JP3501840B2 - シフトロックユニット - Google Patents

シフトロックユニット

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JP3501840B2
JP3501840B2 JP07905194A JP7905194A JP3501840B2 JP 3501840 B2 JP3501840 B2 JP 3501840B2 JP 07905194 A JP07905194 A JP 07905194A JP 7905194 A JP7905194 A JP 7905194A JP 3501840 B2 JP3501840 B2 JP 3501840B2
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shift
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等のオートマチ
ックトランスミッションのシフトレバーの誤操作防止を
図るために用いられるシフトロックユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のオートマチックトランスミッシ
ョンのシフトレバー装置では、図10に示すように、シ
フトレバー300をこの下端の回動軸302回りに矢印
A方向へ回動することにより、シフトレバー300と共
に回動するグルーブドピン304がディテントプレート
306のディテント溝308との係合位置を変え、Pレ
ンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ等が順次得られ
る。シフトレバー300が垂直状態にあるPレンジから
他のレンジへシフト変更するには、シフトレバーノブボ
タン308を押圧操作し、グルーブドピン304をシフ
トレバー軸方向下方(矢印B方向)へ移動して、グルー
ブドピン304がディテントプレート306のディテン
ト溝308にある凸部310を越える必要がある。
【0003】ここで、シフトレバー300の誤操作を防
止するため、ブレーキを踏んでいない状態ではシフトレ
バーノブボタン308を押圧してもグルーブドピン30
4をシフトレバー軸方向下方へ移動しないようにして、
Pレンジから他のレンジへのシフト変更を阻止するシフ
トロックユニットが設けられる。
【0004】シフトロックユニットでは、図11及び図
12に示すように、水平片312と垂直片314とを屈
曲形成したブラケット316の垂直片314に、シフト
ロックプレート318が対向配置される。シフトロック
プレート318にはこの上下に2個の案内孔320が設
けられ、各案内孔320は、上下方向に長孔とされ、各
案内孔320に対応して垂直片314には上下に2本の
案内ピン322が突出止着されて各案内ピン32は各案
内孔320内にそれぞれ嵌合し、シフトロックプレート
318の上端部の係合凹部324に係合する上記グルー
ブドピン304がシフトレバー軸方向下方へ移動するの
に伴いシフトロックプレート318が同方向へ移動でき
るように案内される。
【0005】水平片312には、ストッパ326が対向
配置される。ストッパ326は、中間部にストッパ軸3
28を備えてストッパ軸328回りに回動することによ
り、ストッパ326の一端部のロック部327がシフト
ロックプレート318の下端面に入り込んでシフトロッ
クプレート318と係合する係合状態と、ロック部32
7がシフトロックプレート318の下端面から出てシフ
トロックプレート318と離脱する離脱状態とを得る。
係合状態では、シフトロックプレート318の下方への
移動を不能とし、グルーブドピン304のシフトレバー
軸方向下方への移動を阻止し、Pレンジから他のレンジ
へのシフト変更ができない。離脱状態では、シフトロッ
クプレート318の下方への移動を可能とし、グルーブ
ドピン304のシフトレバー軸方向下方への移動を許容
し、グルーブドピン304は、シフトレバー軸方向下方
への移動後は、シフトレバー300を回動することによ
り、グルーブドピン304がシフトロックプレート31
8の係合凹部324から離脱し、ディテントプレート3
06のディテント溝308の凸部310を越えて、他の
レンジへ移動できる。
【0006】また、水平片312には、ソレノイド(ス
トッパ駆動手段)330が取り付けられる。ソレノイド
330のプランジャ332の先端部には、嵌合孔334
が形成され、嵌合孔334内には、ストッパ326の他
端部に突出した作動ピン336が嵌合する。ソレノイド
330が作動すると、プランジャ332が引っ込んで、
ストッパ326が、シフトロックプレート318との係
合状態から離脱状態へ回動する。
【0007】一方、垂直片314には、シフトロックコ
ントロールスイッチ(検出スイッチ)338が取り付け
られる。シフトロックコントロールスイッチ338は、
スイッチカバー340内にコンタクトホルダ342を収
容して、内面に固定接点(図示を省略)を有する基板3
44で蓋をした態様とされる。コンタクトホルダ342
は、シフトロックプレート318の係合孔346と係合
する係合ピン348を備えて、シフトロックプレート3
18と共に移動でき、また、基板344の固定接点と接
触する移動接点350を備えて、コンタクトホルダ34
2がシフトロックプレート318と共に移動することに
より、移動接点350がこれと接する基板344の固定
接点を変え、シフトロックプレート318が上位置にあ
るときのPレンジを検出するべくPレンジ検出信号を出
力することができる。
【0008】図示を省略するが、別途シフトロックコン
トロールコンピュータが設けられ、シフトロックコント
ロールコンピュータには、シフトロックコントロールス
イッチ338とソレノイド330とが、それぞれ別個の
コネクタ352、354を介して接続されるるととも
に、ストップランプスイッチと接続される。シフトがP
レンジにあって、かつ、ブレーキが踏まれてストップラ
ンプスイッチがオンである場合に、ソレノイド330が
作動し、シフトがPレンジにあってもブレーキが踏まれ
ておらずストップランプスイッチがオフである場合に
は、ソレノイド330が作動せず、ブレーキを踏んでい
ない状態ではPレンジから他のレンジへのシフト変更が
阻止されるようになっている。
【0009】また、シフトロックユニットには、シフト
ロック解除レバー(シフトロック解除部)354が設け
られる。シフトロック解除レバー354は、中間部が上
記案内ピン322のうちの上方の案内ピン322の先端
部に嵌合して、案内ピン322回りに回動自在とされ
る。シフトロック解除レバー354の下端部は、ストッ
パ326の一端部に立設された作動片356と係合し、
捩じりコイルばね360に抗して、シフトロック解除レ
バー354の上端の作動部358を押してシフトロック
解除レバー354を回動することにより、ソレノイド3
30が作動せずとも、シフトロックプレート318との
離脱を図るべくストッパ326を強制的に回動すること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
シフトロックユニットでは、シフトロックプレート31
8を上下方向に移動案内する案内ピン322は2本であ
り、その分、広いスペースが必要とされ、これは大型化
の原因となる。
【0011】また、シフトロック解除レバー354が別
途設けられ、かつ、それが回動する構造であるため、こ
れも大型化の原因となる。部品点数も多くなり、コスト
も高くつく。
【0012】更に、ソレノイド330とシフトロックコ
ントロールスイッチ338とがそれぞれ別個のコネクタ
352、354を介してシフトロックコントロールコン
ピュータと接続されており、その分、構成部品が多く
て、これも、大型化の原因となる。
【0013】本発明は上記事実を考慮し、小型化を図る
シフトロックユニットを提供することが目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の本発明に係るシフトロックユニッ
トは、シフトレバー操作によりグループドピンのディテ
ントプレートとの係合位置を変えて行うオートマチック
トランスミッションのシフト変更のうちのPレンジから
他のレンジへシフト変更するのにグループドピンのシフ
トレバーの軸方向の移動を要するそのグループドピンの
シフトレバー軸方向移動により移動するべくグループド
ピンと係合するシフトロックプレートと、案内ピンを有
し、前記シフトロックプレートを案内ピン直角方向に移
動自在とするとともに案内ピン回りに回動自在とする案
内手段と、前記シフトロックプレートと係脱自在とさ
れ、シフトロックプレートの第1回動位置において自己
の一方向の第1位置から第2位置への移動によりシフト
ロックプレートと離脱するとともに、自己の第1位置に
おいてシフトロックプレートの第1回動位置から第2回
動位置への回動によりシフトロックプレートが前記一方
向と反対方向に離脱し、シフトロックプレートとの係合
状態ではシフトロックプレートの案内ピン直角方向の移
動を不可としてグループドピンのシフトレバー軸方向移
動を阻止し、シフトロックプレートとの離脱状態ではシ
フトロックプレートの案内ピン直角方向の移動を可能と
してグループドピンのシフトレバー軸方向移動を許容す
るストッパと、このストッパを駆動するストッパ駆動手
段と、前記シフトロックプレートを第2回動位置から第
1回動位置へ向けて回動付勢する付勢手段と、前記シフ
トロックプレートの第1回動位置で、付勢手段により回
動付勢されるシフトロックプレートを当接回動規制し、
グループドピンのシフトレバー軸方向移動により移動す
るシフトロックプレートを摺接案内する案内部と、前記
シフトロックプレートに一体的に形成され、シフトロッ
クプレートを付勢手段に抗して第1回動位置から第2回
動位置へ回動するためのシフトロック解除部と、前記シ
フトロックプレートの移動位置によってPレンジにある
か否かの検出を行い、ブレーキペダルを踏み込んでいな
い状態ではPレンジから他のレンジへのシフト変更を阻
止するべくストッパ駆動手段を作動するための検出スイ
ッチと、を備えることを特徴とする。
【0015】請求項2に係る本発明のシフトロックユニ
ットは、請求項1の構成において、前記ストッパ駆動手
段はソレノイドとされ、ソレノイドのプランジャが前記
ストッパを移動し、ソレノイドヘッドが前記案内部とさ
れて、具体化される。
【0016】請求項3に係る本発明のシフトロックユニ
ットは、請求項2の構成において、前記検出スイッチ
は、固定接点と、シフトロックプレートと係合してシフ
トロックプレートと共に移動する係合部と、固定接点と
接触でき係合部とともに移動する移動接点とを有し、更
に、検出スイッチ信号出力端子に形成される信号出力コ
ネクタピンと、係合ピンのシフトロックプレートとの係
合状態で相接する相接手段を介してストッパ駆動手段の
動力入力端子と接続される動力入力コネクタピンとを有
し、信号出力コネクタピンと動力入力コネクタピンと
が、検出スイッチ及びストッパ駆動手段と、ブレーキペ
ダルを踏み込んでいない状態ではPレンジから他のレン
ジへのシフト変更を阻止すべくストッパ駆動手段を制御
するためのシフトロックコントローラとの配線にあたっ
て、単一の雌型コネクタで嵌合可能となることを特徴と
する。
【0017】
【作用】請求項1乃至3のいずれの構成によっても、ス
トッパが移動して、第1位置では、シフトロックプレー
トと係合し、第2位置では、シフトロックプレートと離
脱する。ストッパはストッパ駆動手段で駆動され、ま
た、検出スイッチが、Pレンジにあるか否かを検出す
る。
【0018】Pレンジにあってブレーキペダルが踏み込
まれている状態では、ストッパが第1位置にあって、第
1回動位置にあるシフトロックプレートと離脱し、離脱
状態では、シフトロックプレートが案内ピン直角方向へ
移動でき、グルーブドピンのシフトレバー軸方向移動に
よるシフトロックプレートの移動が可能となってグルー
ブドピンのシフトレバー軸方向移動が許容される。従っ
て、Pレンジから他のレンジへのシフト変更が許容され
る。
【0019】Pレンジにあってもブレーキペダルが踏み
込まれていない状態では、ストッパが第2位置にあっ
て、第1回動位置にあるシフトロックプレートと係合
し、係合状態では、シフトロックプレートが案内ピン直
角方向へ移動できず、グルーブドピンのシフトレバー軸
方向移動によるシフトロックプレートの移動が不可とな
ってグルーブドピンのシフトレバー軸方向移動が阻止さ
れる。従って、Pレンジから他のレンジへのシフト変更
が阻止される。
【0020】ここで、シフトロックプレートは、案内ピ
ン回りに第2回動位置から第1回動位置へ回動付勢され
て案内部に当接し、案内部は、グルーブドピンのシフト
レバー軸方向移動により案内ピン直角方向へ移動するシ
フトロックプレートを案内摺接する。
【0021】これにより、グルーブドピンのシフトレバ
ー軸方向移動により移動するシフトロックプレートを移
動案内するのに一本の案内ピンで足り、シフトロックプ
レートを移動案内するのに2本の案内ピンを要する従来
のものに比して、省スペース化が可能となり、小型化が
果たされる。
【0022】また、シフトロックプレートに一体的に形
成されたシフトロック解除部を操作すれば、シフトロッ
クプレートが付勢手段に抗して、第1回動位置から第2
回動位置へ移動し、ストッパと離脱するとができる。こ
れによりシフトロックが強制的に解除される。
【0023】これにより、シフトロック解除部が別途設
けられてまた回動する構造である従来のものに比して小
型化が顕著となり、部品点数が減り、コストの低減化が
果たされる。
【0024】請求項3の構成によれば、検出スイッチが
シフトロックプレートと係合した状態で、動力入力コネ
クタピンは相接手段を介してストッパ駆動手段の動力入
力端子と接続される。動力入力コネクタピンと信号出力
コネクタピンとは単一の雌型コネクタで嵌合されて、ス
トッパ駆動手段及び検出スイッチとシフトロックコント
ローラとの配線がなされる。
【0025】これにより、ストッパ駆動手段及び検出ス
イッチとシフトロックコントローラとの間の配線にあた
ってシフトロックユニット側では、雄型コネクタが単一
で足り、この分、構成部品が少なくて済み、ストッパ駆
動手段及び検出スイッチがそれぞれ別個のコネクタを要
する従来のものに比して、小型化が果たされる。
【0026】
【実施例】本発明に係るシフトロックユニットの第1実
施例を図1乃至図7に基づき説明する。
【0027】自動車のオートマチックトランスミッショ
ンのシフトレバー装置では、図2に示すように、シフト
レバー12をこの下端の回動軸13回りに回動すると、
シフトレバー12と共に回動するグルーブドピン14が
ディテントプレート16のディテント溝18との係合位
置を変え、シフトを変更することができる。例えば、シ
フトレバー軸方向が上下方向であるPレンジからシフト
レバー12を矢印A方向へ回動操作することにより、R
レンジ、Nレンジ、Dレンジ等が順次得られるが、Pレ
ンジから他のレンジへシフト変更するには、シフトレバ
ーノブ20に設けたシフトレバーノブボタン22を押圧
操作し、グルーブドピン14をシフトレバー軸方向下方
(矢印Bの方向)へ移動して、グルーブドピン14がデ
ィテントプレート16のディテント溝18に形成された
凸部24を越える必要がある。
【0028】シフトロックユニットは、ブレーキを踏ん
でいない状態ではシフトレバーノブボタン22を押圧し
てもグルーブドピン14をシフトレバー軸方向下方へ移
動させないようにしてPレンジから他のレンジへのシフ
ト変更を阻止し、シフトレバー12の誤操作を防止する
ために設けられる。
【0029】シフトロックユニットでは、図1、図3及
び図7に示すように、立設された板状のブラケット26
に、シフトロックプレート28が対向配置され、シフト
ロックプレート28の上端部には、案内孔30(案内手
段)が形成される。案内孔30は、上下方向に長い長孔
とされ、案内孔30に対応してブラケット26には、案
内ピン32(案内手段)が設けられる。案内ピン32
は、基端部が小径とされてブラケット26の開孔34を
貫通してかしめられてブラケット26に止着され、中間
部が中間径とされて案内孔30を貫通し、シフトロック
プレート28を案内ピン32回り(案内ピン32の軸回
り)に回動自在に支持するとともに、案内孔30内を孔
長手方向へ相対的に摺動することにより、シフトロック
プレート28を案内孔30の長手方向に沿って案内ピン
32直角方向(案内ピン32の軸方向と直角の方向)へ
移動自在に支持する。案内孔30を貫通した案内ピン3
2の先端部には、案内ピン32の案内孔30からの脱出
を防止するために案内孔30より径の大きな大径部36
が形成される。案内孔30の下端には、大径孔38が連
続して形成され、大径孔38から案内ピン32の大径部
36を貫通させることができる。
【0030】シフトロックプレート28の上端部には側
縁に係合凹部40が突出形成され、係合凹部40には、
Pレンジにある上記グルーブドピン14が係合でき、グ
ルーブドピン14の係合凹部40との係合状態では、グ
ルーブドピン14がシフトレバー軸方向へ移動するのに
伴いシフトロックプレート28がグルーブドピン14で
押されて同方向へ移動する。
【0031】また、ブラケット26には、シフトロック
プレート28の配置側の面に、ストッパ42が取り付け
られる。ストッパ42は、この下端部を貫通するストッ
パ軸44回りに回動自在とされる。ストッパ軸44は、
基端がブラケット26の開孔46を貫通してかしめられ
て止着される。ストッパ42の第1移動位置では、スト
ッパ42の上端部が、シフトロックプレート28に突出
形成された突片48(係合部)の下端面に入り込みシフ
トロックプレート28と係合する係合状態(図3の状
態)が得られ、ストッパ42の第2移動位置では、スト
ッパ42の上端部がシフトロックプレート28の突片4
8の下端面から出てシフトロックプレート28と離脱す
る離脱状態(図4の状態)が得られる。
【0032】係合状態では、シフトロックプレート28
の下方への移動を不能とし、グルーブドピン14のシフ
トレバー軸方向下方への移動を阻止し、Pレンジから他
のレンジへのシフト変更ができない。離脱状態では、シ
フトロックプレート28の下方への移動を可能とし(シ
フトロックプレート28は図4で鎖線で示す位置から実
線で示す位置へ移動することができる)、グルーブドピ
ン14のシフトレバー軸方向下方への移動を許容する。
グルーブドピン14は、シフトレバー軸方向下方への移
動後は、シフトレバー12を回動することにより、シフ
トロックプレート28の係合凹部40から離脱し、ディ
テントプレート26のディテント溝18の凸部24を越
えて、他のレンジへ移動できる。
【0033】更に、ブラケット26には、シフトロック
プレート28の配置側の面にストッパ駆動手段を構成す
るソレノイド50が取り付けられる。ソレノイド50の
プランジャ52(移動駆動軸)の移動方向は、シフトロ
ックプレート28の移動方向(上下方向)と交差する水
平方向とされる。
【0034】ソレノイド50のプランジャ52の先端部
には、プランジャ52の軸直角方向で水平な嵌合ピン5
4がプランジャ42の軸方向から見て左右両側へ突出さ
れ、嵌合ピン54には、ストッパ42の上端部に形成さ
れたU字型の嵌合凹部56が嵌まる。嵌合ピン54と嵌
合凹部56との間には、クッション58が介在し、クッ
ション58は、各嵌合ピン54に嵌合する筒部60と筒
部60間を連結する連結片62とで一体的に構成され
る。
【0035】ソレノイド50が通電されず作動しないと
きは、プランジャ52が引き出された位置にあってスト
ッパ42が突片48と係合状態(図3の状態)にある。
図4に示すように、ソレノイド50が作動してプランジ
ャ52が矢印D方向へ引っ込むと、ストッパ42がシフ
トロックプレート28の突片48との係合状態から離脱
状態(図3の状態から図4の状態)へ矢印E方向へ回動
する。
【0036】なお、シフトロックプレート28の突片4
8の下端面と当接係合するストッパ42の係合面64
を、ストッパ軸44を中心とする円弧面とすれば、、ス
トッパ42のシフトロックプレート28との係合状態で
はストッパ42の回動中、シフトロックプレート28の
突片48の下端面と当接する高さ位置を不変とすること
ができる。また、ストッパ42の突片48との離脱状態
で下方へ移動するシフトロックプレート28の突片48
と対向するストッパ42の離脱面66を、ストッパ42
のシフトロックプレート28との離脱状態で垂直面とな
るように係合状態では傾斜することによれば、ストッパ
42の係合面50が突片48の下端面から出た後は更な
るストッパ42の回動を伴うことなく直ちに、シフトロ
ックプレート28の下方への移動が自由となる。
【0037】案内ピン32の先端部は割り溝68を有し
て更に延出されて延出部70には、ねじりコイルばね7
2(付勢手段)が嵌合され、ねじりコイルばね64の一
端は、延出部70の割り溝68内に係止され、他端は、
シフトロックプレート28に突設されたコ字型凹部74
内に係止される。ねじりコイルばね72によれば、シフ
トロックプレート28は、案内ピン32回りに矢印C方
向(図3を参照)へ第2回動位置から第1回動位置に向
けて回動付勢される。第1回動位置では、シフトロック
プレート28の下端部の側縁がソレノイドヘッド76の
前面の案内突起(案内部)78(図1に示すように、ソ
レノイドヘッド76の前面には2個の突起があるが、ブ
ラケット26側の突起が案内突起78となる)に当接
し、回動規制され、グルーブドピン14のシフトレバー
軸方向の移動により移動するシフトロックプレート28
がその案内突起78と摺接しながら移動案内される。
【0038】また、シフトロックプレート28の上端に
は、シフトロック解除部としてのシフトロック解除ロッ
ド80が一体的に立ち上げられる。図5に示すように、
シフトロック解除ロッド80を操作して、シフトロック
プレート28を、第1回動位置から、ねじりコイルばね
72に抗して案内ピン32回りに矢印F方向(突片46
と離脱状態となるためのストッパ42の移動方向(図4
に示す矢印E)と反対方向)へ回動すると、第2回動位
置で、突片48はストッパ42の係合面64と離脱し、
離脱状態では、シフトロックプレート28は、傾斜し
(案内孔30の長手方向が上下方向から傾斜した方向を
向く)、この傾斜した状態で案内ピン直角方向へ移動し
て、グルーブドピン14のシフトレバー軸方向下方への
移動(図5の実線で示す位置から鎖線で示す位置への移
動)が許容される。
【0039】ソレノイド50が作動せずとも、シフトロ
ックプレート28との離脱を図るべくストッパ42を強
制的に移動することができる。
【0040】ソレノイドコイル80は、上壁82、下壁
84を有する支持枠86の上壁82、下壁84間に支持
される。上壁82、下壁84には、ブラケット26に向
けて取り付け片88が突設され、取り付け片88がブラ
ケット26の開孔90を貫通してかしめられて、ソレノ
イド50のブラケット26への取り付けがなされる。
【0041】図1及び図6に示すように、ソレノイド5
0には、検出スイッチを構成するシフトロックコントロ
ールスイッチ92が取り付けられる。シフトロックコン
トロールスイッチ92は、シフトロックプレート28と
対向位置してシフトロックプレート28との反対向側が
開放された矩形箱状のスイッチカバー94内にコンタク
トホルダ96を収容して、スイッチカバー94の開放部
に、内面に固定接点(図示を省略)を有する基板98を
弾性的に嵌めて基板98でスイッチカバー94の蓋をし
た態様とされる。コンタクトホルダ96は、シフトロッ
クプレート28の突片48を更に屈曲してスイッチカバ
ー94と対向したスイッチ対向片100に形成した係合
孔102と係合するためにコンタクトホルダ96の底に
形成された上下方向に延びる長孔104を貫通する係合
ピン106を備え、係合ピン106の係合孔102との
係合によって、シフトロックプレート28と共に上下方
向に移動可能となる。コンタクトホルダ96はまた、基
板98の固定接点と接触する移動接点108を備え、シ
フトロックプレート28が上位置にあるときと、シフト
ロックプレート28が下位置にあるときとで、移動接点
108がこれと接する固定接点を変えて、Pレンジにあ
るか否かを検出してこの検出信号を出力することができ
る。なお、係合孔102は、ソレノイド50のプランジ
ャ52の軸方向に沿って長い長孔とされ、ソレノイド5
0と反対側の端が開放されており、係合孔102の長手
方向に沿って係合ピン106が相対的に移動できる分だ
け、シフトロックコントロールスイッチ92のストッパ
42との位置合わせを容易としている。
【0042】基板98には、図6に示すように、ソレノ
イドコイル80側へ延びる延長板110が一体形成さ
れ、延長板110は、ソレノイドコイル80のブラケッ
ト26と反対側を覆うように位置する。延長板110の
上下端には、それぞれ屈曲してなる挟み片112が形成
され、挟み片112は、ソレノイド50の支持枠86の
上壁82、下壁84を弾性的に挟み込み、そして、挟み
込んだ状態では、ソレノイド50の支持枠86の上壁8
2、下壁84と、各挟み片112との間に形成された係
止突起114と係止凹部116とが係止されて、これに
より、コンタクトホルダ96の係合ピン106がシフト
ロックプレート28のスイッチ対向片100の係合孔1
02に係合した状態でシフトコントロールスイッチ92
のソレノイド50への取り付けがなされる。
【0043】延長板110のソレノイド50と反対側の
面には、矩形状のコネクタ筒118が突出形成される。
基板98の固定接点と連接されて基板98から延長板1
10の肉厚中を通る信号出力端子には信号出力コネクタ
ピン120が形成されてその信号出力コネクタピン12
0が、コネクタ筒118の筒底肉厚中から筒内に突入す
る。
【0044】ソレノイド50の動力出力端子には、プラ
ンジャ40の軸方向へ長尺となる端子板124が形成さ
れる。シフトロックコントロールスイッチ92の延長板
110のソレノイドコイル50と対向する面には、延長
板110の開孔126に、端子板124と対向する長板
状のコンタクタ128(端子板156と共に相接手段を
構成する)が片持ち的にリベット130で支着される。
シフトロックプレート28の取り付け状態で、コンタク
タ128の先端の突起132が端子板124と弾性的に
付勢接触される。
【0045】また、コネクタ筒118内には、信号出力
コネクタピン120と並んで、上記コンタクタ158と
延長板156の肉厚中で接続された動力入力コネクタピ
ン122が筒底の肉厚中から突入している。信号出力コ
ネクタピン120と動力入力コネクタピン122とは、
雄型コネクタをなし、ソレノイド50及びシフトロック
コントロールスイッチ92とシフトロックコントロール
コンピュータ(図示を省略)との配線にあたって、単一
の雌型コネタクタで嵌合可能となる。
【0046】シフトロックコントロールコンピュータに
は更に、図示を省略するストップランプスイッチが接続
される。シフトロックコントロールコンピュータによれ
ば、シフトがPレンジにあってシフトロックコントロー
ルスイッチ92がオンでありかつブレーキが踏まれてス
トップランプスイッチがオンである場合には、ソレノイ
ド50は通電されて作動するが、シフトがPレンジにあ
ってシフトロックコントロールスイッチ92がオンであ
ってもブレーキが踏まれておらずストップランプスイッ
チがオフである場合には、ソレノイド50は通電されず
作動しないように制御され、ブレーキを踏んでいない状
態ではPレンジから他のレンジへのシフト変更が阻止さ
れる。なお、シフトコントロールコンピュータでは、シ
フトロックプレート28がグルーブドピン14と共に下
方へ移動して下位置に到ると、ソレノイド50への通電
が止まるように制御される。プランジャ52は、ソレノ
イド内スプリング(図示を省略;引き出し方向付勢手
段、ソレノイド外にあってもよい)によって引き出し方
向へ常時付勢されている。ソレノイド50への通電が止
まるとプランジャ52の引き出しがソレノイド内スプリ
ングによって可能となるが、シフトロックプレート28
が下位置にあるときは突片48がストッパ42の移動路
に入り込んでいるので、ストッパ42の離脱面66が突
片48で当接規制されてプランジャ52の引き出しが阻
止される。グルーブドピン14が再びシフトロックプレ
ート28の係合凹部40と係合して上方へ移動し、それ
に伴いシフトロックプレート28が上方へ移動して上位
置(図4の位置)に到れば、突片48がストッパ42の
移動路から退避し、プランジャ52が引き出され、係合
面64が突片48の下面に入り込んで、ストッパ42と
シフトロックプレート28とが係合状態となる。
【0047】なお、グルーブドピン14のシフトロック
プレート28の係合凹部40との係合位置は、案内ピン
32を通る上下線からずれており、シフトロックプレー
ト28がグルーブドピン14で下方へ押されると、シフ
トロックプレート28には、シフトロックプレート28
の側端をソレノイドヘッド76前面の突起78へ押し付
けるように、案内ピン32回りに回動付勢力が及ぶ。
【0048】なお、ブラケット26は金属製とし、シフ
トロックプレート28、ストッパ42、シフトロックコ
ントロールスイッチ98(移動接点86、固定接点79
等の導電部を除く)は合成樹脂製とすることがそれぞれ
可能である。
【0049】また、ブラケット26の下端部には、シフ
トロック装置への取り付け用の取り付け孔134が形成
されている。
【0050】上記構成によれば、ソレノイド50が、シ
フトロックプレート28と係脱自在に移動するストッパ
42を駆動し、シフトロックコントロールスイッチ92
が、シフトロックプレート28と係合してそれと共に移
動するコンタクトホルダ96の移動位置に従いPレンジ
にあるか否かを検出する。ソレノイド50及びシフトロ
ックコントロールスイッチ92はシフトロックコントロ
ーラと接続されて、シフトコントローラはソレノイド5
0を制御する。
【0051】Pレンジにあってブレーキペダルが踏み込
まれている状態では、ストッパ42がシフトロックプレ
ート28と離脱し、離脱状態では、グルーブドピン14
のシフトレバー軸方向下方への移動によるシフトロック
プレート28の同方向への移動が可能となってグルーブ
ドピン14のシフトレバー軸方向下方への移動が許容さ
れる。従って、Pレンジから他のレンジへのシフト変更
が許容される。
【0052】Pレンジにあってもブレーキペダルが踏み
込まれていない状態では、ストッパ42がシフトロック
プレート28と係合し、係合状態では、グルーブドピン
14のシフトレバー軸方向下方への移動によるシフトロ
ックプレート28の同方向への移動が不可となってグル
ーブドピン14のシフトレバー軸方向下方への移動が阻
止される。従って、Pレンジから他のレンジへのシフト
変更が阻止される。
【0053】また、シフトロックプレート28は、案内
ピン32回りに回動付勢されてソレノイドヘッド76の
案内突起78と当接する。グルーブドピン14のシフト
レバー軸方向への移動により移動するシフトロックプレ
ート28は、ソレノイドヘッド76の案内突起78と摺
接しながら案内ピン32直角方向へ移動案内される。
【0054】これにより、シフトロックプレート28を
移動案内するのに一本の案内ピン32で足り、シフトロ
ックプレートを移動案内するのに2本の案内ピンを要す
る従来のものに比して、省スペース化が可能となり、小
型化が果たされる。
【0055】なお、シフトロックプレート28が当接す
るのはソレノイドヘッド76の案内突起78に限定され
るものではなく、ソレノイド50の固定部の他の部位を
案内部とし、あるいはブラケットの一部を案内部とする
等が可能である。シフトロックプレート28がソレノイ
ドヘッド76の案内突起78と当接することによれば、
点接触が行われ、シフトロックプレート28の移動抵抗
が低減される。
【0056】また、シフトロック解除ロッド80がスト
ッパ42に一体的に形成されるので、ストッパと別途設
けられてまた回動する構造である従来のものに比して小
型化が顕著となり、部品点数が減り、コストの低減化が
果たされる。
【0057】なお、シフトロック解除部は、シフトロッ
ク解除ロッド80に限定されるものではない。
【0058】更に、動力入力コネクタピン122と信号
出力コネクタピン120とが、単一の雌型コネクタで嵌
合され、ソレノイド50及びシフトロックコントロール
スイッチ92とシフトロックコントローラとの配線がな
される。
【0059】従って、ソレノイド50及びシフトロック
コントロールスイッチ92とシフトロックコントローラ
との間の配線にあたってシフトロックコントロールスイ
ッチ92側では、雄型コネクタ(コネクタ筒118と、
筒内の動力入力コネクタピン122、信号出力コネクタ
ピン120とが雄型コネクタを構成することになる)が
単一で足り、ソレノイド及びシフトロックコントロール
スイッチがそれぞれ別個のコネクタを要する従来のもの
に比して、構成部品が少なくて済み、小型化が果たされ
る。
【0060】シフトロックコントロールスイッチ92の
ソレノイド50への取り付け状態にあるか否かに関わら
ず、動力入力コネクタピン122と信号出力コネクタピ
ン120とが雄型コネクタをなすべく並び位置し、シフ
トロックコントロールスイッチ92のソレノイド50へ
の取り付け状態でコンタクタ128がソレノイド50の
動力入力端子に形成された端子板124を圧接すること
により、特に端子板124の長手方向において、コンタ
クタ128と端子板124との間に過度の位置関係精度
を求める必要をなくすことができる。
【0061】次に、シフトロックユニットの第2実施例
を図8及び図9に基づき説明する。第1実施例では、信
号出力コネクタピン120と動力出力コネクタピン12
2とがシフトロックコントロールスイッチ92側に設け
られ、動力出力コネクタピン122と、ソレノイド50
の動力入力端子との間にコンタクタ128が介在した構
成であるが、本実施例では、ソレノイド200の動力出
力端子には動力出力コネクタピン202が、シフトロッ
クコントロールスイッチ204の延長板206に向けて
突出形成されており、シフトロックプレート28の取り
付け状態で、動力入力コネクタピン202が、コネクタ
筒208(第1実施例のコネクタ筒118に相当する)
の筒底に形成された貫通孔210を貫通して、コネクタ
筒208内に突入する。これによって、信号出力コネク
タピン120と動力出力コネクタピン202とは、コネ
クタ筒208内で並び位置する。この並び位置した信号
出力コネクタピン120と動力出力コネクタピン202
とが、単一の雌型コネクタで嵌合可能とされ、この雌型
コネクタを介して、ソレノイド200及びシフトロック
コントロールスイッチ204と、シフトロックコントロ
ールコンピュータとの間の配線がなされるのは、第1実
施例と同様である。
【0062】また、シフトロックコントロールスイッチ
202は、板状の取り付け具212でソレノイド200
の支持枠218(第1実施例の支持枠86に相当する)
へ挟み付けられるようにして取り付けられる。取り付け
具212は、上端部に、上側が幅狭で下側が幅広の倒立
T字型の取り付け孔214を備え、下端部に、下端を開
放した取り付け孔216を備える。一方、ソレノイド2
00の支持枠218の上壁220、下壁222にはそれ
ぞれ、ブラケット26と反対側に取り付け片224が突
出形成され、各取り付け片224は中間部が幅狭とされ
る。上方に位置する取り付け片224を、取り付け具2
12の取り付け孔214の幅広の下側へ挿入するととも
に、下方に位置する取り付け片224を、取り付け具2
12の取り付け孔216に挿入した後に、取り付け具1
22を下方へずらせば、上方の取り付け片224の幅狭
の中間部が取り付け具122の取り付け孔214の幅狭
の上側へ嵌入するとともに、下方の取り付け片224の
幅狭の中間部が取り付け具212の取り付け孔216の
開放先端の突起226で弾性的に挟持される。これによ
り、取り付け具212が装着され、ソレノイド200の
支持枠218との間へのシフトロックコントロールスイ
ッチ204の延長板206の挟み込みがなされる。シフ
トロックコントロールスイッチ204をソレノイド20
0から取り外すには、取り付け具212を上方へずらせ
ばよい。延長板208には、取り付け片224を貫通す
る矩形の切り欠き228が形成される。
【0063】他の構成は第1実施例と同様である。本実
施例の構成によれば、ソレノイド200の動力入力コネ
クタピン202がソレノイド202側にあり、シフトロ
ックコントロールスイッチ204の信号出力コネクタピ
ン120がシフトロックコントロールスイッチ204側
にある。シフトロックコントロールスイッチ204のコ
ンタクトホルダ96の係合ピン106がシフトロックプ
レート28のスイッチ対向片100の係合孔102と係
合しシフトロックコントロールスイッチ92がソレノイ
ド50に取り付けられた状態では、動力入力コネクタピ
ン202と信号出力コネクタピン120とは並び位置
し、単一の雌型コネクタで嵌合され、ソレノイド50及
びシフトロックコントロールスイッチ204とシフトロ
ックコントローラとの配線がなされる。
【0064】従って、ソレノイド200及びシフトロッ
クコントロールスイッチ204とシフトロックコントロ
ーラとの間の配線にあたってシフトロックコントロール
スイッチ204側では、雄型コネクタが単一で足り、ソ
レノイド及びシフトロックコントロールスイッチがそれ
ぞれ別個のコネクタを要する従来のものに比して、構成
部品が少なくて済み、小型化が果たされる。
【0065】更に、シフトロックコントロールスイッチ
204のコンタクトホルダ96の係合ピン106がシフ
トロックプレート28のスイッチ対向片100の係合孔
102と係合した状態で、動力入力コネクタピン202
と信号出力コネクタピン120とは並び位置するので、
逆に、雄型コネクタをなすべく動力入力コネクタピン2
02を信号出力コネクタピン120と並び位置すれば、
係合ピン106を係合孔102と係合してシフトロック
コントロールスイッチ204を取り付けるにあたって、
シフトロックコントロールスイッチ204の位置決めを
容易に行うことができる。
【0066】特に、動力入力コネクタピン202は、コ
ネクタ筒208の筒底の貫通孔210を貫通して筒内に
突入するので、シフトロックコントロールスイッチ20
4の位置決めを精度よく行うことができる。
【0067】シフトロックコントロールスイッチ92が
ソレノイド50に取り付けられた状態で動力入力コネク
タピン202と信号出力コネクタピン120とが並び位
置する点、また、シフトロックコントロールスイッチ2
04が取り付け具212でソレノイド200へ取り付け
られる点を除き、本実施例で奏せられる他の作用効果
は、第1実施例と同様である。
【0068】本発明は、上記各実施例に限定されるもの
ではなく、種々変更可能である。例えば、上記各実施例
では、案内ピン32をブラケット26側に設け、案内孔
30をシフトロックプレート28側に設けているが、逆
に、案内ピン32をシフトロックプレート28側に設
け、案内孔30をブラケット26側に設けてもよい。
【0069】また、付勢手段としてねじりコイルばね7
2を用いているが、これに限らず、各種の手段が可能で
あり、装着位置も任意である。ただ、シフトロックプレ
ートを案内ピン回りに回動付勢できればよいものであ
る。
【0070】更に、ストッパ駆動手段としては、ソレノ
イドに限らず、他の手段が可能であり、検出スイッチと
しては、上記各実施例のシフトロックコントロールスイ
ッチに限定されない。シフトロックプレートと係合し、
シフトロックプレートの移動位置によってPレンジを検
出できればよい。
【0071】また、ソレノイドが作動したときに、スト
ッパがシフトロックプレートと離脱するが、逆に、ソレ
ノイドが作動したときに、ストッパがシフトロックプレ
ートと係合状態にあるようにし、Pレンジにありブレー
キペダルが踏み込まれている状態でソレノイドの作動を
止めるようにしてもよい。
【0072】更に、ストッパ42は、回動する構造でな
くとも、直線移動する構造であってもよく、例えば、ブ
ラケット26に取り付けるのではなく、ソレノイド5
0、200のプランジャ52に取り付けるようにしても
よい。また、上記各実施例では、自動車のオートマチッ
クトランスミッションのシフトレバー装置のシフトロッ
クユニットについて説明しているが本発明は、自動車に
限定されるものではない。
【0073】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3に係る本発明のシ
フトロックユニットによれば、グルーブドピンのシフト
レバー軸方向移動により移動するシフトロックプレート
を移動案内するのに一本の案内ピンで足り、省スペース
化が可能となり、小型化が果たされる。
【0074】また、シフトロックプレートに一体的に形
成されたシフトロック解除部を操作すれば、シフトロッ
クプレートが付勢手段に抗して、第1回動位置から第2
回動位置へ移動し、ストッパと離脱するとができ、小型
化が顕著となり、部品点数が減り、コストの低減化が果
たされる。
【0075】請求項3に係る本発明のシフトロックユニ
ットによれば、ストッパ駆動手段及び検出スイッチとシ
フトロックコントローラとの間の配線にあたってシフト
ロックユニット側では、雄型コネクタが単一で足り、こ
の分、構成部品が少なくて済み、小型化が果たされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るシフトロックユニッ
トの分解斜視図である。
【図2】第1実施例のシフトロックユニットが適用され
る、自動車のオートマチックトランスミッションのシフ
トレバー装置の正面図である。
【図3】第1実施例のシフトロックユニットにおいて、
シフトロックコントロールスイッチを除いて示す正面図
である。
【図4】図3において、ソレノイドが作動してストッパ
がシフトロックプレートと離脱した状態を示す正面図で
ある。
【図5】図3において、シフトロック解除ロッドを操作
した状態を示す正面図である。
【図6】図3において、シフトロックコントロールスイ
ッチをソレノイドへ取り付けた状態を示す正面図であ
る。
【図7】第1実施例のシフトロックユニットの組立斜視
図である。
【図8】第2実施例のシフトロックユニットの一部を示
す斜視図である。
【図9】第2実施例のシフトロックユニットの組立斜視
図である。
【図10】従来のシフトロックユニットを適用した自動
車のオートマチックトランスミッションのシフトレバー
装置の正面図である。
【図11】従来のシフトロックユニットの組立斜視図で
ある。
【図12】従来のシフトロックユニットの分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
12 シフトレバー 14 グルーブドピン 16 ディテントプレート 28 シフトロックプレート 30 案内溝(案内手段) 32 案内ピン(案内手段) 42 ストッパ 50、200 ソレノイド(ストッパ駆動手段) 52 プランジャ(ストッパ駆動手段の移動駆動軸) 78 ソレノイドヘッド(案内部) 80 シフトロック解除ロッド(シフトロック解除部) 92、204 シフトロックコントロールスイッチ(検
出スイッチ) 106 係合ピン 108 移動接点 120 信号出力コネクタピン 122、202 動力入力コネクタピン 128 コンタクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−94112(JP,A) 特開 平6−80039(JP,A) 実開 平5−67863(JP,U) 実開 平5−6256(JP,U) 実開 平2−138266(JP,U) 実開 平2−85631(JP,U) 実開 平2−6626(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 59/12 B60K 20/00 - 20/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバー操作によりグループドピン
    のディテントプレートとの係合位置を変えて行うオート
    マチックトランスミッションのシフト変更のうちのPレ
    ンジから他のレンジへシフト変更するのにグループドピ
    ンのシフトレバーの軸方向の移動を要するそのグループ
    ドピンのシフトレバー軸方向移動により移動するべくグ
    ループドピンと係合するシフトロックプレートと、 案内ピンを有し、前記シフトロックプレートを案内ピン
    直角方向に移動自在とするとともに案内ピン回りに回動
    自在とする案内手段と、 前記シフトロックプレートと係脱自在とされ、シフトロ
    ックプレートの第1回動位置において自己の一方向の第
    1位置から第2位置への移動によりシフトロックプレー
    トと離脱するとともに、自己の第1位置においてシフト
    ロックプレートの第1回動位置から第2回動位置への回
    動によりシフトロックプレートが前記一方向と反対方向
    離脱し、シフトロックプレートとの係合状態ではシフ
    トロックプレートの案内ピン直角方向の移動を不可とし
    てグループドピンのシフトレバー軸方向移動を阻止し、
    シフトロックプレートとの離脱状態ではシフトロックプ
    レートの案内ピン直角方向の移動を可能としてグループ
    ドピンのシフトレバー軸方向移動を許容するストッパ
    と、 このストッパを駆動するストッパ駆動手段と、 前記シフトロックプレートを第2回動位置から第1回動
    位置へ向けて回動付勢する付勢手段と、 前記シフトロックプレートの第1回動位置で、付勢手段
    により回動付勢されるシフトロックプレートを当接回動
    規制し、グループドピンのシフトレバー軸方向移動によ
    り移動するシフトロックプレートを摺接案内する案内部
    と、 前記シフトロックプレートに一体的に形成され、シフト
    ロックプレートを付勢手段に抗して第1回動位置から第
    2回動位置へ回動するためのシフトロック解除部と、 前記シフトロックプレートの移動位置によってPレンジ
    にあるか否かの検出を行い、ブレーキペダルを踏み込ん
    でいない状態ではPレンジから他のレンジへのシフト変
    更を阻止するべくストッパ駆動手段を作動するための検
    出スイッチと、 を備えることを特徴とするシフトロックユニット。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ駆動手段はソレノイドとさ
    れ、ソレノイドのプランジャが前記ストッパを移動し、
    ソレノイドヘッドが前記案内部とされる請求項1に記載
    のシフトロックユニット。
  3. 【請求項3】 前記検出スイッチは、固定接点と、シフ
    トロックプレートと係合してシフトロックプレートと共
    に移動する係合部と、固定接点と接触でき係合部ととも
    に移動する移動接点とを有し、 更に、検出スイッチ信号出力端子に形成される信号出力
    コネクタピンと、係合ピンのシフトロックプレートとの
    係合状態で相接する相接手段を介してストッパ駆動手段
    の動力入力端子と接続される動力入力コネクタピンとを
    有し、 信号出力コネクタピンと動力入力コネクタピンとが、検
    出スイッチ及びストッパ駆動手段と、ブレーキペダルを
    踏み込んでいない状態ではPレンジから他のレンジへの
    シフト変更を阻止すべくストッパ駆動手段を制御するた
    めのシフトロックコントローラとの配線にあたって、単
    一の雌型コネクタで嵌合可能となる請求項2に記載のシ
    フトロックユニット。
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