JP2003129047A - アルカリ土類アルミン酸塩蛍光体、蛍光体ペースト組成物及び真空紫外線励起発光素子 - Google Patents

アルカリ土類アルミン酸塩蛍光体、蛍光体ペースト組成物及び真空紫外線励起発光素子

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空紫外線照射下における経時的な輝度劣化
の改良された蛍光体、蛍光体ペースト組成物並びに輝度
維持率が高く、輝度の改良された真空紫外線励起発光素
子を提供する。 【解決手段】 一般式a(M1-XEuX)O・6Al23
で表される蛍光体であり、該蛍光体のCuKα1特性X
線による粉末回折X線スペクトルにおいて、該スペクト
ルの回折角(2θ)28°〜31°の角度領域にわたっ
て幅広い帯状のピークを有することを特徴とするアルカ
リ土類アルミン酸塩蛍光体。(但し、前記式中、MはB
a、SrおよびCaから成る群より選択される少なくと
も1種のアルカリ土類金属元素を表し、xおよびaは、
それぞれ0<x<1及び0.9≦a≦1.5なる条件を
満たす数を表す)、並びに前記蛍光体からなる蛍光膜を
具備する真空紫外線励起発光素子である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に波長が200
nm以下の真空紫外線(VUV)による励起下で輝度劣
化の少ない高輝度の青色発光を呈するアルカリ土類アル
ミン酸塩蛍光体、この蛍光体を使用した蛍光体ペースト
組成物並びに輝度劣化が少なく高効率に発光を持続させ
得る真空紫外線(VUV)励起発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スキャナーの読取り用光源に使
われる希ガスランプやプラズマディスプレイパネル(P
DP)等に代表されるように、VUVによる励起下で発
光する蛍光体を使用した蛍光膜をガラスなどからなる外
囲器内に形成すると共に、その中にAr、Xe、He、
Ne等の希ガスを単体もしくは混合して封入しておき、
封入された希ガスを放電させることによって放射される
VUVによって外囲器内の蛍光膜を励起して発光させる
構造・機能を持ったVUV励起発光素子の開発が近年盛
んに行われ、実用されている。
【0003】従来、このVUV励起発光素子の蛍光膜と
して使用される蛍光体としては(Y,Gd)BO3:E
u等の赤色蛍光体、LaPO4:Ce,Tb、Zn2Si
4:Mn、BaAl1219:Mn、(Ba,Sr,M
g)O・aAl23:Mn、YBO3:Tb等の緑色発
光蛍光体、BaMgAl1017:Eu、(Ba,Sr)
MgAl1017:Eu,Mn等の青色発光蛍光体などが
単一もしくは混合して使用されている。
【0004】VUV励起発光素子の蛍光膜として用いら
れる蛍光体の特性としては、VUVによる励起下でより
高輝度に発光すること、VUV励起発光素子の蛍光膜形
成工程で蛍光体塗膜が500℃前後のベーキング処理を
受ける際に蛍光膜としての発光輝度が低下しない(ベー
キングによる輝度劣化が少ない)こと、VUV励起発光
素子を長時間動作させ、継続的にVUVに晒されても蛍
光体が輝度低下(VUVによる輝度劣化)が少ないこ
と、発光色の色純度が良いこと等が要求されるが、現在
実用化されている蛍光体もこれらの特性を全て満足する
わけではない。一方、市場ではVUV励起発光素子の諸
特性のより一層の改善要求が常にあり、VUV励起用蛍
光体についても上記特性の良好な新しい蛍光体の開発が
期待されている。ところで、VUV励起用蛍光体の中
で、アルミン酸塩蛍光体は代表的な青色乃至青緑色発光
のVUV励起用蛍光体であり、BaMgAl1017:E
u、(Ba,Sr)MgAl1017:Eu,Mn等、母
体結晶としてMgを必須として含むアルカリ土類金属の
アルミン酸塩に2価のEu又はEuとMnとを付活剤と
した、通称BAM蛍光体と呼ばれる蛍光体が発光輝度等
の発光特性に優れたVUV励起用青色ないし青緑色発光
蛍光体として実用されている。しかしながら、このBA
M蛍光体は、特にベーキングによる輝度劣化並びにVU
Vによる輝度劣化が大きい欠点をもった蛍光体であり、
これに代わるベーキングによる輝度劣化やVUVによる
輝度劣化の少ない青色発光ないし青緑色のVUV励起用
蛍光体の開発が望まれている。
【0005】BAM蛍光体と同じアルミン酸塩で、例え
ば、母体結晶中にMgを含まないアルカリ土類金属塩に
Euを付活剤としたアルカリ土類アルミン酸塩蛍光体
は、波長が200nmより長い紫外線で励起すると青色
発光を呈することは良く知られているが(英国特許第
1,190,520号公報、米国特許4,827,18
7号公報等参照)、この蛍光体がVUV励起により高輝
度に発光するかどうかも含め、この蛍光体のVUV励起
用蛍光体としての諸特性については従来知られていなか
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、青色発光の
新規なVUV励起用蛍光体の開発を意図してなされたも
のであり、発光効率が高く、特にVUV励起用蛍光体と
してVUVによる輝度劣化が少なく、色純度の良好な青
色発光を呈するアルカリ土類アルミン酸塩蛍光体、この
蛍光体を用いた蛍光体ペースト組成物並びにVUV励起
発光素子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するため、Euを付活剤とした種々の組成のア
ルカリ土類アルミン酸塩蛍光体について詳細に検討し
た。一般に、波長が200nmより長い紫外線で励起す
ると効率良く発光する蛍光体でも、これを波長200n
m以下のVUVで励起した場合には高効率で発光すると
は言えない。しかしながら、本発明者等は水銀ランプ用
蛍光体として従来から知られている、Mgを含まないア
ルカリ土類アルミン酸塩にEuを付活剤としたアルカリ
土類アルミン酸塩蛍光体は、波長200nm以下のVU
V励起によって青色発光を呈すること、更には特に化学
組成的には同じであっても結晶構造が特定の構造である
場合、VUV励起下で高効率の発光をするのに加えて、
特に耐VUV性が向上してVUVによる輝度劣化が低減
されること、この蛍光体を分散させた蛍光体ペースト組
成物を用いて形成した蛍光膜を具備したVUV励起発光
素子は青色成分のVUVによる輝度劣化が改善され、長
時間使用しても高輝度の青色発光を維持すること、を見
出し本発明に至ったものである。
【0008】即ち、本発明は以下の構成からなる。 (1)一般式a(M1-XEuX)O・6Al23で表され
る蛍光体であり、該蛍光体のCuKα1特性X線による
粉末回折X線スペクトルにおいて、該スペクトルの回折
角(2θ)が28°〜31°の角度領域にわたって幅広
い帯状のピークを有することを特徴とするアルカリ土類
アルミン酸塩蛍光体。(但し、前記式中、MはBa、S
rおよびCaから成る群より選択される少なくとも1種
のアルカリ土類金属元素を表し、xおよびaは、それぞ
れ0<x<1及び0.9≦a≦1.8なる条件を満たす
数を表す)。 (2)前記Mは前記アルカリ土類金属元素の50モル%
以上のBaから成ることを特徴とする前記(1)記載の
アルカリ土類アルミン酸塩蛍光体。
【0009】(3)前記幅広い帯状のピークの半値幅が
0.5°以上であることを特徴とする前記(1)または
(2)記載のアルカリ土類アルミン酸塩蛍光体。(前記
蛍光体のCuKα1特性X線による粉末回折X線スペク
トルにおいて、該スペクトルの回折角(2θ)が28°
〜31°の角度領域にわたって半値幅0.5°以上のピ
ークを有することを特徴とする前記(1)または(2)
記載のアルカリ土類アルミン酸塩蛍光体。)
【0010】(4)前記(蛍光体のCuKα1特性X線
による)粉末回折X線スペクトルにおいて、該スペクト
ルの回折角(2θ)が28°〜31°の角度領域にわた
って存在するピークの積分値が、前記スペクトルの回折
角(2θ)が21°〜22°の角度領域にわたって存在
する独立したピークの積分値の0.5倍以上であること
を特徴とする前記(1)〜(3)のいづれかに記載のア
ルカリ土類アルミン酸塩蛍光体。 (5)前記蛍光体が波長200nm以下の真空紫外線励
起下で発光する真空紫外線励起用蛍光体であることを特
徴とする前記(1)〜(4)のいづれかに記載のアルカ
リ土類アルミン酸塩蛍光体。
【0011】(6)バインダー(結合剤)を溶解した溶
媒中に蛍光体を分散含有させてなる蛍光体ペースト組成
物において、該蛍光体が前記(1)〜(5)のいづれか
に記載のアルカリ土類アルミン酸塩蛍光体であることを
特徴とする蛍光体ペースト組成物。 (7)前記蛍光体の含有率が5〜70重量%であること
を特徴とする前記(6)記載の蛍光体ペースト組成物。
【0012】(8)内部に蛍光膜が形成された真空外囲
器内に封入されている希ガスの放電によって放射される
真空紫外線により該蛍光膜を励起して発光させる真空紫
外線励起発光素子において、該蛍光膜に前記(1)〜
(5)のいづれかに記載の真空紫外線励起アルカリ土類
アルミン酸塩蛍光体を用いることを特徴とする真空紫外
線励起発光素子。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のアルカリ土類アルミン酸塩蛍光体は、1)B
a、SrおよびCaから成る群より選択される少なくと
も1種のアルカリ土類元素、2)Al元素および3)付
活剤であるEu元素の各酸化物、またはこれら1)〜
3)の各元素の炭酸塩、硫酸塩、ハロゲン化物等の化合
物を、化学量論的に a(M1-XEuX)O・6Al23
(但し、上記式中、Mは、Ba、SrおよびCaからな
る成る群より選択される少なくとも1種のアルカリ土類
金属元素を表し、xおよびaは、それぞれ0<x<1及
び0.9≦a≦1.8なる条件を満たす数を表す。以下
同様である。)となる割合で秤取し、これらの混合物か
らなる蛍光体原料化合物を十分混合し、アルミナ坩堝等
の耐熱容器に充填して焼成し、得られた焼成物に通常の
蛍光体製造時に適用される後処理工程と同様に分散、水
洗、乾燥、篩分けの諸処理を施すことによって製造する
ことができる。上記組成式において、VUV励起下で発
光する蛍光体を得るためにはx値が0より大で1より小
とする必要があり、また、a値については0.9より小
さいか1.8より大であれば化学組成的に不純物成分の
混在量が多くなり、高輝度で耐VUV性の優れた蛍光体
が得られないので好ましくない。焼成に供される蛍光体
原料化合物中には、BAM蛍光体など従来のアルカリ土
類アルミン酸塩蛍光体製造の場合と同様に、反応促進の
ためにAlF3,BaF2,CaF2,SrF2,NH4
2などのフッ化物をフラックスとして蛍光体原料化合
物の混合物中に添加しておくこともできる。
【0014】本発明のアルカリ土類アルミン酸塩蛍光体
は、a(M1-XEuX)O・6Al23なる組成式におい
て、x値及びa値がそれぞれ、0<x<1及び0.9≦
a≦1.8なる範囲にあるとき、VUVで励起すると青
色の発光を呈するが、VUV励起したときの発光輝度の
観点から、特に、前記組成式において、前記x値及びa
値がそれぞれ、0.03≦x≦0.5及び1.1≦a≦
1.5であることがより好ましい。上記組成式中のx及
びa値に関し、x値が0.03より小さくても0.5を
越えても得られる蛍光体のVUV励起下での発光輝度が
低くなってしまう。また、a値については1.1より小
さいか1.5より大であれば化学組成的に不純物成分の
混在が避けられず、高輝度で耐VUV性の優れた蛍光体
を得るのが困難になる。VUV励起したときの発光輝度
(刺激和)の観点から、本発明のアルカリ土類アルミン
酸塩蛍光体は、蛍光体の母体結晶の一部を構成するM元
素がBaであるか、もしくは50モル%以下、より好ま
しくは20モル%以下のBaをSrおよびCaの中の少
なくとも1つで置換したアルカリ土類金属元素であるこ
とが好ましい。
【0015】蛍光体原料化合物は、1300〜1800
℃の温度で還元性雰囲気中で、その充填量に応じて2〜
40時間かけて1回以上焼成する。焼成温度を1300
℃より低くすると得られる蛍光体のVUVによる輝度劣
化の程度が大になると共に、VUV励起下での十分な発
光輝度が得られず、また、1800℃より高くすると不
要なエネルギーを消費することになり工業的に好ましく
ない。また、焼成時の還元性雰囲気を得るためには、蛍
光体原料化合物が充填された坩堝中に黒鉛や活性炭を埋
め込む方法、黒鉛や活性炭を充填した坩堝内に蛍光体原
料化合物を充填した坩堝を埋め込む方法、窒素と水素の
混合気体中で焼成する方法等が挙げられる。更に、焼成
雰囲気中には水蒸気が含まれていてもよい。
【0016】上記のようにして製造された本発明のアル
カリ土類アルミン酸塩蛍光体の特徴は、この蛍光体の粉
末にCuKα1特性X線を照射して粉末回折X線スペク
トルを測定し、そのスペクトルを観察すると、回折角
(2θ)が28°〜31°の角度領域にわたって幅広い
帯状のピークが認められることであり、この幅広い帯状
のピークの強度が大であるほど、その蛍光体のVUV励
起下での発光輝度が高く、しかもVUVによる輝度劣化
の程度が少ない。なお、本発明の蛍光体の上記粉末回折
X線スペクトルにおいて、この回折角(2θ)が28°
〜31°の角度領域にわたって見られる幅広い帯状のピ
ークとは局所的に見られる小さくてシャープなピークで
はなく、図1から分かるようにブロードなピークを言う
が、この回折角(2θ)が28°〜31°の角度領域で
の幅広いピークの半値幅が0.5°以上であり、さらに
は1°以上であることがVUV励起下での発光輝度をよ
り高め、VUVによる輝度劣化がより抑制され得る点で
より好ましい。
【0017】また、別の観点からみると、上記粉末回折
X線スペクトルにおいて、回折角(2θ)が28°〜3
1°の角度領域における幅広いピークの回折X線カウン
ト数の積分値(I28)と回折角(2θ)が21°〜22
°の角度領域に現れる独立したピークの回折X線カウン
ト数の積分値(I21)とをそれぞれ求め、この比(α)
を算出したとき、このα値が0.5以上であれば蛍光体
のVUV励起下での発光輝度が高く、しかもVUVによ
る輝度劣化の程度が少ない。さらに発光輝度の向上とV
UVによる輝度劣化抑制効果の点でα値が0.8以上で
あればより好ましい。このα値を求めるには、例えば図
1に例示した蛍光体の粉末回折X線スペクトルであれ
ば、回折角(2θ)が16°〜17°の角度領域ではX
線回折強度のピークが観察されていないので、この角度
領域をバックグラウンドとみなして、この16°〜17
°の角度領域での回折X線カウント数の積分値(I16
を求め、更に、回折角(2θ)が28°〜31°の角度
領域における幅広いピークの回折X線カウント数の積分
値(I28)と回折角(2θ)が21°〜22°の角度領
域に現れる独立したピークの回折X線カウント数の積分
値(I21)とをそれぞれ求めて、(I28−3×I16)/
(I21−I16)なる値を算出することによって求めるこ
とができる。
【0018】図1は、前記組成式においてa=1.28
6、x=0.1{即ち、組成式が1.286(B
0.9,Eu0.1)O・6Al23}である、下記実施例
1のアルカリ土類アルミン酸塩蛍光体のCuKα1特性
X線による粉末回折X線スペクトルを示した図である。
図1において曲線a、b、c、d、e及びfはそれぞれ
1200℃、1300℃、1400℃、1500℃、1
600℃及び1700℃で焼成した各蛍光体について測
定したスペクトルであり、曲線a〜fの6つの曲線の回
折角(横軸)をそれぞれ一致させて各曲線を積み重ねて
描いたものであって、縦軸の相対高さは同一曲線内では
相対比較できるが各曲線間での比較はできない。
【0019】図1からわかるように、1300℃〜17
00℃で焼成された蛍光体(曲線b〜f)では、粉末回
折X線スペクトルにおいて該スペクトルの回折角(2
θ)が28°〜31°の角度領域にかけて弱い幅広のピ
ークが認められるのに対し、1200℃で焼成された蛍
光体(曲線a)では粉末回折X線スペクトルにおいて回
折角(2θ)が28°〜31°の角度領域にはこのピー
クが全く認められない。この粉末回折X線スペクトルに
おける回折角(2θ)が28°〜31°の角度領域に現
れる幅広い帯状のピークは、蛍光体原料を1300℃以
上の温度で焼成して得られたアルカリ土類アルミン酸塩
蛍光体には現れるが1300℃よりも低い温度で焼成さ
れた蛍光体には認められなかった。なお、本発明のアル
カリ土類アルミン酸塩蛍光体は波長が200nmより大
の紫外線や電子線,X線などの電磁波や電離放射線で励
起されても色純度の良い青色発光を示す。
【0020】次に、本発明の蛍光体ペースト組成物につ
いて述べる。本発明の蛍光体ペースト組成物は、蛍光体
粉末として上記のようにして得た本発明のアルカリ土類
アルミン酸塩蛍光体を用いる以外は従来の蛍光体ペース
ト組成物において使用されている成分を含有している。
本発明の蛍光体ペースト組成物は、本発明のアルカリ土
類アルミン酸塩蛍光体を用いる以外は従来の蛍光体ペー
スト組成物を製造する場合と同様にして製造される。例
えば、本発明のアルカリ土類アルミン酸塩蛍光体とバイ
ンダー樹脂が溶解された溶媒とをそれぞれ所定量混合し
た混合物を十分に撹拌・混練して蛍光体を分散させると
共に、使用目的にかなった粘度に調整することによって
得ることが出来る。
【0021】本発明の蛍光体ペースト組成物の製造に際
して、上記アルカリ土類アルミン酸塩蛍光体と共に用い
るバインダー樹脂としては、使用目的に応じてエチルセ
ルロース、ニトロセルロース、ポリエチレンオキサイ
ド、アクリル樹脂等が使用され、また、蛍光体及び結合
剤樹脂を分散させるためと粘度調整のために、蛍光体及
びバインダー樹脂と共に使用される溶媒としては水、酢
酸ブチル、ブチルカルビトール、ブチルカルビトールア
セテート、テルピオネール等が挙げられる。アルカリ土
類アルミン酸塩蛍光体の配合量は、溶媒を除く蛍光体と
バインダー樹脂との全重量に対して5〜70重量%と
し、この蛍光体とバインダ−樹脂を溶解した溶媒を混和
し、これを撹拌・混練して最後に溶媒を添加し粘度調整
するのが塗膜厚のコントロールや塗布の作業性等の点で
好ましい。
【0022】次に、本発明のVUV励起発光素子につい
て詳述する。本発明のVUV励起発光素子の1つである
希ガスランプを製造する場合は、例えば、所望の内径を
有する透明なガラス細管の一端から、管内壁面上を流動
可能な程度にまで粘度を調節された本発明の蛍光体ペー
スト組成物を流し塗りし、これを乾燥させ、更にベーキ
ング処理をして有機物成分を焼成揮散させるとか、もし
くは蛍光体ペースト組成物を塗布乾燥したガラス板等を
ガラス細管内部に入れた後、そのガラス管の内部を排気
してから管内に少量の希ガスを封入し、ガラス細管の両
端もしくはガラス管壁を挟む内外両面もしくはガラス管
の外部の対向した両面に電極を取り付け、そのガラス管
の両端を封じる。このようにして本発明のVUV励起発
光素子の1つである希ガスランプとする。
【0023】また、本発明のVUV励起発光素子の他の
1例であるPDPを製造する場合は、例えば、ガラス板
等の背面板に内部電極を形成し、ストライプ状もしくは
マトリックス状の隔壁を設けて複数のセルを構成し、
赤、緑、青の各色毎にセルを構成する各隔壁の底部並び
に内壁にスクリーン印刷法等の方法により赤、緑、青の
蛍光体ペースト組成物を塗布する。青色蛍光体ペースト
として本発明の蛍光体ペースト組成物を用いる。これを
乾燥しベーキングして各セル内に蛍光膜を形成すると共
に背面板と一定間隔を隔てて内部電極が形成されたガラ
ス板等からなる前面板を対向配置し前面板と背面板との
周囲を封じて、内部を排気してから希ガスを封入して本
発明のVUV励起発光素子の1つであるPDPとする。
【0024】その他、本発明のVUV励起発光素子は、
上記の希ガスランプやPDPの外、その種類、形態等の
如何に関係なく、それぞれのVUV励起発光素子におけ
る外囲器内の発光面となる支持体の表面に本発明の蛍光
体ペースト組成物を公知の方法で塗布し、これを乾燥さ
せ、ベーキング処理してそれぞれの蛍光膜を形成し、蛍
光膜が形成された外囲器内に希ガスを封入して製造され
る。このようにして得られた本発明のVUV励起発光素
子は動作中の発光輝度の低下の少ない高輝度のVUV励
起発光素子を得ることができる。
【0025】
【実施例】次に、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、
本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例
によって限定されるものではない。
【0026】[実施例1A] BaCO3 :1.1574 モル Eu23 :0.0643 モル Al23 :6.0 モル AlF3 :0.01 モル 上記各蛍光体原料を十分混合した後、アルミナ坩堝に充
填し黒鉛を入れ蓋をして水蒸気を含んだ窒素中で最高温
度1600℃で昇降温時間を含め24時間かけて焼成し
た。次いで、焼成粉を篩にかけて組成式が1.286
(Ba0.9Eu0.1)O・6Al23であるアルカリ土類
アルミン酸塩蛍光体を得た。この蛍光体のCuKα1特
性X線による粉末回折X線スペクトルを測定したとこ
ろ、図1の曲線eに示すように回折角(2θ)が28°
〜31°の角度領域にかけて幅広い帯状のピークが観測
された。該幅広い帯状のピークの半値幅が1.10°で
あり、α値が1.15であった。
【0027】[実施例1B]30重量%の実施例1Aの
アルカリ土類アルミン酸塩蛍光体、10重量%のブチル
カルビトール、53重量%のブチルカルビトールアセテ
ート及び7重量%のエチルセルロースを十分に混練して
実施例1Bの蛍光体ペースト組成物を製造した。この実
施例1Bの蛍光体ペースト組成物をガラス板上に500
μmの厚さで塗布し、120℃で30分間放置して乾燥
させ、これを更に空気中500℃で30分間ベーキング
して得た蛍光膜に波長146nmのVUVを照射して、
輝度計によりその発光輝度並びに発光色度点(x値,y
値)を測定し、発光輝度を発光色の色度座標のy値で除
した値である、刺激和(輝度/y)を求めたところ、こ
れと同一の条件で測定した、下記比較例1Bの蛍光体ペ
ースト組成物からなる蛍光膜の刺激和(輝度/y)を1
00とすると、実施例1Bの蛍光体ペースト組成物から
なる蛍光膜の刺激和(輝度/y)は271.4であっ
た。なお、青色発光蛍光体の輝度はその発光色(色度点
のy値)に比例して大きく変わるが、発光色(y値)の
異なる蛍光体間の発光効率を相互比較する簡便な方法と
して輝度をy値で割った値で比較することが一般に行わ
れる。そこで、本発明においても、発光輝度の測定値は
それぞれ上記定義の刺激和(輝度/y)を求めて相互に
相対比較した。
【0028】[実施例1C]上記のようにして得られた
実施例1Bの蛍光体ペースト組成物を幅2mmのガラス
板上に塗布し、120℃で60分乾燥後500℃で30
分焼成した。このガラス板を外径4mmのガラス管内に
保持し、このガラス管の両端にニッケルの電極を付け、
管内を真空に排気した後、Ne98%−Xe2%のガス
を50Torr封入して、実施例1CのVUV励起発光
素子(希ガスランプ)を作製した。この実施例1CのV
UV励起発光素子を連続点灯し、点灯直後並びに点灯し
てから24時間後の刺激和(輝度/y)をそれぞれ求
め、点灯直後に対する、点灯してから24時間後の刺激
和(輝度/y)の相対値(刺激和維持率)を算出したと
ころ、実施例1CのVUV励起発光素子の刺激和維持率
は85%であった。
【0029】表1に実施例1Aの蛍光体を製造した際に
用いた蛍光体原料の種類及びその配合比並びに焼成温度
を示す。また、表2に実施例1Aの蛍光体の組成式、粉
末回折X線スペクトルにおいて回折角(2θ)が28°
〜31°の角度領域に現れる幅広い帯状のX線回折ピー
クの存在の有無、半値幅、α値、実施例1Bの蛍光体ペ
ースト組成物からなる蛍光膜のVUV励起下での相対刺
激和(輝度/y)及び実施例1CのVUV励起発光素子
の刺激和維持率をそれぞれ示す。
【0030】[実施例2A〜16A,比較例1A]表1
に示した化合物並びにその配合比の蛍光体原料を用い、
これらを表1に示した焼成温度で焼成した以外は実施例
1Aと同様にして実施例2A〜16A並びに比較例1A
の蛍光体を得た。表2にこれら実施例2A〜16A及び
比較例1Aの蛍光体の組成及び粉末回折X線スペクトル
において回折角(2θ)が28°〜31°の角度領域に
現れる幅広い帯状のX線回折ピークの存在の有無、半値
幅及びα値を示す。
【0031】[実施例2B〜16B,比較例1B]実施
例1Aの蛍光体に代えて実施例2A〜16A及び比較例
1Aの各蛍光体を用いた以外は実施例1Bの蛍光体ペー
スト組成物を製造した場合と同様にして実施例2B〜1
6B及び比較例1Bの蛍光体ペースト組成物を製造し
た。実施例1Bと同様にしてこれらの組成物からなる蛍
光膜を作成し、これに波長146nmのVUVを照射し
て、その際の発光を実施例1Bと同一の条件で測定して
各刺激和(輝度/y)を求め、比較例1Bの蛍光体から
なる蛍光膜の刺激和(輝度/y)を100とした時の各
蛍光膜の刺激和(輝度/y)の相対値を求めた結果を表
2に示す。
【0032】[実施例2C〜16C,比較例1C]実施
例1Bの蛍光体ペースト組成物に代えて実施例2B〜1
6B及び比較例1Bの各蛍光体ペースト組成物を用いて
蛍光膜を作成した以外は実施例1CのVUV励起発光素
子を製造した場合と同様にして実施例2C〜16C及び
比較例1CのVUV励起発光素子を製造し、このVUV
励起発光素子の刺激和維持率を実施例1Cと同様にして
測定した結果を表2に示す。
【0033】[比較例2A] BaCO3 :0.9 モル Eu23 :0.05 モル 3MgCO3・Mg(OH)2 :0.25 モル Al23 :5.0 モル AlF3 :0.01 モル 上記各蛍光体原料を十分混合した後、アルミナ坩堝に充
填し黒鉛を入れ蓋をして水蒸気を含んだ窒素中で最高温
度1450℃で昇降温時間を含め24時間かけて焼成
し、冷却して1次焼成物を得た。得られた焼成粉を篩に
かけて組成式が(Ba0.9Eu0.1)MgAl1017であ
る比較例2AのBAM蛍光体を得た。粉末回折X線スペ
クトルにおいて回折角(2θ)が28°〜31°の角度
領域に幅広い帯状のX線回折ピークは現れなかった。
【0034】[比較例2B]実施例1Aの蛍光体に代え
て比較例2AのBAM蛍光体を用いた以外は実施例1B
の蛍光体ペースト組成物を製造した場合と同様にして比
較例2Bの蛍光体ペースト組成物を製造した。実施例1
Bと同様にしてこの組成物からなる蛍光膜を作成し、こ
れに波長146nmのVUVを照射して、その際の発光
の刺激和(輝度/y)を求めたところ、これと同一の条
件で測定した、上記比較例1Bの蛍光体ペースト組成物
からなる蛍光膜の刺激和(輝度/y)を100とする
と、比較例2Bの蛍光体ペースト組成物からなる蛍光膜
の刺激和(輝度/y)は188.4であった。
【0035】[比較例2C]実施例1Bの蛍光体ペース
ト組成物に代えて比較例2AのBAM蛍光体を用いた以
外は実施例1CのVUV励起発光素子を製造した場合と
同様にして比較例2CのVUV励起発光素子を製造し
た。このVUV励起発光素子の刺激和維持率を実施例1
Cと同様にして測定したところ、刺激和維持率は82.
1%であった。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】表2から分かるように、CuKα1特性X
線による粉末回折X線スペクトルにおいて、回折角(2
θ)が28°〜31°の角度領域にかけて幅広い帯状の
ピークを有する結晶構造を持った本発明のアルカリ土類
アルミン酸塩蛍光体を蛍光膜とするVUV励起発光素子
(実施例1C〜16C)は、粉末回折X線スペクトルに
おいて、回折角(2θ)が28°〜31°の角度領域に
幅広い帯状のピークを有しない結晶構造を持った従来の
アルカリ土類アルミン酸塩蛍光体を蛍光膜とするVUV
励起発光素子(比較例1C)に比べ、蛍光体のVUVに
よる輝度劣化の程度が低減されるため、刺激和維持率が
著しく改善される。しかも、VUV励起下での刺激和
(輝度/y)で表した発光効率も、本発明の蛍光体ペー
スト(実施例1B〜16B)からなる蛍光膜の場合、回
折角(2θ)が28°〜31°の角度領域に幅広い帯状
のピークを有しない結晶構造を持った従来のアルカリ土
類アルミン酸塩蛍光体を含有する蛍光体ペースト(比較
例1B)からなる蛍光膜に比べておよそ2〜2.7倍高
かった。また、特に本発明のVUV励起発光素子とした
場合(実施例1C〜16C)の刺激和維持率は、BAM
蛍光体を蛍光膜とするVUV励起発光素子(比較例2
C)に比べても相当程度向上していた。
【0041】
【発明の効果】本発明のEu付活アルカリ土類アルミン
酸塩蛍光体及びこれを用いた蛍光体ペースト組成物は、
波長200nm以下のVUV励起により高効率の青色発
光を呈し、VUVによる輝度劣化が少ないため、本発明
の蛍光体ペースト組成物を用いて製造されたVUV励起
発光素子は、長時間動作中における発光効率の変化が少
なく高輝度の発光を維持させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光体を含むアルカリ土類アルミン酸
塩蛍光体の粉末回折X線スペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久宗 孝之 神奈川県小田原市成田1060番地 化成オプ トニクス株式会社内 Fターム(参考) 4H001 CA02 CA04 CA06 XA08 XA13 XA20 XA38 XA56 YA63 5C043 AA02 CC16 EB01 EC13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式a(M1-XEuX)O・6Al23
    で表される蛍光体であり、該蛍光体のCuKα1特性X
    線による粉末回折X線スペクトルにおいて、該スペクト
    ルの回折角(2θ)が28°〜31°の角度領域にわた
    って幅広い帯状のピークを有することを特徴とするアル
    カリ土類アルミン酸塩蛍光体。(但し、前記式中、Mは
    Ba、SrおよびCaから成る群より選択される少なく
    とも1種のアルカリ土類金属元素を表し、xおよびa
    は、それぞれ0<x<1及び0.9≦a≦1.8なる条
    件を満たす数を表す)。
  2. 【請求項2】 前記幅広い帯状のピークの半値幅が、
    0.5°以上であることを特徴とする請求項1記載のア
    ルカリ土類アルミン酸塩蛍光体。
  3. 【請求項3】 前記粉末回折X線スペクトルにおいて、
    該スペクトルの回折角(2θ)が28°〜31°の角度
    領域にわたって存在するピークの積分値が、前記スペク
    トルの回折角(2θ)が21°〜22°の角度領域にわ
    たって存在する独立したピークの積分値の0.5倍以上
    であることを特徴とする請求項1又は2記載のアルカリ
    土類アルミン酸塩蛍光体。
  4. 【請求項4】 前記蛍光体が波長200nm以下の真空
    紫外線励起下で発光する真空紫外線励起用蛍光体である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいづれかに記載のアル
    カリ土類アルミン酸塩蛍光体。
  5. 【請求項5】 バインダーを溶解した溶媒中に蛍光体を
    分散含有させてなる蛍光体ペースト組成物において、前
    記蛍光体が請求項1〜4のいづれかに記載のアルカリ土
    類アルミン酸塩蛍光体であることを特徴とする蛍光体ペ
    ースト組成物。
  6. 【請求項6】 前記蛍光体の含有率が5〜70重量%で
    あることを特徴とする請求項5記載の蛍光体ペースト組
    成物。
  7. 【請求項7】 内部に蛍光膜が形成された真空外囲器内
    に封入されている希ガスの放電によって放射される真空
    紫外線により前記蛍光膜を励起して発光させる真空紫外
    線励起発光素子において、上記蛍光膜に請求項1〜4の
    いづれかに記載の真空紫外線励起アルカリ土類アルミン
    酸塩蛍光体を用いることを特徴とする真空紫外線励起発
    光素子。
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