JP2003123469A - メモリ制御回路、メモリ制御方法及び情報処理装置 - Google Patents

メモリ制御回路、メモリ制御方法及び情報処理装置

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JP2003123469A
JP2003123469A JP2001309470A JP2001309470A JP2003123469A JP 2003123469 A JP2003123469 A JP 2003123469A JP 2001309470 A JP2001309470 A JP 2001309470A JP 2001309470 A JP2001309470 A JP 2001309470A JP 2003123469 A JP2003123469 A JP 2003123469A
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memory
control
refresh
mode
self
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JP2001309470A
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Kazuhiko Shimamoto
和彦 島本
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モード変更時に全データのリフレッシュが必
要なSDRAMを効率的に制御できる情報処理装置を、
提供する。 【解決手段】 情報処理装置に、SDRAMを制御する
ためのメモリ制御回路して、SDRAMにセルフ・リフ
レッシュ・モードでの動作を開始させる際には、通常の
周期(1560ns)よりも短い周期(70ns)でリフレッシュ制
御を実行することによりメモリに記憶された全データの
リフレッシュを行なってから、SDRAMにセルフ・リ
フレッシュ・モードでの動作を開始させ(図2
(A))、SDRAMに通常モードでの動作を開始させ
る際には、SDRAMにセルフ・リフレッシュ・モード
での動作を終了させた後に、通常の周期よりも短い周期
でリフレッシュ制御を実行することによりメモリに記憶
された全データのリフレッシュを行なってから、通常の
周期でのリフレッシュ制御の実行を開始する(図2
(B))回路を、搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルフ・リフレッ
シュ・モードを有するメモリに接続されるメモリ制御回
路と、そのようなメモリ制御回路を含む情報処理装置
と、セルフ・リフレッシュ・モードを有するメモリを制
御するためのメモリ制御方法とに、関する。
【0002】
【従来の技術】近年、市販されているプリンタ、FA
X、コンピュータ等(以下、情報処理装置と表記する)
の大部分は、実際の使用がなされていない時間が一定時
間以上続いたときに、省電力モード(待機モード、節電
モードとも呼ばれる)での動作を開始するように、構成
されている。また、そのような情報処理装置の大部分
は、SDRAMが用いられた装置となっている。
【0003】SDRAMは、セルフ・リフレッシュ・モ
ードと呼ばれる、データをアクセスすることができない
が、消費電力が低い動作モードを有したメモリであるた
め、SDRAMが用いられた情報処理装置では、省電力
モード(待機モード、節電モードとも呼ばれる)での動
作開始時に、SDRAMにセルフ・リフレッシュ・モー
ドでの動作を開始させ、通常モードでの動作開始時に、
SDRAMにセルフ・リフレッシュ・モードでの動作を
終了させる(SDRAMに通常モードでの動作を開始さ
せる)ことが、行なわれている。
【0004】セルフ・リフレッシュ・モードでの動作を
開始或いは終了させるためには、SDRAMに特定のコ
マンド(制御信号の組み合わせ)を供給してやれば良い
のであるが、SDRAMの中には、セルフ・リフレッシ
ュ・モードでの動作を開始させる前と、セルフ・リフレ
ッシュ・モードでの動作を終了させた際(SDRAMに
対して実際のアクセスを行なう前)とに、全データ(全
Rowアドレス)についてリフレッシュを行なわなけれ
ばならないものが、存在している。
【0005】このため、そのようなSDRAMが用いら
れた(或いは、そのようなSDRAMが用いられること
がある)情報処理装置は、SDRAMの制御が図4に示
した手順で行なわれるように、構成されている。
【0006】すなわち、従来の情報処理装置内のCPU
は、図4(A)に示したように、省電力モードに移行す
べきイベント(例えば、実際の利用がなされていない時
間が規定時間以上経過するといったイベント)が発生し
た場合、メモリ制御回路がSDRAMに対してその全R
owアドレスの数(図では、4k=4096)と等しい数のリ
フレッシュ・コマンドを供給するのに要する時間(SD
RAM内の全データに関するリフレッシュの完了に要す
る時間:図では、4k×1560ns=ca.64ms)が経過するの
を待機する。なお、メモリ制御回路とは、CPUとSD
RAMとを接続するために(SDRAMをCPUが利用
可能なようにするために)、SDRAMが用いられる装
置には常に設けられる回路のことであり、メモリ制御回
路としては、SDRAMだけを制御可能なものや、他の
素子も制御可能なものが、知られている。また、リフレ
ッシュ・コマンドとは、或るRowアドレスのデータが
全てリフレッシュされることになるコマンドのことであ
る。
【0007】そして、上記した全データのリフレッシュ
が完了するのに要する時間(図では、所定時間)が経過
したときに、従来の情報処理装置内のCPUは、メモリ
制御回路に、SDRAMをセルフ・リフレッシュ・モー
ドで動作させることを指示し、その後、省電力モードで
の制御(通常モードに移行すべきイベントの発生を監視
するための制御)を開始する。一方、CPUからSDR
AMをセルフ・リフレッシュ・モードで動作させること
が指示されたメモリ制御回路は、SDRAMに、セルフ
・リフレッシュ・モードでの動作を開始させるためのセ
ルフ・リフレッシュ開始コマンドを与え、セルフ・リフ
レッシュ開始コマンドが与えられたSDRAMは、セル
フ・リフレッシュ・モードでの動作を開始する。なお、
セルフ・リフレッシュ開始コマンドをSDRAMに与え
たメモリ制御回路は、SDRAMへリフレッシュ・コマ
ンドの供給を行なわない状態に移行する。
【0008】また、従来の情報処理装置内のCPUは、
通常モードに移行すべきイベント(例えば、入力装置に
対する操作や他機器からのデータ受信)が発生した場
合、図4(B)に示したように、メモリ制御回路に、S
DRAMを通常モードで動作させることを指示する。C
PUからSDRAMを通常モードで動作させることが指
示されたメモリ制御回路は、SDRAMに、セルフ・リ
フレッシュ・モードでの動作を終了させるためのセルフ
・リフレッシュ終了コマンドを与えるとともに、SDR
AMに周期的にリフレッシュ・コマンドを供給する状態
に移行する。そして、セルフ・リフレッシュ終了が与え
られたSDRAMは、通常モード(リフレッシュ・コマ
ンドの供給が必要なモード)での動作を開始する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記説明から明らかな
ように、上記した従来の情報処理装置は、SDRAMの
動作モードを変更する際(省電力モードへの移行時、省
電力モードの解除時)に、SDRAMの全データがリフ
レッシュされるのを待機するように、構成されている。
SDRAMの全データのリフレッシュに要する時間は、
数十ms程度であるが、モード移行時にそのようなリフ
レッシュを行なわなくても良いSDRAMが存在するこ
とや、この時間が必要とされているが故に、省電力モー
ドで実際に動作する時間が短くなること、省電力モード
の解除に要する時間が長くなることなどを考えると、上
記時間を短縮できることが望まれる。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、本発明の課題は、セルフ・リフレッシュ・
モードを有するメモリをより効率的に制御できるメモリ
制御回路及びメモリ制御方法と、セルフ・リフレッシュ
・モードを有するメモリをより効率的に制御できるメモ
リ制御回路を備えた情報処理装置とを、提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、通常モード或いはセルフ・リフレッシ
ュ・モードで動作可能なメモリを制御するためのメモリ
制御回路を、メモリが通常モードで動作している場合に
は、メモリに対して、メモリに記憶されているデータを
リフレッシュするためのリフレッシュ制御を所定周期で
実行する通常制御処理を行ない、セルフ・リフレッシュ
・モードで動作しているメモリに通常モードでの動作を
開始させた際には、メモリに対して、リフレッシュ制御
を所定周期よりも短い周期で実行することによりメモリ
に記憶されている全てのデータのリフレッシュを行なっ
た後に通常制御処理を開始するメモリ制御機能を、有す
るものとする。
【0012】すなわち、本発明のメモリ制御回路は、S
DRAM等のメモリの動作モードを、セルフ・リフレッ
シュ・モードから通常モードに変更する際に、通常、行
なっているリフレッシュ制御の周期よりも短い周期でリ
フレッシュ制御を繰り返すことにより、メモリに記憶さ
れている全データのリフレッシュを行なう構成を、有す
る。換言すれば、本発明のメモリ制御回路は、通常時に
おけるリフレッシュ制御の実行周期は、メモリアクセス
が遅滞無く行なえるようにする(リフレッシュ制御が行
なわれている時、メモリアクセスは行なえない)ため
に、比較的に長いものとしておかなければならないが、
メモリの動作モードを変更する際には、メモリアクセス
が行なわれることがない(メモリアクセスを行なっては
いけない)ので、この際のリフレッシュ制御の実行周期
を、メモリの仕様上の限界まで短くしても何ら問題が生
じないことに着目したものとなっている。
【0013】このメモリ制御回路を用いれば、メモリの
動作モードをセルフ・リフレッシュ・モードから通常モ
ードに移行させるために必要とされる時間が、全データ
のリフレッシュに要する時間が短くなる分、短縮される
ことになる。従って、本発明のメモリ制御回路によれ
ば、従来よりも、セルフ・リフレッシュ・モードを有す
るメモリを効率的に制御できることになる。
【0014】また、本発明のメモリ制御回路を実現する
際には、メモリ制御機能に、メモリに対して、リフレッ
シュ制御を所定周期よりも短い周期で実行することによ
りメモリに記憶されている全てのデータのリフレッシュ
を行なった後に、メモリにセルフ・リフレッシュ・モー
ドでの動作を開始させる機能を、含ませておくことが出
来る。このように本発明のメモリ制御回路を構成してお
けば、メモリの動作モードを通常モードからセルフ・リ
フレッシュ・モードに移行させるために必要とされる時
間も、短縮できることになるので、メモリが実際にセル
フ・リフレッシュ・モードで動作している時間を長くす
ることが可能となる。
【0015】また、本発明のメモリ制御回路を実現する
際には、メモリ制御機能に、前記リフレッシュ制御を前
記所定周期よりも短い周期で実行することによる前記メ
モリに記憶されている全てのデータのリフレッシュが完
了した際に、その旨を示す情報を出力する機能を含ませ
ておくことも出来る。このように、メモリ制御回路を構
成しておくとともに、当該情報をCPUに入力しておけ
ば、CPUに、メモリのモード移行が完了したか否かを
簡単に判断させることが可能とになる(CPUに、メモ
リのモード移行時間が完了したか否かを経過時間で判断
させる必要がなくなる)。
【0016】そして、本発明のメモリ制御方法では、通
常モード或いはセルフ・リフレッシュ・モードで動作可
能なメモリにセルフ・リフレッシュ・モードでの動作を
開始させる前に、メモリに対して、通常行なっているリ
フレッシュ制御の周期よりも短い周期でリフレッシュ制
御が実行されることにより、メモリに記憶されている全
データのリフレッシュが行われる。また、本発明の他の
態様のメモリ制御方法では、通常モード或いはセルフ・
リフレッシュ・モードで動作可能なメモリに通常モード
での動作を開始させるときに、メモリに対して、通常行
なっているリフレッシュ制御の周期よりも短い周期でリ
フレッシュ制御が実行されることにより、メモリに記憶
されている全データのリフレッシュが行なわれる。
【0017】従って、本発明のメモリ制御方法を用いれ
ば、メモリの動作モードをセルフ・リフレッシュ・モー
ドから通常モードに、或いは、通常モードからセルフ・
リフレッシュ・モードに、移行させるために必要とされ
る時間を短縮できることになり、その結果として、従来
よりも、セルフ・リフレッシュ・モードを有するメモリ
を効率的に制御できることになる。
【0018】そして、本発明の情報処理装置は、通常モ
ード或いはセルフ・リフレッシュ・モードで動作可能な
メモリと、制御部と、メモリ及び制御部に接続されるメ
モリ制御回路とを含む情報処理装置であって、メモリ制
御回路として、メモリに対して、メモリに記憶されてい
るデータをリフレッシュさせるためのリフレッシュ制御
を所定周期で行なう通常制御処理を実行する機能と、制
御部から第1指示が与えられたときに、通常制御処理の
実行を停止し、リフレッシュ制御を所定周期よりも短い
周期で実行することによりメモリに記憶された全データ
のリフレッシュを行なった後に、メモリにセルフ・リフ
レッシュ・モードでの動作を開始させる第1移行制御処
理を実行する機能と、制御部から第2指示が与えられた
ときに、メモリにセルフ・リフレッシュ・モードでの動
作を終了させ、リフレッシュ制御を所定周期よりも短い
周期で実行することによりメモリに記憶された全データ
のリフレッシュを行なった後に、通常制御処理の実行を
開始する第2移行制御処理を実行する機能とを、有する
回路を備える。また、情報処理装置は、制御部として、
省電力モードに移行すべきときに、第1指示をメモリ制
御回路に対して与え、通常モードに移行すべきときに、
第2指示をメモリ制御回路に対して与えるものを備え
る。
【0019】すなわち、本発明の情報処理装置は、本発
明のメモリ制御回路(請求項2記載のもの)と本質的に
は同じ機能を有するメモリ制御回路を、備え、省電力モ
ードでの動作時に、メモリがセルフ・リフレッシュ・モ
ードで動作する装置となっている。従って、本発明の情
報処理装置は、従来の情報処理装置よりも、省電力モー
ドで実際に動作可能な時間は長く、かつ、省電力モード
の解除にかかる時間は短い装置として機能することにな
る。
【0020】なお、本発明の情報処理装置を実現するに
際しては、第1指示を、メモリ制御回路が、通常制御処
理の実行を停止し、リフレッシュ制御を所定周期よりも
短い周期で実行することによりメモリに記憶された全デ
ータのリフレッシュを行なう処理を実行することになる
指示と、メモリ制御回路が、メモリにセルフ・リフレッ
シュ・モードでの動作を開始させる処理を実行する指示
とからなるもの(順次出される2つの指示からなるも
の)としておいても良い。同様に、第2指示を、メモリ
制御回路が、メモリにセルフ・リフレッシュ・モードで
の動作を終了させる処理を行なうことになる指示と、メ
モリ制御回路が、リフレッシュ制御を所定周期よりも短
い周期で実行することによりメモリに記憶された全デー
タのリフレッシュを行なってから、通常制御処理の実行
を開始することになる指示とからなるものとしておいて
も良い。
【0021】また、本発明の情報処理装置を実現するに
際しては、メモリ制御回路を、第1移行制御処理の完了
時と第2移行制御処理の完了時とに、移行制御処理が完
了したことを制御部に通知する機能を、さらに、有する
ものとしておき、制御部を、メモリ制御回路から移行制
御処理が完了したことが通知されたときに、第1移行制
御処理或いは第2移行制御処理が完了したことを認識す
るものとしておくことが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1に、本発明の一実施形態に係る情報処
理装置のブロック図を示す。
【0024】本実施形態に係る情報処理装置10は、い
わゆるレーザビームプリンタであり、主な構成要素とし
て、CPU11、メモリ制御回路12、SDRAM1
3、ROM14、IO制御回路15、画像処理回路16
及び印刷エンジン17を、備える。
【0025】印刷エンジン17は、用紙上への印刷を実
際に行なう機構であり、画像処理回路16は、印刷エン
ジン17に供給されるべき画像データに、エッジ強調等
の画像処理を施すための回路(ASIC)である。IO
制御回路15は、ホストコンピュータとの間のインタフ
ェースであるホストI/F(図示せず)や情報処理装置
10の上面に設けられている操作パネル(図示せず)等
を制御するための回路(ASIC)である。CPU11
は、各部を統合的に制御することにより、ホストコンピ
ュータから送信されてきた印刷データに応じた印刷を印
刷エンジン17に行なわせる処理や、操作パネルに対す
る操作を通じてユーザから実行すべき処理についての指
示を取得する処理を行なう制御回路である。本情報処理
装置10では、このCPU11によって、情報処理装置
10を省電力モードに移行させるための処理や通常モー
ドに戻す処理(詳細は後述)も行なわれる。
【0026】ROM14は、CPU11が実行するプロ
グラムや、CPU11が利用するフォントデータ等を記
憶した不揮発性メモリである。SDRAM13は、受信
された印刷データに基づき印刷エンジン17(画像処理
回路16)に供給するデータを生成するために使用され
るメモリである。このSDRAM13は、プログラムが
実行される(ROM14に記憶されたプログラムが読み
出される)メモリにもなっている。そして、本情報処理
装置10は、このSDRAM13として、セルフ・リフ
レッシュ・モードでの動作を開始させる前とセルフ・リ
フレッシュ・モードでの動作を終了させた時とに、所定
回数(本実施形態では、4k=4096回)、リフレッ
シュを行なわなければならないものが使用されることが
ある装置となっている。
【0027】メモリ制御回路12は、SDRAM13の
制御を行なう機能や、印刷データをSDRAM13に記
憶させる処理やSDRAM13上にCPU11が用意し
たデータを画像処理回路16に供給する処理(つまり、
単純なデータ転送処理)を行なう機能を有する回路(A
SIC)である。
【0028】本実施形態に係る情報処理装置10が備え
るメモリ制御回路12は、SDRAM13に関して、図
2に示したような制御を行なえる回路となっている。
【0029】すなわち、メモリ制御回路12は、図2
(A)に示したように、通常の状態では、SDRAM1
3に対して、記憶しているデータ(Rowアドレスが同
一の複数のデータ)をリフレッシュさせるためのリフレ
ッシュ制御(リフレッシュ・コマンドをSDRAM13
に供給する処理)を、所定周期(本実施形態では、15
60ns)で、行なっている。換言すれば、このメモリ
制御回路12は、SDRAM13の全データのリフレッ
シュを、およそ64msかけて行なう回路となってい
る。
【0030】そして、メモリ制御回路12は、CPU1
1から、SDRAM13をセルフ・リフレッシュ・モー
ドで動作させることを命ずるSRモード移行指示(第1
指示に相当)が与えられた場合には、上記したリフレッ
シュ制御の実行を停止するとともに、SDRAM13に
対して、上記所定周期よりも短い周期で4k回のリフレ
ッシュ制御を行なう。なお、本実施形態の情報処理装置
10は、100MHzのクロック(10ns/クロッ
ク)が用いられた装置であるため、この周期として、S
DRAM13の仕様(PC100仕様)上の限界65n
sに最も近い、10nsの倍数である70nsが、用い
られている。
【0031】4k回のリフレッシュ制御が完了したと
き、メモリ制御回路12は、SDRAM13に対してセ
ルフ・リフレッシュ・モードでの動作を開始させるため
の制御(セルフ・リフレッシュ開始コマンドをSDRA
M13に供給する処理)を行なう。その後、メモリ制御
回路12は、指示された制御が完了したことをCPU1
1に通知する。
【0032】また、メモリ制御回路12は、図2(B)
に示したように、CPU11から、SDRAM13を通
常モードで動作させることを命ずる通常モード移行指示
(第2指示に相当)が与えられた場合には、SDRAM
13に対してセルフ・リフレッシュ・モードでの動作を
停止させるための制御(セルフ・リフレッシュ終了コマ
ンドをSDRAM13に供給する処理)を行なう。その
後、メモリ制御回路12は、上記した所定周期よりも短
い周期(やはり、70ns)で4k回のリフレッシュ制
御を実行する。そして、4k回のリフレッシュ制御の完
了後、メモリ制御回路12は、指示された制御が完了し
たことをCPU11に通知する。
【0033】一方、情報処理装置10内のROM14に
は、CPU11に、図3にその手順を示した処理を、本
来の処理(受信した印刷データに応じた印刷物を印刷エ
ンジン17に排出させるための処理やユーザの操作パネ
ルに対する操作に応答する処理等)と並行して実行させ
るためのプログラムが、記録されている。
【0034】すなわち、電源が投入された場合、CPU
11は、印刷データの受信や操作パネルの操作に即座に
応答する通常動作状態での動作(通常モードでの動作)
を開始する。また、通常動作状態で動作しているCPU
11は、印刷データの受信や操作パネルの操作がなされ
ていない状態(以下、待機状態と表記する)が一定時間
以上継続するのを監視する処理(ステップS101)も
行なっている。
【0035】そして、CPU11は、待機状態が一定時
間以上継続したことを検出した場合(ステップS10
1;YES)には、メモリ制御回路12にSRモード移
行指示を与えた(ステップS102)後に、メモリ制御
回路12から制御の完了が通知されてくるのを待機する
(ステップS103)。
【0036】SRモード移行指示が与えられたメモリ制
御回路12は、図2(A)を用いて既に説明した内容の
動作を行なう。従って、ステップS102の実行時点か
ら、およそ、286μs(≒70ns×4k)経過したとき
に、SDRAM13は、セルフ・リフレッシュ・モード
での動作を開始し、また、メモリ制御回路12は、制御
の完了をCPU11に通知してくることになる。
【0037】CPU11は、メモリ制御部13から制御
の完了が通知されたとき(ステップS103;YES)
に、省電力動作状態、すなわち、要復帰イベントの発生
(印刷データの受信及び操作パネルの操作)のみを監視
する状態(ステップS104)での動作を、開始する。
【0038】この省電力動作状態で動作しているとき
に、要復帰イベントの発生を検出した場合(ステップS
104;YES)、CPU11は、メモリ制御回路12
に通常モード移行指示を与えた(ステップS105)後
に、メモリ制御回路12から制御の完了が通知されてく
るのを待機する(ステップS103)。通常モード移行
指示が与えられたメモリ制御回路12は、図2(B)を
用いて既に説明した内容の動作を行なう。従って、ステ
ップS105の実行時点から、およそ、286μs経過
したときに、SDRAM13は、利用可能な(データを
アクセスできる)状態となる。また、メモリ制御回路1
2は、SDRAM13が利用可能な状態となったとき
に、制御の完了をCPU11に通知してくることにな
る。
【0039】そして、メモリ制御回路12に通常モード
移行指示を与えたCPU11は、メモリ制御部13から
制御の完了が通知されたとき(ステップS106;YE
S)に、通常動作状態(ステップS101の処理が実行
される状態)での動作を、開始する。
【0040】以上、説明したように、本実施形態に係る
情報処理装置10は、SDRAM13のモード変更時
に、メモリ制御回路13によって、通常、行なわれてい
るリフレッシュ制御の周期よりも短い周期で、SDRA
M13の全データをリフレッシュするためのリフレッシ
ュ制御が行なわれる装置となっている。従って、情報処
理装置10は、従来の情報処理装置よりも、省電力モー
ドで実際に動作可能な時間は長く、かつ、省電力モード
の解除にかかる時間は短い装置として機能することにな
る。
【0041】<変形形態>本実施形態に係る情報処理装
置10は、各種の変形を行なうことが出来る。例えば、
メモリ制御回路12は、1つの指示(SRモード移行指
示、通常モード移行指示)が与えられた際に、4k回の
高速なリフレッシュ制御をSDRAM13に対して行な
う処理と、モードの変更コマンドをSDRAM13に対
して供給する処理とを行なう回路であったが、4k回の
高速なリフレッシュ制御をSDRAM13に対して行な
うことについての指示と、モードの変更コマンドをSD
RAM13に対して供給することについての指示とを、
個別に、受けるように、メモリ制御回路12を変形して
おいても良い。
【0042】また、情報処理装置10は、メモリ制御回
路12からの完了通知により、CPU11が、SDRA
M13のモード移行の完了を認識する装置であったが、
メモリ制御回路12として完了通知を出力する機能を有
さないものを用い(或いは、CPU11に完了通知を無
視させて)、CPU11が、SDRAM13のモード移
行の完了を、モード移行指示コマンド送出時点からの経
過時間に基づき判断するように(4k回の高速なリフレ
ッシュ制御の完了に要する時間が経過したときにモード
移行が完了したと判断するように)、情報処理装置10
を構成しても良い。
【0043】また、実施形態にかかる情報処理装置10
は、SDRAM13を備えたレーザービームプリンタで
あったが、情報処理装置10で用いられている技術を、
セルフ・リフレッシュ・モードを有するSDRAM13
以外のメモリに適用しても良く、レーザービームプリン
タとは異なる装置に適用しても良い。また、リフレッシ
ュ制御の実行周期を、上記した情報処理装置10のそれ
とは異なるものとしておいても良い。
【0044】
【発明の効果】本発明のメモリ制御回路、メモリ制御方
法を用いれば、セルフ・リフレッシュ・モードを有する
メモリをより効率的に制御できることになるり、本発明
の情報処理装置の構成を採用すれば、省電力モードで実
際に動作する時間が長く、省電力モードの解除にかかる
時間は短い情報処理装置が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 実施形態に係る情報処理装置が備えるメモリ
制御回路の動作を説明するためのシーケンス図である。
【図3】 実施形態に係る情報処理装置の動作モード移
行制御に関する動作手順を示した流れ図である。
【図4】 従来の、SDRAMを備えた情報処理装置の
動作を説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
10 情報処理装置 11 CPU 12 メモリ制御回路 13 SDRAM 14 ROM 15 IO制御回路 16 画像処理回路 17 印刷エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 11/407 G11C 11/34 362S

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常モード或いはセルフ・リフレッシュ
    ・モードで動作可能なメモリを制御するためのメモリ制
    御回路であって、 前記メモリが通常モードで動作している場合には、前記
    メモリに対して、前記メモリに記憶されているデータを
    リフレッシュするためのリフレッシュ制御を所定周期で
    実行する通常制御処理を行ない、セルフ・リフレッシュ
    ・モードで動作している前記メモリに通常モードでの動
    作を開始させた際には、前記メモリに対して、前記リフ
    レッシュ制御を前記所定周期よりも短い周期で実行する
    ことにより前記メモリに記憶されている全てのデータの
    リフレッシュを行なった後に前記通常制御処理を開始す
    るメモリ制御機能を、有することを特徴とするメモリ制
    御回路。
  2. 【請求項2】 前記メモリ制御機能には、前記メモリに
    対して、前記リフレッシュ制御を前記所定周期よりも短
    い周期で実行することにより前記メモリに記憶されてい
    る全てのデータのリフレッシュを行なった後に、前記メ
    モリにセルフ・リフレッシュ・モードでの動作を開始さ
    せる機能が、含まれることを特徴とする請求項1記載の
    メモリ制御回路。
  3. 【請求項3】 前記メモリ制御機能には、前記リフレッ
    シュ制御を前記所定周期よりも短い周期で実行すること
    による前記メモリに記憶されている全てのデータのリフ
    レッシュが完了した際に、その旨を示す情報を出力する
    機能が、含まれることを特徴とする請求項1又は2記載
    のメモリ制御回路。
  4. 【請求項4】 通常モード或いはセルフ・リフレッシュ
    ・モードで動作可能なメモリを制御するためのメモリ制
    御方法であって、 通常モードで動作している前記メモリにセルフ・リフレ
    ッシュ・モードでの動作を開始させる前に、前記メモリ
    に対して、通常行なっているリフレッシュ制御の周期よ
    りも短い周期でリフレッシュ制御を行なうことにより、
    前記メモリに記憶されている全データのリフレッシュを
    行なうことを特徴とするメモリ制御方法。
  5. 【請求項5】 通常モード或いはセルフ・リフレッシュ
    ・モードで動作可能なメモリを制御するためのメモリ制
    御方法であって、 セルフ・リフレッシュ・モードで動作している前記メモ
    リに通常モードでの動作を開始させるときに、前記メモ
    リに対して、通常行なっているリフレッシュ制御の周期
    よりも短い周期でリフレッシュ制御を行なうことによ
    り、前記メモリに記憶されている全データのリフレッシ
    ュを行なうことを特徴とするメモリ制御方法。
  6. 【請求項6】 通常モード或いはセルフ・リフレッシュ
    ・モードで動作可能なメモリと、制御部と、前記メモリ
    及び前記制御部に接続されるメモリ制御回路とを含む情
    報処理装置であって、 前記メモリ制御回路は、 前記メモリに対して、前記メモリに記憶されているデー
    タをリフレッシュさせるためのリフレッシュ制御を所定
    周期で行なう通常制御処理を実行する機能と、 前記制御部から第1指示が与えられたときに、前記通常
    制御処理の実行を停止し、前記リフレッシュ制御を前記
    所定周期よりも短い周期で実行することにより前記メモ
    リに記憶された全データのリフレッシュを行なった後
    に、前記メモリにセルフ・リフレッシュ・モードでの動
    作を開始させる第1移行制御処理を実行する機能と、 前記制御部から第2指示が与えられたときに、前記メモ
    リにセルフ・リフレッシュ・モードでの動作を終了さ
    せ、前記リフレッシュ制御を前記所定周期よりも短い周
    期で実行することにより前記メモリに記憶された全デー
    タのリフレッシュを行なった後に、前記通常制御処理の
    実行を開始する第2移行制御処理を実行する機能とを、
    有し、 前記制御部は、省電力モードに移行すべきときに、前記
    第1指示を前記メモリ制御回路に対して与え、通常モー
    ドに移行すべきときに、前記第2指示を前記メモリ制御
    回路に対して与えることを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記メモリ制御回路は、前記第1移行制
    御処理の完了時と前記第2移行制御処理の完了時とに、
    移行制御処理が完了したことを前記制御部に通知する機
    能を、さらに、有し、 前記制御部は、前記メモリ制御回路から移行制御処理が
    完了したことが通知されたときに、前記第1移行制御処
    理或いは前記第2移行制御処理が完了したことを認識す
    ることを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
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