JP2015227792A - 光学特性測定装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学特性測定装置において取得された複数の測定結果の中から、光学特性測定装置において記憶させるべき測定結果をより容易な操作で選択できるようにすること。【解決手段】CPU11は、測定キー28に対する第1の操作(押圧の開始)に応じて、連続的に、受光光学系71を介して入力される光の光学特性(測定値)を導出する。そして、CPU11は、測定キー28に対する第2の操作(押圧の解除)に応じて、第1の操作に応じて導出された光学特性のうち第2の操作のタイミングに対応して導出された光学特性をメモリーに記憶させる。【選択図】図2
Description
本開示は、光学特性測定装置およびその制御方法に関し、特に、光学特性測定装置における測定結果の記憶態様に関する。
従来、光学特性測定装置において測定が行なわれた場合、ユーザーは、当該測定の結果を、当該装置等に備えられた記憶装置に記憶させるか、記憶させることなく消去するかを選択することができた。また、特開2008−151776号公報(特許文献1)には、所定のサンプリング時間ごとに検出輝度を取得するモード(通常モード)および設定したサンプリング周期ごとに継続して検出輝度を取得するモード(自動記録モード)とで動作することができる輝度測定器が開示されている。当該測定器では、いずれのモードにおいても、取得された検出輝度は自動的に当該測定器において保存される。
上記のように、従来の光学特性測定装置は、取得された測定結果のそれぞれについて記憶させるかどうかを指示するためのユーザーによる操作を必要とするか、または、取得されたすべての測定結果をユーザーの意思とは関係無く記憶することしかできなかった。後者において、必要な測定結果のみを記憶させ、その他の測定結果を削除するためには、ユーザーは、記憶された測定結果のすべてについて事後的に記憶させるかどうかを選択するための操作を必要とされた。つまり、従来、前者の場合であっても、後者の場合であっても、取得したものの中の一部の測定結果のみを保存する場合、ユーザーは、測定結果ごとに、何らかの操作を必要とされた。
光学特性測定装置において、上記のように測定結果ごとにユーザーの操作を必要とされる煩雑さが解消されることが望まれている。光学特性測定装置において取得される測定結果は、被測定物の環境等の時々刻々と変化に応じて、時々刻々と変化する場合が多い。したがって、光学特性測定装置では、通常、連続的に複数の測定結果が取得され、当該取得された複数の測定結果の中からユーザーが光学特性測定装置に記憶させておく測定結果を選択することは、頻繁に起こり得ることである。このような事情から、上記のような煩雑さの解消は強く望まれていることである。
本開示は係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、光学特性測定装置において取得された複数の測定結果の中から、光学特性測定装置において記憶させるべき測定結果をより容易な操作で選択できるようにすることである。
ある局面によれば、受光素子を有する受光部と、受光部の出力に基づいて光学特性を導出するための光学特性演算部と、光学特性演算部によって導出された光学特性を記憶するための記憶部と、外部からの操作を受け付ける操作部とを備え、光学特性演算部は、操作部に対する第1の操作に応じて、連続的に、受光部の出力に基づいて光学特性を導出し、操作部に対する第2の操作に応じて、第1の操作に応じて導出された光学特性のうち第2の操作のタイミングに対応して導出された光学特性を記憶部に記憶させる、光学特性測定装置が提供される。
好ましくは、第1の操作は、操作部を継続的に押圧する操作であり、第2の操作は、操作部の継続的な押圧を解除する操作である。
好ましくは、第1の操作は、操作部に対する単独の押圧操作であり、第2の操作は、第1の操作の後に実行された単独の押圧操作である。
好ましくは、光学特性演算部は、第1の操作に応じて導出された光学特性のうち、第2の操作のタイミングに対応して導出された光学特性を第1の種別の光学特性とし、それ以外の光学特性を第2の種別の光学特性として、互いに区別可能な態様で、記憶部に記憶させる。
好ましくは、光学特性演算部は、第1または第2の種別の光学特性のうち、操作部に対する特定の操作の対象となった光学特性を、第3の種別の光学特性として、第1および第2の種別の光学特性に対して区別可能に記憶部に記憶させる。
他の局面に従うと、受光素子を有する受光部と、受光部の出力に基づいて光学特性を導出するための光学特性演算部と、光学特性演算部によって導出された光学特性を記憶するための記憶部と、外部からの操作を受け付ける操作部とを備え、光学特性演算部は、操作部に対する第1の操作に応じて、受光部の出力に基づいて光学特性を導出し、当該光学特性を記憶部に記憶させ、光学特性演算部は、光学特性の記憶部への記憶に応じたタイミングで操作部に対して第2の操作がなされたことに応じて、当該光学特性の記憶を記憶部から削除する、光学特性測定装置が提供される。
好ましくは、第2の操作は、操作部に対するダブルクリック操作である。
好ましくは、第2の操作は、当該第2の操作のために設けられたキーに対する操作である。
好ましくは、第2の操作は、当該第2の操作のために設けられたキーに対する操作である。
好ましくは、光学特性演算部は、第2の操作が、光学特性の記憶部から一定時間内に実行された場合に、光学特性の記憶を記憶部から削除する。
さらに他の局面に従うと、受光素子を有する受光部と、記憶部と、外部からの操作を受け付ける操作部とを備えた光学特性測定装置の制御方法であって、光学特性測定装置は、コンピュータを備え、コンピュータが、操作部に対する第1の操作に応じて、連続的に、受光部の出力に基づいて光学特性を導出するステップと、操作部に対する第2の操作に応じて、第1の操作に応じて導出された光学特性のうち第2の操作のタイミングに対応して導出された光学特性を記憶部に記憶させるステップとを備える、光学特性測定装置の制御方法が提供される。
さらに他の局面に従うと、受光素子を有する受光部と、記憶部と、外部からの操作を受け付ける操作部とを備えた光学特性測定装置の制御方法であって、光学特性測定装置は、コンピュータを備え、コンピュータが、操作部に対する第1の操作に応じて、受光部の出力に基づいて光学特性を導出し、当該光学特性を記憶部に記憶させるステップと、光学特性の記憶部への記憶に応じたタイミングで操作部に対して第2の操作がなされたことに応じて、当該光学特性の記憶を記憶部から削除するステップとを備える、光学特性測定装置の制御方法が提供される。
本開示によれば、光学特性演算部は、操作部に対する第1の操作に応じて、連続的に、受光部の出力に基づいて光学特性を導出し、そして、操作部に対する第2の操作に応じて、第1の操作に応じて導出された光学特性のうち第2の操作のタイミングに対応して導出された光学特性を記憶部に記憶させる。これにより、ユーザーは、第1の操作によって複数の光学特性(測定結果)を取得でき、そして、記憶部に記憶させることを希望する光学特性が取得されたことに応じて第2の操作を実行することにより、当該測定結果を記憶部に記憶させることができる。つまり、ユーザーは、複数の測定結果を取得しながら、当該複数の測定結果のすべてについてて記憶/削除のための操作を行なうことなく、当該複数の測定結果の中の記憶させたい測定結果を記憶部に記憶させることができる。
以下、本開示に係る光学特性測定装置の一例である輝度計について、図面を参照して説明する。なお、各図において、同様の作用および機能を奏する構成要素については、同じ符号を付し、その説明は繰返さない。
[第1の実施の形態]
<輝度計の外観>
図1は、本開示における輝度計1の一例について、その側面を概略的に示す図である。図1に示されるように、輝度計1は、主に、本体1Aと、グリップ1Bとを含む。
<輝度計の外観>
図1は、本開示における輝度計1の一例について、その側面を概略的に示す図である。図1に示されるように、輝度計1は、主に、本体1Aと、グリップ1Bとを含む。
本体1Aは、受光光学系71と、表示部30と、操作パネル20と、電源スイッチ50と、ファインダー29とを含む。ユーザーは、ファインダー29から、受光光学系71を介して、輝度計1による輝度の計測対象の部位を視認できる。グリップ1Bは、測定キー28を含む。
操作パネル20には、複数のキーが設けられている。当該複数のキーは、ファンクションキー21と、校正キー22と、バックライトキー23と、メニューキー24と、モードキー25と、データキー26とを含む。これらのキーのそれぞれには、インジケーター22A〜26Aが設けられている。また、上記複数のキーは、エンターキー27を含む。
<輝度計のハードウェア構成>
図2は、輝度計1のハードウェア構成の一例を示す図である。輝度計1は、受光部70と、測定部10とを含む。受光部70は、たとえばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーであり、受光光学系71を介して入力される光を処理する。より具体的には、受光部70は、たとえば、受光光学系71を介して入力された光についての光電変換を実行し、得られた電気信号を測定部10へ送る。
図2は、輝度計1のハードウェア構成の一例を示す図である。輝度計1は、受光部70と、測定部10とを含む。受光部70は、たとえばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーであり、受光光学系71を介して入力される光を処理する。より具体的には、受光部70は、たとえば、受光光学系71を介して入力された光についての光電変換を実行し、得られた電気信号を測定部10へ送る。
測定部10は、受光部70から出力された信号に基づいて、受光光学系71を介して入力された光についての光学特性(たとえば、輝度)を導出する。光電変換によって生成された信号に基づく光学特性の導出には、公知の技術を採用することができるため、ここでは、詳細な説明は繰り返さない。
測定部10の構成をより詳細に説明する。測定部10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、メモリー13とを含む。CPU11は、メモリー13に不揮発的に保存されたプログラムを実行する。これにより、輝度計1は、上記のような測定等の種々の処理を実行する。RAM12は、CPU11の一次記憶装置として機能する。メモリー13は、フラッシュメモリー等の、不揮発的(非一時的)にデータを記録する。なお、CPU11は、輝度計1の本体に対して着脱可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、輝度計1の動作を制御する場合もあり得る。
輝度計1は、さらに、表示部30と、表示画面照明部40と、電源スイッチ50と、電源回路60とを含む。表示部30は、たとえば、液晶表示装置である。表示画面照明部40は、バックライト等の、表示部30に対する照明である。電源回路60は、外部電源または輝度計1に内蔵される蓄電池から供給される電力から、輝度計1の各部に供給する電力を生成する。測定部10は、電源をOFFされている状態で電源スイッチ50を操作されると、電源回路60に、輝度計1の各部への電力の供給を指示する。
測定部10は、操作パネル20内の各種キーおよび測定キー28を操作されると、操作されたキーに応じた種類の信号を入力される。そして、入力された信号の種類に応じて、測定部10は、種々の制御を実行する。より具体的には、ファンクションキー21は、ISO感度設定、シャッタースピード設定、階調ビット数設定、γ値設定、限界階調値設定及び階調値テーブル設定等の各種の設定機能を選択するために操作される。校正キー22は、測定における補正係数の設定のために操作される。バックライトキー23は、表示画面照明部40の点灯/消灯を切り替えるために操作される。メニューキー24は、輝度計1において設定の対象とされるメニューを選択し指定するために操作される。モードキー25は、輝度計1において測定モード等の動作モードを切り替えるために操作される。データキー26は、輝度計1において保存されたデータ(測定値を含む)の編集や削除のために操作される。エンターキー27は、輝度計1において、種々のキーを用いて入力された値の確定等のために操作される。
ユーザーは、測定キー28を押圧することにより、輝度計1に、輝度の計測を開始させることができる。測定キー28の押圧が継続されている間は、輝度計1は、輝度の計測を継続する。輝度の計測が継続されている場合、輝度計1は、たとえば、所与の時間間隔で、受光光学系71を介して入力された光に対する測定値を導出し、ファインダー29および/または表示部30に、当該測定値を表示する。ユーザーは、表示された測定値を確認する等によって、輝度計1に計測を終了させてもよいと判断すると、測定キー28の押圧を解除する。これにより、輝度計1は、連続的な計測を終了させ、測定キー28の押圧が解除されたタイミングに対応して導出された測定値をメモリー13に保存する。押圧の解除のタイミングに対応して導出された測定値とは、一例では、押圧が解除されたときに受光光学系71を介して入力された光に対する測定値であり、他の例では、押圧が解除されたときに測定部10が導出した測定値である。
<測定処理>
図3は、輝度計1において実行される、上記のような測定値を導出するための処理(測定処理)の一例の流れを示すフローチャートである。図3を参照して、輝度計1における測定処理の内容を具体的に説明する。なお、CPU11は、たとえば、測定キー28を操作されたことに応じて、図3の処理を開始する。
図3は、輝度計1において実行される、上記のような測定値を導出するための処理(測定処理)の一例の流れを示すフローチャートである。図3を参照して、輝度計1における測定処理の内容を具体的に説明する。なお、CPU11は、たとえば、測定キー28を操作されたことに応じて、図3の処理を開始する。
図3の処理では、まず、ステップS100で、CPU11は、測定を開始する。測定とは、受光光学系71を介して入力された光に基づく、測定値を導出するための演算等の処理である。そして、制御は、ステップS110へ進められる。
ステップS110で、CPU11は、測定(ステップS100で開始した演算等の処理)を終了する。そして、制御は、ステップS120へ進められる。
ステップS120で、CPU11は、測定値(計測結果)を表示部30へ出力する。これにより、測定値が表示部30において表示される。なお、測定値は、ファインダー29へ出力されてもよい。これにより、ファインダー29においても測定値が表示される。したがって、ユーザーは、ファインダー29で、計測対象部位とともに測定値を視認することができる。そして、制御は、ステップS130へ進められる。
ステップS130で、CPU11は、測定キー28の押圧が継続されているかどうかを判断する。そして、CPU11は、押圧が継続されていると判断すると(ステップS30でYES)、ステップS100へ制御を戻す。これにより、測定値の導出が繰り返される。一方、CPU11は、押圧が解消されていると判断すると(ステップS30でNO)、ステップS140へ制御を進める。
ステップS140で、CPU11は、最後に導出した測定値をメモリー13へ保存して、図3の処理を終了する。
以上説明した第1の実施の形態では、CPU11は、操作部(測定キー28)に対する第1の操作(押圧の開始)に応じて、連続的に、受光部(受光部70)の出力に基づいて光学特性を導出する。そして、CPU11は、操作部に対する第2の操作(押圧の解除)に応じて、第1の操作に応じて導出された光学特性のうち第2の操作のタイミングに対応して導出された光学特性を記憶部(メモリー13)に記憶させる。なお、「連続的」とは、単に連続すればよく、当該連続の時間間隔については等間隔であることを要しない。
また、「第1の操作」と「第2の操作」の組み合わせは、上記のものに限定されない。たとえば、「第1の操作」は測定キー28に対する1回の押圧操作であり、「第2の操作」は測定キー28に対する上記「第1の操作」の後の1回の押圧操作であってもよい。このような場合、図3のフローチャートは、たとえば図4に示されるように変更される。
<変形例>
図4は、図3のフローチャートの変形例を示す図である。CPU11は、測定キー28が押圧されたことに応じて、図4の処理を開始する。
図4は、図3のフローチャートの変形例を示す図である。CPU11は、測定キー28が押圧されたことに応じて、図4の処理を開始する。
図4に示された処理では、ステップS120で測定値が表示部30等に出力された後、CPU11は、ステップS132へ制御を進める。ステップS132で、CPU11は、図4の処理の開始時に検出された測定キー28の操作の後、さらに、測定キー28が操作されたかどうかを判断する。そして、CPU11は、まだ測定キー28に対する2回目の操作がなされていないと判断すると(ステップS132でNO)、ステップS100へ制御を戻す。一方、CPU11は、測定キー28の2回目の操作がなされたと判断すると(ステップS132でYES)、ステップS140へ制御を進める。これにより、測定が終了し、測定の終了が指示されたタイミングに対応する測定値がメモリー13に保存される。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、輝度計1は、連続的な計測において、当該連続的な計測の終了が指示されると、当該指示のタイミングに対応する測定値とともに、それ以外の測定値も、メモリー13に保存する。なお、前者の測定値と後者の測定値とは、区別可能な態様で保存される。区別可能な態様の一例として、メモリー13における測定値のための記憶領域に設定された2つのチャンネル(「第1チャンネル」と「第2チャンネル」)への測定値の保存が挙げられる。
第2の実施の形態では、輝度計1は、連続的な計測において、当該連続的な計測の終了が指示されると、当該指示のタイミングに対応する測定値とともに、それ以外の測定値も、メモリー13に保存する。なお、前者の測定値と後者の測定値とは、区別可能な態様で保存される。区別可能な態様の一例として、メモリー13における測定値のための記憶領域に設定された2つのチャンネル(「第1チャンネル」と「第2チャンネル」)への測定値の保存が挙げられる。
図5は、第2の実施の形態の輝度計1において実行される測定処理の一例のフローチャートである。図5を参照して、図3の測定処理と同様に、第2の実施の形態においても、CPU11は、測定キー28を操作されると、測定を開始し(ステップS100)、測定を終了し(ステップS110)、そして、当該測定によって導出された測定値を表示部30等へ出力する(ステップS120)。
そして、第2の実施の形態では、ステップS122で、CPU11は、ステップS120で出力した測定値を、メモリー13における上記「第2チャンネル」に保存する。そして、制御は、ステップS130へ進められる。
ステップS130では、CPU11は、第1の実施の形態と同様に、測定キー28の押圧が解除されたかどうかを判断する。そして、CPU11は、押圧が解除されたと判断すると(ステップS130でNO)、ステップS142へ制御を進める。
ステップS142で、CPU11は、測定キー28の押圧の解除のタイミングに対応する測定値を、上記「第1チャンネル」に保存して、図5の処理を終了する。
図5に示された処理では、測定キー28の押圧の解除のタイミングに対応する測定値は、ステップS122で「第2チャンネル」に保存され、また、ステップS142で「第1チャンネル」に保存される。このような重複した保存を排除するために、CPU11は、ステップS142で「第1チャンネル」に保存した測定値を、「第2チャンネル」から削除してもよい。
図5に示された処理によれば、輝度計1は、導出された測定値をすべてメモリー13に保存しつつ、測定キー28の押圧の解除のタイミングに対応する測定値を、その他の測定値とは区別された態様で、メモリー13に保存することができる。
上記のように「第1チャンネル」および「第2チャンネル」に保存された測定値は、測定後、データキー26等の操作によって、編集され得る。図6は、第2の実施の形態において実行される、測定値の編集等のための処理(メモリー管理処理)の一例のフローチャートである。メモリー管理処理は、たとえばデータキー26を操作されることによって、開始される。光学特性測定装置およびその制御方法
図6を参照して、ステップS200で、CPU11は、第1チャンネルに保存された測定値を読み出して、ステップS210へ制御を進める。
図6を参照して、ステップS200で、CPU11は、第1チャンネルに保存された測定値を読み出して、ステップS210へ制御を進める。
ステップS210で、CPU11は、第2チャンネルに保存された測定値を読み出して、ステップS220へ制御を進める。
ステップS220で、CPU11は、ステップS200で読み出した測定値と、ステップS210で読み出した測定値とを、互いに区別可能な状態で並べて、表示部30に表示する。そして、制御は、ステップS230へ進められる。
ステップS230で、CPU11は、ユーザーからの操作パネル20上の適切なキーの操作に基づいて、第2チャンネルから第1チャンネルに保存場所を移動させる測定値を選択する。そして、CPU11は、エンターキー27に対する操作等に応じて、ステップS240へ制御を進める。
ステップS240で、CPU11は、ステップS230で選択された測定値の保存場所を第2チャンネルから第1チャンネルに移動させて、図6の処理を終了する。
ここで、図7〜図10を参照して、図6の処理の内容をより詳細に説明する。図7〜図10は、図6の処理の内容を説明するための図である。
図7には、図5に示された処理による、メモリー13における測定値の保存態様が示されている。より具体的には、データの保存領域として「第1チャンネル」と「第2チャンネル」が示されている。第1チャンネルには、「測定終了データ」として、ステップS142(図5参照)において保存された測定値が保存されている。第2チャンネルには、「操作中データ」として、ステップS122(図5参照)において保存された測定値が保存されている。なお、図7では、各測定値は、測定された日時を表す文字列(たとえば「2014.3.1_10:05:00」)として示されているが、実際に保存されているのは、当該日時の代わりに、または、当該日時とともに保存される輝度の測定値である。
図8には、ステップS220における、保存場所に基づいて区別可能な態様での測定値の表示態様が示されている。より具体的には、図8には、図7中の第1チャンネルと第2チャンネルに保存されている測定値が縦方向に並べられて示されている。ただし、図8に示された12個の測定値のうち、第1チャンネルに保存されている3個の測定値は、第2チャンネルに保存されている9個の測定値とは異なる態様で(ハッチングを付されて)、示されている。
図9には、ステップS230において選択された測定値が模式的に指示されている。より具体的には、図9では、第2チャンネルに保存されている2個の測定値(上から6番目および7番目の測定値)が、選択された状態が示されている。
図10には、ステップS240において保存場所を変更された後の測定値の保存態様が示されている。図10では、図7と比較して、第1チャンネルに保存されている測定値の数が2個増えている。第1チャンネルに追加された2個の測定値は、図9において指示された、第2チャンネルの中の2個の測定値である。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、輝度計1は、第2の実施の形態において「第1チャンネル」に保存される測定値の中でも差別化を図ることができる。より具体的には、第3の実施の形態の輝度計1では、メモリー13において、第1〜第3チャンネルのそれぞれに対応する3つの記憶領域が定義される。そして、第3の実施の形態では、「第1チャンネル」に保存される測定値のうち、特別な操作の対象となった測定値は、第3チャンネルに保存される。図11は、第3の実施の形態の輝度計1において実行される測定処理の一例のフローチャートである。
第3の実施の形態では、輝度計1は、第2の実施の形態において「第1チャンネル」に保存される測定値の中でも差別化を図ることができる。より具体的には、第3の実施の形態の輝度計1では、メモリー13において、第1〜第3チャンネルのそれぞれに対応する3つの記憶領域が定義される。そして、第3の実施の形態では、「第1チャンネル」に保存される測定値のうち、特別な操作の対象となった測定値は、第3チャンネルに保存される。図11は、第3の実施の形態の輝度計1において実行される測定処理の一例のフローチャートである。
図11に示されるように、図3の測定処理と同様に、第3の実施の形態においても、CPU11は、測定キー28を操作されると、測定を開始し(ステップS100)、測定を終了し(ステップS110)、そして、当該測定によって導出された測定値を表示部30等へ出力する(ステップS120)。
そして、ステップS122で、CPU11は、ステップS120で出力した測定値をメモリー13の第2チャンネルに保存する。そして、制御はステップS130へ進められる。
ステップS130で、CPU11は、測定キー28の押圧が継続されているかどうかを判断する。そして、CPU11は、押圧が継続されていると判断するとステップS100へ制御を戻し(ステップS130でYES)、押圧が解除されていると判断するとステップS142へ制御を進める(ステップS130でNO)。
ステップS142で、CPU11は、測定キー28の押圧の解除のタイミングに対応した測定値を、メモリー13の第1チャンネルに保存する。そして、制御は、ステップS144へ進められる。
ステップS144で、CPU11は、保存キー(たとえば、データキー26)が操作されたかどうかを判断する。そして、CPU11は、保存キーが操作されたと判断するとステップS146へ制御を戻し(ステップS144でYES)、保存キーが操作されなかったと判断すると図11の処理を終了する(ステップS144でNO)。
ステップS146で、CPU11は、直前のステップS142において第1チャンネルに保存された測定値を、第3チャンネルに保存して、図11の処理を終了する。
図11の処理によれば、ユーザーは、測定時に、すべての測定値をメモリー13に保存させることができる。さらに、ユーザーは、第1チャンネルと第2チャンネルとを利用して、測定キー28の押圧の解除のタイミングに対応した測定値を他のタイミングに対応した測定値に対して区別可能な態様でメモリー13に保存できる。さらに、第1チャンネルと第3チャンネルとを利用して、上記のように第2チャンネルに保存される測定値に対して区別可能な測定値を、さらに、保存キーの押圧という操作によって、差別化を図りつつメモリー13に保存することができる。
図12は、第3の実施の形態の輝度計1において実行される、メモリー13に保存された測定値の編集等のための処理(メモリー管理処理)の一例のフローチャートである。メモリー管理処理は、たとえばデータキー26を操作されることによって、開始される。
図12に示された処理では、図6に示された処理と同様に、CPU11は、ステップS200で、第1チャンネルに保存された測定値を読み出し、そして、ステップS210で、第2チャンネルに保存された測定値を読み出す。そして、CPU11は、ステップS212で、第3チャンネルに保存された測定値を読み出す。そして、制御は、ステップS222へ進められる。
ステップS222で、CPU11は、第1〜第3チャンネルのそれぞれに保存された測定値を、互いに区別可能な状態で並べて、表示部30に表示する。そして、制御は、ステップS230へ進められる。
ステップS230で、CPU11は、ユーザーからの操作パネル20上の適切なキーの操作に基づいて、保存場所を移動させる測定値を選択する。そして、CPU11は、エンターキー27に対する操作等に応じて、ステップS240へ制御を進める。
ステップS240で、CPU11は、ステップS230で選択された測定値の保存場所を、指定された態様で移動させて、図12の処理を終了する。
ここで、図13〜図16を参照して、図12の処理の内容をより詳細に説明する。図13〜図16は、図12の処理の内容を説明するための図である。
図13には、図11に示された処理による、メモリー13における測定値の保存態様が示されている。より具体的には、データの保存領域として「第1チャンネル」と「第2チャンネル」と「第3チャンネル」が示されている。第1チャンネルには、「測定終了データ」として、ステップS142(図11参照)において保存された測定値のうち、ステップS144(図11参照)において、当該測定値に対して保存キーが操作されなかった測定値が保存されている。第2チャンネルには、「操作中データ」として、ステップS122(図11参照)において保存された測定値が保存されている。第3チャンネルには、「測定終了データ」として、ステップS142において保存された測定値のうち、ステップS144において、当該測定値に対して保存キーが操作された測定値が保存されている。
図14には、ステップS222(図12参照)における、保存場所に基づいて区別可能な態様での測定値の表示態様が示されている。より具体的には、図14には、図13中の第1チャンネルと第2チャンネルと第3チャンネルに保存されている測定値が縦方向に並べられて示されている。ただし、図14に示された12個の測定値のうち、第1チャンネルに保存されている2個の測定値と第3チャンネルに保存されている1個の測定値は、第2チャンネルに保存されている9個の測定値とは異なる態様で(ハッチングを付されて)、示されている。また、第1チャンネルに保存されている2個の測定値に対して、第3チャンネルに保存されている1個の測定値は、異なる種類のハッチングを付されて、示されている。
図15には、ステップS230において選択された測定値が模式的に指示されている。より具体的には、図15では、第1チャンネルに保存されている1個の測定値(上から4番目の測定値)第2チャンネルに保存されている1個の測定値(上から3番目の測定値)が、選択された状態が示されている。
図16には、ステップS242において保存場所を変更された後の測定値の保存態様が示されている。図16では、図13と比較して、第3チャンネルに保存されている測定値の数が2個増えている。第3チャンネルに追加された2個の測定値は、図15において指示された、第1チャンネルの中の1個の測定値と第2チャンネルの中の1個の測定値である。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態では、輝度計1は、1回の測定値についての測定終了ごとに、測定値をメモリー13に保存する。ただし、1回の測定値についての測定終了ごとに、削除キー(たとえば、モードキー25で代用される)が押圧されると、一旦メモリー13に保存された測定値が削除される。
第4の実施の形態では、輝度計1は、1回の測定値についての測定終了ごとに、測定値をメモリー13に保存する。ただし、1回の測定値についての測定終了ごとに、削除キー(たとえば、モードキー25で代用される)が押圧されると、一旦メモリー13に保存された測定値が削除される。
図17は、第4の実施の形態において実行される測定処理の一例のフローチャートである。CPU11は、測定キー28を操作されたことに応じて、図17の処理を開始する。
図17を参照して、CPU11は、測定キー28を操作されると、測定を開始し(ステップS510)、測定を終了し(ステップS520)、そして、当該測定によって導出された測定値を表示部30等へ出力する(ステップS530)。ステップS530では、測定値はRAM12に格納されている。
次に、ステップS540で、CPU11は、RAM12に格納されている測定値を、メモリー13に格納する。そして、制御はステップS550へ進められる。
ステップS550で、CPU11は、ステップS540でメモリー13に保存された測定値を削除するための操作が実行されたかどうかを判断する。そして、CPU11は、当該操作が実行されたと判断するとステップS560へ制御を進め(ステップS550でYES)、当該操作は実行されていないと判断すると図17の処理を終了する(ステップS550でNO)。なお、ステップS550において、CPU11は、たとえば特定の操作(測定を終了させるためのキーの操作)がなされる前に上記測定値を削除するための操作が実行されたことを検出すると、ステップS560へ制御を進める。また、CPU11は、たとえば上記測定値を削除するための操作が実行される前に上記特定の操作が実行されたことを検出すると、ステップS560の制御を実行することなく図17の処理を終了する。
以上説明された第4の実施の形態では、測定値は、ステップS530でRAM12に一時的に格納された後、ステップS540でメモリー13で保存される。そして、ステップS550で削除操作が実行されたと判断されると、当該削除操作に対応する測定値が、メモリー13から削除される。なお、RAM12に一時的に格納された測定値が、メモリー13に保存される前に、上記削除操作が実行されたか否かが判断されてもよい。これにより、削除操作の対象となった測定値は、メモリー13に保存される前に、RAM12から削除される。
<第1の変形例>
図18および図19は、図17に示された処理の第1の変形例のフローチャートである。
図18および図19は、図17に示された処理の第1の変形例のフローチャートである。
図18に示されるように、測定キー28の操作がなされると、CPU11は、ステップS510〜S540の制御を実行して、一旦、測定処理を終了する。
その後、CPU11は、ステップS540においてメモリー13に格納された測定値に関連付けられて削除キーを押されたことに応じて、図19に示された処理を開始する。より具体的には、たとえば輝度計1においてメモリー13に格納されている測定値の一覧表示がなされているときに、ステップS540においてメモリー13に格納された測定値を選択する操作につづいて削除キーが押されたとき、CPU11は、図19に示された処理を開始する。
図19に示されるように、削除キーを押されると、ステップS562で、CPU11は、メモリー13中の測定値を削除する。削除される測定値は、上記一覧表示の中から選択された測定値である。
<第2の変形例>
図20は、図17に示された処理の第2の変形例のフローチャートである。第2の変形例では、CPU11は、メモリー13に測定値を保存した後、一定期間(たとえば、10秒間)内に当該測定値に対する削除操作が行なわれたかどうかを判断する。そして、保存の後、当該一定期間内に削除操作が行われなければ、当該測定値をメモリー13に保存したまま測定処理を終了する。
図20は、図17に示された処理の第2の変形例のフローチャートである。第2の変形例では、CPU11は、メモリー13に測定値を保存した後、一定期間(たとえば、10秒間)内に当該測定値に対する削除操作が行なわれたかどうかを判断する。そして、保存の後、当該一定期間内に削除操作が行われなければ、当該測定値をメモリー13に保存したまま測定処理を終了する。
より具体的には、図20に示された処理では、CPU11は、ステップS540で、メモリー13に測定値を保存した後、ステップS542へ制御を進める。
ステップS542で、CPU11は、ステップS540でメモリー13に測定値を保存してから一定期間が経過したかどうかを判断する。そして、CPU11は、まだ経過していないと判断すると(ステップS542でNO)、ステップS550で、削除操作が実行されたかどうかを判断する。一方、CPU11は、ステップS542において一定期間が経過したと判断すると、そのまま図20の処理を終了する(ステップS542でYES)。
ステップS540で、CPU11は、削除操作が実行されたと判断すると(ステップS550でYES)、ステップS560で、ステップS540でメモリー13に保存した測定値をメモリー13から削除して、図20の処理を終了する。なお、ステップS540で、CPU11は、削除操作が実行されていないと判断すると(ステップS550でNO)、ステップS542へ制御を戻す。
図20に示された処理は、ステップS540で、測定値が保存された後、「測定値を保存しました」等のメッセージの表示によって当該保存が報知されてもよく、そして、ステップS542では、CPU11は、当該報知から一定期間が経過したかどうかを判断してもよい。
<第3の変形例>
図21は、図17に示された処理の第3の変形例のフローチャートである。第3の変形例では、「削除操作」は、図3を参照して説明されたような連続的な測定において保存された測定値の削除のために行なわれる。
図21は、図17に示された処理の第3の変形例のフローチャートである。第3の変形例では、「削除操作」は、図3を参照して説明されたような連続的な測定において保存された測定値の削除のために行なわれる。
より具体的には、図21に示された処理では、CPU11は、ステップS530で測定値を出力した後、ステップS532で、測定キー28の押圧が継続されているかどうかを判断する。そして、CPU11は、押圧が継続されていると判断すると(ステップS532でYES)、ステップS510へ制御を戻す。一方、CPU11は、測定キー28の押圧が解除されていると判断すると(ステップS532でNO)、ステップS540へ制御を進める。
ステップS540で、CPU11は、測定キー28の押圧解除のタイミングに対応する測定値をメモリー13に保存して、ステップS550へ制御を進める。そして、CPU11は、ステップS550で削除操作がなされたと判断すると(ステップS550でYES)、CPU11は、ステップS560で、ステップS540で保存した測定値をメモリー13から削除して、図21の処理を終了する。一方、ステップS550で削除操作がなされなかったと判断すると(ステップS550でNO)、CPU11は、ステップS540で保存した測定値をメモリー13から削除することなく、図21の処理を終了する。
<第4の変形例>
図22は、図17に示された処理の第4の変形例のフローチャートである。第4の変形例では、第3の変形例に加え、さらに、測定値の保存から一定期間だけ、「削除操作」が実行されたかどうかが判断される。そして、上記一定期間内に「削除操作」の実行が検出されると、上記測定値が削除される。
図22は、図17に示された処理の第4の変形例のフローチャートである。第4の変形例では、第3の変形例に加え、さらに、測定値の保存から一定期間だけ、「削除操作」が実行されたかどうかが判断される。そして、上記一定期間内に「削除操作」の実行が検出されると、上記測定値が削除される。
より具体的には、図22の処理では、図21に示された処理と比較して、ステップS540で測定値がメモリー13に保存された後、CPU11は、ステップS542へ制御を進める。ステップS542では、CPU11は、ステップS540における測定値の保存から一定期間が経過したかどうかを判断する。そして、CPU11は、まだ経過していないと判断すると(ステップS542でNO)、ステップS550で削除操作の有無を判断する。一方、CPU11は、上記一定期間が経過したと判断すると(ステップS542でYES)、図22の処理を終了する。
[比較例]
本開示に係る輝度計1に対する比較例について、説明する。図23および図24は、比較例の輝度計において実行される処理のフローチャートである。
本開示に係る輝度計1に対する比較例について、説明する。図23および図24は、比較例の輝度計において実行される処理のフローチャートである。
図23に示された処理では、1回の測定ごとに、つまり、1個の測定値が導出されるたびに、ユーザは、当該測定値を保存するかどうかの操作を必要とされる。
より具体的には、図23に示されるように、比較例の輝度計では、ステップSA100で測定が開始され、ステップSA102で測定が終了すると、ステップSA104で測定値が表示等によって出力される。
そして、ステップSA106において、当該測定値を保存する操作がなされたかどうかが判断される。当該操作がなされたと判断されると(ステップSA106でYES)、ステップSA108で当該測定値がメモリーで保存される。一方、ステップSA106において、当該測定値を保存する操作がなされなかった、または、保存しない操作がなされたと判断されると(ステップSA106でNO)、測定値がメモリーで保存されることなく、処理が終了する。
図24に示された処理では、得られた測定値がすべて一様に保存された。
より具体的には、図24に示されるように、比較例の輝度計では、ステップSA200で測定が開始され、ステップSA202で測定が終了すると、ステップSA204で、測定値が表示等によって出力される。そして、ステップSA206で、当該測定値がメモリーで保存される。
より具体的には、図24に示されるように、比較例の輝度計では、ステップSA200で測定が開始され、ステップSA202で測定が終了すると、ステップSA204で、測定値が表示等によって出力される。そして、ステップSA206で、当該測定値がメモリーで保存される。
一方、たとえば図3を参照して説明したように、本開示の輝度計1では、測定キー28の押圧が解除されると、測定が終了するとともに、当該解除のタイミングに対応する測定値がメモリー13に保存された。これにより、ユーザーは、測定値を保存するための特別な操作を実行することなく、所望の測定値をメモリー13に保存することができる。また、すべての測定値が一様にメモリー13に保存される例とは異なり、本開示の輝度計1は、(測定キー28の操作の解除のタイミングに対応する)所望の測定値のみを、メモリー13に保存することができる。これにより、効率よく、かつ、ユーザに与える負荷を最小限に抑えながら、メモリー13に格納される測定値の数を減らすことができる。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
1 輝度計、1A 本体、1B グリップ、10 測定部、11 CPU、12 RAM、13 メモリー、20 操作パネル、28 測定キー。
Claims (11)
- 受光素子を有する受光部と、
前記受光部の出力に基づいて光学特性を導出するための光学特性演算部と、
前記光学特性演算部によって導出された光学特性を記憶するための記憶部と、
外部からの操作を受け付ける操作部とを備え、
前記光学特性演算部は、
前記操作部に対する第1の操作に応じて、連続的に、前記受光部の出力に基づいて光学特性を導出し、
前記操作部に対する第2の操作に応じて、前記第1の操作に応じて導出された光学特性のうち前記第2の操作のタイミングに対応して導出された光学特性を前記記憶部に記憶させる、光学特性測定装置。 - 前記第1の操作は、前記操作部を継続的に押圧する操作であり、
前記第2の操作は、前記操作部の継続的な押圧を解除する操作である、請求項1に記載の光学特性測定装置。 - 前記第1の操作は、前記操作部に対する単独の押圧操作であり、
前記第2の操作は、前記第1の操作の後に実行された単独の押圧操作である、請求項1に記載の光学特性測定装置。 - 前記光学特性演算部は、前記第1の操作に応じて導出された光学特性のうち、前記第2の操作のタイミングに対応して導出された光学特性を第1の種別の光学特性とし、それ以外の光学特性を第2の種別の光学特性として、互いに区別可能な態様で、前記記憶部に記憶させる、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の光学特性測定装置。
- 前記光学特性演算部は、
前記第1または第2の種別の光学特性のうち、前記操作部に対する特定の操作の対象となった光学特性を、第3の種別の光学特性として、前記第1および第2の種別の光学特性に対して区別可能に前記記憶部に記憶させる、請求項4に記載の光学特性測定装置。 - 受光素子を有する受光部と、
前記受光部の出力に基づいて光学特性を導出するための光学特性演算部と、
前記光学特性演算部によって導出された光学特性を記憶するための記憶部と、
外部からの操作を受け付ける操作部とを備え、
前記光学特性演算部は、
前記操作部に対する第1の操作に応じて、前記受光部の出力に基づいて光学特性を導出し、当該光学特性を前記記憶部に記憶させ、
前記光学特性演算部は、前記光学特性の前記記憶部への記憶に応じたタイミングで前記操作部に対して第2の操作がなされたことに応じて、当該光学特性の記憶を前記記憶部から削除する、光学特性測定装置。 - 前記第2の操作は、前記操作部に対するダブルクリック操作である、請求項6に記載の光学特性測定装置。
- 前記第2の操作は、当該第2の操作のために設けられたキーに対する操作である、請求項6に記載の光学特性測定装置。
- 前記光学特性演算部は、前記第2の操作が、前記光学特性の前記記憶部から一定時間内に実行された場合に、前記光学特性の記憶を前記記憶部から削除する、請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の光学特性測定装置。
- 受光素子を有する受光部と、記憶部と、外部からの操作を受け付ける操作部とを備えた光学特性測定装置の制御方法であって、前記光学特性測定装置は、コンピュータを備え、
前記コンピュータが、前記操作部に対する第1の操作に応じて、連続的に、前記受光部の出力に基づいて光学特性を導出するステップと、
前記操作部に対する第2の操作に応じて、前記第1の操作に応じて導出された光学特性のうち前記第2の操作のタイミングに対応して導出された光学特性を前記記憶部に記憶させるステップとを備える、光学特性測定装置の制御方法。 - 受光素子を有する受光部と、記憶部と、外部からの操作を受け付ける操作部とを備えた光学特性測定装置の制御方法であって、前記光学特性測定装置は、コンピュータを備え、
前記コンピュータが、前記操作部に対する第1の操作に応じて、前記受光部の出力に基づいて光学特性を導出し、当該光学特性を前記記憶部に記憶させるステップと、
前記光学特性の前記記憶部への記憶に応じたタイミングで前記操作部に対して第2の操作がなされたことに応じて、当該光学特性の記憶を前記記憶部から削除するステップとを備える、光学特性測定装置の制御方法。
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