JP2007105913A - 印刷装置およびその電力制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 待機中における無駄な電力消費の低減、特に二系統のメモリを有するシステムにおける効果的な電力制御方法を提供することが本件の課題である。
【解決手段】 二系統のメモリを有する情報処理装置、特に印刷装置において一方をシステムプログラムの実行に、他方をプリントバッファとして使用し、印刷装置が待機状態になったことを識別すると画像形成中にのみ必要となるプリントバッファを即時省電力状態にすることにより、待機中の無駄な電力消費を低減可能とする。さらに二系統のメモリバスに接続されたメモリデバイス数を識別し、デバイス数の少ないメモリを印刷装置の待機中、通常動作状態のまま使用するシステムプログラム実行用メモリとして割り当てることにより、一層の低消費電力化を実現可能とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パワーマネジメントの制御を行う情報処理装置に関する。
近年、電気機器、例えば、印刷装置などの機器において、全世界的な省エネルギー対応の要請に従い種々の工夫がなされている。
特に昨今では国家レベルで規制を設け、環境基準規制を満たしていない電化製品には、販売の認可を与えないなどの制限を設ける場合もある。
そのため、印刷装置においては、例えば、直ぐに印刷が可能なスタンバイモードより電力消費を少なくした省電力モードを有し、一定時間動作しないときに省電力モードへ自動的に移行し、電力消費を抑え、省電力化を促進している。
一方で、印刷装置は高速化・高画質化の需要が高まり、それに伴い、印刷装置に使用されるメモリの高速化、大容量化が進んでいる。
さらには印刷装置内部での処理を高速化するために印刷装置が持つメモリおよび接続バスを二系統準備し、一方をシステムプログラムの実行および画像処理(色空間処理・二値化など)といったシステムの制御用に使用し、他方をエンジン側で画像を形成するための画像処理後の二値化データを格納し、印刷速度に対してデータが間欠することなくエンジン部へ供給するためのプリントバッファとして使用することにより、高速化を実現している印刷装置などが見受けられる。
これにより、印刷装置は画像処理の実行等に一方のメモリバスをほぼ占有した状態になっても、並行してプリントバッファへのデータの書き込みを行うことができ、装置全体として高速化を図ることが可能になる。
しかしながら、メモリの大容量化、さらにはメモリおよび、その接続バスを二系統準備した場合には物理的なメモリデバイスの数が増加することとなり、メモリが占める消費電力はデバイスの数にほぼ比例して増加することとなる。つまり、省エネルギー化と相反する条件なためこれを実現することは困難となる。
従来、この種の省エネルギー化技術として、システムが所定時間、待機状態にあると判断した際に、待機状態中に実行すべき命令コードをCPU内の命令キャッシュにロードし、データアクセス領域をデータキャッシュの範囲に限定することにより、外部メモリをセルフリフレッシュ状態にエントリさせ、記憶データを保存すると共に消費電力の低減を実現し、さらにCPU自身を含め動作クロックを低速に、また不要な回路ブロックに対してはクロック供給を停止することにより省電力状態に移行し、省エネルギー化を実施したものがある。(例えば特許文献1参照)
特開平2004-326153号公報
しかしながら、特開平2004-326153の方式では省電力状態中に実行する命令コードおよび扱うデータ量を限られたキャッシュサイズ内に収める必要があり、それを実現できるシステムに限定されて適用可能なものである。
また、所定時間、待機状態にあると判断した際に前述の手順により省電力状態へと移行するが、所定時間が経過するまでの待機状態における消費電力を低減する方法が示されていない。
さらに、二系統のメモリを有するシステムにおける効果的な電力制御手段が示されていない。
この課題を解決するために、本発明に係る印刷装置は、次のような特徴を備える。
請求項1の発明は二系統のメモリを有する情報処理装置において一方を通常動作状態、他方を省電力状態にすることにより電力消費を低減する第一の低消費電力モードを有することを特徴とする。
請求項2の発明は二系統のメモリを有する情報処理装置において一方を通常動作状態、他方を省電力状態にする第一の低消費電力モードを有し、一方のメモリはシステムプログラムの実行に使用し、他方をプリントバッファとして使用する印刷装置であることを特徴とする。
請求項3の発明は二系統のメモリを有する情報処理装置において一方を通常動作状態、他方を省電力状態にする第一の低消費電力モードを有し、一方のメモリはシステムプログラムの実行に、他方をプリントバッファとして使用する印刷装置であり、省電力状態にするメモリはプリントバッファ用メモリであることを特徴とする。
請求項4の発明は二系統のメモリを有する情報処理装置において一方を通常動作状態、他方を省電力状態にする第一の低消費電力モードを有し、一方のメモリはシステムプログラムの実行に、他方をプリントバッファとして使用する印刷装置であり、省電力状態にするメモリはプリントバッファ用メモリであって、印刷装置が待機状態になったことを識別し、即時、第一の低消費電力モードに移行することを特徴とする
請求項5の発明は二系統のメモリを有する情報処理装置において一方を通常動作状態、他方を省電力状態にする第一の低消費電力モードを有し、一方のメモリはシステムプログラムの実行に、他方をプリントバッファとして使用する印刷装置であり、省電力状態にするメモリはプリントバッファ用メモリであって、前記、第一の低消費電力モードをメモリのセルフリフレッシュにより実施することを特徴とする。
請求項6の発明は二系統のメモリを有する情報処理装置において一方を通常動作状態、他方を省電力状態にする第一の低消費電力モードを有し、一方のメモリはシステムプログラムの実行に、他方をプリントバッファとして使用する印刷装置であり、省電力状態にするメモリはプリントバッファ用メモリであって、前記、第一の低消費電力モードを電源供給の停止によって実施することを特徴とする。
請求項7の発明は二系統のメモリを有する情報処理装置において一方を通常動作状態、他方を省電力状態にする第一の低消費電力モードを有し、一方のメモリはシステムプログラムの実行に、他方をプリントバッファ用として使用する印刷装置であり、省電力状態にするメモリはプリントバッファ用メモリであって、印刷装置が待機状態になったことを識別し、即時、第一の低消費電力モードに移行し、また、省電力状態のメモリは、印刷データを受信した際に通常動作状態にすることを特徴とする
請求項8の発明は二系統のメモリを有する情報処理装置において一方を通常動作状態、他方を省電力状態にする第一の低消費電力モードを有し、一方のメモリはシステムプログラムの実行に、他方をプリントバッファとして使用する印刷装置であり、省電力状態にするメモリはプリントバッファ用メモリであって、二系統のメモリのうちシステムプログラム実行用メモリとプリントバッファ用メモリは、それぞれのメモリバスに接続されたメモリデバイスの数により設定されることを特徴とする
請求項9の発明は二系統のメモリを有する情報処理装置において一方を通常動作状態、他方を省電力状態にする第一の低消費電力モードを有し、一方のメモリはシステムプログラムの実行に、他方をプリントバッファとして使用する印刷装置であり、省電力状態にするメモリはプリントバッファ用メモリであって、二系統のメモリのうちシステムプログラム実行用メモリとプリントバッファ用メモリは、それぞれのメモリバスに接続されたメモリデバイスの数により設定され、かつシステムプログラム実行用メモリはそれぞれのメモリバスに接続されたメモリデバイス数が少ない側に設定されることを特徴とする。
請求項10の発明は二系統のメモリを有する情報処理装置において一方を通常動作状態、他方を省電力状態にする第一の低消費電力モードを有し、一方のメモリはシステムプログラムの実行に、他方をプリントバッファとして使用する印刷装置であり、省電力状態にするメモリはプリントバッファ用メモリであって、二系統のメモリのうちシステムプログラム実行用メモリとプリントバッファ用メモリは、それぞれのメモリバスに接続されたメモリデバイスの数により設定され、かつシステムプログラム実行用メモリはそれぞれのメモリバスに接続されたメモリデバイス数が少ない側に設定され、さらに印刷装置全体が省電力状態に移行する第二の低消費電力モードを有し、第二の低消費電力モードへの移行時は二系統どちらのメモリも省電力状態にする機能を有することを特徴とする。
請求項11の発明は二系統のメモリを有する情報処理装置において一方を通常動作状態、他方を省電力状態にする第一の低消費電力モードを有し、一方のメモリはシステムプログラムの実行に、他方をプリントバッファとして使用する印刷装置であり、省電力状態にするメモリはプリントバッファ用メモリであって、二系統のメモリのうちシステムプログラム実行用メモリとプリントバッファ用メモリは、それぞれのメモリバスに接続されたメモリデバイスの数により設定され、かつシステムプログラム実行用メモリはそれぞれのメモリバスに接続されたメモリデバイス数が少ない側に設定され、さらに印刷装置全体が省電力状態に移行する第二の低消費電力モードを有し、第二の低消費電力モードへの移行時は二系統どちらのメモリも省電力状態にする機能を有し、その際、システムプログラム実行用メモリはセルフリフレッシュ、プリントバッファ用メモリは電源供給を停止することを特徴とする。
以上に説明したように、本発明に係る二系統のメモリを有する情報処理装置における電力制御方法は、以下のような機能を備える。
二系統のメモリのうち、一方を通常動作状態、他方を省電力状態にすることにより電力消費を低減する第一の低消費電力モードを有し、一方のメモリはシステムプログラムの実行に、他方をプリントバッファとして使用する印刷装置であり、印刷装置が待機状態になったことを識別すると、即時、第一の低消費電力モードに移行する機能を備える。
これにより、印刷装置は画像形成中のみ必要なプリントバッファ用メモリによる待機中の無駄な電力消費を低減することができ、効率の良い電力制御を可能とする。
また、前記第一の低消費電力モードはメモリのセルフリフレッシュ、または電源供給停止により実施し、印刷データを受信した際には通常動作状態に戻す機能を備える。
これにより、メモリの第一の低消費電力モードから通常動作への復帰における許容時間、および消費電力を考慮した自由度が高く、かつ効果的な電力制御を可能とする。
さらに、前期印刷装置はシステムプログラム実行用メモリとプリントバッファ用メモリをそれぞれのメモリバスに接続されたメモリデバイスの数により設定し、システムプログラム実行用メモリをメモリデバイスの数が少ない側のメモリに割り当てる機能を備える。
これにより、待機中も通常動作状態を継続する必要のあるメモリデバイスの数を少なくすることができ、より効果的な電力制御を可能とする。
また、前期印刷装置は装置全体を省電力状態にする第二の低消費電力モードを有し、第二の低消費電力モードへの移行時はシステムプログラム実行用メモリをセルフリフレッシュ、プリントバッファ用メモリを電源供給停止により実施する機能を備える。
これにより、二系統のメモリを有する印刷装置において、待機状態のみならず、装置全体を省電力状態にした場合においても、従来より効率の良い電力制御を行うことを可能とする。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である
二系統のメモリを有する印刷装置の待機状態における省電力化
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。ここでは本発明におけるプリンタ装置の一例として、インクジェット記録方式を用いた印刷装置を例に説明を行う。
図1は、本実施例における二系統のメモリを有し、一方をシステム制御プログラムの実行に、他方をプリントバッファとして使用する印刷装置において、待機状態のメモリに対して電力制御を行う印刷装置の構成図である。
同図において、100は印刷装置の全体構成図である。101はCPUであり、システム制御プログラムに基づき、印刷装置100の装置全体の制御を行う。102はROMであり、印刷装置100全体の制御プログラムであるシステム制御プログラムを格納している。103はEEPROMであり、データの読み書きが可能なメモリであり、電源が遮断された場合においてもそのデータを保持することができる不揮発性メモリにより構成され、印刷装置100の設定値変更、状態変化を記憶する。
104はデータの読み書きが可能なRAMであり、ROM102内のプログラムを展開し、システム制御プログラムの実行に使用される(以後RAM_S)。また、画像データ受信時のバッファメモリおよびホストとの間で送受信される各種制御データを一時的に格納するためのバッファメモリとしても使用される。なお、本実施例において、RAM_S104は低価格で大容量を搭載可能なSingle Data Rate Synchronous Random Access Memory(以後SDR SDRAM)で構成されている。
105はSDRAMコントローラ部(以後RAMC_S)であり、メモリバス106を介してRAM_S104と接続され、CPU101の指示に応じてRAM_S104とデータの送受信、およびRAM_S104のコマンドによる制御を行う。
107は通信インターフェースであり、ホストとなる情報処理装置170に接続され、情報処理装置170から画像データを受信したり、印刷装置100のステータス情報をホスト装置へと送信したりするために用いられるもので、具体的には、Universal Serial Bus(USB)、IEEE1284、IEEE1394、IrDA等の各種インターフェース規格に則って構成される。なお、通信インターフェース107はCPU101への割り込み出力を有しており、印刷装置100全体が省電力状態に移行している場合に、情報処理装置170からの画像データの受信に応じて通常動作状態への復帰要因として用いられる。また、通信インターフェース107を介して受信した画像データはCPU101の指示に応じてRAM_S104に格納される。
108は画像処理部であり、CPU101の指示に応じてRAM_S104に保存された画像データに対して色空間処理や、ガンマ補正処理、誤差拡散法による量子化処理等を行い、印刷装置のエンジン部が出力可能な二値化データの生成を行う。
109は104と同様にデータの読み書きが可能なSDR SDRAMで構成されたRAMであり、前記画像処理部107で処理、二値化されたデータを出力完了まで記憶するプリントバッファとして使用される(以後RAM_P)。
なお、RAM_P109は拡張可能なDIMMボード110で構成されており、DIMMボード上にはメモリデバイスの他に111のSerial Presence Detect(以後SPD)と呼ばれるメモリデバイスの種別、メモリ容量、バンク構成、搭載メモリデバイス数、サイクルタイム、対応クロック周波数、Error Check and Correct(以後ECC)等のエラー検出機能対応やパリティビットの有無、リフレッシュの間隔等を記憶したシリアルEEPROMが搭載されている。
112は105と同様の独立したSDRAMコントローラ部(以後RAMC_P)であり、メモリバス113を介して拡張メモリソケット114に接続され、前記DIMMボード110とは拡張メモリソケット114を介して接続される。なお、前記SPD111はメモリバス113とは別のシリアルインターフェース115を介してシステムバス125と接続され、CPU101は電源投入時に前記シリアルインターフェース115を介してSPD111内のデータを読み込み、正常にメモリアクセスを行うための算出されたタイミングパラメータ値をRAMC_P112に送信、設定を行う。
116はエンジン制御部であり、印刷装置100のエンジン部を制御する。117はヘッド制御部である。118はヘッド部であり、ヘッド制御部117からの信号によりインクを吐出させる。
119はモータ制御部であり、前記、記録媒体となるメディアを搬送させるための紙搬送モータ120、およびヘッド部118をメディアの搬送方向に対して垂直に走査させるためのキャリッジモータ121の制御を行う。
エンジン制御部116は117、118、119、120、121を相互に駆動させ、ヘッド部118から吐出させたインクをメディア上の所望の位置に定着させることによりメディア上に所望の画像の形成を行ことができる。
122はセンサ制御部であり、インク残量検出部123、カバー開閉検出部124に接続され、各検出部のセンサ検出を制御する。
ここで、センサ制御部122はヘッド制御部117、モータ制御部119、と同様にエンジン制御部116に接続され、エンジン制御部116はセンサ制御部122での各センサが検出したデータをCPU101に送信する。
また、エンジン制御部116はRAM_P109に格納された画像処理後のデータを吐出データとしてヘッド制御部117へ順次送信を行う。
なお、図1においてCPU101、ROM102、EEPROM103、RAMC_S105、通信インターフェース107、画像処理部108、RAMC_P112、シリアルインターフェース115、エンジン制御部116の各ブロックはシステムバス125によって相互に接続されている。
図2は本発明における、二系統のメモリを有する印刷装置の待機状態における電力制御の方法を示すフローチャートである。
ステップS201において印刷装置100の画像出力が完了すると、CPU101は情報処理装置170から通信インターフェース107を介して次データの受信が無いかの確認を行う(ステップS202)。この時、次データの受信が続いている場合には印刷装置100は通常動作状態を継続し、続けて画像出力を行い(ステップS207)、前記データの画像出力完了後、S202に戻り再度、次データの受信を確認する。
次データの受信が無い場合にはCPU101はRAMC_P109を制御してプリントバッファ用メモリであるRAM_P107をセルフリフレッシュ状態に移行させ(ステップS204)、第一の低消費電力モードで動作させる。これにより待機状態における電力消費を低減することができる。
次にCPU101はCPU101内部に有するカウンタ機能により規定の時間が経過したかを計時し(ステップS204)、規定の時間が経過するまでは第一の低消費電力モードを継続したまま、情報処理装置170からのデータ受信が無いかを監視する(ステップS205)。
S204で規定の時間が経過する前に、S205で情報処理装置170からのデータ受信を検出した場合には、前記セルフリフレッシュ状態に移行させたRAM_P107を通常動作状態に復帰させ、画像処理部108での処理後のデータ受信に備え(ステップS206)、データの準備ができ次第、画像出力を開始する(S207)。
S204で規定の時間が経過しても情報処理装置170からのデータ受信が検出されない場合には、CPU101は印刷装置100全体を低消費電力状態にする第二の低消費電力モードへと移行処理を行う(ステップS208)。ここで、第二の低消費電力モードはシステムプログラム実行用メモリRAM_S104を情報処理装置170からのデータ受信に即時対応可能とするためCPU101の指示によりセルフリフレッシュ状態へと移行させ、プリントバッファ用メモリRAM_P107とそのコントローラ部RAMC_P112、ROM102、EEPROM103、画像処理部108、SPD111、エンジン制御部116およびエンジン制御部に接続されている各ブロックへの電源供給を停止し、情報処理装置170からのデータ受信に応じて通常動作モードに復帰できるだけの最小限のブロックのみで動作させる。なお、図1の印刷装置101は図示しないが、各機能ブロックの電力供給をCPU101からの制御により停止、再供給可能な構成となっている。
ここで、印刷装置101は情報処理装置170からデータの受信があるまで、第二の低消費電力モードで継続動作し(ステップS209)、S209で情報処理装置170からのデータを受信すると、通信インターフェース107はCPU101に対して割り込みを出力する。CPU101は前記割り込み信号を検出し、RAM_S104を通常動作状態に戻し、データの受信を開始する。また、平行して電源供給を停止していた各ブロックへの電力供給を再開し、初期化処理を行い、画像出力可能な通常動作モードへと移行させ(ステップS210)、画像出力を開始する(S207)。
以上の動作を繰り返すことにより、印刷装置100の状態に応じた効率的な電力制御を行うことができる。
メモリのデバイス数に応じた電力制御方法
図3は本発明における、メモリのデバイス数に応じた電力制御方法を示すフローチャートである。
電源が投入されると、CPU101はROM102からシステム制御プログラムを読み込み、初期設定されているシステム制御プログラム実行用メモリ、本実施例においてはオンボードメモリであるRAM_S106に展開(ステップS301)、印刷装置100の初期設定を開始する。並行してCPU101は、拡張メモリソケット114に接続されたDIMMボード110上のSPD111から、DIMMボード110上に搭載されたRAM_P109のメモリデバイス数を読み込み(ステップS302)、RAM_S106のメモリデバイス数と比較する(ステップS303)。なお、オンボードメモリであるRAM_S106のメモリデバイス数は固定値であるため、あらかじめROM102内に記憶しており、CPU101はROM102から読み込んだRAM_S106のメモリデバイス数と比較を行う。S303でRAM_P109を構成するメモリデバイス数がRAM_S106を構成するメモリデバイス数より多い場合には、DIMMボード110上のRAM_P106をプリントバッファ用メモリとして設定し(ステップS304)、情報処理装置170からのデータ受信が無いか確認を行う(ステップS305)。S305でデータの受信が検出された場合には、そのままS207のフローに移行して画像出力を開始し、S305でデータの受信が検出されない場合には、S203のフローへ移行し、プリントバッファ用メモリRAM_P109をセルフリフレッシュ状態に移行させ、以後、図2のフローに従い制御を行う。
次にS303において、RAM_P109を構成するメモリデバイス数がRAM_S106を構成するメモリデバイス数より少ない場合には、RAM_SからDIMMボード110上のRAM_P109にシステム制御プログラムをコピーし(ステップS306)、RAM_P109にシステム制御プログラムの実行を移行する(ステップS307)。次に、RAM_S106をプリントバッファ用メモリとして設定し(ステップS308)、以後RAM_P109をシステム制御プログラム実行用メモリ、RAM_S106をプリントバッファ用メモリとして、情報処理装置170からのデータ受信の有無を確認し、前述のS305以降と同様の制御を行う。
以上のように、本発明によれば一方をシステム制御プログラムの実行に、他方をプリントバッファとして使用する、二系統のメモリを有する印刷装置において、画像形成中にのみ使用されるプリントバッファ用メモリを画像形成終了後すぐに、省電力状態であるセルフリフレッシュ状態に移行させることにより、待機中の無駄な電力消費を低減することができる。なお、本実施例において待機中のプリントバッファ用メモリは、画像データ受信時、画像処理部での画像処理が終了する前に通常動作状態に復帰していることが印刷速度に影響を与えずに済み、望ましいため復帰処理を高速に行うために、リセット処理が不要なセルフリフレッシュにより省電力状態となる第一の低消費電力モードを実現しているが、それに限らず画像処理が終了するまでに十分な時間がかかる場合等にはプリントバッファ用メモリへの電源供給を停止することにより実施しても良い。
また、本実施例において二系統のメモリの内、一方はオンボードによる固定デバイス数のメモリ、他方はDIMMボードによる拡張可能、かつデバイス数が可変となるメモリにより構成されているが、これに限らず二系統が共にオンボードであれば既知のデバイス数であるため、ROMに記録されたデータからデバイス数を判断可能であり、二系統が共に拡張可能なDIMMボードであった場合であっても双方のSPDからの読み込みデータにより判断可能であるため実施可能である。
なお、本発明は以上において説明した具体的な実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々に変更することが可能である。例えば上記実施例中では、ホストコンピュータから出力されるデータを記録するインクジェット記録方式を用いた印刷装置を例に説明したが、本発明はこうした形態に限定されるものではなく、例えばスキャナと一体に組み合わされた複写機、ファクシミリ等に対しても適用可能である。
本発明の第1実施例の構成例を示すブロック図である。 第1実施例における、二系統のメモリを有する印刷装置の待機状態における省電力化のための電力制御方法を示すフローチャートである。 第2実施例における、メモリのデバイス数に応じた電力制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
100 印刷装置
101 CPU
102 ROM
103 EEPROM
104 RAM_S(システム制御プログラム実行メモリ)
105 RAMC_S(SDRAMコントローラ部)
106 メモリバス
107 通信インターフェース
108 画像処理部
109 RAM_P(プリントバッファ用メモリ)
110 DIMMボード
111 SPD
112 RAMC_P(SDRAMコントローラ部)
113 メモリバス
114 拡張メモリソケット
115 シリアルインターフェース
116 エンジン制御部
117 ヘッド制御部
118 ヘッド部
119 キャリッジモータ部
120 紙搬送モータ部
121 キャリッジモータ部
123 インク残量検出部
124 カバー開閉検出部
125 SYSTEMBUS
170 ホスト

Claims (11)

  1. 二系統のメモリを有する情報処理装置において一方を通常動作状態、他方を省電力状態にすることにより電力消費を低減する第一の低消費電力モードを有することを特徴とする電力制御方法。
  2. 請求項1記載の情報処理装置において、情報処理装置は一方のメモリをシステムプログラムの実行に使用し、他方をプリントバッファとして使用する印刷装置であることを特徴とする電力制御方法。
  3. 請求項1から2に記載の印刷装置において、第一の低消費電力モードはプリントバッファ用メモリを省電力状態とすることを特徴とする電力制御方法。
  4. 請求項1から3に記載の印刷装置において、印刷装置が待機状態になったことを識別し、即時、第一の低消費電力モードに移行することを特徴とする電力制御方法。
  5. 請求項1から4に記載の印刷装置において第一の低消費電力モードをメモリのセルフリフレッシュにより実施することを特徴とする電力制御方法。
  6. 請求項1から5に記載の印刷装置において、第一の低消費電力モードをメモリへの電源供給停止により実施することを特徴とする電力制御方法。
  7. 請求項1から6に記載の印刷装置において、第一の低消費電力モードに移行し、省電力状態にあるメモリは、印刷データを受信した際に通常動作状態にすることを特徴とする電力制御方法。
  8. 請求項1から7に記載の印刷装置において、二系統のメモリのうちシステムプログラム実行用メモリとプリントバッファ用メモリは、それぞれのメモリバスに接続されたメモリデバイス数により設定されることを特徴とする電力制御方法。
  9. 請求項1から8に記載の印刷装置において、システムプログラム実行用メモリはそれぞれのメモリバスに接続されたメモリデバイス数が少ない側に設定されることを特徴とする電力制御方法。
  10. 請求項1から9に記載の印刷装置において、印刷装置全体が省電力状態に移行する第二の低消費電力モードを有し、第二の低消費電力モードへの移行時は二系統どちらのメモリも省電力状態にする機能を有することを特徴とする電力制御方法。
  11. 請求項1から10に記載の印刷装置において、第二の低消費電力モードへの移行時、システムプログラム実行用メモリはセルフリフレッシュ、プリントバッファ用メモリは電源供給を停止することを特徴とする電力制御方法。
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