JP2003127695A - シフトレバー装置 - Google Patents

シフトレバー装置

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JP2003127695A
JP2003127695A JP2001327899A JP2001327899A JP2003127695A JP 2003127695 A JP2003127695 A JP 2003127695A JP 2001327899 A JP2001327899 A JP 2001327899A JP 2001327899 A JP2001327899 A JP 2001327899A JP 2003127695 A JP2003127695 A JP 2003127695A
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shift
arrow
vehicle
cable
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Keiji Kahara
啓次 加原
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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    • F16H61/22Locking of the control input devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトロック機構を機械式機構にして、コス
トを低減する。 【解決手段】 シフトレバー装置10では、シフトレバ
ー14を車両右方へ旋回させなければ「P」シフト位置
から変更できない。ブレーキが操作されないと、ケーブ
ル50が矢印C方向へ移動できないため、ケーブルリン
ク40が矢印B方向へ回転できずにストッパ部32が当
接部20の車両右方に配置された状態が維持され、スト
ッパ部32に当接部20が当接してシフトレバー14を
車両右方へ旋回できない。ブレーキ58が操作される
と、ケーブル50が矢印C方向へ移動できるため、シフ
トレバー14の車両右方への旋回に伴い被押圧板22に
押圧板48が追従し、ケーブルリンク40が矢印B方向
へ回転して回転板46一端がストッパリンク24を反矢
印A方向へ回転させることで、ストッパ部32に当接部
20が当接せずにシフトレバー14を車両右方へ旋回で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフトレバーが旋
回されることでシフト位置が変更されるシフトレバー装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】所謂ゲート式のシフトレバー装置は、車
両前後方向及び車両左右方向へ旋回可能なシフトレバー
を備えており、シフトレバーを「P」シフト位置から
「R」シフト位置へ変更する際には、例えばシフトレバ
ーを車両右方、車両後方及び車両左方へこの順で旋回さ
せる必要がある。
【0003】また、このシフトレバー装置は、シフトロ
ック機構を備えており、シフトロック機構によって、シ
フトレバーが「P」シフト位置に位置する際には、ブレ
ーキを押圧操作しないとシフトレバーを「P」シフト位
置から「R」シフト位置へ変更できない構成とされてい
る。
【0004】さらに、このシフトレバー装置は、キーイ
ンターロック機構を備えており、キーインターロック機
構によって、シフトレバーが「P」シフト位置に位置し
なければ、キーシリンダに挿入されたイグニッションキ
ーを「LOCK」位置へ回転操作できない(イグニッシ
ョンキーをキーシリンダから抜くことができない)構成
とされている。
【0005】しかしながら、このようなシフトレバー装
置では、シフトロック機構が電気式機構とされており、
シフトレバーに対応して設けられたソレノイドのプラン
ジャの突出(解放)及び非突出(吸引)をブレーキから
の電気信号に基づき切り替えることで、シフトレバーの
「P」シフト位置からの変更の阻止及び許可を切り替え
る構成とされている。このため、ブレーキからの電気信
号及びソレノイドが必要となって、高コストになるとい
う問題があった。
【0006】さらに、このようなシフトレバー装置にお
いて、キーインターロック機構が電気式機構とされてい
る場合には、キーシリンダに対応して設けられたソレノ
イドのプランジャの突出(解放)及び非突出(吸引)を
シフトレバー(イグニッションスイッチ)からの電気信
号に基づき切り替えることで、イグニッションキーの
「LOCK」位置への回転操作の阻止及び許可を切り替
える構成とされている。このため、シフトレバーからの
電気信号及びソレノイドが必要となって、一層高コスト
になるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、コストを低減できるシフトレバー装置を得ること
が目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のシフト
レバー装置は、所定方向及び所定方向の側方へ旋回可能
に設けられ、少なくとも所定方向の側方へ旋回されるこ
とでシフト位置が所定のシフト位置から変更されるシフ
トレバーと、前記シフトレバーと操作されることで車両
を制動するブレーキとの間を連絡して設けられ、かつ、
前記シフトレバーの所定方向の側方への旋回が阻止され
る第1位置と、前記シフトレバーの所定方向の側方への
旋回が許可される第2位置と、の間を移動可能とされ、
前記シフトレバーが所定のシフト位置に位置する際に
は、第1位置に配置されると共に、前記ブレーキが操作
されないと第2位置への移動が阻止される一方、前記ブ
レーキが操作されると第2位置への移動が許可されて前
記シフトレバーの所定方向の側方への旋回に伴い第1位
置から第2位置へ移動される連絡部材と、を備えてい
る。
【0009】請求項1に記載のシフトレバー装置では、
所定方向及び所定方向の側方へ旋回可能なシフトレバー
が、少なくとも所定方向の側方へ旋回されることでシフ
ト位置が所定のシフト位置から変更される。
【0010】ここで、このシフトレバー装置はシフトロ
ック機構を備えており、シフトレバーが所定のシフト位
置に位置する際にブレーキが操作されないと、第1位置
に配置された連絡部材の第2位置への移動が阻止され
る。このため、シフトレバーの所定方向の側方への旋回
が阻止されて、シフトレバーの所定のシフト位置からの
変更が阻止される。
【0011】一方、シフトレバーが所定のシフト位置に
位置する際にブレーキが操作されると、第1位置に配置
された連絡部材の第2位置への移動が許可されて、シフ
トレバーの所定方向の側方への旋回に伴い連絡部材が第
1位置から第2位置へ移動される。このため、シフトレ
バーの所定方向の側方への旋回が許可されて、シフトレ
バーの所定のシフト位置からの変更が許可される。
【0012】したがって、シフトロック機構を機械式機
構にすることができ、これにより、従来のブレーキから
の電気信号及びソレノイドが不要となって、コストを低
減できる。
【0013】請求項2に記載のシフトレバー装置は、請
求項1に記載のシフトレバー装置において、前記連絡部
材は、前記シフトレバーと所定の操作位置へ操作される
ことで離脱可能なイグニッションキーとの間を連絡し、
かつ、前記シフトレバーが所定のシフト位置に位置する
際には、前記連絡部材が第1位置に配置されることで前
記イグニッションキーの所定の操作位置への操作が許可
される一方、前記シフトレバーが所定のシフト位置以外
に位置する際には、前記連絡部材が第2位置に配置され
ることで前記イグニッションキーの所定の操作位置への
操作が阻止される、ことを特徴としている。
【0014】請求項2に記載のシフトレバー装置では、
キーインターロック機構を備えており、シフトレバーが
所定のシフト位置に位置する際には、連絡部材が第1位
置に配置されることで、イグニッションキーの所定の操
作位置への操作(イグニッションキーの離脱)が許可さ
れる。
【0015】一方、シフトレバーが所定のシフト位置以
外に位置する際には、連絡部材が第2位置に配置される
ことで、イグニッションキーの所定の操作位置への操作
(イグニッションキーの離脱)が阻止される。
【0016】このため、キーインターロック機構を機械
式機構にすることができ、これにより、従来のシフトレ
バーからの電気信号及びソレノイドが不要となって、コ
ストを一層低減できる。
【0017】さらに、連絡部材をシフトロック機構と供
用できるため、コストを更に一層低減できる。
【0018】請求項3に記載のシフトレバー装置は、請
求項1または請求項2に記載のシフトレバー装置におい
て、前記連絡部材に第1位置から第2位置側への移動力
を付与した、ことを特徴としている。
【0019】請求項3に記載のシフトレバー装置では、
連絡部材に第1位置から第2位置側への移動力を付与し
たため、シフトレバーが所定のシフト位置以外に位置す
る際には、この移動力により連絡部材を確実に第2位置
に配置させることができる。
【0020】このため、シフトレバーを所定のシフト位
置へ変更する際のシフトレバーの旋回が阻止されること
を防止できる。さらにこのため、このシフトレバー装置
がキーインターロック機構を備える場合には、イグニッ
ションキーの所定の操作位置への操作を確実に阻止する
ことができる。
【0021】請求項4に記載のシフトレバー装置は、請
求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のシフトレバー
装置において、前記連絡部材の前記シフトレバー側に接
続され、前記連絡部材が第1位置に配置される際には前
記シフトレバーの所定方向の側方への旋回を阻止する一
方、前記連絡部材が第2位置に配置される際には前記シ
フトレバーの所定方向の側方への旋回を許可するシフト
ロック部材を備えた、ことを特徴としている。
【0022】請求項4に記載のシフトレバー装置では、
連絡部材が第1位置に配置される際には連絡部材のシフ
トレバー側に接続されたシフトロック部材がシフトレバ
ーの所定方向の側方への旋回を阻止する一方、連絡部材
が第2位置に配置される際にはシフトロック部材がシフ
トレバーの所定方向の側方への旋回を許可する。このた
め、シフトレバーが所定のシフト位置に位置する際に
は、ブレーキが操作されない状態でシフトレバーの所定
のシフト位置からの変更を確実に阻止できる一方、ブレ
ーキが操作された状態でシフトレバーの所定のシフト位
置からの変更を確実に許可できる。
【0023】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1には、
本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置10
の主要部が車両左斜め前方から見た斜視図にて示されて
おり、図2には、シフトレバー装置10の主要部が車両
右斜め前方から見た斜視図にて示されている。
【0024】本実施の形態に係るシフトレバー装置10
は、所謂ゲート式のものであり、車内の床面12(図6
参照)に設置されている。
【0025】シフトレバー装置10は、シフトレバー1
4を備えており、シフトレバー14は、車両前後方向
(所定方向)及び車両左右方向へ旋回可能とされてい
る。
【0026】図6に示す如く、シフトレバー装置10
は、下面が開口した箱状のハウジング16を備えてお
り、ハウジング16の上面には案内孔18が形成されて
いる。案内孔18は所定の屈曲形状とされると共に、案
内孔18にはシフトレバー14が挿通されており、シフ
トレバー14は所定のシフト位置としての「P」シフト
位置に位置している。シフトレバー14は「P」シフト
位置から案内孔18に案内されて車両前後方向や車両左
右方向へ旋回されることで、他のシフト位置(本実施の
形態では、「R」シフト位置、「N」シフト位置、
「D」シフト位置、さらには、マニュアルモードの
「+」シフト位置及び「−」シフト位置)へ変更され
る。特に、シフトレバー14を「P」シフト位置から
「R」シフト位置へ変更する際には、シフトレバー14
を車両右方(所定方向の側方(セレクト方向))、車両
後方及び車両左方へこの順で旋回させる必要がある。
【0027】シフトレバー14の下部(ハウジング16
内の部位)には略長方体状の当接部20が一体に設けら
れており、当接部20はシフトレバー14の旋回と共に
移動する。当接部20には四角形状の被押圧板22が一
体に設けられており、被押圧板22は当接部20から車
両前方へ突出している。
【0028】シフトレバー14の車両前方には、シフト
ロック部材を構成するストッパリンク24が配設されて
おり、ストッパリンク24には円筒状の円筒部26が設
けられている。図4に示す如く、円筒部26内には、ハ
ウジング16の車両右側側壁及び車両左側側壁の間に架
け渡された円柱状の支持ピン28が挿通されており、こ
れにより、円筒部26が車両左右方向に平行に配置され
ると共に、ストッパリンク24が支持ピン28を中心に
回転自在とされている。
【0029】円筒部26の車両右側端部には、四角柱状
の係合部30が支持されており、係合部30は円筒部2
6と一体に回転可能とされている。さらに、円筒部26
の車両右側端部には、係合部30の車両後方において長
方体状のストッパ部32が支持棒34を介して支持され
ており、ストッパ部32は円筒部26と一体に回転可能
とされている。係合部30先端とストッパ部32との間
には、四角柱状の補強棒36が架け渡されており、補強
棒36によって円筒部26による係合部30及びストッ
パ部32の支持が補強されている。
【0030】ストッパリンク24は、図1及び図2の矢
印Aの方向へ付勢されており、この付勢力によって、ハ
ウジング16の車両右側側壁から車両左方へ延出された
延出板38にストッパ部32が当接している。これによ
り、ストッパ部32は、シフトレバー14の当接部20
の車両右側側方に配置されており、この状態のストッパ
部32に当接部20が当接することで、シフトレバー1
4の「P」シフト位置から車両右方への旋回を阻止可能
とされている。また、後述の如くストッパリンク24が
反矢印Aの方向へ回転された際には、ストッパ部32に
当接部20が当接せずに、シフトレバー14の「P」シ
フト位置から車両右方への旋回が許可される。
【0031】シフトレバー14の車両前方には、シフト
ロック部材を構成するケーブルリンク40が配設されて
おり、ケーブルリンク40には円筒状の支持筒42が設
けられている。図5に示す如く、支持筒42の両端部内
には、それぞれハウジング16の上壁及び車内の床面1
2に設けられた円柱状の支持突起44が挿入されてお
り、これにより、支持筒42が上下方向に平行に配置さ
れると共に、ケーブルリンク40が一対の支持突起44
を中心に回転自在とされている。
【0032】支持筒42には、長尺板状の回転板46が
支持されており、回転板46は、支持筒42を略中心と
して水平に配置されると共に、支持筒42と一体に回転
可能とされている。さらに、支持筒42の車両後側部位
には屈曲板状の押圧板48が一体に設けられており、押
圧板48は支持筒42から車両後方へ突出している。
【0033】ケーブルリンク40は、図1及び図2の矢
印Bの方向へ付勢されており、この付勢力によって、押
圧板48がシフトレバー14の被押圧板22に当接し
て、回転板46の一端(車両右側端)がストッパリンク
24の係合部30とストッパ部32との間に配置されて
いる。
【0034】回転板46の他端(車両左側端)には、連
絡部材としてのケーブル50の一端が回転自在に接続さ
れている。ケーブル50には、ケーブルリンク40に付
与された付勢力によって、図1及び図2の矢印Cの方向
(シフトレバー14側)への移動力が付与され、また、
ケーブル50は第1位置としての反矢印C側の位置(図
1及び図2に示す位置)に配置されている。ケーブル5
0はケーブルリンク40の矢印Bの方向への回転に伴い
反矢印C側の位置から第2位置としての矢印C側の位置
へ移動可能とされており、ケーブル50が矢印C側の位
置に配置される際には、回転板46の一端がストッパリ
ンク24の係合部30を押圧してストッパリンク24が
反矢印Aの方向へ回転される。また、ケーブル50は、
矢印C側の位置を越えて矢印Cの方向へ移動することが
できない構成とされている。
【0035】図3に示す如く、ケーブル50はシフトレ
バー14とイグニッションキー(図示省略)との間を連
絡しており、ケーブル50の他端は、イグニッションキ
ーが挿入されるキーシリンダ52の近傍に配置されてい
る。ケーブル50の他端にはキーロック部材54が固定
されており、キーロック部材54はケーブル50の矢印
Cの方向(シフトレバー14側)への移動と共にキーシ
リンダ52に接近する方向へ移動する。
【0036】キーシリンダ52はイグニッションキーの
回転操作と共に回転され、また、イグニッションキーが
「LOCK」位置(所定の操作位置)へ回転操作される
と、キーシリンダ52からイグニッションキーを抜く
(離脱させる)ことができる。キーシリンダ52には係
止突起56が設けられており、係止突起56はキーシリ
ンダ52の回転と一体に回転される。ここで、上述の如
くケーブル50は反矢印C側の位置に配置されており、
これにより、係止突起56がキーロック部材54に当接
せずに、イグニッションキーの「LOCK」位置への回
転操作が許可される。一方、ケーブル50が矢印C側の
位置に配置された際には、係止突起56がキーロック部
材54に当接して、イグニッションキーの「LOCK」
位置への回転操作が阻止される。
【0037】ケーブル50はシフトレバー14とブレー
キ58との間をも連絡しており、ケーブル50は、ブレ
ーキ58の反矢印C側に設けられたケース60内に挿通
されている。ケース60内のケーブル50には移動部材
62が固定されており、移動部材62はケーブル50の
移動と一体に移動する。移動部材62には支持部材64
の上端が支持されており、支持部材64は移動部材62
に対し上下に移動自在とされている。支持部材64の下
端には滑車66が支持されており、滑車66は回転自在
とされている。
【0038】ケース60内には案内面68が設けられて
おり、案内面68は、一対の水平面70と、一対の水平
面70の間に設けられかつ矢印Cの方向へ向けて上方へ
傾斜する傾斜面72と、を有すると共に、案内面68上
には支持部材64の滑車66が配置されている。ここ
で、上述の如くケーブル50は反矢印C側の位置に配置
されており、これにより、支持部材64の滑車66が下
側の水平面70上に配置されている。一方、ケーブル5
0が矢印C側の位置に配置される際には、支持部材64
が移動部材62に対し上方へ移動されると共に、支持部
材64の滑車66が傾斜面72上を上方へ移動して傾斜
面72の上部(または上側の水平面70)上に配置され
る。
【0039】ケース60内には、傾斜面72の矢印C側
において阻止部材74が設けられている。阻止部材74
には棒状の延伸部76が一体に設けられており、延伸部
76はブレーキ58(矢印C側)へ向けてケース60外
に延伸すると共に、阻止部材74はブレーキ58へ向け
て付勢されている。ブレーキ58の上下方向略中間部分
は車両に回転自在に支持されており、ブレーキ58の上
部には延伸部76が付勢力により当接している。ブレー
キ58の下部は操作部78とされており、操作部78を
押圧操作することで車両が制動される。
【0040】ここで、操作部78が押圧操作されない際
には、阻止部材74が傾斜面72から突出することで、
支持部材64の滑車66が阻止部材74に当接して、滑
車66の傾斜面72上方への移動が阻止される。これに
より、反矢印C側の位置に配置されたケーブル50の矢
印C側の位置への移動が阻止される。一方、ブレーキ5
8の操作部78が押圧操作された際には、ブレーキ58
上部の回動に延伸部76が付勢力により追従すること
で、阻止部材74がブレーキ58側へ移動して傾斜面7
2から突出せず、支持部材64の滑車66の傾斜面72
上方への移動が許可される。これにより、反矢印C側の
位置に配置されたケーブル50の矢印C側の位置への移
動が許可される構成である。
【0041】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0042】以上の構成のシフトレバー装置10では、
車両前後方向及び車両左右方向へ旋回可能なシフトレバ
ー14が、車両右方(セレクト方向)、車両後方及び車
両左方へこの順で旋回されることで、シフト位置が
「P」シフト位置から「R」シフト位置へ変更される。
【0043】ここで、このシフトレバー装置10はシフ
トロック機構を備えており、シフトレバー14が「P」
シフト位置に位置する際にブレーキ58の操作部78が
押圧操作されないと、阻止部材74が傾斜面72から突
出することで、支持部材64の滑車66が阻止部材74
に当接して、滑車66の傾斜面72上方への移動が阻止
され、反矢印C側の位置に配置されたケーブル50の矢
印C側の位置への移動が阻止される。このため、ケーブ
ルリンク40の付勢力による矢印Bの方向への回転が阻
止されて、ケーブルリンク40の回転板46一端(車両
右側端)がストッパリンク24の係合部30とストッパ
部32との間に配置された状態及びストッパリンク24
のストッパ部32がシフトレバー14の当接部20の車
両右側側方に配置された状態が維持される。これによ
り、ストッパ部32に当接部20が当接することで、シ
フトレバー14の車両右方への旋回が阻止されて、シフ
トレバー14の「P」シフト位置から「R」シフト位置
への変更が阻止される。
【0044】一方、シフトレバー14が「P」シフト位
置に位置する際にブレーキ58の操作部78が押圧操作
されると、阻止部材74がブレーキ58上部の回動に伴
い付勢力によってブレーキ58側へ移動して傾斜面72
から突出せず、支持部材64の滑車66の傾斜面72上
方への移動が許可されて、反矢印C側の位置に配置され
たケーブル50の矢印C側の位置への移動が許可され
る。このため、ケーブルリンク40の付勢力による回転
が許可され、シフトレバー14の「P」シフト位置から
車両右方への旋回に伴うシフトレバー14の被押圧板2
2の車両右方への移動にケーブルリンク40の押圧板4
8が追従して、ケーブルリンク40が矢印Bの方向へ回
転する(同時にケーブル50が反矢印C側の位置から矢
印C側の位置へ移動される)。これにより、ケーブルリ
ンク40の回転板46一端がストッパリンク24の係合
部30を押圧してストッパリンク24が反矢印Aの方向
へ回転されることで、ストッパリンク24のストッパ部
32にシフトレバー14の当接部20が当接せずにシフ
トレバー14の車両右方への旋回が許可され、シフトレ
バー14の「P」シフト位置から「R」シフト位置への
変更が許可される。
【0045】このため、シフトロック機構を機械式機構
にすることができ、これにより、従来のブレーキからの
電気信号及びソレノイドが不要となって、コストを低減
できる。
【0046】さらに、ケーブル50が反矢印C側の位置
に配置される際には、ケーブル50のシフトレバー14
側に設けられたストッパリンク24のストッパ部32が
シフトレバー14の車両右方への旋回を阻止する一方、
ケーブル50が矢印C側の位置に配置される際にはスト
ッパリンク24のストッパ部32がシフトレバー14の
車両右方への旋回を許可する。このため、シフトレバー
14が「P」シフト位置に位置する際には、ブレーキ5
8の操作部78が押圧操作されない状態でシフトレバー
14の「P」シフト位置からの変更を確実に阻止できる
一方、ブレーキ58の操作部78が押圧操作された状態
でシフトレバー14の「P」シフト位置からの変更を確
実に許可できる。
【0047】さらにここで、このシフトレバー装置10
では、キーインターロック機構を備えており、シフトレ
バー14が「P」シフト位置に位置する際には、シフト
レバー14の被押圧板22がケーブルリンク40の押圧
板48に当接して、ケーブル50が反矢印C側の位置に
配置される。このため、キーシリンダ52の係止突起5
6がケーブル50他端のキーロック部材54に当接せず
に、イグニッションキーの「LOCK」位置への回転操
作が許可される。これにより、イグニッションキーをキ
ーシリンダ52から抜くことができる。
【0048】一方、シフトレバー14が「P」シフト位
置以外に位置する際には、シフトレバー14の被押圧板
22がケーブルリンク40の押圧板48に当接せず、ケ
ーブルリンク40に付与された矢印Bの方向への付勢力
によるケーブル50の矢印Cの方向への移動力によっ
て、ケーブル50が矢印C側の位置に配置される。この
ため、キーシリンダ52の係止突起56がケーブル50
他端のキーロック部材54に当接して、イグニッション
キーの「LOCK」位置への回転操作が阻止される。こ
れにより、イグニッションキーをキーシリンダ52から
抜くことができない。
【0049】このため、キーインターロック機構を機械
式機構にすることができ、これにより、従来のシフトレ
バーからの電気信号及びソレノイドが不要となって、コ
ストを一層低減できる。
【0050】さらに、ケーブル50をシフトロック機構
と供用できるため、コストを更に一層低減できる。
【0051】さらにまた、ケーブルリンク40に矢印B
の方向への付勢力を付与することによってケーブル50
に矢印Cの方向への移動力を付与したため、シフトレバ
ー14が「P」シフト位置以外に位置する際には、この
移動力によりケーブル50を確実に矢印C側の位置に配
置させることができる。
【0052】このため、シフトレバー14が「P」シフ
ト位置以外に位置する際には、確実にストッパリンク2
4が反矢印Aの方向へ回転されて、シフトレバー14の
当接部20がストッパリンク24のストッパ部32に当
接することがなく、これにより、シフトレバー14を
「R」シフト位置から「P」シフト位置へ変更する際の
シフトレバー14の旋回が阻止されることを防止でき
る。
【0053】さらにこのため、シフトレバー14が
「P」シフト位置以外に位置する際には、確実にケーブ
ル50他端のキーロック部材54にキーシリンダ52の
係止突起56が当接し、これにより、イグニッションキ
ーの「LOCK」位置への回転操作を確実に阻止するこ
とができる。
【0054】また、シフトレバー14を「R」シフト位
置から「P」シフト位置へ変更するためにシフトレバー
14を車両左方へ旋回する際には、シフトレバー14の
車両左方への旋回に伴いシフトレバー14の被押圧板2
2がケーブルリンク40の押圧板48を車両左方へ押圧
して、ケーブルリンク40が付勢力に抗して反矢印Bの
方向へ回転される(同時にケーブル50が矢印C側の位
置から反矢印C側の位置へ移動される)。これにより、
ケーブルリンク40の回転板46一端が車両後方へ移動
されて、ストッパリンク24が付勢力により矢印Aの方
向へ回転されることで、ストッパリンク24のストッパ
部32が延出板38に当接して、ストッパ部32がシフ
トレバー14の当接部20の車両右側側方に配置され
る。
【0055】なお、本実施の形態では、図5に示す如く
ケーブルリンク40の支持筒42を一対の支持突起44
によって支持した構成としたが、ケーブルリンク40の
支持筒42を支持する構成を図7に示す構成としてもよ
い。すなわち、図7に示す構成では、ハウジング16の
上壁と車内の床面12との間には円柱状の支持ピン80
が架け渡されており、支持ピン80が支持筒42内に挿
通されると共に、支持ピン80に固定されたワッシャ8
2に支持筒42の下端が支持されることで、支持筒42
が上下方向に平行に配置されると共に、ケーブルリンク
40が支持ピン80を中心に回転自在とされている。
【0056】[第2の実施の形態]図8には、本発明の
第2の実施の形態に係るシフトレバー装置100の主要
部が車両左斜め前方から見た斜視図にて示されている。
【0057】本実施の形態に係るシフトレバー装置10
0は、上記第1の実施の形態に係るシフトレバー装置1
0とほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
【0058】シフトレバー14下部の当接部20には、
第1の実施の形態の被押圧板22に代えて、円柱状の被
押圧棒102が一体に設けられており、被押圧棒102
は、下記円筒部106の上方において、当接部20から
車両前方へ突出している。
【0059】シフトレバー14の車両前方には、第1の
実施の形態のストッパリンク24及びケーブルリンク4
0に代えて、シフトロック部材104が配設されてお
り、シフトロック部材104には円筒状の円筒部106
が設けられている。円筒部106は、図4に示すストッ
パリンク24の円筒部26の支持構造と同様の構造でハ
ウジング16に支持されており、これにより、円筒部1
06が車両左右方向に平行に配置されると共に、シフト
ロック部材104が支持ピン28を中心に回転自在とさ
れている。また、シフトロック部材104は、図8の矢
印Dの方向へ付勢されている。
【0060】円筒部106の上部には、車両左右方向に
沿って三角形状のカム板108が一体に設けられてお
り、カム板108の上面は車両右方へ向けて下方へ傾斜
された傾斜面とされている。カム板108上面の車両左
側端部は、シフトロック部材104に付与された付勢力
により、「P」シフト位置に位置するシフトレバー14
の被押圧棒102に当接している。
【0061】また、カム板108は、円筒部106の中
心軸に対し車両後側へ変位した位置に配置されており、
シフトレバー14の被押圧棒102が車両左方へ移動し
てカム板108の上面を押圧すると、シフトロック部材
104が付勢力に抗して反矢印Dの方向へ回転可能とさ
れている。さらに、カム板108の上面は、車両右方に
向かうに従い傾斜角が徐々に大きくなるように、車両後
方へ向けて下方へ傾斜されており、シフトレバー14の
被押圧棒102の車両左右方向における位置に拘らず、
被押圧棒102がカム板108の上面に平行に当接可能
とされている。これにより、被押圧棒102が車両左方
へ移動する際に被押圧棒102がカム板108の上面を
垂直に押圧可能とされている。
【0062】円筒部106の車両右側端部には、四角形
状の支持板110の下部が固定されており、支持板11
0は円筒部106と一体に回転可能とされている。支持
板110の上部には、長方体状のストッパ部112が支
持されており、ストッパ部112は円筒部106と一体
に回転可能とされている。ストッパ部112は、シフト
レバー14の当接部20の車両右側側方に配置されてお
り、この状態のストッパ部112に当接部20が当接す
ることで、シフトレバー14の「P」シフト位置から車
両右方への旋回を阻止可能とされている。また、後述の
如くシフトロック部材104が矢印Dの方向へ回転され
た際には、ストッパ部112に当接部20が当接せず
に、シフトレバー14の「P」シフト位置から車両右方
への旋回が許可される。
【0063】円筒部106の車両左側端部には、長尺板
状の接続板114の上部が固定されており、接続板11
4は円筒部106と一体に回転可能とされている。接続
板114の下部には、ケーブル50の一端が回転自在に
接続されており、ケーブル50には、シフトロック部材
104へ付与された付勢力によって、図8の矢印Cの方
向(シフトレバー14側)への移動力が付与され、ま
た、ケーブル50は反矢印C側の位置(図8に示す位
置)に配置されている。ケーブル50は、シフトロック
部材104の矢印Dの方向への回転に伴い反矢印C側の
位置から矢印C側の位置へ移動可能とされている。
【0064】ここで、第1の実施の形態と同様にブレー
キ58の操作部78が押圧操作されて反矢印C側の位置
に配置されたケーブル50の矢印C側の位置への移動が
許可されると、シフトロック部材104の回転が許可さ
れる。この状態でシフトレバー14が「P」シフト位置
から車両右方へ旋回される際には、シフトロック部材1
04に付与された付勢力により、シフトレバー14の被
押圧棒102がシフトロック部材104のカム板108
上面に当接しつつ車両右方へ向けて移動し、これによ
り、シフトロック部材104が矢印Dの方向へ回転され
る構成である。
【0065】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0066】以上の構成のシフトレバー装置100は、
シフトロック機構を備えており、シフトレバー14が
「P」シフト位置に位置する際にブレーキ58の操作部
78が押圧操作されないと、第1の実施の形態と同様に
反矢印C側の位置に配置されたケーブル50の矢印C側
の位置への移動が阻止される。このため、シフトロック
部材104の付勢力による矢印Dの方向への回転が阻止
されて、シフトロック部材104のストッパ部112が
シフトレバー14の当接部20の車両右側側方に配置さ
れた状態が維持される。これにより、ストッパ部112
に当接部20が当接することで、シフトレバー14の車
両右方への旋回が阻止されて、シフトレバー14の
「P」シフト位置から「R」シフト位置への変更が阻止
される。
【0067】一方、シフトレバー14が「P」シフト位
置に位置する際にブレーキ58の操作部78が押圧操作
されると、第1の実施の形態と同様に反矢印C側の位置
に配置されたケーブル50の矢印C側の位置への移動が
許可される。このため、シフトロック部材104の付勢
力による回転が許可され、シフトレバー14の「P」シ
フト位置から車両右方への旋回に伴い、シフトロック部
材104に付与された付勢力により、シフトレバー14
の被押圧棒102がシフトロック部材104のカム板1
08上面に当接しつつ車両右方へ向けて移動し、シフト
ロック部材104が矢印Dの方向へ回転する(同時にケ
ーブル50が反矢印C側の位置から矢印C側の位置へ移
動される)。これにより、シフトロック部材104のス
トッパ部112にシフトレバー14の当接部20が当接
せずにシフトレバー14の車両右方への旋回が許可さ
れ、シフトレバー14の「P」シフト位置から「R」シ
フト位置への変更が許可される。
【0068】さらに、このシフトレバー装置100で
は、キーインターロック機構を備えており、シフトレバ
ー14が「P」シフト位置に位置する際には、シフトレ
バー14の被押圧棒102がシフトロック部材104の
カム板108上面の車両左側端部に当接して、ケーブル
50が反矢印C側の位置に配置される。このため、第1
の実施の形態と同様にイグニッションキーをキーシリン
ダ52から抜くことができる。
【0069】一方、シフトレバー14が「P」シフト位
置以外に位置する際には、シフトレバー14の被押圧棒
102がシフトロック部材104のカム板108上面に
当接せず、シフトロック部材104に付与された矢印D
の方向への付勢力によるケーブル50の矢印Cの方向へ
の移動力によって、ケーブル50が矢印C側の位置に配
置される。このため、第1の実施の形態と同様にイグニ
ッションキーをキーシリンダ52から抜くことができな
い。
【0070】さらにまた、シフトロック部材104に矢
印Dの方向への付勢力を付与することによってケーブル
50に矢印Cの方向への移動力を付与したため、シフト
レバー14が「P」シフト位置以外に位置する際には、
この移動力によりケーブル50を確実に矢印C側の位置
に配置させることができる。
【0071】また、シフトレバー14を「R」シフト位
置から「P」シフト位置へ変更するためにシフトレバー
14を車両左方へ旋回する際には、シフトレバー14の
車両左方への旋回に伴いシフトレバー14の被押圧棒1
02が車両左方へ向けて移動することで、シフトロック
部材104のカム板108上面を押圧して、シフトロッ
ク部材104が付勢力に抗して反矢印Dの方向へ回転さ
れる(同時にケーブル50が矢印C側の位置から反矢印
C側の位置へ移動される)。これにより、シフトロック
部材104のストッパ部112がシフトレバー14の当
接部20の車両右側側方に配置される。
【0072】以上により、本実施の形態に係るシフトレ
バー装置100でも、上記第1の実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
【0073】(変形例)図9には、本発明の第2の実施
の形態の変形例に係るシフトレバー装置150の主要部
が車両左斜め前方から見た斜視図にて示されている。
【0074】本変形例に係るシフトレバー装置150で
は、シフトレバー14の被押圧棒102が、シフトロッ
ク部材104の円筒部106の下方において、当接部2
0から車両前方へ突出している。
【0075】シフトロック部材104は、図9の矢印E
の方向へ付勢されている。このため、ケーブル50に
は、シフトロック部材104へ付与された付勢力によっ
て、図9の矢印Fの方向(反シフトレバー14側)への
移動力が付与され、また、ケーブル50は第1位置とし
ての反矢印F側の位置(図9に示す位置)に配置されて
いる。ケーブル50は、シフトロック部材104の矢印
Fの方向への回転に伴い反矢印F側の位置から第2位置
としての矢印F側の位置へ移動可能とされている。さら
に、ケーブル50は、矢印F側の位置を越えて矢印Fの
方向へ移動することができない構成とされている。
【0076】シフトロック部材104においては、カム
板108が円筒部106の下部に一体に設けられてお
り、カム板108の下面は車両右方へ向けて上方へ傾斜
された傾斜面とされている。カム板108下面の車両左
側端部は、シフトロック部材104に付与された付勢力
により、「P」シフト位置に位置するシフトレバー14
の被押圧棒102に当接している。また、後述の如くシ
フトロック部材104が矢印Eの方向へ回転された際に
は、ストッパ部112に当接部20が当接せずに、シフ
トレバー14の「P」シフト位置から車両右方への旋回
が許可される。
【0077】また、カム板108は、円筒部106の中
心軸に対し車両後側へ変位した位置に配置されており、
シフトレバー14の被押圧棒102が車両左方へ移動し
てカム板108の下面を押圧すると、シフトロック部材
104が付勢力に抗して反矢印Eの方向へ回転可能とさ
れている。さらに、カム板108の下面は、車両右方に
向かうに従い傾斜角が徐々に大きくなるように、車両後
方へ向けて上方へ傾斜されており、シフトレバー14の
被押圧棒102の車両左右方向における位置に拘らず、
被押圧棒102がカム板108の下面に平行に当接可能
とされている。これにより、被押圧棒102が車両左方
へ移動する際に被押圧棒102がカム板108の下面を
垂直に押圧可能とされている。
【0078】図10に示す如く、ケーブル50他端のキ
ーロック部材54は、ケーブル50の矢印Fの方向(反
シフトレバー14側)への移動と共にキーシリンダ52
に接近する方向へ移動する。ここで、上述の如くケーブ
ル50は反矢印F側の位置に配置されており、これによ
り、キーシリンダ52の係止突起56がキーロック部材
54に当接せずに、イグニッションキーの「LOCK」
位置への回転操作が許可される。一方、ケーブル50が
矢印F側の位置に配置された際には、係止突起56がキ
ーロック部材54に当接して、イグニッションキーの
「LOCK」位置への回転操作が阻止される。
【0079】ケース60は、ブレーキ58の反矢印F側
に設けられている。ケース60内の案内面68における
傾斜面72は、矢印Fの方向へ向けて上方へ傾斜されて
いる。ここで、上述の如くケーブル50は反矢印F側の
位置に配置されており、これにより、支持部材64の滑
車66が下側の水平面70上に配置されている。一方、
ケーブル50が矢印F側の位置に配置される際には、支
持部材64が移動部材62に対し上方へ移動されると共
に、支持部材64の滑車66が傾斜面72上を上方へ移
動して傾斜面72の上部(または上側の水平面70)上
に配置される。
【0080】ケース60内の阻止部材74は傾斜面72
の矢印F側に設けられており、阻止部材74の延伸部7
6はブレーキ58(矢印F側)へ向けてケース60外に
延伸する。阻止部材74はブレーキ58へ向けて付勢さ
れており、この付勢力によりブレーキ58の上部に延伸
部76が当接している。
【0081】ここで、ブレーキ58の操作部78が押圧
操作されない際には、阻止部材74が傾斜面72から突
出することで、支持部材64の滑車66が阻止部材74
に当接して、滑車66の傾斜面72上方への移動が阻止
される。これにより、反矢印F側の位置に配置されたケ
ーブル50の矢印F側の位置への移動が阻止される。
【0082】一方、ブレーキ58の操作部78が押圧操
作された際には、ブレーキ58上部の回動に延伸部76
が付勢力により追従することで、阻止部材74がブレー
キ58側へ移動して傾斜面72から突出せず、支持部材
64の滑車66の傾斜面72上方への移動が許可され
る。これにより、反矢印F側の位置に配置されたケーブ
ル50の矢印F側の位置への移動が許可されて、シフト
ロック部材104の回転が許可される。この状態でシフ
トレバー14が「P」シフト位置から車両右方へ旋回さ
れる際には、シフトロック部材104に付与された付勢
力により、シフトレバー14の被押圧棒102がシフト
ロック部材104のカム板108下面に当接しつつ車両
右方へ向けて移動し、これにより、シフトロック部材1
04が矢印Eの方向へ回転される構成である。
【0083】次に、本変形例の作用を説明する。
【0084】以上の構成のシフトレバー装置150は、
シフトロック機構を備えており、シフトレバー14が
「P」シフト位置に位置する際にブレーキ58の操作部
78が押圧操作されないと、阻止部材74が傾斜面72
から突出することで、支持部材64の滑車66が阻止部
材74に当接して、滑車66の傾斜面72上方への移動
が阻止され、反矢印F側の位置に配置されたケーブル5
0の矢印F側の位置への移動が阻止される。このため、
シフトロック部材104の付勢力による矢印Eの方向へ
の回転が阻止されて、シフトロック部材104のストッ
パ部112がシフトレバー14の当接部20の車両右側
側方に配置された状態が維持される。これにより、スト
ッパ部112に当接部20が当接することで、シフトレ
バー14の車両右方への旋回が阻止されて、シフトレバ
ー14の「P」シフト位置から「R」シフト位置への変
更が阻止される。
【0085】一方、シフトレバー14が「P」シフト位
置に位置する際にブレーキ58の操作部78が押圧操作
されると、阻止部材74がブレーキ58上部の回動に伴
い付勢力によってブレーキ58側へ移動して傾斜面72
から突出せず、支持部材64の滑車66の傾斜面72上
方への移動が許可されて、反矢印F側の位置に配置され
たケーブル50の矢印F側の位置への移動が許可され
る。このため、シフトロック部材104の付勢力による
回転が許可され、シフトレバー14の「P」シフト位置
から車両右方への旋回に伴い、シフトロック部材104
に付与された付勢力により、シフトレバー14の被押圧
棒102がシフトロック部材104のカム板108下面
に当接しつつ車両右方へ向けて移動し、シフトロック部
材104が矢印Eの方向へ回転する(同時にケーブル5
0が反矢印F側の位置から矢印F側の位置へ移動され
る)。これにより、シフトロック部材104のストッパ
部112にシフトレバー14の当接部20が当接せずに
シフトレバー14の車両右方への旋回が許可され、シフ
トレバー14の「P」シフト位置から「R」シフト位置
への変更が許可される。
【0086】さらに、このシフトレバー装置150で
は、キーインターロック機構を備えており、シフトレバ
ー14が「P」シフト位置に位置する際には、シフトレ
バー14の被押圧棒102がシフトロック部材104の
カム板108下面の車両左側端部に当接して、ケーブル
50が反矢印F側の位置に配置される。このため、キー
シリンダ52の係止突起56がケーブル50他端のキー
ロック部材54に当接せずに、イグニッションキーの
「LOCK」位置への回転操作が許可される。これによ
り、イグニッションキーをキーシリンダ52から抜くこ
とができる。
【0087】一方、シフトレバー14が「P」シフト位
置以外に位置する際には、シフトレバー14の被押圧棒
102がシフトロック部材104のカム板108下面に
当接せず、シフトロック部材104に付与された矢印E
の方向への付勢力によるケーブル50の矢印Fの方向へ
の移動力によって、ケーブル50が矢印F側の位置に配
置される。このため、キーシリンダ52の係止突起56
がケーブル50他端のキーロック部材54に当接して、
イグニッションキーの「LOCK」位置への回転操作が
阻止される。これにより、イグニッションキーをキーシ
リンダ52から抜くことができない。
【0088】さらにまた、シフトロック部材104に矢
印Eの方向への付勢力を付与することによってケーブル
50に矢印Fの方向への移動力を付与したため、シフト
レバー14が「P」シフト位置以外に位置する際には、
この移動力によりケーブル50を確実に矢印F側の位置
に配置させることができる。
【0089】また、シフトレバー14を「R」シフト位
置から「P」シフト位置へ変更するためにシフトレバー
14を車両左方へ旋回する際には、シフトレバー14の
車両左方への旋回に伴いシフトレバー14の被押圧棒1
02が車両左方へ向けて移動することで、シフトロック
部材104のカム板108下面を押圧して、シフトロッ
ク部材104が付勢力に抗して反矢印Eの方向へ回転さ
れる(同時にケーブル50が矢印F側の位置から反矢印
F側の位置へ移動される)。これにより、シフトロック
部材104のストッパ部112がシフトレバー14の当
接部20の車両右側側方に配置される。
【0090】以上により、本変形例に係るシフトレバー
装置150でも、上記第1の実施の形態と同様の効果を
得ることができる。
【0091】なお、上記第1の実施の形態及び第2の実
施の形態(変形例を含む)では、シフトレバー装置1
0、100、150がシフトロック機構及びキーインタ
ーロック機構を備えた構成としたが、シフトレバー装置
がシフトロック機構及びキーインターロック機構の一方
のみを備えた構成(シフトロック機構またはキーインタ
ーロック機構の機能を使用しない構成)としてもよい。
【0092】さらに、上記第1の実施の形態及び第2の
実施の形態(変形例を含む)では、シフトレバー14と
イグニッションキーとの間を連絡するケーブル50と、
シフトレバー14とブレーキ58との間を連絡するケー
ブル50と、を供用した構成としたが、シフトレバーと
イグニッションキーとの間を連絡するケーブルと、シフ
トレバーとブレーキとの間を連絡するケーブルと、を別
々にした構成としてもよい。
【0093】[第3の実施の形態]図11には、本発明
の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置200の主
要部が概略図にて示されている。
【0094】本実施の形態に係るシフトレバー装置20
0は、上記第1の実施の形態に係るシフトレバー装置1
0とほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
【0095】シフトレバー14下部の当接部20には、
傾斜面202が形成されており、傾斜面202は車両右
方かつ車両後方へ向けて傾斜されている。
【0096】第1の実施の形態のストッパリンク24及
びケーブルリンク40は設けられておらず、「P」シフ
ト位置に位置するシフトレバー14の車両右側側方にお
いて、シフトロック部材204が配設されている。シフ
トロック部材204にはケーブル50の一端が接続され
ており、シフトロック部材204及びケーブル50には
図11の矢印Gの方向(シフトレバー14側)への付勢
力(移動力)が付与されて、シフトロック部材204及
びケーブル50が第1位置としての矢印G側の位置(傾
斜面202の車両右側側方にシフトロック部材204が
配置される位置)に配置されている。また、後述の如く
シフトレバー14が「P」シフト位置から車両右方へ旋
回された際には、シフトロック部材204及びケーブル
50が第2位置としての反矢印G側の位置(当接部20
の車両前側にシフトロック部材204が接触する位置)
に配置可能とされている。さらに、シフトロック部材2
04及びケーブル50は、矢印G側の位置を越えて矢印
Gの方向へ移動することができない構成とされている。
【0097】ケーブル50は、シフトレバー14とブレ
ーキ58との間のみを連絡しており、シフトレバー14
とイグニッションキーとの間は連絡していない。
【0098】ケース60は、ブレーキ58の矢印G側に
設けられている。ケース60内の案内面68における傾
斜面72は、反矢印Gの方向へ向けて上方へ傾斜されて
いる。ここで、上述の如くケーブル50は矢印G側の位
置に配置されており、これにより、支持部材64の滑車
66が下側の水平面70上に配置されている。一方、ケ
ーブル50が反矢印G側の位置に配置される際には、支
持部材64が移動部材62に対し上方へ移動されると共
に、支持部材64の滑車66が傾斜面72上を上方へ移
動して傾斜面72の上部(または上側の水平面70)上
に配置される。
【0099】ケース60内の阻止部材74は傾斜面72
の反矢印G側に設けられており、阻止部材74の延伸部
76はブレーキ58(反矢印G側)へ向けてケース60
外に延伸する。阻止部材74はブレーキ58へ向けて付
勢されており、この付勢力によりブレーキ58の上部に
延伸部76が当接している。
【0100】ここで、ブレーキ58の操作部78が押圧
操作されない際には、阻止部材74が傾斜面72から突
出することで、支持部材64の滑車66が阻止部材74
に当接して、滑車66の傾斜面72上方への移動が阻止
される。これにより、矢印G側の位置に配置されたケー
ブル50及びシフトロック部材204の反矢印G側の位
置への移動が阻止される。この状態でシフトレバー14
が「P」シフト位置から車両右方へ旋回される際には、
シフトレバー14の当接部20(傾斜面202)がシフ
トロック部材204に当接することで、シフトレバー1
4の車両右方への旋回が阻止される。
【0101】一方、ブレーキ58の操作部78が押圧操
作された際には、ブレーキ58上部の回動に延伸部76
が付勢力により追従することで、阻止部材74がブレー
キ58側へ移動して傾斜面72から突出せず、支持部材
64の滑車66の傾斜面72上方への移動が許可され
る。これにより、矢印G側の位置に配置されたケーブル
50及びシフトロック部材204の反矢印G側の位置へ
の移動が許可される。この状態でシフトレバー14が
「P」シフト位置から車両右方へ旋回される際には、シ
フトレバー14の傾斜面202にシフトロック部材20
4が押圧されてシフトロック部材204及びケーブル5
0が反矢印G側の位置へ移動されることで、シフトレバ
ー14の車両右方への旋回が許可される構成である。
【0102】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0103】以上の構成のシフトレバー装置200は、
シフトロック機構を備えており、シフトレバー14が
「P」シフト位置に位置する際にブレーキ58の操作部
78が押圧操作されないと、阻止部材74が傾斜面72
から突出することで、支持部材64の滑車66が阻止部
材74に当接して、滑車66の傾斜面72上方への移動
が阻止される。このため、矢印G側の位置に配置された
ケーブル50の反矢印G側の位置への移動が阻止され
て、シフトロック部材204が矢印G側の位置に配置さ
れた状態が維持される。これにより、シフトロック部材
204にシフトレバー14の当接部20(傾斜面20
2)が当接することで、シフトレバー14の車両右方へ
の旋回が阻止されて、シフトレバー14の「P」シフト
位置から「R」シフト位置への変更が阻止される。
【0104】一方、シフトレバー14が「P」シフト位
置に位置する際にブレーキ58の操作部78が押圧操作
されると、阻止部材74がブレーキ58上部の回動に伴
い付勢力によってブレーキ58側へ移動して傾斜面72
から突出せず、支持部材64の滑車66の傾斜面72上
方への移動が許可されて、矢印G側の位置に配置された
シフトロック部材204及びケーブル50の反矢印G側
の位置への移動が許可される。このため、シフトレバー
14の「P」シフト位置から車両右方への旋回に伴いシ
フトレバー14の傾斜面202がシフトロック部材20
4を押圧することで、シフトロック部材204及びケー
ブル50が反矢印G側の位置へ移動される。これによ
り、シフトレバー14の車両右方への旋回が許可され、
シフトレバー14の「P」シフト位置から「R」シフト
位置への変更が許可される。
【0105】以上により、本実施の形態に係るシフトレ
バー装置200でも、上記第1の実施の形態のシフトロ
ック機構により得られる効果と同様の効果を得ることが
できる。
【0106】また、シフトレバー14を「R」シフト位
置から「P」シフト位置へ変更する際には、ブレーキ5
8の操作部78を押圧操作すれば、支持部材64の滑車
66の傾斜面72上方への移動が許可されて、シフトロ
ック部材204及びケーブル50の反矢印G側の位置へ
の移動が許可される。これにより、シフトレバー14を
「R」シフト位置から「P」シフト位置へ変更する際の
シフトレバー14の車両前方及び車両左方への旋回が、
シフトロック部材204に阻止されることを防止でき
る。
【0107】なお、本実施の形態では、シフトレバー1
4の当接部20に傾斜面202を形成した構成とした
が、これに代えて、または、これと共に、シフトロック
部材204に、傾斜面202と同様の方向に傾斜しかつ
当接部20に当接可能な傾斜面を形成した構成としても
よい。
【0108】さらに、上記第1の実施の形態、第2の実
施の形態(変形例を含む)及び第3の実施の形態では、
シフトレバー装置10、100、150、200を車内
の床面12に設置した構成としたが、シフトレバー装置
を車内のインストルメントパネルに設置した構成として
もよい。
【0109】また、上記第1の実施の形態、第2の実施
の形態(変形例を含む)及び第3の実施の形態におい
て、各付勢力の方向を適宜変更し、それに合わせた構造
に変更してもよい。
【0110】
【発明の効果】請求項1に記載のシフトレバー装置で
は、シフトロック機構を機械式機構にすることができ、
従来のブレーキからの電気信号及びソレノイドが不要と
なって、コストを低減できる。
【0111】請求項2に記載のシフトレバー装置では、
キーインターロック機構を機械式機構にすることがで
き、従来のシフトレバーからの電気信号及びソレノイド
が不要となって、コストを一層低減できる。さらに、連
絡部材をシフトロック機構と供用できるため、コストを
更に一層低減できる。
【0112】請求項3に記載のシフトレバー装置では、
連絡部材に第1位置から第2位置側への移動力を付与し
たため、シフトレバーが所定のシフト位置以外に位置す
る際に連絡部材を確実に第2位置に配置させることがで
きる。このため、シフトレバーを所定のシフト位置へ変
更する際のシフトレバーの旋回が阻止されることを防止
できる。さらにこのため、このシフトレバー装置がキー
インターロック機構を備える場合には、イグニッション
キーの所定の操作位置への操作を確実に阻止することが
できる。
【0113】請求項4に記載のシフトレバー装置では、
シフトレバーが所定のシフト位置に位置する際には、ブ
レーキが操作されない状態でシフトレバーの所定のシフ
ト位置からの変更をシフトロック部材が確実に阻止でき
る一方、ブレーキが操作された状態でシフトレバーの所
定のシフト位置からの変更をシフトロック部材が確実に
許可できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るシフトレバー装置の主
要部を示す車両左斜め前方から見た斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係るシフトレバー装置の主
要部を示す車両右斜め前方から見た斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係るシフトレバー装置にお
けるケーブルの連絡状況を示す概略図である。
【図4】第1の実施の形態に係るシフトレバー装置にお
けるストッパリンクの支持状況を示す断面図である。
【図5】第1の実施の形態に係るシフトレバー装置にお
けるケーブルリンクの支持状況を示す断面図である。
【図6】第1の実施の形態に係るシフトレバー装置にお
けるハウジングを示す平面図である。
【図7】第1の実施の形態に係るシフトレバー装置にお
けるケーブルリンクの支持状況の別例を示す断面図であ
る。
【図8】第2の実施の形態に係るシフトレバー装置の主
要部を示す車両左斜め前方から見た斜視図である。
【図9】第2の実施の形態の変形例に係るシフトレバー
装置の主要部を示す車両左斜め前方から見た斜視図であ
る。
【図10】第2の実施の形態の変形例に係るシフトレバ
ー装置におけるケーブルの連絡状況を示す概略図であ
る。
【図11】第3の実施の形態に係るシフトレバー装置の
主要部を示す概略図である。
【符号の説明】
10 シフトレバー装置 14 シフトレバー 24 ストッパリンク(シフトロック部材) 40 ケーブルリンク(シフトロック部材) 50 ケーブル(連絡部材) 58 ブレーキ 100 シフトレバー装置 104 シフトロック部材 150 シフトレバー装置 200 シフトレバー装置 204 シフトロック部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向及び所定方向の側方へ旋回可能
    に設けられ、少なくとも所定方向の側方へ旋回されるこ
    とでシフト位置が所定のシフト位置から変更されるシフ
    トレバーと、 前記シフトレバーと操作されることで車両を制動するブ
    レーキとの間を連絡して設けられ、かつ、前記シフトレ
    バーの所定方向の側方への旋回が阻止される第1位置
    と、前記シフトレバーの所定方向の側方への旋回が許可
    される第2位置と、の間を移動可能とされ、前記シフト
    レバーが所定のシフト位置に位置する際には、第1位置
    に配置されると共に、前記ブレーキが操作されないと第
    2位置への移動が阻止される一方、前記ブレーキが操作
    されると第2位置への移動が許可されて前記シフトレバ
    ーの所定方向の側方への旋回に伴い第1位置から第2位
    置へ移動される連絡部材と、 を備えたシフトレバー装置。
  2. 【請求項2】 前記連絡部材は、前記シフトレバーと所
    定の操作位置へ操作されることで離脱可能なイグニッシ
    ョンキーとの間を連絡し、 かつ、前記シフトレバーが所定のシフト位置に位置する
    際には、前記連絡部材が第1位置に配置されることで前
    記イグニッションキーの所定の操作位置への操作が許可
    される一方、前記シフトレバーが所定のシフト位置以外
    に位置する際には、前記連絡部材が第2位置に配置され
    ることで前記イグニッションキーの所定の操作位置への
    操作が阻止される、 ことを特徴とする請求項1記載のシフトレバー装置。
  3. 【請求項3】 前記連絡部材に第1位置から第2位置側
    への移動力を付与した、ことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のシフトレバー装置。
  4. 【請求項4】 前記連絡部材の前記シフトレバー側に接
    続され、前記連絡部材が第1位置に配置される際には前
    記シフトレバーの所定方向の側方への旋回を阻止する一
    方、前記連絡部材が第2位置に配置される際には前記シ
    フトレバーの所定方向の側方への旋回を許可するシフト
    ロック部材を備えた、ことを特徴とする請求項1乃至請
    求項3の何れか1項記載のシフトレバー装置。
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