JP2003128526A - シラン基で置換されたパラ−アミノフェノールまたはパラ−フェニレンジアミン化合物を含む染色組成物 - Google Patents

シラン基で置換されたパラ−アミノフェノールまたはパラ−フェニレンジアミン化合物を含む染色組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応性であり強力な染めを提供する酸化ベー
スから、ケラチン繊維の酸化染色のための新規な組成物
を提供する。特に、ケラチン繊維の損傷の程度などに対
して選択性が低く、一方ではシャンプー及び光などの外
的要因に対して特に耐性であり、多様な色合いで強い色
を発生させることができる染色組成物、並びにこの組成
物を使用する染色方法及び染色キットを提供する。 【解決手段】 シラン基で置換された、所定のパラ-ア
ミノフェノールまたはパラ-フェニレンジアミン化合物
を酸化ベースとして含む染色組成物を調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の主題は、特にパラ-
フェニレンジアミンまたはパラ-アミノフェノールタイ
プの酸化ベースを含む染色組成物、及びこの組成物を使
用する染色方法である。
【0002】
【従来の技術】ケラチン繊維、特にヒトの髪を、一般に
酸化ベースと呼称される酸化染料前駆体、例えばオルト
-またはパラ-フェニレンジアミン類、オルト-またはパ
ラ-アミノフェノール類、及び複素環化合物などを含む
染色組成物で染色することは既知である。これらの酸化
ベースは、無色または僅かに色の付いた化合物であり、
酸化製品と組み合わせると、組成物の酸化的なプロセス
を経て有色化合物を生成させることができる。
【0003】これらの酸化ベースを用いて得られる色合
いを、カプラーまたは色調節剤と組み合わせることによ
り変化させうることも既知であり、後者は、特に芳香族
メタジアミン類、メタ-アミノフェノール類、メタ-ジフ
ェノール類、及び所定の複素環化合物、例えばインドー
ル化合物から選択されるものである。
【0004】酸化ベース及びカプラーに使用される分子
の多様さのため、得られる色彩の範囲は豊富である。
【0005】これらの酸化染料を使用して得られる、い
わゆる「パーマネント」な色は、更に多数の要求を満足
させねばならない。したがって、毒物学的観点から見た
欠点を持たず、所望の強度の色合いを得ること及び、
光、不利な天候条件、洗浄、パーマネントウェーブ、発
汗、及び摩擦などの外的要因に対して優れた耐性を示す
ことが可能でなければならない。
【0006】前記染料はまた、出来る限り白髪を覆うこ
とができなければならず、出来る限り選択性の低いも
の、すなわち、先端と根本とでは実際に敏感化(損傷)
の程度が異なるであろう同一のケラチン繊維に沿って、
色の相違を出来る限り少なくするものでなければならな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特に
反応性であり強力な染めを提供する酸化ベースから、ケ
ラチン繊維の酸化染色のための新規な組成物を提供する
ことであり、これらはあまり選択的でなく、シャンプー
及び光などの外的要因に対して特に耐性であり、多様な
色合いで強い色を発生させることができる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は、化学式
(I):
【化2】 [式中、 ・Aは、OHまたはNH2を表し、 ・R1及びR2は、同一又は相違し、水素原子;直鎖また
は分枝状のC1−C8アルキル基;C1−C6ヒドロキシア
ルキル基;または-Y-B基を示し;R1及びR2が、これ
らの結合する窒素原子と共に4員環乃至7員環の複素環
を形成し、これが任意に一つ以上のC1−C3アルキル
基、OH、NH2、またはZ-B基で置換されており(但
し、AがOHを表す場合にはR1及びR2は水素を示
す)、 ・R3及びR4は、同一又は相違し、水素原子、C1−C4
アルキル基、C1−C4アルコキシ基;ハロゲン、または
-Z-B基を示し、 ・Yは、飽和または不飽和の、直鎖状または分枝状のC
1−C8炭化水素鎖であって、これはO、S、またはNR
(Rは、水素原子またはC1−C4アルキル基である)よ
り選択されるヘテロ原子によって中断されていても良い
鎖を表し、 ・Zは、共有結合、飽和または不飽和の、直鎖状または
分枝状のC1−C8炭化水素鎖であって、これはO、S、
またはNR’(R’は、水素原子またはC1−C4アルキ
ル基である)より選択されるヘテロ原子を含んでいても
よい鎖;O-Y基、またはNR”-Y(R”は、水素原子
またはC1−C4アルキル基である)を表し、 ・Bは、-SiR567基(式中、R5、R6、R7は、
同一または相違し、C1−C4アルキル基またはフェニル
基を表す)である (但し、R1、R2、R3、及びR4基の少なくとも一つが
-Y-Bまたは-Z-Bを表す)]に相当する少なくとも一
つの化合物及び/または対応する化粧品として許容され
る塩を、酸化ベースとして含む染色組成物を、主題とし
て有する本発明によって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】上記の定義において、アルキル基
は直鎖状または分枝状であって、特記のない限り1乃至
8の炭素原子、好ましくは1乃至6の炭素原子を含み、
例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
ブチル等である。
【0010】アルコキシ基は、-O-アルキル基であり、
アルキルなる語は、上記の定義通りである。
【0011】特定の実施態様によれば、R1は水素原子
であり、R2、R3、及びR4は、上記の定義通りであ
り、好ましくはR3及び/またはR4は、水素原子を表
す。
【0012】第二の実施態様によれば、R1及びR2は水
素原子であり、-Z-B基がベンゼン環上にある。
【0013】別の実施態様によれば、R1及びR2がこれ
らの結合する窒素原子と共に5員環または6員環の複素
環を形成し、前記複素環が-Z-B基で置換されており、
3及びR4が上記の定義通りである。この特定の実施態
様によれば、R3及びR4は、好ましくは水素原子であ
る。
【0014】例示のため、以下のものを挙げることがで
きる。
【表1】
【0015】本発明によれば、式(I)の化合物は、本
発明の染色組成物中において、前記染色組成物全重量に
対して、一般的におよそ0.0005乃至12重量%、
好ましくは0.005乃至6重量%の量で存在する。
【0016】本発明の化合物は、当業者に既知の一般的
な調製方法により、例えば対応するシラン含有パラ-ニ
トロアニリンまたはシラン含有パラ-ニトロフェノール
化合物の還元によって得てもよい。
【0017】この還元工程により、合成された化合物に
酸化ベースの特徴を付与する第一級芳香族アミンが得ら
れる。この工程に続けて、任意に塩化を行う。
【0018】便宜的には、この工程は一般的に合成の最
終工程である。しかしながら、この還元は、式(I)の
化合物の調製をもたらす一連の反応の中で、より初期に
行っても良い。この場合は、生成した第一級アミンを、
周知の方法、例えばアセチル化またはベンゼンスルホン
化工程等によって保護し、その後所望の置換または変
性、例えばアルキル化、グリニャール反応、シラン誘導
体との求核置換反応、または当業者に周知の他の反応を
行い、最後に、一般的には酸性媒質中においてアミン官
能基の脱保護を行うことが必要である。
【0019】本発明の染色組成物は、特にケラチン繊
維、特にヒトの髪などのケラチン繊維の染色に有用な化
粧品組成物である。これは、メイクアップの分野におい
ても有用であり得る。
【0020】上述の化合物に加えて、本発明の組成物
は、酸化染色に従来使用されている酸化ベースから選択
される付加的な酸化ベース、例えばパラ-フェニレンジ
アミン類、ビスフェニルアルキレンジアミン類、パラ-
アミノフェノール類、オルト-アミノフェノール類、及
び複素環ベース類、及びこれら化合物の化粧品として許
容される塩を含んでも良い。
【0021】パラ-フェニレンジアミン類の中では、例
として、特に、パラ-フェニレンジアミン、パラ-トリレ
ンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、
2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジ
メチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジエチル-パ
ラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パラ-フェニ
レンジアミン、N,N-ジメチル-パラ-フェニレンジア
ミン、N,N-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、
N,N-ジプロピル-パラ-フェニレンジアミン、4-アミ
ノ-N,N-ジエチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス
(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、
4-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メ
チルアニリン、4-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチ
ル)アミノ-2-クロロアニリン、2-β-ヒドロキシエチ
ル-パラ-フェニレンジアミン、2-フルオロ-パラ-フェ
ニレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジ
アミン、N-(β-ヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレ
ンジアミン、2-ヒドロキシメチル-パラ-フェニレンジ
アミン、N,N-ジメチル-3-メチル-パラ-フェニレン
ジアミン、N,N-(エチル-β-ヒドロキシエチル)-パ
ラ-フェニレンジアミン、N-(β,γ-ジヒドロキシプ
ロピル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(4’-アミノ
フェニル)-パラ-フェニレンジアミン、N-フェニル-パ
ラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルオキ
シ-パラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチルアミノエ
チルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-メトキ
シエチル)-パラ-フェニレンジアミン、4-アミノフェ
ニルピロリジン、2-チエニル-パラ-フェニレンジアミ
ン、2-β-ヒドロキシエチルアミノ-5-アミノトルエ
ン、3-ヒドロキシ-1-(4’-アミノフェニル)ピロリ
ジン、及びこれらの酸との付加塩を挙げることができ
る。
【0022】上記パラ-フェニレンジアミン類の中でも
特に好ましいのは、パラ-フェニレンジアミン、パラ-ト
リレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジ
アミン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジア
ミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレン
ジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミ
ン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,
3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ビス
(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、
2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチル
アミノエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、及びこ
れらの酸との付加塩である。
【0023】ビスフェニルアルキレンジアミン類の中
で、挙げることができるのは、N,N’-ビス(β-ヒド
ロキシエチル)-N,N’-ビス(4’-アミノフェニ
ル)1,3-ジアミノプロパノール、N,N’-ビス(β
-ヒドロキシエチル)-N,N’-ビス(4’-アミノフェ
ニル)エチレンジアミン、N,N’-ビス(4-アミノフ
ェニル)-テトラメチレンジアミン、N,N’-ビス(β
-ヒドロキシエチル)-N,N’-ビス(4-アミノフェニ
ル)テトラメチレンジアミン、N,N’-ビス(4-メチ
ルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’
-ビス(エチル)-N,N’-ビス(4’-アミノ-3’-メ
チルフェニル)エチレンジアミン、1,8-ビス(2,
5-ジアミノフェノキシ)-3,6-ジオキサオクタン、
及びこれらの酸との付加塩である。
【0024】パラ-アミノフェノール類の中で例として
挙げることができるのは、パラ-アミノフェノール、4-
アミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロ
フェノール、4-アミノ-3-ヒドロキシメチルフェノー
ル、4-アミノ-2-メチルフェノール、4-アミノ-2-ヒ
ドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メトキシメ
チルフェノール、4-アミノ-2-アミノメチルフェノー
ル、4-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチルアミノメチ
ル)フェノール、4-アミノ-2-フルオロフェノール、
及びこれらの酸との付加塩である。
【0025】オルト-アミノフェノール類の中で例とし
て挙げることができるのは、2-アミノフェノール、2-
アミノ-5-メチルフェノール、2-アミノ-6-メチルフ
ェノール、6-アセタミド-2-アミノフェノール、及び
これらの酸との付加塩である。
【0026】複素環ベース類の中で例として挙げること
ができるのは、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体、及
びピラゾール誘導体である。
【0027】ピリジン誘導体の中では、例えば特許GB
1,026,978及びGB1,153,196に記載
の化合物、例えば2,5-ジアミノピリジン、2-(4-
メトキシフェニル)アミノ-3-アミノピリジン、2,3
-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-(β-メトキシエ
チル)アミノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン、3,4
-ジアミノピリジン、及びこれらの酸との付加塩を挙げ
ることができる。
【0028】ピリミジン誘導体の中では、例えば特許D
E2,359,399;JP88−169,571;J
P05−163,124;EP0,770,375、ま
たは特許出願WO96/15765に記載の化合物、例
えば2,4,5,6-テトラアミノピリジン、4-ヒドロ
キシ-2,5,6-トリアミノピリミジン、2-ヒドロキ
シ-4,5,6-トリアミノピリミジン、2,4-ジヒド
ロキシ-5,6-ジアミノピリミジン、2,5,6-トリ
アミノピリミジン、及びピラゾロピリミジン誘導体、例
えば特許出願FR-A-2,750,048に記載のも
の、中でも挙げることのできるのは、ピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン-3,7-ジアミン;2,5-ジメチルピラ
ゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン;ピラゾ
ロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン;2,7-ジ
メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミ
ン;3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オー
ル;3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-オー
ル;2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7
-イルアミノ)エタノール、2-(7-アミノピラゾロ
[1,5-a]ピリミジン-3-イルアミノ)エタノール、
2-[(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イ
ル)-(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、2-
[(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イ
ル)-(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、
5,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,
7-ジアミン、2,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピ
リミジン-3,7-ジアミン、2,5,N7,N7-テト
ラメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジア
ミン、3-アミノ-5-メチル-7-イミダゾリルプロピル
アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン、及びこれらの
互変異性体(互変異性平行が存在する場合)、及びこれ
らの酸との付加塩である。
【0029】ピラゾール誘導体の中では、例えば特許D
E3,843,892、DE4,133,957、及び
特許出願WO94/08969、WO94/0897
0、FR-A-2,733,749、及びDE19543
988に記載の化合物、例えば4,5-ジアミノ-1-メ
チルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシ
エチル)ピラゾール、3,4-ジアミノピラゾール、
4,5-ジアミノ-1-(4’-クロロベンジル)-ピラゾ
ール、4,5-ジアミノ-1,3-ジメチルピラゾール、
4,5-ジアミノ-3-メチル-1-フェニルピラゾール、
4,5-ジアミノ-1-メチル-3-フェニルピラゾール、
4-アミノ-1,3-ジメチル-5-ヒドラジノピラゾー
ル、1-ベンジル-4,5-ジアミノ-3-メチル-ピラゾー
ル、4,5-ジアミノ-3-tert-ブチル-1-メチルピラゾ
ール、4,5-ジアミノ-1-tert-ブチル-3-メチルピラ
ゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)
-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3
-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-
(4’-メトキシフェニル)メチルピラゾール、4,5-
ジアミノ-1-エチル-3-ヒドロキシメチルピラゾール、
4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-メチルピラ
ゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-イ
ソプロピルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1
-イソプロピルピラゾール、4-アミノ-5-(2’-アミ
ノエチル)アミノ-1,3-ジメチルピラゾール、3,
4,5-トリアミノピラゾール、1-メチル-3,4,5-
トリアミノピラゾール、3,5-ジアミノ-1-メチル-4
-メチルアミノピラゾール、3,5-ジアミノ-4-(β-
ヒドロキシエチル)アミノ-1-メチルピラゾール、及び
これらの酸との付加塩である。
【0030】本発明による組成物は、ケラチン繊維の染
色に従来使用されている一以上の付加的カプラーを更に
含んで良い。これらのカプラーの中では、特にメタ-フ
ェニレンジアミン類、メタ-アミノフェノール類、メタ-
ジフェノール類、ナフタレンカプラー、及び複素環カプ
ラー、及びこれらの化粧品として許容される塩を挙げる
ことができる。
【0031】例としては、2-メチル-5-アミノフェノ
ール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチ
ルフェノール、6-クロロ-2-メチル-5-アミノフェノ
ール、3-アミノフェノール、1,3-ジヒドロキシベン
ゼン、1,3-ジヒドロキシ-2-メチルベンゼン、4-ク
ロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン、2,4-ジアミノ-
1-(β-ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、2-アミ
ノ-4-(β-ヒドロキシエチルアミノ)-1-メトキシベ
ンゼン、1,3-ジアミノベンゼン、1,3-ビス-
(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、3-ウレイド
アニリン、3-ウレイド-1-ジメチルアミノベンゼン、
セサモール、1-β-ヒドロキシエチルアミノ-3,4-メ
チレンジオキシベンゼン、α-ナフトール、2-メチル-
1-ナフトール、6-ヒドロキシインドール、4-ヒドロ
キシインドール、4-ヒドロキシ-N-メチルインドー
ル、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、6-ヒドロキシ
ベンゾモルホリン、3,5-ジアミノ-2,6-ジメトキ
シピリジン、2,6-ビス-(β-ヒドロキシエチルアミ
ノ)トルエン、及びこれらの酸との付加塩を挙げること
ができる。
【0032】本発明の組成物中においては、カプラーは
前記染色組成物全重量に対しておよそ0.001乃至1
0重量%の量で存在するのが好ましく、更に好ましく
は、0.005乃至6重量%であり、付加的な酸化ベー
スは前記染色組成物全重量に対しておよそ0.001乃
至10重量%の量で存在するのが好ましく、更に好まし
くは、0.005乃至6重量%である。
【0033】一般的に、存在する酸化ベース及びカプラ
ーについて、本発明の組成物の範疇において化粧品とし
て使用可能な塩は、特に塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸
塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、トシ
レート、ベンゼンスルホン酸塩、リン酸塩、及び酢酸塩
等の酸との付加塩、及び水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水性アンモニア、アミン、またはアルカノールア
ミンなどの塩基との付加塩から選択される。
【0034】本発明による組成物は、特にベンゼン系列
のニトロ染料、カチオン性直接染料、アゾ直接染料、メ
チン直接染料から選択される一つ以上の直接染料を更に
含んでも良い。
【0035】染料担体とも呼称される、染色のための適
当な媒質は、一般的に水または、水への充分な溶解性を
もたないであろう化合物を溶解させるための少なくとも
一つの有機溶媒と水との混合物からなる。有機溶媒とし
ては、例えばC1−C4低級アルカノール、例えばエタノ
ール及びイソプロパノール;ポリオール及びポリオール
エーテル、例えば2-ブトキシエタノール、プロピレン
グリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びモノ
メチルエーテル、及び芳香族アルコール、例えばベンジ
ルアルコールまたはフェノキシエタノール、及びこれら
の混合物を挙げることができる。
【0036】溶媒は、染色組成物全重量に対して、1乃
至40重量%の割合で存在すると好ましく、更に好まし
くはおよそ5乃至30重量%である。
【0037】本発明による染色組成物は、髪の染色のた
めの組成物中に従来使用されている様々な補助剤、例え
ばアニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、または
両性イオン性剤、あるいはこれらの混合物、アニオン
性、カチオン性、非イオン性、両性、または両性イオン
性ポリマー、あるいはこれらの混合物、無機又は有機の
増粘剤、特にアニオン性、カチオン性、非イオン性、両
性の会合ポリマー性増粘剤、抗酸化剤、浸透剤、金属イ
オン封鎖剤、香料、緩衝剤、分散剤、コンディショニン
グ剤、例えば揮発性または不揮発性で変性または未変性
のシリコーン、フィルム形成剤、セラミド、保存料、及
び不透明化剤を更に含んでも良い。
【0038】上記の補助剤は、それぞれについて、一般
的に組成物全重量に対して0.01乃至20重量%の割
合で存在する。
【0039】むろん、当業者であれば、本発明による酸
化染色組成物に本質的に付随する有利な特性が、行おう
とする付加によって損なわれないよう、または本質的に
損なわれないように注意を払い、これらの可能な付加的
化合物を選択するであろう。
【0040】本発明による染色組成物のpHは、一般的
におよそ3乃至12であり、好ましくはおよそ5乃至1
1である。これはケラチン繊維の染色において従来使用
されている酸性化剤またはアルカリ化剤を用いて、ある
いは従来の緩衝システムを使用して、所望の値に調節し
ても良い。
【0041】酸性化剤の中では、例として、無機又は有
機の酸、例えば塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン
酸、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、及びスルホ
ン酸を挙げることができる。
【0042】アルカリ化剤の中では、例えば水性アンモ
ニア、アルカリ金属炭酸塩、アルカノールアミン、例え
ばモノ-、ジ-、及びトリエタノールアミン、及びこれら
の誘導体、ナトリウム又はカリウムの水酸化物、及び下
式(III):
【化3】 [式中、Wは、任意にヒドロキシル基またはC1−C4
ルキル基で置換されたプロピレン残基であり;Ra、R
b、Rc、及びRdは同一でも相違しても良く、水素原
子、C1−C4アルキル、またはC1−C4ヒドロキシアル
キル基を表す]を有する化合物を挙げることができる。
【0043】本発明による染色組成物は、多様な形態、
例えば液体、クリーム、ゲル、または特にヒトの髪など
のケラチン繊維の染色に適当な、他のあらゆる形態で提
供されて良い。
【0044】本発明の主題はまた、上記の定義通りの染
色組成物を使用する、ケラチン繊維、特にヒトのケラチ
ン繊維の染色のための方法である。
【0045】この方法によれば、上記の定義通りの本発
明の組成物を前記繊維に適用し、酸化剤を使用して色を
発色させる。前記色は、酸性、中性、またはアルカリ性
のpHで発生させても良く、前記酸化剤は、ちょうど使
用時に本発明の組成物に加えても、これを含む酸化組成
物として、本発明の組成物と同時またはその前後に適用
しても良い。
【0046】特定の実施態様によれば、本発明による組
成物は、好ましくは使用時に、染色に適した媒質中に少
なくとも一の酸化剤を含む組成物と混合されるが、この
酸化剤は、色を発色させるために充分な量で存在してい
る。得られた混合物を、その後ケラチン繊維に適用す
る。およそ3乃至50分間、好ましくはおよそ5乃至3
0分間の曝露時間の後、前記ケラチン繊維を濯ぎ、シャ
ンプーで洗浄し、再度濯いで乾燥させる。
【0047】ケラチン繊維の酸化染色に従来使用されて
いる酸化剤は、例えば、過酸化水素、過酸化尿素、アル
カリ金属臭素酸塩、ペルソルト(過酸基塩)、例えば過
硼酸塩及び過硫酸塩、過酸及びオキシダーゼ酵素(中で
も、ペルオキシダーゼ、4つの電子を含むオキシドレダ
クターゼ、例えばラッカーゼを挙げることができる)で
ある。過酸化水素が、特に好ましい。
【0048】酸化組成物は、髪用染色組成物に従来使用
されている、上述の定義通りの多様な補助剤を、更に含
んでも良い。
【0049】酸化剤を含む酸化組成物のpHは、染色組
成物と混合した後に、ケラチン繊維に適用される生成組
成物のpHが、好ましくおよそ3乃至12、更に好まし
くは5乃至11であるようなものである。これは、ケラ
チン繊維の染色に置いて従来使用されており、上述の定
義通りである酸性化剤またはアルカリ化剤を用いて、所
望の値に調節しても良い。
【0050】ケラチン繊維に最終的に適用される組成物
は、多様な形態、例えば液体、クリーム、ゲル、または
特にヒトの髪などのケラチン繊維の染色に適当な、他の
あらゆる形態で提供されて良い。
【0051】本発明の別の主題は、第一区画が上記の定
義通りの染色組成物を収容し、第二区画が酸化組成物を
収容する、多区画デバイスまたは多区画染色キットであ
る。この装置は、本出願人による特許FR−2,58
6,913に記載された装置などの、髪に所望の混合物
を送達することを可能にする手段を備えていても良い。
【0052】最後に、本発明の主題はまた、本発明の組
成物の酸化により生じる有色生成物である。これらの有
色生成物は、特に顔料の形態で提供されて良く、髪の直
接染色のための直接染料として使用しても、あるいは、
化粧用製品、例えばメイクアップ製品に導入されても良
い。以下の実施例は、その性質を限定することなく本発
明を詳説する役割を果たす。
【0053】
【実施例】(実施例1:2-トリメチルシラニルメトキ
シ-パラ-フェニレンジアミンジヒドロクロライドの合
成)
【化4】
【0054】a/第一工程:N-(4-ニトロ-2-トリメ
チルシラニルメトキシフェニル)アセタミドの合成 350mlの無水DMF中の、84.9g(0.433mo
l)のN-(2-ヒドロキシ-4-ニトロフェニル)アセタ
ミドと144g(0.44mol)の炭酸セシウムとの混合
物を、窒素雰囲気下にて撹拌しつつ65℃に加熱する。
58.4g(0.476mol)のクロロメチルトリメチル
シリルをこの不均一な混合物に、65℃にて4時間に亘
って撹拌しつつ滴下する。反応混合物を冷却し、撹拌し
つつ700mlの氷冷水に注入する。生成する沈殿物を濾
過し、水で洗って乾燥させる。119g(収率97%)
のN-(4-ニトロ-2-トリメチルシラニルメトキシフェ
ニル)アセタミドが明褐色粉末の形態で得られる。融
点:128℃この生成物は、そのまま次の工程に使用さ
れる。
【0055】b/第二工程:4-ニトロ-2-トリメチル
シラニルメトキシフェニルアミンの合成 104g(0.368mol)の前述の生成物を、窒素雰囲
気下にて、600mlのメタノール中に、撹拌しつつ熱時
溶解(65℃)させる。メタノール中のナトリウムメト
キシドの溶液(3.2gのナトリウムメトキシド(30
%)を80mlのメタノール中に希釈するが、これはナト
リウムメトキシド17meqである)を、反応混合物に、
2時間30分間に亘って滴下する。混合物を冷却し、撹
拌しつつ2リットルの水に注入する。生成する黄色固体
を濾過し、水で洗浄し、真空下で乾燥させる。95.5
g(収率99%)の4-ニトロ-2-トリメチルシラニルメ
トキシフェニルアミンが黄色薄片の形態で得られる。融
点:87℃この生成物は、そのまま次の工程に使用され
る。
【0056】c/第三工程:2-トリメチルシラニルメ
トキシ-パラ-フェニレンジアミンジヒドロクロライドの
合成 35.7mol(0.138mol)の前述の誘導体、5%の
パラジウムを担持し、50%の水で湿らせた炭素3.5
g、及び350mlの無水エタノールを、500mlのハイ
ドロジェネーターに導入する。ハイドロジェネーターを
閉じ、水素圧(5バール)下で前記混合物を40℃に1
時間維持する。窒素で脱気した後、反応混合物を、26
mlの濃塩酸を含む200mlのエタノール(すなわち28
0meq)に注入する。溶媒を蒸発乾固させて真空下で乾
燥させる。こうして38.8g(収率99%)の生成物
を、乳白色粉末の形態で得る。
【0057】C10162OSi・2HClの元素分析 理論値:C42.40;H7.12;N9.89;Si9.91;Cl25.
03 実測値:C42.52;H7.07;N9.71;Si9.50;Cl25.
25
【0058】(実施例2:N-トリメチルシラニルメト
キシ-パラ-フェニレンジアミンジヒドロクロライドの合
成)
【化5】
【0059】a/第一工程:N-(4-ニトロフェニル)
-N-トリメチルシラニルメチルアミンの合成 5g(0.048mol)のアミノメチルトリメチルシラン
を、25mlのジクロロメタン中に溶解された、6.83
g(0.048mol)の1-フルオロ-4-ニトロベンゼン
と6.68ml(0.048mol)のトリエチルアミンと
の混合物に、室温にて15分間に亘って、滴下する。該
混合物を、6時間に亘って撹拌し続ける。50mlの水を
加え2相に分けた。水相をジクロロメタンで抽出する。
有機相を混合し、水で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥さ
せ、濾過した後に濃縮する。得られる橙色オイルをシリ
カ上で精製し(展開液:ヘプタン/AcOEt 95/
5)、透明なフラクションを得るが、これを結晶化させ
てN-(4-ニトロフェニル)-N-トリメチルシラニルメ
チルアミンを得た:重量:4.15g(収率38%) :黄色粉末。融点:120℃ マススペクトル:M+ + H =225
【0060】b/第二工程:N-トリメチルシラニルメ
チル-パラ-フェニレンジアミンジヒドロクロライドの合
成 2.29g(35mmol)の亜鉛粉末、117mg(2.1
8mmol)の塩化アンモニウム、96°のエタノール7m
l、及び1mlの蒸留水を、アルゴン通気させた反応器中
に導入する。この混合物をエタノールの還流温度に加熱
する。前工程の生成物1g(4.45mmol)を、少量ず
つ30分間に亘って加える。混合物を充分に還流させて
30分間おく。反応混合物を熱時濾過し、0.3mlの濃
塩酸を迅速に濾液に加える。濾液は紫色であり、次いで
暗黄色になるが、これを蒸発乾固させ、シクロヘキサン
中にで粉砕して、真空中、水酸化カリウムペレットの存
在下にて、25℃で乾燥させる。こうして0.87g
(収率58%)の生成物が、暗黄色粉末の形態で得られ
る。
【0061】C10182Si・2HClの元素分析 理論値:C44.94;H7.54;N10.48;Si10.51;Cl2
6.53 実測値:C44.42;H7.27;N10.58;Si10.70;Cl2
6.07
【0062】(実施例3:2-[(トリメチルシラニル)
エチル]-パラ-フェニレンジアミンジヒドロクロライド
の合成)
【化6】
【0063】a/第一工程:2-ヨード-4-ニトロアニ
リンの合成 42.7g(0.309mol)の4-ニトロアニリンを、
150mlの酢酸中に熱時溶解させた(ほぼ80℃)。1
00mlの酢酸中の、50g(0.309mol)の一塩化ヨ
ウ素の溶液を、ここに30分間に亘り滴下した。該混合
物を100℃にて2時間撹拌しておく。TLCによれ
ば、微量の出発物質が残っている。したがって、1gの
一塩化ヨウ素を加え、混合物を100℃にて1時間に亘
り撹拌しておく。反応混合物を熱時濾過する。固体をエ
ーテルで洗ったのち、乾燥させる。2-ヨード-4-ニト
ロアニリンの緑灰色粉末74gがこうして得られる(収
率91%)。この生成物は、そのまま次の工程に使用さ
れる。
【0064】b/第二工程:4-ニトロ-2-[(トリメチ
ルシラニル)エチニル]フェニルアミンの合成 300lのトリエチルアミン中の、19.8g(0.07
5mol)の前記誘導体、1.6g(2.25mmol)のビス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロライ
ド、0.86g(4.5mmol)のヨウ化銅(I)を、ア
ルゴン通気させた反応器中に導入する。この混合物をお
よそ3℃に冷却し、13ml(0.09mol)の(トリメ
チルシリル)エチンを、アルゴン雰囲気下にて少量ずつ
20分間に亘って導入する。該混合物を、撹拌しつつこ
の温度に1時間維持する。溶媒を真空下で蒸発させる。
残渣をエタノール中に熱時溶解させ、活性炭で処理す
る。該混合物をセライトで濾過し、溶媒を蒸発させて除
く。残渣をジエチルエーテル中にとり、残渣を濾過によ
って除去する。有機相を塩化ナトリウム溶液で洗う。こ
れを乾燥させ、溶媒を真空下で蒸発させる。得られた固
体を、ヘプタンから再結晶し、8.1g(収率47%)
の4-ニトロ-2-[(トリメチルシラニル)エチニル]フ
ェニルアミンが黄色結晶の形態で得られる。この生成物
は、そのまま次の工程に使用される。
【0065】c/第三工程:2-[(トリメチルシラニ
ル)エチル]-パラ-フェニレンジアミンジヒドロクロラ
イドの合成 6.75g(0.029mol)の前述の誘導体、5%のパ
ラジウムを担持し、50%の水で湿らせた炭素0.68
g、及び120mlの無水エタノールを、250mlのハイ
ドロジェネーターに導入する。ハイドロジェネーターを
閉じ、水素圧(5バール)下で前記混合物を60℃に4
時間維持する。窒素で脱気した後、反応混合物を、6ml
の濃塩酸を含む75mlのエタノール(すなわち66me
q)に注入する。溶媒を蒸発乾固させて真空下で乾燥さ
せる。こうして実施例1から、6.75g(収率84
%)の生成物を、乳白色粉末の形態で得る。
【0066】C11202Si・2HClの元素分析 理論値:C46.97;H7.88;N9.96;Si9.98;Cl25.
21 実測値:C46.43;H7.40;N10.43;Si9.45;Cl2
5.80
【0067】(実施例4:N-トリメチルシラニルプロ
ピル-パラ-フェニレンジアミンジヒドロクロライドの合
成)
【化7】
【0068】a/第一工程:3-トリメチルシリルプロ
ピオン酸クロライドの合成 13.5g(0.11mol)のチオニルクロライドを、5
0mlの1,2-ジクロロエタン中、10g(0.068mo
l)の3-トリメチルシリルプロピオン酸の溶液に、室温
にて滴下する。該混合物を40℃にて2時間に亘り加熱
し、過剰のチオニルクロライドを真空下で留去する。3
-トリメチルシリルプロピオン酸クロライドが、1,2-
ジクロロエタン中に得られ、この溶液はそのまま次の工
程に用いる。
【0069】b/第二工程:N-(4-ニトロフェニル)
-3-トリメチルシラニルプロピオンアミドの合成 9.3g(0.067mol)の4-ニトロアニリン及び
7.1g(0.07mol)のトリエチルアミンを、50ml
の1,2-ジクロロエタン中に溶解させる。上述のよう
に得られた溶液を、ここに10分間に亘って滴下した。
該混合物を50℃にて2時間撹拌しておく。反応混合物
を水に注入すると、有機相が分離し、これを酸性水で、
次いで重炭酸塩溶液で、最後に水で洗う。有機相の分
離、硫酸ナトリウムでの乾燥、及び溶媒蒸発の後、褐色
オイルが得られる。これを、エタノールの還流温度にて
活性炭で処理して脱色する。新たに得られた粗製物質を
シリカ上で精製し(展開液:AcOEt/ヘプタン
1:2)、N-(4-ニトロフェニル)-3-トリメチルシ
ラニルプロピオンアミドの灰色粉末12.5g(収率7
0%)が得られる。この生成物は、そのまま次の工程に
使用される。
【0070】c/第三工程:(4-ニトロフェニル)-
(3-トリメチルシラニルプロピル)アミンの合成 9.5g(0.036mol)の前述の生成物を、300ml
の無水THF中にアルゴン通気下で溶解させる。媒質を
0℃に冷却し、2.1gの水素化アルミニウムリチウム
を少量ずつ加える。該混合物を0℃にて1時間おいた
後、2時間還流させる。冷却後、反応混合物を25mlの
THF/水混合物で、次いで熱水で加水分解する。濾過
後、濾液を蒸発させて除く。得られた黒色オイルをシリ
カ上の分取クロマトグラフィー(展開液:AcOEt/
ヘプタン 1:4)により精製する。(4-ニトロフェニ
ル)-(3-トリメチルシラニルプロピル)アミンの純粋
フラクション2.1g(収率23%)が、橙色オイルの
形態で回収される。
【0071】d/第四工程:N-トリメチルシラニルプ
ロピル-パラ-フェニレンジアミンジクロライドの合成 1.8g(0.00713mol)の前述の誘導体、5%の
パラジウムを担持し、50%の水で湿らせた炭素0.2
g、及び120mlの無水エタノールを、250mlのハイ
ドロジェネーターに導入する。ハイドロジェネーターを
閉じ、水素圧(4バール)下で前記混合物を40℃に4
時間維持する。窒素で脱気した後、反応混合物を、1.
5mlの濃塩酸を含む80mlのエタノール(すなわち23
meq)に注入する。溶媒を蒸発乾固させて真空下で乾燥
させる。こうして実施例4から、1.1g(収率52
%)の生成物を、暗い淡褐色の粉末の形態で得る。
【0072】C12222Si・2HClの元素分析 理論値:C48.8;H8.19;N9.49;Si9.51;Cl24.0
1 実測値:C48.96;H8.00;N9.44;Si9.12;Cl23.
56
【0073】(実施例5:4-アミノ-3-(トリメチル
シラニルメチル)フェノールジヒドロクロライドの合
成)
【化8】
【0074】a/第一工程:4-ニトロトリメチルシリ
ルオキシベンゼンの合成 15g(0.138mol)の4-ニトロフェノール及び
7.5g(0.074mol)のトリエチルアミンを、アル
ゴン通気下で30mlのTHF中に溶解させる。ここに1
5g(0.138mol)のトリメチルシリルクロライドを
室温にて滴下する。この混合物を、2時間30分間に亘
って加熱還流させる。反応混合物を冷却する。トリエチ
ルアミンヒドロクロライドを濾過によって分離する。溶
媒を常圧にて留去する。得られたオイルの減圧下(0.
3mHg)での蒸留の後、96−110℃にて蒸留され
る、12.1g(収率85%)のフラクションが回収さ
れる。この生成物は、そのまま次の工程に使用される。
【0075】b/第二工程:4-ニトロ-3-トリメチル
シラニルメチルフェノールの合成 クロロメチルトリメチルシランのマグネシウム化合物
(ピーターソン試薬)を以下の方法でまず調製する:
2.7gのマグネシウムターニング(turning)(0.1
11mol)を、不活性アルゴン気体下にて最小量のTH
Fでおおう。幾つかのヨウ化物結晶並びに20分の一の
量のクロロメチルトリメチルシラン(合計量13.3
g、0.108mol)を導入する。数滴の1,2-ジブロ
モエタンを導入し、再度20分の一の量のクロロメチル
トリメチルシランを導入する。加熱の後、反応が開始さ
れる。加熱バスを弱め、60mlのTHF中に溶解させた
クロロメチルトリメチルシランの残量を、還流下に維持
した反応混合物中に滴下する。この反応混合物を、前記
導入の終了後2時間に亘って還流させておき、その後冷
却する。
【0076】工程1の生成物10.1g(0.048mo
l)を、別の丸底フラスコ中にて150mlのTHFに溶
解させる。アルゴン雰囲気下のこの混合物を、ドライア
イスバスを使用して−78℃に冷却する。ここに、アル
ゴンを封入しつつ2つの丸底フラスコの間に小管を使用
して、前述のマグネシウム化合物を1時間かけて導入す
る。生成したニトロンを、150mlのTHF中に溶解さ
せた19g(0.86mol)の2,3-ジクロロ-5,6-
ジシアノキノン(DDQ)を20分間に亘って滴下する
ことにより再芳香族化する。反応混合物の温度を、徐々
に室温とする。この混合物を380mlの5%酢酸に注入
し、その後ジクロロメタンで抽出する。有機相を重炭酸
ナトリウム溶液で、次いで水で、洗う。硫酸ナトリウム
で乾燥させ、濾過した後、溶媒を真空下で蒸発させる。
得られた粗製の物質を、ヘプタンで熱時抽出し、溶媒の
蒸発後に褐色オイルが得られる。新たに得られた粗製物
質を、シリカ上の分取クロマトグラフィー(展開液:A
cOEt/ヘプタン 1:3)により精製する。4-ニト
ロ-3-トリメチルシラニルメチルフェノールの純粋フラ
クション6.1g(収率57%)が回収される。
【0077】c/第三工程:4-アミノ-3-(トリメチ
ルシラニルメチル)フェノールヒドロクロライドの合成 5.8g(0.026mol)の前述の誘導体、5%のパラ
ジウムを担持し、50%の水で湿らせた炭素0.6g、
及び120mlの無水エタノールを、250mlのハイドロ
ジェネーターに導入する。ハイドロジェネーターを閉
じ、水素圧(6バール)下で前記混合物を60℃に4時
間維持する。窒素で脱気した後、反応混合物を、3mlの
濃塩酸を含む80mlのエタノール(すなわち36meq)
に注入する。溶媒を蒸発乾固させて真空下で乾燥させ
る。こうして実施例5から、2.75g(収率46%)
の生成物を、暗い淡褐色の粉末の形態で得る。
【0078】C1017NOSi・HClの元素分析 理論値:C51.82;H7.83;N6.04;Si12.12;Cl1
5.29 実測値:C51.85;H7.77;N6.16;Si11.87;Cl1
5.64
【0079】(染色実施例)以下の染色組成物を調製し
た(量はモル表示)。
【表2】 染料担体(1)pH=9.5 96°のエチルアルコール 18g メタ重亜硫酸ナトリウム(35%の水溶液として) 0.68g ジエチレントリアミノ五酢酸の五ナトリウム塩 1.1g 水性アンモニア(20%) 10g
【0080】使用時に、各組成物を、20体積にて同一
重量(6重量%)の過酸化水素と混合する。得られた各
混合物を、パーマネントウェーブした(BP)、または
自然な(BN)、90%白髪である白髪交じりの毛房に
適用する。30分間の曝露時間の後、前記毛房を濯ぎ、
標準的シャンプーで洗い、再度濯いで乾燥させる。
【0081】各毛房を、染色の前後に、MINOLTA CM 200
2(登録商標)分光光度計(光源D65)を使用してL*
**系において評価する。L***空間においては、
明度は0乃至100のスケールのL*値によって示さ
れ、一方では彩度座標は、二つの色軸を示すa*及びb*
によって示され、a*は緑−赤軸、b*は青−黄軸であ
る。
【0082】この系によれば、Lの値が大きいほど、よ
り明るく、強度の低い色となる。逆に、Lの値が小さい
ほど、より暗く、強度の高い色となる。
【0083】下記の染色結果が得られた。
【表3】
【0084】第二シリーズの試験において、パーマネン
トウェーブした髪において、実施例1(本発明)及び実
施例2(コントロール)により得られる染色の、シャン
プーに対する耐性を測定した。各毛房について、シャン
プー前及び8回シャンプーした後にL***値を測定
した。
【0085】結果を以下の表に示す。
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB032 AB331 AB352 AB411 AC102 AC521 AC532 AC551 AC552 AC851 AC911 AC912 AD471 BB24 BB60 CC36 EE26 4H057 AA01 BA01 BA09 CA07 CB45 CB46 CC02 DA01 DA21

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学式(I): 【化1】 [式中、 ・Aは、OHまたはNH2を表し、 ・R1及びR2は、同一又は相違し、水素原子;直鎖また
    は分枝状のC1−C8アルキル基;C1−C6ヒドロキシア
    ルキル基;または-Y-B基を示し;R1及びR2が、これ
    らの結合する窒素原子と共に4員環乃至7員環の複素環
    を形成し、これが任意に一つ以上のC1−C3アルキル
    基、OH、NH2、またはZ-B基で置換されており(但
    し、AがOHを表す場合にはR1及びR2は水素を示
    す)、 ・R3及びR4は、同一又は相違し、水素原子、C1−C4
    アルキル基、C1−C4アルコキシ基;ハロゲン、または
    -Z-B基を示し、 ・Yは、飽和または不飽和の、直鎖状または分枝状のC
    1−C8炭化水素鎖であって、これはO、S、またはNR
    (Rは、水素原子またはC1−C4アルキル基である)よ
    り選択されるヘテロ原子によって中断されていても良い
    鎖を表し、 ・Zは、共有結合、飽和または不飽和の、直鎖状または
    分枝状のC1−C8炭化水素鎖であって、これはO、S、
    またはNR’(R’は、水素原子またはC1−C4アルキ
    ル基である)より選択されるヘテロ原子を含んでいても
    よい鎖;O-Y基、またはNR”-Y(R”は、水素原子
    またはC1−C4アルキル基である)を表し、 ・Bは、-SiR567基(式中、R5、R6、R7は、
    同一または相違し、C1−C4アルキル基またはフェニル
    基を表す)である(但し、R1、R2、R3、及びR4基の
    少なくとも一つが-Y-Bまたは-Z-Bを表す)]に相当
    する少なくとも一つの化合物及び対応する化粧品として
    許容される塩を、酸化ベースとして含む染色組成物。
  2. 【請求項2】 式(I)の化合物が、R1が水素原子で
    あるようなものである、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 式(I)の化合物が、R3及び/または
    4が水素原子を表すようなものである、請求項1また
    は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 式(I)の化合物が、R1及びR2が水素
    原子を表すようなものである、請求項1に記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 式(I)の化合物が、R1及びR2がこれ
    らの結合する窒素原子と共に5員環または6員環の複素
    環を形成し、前記複素環が-Z-B基で置換されているよ
    うなものである、請求項1に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 式(I)の化合物が、R3及びR4が水素
    原子であるようなものである、請求項5に記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】 化学式(I)の化合物が、下記の化合物
    またはこれらの化合物の酸との付加塩: ・2-トリメチルシラニルメトキシ-パラ-フェニレンジ
    アミン、 ・N-トリメチルシラニルメチル-パラ-フェニレンジア
    ミン、 ・2-[(トリメチルシラニル)エチル]-パラ-フェニレ
    ンジアミン、 ・N-トリメチルシラニルプロピル-パラ-フェニレンジ
    アミン、 ・2-(トリメチルシラニル)-パラ-フェニレンジアミ
    ン、 ・2,5-ジ-(トリメチルシラニル)-パラ-フェニレン
    ジアミン、 ・2-トリメチルシラニルエトキシ-パラ-フェニレンジ
    アミン、 ・4-アミノ-3-(トリメチルシラニルメチル)フェノ
    ール、 ・4-アミノ-3-(トリメチルシラニル)フェノール、 から選択される、請求項1乃至6のいずれか一項に記載
    の組成物。
  8. 【請求項8】 式(I)の化合物の量が、染色組成物全
    重量に対して0.0005乃至12重量%である、請求
    項1乃至7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 パラ-フェニレンジアミン類、ビス-フェ
    ニルアルキレンジアミン類、パラ-アミノフェノール
    類、オルト-アミノフェノール類、複素環ベース類、及
    びこれらの酸又は塩基との付加塩から選択される酸化ベ
    ースを更に含む、請求項1乃至8のいずれか一項に記載
    の組成物。
  10. 【請求項10】 直接染料を更に含む、請求項1乃至9
    のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 酸化剤を含む、請求項1乃至10のい
    ずれか一項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 ケラチン繊維、特に髪などのヒトのケ
    ラチン繊維の酸化染色方法であって、請求項1乃至10
    のいずれか一項に記載の組成物の少なくとも一つを前記
    繊維に適用すること、及び酸化剤の援助により色が発現
    することを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 前記酸化剤が、過酸化水素、過酸化尿
    素、アルカリ金属臭素酸塩、過酸基塩、過酸素酸、及び
    オキシダーゼ酵素から選択される、請求項12に記載の
    方法。
  14. 【請求項14】 前記酸化剤を、請求項1乃至10のい
    ずれか一項に定義される組成物と使用時に混合する、請
    求項12または13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記酸化剤を、請求項1乃至10のい
    ずれか一項に定義される組成物と同時またはその前後に
    酸化組成物の形態で前記繊維に適用する、請求項12ま
    たは13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 第一区画が請求項1乃至10のいずれ
    か一項に定義される組成物を収容し、第二区画が酸化組
    成物を収容する、多区画デバイスまたは多区画染色キッ
    ト。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至11のいずれか一項に定
    義される組成物の酸化により得られる、着色製品。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至7のいずれか一項に定義
    される、式(I)の化合物。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至11のいずれか一項に定
    義される組成物の、ケラチン繊維の染色のための使用。
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