JP3076171B2 - 自動変速機のシフト操作装置 - Google Patents

自動変速機のシフト操作装置

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JP3076171B2
JP3076171B2 JP05114973A JP11497393A JP3076171B2 JP 3076171 B2 JP3076171 B2 JP 3076171B2 JP 05114973 A JP05114973 A JP 05114973A JP 11497393 A JP11497393 A JP 11497393A JP 3076171 B2 JP3076171 B2 JP 3076171B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の自動変速機に用い
られるシフト操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の自動変速機をシフト操作するため
の装置としては、車両の床面に配置されると共に自動変
速機に連結され、レバーの選択操作によって機械的に自
動変速機をシフト操作するシフトレバー装置が一般的で
あるが、近時、ステアリングホイールの近傍に配置さ
れ、シフト操作により選択されたシフト位置を電気的に
検出し、この検出信号を基に自動変速機をシフト操作す
る構成の操作装置が考えられている。
【0003】この種の自動変速機用シフト操作装置で
は、シフト操作するための回転及び軸線方向移動可能な
操作ノブとこの操作ノブにより選択されたシフト位置を
検出するスイッチを備えている。操作ノブのシフト位置
は、自動変速機のPシフトレンジ、Rシフトレンジ、N
シフトレンジ、あるいはDシフトレンジ等に対応してお
り、このシフト位置をスイッチにより検出して検出信号
を基に自動変速機をシフトする構成である。
【0004】ここで、この種のシフト操作装置におい
て、Dシフトレンジの範疇に属するシフトレンジを数種
類(現状よりも多く)設定し、従来よりも細かなシフト
操作を可能とすることが要望されている。この場合、操
作ノブの有効回動範囲を拡大することで対応することも
考えられるが、着座状態の乗員の視認可能な範囲を越え
て操作ノブの有効回動範囲が存在するおそれがある。
【0005】そこで、これを解消するべく、操作ノブを
例えば乗員手前側に回動させた後に軸線方向移動させて
更に操作ノブを乗員反手前側(前記回転方向と逆方向
側)に回動させることにより、Dシフトレンジの範疇に
属する一のシフトレンジに対応するシフト位置から他の
一のシフトレンジに対応するシフト位置にシフト操作す
ることが考えられる。
【0006】しかしながら、この場合、前記一のシフト
レンジに対応するシフト位置と前記他の一のシフトレン
ジに対応するシフト位置とが、操作ノブの軸線回りに一
致する(ラップする)ことになる。このため、前記一の
シフトレンジに対応するスイッチの導通状態と、前記他
のシフトレンジに対応するスイッチの導通状態と、が同
一となり、シフト位置の個別的な検出ができなくなる、
別言すれば両者のシフト位置の識別ができなくなるとい
う問題点が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、Dシフトレンジの範疇に属する一のシフトレンジ
に対応するシフト位置と他の一のシフトレンジに対応す
るシフト位置とが操作ノブの軸線回りに一致する場合に
おいても、確実に双方のシフト位置を個別的に検出する
ことができる自動変速機のシフト操作装置を得ることが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動変速機
のシフト操作装置は、Rシフトレンジ、Nシフトレン
ジ、及び、複数のDシフトレンジを有する自動変速機に
用いられるシフト操作装置に適用され、略円筒形に形成
された本体の軸線に対し回動及び軸線方向移動可能に設
けられ、前記Nシフトレンジ及び第1のDシフトレンジ
に対応して設けられたシフト位置へ回動して選択操作さ
れると共に前記Rシフトレンジに対応して設けられたシ
フト位置へ軸線方向移動して選択操作され、さらに第2
のDシフトレンジに対応して設けられかつ前記操作ノブ
の軸線回りの位置が前記第1のDシフトレンジに対応し
て設けられたシフト位置と略一致するシフト位置へ軸線
方向移動後に回動して選択操作される操作ノブと、表面
に同心円状に形成された複数の導通接触面を有し、前記
操作ノブによって選択されたシフト位置検出用の固定接
点部と、前記固定接点部の表面に接触状態で配置され、
前記操作ノブによって前記Rシフトレンジ、Nシフトレ
ンジ、及び、第1のDシフトレンジに対応するシフト位
置が選択された場合に各シフト位置に対応する前記導通
接触面に接触する第1の可動接点部と、通常は前記固定
接点部から離間する位置に保持され、前記操作ノブによ
って前記第2のシフトレンジに対応するシフト位置が選
択された場合に、このシフト位置に対応する前記導通接
触面に接触する第2の可動接点部と、を有することを特
徴としている。
【0009】
【作用】上記構成の自動変速機のシフト操作装置では、
操作ノブを回動操作することにより、Nシフトレンジあ
るいは第1のDシフトレンジに対応して設けられたシフ
ト位置が選択される。この場合、固定接点部における各
シフト位置に対応する導通接触面に第1の可動接点部が
接触するので、各シフト位置が検出される。また、操作
ノブを軸線方向移動操作することにより、Rシフトレン
ジに対応して設けられたシフト位置が選択される。この
場合も、前記場合と同様に、固定接点部におけるこのシ
フト位置に対応する導通接触面に第1の可動接点部が接
触するので、このシフト位置が検出される。なお、これ
らの場合においては、第2のシフトレンジに対応して設
けられたシフト位置が選択されていないので、第2の可
動接点部は固定接点部から離間する位置に保持される。
【0010】一方、操作ノブを軸線方向移動操作した後
に回動操作することにより、第2のDシフトレンジに対
応して設けられたシフト位置が選択される。なお、この
第2のDシフトレンジに対応して設けられたシフト位置
と、第1のDシフトレンジに対応して設けられたシフト
位置とは、操作ノブの軸線回りに略一致している。よっ
て、第2の可動接点部が無い構造の場合には、第1のD
シフトレンジに対応するシフト位置と第2のDシフトレ
ンジに対応するシフト位置とを識別することができな
い。しかしながら、本発明によれば、通常は固定接点部
から離間する位置に保持された第2の可動接点部を有
し、第2の可動接点部に対応するシフト位置が選択され
ると、このときの操作ノブの軸線方向移動操作及び回動
操作によって、固定接点部から離間していた第2の可動
接点部が固定接点部におけるこのシフト位置に対応する
導通接触面に接触する。このため、第2のDシフトレン
ジに対応するシフト位置が、第1のDシフトレンジに対
応するシフト位置とは別個独立に検出される。
【0011】
【実施例】図1には本発明に係る自動変速機のシフト操
作装置10の正面図が示されており、図2にはシフト操
作装置10の左側面図が示されている。また、図3には
図1の3−3線に沿ったシフト操作装置10の断面図が
示されており、図4には図2の4−4線に沿ったシフト
操作装置10の断面図が示されている。さらに、図5及
び図6にはこのシフト操作装置10の分解斜視図が示さ
れている。なお、図5及び図6においては、一部の部品
を重複して示してある。
【0012】ここで、このシフト操作装置10は、Rシ
フトレンジ、Pシフトレンジ、Nシフトレンジ、Dシフ
トレンジ、E/Bシフトレンジ、DOWNシフトレン
ジ、及びUPシフトレンジを有する自動変速機に用いら
れる。なお、「E/B」はエンジンブレーキを意味す
る。また、上述したシフトレンジの中で、「Dシフトレ
ンジレンジ」が本発明における第1のDシフトレンジに
相当し、「UPシフトレンジ」が本発明における第2の
Dシフトレンジに相当する。
【0013】シフト操作装置10は、略円筒形の本体1
2を備えている。この本体12は、基板14に固定され
ており、車両のステアリングホイール(図示省略)の近
傍に配置される。基板14には、本体12の軸線に沿っ
てパイプ16が固着されている。ここで、このシフト操
作装置10は、操作部20、シフトロック部100、及
びスイッチ部200から構成されている。以下、各部に
ついてこの順に説明する。
【0014】操作部20では、本体12の先端部に操作
ノブ22が配置されている。操作ノブ22は本体12に
対応する略円筒形に形成されており、本体12の案内溝
18内に移動可能に入り込んでいる。すなわち、操作ノ
ブ22は、本体12の先端部と重なり合っており、本体
12に対し、軸線周りに回動できると共に軸線に沿って
移動できる。
【0015】操作ノブ22(本体12の先端部)の内方
には、ホルダ24が配置されている。ホルダ24は、略
円柱形のブロック材で、本体12の先端部に対応して位
置している。ホルダ24には、その中心部に貫通孔26
が形成されており、この貫通孔26内に前記パイプ16
が入り込んでおり、さらに、操作ノブ22から延出する
腕部28と一体的に連結されている。これにより、ホル
ダ24は、常に操作ノブ22と一体的に回動(パイプ1
6周りに)及び軸線方向(パイプ16に沿って)移動す
る。
【0016】ホルダ24の周面には、パターン状の案内
溝30が形成されている。案内溝30内には、本体12
の先端部から内側へ向けて突出固着されたピン32が入
り込んでいる。これにより、ホルダ24すなわち操作ノ
ブ22は、案内溝30内をピン32が移動できる範囲で
回動及び軸線方向移動できる構成である。
【0017】ここで、操作ノブ22のシフト操作パター
ンは、自動変速機の「P」、「R」、「N」、「D」、
「E/B」、「UP」、及び「DOWN」の各シフトレ
ンジに対応して図1に示す如く構成されており、前記ホ
ルダ24の案内溝30は、この操作ノブ22のシフト操
作パターンに対応して形成されている。すなわち、図1
矢印A方向のシフト操作は操作ノブ22(ホルダ24)
の回動により行われ、図1矢印B方向のシフト操作は操
作ノブ22(ホルダ24)の軸線方向移動により行わ
れ、案内溝30はホルダ24すなわち操作ノブ22の回
動及び軸線方向移動を案内制限するためのものである。
【0018】また、ホルダ24には、一対のピース34
A、34Bが組み込まれている。各ピース34A、34
Bは、ホルダ24に形成された収容孔36内にスプリン
グ38と共に収容されており、常に突出する方向に付勢
されている。
【0019】ホルダ24と本体12の先端部との間に
は、前記ピース34A、34Bに対応して、一対のクリ
ックマウント40A、40Bが配置されている。クリッ
クマウント40A、40Bは共に樋状に形成されて本体
12の内周面に固定されており、さらに、その内周壁に
は本体12の軸線方向に沿った凹凸部42A、42Bが
形成されている。一方のクリックマウント40Aの凹凸
部42Aは、前述の操作ノブ22(ホルダ24)の軸線
方向移動(図1、図5矢印B方向のシフト操作移動)に
対応しており、ピース34がこの凹凸部42Aを乗り越
えることにより、ホルダ24すなわち操作ノブ22の軸
線方向移動が節度を持って行われるようになっている。
また、他方のクリックマウント40Bの凹凸部42B
は、操作ノブ22(ホルダ24)の回動(図1、図5矢
印A方向のシフト操作移動)に対応しており、ピース3
4Bがこの凹凸部42Bを乗り越えることにより、ホル
ダ24すなわち操作ノブ22の回動が節度を持って行わ
れるようになっている。
【0020】なお、クリックマウント40Aには、凹凸
部42Aの近傍に退避部44が形成されており、操作ノ
ブ22(ホルダ24)の後述する回動の際にピース34
Aがこの退避部44を移動して操作ノブ22(ホルダ2
4)の回動が阻害されないように構成されている。
【0021】また、ホルダ24の中央部には嵌入溝46
が形成されている。嵌入溝46はクランク状に構成され
ており、さらにこの嵌入溝46内には、パイプ16内に
スライド可能に収容されたシャフト52のピン54が入
り込んでいる。つまり、この嵌入溝46は、「R」、
「P」、「N」、「D」、「E/B」、「UP」及び
「DOWN」のシフト位置の間においては、シャフト5
2に対するホルダ24(操作ノブ22)の相対回動を可
能にするためのものである。
【0022】一方、ホルダ24の後部(操作ノブ22と
反対側)には、アーム56が延出しており、その先端は
後述するスイッチ部200に達している。アーム56の
先端には表示ピン58が固定されている。さらに、ホル
ダ24の後部には、一対の嵌入溝60が形成されてい
る。嵌入溝60は、ホルダ24の軸線と平行に形成され
ており、後に詳述するロータ62の腕部64が入り込ん
でいる。
【0023】ホルダ24の側方には、ロータ62が配置
されている。ロータ62は、略円筒形に形成されてお
り、パイプ16の外周に回動自在に取り付けられてCリ
ング63によって抜け止めされている(すなわち、ロー
タ62は、パイプ16に対して軸線方向移動は阻止され
回動のみが可能な状態で保持されている)。ロータ62
には、前記ホルダ24の側の側壁に、一対の腕部64が
突出形成されている。この腕部64が、ホルダ24の嵌
入溝60内にスライド移動可能に入り込んでいる。これ
により、ホルダ24はロータ62に対して、軸線方向に
沿ってのみ相対移動可能であり、軸線周りには一体的に
回動する構成である。
【0024】以上の如く、操作部20においては、操作
ノブ22が本体12(パイプ16)の軸線に対し回動及
び軸線方向移動可能に設けられ、前述の「N」や「D」
のシフトレンジに対応して設けられたシフト位置へ回動
して選択操作されると共に、「P」や「R」のシフトレ
ンジに対応して設けられたシフト位置へ軸線方向移動し
て選択操作され、さらに、「E/B」のシフトレンジに
対応して設けられたシフト位置へ軸線方向移動して選択
操作されると共に、「UP」や「DOWN」のシフトレ
ンジに対応して設けられたシフト位置へ軸線方向移動後
に回動して選択操作される構成である。
【0025】後述するスイッチ部200の側方、つまり
シフト操作装置10における操作部20と反対側の端部
付近には、シフトロック部100が配置されている。
【0026】シフトロック部100では、保持ブロック
170が配置されている。保持ブロック170には、パ
イプ16に対応して透孔172が形成されており、この
透孔172内をパイプ16が貫通している。また、保持
ブロック170には、固定孔174が形成されており、
支軸120が突出状態で固定されている。さらに、保持
ブロック170には、固定孔176が形成されており、
支軸142が突出状態で固定されている。
【0027】保持ブロック170の透孔172を貫通す
るパイプ16の端部には、このパイプ16内に収容され
前述のホルダ24にピン54を介して連結されたシャフ
ト52の他端部が達している。また、パイプ16内には
シャフト52と基板14との間にスプリング102が配
置されており、常にシャフト52を操作ノブ22の方向
へ付勢している。なお、このスプリング102の付勢力
は、前述のピース34Aがクリックマウント40Aの凹
凸部42Aを乗り越える力よりは小さく、換言すればス
プリング102の付勢力ではホルダ24(操作ノブ2
2)が移動しないように設定されている。
【0028】シャフト52の他端部には、ディテントピ
ン104が固定されており、パイプ16に形成された長
孔106から外部に突出している。
【0029】また、パイプ16(長孔106)の側方に
はディテントピン104に対応してロックプレート10
8が配置されている。ロックプレート108は略矩形の
板状で、ディテントピン104(長孔106)に接離す
る方向に移動可能に配置されている。ロックプレート1
08のディテントピン104に対向する側には、U字形
の係合溝110が形成されており、ディテントピン10
4とロックプレート108が対向した状態において、ロ
ックプレート108が移動することにより係合溝110
内にディテントピン104が嵌入可能であり、さらに、
ディテントピン104が最も基板14の側に移動した状
態(操作ノブ22が「P」シフトレンジに選択された状
態)において、ロックプレート108が接近移動するこ
とによりこのロックプレート108と長孔106の周囲
壁との間でディテントピン104を挟持可能である。係
合溝110内にディテントピン104が嵌入した状態、
及び、ロックプレート108と長孔106の周囲壁との
間でディテントピン104を挟持した状態では、シャフ
ト52の軸線方向移動が阻止される構成である。
【0030】また、ロックプレート108の側部には連
結溝112が形成されており、この連結溝112にはレ
バー114が連結されている。
【0031】レバー114は、アーム116及びアーム
118によって全体として略L字形に形成されており、
その中央部が、保持ブロック170に固定された支軸1
20によって回動自在に支持されて、アーム116及び
アーム118が回動できる。一方のアーム116の先端
には、軸122を有する連結部124が形成されてお
り、この連結部124(軸122)が前記ロックプレー
ト108の連結溝112に入り込んで連結されている。
したがって、レバー114(アーム116)が回動する
ことにより、ロックプレート108がディテントピン1
04(長孔106)に対して接離移動する構成である。
【0032】一方、レバー114の他方のアーム118
の先端には、嵌入溝126を有する連結部128が形成
されており、この連結部128(嵌入溝126)には、
ソレノイド130のプランジャ132に固着されたピン
134が入り込んで連結されている。ソレノイド130
は、保持ブロック170の収容部178に位置して固定
されている。
【0033】ソレノイド130は通電時にプランジャ1
32を吸引するようになっており、非通電時にはプラン
ジャ132に外装されたリターンスプリング136の付
勢力によりプランジャ132が引き出されている。この
ソレノイド130の非通電時において、ロックプレート
108がディテントピン104に係合する(長孔106
に達する)ように各部の寸法等が設定されている。ソレ
ノイド130が通電された場合には、リターンスプリン
グ136の付勢力に抗してプランジャ132を引き込む
ことで、アーム118が引っ張られてレバー114が支
軸120周りに回動し、ロックプレート108がディテ
ントピン104(長孔106)から離間する構成であ
る。なお、このソレノイド130は、操作ノブ22のシ
フト位置及び車両の走行状態に応じた電気的制御によっ
て、通電励磁およびこれが解除されるようになってい
る。
【0034】ロックプレート108の近傍にはストッパ
138が配置されている。ストッパ138はゴム製とさ
れており、ソレノイド130が作動した際にロックプレ
ート108に当接することによりその衝撃を緩衝してい
る。
【0035】レバー114の一方のアーム116の近傍
には、解除レバー140が配置されている。解除レバー
140は、保持ブロック170に固定された支軸142
によって回動可能に支持されており、一端部に形成され
た連結ピン144がアーム116に連結されている。こ
のため、解除レバー140が支軸142周りに回動する
と、これに伴ってレバー114(アーム116)も回動
される。解除レバー140の他端部には、本体12から
外部に突出して配置されるレリーズノブ146が対応し
ている。レリーズノブ146は、押圧操作されることに
より、解除レバー140の他端部を押圧可能であり、こ
れにより、解除レバー140を支軸142周りに強制的
に回動させることができる。すなわち、レリーズノブ1
46を押圧操作することにより、ソレノイド130の作
動の如何に拘わらずレバー114を回動させてロックプ
レート108をディテントピン104(長孔106)か
ら離間させることができる構成である。また、ディテン
トピン104(長孔106)の近傍には、Pスイッチ1
48が配置されている。Pスイッチ148は検出片15
0を備えており、操作ノブ22が「P」シフトレンジに
選択された場合にのみ、ディテントピン104によって
検出片150が押圧されるようになっている。
【0036】さて次に、スイッチ部200の構成につい
て詳細に説明する。スイッチ部200は、操作部20の
側方に配置されている。スイッチ部200では、前述し
たロータ62の他、コンタクトプレート202、コンタ
クト204、及びプリントサーキットボード206等を
備えている。
【0037】コンタクトプレート202は円板形状とさ
れており、その軸芯部からは各々矩形孔を有する一対の
突片208がロータ62側へ突出している。これらの一
対の突片208は、ロータ62の後面壁に形成された一
対のスリットに挿入されている。なお、一対のスリット
に一対の突片208を挿入させていくと、突片208が
各スリット内に形成された小突起(矩形孔よりもかなり
小さい突起)を弾性変形しつつ乗り越え、小突起が矩形
孔内へゆとりをもって嵌まり込む。このように、矩形孔
を小突起に比し大きく形成しているのは、組付誤差が生
じた場合においても、コンタクトプレート202のコン
タクト210(後述)とプリントサーキットボード20
6(後述)との接点圧を所定の値に維持するためであ
る。
【0038】また、コンタクトプレート202には、そ
の外周部を所定形状に切り欠くと共に根元付近で屈曲さ
せることにより形成した4本のコンタクト210が設け
られている。従って、各コンタクト210は、板ばね接
点である。これらのコンタクト210は、コンタクトプ
レート202に対向して配置(固定)されたプリントサ
ーキットボード206へ向けて延出されていると共にそ
の先端部は円弧状に屈曲されている。
【0039】図7に拡大して図示したように、プリント
サーキットボード206は外周一部を切り欠いた円板形
状とされおり、そのロータ62側の表面には同心円上に
配列された複数の導通接触面C1、C2、S1〜S5、
及びS7、S8が設けられている。
【0040】このプリントサーキットボード206のロ
ータ62側の表面には、前述したコンタクトプレート2
02の各コンタクト210が常時接触している。従っ
て、操作ノブ22が回転されてロータ62が回転する
と、一のコンタクト210が導通接触面C1との接触状
態を維持する範囲内で、各コンタクト210がプリント
サーキットボード206のロータ62側の表面上を円弧
状に摺接する。具体的には、コンタクト210は、プリ
ントサーキットボード206の導通接触面C1、及び導
通接触面S1乃至S5上を選択的に摺接する。
【0041】なお、プリントサーキットボード206は
図示しない制御装置を介して自動変速機に電気的に接続
されている。
【0042】また、図8〜図10に示されるように、ロ
ータ62の外周一部には凹部212が形成されており、
この凹部212にはL型ブロック状のコンタクトホルダ
214が配置されている。このコンタクトホルダ214
の両側部には、突起部216(図10(A)、(B)参
照)がそれぞれ形成されている。これに対応して、ロー
タ62の凹部212の両側面にも突起部218が形成さ
れている。この突起部218には、スリット状の溝が形
成されており、この溝内へコンタクトホルダ214の突
起部216がスライド可能に嵌合されている。これによ
り、コンタクトホルダ214は、ロータ62の軸線回り
に独立して移動することはできない(ロータ62と共に
回動することは可能)が、ロータ62の突起部218に
ガイドされながらロータ62の軸線方向へ移動可能とさ
れている。
【0043】コンタクトホルダ214の操作ノブ22側
の端面には、ホルダ24の押圧部220が配置されてい
る。この押圧部220は、ホルダ24のアーム56と反
対側の位置に設けられかつアーム56と同方向へ突出さ
れている。そして、この押圧部220の突出端部は、通
常はコンタクトホルダ214から離間した位置に位置さ
れているが、操作ノブ22が回動されて「E/B」のシ
フト位置が選択されるとホルダ24の軸線に沿って移動
してコンタクトホルダ214の操作ノブ22側の端面を
押圧するようになっている。
【0044】さらに、コンタクトホルダ214の内部に
は円柱状の収容部222が形成されており、この収容部
222の内部には圧縮コイルスプリング224が収容さ
れている。この圧縮コイルスプリング224の一端はロ
ータ62の底壁に当接係止されており、また他端はコン
タクトホルダ214の収容部222の底壁に当接係止さ
れている。このため、圧縮コイルスプリング224は、
コンタクトホルダ214をプリントサーキットボード2
06から離間する方向(図8の矢印C方向)へ押圧付勢
している。
【0045】さらにまた、コンタクトホルダ214の内
部には、前記収容部222と平行な円柱状の収容部22
8が形成されており、同様に圧縮コイルスプリング23
0が収容されている。この圧縮コイルスプリング230
の一端は、収容部228の底壁に当接係止されている。
また、圧縮コイルスプリング230の他端は、次に説明
するコンタクト204の中間部に当接係止されている。
【0046】コンタクト204は、略W形とされてお
り、コンタクトホルダ214の内方へ向けて延出されて
いる。このコンタクト204の両側部には矩形孔がそれ
ぞれ形成されており、これに対応してコンタクトホルダ
214の内部側面にも小突起(矩形孔よりもかなり小さ
い突起)がそれぞれ形成されている。従って、コンタク
ト204を小ブロック226の両側面に沿わせながらコ
ンタクトホルダ214の内方へ挿入させていくと、コン
タクト204の両側部が小突起を弾性変形しつつ乗り越
え、小突起が矩形孔内へゆとりをもって嵌まり込む。こ
れにより、コンタクト204は、圧縮コイルスプリング
230の付勢力でプリントサーキットボード206側へ
押圧付勢されるものの、通常は小ブロック226の小突
起に両側部の矩形孔内面が当接係止することでそれ以上
の移動が阻止されている(図10(A)参照)。そし
て、この状態では、プリントサーキットボード206と
コンタクト204の曲面状の一対の接触部204Aとは
非接触状態とされている。しかし、ホルダ24の押圧部
220の突出端部によってコンタクトホルダ214が押
圧されてプリントサーキットボード206側へ移動する
と、これに追従してコンタクト204も移動しプリント
サーキットボード206の表面に一対の接触部204A
が接触状態となる構成である(図10(B)参照)。
【0047】なお、図5に示されるように、上述したス
イッチ部200に対応する本体12の側面には、表示窓
232が設けられており、前記シフト操作パターンが表
示されている。この表示窓232に対向して、前述のホ
ルダ24のアーム56の先端に固定された表示ピン58
が位置している。これにより、ホルダ24すなわち操作
ノブ22の選択されたシフト位置が表示窓232に示さ
れる構成である。また、スイッチ部200にはLEDユ
ニット234及びライトガイド236が配置されてお
り、表示窓232を内部から照明可能としている。
【0048】次に、上記構成のシフト操作装置10の作
用を説明する。上記構成のシフト操作装置10では、操
作ノブ22を操作することにより各シフト位置が選択さ
れる。なお、選択された各シフト位置は、制御装置を介
して車両の自動変速機に伝達される。
【0049】以下、「N」のシフト位置を基準にして説
明する。「N」のシフト位置が選択された場合、コンタ
クトプレート202のコンタクト210がプリントサー
キットボード206の導通接触面C1、S1、S3、S
5(計4箇所)に接触している。これにより、「N」の
シフト位置が選択されていることが検出される。
【0050】次に、「N」のシフト位置から「D」のシ
フト位置を選択するには、操作ノブ22を図1の矢印A
方向(下側)へ回動操作すればよい。操作ノブ22を回
動させると、ホルダ24及びロータ62が一体的に回動
される。このため、ロータ62に固定されたコンタクト
プレート202も回動される。これにより、コンタクト
プレート202のコンタクト210がプリントサーキッ
トボード206の導通接触面C1、S4、S5(計3箇
所)に接触して、「D」のシフト位置が選択されたこと
が検出される。
【0051】次に、「N」のシフト位置から「P」のシ
フト位置を選択するには、操作ノブ22を図1の矢印B
方向(右側)へ軸線方向移動操作(基板14側へ押し込
み操作)させればよい。操作ノブ22を軸線方向移動さ
せると、ホルダ24及びロータ62が一体的に軸線方向
移動される。しかし、この場合、「N」のシフト位置と
「P」のシフト位置とが、操作ノブ22の軸線回りに同
位置となるので、コンタクトプレート202とプリント
サーキットボード206との組み合わせによっては両者
を区別することができない。ところが、この場合には、
操作ノブ22を軸線方向移動操作させたことにより、デ
ィテントピン104がPスイッチ148の検出片150
と接触する。これにより、「P」のシフト位置が選択さ
れたことが検出される。
【0052】次に、「N」のシフト位置から「R」のシ
フト位置を選択するには、操作ノブ22を図1の矢印B
方向(左側)へ軸線方向移動操作(基板14と反対方向
へ引抜き操作)させると共に、図1の矢印A方向(上
側)へ回動操作させればよい。操作ノブ22を軸線方向
移動及び回動させると、ホルダ24及びロータ62も一
体的に軸線方向移動及び回動される。これにより、コン
タクトプレート202のコンタクト210がプリントサ
ーキットボード206の導通接触面C1、S1、S2
(計3箇所)に接触して、「R」のシフト位置が選択さ
れたことが検出される。
【0053】次に、「N」のシフト位置から「E/B」
のシフト位置を選択するには、操作ノブ22を図1の矢
印A方向(下側)へ回動操作させると共に、図1の矢印
B方向(右側)へ軸線方向移動操作(基板14側へ押し
込み操作)させればよい。操作ノブ22を回動及び軸線
方向移動させると、ホルダ24及びロータ62も一体的
に回動及び軸線方向移動される。これにより、コンタク
トプレート202のコンタクト210がプリントサーキ
ットボード206の導通接触面C1、S2、S4、S5
(計4箇所)に接触して、「E/B」のシフト位置が選
択されたことが検出される。なお、この「E/B」のシ
フト位置が選択された場合に接触する導通接触面S2
は、前述した「D」のシフト位置が選択された場合に接
触する導通接触面S2とは異なる(図7参照)。
【0054】一方、ホルダ24が軸線方向移動されたこ
とにより、ホルダ24の押圧部220によってコンタク
トホルダ214が押圧される。このため、コンタクトホ
ルダ214が、圧縮コイルスプリング224の付勢力に
抗してプリントサーキットボード206側へ移動し、コ
ンタクト204の接触部204もプリントサーキットボ
ード206の表面に接触する。しかし、その接触位置
は、C2とS7との間及びC2とS8との間であるた
め、次に説明する「UP」、「DOWN」の各シフト位
置の検出に支障はきたさない。
【0055】次に、「N」のシフト位置から「UP」の
シフト位置を選択する場合には、前述した「E/B」の
シフト位置への選択操作をすると共に操作ノブ22を図
1の矢印A方向(上側)へ回動操作させればよい。
【0056】ここで、「UP」のシフト位置と「D」の
シフト位置とは、操作ノブ22の軸線回りに同位置に存
在している。このため、コンタクトプレート202とプ
リントサーキットボード206との組み合わせによって
は、「UP」のシフト位置を「D」のシフト位置とは別
個独立に検出することができない。しかし、「E/B」
のシフト位置への選択操作によって、コンタクトホルダ
214が既に移動してコンタクト204の接触部204
Aがプリントサーキットボード206の表面に接触した
状態(コンタクトプレート202はC1、S2、S4、
S5に接触した状態)にある。そして、この状態から図
1の矢印A方向(上側)へ回動させることにより、ロー
タ62も回動し、コンタクトホルダ214も所定量回動
される。これにより、コンタクト204の接触部204
Aがプリントサーキットボード206のC2とS7に接
触して、このシフト位置が選択されたことが検出され
る。
【0057】逆に、「N」のシフト位置から「DOW
N」のシフト位置を選択する場合には、前述した「E/
B」のシフト位置への選択操作をすると共に操作ノブ2
2を図1の矢印A方向(下側)へ回動操作させればよ
い。
【0058】この場合には、「E/B」のシフト位置へ
の選択操作によって、コンタクトホルダ214が既に移
動してコンタクト204がプリントサーキットボード2
06の表面に接触した状態(コンタクトプレート202
はC1、S2、S4、S5に接触した状態)にある。そ
して、この状態から図1の矢印A方向(下側)へ回動さ
せることにより、ロータ62も回動し、コンタクトホル
ダ214も所定量回動される。これにより、コンタクト
204の接触部204Aがプリントサーキットボード2
06のC2とS8に接触して、このシフト位置が選択さ
れたことが検出される。
【0059】すなわち、以上のシフト位置検出操作で
は、「N」、「D」、「R」、「E/B」の各シフト位
置はコンタクトプレート202とプリントサーキットボ
ード206との組み合わせにおいてこれらを個別的に検
出し、「P」のシフト位置については別途設けたPスイ
ッチ148によってこれを検出し、更に「UP」及び
「DOWN」の各シフト位置についてはコンタクトプレ
ート202の他に別途設けたコンタクト204によって
これらを個別的に検出している。
【0060】次に、上述したシフト操作装置10におけ
るシフトロックについて概略的に説明しておく。
【0061】「P」のシフト位置が選択された場合(車
両停止状態)には、所謂Pレンジシフトロック状態とさ
れる。すなわち、「P」のシフト位置が選択されると、
操作ノブ22が本体12側へ最も押し込まれた状態とな
る。このため、ディテントピン104は長孔106の基
板14側の端部に位置される。しかも、このときソレノ
イド130は非通電状態とされている。従って、引出し
状態とされたプランジャ132及びレバー114を介し
て、ロックプレート108が長孔106上に位置する。
このため、ロックプレート108の基板14側の側面と
長孔106の周囲壁とによってディテントピン104が
移動不可能な状態とされている。このため、操作ノブ2
2の軸線方向移動が阻止される。しかも、このとき案内
溝30の「P」位置に対応する位置にピン32が入り込
んでいるため、操作ノブ22は回動操作も阻止された状
態にある。これにより、操作ノブ22の「P」のシフト
位置から他のシフト位置への移動が阻止された所謂Pレ
ンジシフトロック状態とされる。なお、Pシフトロック
状態は、ブレーキ操作がなされると、ソレノイド130
が励磁されて解除される。
【0062】また、操作ノブ22が「N」のシフト位置
に選択された場合でかつ車両が中速以上の走行状態にあ
る場合には、所謂Rインヒビット状態とされる。すなわ
ち、「N」のシフト位置が選択されかつ車両が中速以上
で走行していると、ソレノイド130が非通電状態とさ
れる。このため、引出し状態とされたプランジャ132
及びレバー114を介して、ロックプレート108の係
合孔110内にディテントピン104が入り込んだ状態
となる。従って、操作ノブ22の軸線方向移動が阻止さ
れるので、「N」のシフト位置から「D」のシフト位置
への回動は許容されるが、「N」のシフト位置から
「R」のシフト位置及び「P」のシフト位置への移動は
阻止される所謂Rインヒビット状態とされる。なお、R
インヒビット状態は、所定の車両速度以下に達すれば、
ソレノイド130が励磁されて解除される。
【0063】なお、このシフト操作装置10では、ソレ
ノイド130の作動によるシフトロック状態の如何に拘
わらず、手動操作によって、つまりレリーズノブ146
を押圧操作することにより、このシフトロック状態を解
除することができる。レリーズノブ146を押圧する
と、解除レバー140を介してレバー114が強制的に
回動され、これによりロックプレート108がディテン
トピン104(長孔106)から離間される(機械的シ
フトロック解除)。このため、電源の供給が絶たれた場
合等であっても、シャフト52の軸線方向移動すなわち
操作ノブ22の操作が可能となり、整備作業等の場合に
も有効となる。
【0064】さらに、操作ノブ22のシフト位置に拘わ
らずソレノイド130を作動させることにより、当然に
ロックプレート108をディテントピン104(長孔1
06)から離間させることもできる(電気的シフトロッ
ク解除)。
【0065】このように本実施例に係るシフト操作装置
10では、通常はプリントサーキットボード206から
離間した位置に保持され、操作ノブ22が「D」のシフ
ト位置から軸線方向移動(押し込み)操作されることに
よりプリントサーキットボード206の表面に接触状態
となり、更にこの状態から回動されることにより導通接
触面C2、S7に接触するコンタクト204を設けたの
で、「D」のシフト位置と「UP」のシフト位置とが操
作ノブ22の軸線回りに同位置に存在(ラップ)してい
るにも拘わらず、これらのシフト位置を個別的に検出す
ることができる。すなわち、このような関係位置にある
「UP」のシフト位置を「D」のシフト位置とは別個独
立に検出することができる。
【0066】また、このように「D」シフトレンジの範
疇に属する「D」のシフト位置と「UP」のシフト位置
とが操作ノブ22の軸線回りに同位置となる(ラップす
る)構成としたので、各シフト位置に対する乗員の視認
性を確保しつつ、シフト操作装置10全体の小型化を図
ることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る自動変速
機のシフト操作装置は、Dシフトレンジの範疇に属する
一のシフトレンジに対応するシフト位置と他の一のシフ
トレンジに対応するシフト位置とが操作ノブの軸線回り
に一致する場合においても、確実に双方のシフト位置を
個別的に検出することができるという優れた効果を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動変速機のシフト操作装置の正
面図である。
【図2】本発明に係る自動変速機のシフト操作装置の左
側面図である。
【図3】図1の3−3線に沿ったシフト操作装置の断面
図である。
【図4】図2の4−4線に沿ったシフト操作装置の断面
図である。
【図5】本発明に係る自動変速機のシフト操作装置の分
解斜視図である。
【図6】本発明に係る自動変速機のシフト操作装置の分
解斜視図である。
【図7】図6に示されるプリントサーキットボードの拡
大正面図である。
【図8】図3に示されるスイッチ部周辺をコンタクトが
プリントサーキットボードと離間している状態で示す拡
大断面図である。
【図9】図8に示される状態からコンタクトが移動して
プリントサーキットボードと接触した状態を示す図8に
対応する拡大断面図である。
【図10】図10(A)は図8に示された状態のコンタ
クトを見る角度を変えて示す要部拡大図であり、図10
(B)は図9に示された状態のコンタクトを図10
(A)と同方向から見た状態で示す要部拡大図である。
【符号の説明】
10 シフト操作装置 12 本体 20 操作部 22 操作ノブ 24 ホルダ 62 ロータ 200 スイッチ部 202 コンタクトプレート(第1の可動接点部) 204 コンタクト(第2の可動接点部) 206 プリントサーキットボード(固定接点部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺園 洋二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 小野 勝行 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−13253(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 20/04 B60K 23/00 F16H 59/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Rシフトレンジ、Nシフトレンジ、及
    び、複数のDシフトレンジを有する自動変速機に用いら
    れるシフト操作装置に適用され、 略円筒形に形成された本体の軸線に対し回動及び軸線方
    向移動可能に設けられ、前記Nシフトレンジ及び第1の
    Dシフトレンジに対応して設けられたシフト位置へ回動
    して選択操作されると共に前記Rシフトレンジに対応し
    て設けられたシフト位置へ軸線方向移動して選択操作さ
    れ、さらに第2のDシフトレンジに対応して設けられか
    つ前記操作ノブの軸線回りの位置が前記第1のDシフト
    レンジに対応して設けられたシフト位置と略一致するシ
    フト位置へ軸線方向移動後に回動して選択操作される操
    作ノブと、 表面に同心円状に形成された複数の導通接触面を有し、
    前記操作ノブによって選択されたシフト位置検出用の固
    定接点部と、 前記固定接点部の表面に接触状態で配置され、前記操作
    ノブによって前記Rシフトレンジ、Nシフトレンジ、及
    び、第1のDシフトレンジに対応するシフト位置が選択
    された場合に各シフト位置に対応する前記導通接触面に
    接触する第1の可動接点部と、 通常は前記固定接点部から離間する位置に保持され、前
    記操作ノブによって前記第2のシフトレンジに対応する
    シフト位置が選択された場合に、このシフト位置に対応
    する前記導通接触面に接触する第2の可動接点部と、 を有することを特徴とする自動変速機のシフト操作装
    置。
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