JPH0324090A - 有機珪素化合物およびその製造方法 - Google Patents

有機珪素化合物およびその製造方法

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JPH0324090A
JPH0324090A JP1158719A JP15871989A JPH0324090A JP H0324090 A JPH0324090 A JP H0324090A JP 1158719 A JP1158719 A JP 1158719A JP 15871989 A JP15871989 A JP 15871989A JP H0324090 A JPH0324090 A JP H0324090A
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organosilicon compound
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Makoto Yoshitake
誠 吉武
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DuPont Toray Specialty Materials KK
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Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は新規な有機珪素化合物わよびその製造方法に関
し、詳しくは、トリオルガノンリルメチルアミンもしく
はその誘導体とニトロ基置換芳香族ハロゲン化合物から
合成される新規な有機珪素化合物とその製造方法に関す
る。
[発明の構成コ 本発明は、一般式 (式中、Rlは水素原子もしくは炭素数1〜10の一価
炭化水素基、R2は同種もしくは異種の炭素数1〜10
の一価炭化水素基、R”は炭素数1〜10のアルコキシ
基、Xは一CH=、−N:、−CCHaおよび−C−N
Ozから選択される基、aはO〜3の整数である。)で
表わされる有機珪素化合物に関する。
これを説明するに本発明の有機珪素化合物は、上式中R
1は水素原子もしくはメチル基,エチル基,プロビル基
,ブチル基,ペンチル基,ヘキシル基,ヘプチル基,オ
クチル基等のアルキル基;フェニル基,ナフチル基等の
アリール基;ベンジル基,フェネチル基等のアラルキル
基で例示される炭素数l〜10の一価炭化水素基であり
、R2はメチル基,エチル基,プロビル基,ブチル基,
ぺ冫チル基,ヘキシル基,ヘプチル基,オクチル基等の
アルキル基;フエニル基,ナフチル基等のアリール基;
べ冫ジル基,フェネチル基等のアラルキル基で例示され
る同種または異種の炭素数1〜10の1価炭化水素基で
あり、R3はメトキシ基,エトキシ基,プロポキシ基,
プトキシ基,ペチルオキシ基,ヘキシルオキシ基,ヘプ
チルオキシ基,オクチルオキシ基等で例示される炭素数
1〜10のアルコキシ基であり、Xは−CH=、−N=
、−C−CH3、および一〇−NChから選択される有
機基であり、aはO〜3の整数である。
かかる有機珪素化合物の具体例としては、次のような化
合物が挙げられる。
Me M e 2 N−Bu Me Me NO2 Me Me 本発明の有機珪素化合物は、例えば次のような方法によ
って製造することができる。
即ち、 (A)一般式 H−N−CH2−S  i R”+s−s+(式中N 
 Rl は水素原子もしくは炭素数1〜10の一価炭化
水素基、R2は同種もしくは異種の炭素数1〜10一価
炭化水素基、R3は炭素数1〜10のアルコキシ基、a
はO〜3の整数である。)で表わされるトリオルガノシ
リルメチルアミンもしくはその誘導体と、 (B)一般式 (式中、Xは一CH”、−N”、−C−CH3およびl
1 −C−NO2から選択される有機基、Yは弗素、塩素、
臭素、よう素から選択されるハロゲン原子である。)で
表わされるニトロ基置換芳香族ハロゲン化合物を、 (
C)ハロゲン化水素捕捉剤の存在下に脱ハロゲン水素反
応させる方法である。
この方法で使用される(A)成分のトリオルガノシリル
メチルアミンもしくはその誘導体は、本発明の有機珪素
化合物を合成する上での主原料であり、上式中、R’+
R2+R3はそれぞれ前記した本発明の有機珪素化合物
のR I , R 2 , R 3と同じものである。
このような(A)成分の化合物およびその反応性につい
てはよく知られており、例えばJ.Am.Chem.S
oc.,73.5130 (1951)にはトリメチル
ンリルメチルアミンの塩基性は類似構造のネオベンチル
アミンの約5倍であることが示されており、またJ.O
rganomet.Chem.,29.33(1971
)にはトリオルガノシリルメチル基が窒素原子などに結
合している場合には、対応する珪素原子非含有化合物に
比べて、酸化電位が低く、特異な酸化反応を起こすこと
が示されている。
この方法で使用される(B)成分の二1・口基置換芳香
族ハロゲン化合物は、上記(A)成分と脱ハロゲン水素
反応し、本発明の有機珪素化合物を形成する成分である
が、その反応性は含有するハロゲン原子の種類に依存す
る。すなわちニトロ基置換芳香族ハロゲン化合物のハロ
ゲン原子は、その原子量が小さいほど反応性が高くなる
傾向にあり、弗素化合物、塩素化合物、臭素化合物、よ
う素化合物の順に反応性が高くなる。したがって、最も
反応性の高い弗素化合物を使用すれば、本発明の有機珪
素化合物を高収率で得ることができる。しかしながら、
弗素化合物は他のハロゲン化合物に比べて高価であるの
で、実用上は、必ずしも本発明の製造方法に適している
とは限らない。
この方法で使用される(C)成分のハロゲン化水素捕捉
剤としては、トリエチルアミン,ピリジン等の第3級ア
ミンや炭酸ナトリウム,炭酸カリウム,酢酸ナトリウム
等の共役塩基が挙げられる。
この反応は無溶媒中でも進行するが、収率良く目的物を
得るためには、有機溶媒中で反応を行うことが好ましい
。有機溶媒としては、上記(A)成分と(B)成分を溶
解するだけの溶解度を有するものであれば特に限定され
ない。このような有機溶媒としてはN.N−ジメチルホ
ルムアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類やジメ
チルスルホキシド,ヘキサメチルフォスフォノア主ド等
の極性溶媒が好適に使用される。
この反応は上記(イ)成分と(口)成分の2種原料を有
機溶媒に溶解し、その溶液を(C)成分のハロゲン化水
素捕捉剤の存在下に加熱する方法をとると、一般に収率
良<、シかも短時間で目的生成物を得ることができる。
反応温度は反応速度と密接な関係があり、その温度が高
いほど反応は速く完結する。しかし、反応温度を高くし
過ぎると、副反応が起こり易くなるため、適切な温度を
選択する必要がある。具体的にはこの反応は100〜1
 5 0 ’Cの温度範囲で行うことが好ましい。
反応生成物の単離、精製は一般的な有機化合物の場合と
同様の方法により行うことができる。
1例を挙げれば反応後の溶液に水と有機溶媒を加え振と
うするか、この反応溶液に有機溶媒を加え、沈澱物を濾
過して分離することにより、反応により生じたハロゲン
化水素とハロゲン化水素捕捉剤との反応物である塩を除
去する方法がある。この際用いられる有機溶媒としては
、水と混合せず、塩を溶解しにくいものであればよく特
に限定されるものではないが、抽出効率や塩分離の容易
さから、ジエチルエーテル、酢酸エチル等が好適に使用
される。本発明の有機珪素化合物の多くは結晶性の固体
であるので、再結晶により精製、単離を行うことができ
る。
しかし抽出操作後の有機層溶解成分に不純物が含まれる
ことで結晶しないものや、本質的に結晶性の低いものに
ついては、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる
精製操作を行つと高純度の目的物を得ることができる。
ここで再結晶に使用される有機溶媒は特に限定されない
が、n−ヘキサンやシクロヘキサン等の脂肪族炭化水素
系溶媒やベンゼンやトルエン等の芳香族炭化水素系溶媒
が好適に使用される。
本発明の有機珪素化合物の分子構造は種々の分析方法に
より確認することができる。例えば核磁気共鳴スペクト
ル分析、赤外線吸収スペクトル分析、紫外線吸収スペク
トル分析等は、本発明の有機珪素化合物中の原子配列や
置換様式などを知る上で極めて有効な手段である。また
元素分析や液体クロマトグラフィー分析等は、化合物の
純度を測定するのに有効な手段である。
以上のような本発明の有機珪素化合物は非線形光学材料
としての用途展開の可能性を有する。
即ち、これらの有機珪素化合物は1分子中に、強い電子
吸引基であるニトロ基と、強い電子供与効果を示す(ト
リオルガノシリル)メチルアミノ基とがパイ共役系を介
して結合しているので特異な効果の発現が期待されるわ
けである。
実際に、本発明の有機珪素化合物のいくつかは結晶状態
で二次の非線形光学効果である第二高調波発生を示すこ
とが確認された。また、結晶状態で二次の非線形光学効
果を示さない物質も適当な高分子材料中電圧印加や結晶
化により分子を配向させること等により、二次非線形光
学効果を示す材料を得ることも可能と思われる。
[実施例コ 以下、実施例にて本発明をより詳細に説明する。実例中
「部」とあるのは「重量部」のことである。これら実施
例は特に本発明の範囲を限定をするものではない。
実施例1 4−クロロニトロベンゼン15.8部、 (ジフェニル
メチルシリル)メチルアミン22.7部、トリエチルア
ミン11.1部およびN−メチルピロリドン80部を乾
燥させた反応容器中で混合し、140″Cで8時間加熱
撹拌した。冷却後、反応液に酢酸エチル200部と水2
00部を加え、よく混合した。上層に分離した溶液を分
取し、3回水洗し、次いで無水硫酸ナトリウムを加えよ
く振とうした後、1時間放置した。次いで固形物を濾別
した溶液を減圧濃縮し、残留物中に含まれる成分をn−
へキサンおよび酢酸エチルの混合溶媒を展開液としたシ
リカゲルクロマトグラフィーにより分離した。分離した
黄色溶液留分を減圧濃縮した。得られた固形物をn一へ
キサンおよびトルエンの混合溶媒を用いて再結晶したと
ころ、黄色針状結晶 17.8部(収率51.1%)が
得られた。この結晶の分子構造は元素分析、核磁気共鳴
スペクトル分析および赤外吸収スペクトル分析から下記
4−N−(ジフェニルメチルシリル)メチルアミノニト
ロベンゼンであることが確認された。
[元素分析]     CHN 計算値(%’)   G8.93   5.78   
8.04実測値(%)   68.90   5.99
   8.04[核磁気共鳴スペクトルコ 第1図参照
実施例2 2−クロロー5−二トロビリジン15.9部、 (ジメ
チルフェニルシリル)メチルアミン 16.5部、トリ
エチルアミン15.2部およびN−メチルビロリドン8
0部を、乾燥させた反応容器中で混合し、140℃で1
時間加熱攪拌した。
冷却後、反応液に酢酸エチル200部と水200部を加
え、よく混合した。上層に分離した溶液を分取し、3回
水洗し、次いで無水硫酸ナトリウムを加えよく振とうし
た後、1時間放置した。次いで固形物を濾別した溶液を
減圧濃縮したところ、黄色固体が得られた。これをn−
へキサンおよびトルエンの混合溶媒を用いて再結晶した
ところ、黄色針状結晶2.l2部(収率73.8%)が
得られた。この結晶の分子構造は元素分析、核磁気共鳴
スペクトル分析および赤外吸収スペクトル分析から下記
2−N−(ジメチルフェニルシリル)メチル−5−二ト
ロピリジンであることが確認された。
得られた結晶を乳鉢で約 100μ一径に粉砕し、この
粉砕物の約20mgをスライドガラス上にセロハンテー
プで貼付けた。その試料にNd:YAGレーザーのパル
ス光を垂直に照射し、試料面から45度の反射角方向に
発生した波長53Onmの光(第二高調波)強度を光電
子倍増管により測定した。この光強度を尿素を試料とし
た場合の強度に対する相対値として求めたところ、尿素
の15倍であることがわかった。
[元素分析]     CHN 計算値(%)   58.33   B.21  14
J2実測値(%)58.51   5.9B  14.
62[核磁気共鳴スペクトルコ 第2図参照実施例3 2−フルオロ−5一二トロトルエン15.5部、(トリ
メチルシリル)メチルアミン塩酸塩14.0部、トリエ
チルアミン30.5部およヒNメチルビロリドン80部
を乾燥させた反応容器中で混合し、120℃で3時間加
熱攪拌した。
冷却後、反応液にジェチルエーテル200部と水200
部を加え、よく混合した。上層に分離した溶液を分取し
、これを3回水洗し、次いで無水硫酸ナトリウムを加え
よく振とうした後、1時間放置した。次いで固形物を濾
別した溶液を減圧濃縮し、残留物中に含まれる成分を 
n−へキサンおよび酢酸エチルの混合溶媒を展開液とし
たシリカゲルクロマトグラフィーにより分離した。分離
した黄色溶液留分を減圧濃縮し得られた固形物を n−
へキサンおよびトルエンの混合溶媒より再結晶したとこ
ろ、黄色板状結晶8.3部(34.8%)が得られた。
この結晶の分子構造は元素分析、核磁気共鳴スペクトル
分析および赤外吸収スペクトル分析から下記 2−N−
(トリメチルシリル)メチルアミノー5−二l・ロトル
エンであることが確認された。
Me [元素分析]     CHN 計算値(%)   55.43   7.Ilil  
11.75実測値(%)   55.44   7.G
1  11.89[核磁気共鳴スペクトル] 第3図参
照実施例4 1−クロロ−2.4−ジニトロベンゼン 20.3部、
 (N−プチルジメチルシリル)メチルアミン18.2
部、炭酸カリウム55.2部およびノメチルスルホキシ
ド80部を乾燥させた反応容器中で混合し、100′C
で4時間加熱攪拌した。
冷却後、反応液にジェチルエーテル200部と水200
部を加え、よく混合した。上層に分離した溶液を分取し
、3回水洗し、次いで無水硫酸ナトリウムを加えよく振
とうした後、1時間放置した。次いで固形物を濾別した
溶液を減圧濃縮したところ、黄色固体が得られた。これ
をn−へキサンおよびトルエンの混合溶媒より再結晶し
たところ、黄色針状結晶26.8部(収率8 6.1%
)が得られた。この結晶の分子構造は元素分析、核磁気
共鳴スペクトル分析および赤外吸収スペクトル分析から
下記1−N−(nーブチルジメチルシリル)メチル−2
,4−ンニトロベンゼンであることが確認された。
n−Bu NO2 [元素分析コ    CHN 計算値(%)   50.14   G.80  13
.49実測値(%)   49.89   1i.79
  13.58[核磁気共鳴スペクトルコ 第4図参照
実施例5 1−クロ口−2,4−ジニトロベンゼン 20.3部、
(トリエトキシシリノレ)メチノレアミン19.3部、
トリエチルアミン15.2部およびNーチルビロリドン
80部を乾燥させた反応容器中で混合し、140゜Cで
1時間加熱攪拌した。
冷却後、反応液にジェチルエーテル500部を加え、よ
く混合し、沈澱物を濾別した。濾過した溶液を減圧濃縮
したところ、粘稠な黄色液体が得られた。これをn−へ
キサンおよび酢酸エチルの混合溶媒を展開液としたシリ
カゲルクロマトグラフィーにより分離した。分離した黄
色溶液留分を減圧濃縮し得られた固形物をn−ヘキサン
およびトルエンの混合溶媒より再結晶したところ、黄色
針状結晶7.8部(21.7%)が得られた。この結晶
の分子構造は元素分析、核磁気共鳴スペクトル分析およ
び赤外吸収スペクトル分析から下記1−N=(}リエト
キシシリル)メチル−2,4−ジニトロベンゼンである
ことが確認された。
[発明の効果] 本発明の有機珪素化合物は上記した通りの新規な化合物
であり、またその製造方法はこのような有機珪素化合物
を容易に製造することができるという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の有機珪素化合物の核磁気共鳴スペクトルを
図示したものであり、第1図は実施例1、第2図は実施
例2、第3図は実施例3、第4図は実施例4で得られた
有機珪素化合物の核磁気共鳴スペクトルを示したもので
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は水素原子もしくは炭素数1〜10の一
    価炭化水素基、R^2は同種もしくは異種の炭素数1〜
    10の一価炭化水素基、R^3は炭素数1〜10のアル
    コキシ基、Xは−CH=、−N=、▲数式、化学式、表
    等があります▼および▲数式、化学式、表等があります
    ▼から選択され る有機基、aは0〜3の整数である。)で表わされる有
    機珪素化合物。
  2. (2)(A)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は水素原子もしくは炭素数1〜10の一
    価炭化水素基、R^2は同種もしくは異種の炭素数1〜
    10の一価炭化水素基、R^3は炭素数1〜10のアル
    コキシ基、aは0〜3の整数である。)で表わされるト
    リオルガノシリルメチルアミンもしくはその誘導体と、 (B)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、Xは−CH
    =、 −N=、▲数式、化学式、表等があります▼および▲数
    式、化学式、表等があります▼から選択さ れる有機基、Yは弗素、塩素、臭素、よう素から選択さ
    れるハロゲン原子である。)で表わされるニトロ基置換
    芳香族ハロゲン化合物を、(C)ハロゲン化水素補捉剤
    の存在下に脱ハロゲン水素反応させることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の有機珪素化合物の製造方法
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