JP2005119435A - シフトレバー装置 - Google Patents

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英昭 伊藤
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Abstract

【課題】 ロック部材がシフトレバーの所定方向への移動を阻止する際にシフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更されてしまうことを防止する。
【解決手段】 シフトレバー装置10では、シフトレバー12が「P」シフト位置から右方へ旋回される際にブレーキが操作されないと、シフトレバー12に設けられたレバー14の右方への移動が垂直壁30に阻止される。ここで、レバー14の右方への移動が垂直壁30に阻止される際には、レバー14の凸部54が垂直壁30の凹部56に挿入されることで、レバー14の後方への移動が垂直壁30に阻止されて、シフトレバー12の後側への旋回が阻止される。このため、レバー14が垂直壁30を後側へ回避して右側へ移動されてしまうことを防止でき、これにより、シフトレバー12のシフト位置が「P」シフト位置から変更されてしまうことを確実に防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シフトレバーが移動されることでシフト位置が変更されるシフトレバー装置に関する。
シフトレバー装置としては、シフトレバーが「P」シフト位置から「P」セレクト位置へ旋回される際に、ブレーキが操作されないと、ストッパがシフトレバーの旋回を阻止するものがある(例えば、特許文献1参照)。
このシフトレバー装置では、ストッパがシフトレバーの旋回を阻止する際に、シフトレバーに設けられた係止突起がストッパに設けられた係止突起に係止されることで、シフトレバーの操作によりストッパが移動されてシフトレバーの「P」シフト位置から「P」セレクト位置への旋回が許可されてしまうことが防止され、これにより、シフトレバーが「P」シフト位置から「R」シフト位置へ変更されてしまうことが防止されている。
このように、シフトレバー装置では、ストッパがシフトレバーの旋回を阻止する際に、シフトレバーが「P」シフト位置から「R」シフト位置へ変更されてしまうことを防止できることが望まれている。
特開2003−170757公報
本発明は、上記事実を考慮し、ロック部材がシフトレバーの所定方向への移動を阻止する際にシフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更されてしまうことを防止できるシフトレバー装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のシフトレバー装置は、少なくとも所定方向へ移動されることでシフト位置が所定のシフト位置から変更されるシフトレバーと、前記シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更される際に、所定の条件で、前記シフトレバーの所定方向への移動を阻止するロック部材と、前記シフトレバー及びロック部材の少なくとも一方に設けられ、前記ロック部材が前記シフトレバーの所定方向への移動を阻止する際に、前記シフトレバーの所定方向に交差する交差方向への移動を阻止する阻止手段と、を備えている。
請求項2に記載のシフトレバー装置は、少なくとも所定方向へ移動されることでシフト位置が所定のシフト位置から変更されるシフトレバーと、前記シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更される際において、前記シフトレバーの所定方向への移動を阻止するロック状態と前記シフトレバーの所定方向への移動を許可する解除状態とに切り換え可能とされたロック部材と、前記ロック部材に対する保持と不保持とを切り換えて前記ロック部材のロック状態と解除状態とを切り換え可能とされ、前記シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更される際に、所定の条件で、前記ロック部材をロック状態に切り換える切換手段と、前記シフトレバー及びロック部材の少なくとも一方に設けられ、前記ロック部材が前記シフトレバーの所定方向への移動を阻止する際に、前記シフトレバーの所定方向に交差する交差方向への移動を阻止する阻止手段と、を備えている。
請求項3に記載のシフトレバー装置は、請求項1または請求項2に記載のシフトレバー装置において、前記阻止手段は、前記シフトレバー及びロック部材の何れか一方に設けられた係合部と、前記シフトレバー及びロック部材の何れか他方に設けられ、前記係合部が係合することで前記シフトレバーの交差方向への移動が阻止される被係合部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載のシフトレバー装置では、シフトレバーが少なくとも所定方向へ移動されることで、シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更される。また、シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更される際には、所定の条件で、ロック部材がシフトレバーの所定方向への移動を阻止することで、シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更されることが阻止される。
ここで、ロック部材がシフトレバーの所定方向への移動を阻止する際には、シフトレバー及びロック部材の少なくとも一方に設けられた阻止手段が、シフトレバーの交差方向(所定方向に交差する方向)への移動を阻止する。このため、シフトレバーがロック部材を回避して所定方向側へ移動されてしまうことを防止でき、これにより、シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更されてしまうことを防止できる。
請求項2に記載のシフトレバー装置では、シフトレバーが少なくとも所定方向へ移動されることで、シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更される。また、シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更される際においては、切換手段のロック部材に対する保持と不保持とが切り換えられて、ロック部材が、シフトレバーの所定方向への移動を阻止するロック状態と、シフトレバーの所定方向への移動を許可する解除状態と、に切り換え可能とされている。
ところで、シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更される際には、所定の条件で、切換手段がロック部材をロック状態に切り換えて、ロック部材がシフトレバーの所定方向への移動を阻止することで、シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更されることが阻止される。
ここで、ロック部材がシフトレバーの所定方向への移動を阻止する際には、シフトレバー及びロック部材の少なくとも一方に設けられた阻止手段が、シフトレバーの交差方向(所定方向に交差する方向)への移動を阻止する。このため、シフトレバーがロック部材を回避して所定方向側へ移動されてしまうことを防止でき、これにより、シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更されてしまうことを防止できる。
請求項3に記載のシフトレバー装置では、阻止手段が、シフトレバー及びロック部材の何れか一方に設けられた係合部と何れか他方に設けられた被係合部とを有しており、係合部が被係合部に係合することで、シフトレバーの交差方向への移動が阻止される。このため、シフトレバーがロック部材を回避して所定方向側へ移動されてしまうことを確実に防止できる。
図2には、本発明の実施の形態に係るシフトレバー装置10の主要部が車両前方から見た断面図にて示されており、図5には、シフトレバー装置10の主要部が車両左斜め前方から見た分解斜視図にて示されている。なお、本実施の形態では、車両前方を「前方」といい、車両後方を「後方」といい、車両右方を「右方」といい、車両左方を「左方」という。
本実施の形態に係るシフトレバー装置10は、フロア式のものとされて車両の床面に設けられると共に、ゲート式のものとされている。
シフトレバー装置10は、シフトレバー12を備えており、シフトレバー12は、前後方向及び左右方向へ旋回(移動)可能とされている。また、シフトレバー12は車両の自動変速機(図示省略)に接続されている。
シフトレバー12の基端側には、断面矩形柱状のレバー14が一体に設けられており、レバー14はシフトレバー12から前方へ突出している。レバー14の先端(前端)には、阻止手段の係合部としての直方体状の凸部54が一体に設けられており、凸部54はレバー14から右方へ突出している。
図6に示す如く、シフトレバー装置10は箱状のカバー16を備えており、カバー16の上面には案内孔18が形成されている。案内孔18は所定の屈曲形状とされると共に、案内孔18にはシフトレバー12が挿通されており、シフトレバー12が案内孔18に案内されて前後方向や左右方向へ旋回されることで、シフト位置(本実施の形態では、所定のシフト位置としての「P」シフト位置、「R」シフト位置、「N」シフト位置、「D」シフト位置、「2」シフト位置及び「L」シフト位置)が変更されて自動変速機がシフトされる。また、シフトレバー12を「P」シフト位置から「R」シフト位置へ変更するためには、先ずシフトレバー12を右方(所定方向)へ旋回させて「P」セレクト位置に位置させた後、シフトレバー12を後方及び左方へこの順で旋回させる必要がある。
また、シフトレバー装置10は、シフトレバー12が「P」セレクト位置に位置する際のレバー14の位置に対応して、シフトロックソレノイド20を備えている。
シフトロックソレノイド20は、下面が開口した略箱状のケース22を備えており、ケース22の下面は板状のキャップ24によって閉鎖されると共に、ケース22の上面には解除リンク26が固定されている。また、ケース22の上方には、シフトレバー12が「P」シフト位置に配置された際にレバー14(凸部54を含む)が配置される。
ケース22内には、ロック部材としてのストッパ28が設けられている。ストッパ28は板状の垂直壁30を有しており、垂直壁30は、垂直に配置されて上部の前後方向両端部に傾斜面30Aが形成されると共に、ケース22の上面から突出して、シフトレバー12が「P」シフト位置に配置された際のレバー14(凸部54を含む)の右方に配置されている。垂直壁30左側面の上部には、阻止手段の被係合部としての直方体状の凹部56が形成されており、凹部56の上面は上方へ開放されている。ストッパ28(垂直壁30)は、上下方向へ移動可能とされると共に、キャップ24との間に架け渡された圧縮コイルスプリング32により上方へ付勢されており、これにより、ストッパ28はロック位置(上側の位置)に配置されている。
ストッパ28は略板状の水平壁34を有しており、水平壁34は、水平に配置されると共に垂直壁30と一体とされている。水平壁34の下面には一対の保持爪36が設けられており、一対の保持爪36は、それぞれ下方に断面L字状に突出すると共に互いに対向している。また、水平壁34の下面には所定数の係止爪(図示省略)が設けられており、各係止爪は下方へ突出している。
一対の保持爪36間には、四角形板状のヨーク38がスライド挿入されて、各保持爪36がヨーク38の端部を支持しており、これにより、ヨーク38の下面が開放された状態でストッパ28にヨーク38が設けられている。ヨーク38の肉厚は、水平壁34下面と各保持爪36先端との隙間よりも小さくされており、これにより、ヨーク38はストッパ28に対し傾動自在とされている。
ヨーク38には所定数(本実施の形態では4つ)の係止孔40が形成されており、係止孔40に上記係止爪が挿入されることで、ヨーク38がストッパ28から脱落することが阻止されている。
水平壁34にはクッション42が取り付けられており、クッション42はゴム製とされて弾性を有している。クッション42には、上端及び下端に円錐状部位が設けられており、両円錐状部位は中央の円柱状部位によって連結されている。クッション42下端の円錐状部位はヨーク38の中央に当接しており、これにより、クッション42はヨーク38を下方に押圧している。
ケース22内には、切換手段としてのスライダ44が設けられている。スライダ44は板状のスライド壁46を有しており、スライド壁46は、垂直に配置されて、ストッパ28の垂直壁30よりも左側(シフトレバー12の「P」シフト位置への旋回方向側)に配置されている。スライド壁46は、ストッパ28の水平壁34の基端に挿通されて、ストッパ28の垂直壁30に当接すると共に、スライド壁46の上面は、左方へ向かうに従い下方へ向かう傾斜面46Aとされている。さらに、スライド壁46の上部は、ケース22の上面から突出して、シフトレバー12が「P」シフト位置に配置された際のレバー14(凸部54を含む)の右方に配置されている。
スライド壁46の下部には、収容部材48が一体に設けられており、収容部材48は、上面が開口した直方体箱状とされると共に、ヨーク38の下方に配置されている。スライダ44(収容部材48)は、上下方向へ移動可能とされると共に、キャップ24との間に架け渡された圧縮コイルスプリング52により上方へ付勢されている。
収容部材48内にはマグネット60(ソレノイド)が収容されており、これにより、マグネット60は、スライダ44と常に一体に移動すると共にヨーク38の下方に配置されている。マグネット60は、図示しないECU(電子制御装置)を介して、操作されることで車両を制動するブレーキ(図示省略)に接続されており、シフトレバー12が「P」シフト位置から「P」セレクト位置へ旋回される際にブレーキが操作されると、マグネット60がECUから電力を受給することで磁力を発生してヨーク38に付着し、これにより、スライダ44がストッパ28を保持可能とされている。
ここで、シフトレバー12のシフト位置を「P」シフト位置から「R」シフト位置へ変更するために、シフトレバー12が「P」シフト位置から「P」セレクト位置へ旋回される際(シフトレバー12が右方へ旋回される際)には、レバー14の凸部54がスライド壁46の傾斜面46Aに当接してスライド壁46を下方へ押し下げ、これにより、スライダ44及びマグネット60が下方へ移動される。
さらに、この際に所定の条件としてブレーキが操作されないと、図3に示す如くマグネット60が磁力を発生せずにヨーク38がマグネット60に付着せず、スライダ44がストッパ28を保持しない。このため、ストッパ28が、ロック状態とされて下方へ移動せず、ロック位置に配置される。これにより、レバー14の右方への移動がストッパ28の垂直壁30に阻止され、シフトレバー12を「P」セレクト位置まで右方へ旋回させることができずにシフトレバー12を後方へ旋回不能となり、したがって、シフトレバー12の「P」シフト位置から「R」シフト位置への変更が阻止される。また、図1にも示す如く、レバー14の右方への移動が垂直壁30に阻止された状態では、レバー14の凸部54が垂直壁30の凹部56に挿入(係合)されることで、レバー14の後側(交差方向)への移動が垂直壁30に阻止されて、シフトレバー12の後側への旋回が阻止される。
一方、この際にブレーキが操作されると、図4に示す如くマグネット60が磁力を発生してこの磁力によってヨーク38がマグネット60に付着し、スライダ44がストッパ28を保持する。このため、ストッパ28が、解除状態とされてスライダ44によって下方へ移動され、解除位置(下側の位置)に配置される。これにより、レバー14の右方への移動がストッパ28の垂直壁30に阻止されず、シフトレバー12を「P」セレクト位置まで右方へ旋回できてシフトレバー12を後方へ旋回可能となり、したがって、シフトレバー12のシフト位置の「P」シフト位置から「R」シフト位置への変更が許可される。
また、シフトレバー12のシフト位置を「R」シフト位置から「P」シフト位置へ変更するために、シフトレバー12が前方へ旋回される際には、前方へ移動されるレバー14(凸部54を含む)によりストッパ28の垂直壁30の傾斜面30Aが押圧されることで、ストッパ28が下方へ移動して解除位置に配置されると共に、ストッパ28と共に移動するヨーク38がマグネット60を押圧してスライダ44が下方へ移動される。これにより、レバー14(凸部54を含む)の移動がストッパ28の垂直壁30及びスライダ44のスライド壁46に阻止されず、シフトレバー12を「P」セレクト位置へ旋回できると共にシフトレバー12を「P」セレクト位置から左方へ旋回でき、したがって、シフトレバー12のシフト位置を「R」シフト位置から「P」シフト位置へ変更できる構成である。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のシフトレバー装置10では、シフトレバー12が「P」シフト位置から「P」セレクト位置へ旋回される際にブレーキが操作されないと、マグネット60が磁力を発生しない。このため、ヨーク38がマグネット60に付着せずに、スライダ44がストッパ28を保持しないことで、ストッパ28がスライダ44と共に移動せずロック位置に配置されて、レバー14の右方への移動がストッパ28の垂直壁30に阻止される。これにより、シフトレバー12のシフト位置の「P」シフト位置から「R」シフト位置への変更が阻止される。
一方、シフトレバーが「P」シフト位置から「P」セレクト位置へ旋回される際にブレーキが操作されると、マグネット60が磁力を発生する。このため、この磁力によってヨーク38がマグネット60に付着して、スライダ44がストッパ28を保持することで、ストッパ28がスライダ44と共に解除位置へ移動されて、レバー14の右方への移動がストッパ28の垂直壁30に阻止されない。これにより、シフトレバー12のシフト位置の「P」シフト位置から「R」シフト位置への変更が許可される。
ここで、上述の如くレバー14の右方への移動がストッパ28の垂直壁30に阻止される際には、レバー14の凸部54が垂直壁30の凹部56に挿入されることで、レバー14の後方への移動が垂直壁30に阻止されて、シフトレバー12の後側への旋回が阻止される。このため、レバー14が垂直壁30を後側へ回避して右側へ移動されることでシフトレバー12が「P」セレクト位置後方の案内孔18内へ旋回されてしまうことを防止でき、これにより、シフトレバー12のシフト位置が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ変更されてしまうことを防止できる。
さらに、上述の如くレバー14の凸部54が垂直壁30の凹部56に挿入されることで、シフトレバー12の後側への旋回が阻止される。このため、レバー14が垂直壁30を後側へ回避して右側へ移動されてしまうことを確実に防止できる。
なお、本実施の形態では、シフトレバー12のレバー14に凸部54を設けると共に、ストッパ28の垂直壁30に凹部56を設けた構成としたが、シフトレバーに凹部(被係合部)を設けると共に、ストッパ(ロック部材)に凸部(係合部)を設けた構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、ゲート式のシフトレバー装置10にシフトロックソレノイド20を装備した構成としたが、図7に示す如き所謂ストレート式のシフトレバー装置90にシフトロックソレノイド20を装備した構成としてもよい。
ここで、このストレート式のシフトレバー装置90では、シフトレバー12を案内孔92に案内させて前後方向のみへ旋回させることでシフト位置を変更できる。
また、一般にストレート式のシフトレバー装置90では、シフトレバー12の先端にノブボタン(図示省略)が設けられると共にシフトレバー12の基端近傍にディテントピン(図示省略)が設けられており、ノブボタンが押圧されることでディテントピンがシフトレバー12の軸方向へスライドされる。さらに、シフトレバー12の近傍には、所定のディテント溝が形成されたディテントプレート(図示省略)が設置されており、シフトレバー12が「P」シフト位置に位置する際には、ノブボタンを押圧しないと、ディテントピンがディテント溝を乗り越えることができずに、シフトレバー12の「R」シフト位置への変更が阻止される構成とされている。
このため、ストレート式のシフトレバー装置90にシフトロックソレノイド20を装備するためには、例えばシフトレバー12が「P」シフト位置に配置された際のディテントピンの位置に対応してシフトロックソレノイド20を設けた構成とすればよい。すなわち、シフトレバー12が「P」シフト位置から「R」シフト位置側へ旋回される際にブレーキが操作されないと、ロック位置に配置されたストッパ28の垂直壁30がディテントピンのスライドを阻止し、このため、ノブボタンを押圧できずにシフトレバー12の「R」シフト位置への変更が阻止される一方、この際にブレーキが操作されると、ストッパ28の垂直壁30が解除位置に配置されてディテントピンのスライドが阻止されず、このため、ノブボタンを押圧できてシフトレバーの「R」シフト位置への変更が許可されるような位置にシフトロックソレノイド20を設置した構成とすればよい。
さらに、ストレート式のシフトレバー装置90にシフトロックソレノイド20を装備するためには、例えばレバー14をシフトレバー12から左方または右方へ突出させ、かつ、シフトレバー12が「P」シフト位置と「R」シフト位置との間を旋回する際のレバー14の移動軌跡にシフトロックソレノイド20を設けた構成とすればよい。この場合、スライダ44のスライド壁46を前側(「P」シフト位置側)に配置すると共に、ストッパ28の垂直壁30を後側(「R」シフト位置側)に配置し、かつ、ストッパ28の垂直壁30上部に隣接するケース22の側壁を省略する。さらに、垂直壁30上端の後部に、後方へ向かうに従い下方へ向かう傾斜面(図示省略)を形成する。ここで、シフトレバー12が「P」シフト位置から「R」シフト位置側へ旋回される際にブレーキが操作されないと、ロック位置に配置されたストッパ28の垂直壁30がレバー14の移動を阻止し、このため、シフトレバー12の「R」シフト位置への変更が阻止される一方、この際にブレーキが操作されると、ストッパ28の垂直壁30が解除位置に配置されてレバー14の移動が阻止されず、このため、シフトレバーの「R」シフト位置への変更が許可される。さらに、シフトレバー12のシフト位置を「R」シフト位置から「P」シフト位置へ変更するために、シフトレバー12が前方へ旋回される際には、移動するレバー14によりストッパ28の垂直壁30の傾斜面が押圧されることで、ストッパ28が下方へ移動して解除位置に配置されると共に、ストッパ28と共に移動するヨーク38がマグネット60を押圧してスライダ44が下方へ移動される。
また、本実施の形態のシフトロックソレノイド20は、車内の床面に設置されたフロア式のシフトレバー装置10、90のみならず、車両のインストルメントパネルに設置されたインパネ式のシフトレバー装置及び他の位置に設置されたシフトレバー装置にも装備可能である。
さらにまた、本実施の形態では、シフトレバー12が「P」シフト位置から「P」セレクト位置へ旋回される際にブレーキが操作されるとマグネット60が磁力を発生する構成としたが、例えばシフトレバーが「P」シフト位置(所定のシフト位置)から旋回される際のブレーキ操作によりマグネットが磁力を消失する構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、マグネット60が磁力を発生しない際にストッパ28がロック位置に配置される一方マグネット60が磁力を発生した際にストッパ28が解除位置に配置される構成としたが、マグネットが磁力を発生しない際にストッパが解除位置に配置される(解除状態とされる)一方マグネットが磁力を発生した際にストッパがロック位置に配置される(ロック状態とされる)構成としてもよい。
また、本実施の形態では、ストッパ28にヨーク38を設けると共にスライダ44にマグネット60(収容部材48を含む)を設けた構成としたが、ヨークやマグネット(収容部材を含んでもよい)を他の部品に設けた構成としてもよい。例えば、ストッパにマグネットを設けると共にスライダにヨークを設けた構成としてもよく、この場合等には、マグネットの下方にヨークを配置した構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、シフトロックソレノイド20がストッパ28及びスライダ44を備えた構成としたが、シフトロックソレノイドがストッパのみを備えた構成としてもよい。この場合、例えばストッパ及びケース内の何れか一方にヨークを設けると共にストッパ及びケース内の何れか他方にマグネットを設け、かつ、マグネットによる磁力の発生または消失によってストッパの解除位置への配置(解除状態)とストッパのロック位置への配置(ロック状態)とを切り換える構成とすればよい。
本発明の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロックソレノイドにおいてシフトレバー(レバー)の旋回がストッパに阻止された状態を示す車両左斜め前方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロックソレノイドを示す車両前方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロックソレノイドにおいてシフトレバー(レバー)の旋回がストッパに阻止された状態を示す車両前方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロックソレノイドにおいてシフトレバー(レバー)の旋回がストッパに阻止されない状態を示す車両前方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロックソレノイドを示す車両左斜め前方から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るゲート式のシフトレバー装置におけるカバーを概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態の別例に係るストレート式のシフトレバー装置におけるカバーを概略的に示す平面図である。
符号の説明
10 シフトレバー装置
12 シフトレバー
28 ストッパ(ロック部材)
44 スライダ(切換手段)
54 凸部(阻止手段、係合部)
56 凹部(阻止手段、被係合部)
90 シフトレバー装置

Claims (3)

  1. 少なくとも所定方向へ移動されることでシフト位置が所定のシフト位置から変更されるシフトレバーと、
    前記シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更される際に、所定の条件で、前記シフトレバーの所定方向への移動を阻止するロック部材と、
    前記シフトレバー及びロック部材の少なくとも一方に設けられ、前記ロック部材が前記シフトレバーの所定方向への移動を阻止する際に、前記シフトレバーの所定方向に交差する交差方向への移動を阻止する阻止手段と、
    を備えたシフトレバー装置。
  2. 少なくとも所定方向へ移動されることでシフト位置が所定のシフト位置から変更されるシフトレバーと、
    前記シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更される際において、前記シフトレバーの所定方向への移動を阻止するロック状態と前記シフトレバーの所定方向への移動を許可する解除状態とに切り換え可能とされたロック部材と、
    前記ロック部材に対する保持と不保持とを切り換えて前記ロック部材のロック状態と解除状態とを切り換え可能とされ、前記シフトレバーのシフト位置が所定のシフト位置から変更される際に、所定の条件で、前記ロック部材をロック状態に切り換える切換手段と、
    前記シフトレバー及びロック部材の少なくとも一方に設けられ、前記ロック部材が前記シフトレバーの所定方向への移動を阻止する際に、前記シフトレバーの所定方向に交差する交差方向への移動を阻止する阻止手段と、
    を備えたシフトレバー装置。
  3. 前記阻止手段は、
    前記シフトレバー及びロック部材の何れか一方に設けられた係合部と、
    前記シフトレバー及びロック部材の何れか他方に設けられ、前記係合部が係合することで前記シフトレバーの交差方向への移動が阻止される被係合部と、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のシフトレバー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114992318A (zh) * 2021-02-26 2022-09-02 株式会社东海理化电机制作所 换挡装置

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CN114992318A (zh) * 2021-02-26 2022-09-02 株式会社东海理化电机制作所 换挡装置

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