JP2003123545A - ワイヤーハーネスおよびこれを配索した車両用モジュール体 - Google Patents

ワイヤーハーネスおよびこれを配索した車両用モジュール体

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JP2003123545A JP2001316799A JP2001316799A JP2003123545A JP 2003123545 A JP2003123545 A JP 2003123545A JP 2001316799 A JP2001316799 A JP 2001316799A JP 2001316799 A JP2001316799 A JP 2001316799A JP 2003123545 A JP2003123545 A JP 2003123545A
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昌幸 近藤
Haruhiko Sato
晴彦 佐藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】省力化、モジュール化に適応する配索回路体を
提供すること。 【解決手段】複数のフラットハーネス6、7を交差状に
重合させ、交点における導線11a、11b同士を接合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーハーネス
およびこれを配索した車両用モジュール体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の配線回路体として、
例えば図9(A)、(B)に示すように、特開平9−2
9445号公報に記載のものが知られている(従来例
1)。この配線回路体100の構造は、固定治具110
の上面111に丸形電線である導線120を位置決め保
持する収容溝112を格子状に形成するとともに、それ
ら収容溝112の交点に抵抗溶接機または超音波溶接機
の一対のチップ130,130が挿入する貫通孔140
を形成し、収容溝112に導線120を位置決め保持し
た状態で、チップ130、130を貫通孔140の上下
両方向から挿入させ、導線120、120同士を圧接さ
せて製造される。従って、交差するように配置された導
線120同士を溶接する際、その導線120の位置ズレ
が防止でき、正確な位置で導線120同士の溶着が可能
となる。
【0003】また、車両用モジュール体の配索構造とし
ては、例えば図10に示すように、車両用モジュール体
200のリーンフォース210に使用するワイヤハーネ
ス220の配索構造が知られている(従来例2)。ワイ
ヤハーネス220は、幹線部220aに対し分岐する枝
線部220bとで構成されており、幹線部220aはリ
ーンフォース210の側壁に装着される。枝線部220
bの分岐は、幹線部220aの分岐箇所でコネクタ23
0によって接続される。さらに、枝線部220bの他方
先端部には電装品と接続させるためのコネクタ240が
装着されている。従って、各分岐箇所や電装品との電気
接続はすべてコネクタ230、コネクタ240で行うこ
とができ、配索の作業時間の短縮化と結線の確実性が向
上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来例1では、導線120を位置決め保持する固定治具1
00の収容溝112に配設する必要がある。このために
導線120を一本一本収容溝に配設しなければならず煩
雑である。また、前述した従来例2の車両用モジュール
体200の配索構造では、幹線部220aと枝線部22
0b間のみならず、幹線部220aにおいても枝線部2
20bと接続用のコネクタ230によって寸断が生じる
ため、幹線部220a間においても、別途コネクタを使
用する必要が生じる。しかも、多数の導線を撚り合せて
各幹線または枝線とする場合には、各導線と所定のコネ
クタ端子との接続には細心の配慮が必要となり、このた
めのコネクタ装着に却って時間を要するおそれが生じ
る。
【0005】本発明は、前述した問題点に鑑みて創案さ
れたものであって、その目的は、容易に製造でき、かつ
コネクタ数を軽減した配線に係る回路体と、この回路体
を車両用モジュール体に配索利用することによって、車
両内の収納スペースの狭小化、配線接続の省力化、最短
配線の実現等を図るワイヤーハーネスおよびこれを配索
した車両用モジュール体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、請求項1に記載したように、複数の
フラットハーネスを交差状に重合させ、交点におけるフ
ラットハーネスの導線同士を接合したことを特徴として
いる。このように構成されたワイヤーハーネスにおいて
は、すでに複数の導線を並列して絶縁被覆材に収納した
フラットハーネスをそのまま利用するため、複数のフラ
ットハーネスを、一方のフラットハーネス(1単位また
は数単位)に対し他方のフラットハーネス(1単位また
は数単位)をマトリクス状に重ね合わせて導線を交差さ
せることができ、導線を一本ずつ配設させるための治具
を必要とせず、導線の配設作業も必要もなくなる。した
がって、このワイヤーハーネスにおいては、従来のよう
な特殊治具を別途製作するための経費削減ができるばか
りでなく、製造上の作業効率を高めることもできる。
【0007】また、本発明は、請求項2に記載したよう
に、前記交差状のフラットハーネスの少なくとも一方の
フラットハーネスの端部にコネクタを接続して分岐ハー
ネスとしたことを特徴としている。このように構成され
たワイヤーハーネスにおいては、交点の導線同士がすで
に接合されている。従って、コネクタ数を節減すること
ができる。
【0008】さらに、本発明は、請求項3に記載したよ
うに、前記交差状のフラットハーネスの交点における導
線同士の接合を超音波溶着、熱溶着またはレーザビーム
で行ったことを特徴としている。このように構成された
ワイヤーハーネスにおいては、既存の溶接工法を利用す
ることができる。従って、通常の溶接技能を有する者で
あれば簡単に操作することができる。
【0009】また、本発明は、請求項4に記載したよう
に、前記交差状の前記交差状のフラットハーネスの少な
くとも一方のフラットハーネスを折りたたみ可能にした
ことを特徴としている。このように構成されたワイヤー
ハーネスにおいては、フラットハーネス自体がフレキシ
ブルで薄手のものである。従って、例えば幹線部を構成
するフラットハーネスが多数導線からなるような場合
に、適宜幅で折り畳み重ねることによってインパネリー
ンフォース等の側壁面に収納することができるから、収
納スペースを狭小化できる。
【0010】また、本発明は、請求項5に記載したよう
に、前記複数のフラットハーネスを交差状に重合させ、
交点におけるフラットハーネスの導線同士を接合したワ
イヤーハーネスを車両に配索したことを特徴としてい
る。このように構成されたワイヤーハーネスを配索した
車両用モジュール体においては、マトリックス状の配線
構造からして枝線部に相当するフラットハーネスの幹線
部に対する接合部位をリーンフォースモジュールに対応
させて自由に位置設定することができる。従って、車両
用モジュール体の推進にも寄与することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るワイヤーハー
ネスおよびこれを配索した車両用モジュール体の実施形
態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】まず、本発明に係るワイヤーハーネスを配
索した車両用モジュール体について、簡単に説明し、次
いで、ワイヤーハーネスについて説明する。図1に示す
ように、車両用モジュール体1としてはモジュール化し
たリーンフォース2、ワイヤーハーネス5および電装品
8の組み合わせに係るものであって、リーンフォース2
は鋼板を加工した長尺の断面H形の形材からなり、フラ
ンジ3の上面3aと下面3bを水平方向に用い、ウェブ
4の一方側面4aにワイヤーハーネス5の幹線用として
のメインフラットハーネス6を図示しないクリップで収
納配置させるとともに、メインフラットハーネス6から
分岐させた枝線用としての分岐フラットハーネス7の先
端部には、セルフフィットコネクタ9が装着されてい
る。
【0013】分岐フラットハーネス7は、各種電装品と
接続させるために必要本数の分岐フラットハーネス7
a、7b、7cであってメインフラットハーネス6と接
合し、接合位置は車種のバリエーションに対しモジュー
ル化したリーンフォース2によって予めメインフラット
ハーネス6のどの位置に接合されるか設定されている。
メインフラットハーネス6には、指定した部位に図示し
ない電装品の組み付け部が設けられており、係る組み付
け部にマルチメディア系電装品8その他の電装品が組み
付けされる。各分岐フラットハーネス7a、7b、7c
のセルフフィットコネクタ9a、9b、9cは、この組
み付け過程においてそれぞれ対応する電装品と接続され
る。
【0014】メインフラットハーネス6は、リーンフォ
ース2の左右両端部まで延設されており、前記両端部は
電気接続箱(J/B)10を装備すべく端部処理がされ
ている。リーンフォース2は車両本体側の両側にあっ
て、リーンフォース2の取り付け部を兼ねた電気接続箱
ブラケット(J/Bブラケット)10、10に取り付け
られる。このとき車両本体側の図示しないワイヤハーネ
スとメインフラットハーネス6とは、電気接続箱ブラケ
ット(J/Bブラケット)10、10においてワンタッ
チで接続できるようになっている。
【0015】以上のように本発明に係るワイヤーハーネ
ス5が配索される車両用モジュール体1は、リーンフォ
ース2、本発明に係るワイヤーハーネス5、各種電装
品、インパネ8等を構成要素とするものであって、各構
成要素とも車種に応じてユニット化されている。なお、
4cはウェブ4に孔加工された挿通口であって、挿通口
4cは、インパネ側の分岐フラットハーネス7bを車体
側(エンジンルーム側)に延長して配索する場合に使用
される。また、係る挿通口4cは車種のバリエーション
に応じて複数個規則的に設けられる。
【0016】そして、前述した車両用モジュール体1の
主要構成要素となるワイヤーハーネス5は、図2ないし
図3に示すように、複数の分岐フラットハーネス7(7
a、7b、7c)とメインワイヤハーネス6(6a、6
b)とを行列格子状に形成したマトリックス状のもので
あって、所定の交点8(図2、3における黒塗りの部
分)を接合したものである。
【0017】行方向のメインワイヤハーネス6は、一定
のピッチで並行に離間した複数の導線11a、・・とこ
れら導線11a、・・を被覆する絶縁材12bで構成さ
れ、絶縁材12bは可撓性の素材からなる。同様に列方
向の分岐フラットハーネス7も、一定のピッチで並行に
離間した複数の導線11b、・・とこれら導線11b、
・・を被覆する絶縁材12bで構成され、絶縁材12b
は可撓性の素材からなる。
【0018】図3は、ワイヤーハーネス5の一実施例で
あって、メインワイヤハーネス6を2単位(2行)、分
岐フラットハーネス7を3単位(3列)としてマトリッ
クス状に形成したものである。なお、9dおよび9e
は、可動式多極コネクタである。
【0019】図4は、絶縁材12bは可撓性の素材であ
ることから、行方向のメインワイヤハーネス6(6a、
6b)を適宜部位で折りたたんだものを示したものであ
る。
【0020】図5および図6は、メインフラットハーネ
ス6および分岐フラットハーネス7の治具を兼用するハ
ーネス固定具20、21とハーネス固定具20、21の
移動方向を示すものである。図5に示すように、ハーネ
ス固定具20(固定具21についても同様である。対応
符号はカッコ内のとおりである。)は長尺の鋼材を刳り
抜いた矩形中空材であって、上面20a(21a)およ
び下面20b(21b)には長手方向に開放口20c
(21c)を設けるとともに、長手方向の両端部には挿
通口20d(21d)が開放されている。
【0021】開放口20d(21d)は、メインフラッ
トハーネス6または分岐フラットハーネス7をハーネス
固定具20(21)から引き出すための開口部であると
ともに、後記する溶接機のトーチの進入口でもある。一
方、挿通口20d(21d)はメインフラットハーネス
6および分岐フラットハーネス7を挿入させるためのガ
イドであって、溶接機による接合作業を確実に行い、か
つ行列間のフラットハーネス6、7の蛇行、途中の浮き
上がり防止を兼ねる。
【0022】なお、これらの蛇行、途中の浮き上がり防
止を一層確実なものにするために、挿通口20d(21
d)の近傍に図示しないクリップ装置を設けてフラット
ハーネス6、7を支持し、フラットハーネス6、7が両
端部の挿通口20d(21d)の領域内において緊張さ
せるようにしてもよい。
【0023】図6は図3に対応させてあり、メインフラ
ットハーネス6側のハーネス固定具20を図示しない四
方フレームに固定する一方、分岐フラットハーネス7側
のハーネス固定具21は図の座標軸X方向に移動自在に
構成される。
【0024】図7は、本発明にかかるワイヤーハーネス
5におけるメインフラットハーネス6と分岐フラットハ
ーネス7間の導線11a、11b同士を接続させるため
の溶接装置30の斜視図であって、図8はかかる溶接装
置30とハーネス固定具20(21)とを同時、かつ相
対駆動させてワークさせるためのシステム概要図であ
る。
【0025】溶接装置30は、レーザービーム溶接を行
うためのレーザートーチ31を可動XYテーブル33の
下面に垂下固定する。可動XYテーブル33にはレーザ
ートーチ31のノズル32が、ハーネス固定具20(2
1)の位置移動と連動することにより、メインフラット
ハーネス6と分岐フラットハーネス7間の導線11a、
11b同士を接続させる交点に位置させるようにするた
め、駆動系としてX軸方向駆動サーボモータ34、Y軸
方向駆動サーボモータ35が設置されている。
【0026】可動XYテーブル33を駆動させるための
制御系としては、レーザ光発振のためにレーザ発信器3
6、前記レーザ発信器36への給電手段としてのレーザ
コントロール電源37が装備される。また、X軸方向駆
動サーボモータ34、Y軸方向駆動サーボモータ35駆
動のための制御系としては、X軸用サーボアンプ38、
Y軸サーボアンプ39がそれぞれX軸方向駆動サーボモ
ータ34、Y軸方向駆動サーボモータ35に接続される
とともに、これらX軸用サーボアンプ38、Y軸サーボ
アンプ39とコンピュータ40とが結線され、コンピュ
ータ40から入力された位置信号を伝達し、X軸方向駆
動サーボモータ34、Y軸方向駆動サーボモータ35の
駆動によってレーザートーチ31のノズル2が、所定の
導11a、11b同士の交点の位置移動するようにマイ
コン制御されている。
【0027】一方、レーザートーチ31の移動に追随さ
せるべく、ハーネス固定具20(21)側にもサーボモ
ータ50(50a、50b、50c、)サーボアンプ5
1(51a、51b、51c)、コンピュータ52(5
2a、52b、52c)が装備されている。コンピュー
タ40とコンピュータ52(52a、52b、52c)
とは、コンピュータ40への位置信号を入力するとコン
ピュータ52(52a、52b、52c)がこの位置信
号を演算処理してレーザートーチ31のノズル32の位
置にメインフラットハーネス6と分岐フラットハーネス
7間の接続させるべき導線11a、11b同士の交点と
が鉛直方向に一致するよう予めセットされている。
【0028】なお、各サーボ系は、コンピュータとの組
み合わせによって2軸直線補間が可能であって高速・高
精度の位置決めができるよう設定されている。また、本
実施例では溶接装置30として、スパッターの飛散を軽
減できるレーザビーム溶接機を使用したが、溶接装置こ
れに限定されるものではなく、超音波溶接装置または熱
溶接装置を用いてもよい。
【0029】以下、前述したワイヤーハーネス5の製造
方法について簡単に説明した上で使用方法について説明
する。まず、ハーネス固定具20にメインフラットハー
ネス6を、ハーネス固定具21に分岐フラットハーネス
7を挿通させてプリセッティングを行う。続いて電源投
入により、コンピュータ40、コンピュータ52(52
a、52b、52c)に必要とする位置決め情報を入力
する。入力情報として重要なものは、ハーネス固定具2
1(21a、21b、21c)の座標軸原点からのX軸
方向の原点および移動位置情報である。係る情報は、車
種のバリエーションによってメインフラットハーネス6
に対する分岐フラットハーネス7の位置が定まるからで
ある。
【0030】つまり、係る移動位置情報等によってモジ
ュール化したワイヤーハーネス5が得られる。続いてX
Yテーブル33が接続すべき導線11a、11bの交点
に移動する。するとハーネス固定具20、21を支持す
る図示しないワークテーブルが上昇し、前記交点の導線
11a、11bがノズル32に押圧接触したことを確認
し、前記交点の導線11a、11b同士がレーザービー
ム溶接される。係る溶接が順次他の接続すべき導線11
a、11b同士にも行われる。
【0031】このようにして必要とする溶接がすべて完
了すると、可動XYテーブル33はスタート時点の位置
に戻り、ワークテーブルも初期の位置に戻る。溶接が完
了したメインフラットハーネス6、分岐フラットハーネ
ス7をハーネス固定具20、21の各開放口20a(2
1a)から取り出す。メインフラットハーネス6、分岐
フラットハーネス7の各端部に所定のコネクタを取り付
けて所望のワイヤーハーネス5とすることができる。
【0032】なお、溶接にあたりレーザー発振器36の
出力は20〜50(J)が適切である。以上の作業工程
によって導線11a、11bを一本ずつ治具に配設する
作業を省略することができるばかりでなく、接続すべき
導線11a、11b同士を自動溶接によって接続でき
る。
【0033】このようにして出来上がったワイヤーハー
ネス5は、リーンフォース2のウェブ4の一方の側壁4
aに図示しないクリップで固定する。次にマルチメディ
ア系電装品8、センターブレス等をリーンフォース2の
所定部位に取り付け、サブアセンブリーを構成させる。
続いてメータ表示部やスイッチ表示部等が取り付けられ
たインパネ箇体部にリーンフォース2を組み付けする。
このようにしてインパネモジュール体が構成される。
【0034】一方、車両ボディへの取り付け部を兼用す
る電気接続箱ブラケット10を、予めボディに溶接、ね
じ締めによって取り付けておく。電気接続箱ブラケット
10には、リーンフォース2の上下フランジ面2a、2
bの両端部が挿通する溝を設けておく。前述のインパネ
モジュール体はこの溝に嵌合することによって車両ボデ
ィに取り付けられる。
【0035】車両ボディ側のワイヤハーネスとインパネ
側のメインフラットハーネス6の端部に設けた可動式多
極コネクタ9d(9e)とは、電気接続箱ブラケット部
10においてセルフフィットコネクションによりワンタ
ッチで接続される。以上のようにワイヤーハーネス5を
車両用モジュール体を構成するリーンフォース2に組み
入れたことにより、車両用モジュール体における電気配
線が省力化でき、作業効率を高めることができる。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、請求項1に記載したように、複数のフラットハーネ
スを交差状に重合させ、交点における導線同士を接合し
たものであるため、特殊な治具を用意する必要がない。
従って経費節減を図ることができる。また、導線が絶縁
体に被覆されて列をなしているので導線を一本一本治具
に配設する手間も省け作業時間の短縮を図ることができ
るという利点がある。
【0037】また、本発明によれば、請求項2に記載し
たように、前記交差状のフラットハーネスの少なくとも
一方のフラットハーネスの端部にコネクタを接続して分
岐ハーネスとしてあるから、分岐ハーネスと他方のフラ
ットハーネス間のコネクタ接続が省けるという利点があ
る。
【0038】また、本発明によれば、請求項3に記載し
たように、前記交差状のフラットハーネスの交点におけ
る導線同士の接合を超音波溶着、熱溶着またはレーザビ
ームで行ったものであるから、特殊な熟練技術、技能を
要することなく溶接作業をすることができるという利点
がある。
【0039】さらに、本発明によれば、請求項4に記載
したように、前記交差状の前記交差状のフラットハーネ
スの一方のフラットハーネスを折りたたみ可能にしたも
のであるから、嵩張ることなく、リーンフォースの側壁
に収納することができるという利点がある。
【0040】そして、本発明によれば、請求項5に記載
したように、フラット回路体の利用用途として、前記複
数のフラットハーネスを交差状に重合させ、交点におけ
る導線同士を接合したフラット回路体を車両に組みたも
のであるから、車両のバリエーションに対応した最短配
線を可能にし、車両各部のモジュール化を一層促進させ
るために寄与するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態を示す要部斜視図である
【図2】本発明に係るフラット回路体の基本型の平面図
である。
【図3】本発明に係るフラット回路体の実体を表す平面
図である。
【図4】フラットハーネスを折りたたんだ斜視図であ
る。
【図5】ハーネス固定具の斜視図である。
【図6】ハーネス固定具の配置図である。
【図7】溶接装置の概観斜視図である。
【図8】位置決め装置の系統図である。
【図9】従来例における導線同士の位置決め斜視図であ
る。
【図10】従来例における車両用モジュール体の斜視図
である。
【符号の説明】
1 車両用モジュール体 2 リーンフォース 3 フランジ 4 ウェブ 5 ハーネス回路体 6 メインフラットハーネス 7 分岐フラットハーネス 8 インパネ 9 セルフフィットコネクタ 10 電気接続箱(J/B)ブラケット 11 導線 20 ハーネス固定具 21 ハーネス固定具 30 溶接装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 1/14 H02G 1/14 A 3/38 15/08 K 15/08 3/28 F Fターム(参考) 5G309 AA06 AA11 5G311 CA05 CF03 5G355 AA08 BA01 BA11 CA15 5G363 AA08 BA05 BB04 DC02 5G375 AA11 CA02 CA12 DB09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフラットハーネスを交差状に重合
    させ、交点におけるフラットハーネスの導線同士を接合
    したことを特徴とするワイヤーハーネス。
  2. 【請求項2】 前記交差状のフラットハーネスの少なく
    とも一方のフラットハーネスの端部にコネクタを接続し
    て分岐ハーネスとしたことを特徴とする請求項1に記載
    したワイヤーハーネス。
  3. 【請求項3】 前記交差状のフラットハーネスの交点に
    おける導線同士の接合を超音波溶着、熱溶着またはレー
    ザビームで行ったことを特徴とする請求項1あるいは請
    求項2に記載したワイヤーハーネス。
  4. 【請求項4】 前記交差状の前記交差状のフラットハー
    ネスの少なくとも一方のフラットハーネスを折りたたみ
    可能にしたことを特徴とする請求項1ないし請求項3の
    うちのいずれかに記載したワイヤーハーネス。
  5. 【請求項5】 前記複数のフラットハーネスを交差状に
    重合させ、交点におけるフラットハーネスの導線同士を
    接合したフラット回路体を車両に配索したことを特徴と
    するワイヤーハーネスを配索した車両用モジュール体。
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