JP2002535312A - 新規なカチオン性酸化塩基、ケラチン繊維を染色するためのそれらの使用、染色組成物、及び、染色方法 - Google Patents

新規なカチオン性酸化塩基、ケラチン繊維を染色するためのそれらの使用、染色組成物、及び、染色方法

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JP2002535312A JP2000594783A JP2000594783A JP2002535312A JP 2002535312 A JP2002535312 A JP 2002535312A JP 2000594783 A JP2000594783 A JP 2000594783A JP 2000594783 A JP2000594783 A JP 2000594783A JP 2002535312 A JP2002535312 A JP 2002535312A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも1つのカチオン基Zを含む新規なピラゾール誘導体、ケラチン繊維の酸化染色のための酸化ベースとしてのそれらの使用、それらを含む染料組成物、及び、それらを用いる酸化染色方法に関する。該カチオン基Zは、第四級化脂肪族鎖、少なくとも1つの第四級化飽和環を含む脂肪族鎖、及び、少なくとも1つの第四級化不飽和環を含む脂肪族鎖から選択される。本発明の染料組成物は、広範囲の色において強い着色をもたらし、また、ケラチン繊維が受けるであろう様々な処理に対する優れた耐性を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第四級化(quarternized)脂肪族鎖、少なくとも1つの第四級化飽
和環を含む脂肪族鎖及び少なくとも1つの第四級化不飽和環を含む脂肪族鎖から
選択される少なくとも1つのカチオン基Zを含む新規なピラゾール誘導体、ケラ
チン繊維の酸化染色のための酸化ベースとしてのそれらの使用、それらを含む染
料組成物、及び、それらを用いる酸化染色方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ケラチン繊維(特にヒト毛髪)を、一般的に酸化ベースと称されている酸化染
料前駆体(特に、オルト−又はパラ−フェニレンジアミン類、オルト−又はパラ
−アミノフェノール類、及び、ジアミノピラゾール誘導体類等の複素環化合物)
を含む染料組成物で染色することが知られている。酸化染料前駆体、すなわち酸
化ベースは、酸化生成物と組み合わせたときに酸化縮合過程で有色化合物及び染
料を生じることができる無色の又は色の弱い化合物である。
【0003】 これらの酸化ベースがカプラー又は呈色調節剤(coloration modifiers)と組
み合わせることによって変えることが可能であり、後者が、特に、芳香族メタ−
ジアミン類、メタ−アミノフェノール類、メタ−ジフェノール類及びある種の複
素環化合物から選択されることも知られている。
【0004】 酸化ベース及びカプラーとして用いられる分子の多様性によって、広範囲の色
を得ることができる。
【0005】 これらの酸化染料を用いて得られるいわゆる「パーマネント」着色は、さらに
、一定数の要求を満たさなければならない。つまり、毒性学的欠点がなく、望ま
しい強度の色合い(shades)が得られ、外部因子(光、悪天候、洗浄、パーマネ
ント−ウェービング、汗、摩擦)に良好な耐性を有するものでなければならない
【0006】 染料は、さらに、白髪を覆うことができなければならない。また、最後に、で
きるだけ非選択的でなければならない。すなわち、それらは、その先端と根元の
間を、実際、異なったふうに感作される(すなわちダメージを与えられる)可能
性がある同一のケラチン繊維全体を、可能な限り最も小さい差で着色することが
できなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
現在、出願人は、全く驚くべき、意外なことに、第四級化(quarternized)脂
肪族鎖、少なくとも1つの第四級化飽和環を含む脂肪族鎖及び少なくとも1つの
第四級化不飽和環を含む脂肪族鎖から選択される少なくとも1つのカチオン基Z
を含む、後に定義される式(I)の新規なピラゾール誘導体が、酸化ベースとし
ての使用に適していること、そしてさらに、広範囲の色において強い着色をもた
らし且つケラチン繊維が受けるであろう様々な処理に対する素晴らしい耐性を有
する染料組成物を得ることを可能にすることを見出した。
【0008】 これらの発見が本発明の基礎を形成する。
【0009】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明の第一の目的は、下記の式(I):
【化3】 [式中: ・R1は、水素原子;下に定義する基Z;C1−C6アルキル基;C1−C6
リフルオロアルキル基;C1−C6モノヒドロキシアルキル基;C2−C6ポリヒド
ロキシアルキル基;アリール(C1−C6)アルキル基[ここで、該アリール基は
、特に、フェニル基、又は、例えばピリジル環、イミダゾリル環、フリル環又は
オキサゾリル環等の5又は6員芳香族複素環であってよい];(C1−C6)アル
コキシ(C1−C6)アルキル基;(C1−C6)アルキルチオ(C1−C6)アルキ
ル基;アミノ(C1−C6)アルキルカルボニル(C1−C6)アルキル基;N−Z
−アミノ(C1−C6)アルキルカルボニル(C1−C6)アルキル基;N−(C1
−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキルカルボニル(C1−C6)アルキル
基;N,N−ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキルカルボニル(
1−C6)アルキル基;C1−C6アミノスルホニルアルキル基;C1−C6 N−
Z−アミノスルホニルアルキル基;N−(C1−C6)アルキルアミノスルホニル
(C1−C6)アルキル基;N,N−ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル(
1−C6)アルキル基を表し; ・R2及びR3は、同一でも異なっていてもよく、基−NHR4;ヒドロキシ
ル基;ハロゲン原子;ニトロ基;シアノ基;カルボキシル基;C1−C6アルキル
カルボキシル基;カルボキシアリール基;カルバミル基;N−(C1−C6)アル
キルカルバミル基;N,N−ジ(C1−C6)アルキルカルバミル基;N−アリー
ルカルバミル基;C1−C6アルコキシ基;アリールオキシ基;C1−C6チオアル
キル基;チオアリール基又はR1について上述した意味の1つを表し;ここで、
基R2及びR3の少なくとも1つが基−NHR4又はヒドロキシル基を表すと理解
され; ・R4は、水素原子;下に定義する基Z;C1−C6アルキル基;C1−C6
ノヒドロキシアルキル基;C2−C6ポリヒドロキシアルキル基;(C1−C6)ア
ルコキシ(C1−C6)アルキル基;アリール基;ベンジル基;シアノ(C1−C6 )アルキル基;カルバミル(C1−C6)アルキル基;N−(C1−C6)アルキル
カルバミル(C1−C6)アルキル基;N,N−ジ(C1−C6)アルキルカルバミ
ル(C1−C6)アルキル基;チオカルバミル(C1−C6)アルキル基;C1−C6 トリフルオロアルキル基;C1−C6スルホアルキル基;(C1−C6)アルキルカ
ルボキシ(C1−C6)アルキル基;(C1−C6)アルキルスルフィニル(C1
6)アルキル基;C1−C6アミノスルホニルアルキル基;C1−C6のN−Z−
アミノスルホニルアルキル基;N−(C1−C6)アルキルアミノスルホニル(C 1 −C6)アルキル基;N,N−ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル(C1
−C6)アルキル基;C1−C6アミノアルキル基;アミンが、C1−C6アルキル
、C1−C6モノヒドロキシアルキル、C2−C6ポリヒドロキシアルキル、(C1
−C6)アルキルカルボニル、C1−C6アルキルスルホニル、ホルミル及びトリ
フルオロ(C1−C6)アルキルカルボニル基から選択された同一でも異なってい
てもよい1又は2の基によって、あるいは基Zによって置換されたC1−C6アミ
ノアルキル基を表し;ここで、該C1−C6アミノアルキル基のアミンはさらに、
窒素、酸素及び硫黄から選択された1つ以上のヘテロ原子を含有してもよい飽和
又は不飽和の5又は6員環、例えばピペリジン、モルホリン、イミダゾール又は
オキサゾール環を、前記アミンの窒素原子と共に形成する2つの基によって置換
されていてよく; ・Zは、下記の式(II)及び(III)の不飽和カチオン基、及び下記の
式(IV)の飽和カチオン基:
【化4】 から選択され; 上記式中: ・Dは、線状又は分枝状の、好ましくは1から14の炭素原子を含むアルキ
ル鎖を表す連結アームであって、間の1つ以上の、酸素、硫黄又は窒素原子等の
ヘテロ原子が介在していてよく、また、1つ以上のヒドロキシル又はC1−C6
ルコキシ基によって置換されていてよく、また、1つ以上のケトン官能性を有し
ていてよく; ・環を構成するE、G、J、L及びMは、それぞれ同一でも異なっていてもよく
、炭素、酸素、硫黄又は窒素原子を表し; ・nは0から4までの間の整数であり; ・mは0から5までの間の整数であり; ・基Rは、同一でも異なっていてもよく、第二の基Zを表し、これは、最初
の基Zと同一でも異なっていてもよく、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1
6アルキル基、C1−C6モノヒドロキシアルキル基、C2−C6ポリヒドロキシ
アルキル基、ニトロ基、シアノ基、シアノ(C1−C6)アルキル基、C1−C6
ルコキシ基、トリ(C1−C6)アルキルシラン(C1−C6)アルキル基、アミド
基、アルデヒド基、カルボキシル基、(C1−C6)アルキルカルボニル基、チオ
基、C1−C6チオアルキル基、C1−C6アルキルチオ基、アミノ基、(C1−C6 )アルキルカルボニル又はC1−C6アルキルスルホニル基によって保護されたア
ミノ基;基NHR’’又はNR’’R’’’(式中、R’’及びR’’’は、同
一でも異なっていてもよく、C1−C6アルキル基、C1−C6モノヒドロキシアル
キル基又はC2−C6ポリヒドロキシアルキル基を表す)を表し; ・R5は、C1−C6アルキル基、C1−C6モノヒドロキシアルキル基又はC2 −C6ポリヒドロキシアルキル基、シアノ(C1−C6)アルキル基、トリ(C1
6)アルキルシラン(C1−C6)アルキル基、(C1−C6)アルコキシ(C1
6)アルキル基、カルバミル(C1−C6)アルキル基、(C1−C6)アルキル
カルボキシ(C1−C6)アルキル基、ベンジル基又は第二の基Zを表し、これは
最初の基Zと同一でも異なっていてもよく; ・R6、R7及びR8は、同一でも異なっていてもよく、C1−C6アルキル基
、C1−C6モノヒドロキシアルキル基、C2−C6ポリヒドロキシアルキル基、(
1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル基、シアノ(C1−C6)アルキル基
、アリール基、ベンジル基、C1−C6アミドアルキル基、トリ(C1−C6)アル
キルシラン(C1−C6)アルキル基、又は、アミンが(C1−C6)アルキルカル
ボニル又はC1−C6アルキルスルホニル基によって保護されたC1−C6アミノア
ルキル基を表し;基R6、R7及びR8のうちの2つが、それらが結合している窒
素原子と共に、飽和の5又は6員炭素環、又は、例えばピロリジン環、ピペリジ
ン環、ピペラジン環又はモルホリン環等の1つ以上のヘテロ原子を含む環を形成
し、前記環が、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1−C6アルキル基、C1−C6 モノヒドロキシアルキル基、C2−C6ポリヒドロキシアルキル基、ニトロ基、シ
アノ基、シアノ(C1−C6)アルキル基、C1−C6アルコキシ基、トリ(C1
6)アルキルシラン(C1−C6)アルキル基、アミド基、アルデヒド基、カル
ボキシル基、ケト(C1−C6)アルキル基、チオ基、C1−C6チオアルキル基、
1−C6アルキルチオ基、アミノ基、又は、(C1−C6)アルキルカルボニル又
はC1−C6アルキルスルホニル基によって保護されたアミノ基で置換されていな
い又は置換されていることが可能であり;基R6、R7及びR8のうちの1つがさ
らに、最初の基Zと同一の又は異なっている第二の基Zを表すことが可能であり
; ・R9は、C1−C6アルキル基、C1−C6モノヒドロキシアルキル基、C2
6ポリヒドロキシアルキル基、アリール基、ベンジル基、C1−C6アミノアル
キル基、アミンが(C1−C6)アルキルカルボニル又はC1−C6アルキルスルホ
ニル基によって保護されているC1−C6アミノアルキル基;カルボキシ(C1
6)アルキル基;シアノ(C1−C6)アルキル基;カルバミル(C1−C6)ア
ルキル基;C1−C6トリフルオロアルキル基;トリ(C1−C6)アルキルシラン
(C1−C6)アルキル基;C1−C6スルホンアミドアルキル基;(C1−C6)ア
ルキルカルボキシ(C1−C6)アルキル基;(C1−C6)アルキルスルフィニル
(C1−C6)アルキル基;(C1−C6)アルキルスルホニル(C1−C6)アルキ
ル基;(C1−C6)アルキルケト(C1−C6)アルキル基;N−(C1−C6)ア
ルキルカルバミル(C1−C6)アルキル基;N−(C1−C6)アルキルスルホン
アミド(C1−C6)アルキル基を表し; ・a及びyは、0または1に等しい整数であり;ただし、以下の条件: −式(II)の不飽和カチオン基では: −a=0のとき、連結アームDは窒素原子に結合し、 −a=1のとき、連結アームDは、環を構成するE、G、J又はLのうちの1
つに結合し、 −1)環を構成するE、G、J及びLが同時に炭素原子を表すとき、そして、
基R5が当該不飽和環の窒素原子に保持されているとき;あるいは、 2)環を構成するE、G、J及びLの少なくとも1つが、R5が結合した窒
素原子を表すとき: のみ、yは1をとることができ; −式(III)の不飽和カチオン基では: −a=0のとき、連結アームDは窒素原子に結合し、 −a=1のとき、連結アームDは、環を構成するE、G、J、L又はMのうち
の1つに結合し、 −環を構成するE、G、J、L及びMのうちの少なくとも1つが二価の原子を
表すとき、そして、基R5が当該不飽和環の窒素原子に保持されているときのみ
、yは1をとることができ; −式(IV)のカチオン基では: −a=0のとき、連結アームは、基R6からR8を有する窒素原子に結合し
、 −a=1のとき、基R6からR8のうちの2つが、それらが結合している窒
素原子と共に、上に定義した飽和の5又は6員環を形成し、そして、連結アーム
Dが、前記の飽和の環の炭素原子に保持される を伴っており; ・X-は、一価又は二価のアニオンを表し、好ましくは、塩素、臭素、フッ
素又はヨウ素等のハロゲン原子、水酸化物、硫酸水素塩、及び、例えば硫酸メチ
ル又は硫酸エチル等の硫酸C1−C6アルキルから選択され;ここで、カチオン性
の基Zの数は少なくとも1に等しいと理解される] の新規な化合物、それらの酸又は塩基付加塩、及びそれらの可能な互変異性形で
ある。
【0010】 上述したように、1つ以上の本発明の式(I)の化合物を含む酸化染料組成物
によって得られる着色は強く、広範囲の色を生じる。それらはさらに、外部因子
(光、悪天候、洗浄、パーマネント−ウェービング、汗、摩擦)の作用に対する
素晴らしい耐性を有する。これらの性質は、特に、光、洗浄、パーマネント−ウ
ェービング及び汗の作用に対する、得られる着色の耐性に関して、特に注目すべ
きものである。
【0011】 上記式(I)において、アルキル及びアルコキシ基は、線状又は分枝状であっ
てよい。
【0012】 上記式(II)の不飽和基Zの環としては、特に、例えば、ピロール、イミダ
ゾール、ピラゾール、オキサゾール、チアゾール及びトリアゾール環を挙げるこ
とができる。
【0013】 上記式(III)の不飽和基Zの環としては、特に、例えば、ピリジン、ピリ
ミジン、ピラジン、オキサジン及びトリアジン環を挙げることができる。
【0014】 式(I)の化合物が、その3又は5位、窒素原子のα位、の1つにOH基を有
するようなとき、例えば以下のスキーム:
【化5】 によって表すことができる、互変異性の平衡がある。
【0015】 上記式(I)の化合物としては、特に: −[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルアミノ
)プロピル]トリメチルアンモニウム クロライド; −[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルアミノ
)プロピル]−(2−ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニウム クロライド; −3−[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルア
ミノ)プロピル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−3H−イミダゾル−1−イ
ウム クロライド; −3−[(4−アミノ−2H−ピラゾル−3−イルカルバモイル)メチル]−
1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −3−[2−(4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾル−1−イル)エチル]
−1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −3−[2−(4,5−ジアミノピラゾル−1−イル)エチル]−1−メチル
−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −[2−(4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾル−1−イル)エチル]トリ
メチルアンモニウム クロライド; −[2−(4,5−ジアミノピラゾル−1−イル)エチル]トリメチルアンモ
ニウム クロライド; −[2−(4−アミノ−5−ヒドロキシピラゾル−1−イル)エチル]トリメ
チルアンモニウム クロライド; −[2−(4−アミノ−5−ヒドロキシ−3−メチルピラゾル−1−イル)エ
チル]トリメチルアンモニウム クロライド; −3−[2−(4−アミノ−5−ヒドロキシ−3−メチルピラゾル−1−イル
)エチル]−1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −3−[2−(4−アミノ−5−ヒドロキシピラゾル−1−イル)エチル]−
1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −3−[2−(4,5−ジアミノ−1−メチル−1H−ピラゾル−3−イル)
エチル]−1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; 及び、それらの酸又は塩基付加塩、及び、それらの可能な互変異性形を挙げるこ
とができる。
【0016】 これらの式(I)の化合物として、さらに詳細には: −[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルアミノ
)プロピル]トリメチルアンモニウム クロライド; −[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルアミノ
)プロピル]−(2−ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニウム クロライド; −3−[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルア
ミノ)プロピル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−3H−イミダゾル−1−イ
ウム クロライド; −3−[(4−アミノ−2H−ピラゾル−3−イルカルバモイル)メチル]−
1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −3−[2−(4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾル−1−イル)エチル]
−1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −3−[2−(4,5−ジアミノ−1−メチル−1H−ピラゾル−3−イル)
エチル]−1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; 及び、それらの酸又は塩基付加塩、及び、それらの可能な互変異性形を挙げるこ
とができる。
【0017】 本発明の式(I)の化合物は、先行技術において周知の手法に従い: −対応するカチオン性ニトロ又はニトロソ化合物を還元することによって[
この場合、対応する第一級芳香族アミンへの還元は、通常の手法(J. Lehmman i
n Houben-Weyl, "Methoden der Organishen Chemie", Volume IV/1c: Reduction
I pages 491 to 537, 1980)に従って行う。本発明で好ましい手法は、例えば
水性塩酸又は水性酢酸等の酸性媒体中に、メタノール、エタノール又はテトラヒ
ドロフラン等の共溶媒の存在下又は不在下で、Zn、Sn又はFe等の金属を含む。接
触水素化は本発明で好ましい還元手法である。この接触水素化では、パラジウム
、白金又はニッケル等の金属を用いる。さらに好ましくは、メタノール、エタノ
ール、テトラヒドロフラン又は酢酸エチル等の溶媒中において、例えば酢酸等の
酸の存在下又は不在下で、木炭上のパラジウム又はRaneyニッケル、あるいはPtO 2 等の酸化物を用いる。これらの接触還元はまた、トリエチルアミン等のトリア
ルキルアミンの存在下でギ酸を用いることによって、又は、水素ガスの代わりに
ギ酸アンモニウムを用いることによって行うこともできる(S. Ram, R.E. Ehren
kaufer, Synthesis, 1988, 91)。]、もしくは、 −対応するカチオン性アゾ化合物を還元すること(還元開裂)によって[対
応する第一級芳香族アミンへの還元は、通常の手法(J. Lehmman in Houben-Wey
l, "Methoden der Organishen Chemie", Volume IV/1c: Reduction I pages 551
to 553, 1980; E.C. Taylor & Coll., J. Amer. Chem. Soc., 80, 421, 1958
)に従って行う。]、 容易に得ることができる
【0018】 合成された化合物に酸化可能な化合物(酸化ベース)としての性質を与えるこ
の還元工程(第一級芳香族アミンの生成)は、それに引き続いて塩に変えても変
えなくてもよいが、通常は、便宜的には、その合成の最終工程である。
【0019】 この還元は、式(I)の化合物の調製をもたらす一連の反応において、早期に
起こり得るものであり、それから、生成した第一級アミンを、周知のプロセスに
従って、(例えばアセチル化、ベンゼンスルホン化等の工程によって)「保護」
し、それから、望ましい置換又は修飾(第四級化を含む)を行い、そして、その
アミン官能基を(通常は酸性媒体中で)「脱保護」することによって終わらせる
必要がある。
【0020】 合成完了時に、本発明の式(I)の化合物は、必要であれば、結晶化又は蒸留
等の、当該技術分野において周知の方法によって、回収することができる。
【0021】 本発明の他の目的は、ケラチン繊維の酸化染色、特に、毛髪等のヒトのケラチ
ン繊維の酸化染色のための酸化ベースとしての本発明の式(I)の化合物の使用
である。
【0022】 本発明はまた、ケラチン繊維、特に、毛髪等のヒトのケラチン繊維の酸化染色
のための組成物に関し、該組成物は、染色に適した媒体中に、酸化ベースとして
、少なくとも1つの本発明の式(I)の化合物を含むことを特徴とする。
【0023】 本発明の式(I)の化合物は、当該染料組成物の総重量に対して、好ましくは
およそ0.0005から12重量%、さらに好ましくはおよそ0.005から6
重量%を占める。
【0024】 前記染色に適した媒体(又は支持体)は、通常、水、又は、水と、水には十分
溶解しないであろう化合物を溶解させるための有機溶媒との混合物からなる。有
機溶媒としては、ベンジルアルコール又はフェノキシエタノール等の芳香族アル
コール、類似の生成物、及びそれらの混合物のほか、例えば、エタノール及びイ
ソプロパノール等のC1−C4低級アルコール;グリセリン;2−ブトキシエタノ
ール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル及びモノメチルエーテル等の、グリコール
及びグリコールエーテルを挙げることができる。
【0025】 前記溶媒は、当該染料組成物の総重量に対して、好ましくはおよそ1から40
重量%の間、さらに好ましくはおよそ5から30重量%の間の割合で存在するこ
とができる。
【0026】 本発明の染料組成物のpHは、通常、およそ3から12の間、好ましくはおよ
そ5から11の間である。それは、ケラチン繊維の染色に一般的に使用される酸
性化剤又は塩基性化剤を用い望ましい値に調節することができる。
【0027】 酸性化剤としては、例えば、塩酸;オルトリン酸;硫酸;酢酸、酒石酸、クエ
ン酸及び乳酸等のカルボン酸;及び、スルホン酸等の無機又は有機酸を挙げるこ
とができる。
【0028】 塩基性化剤としては、例えば、アンモニア水;アルカリ性炭酸塩;モノ−、ジ
−及びトリエタノールアミン並びにそれらの誘導体等のアルカノールアミン;水
酸化ナトリウム;水酸化カリウム;及び、以下の式:
【化6】 [式中、Wは、ヒドロキシル基又はC1−C6アルキル基によって任意に置換され
たプロピレン残基であり;R10、R11、R12及びR13は、同一でも異なっていて
もよく、水素原子、C1−C6アルキル基又はC1−C6ヒドロキシアルキル基を表
す] の化合物を挙げることができる。
【0029】 本発明の染料組成物は、さらに、上述の式(I)の化合物に加えて、酸化染色
に通常用いられる少なくとも1つの追加的酸化ベースを含むことができ、それら
としては、特に、パラ−フェニレンジアミン類、ビス(フェニル)アルキレンジ
アミン類、パラ−アミノフェノール類、オルト−アミノフェノール類、及び前記
式(I)の化合物以外の複素環塩基類を挙げることができる。
【0030】 パラ−フェニレンジアミン類としては、特に、例えば、パラ−フェニレンジア
ミン、パラ−トルイレンジアミン、2,6−ジメチル−パラ−フェニレンジアミ
ン、2−β−ヒドロキシエチル−パラ−フェニレンジアミン、2−n−プロピル
−パラ−フェニレンジアミン、2−イソプロピル−パラ−フェニレンジアミン、
N−(β−ヒドロキシプロピル)−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ビス(
β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、4−アミノ−N−(β−
メトキシエチル)アニリン、及び、仏国特許出願FR 2,630,438に記載されるパラ
−フェニレンジアミン類、並びにそれらの酸付加塩を挙げることができる。
【0031】 ビス(フェニル)アルキレンジアミン類としては、特に、例えば、N,N’−
ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)−1
,3−ジアミノプロパノール、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,
N’−ビス(4’−アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(4−
アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエ
チル)−N,N’−ビス(4−アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,
N’−ビス(4−メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン及びN,N’
−ビス(エチル)−N,N’−ビス(4’−アミノ−3’−メチルフェニル)エ
チレンジアミン、並びにそれらの酸付加塩を挙げることができる。
【0032】 パラ−アミノフェノール類としては、特に、例えば、パラ−アミノフェノール
、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−アミノ−3−フルオロフェノール、
4−アミノ−3−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−メチルフェノ
ール、4−アミノ−2−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−メトキ
シメチルフェノール、4−アミノ−2−アミノメチルフェノール及び4−アミノ
−2−(β−ヒドロキシエチルアミノメチル)フェノール、並びにそれらの酸付
加塩を挙げることができる。
【0033】 オルト−アミノフェノール類としては、特に、例えば、2−アミノフェノール
、2−アミノ−5−メチルフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール及び
5−アセタミド−2−アミノフェノール、並びにそれらの酸付加塩を挙げること
ができる。
【0034】 複素環塩基類としては、特に、例えば、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体及
び非カチオン性ピラゾール誘導体を挙げることができる。
【0035】 ピリジン誘導体としては、特に、例えば、特許GB 1 026 978及びGB 1 153 196
に開示されている、2,5−ジアミノピリジン、2−(4−メトキシフェニル)
アミノ−3−アミノピリジン、2,3−ジアミノ−6−メトキシピリジン、2−
(β−メトキシエチル)アミノ−3−アミノ−6−メトキシピリジン及び3,4
−ジアミノピリジン等の化合物、並びにそれらの酸付加塩を挙げることができる
【0036】 ピリミジン誘導体としては、特に、例えば、独国特許DE 2 359 399又は日本国
特許JP 88-169 571及びJP 91-10659又は特許出願WO 96/15765に開示される、2
,4,5,6−テトラアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリア
ミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2,4
−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン、2,5,6−トリアミノピリミ
ジン、及び、特許出願FR-A-2 750 048に述べられるようなピラゾロピリミジン等
の化合物を挙げることができる。該ピラゾロピリミジンとしては、ピラゾロ[1
,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン;2,5−ジメチルピラゾロ[1,5
−a]ピリミジン−3,7−ジアミン;ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3
,5−ジアミン;2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5
−ジアミン;3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−オール;3−
アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オール;2−(3−アミノピラ
ゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)エタノール、2−(7−アミ
ノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミノ)エタノール、2−[(
3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)−(2−ヒドロキシ
エチル)アミノ]エタノール、2−[(7−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリ
ミジン−7−イル)−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、5,6−
ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン、2,6−ジメ
チルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン、2,5,N7,N7
−テトラメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン及び3−
アミノ−5−メチル−7−イミダゾリルプロピルアミノピラゾロ[1,5−a]
ピリミジン、それらの可能な互変異性形、並びにそれらの酸付加塩を挙げること
ができる。
【0037】 非カチオン性ピラゾール誘導体としては、特に、特許DE 3 843 892及びDE 4 1
33 957、及び特許出願WO 94/08969、WO 94/08970、FR-A-2 733 749及びDE 195 4
3 988に開示される、4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾール、3,4−ジア
ミノピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(4’−クロロベンジル)ピラゾール
、4,5−ジアミノ−1,3−ジメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メ
チル−1−フェニルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−メチル−3−フェニル
ピラゾール、4−アミノ−1,3−ジメチル−5−ヒドラジノピラゾール、1−
ベンジル−4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−
tert−ブチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−tert−ブチル−
3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)−3
−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−メチルピラゾール、
4,5−ジアミノ−1−エチル−3−(4’−メトキシフェニル)ピラゾール、
4,5−ジアミノ−1−エチル−3−ヒドロキシメチルピラゾール、4,5−ジ
アミノ−3−ヒドロキシメチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3
−ヒドロキシメチル−1−イソプロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メ
チル−1−イソプロピルピラゾール、4−アミノ−5−(2’−アミノエチル)
アミノ−1,3−ジメチルピラゾール、3,4,5−トリアミノピラゾール、1
−メチル−3,4,5−トリアミノピラゾール及び3,5−ジアミノ−1−メチ
ル−4−メチルアミノピラゾール、3,5−ジアミノ−4−(β−ヒドロキシエ
チル)アミノ−1−メチルピラゾール等の化合物、並びにそれらの酸付加塩を挙
げることができる。
【0038】 それらが用いられるとき、これらの追加的酸化ベースは、当該染料組成物の総
重量に対して、好ましくはおよそ0.0005から12重量%、さらに好ましく
はおよそ0.005から6重量%を占める。
【0039】 本発明の酸化染料組成物は、さらに、少なくとも1つのカプラー及び/又は少
なくとも1つの直接染料を、特に色合い(shades)の調節のため又はそれらの光
沢を高めるために、含むこともできる。
【0040】 本発明の酸化染料組成物で使用可能なカプラーは、酸化染色に通常用いられる
カプラーから選択することができ、それらとしては、特に、メタ−フェニレンジ
アミン類、メタ−アミノフェノール類、メタ−ジフェノール類、及び、例えばイ
ンドール誘導体、インドレン誘導体、ピリジン誘導体及びピラゾロン等の複素環
カプラー類、並びにそれらの酸付加塩を挙げることができる。
【0041】 これらのカプラーは、特に、2−メチル−5−アミノフェノール、5−N−(
β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルフェノール、3−アミノフェノール
、1,3−ジヒドロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシ−2−メチルベンゼン
、4−クロロ−1,3−ジヒドロキシベンゼン、2,4−ジアミノ−1−(β−
ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、2−アミノ−4−(β−ヒドロキシエチル
アミノ)−1−メトキシベンゼン、1,3−ジアミノベンゼン、1,3−ビス(
2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン、セサモール、β−ナフトール、6−ヒ
ドロキシインドール、4−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシ−N−メチル
インドール、6−ヒドロキシインドリン、2,6−ジヒドロキシ−4−メチルピ
リジン、1H−3−メチルピラゾル−5−オン及び1−フェニル−3−メチルピ
ラゾル−5−オン、並びにそれらの酸付加塩を挙げることができる。
【0042】 それらが存在するとき、これらのカプラーは、当該染料組成物の総重量に対し
て、好ましくはおよそ0.0001から10重量%、さらに好ましくはおよそ0
.005から5重量%を占める。
【0043】 通常、本発明のコンテクストで使用可能な酸付加塩(addition salts with an
acid)(式(I)の化合物、追加的酸化ベース及びカプラー)は、特に、塩酸
塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及び酢
酸塩から選択される。本発明のコンテクストで使用可能な塩基付加塩(addition
salts with a base)(式(I)の化合物)は、特に、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、アンモニア水又はアミンによって得られたものである。
【0044】 本発明の染料組成物は、さらに、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性
又は双性イオン性の界面活性剤又はそれらの混合物、アニオン性、カチオン性、
非イオン性、両性又は双性イオン性のポリマー又はそれらの混合物、無機又は有
機性の増粘剤、抗酸化剤、浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、バッファー、分散
剤、コンディショナー、例えばシリコーン、皮膜形成剤、保存剤及び乳白剤等の
、染毛用の組成物に通常使用される種々のアジュバントを含むことができる。
【0045】 言うまでもないが、当業者は、このような任意の追加的化合物の選択について
、本発明の酸化染料組成物に本質的に備わっている有利な性質が、予想される添
加によって不利な影響を受けないか又は実質的に受けないように注意するであろ
う。
【0046】 本発明の染料組成物は、液体、クリーム又はゲルの形態、あるいは、ケラチン
繊維の染色、特にヒト毛髪の染色に適したその他の形態等の多様な形態をとるこ
とができる。
【0047】 本発明はまた、ケラチン繊維、特に、毛髪等のヒトケラチン繊維を、上記の染
料組成物を用いて染色する方法に関する。
【0048】 この方法では、少なくとも1つの上記染料組成物を当該繊維に塗布し、酸性、
中性又はアルカリ性pHで、酸化剤を用いて発色させる。該酸化剤は、使用時に
該染料組成物に添加されるか、あるいは、同時に又は順次別々に塗布される酸化
組成物中に存在している。
【0049】 本発明の染色方法の好ましい実施態様では、上記染料組成物は、好ましくは、
使用時に、染色に適した媒体中に、発色に十分な量で存在する少なくとも1つの
酸化剤を含む酸化組成物と混合される。それから、得られた混合物をケラチン繊
維に塗布し、そして、およそ3から50分間、好ましくはおよそ5から30分間
放置し、その後、該繊維をすすぎ洗いし、シャンプーで洗い、再びすすぎ洗いし
て乾燥させる。
【0050】 前記酸化剤は、ケラチン繊維の染色に通常使用される酸化剤から選択すること
ができ、それらとしては、過酸化水素、過酸化尿素、臭素酸アルカリ金属塩、及
び、過ホウ酸塩及び過硫酸塩等の過塩(persalts)、及び、ペルオキシダーゼ、
ラッカーゼ、チロシナーゼ及びオキシドレダクターゼ等の酵素を挙げることがで
きる。該オキシドレダクターゼとしては、特に、ピラノースオキシダーゼ、グル
コースオキシダーゼ、グリセロールオキシダーゼ、ラクテートオキシダーゼ、ピ
ルベートオキシダーゼ及びウリカーゼを挙げることができる。
【0051】 上記酸化剤を含む酸化組成物のpHは、染料組成物との混合後に、ケラチン繊
維に塗布される得られた組成物のpHが、好ましくはおよそ3から12の間、さ
らに好ましくは5から11の間で変化するような値である。それは、ケラチン繊
維の染色に一般的に使用される、上述したような酸性化剤又は塩基性化剤を用い
て、望ましい値に調節される。
【0052】 上記酸化組成物は、さらに、染毛のための組成物に通常使用される、上述した
ような種々のアジュバントを含むことができる。
【0053】 ケラチン繊維に最終的に塗布される組成物は、液体、クリーム又はゲルの形態
、あるいは、ケラチン繊維の染色、特にヒト毛髪の染色に適したその他の形態等
の様々な形態をとることができる。
【0054】 本発明の他の目的は、第一コンパートメントが上記染料組成物を含み、第二コ
ンパートメントが上記酸化組成物を含む、マルチコンパートメント染色器具又は
キット、あるいはその他のあらゆるマルチコンパートメント包装システムである
。これらの器具は、出願人名義の特許FR 2,586,913に記載される器具等の、望み
の混合物を毛髪上にデリバリーするための手段を備えることができる。
【0055】 以下の実施例は、本発明を例示するためのものであるが、その範囲を限定する
ものではない。
【0056】
【実施例】
調製実施例調製実施例1 :3−[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−
3−イルアミノ)プロピル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−3H−イミダゾ
ル−1−イウム クロライド ジヒドロクロライドの合成
【化7】
【0057】a)(2,5−ジメチル−4−ニトロ−2H−ピラゾル−3−イル)(3−イミ ダゾル−1−イルプロピル)アミンの調製
【化8】 0.88gの5−クロロ−1,3−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール
(Aldrich)、1モル当量のトリエチルアミン、1.1モル当量の3−イミダゾ
ル−1−イルプロピルアミン及び5mlのN,N−ジメチルホルムアミドを、マグ
ネティックスターラー、温度計及びコンデンサーを備えた25ml三頚丸底フラス
コに入れた、反応媒体を約105℃の温度に6時間維持した。溶媒を真空下で蒸
発させた。黒色の液体が得られ、それをシリカゲルでのクロマトグラフィー(酢
酸エチル/メタノール=4/1)によって精製した。0.75gの(2,5−ジ
メチル−4−ニトロ−2H−ピラゾル−3−イル)(3−イミダゾル−1−イル
プロピル)アミンを、白色結晶の形態で、56.7%の収率で得た。
【0058】b)3−[3−(2,5−ジメチル−4−ニトロ−2H−ピラゾル−3−イルア ミノ)プロピル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−3H−イミダゾル−1−イ ウム クロライドの調製
【化9】 0.57gの(2,5−ジメチル−4−ニトロ−2H−ピラゾル−3−イル)
(3−イミダゾル−1−イルプロピル)アミンと2.2gの2−クロロエタノー
ルとを、マグネティックスターラー、温度計及びコンデンサーを備えた10ml三
頚丸底フラスコに入れた。反応媒体を2時間還流させた。溶媒を真空下で蒸発さ
せた。0.7gの3−[3−(2,5−ジメチル−4−ニトロ−2H−ピラゾル
−3−イルアミノ)プロピル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−3H−イミダ
ゾル−1−イウム クロライドを、粘性のある液体の形態で、96%の収率で得
た。
【0059】 c)3−[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルア
ミノ)プロピル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−3H−イミダゾル−1−イ
ウム クロライド ジヒドロクロライドの調製
【化10】 前工程で得られた3−[3−(2,5−ジメチル−4−ニトロ−2H−ピラゾ
ル−3−イルアミノ)プロピル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−3H−イミ
ダゾル−1−イウム クロライド7.9g、メタノール150ml、及び、水を約
50%含む5%木炭上パラジウム(palladium-on-charcoal)0.97gを、50
0ml水素化反応器内に入れた。10バールの水素圧を与え、その反応媒体を11
5℃とした。5時間後、その触媒を、5モル/リットルの濃度の塩酸性エタノー
ル溶液100mlを用い、Celiteを通してろ過した。その溶媒を、羽根ポンプ(va
ne pump)(0.1バール)を用い、真空下で蒸発させた。6.5gの3−[3−
(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルアミノ)プロピル
]−1−(2−ヒドロキシエチル)−3H−イミダゾル−1−イウム クロライ
ド ジヒドロクロライドが、固体の形態で、73%の収率で得られた。 その1H NMR分析(d6-DMSO+CD3OD)は以下のとおりであった: 2.03 (m; 2H); 2.13 (s; 3H); 3.03 (t; 2H); 3.57 (s; 3H); 3.72 (t; 2H); 4.
24 (t, 2H); 4.34 (t; 2H); 7.73 (dd; 1H); 9.33 (s; 1H)
【0060】調製実施例2 :[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−
イルアミノ)プロピル](2−ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニウム クロ
ライド ジヒドロクロライドの合成
【化11】
【0061】a)[3−(2,5−ジメチル−4−ニトロ−2H−ピラゾル−3−イルアミノ )プロピル](2−ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニウム クロライドの調
【化12】 0.5gのN−(2,5−ジメチル−4−ニトロ−2H−ピラゾル−3−イル
)−N’,N’−ジメチルプロパン−1,3−ジアミンと2.2gの2−クロロ
エタノールとを、マグネティックスターラー、温度計及びコンデンサーを備えた
10ml三頚丸底フラスコに入れた。反応媒体を、還流に2時間維持した。該媒体
を、室温に冷却し、50mlの酢酸エチルで希釈した。沈殿をろ過した。0.55
gの[3−(2,5−ジメチル−4−ニトロ−2H−ピラゾル−3−イルアミノ
)プロピル](2−ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニウム クロライドを、
黄色結晶の形態で、82%の収率で得た。
【0062】b)[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルアミノ )プロピル](2−ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニウム クロライド ジ ヒドロクロライドの調製 3.22gのジメチルアンモニウム、150mlのメタノール、及び0.4水を
約50%含む5%木炭上パラジウム0.42gを、250ml水素化反応器内に入
れた。該反応器に11.7バールの水素圧を与え、その反応媒体を60℃とした
。2時間後、その水素圧は8.3バールであった。触媒を、Celiteを通してろ過
した。塩化水素ガスをろ液に通気させ、その溶媒を真空下で蒸発させた。3gの
粘性のある液体から得られ、それを100mlの水で希釈して、凍結乾燥させた。
1.54gの[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イ
ルアミノ)プロピル](2−ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニウム クロラ
イド ジヒドロクロライド(1.3モルの水を含む)が、固体の形態で、40%
の収率で得られた。その、C12H26N5O・Cl・3H2O(MW=338.15 g/mol)についての
元素分析は以下のとおりであった: % C H N O Cl 計算値 37.09 7.88 18.03 9.48 27.43 実測値 37.46 7.88 17.79 9.68 26.85
【0063】 適用実施例実施例1から8 塩基性媒体中での染色 以下の染料組成物を調製した(グラムでの含量):
【表1】 )共通染料支持体No. 1: −96E エチルアルコール 18 g −35%含有水性溶液としてのメタ重硫酸ナトリウム 0.68g −ジエチレントリアミノペンタ酢酸の五ナトリウム塩 1.1 g −20%アンモニア水 10.0 g
【0064】 使用時に、上記の各染料組成物を、重量対重量で、20容量のpH3の過酸化
水素溶液(6重量%)と混合した。
【0065】 得られた混合物を、90%の白髪を含む、パーマネントウェーブをかけた灰色
毛髪の束に30分間塗布した。それから、その束をすすぎ洗いし、標準的なシャ
ンプーで洗い、再度すすぎ洗いして、乾燥させた。
【0066】 得られた色合い(shade)を以下の表に示す:
【表2】
【0067】実施例9から12 塩基性媒体中での染色 以下の染料組成物を調製した(グラムでの含量):
【表3】 ★★)共通染料支持体No. 2: −96° エタノール 18 g −K2HPO4/KH2PO4バッファー(1.5M/1M) 10 g −メタ重硫酸ナトリウム 0.68g −ジエチレントリアミンペンタ酢酸の五ナトリウム塩 1.1 g
【0068】 使用時に、上記の各染料組成物を、重量対重量で、20容量のpH3の過酸化
水素溶液(6重量%)と混合した。
【0069】 得られた混合物を、90%の白髪を含む天然の灰色毛髪の束に30分間塗布し
た。それから、その束をすすぎ洗いし、標準的なシャンプーで洗い、再度すすぎ
洗いして、乾燥させた。
【0070】 得られた色合いを以下の表に示す:
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C063 AA01 BB09 CC25 DD22 EE10 4C083 AB271 AB282 AB331 AB352 AB411 AC102 AC521 AC532 AC551 AC681 AC851 AC852 BB60 CC36 EE07 EE26 4H057 AA02 BA01 BA09 CA07 CB22 CB34 CB45 CB46 CB52 CB61 CC02 DA01 DA21

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の式(I): 【化1】 [式中: ・R1は、水素原子;下に定義する基Z;C1−C6アルキル基;C1−C6
    リフルオロアルキル基;C1−C6モノヒドロキシアルキル基;C2−C6ポリヒド
    ロキシアルキル基;アリール(C1−C6)アルキル基[式中、該アリール基は、
    特に、フェニル基、又は、5又は6員芳香族複素環であってよい];(C1−C6 )アルコキシ(C1−C6)アルキル基;(C1−C6)アルキルチオ(C1−C6
    アルキル基;アミノ(C1−C6)アルキルカルボニル(C1−C6)アルキル基;
    N−Z−アミノ(C1−C6)アルキルカルボニル(C1−C6)アルキル基;N−
    (C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキルカルボニル(C1−C6)アル
    キル基;N,N−ジ(C1−C6)アルキルアミノ(C1−C6)アルキルカルボニ
    ル(C1−C6)アルキル基;C1−C6アミノスルホニルアルキル基;C1−C6
    N−Z−アミノスルホニルアルキル基;N−(C1−C6)アルキルアミノスルホ
    ニル(C1−C6)アルキル基;N,N−ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニ
    ル(C1−C6)アルキル基を表し; ・R2及びR3は、同一でも異なっていてもよく、基−NHR4;ヒドロキシ
    ル基;ハロゲン原子;ニトロ基;シアノ基;カルボキシル基;C1−C6アルキル
    カルボキシル基;カルボキシアリール基;カルバミル基;N−(C1−C6)アル
    キルカルバミル基;N,N−ジ(C1−C6)アルキルカルバミル基;N−アリー
    ルカルバミル基;C1−C6アルコキシ基;アリールオキシ基;C1−C6チオアル
    キル基;チオアリール基又はR1について上述した意味の1つを表し;ここで、
    基R2及びR3の少なくとも1つが基−NHR4又はヒドロキシル基を表すと理解
    され; ・R4は、水素原子;下に定義する基Z;C1−C6アルキル基;C1−C6
    ノヒドロキシアルキル基;C2−C6ポリヒドロキシアルキル基;(C1−C6)ア
    ルコキシ(C1−C6)アルキル基;アリール基;ベンジル基;シアノ(C1−C6 )アルキル基;カルバミル(C1−C6)アルキル基;N−(C1−C6)アルキル
    カルバミル(C1−C6)アルキル基;N,N−ジ(C1−C6)アルキルカルバミ
    ル(C1−C6)アルキル基;チオカルバミル(C1−C6)アルキル基;C1−C6 トリフルオロアルキル基;C1−C6スルホアルキル基;(C1−C6)アルキルカ
    ルボキシ(C1−C6)アルキル基;(C1−C6)アルキルスルフィニル(C1
    6)アルキル基;C1−C6アミノスルホニルアルキル基;C1−C6 N−Z−
    アミノスルホニルアルキル基;N−(C1−C6)アルキルアミノスルホニル(C 1 −C6)アルキル基;N,N−ジ(C1−C6)アルキルアミノスルホニル(C1
    −C6)アルキル基;C1−C6アミノアルキル基;アミンが、C1−C6アルキル
    、C1−C6モノヒドロキシアルキル、C2−C6ポリヒドロキシアルキル、(C1
    −C6)アルキルカルボニル、C1−C6アルキルスルホニル、ホルミル及びトリ
    フルオロ(C1−C6)アルキルカルボニル基から選択された同一でも異なってい
    てもよい1又は2の基によって、あるいは基Zによって置換されたC1−C6アミ
    ノアルキル基を表し;ここで、該C1−C6アミノアルキル基のアミンはさらに、
    窒素、酸素及び硫黄から選択された1つ以上のヘテロ原子を含有してもよい飽和
    又は不飽和の5又は6員環を前記アミンの窒素原子と共に形成する2つの基によ
    って置換されていてよく; ・Zは、下記の式(II)及び(III)の不飽和カチオン基、及び下記の
    式(IV)の飽和カチオン基: 【化2】 から選択され; 上記式中: ・Dは、線状又は分枝状の、好ましくは1から14の炭素原子を含むアルキ
    ル鎖を表す連結アームであって、1つ以上の、酸素、硫黄又は窒素原子等のヘテ
    ロ原子が介在していてよく、また、1つ以上のヒドロキシル又はC1−C6アルコ
    キシ基によって置換されていてよく、また、1つ以上のケトン官能性を有してい
    てよく; ・環を構成するE、G、J、L及びMは、それぞれ同一でも異なっていてもよく
    、炭素、酸素、硫黄又は窒素原子を表し; ・nは0から4までの間の整数であり; ・mは0から5までの間の整数であり; ・基Rは、同一でも異なっていてもよく、第二の基Zを表し、これは、最初
    の基Zと同一でも異なっていてもよく、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1
    6アルキル基、C1−C6モノヒドロキシアルキル基、C2−C6ポリヒドロキシ
    アルキル基、ニトロ基、シアノ基、シアノ(C1−C6)アルキル基、C1−C6
    ルコキシ基、トリ(C1−C6)アルキルシラン(C1−C6)アルキル基、アミド
    基、アルデヒド基、カルボキシル基、(C1−C6)アルキルカルボニル基、チオ
    基、C1−C6チオアルキル基、C1−C6アルキルチオ基、アミノ基、(C1−C6 )アルキルカルボニル又はC1−C6アルキルスルホニル基によって保護されたア
    ミノ基;基NHR’’又はNR’’R’’’(式中、R’’及びR’’’は、同
    一でも異なっていてもよく、C1−C6アルキル基、C1−C6モノヒドロキシアル
    キル基又はC2−C6ポリヒドロキシアルキル基を表す)を表し; ・R5は、C1−C6アルキル基、C1−C6モノヒドロキシアルキル基又はC2 −C6ポリヒドロキシアルキル基、シアノ(C1−C6)アルキル基、トリ(C1
    6)アルキルシラン(C1−C6)アルキル基、(C1−C6)アルコキシ(C1
    6)アルキル基、カルバミル(C1−C6)アルキル基、(C1−C6)アルキル
    カルボキシ(C1−C6)アルキル基、ベンジル基又は第二の基Zを表し、これは
    最初の基Zと同一でも異なっていてもよく; ・R6、R7及びR8は、同一でも異なっていてもよく、C1−C6アルキル基
    、C1−C6モノヒドロキシアルキル基、C2−C6ポリヒドロキシアルキル基、(
    1−C6)アルコキシ(C1−C6)アルキル基、シアノ(C1−C6)アルキル基
    、アリール基、ベンジル基、C1−C6アミドアルキル基、トリ(C1−C6)アル
    キルシラン(C1−C6)アルキル基、又は、アミンが(C1−C6)アルキルカル
    ボニル又はC1−C6アルキルスルホニル基によって保護されたC1−C6アミノア
    ルキル基を表し;基R6、R7及びR8のうちの2つが、それらが結合している窒
    素原子と共に、飽和の5又は6員炭素環、又は、1つ以上のヘテロ原子を含む環
    を形成し、前記環が、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1−C6アルキル基、C 1 −C6モノヒドロキシアルキル基、C2−C6ポリヒドロキシアルキル基、ニトロ
    基、シアノ基、シアノ(C1−C6)アルキル基、C1−C6アルコキシ基、トリ(
    1−C6)アルキルシラン(C1−C6)アルキル基、アミド基、アルデヒド基、
    カルボキシル基、ケト(C1−C6)アルキル基、チオ基、C1−C6チオアルキル
    基、C1−C6アルキルチオ基、アミノ基、又は、(C1−C6)アルキルカルボニ
    ル又はC1−C6アルキルスルホニル基によって保護されたアミノ基で置換されて
    いない又は置換されていることが可能であり;基R6、R7及びR8のうちの1つ
    がさらに、最初の基Zと同一の又は異なっている第二の基Zを表すことが可能で
    あり; ・R9は、C1−C6アルキル基、C1−C6モノヒドロキシアルキル基、C2
    6ポリヒドロキシアルキル基、アリール基、ベンジル基、C1−C6アミノアル
    キル基、アミンが(C1−C6)アルキルカルボニル又はC1−C6アルキルスルホ
    ニル基によって保護されているC1−C6アミノアルキル基;カルボキシ(C1
    6)アルキル基;シアノ(C1−C6)アルキル基;カルバミル(C1−C6)ア
    ルキル基;C1−C6トリフルオロアルキル基;トリ(C1−C6)アルキルシラン
    (C1−C6)アルキル基;C1−C6スルホンアミドアルキル基;(C1−C6)ア
    ルキルカルボキシ(C1−C6)アルキル基;(C1−C6)アルキルスルフィニル
    (C1−C6)アルキル基;(C1−C6)アルキルスルホニル(C1−C6)アルキ
    ル基;(C1−C6)アルキルケト(C1−C6)アルキル基;N−(C1−C6)ア
    ルキルカルバミル(C1−C6)アルキル基;N−(C1−C6)アルキルスルホン
    アミド(C1−C6)アルキル基を表し; ・a及びyは、0または1に等しい整数であり;ただし、以下の条件: −式(II)の不飽和カチオン基では: −a=0のとき、連結アームDは窒素原子に結合し、 −a=1のとき、連結アームDは、環を構成するE、G、J又はLのうちの1
    つに結合し、 −1)環を構成するE、G、J及びLが同時に炭素原子を表すとき、そして、
    基R5が当該不飽和環の窒素原子に保持されているとき;あるいは、 2)環を構成するE、G、J及びLの少なくとも1つが、R5が結合した窒
    素原子を表すとき: のみ、yは1をとることができ; −式(III)の不飽和カチオン基では: −a=0のとき、連結アームDは窒素原子に結合し、 −a=1のとき、連結アームDは、環を構成するE、G、J、L又はMのうち
    の1つに結合し、 −環を構成するE、G、J、L及びMのうちの少なくとも1つが二価の原子を
    表すとき、そして、基R5が当該不飽和環の窒素原子に保持されているときのみ
    、yは1をとることができ; −式(IV)のカチオン基では: −a=0のとき、連結アームは、基R6からR8を有する窒素原子に結合し
    、 −a=1のとき、基R6からR8のうちの2つが、それらが結合している窒
    素原子と共に、上に定義した飽和の5又は6員環を形成し、そして、連結アーム
    Dが、前記の飽和の環の炭素原子に保持される; を伴っており; ・X-は、一価又は二価のアニオンを表し;ここで、カチオン性の基Zの数
    は少なくとも1に等しいと理解される] の化合物、それらの酸又は塩基付加塩、及び、それらの可能な互変異性形。
  2. 【請求項2】 前記式(II)の不飽和基Zの環が、ピロール、イミダゾー
    ル、ピラゾール、オキサゾール、チアゾール及びトリアゾール環から選択される
    ことを特徴とする、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 前記式(III)の不飽和基Zの環が、ピリジン、ピリミジ
    ン、ピラジン、オキサジン及びトリアジン環から選択されることを特徴とする、
    請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 前記基R6、R7及びR8のうちの2つが、ピロリジン環、ピ
    ペリジン環、ピペラジン環又はモルホリン環を形成することを特徴とする、請求
    項1から3の何れか1項に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 X-が、ハロゲン原子、水酸化物、硫酸水素塩及び硫酸C1
    6アルキルから選択されることを特徴とする、請求項1から4の何れか1項に
    記載の化合物。
  6. 【請求項6】 −[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル
    −3−イルアミノ)プロピル]トリメチルアンモニウム クロライド; −[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルアミノ
    )プロピル]−(2−ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニウム クロライド; −3−[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルア
    ミノ)プロピル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−3H−イミダゾル−1−イ
    ウム クロライド; −3−[(4−アミノ−2H−ピラゾル−3−イルカルバモイル)メチル]−
    1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −3−[2−(4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾル−1−イル)エチル]
    −1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −3−[2−(4,5−ジアミノピラゾル−1−イル)エチル]−1−メチル
    −3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −[2−(4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾル−1−イル)エチル]トリ
    メチルアンモニウム クロライド; −[2−(4,5−ジアミノピラゾル−1−イル)エチル]トリメチルアンモ
    ニウム クロライド; −[2−(4−アミノ−5−ヒドロキシピラゾル−1−イル)エチル]トリメ
    チルアンモニウム クロライド; −[2−(4−アミノ−5−ヒドロキシ−3−メチルピラゾル−1−イル)エ
    チル]トリメチルアンモニウム クロライド; −3−[2−(4−アミノ−5−ヒドロキシ−3−メチルピラゾル−1−イル
    )エチル]−1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −3−[2−(4−アミノ−5−ヒドロキシピラゾル−1−イル)エチル]−
    1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −3−[2−(4,5−ジアミノ−1−メチル−1H−ピラゾル−3−イル)
    エチル]−1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; 及び、それらの酸又は塩基付加塩、及び、それらの可能な互変異性形 から選択されることを特徴とする、請求項1から5の何れか1項に記載の化合物
  7. 【請求項7】 −[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル
    −3−イルアミノ)プロピル]トリメチルアンモニウム クロライド; −[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルアミノ
    )プロピル]−(2−ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニウム クロライド; −3−[3−(4−アミノ−2,5−ジメチル−2H−ピラゾル−3−イルア
    ミノ)プロピル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−3H−イミダゾル−1−イ
    ウム クロライド; −3−[(4−アミノ−2H−ピラゾル−3−イルカルバモイル)メチル]−
    1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −3−[2−(4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾル−1−イル)エチル]
    −1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; −3−[2−(4,5−ジアミノ−1−メチル−1H−ピラゾル−3−イル)
    エチル]−1−メチル−3H−イミダゾル−1−イウム クロライド; 及び、それらの酸又は塩基付加塩、及び、それらの可能な互変異性形 から選択されることを特徴とする、請求項6記載の化合物。
  8. 【請求項8】 前記酸付加塩が、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、クエン酸
    塩、コハク酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及び酢酸塩から選択され、前記塩基付加塩が
    、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水及びアミンによって得られ
    たものから選択されることを特徴とする、請求項1から7の何れか1項に記載の
    化合物。
  9. 【請求項9】 ケラチン繊維の酸化染色のための酸化ベースとしての、請求
    項1から8の何れか1項に記載の式(I)の化合物の使用。
  10. 【請求項10】 染色に適した媒体中に、少なくとも1つの、請求項1から
    8の何れか1項に記載の式(I)の化合物を酸化ベースとして含むことを特徴と
    する、ケラチン繊維の酸化染色のための組成物。
  11. 【請求項11】 前記式(I)の化合物が、当該染料組成物の総重量に対し
    て、0.0005から12重量%に相当することを特徴とする、請求項10記載
    の組成物。
  12. 【請求項12】 前記式(I)の化合物が、当該染料組成物の総重量に対し
    て、0.005から6重量%に相当することを特徴とする、請求項11記載の組
    成物。
  13. 【請求項13】 パラ−フェニレンジアミン類、ビス(フェニル)アルキレ
    ンジアミン類、パラ−アミノフェノール類、オルト−アミノフェノール類、及び
    前記式(I)の化合物以外の複素環塩基から選択される少なくとも1つの追加的
    酸化ベースを含むことを特徴とする、請求項10から12の何れか1項に記載の
    組成物。
  14. 【請求項14】 前記追加的酸化ベースが、当該染料組成物の総重量に対し
    て、0.0005重量%から12重量%に相当することを特徴とする、請求項1
    3記載の組成物。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つのカプラー及び/又は少なくとも1つの直
    接染料を含むことを特徴とする、請求項10から14の何れか1項に記載の組成
    物。
  16. 【請求項16】 前記カプラーが、メタ−フェニレンジアミン類、メタ−ア
    ミノフェノール類、メタ−ジフェノール類及び複素環カプラー類、並びにそれら
    の酸付加塩から選択されることを特徴とする、請求項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記カプラーが、2−メチル−5−アミノフェノール、5
    −N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルフェノール、3−アミノフ
    ェノール、1,3−ジヒドロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシ−2−メチル
    ベンゼン、4−クロロ−1,3−ジヒドロキシベンゼン、2,4−ジアミノ−1
    −(β−ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、2−アミノ−4−(β−ヒドロキ
    シエチルアミノ)−1−メトキシベンゼン、1,3−ジアミノベンゼン、1,3
    −ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン、セサモール、α−ナフトール
    、6−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシ−N
    −メチルインドール、6−ヒドロキシインドリン、2,6−ジヒドロキシ−4−
    メチルピリジン、1H−3−メチルピラゾル−5−オン及び1−フェニル−3−
    メチルピラゾル−5−オン、並びにそれらの酸付加塩から選択されることを特徴
    とする、請求項16記載の組成物。
  18. 【請求項18】 前記カプラーが、当該染料組成物の総重量に対して、0.
    0001から10重量%に相当することを特徴とする、請求項15から17の何
    れか1項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 前記酸付加塩が、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、クエン
    酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及び酢酸塩から選択されることを特徴とす
    る、請求項10から18の何れか1項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 ケラチン繊維、特に、毛髪等のヒトケラチン繊維の染色方
    法であって、請求項10から19の何れか1項に記載の少なくとも1つの染料組
    成物をこれらの繊維に塗布し、そして、使用時に当該染料組成物に加えられるか
    あるいは同時に又は別々の方式で塗布される酸化組成物中に存在している酸化剤
    を用いて、酸性、中性又はアルカリ性のpHで、その色を発色させることを特徴
    とする方法。
  21. 【請求項21】 前記酸化剤が、過酸化水素、過酸化尿素、臭素酸アルカリ
    金属塩、及び、過ホウ酸塩及び過硫酸塩等の過塩(persalts)、及び、酵素から
    選択されることを特徴とする、請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 第一コンパートメントが請求項10から19の何れか1項
    に記載の染料組成物を含み、第二コンパートメントが酸化組成物を含む、マルチ
    コンパートメント染色器具又はマルチコンパートメント染色キット。
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