JPH11245681A - シフトレバー装置のディテント構造 - Google Patents

シフトレバー装置のディテント構造

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JPH11245681A
JPH11245681A JP4703598A JP4703598A JPH11245681A JP H11245681 A JPH11245681 A JP H11245681A JP 4703598 A JP4703598 A JP 4703598A JP 4703598 A JP4703598 A JP 4703598A JP H11245681 A JPH11245681 A JP H11245681A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディテント突部と変速段部の係合強度を向上
させるシフトレバー装置を提供する。 【解決手段】 車体に固定するベースプレート14に車
体前後方向へ揺動可能に支持したシフトレバー1と、シ
フトレバー1の上端部に設けたノブボタン11の押し込
み操作によりシフトレバー内を上方向に移動するコンプ
レッションロッド2と、ベースプレート14に高低差の
ある複数の平面を有する変速段部26として形成したデ
ィテント溝部18と、コンプレッションロッド2の下端
部に設けられてディテント溝部18に係脱可能なディテ
ント突部3とを備えたシフトレバー装置において、前記
シフトレバー1はそのシフトレバー基部7がディテント
溝部18を上面に形成したポジションプレート部17に
近接して配置されるとともに、このポジションプレート
部17に沿って揺動可能に支持されており、シフトレバ
ー基部7にディテント突部3の一部を車体前後方向で挟
持するガイド部7aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はシフトレバー装置
のディテント構造に関するもので、特に、シフトレバー
上端部のノブボタンを押し込み操作すると、コンプレッ
ションロッドが上方向に移動することによりその下端部
がディテントから離れる構造のシフトレバー装置のディ
テント構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の自動変速機操作装置
(シフトレバー装置)は、車体に固定したハウジングに
前後方向へ揺動可能に軸支されたパイプからなるシフト
レバーに、コンプレッションロッドが上方へ付勢して挿
入され、その上端部に摺接するノブボタンの操作で付勢
力に抗してコンプレッションロッドが下降し、その下端
部付近にクロスして挿通されたポジションピンがハウジ
ング内に形成されたディテント部と係合してシフトレバ
ーの揺動角度により変速位置を定め、シフトレバーの下
端部付近に連結されたケーブルで自動変速機を操作する
ものが一般的であった。
【0003】しかして近時、図11及び図12に示すよ
うに、ノブボタンを押し込むとシフトレバー1a内のコ
ンプレッションロッド2aが上方へ移動し、コンプレッ
ションロッド2aの下端部がハウジング内底部17aに
高低差のある複数の平面が形成された段差部又は凹部か
らなるディテント溝部18aから離れることによりシフ
トレバー1aが前後方向へ揺動できる一方、ノブボタン
の押圧を解除すると、コンプレッションロッド2aが下
方へ移動してその下端部のディテント突部3aがディテ
ント溝部18aの段差部と当接して所定の変速位置に固
定されるというタイプのシフトレバー装置が提供されて
いる(例えば、特開平7-54975号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記後
者のタイプのシフトレバー装置によれば、ディテント突
部3aがディテント溝部18aと当接してシフトレバー
1aを特定の変速位置に位置決めするので、シフトレバ
ー1aの揺動時に、ディテント突部3aがそのディテン
ト溝部18aから十分に浮いて離間していなければ、デ
ィテント突部3aとディテント溝部18aが衝突し、こ
の衝突部とシフトレバー下端部との間でディテント突部
18aに曲げが作用し、ディテント突部3a又はディテ
ント溝部18aが折損する可能性が高い。したがって、
これらが折損すれば特定の変速位置での位置決めができ
なくなる恐れがあるため、従来はこれらを高強度にして
おり、重量の増加やコストアップにつながっていた。ま
た、ディテント突部3aがディテント溝部18aの底面
に対して略直交して当接するため、ノブボタンの押圧を
解除した際にディテント突部3aとディテント溝部18
aが当接することにより発生する打音が大きいという問
題がある。
【0005】そこで、この発明はそのような事態が生じ
るのを防止すべく、ディテント突部とディテント溝部の
係合強度を向上させることを目的としてなされた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるシフト
レバー装置のディテント構造は、請求項1によれば、車
体に固定するベースプレートに車体前後方向へ揺動可能
に支持したシフトレバーと、このシフトレバーの上端部
に設けたノブボタンの押し込み操作によりシフトレバー
内を上方向に移動するコンプレッションロッドと、前記
ベースプレートに高低差のある複数の平面を有する変速
段部として形成したディテント溝部と、前記コンプレッ
ションロッドの下端部に設けられて前記ディテント溝部
に係脱可能なディテント突部とを備えたシフトレバー装
置において、前記シフトレバーはそのシフトレバー基部
が前記ディテント溝部を上面に形成したポジションプレ
ート部に近接して配置されるとともに、このポジション
プレート部に沿って揺動可能に支持されており、このシ
フトレバー基部に前記ディテント突部の一部を車体前後
方向で挟持するガイド部を設けたことを特徴とする。
【0007】そして請求項2によれば、前記ガイド部は
前記ポジションプレート部を挟んで両側に設けられてい
ることを特徴とするとともに、請求項3によれば、前記
ディテント突部と前記ディテント溝部の対向する面をそ
れぞれ前記シフトレバー基部側へ傾斜した並行なテーパ
ー面に形成したことを特徴とする。
【0008】したがって、ディテント突部が係合するデ
ィテント溝部の変速段部の位置に関係なく、ディテント
突部とディテント溝部の係合部の側部で常にディテント
突部がシフトレバー基部に係合しているため、この係合
状態で無理にシフトレバーがシフトされた場合に、ディ
テント突部には変速段部の位置に関係なく常に剪断力を
生じて曲げによる負荷は作用しないので係合強度を強く
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1に示すように、金属又は合成樹
脂のパイプ材からなるシフトレバー1内に、合成樹脂又
は金属からなるコンプレッションロッド2が挿入され、
このコンプレッションロッド2の下端部に、ディテント
突部3とその側方で下方へ略C形に曲げたアーム部4と
が一体成形され、アーム部4の先端部にはピン状の軸部
5が一体成形され、また、コンプレッションロッド2の
上端部に、押上起動部6が一体に連結されている。
【0010】シフトレバー1はシフトレバー基部7に一
体成形又は金属パイプをインサート成形してなり、シフ
トレバー1をノブ9の骨格部10内に嵌合してシフトレ
バー基部7にノブ9を冠着し、シフトレバー基部7の下
方より上方に向けてシフトレバー1内にコンプレッショ
ンロッド2を挿入し、ノブ9の骨格部10の上部にT字
形に形成されたノブボタン挿通孔10aに押上起動部6
を位置させる。ノブボタン挿通孔10aにはノブボタン
11がスプリング12を介在して挿入される。
【0011】シフトレバー基部7はそれに一体成形され
た軸部8が、車体に固定するベースプレート14の軸受
部15,15に支承されて車体前後方向へ揺動でき、図
示しないシフトケーブルの連結突起16を有する。ベー
スプレート14には略中央部にポジションプレート部1
7が一体成形され、このポジションプレート部17の上
面にはディテント溝部18と波形凸凹面19が一体成形
されている。波形凸凹面19にはシフトレバー基部7に
固定したばね20が弾接する。そしてシフトレバー基部
7は、前記ポジションプレート部17の一側面側に近接
して配置されるとともに、このポジションプレート部1
7に沿って車体前後方向へ揺動可能に支持されている。
【0012】ベースプレート14の上方にはインディケ
ーターカバー21が冠着される。このインディケーター
カバー21にはシフトレバー1が貫通するガイド孔22
が形成され、そのガイド孔22の側部にはP,R,N,
D,1等の変速段表示部23が設けられている。なお、
24はノブ9を貫通させる孔25を有してインディケー
ターカバー21のガイド孔22を覆うためのスライドカ
バーである。
【0013】前記ディテント突部3とディテント溝部1
8は、図2に示すように、ディテント突部3がその下方
に位置するディテント溝部18の上面に形成されたP,
R,N,D,1等の変速段部26に対面しており、ディ
テント突部3が上下動して係脱する。変速段部26には
シフトレバー基部7を配置した側に斜め下方へ傾斜した
テーパー面27が形成され、また、これに対面してディ
テント突部3にはテーパー面27と平行に斜め下方へ傾
斜したテーパー面28が形成されている。アーム部4は
テーパー面28の反対側に形成されており、シフトロッ
ク機構40を連動させ、かつ、ディテント突部3とアー
ム部4がポジションプレート部17を挟むことでディテ
ント突部3が変速段部26から逸脱しないように規制す
る。
【0014】シフトレバー基部7には、ディテント溝部
18の一側面側でディテント突部3の一部を車体前後方
向で挟持するとともに、このディテント突部3の上下方
向への揺動を許容する上下方向へ開設されたスリット状
のガイド部7aが一体成形されている。
【0015】また、シフトレバー基部7には、ポジショ
ンプレート部17を挟んで反対側に延びる保持部7bが
一体成形されており、この保持部7bの内面には、アー
ム部4を車体前後方向で挟持するとともに、このアーム
部4の上下方向への移動を許容する断面コ字状のガイド
部7cが一体成形されている。
【0016】前記ノブボタン11は、図1及び図3に示
すように、指先が当たるべき突出端部を形成した本体1
3とそれに揺動可能に軸支される係合部材30とからな
り、係合部材30は本体13に一体成形された軸ピン3
1に軸孔32を貫通させて本体13に揺動可能に軸支さ
れ、スプリング33で図3中時計方向に回転付勢されて
常にコンプレッションロッド2の上端部に取り付けた押
上起動部6を上方へ回動する方向に係合可能な第1レバ
ー部34と、押上起動部6の外側に配置されて骨格部1
0の上端部でノブボタン挿通孔10aに形成された段部
10b(図9参照)に当接する第2レバー部36を有す
る。押上起動部6はノブボタン11側へ約45度に傾斜
したテーパー部37を有してその内面に第1レバー部3
4の先端部が進入して当接可能に開口した箱型に形成さ
れている。このテーパー部37の外面に当接してコンプ
レッションロッド2を下方へ押し下げる突起部38が角
部を円く仕上げて本体13の側面に一体形成されてい
る。
【0017】そして、コンプレッションロッド2の下端
部における前記アーム部4の軸部5は、図1及び図4に
示すように、シフトロック機構40のキーレバー41と
サポートレバー42の先端部に挟持される。キーレバー
41とサポートレバー42は、ポジションプレート部1
7の一側面に固定されるユニットケース44と一体のプ
レート45に突出形成されたシャフト46にそれぞれ入
れ子式の筒軸部47,48を介して回動可能に同軸で軸
支されている。キーレバー41は略L字形をして軸部5
を挟持すべき一端部に対向する他端部に略L字形をした
金属棒からなるエンド49が回動可能に軸支されて抜け
止め部50にて抜け止めされ、かつ、筒軸部48には戻
しばね51が捲回され、戻しばね51の一端部を係止す
る係止突起52が一体形成されている。
【0018】サポートレバー42は、戻しばね51の他
端部を係止する係止突起53が筒軸部47の付近に一体
形成されるとともに、他端部には筒軸部47を中心とす
る軌跡円の一部としての円弧状端部54が形成され、そ
の円弧状端部54の基部には凹部55が形成されてい
る。この凹部55に係脱するピン突起部56を有するロ
ックピン57が冠着部58と一体成形され、この冠着部
58はソレノイドからなるアクチュエータ59のプラン
ジャ60にスプリング61を介して結合されている。ア
クチュエータ59の作動時にはスプリング61のばね力
より強い吸引力でプランジャ60を引き込み、ピン突起
部56をそれに対面する凹部55に係合させてサポート
レバー42の動きを停止させることができ、また、非作
動時にはスプリング61のばね力でプランジャ49を突
出させ、ピン突起部56を凹部55から離脱させてサポ
ートレバー42の動きを許容する。
【0019】次に上記実施の形態についての作用を説明
すると、図5に示す状態において、ノブ9を握持してノ
ブボタン11を押し込むと、図6に示すように、第1レ
バー部34がコンプレッションロッド2の上端部の押上
起動部6内に進入してその先端部がテーパー部37に当
接してこれを上方へ移動させることにより、コンプレッ
ションロッド2の下端部に設けたディテント突部3はデ
ィテント溝部18の変速段部26から浮いて特定の変速
位置からシフトすべき次の変速位置へ移動可能となる。
したがって、特定の変速位置にシフトレバー1を移動さ
せた後、ノブボタン11の押圧を解除すると、ノブボタ
ン11はスプリング12の力でノブ9から突出して図5
に示す元の状態に復帰し、突起部38がテーパー部37
に当接してコンプレッションロッド2に押し下げる力を
与えることにより、コンプレッションロッド2の下端部
のディテント突部3が変速段部26と係合可能な位置ま
で下方に移動する。
【0020】そこで、コンプレッションロッド2が充分
に上昇しきらないままシフトレバー1が揺動してディテ
ント突部3がディテント溝部18の変速段部26の側壁
に衝突した場合、ディテント突部3はその係合部の側部
近傍がシフトレバー基部7のガイド部7aに挟持されて
いるので、ディテント突部3には剪断力のみが作用し、
曲げによる負荷は作用しないため、係合強度を大幅に向
上することができ、ディテント突部3が折損することは
ない。
【0021】また、ディテント突部3と一体成形された
アーム部4をシフトレバー基部7に一体成形された保持
部7bのガイド部7cで車体前後方向を挟持しているの
で、ディテント突部3とディテント溝部18の変速段部
26との係合部の近傍をその両側で挟持することにな
り、ディテント突部3にねじり方向の負荷が作用するこ
とがなく、更に係合強度を向上することができる。
【0022】さらに、ディテント突部3が衝突する変速
段部26は、互いにテーパー面27,27を有している
ため、ポジションプレート部17の幅寸法W(図2参
照)に対して、変速段部26に作用する剪断線の寸法を
長くできるので、剪断面積を大きくすることができ、剪
断強度を向上することができる。
【0023】また、コンプレッションロッド2の軸線に
対してテーパー面27,28が傾斜しているため、ディ
テント突部とディテント溝部18とが当接して発生する
打音を小さくすることができる。
【0024】なお、ノブボタン11の非操作時において
は、図5に示すように、コンプレッションロッド2は突
起部38と第1レバー部34により挟持されているた
め、ガタ付きを発生することなく支持されている。
【0025】つまり、テーパー面27,28が変速段部
26の幅寸法Wよりも大きくなるほど、剪断面積が大き
くなって剪断力が分散されるため、変速段部26又はコ
ンプレッションロッド2のディテント突部3を折損させ
る力は小さくなる。
【0026】次に、上記シフト操作によりシフトレバー
基部7が軸部8を中心として車体前後方向へ回動してシ
フトレバー1がPレンジに移動すると、図7に示すよう
に、コンプレッションロッド2の下端部のアーム部4が
共に移動して、その軸部5がキーレバー41とサポート
レバー42の間に挟持可能な位置となり、ノブボタン1
1の押圧を解除した時点でコンプレッションロッド2が
下降して軸部5はキーレバー41とサポートレバー42
に挟持される。
【0027】ここで、シフトレバー1がPレンジに移動
したことをスイッチ29が検出すると、アクチュエータ
59に通電し、図8に示すように、キーレバー41がシ
ャフト46を中心として時計方向へ回動するとともに、
サポートレバー42が時計方向へ回動してその凹部55
がピン突起56と対面する位置となると、アクチュエー
タ59がスプリング61の力より強い吸引力でプランジ
ャ60を引き込み、ピン突起56を凹部55に係合させ
てサポートレバー42の動きを阻止する。
【0028】この状態でノブボタン11を押し込むと、
図9に示すように、コンプレッションロッド2は上方へ
移動できないため、第1レバー部34が押上起動部6の
テーパー部37に沿って下方へ回動し、第2レバー部3
6の先端がノブの骨格孔12の内周面に張り出して形成
された段部10bに係合してノブボタン11の押し込み
を阻止する。したがって、軸部5はキーレバー41とサ
ポートレバー42に挟持されて上動することができなく
なる。かくしてシフトロックが形成される。
【0029】そこで、キーロックをして車両の電源が断
たれると、アクチュエータ59のプランジャ60はスプ
リング61のばね力で押し出され、ピン突起56が凹部
55から離脱するが、キーロックによりエンド49の移
動が阻止されているためキーレバー41の位置が固定さ
れる。ここで、キーレバー41とサポートレバー42の
間のスプリング51のばね力を、係合部材30を付勢す
るスプリング33のばね力よりも強く設定しているた
め、サポートレバー42が回動してコンプレッションロ
ッド2が上方へ移動する前に第2のレバー36が段部1
0bに係合するため、ノブボタン11を押し込んでもコ
ンプレッションロッド2は上動できなくなり、シフトロ
ックがなされる。したがって、シフトレバー1をシフト
操作することができなくなる。
【0030】なお、車両走行のため、キーインタロック
を解除して車両の電源が入力されると、アクチュエータ
59が通電されて作動し、プランジャ60を引き込むが
ブレーキを踏み込むことにより、アクチュエータの通電
が断たれ、ピン突起56が凹部55から抜け出ることに
より、円弧状端部54が回動できるようになる。そのた
め、コンプレッションロッド2はフリーとなるから、ノ
ブボタン11を押し込むと、第2レバー部36が段部1
0bに当接することなく、第1レバー部34がコンプレ
ッションロッド2を下降させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、ディテ
ント突部とディテント溝部の変速段部との係合部の側部
近傍で、ディテント突部が車体前後方向をシフトレバー
基部のガイド部に挟持されているため、ノブボタンが操
作されない状態でシフトレバーを無理矢理シフトしよう
とした場合、ディテント突部には常に剪断力を生じて曲
げによる負荷が作用しないため、係合強度を強くするこ
とができ、これにより、ディテント突部の折損を防止す
ることができる。
【0032】また、ディテント突部を車体前号方向で挟
持するガイド部を、ポジションプレート部を挟んで両側
に配置しているため、ディテント突部にねじり方向の負
荷が作用するのを防止でき、更に係合強度を向上するこ
とができる。
【0033】さらに、ディテント突部とディテント溝部
の変速段部とが互いに平行で係合可能なテーパー面に形
成されているため、ポジションプレート部の幅に対して
変速段部に作用する剪断線を長くして剪断断面積を大き
くできるので剪断強度を大幅に向上でき、これにより、
ディテント溝部の折損を防止できる。
【0034】したがって、ディテント構造のシンプル化
が図れ、重量の低減、コストの削減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す分解斜視図
【図2】ディテント溝部とディテント突部の関係を示す
斜視図
【図3】ノブボタンの構造を示す斜視図
【図4】シフトロック機構の分解斜視図
【図5】シフトレバーの要部を示す作用説明図
【図6】シフトレバーの要部を示す作用説明図
【図7】シフトロック機構の作用説明図
【図8】シフトロック機構の作用説明図
【図9】シフトレバーの要部を示す作用説明図
【図10】図5のY−Y線断面図
【図11】従来例の一部断面要部側面図
【図12】図11のX−X線断面図
【符号の説明】
1…シフトレバー 2…コンプレッションロッド 3…ディテント突部 4…アーム部 5…軸部 6…押上起動部 7…シフトレバー基部 8…軸部 9…ノブ 10…骨格部 10a…ノブボタン挿通孔 10b…段部 11…ノブボタン 12…スプリング 13…本体 14…ベースプレート 17…ポジションプレート部 18…ディテント溝部 26…変速段部 27,28…テーパー面 30…係合部材 34…第1レバー部 36…第2レバー部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定するベースプレートに車体前
    後方向へ揺動可能に支持したシフトレバーと、このシフ
    トレバーの上端部に設けたノブボタンの押し込み操作に
    よりシフトレバー内を上方向に移動するコンプレッショ
    ンロッドと、前記ベースプレートに高低差のある複数の
    平面を有する変速段部として形成したディテント溝部
    と、前記コンプレッションロッドの下端部に設けられて
    前記ディテント溝部に係脱可能なディテント突部とを備
    えたシフトレバー装置において、前記シフトレバーはそ
    のシフトレバー基部が前記ディテント溝部を上面に形成
    したポジションプレート部に近接して配置されるととも
    に、このポジションプレート部に沿って揺動可能に支持
    されており、このシフトレバー基部に前記ディテント突
    部の一部を車体前後方向で挟持するガイド部を設けたこ
    とを特徴とするシフトレバー装置のディテント構造。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部は前記ポジションプレート
    部を挟んで両側に設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のシフトレバー装置のディテント構造。
  3. 【請求項3】 前記ディテント突部と前記ディテント溝
    部の対向する面をそれぞれ前記シフトレバー基部側へ傾
    斜した並行なテーパー面に形成したことを特徴とする請
    求項1記載のシフトレバー装置のディテント構造。
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JP2009208588A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Tsuda Industries Co Ltd シフトレバー装置
JP2012086636A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Tsuda Industries Co Ltd シフトレバーユニット
JP2012245957A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Fuji Kiko Co Ltd 車両用シフトレバー装置のシフトノブ装着構造
JP2016222158A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 トヨタ自動車株式会社 車両用シフト装置

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