段24に記憶されている情報を切り換え後の第1の方式
のフォーカスエリアまたは第2の方式に更新するように
したものである。 (5)請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記
載のカメラにおいて、第2の方式は、複数のフォーカス
エリア21a〜21eから得られる複数の被写体情報の
うち、最至近距離が得られるフォーカスエリアの被写体
情報に基づいて焦点調節を行うようにしたものである。 (6)請求項6の発明は、請求項2〜5のいずれかに記
載のカメラにおいて、オートフォーカスモード時の初期
設定として、撮影画面内の中央付近に設けられたフォー
カスエリアを選択する第1の方式が選択される近接撮影
モードと、オートフォーカスモード時の初期設定とし
て、請求項4に記載の第2の方式が選択される通常撮影
モードとを露出モードとして有するようにしたものであ
る。
【0009】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が発明の実施の形態に限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明の実施の形態を説明する。図1は本発明によるカメラ
の一実施の形態を示す図であり、(a)はカメラ本体を
上方から見た上面図であり、(b)は前方から見た正面
図である。図1において、カメラ本体1の上面には表示
モニタ2、コマンドダイヤル3、電源ダイヤル4、レリ
ーズ釦5、露出モードダイヤル6などが設けられてい
る。表示モニタ2には撮影情報が表示され、液晶表示パ
ネルなどが用いられる。コマンドダイヤル3は、カメラ
前面部に設けられたフォーカスエリア釦13によりフォ
ーカスエリア選択状態とされたときにはエリア選択に用
いられる。露出モードダイヤル6は露出制御モードの選
択に用いられ、ダイヤル上面には選択可能な各露出制御
モードを表すマーク7が設けられている。
【0011】本実施の形態では、選択可能な露出制御モ
ードには、プログラムモード(P)、シャッタ優先モー
ド(S)、絞り優先モード(A)、マニュアルモード
(M)、全自動モード(AUTO)の他に、撮影シーン
に適した絞り値とシャッタースピードとを組み合わせた
5種類のイメージプログラム(例えば、クローズアップ
モード)がある。露出モードダイヤル6を回転して、各
露出制御モードを表すマーク7の何れかを上カバー8に
設けられたマーク9に合わせることにより、露出制御モ
ードが設定される。10はフォーカスモード切換ダイヤ
ルであり、ダイヤル10を回転操作してマーク11をマ
ークAFに合わせるとオートフォーカスモードとなり、
マーク11をマークMに合わせるとマニュアルフォーカ
スモードとなる。12は撮影レンズが装着されるレンズ
マウント部である。
【0012】図2は、カメラの主要部構成を示すブロッ
ク図である。21は撮影画面内の複数の領域を測距検出
する測距素子であり、符号21a〜21eで示す5つの
フォーカスエリアの測距をそれぞれ行うことができる。
22は測距素子21からの信号を検出する測距検出部で
あり、検出された信号はカメラの動作を制御するマイク
ロコンピュータ23に送られる。本実施の形態では、上
述した各露出制御モードのそれぞれに対して、フォーカ
スエリアに関するデフォルト設定(後述する)がされて
おり、そのデフォルト設定はRAM、ROM等で構成さ
れる記憶部24に記憶されている。なお、ここでの測距
とは位相差方式による像面ずれ量を意味するが、実際の
被写体までの距離を計測しても良い。
【0013】ダイヤルスイッチ25a,25bはコマン
ドダイヤル3に連動してオン・オフするスイッチであ
り、コマンドダイヤル3を時計回転方向に回転すると1
クリック回転角毎にスイッチ25aがオン・オフし、反
時計回転方向に回転すると1クリック回転角毎にスイッ
チ25bがオン・オフする。その結果、コマンドダイヤ
ル3の回転量および回転方向に応じた信号がCPU23
に出力される。26は図1のフォーカスモード切換ダイ
ヤル10の操作に連動してオン・オフするフォーカスモ
ードスイッチであり、オンでマニュアルフォーカスモー
ド(MFモード)となり、オフでオートフォーカスモー
ド(AFモード)となる。
【0014】27は図1のフォーカスエリア釦13の操
作に連動するフォーカスエリアスイッチであり、フォー
カスエリア釦13の操作中はオンし、操作が解除される
とオフする。本実施の形態のカメラでは、AFモード時
のフォーカスエリア設定は、露出制御モードに応じて自
動的に所定のデフォルト設定に設定される。例えば、露
出制御が全自動モードの場合には前述した最至近距離エ
リアモードに設定され、クローズアップモードの場合に
は画面中央部のフォーカスエリアを利用するモードに設
定される。なお、本実施の形態のカメラは前述したフォ
ーカスエイド機能を有しており、フォーカスエリアスイ
ッチ27をオンにしてコマンドダイヤル3を操作するこ
とによりファインダ内のピント表示に利用するフォーカ
スエリアを選択することができる。
【0015】また、フォーカスエリアスイッチ27をオ
ン状態とすると、コマンドダイヤル3の操作によるフォ
ーカスエリアモードの切り替えが可能となる。すなわ
ち、AFモード時であればフォーカスエリアをデフォル
ト設定から任意のエリアに設定変更することができ、M
Fモード時であれば、フォーカスエイド機能に利用する
フォーカスエリアを変更することができる。そして、フ
ォーカスエリアモードを切り替えた後にフォーカスエリ
アスイッチ27をオフにすると切り替えたフォーカスエ
リアモードに設定される。28はカメラ本体1のレンズ
マウント部12に装着される撮影レンズであり、フォー
カスモードスイッチ29を備えている。撮影レンズ12
を装着すると端子T1と端子T2とが接続され、フォー
カスモードスイッチ29が有効となる。
【0016】図3は表示モニタ2の表示例を示す図であ
り、フォーカスエリアスイッチ27がオフのときには、
表示モニタ2には図3(a)に示すような通常撮影情報
表示が表示される。通常撮影情報表示では、表示モニタ
2にシャッター速度2a、絞り値2b、フォーカスエリ
ア表示2cおよびフィルムカウント値2dが表示され
る。図3(a)のフォーカスエリア表示2cは最至近距
離エリアモードが選択されているときの表示を示してお
り、測距素子21のフォーカスエリア21a〜21eに
対応する5つのエリアマークE1〜E5が表示されてい
る。
【0017】図4はフォーカスエリア選択手順を説明す
る図であり、通常撮影情報表示状態(図4(a))にお
いて、フォーカスエリア釦13を押し込み操作してフォ
ーカスエリアスイッチ27をオンにすると、図4(b)
に示すように表示モニタ2にはフォーカスエリア表示2
c(最至近距離エリアモード)のみが表示される。次い
で、コマンドダイヤル3を時計回転R1方向に回転する
と、1クリック回転角毎にスイッチ25aがオン・オフ
し、フォーカスエリアモードは最至近距離エリアモード
から中央エリアモード(図4(d))→周辺右エリアモ
ード(図4(e))→周辺上エリアモード(図4
(f))→周辺左エリアモード(図4(g))→周辺下
エリアモード(図4(h))→最至近距離エリアモード
の順に循環的に切り替わる。
【0018】逆に、コマンドダイヤル3を反時計回転R
2方向に回転すると、1クリック回転角毎にスイッチ2
5aがオン・オフし、フォーカスエリアモードは最至近
距離エリアモード(図4(b))から(h)→(g)→
(f)→(e)→(d)→(b)の順に循環的に切り替
わる。このようにコマンドダイヤル3を回転して撮影者
の意図するフォーカスエリアモードを選択した後、フォ
ーカスエリア釦13の操作を解除してフォーカスエリア
スイッチ27をオフすると選択したフォーカスエリアモ
ードに設定される。
【0019】例えば、図4(d)のように中央エリアモ
ードを選択してフォーカスエリアスイッチ27をオフす
ると、フォーカスエリアモードは中央エリアモードに設
定され、表示モニタ3の表示は図3(b)に示すような
通常撮影情報表示に更新される。この場合、フォーカス
エリア表示2cには中央エリアを示すエリアマークE1
のみが表示され、中央エリアモードに設定されているの
が容易に視認できる。なお、AFモード時に撮影者によ
り選択されたフォーカスエリアモードは、フォーカスエ
リアモード設定として記憶部24に記憶される。また、
記憶部24のフォーカスエリアモード設定は、エリアモ
ードの選択が行われる毎に更新される。
【0020】次に、フォーカスモードの切替に連動した
フォーカスエリアモードの自動切替について説明する。
図5および図6はフォーカスエリアモード自動切替動作
を説明するフローチャートであり、図5のフローチャー
トはフォーカスモードがAFモードのときにCPU23
により起動されるフローチャートで、図6はMFモード
のときに起動されるフローチャートである。
【0021】《AFモード時》図5のステップS1で
は、表示モニタ3に図3(a)のような通常撮影情報を
表示する。ここでは、露出制御モードはAUTOモード
に設定されているとして説明する。このとき、フォーカ
スエリアモードのデフォルト設定は、最至近距離エリア
モードである。次に、ステップS2において記憶部24
に記憶されているフォーカスエリアモード設定(最至近
距離エリアモード)が読み込まれたならば、ステップS
3に進んでAFモードからMFモードへの切替動作が有
ったか否かの判定が行われる。ステップS3で切替動作
が無いと判定されるとステップS1へ戻り、切替動作が
有ったと判定されるとステップS4へ進む。
【0022】ステップS4では、ステップS2で読み込
んだフォーカスエリアモード設定が、MFモードに切り
替えられる前のAFモードのデフォルト設定と一致する
か否かを判定する。なお、デフォルト設定と一致するか
否かの判定は、記憶部24に記憶されているフォーカス
エリアモード設定とデフォルト設定とを比較しても良い
し、フォーカスエリアモード設定と露出モードダイヤル
6の設定と比較して行っても良い。例えば、ステップS
2で読み込んだフォーカスエリアモード設定が最至近距
離エリアモードであれば、MFモードでは露出モードダ
イヤル6は操作されずAUTOのままになっているの
で、デフォルトと一致すると判定されステップS4から
ステップS5へ進む。一方、AFモード時に最至近距離
エリアモード以外への切替・選択が行われた場合には、
選択されたエリアモードが記憶部24に記憶されている
ので、その場合にはステップS4からステップS6へ進
む。
【0023】ステップS4からステップS5へ進んだ場
合には、ステップS5でフォーカスエリアをMFモード
で一般的に用いられる中央エリア(MFモードのデフォ
ルト設定)に設定する。なお、MFモードのデフォルト
設定は、中央エリア以外でも良い。一方、ステップS4
からステップS6へ進んだ場合には、フォーカスエリア
としてを選択されているエリアを継続する。その後、ス
テップS7において、ステップS5またはステップS6
のエリア設定に基づいて撮影情報表示内容を更新したな
らば、図6のフローチャートのステップS11へ進ん
で、更新された内容に基づく通常撮影情報表示を表示モ
ニタ3に表示する。
【0024】《MFモード時》次に、MFモードのとき
に起動される図6のフローチャートについて説明する。
ステップS11が図5のステップS1と同様の処理であ
り、表示モニタ3に通常撮影情報表示を行う。次いで、
ステップS12において記憶部24に記憶されているフ
ォーカスエリアモード設定、すなわちMFモードに切り
替える前のAFモードにおけるフォーカスエリアモード
設定が読み込まれたならば、ステップS13に進んでM
FモードからAFモードへの切替動作が有ったか否かの
判定が行われる。ステップS13で切替動作が無いと判
定されるとステップS11へ戻り、切替動作が有ったと
判定されるとステップS14へ進む。
【0025】ステップS14では、ステップS12で読
み込んだフォーカスエリアモード設定が、記憶部24に
記憶されているデフォルト設定、すなわち、MFモード
に切り替えられる前のAFモードのデフォルト設定と一
致するか否かを判定する。デフォルト(YES)と判定
されるとステップS15へ進み、デフォルトでないと判
定されるとステップS16へ進む。例えば、図5で説明
したように記憶部24に最至近距離エリアモード設定が
記憶されていて、選択ダイヤル6がAUTOモードに設
定されている場合にはデフォルトと判定されてステップ
S15へ進む。また、AFモード(AUTO)で最至近
距離エリアモード以外のモードが選択された状態でAF
モードからMFモードに切り替えられ、その後再びAF
モードに切り替えられた場合にはステップS16へと進
む。
【0026】ステップS14からステップS15へ進ん
だ場合には、ステップS15でフォーカスエリアがデフ
ォルトに設定され、ステップS14からステップS16
へ進んだ場合には、MFモード時にフォーカスエリアと
して選択されているエリアを継続する。その後、ステッ
プS17において、ステップS15またはステップS1
6のエリア設定に基づいて撮影情報表示内容を更新した
ならば、図5のフローチャートのステップS1へ進ん
で、更新された内容に基づく通常撮影情報表示を表示モ
ニタ3に表示する。
【0027】ここで、フォーカスモード切替時のフォー
カスエリア設定を要約すると以下の(A)、(B)のようにな
る。なお、DFおよびNDFは、それぞれ切り替え時にデフ
ォルト(DF)およびデフォルト以外(NDF)に設定され
ていることを表す。また、AFモードのMFは設定変更時
におけるMFモードのエリア設定を表している。 (A) AFモード(DF)→MFモード→AFモード(D
F) (B) AFモード(NDF)→MFモード→AFモード(M
F)
【0028】撮影条件設定をカメラ任せにしがちな初心
者では(A)のような使い方がされるので、AFモード時
はデフォルトに設定されるというカメラの自動化機能を
有効に活用することができる。一方、AFモードであっ
てもデフォルト以外で撮影するような場合は、MFモー
ドから再びAFモードに戻したときに、MFモード時に
フォーカスエイドとして利用されていたエリア設定が継
続されるので、従来のようにデフォルト設定になってし
まって再びエリア設定を行うというような不都合が生じ
ない。
【0029】なお、上述したフォーカスエリアモード設
定(A),(B)に関して、(B)のような使われ方をした場合
にはデフォルト設定に戻ることがないので、例えば、デ
フォルト設定に戻す操作スイッチを設けてデフォルト設
定に戻すようにしても良いし、タイマーを設けて電源オ
フ状態が所定時間以上となったときにデフォルト設定に
戻ようにしても良い。
【0030】ところで、上述した実施の形態では、MF
モードからAFモードに設定変更されたときに記憶部2
4に記憶されているフォーカスエリア設定がデフォルト
と一致しない場合には、図6のステップS16のよう
に、MFモード時のフォーカスエリアが継続されるよう
にしたが、図7のステップS26のように、記憶部24
に記憶されているAFモード時のフォーカスエリア設定
に設定するようにしても良い。なお、図7の他のステッ
プは図6と同様である。
【0031】図7のステップS26のような設定とした
場合には、上述した(A),(B)は下記の(A'),(B')のよう
になる。なお、NDF*はNDFのエリア設定と同一のエリア
設定であること意味する。この場合、次のように考える
こともできる。すなわち、AFモード時に、図4に示す
ような6つのフォーカスエリア設定モード(図4の
(b)、(d)〜(h))のいずれかに設定された後、
AF→MF→AFと操作されると、MFモードからAF
モードに切り替えられたときには、MFモードのフォー
カスエリアモードに拘わらず、MFモードに切り替える
前のAFモードと同一のフォーカスエリアモードに設定
する。この場合、上述したようなデフォルト設定という
考え方は必要なくなる。 (A') AFモード(DF)→MFモード→AFモード(D
F) (B') AFモード(NDF)→MFモード→AFモード(N
DF*)
【0032】以上説明した実施の形態と特許請求の範囲
の要素との対応において、フォーカスモードスイッチ2
6はフォーカスモード設定手段を、マイクロコンピュー
タ23は切換手段および決定手段をそれぞれ構成する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、マニュアルフォーカスモードからオートフォー
カスモードに設定変更されると、記憶手段に記憶されて
いる第1の方式のフォーカスエリアまたは第2の方式に
基づいて焦点調節が行われる。その結果、オートフォー
カスモード時にフォーカスエリア設定を変更しなけれ
ば、マニュアルフォーカスモードに切り替えられる前の
オートフォーカスモードと同一設定となり、カメラの自
動化機能を有効に活用することができる。一方、オート
フォーカスモード時に焦点調節のための方式を切り換え
た場合も、マニュアルフォーカスモードから再びオート
フォーカスモードに戻したときにマニュアルフォーカス
モードに切り替える前のオートフォーカスモードと同じ
設定となり、撮影者の撮影意図が的確に反映される。ま
た、請求項2の発明では、マニュアルフォーカスモード
からオートフォーカスモードに設定変更されると、記憶
手段に記憶されているエリア設定内容とオートフォーカ
スモード時の露出モードに対応する初期設定とが一致し
ているときにはデフォルト設定となるので、カメラの自
動化機能を有効に活用することができる。一方、オート
フォーカスモード時に撮影者によるフォーカスエリアの
変更がなされ、その後、マニュアルフォーカスモードに
変更した後にオートフォーカスモードに設定変更した場
合には、設定変更時のマニュアルフォーカスモードのエ
リア設定が継続されるので、撮影者の撮影意図が的確に
反映される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの一実施の形態を示す図で
あり、(a)は上面図であり、(b)は正面図である。
【図2】カメラの主要部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】表示モニタ2の表示例を示す図であり、(a)
は最至近距離エリアモード時の通常撮影情報表示を示
し、(b)は中央エリア設定時の通常撮影情報表示を示
す。
【図4】フォーカスエリア選択手順を説明する図であ
り、(a)〜(h)に各手順を示す。
【図5】フォーカスエリアモード自動切替動作を説明す
るフローチャートであり、AFモードのときのフローチ
ャートである。
【図6】フォーカスエリアモード自動切替動作を説明す
るフローチャートであり、MFモードのときのフローチ
ャートである。
【図7】図6に示すMFモード時の処理の他の例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 表示モニタ 3 コマンドダイヤル 4 電源ダイヤル 5 レリーズ釦 6 露出モードダイヤル 10 フォーカスモード切換ダイヤル 13 フォーカスエリア釦 21 測距素子 21a〜21e フォーカスエリア 22 測距検出部 23 マイクロコンピュータ(CPU) 24 記憶部 25a,25b ダイヤルスイッチ 26 フォーカスモードスイッチ 27 フォーカスエリアスイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面内の複数のフォーカスエリア内
    の被写体の情報に基づいて撮影レンズを合焦させる焦点
    調節手段と、 オートフォーカスモードおよびマニュアルフォーカスモ
    ードのいずれか一方を有効とするフォーカスモード設定
    手段と、 前記複数のフォーカスエリアのなかの少なくとも1つの
    被写体情報により焦点調節を行うためにいずれか1つの
    フォーカスエリアを選択する第1の方式と、前記複数の
    フォーカスエリアから得られる複数の被写体情報を所定
    のアルゴリズムで処理して焦点調節を行う第2の方式と
    を切り換える切換手段と、 前記オートフォーカスモード時に前記切換手段により切
    り換えられた第1の方式のフォーカスエリアまたは前記
    第2の方式を記憶する記憶手段とを備え、 前記フォーカスモード設定手段によりマニュアルフォー
    カスモードからオートフォーカスモードに設定変更した
    とき、前記記憶手段に記憶されている第1の方式のフォ
    ーカスエリアまたは第2の方式に基づいて焦点調節を行
    うことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカメラにおいて、 露出条件の異なる複数の露出モードを有し、前記露出モ
    ード毎に前記第1の方式のフォーカスエリアおよび第2
    の方式の内のいずれか1つをオートフォーカスモード時
    の初期設定としたことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 撮影画面内の複数のフォーカスエリア内
    の被写体の情報に基づいて撮影レンズを合焦させる焦点
    調節手段と、 オートフォーカスモードおよびマニュアルフォーカスモ
    ードのいずれか一方を有効とするフォーカスモード設定
    手段と、 前記複数のフォーカスエリアのなかの少なくとも1つの
    被写体情報により焦点調節を行うためにいずれか1つの
    フォーカスエリアを選択する第1の方式と、前記複数の
    フォーカスエリアから得られる複数の被写体情報を所定
    のアルゴリズムで処理して焦点調節を行う第2の方式と
    を切り換える切換手段と、 前記オートフォーカスモード時に前記切換手段により切
    り換えられた第1の方式のフォーカスエリアまたは前記
    第2の方式を記憶する記憶手段と、 露出条件の異なる複数の露出モード毎に前記第1の方式
    のフォーカスエリアおよび第2の方式の内のいずれか1
    つを、オートフォーカスモード時の初期設定として決定
    する決定手段とを備え、 前記フォーカスモード設定手段によりマニュアルフォー
    カスモードからオートフォーカスモードに設定変更した
    とき、記憶手段に記憶されている第1の方式のフォーカ
    スエリアまたは第2の方式がオートフォーカスモード時
    の露出モードに対応する初期設定と一致した場合には、
    その初期設定に基づいて焦点調節を行い、記憶手段に記
    憶されている第1の方式のフォーカスエリアまたは第2
    の方式がオートフォーカスモード時の露出モードに対応
    する初期設定と一致しない場合には、設定変更時のマニ
    ュアルフォーカスモードにおいて選択されているフォー
    カスエリア内の被写体情報に基づいて焦点調節を行うこ
    とを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のカメラ
    において、 前記オートフォーカスモード時の前記切換手段による切
    り換えが複数回あるときには、前記記憶手段に記憶され
    ている情報を切り換え後の第1の方式のフォーカスエリ
    アまたは前記第2の方式に更新することを特徴とするカ
    メラ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のカメラ
    において、 前記第2の方式は、前記複数のフォーカスエリアから得
    られる複数の被写体情報のうち、最至近距離が得られる
    フォーカスエリアの被写体情報に基づいて前記焦点調節
    を行うことを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載のカメラ
    において、 前記オートフォーカスモード時の初期設定として、撮影
    画面内の中央付近に設けられたフォーカスエリアを選択
    する前記第1の方式が選択される近接撮影モードと、前
    記オートフォーカスモード時の初期設定として、請求項
    4に記載の第2の方式が選択される通常撮影モードとを
    前記露出モードとして有することを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007256885A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Nikon Corp 焦点調節装置およびカメラ

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JP2007256885A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Nikon Corp 焦点調節装置およびカメラ

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