JP2012245957A - 車両用シフトレバー装置のシフトノブ装着構造 - Google Patents

車両用シフトレバー装置のシフトノブ装着構造 Download PDF

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Abstract

【課題】組付作業性を改善することができる車両用シフトレバー装置のシフトノブ装着構造を提供する。
【解決手段】位置決め付勢手段によって初期位置に位置する位置決め部材に、レバー付勢手段27bによってリンクレバー35の先端が当接した状態で、シフトノブ23の内挿穴28a内にシフトレバー20の先端部を押込むことで、位置決め付勢手段36aの付勢力に抗して操作部材22の先端が、内挿穴28aの奥に位置決め部材36を押込みつつ、内挿穴28a内を連係孔24が移動し、位置決め部材36が内挿穴28aの奥へ押込まれるため、位置決め部材36とリンクレバー35の当接が解除され、レバー付勢手段27bの付勢力によって、リンク体が回動し、リンクレバー35の先端が連係孔24内に挿入される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シフトレバー装置のシフトノブをシフトレバー先端に装着するための構造に関する。
この種の従来の車両用シフトレバー装置としては、シフトレバーの先端にシフトノブを装着する際の工程を簡潔にすることで、作業効率の向上を図ることが行なわれている。図8に示すように、特許文献1に開示されたシフトレバー装置101は、シフトレバー120の基端側が揺動自在に支承され、先端側にシフトノブ123が配置される。シフトレバー120は筒状に形成され、内部にプルロッド122が軸方向に移動可能に挿嵌されている。通常は、プルロッド122が基端側に向かって付勢保持されており、ロッド基端部(図示せず)がディテント山(図示せず)に係合し、シフトレバー120の揺動が規制されている。
また、シフトノブ123に設けられたノブボタン127を操作することで、シフトノブ123内部のリンク機構130を介して、プルロッド122を先端側へ引上げ、ロッド基端部のディテント山との係合を解除し、シフトレバー120が自在に揺動するように構成されている。そして、ノブボタン127をノブ本体126に向けて押込み操作すると、リンク機構130によって、リンク体133が軸支部Oを中心に回転し、リンクレバー135が係合している連係孔124を介してプルロッド122を引上げる構造になっている。
図9に示すように、シフトノブ123に延設される係止筒部128の側面には、略U字形状の固定バネ114が係止筒部128を横切るように配置され、先端側114aの一部が係止筒部128内部に貫通している。そして、ノブ本体126の係止筒部128内にプルロッド122先端を挿入した際に、シフトレバー120の側面に形成される固定溝121bに先端側114aが係合することで、シフトノブ123はシフトレバー120に固定される。
シフトノブ123をシフトレバー120の先端に装着する際には、ノブボタン127を押さない状態で、ノブ本体126の係止筒部128内にプルロッド122先端を挿入する。なお、ノブボタン127を押さない状態では、戻バネ(図示せず)の付勢力によってリンクレバー135先端がプルロッド122の取付穴129から外れた位置に保持されている。
そして、係止筒部128内に貫通した固定バネ114の一部がシフトレバー120の先端側側面に形成された段部141に突き当たる。突き当たったところで、ノブボタン127を押操作し、プルロッド122先端の側面にリンクレバー135を押付けしつつ、さらにシフトレバー120を係止筒部128内に押込む。
すると、固定バネ114が僅かに押広げられて、段部141との係合が解除されて、シフトレバー120が係止筒部128の奥まで挿入され、この過程でリンクレバー135が連係孔124に挿入され、そして固定バネ114が、シフトレバー120の側面に形成される固定溝121bに係合することで、シフトノブ123はシフトレバー120に固定される構成となっている。
特開2005−1470号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されているものでは、シフトノブ123をシフトレバー120に組付ける際に、ノブ本体126の係止筒部128内にプルロッド122先端を挿入し、固定バネ114に段部141が突き当たることで挿入荷重が重くなった位置で、一旦停止させ、ノブボタン127を押操作しつつ、再度挿入するという2工程が必要であり、作業者の感覚による作業になるため、車両組立ラインで他の組付作業と合わせて行なう際には、作業性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、作業工程をさらに簡素化し、組付作業性を改善することができる車両用シフトレバー装置のシフトノブ装着構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ハウジングに回動可能に取り付けられる筒状のシフトレバーと、前記シフトレバー内に軸線方向に沿って移動可能に配置される操作部材と、前記シフトレバーの先端部を内挿穴内に内挿しつつ、配置されるシフトノブと、該シフトノブに押圧操作可能に取付けられたノブボタンと、該シフトノブ内に配置され、該ノブボタンと該操作部材とを連係し、該ノブボタンが押圧操作された際に、該操作部材を該シフトレバー内の基端側から先端側へ移動させるリンク機構と、を備えたシフトレバー装置であって、前記操作部材の先端には、前記軸線方向に交差するように貫通する連係孔を備え、前記リンク機構は、前記シフトノブ内に回転面が前記軸線方向に沿うように回動可能に配置されたリンク体と、該リンク体に設けられて該連係孔に挿脱可能に配置されたリンクレバーと、該連係孔に挿入する方向に該リンクレバーを付勢するレバー付勢手段と、前記内挿穴内に前記シフトレバーの軸線方向に沿って移動可能に配置される位置決め部材と、前記内挿穴内に配置されつつ、該位置決め部材を該内挿穴内に設定された初期位置に付勢保持する位置決め付勢手段とを備え、該位置決め付勢手段によって初期位置に位置する該位置決め部材に、該レバー付勢手段によって該リンクレバーの先端が当接した状態で保持された前記シフトノブを前記シフトレバーに組付ける際に、該内挿穴内に該シフトレバーの先端部を押込むことで、該位置決め付勢手段の付勢力に抗して前記操作部材の先端が、該内挿穴の奥に該位置決め部材を押込みつつ、該内挿穴内を前記連係孔が移動し、該位置決め部材が該内挿穴の奥へ押込まれることで、該位置決め部材と該リンクレバーの当接が解除され、該レバー付勢手段の付勢力によって、該リンク体が回動し、該リンクレバーの先端が該連係孔内に挿入されることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用シフトレバー装置のシフトノブ装着構造において、前記シフトノブに装着可能に設けられたリンクケースを備え、該リンクケースは前記内挿穴を具備し、該リンクケース内に前記リンク機構と、前記ノブボタンとが組付けられた状態で、該シフトノブに該リンクケースが組付けられることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2に記載の車両用シフトレバー装置のシフトノブ装着構造において、前記内挿穴の内壁に、前記軸線方向に沿ったガイド溝と、該ガイド溝の内挿穴開口側端部に、該ガイド溝を横切る係止壁と、前記記位置決め部材に、該ガイド溝内を移動可能に、且つ該係止壁と係合可能に突出するガイド突起とを備え、該ガイド突起が該ガイド溝内に位置しつつ、該係止壁と係合した状態で、該位置決め部材が、初期位置に位置することを特徴としている。
請求項1の発明において、シフトノブをシフトレバーに組付ける際に、シフトノブの内挿穴内にシフトレバーの先端部を押込むことで、操作部材の先端が、内挿穴の奥に位置決め部材を押込みつつ、内挿穴内を連係孔が移動し、位置決め部材が内挿穴の奥へ押込まれることで、位置決め部材とリンクレバーの当接が解除され、レバー付勢手段の付勢力によって、リンク体が回動し、リンクレバーの先端が操作部材の連係孔内に挿入される構成としたことで、シフトノブをシフトレバーに装着する作業工程が、シフトレバーの先端をシフトノブの内挿穴に押込む工程1つで完了するため、組付作業性を改善することができる。
また、シフトノブをシフトレバーに組付けた後は、レバー付勢手段の付勢力によって、リンクレバーが連係孔の内壁面に当接保持されるため、リンクレバーと連係孔との間の遊びが無くなる。これによって、ノブボタンを押圧操作する際のガタ付きが無くなり、操作フィーリングを向上することができる。
さらに、従来技術のようなシフトノブを組付ける際の挿入荷重を途中で大きくするために必要なシフトレバーへの加工を省くことができ、製造コストの増大を防ぐことができる。
請求項2の発明において、リンクケース内に位置決め部材と、位置決め付勢手段と、リンク体と、レバー付勢手段と、ノブボタンとが組付けられた状態で、シフトノブにリンクケースを組付ける構成としたことで、シフトノブの組立作業性を改善することができる。
請求項3の発明において、位置決め部材のガイド突起がリンクケースの係止壁と係合した状態で、位置決め部材が、初期位置に位置するように設定されたことで、位置決め部材をリンクケースに組付ける際に、位置決め部材が不用意に脱落することが防止されるので、組立作業性を向上させることができる。
本発明の一実施形態を示し、自動変速機のシフトレバー装置の分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、シフトノブの分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、リンクケース組立の断面図で、(a)は(b)のA−A線に沿った断面図、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態を示し、シフトノブをシフトレバーに装着する初期状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態を示し、プルロッドの先端がスライダを押込む途中の状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態を示し、シフトノブの装着が完了した状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態を示し、シフトノブのノブボタンを押圧操作した状態を示す断面図である。 従来のシフトレバー装置を示す要部断面図である。 従来のシフトレバー装置を示す要部拡大斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
シフトレバー装置1は、図1に示すように、車体側に固定されるハウジング10と、ハウジング10に基端側Eが回動可能に支持されるシフトレバー20とを備えている。また、ハウジング10の表面には、セレクトカバー11が装着されている。セレクトカバー11には、シフトレバー20が挿通され、且つシフトレバー20の回動方向に沿って延びる長孔からなるセレクト孔12が設けられている。
シフトレバー20は、筒状のレバー本体21と、レバー本体21の筒内に配置されるプルロッド(操作部材)22と、レバー本体21の先端に配置されるシフトノブ23とを備えている。
レバー本体21は、基端側Eに基部(図示せず)を備え、基部がハウジング10の軸支部13に軸支され、回動可能に配置されている。
プルロッド22は、レバー本体21の筒内を貫通しつつ、軸線方向Lに沿って移動可能に配置されている。また、プルロッド22は、基端側端部にディテント係合部(図示せず)を備えており、軸線方向に移動することで、ハウジング10に設けられたディテント部(図示せず)とディテント係合部とが係合、離脱し、シフトレバー20の位置、移動を規制する構成となっている。プルロッド22の先端側端部には、軸線方向Lに交差するように側面を貫通する連係孔24が設けられている。また、プルロッド22先端側Tの先端面には、軸線方向Lに沿って突出する円柱状の挿嵌突起25が設けられている。なお、プルロッド22は、ディテントバネ22aによって基端側Eに、つまりディテント係合部とディテント部との係合を保持する方向に付勢保持されている。
連係孔24は、孔の正面から見て略矩形状に開口しており、図4に示すとおり、基端側Eの壁面に誘導壁24aと、先端側Tの壁面に連係壁(内壁面)24bとが設定されている。誘導壁24aは、孔入口24inから孔出口24outに向かって、基端側Eから先端側Tへ傾斜する傾斜面に設定され、連係壁24bは、中央部分が基端側Eに向かって突出する山形状に形成されている。
シフトノブ23は、ノブ本体26の側面に配置されるノブボタン27と、ノブ本体26の内部に配置されるリンク機構30と、を備えており、ノブボタン27とリンク機構30は、ともに枠体状のリンクケース31を介して配置されている。
ノブ本体26は、略紡錘形状を備え、本体部分26aの基端側Eにシフトレバー20の先端側を挿入可能な内挿穴28aを具備する筒部28を備えている。また、ノブ本体26の側面には、後述するノブボタン27とリンク機構30とが組込まれたリンクケース31が収容されるケース収容室29が形成されている。
リンク機構30は、リンク体33と、リンクレバー35と、リンクバネ(レバー付勢手段)27bと、スライダ(位置決め部材)36と、スライドバネ(位置決め付勢手段)36aとで、主に構成されている。
リンク体33は、リンク体33に設けられた丸孔33bに中央部が挿嵌されたリンク体ピン33bを介して、回転面がシフトレバー20の軸線方向Lに沿うようにリンクケース31に回動可能に配置されている。また、リンク体33は、リンクレバー35を一体に備えている。
リンクレバー35は、連係孔24に挿脱可能な軸状の部材で構成されている。また、リンクレバー35は、先端側に向かって円弧状に湾曲しており、操作初期状態で、図6中の斜め下方向に延設されるようにリンク体33に形成されている。リンクレバー35が湾曲することにより、リンクレバー35が連係孔24に挿入され、プルロッド22を引上げる際に、リンクレバー35が連係孔24の連係壁24bに引っ掛かったり、操作中の負荷が急激に変化しないように設定されている。
リンクバネ27bは、ボタンピン27aを介してリンクケース31に組付けられ、ノブボタン27をリンクケース31の外側から内側に向かって付勢することで、連係孔24に挿入する方向にリンクレバー35を付勢している。
スライダ36は、リンクケース31の内挿穴37内にシフトレバー20の軸線方向Lに沿って移動可能に配置されている。また、スライダ36には、リンクケース31に形成される内挿穴37の内壁に軸線方向Lに沿って形成されるガイド溝31a,31b内を移動可能に、且つガイド溝31aを横切る係止壁31bと係合可能に突出するガイド突起36bとを備えている。
スライドバネ36aは、リンクケース31に形成される内挿穴37の奥側部分に配設され、スライダ36を内挿穴37の奥側から開口側に向けて、つまり先端側Tから基端側Eに向けて付勢している。
ノブボタン27は、一端側の縁部をボタンピン27aで揺動可能に軸支され、リンクケース31とノブボタン27との間に挟持されるリンクバネ27bのバネ力によってノブボタン27をケース収容室29内に収容する方向に付勢されている。そして、ノブボタン27の他端側を内部側に押込むことで押圧操作するように構成されている。また、ノブボタン27は、連係ピン32を介して、リンク体33と連係されている。
連係ピン32は、リンク体33に設けられた丸孔33aに中央部分が挿嵌されつつ、両端部分がノブボタン27の側面に形成された長孔部27cを摺動可能に挿入されており、ノブボタン27を押圧操作すると、連係ピン32によって、リンク体33が回転するように構成されている。
次に、シフトノブ23をシフトレバー20先端に組付ける手順を説明する。まず、シフトノブ23を組付ける前の準備として、レバー本体21の筒内にプルロッド22を配設したシフトレバー20をハウジング10に支承した状態で、セレクトカバー11のセレクト孔12にシフトレバー20を挿通した後に、セレクトカバー11をハウジング10に固定し、さらにハウジング10を車体(図示せず)に固定する。その後、ノブカバー40とシフトノブ23をシフトレバー20に組付ける。
また、シフトノブ23には、ノブボタン27とリンク機構30をリンクケース31に組付け、図3(a)の状態で、リンクケース31をケース収容室29内に装着する。このとき、スライドバネ36aの付勢力によって、ガイド突起36bが係止壁31bに係合した状態で、スライダ36は初期位置に付勢保持される。また、リンクバネ27bの付勢力によって、ノブボタン27とともにリンク体33は、ノブ本体26の内部側に向かって回転する力が掛かり、リンクレバー35の先端がスライダ36の側面の当接した状態で付勢保持される。
シフトノブ23をシフトレバー20に組付けるには、まず、図4に示すように、連係孔24の孔入口24inが開口する入口側側面側にノブボタン27が位置するように、シフトノブ23の向きを合わせつつ、シフトノブ23の内挿穴28aにシフトレバー20の先端部を挿入する。引続き挿入していき、プルロッド22の先端がスライダ36に到達すると、図5に示すように、プルロッド22先端の挿嵌突起25がスライダ36の挿嵌凹部36cに挿入され、スライダ36がリンクケース31の内挿穴37を移動することで、スライドバネ36aを圧縮する。これにより、リンクレバー35の先端は、スライダ36の側面から離れ、プルロッド22の側面上に移動する。
さらに挿入していくと、図6に示すように、リンクレバー35の先端は、連係孔24の孔入口24inに到達し、連係壁24b上を移動しつつ、連係孔24内に挿入される。そして、シフトノブ23を所定の位置まで押し込んだところで、レバー本体21に形成された固定溝21bとシフトノブ23の筒部28に形成された係止孔28bとが重なるので、係止孔28bにあらかじめ装着されていた固定バネ14が固定溝21bに係合し、固定バネ14を介して、シフトレバー20とシフトノブ23が係合し、固定する。なお、シフトノブ23をシフトレバー20への装着前に、筒部28を覆い隠すように、ノブカバー40を筒部28にあらかじめ係止しておく。また、リンクバネ27bの付勢力よりもディテントバネ22aの付勢力の方が大きく設定されているため、シフトノブ23をシフトレバー20に組付けた状態では、プルロッド22はディテント係合部がディテント部と係合する位置に付勢保持されている。
上記構成により、ノブボタン27を押圧操作すると、ノブボタン27がボタンピン27aを中心に回動し、ノブボタン27側面の長孔部27c内を連係ピン32が摺動し、連係ピン32が移動することによって、リンク体33が図の反時計方向に回動する。リンク体33が図の反時計方向に回動することによって、連係孔24内に挿入されたリンクレバー35がプルロッド22を先端側Tに引き上げ、ディテント部からディテント係合部が離間し、シフトレバー20の移動規制が解除される。ノブボタン27の押圧操作を止めると、ノブボタン27は、リンクバネ27bによって操作初期位置に戻されて、リンク体33が図の時計方向に回動して操作初期位置に戻るとともに、プルロッド22がディテントバネ22aによってディテント係合部がディテント部と係合する位置へ戻される。
以上、上記本実施形態では、シフトノブ23をシフトレバー20に組付ける際に、内挿穴37内にシフトレバー20の先端部を押込むことで、プルロッド22の先端が、内挿穴37の奥にスライダ36を押込みつつ、内挿穴37内を連係孔24が移動し、スライダ36が内挿穴37の奥へ押込まれることで、スライダ36とリンクレバー35の当接が解除され、リンクバネ27bの付勢力によって、リンク体33が回動し、リンクレバー35の先端が連係孔内に挿入される構成としたことで、シフトノブ23をシフトレバー20に装着する作業工程が、シフトレバー20の先端をシフトノブ23の内挿穴28aに押込む工程1つで完了するため、組付作業性を改善することができる。
また、シフトノブ23をシフトレバー20に組付けた後は、リンクバネ27bの付勢力によって、リンクレバー35が連係孔24の連係壁24bに当接保持されるため、リンクレバー35と連係孔24との間の遊びが無くなる。これにより、ノブボタン27を押圧操作する際のガタ付きが無くなり、操作フィーリングを向上することができる。
そして、スライドバネ36aによって、スライダ36はプルロッド22の先端に向かって常に付勢されていることによって、ノブボタン27を操作する際に、スライダ36がプルロッド22の先端から離間することが無いため、ノブボタン27の操作中に打音などの違和感を感じることがない。
さらに、従来技術のようなシフトノブ23を組付ける際の挿入荷重を途中で大きくするために必要なシフトレバーへの加工を省くことができ、製造コストの増大を防ぐことができる。
リンクケース31内にスライダ36と、スライドバネ36aと、リンク体33と、リンクバネ27bと、ノブボタン27とが組付けられた状態で、シフトノブ23にリンクケース31を組付ける構成としたことで、シフトノブ23の組立作業性を改善することができる。
ガイド突起36bが係止壁31bと係合した状態で、スライダ36が、初期位置に位置するように設定されたことで、スライダ36をリンクケース31に組付ける際に、スライダ36が不用意に脱落することが防止されるので、組立作業性を向上させることができる。
1…シフトレバー装置
10…ハウジング
20…シフトレバー
22…操作部材
23…シフトノブ
24…連係孔
27…ノブボタン
27b…レバー付勢手段(リンクバネ)
28a,37…内挿穴
30…リンク機構
31…リンクケース
31a…ガイド溝
31b…係止壁
33…リンク体
35…リンクレバー
36…位置決め部材(スライダ)
36a…位置決め付勢手段(スライドバネ)
36b…ガイド突起

Claims (3)

  1. ハウジングに回動可能に取り付けられる筒状のシフトレバーと、
    前記シフトレバー内に軸線方向に沿って移動可能に配置される操作部材と、
    前記シフトレバーの先端部を内挿穴内に内挿しつつ、配置されるシフトノブと、
    該シフトノブに押圧操作可能に取付けられたノブボタンと、
    該シフトノブ内に配置され、該ノブボタンと該操作部材とを連係し、該ノブボタンが押圧操作された際に、該操作部材を該シフトレバー内の基端側から先端側へ移動させるリンク機構と、を備えたシフトレバー装置であって、
    前記操作部材の先端には、前記軸線方向に交差するように貫通する連係孔を備え、
    前記リンク機構は、
    前記シフトノブ内に回転面が前記軸線方向に沿うように回動可能に配置されたリンク体と、
    該リンク体に設けられて該連係孔に挿脱可能に配置されたリンクレバーと、
    該連係孔に挿入する方向に該リンクレバーを付勢するレバー付勢手段と、
    前記内挿穴内に前記シフトレバーの軸線方向に沿って移動可能に配置される位置決め部材と、
    前記内挿穴内に配置されつつ、該位置決め部材を該内挿穴内に設定された初期位置に付勢保持する位置決め付勢手段とを備え、
    該位置決め付勢手段によって初期位置に位置する該位置決め部材に、該レバー付勢手段によって該リンクレバーの先端が当接した状態で保持された前記シフトノブを前記シフトレバーに組付ける際に、
    該内挿穴内に該シフトレバーの先端部を押込むことで、該位置決め付勢手段の付勢力に抗して前記操作部材の先端が、該内挿穴の奥に該位置決め部材を押込みつつ、該内挿穴内を前記連係孔が移動し、
    該位置決め部材が該内挿穴の奥へ押込まれることで、該位置決め部材と該リンクレバーの当接が解除され、該レバー付勢手段の付勢力によって、該リンク体が回動し、該リンクレバーの先端が該連係孔内に挿入されることを特徴とする車両用シフトレバー装置のシフトノブ装着構造。
  2. 請求項1に記載の車両用シフトレバー装置のシフトノブ装着構造において、
    前記シフトノブに装着可能に設けられたリンクケースを備え、
    該リンクケースは前記内挿穴を具備し、
    該リンクケース内に前記リンク機構と、前記ノブボタンとが組付けられた状態で、該シフトノブに該リンクケースが組付けられることを特徴とする車両用シフトレバー装置のシフトノブ装着構造。
  3. 請求項2に記載の車両用シフトレバー装置のシフトノブ装着構造において、
    前記内挿穴の内壁に、前記軸線方向に沿ったガイド溝と、
    該ガイド溝の内挿穴開口側端部に、該ガイド溝を横切る係止壁と、
    前記記位置決め部材に、該ガイド溝内を移動可能に、且つ該係止壁と係合可能に突出するガイド突起とを備え、
    該ガイド突起が該ガイド溝内に位置しつつ、該係止壁と係合した状態で、該位置決め部材が、初期位置に位置することを特徴とする車両用シフトレバー装置のシフトノブ装着構造。
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