JPH08315678A - スイッチ - Google Patents
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- JPH08315678A JPH08315678A JP7118174A JP11817495A JPH08315678A JP H08315678 A JPH08315678 A JP H08315678A JP 7118174 A JP7118174 A JP 7118174A JP 11817495 A JP11817495 A JP 11817495A JP H08315678 A JPH08315678 A JP H08315678A
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- H01H15/02—Details
- H01H15/06—Movable parts; Contacts mounted thereon
- H01H15/10—Operating parts
- H01H15/102—Operating parts comprising cam devices
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- H01H23/12—Movable parts; Contacts mounted thereon
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Abstract
接点の損焼や溶着を防ぐことができる信頼性の高いスイ
ッチを提供することを目的とする。 【構成】 絶縁ケース11に固定端子12とコモン端子
13を植設し、このコモン端子13の先端部に切換板1
4が回動可能に圧接係止する支点14aを設け、この支
点14aより下方の位置を摺動体16の下部に設けた突
起16aで切換板14の摺動面14gを圧接摺動する構
成とすることにより、切換板14が支点14aを中心に
シーソ運動を行うと共に、摺動体16の移動スピードに
無関係にすばやく動作することができ、接点の損焼や溶
着を無くし、信頼性の高いスイッチの提供が可能とな
る。
Description
るスイッチに関するものである。
る。図11は従来のスイッチの側面断面図であり、同図
において1は絶縁ケース、2及び3はこの絶縁ケース1
に植設された固定端子及びコモン端子である。4は切換
板で、この切換板4はコモン端子3の上端3aと回動可
能に中央部の係止点4aで係止され、更に板バネ5によ
り両端部4b,4cで係合圧接されている。6はこの板
バネ5の背面を圧接摺動する突起部6aを有した摺動体
であり、7はこの摺動体6を摺動可能に収納し、かつ前
記絶縁ケース1に結合されるフレームである。
ッチの動作について説明する。図12(a)はスイッチ
OFFの状態であり、この状態より摺動体6を少しずつ
左へ押し込んでいくと図12(b)に示すように摺動体
6の突起部6aが板バネ5の背面付近に達し、少しずつ
切換板4は反時計方向に回転する。
の動作スピードに影響され、摺動体6が速く動けば速く
切換わり、また遅く動けば切換えスピードも遅い。
板バネ5と摺動体6の突起部6aの接触部である摺動点
6bが上方に位置しているため、切換板4が回転中心4
aを中心に反時計方向に回転しようとするのを妨げるか
らである。つまり切換板4が回転しようとしても摺動体
6の突起部6aが邪魔になって回転しにくいためであ
る。
スピードが遅いと切換板4の切換えスピードも遅くな
り、従って接点2a,4d間でON,OFFする瞬間に
アークの発生が長く続いたり、接点間のジュール熱によ
り損焼や溶着が発生する恐れがあり、信頼性の面で問題
があるものであった。
操作性ならびに信頼性に優れたスイッチを提供すること
を目的とするものである。
に本発明のスイッチは、上端に凹状の支点を設けたコモ
ン端子ならびに接点を備えた固定端子をそれぞれ底面に
植設した絶縁ケースと、平面状の摺動面ならびに上記コ
モン端子の支点に圧接係合する係合部を設け、この係合
部が上記平面状の摺動面より上方に位置するように配置
すると共にこの支点を介して回動自在に配設された切換
板と、この切換板に設けた平面状の摺動面に圧接する突
起状の摺動部を備えて上記摺動面上を摺動自在に配設さ
れた摺動体と、これらの部品を収納するように上記絶縁
ケースの上面に結合されたフレームからなり、上記摺動
体を摺動することにより支点を介して切換板を回動し、
この切換板の一端に設けた接点と上記固定端子の接点を
当接してスイッチングする構成としたものである。
上方に位置する構成とすることにより、上記支点を介し
て回動する切換板の回動動作がすばやい動きとなり、接
点部における不要な接触状態を無くして信頼性を向上さ
せることができる。
て説明する。
断面で示した分解斜視図であり、図1において、11は
絶縁ケースであり、この絶縁ケース11の底面には接点
12aが固定された固定端子12とコモン端子13がそ
れぞれ植設されている。14はバネ性を有した材料で形
成された切換板であり、この切換板14の一端には接点
14dが固定されると共に、この上部から水平方向に摺
動面14gが形成され、中央部には片持ち状の舌片14
eが形成され、この舌片14eの先端をカギ状に曲げて
支点14aを形成し、この支点14aを上記コモン端子
13の上端に凹部状に形成して設けた支点13aと圧接
係合するようにしている。
16aを有する摺動体であり、この摺動点16bが上記
切換板14に設けた摺動面14gに圧接されて摺動する
ようにしている。18は上記摺動体16内に組み込まれ
て摺動体16を一定方向に付勢するコイルバネ、17は
これらの部品を収納した上記絶縁ケース11の上面に結
合されるフレームである。
イッチの切換板14の形状を一部変更した切換板15を
用いた構成のスイッチを同様に示した分解斜視図であ
り、基本的な構成は図1と同じであるため、詳細な説明
は省略する。
ついて、以下にその動作を説明する。
明のスイッチの動作を要部断面図で示したものであり、
図4(a)はスイッチがOFFの状態を示し、この状態
から切換板14の摺動面14gを摺動点16bにより圧
接した摺動体16を図面の左方向に徐々に押し込み、図
4(b)のように摺動体16の摺動点16bが切換板1
4の支点14aの真下に移動し、更に摺動体16を同方
向に押し込むことにより図4(c)に示すように切換板
14が反時計方向に回転し、切換板14の一端に固定さ
れた接点14dと絶縁ケース11の底面に植設された固
定端子12の接点12aが当接してスイッチがON状態
となるものである。また、上記図4(b)の動作説明の
ように、摺動体16の摺動点16bが切換板14の支点
14aの真下に移動、あるいは少し通過した点にきて
も、切換板14がまだ反時計方向への回転を開始しない
理由について、図5を用いて以下に説明する。
を圧接する力をW、切換板14の支点14aと摺動体1
6の摺動点16bの摺動方向の距離をS、切換板14の
支点14aと摺動体16の摺動点16bの上下方向の距
離をhとすると、摺動体16が左方向に移動して切換板
14が反時計方向に動こうとするモーメントM1はM1=
W×S となる。
力Qは Q=W×μ (但し、μは摺動点16bの摩擦係数で
ある) 従って、切換板14を時計方向に回転させようとするモ
ーメントM2は、M2=Q×hとなり、上記モーメントM
1とモーメントM2の関係により、M1<M2の時は切換板
14は回転しないでM1>M2の時切換板14は回転して
スイッチがON状態となる。また、M1>M2となり切換
板14が反時計方向に回転し始めると摺動体16の摺動
点16bと切換板14の摺動面14gとの角度は更にす
べりやすい方向に角度が開き、切換板14の回転は加速
する。
ぎても摺動点16bの摩擦力によって切換板14は回転
せず、力を溜めながら上式のM1>M2の関係となった時
に一気に動き始めるようになるものであり、この動作は
スイッチがONの状態からOFFの状態へ移る時も同様
の動きとなり、この切換板14によるスイッチのON,
OFFの動作は摺動体16を遅く動作しても切換板14
は常に安定かつ機敏に動作することができるものであ
る。
ものであり、上記実施例と同一部分は同一符号を付与
し、相違点のみ説明する。
ふくらみをもたせることにより摺動体16が切換板19
の摺動面19gを摺動して切換板19を動作させる場
合、更に機敏に行うことができる。又この凸状のふくら
みは、上記の動作により接点19dを中心に他端部を上
下に揺動させるため、接点溶着時に強制的に溶着を離脱
できるという効果が得られるものである。
設けたものであり、これも前記同様に接点溶着時に強制
的に溶着を離脱する目的のものである。
端子21の上端部21aと係止する係合部22aを設
け、この係合部22a近傍の中央部に空間をあけるとと
もに切換板22の先端をU字状に上部側に折り曲げて前
記空間部にもぐり込ませ、上面を摺動体16の摺動面2
2gとしている。
U字状にし、その一端に接点23dを固定し、他端に2
つの舌片状の突起23hを形成し、その先端に係合部2
3aを形成してコモン端子21の先端部21aに回動可
能に係止し、2つの舌片状の突起23hに対向する場所
を摺動体16の摺動面23gとしている。
切換板の支点と摺動点の上下方向の位置関係を従来に対
し逆転させることにより、この種の機構では得られなか
った接点速動機能(マイクロスイッチ等に於いて動作時
接点がすばやく動く機能)を簡単に得ることができるよ
うになり、このことにより大電流印加時、接点の損焼や
消耗が少なくなり高い信頼性を得ることができる。
面とした分解斜視図
断面とした分解斜視図
要部断面図 (b)同ONになる直前の状態を示す要部断面図 (c)同ON状態を示す要部断面図
を示す要部断面図
斜視図
斜視図
断面とした分解斜視図
切換板とコモン端子の斜視図 (b)同正面図
Claims (6)
- 【請求項1】 上端に凹状の支点を設けたコモン端子な
らびに接点を備えた固定端子をそれぞれ底面に植設した
絶縁ケースと、平面状の摺動面ならびに上記コモン端子
の支点に圧接係合する係合部を設け、この係合部が上記
平面状の摺動面より上方に位置するように配置すると共
にこの支点を介して回動自在に配設された切換板と、こ
の切換板に設けた平面状の摺動面に圧接する突起状の摺
動部を備えて上記摺動面上を摺動自在に配設された摺動
体と、これらの部品を収納するように上記絶縁ケースの
上面に結合されたフレームからなり、上記摺動体を摺動
することにより支点を介して切換板を回動し、この切換
板の一端に設けた接点と上記固定端子の接点を当接して
スイッチングするように構成したスイッチ。 - 【請求項2】 切換板をバネ性を有した金属板により形
成すると共に、中央部に舌片状の係合部を設け、この係
合部の先端をコモン端子の上端に設けた凹状の支点に回
動自在に圧接係合した請求項1記載のスイッチ。 - 【請求項3】 切換板を断面コ字形に形成し、この両側
面から舌片状の係合部と略平行に延長された摺動面を設
けた請求項2記載のスイッチ。 - 【請求項4】 切換板に設けた平面状の摺動面に傾斜、
もしくは凹凸を設けた請求項1記載のスイッチ。 - 【請求項5】 板バネで形成された切換板の中ほどをコ
モン端子上端と回動可能に係止し、更にこの部分の中央
部に孔部を設けるとともに切換板の一端をほぼU字状に
折り曲げ、このU字状に折り曲げた部分の先端部を前記
孔部にもぐり込ませ、更にこのもぐり込ませた部分の上
面を摺動面とした請求項1記載のスイッチ。 - 【請求項6】 板バネで形成された切換板をほぼU字状
に曲げその一端には接点を固定し他端先端部をコモン端
子の上端部に回動可能に係止してなる請求項1記載のス
イッチ。
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